以下、図面を参照して、本発明による光源モジュールの実施形態を説明する。図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。なお、本願明細書では、発明の理解を容易にするため、互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を参照して説明することがある。例えば、X方向およびY方向は水平方向に平行であり、Z方向は鉛直方向に平行である。ただし、X方向およびY方向は水平方向以外の方向に平行であってもよく、Z方向は鉛直方向以外の方向に平行であってもよい。
図1を参照して、本実施形態の光源モジュール100を説明する。図1(a)は、光源モジュール100の模式的な斜視図であり、図1(b)および図1(c)は、光源モジュール100の模式的な平面図である。
図1(a)に示すように、光源モジュール100は、少なくとも1つの基板110と、少なくとも1つの光源120とを備える。ここでは、光源モジュール100は、1つの基板110と、複数の光源120とを備える。光源120は、基板110の所定の位置に配置される。
ここでは、基板110の外形は略直方体形状である。基板110は、所定の方向に延びる。詳細には、基板110は、X方向に直線状に延びる。基板110のX方向に沿った長さは、基板110のY方向に沿った長さよりも大きい。また、基板110は、薄板形状である。基板110のZ方向に沿った長さは、基板110のY方向に沿った長さよりも小さい。
図1には、図示されないが、基板110の内部には、内部導電層が設けられる。例えば、内部導電層は、銅から形成される。光源120は、内部導電層と電気的に接続される。典型的には、基板110の外表面の大部分は絶縁される。ただし、基板110の外表面の一部には内部の内部導電層と電気的に接続した端子が設けられてもよい。
基板110は、主面110aと、主面110bと、側面110cと、側面110dと、側面110eと、側面110fとを有する。側面110c、側面110d、側面110eおよび側面110fは、主面110aと主面110bとを連絡する。主面110aは、+Z方向を向いており、主面110bは、-Z方向を向いている。側面110cは、-X方向を向いており、側面110dは、-Y方向を向いている。側面110eは、+X方向を向いており、側面110fは、+Y方向を向いている。
ここでは、主面110aの外形は矩形状である。主面110aは、端部a1と、端部a2と、端部a3と、端部a4とによって規定される。端部a1は、主面110aのうちの-X方向側に位置し、端部a2は、主面110aのうちの-Y方向側に位置する。また、端部a3は、主面110aのうちの+X方向側に位置し、端部a4は、主面110aのうちの+Y方向側に位置する。
光源120は、基板110の主面110aに配置される。ここでは、基板110の主面110aに、複数の光源120が配置される。複数の光源120は、それぞれ同じ大きさおよび光学特性を有する。例えば、光源120は、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)を含む。
例えば、複数の光源120は、それぞれ、表面実装素子(surface mount device:SMD)である。SMDからなる光源120は、例えば、略直方体に形成され、周囲六面のうち一つの面(基板110に対向する面の裏側の面)から光を出射する。なお、複数の光源120は、それぞれ、チップオンボード(chip on board:COB)素子であってもよい。
光源120は、基板110の長手方向(X方向)に沿って一列に配列される。ここで、一列に配列された光源120のうち一方側の端部に位置する光源を光源120Fと示し、他方側の端部に位置する光源を光源120Lと示す。図1では、光源120Fは、-X方向側の端部に位置し、光源120Lは、+X方向側の端部に位置する。なお、ここでは、光源120の長手方向が基板110の短手方向と平行であり、光源120の短手方向が基板110の長手方向と平行となるように光源120は基板110に配置される。また、全ての光源120は、基板110に対して同じ向きに配置されている。
複数の光源120から出射される光は、等間隔の光源から出射されたように見えることが好ましい。例えば、図1(a)および図1(b)に示すように、複数の光源120は、等間隔に配置される。光源120は、隣接する2つの光源120の間隔が一定になるように配列される。例えば、隣接する2つの光源120の間隔は間隔Dである。また、光源120のX方向に沿った長さは、長さLである。間隔Dは、長さLよりも大きい。なお、各光源120から出射する光の間隔が略等間隔であれば、光源120の間隔が多少不均一であっても、複数の光源120から出射される光は、等間隔の光源から出射されたように見える。例えば、隣接する光源間の距離に差がある場合、この差は、間隔Dに対して0.1%以上5%以下であってもよい。
基板110の一方側の端部と一方側の光源120との間の距離は、基板110の他方側の端部と他方側の光源120との間の距離とは異なる。詳細には、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。長さDbは、長さDaよりも大きい。また、長さDbは、間隔Dの半分よりも大きい。なお、光源120Fと端部a1との間の長さDaは、基板110の内部に位置する内部導電層において発生する電場が基板110の外部に悪影響を生じさせないように設定される。
また、長さDaと長さDbとの和は間隔Dと等しい。ただし、設計上、長さDaと長さDbとの和と間隔Dとの間には公差があってもよい。ここで、長さDaと長さDbとの和と間隔Dとの間の公差は、長さDaと長さDbとの和および/または間隔Dに対して0.1%以上5%以下の大きさであることが好ましい。
長さDaと長さDbとの和は間隔Dと等しいため、光源120の配置された基板110をX方向に複数配列することにより、より多くの光源120を等間隔に一列に配列させた光源モジュール100を構成できる。
本実施形態の光源モジュール100では、基板110に、切断部112が設けられる。基板110は、切断部112に沿って切断できる。基板110を切断部112に沿って切断すると、基板110は、本体部110tと分離部110uとに分離できる。ここでは、切断部112は、基板110の長手方向(X方向)に対して直交する方向(Y方向)に延びる。切断部112は、本体部110tと分離部110uとの境界に位置する。本体部110tは、基板110の-X方向側に位置しており、分離部110uは、基板110の+X方向側に位置する。
ここでは、切断部112は、基板110の主面110aの端部に設けられる。切断部112は、光源120Lと端部a3との間に位置する。このため、基板110を切断部112に沿って切断すると、切断前の本体部110tが新たな基板110となり、光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを短くできる。したがって、基板110に対して光源120を端部にまで配置できる。このため、本実施形態の光源モジュール100は、端部における光量の不足を抑制できる。
さらに、光源120Lと切断部112との間の長さが長さDaであることが好ましい。この場合、切断部112に沿って本体部110tと分離部110uとを分離することにより、光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを長さDaに短くできる。この場合、基板110の一方側の端部と光源120との間の距離を基板110の他方側の端部と光源120との間の距離と揃えることができ、光源120を基板110の端部にまで配置できる。
基板110の本体部110tには、光源120が配置される一方で、基板110の分離部110uには、光源120は、配置されていない。例えば、基板110の内部導電層は本体部110tの内部のみに位置しており、基板110の分離部110uには位置していなくてもよい。典型的には、基板110から分離部110uを分離した後、分離部110uを廃棄してもよい。
なお、基板110の切断部112は、容易に切断できるように、基板110の他の部分とは異なるように構成されることが好ましい。例えば、切断部112として、基板110の主面110aに溝が設けられてもよい。一例では、溝の深さは、基板110の厚さの3%以上30%以下である。
図1(c)は、基板110から分離部110uを分離した後の光源モジュール100の模式的な平面図である。なお、図1(a)および図1(b)は、基板110の本体部110tと分離部110uとが分離される前の光源モジュール100を示しているのに対して、図1(c)は、基板110の本体部110tと分離部110uとが分離された後の光源モジュール100を示す。
図1(c)に示すように、基板110の本体部110tから分離部110uが分離される。ここで、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDaである。光源120Lと切断部112との間の長さが長さDaであった場合、切断部112に沿って基板110を分離すると、光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを長さDaにできる。
なお、基板110から分離部110uを分離した場合、分離によって新たに形成された端部a3には、内部導電層が露出されないことが好ましい。ただし、新たに形成された端部a3において、内部導電層が露出されてもよい。
次に、図1および図2を参照して、本実施形態の光源モジュール100を説明する。本実施形態の光源モジュール100は、2つの基板110と、光源120とを備える。ここでは、説明の便宜上、2つの基板110のうちの一方の基板を基板110Aとし、他方の基板を基板110Bとする。基板110Aおよび基板110Bは、それぞれ、図1(a)および図1(b)に示した基板110と同じ構成である。図2(a)は、光源モジュール100を作製するための基板110Aおよび基板110Bの模式図である。図2(b)は、光源モジュール100の模式図であり、図2(c)は、図2(b)の一部の領域IICを拡大した模式図である。
図2(a)に示すように、本実施形態の光源モジュール100を作製するために光源120の配置された基板110Aと、光源120の配置された基板110Bとを用意する。基板110Aおよび基板110Bは同じ形状を有しており、基板110Aおよび基板110Bにはそれぞれ同じ数の光源120が配置される。
基板110Aにおいて、光源120は、基板110の長手方向(X方向)に沿って一列に配列される。ここで、一列に配列された光源120のうち一方側の端部に位置する光源を光源120Fと示し、他方側の端部に位置する光源を光源120Lと示す。光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。
また、基板110Bにおいても、光源120は、基板110の長手方向(X方向)に沿って一列に配列される。ここで、一列に配列された光源120のうち一方側の端部に位置する光源を光源120Fと示し、他方側の端部に位置する光源を光源120Lと示す。光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。
図2(b)に示すように、基板110Aと基板110Bとを隣接して配置して光源モジュール100を作製する。基板110Aと基板110BとはX方向に隣接して配置される。
図2(b)および図2(c)に示すように、基板110Aの端部a3は、基板110Bの端部a1と隣接する。例えば、基板110Aの端部a3は、基板110Bの端部a1と当接する。基板110Aにおいて、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。基板110Bにおいて、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、長さDaと長さDbとの和は間隔Dと等しい。このため、光源120の配置された基板110Aおよび基板110BをX方向に配列することにより、隣接する基板110Aと基板110Bにわたって光源120の間隔を一定にできる。
また、図2(b)に示すように、基板110Bの本体部110tから分離部110uが分離される。基板110Bにおいて光源120Lと切断部112との間の長さは、長さDaである場合、切断部112に沿って基板110を分離すると、光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを長さDaにできる。この場合、基板110Aの端部a1と光源120Fとの間の距離と、基板110Bの端部a3と光源120Lとの間の距離を揃えることができ、光源120を基板110Aの一方側の端部から基板110Bの他方側の端部にまで配置できる。このため、光源モジュール100は、端部における光量の不足を抑制できる。
なお、光源モジュール100が、隣接して配置される基板110Aおよび基板110Bから構成される場合、基板110Aに配置された光源および基板110Bに配置された光源120にはそれぞれ独立に信号が入力されてもよい。あるいは、基板110Aおよび基板110Bのうちの一方の基板に入力された信号が、基板110Aおよび基板110Bのうちの他方の基板に伝送することによって、基板110Aに配置された光源120および基板110Bに配置された光源120をそれぞれ点灯させてもよい。例えば、基板110Aおよび基板110Bのそれぞれの主面110aを介して信号が伝送されてもよい。あるいは、基板110Aおよび基板110Bのそれぞれの主面110bを介して信号が伝送されてもよい。
本実施形態の光源モジュール100は、光源モジュール100のサイズを比較的長くする場合、図2(b)に示したように、基板110Aおよび基板110Bから構成される。この場合、基板110Aの光源120Lと基板110Bの光源120Fとの間の距離は、他の隣接する光源120の間の距離と等しく、間隔Dである。このため、基板110Aおよび基板110Bを隣接方向に配列させることによって、より長いライン光源を実現できる。一方、光源モジュール100のサイズを比較的短くする場合、図1(c)に示したように、光源モジュール100は、基板110から構成される。この場合、基板110のうち光源120Fから端部a1までの長さが長さDaであり、基板110のうち光源120Lから端部a3までの長さが長さDaである。この場合も基板110の光源120の間隔は、間隔Dである。このように必要とされるサイズに応じて、同じ基板110を用いて光源モジュール100を作製できる。
なお、図1および図2に示した光源モジュール100では、光源120の短手方向が基板110の長手方向と平行となるように光源120は基板110に配置されたが、本実施形態はこれに限定されない。光源120の長手方向が基板110の長手方向と平行となるように光源120が基板110に配置されてもよい。
また、図1および図2に示した光源モジュール100では、全ての光源120が基板110に対して同じ向きに配置されたが、本実施形態はこれに限定されない。全ての光源120のうちの一部の光源120が基板110に対してある向きに配置される一方で、残りの光源120が基板110に対して別の向きに配置されてもよい。例えば、光源120Fおよび光源120Lの短手方向が基板110の長手方向と平行になるように配置され、光源120Fおよび光源120L以外の光源120の長手方向が基板110の長手方向と平行になるように配置されてもよい。
なお、基板110Aおよび基板110Bは保持部材に保持される。典型的には、基板110Aおよび基板110Bは、共通の保持部材に保持される。
次に、図1~図3を参照して、基板110Aおよび基板110Bを保持する保持部材130を備えた光源モジュール100を説明する。図3は、光源モジュール100の模式的な分解斜視図である。
図3に示すように、光源モジュール100は、基板110A、基板110Bおよび光源120に加えて、保持部材130をさらに備える。保持部材130は、基板110Aおよび基板110Bを保持する。
保持部材130は、長手方向に延びた形状を有する。保持部材130はX方向に沿って延びる。保持部材130は、例えば、金属製(例えば、アルミニウム製)である。
保持部材130は、本体部132と、ガイド部134aおよびガイド部134bを有する。本体部132は、X方向に沿って延びる。本体部132は、ガイド部134aおよびガイド部134aと連絡する。詳細には、ガイド部134aは、本体部132の+Y方向側端部と連結している。ガイド部134bは、本体部132の-Y方向側端部と連結している。ガイド部134aおよびガイド部134bは、本体部132と対向しており、ガイド部134aおよびガイド部134bは、本体部132に対向してX方向に沿って延びる。
基板110Aおよび基板110Bは、それぞれ、本体部132と、ガイド部134aおよびガイド部134bとの間に挿入される。基板110Aおよび基板110Bは、本体部132と、ガイド部134aおよびガイド部134bとの間をスライドする。基板110Aおよび基板110Bが、本体部132と、ガイド部134aおよびガイド部134bとの間で挟まれることにより、基板110Aおよび基板110Bは、保持部材130に保持される。
なお、保持部材130が、基板110Aおよび基板110Bを保持する場合、基板110Aおよび基板110Bに配置された光源120は、本体部132の法線方向を向く。このため、光源120は、+Z方向に向けて光を照射する。
なお、図1~図3を参照した上述の説明では、切断部112は基板110の長辺方向の端部に位置したが、本実施形態はこれに限定されない。切断部112は基板110の短辺方向の端部に位置してもよい。
切断部112は、使用者の手で切断されてもよい。あるいは、切断部112は、特定の冶具によって切断されてもよい。
図1~図3を参照した上述の説明では、図1に示した光源モジュール100において、基板110の主面には切断部112として溝が設けられていたが、本実施形態はこれに限定されない。切断部112として、複数の貫通孔が線状に設けられてもよい。また、切断部112として、基板110の端部a2および端部a4の少なくとも一方に、窪みまたは切り欠きが設けられてもよい。あるいは、切断部112として、使用者が基板110を切断するための切断線が示されてもよい。
上述したように、基板110には、主面110aおよび主面110bのいずれから信号が入力されてもよい。ただし、基板110には、主面110aから信号が入力されることが好ましい。
次に、図4および図5を参照して、光源モジュール100を説明する。図4(a)は、光源モジュール100の模式図である。ここでは、光源モジュール100は、1つの基板110と、基板110に取り付けられた光源120とを備える。なお、図4(a)の光源モジュール100は、基板110に接続端子114が設けられる点を除いて、図1(b)の光源モジュール100と同様の構成を有しており、冗長を避けるために重複する記載を省略する。
図4(a)に示すように、基板110には、接続端子114が設けられる。接続端子114は、基板110の主面110aに位置する。接続端子114は、導電部材から形成される。接続端子114は、基板110の内部に位置する内部導電層と電気的に接続する。
基板110には、複数の光源120がX方向に沿って一列に配列されており、接続端子114は、内部導電層を介して複数の光源120と電気的に接続される。例えば、複数の光源120への電力信号および/または制御信号は、接続端子114を介して外部から入力される。
接続端子114は、端子114aと、端子114bとを含む。端子114aおよび端子114bは、複数の光源120の一方側の端部(-X方向側の端部)から2番目の光源120と3番目の光源120との間に位置する。また、端子114aは、光源120に対して基板110の短手方向の一方側(+Y方向側)に位置し、端子114bは、光源120に対して基板110の短手方向の他方側(-Y方向側)に位置する。
また、接続端子114は、端子114cと、端子114dとを含む。端子114cおよび端子114dは、複数の光源120の他方側の端部(+X方向側の端部)から2番目の光源120と3番目の光源120との間に位置する。また、端子114cは、光源120に対して基板110の短手方向の他方側(-Y方向側)に位置し、端子114dは、光源120に対して基板110の短手方向の一方側(+Y方向側)に位置する。
端子114aおよび端子114bは、端子114cおよび端子114dと電気的に接続する。典型的には、端子114aは、基板110の内部導電層を介して端子114dと電気的に接続する。また、端子114bは、基板110の内部導電層を介して端子114cと電気的に接続する。
図4(b)に示すように、端子114cおよび端子114dには、配線116aおよび配線116bが接続される。詳細には、端子114dには、配線116aが接続され、端子114cには、配線116bが接続される。典型的には、配線116aおよび配線116bは、光源120と電源とを電気的に接続する。
実施形態の光源モジュール100が1つの基板110から構成される場合、図4(b)に示した基板110の切断部112を切断し、基板110の本体部110tから分離部110uが分離される。光源120Lと切断部112との間の長さが長さDaであった場合、切断部112に沿って基板110を分離すると、光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを長さDaにできる。
なお、図4(b)に示した基板110を複数用いて、光源モジュール100を作製できる。光源モジュール100は、図4(b)に示した2つの基板110から構成できる。ここでは、説明の便宜上、2つの基板110のうちの一方の基板を基板110Aとし、他方の基板を基板110Bとする。
図5(a)に示すように、本実施形態の光源モジュール100を作製するために光源120の配置された基板110Aと、光源120の配置された基板110Bとを用意する。基板110Aおよび基板110Bは、図4(b)に示した基板110と同じ形状を有しており、基板110Aおよび基板110Bにはそれぞれ同じ数の光源120が配置される。
図5(b)および図5(c)に示すように、基板110Aと基板110Bとを隣接して配置して基板110Aおよび基板110Bから光源モジュール100を作製する。基板110Aの配線116aを基板110Bの端子114aと接続させる。また、基板110Aの配線116bを基板110Bの端子114bと接続させる。基板110Bの配線116aおよび配線116bは、基板110Bの端部a3にまで延ばして、基板110Bの主面110b側(主面110aの裏側)に回す。
ここでは、基板110Aの端部a3は、基板110Bの端部a1と当接する。基板110Aにおいて、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。基板110Bにおいて、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、長さDaと長さDbとの和は間隔Dと等しい。このため、光源120の配置された基板110Aと基板110BをX方向に隣接して配置することにより、隣接する基板110Aと基板110Bにわたって光源120の間隔を一定にできる。
また、図5(b)に示すように、基板110Bの本体部110tから分離部110uが分離される。基板110Bにおいて光源120Lと切断部112との間の長さが長さDaである場合、切断部112に沿って基板110を分離すると、光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを長さDaにできる。この場合、基板110Aの端部a1と光源120Fとの間の距離と、基板110Bの端部a3と光源120Lとの間の距離を揃えることができ、光源120を基板110Aの一方側の端部から基板110Bの他方側の端部にまで配置できる。
本実施形態の光源モジュール100は、照明装置の一部として好適に用いられる。光源120からの光は、照明光として用いられる。
以下、図6を参照して、光源モジュール100を備えた照明装置200を説明する。図6は、照明装置200の模式的な分解斜視図である。
図6に示すように、照明装置200は、例えば、直接照明装置である。照明装置200は、光を出射する。照明装置200は、X方向に沿って延びる。
照明装置200は、取付器具210と、光源ユニット220とを備える。光源モジュール100は、光源ユニット220に取り付けられる。ここでは、光源モジュール100は、基板110Aと、基板110Bと、保持部材130とから構成される。基板110Aおよび基板110Bは、保持部材130に保持される。
取付器具210は、取付体に設置される。取付体は、建造物の部屋の天井面のような照明装置200を支持可能な部材である。光源ユニット220は、取付器具210に取り付けられる。取付器具210は、ベース部材212と、蓋部214と、電源部216とを含む。
ベース部材212は、電源部216および光源ユニット220の放熱性を考慮して構成される。例えば、ベース部材212は、金属製である。
ベース部材212は、X方向に沿って延びる。ベース部材212は、側面部212aと、側面部212bと、連結部212cとを有する。側面部212a、側面部212bおよび連結部212cは、それぞれ、略平板形状を有する。
側面部212aと側面部212bとは、Y方向に沿って互いに間隔を空けて対向する。側面部212aと側面部212bとの間には、連結部212cが介在する。
ベース部材212は、光源ユニット220を取付体に設置するための部材である。ベース部材212は、取付体に取り付けられる。本実施形態では、ベース部材212のうち、連結部212cが、取付体に取り付けられる。
蓋部214は、ベース部材212のX方向の端部に配置される。例えば、蓋部214は、ベース部材212に対して着脱可能である。
蓋部214は、第1蓋部214aと、第2蓋部214bとを有する。第1蓋部214aおよび第2蓋部214bは、それぞれ、例えば、略平板形状を有し、平面視略矩形形状を有する。第1蓋部214aは、ベース部材212のうちX方向の一方側の端部に配置され、ベース部材212の一方側の端部を閉塞する。第2蓋部214bは、ベース部材212のうちX方向の他方側の端部に配置され、ベース部材212の他方側の端部を閉塞する。なお、蓋部214とベース部材212とは、別部材であってもよく、一体成形されてもよい。
ベース部材212の内部は空洞である。ベース部材212の内部は、ベース部材212の内面で囲まれた空間である。具体的には、ベース部材212の内部は、側面部212aと側面部212bとで挟まれた空間である。
電源部216は、光源ユニット220に電力を供給する。電源部216は、ベース部材212の内部に配置される。なお、電源部216をベース部材212の内部に配置せず、ベース部材212の外部に配置してもよい。
光源ユニット220は、X方向に沿って延びる。具体的には、光源ユニット220は、光源モジュール100と、カバー部材222と、蓋部224と、取付部材226と、装着部材228とを含む。
光源ユニット220は、ベース部材212に対して着脱可能である。光源ユニット220は、ベース部材212と別体であり、ベース部材212に対し着脱可能とするための構成を有する。本実施形態では、光源ユニット220は、取付部材226によってベース部材212に対して着脱可能に構成される。
カバー部材222は、光カバー部222aと、進入部222bとを有する。光カバー部222aは、複数の光源120が出射した光を透過する。光カバー部222aは、例えば、複数の光源120が出射した光を拡散する。
光カバー部222aは、例えば、合成樹脂製である。光カバー部222aは、例えば、白色半透明であってもよい。光カバー部222aは、例えば、光拡散材料を含有した樹脂を成形することによって形成してもよいし、透明材料で成形した後に表面に光拡散処理を施してもよい。
光カバー部222aは、X方向に沿って延びる。光カバー部222aは、2つの側面部と、連結部とを有する。光カバー部222aの2つの側面部および連結部は、それぞれ、略平板形状を有する。光カバー部222aの2つの側面部は、Y方向に沿って互いに間隔を空けつつ対向する。光カバー部222aの2つの側面部の間には、連結部が介在する。
光カバー部222aの内部は空洞である。光カバー部222aの内部は、光カバー部222aの内面で囲まれた空間である。具体的には、光カバー部222aの内部は、2つの側面部で挟まれた空間である。光カバー部222aは、複数の光源120から出射された光を透過させて光カバー部222aの外部に放出する。
進入部222bは、光カバー部222aに連結される。進入部222bは、X方向に沿って延びる。進入部222bは、ベース部材212の内部に進入可能である。
蓋部224は、光カバー部222aのX方向の端部に配置される。蓋部224は、光カバー部222aのX方向の端部を閉塞する。本実施形態では、蓋部224は、光カバー部222aに着脱可能である。蓋部224は、第1蓋部224aと、第2蓋部224bとを含む。第1蓋部224aおよび第2蓋部224bは、それぞれ、例えば、略平板形状を有し、平面視略矩形形状を有する。
例えば、第1蓋部224aおよび第2蓋部224bは、それぞれ、溶着によって光カバー部222aに接合される。あるいは、第1蓋部224aおよび第2蓋部224bは、それぞれ、接着剤によって光カバー部222aに接合されていてもよい。第1蓋部224aは、光カバー部222aのうちX方向の一方側の端部に配置され、光カバー部222aの一方側の端部を閉塞する。第2蓋部224bは、光カバー部222aのうちX方向の他方側の端部に配置され、光カバー部222aの他方側の端部を閉塞する。蓋部224とベース部材212とは、別部材であってもよく、一体成形されてもよい。
取付部材226は、保持部材130に取り付けられる。具体的には、取付部材226は、保持部材130の取付面に取り付けられる。取付部材226は、弾性を有し、金属製(例えば、ステンレス製)である。
装着部材228は、保持部材130の端部に装着される。装着部材228は、例えば、合成樹脂製である。装着部材228は、例えば、弾性変形可能である。
図6に示した照明装置200では、光源120は、照明装置200を取り付ける取付体(ベース部材212の取付面)の法線方向に光を照射する。ただし、本実施形態は、これに限定されない。光源120は、照明装置200を取り付ける取付体の法線方向に対して斜め方向に光を照射してもよい。
次に、図7を参照して、光源モジュール100を備えた照明装置200を説明する。図7は、照明装置200の模式的な分解斜視図である。
図7に示すように、照明装置200は、取付器具210と、光源ユニット220とを備える。光源モジュール100は、光源ユニット220に取り付けられる。ここでは、光源モジュール100は、基板110Aと、基板110Bと、保持部材130とから構成される。基板110Aおよび基板110Bは、保持部材130に保持される。
取付器具210は、取付体に設置される。取付体は、建造物の部屋の天井面のような照明装置200を支持可能な部材である。光源ユニット220は、取付器具210に取り付けられる。取付器具210は、ベース部材213と、蓋部214とを含む。
ベース部材213は、光源ユニット220の放熱性を考慮して構成される。例えば、ベース部材213は、金属製である。ベース部材213は、X方向に沿って延びる。
ベース部材213は、光源ユニット220を取付体に設置するための部材である。ベース部材213は、取付体に取り付けられる。
ベース部材213は、上面部213aと、側面部213bと、本体部213cとを含む。上面部213aと、側面部213bと、本体部213cとは、組み合わされて一体化される。本体部213cは、底面と、底面に対して斜め方向に鋭角に傾斜した傾斜面とを有する。本体部213cの傾斜面には、保持部材130が嵌入される。本実施形態では、本体部213cの底面が取付体に設置される。
蓋部214は、ベース部材213のX方向の端部に配置される。本実施形態では、蓋部214は、ベース部材213に着脱可能である。
蓋部214は、第1蓋部214aと、第2蓋部214bとを有する。第1蓋部214aおよび第2蓋部214bは、それぞれ、例えば、略平板形状を有し、平面視略矩形形状を有する。第1蓋部214aは、ベース部材213のうちX方向の一方側の端部に配置され、ベース部材213の一方側の端部を閉塞する。第2蓋部214bは、ベース部材213のうちX方向の他方側の端部に配置され、ベース部材213の他方側の端部を閉塞する。なお、蓋部214とベース部材213とは、別部材であってもよく、一体成形されていてもよい。
ベース部材213の内部は空洞である。ベース部材213の内部は、ベース部材213の内面で囲まれた空間である。具体的には、ベース部材213の内部は、上面部213aと側面部213bと本体部213cとで挟まれた空間である。
光源ユニット220は、X方向に沿って延びる。具体的には、光源ユニット220は、光源モジュール100と、カバー部材222とを含む。
光源ユニット220は、ベース部材213に着脱可能である。光源ユニット220は、ベース部材213と別体であり、ベース部材213に対し着脱可能とするための構成を有する。
図7に示した照明装置200では、光源120は、Z方向に対して斜めを向いている。このため、照明装置200は、光を斜め方向に照射する。
なお、図1~図7に示した光源モジュール100において、基板110の主面110aは矩形状であったが、本実施形態はこれに限定されない。基板110の主面110aには、窪みが設けられてもよい。
次に、図8および図9を参照して、光源モジュール100を説明する。図8(a)は、本実施形態の光源モジュール100の模式図である。図8(a)の光源モジュール100は、基板110に窪み110vが設けられる点を除いて、図4(a)を参照して上述した光源モジュール100と同様の構成を有しており、冗長を避けるために重複する記載を省略する。また、図8(b)および図8(c)は、本実施形態の光源モジュール100の模式図であり、図8(d)は、図8(c)の一部の領域VIIIDを拡大した模式図である。また、図9(a)は、本実施形態の光源モジュール100の模式図である。図9(b)および図9(c)は、図9(a)の一部の領域を拡大した模式図である。
図8(a)に示すように、基板110には、窪み110vが設けられる。窪み110vは、本体部110tに設けられる。詳細には、窪み110vは、主面110aの端部a2および端部a4にそれぞれ設けられる。また、窪み110vは、切断部112よりも端部a3から離れた位置に設けられる。窪み110vは、切断部112と連続している。
図8(b)に示すように、端子114cおよび端子114dには、配線116aおよび配線116bが接続される。詳細には、端子114cには、配線116bが接続され、端子114dには、配線116aが接続される。なお、窪み110vは、配線116aおよび配線116bを固定するために利用できる。
図8(c)に示すように、切断部112に沿って基板110を切断して基板110の本体部110tから分離部110uを分離する。分離部110uを分離すると、光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを短くできる。したがって、基板110に対して光源120を端部にまで配置でき、基板110の設置領域全体から光を照射できる。このため、本実施形態の光源モジュール100は、端部における光量の不足を抑制できる。
また、図8(c)および図8(d)に示すように、窪み110vは、基板110の端部a2と端部a3とを連絡し、基板110の端部a3と端部a4とを連絡する。このため、基板110の端部a3には、凹部が設けられる。
図8(d)に示すように、光源120Lと基板110の端部a3との間のX方向に沿った長さは、距離Daである。なお、端部a3には凹部が設けられるが、光源120Lと端部a3との間の長さは、距離Daよりも長いことが好ましい。これにより、基板110の内部に位置する内部導電層において発生する電場が基板110の外部に悪影響を生じさせないように設定できる。
本実施形態の光源モジュール100は、2つの基板110から構成されてもよい。ここでも、説明の便宜上、2つの基板110のうちの一方の基板を基板110Aとし、他方の基板を基板110Bとする。
図9(a)に示すように、基板110Aと基板110Bとを隣接して配置して光源モジュール100を作製する。基板110Aおよび基板110Bは、図8(b)に示した基板110と同じ形状を有しており、基板110Aおよび基板110Bにはそれぞれ同じ数の光源120が配置される。
基板110Aにおいて、光源120は、基板110の長手方向(X方向)に沿って一列に配列される。ここで、一列に配列された光源120のうち一方側の端部に位置する光源を光源120Fと示し、他方側の端部に位置する光源を光源120Lと示す。光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。
基板110Bにおいても、光源120は、基板110の長手方向(X方向)に沿って一列に配列される。ここで、一列に配列された光源120のうち一方側の端部に位置する光源を光源120Fと示し、他方側の端部に位置する光源を光源120Lと示す。光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、基板110Bの切断部112は切断されており、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDaである。
図9(a)および図9(b)に示すように、基板110Aの端部a3は、基板110Bの端部a1と当接する。基板110Aにおいて、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。基板110Bにおいて、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、長さDaと長さDbとの和は間隔Dと等しい。このため、光源120の配置された基板110Aと基板110BをX方向に複数配列することにより、隣接する基板110Aと基板110Bにわたって光源120の間隔を一定にできる。
また、図9(a)および図9(c)に示すように、基板110Bの本体部110tから分離部110uが分離される。基板110Bにおいて光源120Lと切断部112との間の長さが長さDaである場合、切断部112に沿って基板110を分離すると、光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを長さDaにできる。この場合、基板110の端部a1と光源120Fとの間の距離を基板110の端部a3と光源120Lとの間の距離と揃えることができ、光源120を基板110の端部にまで配置できる。
図9(c)に示すように、窪み110vには、配線116aおよび配線116bが係合する。このように、窪み110vは、配線116aおよび配線116bを固定するために利用できる。
なお、図1~図9を参照した上述の説明では、基板110には1つの切断部112が設けられたが、本実施形態はこれに限定されない。基板110には2以上の切断部112が設けられてもよい。
次に、図10および図11を参照して、光源モジュール100を説明する。図10(a)は、本実施形態の光源モジュール100の模式図である。なお、図10(a)の光源モジュール100は、基板110に切断部112aおよび切断部112bが設けられる点を除いて、図4(a)を参照して上述した光源モジュール100と同様の構成を有しており、冗長を避けるために重複する記載を省略する。
図10(a)に示すように、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDbであり、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。
基板110の主面110aの端部に、切断部112aおよび切断部112bが設けられる。切断部112aは、光源120Fと端部a1との間に位置する。切断部112aを切断することにより、本体部110tと分離部110u1とを分離できる。また、切断部112bは、光源120Lと端部a3との間に位置する。切断部112bを切断することにより、本体部110tと分離部110u2とを分離できる。
このため、切断部112aおよび切断部112bに沿って基板110を分離すると、光源120Fと基板110の端部a1との間の長さおよび光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを小さくできる。したがって、基板110に対して光源120を端部にまで配置でき、基板の設置領域全体から光を照射できる。このため、本実施形態の光源モジュール100は、端部における光量の不足を抑制できる。
さらに、光源120Fと切断部112aとの間の長さが長さDaであることが好ましく、光源120Lと切断部112bとの間の長さが長さDaであることが好ましい。この場合、切断部112に沿って本体部110tと分離部110u1および分離部110u2とを分離することにより、光源120Fと基板110の端部a1との間の長さ、および、光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを長さDaに短くできる。この場合、基板110の端部a1と光源120Fとの間の距離を基板110の端部a3と光源120Lとの間の距離と揃えることができる。
複数の光源120は、等間隔に配置される。光源120は、隣接する2つの光源120の間隔が一定になるように配列される。例えば、隣接する2つの光源120の間隔は間隔Dである。なお、長さDbと長さDbとの和は、間隔Dと等しい。
図10(b)は、基板110から分離部110u1および分離部110u2を分離した後の光源モジュール100の模式的な平面図である。図10(b)に示すように、基板110の本体部110tから分離部110u1および分離部110u2が分離される。ここで、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaであり、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDaである。
図11(a)に示すように、本実施形態の光源モジュール100を作製するために光源120の配置された基板110Aと、光源120の配置された基板110Bとを用意する。基板110Aおよび基板110Bは、配線116aおよび配線116bが取り付けられた点を除いて図10(a)の基板110と同じ形状を有しており、基板110Aおよび基板110Bにはそれぞれ同じ数の光源120が配置される。
図11(b)に示すように、基板110Aと基板110Bとを隣接して配置して光源モジュール100を作製する。基板110Aと基板110BとはX方向に隣接して配置される。
図11(b)および図11(c)に示すように、基板110Aの端部a3は、基板110Bの端部a1と当接する。基板110Aにおいて、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。基板110Bにおいて、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDbである。また、長さDbと長さDbとの和は間隔Dと等しい。このため、光源120の配置された基板110Aと基板110BをX方向に配列することにより、隣接する基板110Aと基板110Bにわたって光源120の間隔を一定にできる。
また、図11(b)に示すように、基板110Aの本体部110tから分離部110u1が分離され、基板110Bの本体部110tから分離部110u2が分離される。この場合、基板110Aの端部a1と光源120Fとの間の距離を基板110Bの端部a3と光源120Lとの間の距離と揃えることができる。
なお、図1~図11を参照して上述した説明では、複数の基板110から光源モジュール100が構成される場合、光源モジュール100は基板110Aおよび基板110Bから構成されたが、本実施形態はこれに限定されない。光源モジュール100は、3以上の基板110から構成されてもよい。
次に、図12を参照して、光源モジュール100を説明する。図12は、本実施形態の光源モジュール100の模式図である。図12(a)は、光源モジュール100を作製するための基板110A、基板110Bおよび基板110Cの模式図である。図12(b)は、光源モジュール100の模式図である。
図12(a)に示すように、本実施形態の光源モジュール100は、3つの基板110から構成される。ここでは、説明の便宜上、3つの基板110のうちの1つの基板を基板110Aとし、別の基板を基板110Bと、残りの基板を基板110Cとする。本実施形態の光源モジュール100を作製するために、光源120の配置された基板110Aと、光源120の配置された基板110Bと、光源120の配置された基板110Cとを用意する。基板110A、基板110Bおよび基板110Cは図4(a)の基板110と同じ形状を有しており、基板110A、基板110Bおよび基板110Cにはそれぞれ同じ数の光源120が配置される。
図12(b)に示すように、基板110Aと基板110Bと基板110Cとを隣接して配置して光源モジュール100を作製する。基板110Aと基板110Bと基板110CとはX方向に隣接して配置される。
図12(b)および図12(c)に示すように、基板110Aの端部a3は、基板110Bの端部a1と当接する。基板110Aにおいて、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。基板110Bにおいて、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、長さDaと長さDbとの和は間隔Dと等しい。
また、基板110Bの端部a3は、基板110Cの端部a1と当接する。基板110Bにおいて、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。基板110Cにおいて、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、長さDaと長さDbとの和は間隔Dと等しい。このため、光源120の配置された基板110A、基板110Bおよび基板110CをX方向に配列することにより、隣接する基板110Aと基板110Bと基板110Cとにわたって光源120の間隔を一定にできる。
また、図12(b)に示すように、基板110Cの本体部110tから分離部110uが分離される。基板110Cにおいて光源120Lと切断部112との間の長さが長さDaである場合、切断部112に沿って基板110を分離すると、光源120Lと基板110の端部a3との間の長さを長さDaにできる。この場合、基板110の端部a1と光源120Fとの間の距離を基板110の端部a3と光源120Lとの間の距離と揃えることができる。
なお、図1~図12に示した光源モジュール100では、切断部112は、基板110の端部と端の光源120との間に設けられていたが、本実施形態はこれに限定されない。基板110において切断部112の切断によって分離された両側をそれぞれ光源モジュール100に使用してもよい。
次に、図13を参照して、光源モジュール100を説明する。図13(a)は、本実施形態の光源モジュール100の模式図であり、図13(b)は、図13(a)の一部の領域XIIIBを拡大した模式図である。
図13(a)および図13(b)に示すように、光源モジュール100において、切断部112は、基板110の中央に配置される。このため、切断部112において基板110を切断すると、基板110は2等分される。ここでは、複数の光源120は偶数個である。切断部112は、複数の光源120を2等分する位置に配置される。
光源120は、基板110の長手方向(X方向)に沿って一列に配列される。隣接する2つの光源120の間隔は間隔Dである。ここで、一列に配列された光源120のうち一方側の端部に位置する光源を光源120Fと示し、他方側の端部に位置する光源を光源120Lと示す。図1では、光源120Fは、-X方向側の端部に位置し、光源120Lは、+X方向側の端部に位置する。また、複数の光源120において、切断部112に対して一方側(-X方向側)に隣接する光源を光源120Gと示し、切断部112に対して他方側(+X方向側)に隣接する光源を光源120Mと示す。
光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDaである。このため、光源120Fと端部a1との間の長さは、光源120Lと端部a3との間の長さと等しい。なお、長さDaは、間隔Dの半分である。
さらに、光源120Gと切断部112との間の長さは、長さDaである。また、光源120Mと切断部112との間の長さは、長さDaである。
図13(c)に示すように、基板110を切断部112において切断すると、基板110から基板110pおよび基板110qが形成される。
基板110pにおいて、一列に配列された光源120のうち光源120Fが一方側の端部に位置し、光源120Gが、他方側の端部に位置する。ここで、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Gと端部a3との間の長さは、長さDaである。この場合、基板110pの端部a1と光源120Fとの間の距離を基板110pの端部a3と光源120Gとの間の距離と揃えることができ、光源120を基板110pの端部にまで配置できる。
また、基板110qにおいて、一列に配列された光源120のうち光源120Mが一方側の端部に位置し、光源120Lが、他方側の端部に位置する。ここで、光源120Mと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDaである。この場合、基板110qの端部a1と光源120Mとの間の距離を基板110qの端部a3と光源120Lとの間の距離と揃えることができ、光源120を基板110qの端部にまで配置できる。
なお、図13を参照して上述した光源モジュール100では、基板110の中央を1つの切断部112に沿って切断したが、本実施形態はこれに限定されない。基板110の中央を2以上の切断部112に沿って切断してもよい。
次に、図14を参照して、光源モジュール100を説明する。図14は、本実施形態の光源モジュール100の模式図である。図14(a)は、本実施形態の光源モジュール100の模式図であり、図14(b)は、図14(a)の一部の領域XIVBを拡大した模式図である。
図14(a)および図14(b)に示すように、光源モジュール100において、切断部112aおよび切断部112bは、基板110の中央に配置される。このため、切断部112aおよび切断部112bの一方に沿って基板110を切断すると、基板110は略2等分される。ここでは、複数の光源120は偶数個である。切断部112aおよび切断部112bは、複数の光源120を2等分する位置に配置される。
また、図14(a)に示すように、基板110の長手方向の端部に切断部112cが設けられる。切断部112cは、光源120Lと端部a3との間に位置する。
光源120は、基板110の長手方向(X方向)に沿って一列に配列される。隣接する2つの光源120の間隔は間隔Dである。
光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。
切断部112aは、光源120Gに隣接する。光源120Gと切断部112aとの間の長さは長さDaである。また、切断部112bは、光源120Mに隣接する。切断部112bと光源120Mとの間の長さは長さDaである。
なお、切断部112aと切断部112bとによって規定される領域のX方向に沿った長さは長さDcである。間隔Dは、長さDaと長さDaと長さDcとの和に等しい。
例えば、長さDcは長さDaと等しいことが好ましい。また、長さDaと長さDcとの和は、長さDbと等しいことが好ましい。
図14(c)に示すように、基板110を切断部112bにおいて切断すると、基板110から基板110pおよび基板110qが形成される。
基板110pにおいて、一列に配列された光源120のうち光源120Fが一方側の端部に位置し、光源120Gが、他方側の端部に位置する。ここで、光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Gと端部a3との間の長さは、長さDaと長さDcとの和となり、長さDbである。さらに、基板110pを切断部112aに沿って切断すると、光源120Lと基板110pの端部a3との間の長さを長さDaにまで短くできる。
また、基板110qを切断部112cに沿って切断すると、光源120Lと基板110qの端部a3との間の長さをさDaにまで短くできる。この場合、基板110pの端部a1と光源120Fとの間の距離を基板110pの端部a3と光源120Gとの間の距離と揃えることができ、光源120を基板110pの端部にまで配置できる。このため、本実施形態の光源モジュール100は、端部における光量の不足を抑制できる。
なお、図14(c)では、図14(a)および図14(b)の基板110を切断して分離したが、図14(a)および図14(b)の基板110を2つ隣接させて光源モジュール100を作製してもよい。
図14(d)に示すように、本実施形態の光源モジュール100を作製するために光源120の配置された基板110Aと、光源120の配置された基板110Bとを用意する。基板110Aおよび基板110Bは、図14(a)および図14(b)に示した基板110と同じ形状を有しており、基板110Aおよび基板110Bにはそれぞれ同じ数の光源120が配置される。
基板110Aにおいて、光源120は、基板110の長手方向(X方向)に沿って一列に配列される。ここで、一列に配列された光源120のうち一方側の端部に位置する光源を光源120Fと示し、他方側の端部に位置する光源を光源120Lと示す。光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。
また、基板110Bにおいても、光源120は、基板110の長手方向(X方向)に沿って一列に配列される。ここで、一列に配列された光源120のうち一方側の端部に位置する光源を光源120Fと示し、他方側の端部に位置する光源を光源120Lと示す。光源120Fと端部a1との間の長さは、長さDaである。また、光源120Lと端部a3との間の長さは、長さDbである。
この場合でも、基板110Aの端部a3を基板110Bの端部a1と当接して光源モジュール100を作製することにより、より長いライン光源を作製できる。さらに、基板110Bを切断部112cに沿って切断すると、光源120Lと基板110Bの端部a3との間の長さを長さDaにまで短くできる。
なお、図1~図14に示した光源モジュール100において、基板110は、一方向に直線状に延びた形状を有していたが、本実施形態はこれに限定されない。基板110は、曲線状に延びた形状を有してもよい。
次に、図15を参照して、光源モジュール100を説明する。図15は、本実施形態の光源モジュール100の模式図である。
図15(a)に示すように、基板110は、薄板状かつ扇形状である。基板110の主面110aは、側端部a5と、内周端部a6と、側端部a7と、外周端部a8とを有する。内周端部a6および外周端部a8は、側端部a5および側端部a7をそれぞれ介して連絡する。基板110の内周端部a6は、ある中心点(仮想中心点)を基準とした円弧形状であり、基板110の外周端部a8とは、同じ中心点を基準とした円弧形状である。
基板110には、複数の光源120が配置される。複数の光源120は、仮想中心点からの同一距離だけ離れた位置に配置される。光源120は、間隔Dだけ離れて配置される。
ここでは、基板110には、3つの光源120が配置される。例えば、3つの光源120は、中心角で30°離れた位置に配置される。
基板110には、切断部112aおよび切断部112bが設けられる。切断部112aは、側端部a5と一方側の光源120のとの間に位置する。切断部112bは、側端部a7と他方側の光源120のとの間に位置する。なお、ここでは、側端部a5と一方側の光源120との間の距離(長さDb)は、側端部a7と他方側の光源120との間の距離(長さDb)と等しい。
また、長さDbと長さDbとの和は間隔Dと等しい。このため、光源120の配置された基板110を、円周方向に複数配列することにより、より多くの光源120を一列に配列された光源モジュール100を構成できる。
なお、図15(a)に示した基板110を複数用いて、光源モジュール100を作製できる。光源モジュール100は、図15(a)に示した3つの基板110から構成できる。ここでは、説明の便宜上、3つの基板110のうちの1つの基板を基板110Aとし、他の基板を基板110Bとし、残りの基板を基板110Cとする。
図15(b)に示すように、本実施形態の光源モジュール100を作製するために光源120の配置された基板110Aと、光源120の配置された基板110Bと、光源120の配置された基板110Cとを用意する。基板110A、基板110Bおよび基板110Cは、図15(a)に示した基板110と同じ形状を有しており、基板110A、基板110Bおよび基板110Cにはそれぞれ同じ数の光源120が配置される。
図15(c)に示すように、基板110Aと基板110Bと基板110Cとを隣接して配置して基板110A~基板110Cから光源モジュール100を作製する。基板110Bは、基板110Aおよび基板110Cに隣接する。
ここでは、基板110Aの側端部a7は、基板110Bの側端部a5と当接する。基板110Aにおいて、他方側の光源120と側端部a7との間の長さは、長さDbである。基板110Bにおいて、一方側の光源120と側端部a5との間の長さは、長さDbである。また、長さDbと長さDbとの和は間隔Dと等しい。このため、光源120の配置された基板110Aと基板110Bを円周方向に隣接して配置することにより、隣接する基板110Aと基板110Bにわたって光源120の間隔を一定にできる。
同様に、基板110Bの側端部a7は、基板110Cの側端部a5と当接する。このため、光源120の配置された基板110Bと基板110Cを円周方向に隣接して配置することにより、隣接する基板110Bと基板110Cにわたって光源120の間隔を一定にできる。
また、図15(c)に示すように、基板110Aの切断部112aが切断され、基板110Cの切断部112bが切断される。この場合、基板110A~基板110Cの開口領域を拡大できる。
なお、図15に示した光源モジュール100では、基板110Aにおいて切断部112aおよび基板110Cの切断部112bにおいて切断される一方で、基板110Bでは、切断部112aおよび切断部112bのいずれも切断されなかったが、本実施形態はこれに限定されない。光源モジュール100に含まれるすべての基板110はいずれかの切断部において切断されてもよい。
次に、図16および図17を参照して、光源モジュール100を説明する。図16(a)は、光源モジュール100を作製するための基板110の模式図である。
図16(a)に示すように、基板110は、薄板状かつ円弧状である。基板110の主面110aは、側端部a5と、内周端部a6と、側端部a7と、外周端部a8とを有する。内周端部a6および外周端部a8は、側端部a5および側端部a7をそれぞれ介して連絡する。基板110の内周端部a6は、ある中心点(仮想中心点)を基準とした半円形状であり、基板110の外周端部a8とは、同じ中心点を基準とした半円形状である。
複数の光源120は、基板110の主面110aに設けられる。光源120は、基板110の円周方向に沿って一列に配列される。ここで、円周方向に沿って一列に配列された光源120のうち一方側の端部に位置する光源を光源120Fと示し、他方側の端部に位置する光源を光源120Lと示す。図16(a)では、光源120Fは、側端部a5に隣接し、光源120Lは、側端部a7に隣接する。
基板110には、切断部112aおよび切断部112bが設けられる。切断部112aは、側端部a5と光源120Fとの間に位置する。また、切断部112bは、側端部a7と光源120Lとの間に位置する。
光源120は、隣接する2つの光源120の間隔が一定になるように配列される。例えば、隣接する2つの光源120の間隔は間隔Dである。
光源120Fと側端部a5との間の長さは、長さDaである。また、光源120Lと側端部a7との間の長さは、長さDbである。なお、長さDbは、長さDaよりも大きい。
図16(b)に示すように、本実施形態の光源モジュール100を作製するために光源120の配置された基板110Aと、光源120の配置された基板110Bとを用意する。基板110Aおよび基板110Bは、図16(a)に示した基板110と同じ形状を有しており、基板110Aおよび基板110Bにはそれぞれ同じ数の光源120が配置される。
図17(a)および図17(b)に示すように、基板110Aと基板110Bと基板110Cとを隣接して配置して基板110Aおよびと基板110Bから光源モジュール100を作製する。
ここでは、基板110Aの側端部a7は、基板110Bの側端部a5と当接する。基板110Aにおいて、他方側の光源120と側端部a7との間の長さは、長さDbである。基板110Bにおいて、一方側の光源120と側端部a5との間の長さは、長さDaである。また、長さDbと長さDaとの和は間隔Dと等しい。このため、光源120の配置された基板110Aと基板110Bを円周方向に隣接して配置することにより、隣接する基板110Aと基板110Bにわたって光源120の間隔を一定にできる。
また、図17(a)および図17(b)に示すように、基板110Aの切断部112aが切断され、基板110Cの切断部112bが切断される。この場合、基板110A~基板110Cの開口領域を拡大できる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施形態として実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果を実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、図1~図17を参照した上述の説明では、1つの基板110には複数の光源120が設けられたが、本実施形態はこれに限定されない。1つの基板110には1つの光源120が設けられてもよい。