JP7299073B2 - 荷受台昇降装置におけるストッパ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貨物自動車などの車両の車体に設けられて、車体上と地上間で荷物の積み降ろしを行なう荷受台の昇降装置において、荷受台上に載置されるカートの車輪などをその荷受台上に受け止めて、その落下を防止するようにしたストッパ装置に関するものである。
従来、貨物自動車に設けた荷受台昇降装置において、ストッパ板(可動フラップ)40の先端に、前から後に向かって傾斜する傾斜面、ストッパ収容凹部23に、前から後ろに向かって傾斜する傾斜受面が開示され、前記傾斜面と傾斜受面とが当接することで、ストッパ板40を後方へずらすことで、格納位置のストッパ板40が、荷受面上から突出してしまうことを抑制できるようにしたストッパ装置は公知である(後記特許文献1参照)。
特許第3560730号公報
ところが、前記特許文献1のものでは、前記傾斜面と傾斜受面同士の当接によってストッパ板が後方へずれるのを、ストッパ板40の基端とストッパ収容凹部23の軸25とが当接することで抑制している。このため、格納位置のストッパ板40上をカートが通る際に、軸25に対してカートの重さが下方向にかかるのに加えて、前記傾斜面と傾斜受面同士の当接でストッパ板40が後方へずれることで、前記軸25には後方への力がかかる。これによりストッパ板40の回動軸26に大きな力が加わって変形する虞れがあり、ストッパ板40がずれて所期の作動が妨げられるという問題がある。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、カートストッパの前後方向のずれによる回動軸の変形を抑制して、前記問題を解決した新規な車両の荷受台昇降装置におけるストッパ装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、荷台に荷受台を設け、該荷受台は、水平状態で荷台と地上間で昇降作動されて、荷受台上の積荷を、荷台と荷受台間で積み降ろしするようにした、荷受台昇降装置において、前記荷受台は、その上面に起立する作動位置とその内部に格納される格納位置とに姿勢変更可能なカートストッパと、前記格納位置の前記カートストッパを収容するストッパ収容凹部とが設けられ、前記カートストッパには、前記荷受台の前方から後方に向かって下り勾配に傾斜する第1傾斜面と、前記荷受台の前方から後方に向かって上り勾配に傾斜する第2傾斜面、その前部から後部にかけて、前記第1傾斜面、前記第2傾斜面、前記第1傾斜面の順、または前記第2傾斜面、前記第1傾斜面、前記第2傾斜面の形成され一方、前記ストッパ収容凹部には、前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とにそれぞれ対峙し得る第1傾斜受面と第2傾斜受面とが、その前部から後部にかけて、前記第1傾斜受面、前記第2傾斜受面、前記第1傾斜受面、または前記第2傾斜受面、前記第1傾斜受面、前記第2傾斜受面の形成され、前記第1傾斜面と前記第1傾斜受面との当接により、前記カートストッパの前方へのずれが抑制され、また前記第2傾斜面と前記第2傾斜受面との当接により、前記カートストッパの後方へのずれが抑制されることを第1の特徴としている。
上記目的を達成するために、請求項の発明は、前記請求項1の発明において、前記カートストッパの先端には、前記第1傾斜面が設けられ、前記荷受台のストッパ収容凹部の前端には、前記第1傾斜面の当接する前記第1傾斜受面が設けられることを第の特徴としている。
請求項1の発明によれば、前記第1傾斜面と前記第1傾斜受面との当接により、前記カートストッパの前方へのずれが抑制され、また前記第2傾斜面と前記第2傾斜受面との当接により、前記カートストッパの後方へのずれが抑制されるので、カートストッパの回動軸に前後方向の力が加わって変形してしまうことを抑制することができ、カートストッパの正確な作動を保証することができる。
また、カートストッパには、第1傾斜面と第2傾斜受面により凸部、第2傾斜面と第1傾斜面により凹部が形成され、ストッパ収容凹部には、第1傾斜受面と第2傾斜受面により凹部、第2傾斜受面と第1傾斜受面により凸部が形成されて、カートストッパとストッパ収容凹部それぞれの凸凹部と凹凸部とが嵌合するため、より、カートストッパの前後の位置ずれを抑制することができる。
請求項の発明によれば、ストッパ収容凹部の前端が荷受台の上面に向かって上り勾配となるため、カートの車輪がストッパ収容凹部から荷受台上面に戻りやすくなる。
本発明荷受台昇降装置におけるストッパ装置を備えた貨物自動車の後部側面図 図1の2矢視拡大平面図 カートストッパの斜視図 図3の仮想線囲い部分の拡大斜視図 ヒンジ連結部の分解斜視図 図2の6矢視仮想線の拡大図 図2の7矢視仮想線の拡大図 図6の8-8線に沿うカートストッパ格納時断面図 カートストッパ起立時の図8と同じ断面図 図8の10-10線に沿う断面図 図7の11-11線に沿う断面図 図7の12-12線に沿う断面図 図12の13-13線に沿う断面図 荷受台昇降装置におけるストッパ装置の変形例を示す、荷受台とカートストッパの先端部の概略断面図
本発明の実施形態を、添付図面を参照して以下に具体的に説明する。
この実施形態は、床下格納式の荷受台を備えた荷受台昇降装置に、本発明ストッパ装置を実施した場合である。
図1は本発明ストッパ装置を備えた貨物自動車の後部側面図であって、図1において、貨物自動車の車体フレーム1上には、荷台3を有する荷箱2が搭載され、この荷箱2の後面に図示しない後部扉により開閉される出入口4が開口される。車体フレーム1の後部には、荷箱2の床下に格納可能な荷受台昇降装置が、前後方向に移動可能に支持される。車体フレーム1の後部には、支持フレーム5が該車体フレーム1の前後方向に移動可能に支持されている。支持フレーム5には、メインアーム6およびサブアーム7の基部がそれぞれ上下方向に揺動可能に軸支され、これらのアーム6,7の先部に荷受台8の基部フレーム9が連結される。また、前記支持フレーム5とメインアーム6の先部との間には昇降用油圧シリンダ10の両端が連結されている。荷受台8は昇降用油圧シリンダ10の伸縮作動により、図1の実線と鎖線で示すように昇降作動することができ、上昇位置にある荷受台8は、荷箱2の荷台3と略同一面とすることができ、また、鎖線に示すように下降位置にある荷受台8は、荷箱2の床下に格納することができる。
荷受台8は、前記支持フレーム5に一体的に設けられる基部側荷受台8Aと、その自由端に、ヒンジ軸11を以て折り畳み可能に連結される先部側荷受台8Bとよりなり、図1鎖線に示すように先部側荷受台8Bは、ヒンジ軸11まわりに基部側荷受台8A上に重なるように反転して折り畳むことができる。
なお、荷受台8の昇降装置およびその荷箱2の床下への格納装置は従来公知のものであるので、その詳細な説明を省略する。
また、図示しないが、荷受台8は、荷箱2の荷台3上に格納するようにしてもよい。
図1,2に示すように、荷受台8は、基部側荷受台8Aと、その先部にヒンジ軸11を以て折り畳み可能に接続される先部側荷受台8Bとよりなり、全体がAl合金の押出成型により構成され、それらの左右両側縁は、縁取部材12により縁取りされている。
車両の縦中心線C-Cの左右には、先部側荷受台8Bの、ストッパ装置STがそれぞれ設けられ、各ストッパ装置STは、荷受台8上に載置された荷物、特にカート(二輪の荷車)の車輪W(図9参照)を的確に受け止めて、これが荷受台8の昇降中に落下するのを未然に防止する。
先部側荷受台8Bは、その主体部分をなす平坦部Fと、この平坦部Fの後端(先端)に一体に連続するスロープ部Sとを備えており、前記平坦部Fの上面は平坦面に形成されるのに対し前記スロープ部Sの上面は、その前端から後端に向かって下り勾配の傾斜面に形成され、その上面はフラットに形成されている。
図3に示すように、前記荷受台8(先部側荷受台8B)の前後方向の中間部には、その左右方向に帯状のストッパ収容凹部16が形成され、このストッパ収容凹部16には、カートストッパ15が収容される。
ストッパ収容凹部16の底部には、後述するヒンジ連結部Hの回動軸(ヒンジ軸)18が、荷受台8の幅方向に沿って延び、カートストッパ15の長手方向に沿って設けられ、カートストッパ15は、この回動軸18まわりに、伏倒位置(格納位置)と、起立位置(作動位置)との間で回動できるようにされる。そして、カートストッパ15が、起立されると、その先端は、荷受台8上のカートの車輪Wなどの荷物を受け止めることができる。カートストッパ15は、積載物からの負荷により変形したり、損傷したりすることがないように充分の強度を保有し、かつ荷受台8上への積載物の積み降ろしに支障がないように形成されている。
図4~9に示すように、ストッパ収容凹部16の底部には、上段部16uと、それよりも低い下段部16dが形成され、それらの間に段差部16sが形成されている。
図3に示すように、前記ストッパ収容凹部16内には、カートストッパ15を上下方向に回動可能にヒンジ連結する複数(3つ)の前記ヒンジ連結部Hが、ストッパ収容凹部16の長手方向(横方向)に間隔をあけて設けられる。ストッパ収容凹部16には、その中間に位置するヒンジ連結部Hを跨ぐように、カートストッパ15を起立位置に付勢する、U字状に屈曲形成したスプリング材よりなるハンガスプリング28が収納されている。すなわち、ハンガスプリング28とヒンジ連結部H(図3の3つのうち中央)とを併設している。
このハンガスプリング28の基端は、ストッパ収容凹部16の底壁に形成したフック状の下部係合凹部24に、またその自由端は、カートストッパ15の裏面に形成したフック状の上部係合凹部25にそれぞれ係合されており、ハンガスプリング28の弾発力は、前記カートストッパ15を起立位置に付勢する。ハンガスプリング28は、3つのうち中央のヒンジ連結部Hを跨いで配置しているため、中央のヒンジ連結部Hにその付勢力が直接及ぶ。
なお、3つのうちの両端のヒンジ連結部Hには、ハンガスプリング28は併設していないため、その付勢力は間接的に及ぶ。
複数のヒンジ連結部Hは同じ構造であるので、主に、図4,5,8,9を参照してその一つについて説明するに、ヒンジ連結部Hは、前記回転軸18よりも低い位置にあり、回動部(上部ヒンジ部)20と固定部21(下部ヒンジ部)とを備える。ヒンジ連結部Hの固定部21から回動部20への段差は、ストッパ収容凹部16の下段部から上段部への段差から離して配置される。而して、ストッパ収容凹部16の上段部16uと、下段部16dとで形成される段差部16sは、ヒンジ連結部Hの固定部21および回動部20で形成される隙間にハンガスプリング28を配置できるため、ヒンジ連結部Hやストッパ収容凹部16のいずれかにハンガスプリング配置用の凹みを形成するのに比べて、組立時にハンガスプリング28を配置する隙間の寸法を調整することができる。
図5に示すように、ヒンジ連結部Hの前記回動部20は、カートストッパ15の背面に沿って設けられ、該カートストッパ15に一対のボルト・ナット22、22により固着されている。一方、ヒンジ連結部Hの固定部21は、板状部211 とその左右に一体に連結される左右一対の腕部212 、212 を有してブロック状に形成されており、前記板状部211 は、荷受台8に一対のボルト・ナット23,23により固着されている、左右一対の腕部212 、212 は、相互に平行に延びて上向きに傾斜されている。固定部21と回動部20は、それらを貫通する、前記回動軸18により回動可能に連結されている。
回動部(上部ヒンジ部)20を挟んだ固定部(下部ヒンジ部)21の腕部212 ,212 は板状部211 により連結している。カートストッパ15と回動部(上部ヒンジ部)20を固着するボルト・ナット22(固定具)は、カートストッパ15の平面視で、板状部211 と重なっている。板状部211 はその他の下部ヒンジ部21である腕部212 ,212 よりも高さが低い位置にある。板状部211 を回動軸よりも下方に配置する。上部ヒンジ20を固定具22でストッパ15に固定する。板状部211 の厚さの減少を抑制しながら、固定具と板状部の干渉を抑制することができる。
以上により、荷受台8のストッパ収容凹部16内に収容されるカートストッパ15は、複数(3つ)のヒンジ連結部Hにより、前記回動軸18回りに伏倒位置(図8)から起立位置(図9)間を起伏回動可能である。
カートストッパ15の先部と、荷受台8のストッパ収容凹部16間には、カートストッパ15が前後方向にずれるのを抑制して、カートストッパ15の変形を抑止するためのストッパ変形抑止構造が設けられる。
次に、図8,9を参照して、このストッパ変形抑止構造について説明する。
カートストッパ15は、前述のように、荷受台8の幅方向に延びる回動軸18回りに回動して起立位置と格納位置とに姿勢変更可能であり、そのカートストッパ15の先端部には、その背面側に向けて突出する横断面三角状の凸部15aが形成されており、その凸部15aには、車両前後方向の前から後に向かって下り勾配に傾斜する第1傾斜面151 と、車両前後方向の前から後に向かって上り勾配に傾斜する第2傾斜面152 が形成されており、一方、荷受台8のストッパ収容凹部16の先部には、前記カートストッパ15の先端部に対向して、横断面三角状の凹部16aが形成されており、この凹部16aには、前記第1傾斜面151 と、第2傾斜面152 とにそれぞれ対峙し得る第1傾斜受面161 と、第2傾斜受面162 とが形成されている。
前述のように、前記垂直部15vは、仮想線Lと直交する方向に延びる。このためカートストッパ15の格納時に、寸法誤差で垂直部15vが荷受台8より上方に突出して、作業者の足などがに垂直部15vに当たつたとしても、その力は回動中心に向き易い。これによりカートストッパ15の起立方向に力が加わって、後述するストッパロック装置LOに余計な負荷がかかることを抑制できる。
前記第1傾斜受面161 は、カートストッパ15の格納位置の第1傾斜面151 の下に位置し、前から後に向かって下り勾配に傾斜する面であり、前記第2傾斜受面162 は、カートストッパ15の格納位置の第2傾斜面152 の下に位置し、前から後に向かって上り勾配に傾斜する面である。そして、図8に示すように、第1傾斜面151 と、第1傾斜受面161 とが当接することにより、カートストッパ15が前方にずれることを抑制し、また第2傾斜面152 と第2傾斜受面162 とが当接することにより、カートストッパ15が後方にずれることを抑制することができる。これによりカートストッパ15の回動軸18に前後方向の力が加わって変形してしまうことを抑制することができる。
図8に示すように、カートストッパ15には、前から第1傾斜面151 、第2傾斜面152 、第1傾斜面151 の順に傾斜面を設けている。ストッパ収容凹部16は、前から第1傾斜受面161 、第2傾斜受面162 、第1傾斜受面161 の順に設けている。
これにより、カートストッパ15は隣り合う第1、第2傾斜面151 ,152 により凸部、第2、第1傾斜面152 ,151 により凹部が形成され、ストッパ収容凹部16には、隣り合う第1、第2傾斜受面161 ,162 により凹部が形成され、また第2、第1傾斜受面162 ,161 により凸部が形成され、カートストッパ15とストッパ収容凹部16それぞれの凹凸部が嵌合するため、カートストッパ15の前後のずれをより確実に抑制することができる。
また、図8,9に示すように、カートストッパ15の先端(自由端)には、その上面から垂直に下方に延びる垂直部15vが形成されており、図9に模式図で示すように、この垂直部15vの下端dは、回動軸18の中心から荷受台8の上面と平行に延ばした仮想線Lよりも上方に位置している。これによりカートストッパ15の回動軸18まわりの格納位置から起立位置への回動時に、前記垂直部15vの下端dは、必ず荷受台8の後方向に移動するため、カートストッパ15を格納するストッパ格納凹部16の前側に、カートストッパ15との干渉を避けるための凹んだスペースを設ける必要がなく、ストッパ収納凹部16の強度アップを図ることができる。カートストッパ15の上面Uには、滑り止め用の凹凸15bが形成される。つまりカートストッパ15の上面Uとは凹凸の谷である。
なお、谷が側面視(図8の視点)で、点になる場合は、点同士をつないだ線が上面になる。
垂直部15vは、仮想線Lと直交する方向に延びる。このため、ストッパ格納時に、寸法誤差で垂直部が荷受台より上方に突出して、作業者の足などが垂直部に当たったとしても、その力は回動中心に向きやすい。これによりストッパ起立方向に力が加わって、ストッパロック装置に余計な負荷がかかることを抑制する。
前記凸部15aに嵌着した断面円形のゴムクッション29は、その凸部15aと荷受台8の凹部16aとの当接時のショックおよび衝撃音を緩和する。また、ストッパ収容凹部16の後端隅部にもゴムクッション27が設けられ、カートストッパ15が起立回動したとき、その基部が、そのゴムクッション27に当接して、その際のショックおよび衝撃音を緩和する。
前記ストッパ収容凹部16の左右方向の両側には、前記カートストッパ15を伏倒位置(格納位置)にロックし、あるいはロック解除する、対をなすロック手段LO,LOが設けられる。対をなすロック手段LO,LOは同じ構造であるので、以下に左側のロック手段LOの構造を主に、図7,11~13を参照して説明する。
このロック手段LOは、カートストッパ15の裏面に固定される被係合部材30と、この被係合部材30に係脱し得る係合部材31と、この係合部材31を作動する作動機構32とより構成されている。前記被係合部材30は、カートストッパ15の裏面にボルト止めされる支持部材33に一体に垂設されて、U字状に形成される。一方、前記係合部材31は、先端に前記被係合部材30と係脱し得る先部の上面に、前方に向かって下る傾斜案内面31aを有して断面四角な棒状に形成されている。前記作動機構32は、手動により前記係合部材31を、被係合部材30に対して前後にスライド移動させて、そこに係脱できるように構成されている。ストッパ収容凹部16下の底板35にはベース36が固定され、このベース36の、前記被係合部材30寄りの上面には、中空の角筒部材38が固定され、この角筒部材38に前記係合部材31が前記被係合部材30に対して前後にスライド移動できるように嵌挿されている。角筒部材38内には、その後端壁と係合部材31の後端間に第1の付勢手段40、すなわち第1の圧縮コイルばねが縮設されており、この第1の付勢手段40の弾発力は、係合部材31を突出する方向、すなわち被係合部材30と係合する方向に常時付勢している。また、角筒部材38内には、その後端壁に開口した通孔を貫通して、その角筒部材38の中心軸線に沿って案内棒41が挿入され、この案内棒41は、前記圧縮コイルばねよりなる第1の付勢手段40を挿通して係合部材31の中心軸線に沿って穿設した行き止まりの案内孔43内に摺動自在に嵌入されている。また係合部材31の中間部には、その長手方向に沿って長孔44が穿設され、この長孔44に、案内棒41の途中に横向きに固定した係合ピン46が摺動自在に係合されている。したがって、図12,13に示すように、前記係合部材31は、第1の圧縮コイルばね40の弾発力により、係合ピン46が長孔44の後端に係合するまで前方、すなわち被係合部材30に向けて突出するように付勢される。案内棒41の角筒部材38よりも後方に突出する後端には、径大なボス部41aが一体に形成され、このボス部41aの端面が、後述する第2の付勢手段である前記第2の圧縮コイルばね54(第1の圧縮コイルばね40よりもばね力が大きい)の弾発力により角筒部材38の後端面に突き当たることにより、案内棒41の位置が規制される。前記案内棒41後端のボス部41aには、その案内棒41と同一軸線上に、長いボルトよりなる作動棒48の先端部が螺合されて、長さ調節機構49を介して一体に連結される。長さ調節機構49は、ボス部41aに形成した雌ねじ孔49aと、作動棒48の一端部に形成されて雌ねじ孔49aに長さ調節可能に螺合される雄ねじ49bと、その雄ネジ49bに螺合されてボス部41aの外端に衝き当てられるナット49cとより構成されている。
作動棒48は、前記カートストッパ15を越えて荷受台8の側縁の操作フレーム13の下まで延長しており、その延長部は、そこに嵌挿されるスリーブ50を介してベース36に固定された軸受51に摺動自在に貫通支持されている。スリーブ50の外端は末広状に拡開されていて長いボルトよりなる作動棒48の外端の頭部に、第2の付勢手段すなわち第2の圧縮コイルばね54の弾発力により係合しており、作動棒48とスリーブ50とは一体的に外方へ移動可能である。作動棒48に嵌挿されて前記ナット49cに着座されるバネ座53と、前記軸受51の端縁間には、前記第1の付勢手段40よりもばね力の大きい第2の付勢手段すなわち第2の圧縮コイルばね54が縮設されており、この第2の圧縮コイルばね54は、作動棒48および案内棒41を介して前記係合部材31を突出する方向に弾発付勢している。
前記軸受51と作動棒48の端縁間のスリーブ50の外周には、上方に延びる操作部材としての操作レバー56を固定したレバースリーブ57が一体に設けられており、ベース36の外端部には、前記操作レバー56を取り囲むようにして、門型に形成した操作盤58が固定され、この操作盤58の上面は、先部側荷受台8Bの一側に固定した操作フレーム13の開口を通して外部に露出しており、その上面にガイド溝60が形成され、このガイド溝60に前記操作レバー56が貫通し、この操作レバー56は、操作フレーム13の開口を通って先部側荷受台8B上より操作できるようになっている。
ガイド溝60には、操作レバー56を前記第1、第2の圧縮コイルばね40,54の弾発力に抗してロック解除位置(係合部材31の後退位置)に係止するための第1溝部60aと、この第1溝部60aと反対側にあって、前記操作レバー56を前記第1、第2の圧縮コイルばね40,54の弾発力によりロック位置(係合部材31の前進位置)に保持するとともに前記ロック解除位置への移動を許容する軸方向の長さを有する第2溝部60bが形成され、さらに前記第1溝部60aと第2溝部60b間に跨がり、操作レバー56をそれらの溝部60a,60b間に案内する傾斜カム面60cが形成されており、この傾斜カム面60cの一端は、第2溝部60b内に臨んでいる。
図11に示すように、操作レバー56は、横方向に長い四角筒体により形成され、その上端に長方形状の第1の操作面56aが、その一側面に第2の操作面56bが形成されている。
貨物自動車を停車させ、荷箱2内の荷物を地上に降ろす場合には、荷受台8を図1に実線で示すように、荷箱2の荷台3と同じレベルまで上昇させ、先部側荷受台8Bを手動により張出位置に回動させる。つぎに格納位置にある操作レバー56の第2の操作面56bを足で蹴るなどして外側に移動させると、該操作レバー56は、第1,第2の圧縮コイルばね40,54の弾発力に抗して外側に移動する。これにより作動棒48および案内棒41が第1,第2の圧縮コイルばね40,54の弾発力に抗して後退し、係合部材31が後退作動されて、被係合部材30から外れる。以上のように、カートストッパ15がロック解除位置に保持されると、カートストッパ15は、上方に回動して起立位置に保持される。このとき、操作レバー56は、その第2の操作面56bがガイド溝60の傾斜カム面60cに係合しているため、第1,第2の圧縮コイルばね40,54の付勢力により自動的にロック位置に戻される。
つぎに、荷台3上の荷物を図示しないカートに移載して荷受台8上に移動し、荷受台昇降装置の作動により荷受台8を下降させる。このとき、カートの車輪Wは、起立しているカートストッパ15の先端部の下面に当接して、荷受台8の先部からカートが落下するのを防止することができる。荷受台8が地上まで下降したら、突出しているカートストッパ15を足で踏みつけるなどして格納位置に揺動する。このとき、カートストッパ15下の被係合部材30は、ロック位置(突出位置)にある係合部材31の傾斜案内面31aに押し付けられ、この押付力の、係合部材31の軸方向の分力により係合部材31は、第1,第2の圧縮コイルばね40,54の付勢力に抗して後退方向にスライドするため、被係合部材30が係合部材31よりも下方に移動すると、被係合部材30による押付力から解除された係合部材31は、第1,第2の圧縮コイルばね40,54の付勢力により係合方向にスライド前進して、被係合部材30に係合することができる。これにより、カートストッパ15は、先部側荷受台8Bの上面と略同一面になり、荷受台8上のカートを支障なく地上に降ろすことができる。
つぎに、地上の荷物を荷箱2の荷台3上に積み込む場合には、操作レバー56の第1の操作面56aを荷受台8の基部側から先部側に向かって足で蹴るなどして、該操作レバー56を起立揺動させる。すると、操作レバー56は、ガイド溝60の傾斜カム面60cに沿って移動し、これにより係合部材31はロック位置からロック解除位置に後退してその位置に保持される。これによりストッパ15は捩りばね23の弾発力によりふたたび起立位置に保持される。
地上の荷物をカートに載せて荷受台8上に走行移動させる。このとき、カートの車輪Wが、付勢手段の弾発力に抗してカートストッパ15を乗り越えると、カートストッパ15は、ふたたび付勢手段の弾発力により、起立位置まで上方に回動して、カートを荷受台8上に係止することができる。
さらに荷受台8上のカートを荷箱2に向けて押して、その車輪Wがカートストッパ15を踏み越えると、ふたたびカートストッパ15が突出位置に保持される。その後、荷受台昇降装置の作動により荷受台8を荷台3と略面一になるまで上昇させ、カートを荷台3上に走行移動させることができる。このとき、カートの車輪Wは、カートストッパ15の下面先端に当接されているためカートが荷受台8から落下することが防止される。
以上のように、カートストッパ15は、操作レバー56の回動およびスライド操作で係合部材31を前進あるいは後退させて、被係合部材30に係脱させ、カートストッパ15を格納位置に伏倒し、あるいは作動位置に起立させることができる。
図14には、本発明の変形例が示される。
図14(a)、(b)には、カートストッパ15とストッパ収容凹部16に、相互に嵌合する凹凸部が形成され、その凹凸部に、相互に対向する第2傾斜面152 と第2傾斜受面162 および相互の対向する第1傾斜面151 と第1傾斜受面161 を形成したものが示される。
図14(c)、(d)、(c)には、カートストッパ15とストッパ収容凹部16に、相互に嵌合する2組の凹凸部が形成され、それらの凹凸部に、相互に対向する2組の第2傾斜面152 と第2傾斜受面162 および相互に対向する2組の第1傾斜面151 と第1傾斜受面161 を形成したものが示される。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、荷受台昇降装置の荷受台は、床下格納式のものについて説明したが、荷受台は、起立格納式、垂直昇降式、その他の型式のものでもよい。
荷受台やカートストッパ上面には、滑り止め用の凹凸が形成されるが、その凹凸はなくてもよい。また第1傾斜面と第2傾斜面および第1傾斜受面と第2傾斜受面とは、前後方向で同じ位置、すなわち左右方向に並んでいてもよい。板状部は腕部よりも低い位置としたが、同じ位置でもよい。ヒンジ連結部は、3つではなく、1つあるいは2つでもよい。
3・・・・・・・・・荷台
8・・・・・・・・・荷受台
15・・・・・・・・カートストッパ
151 ・・・・・・・第1傾斜面
152 ・・・・・・・第2傾斜面
16・・・・・・・・ストッパ収容凹部
161 ・・・・・・・第1傾斜受面
162 ・・・・・・・第2傾斜受面

Claims (2)

  1. 荷台(3)に荷受台(8)を設け、該荷受台(8)は、水平状態で荷台(3)と地上間で昇降作動されて、荷受台(8)上の積荷を、荷台(3)と荷受台(8)間で積み降ろしするようにした、荷受台昇降装置において、
    前記荷受台(8)は、その上面に起立する作動位置とその内部に格納される格納位置とに姿勢変更可能なカートストッパ(15)と、前記格納位置の前記カートストッパ(15)を収容するストッパ収容凹部(16)とが設けられ、前記カートストッパ(15)には、前記荷受台(8)の前方から後方に向かって下り勾配に傾斜する第1傾斜面(151 )と、前記荷受台(8)の前方から後方に向かって上り勾配に傾斜する第2傾斜面(152、その前部から後部にかけて、前記第1傾斜面(15 1 )、前記第2傾斜面(15 2 )、前記第1傾斜面(15 1 )の順、または前記第2傾斜面(15 2 )、前記第1傾斜面(15 1 )、前記第2傾斜面(15 2 )の形成され一方、前記ストッパ収容凹部(16)には、前記第1傾斜面(151と前記第2傾斜面(152)とにそれぞれ対峙し得る第1傾斜受面(161と第2傾斜受面(162 )とが、その前部から後部にかけて、前記第1傾斜受面(16 1 )、前記第2傾斜受面(16 2 )、前記第1傾斜受面(16 1 )、または前記第2傾斜受面(16 2 )、前記第1傾斜受面(16 1 )、前記第2傾斜受面(16 2 )の形成され、
    前記第1傾斜面(151)と前記第1傾斜受面(161 )との当接により、前記カートストッパ(15)の前方へのずれが抑制され、また前記第2傾斜面(152)と前記第2傾斜受面(162)との当接により、前記カートストッパ(15)の後方へのずれが抑制されることを特徴とする、荷受台昇降装置におけるストッパ装置。
  2. 前記カートストッパ(15)の先端には、前記第1傾斜面(151)が設けられ、前記荷受台(8)のストッパ収容凹部(16)の前端には、前記第1傾斜面(151)の当接する前記第1傾斜受面(161)が設けられることを特徴とする、前記請求項1に記載の荷受台昇降装置におけるストッパ装置。
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