JP7297658B2 - リセット装置、回路装置及びリセット方法 - Google Patents

リセット装置、回路装置及びリセット方法 Download PDF

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Description

本発明は、回路部を所定の初期状態にリセットするリセット装置とそのリセット方法、並びに、リセット装置を含んだ回路装置に関するものである。
フリップフロップを含む一般的な半導体ICの回路部は、電源投入直後の状態が不定となるため、何らかのリセット信号によって所定の初期状態にリセットする必要がある。回路部の不定状態が許されない場合として、例えば、回路部がフラッシュROM等の書き込み可能なメモリを持つ場合や、禁止された信号値の組み合わせを持つ場合、インターフェイスの初期状態が規定されている場合などがある。
外部からのリセット信号の供給が約束されることもあるが、一般的には、外部からのリセット信号の供給がないことを想定して、半導体ICの内部にパワーオンリセット(Power On Reset:POR)回路を設けている。
図6Aは、パワーオンリセット回路110を備える一般的な半導体ICの構成を示す。電源電圧Vddがゼロから立ち上がる電源投入時において、パワーオンリセット回路110は回路部100に対してローレベルのリセット信号Srを出力する。通常、パワーオンリセット回路110は、回路部100の正常な動作が可能な電圧まで電源電圧Vddが上昇した後も、しばらくの間、回路部100に対してローレベルのリセット信号Srを出力し続ける。これにより、回路部100が確実に所定の初期状態となり、不定な状態になることを防止できる。
特開2013-246679号公報
ところで、CMOSなどの半導体ICの故障を診断する手法の1つとして、内部の論理状態が変化しない静止状態の半導体ICの電源に流れる静止電流(IDDQ)を測定する手法が知られている。しかしながら、半導体ICの回路部に流れる静止電流(IDDQ)を半導体ICの外部から測定しようとした場合、外部から測定した電源電流にはパワーオンリセット回路へ流れる電流も含まれるため、回路部の静止電流(IDDQ)のみを正確に測定することが難しい。
図6Aを参照すると、半導体ICの外部から測定可能な電源電流は、回路部100に流れる電源電流Idd1と、パワーオンリセット回路110に流れる電源電流Idd2との和(Idd1+Idd2)になる。静止電流(IDDQ)を測定するために回路部100を静止状態にしたとしても、半導体ICの外部から測定した電源電流にはパワーオンリセット回路110の電源電流Idd2が加わっているため、この測定結果からは回路部100の静止電流(IDDQ)を正しく評価できない。
図6Bに示すように、パワーオンリセット回路110の動作状態を制御するイネーブル信号Senを回路部100から出力し、静止電流(IDDQ)の測定時にはイネーブル信号Senによってパワーオンリセット回路110の動作を停止させることが考えられる。しかしながら、この方法では、パワーオンリセット回路110によって回路部100の状態が初期状態にリセットされる以前のイネーブル信号Senが不定となる。そのため、電源投入時に不定となっているイネーブル信号Senがパワーオンリセット回路110の正常な動作を妨げてしまい、回路部100が初期状態にリセットされないという不具合が生じる。
パワーオンリセット回路110の電源電流Idd2の影響を回避する方法の1つとして、図7Aに示すように、回路部100に電源電圧Vdd1を供給する経路と、パワーオンリセット回路110に電源電圧Vdd2を供給する経路とを独立に設けることが考えられる。
また、これとは別の方法として、図7Bに示すように、半導体ICの外部からパワーオンリセット回路110にイネーブル信号Senを入力することも考えられる。図7Bにおけるスイッチ120は、イネーブル信号Senによってパワーオンリセット回路110の動作を停止させているとき、回路部100がリセット信号Srによってリセットされることを防止するためのものであり、回路部100へリセット信号Srを入力する経路をイネーブル信号Senに応じて遮断する。
しかしながら、図7Aや図7Bに示す方法では、回路部100の静止電流(IDDQ)を測定するために、通常動作では使用されない専用の端子を用意しなければならないという不利益がある。図7Aに示す構成であれば、パワーオンリセット回路110の電源電圧Vdd2用の専用端子に対して常に回路部100と同じ電源電圧を印加する必要がある。また、図7Bに示す構成であれば、パワーオンリセット回路110のイネーブル信号Sen用の専用端子に対して常に一定の電圧(パワーオンリセット回路110の動作を有効にする電圧)を印加する必要がある。
半導体ICの機能やコストに制約がある場合など、端子数をできるだけ少なくする必要がある場合には、上述のように通常動作では使われることがない専用端子を設けることが困難であり、図7Aや図7Bに示す方法を採用できない。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、専用の端子を設けることなくパワーオンリセット回路の電源電流が回路部の電源ラインに流れないようにすることができるリセット装置とそのリセット方法、並びに、そのようなリセット装置を備えた回路装置を提供することにある。
本発明の第1の観点は、電源投入時に回路部を初期状態にリセットするリセット装置であって、電源電圧がしきいレベルより低い場合、前記回路部を前記初期状態にリセットするリセット信号を出力し、前記電源電圧が上昇して前記しきいレベルを超えた場合、前記リセット信号の出力を停止するパワーオンリセット回路と、前記回路部に前記電源電圧を供給する第1電源ラインと、前記パワーオンリセット回路に前記電源電圧を供給する第2電源ラインとを接続する経路に設けられた第1スイッチと、前記回路部の信号を伝送する信号ラインと前記第2電源ラインとを接続する経路に設けられた第2スイッチと、前記パワーオンリセット回路に前記第1電源ラインから前記電源電圧を供給する通常モードにおいて、前記第1スイッチをオンするとともに前記第2スイッチをオフし、前記パワーオンリセット回路に前記信号ラインから前記電源電圧を供給する検査モードにおいて、前記第1スイッチをオフするとともに前記第2スイッチをオンする制御回路とを有する。前記制御回路は、前記パワーオンリセット回路から前記リセット信号が出力される場合に、前記第1スイッチをオンするとともに前記第2スイッチをオフする。
好適に、前記検査モードにおいて、前記しきいレベルより高い電圧が前記信号ラインに印加される。
この構成によれば、電源投入時において前記電源電圧が前記しきいレベルより低い場合、前記回路部を初期状態にリセットする前記リセット信号が前記パワーオンリセット回路から出力される。また、前記リセット信号が出力される場合、前記制御回路の制御により、前記第1スイッチがオンするとともに前記第2スイッチがオフする。従って、前記電源電圧が前記しきいレベルより低い電圧から上昇する場合、前記第1スイッチがオンし、前記パワーオンリセット回路には前記第1スイッチを介して前記第1電源ラインの前記電源電圧が供給される。前記電源電圧が上昇して前記しきいレベルを超えた場合、前記電源電圧を供給された前記パワーオンリセット回路によって前記リセット信号の出力が停止される。前記リセット信号の出力が停止されると、前記回路部が前記初期状態以外の状態に移行可能となる。
前記リセット信号の出力が停止された後、前記通常モードの場合には、前記制御回路の制御により、前記第1スイッチがオンするとともに前記第2スイッチがオフする。この場合、前記パワーオンリセット回路には前記第1スイッチを介して前記第1電源ラインから前記電源電圧が供給される。これにより、前記パワーオンリセット回路において前記リセット信号の出力を停止した状態が維持されるため、前記回路部では前記通常モードの動作が可能となる。また、この場合、前記信号ラインが前記第2電源ラインから切り離されるため、前記信号ラインにおいて伝送される前記回路部の信号が前記パワーオンリセット回路の動作に影響を与えることはない。これにより、前記信号ラインにおいて任意の信号を伝送させることが可能となる。
他方、前記リセット信号の出力が停止された後、前記検査モードの場合には、前記しきいレベルより高い電圧が前記信号ラインに印加された状態で、前記制御回路の制御により、前記第1スイッチがオフするとともに前記第2スイッチがオンする。この場合、前記第2スイッチがオンすることによって、前記信号ラインに印加された前記しきいレベルより高い電圧が電源電圧として前記パワーオンリセット回路に供給される。これにより、前記パワーオンリセット回路において前記リセット信号の出力を停止した状態が維持されるため、前記回路部では前記検査モードの動作が可能となる。
好適に、前記リセット装置は、アノードが前記第1電源ラインに接続され、カソードが前記第2電源ラインに接続された第1ダイオードと、アノードが前記信号ラインに接続され、カソードが前記第2電源ラインに接続された第2ダイオードとを有する。
この構成によれば、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのオンオフ状態が前記制御回路によって切り替えられる際に、前記第1ダイオード又は前記第2ダイオードを介して前記パワーオンリセット回路に電源電圧が供給され続けるため、前記パワーオンリセット回路への電源電圧の供給が瞬時的に遮断されることがない。
好適に、前記第1スイッチは、前記第1電源ラインと前記第2電源ラインとの接続をオン又はオフする第1トランジスタを含み、前記第2スイッチは、前記信号ラインと前記第2電源ラインとの接続をオン又はオフする第2トランジスタを含み、前記第1ダイオードは、前記第1トランジスタにおける寄生ダイオードであり、前記第2ダイオードは、前記第2トランジスタにおける寄生ダイオードである。
好適に、前記第1トランジスタは、ソースが前記第1電源ラインに接続され、ドレインが前記第2電源ラインに接続され、基板電位が前記第2電源ラインに接続されたpチャンネルMOSトランジスタであり、前記第2トランジスタは、ソースが前記信号ラインに接続され、ドレインが前記第2電源ラインに接続され、基板電位が前記第2電源ラインに接続されたpチャンネルMOSトランジスタである。
この構成によれば、前記第1ダイオード及び前記第2ダイオードがそれぞれトランジスタの寄生ダイオードであるため、独立したダイオード素子を用いる場合に比べて構成が簡易になる。
好適に、前記制御回路は、前記回路部に含まれた回路である、
この構成によれば、前記回路部の一部を前記制御回路に兼用することが可能となる。
好適に、前記制御回路は、前記第2電源ラインを通じて供給される前記電源電圧により動作する回路である。
この構成によれば、前記回路部が前記制御回路を含まない場合でも、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの制御が可能となる。
好適に、前記制御回路は、前記パワーオンリセット回路からの前記リセット信号の出力が停止された状態で前記信号ラインから検査モード起動信号が入力されると、前記第1スイッチをオフするとともに前記第2スイッチをオンする。
この構成によれば、前記第1スイッチがオフの場合でも、前記第1電源ラインから前記第1ダイオード及び前記第2電源ラインを介して前記制御回路に電源電圧が供給されるため、前記制御回路において前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの制御が可能となる。前記パワーオンリセット回路からの前記リセット信号の出力が停止された状態で、前記信号ラインから前記制御回路に前記検査モード起動信号が入力されると、前記制御回路の制御によって前記第1スイッチがオフするとともに前記第2スイッチがオンする。
本発明の第2の観点は、回路部と、電源投入時に前記回路部を初期状態にリセットする上記第1の観点のリセット装置とを有した回路装置である。
好適に、前記回路部と前記リセット装置とが1つの半導体基板上に形成される。
本発明の第3の観点は、回路装置に含まれる回路部を電源投入時に初期状態にリセットするリセット方法である。前記回路装置は、パワーオンリセット回路と、前記回路部に電源電圧を供給する第1電源ラインと、前記パワーオンリセット回路に前記電源電圧を供給する第2電源ラインとを接続する経路に設けられた第1スイッチと、前記回路部の信号を伝送する信号ラインと前記第2電源ラインとを接続する経路に設けられた第2スイッチと、制御回路とを有する。上記リセット方法は、記電源電圧がしきいレベルより低い場合に、前記パワーオンリセット回路が前記回路部を前記初期状態にリセットするリセット信号を出力することと、前記パワーオンリセット回路から前記リセット信号が出力される場合に、前記制御回路が前記第1スイッチをオンするとともに前記第2スイッチをオフすることと、前記電源電圧が上昇して前記しきいレベルを超えた場合に、前記パワーオンリセット回路が前記リセット信号の出力を停止することと、前記パワーオンリセット回路に前記第1電源ラインから前記電源電圧を供給する通常モードにおいて、前記制御回路が前記第1スイッチをオンするとともに前記第2スイッチをオフすることと、前記パワーオンリセット回路に前記信号ラインから前記電源電圧を供給する検査モードにおいて、前記しきいレベルより高い電圧を前記信号ラインに印加することと、前記検査モードにおいて、前記制御回路が前記第1スイッチをオフするとともに前記第2スイッチをオンすることとを有する。
本発明によれば、専用の端子を設けることなくパワーオンリセット回路の電源電流が回路部の電源ラインに流れないようにすることができる。
図1は、第1の実施形態に係る回路装置の構成の一例を示す図である。 図2は、電源投入時の動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係る回路装置の構成の一例を示す図である。 第3の実施形態に係る回路装置の構成の一例を示す図である。 第4の実施形態に係る回路装置の構成の一例を示す図である。 図6A及び図6Bは、パワーオンリセット回路を備える一般的な回路装置を示す図である。 図7A及び図7Bは、静止電流の測定のためにパワーオンリセット回路の電源電流が回路部の電源ラインに流れないようにする構成の例を示す図である。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る回路装置1の構成の一例を示す図である。
図1に示す回路装置1は、所定の回路を含んだ回路部3と、電源投入時に回路部3を初期状態にリセットするリセット装置2とを有する。リセット装置2は、パワーオンリセット回路4と、第1スイッチ5と、第2スイッチ6と、制御回路7とを含む。ただし、制御回路7は、回路部3に含まれた回路である。一例において、リセット装置2と回路部3は1つの半導体基板上に形成される。
回路部3は、第1電源ラインLp1及び電源ラインLnを介して電源電圧を供給されることにより動作する。第1電源ラインLp1は、電源電圧の正側の電位が印加される端子T1に接続される。電源ラインLnは、電源電圧の負側の電位(グランド電位)が印加される端子T2に接続される。
回路部3は、後述のパワーオンリセット回路4から出力されるリセット信号Srに応じて、内部の回路の状態(各フリップフロップが保持する信号の値など)を所定の初期状態にリセットする。
パワーオンリセット回路4は、第2電源ラインLp2及び電源ラインLnを介して電源電圧を供給されることにより動作する。第2電源ラインLp2には、後述の第1スイッチ5又は第2スイッチ6を介して、電源電圧の正側の電位が印加される。
パワーオンリセット回路4は、電源電圧が所定のしきいレベルVthより低い場合、回路部3を初期状態にリセットするリセット信号Srを出力し、電源電圧が上昇してしきいレベルVthを超えた場合、リセット信号Srの出力を停止する。例えばパワーオンリセット回路4は、電源電圧が上昇してしきいレベルVthを超えてから一定の時間が経過した後、リセット信号Srの出力を停止する。
パワーオンリセット回路4は、回路部3を初期状態にリセットするリセット信号Srとして、例えばローレベル(ゼロボルト付近)の信号を出力する。すなわち、パワーオンリセット回路4は、電源電圧が所定のしきいレベルVthより低い場合、リセット信号Srをローレベルに保つ。電源電圧が上昇してしきいレベルVthを超えた場合、パワーオンリセット回路4はリセット信号Srをハイレベルとする。この場合、回路部3は、リセット信号Srがローレベルの期間において初期状態となり、リセット信号Srがローレベルからハイレベルになると、初期状態以外の任意の状態へ移行可能となる。
第1スイッチ5は、第1電源ラインLp1と第2電源ラインLp2とを接続する経路に設けられており、制御回路7のスイッチ制御信号Scに応じてオン又はオフする。第1スイッチ5がオンすると、第2電源ラインLp2が第1電源ラインLp1と接続され、パワーオンリセット回路4には第1電源ラインLp1から電源電圧が供給される。
第2スイッチ6は、回路部3の信号Sigを伝送する信号ラインLsと第2電源ラインLp2とを接続する経路に設けられており、制御回路7のスイッチ制御信号Scに応じてオン又はオフする。信号ラインLsは、外部の装置につながる端子T3と、回路部3の信号入力端子又は信号出力端子(トライステート型の出力端子など)とを接続する信号経路であり、これらの端子間において信号Sigを伝送する。第2スイッチ6がオンすると、第2電源ラインLp2が信号ラインLsと接続され、パワーオンリセット回路4には信号ラインLsから電源電圧が供給される。
図1の例において、リセット装置2は、スイッチ制御信号Scを反転するインバータ回路21を含む。第2スイッチ6は、スイッチ制御信号Scをインバータ回路21により反転した信号に応じてオン又はオフする。
第1スイッチ5及び第2スイッチ6は、トランジスタなどの半導体素子によるスイッチでもよいし、リレーなどの機械式のスイッチでもよい。
制御回路7は、回路部3に含まれた回路であるため、パワーオンリセット回路4からリセット信号Srが出力される場合に初期状態となる。制御回路7は、この初期状態において、第1スイッチ5をオンさせるとともに第2スイッチ6をオフさせるスイッチ制御信号Scを出力する。
制御回路7は、パワーオンリセット回路4からのリセット信号Srの出力が停止されると、第1電源ラインLp1からパワーオンリセット回路4に電源電圧を供給する通常モード、又は、信号ラインLsからパワーオンリセット回路4に電源電圧を供給する検査モードに移行する。例えば制御回路7は、端子T3やその他の図示しない端子に対して外部の装置から入力される信号(動作モードを設定する信号)に応じて、通常モード又は検査モードに移行する。制御回路7は、通常モードにおいて、第1スイッチ5をオンさせるとともに第2スイッチ6をオフさせるスイッチ制御信号Scを出力し、検査モードにおいて、第1スイッチ5をオフさせるとともに第2スイッチ6をオンさせるスイッチ制御信号Scを出力する。
次に、上述した構成を有する回路装置1の電源投入時の動作について、図2のフローチャートを参照して説明する。
回路装置1の電源を投入したとき(ST100)、第1電源ラインLp1の電圧はしきいレベルVthより低いため、パワーオンリセット回路4においてリセット信号Srが出力される(ST105)。第1電源ラインLp1の電圧が回路部3の動作に必要な電圧に達すると、制御回路7の動作が開始され、制御回路7が初期状態にリセットされる(ST110)。制御回路7が初期状態になると、制御回路7のスイッチ制御信号Scによって、第1スイッチ5がオンするとともに第2スイッチ6がオフする(ST115)。これにより、パワーオンリセット回路4には第1電源ラインLp1から電源電圧が供給され、パワーオンリセット回路4の動作が開始される。第1電源ラインLp1からパワーオンリセット回路4に供給される電源電圧がしきいレベルVthを超えた場合(例えば、電源電圧がしきいレベルVthを超えてから所定時間が経過した場合)、パワーオンリセット回路4においてリセット信号Srの出力が停止される(ST120)。リセット信号Srの出力が停止されると、回路部3(制御回路7)が初期状態以外の状態に移行可能となる。
リセット信号Srの出力が停止されると、制御回路7では、動作モードに応じた第1スイッチ5及び第2スイッチ6の制御が行われる。
動作モードが通常モードの場合(ST125のNo)、制御回路7のスイッチ制御信号Scによって、第1スイッチ5がオンするとともに第2スイッチ6がオフする(ST150)。すなわち、ステップST115において設定された第1スイッチ5及び第2スイッチ6のオンオフ状態が維持され、パワーオンリセット回路4には第1電源ラインLp1から電源電圧が供給される。回路部3では、この状態で通常の動作が実行される(ST155)。このとき、信号ラインLsは第2スイッチ6によって第2電源ラインLp2から切り離されているため、任意の信号Sigを伝送可能である。
他方、動作モードが検査モードの場合(ST125のYes)、端子T3につながる信号ラインLsには、第1電源ラインLp1と同じ電源電圧が印加される(ST130)。この状態で、制御回路7のスイッチ制御信号Scにより、第1スイッチ5がオフするとともに第2スイッチ6がオンする(ST135)。これにより、パワーオンリセット回路4には、信号ラインLsから電源電圧が供給される。パワーオンリセット回路4の電源電流が信号ラインLsに流れるようになり、第1電源ラインLp1には流れなくなる。検査モードでは、例えば静止電流(IDDQ)の測定が行われ、第1電源ラインLp1に流れる回路部3の電源電流が測定される(ST140)。第1電源ラインLp1にはパワーオンリセット回路4の電源電流が流れないため、回路部3のみの静止電流(IDDQ)を正確に測定することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、電源投入時において電源電圧がしきいレベルVthより低い場合、パワーオンリセット回路4からリセット信号Srが出力されるため、回路部3の動作に必要な電圧まで電源電圧が上昇したとき、回路部3が初期状態にリセットされる。回路部3が初期状態にリセットされると、制御回路7の制御により、第1スイッチ5がオンするとともに第2スイッチ6がオフし、パワーオンリセット回路4には第1電源ラインLp1から電源電圧が供給される。パワーオンリセット回路4に電源電圧が供給されると、電源電圧がしきいレベルVthを超えた場合、パワーオンリセット回路4においてリセット信号Srの出力が停止され、回路部3が初期状態以外の状態に移行可能となる。
通常モードの場合、制御回路7の制御により、第1スイッチ5がオンするとともに第2スイッチ6がオフし、パワーオンリセット回路4には第1電源ラインLp1から電源電圧が供給される。これにより、パワーオンリセット回路4において通常の動作状態(リセット信号Srの出力を停止した状態)が維持され、回路部3において通常モードの動作が可能となる。また、信号ラインLsが第2電源ラインLp2から切り離されるため、信号ラインLsにおいて伝送される回路部3の信号Sigがパワーオンリセット回路4の動作に影響を与えることはない。これにより、信号ラインLsには任意の信号Sigを伝送させることが可能となる。
他方、検査モードの場合は、しきいレベルVthより高い電圧(例えば第1電源ラインLp1と同じ電源電圧)が信号ラインLsに印加された状態で、制御回路7の制御により、第1スイッチ5がオフするとともに第2スイッチ6がオンする。これにより、しきいレベルVthより高い電圧が電源電圧としてパワーオンリセット回路4に供給されるため、パワーオンリセット回路4において通常の動作状態(リセット信号Srの出力を停止した状態)が維持され、回路部3において検査モードの動作が可能となる。
従って、検査モードにおいてパワーオンリセット回路4への電源電圧の供給に使用される端子T3は、通常モードにおいて回路部3の信号Sigの入力や出力にも使用可能である。すなわち、検査モードのみで使用される専用の端子を設けずとも、検査モードにおいてパワーオンリセット回路4の電源電流が回路部3の第1電源ラインLp1に流れないようにすることができる。
また、本実施形態によれば、制御回路7が回路部3に含まれた回路であるため、回路部3の一部を制御回路7に兼用することが可能となり、回路装置1の全体的な構成を簡易化できる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図3は、第2の実施形態に係る回路装置1Aの構成の一例を示す図である。図3に示す回路装置1Aは、図1に示す回路装置1におけるリセット装置2をリセット装置2Aに置換したものである。リセット装置2Aは、図1におけるリセット装置2と同様な構成を有するとともに、第1ダイオードD1及び第2ダイオードD2を有する。
第1ダイオードD1は、アノードが第1電源ラインLp1に接続され、カソードが第2電源ラインLp2に接続される。
第2ダイオードD2は、アノードが信号ラインLsに接続され、カソードが第2電源ラインLp2に接続される。
リセット装置2Aでは、第1ダイオードD1及び第2ダイオードD2のアノード電圧の差がダイオード素子の順方向電圧Vf(0.6V程度)より大きくなると、第1ダイオードD1及び第2ダイオードD2のいずれか一方がオンし、他方がオフする。すなわち、第1電源ラインLp1と信号ラインLsとの電圧差が概ね0.6V以上になると、電圧が高い方のライン(Lp1、Ls)に接続されたダイオード(D1、D2)がオンし、電圧が低い方のライン(Lp1、Ls)に接続されたダイオード(D1、D2)がオフする。これにより、パワーオンリセット回路4には、電圧が高い方のライン(Lp1、Ls)から電源電圧が供給される。
例えば、第1電源ラインLp1の電圧が信号ラインLsの電圧に比べて概ね0.6V以上高くなると、第1ダイオードD1がオンするとともに第2ダイオードD2がオフする。そのため、パワーオンリセット回路4には第1電源ラインLp1から電源電圧が供給される。
他方、第1電源ラインLp1と信号ラインLsとの電圧差が概ね0.6V以下の場合、第1スイッチ5及び第2スイッチ6のいずれか一方をオンすることにより、第1電源ラインLp1及び第2電源ラインLp2のいずれか一方からパワーオンリセット回路4へ電源電圧が供給される。この場合、オフ状態のスイッチ(5、6)に並列接続されたダイオード(D1、D2)はオフ状態となる。
例えば、第1電源ラインLp1と信号ラインLsとの電圧差が概ね0.6V以下の場合に第1スイッチ5をオンするとともに第2スイッチ6をオフすると、パワーオンリセット回路4には第1電源ラインLp1から電源電圧が供給される。この場合、オフ状態の第2スイッチ6と並列に接続された第2ダイオードD2は、順方向電圧Vfより小さい電圧又は逆方向の電圧を印加されるため、オフ状態になる。
第2の実施形態によれば、第1スイッチ5及び第2スイッチ6のオンオフ状態が制御回路7のスイッチ制御信号Scに応じて切り替えられる際に、第1ダイオードD1又は第2ダイオードD2を介してパワーオンリセット回路4に電源電圧が供給され続ける。これにより、パワーオンリセット回路4への電源電圧の供給が瞬時的に遮断されることを防止できる。
また、第2の実施形態によれば、検査モードにおいて第1電源ラインLp1とほぼ同じ電圧を信号ラインLsに印加した場合、第1スイッチ5をオフするとともに第2スイッチ6をオンすることにより、第1スイッチ5に並列接続された第1ダイオードD1はオフする。そのため、検査モードにおいてパワーオンリセット回路4の電源電流が第1電源ラインLp1に流れることを防止できる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図4は、第3の実施形態に係る回路装置1Bの構成の一例を示す図である。図4に示す回路装置1Bは、図3に示す回路装置1Aにおけるリセット装置2Aをリセット装置2Bに置換したものである。リセット装置2Bは、リセット装置2Aにおける第1スイッチ5を第1トランジスタM1とし、第2スイッチ6を第2トランジスタM2としたものである。
第1トランジスタM1は、第1電源ラインLp1と第2電源ラインLp2とを接続する経路に設けられており、スイッチ制御信号Scに応じてオン又はオフする。第1ダイオードD1は、第1トランジスタM1の寄生トランジスタである。
第2トランジスタM2は、信号ラインLsと第2電源ラインLp2とを接続する経路に設けられており、スイッチ制御信号Scに応じて(スイッチ制御信号Scをインバータ回路21より反転した信号に応じて)オン又はオフする。第2ダイオードD2は、第2トランジスタM2の寄生トランジスタである。
第1トランジスタM1及び第2トランジスタM2は、例えば図4に示すようにpチャンネルMOSトランジスタである。第1トランジスタM1は、ソースが第1電源ラインLp1に接続され、ドレインと基板電位が第2電源ラインLp2に接続され、ゲートにスイッチ制御信号Scが入力される。第2トランジスタM2は、ソースが信号ラインLsに接続され、ドレインと基板電位が第2電源ラインLp2に接続され、ゲートにインバータ回路21の出力信号が入力される。
第3の実施形態によれば、第1ダイオードD1及び第2ダイオードD2がそれぞれ第1トランジスタM1及び第2トランジスタM2の寄生ダイオードであるため、独立したダイオード素子を用いる場合に比べて構成を簡易化できる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図5は、第4の実施形態に係る回路装置1Cの構成の一例を示す図である。図5に示す回路装置1Cは、図3に示す回路装置1Aにおける回路部3を回路部3Cに置換するとともに、リセット装置2Aをリセット装置2Cに置換したものである。回路部3Cは、回路部3から制御回路7を削除したものである。リセット装置2Cは、リセット装置2Aにおける制御回路7を制御回路7Cに置換したものである。
制御回路7Cは、第2電源ラインLp2を通じて供給される電源電圧により動作する回路であり、図5に示すように、第2電源ラインLp2と電源ラインLnに接続される。制御回路7Cは、パワーオンリセット回路4からリセット信号Srが出力される場合、既に説明した制御回路7と同様に、第1スイッチ5をオンさせるとともに第2スイッチ6をオフさせるスイッチ制御信号Scを出力する。また制御回路7Cは、パワーオンリセット回路4からのリセット信号Srの出力が停止された状態で信号ラインLsから所定の検査モード起動信号が入力されると、第1スイッチ5をオフするとともに第2スイッチ6をオンするスイッチ制御信号Scを出力する。検査モード起動信号は、例えば所定のビット列であり、端子T3から1ビットずつシリアルに入力される。
上述したリセット装置2Cでは、電源投入後に制御回路7Cのスイッチ制御信号Scが不定となっている場合(第1スイッチ5及び第2スイッチ6のオンオフ状態が定まっていない場合)でも、第1ダイオードD1から第2電源ラインLp2を介してパワーオンリセット回路4及び制御回路7Cに電源電圧が供給される。そのため、第2電源ラインLp2の電圧は第1電源ラインLp1の電源電圧とともに上昇し、パワーオンリセット回路4及び制御回路7Cの動作に必要な電圧に到達する。電源投入時において電源電圧がしきいレベルVthより低い場合、パワーオンリセット回路4からリセット信号Srが出力されるため、第2電源ラインLp2の電圧が制御回路7Cの動作に必要な電圧に到達すると、制御回路7Cの制御によって第1スイッチ5がオンするとともに第2スイッチ6がオフする。これにより、パワーオンリセット回路4及び制御回路7Cには、第1電源ラインLp1から電源電圧が供給される。
パワーオンリセット回路4に電源電圧が供給されると、電源電圧がしきいレベルVthを超えた場合、パワーオンリセット回路4においてリセット信号Srの出力が停止される。
パワーオンリセット回路4からのリセット信号Srの出力が停止された状態で信号ラインLsから検査モード起動信号が入力されると、制御回路7Cの制御により、第1スイッチ5がオフするとともに第2スイッチ6がオンし、検査モードに移行する。このとき、第1電源ラインLp1の電源電圧とほぼ同じ電圧が信号ラインLsに印加されると、第1ダイオードD1がオフ状態になる。そのため、パワーオンリセット回路4の電源電流はほぼ信号ラインLsに流れることとなり、第1電源ラインLp1には流れない。
本実施形態によれば、検査モードにおいて制御回路7Cの電源電流が回路部3Cの第1電源ラインLp1に流れなくなるため、制御回路7Cを含まない回路部3Cのみの電源電流を正確に測定することが可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
上述した各実施形態におけるパワーオンリセット回路の回路構成は任意であり、従来より知られた種々の回路構成を採用することが可能である。
回路部及びリセット装置は、1つの半導体基板上に形成されてもよいし、2以上の半導体基板上に形成されてもよい。
図1、図3~図5の例において、インバータ回路21はリセット装置(2、2A、2B、2C)に含まれているが、インバータ回路21は回路部(3、3C)に含まれていてもよい。
1,1A,1B,1C…回路装置、2,2A,2B,2C…リセット装置、21…インバータ回路、3,3C…回路部、4…パワーオンリセット回路、5…第1スイッチ、6…第2スイッチ、7,7C…制御回路、D1…第1ダイオード、D2…第2ダイオード、M1…第1トランジスタ、M2…第2トランジスタ、Lp1…第1電源ライン、Lp2…第2電源ライン、Ln…電源ライン、Ls…信号ライン、T1~T3…端子、Sr…リセット信号、Sc…スイッチ制御信号、Sig…信号

Claims (11)

  1. 電源投入時に回路部を初期状態にリセットするリセット装置であって、
    電源電圧がしきいレベルより低い場合、前記回路部を前記初期状態にリセットするリセット信号を出力し、前記電源電圧が上昇して前記しきいレベルを超えた場合、前記リセット信号の出力を停止するパワーオンリセット回路と、
    前記回路部に前記電源電圧を供給する第1電源ラインと、前記パワーオンリセット回路に前記電源電圧を供給する第2電源ラインとを接続する経路に設けられた第1スイッチと、
    前記回路部の信号を伝送する信号ラインと前記第2電源ラインとを接続する経路に設けられた第2スイッチと、
    前記パワーオンリセット回路に前記第1電源ラインから前記電源電圧を供給する通常モードにおいて、前記第1スイッチをオンするとともに前記第2スイッチをオフし、前記パワーオンリセット回路に前記信号ラインから前記電源電圧を供給する検査モードにおいて、前記第1スイッチをオフするとともに前記第2スイッチをオンする制御回路とを有し、
    前記制御回路は、前記パワーオンリセット回路から前記リセット信号が出力される場合に、前記第1スイッチをオンするとともに前記第2スイッチをオフする、
    リセット装置。
  2. 前記検査モードにおいて、前記しきいレベルより高い電圧が前記信号ラインに印加される、
    請求項1に記載のリセット装置。
  3. アノードが前記第1電源ラインに接続され、カソードが前記第2電源ラインに接続された第1ダイオードと、
    アノードが前記信号ラインに接続され、カソードが前記第2電源ラインに接続された第2ダイオードとを有する、
    請求項1又は2に記載のリセット装置。
  4. 前記第1スイッチは、前記第1電源ラインと前記第2電源ラインとの接続をオン又はオフする第1トランジスタを含み、
    前記第2スイッチは、前記信号ラインと前記第2電源ラインとの接続をオン又はオフする第2トランジスタを含み、
    前記第1ダイオードは、前記第1トランジスタにおける寄生ダイオードであり、
    前記第2ダイオードは、前記第2トランジスタにおける寄生ダイオードである、
    請求項3に記載のリセット装置。
  5. 前記第1トランジスタは、ソースが前記第1電源ラインに接続され、ドレインが前記第2電源ラインに接続され、基板電位が前記第2電源ラインに接続されたpチャンネルMOSトランジスタであり、
    前記第2トランジスタは、ソースが前記信号ラインに接続され、ドレインが前記第2電源ラインに接続され、基板電位が前記第2電源ラインに接続されたpチャンネルMOSトランジスタである、
    請求項4に記載のリセット装置。
  6. 前記制御回路は、前記回路部に含まれた回路である、
    請求項1~5のいずれか一項に記載のリセット装置。
  7. 前記制御回路は、前記第2電源ラインを通じて供給される前記電源電圧により動作する回路である、
    請求項3~5のいずれか一項に記載のリセット装置。
  8. 前記制御回路は、前記パワーオンリセット回路からの前記リセット信号の出力が停止された状態で前記信号ラインから検査モード起動信号が入力されると、前記第1スイッチをオフするとともに前記第2スイッチをオンする、
    請求項7に記載のリセット装置。
  9. 回路部と、
    電源投入時に前記回路部を初期状態にリセットするリセット装置とを有した回路装置であって、
    前記リセット装置が、請求項1~8のいずれか一項に記載したリセット装置である、
    回路装置。
  10. 前記回路部と前記リセット装置とが1つの半導体基板上に形成された
    請求項9に記載の回路装置。
  11. 回路装置に含まれる回路部を電源投入時に初期状態にリセットするリセット方法であって、
    前記回路装置は、
    パワーオンリセット回路と、
    前記回路部に電源電圧を供給する第1電源ラインと、前記パワーオンリセット回路に前記電源電圧を供給する第2電源ラインとを接続する経路に設けられた第1スイッチと、
    前記回路部の信号を伝送する信号ラインと前記第2電源ラインとを接続する経路に設けられた第2スイッチと、
    制御回路とを有し、
    前記電源電圧がしきいレベルより低い場合に、前記パワーオンリセット回路が前記回路部を前記初期状態にリセットするリセット信号を出力することと、
    前記パワーオンリセット回路から前記リセット信号が出力される場合に、前記制御回路が前記第1スイッチをオンするとともに前記第2スイッチをオフすることと、
    前記電源電圧が上昇して前記しきいレベルを超えた場合に、前記パワーオンリセット回路が前記リセット信号の出力を停止することと、
    前記パワーオンリセット回路に前記第1電源ラインから前記電源電圧を供給する通常モードにおいて、前記制御回路が前記第1スイッチをオンするとともに前記第2スイッチをオフすることと、
    前記パワーオンリセット回路に前記信号ラインから前記電源電圧を供給する検査モードにおいて、前記しきいレベルより高い電圧を前記信号ラインに印加することと、
    前記検査モードにおいて、前記制御回路が前記第1スイッチをオフするとともに前記第2スイッチをオンすることと
    を有するリセット方法。
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