JP7293766B2 - 情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、生体認証が正常であった場合に打刻がされたものとして勤怠実績に記録する打刻管理部と、打刻がされた場合に勤怠実績の情報を集計して労働時間に係る情報を取得する勤怠状況集計部と、労働基準の閾値と対応するアラームメッセージおよびアラーム音声の情報を保持するアラーム設定と、勤怠状況集計部により取得された労働時間に係る情報が、アラーム設定に予め登録された労働基準の閾値を超過する場合は、対応するアラームメッセージを取得して店舗端末に打刻結果と合わせて表示させるとともに、対応するアラーム音声の情報を取得して出力させる通知処理部とを有する勤怠管理サーバが記載されている。
特開2014-154105号公報
副業や兼業等で複数の企業に勤務する場合、勤務時間を合算して法定労働時間を超過しているか否かを判別することができなかった。そこで、本発明は、複数の企業に勤務する場合に、各企業における勤務時間を合算して勤怠管理が可能な情報処理装置、情報処理システム、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の情報処理装置は、複数の企業における勤務開始時刻及び勤務終了時刻の各々を含む勤務実績、勤務者を識別する勤務者情報、勤務する企業を表す企業情報、並びに、前記複数の企業の各々と契約した所定労働時間を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記勤務実績、前記勤務者情報、前記企業情報、及び前記所定労働時間を用いて、複数の企業の各々の勤務時間を算出して通知する通知部と、を含み、前記通知部は、前記取得部が前記勤務開始時刻を取得し、かつ前記勤務開始時刻と共に取得した前記勤務者情報が表す勤務者における当日の他の企業における前記勤務実績が存在する場合、他の企業における前記勤務実績から算出される当日の労働時間と前記取得部が取得した前記勤務開始時刻とから法定労働時間となる法定時刻を算出して通知する
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記通知部は、前記取得部が前記勤務終了時刻を取得し、当該勤務終了時刻が前記法定時刻を超える場合、前記所定労働時間を用いて、時間外労働となる労働時間を算出して更に通知する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記通知部は、前記勤務実績が存在する企業における前記勤務実績から算出される当日の労働時間が当該企業と契約した前記所定労働時間内の場合、前記所定労働時間を超える企業に対する時間外労働の労働時間として通知する。
請求項に記載の発明は、請求項1~の何れか1項に記載の発明において、前記通知部は、前記取得部が前記勤務開始時刻を取得し、かつ前記勤務開始時刻と共に取得した前記勤務者情報が表す勤務者における当日の他の企業における前記勤務実績が存在しない場合、前記取得部が取得した前記勤務開始時刻に前記所定労働時間を加算した定時時刻を算出して通知する。
請求項に記載の発明は、請求項1~の何れか1項に記載の発明において、前記通知部は、前記取得部が前記勤務終了時刻を取得した場合、企業毎の勤務実績を更に通知する。
請求項に記載の発明は、請求項1~の何れか1項に記載の発明において、前記通知部は、予め定めた期間における複数の企業の前記勤務実績を集計し、集計結果を更に通知する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記予め定めた期間は、年単位及び月単位の少なくとも一方の期間である。
請求項に記載の情報処理システムは、請求項1~の何れか1項に記載の情報処理装置と、前記勤務実績及び前記勤務者情報を送信し、前記通知部によって通知された前記勤務時間を表示する機能を有する労働者端末と、を含む。
請求項に記載の情報処理ステムは、請求項1~の何れか1項に記載の情報処理装置と、前記通知部によって通知された前記勤務時間を表示する機能を有する勤怠管理者端末と、を含む。
請求項1に記載の情報処理システムは、請求項1~の何れか1項に記載の情報処理装置と、前記勤務実績及び前記勤務者情報を送信し、前記通知部によって通知された前記勤務時間を表示する機能を有する労働者端末と、前記通知部によって通知された前記勤務時間を表示する機能を有する勤怠管理者端末と、を含む。
請求項1に記載の情報処理プログラムは、コンピュータを、請求項1~の何れか1項に記載の情報処理装置の各部として機能させる。
請求項1に記載の情報処理装置によれば、複数の企業に勤務する場合に、各企業における勤務時間を合算して勤怠管理が可能な情報処理置を提供でき、かつ勤務開始時に当日に複数の企業の勤務実績が存在する場合であっても、法定労働時間となる法定時刻を確認することができる。
請求項に記載の発明によれば、勤務終了時に当日に複数の企業の勤務実績が存在する場合であっても、時間外労働となる労働時間を確認することができる。
請求項に記載の発明によれば、勤務終了時刻が法定労働時間となる時刻を超え、かつ勤務実績が存在する企業における当日の労働時間が所定労働時間内の場合は、所定労働時間を超える企業に対する時間外労働の時間であることを確認することができる。
請求項に記載の発明によれば、勤務開始時に当日の他の企業の勤務実績が存在しない場合に、所定労働時間を確認することができる。
請求項に記載の発明によれば、勤務終了時に、各企業毎の勤務実績を確認することができる。
請求項に記載の発明によれば、予め定めた期間における複数の企業の勤務実績の集計結果を確認することができる。
請求項に記載の発明によれば、年単位及び月単位の少なくとも一方の期間における複数の企業の勤務実績の集計結果を確認することができる。
請求項に記載の情報処理システムによれば、複数の企業に勤務する場合に、各企業における勤務時間を合算して勤怠管理が可能な情報処理システムを提供できる。
請求項に記載の情報処理システムによれば、複数の企業に勤務する場合に、各企業における勤務時間を合算して勤怠管理が可能な情報処理システムを提供できる。
請求項1に記載の情報処理システムによれば、複数の企業に勤務する場合に、各企業における勤務時間を合算して勤怠管理が可能な情報処理システムを提供できる。
請求項1に記載の情報処理プログラムによれば、複数の企業に勤務する場合に、各企業における勤務時間を合算して勤怠管理が可能な情報処理プログラムを提供でき、かつ勤務開始時に当日に複数の企業の勤務実績が存在する場合であっても、法定労働時間となる法定時刻を確認することができる。


本実施形態に係る情報処理システムの概略構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の電気系の要部構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る情報処理システムにおける情報処理端末及び勤怠管理サーバの機能ブロック図である。 勤怠管理者情報テーブルの一例を示す図である。 企業情報テーブルの一例を示す図である。 事業場情報テーブルの一例を示す図である。 労働者情報テーブルの一例を示す図である。 労働者1がA社に出社したときの勤怠情報テーブルの登録例を示す図である。 労働者1がA社を退社したときの勤怠情報テーブルの登録例を示す図である。 労働者1がB社に出社したときの勤怠情報テーブルの登録例を示す図である。 労働者1がB社を退社したときの勤怠情報テーブルの登録例を示す図である。 企業(甲)としてのA社の勤務開始時刻として9時を入力した場合に、表示される所定労働時間の例を示す図である。 企業(甲)としてのA社の勤務終了時刻として15時を入力した場合に、表示される勤務実績の例を示す図である。 企業(甲)の退社後に、企業(乙)の勤務開始時刻として16時を入力した場合に、表示される「法定労働時間内となる時刻の上限」の例を示す図である。 企業(乙)としてのB社の勤務終了時刻として19時を入力した場合に、表示される「法定労働時間から超えた時間」の例を示す図である。 勤務実績の通知例を示す図である。 月度単位の勤務実績の表示画面の一例を示す図である。 年度単位の勤務実績の表示画面の一例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理システムの勤怠管理サーバで行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る情報処理システムの勤怠管理サーバで行われる処理(接続点Aの処理)の流れの一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る情報処理システムの勤怠管理サーバで行われる処理(接続点Bの処理)の流れの一例を示すフローチャートである。 各企業の事業場別の所定労働時間における時間外労働時間の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本実施形態の一例を詳細に説明する。本実施形態では、複数の情報処理装置、及びサーバが各種ネットワーク等の通信回線を介して各々接続された情報処理システムを一例として説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム10の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る情報処理システム10は、図1に示すように、複数の情報処理端末14a、14b、・・・と、情報処理装置としての勤怠管理サーバ16とを備えている。なお、情報処理端末14a、14b・・・を区別して説明する必要がない場合は、符号末尾のアルファベットを省略して記載することがある。また、本実施形態では、複数の情報処理端末14a、14b、・・・を備える例を説明するが、情報処理端末14は1つでもよい。
各情報処理端末14及び勤怠管理サーバ16は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、イントラネット等の通信回線12を介して各々接続されている。そして、情報処理端末14及び勤怠管理サーバ16の各々は、通信回線12を介して各種データの送受信を相互に行うことが可能とされている。
本実施形態に係る情報処理システム10は、勤怠管理サーバ16が、例えば、クラウドサービスとして複数の企業における勤怠を管理する勤怠管理サービスを提供する。勤怠管理サービスは、例えば、労働者が操作する情報処理端末14から勤怠管理サーバ16にアクセスすることにより、勤務開始時刻及び勤務終了時刻等の情報を登録したり、勤怠管理サーバ16に格納された勤怠情報の閲覧等が可能とされている。なお、情報処理端末14は、勤怠管理者が操作する情報処理端末14a、及び労働者が操作する情報処理端末14bを含み、以下では、勤怠管理者が操作する情報処理端末14aを勤怠管理者端末14aと称し、労働者が操作する情報処理端末14bを労働者端末14bと称する場合がある。また、労働者端末14bとしては、スマートフォン等の携帯端末を適用してもよい。
続いて、本実施形態に係る情報処理端末14及び勤怠管理サーバ16の電気系の要部構成について説明する。図2は、本実施形態に係る情報処理システム10における情報処理端末14及び勤怠管理サーバ16の電気系の要部構成を示すブロック図である。なお、情報処理端末14及び勤怠管理サーバ16は基本的には一般的なコンピュータの構成とされているので、情報処理端末14を代表して説明する。
本実施の形態に係る情報処理端末14は、図2に示すように、CPU14A、ROM14B、RAM14C、HDD14D、キーボード14E、ディスプレイ14F、及び通信回線IF(インタフェース)部14Gを備えている。CPU14Aは、情報処理端末14の全体の動作を司る。ROM14Bは、各種制御プログラムや各種パラメータ等が予め記憶される。RAM14Cは、CPU14Aによる各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる。HDD14Dは、各種のデータやアプリケーション・プログラム等が記憶される。キーボード14Eは各種の情報を入力するために用いられる。ディスプレイ14Fは、各種の情報を表示するために用いられる。通信回線IF部14Gは、通信回線12に接続され、当該通信回線12に接続された他の装置と各種データの送受信を行う。以上の情報処理端末14の各部はシステムバス14Hにより電気的に相互に接続されている。なお、本実施の形態に係る情報処理端末14では、HDD14Dを記憶部として適用しているが、これに限らず、フラッシュメモリ等の他の不揮発性の記憶部を適用してもよい。
以上の構成により、本実施の形態に係る情報処理端末14は、CPU14Aにより、ROM14B、RAM14C、及びHDD14Dに対するアクセス、キーボード14Eを介した各種データの取得、ディスプレイ14Fに対する各種情報の表示を各々実行する。また、情報処理端末14は、CPU14Aにより、通信回線IF部14Gを介した通信データの送受信の制御を実行する。
このように構成された本実施形態に係る情報処理システム10では、上述したように、勤怠管理サーバ16が、クラウドサービスとして勤怠管理サービスを提供する。本実施形態に係る勤怠管理サーバ16は、副業や兼業等によって複数の企業に勤務する場合に、複数の企業の勤怠を一元管理する勤怠管理サービスを提供する。
従来の勤怠管理システムでは、単一の企業内のみにおいて、勤怠時間の労働基準の閾値を判別していた。
副業や兼業等により複数の企業に勤務する場合、各企業毎または各事業場毎に締結している所定労働時間によっては、各企業単位で法定労働時間(労働基準法で1日あたり8時間)を超えていない場合でも雇用者に対して割増賃金(時間外労働手当て)の支払い義務が発生する場合がある。一方、各事業場で締結した所定労働時間を超えている場合でも、雇用者に対して時間外労働手当ての支払い義務が発生しない場合もある。
例えば、企業(甲)の事業主と「所定労働時間4時間」という労働契約を締結している労働者が、新たに企業(乙)の事業主と、企業(甲)の事業場における所定労働日と同一の日について、「所定労働時間4時間」という労働契約を締結したとする。そして、労働者が企業(甲)の事業場及び企業(乙)の事業場で労働契約のとおり労働したとすると、1日の労働時間は8時間となり、法定労働時間内の労働となる。一方、企業(甲)の事業場で5時間労働し、その後、企業(乙)の事業場で4時間労働した場合、1日の所定労働時間が通算して8時間に達し、企業(甲)の事業場では時間外労働に関する労使協定の締結・届出がなければ当該労働者を労働させることはできず、法定労働時間を超えて労働させた企業(甲)の事業主は割増賃金の支払い義務が発生する。
他の例として、企業(甲)の事業主と「所定労働時間3時間」という労働契約を締結している労働者が、新たに企業(乙)の事業主と、企業(甲)の事業場における所定労働日と同一の日について、「所定労働時間3時間」という労働契約を締結したとする。そして、労働者が企業(甲)の事業場及び企業(乙)の事業場で労働契約のとおり労働した場合には、1日の労働時間は6時間となり、法定労働時間内の労働となる。また、ここで企業(甲)の事業主が、労働時間を2時間延長した場合、企業(甲)の事業場での労働が終了した時点では、企業(乙)の事業場での所定労働時間も含めた当該労働者の1日の労働時間は法定労働時間内であり、企業(甲)の事業場は割増賃金の支払等の義務は発生しない。一方、企業(甲)の事業場で5時間労働し、その後、企業(乙)の事業場で4時間労働し、企業(乙)の事業場で労働時間を延長した場合は法定労働時間外労働となるため、企業(乙)の事業場では時間外労働に関する労使協定の締結・届出がなければ当該労働者を労働させることはできず、当該延長した1時間について企業(乙)の事業主は割増賃金の支払義務が発生する。
そこで、本実施形態に係る勤怠管理サーバ16は、勤怠管理サーバ16が、上述のような場面を含めて、副業や兼業等によって複数の企業に勤務する場合に、各企業における勤務時間を合算して勤怠管理が可能な勤怠管理サービスを提供する。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る情報処理システム10における情報処理端末14及び勤怠管理サーバ16の各々の機能的構成について説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理システム10における情報処理端末14及び勤怠管理サーバ16の機能ブロック図である。なお、図3では、勤怠管理者が操作する情報処理端末14aは、勤怠管理者端末14aとして示し、労働者が操作する情報処理端末14bは、労働者端末14bとして示す。
勤怠管理サーバ16は、情報管理DB(データベース)20、勤怠管理者情報登録部22、企業情報登録部24、事業場情報登録部26、及び労働者情報登録部28の機能を有する。また、勤怠管理サーバ16は、勤怠情報入力表示部30、勤怠情報登録解析部32、勤怠情報通知部34、及び勤怠情報一覧表示部36の機能を有する。なお、勤怠情報入力表示部30は取得部に対応し、勤怠情報入力表示部30、勤怠情報登録解析部32、勤怠情報通知部34、及び勤怠情報一覧表示部36は通知部に対応する。
情報管理DB20は、勤怠管理者情報登録部22によって登録される勤怠管理者情報、企業情報登録部24によって登録される企業情報、事業場情報登録部26によって登録される事業場情報、労働者情報登録部28によって登録される労働者情報等が格納される。また、勤怠情報入力表示部30により、取得される勤怠情報が格納される。
勤怠管理者情報登録部22は、各企業の勤怠管理者の情報を登録する。例えば、各企業の勤怠管理者が、勤怠管理者端末14aを操作して、勤怠管理サーバ16にアクセスするための勤怠管理者の登録を行う。具体的には、「勤怠管理者の氏名」や、「勤怠管理者のメールアドレス」などの利用者情報の登録を行う。これにより、勤怠管理者を識別するための「勤怠管理者ID」が割り振られる。企業の勤怠管理者は、勤怠管理サーバ16に直接アクセスするか、或いは、他企業の勤怠管理者からの公開通知の電子メール等を受信して、勤怠管理者を勤怠管理者情報テーブルに登録する。図4に勤怠管理者情報テーブルの一例を示す。図4の例では、勤怠管理者情報テーブルは、割り振られた勤怠管理者ID毎に、勤怠管理者の氏名及び勤怠管理者のメールアドレス等が登録された例を示す。
企業情報登録部24は、各企業の情報を登録する。例えば、各企業の勤怠管理者は、勤怠管理者端末14aを操作して、「企業名」などを設定して企業情報を新規に勤怠管理サーバ16に登録する。これにより、企業を識別するための「企業ID」が割り振られる。企業の勤怠管理者は、勤怠管理サーバ16に直接アクセスするか、或いは、他企業の勤怠管理者からの公開通知の電子メール等を受信して、企業情報を企業情報テーブルに登録する。図5に企業情報テーブルの一例を示す。図5の例では、割り振られた企業ID毎に、企業名等が登録された例を示す。
事業場情報登録部26は、各企業の事業場情報を登録する。例えば、各企業の勤怠管理者は、勤怠管理者端末14aを操作して、「企業ID」に紐付く「事業場」を勤怠管理サーバ16に登録する。これにより、事業場を識別するための「事業場ID」が割り振られる。事業場情報としては、「事業場名」、「所定労働時間」、「勤怠管理者ID」などを設定する。企業の勤怠管理者は、勤怠管理サーバ16に直接アクセスするか、或いは、他企業の勤怠管理者からの公開通知の電子メール等を受信して事業場情報を事業場情報テーブルに登録する。図6に事業場情報テーブルの一例を示す。図6の例では、割り振られた事業場ID毎に、事業場名、企業ID、及び勤怠管理者IDが登録された例を示す。
労働者情報登録部28は、各企業で働く労働者の情報を登録する。例えば、企業(甲)の勤怠管理者は、勤怠管理者端末14aを操作して、「事業場ID(多値)」に紐付く「労働者氏名」を勤怠管理サーバ16に登録する。これにより、労働者氏名を識別するための「労働者ID」が割り振られる。例えば、企業(甲)の勤怠管理者は労働者の第一勤務先に企業(甲)に設定をする。労働者の社内書類等の申請に応じて、企業(甲)の勤怠管理者は特定の企業(本例では企業(乙))に対して「労働者」の公開設定をする。また、企業(乙)の勤怠管理者は、公開の通知を電子メールなどで受信する。企業(乙)の勤怠管理者は「労働者氏名」を検索して、労働者の第二勤務先に企業(乙)に設定をする。但し、企業(乙)の「所定労働時間」が、企業(甲)の「所定労働時間」を加算した時に「法定労働時間」を超えている場合は、企業情報を追加する設定は禁止する。図7に労働者情報テーブルの一例を示す。図7の例では、割り振られた労働者ID毎に、労働者氏名、1以上の企業ID、1以上の事業場ID等が登録された例を示す。
勤怠情報入力表示部30は、各企業に労働者が出社及び退社した際に勤怠情報の入力を行う。具体的には、勤怠情報入力表示部30は、勤務開始時または勤務終了時に、労働者が労働者端末14bを操作して入力された勤怠情報(例えば、勤務開始時刻及び勤務終了時刻等の勤務実績)を取得して勤怠情報テーブルに登録する。例えば、労働者端末14bを操作して「勤務開始時刻」または「勤務終了時刻」を表す勤怠情報を入力することにより、労働者情報、企業情報、事業場情報、及び勤怠情報を勤怠管理サーバ16に送信し、勤怠情報入力表示部30がこれを取得し、勤怠情報テーブルに登録する。なお、図8~11に勤怠情報テーブルの登録例を示す。図8、9の例では、労働者ID毎に、企業ID、事業場ID、勤務開始時刻、勤務終了時刻、更新日時、法定時間外労働時間、及び深夜労働時間等を登録した例を示す。ここで、図8は、労働者1がA社に出社したときの登録例を示し、図9は、労働者1がA社を退社したときの登録例を示す。また、図10は、労働者1がB社に出社したときの登録例を示し、図11は、労働者1がB社を退社したときの登録例を示す。なお、勤怠情報入力表示部30は、労働者情報及び勤怠情報を労働者端末14bから取得して、労働者情報に対応する企業情報、事業場情報は、情報管理DB20から取得してもよい。
また、勤怠情報入力表示部30は、労働者が企業(甲)に出社時に勤務開始時刻を入力したときに、労働者端末14bに企業(甲)での所定労働時間を表示し、企業(甲)の退社時に勤務終了時刻を入力したときに、労働者端末14bに企業(甲)での勤務実績を表示する。例えば、図12~15に示すような日次勤怠入力画面を操作して勤務実績として勤務開始時刻または勤務終了時刻を入力して、日次勤怠入力結果画面を表示する。図12の例では、企業(甲)としてのA社の勤務開始時刻として9時を入力した場合に、表示される所定労働時間の例を示す。また、図13の例では、企業(甲)としてのA社の勤務終了時刻として15時を入力した場合に、表示される勤務実績の例を示す。
また、勤怠情報入力表示部30は、労働者が企業(甲)で労働して退社したあと、企業(乙)に出社時に勤務開始時刻を入力したときに、労働者端末14bに企業(乙)での「法定労働時間内となる時刻の上限」を表示する。例えば、図14の例では、企業(甲)としてのA社の退社後に、企業(乙)としてのB社の勤務開始時刻として16時を入力した場合に、表示される「法定労働時間内となる時刻の上限」の例を示す。
さらに、勤怠情報入力表示部30は、労働者が企業(乙)から退社時に勤務終了時刻を入力したときに、労働者端末14bに企業(甲)と企業(乙)のどちらの企業でどれくらい「法定労働時間から超えた時間」があるかを表示する。例えば、図15の例では、企業(乙)としてのB社の勤務終了時刻として19時を入力した場合に、表示される「法定労働時間から超えた時間」の例を示す。
勤怠情報登録解析部32は、勤怠情報、労働者情報、企業情報、及び所定労働時間を用いて、勤怠情報入力表示部30が労働者端末14bに表示する内容や、複数の企業においての各々の勤務時間等を算出する。例えば、勤怠情報登録解析部32は、企業(甲)の「勤務開始時刻」と「勤務終了時刻」から算出される勤務時間と所定労働時間、企業(乙)の勤務期間と所定労働時間とから、どちらの企業にどれくらいの「時間外労働の時間」を割り当てるかを算出する。
勤怠情報通知部34は、勤怠情報入力表示部30によって勤務終了時刻が入力されて労働者が各企業の事業場から退社する際に、各企業の勤怠管理者宛に勤務実績を通知する。例えば、勤怠情報通知部34は、勤怠管理者のメールアドレスに電子メールなど用いて、企業(甲)の勤怠管理者、企業(乙)の勤怠管理者、及び労働者のそれぞれに対して勤務実績の通知を行う。具体的には、図16に勤務実績の通知例を示す。図16の例では、企業(甲)としてのA社での勤務実績と、企業(乙)としてのB社での勤務実績を通知する例を示す。なお、勤務実績の通知には、氏名(労働者ID)、企業名、事業場名、事業場の所定労働時間、勤務開始日時、勤務終了日時、所定労働時間を越えた時間、及び法定労働時間を越えた時間等を含める。
勤怠情報一覧表示部36は、労働者が企業(甲)と企業(乙)で働いた勤務実績の一覧を表示する。例えば、情報処理端末14(勤怠管理者端末14aまたは労働者端末14b)から勤務実績の一覧の取得が要求された場合に、勤務実績の一覧を送信することにより、情報処理端末14に勤務実績の一覧を表示する。具体的には、図17に示すような月度単位の勤務実績の表示画面、及び、図18に示すような年度単位の勤務実績の表示画面の少なくとも一方の勤務実績の一覧を表示する。なお、図17は月度単位の勤務実績の表示画面の一例を示す図であり、図18は年度単位の勤務実績の表示画面の一例を示す図である。なお、週単位の勤務実績の一覧を表示してもよい。
続いて、上述のように構成された本実施形態に係る情報処理システム10の勤怠管理サーバ16で行われる具体的な処理について説明する。図19~21は、本実施形態に係る情報処理システム10の勤怠管理サーバ16で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図19~21の処理は、例えば、労働者端末14bが操作されて、図12~15に示すような日次勤怠入力画面により勤怠情報が入力された場合に開始する。
ステップ100では、勤怠情報入力表示部30が、労働者情報、企業情報、事業場情報、及び勤怠情報を取得してステップ102へ移行する。例えば、労働者端末14bを操作して「勤務開始時刻」または「勤務終了時刻」を表す勤怠情報を入力することにより、労働者情報、企業情報、事業場情報、及び勤怠情報を勤怠管理サーバ16に送信し、勤怠情報入力表示部30がこれを取得する。なお、勤怠情報入力表示部30は、労働者情報及び勤怠情報を労働者端末14bから取得して、労働者情報に対応する企業情報、事業場情報は、情報管理DB20から取得してもよい。
ステップ102では、勤怠情報登録解析部32が、勤怠情報に「勤務終了時刻」が含まれるか否かを判定する。「勤務終了時刻」が含まれずに「勤務開始時刻」が含まれて判定が否定された場合にはステップ104へ移行し、判定が肯定された場合には、図20のステップ116へ移行する。
ステップ104では、勤怠情報入力表示部30が、勤怠情報テーブルに「勤務開始時刻」を登録してステップ106へ移行する。
ステップ106では、勤怠情報登録解析部32が、事業場情報から情報管理DB20に事業場情報として登録された「所定労働時間」を取得してステップ108へ移行する。
ステップ108では、勤怠情報登録解析部32が、「勤務開始時刻」と「所定労働時間」を加算して、「所定労働時間内となる時刻の上限」を算出してステップ110へ移行する。
ステップ110では、勤怠情報登録解析部32が、同日中の他企業での勤怠情報があるか否かを判定する。該判定は、情報管理DB20に格納された勤怠情報テーブルに基づいて判定し、該判定が否定された場合にはステップ112へ移行し、肯定された場合にはステップ114へ移行する。
ステップ112では、勤怠情報入力表示部30が、「企業名」、「事業場名」、「所定労働時間」、「勤務開始時刻」、及び「所定労働時間内となる時刻の上限」を含む情報を労働者端末14bに返信して一連の処理を終了する。これにより、労働者端末14bには、図12に示すような勤怠入力結果画面が表示される。
一方、ステップ114では、勤怠情報登録解析部32が、企業(甲)の同日の勤務実績と、企業(乙)の「勤務開始時刻」と「所定労働時間」から、企業(乙)での「法定労働時間内となる時刻の上限」を算出してステップ116へ移行する。
ステップ116では、勤怠情報入力表示部30が、「企業名」、「事業場名」、「所定労働時間」、「勤務開始時刻」、「所定労働時間内となる時刻の上限」、及び「法定労働時間内となる時刻の上限」を含む情報を労働者端末14bに返信して一連の処理を終了する。これにより、労働者端末14bには、図14に示すような勤怠入力結果画面が表示される。なお、図14では、「法定労働時間内となる時刻の上限」を省略した例を示す。
一方、ステップ102の判定が肯定されて図20に示すステップ116へ移行すると、勤怠情報入力表示部30が、勤怠情報テーブルに「勤務開始時刻」と「勤務終了時刻」の勤務実績を更新してステップ118へ移行する。
ステップ118では、勤怠情報登録解析部32が、事業場情報から情報管理DB20に事業場情報として登録された「所定労働時間」を取得してステップ120へ移行する。
ステップ120では、勤怠情報登録解析部32が、同日中の他企業での勤怠情報があるか否かを判定する。該判定は、情報管理DB20に格納された勤怠情報テーブルに基づいて判定し、該判定が否定された場合にはステップ122へ移行し、肯定された場合にはステップ124へ移行する。
ステップ122では、勤怠情報登録解析部32が、「勤務実績」と「所定労働時間」を比較して「所定労働時間を超えた時間」を算出してステップ128へ移行する。
一方、ステップ124では、勤怠情報登録解析部32が、企業(甲)の事業場の「所定労働時間」と同日の「勤務実績」を情報管理DB20に格納された勤怠情報テーブルから取得してステップ126へ移行する。
ステップ126では、勤怠情報登録解析部32が、企業(甲)と企業(乙)の同日の勤務実績の合算が法定労働時間を超えているか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ128へ移行し、肯定された場合には図21のステップ130へ移行する。
ステップ128では、勤怠情報入力表示部30が、「企業名」、「事業場名」、「所定労働時間」、「勤務開始時刻」、「所定労働時間内となる時刻の上限」、及び「勤務終了時刻」を含む情報を労働者端末14bに返信して一連の処理を終了する。これにより、労働者端末14bには、図13、15に示すような勤怠入力結果画面が表示される。また、勤怠情報通知部34が、「企業名」、「事業場名」、「所定労働時間」、「勤務開始時刻」、「所定労働時間内となる時刻の上限」、及び「勤務終了時刻」を含む情報を勤怠管理者端末14aにも電子メール等で送信してもよい。
一方、ステップ126の判定が肯定されて図21に示すステップ130へ移行すると、勤怠情報登録解析部32が、企業(乙)の勤務実績が企業(乙)の所定労働時間を超えているか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ132へ移行し、肯定された場合にはステップ138へ移行する。
ステップ132では、勤怠情報登録解析部32が、企業(乙)の「法定労働時間を超えた時間」は0時間としてステップ134へ移行する。
ステップ134では、勤怠情報登録解析部32が、企業(甲)の「所定労働時間を超えた時間」から、「法定労働時間から、企業(甲)と企業(乙)の所定労働時間を減算した値」を減算して企業(甲)の「法定労働時間を超えた時間」としてステップ136へ移行する。例えば、図22の太線で示すように、企業(甲)の「所定労働時間を超えた時間」の3時間(勤務実績の6時間-所定労働時間の3時間)から、2時間(法定労働時間の8時間から、企業(甲)、(乙)の所定労働時間の6時間を減算した値(8時間-6時間))を減算した1時間を、企業(甲)の「法定労働時間を超えた時間」とする。
ステップ136では、勤怠情報登録解析部32が、情報管理DB20に格納された勤怠情報テーブルに対して、企業(甲)の「法定労働時間を超えた時間」を更新してステップ144へ移行する。
また、ステップ138では、勤怠情報登録解析部32が、企業(甲)の「法定労働時間を超えた時間」は0時間としてステップ140へ移行する。
ステップ140では、勤怠情報登録解析部32が、企業(甲)と企業(乙)の「所定労働時間を超えた時間」から、「法定労働時間から、企業(甲)と企業(乙)の所定労働時間を減算した値」を減算して企業(乙)の「法定労働時間を超えた時間」としてステップ142へ移行する。
ステップ142では、勤怠情報登録解析部32が、情報管理DB20に格納された勤怠情報テーブルに対して、企業(乙)の「法定労働時間を超えた時間」を更新してステップ144へ移行する。
ステップ144では、勤怠情報入力表示部30が、「企業名」、「事業場名」、「所定労働時間」、「勤務開始時刻」、「所定労働時間内となる時刻の上限」、「勤務終了時刻」、及び企業毎の「法定労働時間を超えた時間」の一覧を表す情報を労働者端末14bに返信して一連の処理を終了する。これにより、労働者端末14bには、図15に示すような日次勤怠入力結果画面が表示される。また、勤怠情報通知部34が、「企業名」、「事業場名」、「所定労働時間」、「勤務開始時刻」、「所定労働時間内となる時刻の上限」、「勤務終了時刻」、及び企業毎の「法定労働時間を超えた時間」の一覧を勤務実績として勤怠管理者端末14aにも電子メール等で送信してもよい。これにより、例えば、図16に示すような勤務実績が勤怠管理者に対しても通知される。
続いて、本実施形態に係る情報処理システム10の勤怠管理サーバ16の作用について、具体例を挙げて説明する。
例えば、労働者1は、A社を主業先として勤務し、B社を副業先として勤務しているとする。また、労働者1はA社とは別にB社で労働をすることをA社の勤怠管理者に連絡をしているものとする。
A社の勤怠管理者は、労働者1を勤怠管理サーバ16に利用者登録をして、B社の勤怠管理者の勤怠管理者端末14aに対して勤怠管理サーバ16で労働者1の勤怠管理をするように依頼をして、B社の勤怠管理者も同意をしているとする。
また、A社とB社の所定労働時間の合算が法定労働時間を超えないことが確認されているものとする。一例として、労働者1はA社の事業場Aでの所定労働時間を1日あたり「3時間」として労働契約を結んでいる。また、労働者1はB社の事業場Bでの所定労働時間を1日あたり「3時間」として労働契約を結んでいる。また、労働者1は、平日、A社に勤務をしたあとに、移動時間を挟んでB社に勤務をしている。A社での所定労働時間は「3時間」としているが、事業場Aで締結されている36協定の締結内容により、業務命令に所定労働時間を超えて働く場合がある。また、B社での所定労働時間は「3時間」としているが、事業場Bで締結されている36協定の締結内容により、業務命令により所定労働時間を超えて働く場合がある。
上記を前提として、労働者1は、12/4 (火)にA社に「09:00-15:00」(6:00)で勤務した後に、B社への移動に1時間かかり、B社で「16:00-19:00」(3:00)で勤務をした。この時の「法定外時間労働の時間」は、A社での「14:00-15:00」(1:00)であった。
労働者1は、A社に出社したときの労働者端末14bに表示された日次勤怠入力画面で、図12に示すように、A社での「所定労働時間内となる時刻の上限」を把握し得る。
また、労働者1は、A社から退社するときの労働者端末14bに表示された日次勤怠入力画面で、図13に示すように、A社での「所定労働時間を越えた時間」を把握し得る。
続いて、労働者1は、B社に出社したときの労働者端末14bの勤怠入力画面で、図14に示すように、A社での勤務実績を合算した、B社での「所定労働時間内となる時刻の上限」と「法定労働時間内となる時刻の上限」を把握し得る。
また、労働者1は、B社を退社したときの労働者端末14bに表示された勤怠入力画面で、図15に示すように、A社とB社の勤務実績を合算した、B社での「所定労働時間を越えた時間」と「法定労働時間を越えた時間」、「法定労働時間を越えた時間」とその対象となる「企業名」を把握し得る。
また、A社とB社の勤怠管理者は、勤怠情報通知部34によって労働者1の該当日の各企業での勤務実績が電子メールなどで通知される。例えば、図16に示すような勤務実績が通知される。
また、A社とB社の勤怠管理者は、勤怠情報一覧表示部36が、図17に示すような月度単位の勤務実績表示画面、及び図18に示すような年度単位の勤務実績表示画面の少なくとも一方の勤務実績の一覧を勤怠管理者端末14aへ送信することにより、予め定めた単位の勤務実績が勤怠管理者端末14aに表示される。
なお、上記の実施形態では、勤怠管理者端末14a、労働者端末14b、及び勤怠管理サーバ16を含む情報処理システム10として説明したが、これに限るものではない。例えば、勤怠管理者端末14a及び勤怠管理サーバ16を含む情報処理システムとしてもよいし、労働者端末14b及び勤怠管理サーバ16を含む情報処理システムとしてもよい。
また、上記の実施形態に係る勤怠管理サーバ16で行われる処理は、ソフトウエアで行われる処理としてもよいし、ハードウエアで行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。また、勤怠管理サーバ16で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 情報処理システム
12 通信回線
14 情報処理端末
16 勤怠管理サーバ
20 情報管理DB
22 勤怠管理者情報登録部
24 企業情報登録部
26 事業場情報登録部
28 労働者情報登録部
30 勤怠情報入力表示部
32 勤怠情報登録解析部
34 勤怠情報通知部
36 勤怠情報一覧表示部

Claims (11)

  1. 複数の企業における勤務開始時刻及び勤務終了時刻の各々を含む勤務実績、勤務者を識別する勤務者情報、勤務する企業を表す企業情報、並びに、前記複数の企業の各々と契約した所定労働時間を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記勤務実績、前記勤務者情報、前記企業情報、及び前記所定労働時間を用いて、複数の企業の各々の勤務時間を算出して通知する通知部と、
    を含み、
    前記通知部は、前記取得部が前記勤務開始時刻を取得し、かつ前記勤務開始時刻と共に取得した前記勤務者情報が表す勤務者における当日の他の企業における前記勤務実績が存在する場合、他の企業における前記勤務実績から算出される当日の労働時間と前記取得部が取得した前記勤務開始時刻とから法定労働時間となる法定時刻を算出して通知する情報処理装置。
  2. 前記通知部は、前記取得部が前記勤務終了時刻を取得し、当該勤務終了時刻が前記法定時刻を超える場合、前記所定労働時間を用いて、時間外労働となる労働時間を算出して更に通知する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知部は、前記勤務実績が存在する企業における前記勤務実績から算出される当日の労働時間が当該企業と契約した前記所定労働時間内の場合、前記所定労働時間を超える企業に対する時間外労働の労働時間として通知する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知部は、前記取得部が前記勤務開始時刻を取得し、かつ前記勤務開始時刻と共に取得した前記勤務者情報が表す勤務者における当日の他の企業における前記勤務実績が存在しない場合、前記取得部が取得した前記勤務開始時刻に前記所定労働時間を加算した定時時刻を算出して通知する請求項1~3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記通知部は、前記取得部が前記勤務終了時刻を取得した場合、企業毎の勤務実績を更に通知する請求項1~4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記通知部は、予め定めた期間における複数の企業の前記勤務実績を集計し、集計結果を更に通知する請求項1~5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記予め定めた期間は、年単位及び月単位の少なくとも一方の期間である請求項に記載の情報処理装置。
  8. 請求項1~7の何れか1項に記載の情報処理装置と、
    前記勤務実績及び前記勤務者情報を送信し、前記通知部によって通知された前記勤務時間を表示する機能を有する労働者端末と、
    を含む情報処理システム
  9. 請求項1~の何れか1項に記載の情報処理装置と、
    前記通知部によって通知された前記勤務時間を表示する機能を有する勤怠管理者端末と、
    を含む情報処理システム。
  10. 請求項1~の何れか1項に記載の情報処理装置と、
    前記勤務実績及び前記勤務者情報を送信し、前記通知部によって通知された前記勤務時間を表示する機能を有する労働者端末と、
    前記通知部によって通知された前記勤務時間を表示する機能を有する勤怠管理者端末と、
    を含む情報処理システム。
  11. コンピュータを、請求項1~7の何れか1項に記載の情報処理装置の各部として機能させるための情報処理プログラム
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