JP7293081B2 - コイン識別ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、コインを識別するコイン識別ユニットに関し、より特定的には、コインを搬送しながら当該コインを識別するコイン識別ユニットに関する。
一般的に、スロットマシン等の遊技機、自動販売機、硬貨識別(選別)機、および金融機関等に設置されている現金自動預け払い機(ATM)等、コインを投入し、それらを蓄蔵したり、返却したりするコイン処理装置がある。
このようなコイン処理装置では、投入されたコインが受け入れ可能なコインか否かを識別する必要があり、典型的には、硬貨の真偽および種類などを識別している。
コインを識別する方法としては、例えば、光学センサ、赤外線センサ、または磁気センサの少なくとも1種またはこれらの組み合わせによって構成されるコイン識別ユニットが用いられている。
例えば、特許文献1には、磁気センサおよび光学センサを用いて、搬送されてくる硬貨を判別する硬貨判別装置が開示されている。当該硬貨判別装置は、投入された硬貨の磁気的性質を検出し、その後、当該硬貨の一方の面と他方の面との画像パターンデータに基づいて当該硬貨を判別している。
特開2000-306135号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている硬貨判別装置は、投入された硬貨を横臥状態で搬送しながら、上方および下方に配置された光学センサによって当該硬貨の上面および下面の画像パターンデータを生成している。硬貨の上面および下面を正確に読み取ることができるように、当該硬貨は搬送ベルトによって光学センサの読み取り位置で押し付けられつつ搬送されている。
ここで、硬貨が載置される搬送ベルトは、硬貨の自重による負荷が掛かるため、硬貨の種類に応じて、テンションが緩んだり、撓んだりしたりする可能性があり、その結果、光学センサの読み取り位置で押し付けが不十分となり、硬貨を正確に読み取れないおそれがある。
それ故に、本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的の1つは、処理対象のコインの種類に依存せず、より正確にコインを識別することができるコイン識別ユニットを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、少なくとも以下のような構成を備え、もしくは手順を実行する。なお、以下の説明において、本発明の理解を容易にするために図面に示されている符号等を付記する場合があるが、本発明の各構成要素は、図面に示されているものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、コインを識別するコイン識別ユニットであって、コインを受け入れる受入口と、前記受入口から搬送されるコインの立直状態を維持させて送出口まで導く搬送路と、前記搬送路における第1の位置において、搬送されている立直状態のコインの一方面が読み取られる第1の読取面と、前記第1の読取面を介して、前記コインの一方面の画像を取得する第1の画像取得手段と、前記第1の画像取得手段によって前記コインの一方面の画像が取得される際に、当該コインの他方面側から当該コインを押圧しながら搬送する第2の搬送ベルトと、前記搬送路における第1の位置からコインの搬送方向に所定の距離だけ離れた第2の位置において、搬送されている立直状態のコインの他方面が読み取られる第2の読取面と、前記第2の読取面を介して、前記コインの他方面の画像を取得する第2の画像取得手段と、前記第2の画像取得手段によって前記コインの他方面の画像が取得される際に、当該コインの一方面側から当該コインを押圧しながら搬送する第1の搬送ベルトと、前記コインの一方面の画像と他方面の画像とに基づいて、当該コインを識別する識別部とを備え、前記第1の搬送ベルトと前記第2の搬送ベルトとは、少なくとも一部が重複するように配置されることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、搬送されるコインの立直状態を維持させたまま当該コインの両面の画像を取得するため、処理対象のコインの種類に依存せず、より正確にコインを識別することができる。
また、好ましくは、前記第1の画像取得手段、前記第1の読取面、および当該第1の読取面のコインの搬送方向側に配置される前記第1の搬送ベルトは、第1のユニットとして構成され、前記第2の画像取得手段、前記第2の搬送ベルト、および当該第2の搬送ベルトのコインの搬送方向側に配置される前記第2の読取面は、第2のユニットとして構成され、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが対向して配置されるように構成されることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、第1のユニットと第2のユニットとで構成されるため、部品交換のメンテナンス等を容易に行うことできる。
また、好ましくは、前記第1のユニットと前記第2のユニットとはヒンジ機構により連結されており、開閉可能であることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、容易に開閉できるため、内部を簡単に確認することができる。
また、好ましくは、前記第1の搬送ベルトおよび前記第2の搬送ベルトの少なくともいずれかは、凹凸形状を有することを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、前記第1の搬送ベルトおよび/または前記第2の搬送ベルトとコインとの摩擦力が向上するため、コインをより確実に搬送することができる。
また、好ましくは、前記凹凸形状のうちの凹部と凸部との境界部分は、前記第1の読取面または第2の読取面に対向するように突起形状を有する凸部から、当該第1の読取面または第2の読取面から離れる方向に広がるように傾斜していることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、光源から照射される光によって影となる部分が生じ難くなるため、コインを誤認識することを低減できる。
また、好ましくは、前記凹凸形状のうちの凹部と凸部との境界部分は、曲面形状であることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、搬送ベルトの凹部と凸部との境界部分に埃等の異物が残留することを軽減できるため、より正確にコインを識別することができる。
また、好ましくは、前記第1の搬送ベルトおよび前記第2の搬送ベルトの少なくともいずれかは、前記コインの色系統とは異なる色系統で構成されることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、搬送されてくるコインの縁をより明確に識別することができ、また当該コインの孔および欠損があったとしても誤認識するおそれを軽減し、より正確にコインを識別することができる。
また、好ましくは、前記第1の読取面および前記第2の読取面のそれぞれコインが搬送されてくる側において、当該第1の読取面および当該第2の読取面にそれぞれコインを導くガイド部材を、さらに備えることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、前記第1の読取面および前記第2の読取面のそれぞれコインが搬送されてくる側に段差を形成するため、コインが傾いた状態で前記第1の読取面および前記第2の読取面に当接する。その結果、前記第1の読取面および前記第2の読取面への負担を軽減し、傷が付いたり、破損したりする等のリスクを軽減することができる。
また、好ましくは、前記ガイド部材は、コインの搬送方向に対して先細り形状を有することを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、搬送されてくるコインが前記第1の読取面および前記第2の読取面に侵入する際に、前記第1の読取面および前記第2の読取面への衝撃が緩和され、より負担を軽減することができる。
また、好ましくは、前記第1の読取面および前記第2の読取面は、強化ガラスで保護されていることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、前記第1の読取面および前記第2の読取面に傷が付いたり、破損したりする等のリスクを軽減することができる。
また、好ましくは、前記第1の画像取得手段および前記第2の画像取得手段は、コンタクトイメージセンサであることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、正確にコインを識別しつつ、より小型化を実現することができる。
また、好ましくは、前記第1の読取面および前記第2の読取面の少なくともいずれかを照射する光源を、さらに備えることを特徴とする。
かかる構成により、本発明の一局面に係るコイン識別ユニットは、より正確にコインを識別し易くなり、誤認識する可能性を軽減することができる。
さらに、上述した本発明の一局面に係るコイン識別ユニットが行うそれぞれの処理は、一連の処理手順を与えるコイン識別方法およびコイン処理方法として捉えることができる。この方法は、一連の処理手順をコンピュータに実行させるためのプログラムの形式で提供される。このプログラムは、所定のサーバからダウンロードする形態で、プログラムが格納された所定のサーバにインターネット経由でアクセスする形態で、もしくはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録された形態で、コンピュータに導入されてもよい。また、上述した本発明の一局面に係るコイン送出ユニットを構成する一部又は全部の機能ブロックは、集積回路であるLSI(Large-Scale Integration)等として実現されてもよい。
以上のように、本発明によれば、処理対象のコインの種類に依存せず、より正確にコインを識別することができるコイン識別ユニットを実現することができる。
本発明の一実施形態に係るコイン処理装置10の各機能を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係るコイン識別部(コイン識別ユニット)200の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコイン識別部(コイン識別ユニット)200の内部構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコイン識別部(コイン識別ユニット)200における第2の搬送ベルト221(第1の搬送ベルト211)の表面を示す図である。 凹凸部分の形状例を示す断面拡大図である。 本発明の一実施形態に係るコイン識別部(コイン識別ユニット)200における第1のガイド部材213(第2のガイド部材223)から第1の読取面212(第2の読取面222)にコインが導かれる様子を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施形態は、あくまで、本発明を実施するための具体的な一例を挙げるものであって、本発明を限定的に解釈させるものではない。
<コイン処理装置の概要>
図1は、本発明の一実施形態に係るコイン処理装置10の各機能を示す図である。図1において、コイン処理装置10は、コイン受入部100と、コイン識別部200と、コイン選別部300と、コイン保留部400と、コイン収納部500と、コイン送出部600と、コイン搬送部700と、コイン返却部800と、ダクト900とを備える。
本実施形態では、コイン処理装置10は、2種の硬貨(例えば、10円硬貨および100円硬貨)を処理対象とするが、処理対象の硬貨は2種に限定されるものではなく、例えば、1種でも3種以上であっても構わないし、日本国硬貨でなく中国硬貨またはユーロ硬貨であっても構わない。
コイン受入部100は、利用者が投入するコインを受け入れる。例えば、駅で切符を購入する場合等を想定すれば、利用者は、種々の硬貨を複数枚投入するが、コイン受入部100は、それらの硬貨を一括して受け入れ可能な構成であっても構わないし、1枚ずつ順に受け入れ可能な構成であっても構わない。
コイン受入部100に受け入れられたコインは、典型的には、立直状態を維持しながら、搬送ベルト等によって順に1枚ずつ搬送される。
コイン識別部200は、利用者によって投入されて搬送されてくるコインについて、当該コイン処理装置10において利用可能なコインか否かを識別する。例えば、当該コイン処理装置10が駅に設置された自動券売機であって、10円硬貨および100円硬貨のみを利用可能としている場合、コイン識別部200は、コイン受入部100に受け入れられたコインが10円硬貨か、100円硬貨か、またはそれ以外かを識別する。
コイン識別部200には、例えば、光学センサ、赤外線センサ、または磁気センサの少なくとも1種またはこれらの組み合わせによって構成される硬貨識別センサが用いられる。コイン識別部200は、コインの大きさ、形状、重さ、孔の有無、および磁気的性質等を分析することによって、硬貨の真偽および種類などを識別する。
ここでは、コイン識別部200によって、コインが10円硬貨および100円硬貨であると識別された場合、コイン選別部300へ搬送され、その後、コイン保留部400に送られる。一方、それ以外であると識別された場合、コイン選別部300へ搬送され、その後、例えば、ダクト900を介してコイン返却部800へ送られて、利用者へ返却される。
換言すれば、利用者によって投入されたコインが、当該コイン処理装置10において利用不可能な場合、コイン返却部800を介して利用者の元にそのまま返却される。当該コイン処理装置10において利用不可能なコインとは、典型的には、他国の硬貨、偽硬貨、真正硬貨であっても取り扱い対象としていない硬貨、その他何らかの原因でコイン識別部200によって利用不可能と識別されたコイン等である。
本実施形態では、コイン識別部200は、コイン受入部100によって受け入れられたコインを、1枚ずつ立直状態を維持して搬送しながら、当該コインの両面の画像を取得し、当該コインの両面の画像に基づいてコインを識別するようにコイン識別ユニットとして構成されている。コイン識別部(コイン識別ユニット)200の詳細な構成については後述する。
コイン選別部300は、コイン識別部200によって利用可能と識別されたコインについて、さらに種類毎に選別する。コイン選別部300は、典型的には、コインの大きさに応じて通過可否な孔を備えていたり、シャッタを開閉したりすることにより、コインを種類毎に選別する。
具体的には、コイン処理装置10において利用可能とされているコインが10円硬貨および100円硬貨である場合、100円硬貨よりも大きく10円硬貨よりも小さい孔を配置すればよいが、選別手段はこれに限定されるものではない。例えば、コインの大きさ、形状、重さ、孔の有無、および磁気的性質等に基づいて、さらには、上述したコイン識別部200での分析結果との組み合わせよって、選別しても構わない。
コイン保留部400は、コイン選別部300によって選別されたコインを一時的に保留する。
例えば、当該コイン処理装置10が駅に設置された自動券売機で、利用者が切符を購入しようとする場合、利用者は、所望の切符を購入するために必要な分だけ硬貨を投入した後に、購入ボタンを押下することにより、切符の購入を決定する。一方、利用者は、硬貨を投入した後に切符の購入を中断する場合、返却ボタンを押下することにより、既に投入した硬貨の返却を要求する。
利用者によって投入されたコインは、コイン受入部100によって受け入れられ、順に、コイン識別部200およびコイン選別部300を介してコイン保留部400まで送られてくる。それらのコインは、コイン収納部500に即時に収納されず、コイン収納部500の前段に配置されているコイン保留部400によって、利用者が最初の硬貨の投入を開始してから、購入するかまたは中断するかが決定されるまで、保留される。
購入が決定された場合、コイン保留部400によって保留されていたコインは、コイン収納部500に収納され、中断(返却)が決定された場合、例えば、コイン搬送部700を介してコイン返却部800へ送られて、利用者へ返却される。
なお、コイン保留部400は、コイン選別部300によって選別されたコインが混在しないように保留しており、具体的には、選別されたコイン種類毎の領域を備えている。
コイン収納部500は、コイン種類毎にコイン収納部を備えており、コイン保留部400から送られてくるコインを、コイン種類毎に収納する。ここでは、10円硬貨と100円硬貨をそれぞれの収納部において収納している。
なお、自動販売機などにおいては、利用者へお釣りを返却する場合があるため、コイン収納部500にお釣り用の硬貨を事前に収納していても構わない。
コイン送出部600は、コイン収納部500に収納されているコインを取り込んで送出する。典型的には、自動販売機などにおいて、利用者へお釣りを返却する場合、CPU等の制御部(図示せず)からの指示に基づいて、コイン収納部500に収納されている各硬貨について、それぞれ必要な枚数分だけ送出する。
なお、コイン送出部600は、コイン収納部500に多数収納されているコインを、回転盤を用いて1枚ずつ取り込みながら、確実に1枚ずつ送出するようにコイン送出ユニットとして構成されている。これらコイン送出部600とコイン収納部500でいわゆるコインホッパーが構成されている。
コイン搬送部700は、コイン収納部500に収納されているコインをコイン返却部800まで搬送する。例えば、当該コイン処理装置10が駅に設置された自動券売機で、利用者が所望の切符を購入した際に、利用者の投入金額に対してお釣りを返却する場合がある。この場合、コイン収納部500に収納されている各硬貨について、それぞれ必要な枚数分(お釣り額)だけコイン送出部600を介して送出し、コイン搬送部700は、当該コインをコイン返却部800まで搬送する。
お釣りについては、例えば、CPU等の制御部(図示せず)が投入金額および購入金額に基づいて金額を算出し、コイン収納部500に収納されている各硬貨のうち、それぞれ必要な枚数を判断する。そして、制御部は、各硬貨について必要な枚数を送出するようにコイン送出部600を動作させ、さらには、各種センサ等を配置することによって、送出されるコインを管理および確認しても構わない。
コイン返却部800は、典型的には、利用者がコインを取り出すための取出口として構成されている。ここで、コイン返却部800は、1つの取出口であっても構わないし、複数の取出口を設けていても構わない。
例えば、投入されたコインがコイン識別部200によって利用不可能であると識別された場合、およびコイン保留部400によって保留されていたコインが返却される場合は、利用者が投入したコインをそのまま返却するため、1つの取出口とする。利用者にお釣りを返却する必要が生じてコイン収納部500に収納されているコインが返却される場合には、別途、異なる取出口を設けるようにしても構わない。
<コイン識別部(コイン識別ユニット)200の詳細について>
次に、本発明の一実施形態に係るコイン処理装置10におけるコイン識別部(コイン識別ユニット)200について、より詳しく具体的に説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係るコイン識別部(コイン識別ユニット)200の外観を示す斜視図である。図2において、コイン識別ユニット200は、主に、第1のユニット210および第2のユニット220で構成されており、受入口230からコインを受け入れて、当該コイン識別ユニット200において当該コインを識別し、送出口(図示せず)から送出する。第1のユニット210と第2のユニット220とは、ヒンジ機構240により連結されつつ対向して配置されており、開閉可能な構成となっている。
図3は、本発明の一実施形態に係るコイン識別部(コイン識別ユニット)200の内部構造を示す斜視図である。図3において、コイン識別ユニット200は、第1のユニット210と、第2のユニット220と、受入口230と、ヒンジ機構240と、搬送路250とを備える。コイン識別ユニット200は、ヒンジ機構240により第1のユニット210と第2のユニット220とが開かれた状態となっている。
第1のユニット210は、第1の搬送ベルト211、第1の読取面212、第1のガイド部材213、および第1の画像取得手段(図示せず)を有し、第2のユニット220は、第2の搬送ベルト221、第2の読取面222、第2のガイド部材223、および第2の画像取得手段(図示せず)を有している。
受入口230は、コイン処理装置10のコイン受入部100に投入されたコインを受け入れて、当該コインの立直状態を維持したままコイン識別ユニット200の内部へ導く。
搬送路250は、受入口230からコイン識別ユニット200の内部へ導かれたコインについて、当該コイン識別ユニット200の内部において当該コインの立直状態を維持させたまま送出口(図示せず)まで導く。
第1の画像取得手段は、例えば、コンタクトイメージセンサ(CIS)であり、第1のユニット210の内部に配置されており、第1の読取面212を介して、搬送路250における第1の位置まで搬送されてきた立直状態のコインの一方面の画像を取得する。ここで、第1の位置とは、第1の読取面212が配置されている位置をいう。
ここで、第1の画像取得手段によってコインの一方面の画像が取得される際に、第2の搬送ベルト221は、当該コインの他方面側から当該コインを押圧しながら搬送する。第2の搬送ベルト221によって、コインの一方面を第1の読取面212に密着させるため、第1の画像取得手段は、正確に当該コインの一方面の画像を取得することができる。さらに、コインは立直状態で搬送路250を搬送しているため、コインの種類(コインの径方向の大きさの違い)に関わらず、コインの外周の一点は搬送路250に当接している。その結果、第1の画像取得手段がコインの一方面の画像を取得する際には、例えば、コインの径の大きさ、およびコインの位置を把握し易く、第1の画像取得手段は、正確に当該コインの一方面の画像を取得することができる。
なお、第2の搬送ベルト221は、立直状態のコインの一方面を第1の読取面212に密着させながら、当該コインを搬送させなければならないが、他方面側から当該コインを略水平方向に押圧している。第2の搬送ベルト221には、コインの自重による負荷が掛からないため、劣化が軽減され、第2の搬送ベルト221が有するテンションおよび摩擦力が維持される。
さらに、コインの種類に応じてコインの重量が異なる場合があるが、第2の搬送ベルト221は、コインを略水平方向に押圧するため、コインの重量に応じて押圧力を変化させる必要はなく、一定の押圧力でコインを押圧しながら搬送する。
換言すれば、立直状態のコインは、当該コインの一方面が第1の読取面212に接触しながら搬送されるが、第2の搬送ベルト221からの押圧力が一定であるため、当該コインの一方面と第1の読取面212との接触状態が安定し、第1の画像取得手段は、正確に当該コインの一方面の画像を取得することができる。また、当該コインの一方面と第1の読取面212との接触状態が安定するため、第1の読取面212に傷が付いたり、破損したりする等のリスクも軽減できる。
第2の搬送ベルト221は、立直状態のコインを搬送するために摩擦力を有している必要があるが、例えば、ゴム等の摩擦力の高い材料で形成されていても構わないし、凹凸形状を有していても構わない。
図4は、本発明の一実施形態に係るコイン識別部(コイン識別ユニット)200における第2の搬送ベルト221(第1の搬送ベルト211)の表面を示す図である。図4において、第2の搬送ベルト221は、表面に凹凸形状が形成されており、コインとの間で摩擦力を向上させて、より確実に、コインを搬送できるようにしている。
図5は、凹凸部分の形状例を示す断面拡大図である。図5(A)に示す例では、凹凸形状のうちの凹部と凸部との境界部分は傾斜している。より具体的には、凹部と凸部との境界部分は、第2の搬送ベルト221のうち、第1の読取面212に対して突起形状を有している凸部から、当該読取面から離れる方向に広がるように傾斜している。第1の読取面212の内側(第1のユニット210の内部)には、CIS等の光学センサが配置されており、当該第2の搬送ベルト221に光源からの光が照射された際に、影となる部分が発生し難くなっている。特に、搬送ベルトの表面にコインが存在しない場合またはコインが存在しない部分において、影が存在することによって当該影の部分をコインの縁であると誤認識する可能性を軽減している。
図5(B)に示す例では、凹凸形状のうちの凹部と凸部との境界部分は曲面形状となっている。例えば、凹凸形状による稜、および/または凹凸形状により蓄積された埃等の異物が誤認識を誘発するおそれがある。しかし、図5(B)に示すように、第2の搬送ベルト221は、表面に凹凸形状を有しているものの、当該凹凸形状のうちの凹部と凸部との境界部分は、曲面形状になっているため、当該コインの識別を誤って判断する可能性を軽減している。
図5(C)に示す例では、凹凸形状は所謂波型形状となっている。第2の搬送ベルト221に光源からの光が照射された際に、影となる部分が発生し難く、凹凸形状による稜がないため、当該影の部分および稜をコインの縁であると誤認識する可能性を軽減し、さらに、凹凸形状により蓄積された埃等の異物が溜まり難く、これらによる誤認識を誘発する可能性も軽減している。ここに示される曲面形状(断面波型の曲線)は、例えば、円弧の一部、長円の一部、楕円の一部、放物線の一部、その他の曲線、またはそれらの組み合わせによって形成されればよい。
図5(A)~(C)に示したように、第2の搬送ベルト221は、立直状態のコインを確実に搬送するために表面に凹凸形状を有し、摩擦力を向上させているものの、当該凹凸形状による誤認識を軽減する工夫がなされている。当該凹凸形状は、CISの性能、照射される光の強さおよび/または角度、および搬送されるコインの種類に応じて、コインの誤認識を軽減するように、凹凸形状のうちの凹部と凸部との境界部分を傾斜面にしたり、曲面にしたりする等して、適宜、採用すればよい。
第2の搬送ベルト221によって、搬送路250において立直状態を維持したまま搬送されたコインは、第1の読取面212を通過する。当該コインの搬送は、第2の搬送ベルト221から第1の搬送ベルト211に引き継がれるように、その後、第1の搬送ベルト211によって搬送路250において立直状態を維持したまま搬送されることになる。
第2の搬送ベルト221および第1の搬送ベルト211は、それぞれ第2のユニット220および第1のユニット210において、搬送路250に沿うように配置されており、一部が重複して配置されている。より具体的には、搬送路250において立直状態を維持して搬送されるコインは、先ず、第2のユニット220側から第2の搬送ベルト221に押圧されながら搬送され、次に、第2の搬送ベルト221および第1の搬送ベルト211が重複して配置されている範囲では、当該コインの両側からそれぞれ第2の搬送ベルト221および第1の搬送ベルト211によって搬送され、その後、第1のユニット210側から第1の搬送ベルト211に押圧されながら搬送される。
このように、第2の搬送ベルト221および第1の搬送ベルト211が重複して配置される範囲を設けることによって、コインは、搬送路250において立直状態を維持したままスムーズに搬送される。
なお、第2の搬送ベルト221および第1の搬送ベルト211の色は、ゴム等の材料で構成される場合、通常、黒色系統で生成される。一方、コインは、金、銀、銅、アルミニウム、およびニッケル等で生成されるため、コインの色は、それらの材質に応じて、金色、銀色、および茶色で構成されることが多く、さらに、長期間使用されると、汚れにより黒ずんできたりする。ここで、搬送されてくるコインの縁をより明確に識別し、また当該コインの孔および欠損があったとしても誤認識するおそれを軽減するためには、第2の搬送ベルト221および第1の搬送ベルト211の色をコインの色系統とは異なる色系統で構成することが良い。例えば、第2の搬送ベルト221および第1の搬送ベルト211の少なくともいずれかに青色系統の色味を付与する。また、付与される色味は、青色系統に限定されるものではなく、例えば、緑色系統等、その他の色であっても構わない。
第2の画像取得手段は、第1の画像取得手段と同様に、例えば、コンタクトイメージセンサ(CIS)であり、第2のユニット220の内部に配置されている。第2の画像取得手段は、第2の読取面222を介して、搬送路250における第2の位置(第1の位置からコインの搬送方向に所定の距離だけ離れた位置)まで搬送されてきた立直状態のコインの他方面の画像を取得する。ここで、第2の位置とは、第2の読取面222が配置されている位置をいう。
ここで、第2の画像取得手段によってコインの他方面の画像が取得される際に、第1の搬送ベルト211は、当該コインの一方面側から当該コインを押圧しながら搬送する。第1の搬送ベルト211によって、コインの他方面を第2の読取面222に密着させるため、第2の画像取得手段は、正確に当該コインの他方面の画像を取得することができる。
これは、第1の画像取得手段が、第1の読取面212を介して、搬送路250における第1の位置で搬送されている立直状態のコインの一方面を取得する際と同様であり、第1の搬送ベルト211は、第2の搬送ベルト221と同様の特徴を有している。
さらに、第1の読取面212および第2の読取面222のそれぞれコインが搬送されてくる側には、第1のガイド部材213および第2のガイド部材223がそれぞれ配置されている。
図6は、本発明の一実施形態に係るコイン識別部(コイン識別ユニット)200における第1のガイド部材213(第2のガイド部材223)から第1の読取面212(第2の読取面222)にコインが導かれる様子を示す図である。
図6において、第1の読取面212のコインが搬送されてくる側に第1のガイド部材213が設けられており、段差を形成している。搬送されてくるコインは、第1の読取面212に侵入する際には、当該段差により、傾いた状態で第1の読取面212に当接する(図6(A))。
その後、当該コイン全体が第1のガイド部材213を通過するまでは、コインの一方面全体が第1の読取面212に当接した状態で当該コインが搬送されるのではなく、当該コインの一端が第1の読取面212に当接した状態で当該コインが搬送される(図6(B))。
そして、当該コイン全体が第1のガイド部材213を通過すれば、コインの一方面が第1の読取面212に当接した状態で当該コインが搬送される(図6(C)(D))。
このように、コインが第1の読取面212を通過する際には、第1のガイド部材213を用いて形成された段差によって、コインを第1の読取面212に点接触させた状態で搬送し、面接触させた状態で搬送すること軽減している。これにより、第1の読取面212への負担を軽減し、第1の読取面212に傷が付いたり、破損したりする等のリスクを軽減している。
さらに、図6に示した第1のガイド部材213の表面は、第1の読取面212に対して略平行であっても構わないし、コインの搬送方向に対して先細り形状であっても構わない。第1のガイド部材213が先細り形状を有している場合、搬送されてくるコインが第1の読取面212に侵入する際に、第1の読取面212への衝撃が緩和されるため、第1の読取面212への負担をより軽減することができる。また、第1の読取面212は、強化ガラスで保護されていても構わない。
第1の読取面212では、搬送されるコインの一方面を第1の画像取得手段によって読み取られるが、第1の読取面212に埃等の異物が付着していれば、当該コインを正確に読み取ることができず、誤認識してしまう可能性がある。搬送されるコインは、第1の読取面212を通過しながら、当該第1の読取面212に付着している埃等の異物を取り除くように作用する。仮に、第1の読取面212に埃等の異物が付着したとしても、コイン処理装置10が動作することにより、第1の読取面212に付着していた異物が自動的に取り除かれて、綺麗な状態に維持することができる。
第1の読取面212のコインが搬送されてくる側に第1のガイド部材213を配置しているものの、当該コインが搬送されていく側には段差を設けていない。その結果、特に、第1の読取面212のコインが搬送されていく側に埃等の異物が残留することなく、第1の読取面212の外へ送り出されるようになっている。
さらに、第1の読取面212を綺麗な状態に維持するために、第1の読取面212に向けてエアーを吹き付けるような構成を有していても構わない。仮に、第1の読取面212に埃等の異物が付着したとしても、当該エアーを吹き付けることにより、第1の読取面212の外へ送り出される。
なお、第2のガイド部材223および第2の読取面222についても上述した第1のガイド部材213および第1の読取面212と同様の構成、特徴、および効果を有していることは言うまでもない。
このように、コインの両面の画像を取得し、当該画像に基づいてコイン識別ユニット200に搬送されてきたコインがコイン処理装置10において利用可能なコインか否かを、例えば、コイン識別ユニット200における識別部等(図示せず)によって識別する。
以上のように、本発明の一実施形態に係るコイン識別ユニット200によれば、コインの立直状態を維持しながら当該コインの両面の画像を取得するため、処理対象のコインの種類に依存せず、より正確にコインを識別することができる。
なお、本実施形態において、搬送路250は、第1のユニット210に形成されていたが、受入口230の配置に応じて、第2のユニット220に形成されても構わない。
また、第1のユニット210と第2のユニット220とはヒンジ機構240により連結されていたが、これに限定されるものではなく、例えば、単にビスで結合する構成であっても構わないし、取り外しを容易にするためにスライド機構を用いても構わない。
第1のユニット210および第2のユニット220の内部に配置される第1の画像取得手段および第2の画像取得手段として、コンタクトイメージセンサを例に挙げて説明したが、コンタクトイメージセンサであれば、第1のユニット210および第2のユニット220の小型化を実現することができる。第1の画像取得手段および第2の画像取得手段として、必ずしもコンタクトイメージセンサに限定されるものではなく、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ等のその他のイメージセンサであっても構わない。
さらに、第1の画像取得手段および第2の画像取得手段によって、より正確なコインの画像を取得するために、第1の読取面212および第2の読取面222を照射する光源を配置すると良い。当該光源は、具体的には、LEDであって、第1の読取面212を照射するように第2の搬送ベルト221に隣接する位置に設けたり、第2の読取面222を照射するように第1の搬送ベルト211に隣接する位置に設けたりすれば良いが、これらに限定されるものでもない。例えば、導光板または反射板を用いることによって第1の読取面212または第2の読取面222に光を導くことができれば、当該光源は、その他の位置に設けられても構わない。
このように、第1の読取面212および第2の読取面222を照射する光源を設けることによって、より正確にコインを識別し易くなり、誤認識する可能性を軽減することができる。
また、当該光源は、常時、発光される必要はなく、例えば、搬送されてくるコインの画像を取得する際に、第1の読取面212および第2の読取面222を照射するように、オンオフ切り替え機能を有していても構わない。
第1の搬送ベルト211および第2の搬送ベルト221は、表面に凹凸形状を有する構成が好ましいが、図5(A)~(C)に示したような断面形状に限定されるものではない。例えば、表面に球体の一部を有するような突起形状を複数個配置するような構成であっても構わないし、コインを確実に搬送できる摩擦力を有していれば、表面が平坦であっても構わない。
なお、本実施形態では、処理対象として硬貨(コイン)を例に挙げて説明したが、処理対象は硬貨に限定されるものではなく、例えば、スロットマシン等の遊技機で使用されるメダル、および、カジノで使用されるチップ等であっても構わない。
以上、本発明の各実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
本発明は、スロットマシン等の遊技機、自動販売機、硬貨識別(選別)機、および金融機関等に設置されている現金自動預け払い機(ATM)等、コインを投入し、それらを蓄蔵したり、返却したりするコイン処理装置に利用可能であって、特に、コインを識別するコイン識別ユニット等に有用である。
10 コイン処理装置
100 コイン受入部
200 コイン識別部(コイン識別ユニット)
210 第1のユニット
211 第1の搬送ベルト
212 第1の読取面
213 第1のガイド部材
220 第2のユニット
221 第2の搬送ベルト
222 第2の読取面
223 第2のガイド部材
230 受入口
240 ヒンジ機構
250 搬送路
300 コイン選別部
400 コイン保留部
500 コイン収納部
600 コイン送出部
700 コイン搬送部
800 コイン返却部
900 ダクト

Claims (11)

  1. コインを識別するコイン識別ユニットであって、
    コインを受け入れる受入口と、
    前記受入口から搬送されるコインの立直状態を維持させて送出口まで導く搬送路と、
    前記搬送路における第1の位置において、搬送されている立直状態のコインの一方面が読み取られる第1の読取面と、
    前記第1の読取面を介して、前記コインの一方面の画像を取得する第1の画像取得手段と、
    前記第1の画像取得手段によって前記コインの一方面の画像が取得される際に、当該コインの他方面側から当該コインを押圧しながら搬送する第2の搬送ベルトと、
    前記搬送路における第1の位置からコインの搬送方向に所定の距離だけ離れた第2の位置において、搬送されている立直状態のコインの他方面が読み取られる第2の読取面と、
    前記第2の読取面を介して、前記コインの他方面の画像を取得する第2の画像取得手段と、
    前記第2の画像取得手段によって前記コインの他方面の画像が取得される際に、当該コインの一方面側から当該コインを押圧しながら搬送する第1の搬送ベルトと、
    前記コインの一方面の画像と他方面の画像とに基づいて、当該コインを識別する識別部とを備え、
    前記第1の搬送ベルトと前記第2の搬送ベルトとは、少なくとも一部が重複するように配置され、
    前記第1の読取面および前記第2の読取面のそれぞれコインが搬送されてくる側において、当該第1の読取面および当該第2の読取面にそれぞれコインを導くガイド部材を、さらに備え、
    前記ガイド部材により、当該ガイド部材と前記第1の読取面および前記第2の読取面との境界に段差が形成されていることを特徴とする、コイン識別ユニット。
  2. 前記ガイド部材は、コインの搬送方向に対して先細り形状を有することを特徴とする、請求項1に記載のコイン識別ユニット。
  3. 前記第1の画像取得手段、前記第1の読取面、および当該第1の読取面のコインの搬送方向側に配置される前記第1の搬送ベルトは、第1のユニットとして構成され、
    前記第2の画像取得手段、前記第2の搬送ベルト、および当該第2の搬送ベルトのコインの搬送方向側に配置される前記第2の読取面は、第2のユニットとして構成され、
    前記第1のユニットと前記第2のユニットとが対向して配置されるように構成されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコイン識別ユニット。
  4. 前記第1のユニットと前記第2のユニットとはヒンジ機構により連結されており、開閉可能であることを特徴とする、請求項3に記載のコイン識別ユニット。
  5. 前記第1の搬送ベルトおよび前記第2の搬送ベルトの少なくともいずれかは、凹凸形状を有することを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のコイン識別ユニット。
  6. 前記凹凸形状のうちの凹部と凸部との境界部分は、前記第1の読取面または第2の読取面に対向するように突起形状を有する凸部から、当該第1の読取面または第2の読取面から離れる方向に広がるように傾斜していることを特徴とする、請求項5に記載のコイン識別ユニット。
  7. 前記凹凸形状のうちの凹部と凸部との境界部分は、曲面形状であることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載のコイン識別ユニット。
  8. 前記第1の搬送ベルトおよび前記第2の搬送ベルトの少なくともいずれかは、前記コインの色系統とは異なる色系統で構成されることを特徴とする、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコイン識別ユニット。
  9. 前記第1の読取面および前記第2の読取面は、強化ガラスで保護されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のコイン識別ユニット。
  10. 前記第1の画像取得手段および前記第2の画像取得手段は、コンタクトイメージセンサであることを特徴とする、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のコイン識別ユニット。
  11. 前記第1の読取面および前記第2の読取面の少なくともいずれかを照射する光源を、さらに備えることを特徴とする、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のコイン識別ユニット。
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