JP7290855B2 - 仮設足場のl型幅木 - Google Patents

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Description

本発明は、仮設足場のL型幅木に関するものであり、より詳細には、仮設足場の横架材に跨がって連続するように長尺化し、複数の支柱スパンに亘って延在する仮設足場のL型幅木に関するものである。
建築物、土木構造物、プラント設備等の建設工事に使用される仮設足場として、枠組足場、単管足場、楔結合式足場等の各種形式の仮設足場が日本国内において広く普及している(非特許文献1)。一般に、この種の仮設足場は、所定間隔を隔てて建枠又は支柱等を建込み、床付き布枠等の仮設床材を建枠横架材や腕木等(以下、単に「横架材」という。)に係止又は係留して仮設床材を横架材の間に架設又は懸架することにより作業空間又は作業通路を形成するとともに、墜落転落災害や、飛来落下物に起因する災害等を防止すべく、手摺、幅木等を楔結合式支柱、単管パイプ支柱、建枠脚柱等(以下、単に「支柱」という。)の間に架設又は懸架した構成を有する(非特許文献2)。
仮設足場の幅木として、支柱に係止又は係留可能な鉛直板からなる単板型の幅木と、鉛直板及び水平板をL型に連結してなるL型幅木とが知られている。単板型幅木は、例えば、特許文献1及び2に記載される如く、凹凸又は波形の断面形状を有するが、全体的には鉛直な単一の板体であり、専用金具や番線等によって支柱に係止又は係留される。他方、L型幅木は、特許文献3及び4に記載される如く、鉛直板及び水平板を直角に連接したL型断面の幅木であり、単板型幅木と同様、凹凸又は波形の断面形状を有するものも多いが、全体的には鉛直及び水平な板体を直角に連接した構造を有し、支柱又は仮設床材等に支持又は支承される。L型幅木の水平板部分は、一般に、仮設床材の側縁に沿って形成される布方向又は桁方向の隙間を閉塞する。
L型幅木は、その使用において、仮設床材の側縁に沿って延在し、水平板部分によって仮設床材の片側の隙間を閉塞する。水平板部分は、横架材に係止した仮設床材のつかみ金具や、楔結合部の楔部材等と物理的又は位置的に干渉し得るので、水平板部分は、特許文献5に記載される如く、横架材の直前で終端し、或いは、特許文献6及び7に記載される如く、つかみ金具や楔部材等との物理的干渉を回避すべく局部的又は全体的に上方に隆起又は膨出した断面形状を有する。
登録意匠第1560602号公報 登録意匠第1384258号公報 登録意匠第1384246号公報 登録意匠第1397725号公報 特開2007-247261号公報 登録実用新案第3215818号公報 特許第5879454号公報
建築工事標準仕様書・同解説、JASS2、仮設工事(社団法人日本建築学会発行) 仮設工事認定基準とその解説、第8版(一般社団法人仮設工業会発行)
しかしながら、水平板部分を横架材の直前で終端せしめる設計(特許文献5)は、複数の支柱スパンに跨がって延在するL型幅木には適用し難い。また、水平板部分を局部的又は局所的に上方に隆起又は膨出せしめる断面形状(特許文献7)は、現場毎に生じ得るつかみ金具の位置的相違又は形状的相違等に対して所望の如く適応し難い。また、横架材及び支柱の連結部近傍には、上下の支柱を直列に連結するための連結ピン等を含む支柱連結具や、クランプ部材等の緊締具又は緊結具等が配置されることが比較的多く、このような場合、水平板部分を局所的又は局所的に隆起させたとしても、支柱連結具等と鉛直板部分との物理的又は位置的干渉を回避することは困難である。
他方、水平板部分を全体的に大きく上方に隆起又は膨出せしめたL型幅木の構造(特許文献6)によれば、支柱連結具等を隆起部又は膨出部に収容又は内包し得ると考えられるので、L型幅木と支柱連結具との物理的又は位置的干渉を所望の如く回避し得るかもしれない。しかし、このように全体的に大きく隆起又な膨出したL型幅木の断面形状は、水平板部分とつかみ金具、楔部材又は支柱連結具等との物理的又は位置的な干渉が生じない設計の仮設足場においては、実質的に不用又は無用な構成であり、この種の干渉が生じない設計の仮設足場では、このような大形の隆起部又は膨出部を設けず又は解消することが望ましい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、仮設足場の横架材に跨がって連続するように長尺化されるとともに、水平板部分を局部的又は全体的に上方に大きく隆起又は膨出せしめた断面形状を採用することなく、横架材を横断して複数スパンに亘って延在し得るL型幅木を提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明は、支柱(2)、横架材(3)及び仮設床材(4)を組立てた構成を有する仮設足場(1)に設けられ、前記仮設床材の側縁に沿って形成される隙間帯域(β)を閉塞するとともに、前記横架材に跨がって連続するように長尺化し、複数スパンに亘って延在する仮設足場のL型幅木(10)において、
上端部(11a)を前記支柱に当接又は近接するとともに、該支柱の中心軸線(VC)に対して傾斜(θ1)した第1傾斜板部分(11)と、
第1傾斜板部分の下縁部分に一体化し、前記横架材の頂部に着座可能な水平着座面(16)又は湾曲着座面を有する着座部分(14)と、
該着座部分に一体的に連接するとともに、前記横架材の中心軸線(HC)に対して斜め上方に傾斜(θ2)して仮設床材の側に延びる第2傾斜板部分(12)と、
第2傾斜板部分の上縁に一体的に連接し、水平面に対して斜め下方に傾斜(θ3)して該上縁から前記仮設床材の側に延出し、該仮設床材の縁部又は縁部上方域で終端する第3傾斜板部分(13)とを有
第1傾斜板部分の構面(VP)と前記支柱の中心軸線(VC)との相対角度(θ1)は、5~30度の範囲内の角度に設定され、
前記着座部分は、第1及び第2傾斜板部分とともに前記横架材に跨がって連続的に延在して該横架材の頂部に着座し、L型幅木の荷重は、少なくとも部分的に前記横架材によって支持又は支承されることを特徴とする仮設足場のL型幅木を提供する。
本発明の上記構成によれば、L型幅木は、第1~第3傾斜板部分を一体的に接合した構造を有し、仮設床材の作業床のための幅木を第1傾斜板部分によって支柱列の構面又はその近傍に形成し、着座部分によって横架材の頂部に着座し、第1及び第2傾斜板部分によって隙間帯域を閉塞し、第2傾斜板部分を第3傾斜板部分によって仮設床材の上面と実質的に連続せしめる。第2傾斜板部分は、従来のL型幅木の水平板部分に相応する部分であるが、上方に隆起又は膨張する断面を有しない。着座部分は、第1及び第2傾斜板部分とともに横架材に跨がって連続して延在する。第1及び第2傾斜板部分と一体化した着座部分は、横架材の頂部に着座し、L型幅木の荷重は、着座部分を介して、少なくとも部分的に横架材によって支持又は支承される。第1傾斜板部分と支柱との間には、支柱及び横架材の連結領域(α)に配置される支柱の連結ピン(2d)や、楔結合式足場の楔部材(2b)等を収容可能又は内包可能な空間(γ)が形成される。また、第2及び第3傾斜板部分の下側には、仮設床材のつかみ金具又はフック(4a)等の上部又は頂部を収容可能又は内包可能な空間(η)が形成される。従って、本発明のL型幅木によれば、第1及び第2傾斜板部分は、全体的に上方に隆起又は膨出した断面形状を採用することなく、横架材の上方域を横断して横架材の両側のスパンに延在し得る。なお、第3傾斜板部分の先端部(13a)は、仮設床材の上面から上方に若干離間し、第3傾斜板部分の上面と仮設床材との間に僅かな段差又は段部が形成されるが、第3傾斜板部分が仮設床材の上面に向かって下方に傾斜しているので、このような段差又は段部は、足場上の作業、歩行等に対する実質的な障害とはならない。
本発明の上記構成によれば、仮設足場の横架材に跨がって連続するように長尺化されるとともに、水平板部分を局部的又は全体的に上方に大きく隆起又は膨出せしめた断面形状を採用することなく、横架材を横断して複数スパンに亘って延在するL型幅木を提供することができる。
図1は、本発明の好適な実施例に係るL型幅木を備えた仮設足場を部分的に示す斜視図である。 図2は、図1に示す仮設足場を部分的に示す縦断面図である。 図3は、支柱、横架材、仮設床材及びL型幅木の位置関係を示す仮設足場の部分拡大縦断面図であり、図3(A)には、支柱間領域における仮設足場の部分拡大断面図が示されており、図3(B)には、楔結合領域における仮設足場の部分拡大断面図が示されている。 図4は、図1~図3に示すL型幅木の縦断面図である。 図5(A)、図5(B)及び図5(C)は、L型幅木の正面図、I-I’線部拡大図及びII-II線断面図である。 図6(A)及び図6(B)は、L型幅木の背面図及び平面図である。 図7は、L型幅木の端部を拡大して示す斜視図である。 図8は、L型幅木の他の設置形態を示す仮設足場1の部分拡大縦断面図であり、図8(A)には、支柱間領域における仮設足場の部分拡大断面図が示されており、図8(B)には、楔結合領域における仮設足場の部分拡大断面図が示されている。 図9は、L型幅木の製造過程において製造される押出成形直後の押出形材を示す断面図である。 図10は、本発明の他の好適な実施例に係るL型幅木の構造を示す縦断面図である。 図11は、図10に示すL型幅木の端部を拡大して示す斜視図である。 図12は、支柱、横架材、仮設床材及びL型幅木の位置関係を示す仮設足場の部分拡大縦断面図であり、図12(A)には、支柱間領域における仮設足場の部分拡大断面図が示されており、図12(B)には、楔結合領域における仮設足場の部分拡大断面図が示されている。 図13は、図12に示すL型幅木の他の設置形態を示す仮設足場の部分拡大縦断面図であり、図13(A)には、支柱間領域における仮設足場1の部分拡大断面図が示されており、図13(B)には、楔結合領域における仮設足場の部分拡大断面図が示されている。
本発明の好適な実施形態によれば、第1及び第2傾斜板部分の各構面の相対角度(θ4)は、80~100度の範囲内の角度、好ましくは、85~95度の範囲内の角度(例えば、90度)に設定され、第2及び第3傾斜板部分の各構面の相対角度(θ3)は、20~60度の範囲内の角度、好ましくは、30~50度の範囲内の角度(例えば、40度)に設定される。なお、各傾斜板部分の構面は、各傾斜板部分の中心平面と実質的に一致する。
このような構成によれば、本発明に係るL型幅木の応用的又は副次的な使用形態として、第1傾斜板部分を鉛直に配置し、第2傾斜板部分を実質的に水平に配置し、第3傾斜板部分の上面を仮設床材の上面と実質的に連続するようにした状態でL型幅木を設置することも可能である(図8及び図13)。このようなL型幅木の設置形態は、横架材及び支柱の連結部近傍に支柱連結具等が配置されていない形態の仮設足場において好適に採用し得るが、このような設置形態においては、L型幅木は、楔結合式足場の楔部材や、仮設床材のつかみ金具又はフック等の上部又は頂部を収容可能又は内包可能な空間(η)を第2傾斜板部分及び第3傾斜板部分の下側に形成する。従って、本発明のL型幅木は、傾斜板部分を組合せてなるL型幅木として仮設足場に設置し得るだけではなく、所望により、鉛直板部分及び水平板部分より構成される汎用的なL型幅木の代用品としても仮設足場に設置することが可能である
好ましくは、第2傾斜板部分の構面と横架材の中心軸線との相対角度(θ2)は、5~30度の範囲内の角度(例えば、15度)に設定される。更に好ましくは、第3傾斜板部分の先端部と仮設床材の上面との間に形成される間隙の高さ(h1)は、20mm以下の寸法に設定される。
本発明の或る実施形態において、第1、第2及び第3傾斜板部分及び着座部分は、一体成形されたアルミ押出形材からなり、上記水平着座面を上記着座部分に有する。本発明の他の実施形態において、第1、第2及び第3傾斜板部分及び着座部分は、金属板を曲げ成形してなる一体成形部材からなり、上記湾曲着座面は、上記着座部分を構成する曲げ変形部によって形成される
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の好適な実施例に係るL型幅木を備えた仮設足場を部分的に示す斜視図及び縦断面図である。
図1及び図2には、楔結合式の仮設足場1が示されている。仮設足場1は、所定間隔を隔てて配置された鋼管製の楔結合式鉛直支柱2(以下、「支柱2」という。)と、支柱2に楔結合した鋼管製の楔結合式横架材3(以下、「横架材3」という。)と、横架材3によって支持又は支承された鋼製踏板、鋼製布板又は床付き布枠等の仮設床材4と、桁側構面に配置された先行手摺5と、仮設床材4の側縁帯域に配設されたL型幅木10とを有する。本例において、支柱2は、桁方向又は布方向に支柱間隔S(約1.8m)を隔てて配置されるとともに、梁間方向(腕木方向)に約1500mmの支柱間隔Wを隔てて配置される。支柱2には、楔結合用の緊結部2aが所定間隔を隔てて配設される。横架材3及び先行手摺5は、支柱2の緊結部2aに楔結合される。
L型幅木10は、約4mの全長を有するアルミニウム又はアルミニウム合金の押出形材(以下、「アルミ押出形材」という。)からなる。L型幅木10は、横架材3を跨いで二つのスパンに亘って延在する。隣接するL型幅木10の端部同士は、支柱2及び横架材3が楔結合する楔結合領域αにおいて互いに重なり合う。L型幅木10の端部及び中央部は、従来の幅木取付け金具、或いは、金属製の結束線材(番線)等の係留手段(図示せず)によって支柱2に係留される。
図3は、支柱2、横架材3、仮設床材4及びL型幅木10の位置関係を示す仮設足場1の部分拡大縦断面図である。図3(A)には、支柱間隔S(以下、「スパンS」という。)の中間領域(以下、「支柱間領域」という。)における仮設足場1の部分拡大断面図が示されており、図3(B)には、楔結合領域αにおける仮設足場1の部分拡大断面図が示されている。
図3に示す如く、横架材3の楔連結部3aが支柱2の緊結部2aに楔結合される。楔連結部3aは、楔結合用の楔孔又は楔開口(図示せず)を備える。本例において、緊結部2aは、支柱2に一体化した鋼製フランジからなり、緊結部2aには、楔結合用の楔孔又は楔開口(図示せず)が穿設される。楔部材2bが楔連結部3a及び緊結部2aの楔孔又は楔開口に嵌挿される。楔部材2bを殴打して楔孔又は楔開口に圧入することにより、緊結部2a及び楔結合部3aを楔結合して一体化し、これにより、横架材3の端部を支柱2に一体的に連結することができる。
図3には、連結ピン2dを含む支柱連結具2cが破線で示されている。支柱連結具2cは、上下の支柱2を直列に連結する支柱連結機構を構成する。楔結合式足場の場合、支柱連結具2cは、通常は、概ね手摺レベルに位置することから、支柱連結具2cがL型幅木10と干渉する位置に配置される事例は、比較的少ないが、枠組足場等においては、支柱連結具2cは、一般に、図3に破線で示すように支柱及び横架材の連結領域に配置される。本例においては、本発明の理解を容易にすべく、図3に破線で示すように支柱連結具2cを楔結合領域αに配置した事例について主に説明する。
図3(A)に示す如く、仮設床材4のつかみ金具4aが横架材3に係止又は係留された状態では、桁方向又は布方向に延びる隙間帯域βが仮設床材4と支柱2との間に形成される。L型幅木10は、第1乃至第3傾斜板部分11、12、13及び着座部分14から構成される。第1傾斜板部分11と支柱2との間には、桁方向又は布方向に延びる概ね直角三角形断面の空間γが形成される。連結ピン2dは、この空間γに配置されるので、第1傾斜板部分11と連結ピン2dとの位置的又は物理的干渉を回避することができる。着座部分14は、横架材3の頂部に着座し、L型幅木10の荷重は、主として、横架材3によって支持又は支承される。第2傾斜板部分12は着座部分14から斜め上方に延びる。第1及び第2傾斜板部分11、12は、桁方向又は布方向に延び、隙間帯域βを閉塞する。第3傾斜板部分13は、第2傾斜板部分12の上縁部分に位置する屈曲部15から斜め下方に延び、仮設床材4の上側において桁方向又は布方向に延在する。
L型幅木10は、スパンSの支柱間領域では、仮設床材4の外側の隙間帯域βを単体で閉塞するが、図3(B)に示す如く、隣接するL型幅木10が重なり合った幅木端部では、重なり合う二体のL型幅木10の端部によって隙間帯域βを閉塞する。
図4は、L型幅木10の縦断面図である。図4において、支柱2及び横架材3は破線で示されている。図5(A)、図5(B)、図5(C)、図6(A)及び図6(B)は、L型幅木10の正面図、I-I’線部拡大図、II-II線断面図、背面図及び平面図である。図7は、L型幅木10の端部を拡大して示す斜視図である。
図4に示す如く、第1傾斜板部分11の構面VPは、支柱2の中心軸線VC(従って、鉛直方向又は鉛直面)に対して角度θ1の傾斜角をなして傾斜する。第1傾斜板部分11は、その下縁部分に位置する連接部17を介して着座部分14の一端部に連続する。着座部分14の他端部は、第2傾斜板部分12の下縁部分に位置する連接部18を介して第2傾斜板部分12に連続する。第2傾斜板部分12の構面HPは、横架材3の中心軸線HC(従って、水平方向又は水平面)に対して角度θ2の傾斜角をなして仮設床材4の側に延びる。第2傾斜板部分12は、その上縁部分に位置する屈曲部15を介して第3傾斜板部分13の上縁部分に連続する。第3傾斜板部分13の構面EPは、第2傾斜板部分12の構面HPに対して角度θ3の傾斜角をなして斜め下方に延びる。図3に示す如く、第3傾斜板部分12は、つかみ金具4aの位置を超えて仮設床材4の縁部上方域に延びる。
図3に示す如く、第2傾斜板部分13は、平面視において仮設床材4の縁部帯域と少なくとも部分的に重なる。第3傾斜板部分13の先端部13aは、仮設床材4の上面から僅かに間隔を隔てた位置に配置される。先端部13aと仮設床材4の上面との間隔h1は、好ましくは、20mm以下、更に好ましくは、15mm以下に設定される。
好ましくは、角度θ1、θ2(図4)は5~30度の範囲内の角度に設定され、角度θ3は20~60度の範囲内の角度に設定される。本例において、角度θ1、θ2は、約15度に設定され、角度θ3は約40度に設定される。第1傾斜板部分11の構面VPと第2傾斜板部分12の構面HPとがなす角度θ4(図4)は、好ましくは、80~100度の範囲内、更に好ましくは、85~90度の範囲内の角度に設定される。本例において、角度θ4は約90度に設定される。
図4に示すように、第1傾斜板部分11の上縁部分11aは支柱2に当接する。上縁部分11aは、厚さ4~10mm、例えば、厚さ約6mmの厚さTを有するC形又はチャンネル形の中空断面により補強される。同様のC形又はチャンネル形中空断面による補強構造部11bが、第1及び第2傾斜板部分11、12の接合部分に配設される。図5~図7に示す如く、番線固定用の番線挿通孔11cがL型幅木10の端部及び中央部において上縁部分11a及び補強構造部11bに穿設される。また、第1傾斜板部11の両端部には、荷役・運搬機具の荷吊り部を係止可能な荷吊り用の開口部11dが穿設される。
第1傾斜板部分11は、補剛用の湾曲部11fによって補強される。また、第1及び第2傾斜板部分11、12には、長手方向に延びる複数の補強リブ11e、12eが形成される。更に、第3傾斜板部分13は、リブ状断面を有する屈曲部15及び先端部13aにより補強される。
前述のとおり、L型幅木10は、着座部分14の着座面16を横架材3の頂部に着座せしめることにより、横架材3によって支持又は支承される(図3及び図4)。従来の幅木取付け金具によってL型幅木を支柱2に係止し、所望により、金属製の結束線材(番線)等を番線挿通孔11cに挿通してL型幅木10を支柱2に結束し、これにより、L型幅木10を仮設足場1にしっかりと固定することができる。
図4の部分拡大図に示すとおり、着座面16は、横架材3の中心軸線HCと平行な幅D1(D1=約5~15mm(本例では約8mm))の平坦面であり、横架材3の頂部レベルの水平面内に位置する。着座面16は、角度θ5(θ5=θ1+90度)をなして第1傾斜板部分11に連接し、角度θ2をなして第2傾斜板部分12に連接する。


図3に示すとおり、第1傾斜板部分11と支柱2との間に形成される空間γは、連結ピン2dや、楔部材2dの頭部(打撃部)を内包又は収容し、第2傾斜板部分12の下側の空間ηは、つかみ金具4aの上部又は頂部を内包又は収容するので、L型幅木10は、連結ピン2d、楔部材2d及びつかみ金具4aと位置的又は物理的に干渉することなく、隙間帯域βを閉塞することができる。
図8は、L型幅木10の他の設置形態を示す仮設足場1の部分拡大縦断面図である。図8(A)には、スパンSの支柱間領域における仮設足場1の部分拡大断面図が示されており、図8(B)には、楔結合領域αにおける仮設足場1の部分拡大断面図が示されている。
L型幅木10は、図3に示す設置形態のみならず、第1傾斜板部分11を鉛直に配向し且つ第2傾斜板部分12を水平に配向した状態で仮設足場1に配置する設置形態においても、図8に示す如く、好適に使用し得る。例えば、図8に示す仮設足場1は、支柱連結具2c及び連結ピン2dを楔結合領域αに備えておらず、従って、L型幅木10は、空間γを実質的に形成しない状態で支柱2と仮設床材4との間に設置し得る。このような設置形態では、第1傾斜板部分11の構面VPは支柱2と平行に配置され(従って、鉛直に配向され)、第2傾斜板部分12の構面HPは横架材3と平行に配置される(従って、水平に配向される)。第2傾斜板部分12の下側の空間ηは、楔部材2bを収容するとともに、つかみ金具4aの頂部又は上部を概ね内包又は収容し、或いは、第3傾斜板部分13によってつかみ金具4aを覆い、足場上の作業空間からつかみ金具4aを隠蔽する。かくして、L型幅木10は、傾斜板部分11、12を垂直・水平にした設置形態(即ち、従来のL型幅木のように傾斜板部分11を鉛直板部分として使用し、傾斜板部分12を水平板部分として使用した設置形態)においても、楔部材2d及びつかみ金具4aによって設置を妨げられることなく、仮隙間帯域βを閉塞することができる。
図9は、L型幅木10の製造過程において製造される押出成形直後の押出形材を示す断面図である。
前述のとおり、本例のL型幅木10は、アルミ押出形材の一体成形品である。本例において、L型幅木10は、図9に示す如く、二つのL型幅木をボックス形態に組合せた断面形状の押出形材Mとして押出加工装置のダイス(金型)より押し出される。押出形材Mは、二体のL型幅木10を接合部Jによって一体的に接合したボックス状又は筒状の中間製品である。押出形材Mは切断線Kに沿って切断され、接合部Jの残部は除去され、これにより、L型幅木10が製作される。
図10は、本発明の他の好適な実施例に係るL型幅木10’の構成を示す縦断面図であり、図11は、L型幅木10’の端部を拡大して示す斜視図である。また、図12は、支柱2、横架材3、仮設床材4及びL型幅木10’の位置関係を示す仮設足場1の部分拡大縦断面図であり、図13は、L型幅木10’の他の設置形態を示す仮設足場1の部分拡大縦断面図である。図12(A)及び図13(A)には、スパンSの支柱間領域における仮設足場1の部分拡大断面図が示されており、図12(B)及び図13(B)には、楔結合領域αにおける仮設足場1の部分拡大断面図が示されている。なお、各図において、図1~図9(実施例1)に示す各構成要素又は構成部材と実質的に同一又は同等の構成要素又は構成部材については、同一の参照符号が付されている。
上記のとおり、実施例1のL型幅木10は、アルミ押出成形品として一体成形されたものであるが、本例のL型幅木10’は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の金属製の板体(以下、「金属板」という。)を曲げ加工してなる曲げ成形品である。このため、L型幅木10’は、前述の補強リブを備えておらず、着座部14は、板体の曲げ変形により形成される1~2mm程度の微少な曲率半径の湾曲面からなり、平坦な着座面を備えておらず、この他の曲げ部分又は補強・補剛部分も又、同様の曲率半径で曲げ成形した曲げ変形部からなる。
実施例1のL型幅木10と同様、L型幅木10’は、図10~図12に示す如く、第1乃至第3傾斜板部分11、12、13及び着座部分14を有し、使用において、着座部分14を横架材3の頂部に着座するとともに、第1傾斜板部分11と支柱2との間に概ね直角三角形断面の空間γを形成し、これにより、第1傾斜板部分11と連結ピン2dとの位置的又は物理的干渉を回避するように構成される。第2傾斜板部分12は着座部分14から斜め上方に延び、傾斜板部分11、12は隙間帯域βを閉塞する。第3傾斜板部分13は、第2傾斜板部分12の上縁部分に位置する屈曲部15から斜め下方に延び、仮設床材4の上側において桁方向又は布方向に延在する。
また、L型幅木10’は、前述の実施例と同様、第1傾斜板部分11を鉛直に配向し且つ第2傾斜板部分12を水平に配向した状態で仮設足場1に配置した設置形態においても、図13に示す如く、好適に使用し得る。
L型幅木10’の他の構成又は構造も又、実施例1のL型幅木10の構成と実質的に同一又は同等に設計されるので、実施例1の説明を引用することにより、重複した説明を省略する。
以上、本発明の好適な実施形態及び実施例について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変形又は変更が可能である。
例えば、上記実施例は、本発明に係るL型幅木を楔結合式足場において使用した構成のものであるが、前述のとおり、本発明に係るL型幅木は、枠組足場、単管足場等の他の形式の足場においても同様に使用し得るものである。
また、上記実施例の楔結合式足場は、フランジ形緊結部及び楔部材を備えた構成のものであるが、支柱のポット形又は凹形緊結部と、横架材の凸形緊結部とから構成される楔結合構造を備えた楔結合式足場において、本発明のL型幅木を使用しても良い。
更に、L型幅木の各部構造については、本発明に適合する限りにおいて、従来の任意の形態、寸法又は設計を適宜採用することができ、また、押出形材の補剛リブの断面性状及び寸法等や、曲げ成形材の屈曲部の断面性状及び寸法等については、本発明に適合する限りにおいて、任意の設計を採用することができる。
加えて、上記実施例では、L型幅木は、アルミ押出形材又はアルミ曲げ成形品であるが、他の金属の成形品であっても良く、また、押出成形や曲げ成形以外の成形方法によりL型幅木を製作しても良い。
本発明は、柱、横架材及び仮設床材を組立てた構成を有する仮設足場に設けられ、仮設床材の側縁に沿って形成される隙間帯域を閉塞するとともに、横架材に跨がって連続するように長尺化し、複数スパンに亘って延在するL型幅木に適用される。本発明によれば、水平板部分を局部的又は全体的に上方に大きく隆起又は膨出せしめた断面形状を採用することなく、横架材を横断して複数スパンに亘って延在するL型幅木を提供し得る。また、本発明のL型幅木は、傾斜板部分を組合せてなるL型幅木として仮設足場に設置し得るだけではなく、鉛直板部分及び水平板部分より構成される汎用的なL型幅木としても仮設足場に設置することができるので、その実用的価値は、顕著である。
1 楔結合式仮設足場
2 楔結合式鉛直支柱
2a 緊結部
2b 楔部材
2c 支柱連結具
2d 連結ピン
3 楔結合式横架材
3a 楔連結部
4 仮設床材
4a つかみ金具
5 先行手摺
10、10’ L型幅木
11、12、13 第1~第3傾斜板部分
11a 上縁部分
11b 補強構造部
11c 番線挿通孔
11d 荷吊り用開口部
11e、12e 補強リブ
11f 湾曲部
13a 先端部
14 着座部分
15 屈曲部
16 着座面
17、18 連接部
α 楔結合領域
β 隙間帯域
γ、η 空間
θ1~θ5 角度
S 支柱間隔(スパン)
W 支柱間隔
h1 間隔(高さ方向)
VP、HP、EP 構面
VC、HC 中心軸線

Claims (6)

  1. 支柱、横架材及び仮設床材を組立てた構成を有する仮設足場に設けられ、前記仮設床材の側縁に沿って形成される隙間帯域を閉塞するとともに、前記横架材に跨がって連続するように長尺化し、複数スパンに亘って延在する仮設足場のL型幅木において、
    上端部を前記支柱に当接又は近接するとともに、該支柱の中心軸線に対して傾斜した第1傾斜板部分と、
    第1傾斜板部分の下縁部分に一体化し、前記横架材の頂部に着座可能な水平着座面又は湾曲着座面を有する着座部分と、
    該着座部分に一体的に連接するとともに、前記横架材の中心軸線に対して斜め上方に傾斜して仮設床材の側に延びる第2傾斜板部分と、
    第2傾斜板部分の上縁に一体的に連接し、水平面に対して斜め下方に傾斜して該上縁から前記仮設床材の側に延出し、該仮設床材の縁部又は縁部上方域で終端する第3傾斜板部分とを有
    第1傾斜板部分の構面と前記支柱の中心軸線との相対角度は、5~30度の範囲内の角度に設定され、
    前記着座部分は、第1及び第2傾斜板部分とともに前記横架材に跨がって連続的に延在して該横架材の頂部に着座し、L型幅木の荷重は、少なくとも部分的に前記横架材によって支持又は支承されることを特徴とする仮設足場のL型幅木。
  2. 第1及び第2傾斜板部分の各構面の相対角度は、80~100度の範囲内の角度に設定され、第2及び第3傾斜板部分の各構面の相対角度は、20~60度の範囲内の角度に設定されることを特徴とする請求項1に記載のL型幅木。
  3. 第2傾斜板部分の構面と前記横架材の中心軸線との相対角度は、5~30度の範囲内の角度に設定されることを特徴とする請求項2に記載のL型幅木。
  4. 第1、第2及び第3傾斜板部分及び前記着座部分は、一体成形されたアルミ押出形材からなり、前記水平着座面を前記着座部分に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のL型幅木。
  5. 第1、第2及び第3傾斜板部分及び前記着座部分は、金属板を曲げ成形してなる一体成形部材からなり、前記湾曲着座面は、前記着座部分を構成する曲げ変形部によって形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のL型幅木。
  6. 第3傾斜板部分の先端部と前記仮設床材の上面との間には、高さ寸法20mm以下の間隙が形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のL型幅木。
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