JP7299136B2 - プリンタシステムおよびプリンタシステムの制御方法 - Google Patents
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Description
本発明の実施例1におけるプリンタシステムを、図1~図10を用いて説明する。
まず、図1により本発明の実施例1におけるプリンタシステムの構成を説明する。図1は、2台のプリンタ(例えば、インクジェットプリンタ)を用いて印字対象物に印字を行うプリンタシステムを示している。このシステムでは、ベルトコンベア40上を移動する印字対象物51,52に対し、親機プリンタ1および子機プリンタ2を用いて印字を行う。なお、図1の印字対象物52は、すでに親機プリンタ1により親機プリンタ1が担当する第1印字内容(以下、親機印字内容)の印字がなされており、子機プリンタ2が担当する第2印字内容(以下、子機印字内容)の印字を行っている状態を示している。また、印字対象物51は、親機プリンタ1が親機印字内容(第1印字内容)を印字している状態を示している。
まず、以下の画面表示の説明の理解を容易にするために、印字対象物への印字内容の例を説明する。この実施例1において、印字対象物に対する印字内容は、「ロゴマーク」と、消費期限などの「製品情報」を印字するものとして説明を進める。その場合、親機プリンタ1が印字する親機印字内容61はメーカーのロゴマークとし、子機プリンタ2が印字する子機印字内容62は製品情報とする。なお、ロゴマークと製品情報との印字位置が離れている場合でも、2台のプリンタで夫々分担して印字するので所定の位置に印字を行うことができる。
図3は、本体(親機プリンタ)の印字内容である親機印字内容61を表示したものである。この図3では、この画面100の表示が親機の印字内容であることがわかるように、印字内容確認部101に親機を示す「本体」の文字が表示される。そして、画面の表示エリア110に、親機印字内容61(この例では、ロゴマーク)が表示される。この画面への遷移(移行)は、作業員が親機表示内容を表示する本体確認ボタン124を押下することにより実行される。なお、図3の画面は遷移後の画面であり、本体確認ボタン124非表示であり、図4に表示されている。操作者はこの画面を見て親機印字内容61の不具合の有無を確認できる。また、この親機印字内容を表示する画面には、この他に、いくつかの操作ボタンを表示する。操作用ボタンとして、子機確認ボタン121と、印字編集ボタン122と、プレビューボタン123を表示している。子機確認ボタン121は、子機印字内容62を表示する際に使用する。印字編集ボタン122は、内容に不具合がある場合に印字内容を編集するための編集画面に遷移する際に使用する。プレビューボタン123は、親機印字内容および子機印字内容を合成した内容を画面表示する際に使用する。子機確認ボタン121を押下すると、子機プリンタ2が印字する内容(子機印字内容62)を表示する画面(図4参照)に遷移する。また、印字編集ボタン122を押下すると、印字編集を行う画面(図6参照)に遷移する。プレビューボタン123を押下すると、プレビュー画面(図5参照)に遷移する。
編集が完了したら、完了ボタン126を押下し、図5に示すプレビュー画面(印字内容確認画面)に遷移する。
次に、図7~図10により、実施例1の動作を説明する。図7は実施例1の動作フロー図である。図8~図10は、図7に示す動作フローにおける通信チャートを示している。
以上説明した本発明の実施例1によれば、子機印字内容を子機プリンタから親機プリンタに送信して、親機プリンタにおいて編集することができるので、効率的な設定作業を実現することができる。
次に、本発明の実施例2におけるプリンタシステムを説明する。図11は、実施例2のシステム構成を示す図である。また、図13は、この実施例2の機能を説明する機能図である。なお、上述した画面の表示や編集などは、この実施例2でも同様に行われる。
まず、図11により本発明の実施例2におけるプリンタシステムの構成を説明する。図11において、図1と異なる構成は、子機プリンタ2に、演算処理部21が設けられていないことのみが異なる。すなわち、図11では、親機プリンタ1内に、子機プリンタ2の制御機能を持たせ、親機プリンタ1が子機プリンタ2の印字駆動部22を制御し、印字駆動部が印字機構26を駆動して子機印字内容を印字するようにしている。その他の構成は図1に関してすでに説明したので、図11の説明は省略する。
ここで、図12により、実施例2の機能について説明する。親機プリンタ1は、親機印字内容61を保存し、この親機印字内容61を親機プリンタのプリンタ制御部10の制御により、印字機構16を駆動する機能を有する。更に、親機プリンタ1は、子機印字内容62を保存し、この子機印字内容62を駆動する機能を有する。なお、親機プリンタ1において、子機印字内容の編集を行い、子機印字内容を補正する機能等は実施例1の場合と同様であるから、ここでは図示及び説明を省略する。
次に、本発明の実施例2における動作を説明する。この実施例2の動作は、実施例1と異なるのは、親機プリンタ1内に最初から子機プリンタで印字する子機印字内容62を保存しており、編集作業はこの保存された子機印字内容62を使用して行うことのみである。また、編集に際して使用する画面(図3~図6)は実施例1の場合と同様である。したがって、この実施例2における動作は図7に関して説明した内容と重複するので、ここでは説明を省略する。
以上説明した本発明の実施例2によれば、実施例1と同様の効果を有するとともに、子機プリンタの構成を簡略化することができるので、低コストのプリンタシステムを実現することができる。
次に、本発明の実施例3におけるプリンタシステムについて説明する。図13は、本発明の実施例3のシステム構成である。また、図14は、この実施例3の機能を説明する機能図である。図15は、実施例3における子機管理画面の例を示す図である。
上述した実施例2では、親機プリンタ1と、1台の子機プリンタ2とで構成したシステムとなっている。これに対し、本発明の実施例3では、親機プリンタ1と、複数台の子機プリンタ(この実施例では、2台の子機プリンタ2,2’)とで構成したシステムとしている。すなわち、親機プリンタ1内に夫々の子機プリンタ2,2’における子機印字内容を保存しており、このそれぞれの子機印字内容を編集することができる構成としている。子機プリンタ2及び2’には、プリンタ制御機能がなく、親機プリンタ1の制御により各子機プリンタが駆動されて印字が実行される。また、この実施例3では、子機制御を実行するプログラムを、親機のプログラムを複製することにより作成するようにしている。
次に、この実施例3の機能を図14により説明する。なお、図14では、親機プリンタ1内の機能を示している。図14において、親機プリンタ1は、まず、親機印字内容61、プリンタ制御部10、印字機構16を有する。また、親機プリンタ1は、2台の子機プリンタにより印字する子機印字内容62,62’と、子機プリンタのプリンタ制御部20,20’とを有する。更に、親機プリンタ1は、制御複製部70を有し、親機プリンタのプリンタ制御部10の制御機能(制御プログラム)を、子機プリンタのプリンタ制御部のために複製する機能を有している。これにより、親機のプリンタ制御部10の制御機能を、簡単に子機のプリンタ制御部に複製することが可能である。子機のプリンタ制御部20,20’は、夫々独立した機能を有しており、このプリンタ制御部20,20’は、それぞれ子機プリンタ2,2‘を駆動することができる。
以上説明した本発明の実施例3によれば、上述した実施例2と同様の効果を有するとともに、複数台の子機プリンタを用いて印字を行うことができる。更に、子機プリンタの印字制御を行う際の制御機能を親機の制御機能を複製することで実現することができる。
次に、本発明の実施例4におけるプリンタシステムについて説明する。図16は、本発明の実施例4のシステム構成である。この実施例4では、親機プリンタから子機プリンタの印字タイミングを制御するようにしたシステム構成となっている。実施例3との違いは、子機プリンタが1台であることと、印字タイミングをどのように得るかの部分である。
Claims (10)
- 印字対象物に対して第1印字内容を印字する親機プリンタと、前記印字対象物に対して第2印字内容を印字する少なくとも1台の子機プリンタとを有するプリンタシステムであって、
前記親機プリンタと前記子機プリンタとの間を通信可能に構成し、
前記親機プリンタは、前記第1印字内容および前記第2印字内容を表示する機能と、前記第1印字内容および前記第2印字内容を編集する機能とを有する表示操作部を備え、前
記表示操作部の操作により編集された前記第2印字内容を前記子機プリンタに送信するとともに、前記第1印字内容を前記印字対象物に印字し、
前記子機プリンタは、前記編集された前記第2印字内容により前記印字対象物に印字し、
前記親機プリンタは、前記子機プリンタに前記第2印字内容の送信要求を行い、前記子機プリンタは前記送信要求を受信により、前記第2印字内容を前記親機プリンタに送信し、前記親機プリンタは、該送信された前記第2印字内容を前記表示操作部の操作により前記編集を行うプリンタシステム。 - 請求項1記載のプリンタシステムにおいて、
前記親機プリンタに前記第1印字内容及び前記第2印字内容を保存し、前記親機プリンタは、前記第1印字内容により前記印字対象物の印字を行うとともに、前記子機プリンタの印字制御を行う子機制御機能を備え、前記第2印字内容に基づき前記子機プリンタを駆動し印字することを特徴とするプリンタシステム。 - 請求項1記載のプリンタシステムにおいて、
前記親機プリンタは、親機制御機能を複製して、前記子機プリンタの子機制御機能を備えるようにしたことを特徴とするプリンタシステム。 - 請求項1記載のプリンタシステムにおいて、
前記第1印字内容と前記第2印字内容とを合成したプレビュー画面を表示することを特徴とするプリンタシステム。 - 請求項1記載のプリンタシステムにおいて、
前記印字対象物が所定位置に到達したことによりトリガ信号を出力するセンサを設け、前記親機プリンタは前記トリガ信号により前記印字を実行する印字タイミングを決定するとともに、前記トリガ信号に基づき前記子機プリンタの前記印字タイミングを決定することを特徴とするプリンタシステム。 - 印字対象物に対して第1印字内容を印字する親機プリンタと、前記印字対象物に対して第2印字内容を印字する少なくとも1台の子機プリンタとを有するプリンタシステムの制御方法であって、
前記親機プリンタと前記子機プリンタとを通信可能にし、
前記親機プリンタに設けた表示操作部により、前記第1印字内容及び前記第2印字内容を編集し、
前記編集された後の前記第1印字内容を前記親機プリンタにより印字し、前記編集された後の前記第2印字内容を前記子機プリンタにより印字し、
前記第2印字内容を前記子機プリンタから前記親機プリンタに送信し、該送信された前記第2印字内容を前記表示操作部により前記編集を行うプリンタシステムの制御方法。 - 請求項6記載のプリンタシステムの制御方法において、
前記親機プリンタに前記第1印字内容及び前記第2印字内容を保存し、前記表示操作部により前記第1印字内容および前記第2印字内容の前記編集を行い、前記親機プリンタにより前記編集された後の前記第1印字内容に基づき印字を行い、前記編集された後の前記第2印字内容に基づき前記子機プリンタを駆動制御して印字を行うことを特徴とするプリンタシステムの制御方法。 - 請求項7記載のプリンタシステムの制御方法において、
前記親機プリンタにより、親機制御機能を複製して、子機制御機能を備えるようにしたことを特徴とするプリンタシステムの制御方法。 - 請求項6記載のプリンタシステムの制御方法において、
前記表示操作部に、前記第1印字内容と前記第2印字内容とを合成したプレビュー画面を表示し、前記印字対象物に印字する印字内容の確認を可能にしたことを特徴とするプリンタシステムの制御方法。 - 請求項6記載のプリンタシステムの制御方法において、
前記印字対象物が所定位置に到達したことによりトリガ信号を出力し、該トリガ信号により前記親機プリンタの印字タイミングを決定するとともに、前記トリガ信号に基づき前記子機プリンタの前記印字タイミングを決定することを特徴とするプリンタシステムの制御方法。
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