JP7291095B2 - ステッピングモータの制御装置 - Google Patents
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Description
下記特許文献4は、マイクロステップ駆動のクローズドループ制御により、加速・減速時にモータの最大トルクを使って、最短の移動および位置決めを実現しようとしている。具体的には、ロータ位置を検出するロータセンサの検出値をフィードバックするクローズドループ制御によって、最大トルクでの加速および減速を行う。加速時間および減速時間を調整することによって、目標停止位置での速度が零となるように調整する。そして、減速期間が終わって速度が零となったタイミングで、目標位置の位置指令を与えてロータ位置を保持する。
特許文献3においても、同文献の図9に表れているように、加速期間および減速期間中にトルクが変動しており、利用可能なトルクの半分強が利用されているに過ぎない(同図の横軸のスケールは誤りであり、トルクFの波形に対応する変位幅は、基本ステップ角1.8度のモータの2ステップ分に相当するので、1.8度ではなく3.6度である)。また、特許文献2の場合と同じく、基本的にはフルステップ駆動であるため、最短時間での移動および位置決めを実現できない。また、フルステップ駆動であるため、移動量の自由度が少ないという問題もある。さらにまた、特許文献3の手法では、加速トルクおよび減速トルクの発生が、電流の切り替えを伴わない一定電流状態で行われ、モータの変位角の変化に応じて発生トルクの大きさおよび方向が変化している。しかし、この方法では、加速および減速の個別調整は行えず、加速および減速の傾きが等しい2等辺の三角駆動を前提としている。しかも、摩擦負荷などがある場合には減速が早まるから、目標位置に到達せずに調整不能となるおそれもある。
特許文献4の手法は、非常に簡単な調整で最速の移動および位置決めを実現できるが、次に説明する2つの主要な課題がある。
この発明の一実施形態は、高精度なロータ位置検出器を要することなく、調整が簡単であり、発生トルクを有効に利用してロータを移動させることができるステッピングモータの制御装置を提供する。
制御装置は、調整モードおよび使用モードにおいて、ステッピングモータをマイクロステップ駆動によって運転できる。調整モードでは、ロータ位置検出器の検出値を用いるクローズドループ制御によって、ステッピングモータの巻線電流が制御される。このとき、マイクロステップ駆動による加速運転および減速運転のための制御データが生成され、その制御データに従って加速運転および減速運転が行われる。使用モードにおいては、調整モードにおいて生成された制御データに基づくオープンループ制御のマイクロステップ駆動によって、加速運転および減速運転が行われる。それにより、調整モードのときの巻線電流を再現でき、調整モードのときと実質的に同じ加速運転および減速運転を実現できる。
使用モードでは、オープンループ制御であるので、ロータ位置検出器の検出値を用いる必要がなく、したがって、ロータ位置検出器の検出精度に影響を受けずに、ステッピングモータを制御できる。調整モードにおいて実行されるクローズドループ制御では、ロータ位置検出器の検出値を用いるので、その検出精度に起因して、トルク変動が生じ、ステッピングモータの応答にばらつきが生じるかもしれない。それにより、たとえば、停止位置での振動が生じるかもしれない。しかし、このような挙動となった場合に生成される制御データは、破棄することとして、使用モードでは使わなければよい。すなわち、調整モードにおいて、適切なステッピングモータの応答が得られたときの制御データを保存して、その制御データを使用モードにおいて用いれば、その適切な応答を使用モードにおいて再現できる。したがって、ロータ位置検出器は、調整モードでの複数回の試行運転において適切な応答を少なくとも一度実現できるだけの検出精度および安定性(検出再現性)を有していれば足りる。
この発明の一実施形態では、前記制御装置は、メモリを備え、調整モードおよび使用モードを含む複数の動作モードを有している。前記制御装置は、前記調整モードにおいて、指令と前記ロータ位置検出器の検出値とに基づいて制御周期毎に演算を行って制御データを生成し、前記制御データにより前記ステッピングモータの巻線電流を制御するクローズドループ制御によって、前記ステッピングモータを加速運転および減速運転する。そして、前記指令を調整することにより前記ステッピングモータの適切な応答が得られたときの時系列に従う前記制御周期毎の前記制御データが前記メモリに保存される。前記使用モードにおいて、前記制御装置は、前記調整モードにおいて生成されて前記メモリに保存された前記制御データを時系列に従って制御周期毎に適用して前記ステッピングモータの巻線電流を制御するオープンループ制御により、前記調整モードにおける巻線電流を再現するようにして、前記ステッピングモータを加速運転および減速運転する。
この発明の一実施形態では、前記調整モードにおける前記クローズドループ制御において、前記ステッピングモータの巻線電流の位相θiが、前記ロータ位置検出器の検出値θfbに所定値±K(ただし、Kは定数であり、前記加速運転および前記減速運転の一方において正符号を付し、前記加速運転および前記減速運転の他方において負符号を付す。)とロータ速度ωfbの関数F(ωfb)とを加えた位相θi=θfb±K+F(ωfb)となるように前記制御データが生成される。
この発明の一実施形態では、前記所定値±Kの絶対値が、電気角で90度未満に相当する値である。
所定値±Kの絶対値を電気角で90度に相当する値とすることにより、最大トルクでの加速および減速が可能である。しかし、調整モードにおいて、所定値±Kの絶対値を電気角で90度に相当する値とすると、使用モードにおいて、外乱要因によって、回転中のロータ位置に遅れや進みが生じても、そのような変動を抑制することができない。そのため、ロータ位置の遅れや進みが拡大し、脱調するおそれがある。外乱要因の一例は、機構の摩擦や粘性負荷の変動であり、これらは装置の使用中に変動することがある。加えて、ステッピングモータのトルクは、周囲温度により僅かに変化するから、これも外乱要因となり得る。
この構成により、最大トルクに近いトルクで加速運転および減速運転を行うことができ、かつ外乱に対してロバストな制御系を実現できる。
この発明の一実施形態では、前記調整モードにおいて、前記加速運転および前記減速運転によって目標位置に向けてロータを移動させ、前記目標位置でのロータ速度が零になるように、前記加速運転を行う加速期間および前記減速運転を行う減速期間の時間幅を調整する。そして、調整済みの状態での前記制御データに基づいて、前記使用モードにおける前記加速運転および前記減速運転が実行される。
減速運転において一定の減速トルクが発生し、それに応じて一定の減速度でロータ速度が減少するならば、加速期間の時間幅が定まれば、減速期間の時間幅はそれに応じて一意に定まる。したがって、調整対象のパラメータは、実質的には加速期間の時間幅のみであるので、調整は一層容易になる。むろん、加速期間の時間幅および減速期間の時間幅を個別に調整してもよい。
この構成によれば、加速期間および減速期間の時間幅を最適化するための調整を自動で行える。前述のとおり、調整対象のパラメータが少ないので、自動調整のためのアルゴリズムは複雑でなく、したがって、調整の自動化が容易である。
ロータ位置を表す制御データとは、具体的には、調整モードで得られるロータ位置検出器の検出値を表すデータ(ロータ位置データ)であってもよい。位置指令を表す制御データとは、具体的には、励磁位置を指令するデータ(位置指令データ)であってもよい。電流指令を表す制御データとは、具体的には、ステッピングモータの巻線電流の指令値を表すデータであってもよい。電圧指令を表す制御データとは、具体的には、ステッピングモータの巻線に印加される電圧の指令値を表すデータであってもよい。これらのデータの一つ以上を用いることにより、使用モードにおいて、調整モードでの巻線電流を再現できる。
この構成によれば、使用モードで実行されるオープンループ制御において、ロータ位置検出器の検出値は用いられないので、使用モードにおける加速運転および減速運転は、ロータ位置検出器の検出精度の影響を受けない。したがって、高精度のロータ位置検出器を必要とすることなく、安定した運転が可能である。
図1Aおよび図1Bは、目標位置まで最短時間で移動して位置決めするための理想的な動作を示す。図1Aは、モータ速度(ロータの回転速度)の理想的な時間変化を表す。図1Bは、モータトルクの理想的な時間変化を表す。目標位置までの移動指令が入力されると、移動方向への最大トルク(最大加速トルク)を発生することによって、最大加速度で加速する。その後、トルクの方向を反転し、移動方向と反対方向への最大トルク(最大減速トルク)を発生することによって、最大減速度で減速する。加速期間および減速期間は、減速期間の終了時にモータ位置(ロータ位置)が目標位置に達して速度が零となるように調整される。減速期間が終了すると、目標位置を励磁して、ロータを目標位置に保持する。
たとえば、ハイブリッド型のステッピングモータは、複数の小歯(ロータ小歯)を周上に一定の小歯ピッチで等間隔配置したロータと、これに対向配置されたステータとを備えている。より具体的には、ロータは、回転軸まわりに小歯ピッチの半分だけずらした2つのロータセグメントを備え、この2つのロータセグメントが回転軸に固定されている。一方のロータセグメントはS極に磁化され、他方のロータセグメントはN極に磁化されている。各ロータセグメントの周上に、一定の小歯ピッチで、複数(たとえば100個)の小歯が等間隔に配置されている。ステータは、ロータと同じ小歯ピッチで配置された複数の小歯(ステータ小歯)を有する複数の主極を備えている。
移動前の初期状態において、AB相励磁によってロータ位置が保持されており、この状態を電気角0度と定義する。第1ステップの指令位置は電気角90度であり、第2ステップの指令位置は電気角180度であり、第3ステップの指令位置は電気角270度であり、第4ステップの指令位置は電気角360度(=0度)である。したがって、2相励磁方式の場合には、第1ステップではB/A相励磁、第2ステップでは/A/B相励磁、第3ステップでは/BA相励磁、第4ステップではAB相励磁がそれぞれ実行される。
調整が不良であると、図3Bに示すように、第3ステップ終了時にロータが目標位置に到達しておらず、第4ステップ(AB相励磁)で目標位置が励磁されることによって、ロータが加速され、ロータ位置の振動が生じる。したがって、位置決め不良となる。
第1~第4ステップにおける位置偏差に基づいてロータ位置に対応する発生トルクを調べた結果を、図2の曲線L5に示す。ただし、曲線L5は、第3ステップの終了時に目標位置に到達して速度零となる理想的なシナリオ(図3A参照)に対応している。
図4A、図4Bおよび図4Cは、最大トルクを用いた加速および減速による最速移動および位置決め動作のための運転パターンを示す。図4Aは、指令位置に対するロータの実位置の偏差(位置偏差)の時間変化を示す。図4Bは、ロータの実位置の時間変化(曲線L11)と、指令位置の時間変化(曲線L12)とを示す。図4Cは、ロータ速度の時間変化を示す。
移動期間の全部において最大トルクを利用できるので、理想的に調整されたフルステップ駆動による位置決めよりも短時間での位置決めが可能である。しかも、フルステップ駆動では、第1ステップ、第2ステップおよび第3ステップの時間幅T1,T2,T3を調整する必要があるのに対して、マイクロステップ駆動による上記の位置決めは、加速期間と減速期間との切り替えタイミング、換言すれば加速期間の時間幅を調整すればよいので、調整が格段に容易である。
図5は、この発明の一実施形態に係るステッピングモータの制御装置の構成例を説明するためのブロック図である。ステッピングモータの制御装置1は、マイクロステップ駆動によってステッピングモータ2を制御する。ステッピングモータ2は、たとえば、2相ハイブリッド型ステッピングモータであってもよい。基本ステップ角は、たとえば0.9度であってもよい。基本ステップ角は、前述のとおり、ロータ小歯ピッチの4分の1に相当する。すなわち、ロータ小歯ピッチが3.6度のときに、基本ステップ角が0.9度となる。ステッピングモータ2には、ロータ位置検出器3(位置センサ)が付属している。ロータ位置検出器3は、ステッピングモータ2のロータシャフトに固定されており、ロータ位置θfbを検出する。
設定器4は、パーソナルコンピュータであってもよい。設定器4は、たとえば、入力装置5、処理装置6および表示装置7を含む。処理装置6は、プロセッサ8および記憶装置9を含む。記憶装置9は、メモリ素子を含んでいてもよく、SDD(ソリッドステートドライブ)やHDD(ハードディスクドライブ)などの補助記憶装置を含んでいてもよい。プロセッサ8は、記憶装置9に格納されたプログラムを実行し、それによって、各種の機能を実現する。とくに、この実施形態では、プロセッサ8は、制御装置1の動作モードを切り替える指令を発生する機能、制御装置1に対してステッピングモータ2の駆動を指令する機能、制御装置1からステッピングモータ2の動作に関するデータを取得する機能、制御装置1のメモリ12に位置指令プロファイルを書き込む機能、制御装置1のメモリ12内の位置指令プロファイルを変更する機能などを実現する。
第1の速度差補償器25および第2の速度差補償器26は、減算器31から出力される速度偏差δωに速度差補償のための比例定数KdiおよびKdoをそれぞれ乗じる。これらの第1の速度差補償器25および第2の速度差補償器26は省かれる場合がある。
このような構成により、演算部11は、ロータ位置指令θcomとロータ位置θfb(実位置)とのいずれかに基づいて電流指令位相θiを計算し、この電流指令位相θiに基づいてA相電流指令IacomおよびB相電流指令Ibcomを生成する。ロータ位置指令θcomに基づいて計算される電流指令位相θiを用いるときには、ロータ位置θfbが用いられないので、通常のオープンループステッピングモータ制御系と同様の制御系となる。
-K+Kv・ωfb<δθ<+K+Kv・ωfb ・・・(1)
θi=θcom+Kdi・δω ・・・(2)
このように、位置偏差δθが式(1)に示す範囲にある場合には、電流指令位相θiがロータ位置指令θcomに基づいて計算され、オープンループ制御が行われる(図7における領域E参照)。
第1の判定器27は、位置偏差δθの範囲が式(1)の範囲を超えたとき、すなわち、δθ>+K+Kv・ωfbもしくはδθ<-K+Kv・ωfbのときにスイッチ素子35を端子b側に接続する。この場合、第2の判定器28は、位置偏差δθと速度偏差δωの符号(正負)が一致した時のみスイッチ素子36をオフするので、結局、以下の条件a~dに応じた4つの電流指令位相θiが計算され(図7における領域A~D参照)、これらが該条件a~dに応じてスイッチ素子35から出力される。
θi=θfb+K+Kv・ωfb ・・・(3)
条件b(領域B):δθ>+K+Kv・ωfb,δθ>0,δω<0
θi=θfb+K+Kv・ωfb+Kdo・δω ・・・(4)
条件c(領域C):δθ<-K+Kv・ωfb,δθ<0,δω<0
θi=θfb-K+Kv・ωfb ・・・(5)
条件d(領域D):δθ<-K+Kv・ωfb,δθ<0,δω>0
θi=θfb-K+Kv・ωfb+Kdo・δω ・・・(6)
式(2)および式(3)~(6)によって演算される電流指令位相θiは、座標変換器29に入力されて、各相についての電流指令Iacom,Ibcomに変換される。
式(2)に従う電流指令位相θiによれば、固定値Kが電気角90度に相当する値であるときに、ステッピングモータ2が最大トルクで指令速度に追従するように加速されることになる。固定値Kが電気角90度に近い値であれば、最大トルクに近いトルクを発生できる。このとき、判別式(1)中に速度補償の項Kv・ωfbを含ませてあるので、巻線インダクタンスによる電流の遅れや演算の遅れを補償した最大トルク発生ポイントでの切り替えが可能になる。
速度偏差抑制項Kdo・δωが必要でないときには、係数Kdo=0とすればよい。この場合には、第2の速度差補償器26および第2のスイッチ素子36は必要ではない。前述の振動抑制項Kdi・δωも不要であれば、さらに、第1の微分器21および減算器31も省かれてもよい。
上記の構成は、ロータ速度ωfbが速度指令ωcomに達していない場合の位置偏差δθ、速度偏差δωの極性判別結果に基づいて、固定値Kに応じた大きなトルクを発生する進角値を使用し、ロータ速度ωfbが速度指令ωcomを超える場合の同極性判別結果に基づいて、上記大きなトルクを発生する進角値に対して、速度偏差δωに係数を乗じた値を加算する(速度偏差δωの極性はδθの極性と逆なので、この加算によって進角値は減少する)。
領域E:-K+F(ωfb)<δθ<+K+F(ωfb)
θi=θcom+Kdi・δω ・・・(7)
領域A:δθ>+K+F(ωfb),δθ>0,δω>0
θi=θfb+K+F(ωfb) ・・・(8)
領域B:δθ>+K+F(ωfb),δθ>0,δω<0
θi=θfb+K+F(ωfb)+Kdo・δω ・・・(9)
領域C:δθ<-K+F(ωfb),δθ<0,δω<0
θi=θfb-K+F(ωfb) ・・・(10)
領域D:δθ<-K+F(ωfb),δθ<0,δω>0
θi=θfb-K+F(ωfb)+Kdo・δω ・・・(11)
図8は、通常のオープンループ制御を行っているときと、前記式(1)~(6)に従ってステッピングモータ2を制御するときとのステッピングモータ2の角度-トルク特性(θ-T特性)を示す。ここでは、K=90度とし、速度補償のための比例定数Kvを零として速度補償を行わない場合を例にとって説明する。
前記式(1)~(6)を適用する場合にも、-90度~+90度の電気角範囲(-0.9度~+0.9度)は、領域E(-K≦δθ≦K)に相当するので、オープンループ制御が行われて、ロータの電気角に応じてトルクが変動する。その一方で、電気角が-90度未満の範囲および電気角が+90度を超える範囲、すなわち、δθ<-Kの範囲および+K<δθの範囲では、電流指令位相θiをロータ位置θfbに基づいて定めるクローズドループ制御(フィードバック制御)となる。そのため、ロータの電気角によらずに、すなわち位置偏差δθによらずに、最大トルクが発生する。
この実施形態において、制御装置1は、複数の運転モードを含み、その複数の運転モードは、調整モードと使用モードとを含む。調整モードは、最速移動および位置決めのための位置指令プロファイルを見出して設定するために用いられる。使用モードは、調整モードで設定されてメモリ12に格納された位置指令プロファイル(使用モードプロファイル)に基づいてステッピングモータ2を運転するために用いられる。
また、式(9)(11)において、速度偏差抑制項Kdo・δωは、トルク偏差を抑制して、速度偏差δωの拡大を抑制する制御を行っている。しかし、加速中および減速中のトルクを常にほぼ最大としたい本実施形態では、速度偏差抑制項は必要ないので、Kdo=0として使用しない。
領域E:-K+F(ωfb)<δθ<+K+F(ωfb)
θi=θcom ・・・(7a)
領域A,B:δθ>+K+F(ωfb)
θi=θfb+K+F(ωfb) ・・・(8a)(9a)
領域C,D:δθ<-K+F(ωfb)
θi=θfb-K+F(ωfb) ・・・(10a)(11a)
調整モードでは、固定値Kが、電気角90度未満の値に定められる。調整モードで適用される固定値Kは電気角60度以上であることが好ましく、電気角70度以上であることがより好ましく、たとえば電気角80度程度またはそれ以上の値であってもよい。
図9A~図9Dは調整モードによる動作例を説明するための図であり、理想的な動作を実現する位置指令プロファイル(調整モードプロファイル)が設定されている例を示す。同じく、図10A~図10Dは調整モードによる動作例を説明するための図であり、減速期間の終了より前にロータ位置が目標位置を超えてしまう場合の動作に対応している。さらに同じく、図11A~図11Dは調整モードによる動作例を説明するための図であり、ロータ位置が目標位置に届く前に減速期間が終了してしまう場合の動作に対応している。図9A,10A,11Aは位置指令プロファイル(調整モードプロファイル)を示し、図9B,10B,11Bは発生トルクの時間変化を示し、図9C,10C,11Cはロータ速度の時間変化を示し、図9D,10D,11Dはロータ位置の時間変化を示す。
調整モードプロファイルを構成するロータ位置指令は、次に説明する第1ステップ、第2ステップおよび第3ステップを実行する指令を構成している。
第3ステップは目標位置でロータを保持する位置保持動作(位置保持運転)であり、第3ステップの指令は位置保持指令である。第3ステップは、第2ステップの終了、すなわち減速期間の終了によって開始される。減速期間の終了時には、ロータ速度は零となり、その状態で第3ステップが開始される。より具体的には、位置保持指令(停止指令)は、目標位置である+3.6度(電気角360度相当)の位置を指令するロータ位置指令θcomであってもよい。このとき、-K+F(ωfb)<δθ<+K+F(ωfb)であるので、オープンループ領域(領域E)となり、電流指令位相θi=θcomとなる。
手動による調整は、次のとおりである。
作業者は、設定器4の入力装置5を操作し、調整モードプロファイル(図9A,10A,11A参照)をメモリ12に書き込んだうえで、制御装置1に対して、調整モードによる位置決め試行運転を指令する。調整モードプロファイルは、具体的には、時系列に従うロータ位置指令を表現した配列変数θcom(n)である。
この位置決め試行運転の際に、ロータ位置検出器3が検出するロータ位置θfbは、インタフェース14を介して、設定器4に入力される。さらに、演算部11でロータ位置θfbを微分して得られるロータ速度ωfbも、インタフェース14を介して、設定器4に入力される。設定器4は、入力されるロータ位置θfbおよびロータ速度ωfbを表示装置7の画面上に表示(たとえばグラフ形式で表示)する(図9C,10C,11C;9D,10D,11D参照)。
適切に調整された電流指令位相θi*の配列変数θi*(n)で表される使用モードプロファイルは、図4Bの曲線L12で表されるようなプロファイルとなる。
作業者が入力装置5を操作して自動調整を指令すると、プロセッサ8は、制御装置1の動作モードを調整モードに設定する(ステップS1)。プロセッサ8は、さらに、記憶装置9から調整モードプロファイルを読み出し、インタフェース14を介して制御装置1のメモリ12に書き込む(ステップS2)。制御装置1のメモリ12に予め調整モードプロファイルが格納されていれば、この処理は省かれてもよい。
このような自動調整を行う機能、すなわち自動調整手段を制御装置1に備えてもよい。すなわち、制御装置1の調整モードは、自動調整を実行する自動調整モードを備えていてもよい。換言すれば、制御装置1が実行するプログラムは、自動調整モードによる調整を実行するように設計されていてもよい。自動調整モードによる調整の実行は、設定器4から指令してもよい。また、自動調整モードによる自動調整を指令するための指令入力装置を制御装置1に備えてもよい。
位置決め試行運転を終えると、演算部11は、適正な位置決め運転が行われたかどうかを判定する(ステップS14)。この判定は、図12のステップS5における判定と同様であってもよい。
図14A、図14Bおよび図14Cは、使用モードでの位置決め動作の一例を示す。図14Aの曲線L21はロータ位置指令θcomの時間変化(すなわち使用モードプロファイル)を表し、曲線L22はロータ位置(実位置)の時間変化を表す。図14Bの曲線L23は位置偏差δθの時間変化を表す。図14Cの曲線L24は、ロータ速度ωfbの時間変化を表す。
使用モードでは、演算部11は、メモリ12に格納されたロータ位置指令θcomの配列変数θcom(n)(使用モードプロファイル)を読み出し、その配列変数θcom(n)に従って、前記式(7a)~(11a)に基づく制御を実行する。ただし、使用モードにおいては、領域A~Eの判別のために用いる固定値Kは、電気角90度とすることが好ましい。
もしも、調整モードにおいて固定値Kを電気角90度とした場合には、使用段階において、ロータの応答が少しでも遅れると、位置偏差δθが電気角90度を超えて、クローズドループ領域に入るおそれがある。クローズドループ領域では、電流指令位相θiは、ロータ位置検出器3で検出されるロータ位置θfbを用いて決定されるから、ロータ位置検出器3の検出精度の影響を受ける。このようなクローズドループ領域での制御を回避し、領域A~Dでもオープンループ制御を行うこととすると、K=90度の場合には、モータ負荷角90度でオープンループ制御を行うことになる。そのため、ロータにわずかでも遅れが生じるとトルクが減少する。それによって、さらに遅れが増大し、脱調してしまうおそれがある。
たとえば、前述の実施形態では、位置指令を入力としてロータ位置を制御する位置制御が行われているが、速度指令を入力としてロータ速度を制御する速度制御、加速度指令を入力としてロータ加速度を制御する加速度制御、トルク指令(電流指令)を入力として発生トルク(巻線電流)を制御するトルク制御、電圧指令を入力として巻線に印加する電圧を制御する電圧制御などの他の制御方式が用いられてもよい。また、これらの制御方式の任意の2つ以上を組み合わせてもよい。
また、調整モードにおいて、ロータ位置θfbのデータを収集し、適切に調整された状態で収集されたロータ位置θfbのデータを、使用モードプロファイルを形成する制御データとして用いてもよい。この場合、使用モードにおいては、加速期間では、制御データに対して固定値+Kを加算してロータ位置指令θcomを求める。また、減速期間では、制御データに対して固定値-Kを加算してロータ位置指令θcomを求める。そして、そのロータ位置指令θcomを用いて、オープンループ制御によるマイクロステップ駆動を実行すればよい。
2 ステッピングモータ
3 ロータ位置検出器
4 設定器
11 演算部
12 メモリ
13 電流制御部
14 インタフェース
Claims (10)
- ロータ位置検出器を備えたステッピングモータをマイクロステップ駆動で制御するステッピングモータの制御装置であって、
前記制御装置は、メモリを備え、調整モードおよび使用モードを含む複数の動作モードを有しており、
前記調整モードにおいて、指令と前記ロータ位置検出器の検出値とに基づいて制御周期毎に演算を行って制御データを生成し、前記制御データにより前記ステッピングモータの巻線電流を制御するクローズドループ制御によって、前記ステッピングモータを加速運転および減速運転し、前記指令を調整することにより前記ステッピングモータの適切な応答が得られたときの時系列に従う前記制御周期毎の前記制御データが前記メモリに保存され、
前記使用モードにおいて、前記調整モードにおいて生成されて前記メモリに保存された前記制御データを時系列に従って制御周期毎に適用して前記ステッピングモータの巻線電流を制御するオープンループ制御により、前記調整モードにおける巻線電流を再現するようにして、前記ステッピングモータを加速運転および減速運転する、ステッピングモータの制御装置。 - 前記調整モードにおける前記クローズドループ制御において、前記ステッピングモータの巻線電流の位相θiが、前記ロータ位置検出器の検出値θfbに所定値±K(ただし、Kは定数であり、前記加速運転および前記減速運転の一方において正符号を付し、前記加速運転および前記減速運転の他方において負符号を付す。)とロータ速度ωfbの関数F(ωfb)とを加えた位相θi=θfb±K+F(ωfb)となるように前記制御データが生成される、請求項1に記載のステッピングモータの制御装置。
- 前記調整モードにおける前記クローズドループ制御において、前記ステッピングモータの巻線電流の位相θiが、前記ロータ位置検出器の検出値θfbに所定値±K(ただし、Kは定数であり、前記加速運転および前記減速運転の一方において正符号を付し、前記加速運転および前記減速運転の他方において負符号を付す。)を加えた位相θi=θfb±Kとなるように前記制御データが生成される、請求項1に記載のステッピングモータの制御装置。
- 前記所定値±Kの絶対値が、電気角で90度未満に相当する値である、請求項2または3に記載のステッピングモータの制御装置。
- 前記所定値±Kの絶対値が、電気角で60度以上に相当する値である、請求項4に記載のステッピングモータの制御装置。
- 前記調整モードにおいて、前記加速運転および前記減速運転によって目標位置に向けてロータを移動させ、前記目標位置でのロータ速度が零になるように、前記加速運転を行う加速期間および前記減速運転を行う減速期間の時間幅を調整し、この調整済みの状態での前記制御データが前記メモリに保存され、前記メモリに保存された前記制御データに基づいて、前記使用モードにおける前記加速運転および前記減速運転が実行される、請求項1~5のいずれか一項に記載のステッピングモータの制御装置。
- 前記調整モードにおいて、前記加速運転および前記減速運転によって目標位置に向けてロータを移動させ、前記目標位置でのロータ速度が零になるように、前記加速運転を行う加速期間および前記減速運転を行う減速期間の時間幅を自動調整する自動調整手段をさらに含む、請求項6に記載のステッピングモータの制御装置。
- 前記調整モードにおいて生成されて前記メモリに保存される制御データは、前記減速運転の後に前記目標位置が励磁安定点となるように前記ステッピングモータの巻線電流を制御する位置保持制御のための制御データを含み、前記調整モードにおいて、前記制御データに従って前記ロータを前記目標位置に位置保持する位置保持運転を行い、
前記使用モードにおいて、前記減速運転の後に、前記調整モードにおける前記位置保持制御のための制御データに基づいて前記ステッピングモータの巻線電流を再現することにより、前記ロータを前記目標位置に位置保持する位置保持運転を行う、請求項6または7に記載のステッピングモータの制御装置。 - 前記制御データが、ロータ位置、位置指令、電流指令および電圧指令のうちの少なくとも一つを表す、請求項1~8のいずれか一項に記載のステッピングモータの制御装置。
- 前記使用モードにおける前記オープンループ制御が、前記ロータ位置検出器の検出値を用いずに行う前記ステッピングモータの巻線電流制御を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載のステッピングモータの制御装置。
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