JP7292911B2 - 食品用容器及び電子レンジ加熱方法 - Google Patents

食品用容器及び電子レンジ加熱方法 Download PDF

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本発明は、電子レンジで加熱される食品が収容される食品用容器及び電子レンジ加熱方法に関する。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは、米飯とおかず等の各種食品が食品用容器に収容された状態で販売されている。食品用容器は、米飯が収容される第1ポケット部と、おかず等が収容される第2ポケット部を有する容器本体部を備えている。食品用容器は、食品が収容された状態で冷蔵されており、近年では、食品の消費期限を延ばすために5℃以下等のチルド状態にまで冷蔵されている。このため、食品用容器を購入した利用者は、これら米飯やおかず等が収容された食品用容器を電子レンジにより加熱してから喫食することとなる。
ところで、加熱効率が異なる例えば米飯とハンバーグとが食品用容器に収容される場合、米飯が最適な温度となるように電子レンジ加熱したときは、ハンバーグが十分に加熱できない。一方で、ハンバーグが最適な温度となるように電子レンジ加熱したときは、米飯が加熱され過ぎてしまい、米飯がパサついてしまう。特に、チルド状態にまで冷蔵された場合には、この傾向が顕著に表れてしまう。このため、従来の食品用容器では、2つの食品をそれぞれ最適な温度に制御することができないという問題点があった。
電子レンジにより加熱される食品用容器に関する技術として、特許文献1の開示技術が提案されている。特許文献1には、吸水性シートと導電性液体からなるマイクロ波吸収シートを装着した電子レンジ加熱調理用容器が開示されている。
しかしながら、特許文献1の開示技術は、加熱されやすい食品を覆うようにして蓋に固定されたマイクロ波吸収シートにより食品の加熱が抑制されるものである。このため、第1食品と第2食品をそれぞれ最適な温度に制御することができないという問題点があった。
特開2016-21509号公報
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、第1食品と第2食品をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる食品用容器及び電子レンジ加熱方法を提供することにある。
第1発明に係る食品用容器は、電子レンジで加熱される食品が収容される食品用容器であって、第1食品を収容するための第1ポケット部と、第2食品を収容するための第2ポケット部と、を有する容器本体部と、前記第1ポケット部に設けられる第1マイクロ波吸収体とを備え、前記第1マイクロ波吸収体は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における前記第1食品の温度上昇を促進させるものであり、記第1食品は、前記第2食品よりも加熱効率が低いものであり、前記第1マイクロ波吸収体は、水分を含むものであり、前記第1マイクロ波吸収体の水分量は、25g未満であることを特徴とする。
発明に係る食品用容器は、第1発明において、前記第1ポケット部に収容されるとともに前記第1食品を載置するための第1内容器を更に備え、前記第1マイクロ波吸収体は、前記第1ポケット部と前記第1内容器との間に設けられることを特徴とする。
発明に係る電子レンジ加熱方法は、第1発明又は第2発明の食品用容器に収容した食品を電子レンジで加熱する電子レンジ加熱方法であって、前記第1ポケット部及び前記第2ポケット部に第1食品及び第2食品を収容した状態で電子レンジで加熱することを特徴とする。
本発明によれば、第1食品と第2食品をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
図1は、第1実施形態における食品用容器の一例を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態における食品用容器の一例を示す断面図である。 図3は、第1実施形態における食品用容器の変形例を示す断面図である。 図4は、第1実施形態における容器本体部の変形例を示す断面図である。 図5は、第2実施形態における食品用容器の一例を示す断面図である。 図6は、第2実施形態における食品用容器の変形例を示す断面図である。 図7は、第2実施形態における容器本体部の変形例を示す断面図である。 図8は、第3実施形態における食品用容器の一例を示す断面図である。 図9は、第4実施形態における食品用容器の一例を示す断面図である。 図10は、第5実施形態における食品用容器の一例を示す断面図である。 図11は、実施例1-1の結果を示すグラフである。 図12は、実施例1-2の結果を示すグラフである。 図13は、実施例1-3の結果を示すグラフである。 図14は、実施例1-4の結果を示すグラフである。 図15は、実施例2の結果を示すグラフである。 図16は、実施例3の結果を示すグラフである。 図17(a)は、実施例4で用いた本発明例の食品用容器を示す平面模式図であり、図17(b)は、実施例4で用いた比較例の食品用容器を示す平面模式図である。
以下、本発明を適用した食品用容器を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態>
先ず、第1実施形態における食品用容器1について説明する。図1は、第1実施形態における食品用容器1の一例を示す斜視図である。図2は、第1実施形態における食品用容器1の一例を示す断面図である。食品用容器1は、電子レンジで加熱される食品が収容される食品用容器である。
食品用容器1は、容器本体部2と、第1マイクロ波吸収体3と、第1内容器4とを備える。食品用容器1は、更に容器本体部2の上側に取り付けられる蓋(図示省略)を備える。食品用容器1は、コンビニエンスストア等で販売される際には、食品が収容された容器本体部2の上側に蓋が取り付けられることとなる。蓋は透明であり、食品用容器1を利用する利用者は、容器本体部2に収容された食品を視認することができる。
容器本体部2は、例えば樹脂製の部材で構成されている。容器本体部2は、樹脂製で構成される場合、例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、エチレンビニルアルコール共重合体等の合成樹脂や、発泡スチロールなどの発泡材料等で構成されている。これら樹脂で構成する場合には、通常の押出成形に加え、射出成形、圧縮成形、注型成形等、いかなる成形方法により形成されるものであってもよい。
容器本体部2は、第1食品8を収容するための第1ポケット部21と、第2食品9を収容するための第2ポケット部22と、を有する。第1食品8は、例えば加熱効率の低いハンバーグのような塊状の食品であり、第2食品9は、例えば第1食品8よりも加熱効率の高い米飯のような食品である。第1食品8と第2食品9とは、同様の食品であってもよいし、異なる食品であってもよい。第1食品8を第1ポケット部21に収容し、第2食品9を第2ポケット部22に収容することで、第1食品8と第2食品9とは、互いが直接接触しないこととなる。
第1ポケット部21は、板状の第1ポケット底板部21aと、第1ポケット底板部21aの外周部から上方に延びる第1ポケット側壁部21bとを有する。
第2ポケット部22は、板状の第2ポケット底板部22aと、第2ポケット底板部22aの外周部から上方に延びる第2ポケット側壁部22bとを有する。
第1実施形態における第1マイクロ波吸収体3(31)は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を促進させるように制御させるものである。
第1マイクロ波吸収体31は、第1ポケット部21の内側に設けられる。第1マイクロ波吸収体31は、第1ポケット部21と第1内容器4との間に設けられる。詳細には、第1マイクロ波吸収体31は、第1ポケット底板部21aに載置され、第1ポケット底板部21aと後述する第1内容器底板部4aとの間に設けられる。また、第1マイクロ波吸収体31は、第1内容器4を挟んで第1食品8の反対側に設けられ、第1食品8に間接接触させることが好ましい。
なお、図示は省略するが、第1マイクロ波吸収体31は、第1ポケット側壁部21bと後述する第1内容器側壁部4bとの間に設けられてもよい。このとき、第1マイクロ波吸収体31は、第1食品8を取り囲むように配置されてもよい。
第1マイクロ波吸収体31は、水分を含むものである。第1マイクロ波吸収体31は、水分を含むものとして、水分を含有した含水シートであってもよい。含水シートは、例えば布、不織布、繊維状シート、合成樹脂シート、紙等のシート材が用いられる。含水シートの形状は、平面視矩形状であるが、如何なる形状に形成されてもよい。第1マイクロ波吸収体31は、水分を含むものとして、水であってもよい。第1マイクロ波吸収体31は、水分を含むものとして、例えば出汁、食塩水、砂糖水、お茶であってもよい。
第1マイクロ波吸収体31が水分を含む場合、第1マイクロ波吸収体31の水分量を適宜設定することにより、第1食品8の温度上昇を促進させることができる。
第1マイクロ波吸収体31の水分量は、25g未満であることが好ましい。これにより、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を効果的に促進させることができる。第1マイクロ波吸収体31の水分量は、5g以上15g以下であることがより好ましい。これにより、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を更に効果的に促進させることができる。一方で、第1マイクロ波吸収体31の水分量は、25g以上である場合には、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を促進させないこととなる。
第1内容器4は、例えば樹脂製の部材で構成されている。第1内容器4は、樹脂製で構成される場合、例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、エチレンビニルアルコール共重合体等の合成樹脂や、発泡スチロールなどの発泡材料等で構成されている。これら樹脂で構成する場合には、通常の押出成形に加え、射出成形、圧縮成形、注型成形等、いかなる成形方法により形成されるものであってもよい。
第1内容器4は、第1ポケット部21に嵌め込まれて収容される。第1内容器4は、第1食品8を載置するためのものである。第1内容器4は、板状の第1内容器底板部4aと、第1内容器底板部4aの外周部から上方に延びる第1内容器側壁部4bとを有する。
次に、第1実施形態に係る食品用容器1の作用効果について説明する。
食品用容器1は、第1ポケット部21に第1食品8が収容され、第2ポケット部22に第2食品9が収容された状態で、冷蔵されている。冷蔵された食品用容器1を電子レンジに入れて、所定の時間、所定のワット数で加熱する。
このとき、第1ポケット部21には、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を促進させる第1マイクロ波吸収体31が設けられる。これにより、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波が、第1食品8の加熱と、第1マイクロ波吸収体31の昇温と、に費やされる。つまり、マイクロ波による第1食品8への加熱に加え、昇温した第1マイクロ波吸収体31から第1食品8に熱が伝達される。このため、第1マイクロ波吸収体31による第1食品8の温度上昇が促進される。一方、マイクロ波は第2ポケット部22に収容された第2食品9を加熱するものの、第1マイクロ波吸収体31は第1ポケット部21に設けられることにより、昇温した第1マイクロ波吸収体31から第2食品9に伝達される熱はほとんど又は全くない。したがって、第2食品9については通常通り加熱され、第1食品8については第1マイクロ波吸収体31により電子レンジ加熱時における温度上昇が促進され、第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
本実施形態によれば、第1ポケット部21に設けられる第1マイクロ波吸収体3を備え、第1マイクロ波吸収体3は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を制御させるものである。これにより、第1ポケット部21に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第1食品8の温度上昇が制御されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
本実施形態によれば、第1マイクロ波吸収体31は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を促進させるものである。これにより、第1ポケット部21に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第1食品8の温度上昇が促進されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
例えば、第1食品8としてのハンバーグと第1食品8よりも加熱効率の高い第2食品9としての米飯とを同時に電子レンジ加熱した場合には、第1マイクロ波吸収体31によりハンバーグの温度上昇が促進される。このため、米飯の過加熱を防止しつつ、ハンバーグをより高い温度にすることが可能となる。
また、本実施形態によれば、第1食品8の温度上昇が促進されることとなるため、電子レンジによる加熱時間を短縮させることが可能となる。
本実施形態によれば、第1マイクロ波吸収体31は、第1ポケット部21に設けられる。これにより、第1ポケット部21に第1食品8を収容したとき、利用者は第1マイクロ波吸収体31を視認しにくくなる。このため、容器本体部2に透明な蓋が取り付けられたときであっても、利用者は、第1マイクロ波吸収体31に阻害されずに、第1食品8を視認し易くなる。
本実施形態によれば、更に、第1マイクロ波吸収体31は、第1ポケット底板部21aに載置される。これにより、第1マイクロ波吸収体31の上方に第1食品8を収容できる。このため、利用者は、第1マイクロ波吸収体31を更に視認しにくくなり、第1食品8を更に視認し易くなる。
本実施形態によれば、第1ポケット部21に収容されるとともに第1食品8を載置するための第1内容器4を更に備え、第1マイクロ波吸収体31は、第1ポケット部21と第1内容器4との間に設けられる。これにより、第1マイクロ波吸収体31が第1食品8に直接接触するのを防止することができる。このため、第1食品8の品質をより高く保つことが可能となる。
本実施形態によれば、第1マイクロ波吸収体31は、水分を含む。これにより、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波の吸収率を高くすることができる。このため、第1マイクロ波吸収体31による食品の温度上昇の促進を効果的に行うことができる。また、第1マイクロ波吸収体31を安価にできる。このため、食品用容器1の生産コストを低減させることが可能となる。
本実施形態によれば、第1マイクロ波吸収体31は、水分を含有した含水シートである。これにより、第1食品8の温度上昇が均一に促進されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御する効果を更に発揮させることが可能となる。
本実施形態によれば、第1マイクロ波吸収体31に含まれる水分量は、25g未満である。これにより、第1ポケット部21に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第1食品8の温度上昇が効果的に促進されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御する効果を更に発揮させることが可能となる。
本発明に係る電子レンジ加熱方法によれば、第1ポケット部21及び第2ポケット部22に第1食品8及び第2食品9を収容した状態で電子レンジで加熱する。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
図3は、第1実施形態における食品用容器1の変形例を示す断面図である。この食品用容器1は、第1内容器4が省略される。このときであっても、本実施形態によれば、第1ポケット部21に設けられる第1マイクロ波吸収体31を備え、第1マイクロ波吸収体3は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を促進させるものである。これにより、食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第1食品8の温度上昇が促進されることとなる。したがって、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
図4は、第1実施形態における容器本体部2の変形例を示す断面図である。容器本体部2は、第1ポケット部21の第1ポケット底板部21aに、下方に向けて凹ませた第1凹部28を有し、第1凹部28に第1マイクロ波吸収体31が収容されて設けられてもよい。
本実施形態によれば、容器本体部2は、第1ポケット部21の第1ポケット底板部21aに、下方に向けて凹ませた第1凹部28を有し、第1凹部28に第1マイクロ波吸収体3が収容される。これにより、第1凹部28に近接した箇所で第1食品8の温度上昇を促進させることができる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御する効果を更に発揮させることが可能となる。また、第1内容器4を更に備える場合には、第1内容器4を第1ポケット部21に収容し易くできる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態における食品用容器1について説明する。第2実施形態では、第2マイクロ波吸収体5と、第2内容器6とを更に備える点で、第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる点について主に説明する。図5は、第2実施形態における食品用容器1の一例を示す断面図である。
第2実施形態における第2マイクロ波吸収体5(52)は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を抑制させるように制御させるものである。
第2マイクロ波吸収体52は、第2ポケット部22の内側に設けられる。第2マイクロ波吸収体52は、第2ポケット部22と第2内容器6との間に設けられる。詳細には、第2マイクロ波吸収体52は、第2ポケット底板部22aに載置され、第2ポケット底板部22aと後述する第2内容器底板部6aとの間に設けられる。また、第2マイクロ波吸収体52は、第2内容器6を挟んで第2食品9の反対側に設けられ、第2食品9に間接接触させてもよい。
なお、図示は省略するが、第2マイクロ波吸収体52は、第2ポケット側壁部22bと後述する第2内容器側壁部6bとの間に設けられてもよい。このとき、第2マイクロ波吸収体52は、第2食品9を取り囲むように配置されてもよい。
第2マイクロ波吸収体52は、水分を含むものである。第2マイクロ波吸収体52は、水分を含むものとして、水分を含有した含水シートであってもよい。含水シートは、例えば布、不織布、繊維状シート、合成樹脂シート、紙等のシート材が用いられる。含水シートの形状は、平面視矩形状であるが、如何なる形状に形成されてもよい。第2マイクロ波吸収体52は、水分を含むものとして、水であってもよい。第2マイクロ波吸収体52は、水分を含むものとして、例えば出汁、食塩水、砂糖水、お茶であってもよい。
第2マイクロ波吸収体52が水分を含む場合、第2マイクロ波吸収体52の水分量を適宜設定することにより、第2食品9の温度上昇を抑制させることができる。
第2マイクロ波吸収体52の水分量は、25g以上であることが好ましい。これにより、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を効果的に抑制させることができる。一方で、第2マイクロ波吸収体52の水分量は、25g未満である場合には、電子レンジ加熱時に第2食品9の温度上昇を抑制させないこととなる。
第2内容器6は、例えば樹脂製の部材で構成されている。第2内容器6は、樹脂製で構成される場合、例えばポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、エチレンビニルアルコール共重合体等の合成樹脂や、発泡スチロールなどの発泡材料等で構成されている。これら樹脂で構成する場合には、通常の押出成形に加え、射出成形、圧縮成形、注型成形等、いかなる成形方法により形成されるものであってもよい。
第2内容器6は、第2ポケット部22に嵌め込まれて収容される。第2内容器6は、第2食品9を載置するためのものである。第2内容器6は、板状の第2内容器底板部6aと、第2内容器底板部6aの外周部から上方に延びる第2内容器側壁部6bとを有する。
次に、第2実施形態における食品用容器1の作用効果について説明する。第2実施形態における食品用容器1は、第1実施形態における食品用容器1が発揮する作用効果に加え、更に以下の作用効果を発揮する。
食品用容器1は、第1ポケット部21に第1食品8が収容され、第2ポケット部22に第2食品9が収容された状態で、冷蔵されている。冷蔵された食品用容器1を電子レンジに入れて、所定の時間、所定のワット数で加熱する。
このとき、第2ポケット部22には、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を抑制させる第2マイクロ波吸収体52が設けられる。これにより、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波が、第2マイクロ波吸収体5の昇温に集中して費やされ、第2食品9への加熱に費やされにくくなる。このため、第2マイクロ波吸収体52により第2食品9の温度上昇が抑制されることとなる。したがって、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
本実施形態によれば、第2ポケット部22に設けられる第2マイクロ波吸収体52を更に備え、第2マイクロ波吸収体52は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を抑制させるものである。これにより、第2ポケット部22に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第1マイクロ波吸収体31により第1食品8の温度上昇が促進されるとともに、第2マイクロ波吸収体52により第2食品9の温度上昇が抑制されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
例えば、第1食品8としてのハンバーグと第1食品8よりも加熱効率の高い第2食品9としての米飯とを同時に電子レンジ加熱した場合には、第1マイクロ波吸収体31によりハンバーグの温度上昇が促進されるとともに第2マイクロ波吸収体52により米飯の温度上昇が抑制される。このため、米飯の過加熱を一層防止しつつ、ハンバーグをより高い温度にすることが可能となる。
本実施形態によれば、第2マイクロ波吸収体52は、第2ポケット部22に設けられる。これにより、第2ポケット部22に第2食品9を収容したとき、利用者は第2マイクロ波吸収体52を視認しにくくなる。このため、容器本体部2に透明な蓋が取り付けられたときであっても、利用者は、第2マイクロ波吸収体52に阻害されずに、第2食品9を視認し易くなる。
本実施形態によれば、更に、第2マイクロ波吸収体52は、第2ポケット底板部22aに載置される。これにより、第2マイクロ波吸収体52の上方に第2食品9を収容できる。このため、利用者は、第2マイクロ波吸収体52を更に視認しにくくなり、第2食品9を更に視認し易くなる。
本実施形態によれば、第2ポケット部22に収容されるとともに第2食品9を載置するための第2内容器6を更に備え、第2マイクロ波吸収体52は、第2ポケット部22と第2内容器6との間に設けられる。これにより、第2マイクロ波吸収体52が第2食品9に直接接触するのを防止することができる。このため、第2食品9の品質をより高く保つことが可能となる。
本実施形態によれば、第2マイクロ波吸収体52は、水分を含む。これにより、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波の吸収率を高くすることができる。このため、第2マイクロ波吸収体52による食品の温度上昇の抑制を効果的に行うことができる。また、第2マイクロ波吸収体52を安価にできる。このため、食品用容器1の生産コストを低減させることが可能となる。
本実施形態によれば、第2マイクロ波吸収体52は、水分を含有した含水シートである。これにより、第2食品9の温度上昇が均一に抑制されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御する効果を更に発揮させることが可能となる。
本実施形態によれば、第2マイクロ波吸収体52に含まれる水分量は、25g以上である。これにより、第1ポケット部21に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第2食品9の温度上昇が効果的に抑制されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御する効果を更に発揮させることが可能となる。
図6は、第2実施形態における食品用容器1の変形例を示す断面図である。この食品用容器1は、第2内容器6が省略される。このときであっても、本実施形態によれば、第2ポケット部22に設けられる第2マイクロ波吸収体52を更に備え、第2マイクロ波吸収体52は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を抑制させるものである。これにより、食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第1マイクロ波吸収体3により第1食品8の温度上昇が促進されるとともに、第2マイクロ波吸収体52により第2食品9の温度上昇が抑制されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
図7は、第2実施形態における容器本体部2の変形例を示す断面図である。容器本体部2は、第2ポケット部22の第2ポケット底板部22aに、下方に向けて凹ませた第2凹部29を有し、第2凹部29に第2マイクロ波吸収体52が収容されて設けられてもよい。
本実施形態によれば、容器本体部2は、第2ポケット部22の第2ポケット底板部22aに、下方に向けて凹ませた第2凹部29を有し、第2凹部29に第2マイクロ波吸収体52が収容される。これにより、第2凹部29に近接した箇所で第2食品9の温度上昇を抑制させることができる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御する効果を更に発揮させることが可能となる。また、第2内容器6を更に備える場合には、第2内容器6を第2ポケット部22に収容し易くできる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態における食品用容器1について説明する。第3実施形態では、第2マイクロ波吸収体51と、第2内容器6とを更に備える点で、第1実施形態と異なる。以下、上述した実施形態と異なる点について主に説明する。図8は、第3実施形態における食品用容器1の一例を示す断面図である。
第3実施形態における第2マイクロ波吸収体5(51)は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を促進させるように制御させるものである。
第2マイクロ波吸収体51の水分量は、25g未満であることが好ましい。これにより、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を効果的に促進させることができる。一方で、第2マイクロ波吸収体51の水分量は、25g以上である場合には、電子レンジ加熱時に第2食品9の温度上昇を促進させないこととなる。
第2マイクロ波吸収体51の水分量は、第1マイクロ波吸収体31の水分量と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
次に、第3実施形態における食品用容器1の作用効果について説明する。第3実施形態における食品用容器1は、第1実施形態における食品用容器1が発揮する作用効果に加え、更に以下の作用効果を発揮する。
食品用容器1は、第1ポケット部21に第1食品8が収容され、第2ポケット部22に第2食品9が収容された状態で、冷蔵されている。冷蔵された食品用容器1を電子レンジに入れて、所定の時間、所定のワット数で加熱する。
このとき、第2ポケット部22には、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を促進させる第2マイクロ波吸収体51が設けられる。これにより、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波が、第2食品9の加熱と、第2マイクロ波吸収体51の昇温と、に費やされる。つまり、マイクロ波による第2食品9への加熱に加え、昇温した第2マイクロ波吸収体51から第2食品9に熱が伝達される。このため、第2マイクロ波吸収体51は、第2食品9の温度上昇が促進される。したがって、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
本実施形態によれば、第2ポケット部22に設けられる第2マイクロ波吸収体51を更に備え、第2マイクロ波吸収体51は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を促進させるものである。これにより、第1ポケット部21に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第1食品8の温度上昇と第2食品9の温度上昇とが促進されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
加えて、本実施形態によれば、第1食品8の温度上昇と第2食品9の温度上昇が促進されるため、電子レンジ加熱に必要な時間を更に短縮させることが可能となる。
本実施形態によれば、第2マイクロ波吸収体51に含まれる水分量は、25g未満である。これにより、第1ポケット部21に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第2食品9の温度上昇が効果的に促進されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御する効果を更に発揮させることが可能となる。
本実施形態によれば、第1マイクロ波吸収体31の水分量と第2マイクロ波吸収体52に含まれる水分量とが異なる。これにより、第1食品8と第2食品9との種類に応じて、第1食品8の温度上昇と第2食品9の温度上昇を効果的に促進させることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御する効果を更に発揮させることが可能となる。
なお、第3実施形態においても、第2内容器6が省略されてもよい。また、第3実施形態では、第2マイクロ波吸収体51が第2ポケット部22の第2凹部29に設けられてもよい。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態における食品用容器1について説明する。第4実施形態では、第1マイクロ波吸収体3は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を抑制させるように制御させるものである点で、第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる点について主に説明する。図9は、第4実施形態における食品用容器1の一例を示す断面図である。
第4実施形態における第1マイクロ波吸収体3(32)は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を抑制させるように制御させるものである。
第1マイクロ波吸収体32の水分量は、25g以上であることが好ましい。これにより、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を効果的に抑制させることができる。一方で、第1マイクロ波吸収体32の水分量は、25g未満である場合には、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を抑制させないこととなる。
容器本体部2は、第1食品8を収容するための第1ポケット部21と、第2食品9を収容するための第2ポケット部22と、を有する。このとき、第1食品8は、例えば加熱効率の高い米飯食品であり、第2食品9は、例えば第1食品8よりも加熱効率の低いハンバーグのような塊状の食品である。
次に、第4実施形態に係る食品用容器1の作用効果について説明する。
食品用容器1は、第1ポケット部21に第1食品8が収容され、第2ポケット部22に第2食品9が収容された状態で、冷蔵されている。冷蔵された食品用容器1を電子レンジに入れて、所定の時間、所定のワット数で加熱する。
このとき、第1ポケット部21には、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を抑制させる第1マイクロ波吸収体32が設けられる。これにより、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波が、第1マイクロ波吸収体32の昇温に集中して費やされ、第1食品8への加熱に費やされにくくなる。このため、第1マイクロ波吸収体32により第1食品8の温度上昇が抑制されることとなる。一方、マイクロ波は第2ポケット部22に収容された第2食品9を通常通り加熱する。したがって、第2食品9については通常通り加熱され、第1食品8については第1マイクロ波吸収体32により電子レンジ加熱時における温度上昇が抑制され、第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
本実施形態によれば、第1ポケット部21に設けられる第1マイクロ波吸収体32を備え、第1マイクロ波吸収体32は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第1食品8の温度上昇を抑制させるものである。これにより、第1ポケット部21に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第1食品8の温度上昇が抑制されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
例えば、第1食品8としての米飯と第1食品8よりも加熱効率の低い第2食品9としてのハンバーグとを同時に電子レンジ加熱した場合には、第1マイクロ波吸収体3により米飯の温度上昇が抑制される。このため、米飯の過加熱を防止しつつ、ハンバーグをより高い温度にすることが可能となる。
本実施形態によれば、第1マイクロ波吸収体32に含まれる水分量は、25g以上である。これにより、第1ポケット部21に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第1食品8の温度上昇が効果的に抑制されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御する効果を更に発揮させることが可能となる。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態における食品用容器1について説明する。第5実施形態は、第2マイクロ波吸収体5と、第2内容器6とを更に備える点で、第4実施形態と異なる。以下、第4実施形態と異なる点について主に説明する。図10は、第4実施形態における食品用容器1の一例を示す断面図である。
第5実施形態における第2マイクロ波吸収体5(52)は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を抑制させるように制御させるものである。
第2マイクロ波吸収体52の水分量は、第1マイクロ波吸収体32の水分量と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
第2マイクロ波吸収体52の水分量は、25g以上であることが好ましい。これにより、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を効果的に抑制させることができる。一方で、第2マイクロ波吸収体52の水分量は、25g未満である場合には、電子レンジ加熱時に第2食品9の温度上昇を抑制させないこととなる。
次に、第5実施形態における食品用容器1の作用効果について説明する。
食品用容器1は、第1ポケット部21に第1食品8が収容され、第2ポケット部22に第2食品9が収容された状態で、冷蔵されている。冷蔵された食品用容器1を電子レンジに入れて、所定の時間、所定のワット数で加熱する。
このとき、第2ポケット部22には、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を抑制させる第2マイクロ波吸収体52が設けられる。これにより、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波が、第2マイクロ波吸収体5の昇温に集中して費やされ、第2食品9への加熱に費やされにくくなる。このため、第1マイクロ波吸収体32により第1食品8の温度上昇が抑制されるとともに第2マイクロ波吸収体52により第2食品9の温度上昇が抑制されることとなる。したがって、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
本実施形態によれば、第2ポケット部22に設けられる第2マイクロ波吸収体52を更に備え、第2マイクロ波吸収体52は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における第2食品9の温度上昇を抑制させるものである。これにより、第2ポケット部22に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第1マイクロ波吸収体32により第1食品8の温度上昇が抑制されるとともに、第2マイクロ波吸収体52により第2食品9の温度上昇が抑制されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御することが可能となる。
本実施形態によれば、第2マイクロ波吸収体52に含まれる水分量は、25g以上である。これにより、第1ポケット部21に第1食品8を収容するとともに第2ポケット部22に第2食品9を収容した食品用容器1を電子レンジで加熱したとき、第2食品9の温度上昇が効果的に抑制されることとなる。このため、電子レンジ加熱することで第1食品8及び第2食品9をそれぞれ最適な温度に制御する効果を更に発揮させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明したが、上述した実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
実施例1では、マイクロ波吸収体による食品の温度上昇の促進効果と、食品の温度上昇の抑制効果を、第1食品の温度と第2食品の温度を比較することで、確認した。
先ず、マイクロ波吸収体による食品の温度上昇の促進効果を確認した。食品用容器の第1ポケット部に設けられた第1内容器に第1食品を収容し、第2ポケット部に第2食品を収容した。第1ポケット部と第1内容器との間には、含水シートからなるマイクロ波吸収体を設けた。電子レンジ加熱条件一定化を考慮し、第1食品と第2食品とを同じ重量収容した。第1食品の中心部に第1熱電対を配置し、第2食品の中心部に第2熱電対を配置した上で、電子レンジで一定時間加熱し、それぞれの温度を測定した。実施例1-1では、第1食品と第2食品として米飯を用いた。実施例1-2では、第1食品と第2食品としてハンバーグを用いた。
<実施例1-1>
実施例1-1で用いた電子レンジ、その出力、第1食品、第2食品、マイクロ波吸収体を示す。
電子レンジ:東芝製 ER-LD7
出力:500w(フラット式)
第1食品:米飯 180g
第2食品:米飯 180g
マイクロ波吸収体:水を5g含有した含水シート
<実施例1-2>
実施例1-2で用いた電子レンジ、その出力、第1食品、第2食品、マイクロ波吸収体を示す。
電子レンジ:東芝製 ER-LD7
出力:500w(フラット式)
第1食品:ハンバーグ 130g
第2食品:ハンバーグ 130g
マイクロ波吸収体:水を5g含有した含水シート
図11は、実施例1-1の結果を示すグラフである。図12は、実施例1-2の結果を示すグラフである。これらグラフは、時間とそれぞれの熱電対により計測された温度との関係を示す。
表1は、実施例1-1における、加熱した時間とそれぞれの熱電対により計測された温度との関係を示す。表2は、実施例1-2における、加熱した時間とそれぞれの熱電対により計測された温度との関係を示す。表1、表2では、加熱開始時、加熱開始60秒、加熱開始120秒後、加熱開始180秒後、加熱開始240秒後、における結果を示す。表1、表2において、第1熱電対により計測された温度をT1と、第2熱電対により計測された温度をT2と、温度T1から温度T2を減じた温度差をT1-T2と、表記する。
Figure 0007292911000001
Figure 0007292911000002
図11及び表1に示すように、実施例1-1における温度差T1-T2は、加熱開始時では-2.4℃であったが、加熱開始60秒後では7.2℃、加熱開始120秒後では12.5℃であった。また、図12及び表2に示すように、実施例1-2における温度差T1-T2は、加熱開始時では-1.5℃であったが、加熱開始60秒後では6.7℃、加熱開始120秒後では11.4℃となった。
以上により、水を5g含有した含水シートをマイクロ波吸収体として用いた場合、このマイクロ波吸収体を用いない場合よりも、電子レンジ加熱時の食品の温度上昇を促進させることが確認された。これは、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波が、第1食品の加熱と、マイクロ波吸収体の昇温と、に費やされるためと考えられる。つまり、マイクロ波による第1食品への加熱に加え、昇温したマイクロ波吸収体から第1食品に熱が伝達されることにより、マイクロ波吸収体は第1食品の温度上昇を促進できると考えられる。
次に、マイクロ波吸収体による食品の温度上昇の促進効果を確認した。食品用容器の第1ポケット部に第1食品を収容し、第2ポケット部に設けられた第2内容器に第2食品を収容した。第2ポケット部と第2内容器との間には、含水シートからなるマイクロ波吸収体を設けた。電子レンジ加熱条件一定化を考慮し、第1食品と第2食品を同じ重量収容した。第1食品の中心部に第3熱電対を配置し、第2食品の中心部に第4熱電対を配置した上で、電子レンジで一定時間加熱し、それぞれの温度を測定した。実施例1-3では、第1食品と第2食品として米飯を用いた。実施例1-4では、第1食品と第2食品としてハンバーグを用いた。
<実施例1-3>
実施例1-3で用いた電子レンジ、その出力、第1食品、第2食品、マイクロ波吸収体を示す。
電子レンジ:東芝製 ER-LD7
出力:500w(フラット式)
第1食品:米飯 180g
第2食品:米飯 180g
マイクロ波吸収体:水を50g含有した含水シート
<実施例1-4>
実施例1-4で用いた電子レンジ、その出力、第1食品、第2食品、マイクロ波吸収体を示す。
電子レンジ:東芝製 ER-LD7
出力:500w(フラット式)
第1食品:ハンバーグ 130g
第2食品:ハンバーグ 130g
マイクロ波吸収体:水を50g含有した含水シート
図13は、実施例1-3の結果を示すグラフである。図14は、実施例1-4の結果を示すグラフである。これらグラフは、時間とそれぞれの熱電対により計測された温度との関係を示す。
表3は、実施例1-3における、加熱した時間とそれぞれの熱電対により計測された温度との関係を示す。表4は、実施例1-4における、加熱した時間とそれぞれの熱電対により計測された温度との関係を示す。表3、表4では、加熱開始時、加熱開始60秒後、加熱開始120秒後、加熱開始180秒後、加熱開始240秒後、における結果を示す。表3、表4において、第3熱電対により計測された温度をT3と、第4熱電対により計測された温度をT4と、温度T4から温度T3を減じた温度差をT4-T3と、表記する。
Figure 0007292911000003
Figure 0007292911000004
図13及び表3に示すように、実施例1-3における温度差T4-T3は、加熱開始時では-3.9℃であったが、加熱開始60秒後では-10.5℃、加熱開始120秒後では-12.4℃であった。また、図14及び表4に示すように、実施例1-4における温度差T4-T3は、加熱開始時では-0.6℃であったが、加熱開始60秒後では-6.2℃、加熱開始120秒後では-11.5℃であった。
以上により、水を50g含有した含水シートをマイクロ波吸収体として用いた場合、マイクロ波吸収体による食品の温度上昇の抑制効果を確認できた。これは、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波が、マイクロ波吸収体の昇温に集中して費やされ、第2食品への加熱に費やされにくくなるためと考えられる。
実施例2では、マイクロ波吸収体として水を用いて、水の重量を異ならせて、温度上昇の促進効果と、抑制効果とを確認した。実施例2では、水を所定の重量入れた容器に熱電対を配置した上で、加熱開始時の温度と、電子レンジで加熱開始30秒後の温度と、を測定した。実施例2では、加熱開始30秒後の温度が90℃以上の場合に温度上昇の促進効果があると評価し、加熱開始30秒後の温度が90℃未満の場合に温度上昇の抑制効果があると評価した。
実施例2で用いた電子レンジ、その出力、加熱時間、水の重量を示す。
電子レンジ:SHARP製 RE-S W20
出力:500w(ターン式)
加熱時間:30秒
水の重量:3g、5g、10g、20g、25g、30g、35g、40g、50g、60g、70g、80g、90g、100g
図15は、実施例2の結果を示すグラフである。このグラフは、水の重量と熱電対により計測された温度の関係を示す。
表5は、実施例2における、水の重量と、熱電対により計測された温度との関係を示す。
Figure 0007292911000005
図15及び表5に示すように、水の重量が25g未満の場合、加熱開始30秒後の温度が90℃以上となった。したがって、水の重量が25g未満の場合、食品の温度上昇を促進させるマイクロ波吸収体として用いることができると考えられる。
図15及び表5に示すように、水の重量が25g以上の場合、加熱開始30秒後の温度が90℃未満となった。したがって、水の重量が25g以上の場合、食品の温度上昇を抑制させるマイクロ波吸収体として用いることができると考えられる。
実施例3では、マイクロ波吸収体として水を用いて、水の重量を異ならせて、温度上昇の促進効果と、抑制効果とを確認した。実施例3では、水を所定の重量入れた容器に熱電対を配置した上で、100℃に到達するまでの時間を測定した。
実施例3で用いた電子レンジ、その出力、加熱条件、水の重量を示す。
電子レンジ:東芝製 ER-LD7
出力:500w(フラット式)
加熱条件:100℃に到達するまで
水の重量:5g、10g、15g、20g、70g、80g
図16は、実施例3の結果を示すグラフである。このグラフは、加熱時間と熱電対により計測された温度の関係を示す。
表6は、実施例3における、水の重量と、加熱時間との関係を示す。
Figure 0007292911000006
図16及び表6に示すように、水の重量が20g以下の場合、100℃に到達するまでの時間が47秒以下となり、特に、水の重量が5g、10g、15gの場合、100℃に到達するまでの時間が37秒以下となり、急激な温度上昇が確認できた。このため、水の重量が5g以上15g以下の場合、食品の温度上昇を一層促進できると考えられる。したがって、水の重量が5g以上15g以下の場合、食品の温度上昇を促進させる効果がより大きいマイクロ波吸収体として用いることができると考えられる。
実施例4では、マイクロ波吸収体による食品の温度上昇の促進効果を確認した。図17(a)は、実施例4で用いた本発明例の食品用容器101を示す平面模式図であり、図17(b)は、実施例4で用いた比較例の食品用容器901を示す平面模式図である。
図17(a)に示すように、本発明例の食品用容器101の第1ポケット部121には、第1内容器104を設け、第1ポケット部121と第1内容器104との間に含水シートからなる平面視矩形状のマイクロ波吸収体103を設けた。そして、第1内容器104に、第1食品108としてのハンバーグを載置した。また、第2ポケット部122には、第2食品109としての米飯を収容した。第2ポケット部122には、マイクロ波吸収体を設けなかった。
一方、図17(b)に示すように、比較例の食品用容器901では、第1ポケット部921に、第1食品908としてのハンバーグを収容した。また、第2ポケット部922には、第2食品909としての米飯を収容した。第1ポケット部921及び第2ポケット部922には、マイクロ波吸収体を設けなかった。
本発明例の食品用容器1及び比較例の食品用容器では、第2食品109、909については熱電対を6箇所(図17(a)及び図17(b)の測点1~測点6に対応)配置し、第1食品108、908については5箇所(図17(a)及び図17(b)の測点7~測点11に対応)に熱電対を配置した。実施例4では、電子レンジで加熱開始時の温度と、電子レンジで一定時間加熱後の温度を計測した。第1食品108、908については、更に、加熱終了から5分経過後の温度も計測した。計測は2回行い、1回目の計測では4分30秒電子レンジで加熱し、2回目の計測では3分30秒電子レンジで加熱した。
実施例4で用いた電子レンジ、その出力、第1食品、第2食品、第1マイクロ波吸収体、加熱時間を示す。
電子レンジ:SHARP製 RE-S W20
出力:500w(ターン式)
第1食品:ハンバーグ 130g
第2食品:米飯 180g
マイクロ波吸収体:水を5g含有した含水シート
加熱時間:4分30秒、3分30秒
表7は、本発明例と比較例とにおける、各測点と、熱電対により計測された温度との関係を示す。また、表7では、測点1~6で計測された温度の平均値と、測点7~11で計測された温度の平均値も示す。
Figure 0007292911000007
第2食品109、909を比較する。表7に示すように、4分30秒加熱したとき、比較例である第2食品909の温度の平均値は88.77℃であり、本発明例である第2食品109の温度の平均値は88.65℃であり、両者は略同程度の温度になった。3分30秒加熱したとき、比較例である第2食品909の温度の平均値は91.18℃であり、本発明例である第2食品109の温度の平均値は91.6℃であり、両者は略同程度の温度になった。これは、本発明例の第2ポケット部122及び比較例の第2ポケット部922に、マイクロ波吸収体が設けられていないためと考えられる。
第1食品108、908を比較する。4分30秒加熱したとき、比較例である第1食品908の温度の平均値は72.08℃であったのに対し、本発明例である第1食品108の温度の平均値は86.76℃であり、本発明例が比較例よりも14.68℃大きくなった。また、3分30秒加熱したとき、比較例である第1食品908の温度の平均値は63.52℃であり、本発明例である第1食品108の温度の平均値は71.10℃であり、本発明例が比較例よりも7.58℃大きくなった。上記したように、本発明例の第1ポケット部121にマイクロ波吸収体103が設けられ、比較例の第1ポケット部921にマイクロ波吸収体が設けられていない。以上から、本発明例では、マイクロ波吸収体103により、電子レンジ加熱後の食品の温度上昇を促進させることができた。
4分30秒加熱したときの比較例と本発明例とを比較する。比較例では、第2食品909の温度の平均値は88.77℃であり、第1食品908の温度の平均値は72.08℃であり、第1食品908と第2食品909との温度差は16.69℃となった。これに対して、本発明例では、第2食品109の温度の平均値は88.65℃であり、第1食品108の温度の平均値は86.76℃であり、第1食品108と第2食品109はほとんど温度差が無く、本発明例の方が比較例よりも食品同士の温度差が小さくなった。
3分30秒加熱したときの比較例と本発明例とを比較する。比較例では、第2食品909の温度の平均値は91.18℃であり、第1食品908の温度の平均値は63.52℃であり、第1食品908と第2食品909との温度差は27.66℃となった。これに対して、本発明例では、第2食品109の温度の平均値は91.60℃であり、第1食品108の温度の平均値は71.10℃であり、第1食品108と第2食品109は温度差が20.5℃に留まり、本発明例の方が比較例よりも食品同士の温度差が小さくなった。
このように、加熱効率の良い米飯のような食品と、米飯よりも加熱効率の低いハンバーグのような塊状の食品と、を同時に電子レンジで加熱する場合、ハンバーグが収容される第1ポケット部に温度上昇を促進させるマイクロ波吸収体が設けられることで、ハンバーグの電子レンジ加熱時の温度上昇を促進させ、米飯の過加熱を防ぐ。これにより、米飯のパサつきを抑制しつつ、ハンバーグが効果的に加熱され、米飯とハンバーグをそれぞれ最適な温度に制御させることが可能となる。
1 :食品用容器
2 :容器本体部
21 :第1ポケット部
21a :第1ポケット底板部
21b :第1ポケット側壁部
22 :第2ポケット部
22a :第2ポケット底板部
22b :第2ポケット側壁部
28 :第1凹部
29 :第2凹部
3 :第1マイクロ波吸収体
4 :第1内容器
4a :第1内容器底板部
4b :第1内容器側壁部
5 :第2マイクロ波吸収体
6 :第2内容器
6a :第2内容器底板部
6b :第2内容器側壁部
8 :第1食品
9 :第2食品

Claims (3)

  1. 電子レンジで加熱される食品が収容される食品用容器であって、
    第1食品を収容するための第1ポケット部と、第2食品を収容するための第2ポケット部と、を有する容器本体部と、
    前記第1ポケット部に設けられる第1マイクロ波吸収体とを備え、
    前記第1マイクロ波吸収体は、電子レンジ加熱時に放射されるマイクロ波を吸収し、電子レンジ加熱時における前記第1食品の温度上昇を促進させるものであり、
    前記第1食品は、前記第2食品よりも加熱効率が低いものであり、
    前記第1マイクロ波吸収体は、水分を含むものであり、
    前記第1マイクロ波吸収体の水分量は、25g未満であること
    を特徴とする食品用容器。
  2. 前記第1ポケット部に収容されるとともに前記第1食品を載置するための第1内容器を更に備え、
    前記第1マイクロ波吸収体は、前記第1ポケット部と前記第1内容器との間に設けられること
    を特徴とする請求項1記載の食品用容器。
  3. 請求項1又は2記載の食品用容器に収容した食品を電子レンジで加熱する電子レンジ加熱方法であって、
    前記第1ポケット部及び前記第2ポケット部に第1食品及び第2食品を収容した状態で電子レンジで加熱すること
    を特徴とする電子レンジ加熱方法。
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