JP2017016636A - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顧客ごとに画像形成装置の使用量を集計可能な情報処理装置を提供すること。【解決手段】第一情報処理装置40は、第二情報処理装置から第二情報処理装置の使用量情報、及び、第二情報処理装置の第一識別情報を受信する受信手段41と、第二情報処理装置の第二識別情報を第二情報処理装置から取得するか、又は、受信手段が受信した第一識別情報に基づいて第二識別情報を取得する取得手段43と、使用量情報、第一識別情報及び第二識別情報を対応づけて第一記憶手段に記憶させる使用量情報記録手段42と、第一識別情報及び第二識別情報の組ごとに使用量情報を集計する集計手段45と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
インターネットや無線通信網などのネットワークの普及に伴って、画像形成装置もネットワークに接続した状態でユーザにより使用される形態が増えてきた。画像形成装置がネットワークに接続されていれば、画像形成装置と通信したサーバが様々なサービスをユーザに提供することが可能になる。
例えば、ネットワークを介して接続された画像形成装置に対しサーバが保守を行うサービスが知られている。画像形成装置は日々の使用量などの保守に好ましい情報をサーバに送信する。サーバはこれらの情報を過去の様々な機種の故障情報と照らし合わせて故障の予兆を検出したり、必要な保守を決定したりする。その結果、必要であればカスタマーエンジニアを派遣して適切な保守を行ったり、故障の未然防止のために点検を行ったりする。
使用量の一つとしてサーバが印刷枚数を画像形成装置から取得する場合がある(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、画像形成装置の使用状態を取得して画像形成装置の機種に応じた柔軟な保守を提供するため、ネットワークを通じて画像形成装置から印刷枚数等を取得するシステムが開示されている。例えば、ある期間の印刷枚数を集計することでサーバは使用状況を把握できるため、適切な保守が可能になる。
ところで、顧客が画像形成装置を導入する場合、主に、顧客が画像形成装置を購入する場合とレンタルする場合がある。例えば、画像形成装置の長期間の使用を見込んでいる顧客は購入し、初期投資費用を抑制する顧客や短期間の使用を予定している顧客はレンタルすることができる。
画像形成装置をレンタルし上記のサービスを契約中である顧客の場合、顧客の画像形成装置はレンタル中も印刷枚数などをサーバに送信している。しかし、画像形成装置をレンタルした顧客が画像形成装置をメーカやディーラーに返却した場合、どの顧客の元で画像形成装置が印刷した印刷枚数がサーバに送信されたか不明となるという問題がある。具体例を挙げて説明する。
例えば、サーバが一月ごと(月初めから月末まで)に画像形成装置の印刷枚数を集計しているものとする。顧客Aがレンタルしていた画像形成装置Xを月の半ばに返却し、その後、同じ月に顧客Bが同じ画像形成装置Xのレンタルを開始した。サーバには画像形成装置Xとして顧客Aと顧客Bから印刷枚数が送信される。しかし、サーバとしては画像形成装置Xが送信した印刷枚数であることの区別はついても顧客Aと顧客Bのどちらから印刷枚数が送信されたかを判断できない。
顧客の規模や業態が異なると印刷枚数が異なる傾向にあることが知られているため、サーバとしては顧客ごとに月ごとの使用量の統計を把握することが好ましい。しかし、このようにレンタルの場合には顧客ごとの使用量を正しく集計できない状況が生じていた。
本発明は、上記課題に鑑み、顧客ごとに画像形成装置の使用量を集計可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、ネットワークを介して第一情報処理装置と第二情報処理装置が通信可能な情報処理システムであって、前記第二情報処理装置は、前記第二情報処理装置の使用量情報、及び、前記第二情報処理装置の第一識別情報を送信する送信手段を有し、前記第一情報処理装置は、前記第二情報処理装置から前記第二情報処理装置の前記使用量情報、及び、前記第二情報処理装置の前記第一識別情報を受信する受信手段と、前記第二情報処理装置の第二識別情報を前記第二情報処理装置から取得するか、又は、前記受信手段が受信した前記第一識別情報に基づいて前記第二識別情報を取得する取得手段と、前記使用量情報、前記第一識別情報及び前記第二識別情報を対応づけて第一記憶手段に記憶させる使用量情報記録手段と、前記第一識別情報及び前記第二識別情報の組ごと前記使用量情報を集計する集計手段と、を有する。
顧客ごとに画像形成装置の使用量を集計可能な情報処理装置を提供することを特徴とする。
機器システムの概略を説明する図の一例である。 機器システムの構成図の一例である。 管理装置のハードウェア構成図の一例である。 画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。 機器システムに含まれる管理装置、販売サーバ、及び、画像形成装置の機能ブロック図の一例である。 画像形成装置が管理装置へ初回通知及び定期通知を送信する手順を示すシーケンス図の一例である。 登録状況確認応答の送信処理について説明するフローチャート図の一例である。 カウンタ情報の算出手順を示すフローチャート図の一例である。 カウンタ情報の算出手順の変形例を示すフローチャート図の一例である。 画像形成装置の使用が停止される際の処理を示すフローチャート図の一例である。 画像形成装置が管理装置へ初回通知及び定期通知を送信する手順を示すシーケンス図の一例である(実施例2)。 使用度数管理部が定期通知に基づくレコードを使用度数情報テーブルに登録する手順を示すフローチャート図の一例である。 画像形成装置が管理装置へ初回通知及び定期通知を送信する手順を示すシーケンス図の一例である(実施例3)。 初回通知に対する機器管理テーブルの更新処理について説明するフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施例の機器システム100の概略を説明する図の一例である。図1(a)に示すように、ネットワークNを介して画像形成装置X(符号は20)と管理装置40が通信可能に接続されている。顧客Aは画像形成装置Xをレンタルして使用している。このため、例えば定期的に機器機番X、登録番号01及びカウンタ情報Aを管理装置40に送信している。本実施例では登録番号01を画像形成装置20が送信することが特徴の1つとなっている。
顧客Aが画像形成装置Xをメーカやディーラーに返却し(レンタルを終了し)、顧客Bが画像形成装置Xのレンタルを開始したものとする。図1(b)に示すように、管理装置40は顧客Bが画像形成装置Xをレンタルしたという契約に対し新たな登録番号02を付与する。登録番号はレンタルの契約に対し付与されるため、同じ画像形成装置Xに対し異なる登録番号が付与される。
画像形成装置Xのレンタルを開始した顧客Bは、例えば定期的に機器機番X、登録番号02及びカウンタ情報Bを管理装置40に送信する。管理装置40は、「登録番号と機器機番」を組にしてカウンタ情報を集計する。したがって、顧客Aが送信したカウンタ情報Aと顧客Bが送信したカウンタ情報Bは別々に集計される。
このように、本実施例の機器システム100は、レンタルの契約に対し登録番号という識別情報が付与されるため、同じ画像形成装置Xが使用料の計算期間(集計期間の一例)内に別々の顧客にレンタルされても、顧客ごとにカウンタ情報を集計できる。
<用語について>
第一情報処理装置は機器に種々のサービスを提供する情報処理装置である。本実施形態では、第一情報処理装置の一例として管理装置40を例にして説明する。第二情報処理装置は第一情報処理装置から種々のサービスを受ける情報処理装置である。実施形態では、第二情報処理装置の一例として画像形成装置20を例にして説明する。
第一識別情報は、第二情報処理装置(画像形成装置20)を特定する機能を持った情報である。本実施形態では機器機番を例にして説明する。
第二識別情報は、第一情報処理装置の使用者を特定する情報である。ただし、使用者がAからBに変わり、その後、再びAになった場合には、同じ使用者Aに対して1回目の使用と2回目の使用で異なる識別情報が付与される。本実施形態では登録番号を例にして説明する。
使用者とは画像形成装置20を使用する権利を有する人(個人又は法人)である。使用者が実際に画像形成装置20を使用しなくてもよい。本実施形態では使用者として顧客を例にして説明する。なお、使用者は契約により使用する権利を得るので、使用者を契約者と称してもよい。この場合、第二識別情報は契約者を特定する情報である。
使用量情報とは、画像形成装置20が使用された程度の指標となる情報である。具体的には定期通知で送信される情報が使用量情報となる。
ユーザは、画像形成装置20又は情報端末(後述する)を操作する者である。オペレータは管理装置40を操作する者である。販売管理者は、販売サーバ60を含め画像形成装置20の販売やレンタルを管理する者である。
定期通知により、画像形成装置の使用された程度の指標となる情報が送信される。例えば、過去に印刷された累積のページ数(以下、カウンタ情報という)、カバレッジ(A4サイズ用紙1枚あたりをトナーが占める面積の割合〔%〕の累計)、トナー残量、排紙枚数、感光ドラムの累積回転数、通電時間、などが挙げられる。これらはいずれも画像形成装置20の使用量を管理装置が把握する上で有用になる。以下では定期通知として主にカウンタ情報が送信されるものとして説明する。
初回通知では、定期通知の内容に加えPIN(Personal Identification Number)番号が送信される。PIN番号は顧客を認証するための番号(例えば、ワンタイムパスワード)である(第三識別情報の一例)。なお、初回通知を登録状況確認要求という場合がある。画像形成装置20が管理装置40に初回通知を送信できると画像形成装置20の使用が許可される。
故障通知により、用紙詰まりなどのエラー情報などが通知される。返却通知は、画像形成装置20の返却処理(レンタル終了)を行う際に通知される通知である。画像形成装置20が管理装置40に返却通知を送信すると画像形成装置20の使用が不可になる。
<構成例>
図2は、機器システム100の構成図の一例を示す。機器システム100は、ネットワークNを介して相互に通信可能な管理装置40、販売サーバ60、画像形成装置20、情報端末10、及び、決済機関80を有する。機器システム100は、情報処理システムの一例であり、機器システム100が行う処理は情報処理方法の一例である。
ネットワークNは、画像形成装置20が配置されている社内などの施設内のLAN、LANをインターネットに接続するプロバイダのプロバイダネットワーク、及び、回線事業者が提供する回線等により構築されている。また、ネットワークNにはインターネットが含まれていてよい。ネットワークNは有線又は無線のどちらで構築されてもよく、また、有線と無線が組み合わされていてもよい。画像形成装置20が直接、回線電話網や携帯電話網に接続する場合は、LANを介さずにプロバイダネットワークに接続することができる。また、LANに接続するまでの経路などにBluetooth(登録商標)やZigBee(登録商標)などの無線通信規格による通信をネットワークNが含んでもよい。
管理装置40は、画像形成装置20を管理する装置である。管理とは、各顧客が使用している画像形成装置20を把握したり、保守を行ったり、定期通知に含まれるカウンタ情報などに基づき課金処理を行うことなどをいう。例えば、画像形成装置20の定期通知を取得して診断を行い、画像形成装置20の故障や故障の兆候を検出する。検出結果に応じて、遠隔地から更に診断を行ったり、必要であればカスタマーエンジニアを派遣したりする。また、画像形成装置20から故障通知を受信した場合、カスタマーエンジニアを派遣する。また、トナー残量を画像形成装置20から取得して必要に応じてトナーを発送したり、排紙枚数を取得して必要に応じて用紙を発送したりする。課金に関しては、例えば毎月ごとにカウンタ情報の増分に単価を乗じて料金を請求する。
なお、本実施例では管理装置40は、画像形成装置20から初回通知及び定期通知を受信し、画像形成装置20の使用量を管理するものとして存在していればよく、以上の機能の全てを備えていなくてもよい。
管理装置40の運営は、画像形成装置20を顧客に提供する販売会社(ディーラー)、画像形成装置20の製造会社(メーカ)、又は、販売会社や製造会社の関連会社等によって行われる。次述する販売サーバ60の運営元と同じでもよい。
販売サーバ60は、各種商品やサービスを販売する。販売サーバ60は、各種商品やサービスを選択可能に表示するWebページを提供し、顧客が選択した商品やサービスの決済を決済機関80に要求する。また、決済が完了すれば各種商品やサービスを顧客に配送する。すなわち、販売サーバ60は電子商取引が可能なWebサイトを提供する。なお、販売サーバ60は画像形成装置20の販売に伴って締結した顧客との契約情報(後述する)を管理装置40に送信する。管理装置40やそのオペレータは、契約の締結と共に契約情報を取得できる。
決済機関80は、例えば金融機関やクレジットカード会社であり、顧客が購入した各種商品やサービスの決済を行う。例えば、クレジットカードによる決済では、決済機関80が商品やサービスの代金を販売会社側に支払い、顧客に料金を請求する。また、金融機関であれば、顧客の口座から各種商品やサービスの代金を引き落とし、販売側に支払う。また、振替用紙による決済では、代金を顧客に要求するための振替用紙を顧客に郵送し、顧客がコンビニエンスストアなどで支払った代金を決済機関が販売側に支払う。
画像形成装置20は、電子データとして入力された文書のプリント、原稿のコピー、原稿のスキャン(読み取り)、文書や原稿のFAX送信、相手からのFAX受信、等を行う。なお、画像形成装置20は少なくともプリント機能を有していればよい。また、文書のプリント、原稿のコピー、原稿のスキャン、及びFAX送受信のうち2つ以上の機能を有する画像形成装置20はMFP(Multifunctional Peripheral/Printer/Product)と呼ばれる場合がある。
情報端末10は、汎用的な情報処理装置や端末と呼ばれる装置である。顧客は、情報端末10を操作して各種商品の購入の申込みや各種サービスのレンタル(本実施形態ではレンタルとリースを区別せずに、単にレンタルという)の申込みを行う。情報端末10では、販売サーバ60が提供する電子商取引のWebサイトにアクセスするためのブラウザソフトウェア又はこれと同等の機能を備えるアプリケーションソフトが動作する。
情報端末10は、具体的には例えばPC(Personal Computer)、スマートフォン、タブレット型端末、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルコンピュータ(腕時計、サングラス、ヘッドマウントディスプレイなど)、電子黒板、テレビ会議端末、プロジェクタ等である。また、情報端末10として画像形成装置20が使用されてもよい。
なお、本実施例において、画像形成装置20と情報端末10は、画像形成装置20をレンタルした顧客環境9に設置され、顧客が運用しているものとする。しかし、情報端末10が携帯可能であることは許容される。
≪ハードウェア構成≫
続いて、図3,4を用いて管理装置40、販売サーバ60、及び、画像形成装置20などのハードウェア構成について説明する。図3は管理装置40のハードウェア構成図の一例である。管理装置40は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203及び補助記憶装置204を備える。更に、管理装置40は、入力部205、表示部206及び通信部207を備える。なお、管理装置40の各部は、バス208を介して相互に接続されている。したがって、管理装置40は情報処理装置としての機能を有する。
CPU201は、補助記憶装置204に格納された各種プログラム、OS(Operating System))を実行する。ROM202は不揮発性メモリである。ROM202は、補助記憶装置204に格納された各種プログラムを、CPU201が実行するために必要なプログラム、データ等を格納する。
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。CPU201によって実行される際に補助記憶装置204に格納された各種プログラムがRAM203に展開され、RAM203はCPU201の作業領域となる。
補助記憶装置204は、CPU201により実行される各種プログラム及び各種プログラムがCPU201により実行される際に利用される各種データベースを記憶する。補助記憶装置204は例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリである。なお、各種データベースについては後述する。
入力部205は、オペレータが管理装置40に各種指示を入力するためのインタフェースである。例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、音声入力装置などである。更に、USB I/Fなど記録媒体等の装着部を有していてもよい。
表示部206は、CPU201からの要求により、管理装置40が有する各種情報をカーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの形態でディスプレイ210に表示する。表示部206は、例えばグラフィックチップやディスプレイI/Fである。
通信部207は、ネットワークNを介して、販売サーバ60及び画像形成装置20と通信を行うネットワークI/Fである。
なお、販売サーバ60及び情報端末10も、管理装置40と同様のハードウェア構成を有しているものとする。完全に同一である必要はないが、差異があっても本実施例の説明には支障がないものとする。
図示した管理装置40等のハードウェア構成は、1つの筐体に収納されていたりひとまとまりの装置として備えられていたりする必要はなく、管理装置40等が備えていることが好ましいハード的な要素を示す。また、クラウドコンピューティングに対応するため、本実施例の管理装置40等の物理的な構成は固定的でなくてもよく、負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成されてよい。
図4は、画像形成装置20のハードウェア構成図の一例である。画像形成装置20はコントローラ320を有する。コントローラ320は、CPU301、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)305、SDRAM302、フラッシュメモリ303、HDD304、及び、NIC(Network Interface Card)306を有する。
ASIC305は、CPUインタフェース、SDRAMインタフェース、ローカルバスインタフェース、PCIバスインタフェース、MAC(Media Access Controller)、及び、HDDインタフェースなどを備える多機能デバイスボードである。
CPU301は、ASIC305を介して各種プログラム(例えば、利用管理プログラム等)をHDD304から読み取り実行する。
SDRAM302は、各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU301が各種プログラムを実行する際に使用するワークメモリ等として機能する。なお、SDRAM302の代わりに、DRAMやSRAMを用いてもよい。
フラッシュメモリ303は不揮発性メモリであり、画像形成装置20を起動させるブートローダ(ブートプログラム)やOSを記憶する。また、各アプリケーションソフトウェア(例えば、利用管理プログラムを含む)を記憶するアプリケーションメモリとして機能する。また、フラッシュメモリ303は、各サービス(コピーサービス、プリントサービス、ファクシミリサービス)のソフトウェアを記憶するサービスメモリとして機能する。更に、フラッシュメモリ303は、ファームウェアを記憶するファームメモリ、ネットワークアドレスや機器機番、ポイント数が設定されたポイント設定情報を記憶するデータメモリとして機能する。
なお、フラッシュメモリ303の代わりに、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の他の不揮発性メモリを使用してもよい。
HDD304は、画像形成装置20の電源のオン、オフに関わりなくデータを記憶する不揮発性の記録媒体である。HDD304は、フラッシュメモリ303内に記憶されたプログラム及びデータ以外のプログラム及びデータを記録する。なお、HDD304は、ファームメモリとして使用してもよい。
NIC306は、ネットワークNを介して管理装置40と通信を行うためのインタフェースである(例えばイーサネット(登録商標)カード)。管理装置40との間の通信はNIC306を介して行われる。
コントローラ320には、操作部307が接続されている。操作部307は、各種の操作キー、表示装置としてのLCD(Liquid crystal display)又はCRTの文字表示器及びタッチパネルを有し、ユーザが画像形成装置20に各種指示を入力する際に用いられる。
更に、コントローラ320には、PCIバス330を介して、ファクス制御ユニット308、USB309、IEEE1394(310)、プロッタエンジン311、及び、スキャナエンジン312が接続されている。これにより、画像形成装置20では、コピーサービス、プリントサービス、ファクシミリサービス等の各サービスを提供することができる。プロッタエンジン311は電子写真方式又はインクジェット方式のいずれの方式を採用していてもよい。
なお、図示する構成は一例に過ぎず、画像形成装置20のハードウェア構成は図4の構成には限られない。例えば、NIC306はPCIバス330に接続されていてもよい。また、NIC306は有線でネットワークNに接続される他、Wi−Fi(登録商標)など無線で接続されてもよい。
更に、NIC306に代えて又はNIC306と共に、電話回線網に接続するDSU(Digital Service Unit)又はモデムを有していてもよい。携帯電話網に接続する通信装置を有していてもよい。また、例えば、画像形成装置20がBluetooth(登録商標)という通信規格で通信する装置を備え、該装置によりネットワークNに接続してもよい。
<機器システムの機能について>
次に、図5を用いて、管理装置40、販売サーバ60、及び、画像形成装置20の機能構成について説明する。図5は、機器システム100に含まれる管理装置40、販売サーバ60、及び、画像形成装置20の機能ブロック図の一例である。なお、決済機関80は、公知のものが利用されるものとする。
以下の説明でDB(Data Base)やテーブルと称しているのは説明の便宜のためであって、記憶部1000、2000、4000、6000に記憶されている情報がDBやテーブルの形態で記憶されている必要はない。
≪販売サーバ60≫
販売サーバ60は、送受信部61、申込受付部62、決済要求部63、顧客情報送信部64、及び記憶・読出部69を有している。販売サーバ60が有するこれらの各部は、補助記憶装置204からRAM203上に展開された販売プログラム6100を実行するCPU201が図3に示されている各構成要素のいずれかを制御することによって実現される機能、又は提供される手段である。
また、販売サーバ60は、図3に示されている補助記憶装置204やRAM203によって構築される記憶部6000を有している。記憶部6000には販売プログラム6100、及び、顧客管理DB6001が記憶される。販売プログラム6100は、プログラム配信用のサーバから配信されたり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録したりして配信される。
販売サーバ60のデータベースについて説明する。
Figure 2017016636
記憶部6000には表1の顧客管理テーブルを記憶する顧客管理DB6001が構築されている。顧客管理テーブルには、顧客ID、顧客名、住所、連絡先(電話番号・電子メールアドレス)、代表者、及び、先月支払い実績が対応づけて登録されている。顧客IDは、例えば販売サーバ60が重複しないように顧客に付与する識別情報である。販売管理者が顧客IDを付与してもよい。また、先月支払い実績は、先月の使用料の支払いが行われたか否かを顧客ごとに記録している。その他の、顧客名、住所、連絡先及び代表者は、顧客が各種申込みを行う際やユーザ登録などの際に、例えばユーザが情報端末10を介して入力した、当該顧客に関する顧客情報である。
(販売サーバ60の各機能)
次に、販売サーバ60の各機能について説明する。送受信部61は、図3に示されているCPU201からの命令、及び図3に示されている通信部207によって実現され、ネットワークNを介して管理装置40、画像形成装置20、及び、情報端末10と各種データの送受信を行う。
申込受付部62は、図3に示されているCPU201からの命令等により実現され、商品やサービスの注文を受け付けるWebページを情報端末10に送信し、情報端末10から商品の購入申込み又はレンタルの申込みを受け付ける。また、申込受付部62は決済に必要な決済情報(クレジットカード決済ではクレジットカード番号・氏名、銀行口座からの引き落としでは口座情報・住所・氏名、振り込み用紙の場合は住所・氏名)及び顧客情報を取得する。顧客情報は、上記のように、顧客名、住所、連絡先、代表者などであるが、販売が2回目以降の場合、ユーザがログインすることで顧客情報が特定されてよい。 決済要求部63は、図3に示されているCPU201からの命令等により実現され、決済機関80に対し決済を依頼する。また、決済機関80から決済が完了した旨の情報を取得する。
顧客情報送信部64は、図3に示されているCPU201からの命令等により実現され、管理装置40に対して顧客情報等を送信する。例えば、先月支払い実績が管理装置40に送信されることで管理装置40は画像形成装置20を使用不可にすることができる。
記憶・読出部69は、図3に示されているCPU201からの命令、及び図3に示されている補助記憶装置204等によって実現され、記憶部6000に各種データを記憶したり、記憶部6000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
≪情報端末10≫
続いて、情報端末10について説明する。情報端末10は、送受信部11、操作受付部12及び記憶・読出部19を有している。情報端末10が有するこれらの各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、補助記憶装置204からRAM103上に展開されたブラウザソフトウェア1100に従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、情報端末10は、図3に示されている補助記憶装置204やRAM203によって構築される記憶部1000を有している。記憶部1000にはブラウザソフトウェア1100が記憶される。ブラウザソフトウェア1100は、プログラム配信用のサーバから配信されたり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して配信されたりする。
情報端末10の各機能について説明する。送受信部11は、図3に示されているCPU201からの命令及び図3に示されている通信部207によって実現され、ネットワークNを介して販売サーバ60、管理装置40及び画像形成装置20と各種データの送受信を行う。
操作受付部12は、図3に示されているCPU201からの命令及び図3に示されている入力部205によって実現され、情報端末10のユーザによる情報端末10への各種操作の入力を受け付ける。
記憶・読出部19は、図3に示されているCPU201からの命令及び図3に示されている補助記憶装置204等によって実現され、記憶部1000に各種データを記憶したり、記憶部1000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
≪管理装置40≫
続いて、管理装置40について説明する。管理装置40は、送受信部41、使用度数管理部42、機器管理部43、操作受付部44、料金計算部45、及び記憶・読出部49を有している。管理装置40が有するこれらの各部は、図3に示されている各構成要素のいずれかが、補助記憶装置204からRAM203上に展開された管理プログラム4100に従ったCPU201からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、管理装置40は、図3に示されている補助記憶装置204やRAM203によって構築される記憶部4000を有している。記憶部4000には、PIN番号テーブル4001、使用度数管理DB4002、機器登録情報DB4003、及び、管理プログラム4100が構築されている。管理プログラム4100は、プログラム配信用のサーバから配信されたり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して配信されたりする。
まず、管理装置40の各データベースについて説明する。
Figure 2017016636
記憶部4000には、表2に示されているような機器管理テーブルによって構成されている機器登録情報DB4003が構築されている(機器登録情報DB4003は第二記憶手段の一例である。)。機器管理テーブルには、登録番号、画像形成装置20の設置状態、機器機番及び顧客IDが対応づけて登録される。したがって、機器管理テーブルにより登録番号と機器機番と顧客IDが対応づけられる。なお、機器機番は画像形成装置20に固有の識別情報であり、変更可能であるとしても一意性が保証されている。画像形成装置20の設置状態は、顧客環境9に設置された画像形成装置20が管理装置40と初回通知を行ったか否かに基づいて登録される。"設定済み"は初回通知が行われ画像形成装置20が使用可能であることを、"未設定"は画像形成装置20が利用可能になっていないことをそれぞれ示す。"設定済み"は使用可能状態であることを示す。
以下、機器管理テーブルの更新について説明する。顧客が画像形成装置20をレンタルしたため管理装置40のオペレータが登録番号を発行(採番)すると、顧客IDと登録番号が対応づけて登録される。この時の機器管理テーブルの画像形成装置20の設置状態は"未設定"である(4番目と5番目のレコード)。
初回通知で画像形成装置20がPIN番号、登録番号及び機器機番を管理装置40に送信すると、管理装置40は機器管理テーブルから登録番号を検索し登録番号に対応づけて機器機番を登録する。これにより、機器管理テーブルの画像形成装置20の設置状態は"設定済み"となる。
なお、3番目のレコードで"機器設定中"となっているのは説明のためであり、管理装置40が初回通知を受信してから機器管理テーブルを更新するまでの過渡的な状態を示している。実際に"機器設定中"という設置状態を経なくてもよい。
2番目のレコードと5番目のレコードで登録番号と顧客IDが同じになっている。これは、ある顧客(顧客ID=CS500-1530)が2つの画像形成装置20をレンタルした際に、管理装置40のオペレータが同じ契約として扱ったためである。
また、機器の故障によって機器交換された場合、同じ登録番号に対し異なる機器機番が設定される場合も存在する。この場合、登録番号と機器機番の組に対し使用量を算出しても顧客IDは不変なので同じ顧客の使用量として算出できる。
また、画像形成装置20がレンタルされた場合、借り主が変わることで異なる顧客IDに対して同じ機器機番が設定される場合がある(登録番号は変わる)。この場合、登録番号と機器機番の組に対し使用量を算出するので、顧客ごとに使用量を算出できる。
Figure 2017016636
記憶部4000には、表3に示されているようなPIN番号テーブル4001が記憶されている。PIN番号テーブル4001は第三記憶手段の一例である。PIN番号テーブル4001には、登録番号とPIN番号が対応づけて登録される。登録番号は秘匿性が乏しいのに対し、PIN番号は一度だけ使用され更に秘匿して扱われる。画像形成装置20をレンタルしたユーザが所定の手続き(例えば表1のような情報を登録するユーザ登録を行う)を行うと、管理装置40がPIN番号を生成し登録番号に対応づけて登録しておく。PIN番号は暗号化された状態や書留郵便などでユーザに送信されるため、ユーザのみが知りうる情報となる。したがって、初回通知において、PIN番号と登録番号の組により管理装置40はユーザを認証できる。
Figure 2017016636
記憶部4000には、表4に示されているような使用度数情報テーブルによって構成されている使用度数管理DB4002が構築されている。使用度数管理DB4002は第一記憶手段の一例である。使用度数情報テーブルには、登録番号、機器番号、受信時刻、通知種別及びカウンタ情報が対応づけて登録されている。登録番号、機器番号、通知種別はこれまで説明したものである。受信時刻は、画像形成装置20から初回通知、定期通知、故障通知又は返却通知を受信した日時情報である。カウンタ情報は画像形成装置20から受信した累積の印刷枚数(ページ数)である。
なお、定期通知の"定期"とは一定周期である必要はなく、不定期でもよい。例えば、毎月の使用量を算出するのであれば1回以上の受信でもよい。
(管理装置の機能)
続いて、管理装置40の機能について説明する。送受信部41は、図3に示されているCPU201からの命令、及び図3に示されている通信部207によって実現され、ネットワークNを介して販売サーバ60、画像形成装置20及び情報端末10と各種データの送受信を行う。
使用度数管理部42は、図3に示されているCPU201からの命令等によって実現され、画像形成装置20から初回通知、定期通知、故障通知又は返却通知等を受信した場合に、使用度数情報テーブルにレコードを登録する。
機器管理部43は、図3に示されているCPU201からの命令等によって実現され、機器管理テーブルへのレコードの登録及び更新を行う。具体的には、管理装置40のオペレータの操作に応じて機器管理テーブルへレコードを登録する。説明の便宜上、オペレータが登録番号を付与するものとするが、機器管理部43が自動的に登録番号を付与してもよい。また、画像形成装置20から初回通知を受信すると、機器機番を登録しまた「画像形成装置の設置状態」に"設定済み"を設定する。返却通知を受信すると、「画像形成装置の設置状態」に"未設定"を設定する。
操作受付部44は、図3に示されているCPU201からの命令及び入力部205等によって実現され、管理装置40を操作するオペレータの各種操作の入力を受け付ける。
料金計算部45は、図3に示されているCPU201からの命令等によって実現され、使用度数管理DB4002に格納された使用度数情報テーブルを参照し、機器の使用量及び料金を計算する。
記憶・読出部49は、図3に示されているCPU201からの命令及び図3に示されている補助記憶装置204等によって実現され、記憶部4000に各種データを記憶したり、記憶部4000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
≪画像形成装置≫
続いて、画像形成装置20について説明する。画像形成装置20は、送受信部21、登録状況確認部22、使用度数記録部23、使用量通知部24、使用制限部25、機器異常管理部26、及び、記憶・読出部29を有している。画像形成装置20が有するこれらの各部は、図4に示されている各構成要素のいずれかが、フラッシュメモリ303からSDRAM302上に展開された利用管理プログラム2100に従ったCPU301からの命令によって動作することで実現される機能、又は提供される手段である。
また、画像形成装置20は、図4に示されているフラッシュメモリ303やHDD304によって構築される記憶部2000を有している。記憶部2000には、登録番号2001、登録状況確認済み2002、使用許可2003、機器機番2004、使用度数情報DB2005及び利用管理プログラム2100が記憶されている。利用管理プログラム2100は、プログラム配信用のサーバから配信されたり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して配信されたりする。
また、登録番号2001は、例えばユーザが入力することで記憶される。登録状況確認済み2002は、画像形成装置20が管理装置40から登録状況確認応答(初回通知に対する応答)を受信することで記憶される。使用許可2003は画像形成装置20が管理装置40から登録状況確認応答又は使用状況応答を受信することで記憶される。
Figure 2017016636
記憶部2000には、表5に示されているような使用度数情報テーブルによって構成されている使用度数情報DB2005が構築されている。使用度数情報テーブルには、送信日時に対応づけて、用紙サイズと印刷色のいくつかの組ごとに累積の印刷枚数(カウンタ情報)が記録されている。送信日時はカウンタ情報を画像形成装置20が管理装置40に送信した(実際に管理装置40まで送信できた)日時である。
(画像形成装置の機能)
続いて、画像形成装置20の機能について説明する。送受信部21は、図4に示されているCPU301からの命令、及び図4に示されているNIC306によって実現され、ネットワークNを介して管理装置40、販売サーバ60及び情報端末10と各種データの送受信を行う。
登録状況確認部22は、図4に示されているCPU301からの命令及び操作部307等により実現され、管理装置40に対して初回通知(登録状況確認要求)を送信する。登録状況確認要求が初回通知に相当する。登録状況確認要求の送信に対し管理装置40より登録されていることを意味する登録状況確認応答を受信した場合、操作部307に確認結果を表示する。また、登録状況確認部22は登録状況確認済み2002を記憶部2000に記憶する。
使用度数記録部23は、図4に示されているCPU301からの命令及びプロッタエンジン311等により実現され、印刷のページ数をカウントして現在までの累積のカウンタ情報として用紙サイズと印刷色の組ごとに使用度数情報テーブルに記録する。
使用量通知部24は、図4に示されているCPU301からの命令等により実現され、送受信部21を介して定期通知を定期的に又は決まったタイミングで管理装置40に送信する。なお、定期通知の送信は記憶部2000に登録状況確認済み2002が記憶されている場合に行われる。
使用制限部25は、図4に示されているCPU301からの命令、操作部307、及び、NIC306などにより実現され、記憶部2000に使用許可2003が記憶されていない場合、画像形成装置20の機能の少なくとも一部をロックしユーザが画像形成装置20を使用できないようにする。なお、管理装置40から使用不可の応答があった場合も(例えば、残高不足などにより)、画像形成装置20の機能の少なくとも一部をロックする。使用制限の方法としては、例えば操作部307が操作を受け付けないことが挙げられる。また、使用制限の方法としては、PCなどがプリンタドライバで作成しネットワークNを介して送信する印刷データを画像形成装置20が印刷しない方法がある。
機器異常管理部26は、図4に示されているCPU301からの命令などに実現され、画像形成装置20の故障を検知すると管理装置40へ故障通知を送信する。故障通知には、故障内容の他、登録番号、機器機番、カウンタ情報を通知してもよい。
記憶・読出部29は、図4に示されているCPU301からの命令及び図4に示されているHDD304,SDRAM302等によって実現され、記憶部2000に各種データを記憶したり、記憶部2000に記憶された各種データを読み出したりする処理を行う。
<動作手順>
続いて、機器システム100の動作手順を説明する。なお、画像形成装置20のレンタルに対する初期の決済は完了しているものとする。
≪初回通知、定期通知の送信手順≫
図6は、画像形成装置20が管理装置40へ初回通知及び定期通知を送信する手順を示すシーケンス図の一例である。
S1:まず、オペレータは契約が成立した顧客の顧客IDに対し登録番号を入力(採番)する。
S2:管理装置40の機器管理部43はオペレータによる入力を受けて機器管理テーブルに登録番号及び顧客IDを登録する。この時、機器管理テーブルの「画像形成装置の設置状態」は"未設定"となる。
なお、この登録番号は画像形成装置20又はユーザに通知される。具体的にはどのように通知してもよいが、例えば管理装置40のオペレータが画像形成装置20のユーザに電子メール、電話又はFAXで送信する。あるいは、画像形成装置20の配送前に出荷元の担当者が画像形成装置20に登録番号を設定してもよい。あるいは、管理装置40が付与した登録番号を配送者が保持しておき、顧客への設置時に画像形成装置20に設定してもよい。
S3:また、ユーザが情報端末10を操作して所定の手続き(例えばユーザ登録)を行う。これにより、ユーザの顧客IDが特定される。また、ユーザがステップS2の登録番号を入力することで顧客IDと登録番号が特定されてもよい。
S4:管理装置40の機器管理部43は特定したユーザの顧客IDを機器管理テーブルから検索し、ステップS2で対応づけられている登録番号を抽出する。そして、PIN番号を生成し抽出した登録番号に対応づけてPIN番号テーブル4001に登録する。なお、一つの顧客IDに複数の登録番号が対応づいている場合、登録番号ごとにPIN番号を生成して登録する。
S5:管理装置40の送受信部41は登録番号とPIN番号の組を情報端末10に送信する。
続いて、決済が完了すると(又は、決済完了の前でもよい)、画像形成装置20は顧客に配送され設置される。あるいは、故障によって画像形成装置20が交換され新しい画像形成装置20が設置される。
S6:初回通知を完了するまでユーザは画像形成装置20を使用できない。このため、画像形成装置20のユーザは初めて使用する際、初回通知を行うための操作を行う。このため、ユーザはPIN番号及び登録番号を入力する。登録状況確認部22は登録状況確認要求として、PIN番号、登録番号、機器機番、及び、カウンタ情報を管理装置40に送信する。これが初回通知となる。なお、登録状況確認要求は、ユーザが操作することを契機に送信されてもよいし、記憶部2000に登録状況確認済み2002が記憶されていないことが検知された時に送信されてもよい。
S7:管理装置40の送受信部41が登録状況確認要求を受信すると、機器管理部43は登録状況確認応答を送信するための処理を行う。この処理については図7にて後述する。本実施例では登録状況確認応答を送信できるものとする。これにより、機器管理テーブルの「画像形成装置の設置状態」が"未設定"から"設定済み"に更新される。
S8:管理装置40の送受信部41は登録状況確認応答(使用許可情報の一例)を画像形成装置20に送信する。
S9:画像形成装置20の記憶・読出部29は記憶部2000に登録状況確認済み2002及び使用許可2003を記録する。これによりユーザは画像形成装置20を使用可能になる。
S10:画像形成装置20が自機を管理装置40に登録すると(登録状況確認応答を受信すると)、画像形成装置20の使用量通知部24は定期通知を行う。定期通知には、登録番号、機器機番、及び、カウンタ情報が含まれる。登録番号及び機器機番が送信されることで、顧客ごとの使用量を算出できる。なお、定期送信は例えば1日のうち決められた時刻(この時刻に画像形成装置20の電源がONでない場合は、電源ONの後)、又は、一定間隔ごとに実施する。送信間隔は2日に1回、週に1回、月に1回などでもよい。また、1日に2回以上、送信してもよい。定期的に送信する必要はなく、画像形成装置20の負荷が低下した時などに送信してもよい。
S11:管理装置40の送受信部41が定期通知を送信すると、使用度数管理部42が使用度数管理DB4002の使用度数情報テーブルに1レコードを登録する。使用度数管理部42が生成するのは主に受信時刻でよい。
S12:管理装置40の送受信部41は使用状況応答を画像形成装置20に送信する。使用状況応答とは使用許可又は使用不可を通知する応答である。例えば、顧客が料金を支払わないと使用不可が通知される場合があるが、本実施例では使用許可が通知されたものとして説明する。
S13:画像形成装置20の送受信部21は使用状況応答を受信する。これにより、画像形成装置20の記憶・読出部29は記憶部2000に使用許可2003を記憶する。使用不可が通知された場合、記憶・読出部29は記憶部2000の使用許可2003を削除する。
<<初回通知に対する機器管理テーブルの更新>>
図7は、登録状況確認応答の送信処理について説明するフローチャート図の一例である。図7の処理は図6のステップS7の処理に相当する。したがって、機器管理テーブルには登録番号と顧客IDの組が登録されており、設置状態は"未設定"である。
S7-1:管理装置40の機器管理部43は初回通知(PIN番号、登録番号、機器機番、カウンタ情報)を受信したか否かを判定する。
S7-2:初回通知を受信すると、機器管理部43はPIN番号テーブル4001にPIN番号と登録番号の組が登録されているか否かを判定する。PIN番号と登録番号の組が登録されている場合、ユーザが画像形成装置20を使用する手続きが完了していることになり、また、PIN番号により正当なユーザであると判定できる。登録番号だけでは、ユーザが他の画像形成装置20の登録番号から類推して入力したり総当たり方式で推定したりすることが不可能でない。これに対し、PIN番号は初回通知のたびに生成され秘匿されているので、画像形成装置20の購入者(レンタル者)を認証できる。S4−2の所定回数の判定の結果、PIN番号テーブル4001に一致するPIN番号と登録番号の組がない場合、機器管理部43はPIN番号テーブル4001のPIN番号を破棄して別のPIN番号を発行する。
なお、PIN番号は秘匿性が高いのでPIN番号のみがPIN番号テーブル4001に登録されているか否かによりユーザを認証してよい。この場合、PIN番号テーブル4001で登録番号とPIN番号が対応づけられていなくてもよい。
S7-3:PIN番号テーブル4001にPIN番号と登録番号の組が登録されている場合、機器管理部43はPIN番号と共に送信された登録番号に対応づけて機器管理テーブルに機器機番を登録する。これにより、登録番号と機器機番を紐づけることができる。出荷時にどの機器機番がどの顧客に発送されたかを管理することは流通事情によっては困難な場合がある。また、可能であるとしてもコスト増をもたらすおそれがある。本実施例では顧客に設置された後に登録番号と機器機番を紐づけるので、出荷時の作業を低減できる。
S7-4:機器管理部43は機器管理テーブルの設置状態を"設定済み"に更新する。以上のようにして機器管理テーブルを更新できる。
<<使用量の算出>>
管理装置40の料金計算部45は、顧客ごとに月々の使用量を算出する。本実施例では上記のように登録番号と機器機番の組を用いて使用量を算出する。なお、以下では一例として月々のカウンタ情報の集計例を説明する。
図8は、カウンタ情報の算出手順を示すフローチャート図の一例である。図8の手順は設定されている計算期間ごとに繰り返し実行される。計算期間は顧客ごとに設定されうる使用料を算出する期間である。計算期間は固定又は一定でなくてもよい。管理装置40のオペレータは顧客の要望や管理装置側の都合に応じて計算期間を予め設定しておく。例えば、月単位、締め日単位(20日締め、25日締めなど)等を設定できる。月単位であれば月の最終日の午後12時以降に図8の処理が開始される。なお、計算期間を管理装置40が自動的に(例えば毎月の月初めから月末など)設定してもよい。
料金計算部45は使用量の算出対象の顧客IDを1つ取り出す(S10)。使用量の算出対象の顧客IDは予めリスト化されており、このリストから順番に取り出せばよい。
次に、料金計算部45はステップS10で取り出した顧客IDに紐付いている、登録番号と機器機番の組を機器管理テーブルから抽出する(S20)。この組は1つの場合も複数の場合もある。
次に、料金計算部45はステップS20で読み出した全ての登録番号と機器機番の組から1つを選択する(S30)。
次に、料金計算部45は、ステップS30で選択した登録番号と機器機番の組のうち、予め設定されている計算期間内で最も早い受信時刻のカウンタ情報を使用度数情報テーブルから抽出する(S40)。例えば、計算期間が7/1から7/31であれば、受信時刻が7/1以降のもののうち最も早い日時のカウンタ情報を抽出する。
次に、料金計算部45は、ステップS30で選択した登録番号と機器機番の組のうち、予め設定されている計算期間内で最も遅い受信時刻のカウンタ情報を使用度数情報テーブルから抽出する(S50)。例えば、計算期間が7/1から7/31であれば、受信時刻が7月中で最も7/31に近い日時のカウンタ情報を抽出する。
料金計算部45は、ステップS40のカウンタ情報とステップS50のカウンタ情報の差分を計算する(S60)。これが、この顧客における登録番号と機器機番の組に対する画像形成装置20の使用量である。登録番号と機器機番の組で使用度数情報テーブルからカウンタ情報を抽出するので、計算期間の途中で画像形成装置20の顧客が変わっても顧客ごとに使用量を算出できる。
料金計算部45は、ステップS20で抽出した登録番号と機器機番の組を全て選択したか否かを判定する(S70)。ステップS70の判定がNoの場合、処理はステップS30から繰り返される。
ステップS70の判定がYesの場合、ステップS10のリストの全ての顧客IDについて使用料を算出したか否かを判定する(S80)。ステップS80の判定がNoの場合、処理はステップS20から繰り返される。
ステップS80の判定がYesの場合、図8の処理は終了する。
<<使用量の算出の変形例>>
図9は、カウンタ情報の算出手順の変形例を示すフローチャート図の一例である。図9では図8と異なる処理を主に説明する。図9ではステップS40の処理が図8と異なっている。
ステップS40において、料金計算部45は前回の計算期間の最後を起点に最も早い受信時刻のカウンタ情報を顧客管理テーブルから1つ取り出す(S40)。表6にて説明するように、料金計算部45は使用量を算出するごとに、実際の計算期間(以下、区別するため「使用量計上期間」という)を記録する。例えば、計算期間が7/1〜7/31である場合に使用量の算出に用いられたカウンタ情報の受信時刻が7/2〜7/25である場合、使用量計上期間は7/2〜7/25となる。
したがって図9のステップS40では受信時刻が7/26日以降で最も早い受信時刻のカウンタ情報を顧客管理テーブルから1つ取り出す。この方法の利点は、画像形成装置20が通信エラーなどで定期通知を送信できなったため使用量に計上されていないカウンタ情報があっても、通信が回復すれば使用量に計上できることである。例えば、画像形成装置20が6/1〜6/30の使用量を管理装置40に送信できなかったとする。この場合、管理装置は7/1〜7/31の使用量を算出する際に、6/1〜6/30と7/1〜7/31の使用量をまとめて算出できる。
(使用量の算出例)
Figure 2017016636
表6は、料金計算部45による使用量の算出結果の一例を示す。使用量の算出結果は、顧客ID、登録番号、機器機番、カウンタ情報の差分、使用量計上期間を有する。カウンタ情報の差分が計算期間の使用量を示す。
1番目のレコードと2番目のレコードでは、機器機番が同じなのに顧客IDと登録番号が異なっている。使用量計上期間から計算期間の途中で同じ画像形成装置20の顧客が切り替わったことが分かるが、この場合も顧客ごとに使用量を算出することができる。
また、3番目と4番目のレコードでは、顧客IDと登録番号が同じだが機器機番が異なっている。これは、同じ顧客が複数の画像形成装置20をレンタルしたことを示すが、この場合は、登録番号が同じでも機器機番が異なるため画像形成装置20ごとに使用量を算出することができる。使用量は同じ顧客に対し算出されているが、顧客は画像形成装置20ごとに使用量を管理できる。
なお、料金計算部45は表6のカウンタ情報の差分に対して1カウンタ当たりの課金料金をかけることで、顧客への課金料金を計算する。なお、1カウンタ当たりの課金料金は顧客ID、登録番号及び機器機番に対応づけられたテーブルに保持しておく。これにより、顧客ごとに異なる課金、登録番号ごとに異なる課金、又は、機器機番(画像形成装置の種類)ごとに異なる課金が可能になる。
<画像形成装置の使用の停止処理>
続いて、図10を用いて画像形成装置20の使用の停止処理について説明する。図10は、画像形成装置20の使用が停止される際の処理を示すフローチャート図の一例である。レンタル期間は無期限の場合もあるが、一般に有期契約である。例えば7月末で契約が満了するが、8月以降も画像形成装置20が顧客に設置されているとユーザが誤って使用してしまうおそれがある。この場合、使用量が余分に算出されるおそれがある。そこで、契約満了時に、管理装置40又はユーザが画像形成装置20の使用を停止する。また、これにより、契約期間(使用可能期間の一例)の満了後はユーザが画像形成装置20を使用できないので、計上すべき最終的なカウンタ情報を確定させることができる。
図10(a)は管理装置40の主導による画像形成装置20の使用の停止処理の手順を示す。
S1:管理装置40のオペレータは登録番号を指定して契約満了を管理装置40に入力する。管理装置40は契約満了が指定された登録番号を記憶する。あるいは、契約期間が定められており管理装置40に契約期間が設定されている場合、オペレータが入力しなくてもよい。
なお、契約期間の満了以外にも、表1の顧客管理テーブルで先月支払い実績が"×"である顧客の全ての登録番号に対しオペレータは使用停止を設定してよい。
S2:画像形成装置20の使用量通知部24は定期的に定期通知を管理装置40に送信する。
S3:管理装置40の使用度数管理部42は使用度数情報テーブルにレコードを登録する。また、機器管理部43は、登録番号が契約満了の指定をされているか、使用停止の対象となっているかどうか、及び、受信時刻が契約期間の満了日を過ぎているか否かを判定する。
S4:ステップS3の判定が1つでもYesの場合、管理装置40の機器管理部43は使用状況応答(印刷不可)を画像形成装置20に通知する。また、機器管理テーブルの設置状態を"未設定"に更新する。
S5:画像形成装置20の使用制限部25は使用状況応答(印刷不可)に対し使用許可2003及び登録状況確認済み2002を記憶部2000から削除する。これにより、以降の印刷動作は禁止される。
図10(b)はユーザの主導による画像形成装置20の使用の停止処理の手順を示す。
S1:ユーザは契約期間の満了などを把握すると、使用を停止するために画像形成装置20の返却操作を行う。
S2:画像形成装置20の使用制限部25は返却通知を管理装置40に送信する。返却通知には、登録番号、機器機番及びカウンタ情報が含まれている。
S3:管理装置40の使用度数管理部42は使用度数情報テーブルにレコードを登録する。また、機器管理部43は機器管理テーブルの設置状態を"未設定"に更新する。
S4:画像形成装置20の機器管理部43は、返却通知応答(印刷不可)を画像形成装置20に送信する。
S5:画像形成装置20の使用制限部25は使用状況応答(印刷不可)に対し使用許可2003及び登録状況確認済み2002を記憶部2000から削除する。これにより、以降の印刷動作は禁止される。
以上のような処理により、計上すべき最終的なカウンタ情報を確定させることができる。
本実施例の機器システム100は、契約に対し登録番号が付与され、登録番号と機器機番の組に対し使用量を算出するので、同じ画像形成装置20が別々の顧客にレンタルされても、顧客ごとにカウンタ情報を集計できる。
本実施例では、画像形成装置20が定期通知で登録番号を送信しなくてよい機器システム100について説明する。
実施例1にて説明したように、初回通知により機器管理テーブルには登録番号と機器機番が対応づけて登録される。したがって、画像形成装置20が定期通知する場合、登録番号を送信しなくてよい。
なお、本明細書において、同一の符号を付した構成要素については、同様の機能を果たすので、一度説明した構成要素の説明を省略あるいは相違点についてのみ説明する場合がある。
図11は、本実施例の画像形成装置20が管理装置40へ初回通知及び定期通知を送信する手順を示すシーケンス図の一例である。図11では主に図6との相違点を説明する。図11ではステップS10の処理が異なっている。
S10:画像形成装置20が自機を管理装置40に登録すると(登録状況確認応答を受信すると)、画像形成装置20の使用量通知部24は定期通知を行う。定期通知には、機器機番、及び、カウンタ情報が含まれ、登録番号は含まれない。
図12は、使用度数管理部42が使用度数情報テーブルに定期通知に基づくレコードを登録する手順を示すフローチャート図の一例である。
使用度数管理部42は、機器管理テーブルにおいて定期通知で送信された機器機番に紐付いた登録番号のうち、設置状態が"設定済み"の登録番号を読み出す(S10)。つまり、複数の同じ機器機番が機器管理テーブルに登録されているとしても、設置状態が"設定済み"の機器機番は1つしかないので、1つの登録番号を特定できる。
そして、使用度数管理部42は、ステップS10で特定した登録番号と定期通知で取得した機器機番とを対応づけて使用度数情報テーブルに登録する(S20)。
以上のような処理により、画像形成装置20が定期通知で登録番号を送信しなくても、登録番号と機器機番の組を使用度数情報テーブルに登録できる。したがって、実施例1と同様に、同じ画像形成装置20が計算期間の途中で別々の顧客にレンタルされても、顧客ごとにカウンタ情報を集計できる。
本実施例では、初回通知及び定期通知のいずれでも画像形成装置20が登録番号を送信する必要がない機器システムについて説明する。
図13は、本実施例の画像形成装置20が管理装置40へ初回通知及び定期通知を送信する手順を示すシーケンス図の一例である。図13では主に図6との相違点を説明する。図12ではステップS6、S10の処理が異なっている。ステップS10の処理は実施例2で説明した。
S6:登録状況確認部22は登録状況確認要求として、PIN番号、機器機番、及び、カウンタ情報を管理装置40に送信する。すなわち、登録番号を送信しない。これが初回通知となる。
図14は、初回通知に対する機器管理テーブルの更新処理について説明するフローチャート図の一例である。なお、図14の説明では主に図7との相違点を説明する。
S7-1:管理装置40の機器管理部43は初回通知(PIN番号、機器機番、カウンタ情報)を受信したか否かを判定する。
S7-2:初回通知を受信すると、機器管理部43はPIN番号テーブル4001にPIN番号が登録されているか否かを判定する。実施例1と比べ登録番号が送信されないが、PIN番号は初回通知のたびに生成され秘匿されているので、PIN番号だけで画像形成装置20の購入者(レンタル者)を認証してよい。
S7-3:PIN番号テーブル4001にPIN番号が登録されている場合、機器管理部43はPIN番号テーブル4001からPIN番号に対応づけられている登録番号を読み出す。
S7-4:次に、機器管理部43は、ステップS7−3で読み出した登録番号に対応づけてステップS7−1で受信した機器機番を機器管理テーブルに登録する。これにより、登録番号と機器機番を紐づけることができる。
S7-5:機器管理部43は機器管理テーブルの設置状態を"設定済み"に更新する。以上のようにして機器管理テーブルを更新できる。
以上のような処理により、画像形成装置20が初回通知と定期通知の両方で登録番号を送信しなくても、登録番号と機器機番の組を使用度数情報テーブルに登録できる。したがって、実施例1と同様に、同じ画像形成装置20が計算期間の途中で別々の顧客にレンタルされても、顧客ごとにカウンタ情報を集計できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、図5などの構成例は、管理装置40、画像形成装置20、販売サーバ60、及び情報端末10による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。管理装置40、画像形成装置20、販売サーバ60、及び情報端末10の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、図5の記憶部2000、4000,6000に図示される各データベースの1つ以上はネットワーク上に存在していてもよい。
また、機器システム100が複数の管理装置40を有していてもよく、管理装置40の機能が複数のサーバに分散して配置されていてもよい。
また、本実施形態では、販売され(レンタルされ)、その後、使用量が管理されたり従量課金されたりする装置として画像形成装置20を例に説明するが、このような装置は画像形成装置20には限られない。例えば、使用された時間に応じて課金されるPC、ウェアラブルコンピュータ、アプリケーションソフトウェア、テレビ会議端末、電子黒板、プロジェクタ、カーナビゲーション端末、カメラ、ゲーム機、医療用機器、耕耘機などの農業用機器、自動車などにも適用できる。
また、本実施形態では、定期通知において登録番号の代わりに顧客ID(第二識別情報の一例)を画像形成装置20が管理装置40に送信してもよい。管理装置40は顧客IDにより顧客を特定して集計できる。第二識別情報は画像形成装置20の使用者が変わるたびに変更される識別情報であれば代用可能な場合がある。
送受信部21は送信手段の一例であり、送受信部41は受信手段の一例であり、取得手段は、機器管理部43は取得手段の一例であり、使用度数管理部42は使用量情報記録手段の一例であり、料金計算部45は集計手段の一例である。
10 情報端末
20 画像形成装置
22 登録状況確認部
23 使用度数記録部
24 使用量通知部
40 管理装置
42 使用度数管理部
43 機器管理部
60 販売サーバ
80 決済機関
100 機器システム
特開2004-151703号公報

Claims (13)

  1. ネットワークを介して第一情報処理装置と第二情報処理装置が通信可能な情報処理システムであって、
    前記第二情報処理装置は、
    前記第二情報処理装置の使用量情報、及び、前記第二情報処理装置の第一識別情報を送信する送信手段を有し、
    前記第一情報処理装置は、
    前記第二情報処理装置から前記第二情報処理装置の前記使用量情報、及び、前記第一識別情報を受信する受信手段と、
    前記第二情報処理装置の第二識別情報を前記第二情報処理装置から取得するか、又は、前記受信手段が受信した前記第一識別情報に基づいて前記第二識別情報を取得する取得手段と、
    前記使用量情報、前記第一識別情報及び前記第二識別情報を対応づけて第一記憶手段に記憶させる使用量情報記録手段と、
    前記第一識別情報及び前記第二識別情報の組ごとに前記使用量情報を集計する集計手段と、を有する情報処理システム。
  2. 前記第一識別情報は前記第二情報処理装置を一意に識別するための識別情報であり、前記第二識別情報は前記第二情報処理装置の使用者が変わるたびに変更される識別情報である請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記使用量情報記録手段は日時情報と共に前記使用量情報、前記第一識別情報及び前記第二識別情報を対応づけて前記第一記憶手段に記憶させ、
    前記集計手段は、予め設定されている集計期間内で最も早い日時情報の前記使用量情報と前記集計期間内で最も遅い日時情報の前記使用量情報との差分を算出する請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記使用量情報記録手段は日時情報と共に前記使用量情報、前記第一識別情報及び前記第二識別情報を対応づけて前記第一記憶手段に記憶させ、
    前記集計手段は、前記使用量情報を集計した期間を記録しておき、
    前記期間よりも後で最も早い日時情報の前記使用量情報と、予め設定されている集計期間内で最も遅い日時情報の前記使用量情報との差分を算出する請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  5. 前記受信手段が使用許可の要求と共に前記第二情報処理装置から前記第二識別情報を受信した場合、
    前記取得手段は、予め第二記憶手段に登録されている前記第二識別情報に前記受信手段が使用許可の要求と共に受信した前記第一識別情報及び使用可能状態を対応づけて前記第二記憶手段に記憶させ、
    前記第二情報処理装置に使用許可情報を送信する請求項1〜4いずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記受信手段が使用許可の要求と共に前記第二情報処理装置から前記第二識別情報及び第三識別情報を受信した場合、
    前記取得手段は、第三記憶手段に前記第三識別情報が記憶されている場合、前記第二識別情報に前記第一識別情報を対応づけて前記第二記憶手段に記憶させ、
    前記第二情報処理装置に前記使用許可情報を送信する請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記受信手段は、前記第二情報処理装置から前記使用量情報及び前記第一識別情報を受信する際に前記第二識別情報を受信せず、
    前記取得手段は、前記第二記憶手段において前記受信手段が受信した前記第一識別情報に対応づけられている前記第二識別情報のうち前記使用可能状態が登録されている前記第二識別情報を前記第二記憶手段から読み出し、
    前記使用量情報記録手段は、前記取得手段が前記第二記憶手段から読み出した前記第二識別情報に対応づけて前記使用量情報及び前記第一識別情報を前記第一記憶手段に記憶させる請求項5又は6に記載の情報処理システム。
  8. 前記第二情報処理装置の使用可能期間が満了した場合、前記取得手段は、前記第二記憶手段において前記第一識別情報及び前記第二識別情報に対応づけられている前記使用可能状態を前記第二記憶手段から削除し、
    前記第一情報処理装置に対し使用不可を送信する請求項5〜7いずれか1項に記載の情報処理システム。
  9. 前記第二情報処理装置の前記送信手段は使用停止の要求及び前記第一識別情報を送信し、
    前記受信手段が前記使用停止の要求及び前記第一識別情報を受信した場合、
    前記取得手段は、前記第二記憶手段において前記受信手段が受信した前記第一識別情報に対応づけられている前記使用可能状態を削除し、
    前記第一情報処理装置に対し使用不可を送信する請求項5〜7いずれか1項に記載の情報処理システム。
  10. ネットワークを介して第二情報処理装置と通信可能な情報処理装置であって、
    前記第二情報処理装置から前記第二情報処理装置の使用量情報、及び、前記第二情報処理装置の第一識別情報を受信する受信手段と、
    前記第二情報処理装置の第二識別情報を前記第二情報処理装置から取得するか、又は、前記受信手段が受信した前記第一識別情報に対応づけられている前記第二識別情報を取得する取得手段と、
    前記使用量情報、前記第一識別情報及び前記第二識別情報を対応づけて第一記憶手段に記憶させる使用量情報記録手段と、
    前記第一識別情報及び前記第二識別情報の組ごとに前記使用量情報を集計する集計手段と、を有する情報処理装置。
  11. 第二情報処理装置から前記第二情報処理装置の使用量情報、及び、前記第二情報処理装置の第一識別情報を受信する受信手段と、
    前記第二情報処理装置の第二識別情報を前記第二情報処理装置から取得するか、又は、前記受信手段が受信した前記第一識別情報に基づいて前記第二識別情報を取得する取得手段と、
    前記使用量情報、前記第一識別情報及び前記第二識別情報を対応づけて第一記憶手段に記憶させる使用量情報記録手段と、
    前記第一識別情報及び前記第二識別情報の組ごとに前記使用量情報を集計する集計手段と、を有する前記第二情報処理装置とネットワークを介して通信可能な情報処理装置であって、
    前記情報処理装置の前記使用量情報、及び、前記情報処理装置の前記第一識別情報を送信する送信手段を有する情報処理装置。
  12. ネットワークを介して第一情報処理装置と第二情報処理装置が通信可能な情報処理システムの情報処理方法であって、
    前記第二情報処理装置によって行われる、
    前記第二情報処理装置の使用量情報、及び、前記第二情報処理装置の第一識別情報を送信するステップと、
    前記第一情報処理装置によって行われる、
    前記第二情報処理装置から前記第二情報処理装置の前記使用量情報、及び、前記第二情報処理装置の前記第一識別情報を受信するステップと、
    前記第二情報処理装置の第二識別情報を前記第二情報処理装置から取得するか、又は、前記受信するステップで受信された前記第一識別情報に基づいて前記第二識別情報を取得するステップと、
    前記使用量情報、前記第一識別情報及び前記第二識別情報を対応づけて第一記憶手段に記憶させるステップと、
    前記第一識別情報及び前記第二識別情報の組ごとに前記使用量情報を集計するステップと、を有する情報処理方法。
  13. ネットワークを介して第二情報処理装置と通信可能な情報処理装置を、
    前記第二情報処理装置から前記第二情報処理装置の使用量情報、及び、前記第二情報処理装置の第一識別情報を受信する受信手段と、
    前記第二情報処理装置の第二識別情報を前記第二情報処理装置から取得するか、又は、前記受信手段が受信した前記第一識別情報に基づいて前記第二識別情報を取得する取得手段と、
    前記使用量情報、前記第一識別情報及び前記第二識別情報を対応づけて第一記憶手段に記憶させる使用量情報記録手段と、
    前記第一識別情報及び前記第二識別情報の組ごとに前記使用量情報を集計する集計手段と、として機能させるためのプログラム。
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