JP2016021509A - マイクロ波吸収シートおよびそれを具備した電子レンジ加熱調理用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子レンジによる加熱調理方法は、異なる食材を同時に庫内に入れて加熱する際に、各食材のマイクロ波吸収特性の違いや、庫内の電界強度の不均一さ、食品の形状や大きさ、状態の違いによってマイクロ波の集中が異なる点などから、均一に加熱することは困難であり、加熱ムラが大きくなりやすい。【解決手段】本発明は、吸水性シートと導電性液体からなるマイクロ波吸収シートであって、前記吸水性シートに、目付けが10〜150g/m2、厚み0.1〜5mmの不織布を用い、前記導電性液体に、濃度1.0〜25%の塩化ナトリウム水溶液を100〜1000g/m2含有させたマイクロ波吸収シートおよびそれを具備した容器を、電子レンジ加熱調理時に庫内に入れることにより食材の加熱温度を調整できる。【選択図】なし
Description
本発明は、電子レンジにて複数の異なる食材を同時に加熱した際、各食材のマイクロ波吸収特性の違いにより生じる温度差に対して、加熱を抑制したい食材の近くに非金属系のマイクロ波吸収シートを配置することより、食材へのマイクロ波照射量を制御することができ、結果、金属系の電磁波吸収シートのようなスパークを起こさず安全に、電子レンジ内の食材を均一温度に加熱することができるシートおよびそれを具備した電子レンジ加熱調理用容器を提供する。
一般に電子レンジは、周波数2.45GHzのマイクロ波の作用で、誘電体を主として分子運動とイオン伝導によって熱を発生させて加熱する原理となっており、簡便かつ安全に加熱できるとして、近年、急速に普及し、我々の生活に不可欠な加熱調理器具となっている。
一方、電子レンジによる加熱においても短所はある。たとえば、異なる食材を同時に庫内に入れて加熱する際は、各材料のマイクロ波吸収特性の違いにより、仮に照射が均一であっても、各食材の昇温速度が異なる特徴がある。
また、庫内の電界強度の不均一さや、食品の形状や大きさ、態の違いによってマイクロ波の集中が異なる点などから、同一食材であっても均一に加熱することは困難である。更に、時間短縮のためコンビニエンスストアのみならず、各家庭に普及している電子レンジにおいても高出力化傾向であり、加熱ムラが大きくなる傾向である。
電子レンジ加熱用調理シートとしては、下記特許文献1に、紙、セラミックスまたはプラスチックで構成される被加熱物収納容器の天井部分、側面部分および底面部分にそれぞれ導電体を配し、マイクロ波を部分的に遮断するようにし、上記側面部分と上記底面部分とをマイクロウェーブを部分的または全面的に遮断するようにしたことを特徴とする電子レンジ用ケーキ焼成容器が開示されている。
この特許文献1では、容器天井部分、側面部分および底面部分にそれぞれ配される導電体は、電子レンジ内部で照射されるマイクロウェーブの一部をジュール熱に変換する部材であると共に、マイクロウェーブ遮断性を有するマイクロウェーブ遮断材でもあり、該導電体を構成する材料としては、例えば、アルミ材、ステンレス材などが挙げられている。
電磁波吸収シートとしては、下記特許文献2に、電子レンジでスポンジケーキの外面に焦げ目を生成させることが出来る電子レンジ用スポンジケーキ焼成容器において、基材シートと、電磁波を受けることで発熱する発熱体層と、ケーキ生地が接触する内面側に形成された耐熱性樹脂層とを有する積層シートで構成されており、前記耐熱性樹脂層がシリコーン系樹脂で形成されている電磁波吸収シートが開示されている。
この特許文献2では、電磁波を受けることで発熱する発熱体層として、例えば、アルミニウム、ニッケル、ステンレス、金、銀、白金、亜鉛、鉄、錫、などの導電性物質層、特に好ましくはアルミニウムの薄膜層が用いられる。この発熱体層はたとえば、耐熱性樹脂層の片面に、上記のような導電性物質を、真空蒸着、スパッタリングなどの手段で薄膜形成することによって形成しても良い。なお、発熱体層は底壁、落とし蓋、の片面の必ずしも全面に形成されている必要は無く、メッシュ状などの所定のパターンで形成されていても良いことが開示されている。
しかしながら、例えばコンビニエンスストアで市販されている様な弁当やおかずなど、容器に入れた食品を電子レンジで加熱する際に特許文献1および2の発熱体を用いた場合は、金属を用いているため、スパークの危険性を含んでいる。また、食品工場にて行われる電磁誘導の効果により発生する交流磁場の変化を感知するような金属探知機を用いた際にノイズとなり、製品検査に支障をきたす。
更に、別のマイクロ波加熱調整シートとしては、下記特許文献3に、シート状体の全部または一部に、マイクロ波の照射によって加熱され易い物質(カルシウム、塩、水またはこれらの混合物を含む)を、塗布、貼着、挟着、積層、袋詰めなどの手段により付設してなる発熱部を設け、マイクロ波の照射により発熱部が急速に高温になったり、予定する温度に昇温するようにしたことを特徴とするマイクロ波加熱調整シートが開示されている。
その他、下記特許文献4、5においても、食品用途では無いが、電磁波吸収および抑制材料として、塩化ナトリウム水溶液、ヨウ化ナトリウム水溶液、塩化カリウム水溶液、ヨウ化カリウム水溶液を代表物とする1A族元素とハロゲン元素の化合物水溶液や、塩化カルシウム水溶液、塩化マグネシウム水溶液を代表物とする2A族元素とハロゲン元素の化合物水溶液や、水酸化ナトリウム水溶液、塩酸水溶液、塩化アンモニウム水溶液、塩化亜鉛水溶液などのイオン性液体が用いられることが開示されている。
これら特許文献3、4、5に使用されている発熱体は支持体を有していないか、ゲル状材料であるため、発熱した際に初期の形状を保持できず、加熱調整範囲が変化してしまう。
また、下記特許文献6では、マイクロ波を透過する合成樹脂などの材料から成る容器に、冷凍食材を収納し、冷凍食材の周辺部の上部表面には、食塩水を噴霧してマイクロ波吸収部材を設ける。マイクロ波吸収部材は、マイクロ波照射の加熱調理によって加熱温度の不均一が生じる食材の高温部分の付近に配置される。マイクロ波吸収部材は、マイクロ波を減弱、減衰させ、マイクロ波吸収部材が設けられていなければ高温になる食材の部分を、残余の部分と同一の温度に加熱調理されるようにする。
しかしながら、直接食塩水を噴霧するため、食材の風味が変化してしまうことと、表面の水分量、電解質量が多くなることで表面加熱が促進し、食材内の加熱ムラが大きくなるため好ましくない。
本発明は、電子レンジにて複数の異なる食材を同時に加熱した際、各食材のマイクロ波吸収特性の違いにより生じる温度差に対して、加熱を抑制したい食材の近くに非金属系のマイクロ波吸収シートを配置することより、食材へのマイクロ波照射量を制御することができ、結果、金属系の電磁波吸収シートのようなスパークを起こさず安全に、電子レンジ内の食材を均一温度に加熱することができるシートおよびそれを具備した電子レンジ加熱調理用容器を提供する。
即ち、本発明は以下の通りである。
(1)吸水性シートと導電性液体からなるマイクロ波吸収シート。
(2)吸水性シートが、目付けが10〜150g/m2であって、厚み0.1〜5mmの不織布である(1)に記載のマイクロ波吸収シート。
(3)導電性液体が、濃度1.0〜28質量%の塩化ナトリウム水溶液である(1)または(2)に記載のマイクロ波吸収シート。
(4)マイクロ波吸収シートが、不織布に対し、塩化ナトリウム水溶液を100〜1000g/m2含有する(1)〜(3)のいずれかに記載のマイクロ波吸収シート。
(5)マイクロ波吸収シートの片面または全面を、熱可塑性樹脂シートにて被覆した(1)〜(4)のいずれかに記載のマイクロ波吸収シート。
(6)電子レンジ加熱調理時に、温度がより上昇する食材付近に(5)に記載のマイクロ波吸収シートを設置し食材の加熱温度を調節する事を特徴とする電子レンジ加熱調理方法。
(7)(5)に記載のマイクロ波吸収シートを装着した電子レンジ加熱調理用容器。
(1)吸水性シートと導電性液体からなるマイクロ波吸収シート。
(2)吸水性シートが、目付けが10〜150g/m2であって、厚み0.1〜5mmの不織布である(1)に記載のマイクロ波吸収シート。
(3)導電性液体が、濃度1.0〜28質量%の塩化ナトリウム水溶液である(1)または(2)に記載のマイクロ波吸収シート。
(4)マイクロ波吸収シートが、不織布に対し、塩化ナトリウム水溶液を100〜1000g/m2含有する(1)〜(3)のいずれかに記載のマイクロ波吸収シート。
(5)マイクロ波吸収シートの片面または全面を、熱可塑性樹脂シートにて被覆した(1)〜(4)のいずれかに記載のマイクロ波吸収シート。
(6)電子レンジ加熱調理時に、温度がより上昇する食材付近に(5)に記載のマイクロ波吸収シートを設置し食材の加熱温度を調節する事を特徴とする電子レンジ加熱調理方法。
(7)(5)に記載のマイクロ波吸収シートを装着した電子レンジ加熱調理用容器。
本発明は、電子レンジにて複数の異なる食材を同時に加熱した際、各食材のマイクロ波吸収特性の違いにより生じる温度差に対して、加熱を抑制したい食材の近くに非金属系のマイクロ波吸収シートを配置することより、食材へのマイクロ波照射量を制御することができ、結果、金属系の電磁波吸収シートのようなスパークを起こさず安全に、電子レンジ内の食材を均一温度に加熱することができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられる吸水性シートとしては導電性液体を吸収、浸透するものであれば限定されないが、布、不織布、繊維状シート、合成樹脂シート、紙などの単体または複合体からなるものが挙げられる。
中でも不織布が好ましい。不織布とはJIS L 0222にて規定されている通り、繊維シート、ウェブまたはバットで、繊維が一方向またはランダムに配向しており、交流、および/または融着、および/または接着によって繊維間が結合されたものである。
本発明に用いられる不織布の素材としては、導電性液体を吸収し、その繊維等の間や表面に保持できるものであれば特に限定されないが、少なくとも、コットン等の天然繊維、レーヨン、アセテート、アクリル、ビニロン、ポリ乳酸のような吸水性不織布として適した素材を1種類以上用いることが好ましく、強度保持などのためにポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリウレタン、アクリル、ポリアミド、ポリイミド、ナイロンなどの合成繊維を混合使用することができる。
不織布の形状としては、食材の配置形状に合わせて正方形、長方形、台形、楕円形、円形、ハート形、半円形、半楕円形等に加工され、特に制限はない。また使用部位により、基材の厚さを変えたり、別素材の繊維を後から接着させてもよい。不織布繊維の織り方式や編み方式、直線状繊維や螺旋状繊維、またはその混合繊維などの不織布三次元構造については、特に限定されるものでなく、あらゆる三次元構造の不織布を使用することができる。
不織布の目付け(単位面積あたりの質量)としては、マイクロ波吸収シートとしての強度や吸水速度を考慮した場合10〜150g/m2が好ましい。更に好ましくは30〜80g/m2である。10g/m2以下の場合、吸水状態での強度が低いことに加え、保水できない。また、150g/m2以上となると、強度は高いが、所望の吸水量を確保できないことや吸水速度が遅くなるため適さない。
更に、不織布の厚みとしては、電子レンジ容器に設置することを鑑み、0.1〜5mmが好ましい。0.1mm以下ではシート強度が低いことと吸水能力が低いため、マイクロ波を吸収できず、加熱制御が困難となる。また、5mm以上では表面を被覆するなどの二次加工を行う場合に加工性が低い。
導電性液体としては、塩酸水溶液、硫酸水溶液、アンモニウム水溶液、塩化亜鉛水溶液、水酸化ナトリウム水溶液、塩化カルシウム水溶液、および塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、ヨウ化ナトリウム、塩化カリウム、ヨウ化カリウムなど電解質水溶液が挙げられる。
中でも塩化ナトリウム水溶液は食用可能のため、食品加熱調整用材料として安全な素材であり、万が一、食材に溶出した場合においても風味を大きく損ねない。更に安価であるため最も好ましい電解質である。
塩化ナトリウム水溶液濃度はマイクロ波吸収効率から1〜28質量%、好ましくは5〜25質量%、より好ましくは18〜22質量%である。1質量%未満では導電率が低く、吸収効率が悪いことから加熱調整に効果が無い。また、28質量%を超えると過飽和となるため、通常の環境条件での作製が困難である。
塩化ナトリウム水溶液には、必要に応じて防腐剤、増粘剤などの品質安定剤を包含させることができる。防腐剤、増粘剤としては一般的なものの中から1種単独でも2種以上でも用いることができる。
前記マイクロ波吸収シートにおいて、不織布に対し塩化ナトリウム水溶液を100〜1000g/m2、好ましくは250〜750g/m2、さらに好ましくは400〜600g/m2含有させることができる。本発明はマイクロ波が導電性液体に吸収されやすい性質を利用しているが、100g/m2未満ではマイクロ波の減衰は見られるものの、大半が通過してしまい遮蔽効果が低い。また、1000g/m2を超えると電子レンジ内のマイクロ波が集中し、全体の加熱効率が低下し、加熱したい食材が温まらない。
マイクロ波吸収シートは、保管・輸送時の水分量維持のため、また、食材と接触して使用する場合を想定して、表面を熱可塑性樹脂材料にて被覆することが好ましい。
被覆材として用いられる熱可塑性樹脂としては、不織布に含有した塩化ナトリウム水溶液が著しく蒸散しない素材であれば特に制限されないが、例えばアクリル樹脂、スチレン樹脂、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂(AS樹脂)、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレンなどのオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)樹脂などのフッ素樹脂、ナイロン樹脂などの熱可塑性樹脂及びそれらの混合物が使用することができる。
被覆材となる熱可塑性樹脂シートとしては、一般的な熱可塑性樹脂から一般的な方法によりシート又はフィルム状に成形された熱可塑性樹脂シート又はフィルムが使用できる。前記シート又はフィルムは延伸シート(一軸延伸シート、二軸延伸シートなど)であってもよく、また、未延伸のシートであってもよい。シート又はフィルムの成膜方法としては、押出法(Tダイ法、インフレーション法など)、テンター方式、チューブラー方式、インフレ方式などによる延伸法(一軸延伸法、二軸延伸法など)などが挙げられる。前記シートは、単層シートであってもよく、同じ種類の熱可塑性樹脂で添加剤などの組成が異なる熱可塑性樹脂で構成された複数の樹脂層の積層シートや、異なる熱可塑性樹脂で構成された層同士(例えば、スチレン系樹脂と、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂との組合せなど)の積層シートであってもよい。積層シートは、共押出法、ヒートラミネーションやドライラミネーション、押出ラミネーションなどの手法により調製できる。
また、不織布に対してあらかじめ作製されたシートを接着することで被覆を行っても良い。
その際に用いられる接着剤としては、例えば、アクリル系接着剤、天然ゴム系、ブチルゴム系、ポリイソプレン等のゴム系接着剤、スチレン−イソプレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソブチレンブロック共重合体(SIBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)等のスチレン系エラストマー接着剤、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)接着剤、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、等のエチレン−アクリル酸系接着剤;ポリエチレン、ポリプロピレン、アタクチックポリプロピレン、共重合ポリオレフィン等のポリオレフィン系接着剤、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、共重合ポリエステル等のポリエステル系接着剤等が挙げられる。本発明においては、接着力が強く、電子レンジ加熱調整シートにおける不織布からの剥離を防ぐことができるという観点から、エチレン−酢酸ビニル共重合体接着剤、スチレン系エラストマー接着剤、ポリオレフィン系接着剤およびポリエステル系接着剤、アクリル系接着剤が好ましい。これらの接着剤は、単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
その際に用いられる接着剤としては、例えば、アクリル系接着剤、天然ゴム系、ブチルゴム系、ポリイソプレン等のゴム系接着剤、スチレン−イソプレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソブチレンブロック共重合体(SIBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)等のスチレン系エラストマー接着剤、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)接着剤、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、等のエチレン−アクリル酸系接着剤;ポリエチレン、ポリプロピレン、アタクチックポリプロピレン、共重合ポリオレフィン等のポリオレフィン系接着剤、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、共重合ポリエステル等のポリエステル系接着剤等が挙げられる。本発明においては、接着力が強く、電子レンジ加熱調整シートにおける不織布からの剥離を防ぐことができるという観点から、エチレン−酢酸ビニル共重合体接着剤、スチレン系エラストマー接着剤、ポリオレフィン系接着剤およびポリエステル系接着剤、アクリル系接着剤が好ましい。これらの接着剤は、単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
被覆材には、必要に応じて種々の添加剤、例えば、安定剤(リン系,硫黄系又はヒンダードフェノール系などの酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤など)、可塑剤(ミネラルオイルなど)、帯電防止剤、滑剤(ステアリン酸、脂肪酸エステルなど)、離型剤、顔料、染料などを含有していてもよい。さらに、必要であれば、無機粒子(リン酸カルシウム、硫酸バリウム、タルク、ゼオライト、シリカなど)を添加してもよい。
マイクロ波吸収シートの設置方法としては、温度がより上昇する食材付近に設置する必要がある。その場合、食器もしくは容器の上に電子レンジ加熱調整シートを設置し、そのシートの上に直接接触する状態で加熱を抑制したい食材を設置しても良い。また、食器もしくは容器の外面(底部)に設置したり、蓋材がある容器においては蓋材の内部、外部に設置するなど、加熱を抑制したい食材の付近にて直接接触しない状態で用いても、導電性液体の濃度や量を調整することで加熱調整することができる。
マイクロ波吸収シートを容器外面もしくは内部に設置する際に、粘着剤や接着剤により固定することができる。前記粘着剤および接着剤は、一般的に粘着剤や接着剤に使用される重合体を使用可能である。さらに、この重合体に必要に応じて、粘着付与剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤、軟化剤等を配合することができる。
その際に用いられる粘着剤および接着剤に使用される重合体としては、例えば、アクリル系重合体、天然ゴム系、ブチルゴム系、ポリイソプレン等のゴム系重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエンブロック共重合体(SBS)、スチレン−イソブチレンブロック共重合体(SIBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体(SEBS)等のスチレン系エラストマー重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、等のエチレン−アクリル酸系重合体;ポリエチレン、ポリプロピレン、アタクチックポリプロピレン、共重合ポリオレフィン等のオレフィン系重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、共重合ポリエステル等のエステル系重合体の単独もしくは2種以上の組み合わせを使用しても良い。
また、粘着付与剤として、特に限定されないが、例えば、テルペン樹脂、ロジン樹脂、水添ロジン樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂、脂肪族系及び脂環族系などの石油樹脂、テルペン−フェノール樹脂、キシレン系樹脂、その他の脂肪族炭化水素樹脂または芳香族炭化水素樹脂等から選ばれる1種又は2種以上のものを挙げることができる。
老化防止剤としては、例えば、フェノール系老化防止剤、アミン系老化防止剤、ベンズイミダゾール系老化防止剤、ジチオカルバミン酸塩系老化防止剤、リン系老化防止剤等から選ばれる1種又は2種以上のものを挙げることができる。
また、架橋剤としては、例えば、イソシアネート系、エポキシ系、アミン系等から選ばれる1種又は2種以上のものが挙げられる。
また、架橋剤としては、例えば、イソシアネート系、エポキシ系、アミン系等から選ばれる1種又は2種以上のものが挙げられる。
これらマイクロ波吸収シートは食品容器内にて使用する可能性があることから、使用される原材料について、食品添加物公定書やポリオレフィン衛生協議会のポジティブリストに登録されているなどの公に衛生性、安定性が認められている材料が好ましい。
前記粘着剤および接着剤については、マイクロ波吸収シートに直接塗布して使用される。塗工方法としては特に制限はなく、あらかじめバーコーターなどの塗工設備で塗工しても良いし、手塗りで塗工してもかまわない。
マイクロ波吸収シートは、弁当容器などの電子レンジ加熱調理用容器に予め装着した状態とするのがより好ましい。容器への装着方法としては、接着剤を用いても良く、また容器に溝形構造などを設ける事で、接着剤を用いずにマイクロ波吸収シートを固定しても良い。
マイクロ波吸収シートの加熱時および加熱後の変形を抑える目的のため、加熱前に通気孔を設けることもできる。通気孔をあける方法としては一般的な方法が用いられ、単純に針であけるなどの簡便な方法でもかまわない。また、サイズ、量についても形状が保持できる範囲であれば制限はない。
マイクロ波吸収シートに含有している塩化ナトリウム水溶液の濃度および含有量とマイクロ波吸収量が比例関係にあることから、各食材に対して塩化ナトリウム水溶液の濃度および含有量を請求の範囲内で調整することで、加熱後の食材温度を所望の値にすることが可能となる。
なお、塩化ナトリウム水溶液の濃度と含有量だけでなく、すでに調整済みのマイクロ波吸収シートを複数枚重ねることで、加熱温度の調整を行っても良い。
[実施例1]
<マイクロ波吸収シートの調製>
木材パルプから抽出される天然セルロースを繊維状に再生した天然レーヨン繊維からなる目付け10g/m2、厚み0.3mm、幅65mm、長さ120mmの不織布に、濃度20質量%の塩化ナトリウム水溶液を500g/m2となるよう含有させ、次項に記した被覆用シート2枚で挟み(エマルジョン塗工面を内側とした)、端部を熱融着にて封止する事で、マイクロ波吸収シート1を得た。
<被覆用シートの調製>
Tダイ法により作製した厚み100μmのポリプロピレンシートに、接着層としてエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンを乾燥後の厚み10μmとなるようバーコーターにて塗工し、105℃オーブンにて乾燥させ、幅75mm、長さ120mmに切断し、被覆用シートとした。
<電子レンジ加熱評価>
中央部に仕切り板があり二つの食材が接触しないように収納できる弁当容器(サイズ200mm×250mm、ポリプロピレン素材)の、片方の収納部に白飯180gを、もう一方にハンバーグ(日本ハム製、セブンゴールド・金のハンバーグ)170gを設置し、二軸延伸ポリスチレンシートにて作製した透明蓋をかぶせた。この際、マイクロ波吸収シート1が白飯の上部に位置する様に、透明蓋の裏側に固定した。こうした弁当容器入りの白飯とハンバーグを、電子レンジ(東芝製、ER−LD7、表示出力500W)にて120秒加熱を行い、各食材の温度を接触式温度計(タスコジャパン製、TNA−110)にて測定し、更に加熱後の各食材およびマイクロ波吸収シートの状態を評価した。
<マイクロ波吸収シートの調製>
木材パルプから抽出される天然セルロースを繊維状に再生した天然レーヨン繊維からなる目付け10g/m2、厚み0.3mm、幅65mm、長さ120mmの不織布に、濃度20質量%の塩化ナトリウム水溶液を500g/m2となるよう含有させ、次項に記した被覆用シート2枚で挟み(エマルジョン塗工面を内側とした)、端部を熱融着にて封止する事で、マイクロ波吸収シート1を得た。
<被覆用シートの調製>
Tダイ法により作製した厚み100μmのポリプロピレンシートに、接着層としてエチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョンを乾燥後の厚み10μmとなるようバーコーターにて塗工し、105℃オーブンにて乾燥させ、幅75mm、長さ120mmに切断し、被覆用シートとした。
<電子レンジ加熱評価>
中央部に仕切り板があり二つの食材が接触しないように収納できる弁当容器(サイズ200mm×250mm、ポリプロピレン素材)の、片方の収納部に白飯180gを、もう一方にハンバーグ(日本ハム製、セブンゴールド・金のハンバーグ)170gを設置し、二軸延伸ポリスチレンシートにて作製した透明蓋をかぶせた。この際、マイクロ波吸収シート1が白飯の上部に位置する様に、透明蓋の裏側に固定した。こうした弁当容器入りの白飯とハンバーグを、電子レンジ(東芝製、ER−LD7、表示出力500W)にて120秒加熱を行い、各食材の温度を接触式温度計(タスコジャパン製、TNA−110)にて測定し、更に加熱後の各食材およびマイクロ波吸収シートの状態を評価した。
なお、評価項目、評価基準は以下の通りとし、評価結果は表1に示した。
・白飯とハンバーグの温度差
◎: 5℃未満
○: 5℃以上10℃未満
△: 10℃以上20℃未満
×: 20℃以上
・白飯とハンバーグの温度
○: 60℃以上75℃未満
△: 50℃以上60℃未満、もしくは75℃以上85℃未満
×: 50℃未満、もしくは85℃以上
・加熱後の白飯とハンバーグの状態
○: 全体が均一に加熱され、加熱前の色相、硬度と大きく変化なく、食感良好であり、風味を損なわない状態。
△: 食材そのものに形状変化が見られた。
×: 過加熱による乾燥、焦げ、変色、食感低下が起きた。
・加熱後のマイクロ波吸収シートの状態:
○: 加熱前と同形態を保持。
△: 食材が付着し剥がれなくなった。
×: マイクロ波吸収シートの変形、被覆材剥がれなどの著しい形状変化が起きた。
・白飯とハンバーグの温度差
◎: 5℃未満
○: 5℃以上10℃未満
△: 10℃以上20℃未満
×: 20℃以上
・白飯とハンバーグの温度
○: 60℃以上75℃未満
△: 50℃以上60℃未満、もしくは75℃以上85℃未満
×: 50℃未満、もしくは85℃以上
・加熱後の白飯とハンバーグの状態
○: 全体が均一に加熱され、加熱前の色相、硬度と大きく変化なく、食感良好であり、風味を損なわない状態。
△: 食材そのものに形状変化が見られた。
×: 過加熱による乾燥、焦げ、変色、食感低下が起きた。
・加熱後のマイクロ波吸収シートの状態:
○: 加熱前と同形態を保持。
△: 食材が付着し剥がれなくなった。
×: マイクロ波吸収シートの変形、被覆材剥がれなどの著しい形状変化が起きた。
[実施例2]
実施例1の不織布の目付けを30g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート2を用いた以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
実施例1の不織布の目付けを30g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート2を用いた以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
[実施例3]
実施例1の不織布の目付けを80g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート3を用いた以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
実施例1の不織布の目付けを80g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート3を用いた以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
[実施例4]
実施例1の不織布の目付けを150g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート4を用いた以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
実施例1の不織布の目付けを150g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート4を用いた以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
[実施例5]
実施例2の不織布の厚みを0.1mmに変更して得られたマイクロ波吸収シート5を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
実施例2の不織布の厚みを0.1mmに変更して得られたマイクロ波吸収シート5を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
[実施例6]
実施例2の不織布の厚みを5mmに変更して得られたマイクロ波吸収シート6を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
実施例2の不織布の厚みを5mmに変更して得られたマイクロ波吸収シート6を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
[実施例7]
実施例2の塩化ナトリウム水溶液濃度を1質量%に変更して得られたマイクロ波吸収シート7を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
実施例2の塩化ナトリウム水溶液濃度を1質量%に変更して得られたマイクロ波吸収シート7を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
[実施例8]
実施例2の塩化ナトリウム水溶液における塩化ナトリウム濃度を28質量%に変更して得られたマイクロ波吸収シート8を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
実施例2の塩化ナトリウム水溶液における塩化ナトリウム濃度を28質量%に変更して得られたマイクロ波吸収シート8を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
[実施例9]
実施例2の塩化ナトリウム水溶液含有量を100g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート9を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
実施例2の塩化ナトリウム水溶液含有量を100g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート9を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
[実施例10]
実施例2の塩化ナトリウム水溶液含有量を1000g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート10を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
実施例2の塩化ナトリウム水溶液含有量を1000g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート10を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表1に示した。
[比較例1]
実施例1の不織布の目付けを8g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート11を用いた以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
実施例1の不織布の目付けを8g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート11を用いた以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
[比較例2]
実施例1の不織布の目付けを155g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート12を用いた以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
実施例1の不織布の目付けを155g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート12を用いた以外は、実施例1と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
[比較例3]
実施例9の不織布の厚みを0.05mに変更して得られたマイクロ波吸収シート13を用いた以外は、実施例9と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
実施例9の不織布の厚みを0.05mに変更して得られたマイクロ波吸収シート13を用いた以外は、実施例9と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
[比較例4]
実施例2の不織布の厚みを5.5mに変更して得られたマイクロ波吸収シート14を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
実施例2の不織布の厚みを5.5mに変更して得られたマイクロ波吸収シート14を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
[比較例5]
実施例2の塩化ナトリウム水溶液における塩化ナトリウム濃度を0.1%に変更して得られたマイクロ波吸収シート15を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
実施例2の塩化ナトリウム水溶液における塩化ナトリウム濃度を0.1%に変更して得られたマイクロ波吸収シート15を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
[比較例6]
実施例2の塩化ナトリウム水溶液における塩化ナトリウム濃度を30%に変更し、マイクロ波吸収シート16を得ようとしたが、溶液調整が困難であり得られなかった。
実施例2の塩化ナトリウム水溶液における塩化ナトリウム濃度を30%に変更し、マイクロ波吸収シート16を得ようとしたが、溶液調整が困難であり得られなかった。
[比較例7]
実施例2の塩化ナトリウム水溶液含有量を80g/m2に変更して得られた用マイクロ波吸収シート17を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
実施例2の塩化ナトリウム水溶液含有量を80g/m2に変更して得られた用マイクロ波吸収シート17を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
[比較例8]
実施例2の不織布への塩化ナトリウム水溶液含有量を1050g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート18を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
実施例2の不織布への塩化ナトリウム水溶液含有量を1050g/m2に変更して得られたマイクロ波吸収シート18を用いた以外は、実施例2と同様の試験を実施した。結果は表2に示した。
表1、2から判るとおり、本発明のマイクロ波吸収シートおよび容器により、レンジにて複数の異なる食材を同時に加熱した際、各食材のマイクロ波吸収特性の違いにより生じる温度差に対して、自らがマイクロ波を吸収する部材にて加熱されやすい食材を覆うことにより、各食材へのマイクロ波照射量を制御することができ、結果として容器内の食材を均一温度に加熱することができた。
本発明のシートおよび容器は、電子レンジ調理時の食材の温度調整に利用できる。
Claims (7)
- 吸水性シートと導電性液体からなるマイクロ波吸収シート。
- 吸水性シートが、目付けが10〜150g/m2であって、厚み0.1〜5mmの不織布である請求項1に記載のマイクロ波吸収シート。
- 導電性液体が、濃度1.0〜28質量%の塩化ナトリウム水溶液である請求項1または2に記載のマイクロ波吸収シート。
- マイクロ波吸収シートが、不織布に対し、塩化ナトリウム水溶液を100〜1000g/m2含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載のマイクロ波吸収シート。
- マイクロ波吸収シートの片面または全面を、熱可塑性樹脂シートにて被覆した請求項1〜4のいずれか1項に記載のマイクロ波吸収シート。
- 電子レンジ加熱調理時に、温度がより上昇する食材付近に請求項5に記載のマイクロ波吸収シートを設置し食材の加熱温度を調節する事を特徴とする電子レンジ加熱調理方法。
- 請求項5に記載のマイクロ波吸収シートを装着した電子レンジ加熱調理用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014144870A JP2016021509A (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | マイクロ波吸収シートおよびそれを具備した電子レンジ加熱調理用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014144870A JP2016021509A (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | マイクロ波吸収シートおよびそれを具備した電子レンジ加熱調理用容器 |
Publications (1)
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JP2014144870A Pending JP2016021509A (ja) | 2014-07-15 | 2014-07-15 | マイクロ波吸収シートおよびそれを具備した電子レンジ加熱調理用容器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020151216A (ja) * | 2019-03-20 | 2020-09-24 | 東罐興業株式会社 | 食品用容器及び電子レンジ加熱方法 |
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-
2014
- 2014-07-15 JP JP2014144870A patent/JP2016021509A/ja active Pending
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