JP6309814B2 - 照明器具 - Google Patents

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本発明は、照明器具に関する。
従来から、複数個を連結し、直線状に並べて用いられる照明器具が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、複数個を直線状に並べて用いられる照明器具であって、交流電源から電力を供給されて光源を点灯させる点灯装置と、上記並べられる方向に長い形状であって点灯装置を保持するとともに光源が取り付けられる器具本体(灯具本体)とを備える照明器具が開示されている。
特開2008−300242号公報
しかしながら、特許文献1の照明器具では、器具本体(灯具本体)が直線状に並べられて連結する構成であるため、特許文献1の照明器具では、任意の数の器具本体(灯具本体)を任意の方向に並べて連結したり、任意の形状となるように連結することができない。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、任意の数の灯具本体を任意の方向に並べて連結したり、任意の形状となるように連結することができる照明器具を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、本願に開示する照明器具は、
光源を有する灯具本体と、
前記光源を覆うセードと、を備える照明器具であって、
前記灯具本体は、他の灯具本体と連結可能な連結部と、平面視において延出方向が2方向に配置された係合孔とを備え、
前記セードは、前記係合孔に係合する係合部材を備え、
前記セードは、前記灯具本体に対してスライドさせることにより着脱可能であり、
前記連結部は、前記灯具本体の対向する2ヶ所と、当該2ヶ所の連結部以外に少なくとも1ヶ所に配置され、
複数の前記灯具本体の任意の連結部を互いに連結することで、複数の前記灯具本体が2方向に自在に連結されるものである。
本願に開示する照明器具において、
前記セードは、前記光源に対向する位置にレンズ形状に形成されたレンズ部を有することが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記レンズ部の周囲に前記光源からの光を拡散する拡散部を備えることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記セードは、前記光源に対向する位置に配置される内側セードと、前記内側セードにおいて光源に対向する面の裏側に配置される外側セードとを備えることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記光源に対向する位置にレンズ形状に形成されたレンズ部を有する第1セードと、
前記光源に対向する位置に配置される内側セードと、前記内側セードにおいて光源に対向する面の裏側に配置される外側セードとを備える第2セードと、を備え、
前記灯具本体は、前記第1セード及び前記第2セードを選択的に着脱可能であることが好ましい。
本発明によれば、任意の数の灯具本体を任意の方向に並べて連結したり、任意の形状となるように連結することができる。
本発明の実施形態に係る照明器具を示す斜視図。 照明器具を示す平面図。 照明器具を示す側面図。 照明器具(セードを取り外した状態)を示す平面図。 照明器具の取付面側を示す図。 図5におけるA−A′線断面図。 図5におけるB−B′線断面図。 (a)は連結部材を示す図、(b)は送り配線用コードを示す図。 セードの裏側(取付面側)を示す図。 本発明の別実施形態に係る照明器具を示す斜視図。 図10におけるC−C′線断面図。 照明器具を連結した状態を示す図であり、(a)は側面図、(b)は平面図。
本発明の実施形態に係る照明器具11について、図1から図12を用いて説明する。本実施形態に係る照明器具11は、LED素子42を光源とする照明器具である。照明器具11は、例えば天井面等の取付面に直接取り付けられるシーリングライトとして使用することが可能である。なお、照明器具11は、天井面に限らず、壁に取り付けてブラケットライトとして使用することも可能である。照明器具11は、取付面に単独で設置したり、互いに連結可能であり、複数個を連結して設置したりすることができる。以下の説明では、照明器具11の光を照射する側を照明器具11の照射面側とし、照明器具11における天井面等の取付面に対向する側を照明器具11の取付面側(照射面側の反対側)として説明する。また、図6、図7に示す照明器具11において、説明の便宜上前記照射面側を上方とし、前記取付面側を下方として説明する。また、以下の説明において、上方から照明器具11等を視た状態を平面視とする。上下方向に対して直交方向から照明器具11等を視た状態を側面視とする。照明器具11等の断面形状を視た状態を断面視とする。
図1から図7に示すように、照明器具11は、灯具本体21、電源部31、端子台35、光源部(LEDモジュール基板)41、光源カバー51、及びセード61を主に備える。照明器具11の外形は、平面視において略正方形状であって、照明器具11の高さ方向(図6の照明器具11の上下方向)の寸法が、照明器具11の幅方向(図6の照明器具11の上下方向に対して直交方向)の寸法よりも小さい薄型の略四角柱形状である。
なお、照明器具11の外形形状は、本実施形態に限定されるものではない。平面視において略正方形状以外に、例えば、長方形状や多角形状にすることもできる。
灯具本体21は、平面視において略正方形状であって、照射面側(図6では、上側)が開口された有底で薄型の略直方体形状の部材である。灯具本体21は、電源部31、端子台35、光源部41、光源カバー51、及びセード61等を保持するものである。具体的には、灯具本体21は、電源部31、光源部41、及び光源カバー51を収容部22に収容し、セード61をセード取付部23aに取り付けて灯具本体21の照射面側に保持する部材である。灯具本体21を構成する材料としては、例えば熱伝導率の高いアルミニウムやアルミニウム合金等の金属材料が挙げられる。灯具本体21は、光源部41で発生した熱を伝えて外部に放出する放熱機能も有する。灯具本体21は、電源部31、端子台35、光源部41、光源カバー51及びセード61等を保持可能な耐久性と、光源部41が発する熱を放熱させるための熱伝導性とを考慮し、アルミニウム等の金属材料を用いて形成されている。灯具本体21は、平面視における外形形状が、セード61の外形形状と略一致するかやや大きくなるように形成されている。
なお、灯具本体21は、耐久性及び必要な放熱性が確保できる材料であれば、アルミニウムなどの金属に限らず、樹脂などの他の材料、もしくはそれらの組み合わせで形成することができる。本実施形態の灯具本体21は、有底で略直方体形状に形成されるが、このように、灯具本体21を形成することで、灯具本体21の強度や剛性を上げることができる。
また、本実施形態においては、灯具本体21の形状が有底略直方体形状に形成されているが、この形状に特に限定するものではない。
灯具本体21は、収容部22、外枠部23及び連結部24を有している。
収容部22は、平面視が略正方形状で外形が凹状であって、電源部31、端子台35、光源部41、光源カバー51や配線等を収容して配置するための部分であり、内部にこれらを収容するための高さ及び幅が確保されている。収容部22は、中央部において照射面側に突出する光源取付部25と、該光源取付部25の周囲に連設される底面部26と、該底面部26の外周端から立設する周壁部27を有している。収容部22は、上端が開放され、光源取付部25、底面部26及び周壁部27に囲まれて区画される扁平な略四角柱状の空間である。底面部26は、取付部材(図示せず)により天井面等の取付面に取り付けられる。
光源取付部25は、光源部(LEDモジュール基板)41が取り付けられる部分である。光源取付部25は、平面視円形状で収容部22の略中央部に設けられ、灯具本体21の照射面側(図6では上側)に突出する部分である。すなわち、光源取付部25は、断面形状が照射面側(上方)に向けて台形状に突出する部分である。光源取付部25は、円形状の取付面25aを有し、該取付面25aに光源部41の基板43が当接した状態で取り付けられる。灯具本体21は、光源部41で発生した熱を伝えて外部に放出する放熱機能も有するため、光源部41が当接される光源取付部25の取付面25aは、光源部41との接触面積が広くなるよう平坦に形成されている。
なお、本実施形態では、光源取付部25の取付面25aの平面視形状を円形状としているが、特に限定するものではなく、少なくとも基板43の一部が取付可能であればよく、円形状以外のその他の形状であってもよい。
底面部26は、光源取付部25の周囲に連設され、平面視において外形が略正方形状の部分である。底面部26の照射面側の表面には、締結部材により電源部31、端子台35が所定の位置に取り付けられる。端子台35は、図4に示すように、平面視において挿通孔24dの近傍に配置される。具体的には、端子台35は、VA線接続部35aを挿通孔24d側に向けた状態で配置されている。周壁部27は、底面部26に連設され、収容部22の内周壁を形成する部分である。
外枠部23は、収容部22の周壁部27に連設され、平面視において、所定幅を有する四角枠状で断面視略L字状の部分である。外枠部23は、灯具本体21の上面となる四角枠状のセード取付部23aと、該セード取付部23aに連設されて灯具本体21の外周面を形成する外周面部23bを有している。セード取付部23aには、複数(本実施形態では8個)のダルマ孔28が開口して形成されている。
ダルマ孔28は、セード取付部23aに穿設される貫通孔であり、セード61が有する係合部材であるネジ部材71の頭部71aを係合するための係合孔である。ダルマ孔28は、大径孔28a、該大径孔28aに連通するスリット孔28bからなる。大径孔28aは、セード61が有するネジ部材71の頭部71aを挿通するために径が該頭部71aよりも大径になるように形成された略真円形状の貫通孔である。スリット孔28bは、大径孔28aより幅方向に小さいスリット形状の貫通孔である。スリット孔28bは、平面視四角枠状のセード取付部23aが有する各辺の延出方向に沿って形成される。ダルマ孔28は、平面視四角枠状のセード取付部23aが有する各辺に2ヶ所ずつ形成される。ダルマ孔28は、平面視においてセード取付部23aが有する各辺の中心線に対して線対称となるようにセード取付部23aに形成される。大径孔28aは、ネジ部材71の頭部71aをセード取付部23aの所定の位置に案内する案内孔である。スリット孔28bは、ネジ部材71が螺合する軸部65aより幅方向に大きくなるように、すなわち、ネジ部材71が螺合する軸部65aが挿通可能に形成されている。スリット孔28bは、大径孔28a側からネジ部材71が螺合する軸部65aをスリット孔28bに挿通させることで頭部71aを位置決めすることができる。
ダルマ孔28は、図4に示すように、平面視においてダルマ孔28の延出方向を縦方向(図4の上下方向)及び横方向(図4の左右方向)の2方向に配置されたものからなる。ダルマ孔28の延出方向は、四角枠状のセード取付部23aの各辺の延出方向と同じである。
また、セード取付部23aには、各辺に2ヶ所づつ配置されたダルマ孔28の裏面側にネジ部材71の頭部71aの移動制限手段となる板バネ29が取り付けられている(図7参照)。板バネ29は、図5に示すように、その一端がスリット孔28bの近傍にネジ部材により取り付けられている。板バネ29は、ダルマ孔28の長手方向略中央において下方に突出するように屈曲して配置されている。セード61のネジ部材71をダルマ孔28に係合しようとする場合、ネジ部材71は、大径孔28aに挿入された後、スリット孔28b側に移動されると、板バネ29の屈曲部に当接する。この当接状態からさらにセード61を変位させると、ネジ部材71の頭部71aは板バネ29の屈曲部を押し、板バネ29は上方向へ弾性変形する。さらにセード61を変位させると、ネジ部材71は板バネ29の屈曲部を通過し、板バネ29は元の形状に戻る。これにより、板バネ29の屈曲部は、ネジ部材71の頭部71aと大径孔28aとの間に位置することになり、ネジ部材71が大径孔28a側へ容易に変位しないようにしている。また、ネジ部材71の頭部71aの幅がスリット孔28bの幅よりも大きいため、ネジ部材71がスリット孔28bから離脱しないようにしている。こうして、セード61が有するネジ部材71を、灯具本体21のセード取付部23aに形成されたダルマ孔28に挿通し、セード61をダルマ孔28の延出方向に沿ってスリット孔28bの先端部に向かってスライドさせることでネジ部材71の頭部71aが板バネ29により固定され、セード61が灯具本体21に取り付けられる。
連結部24は、灯具本体21の対向する2ヶ所と、当該2ヶ所の連結部24以外に少なくとも1ヶ所に配置される。連結部24は、連結部材81(図8(a)参照)を当接してネジ部材により取り付ける取付部24aと、該取付部24aに連設する段差部24bと、端子台35から延出される配線を挿通する挿通孔24c、24dと、取付部24aに灯具本体21の外側から連結部材81を導入するための導入口24eと、を有している。取付部24aは、収容部22の周壁部27に連設され、該周壁部27から収容部23の中央側に向けて突出する部分である。段差部24b及び段差部近傍には、幅方向中央に挿通孔24c、24dが開口形成されている。挿通孔24cは、光源部41を介して対向する一対の貫通孔であって、平面視T字状である。挿通孔24dは、貫通孔であって、平面視略半円状である。挿通孔24dは、電気配線用のVA線を挿通するためのものである。導入口24eは、平面視において外周面部23bの幅方向中央に形成される。導入口24eは、連結部材81の一端側を挿通可能である。導入口24eは、使用しない場合、蓋部材85により閉塞可能である。
連結部材81は、図8(a)に示すように、外形が略H字状であって、側面視(図8(a1)参照)において略コ字状である板状の金属製部材である。連結部材81は、隣接する他の灯具本体21が有する連結部24と連結するための連結金具である。連結部材81は、長手方向の両端に一対の取付片81aを有している。取付片81aのそれぞれには、ネジ部材により連結部材81を連結部24に取り付けるため取付孔81bが形成されている。例えば、2つの照明器具11を連結する場合、一方の照明器具11が有する連結部24に連結部材81の一端側である一対の取付片81aをネジ部材により取り付けて、他方の照明器具11が有する連結部24に連結部材81の他端側である一対の取付片81aをネジ部材により取り付ける。
電源部31は、光源部41が有するLED素子42に給電を行って、LED素子42を点灯させるための電源装置である。電源部31は、略直方体形状の電源ケース32内に、直方形状に加工されたプリント配線板上に複数の電子部品が実装された電源回路が収容されたものである。電源部31は、収容部23に収容されるとともに底面部26に配置される。具体的には、電源部31は、外部商用電源から供給される交流電流を所定の直流電流に変換し、変換後の電流を基板43に実装されたLED素子42に供給するためのものである。電源部31は、配線36を介して端子台35に電気的に接続されている。端子台35は、底面部26の隅部に配置される。例えば、照明器具11を天井等の取付面に取り付ける際、端子台35から延びる配線を天井裏側の外部商用電源(図示せず)と接続することで、電源部31は外部商用電源と電気的に接続される。電源部31と光源部41は配線37によって電気的に接続されている。
光源部41は、照明器具11の照射面側に向けて光を出射する部分である。光源部41は、発光素子を有するモジュール基板である。本実施形態においては、発光素子として、基板43上にLED(Light emitting diode)素子42を備えたCOB型発光モジュールを使用している。具体的には、基板43は、平板状に加工された基板面に、点光源である複数のLEDを有する円形状のLED素子42を備えたCOB型発光モジュールである。基板43は、収容部22の光源取付部25に当接して配置され、ネジやソケット等の取付部材により取り付けられる。基板43は、配線37によって電源部31と電気的に接続されている。
なお、本実施形態では、光源としてCOB型発光モジュールを用いたが、光源の種類はCOB型発光モジュールに限らず、例えば表面実装型のLED素子や有機EL素子(OLED)などを用いても実現可能である。
また、基板43は、熱伝導性シート(図示せず)や放熱グリスを介して光源取付部25に取り付けてもよく、これにより、より高い放熱性を得ることもできる。
光源カバー51は、平面視において略円形状で、光源取付部25に配置された光源部41(LED素子42)の照射面側を覆うための薄い板状の透光性部材である。光源カバー51は、例えば透明な樹脂素材で形成され、表面または裏面に光拡散処理(シボ形成処理や消し形成処理など)が施されている。なお、光源カバー51は、光拡散剤が混入された樹脂素材で形成されていてもよい。また、光源カバー51の光拡散処理は省略することができる。光源カバー51は、高透光度カバーである。光源カバー51は、LED素子42に埃などが付着することを防止するものである。光源カバー51は、径方向の両端部に2ヶ所のネジ取付部(ネジ孔)を有し、ネジ等の取付部材により光源取付部25に取り付けられる。
なお、本実施形態では、板状の光源カバー51を用いたが、この形状に特に限定するものではない。例えば、詳細は後述するが図11に示すように、略円柱状の光源カバー151を使用することもできる。
セード61は、灯具本体21の照射面側を覆うように取り付けられ、光源部41からの光を反射及び拡散させつつ、外部へ配光する部材である。セード61は、平面視において略正方形状であって、薄型の透光性部材である。セード61は、透光性を有する樹脂素材で形成されている。セード61は、図6に示すように、内側セード部62と、外側セード部63を有している。
内側セード部62は、光源部41に対向する位置に配置される。内側セード部62は、図6に示すように、平面視における中央部に設けられたレンズ部64と、該レンズ部64の周囲に連設されて照射面側に凸面形状である凸面部65と、該凸面部65の周縁において水平方向外側に突出して形成される周縁部66とを有している。
レンズ部64は、平面視において円形状でLED素子42が発した光(発光光)を配光制御(例えば、平行光化または集光による狭角配光制御)するための凸レンズ形状の光学部材である。レンズ部64は、内側セード部62に一体成形されている。レンズ部64は、入射凸部64a、周囲凸部64b、出射凸部64cを有している。入射凸部64aは、LED素子42が発した光が入射する部分であり、主にLED素子42の出射面の中心付近から出る光が入射する。入射凸部64aは、入射面の中央部が光源部41側に向けて突出した凸曲面形状に形成されている。周囲凸部64bは、入射凸部64aの周囲において光源部41側に凸状に形成されている。周囲凸部64bは、主にLED素子42の周辺に拡散した光が入射する。出射凸部64cは、出射面の中央部が照射面側に向けて突出した凸曲面形状に形成されている。出射凸部64cは、その表面に光拡散処理が施されていてもよい。入射凸部64aは、光源カバー51を介してLED素子42の発光面に対面している。レンズ部64の外径は、光源部41の外径よりも大きい。レンズ部64は、入射凸部64a、周囲凸部64b、及び出射凸部64cを一体的に形成した部材である。
なお、本実施形態においては、入射凸部64a、周囲凸部64b、及び出射凸部64cを一体的に形成しているが、特に限定されず、それぞれを別体として構成することもできる。また、本実施形態では、レンズ部64は、内側セード部62に一体成形したが、内側セード部62に対して別部材として作製し、例えばインサート成形や嵌合などにより内側セード部62と一体化する構成としてもよい。
凸面部65は、平面視において略正方形状であって、照射面側に凸曲面形状に形成される部分である。凸面部65は、光源部41からの光を拡散する機能を有する。
周縁部66は、平面視において四角枠状であって、セード取付部23aに当接して配置される平坦部分である。周縁部66には、ダルマ孔28に係合する係合部材である複数(本実施形態では、8カ所)のネジ部材71が下方に突出するように設けられている。
外側セード部63は、内側セード部62において光源部41に対向する面の裏側に配置される。外側セード部63は、図6に示すように、平面視における中央部に設けられレンズ部64を露出させる開口部67と、該開口部67から延設されるすり鉢状で断面視傾斜面状の凹部68と、該凹部68の周縁から略直方体形状の外形を形成する外形部69とを有している。外側セード部63は、光源部41からの光を拡散する機能を有する。内側セード部62と外側セード部63とは組付けられることで、照明器具11の1つの組み立て部材として、所定の内部空間を有するセード61を構成する。また、セード61は、レンズ部64の周囲に円錐状の凹部68を有している。
なお、本実施形態において、セード61は内部空間を有する構成であるが、特に限定するものではない。例えば、セード61と同じ外形形状で内部空間を有しない構成であってもよい。
また、凹部68の断面視形状は、傾斜面状以外に、湾曲状にすることもできる。
セード61は、ネジ部材71の頭部71aをダルマ孔28に係合することで、灯具本体21においてセード61が位置決めされて灯具本体21に取り付けられる。セード61は、セード61の内部の清掃や灯具本体21の部品交換等のために、灯具本体21に対して着脱できる構造となっている。
セード61は、図9に示すように、裏側の対角線上の端部2箇所に貫通孔83を有している。貫通孔83は、埃等がセード61内に入り込んだ場合に、例えば外部から高圧空気を送り込むことで埃を排出するための三角形状に切り欠かれた孔である。
なお、本実施形態では、セード61に三角形状に切り欠かれた貫通孔83を設ける構成としているが、特に貫通孔83の形状を限定するものではない。
次に、本発明の別実施形態に係る照明器具111について図10、図11を用いて説明する。
なお、照明器具111において上述した照明器具11と異なる部分は、セードの形状及び光源カバーの形状であり、その他の構成は同じであるため、その他の部分の説明は省略する。
光源カバー151は、略円柱状で、光源取付部25に配置された光源部41(LED素子42)の照射面側を覆うための透光性部材である。光源カバー151は、例えば半透明な樹脂素材で形成される。光源カバー151は、LED素子42からの光を拡散させることができる。光源カバー151は、LED素子42に埃などが付着することを防止するものである。光源カバー151は、低透光度カバーである。光源カバー151は、底面部26に設けられた光源カバー取付部89に嵌合されて取り付けられる。
セード161は、灯具本体21の照射面側を覆うように取り付けられ、光源部41からの光を反射及び拡散させつつ、外部へ配光する部材である。セード161は、平面視において略正方形状であって、薄型の透光性部材である。セード161は、透光性を有する樹脂素材で形成されている。セード161は、内側セード部162と、外側セード部163を有している。
内側セード部162は、該照射面側に凸面形状である凸面部165と、該凸面部65の周縁において水平方向外側に突出して形成される周縁部166とを有している。
凸面部165は、平面視において略正方形状であって、照射面側に凸曲面形状に形成される部分である。凸面部165は、光源部41からの光を拡散する機能を有する。
周縁部166は、平面視において四角枠状であって、セード取付部23aに当接して配置される平坦部分である。周縁部166には、ダルマ孔28に係合する係合部材である複数(本実施形態では、8カ所)のネジ部材71が下方に突出するように設けられている。なお、内側セード部62におけるネジ部材71の取り付け位置と、内側セード部162におけるネジ部材71の取り付け位置とは、ほぼ同一位置であるため、内側セード部62及び162うちいずれか一方を任意に選択して灯具本体21に取り付けることができる。
外側セード部163は、略直方体形状の外形を形成する部分である。外側セード部163は、光源部41からの光を拡散する機能を有する。内側セード部62と外側セード部63とは組付けられることで、照明器具111の1つの組み立て部材である所定の内部空間を有するセード61を構成する。
なお、本実施形態において、セード61は内部空間を有する構成であるが、特に限定するものではない。例えば、セード161と同じ外形形状で内部空間を有しない構成であってもよい。
次に、照明器具11及び照明器具111を複数連結する例として、図12に示すように、1つの照明器具11と該照明器具11に隣接する2つの照明器具111(図12に示す照明器具111A、照明器具111B)の施工を行う構成について説明する。
先ず、照明器具11と一方の照明器具111Aとをそれぞれが有する導入口24eを対向させるように隣接させて配置し、連結部材81をネジ部材により照明器具11と照明器具111Aのそれぞれが有する連結部24を連結する。次に、送り配線L(図8(b)参照)の一方の端子を照明器具11の端子台35に接続し、他方の端子を挿通孔24c介して照明器具111Aの端子台35に接続することで、照明器具11と照明器具111Aを電気的に接続する。上記と同様の手順によりにさらに照明器具111Bを連結すると、図12に示すように、照明器具11を真ん中にして両側に照明器具111A、照明器具111Bを連結した状態にすることができる。本実施形態の照明器具11(照明器具111)の場合、一対の連結部24が使用されても、この一対の連結部24の他に少なくとも1カ所連結部24を有するため、照明器具11(照明器具111)を直線方向だけでなく直線方向に直交する方向にも連結することが可能である。
以上説明した本実施形態に係る照明器具11によれば、灯具本体21を他の灯具本体21と連結可能な連結部24を備える。また、連結部24は、灯具本体21の対向する2ヶ所と、当該2ヶ所の連結部24以外に少なくとも1ヶ所とに配置される。すなわち、照明器具11に、このような配置で連結部24を設けることで、複数の照明器具11を縦方向及び横方向に自在に連結することができる。つまり、照明器具11によれば、任意の数の灯具本体21を任意の方向に並べて連結したり、任意の形状となるように連結したりすることができる。
また、灯具本体21同士は、1つの連結部材81により連結する。これにより、部材点数が少なく、施工性が向上する。
また、本実施形態では、レンズ部64を有するタイプのセードであるセード61と、光の拡散機能を有するタイプのセード161とを説明したが、セード61は、レンズ部64を備えるため、該レンズ部64により光源部41からの光を集光してスポット光を得ることができる。さらに、セード61は、レンズ部64の周囲に全面発光する拡散部である凹部68及び外形部69を有している。これにより、スポット光に加えて拡散光を得ることができる。一方、セード161は、光源部41からの光を拡散させてセード161の表面が全面発光する。このように、本実施形態の照明器具11や照明器具111のように、セードの選択により任意の配光を得ることができる。
また、灯具本体21には、光源部41に対向する位置にレンズ形状に形成されたレンズ部64を有する第1セードであるセード61が着脱可能である。さらに、灯具本体21には、光源部41に対向する位置に配置される内側セード部162と、内側セード部162において光源部41に対向する面の裏側に配置される外側セード部163とを備える第2セードであるセード161が着脱可能である。これにより、灯具本体21は、照明用途に応じて、第1セード(セード61)及び第2セード(セード161)を選択的に着脱可能である。
灯具本体21は、セード61を着脱可能なダルマ孔28を備える。また、ダルマ孔28は、ダルマ孔28の延出方向を縦方向及び横方向の2方向のものからなる。これにより、複数の灯具本体21を連結した場合でも、隣接するセード61との干渉を回避する方向にセード61の移動方向を選択して、セード61の着脱が可能となる。
光源部41は、光源カバー(モジュールカバー)で覆われている。光源カバーは、透明性が高い高透光度カバーである光源カバー51や低透光度カバーである光源カバー151を採用することができる。上述したように、高透光度カバーである光源カバー51は、レンズ部64を有するセード61に対応して使用することで光量の損失が少ないので高効率なスポット光を得ることができる。一方、低透光度カバーである光源カバー151は、拡散タイプのセードであるセード161に採用することで、多段階的に光を拡散することができるため、照度ムラを抑えた拡散光を得ることができる。
灯具本体21が備える端子台35は、VA線接続部35aを灯具本体21のVA線挿通孔である挿通孔24dに向けて配置している。これにより、施工時にVA線を端子台に接続しやすい。具体的には、照明器具11を壁付灯として壁面に設置した際に、端子台35のVA線接続部35aが右側に向くように配置する。これにより、配線作業者がVA線を端子台35に右手で接続することができる。また、照明器具11を壁付灯として壁面に設置した際に、ダルマ孔28の大径孔28aが上側に位置するように照明器具11を配置することができる。これにより、セード61を鉛直方向に移動させてダルマ孔28に装着する構成になるため、セード61のネジ部材71がスリット孔28bの先端部に安定して保持され、セード61が不意に外れることを防止できる。
また、本実施形態では、セード61(セード161)は、その外形が外側セード部63と内側セード部62(外側セード部163と内側セード部162)からなる二重構造となっており、外側部と内側部の間に空間を有する構造である。これより、光源部41から出た光が2段階で拡散されるため、照度ムラを軽減することができる。さらに、セード61及び161が二重構造であるため、セード61及び161の強度や剛性を確保できる。
また、セード61は、取付面側(裏側)の四隅の少なくとも一ヶ所に内部空間に連通する貫通孔83を設けている。これにより、セード61内部にホコリ等が入っても、貫通孔83はホコリを抜くための開口部として機能してホコリを取り出すことができる。
本実施形態では、レンズ部64がセード61に一体的に形成されている。これにより、レンズ部をセードに組み付ける工程が必要でなくなり、製造が容易になる。
レンズ部64を有するセード61は、レンズ部64の周囲に円錐状の凹部68を備える。これにより、レンズ部64から出射された光がセード61の角部等により遮られること(レンズ部64のケラレ)を防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、照明器具11や照明器具111は平面視において略正方形状としたが、長方形状、多角形状やその他の形状としてもよい。
11 照明器具
21 灯具本体
24 連結部
41 光源部
61 セード
64 レンズ部
68 凹部
69 外形部

Claims (5)

  1. 光源を有する灯具本体と、
    前記光源を覆うセードと、を備える照明器具であって、
    前記灯具本体は、他の灯具本体と連結可能な連結部と、平面視において延出方向が2方向に配置された係合孔とを備え、
    前記セードは、前記係合孔に係合する係合部材を備え、
    前記セードは、前記灯具本体に対してスライドさせることにより着脱可能であり、
    前記連結部は、前記灯具本体の対向する2ヶ所と、当該2ヶ所の連結部以外に少なくとも1ヶ所に配置され、
    複数の前記灯具本体の任意の連結部を互いに連結することで、複数の前記灯具本体が前記2方向に自在に連結される、照明器具。
  2. 請求項1に記載の照明器具であって、
    前記セードは、前記光源に対向する位置にレンズ形状に形成されたレンズ部を有する、照明器具。
  3. 請求項2に記載の照明器具であって、
    前記レンズ部の周囲に前記光源からの光を拡散する拡散部を備える、照明器具。
  4. 請求項1に記載の照明器具であって、
    前記セードは、前記光源に対向する位置に配置される内側セードと、前記内側セードにおいて光源に対向する面の裏側に配置される外側セードとを備える、照明器具。
  5. 請求項1に記載の照明器具であって、
    前記光源に対向する位置にレンズ形状に形成されたレンズ部を有する第1セードと、
    前記光源に対向する位置に配置される内側セードと、前記内側セードにおいて光源に対向する面の裏側に配置される外側セードとを備える第2セードと、を備え、
    前記灯具本体は、前記第1セード及び前記第2セードを選択的に着脱可能である、照明器具。
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