JP2014040746A - 幅木およびこれを用いた足場 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅木の支柱への設置作業をより簡単に行う。
【解決手段】非固定位置にある幅木5の一端側の第1の固定用ロッド8の操作部8cが操作されることで第1の固定用ロッド8がほぼ90度回動され、第1の固定用ロッド8が起立位置に設定される。次に、操作部8cが右方へ引かれることにより、第1の固定用ロッド8が幅木5の長手方向に移動して固定位置に設定される。このとき、第1の支柱固定部8dがロッド支持ガイド部9aの切欠部9c内に進入し、第1の固定用ロッド8は切欠部9cにより固定位置に保持される。この状態で幅木5が持ち上げられて第2の支柱固定部8eと水平上端部6bおよび第2鉛直部本体6eとの間が一方の支柱2に嵌合され、幅木5が支柱2に固定される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えば建築現場等の高所作業現場において組み立てられるとともに作業者が作業を容易に行うために載る足場に用いられる幅木の技術分野およびこの幅木を用いた足場の技術分野に関するものである。
例えば建築現場等の高所作業現場において作業を行うにあたり、従来、足場が組み立てられるとともに、この足場に作業者が載って作業を行っている。このような足場には、作業者が載る足場板の長手方向の両側縁に沿って幅木が設けられている。この幅木により、作業者が安全に作業を行うことができるとともに、足場板から工具等の物体が落下することが抑制できる。
従来の幅木として、鉛直部と水平部とからなるL字状の幅木が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の幅木では、鉛直部は平板状に形成されるとともに、水平板はその大部分が平板状に形成されかつ鉛直部と反対側の側縁部が折曲されている。そして、この幅木は、鉛直部および水平部のいずれもが足場板の上面内に位置するように配設されている。その場合、幅木は、水平部の折曲部が足場板の上面に当接するとともに鉛直部が支柱にクランプされて設置される。
また、支柱にクランプが取り付けられるとともに、このクランプに取り付けられた外れ止めのストッパに幅木の鉛直部に設けられた係止孔が押入係止されることで、幅木が支柱に取り付けられる。
従来の他の幅木として、単一の帯状金属板材の上端を外側に水平に折り曲げ加工されかつ下端を内側に水平に折り曲げ加工されて横断面が略クランク形状に形成されるとともに、平板状のフックが取り付けられたスライド杆が幅木の鉛直部に幅木の長手方向に摺動可能にかつばねで幅木の端から突出する方向に付勢されて設けられ、足場板の長手方向の側縁に支持され、かつ幅木の端から突出したフックが支柱を把持することで支柱に取り付けられる幅木が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3987055号公報。 特開2010−248728号公報。
ところで、特許文献1に記載の幅木では、幅木の鉛直部が足場板の真上に位置するとともに単なる平板状に形成されているため、作業者が立つ領域である踏み代の幅(長手方向と直交する方向の長さ)が足場板の幅(長手方向と直交する方向の長さ)に規制されてしまう。このため、特許文献1に記載の幅木では、作業者の踏み代の幅が足場板の幅以下に限定される。このように踏み代の幅が足場板の幅以下に限定されると、作業スペースが制限されて作業者の作業がスムーズに行うことは難しく、作業効率が悪いものとなっている。
また、特許文献1に記載の幅木では、幅木を支柱に取り付けるにあたっては、ストッパを有するクランプを支柱に取り付けた後、このストッパに幅木の鉛直部に設けた係止孔を挿入係止する必要がある。このため、幅木の支柱への設置作業が繁雑となり作業工数が多くなるばかりでなく、長尺の幅木を持って比較的小さな係止孔をストッパに挿入しなければならないので、一人の作業者のみで設置作業を行うことは容易ではない。このため、作業効率が悪いものとなっている。
一方、特許文献2に記載の幅木では、特許文献1に記載の幅木の場合と同様に、幅木の鉛直部が足場板の長手方向側縁の略真上に位置するとともに単なる平板状に形成されているため、踏み代の幅が足場板の幅以下に限定されると、作業スペースが制限されて作業者の作業がスムーズに行うことは難しく、作業効率が悪いものとなっている。
また、特許文献2に記載の幅木では、フックを有するスライド杆がばねで幅木の端から突出する方向に付勢されるため、ばねが必要となる。このため、部品点数が多くなるとともに、幅木の鉛直部へのスライド杆の取り付け作業が煩雑となり取り付け作業効率が悪いものとなっている。しかも、平板状のフックが幅木の鉛直部から水平方向に大きく突出するため、複数枚の幅木を重ねようとすると、フックが他の幅木と干渉して嵩張るばかりでなく重ねた幅木が不安定となる。このため、複数枚の幅木をコンパクトにかつ安定して重ねて束ねることが難しく、複数枚の幅木の梱包、幅木の保管、および作業現場への幅木の運搬がいずれも効率の悪いものとなっている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、幅木の支柱への設置作業をより簡単に行うことができる幅木およびこれを用いた足場を提供することである。
本発明の他の目的は、コンパクトにかつ安定して重ねて束ねることを可能にして梱包、保管、および運搬の効率化を図ることができる幅木およびこれを用いた足場を提供することである。
本発明の更に他の目的は、足場板の幅より踏み代の幅をより大きくして作業性を向上することができる幅木およびこれを用いた足場を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明に係る幅木は、金属製平板を横断面略L字状に折曲して鉛直部と水平部とを有しかつ長尺状に形成され、前記鉛直部が鉛直方向または略鉛直方向に設置されるとともに前記水平部が水平方向または略水平方向に設置され、前記鉛直部が前記水平部と反対側で幅木固定手段により支柱に固定されて足場板とともに用いられる幅木において、前記幅木固定手段が、前記鉛直部との間に前記支柱を嵌合して前記支柱に前記幅木を固定する固定位置と前記支柱に前記幅木を固定しない非固定位置との間で移動可能な固定ロッドと、前記固定ロッドを幅木の長手方向に摺動可能にかつ回動可能に支持ガイドする固定ロッド支持ガイド部を有するとともに前記鉛直部に取り付けられる取付部を有する固定ロッド支持部とを備え、前記固定ロッド支持ガイド部に、前記固定ロッドを前記固定位置に保持する固定位置保持部が設けられていることを特徴としている。
また、本発明に係る幅木は、前記鉛直部に、前記幅木固定手段が収容される幅木固定手段収容部が設けられ、前記幅木固定手段収容部が前記鉛直部の前記支柱側と反対側に凹む凹部により形成され、前記幅木固定手段収容部の前記凹部の少なくとも一側の側壁は拡開する方向に傾斜する傾斜面を有するとともに、前記幅木固定手段収容部の前記凹部の深さが前記非固定位置にある前記幅木固定手段の最大高さより大きく設定されていることを特徴としている。
更に、本発明に係る幅木は、前記鉛直部に、作業者の踏込可能な領域を拡大する踏み代拡大部が設けられ、前記踏み代拡大部が前記鉛直部に前記足場板から離れる方向に凹む凹部により形成されていることを特徴としている。
更に、本発明に係る幅木は、前記幅木固定手段収容部の前記凹部と前記踏み代拡大部の凹部との間に傾斜部が設けられ、前記幅木固定手段収容部の前記傾斜面が前記傾斜部により形成されていることを特徴としている。
一方、本発明に係る足場は、少なくとも長尺略矩形状の4角に配設される4本の支柱と、前記4本の支柱のうち、長尺略矩形状の短辺側に配設された2本の支柱間および長尺略矩形状の短辺側に配設された他の2本の支柱間にそれぞれ架設される支持ブラケットと、前記支持ブラケットに支持される長尺略矩形状の足場板と、前記足場板の長手方向の両側縁に沿ってそれぞれ配設される幅木と、前記幅木がいずれも前述の本発明の幅木のいずれか1つの幅木であり、前記足場板の長手方向の両側縁に沿う前記幅木が、それぞれ、それらの前記水平部の一部が前記足場板の長手方向の対応する側縁の上面に当接されて設置されていることを特徴としている。
このように構成された本発明に係る幅木によれば、固定用ロッドを固定位置に保持する固定位置保持部が設けられる。これにより、幅木の支柱への設置時に固定位置保持部により固定用ロッドを固定位置に保持した状態で幅木の支柱への設置作業を行うことが可能となる。したがって、幅木の設置作業が簡単になり、一人の作業者で幅木を支柱および支持ブラケットに容易に設置することができるようになる。しかも、特許文献2に記載の幅木のようにフックを有するスライド杆を付勢するばね等の特別な部品を不要にでき、部品点数を削減できるとともに幅木の組み立て作業が簡単になる。
更に、本発明に係る幅木は、鉛直部に設けられて幅木固定手段を収容する幅木固定手段収容部を有する。そして、幅木固定手段収容部が鉛直部の支柱側と反対側に凹む凹部により形成され、幅木固定手段収容部の凹部の少なくとも一側の側壁が拡開する方向に傾斜する傾斜面を有するとともに、幅木固定手段収容部の凹部の深さが非固定位置にある幅木固定手段の最大高さより大きく設定される。これにより、幅木固定手段を非固定位置にした状態で幅木固定手段収容部内に完全に収容させることが可能となる。したがって、本発明の幅木を複数枚重ねても、1枚目の幅木の幅木固定手段収容部内に、隣接する次の2枚目の幅木の鉛直部の幅木固定手段収容部を進入させることができる。以下、3枚目以降の幅木の鉛直部の幅木固定手段収容部も順次それより前の幅木の幅木固定手段収容部内に進入させることができる。その結果、複数枚の幅木をコンパクトにかつ安定した状態でテープ等の緊締具で束ねることが可能となり、幅木の梱包、保管、および運搬の効率化を効果的に図ることが可能となる。
更に、作業者の踏込可能な領域を拡大する踏み代拡大部が幅木の鉛直部に設けられる。その場合、踏み代拡大部は鉛直部に足場板から離れる方向に凹む凹部により形成される。この踏み代拡大部により、足場の踏み代を足場板の幅より効果的に増大させることが可能となる。
一方、本発明の足場によれば、本発明の幅木を用いているので設置作業が効率よく行うことができるとともに足場の踏み代が増大するので、高所作業等の足場を用いた作業の作業性を効果的に向上させることが可能となる。
(a)は、本発明にかかる幅木の実施の形態の一例を用いた足場の一例を模式的にかつ部分的に示す正面図、(b)は(a)における部分平面図である。 (a)は、本発明にかかる幅木の実施の形態の一例を部分的に示す正面図、(b)は(a)における部分平面図、(c)は(a)における右側面図である。 (a)は幅木固定手段を示す正面図、(b)は(a)における左側面図、(c)は(a)における右側面図である。 (a)は幅木固定手段の作動を説明する部分正面図、(b)は(a)における左側面図である。 (a)は幅木固定手段の非固定位置にある状態を示す正面図、(b)は(a)における左側面図、(c)は幅木固定手段の非固定位置から固定位置への設定動作の途中の状態を示す正面図、(d)は(c)における左側面図、(e)は幅木固定手段の固定位置に設定された状態を示す正面図、(f)は(e)における左側面図である。 互いに長手方向に隣接する2枚の幅木の支柱への設置状態を部分的に示す図である。 (a)は複数枚の幅木を重ねて緊締具で束ねた状態を示す正面図、(b)は(a)における平面図(上面図)、(c)は(a)における右側面図である。 (a)は本発明の足場の実施の形態の他の例を示す正面図、(b)は(a)における部分平面図である。
以下、図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。
図1(a)は、本発明にかかる幅木の実施の形態の一例を用いた足場の一例を模式的にかつ部分的に示す正面図、図1(b)は図1(a)における部分平面図、図2(a)は、本発明にかかる幅木の実施の形態の一例を部分的に示す正面図、図2(b)は図2(a)における部分平面図、図2(c)は図2(a)における右側面図である。
図1(a)および(b)に示すように、この例の足場1は、少なくとも長尺略矩形状の4角に配設されるとともに鉛直方向に設置された公知の所定数(少なくとも、4本)の支柱2、長尺略矩形状の短辺側に対向して配設される一対の支柱2,2間に架設された横材である公知の支持ブラケット3、支持ブラケット3に支持された長尺略矩形状の公知の足場板4、および足場板4の各両側縁部4a,4aとこれらの側縁部4a,4aにそれぞれ対応する支柱2,2との間に足場板4の長手方向に沿って配設されてこの足場板4とともに用いられるこの例の一対の幅木5,5を備える。
図2(a)ないし(c)に示すように、幅木5は1枚の鋼板あるいは高張力鋼板等の金属製帯状平板をプレス加工等により横断面略L字状に折曲して鉛直部6と水平部7とを有しかつ長尺状に形成されている。その場合、一対の幅木5,5は、それぞれそれらの水平部7,7が水平方向または略水平方向に互いに対向しかつ鉛直部6が鉛直方向上方または略鉛直方向上方に向くように設置される。
鉛直部6は、その長手方向の長さが水平部7の長手方向の長さより長く形成されている。これにより、鉛直部6の長手方向両端部は水平部7が存在しなく鉛直部6のみとなっている。その場合、水平部7が存在しない鉛直部6の下端部は略180度に折り曲げられて折曲部6aとされている。これにより、水平部7が存在しない鉛直部6の下端は湾曲したR部となっている。
この鉛直部6は、上端部に略L字状に折曲されて水平方向または略水平方向に延設された水平上端部6b、この水平上端部6bの一方の側縁に連続して鉛直方向下方または略鉛直方向下方に延設された第1鉛直部本体6c、第1鉛直部本体6cの下端に連続して鉛直方向下方にかつ水平方向で水平上端部6bの延設側に傾斜する傾斜面を有する傾斜部6d、傾斜部6dの下端に連続して鉛直方向下方にまたは略鉛直方向下方に延設された第2鉛直部本体6eを有している。
そして、水平上端部6bと第1鉛直部本体6cと傾斜部6dとにより、第1鉛直部本体6cの水平上端部6b側(つまり、支柱2側と反対側)に凹部からなる固定用ロッド収容部6f(本発明の幅木固定手段収容部に相当)が形成されている。また、傾斜部6dと第2鉛直部本体6eと水平部7とにより、第1鉛直部本体6cの水平部7側に足場板4から離れる方向に凹む凹部からなる踏み代拡大部6gが水平部7に隣接して形成される。したがって、傾斜部6dが固定用ロッド収容部6fと踏み代拡大部6gとの間に設けられる。この踏み代拡大部6gにより、足場1における作業者の踏込可能な領域が拡大される。
水平部7は、鉛直部6の第2鉛直部本体6eの下端に連続して略水平方向に折曲されて設けられている。その場合、鉛直部6と水平部7との折曲部の端は湾曲したR部とされているとともに前述の鉛直部6の折曲部6aの下端と同一直線上に位置している。この水平部7は水平部7の長手方向の第1および第2の折れ線7a,7bに沿ってそれぞれへ字状(山形状)に小さい折曲角度で折曲されている。水平部7はこのように折曲されることで水平部7の強度が高められている。この水平部7は作業者に踏まれる部分である。また、第2の折れ線7bに沿って折曲されることで、幅木5の設置状態で水平部7の鉛直部6と反対側の側縁7cが足場板4の上面4bに安定してほぼ密着されるとともに水平部7と足場板4との間に生じる段差がほとんど生じないようになる。これにより、足場板4の上面4bおよび水平部7の上面7dに立って作業する作業者が水平部7の側縁7cにつまづくことが抑制され、作業者は作業を容易にかつ安定して行うことが可能となる。
また、水平部7は、長手方向の両端部で側縁7c側に形成された第1および第2の切り欠き7e,7fを有する。図1(b)に示すように、これらの第1および第2の切り欠き7e,7fは、各水平部7,7の足場板4への設置時に、足場板4に設けられかつ支持ブラケット3に設けられたボックス状でかつ截頭四角錐台形状の一対の支持部3a,3aにそれぞれ嵌合支持された公知の截頭四角錐台形状の一対の固定くさび4c,4cに干渉するのを防止する。これにより、幅木5の水平部7の側縁7cが足場板4の上面4bに更に効果的に安定してほぼ密着される
図2(a)ないし(c)、図3(a)ないし(c)に示すように、幅木5は、その長手方向の一端5a側に配設された第1の固定用ロッド8(本発明の固定ロッドに相当)および第1のロッド支持ブラケット9(本発明の固定ロッド支持部に相当)を有している。第1の固定用ロッド8および第1のロッド支持ブラケット9は、本発明の幅木固定手段を構成している。第1の固定用ロッド8は細長い金属製のロッドから折曲されて形成されている。これにより、第1の固定用ロッド8には、摺動被支持部8a、固定部8b、および操作部8cが設けられている。
摺動被支持部8aは幅木5の長手方向に摺動可能にかつ摺動被支持部8aの中心軸線まわりに回動可能に配設されている。また、固定部8bは、摺動被支持部8aの一端から直角またはほぼ直角に折曲された第1の支柱固定部8dと、この第1の支柱固定部8dから直角またはほぼ直角に折曲されて摺動被支持部8aと平行または略平行に延設された第2の支柱固定部8eとを有する。第2の支柱固定部8eの先端部には、先端に向かって拡開するように傾斜する傾斜面で形成されたガイド面8fが形成されている。更に、操作部8cは、摺動被支持部8aの他端から所定の角度(図示例では、直角またはほぼ直角)に折曲されて形成されている。その場合、摺動被支持部8a、固定部8b、および操作部8cは、同一平面内または略同一平面内に配置される。そして、第1の固定用ロッド8は、幅木5の設置時に対応する支柱2を第1および第2の支柱固定部8d,8eにより把持してこの幅木5を支柱2に固定する。
第1のロッド支持ブラケット9は略半円筒状のロッド支持ガイド部9a(本発明の固定ロッド支持ガイド部に相当)と取付部9bとを有する。ロッド支持ガイド部9aはその内周面で、第1鉛直部本体6cの第1のロッド支持ブラケット9設置側面と協働して第1の固定用ロッド8の摺動被支持部8aを幅木5の長手方向(図2(a)および図3(a)において左右方向)に摺動可能にかつ摺動被支持部8aの中心軸線まわりに回動可能に支持して第1の固定用ロッド8をガイドする。また、取付部9bは、第1鉛直部本体6cの水平上端部6b側にねじあるいはボルト等の固着具10により固定されてこのロッド支持ガイド部9aを第1鉛直部本体6cに取り付ける。第1のロッド支持ブラケット9が鉛直部6に取り付けられた状態では、ロッド支持ガイド部9aの長手方向が幅木5の長手方向と平行または略平行にされる。
図3(a)、図4(a)および(b)に示すように、第1のロッド支持ブラケット9のロッド支持ガイド部9aは、鉛直部6の長手方向一端側のロッド支持ガイド部9aの端部の上部に設けられて切欠部9cを有する。
図3(b)および(c)に示すように、第1の固定用ロッド8および第1のロッド支持ブラケット9において、固定部8bおよび操作部8cが第1鉛直部本体6cの水平上端部6b側に当接した状態では、第1の固定用ロッド8および第1のロッド支持ブラケット9は固定用ロッド収容部6f内に完全に収容されるようになっている。すなわち、固定用ロッド収容部6fの深さD(mm)は、固定部8bおよび操作部8cが第1鉛直部本体6cの水平上端部6b側に当接した状態(つまり、第1の固定用ロッド8の非固定位置)での第1の固定用ロッド8および第1のロッド支持ブラケット9の最大高さH(mm)より大きく設定されている(D>H)。
第1の固定用ロッド8は、図3(a)ないし(c)に実線で示す非固定位置と図3(a)ないし(c)に二点鎖線で示す固定位置との間で移動可能に設けられる。第1の固定用ロッド8の非固定位置は、固定部8bおよび操作部8cが第1鉛直部本体6cの水平上端部6b側に当接またはほぼ当接した位置である。一方、第1の固定用ロッド8の固定位置は、図4(a)に実線で示すように非固定位置から略90度回転した後、第1の支柱固定部8dが幅木5の長手方向に摺動してロッド支持ガイド部9aの切欠部9c内に進入し、第1の支柱固定部8dがロッド支持ガイド部9aの切欠部9cにおける端9dに当接した位置である。第1の固定用ロッド8の固定位置では、第1の支柱固定部8dがロッド支持ガイド部9aの切欠部9cにおける両側縁9e,9fに当接する。これにより、第1の固定用ロッド8は固定位置に保持される。したがって、切欠部9cは第1の固定用ロッド8の固定位置保持部を構成している。そして、第1の固定用ロッド8は幅木5の非設置(非使用)時に非固定位置に設定されるとともに、幅木5の設置(使用)時に固定位置に設定される。
更に図2(a)ないし(c)に示すように、幅木5は、その長手方向の他端5b側に配設された第2の固定用ロッド11および第2のロッド支持ブラケット12を有している。第2の固定用ロッド11は第1の固定用ロッド8と同様に細長い金属製のロッドから折曲されて形成されている。これにより、第2の固定用ロッド11には、摺動被支持部11a、固定部11b、および操作部11cが設けられている。
摺動被支持部11aは幅木5の長手方向に摺動可能にかつ摺動被支持部11aの中心軸線まわりに回動可能に配設されている。また、固定部11bは、摺動被支持部11aの一端から直角またはほぼ直角に折曲された第1の支柱固定部11dと、この第1の支柱固定部11dから直角またはほぼ直角に折曲されて摺動被支持部11aと平行または略平行に延設された第2の支柱固定部11eとを有する。第2の支柱固定部11eの先端部には、先端に向かって拡開するように傾斜する傾斜面で形成されたガイド面11fが形成されている。更に、操作部11cは、摺動被支持部11aの他端から所定の角度(図示例では、直角またはほぼ直角)に折曲されて形成されている。その場合、摺動被支持部11a、固定部11b、および操作部11cは、同一平面内または略同一平面内に配置される。そして、第2の固定用ロッド11は、幅木5の設置時に対応する支柱2(第1の固定用ロッド8により幅木5が固定される支柱11と幅木5の長手方向に隣接する支柱2)を第1および第2の支柱固定部11d,11eにより把持して幅木5をこの支柱2に固定する。
第2のロッド支持ブラケット12はロッド支持ガイド部12aと取付部12bとを有する。ロッド支持ガイド部12aは、第2の固定用ロッド11の摺動被支持部11aを幅木5の長手方向(図2(a)および図3(a)において左右方向)に摺動可能にかつ摺動被支持部11aの中心軸線まわりに回動可能に支持して第2の固定用ロッド11をガイドする。また、取付部11bは、第1鉛直部本体6cの水平上端部6b側にねじあるいはボルト等の固着具13により固定されてロッド支持ガイド部12aを第1鉛直部本体6cに取り付ける。第2のロッド支持ブラケット12が鉛直部6に取り付けられた状態では、ロッド支持ガイド部12aの長手方向が幅木5の長手方向と平行または略平行にされる。第2のロッド支持ブラケット12のロッド支持ガイド部12aには、第1のロッド支持ブラケット9の切欠部9cと同様の切欠部は設けられていない。したがって、第2のロッド支持ブラケット12のロッド支持ガイド部12aの長手方向の長さは、第1のロッド支持ブラケット9のロッド支持ガイド部9aの長手方向の長さより、切欠部が設けられない分短くなっている。第1の固定用ロッド8と第2の固定用ロッド11との他の構成は互いに同じである。
図示しないが、第1の固定用ロッド8および第1のロッド支持ブラケット9の場合と同様に、第2の固定用ロッド11および第2のロッド支持ブラケット12において、固定部11bおよび操作部11cが第1鉛直部本体6cの水平上端部6b側に当接した状態では、第2の固定用ロッド11および第2のロッド支持ブラケット12は固定用ロッド収容部6f内に完全に収容されるようになっている。すなわち、固定用ロッド収容部6fの深さD(mm)は、固定部11bおよび操作部11cが第1鉛直部本体6cの水平上端部6b側に当接した状態での第2の固定用ロッド11および第2のロッド支持ブラケット12の最大高さH(mm)より大きく設定されている(D>H)。なお、第2の固定用ロッド11および第2のロッド支持ブラケット12の最大高さH(mm)は図示されないが、説明の便宜上、第1の固定用ロッド8および第1のロッド支持ブラケット9の最大高さH(mm)と同じHを用いる。
第2の固定用ロッド11も、第1の固定用ロッド8と同様に図2(c)に二点鎖線で示す非固定位置と同図に実線で示す固定位置とが設定されている。その場合、第2の固定用ロッド11の非固定位置および固定位置は、第1の固定用ロッド8の非固定位置および固定位置と同じように設定されている。しかし、ロッド支持ガイド部12aがロッド支持ガイド部9aの切欠部9cと同様の切欠部を有していないので、第2の固定用ロッド11はロッド支持ガイド部12aのみでは固定位置に保持された状態にはされない。そして、第2の固定用ロッド11は、第1の固定用ロッド8と同様に、幅木5の非設置(非使用)時に非固定位置に設定されるとともに、幅木5の設置(使用)時に固定位置に設定される。
この例の足場1においては、足場板4の幅(長手方向に直交する方向の長さ)W1(mm)は対向する一対の支柱2,2間の距離L(mm)より短く設定されている。そこで、一対の幅木5,5が前述のように設置されることで足場1における作業者の踏み代が増大されている。特に、図1(b)に示すように幅木5に踏み代拡大部6gが設けられることで、足場1の踏み代W2(mm)が足場板4の幅W1(mm)より効果的に増大される。
次に、このように構成されたこの例の幅木5の設置作業について説明する。
まず図5(a)および(b)に実線で示す非固定位置にある幅木5の一端側の第1の固定用ロッド8の操作部8cが1人の作業者により操作されることで第1の固定用ロッド8がほぼ90度回動され、第1の固定用ロッド8は図5(c)および(d)に実線で示す起立位置に設定される。次に、操作部8cが作業者により幅木5の長手方向中央の方(図5(e)において右方)へ引かれることにより、第1の固定用ロッド8は幅木5の長手方向に移動して図5(e)および(f)に実線で示す固定位置に設定される。このとき、第1の支柱固定部8dがロッド支持ガイド部9aの切欠部9c内に進入し、前述のように第1の固定用ロッド8は固定位置に保持される。
次に、このように第1の固定用ロッド8が固定位置に保持された状態で、作業者により幅木5が持ち上げられて第2の支柱固定部8eと水平上端部6bおよび第2鉛直部本体6eとの間が一方の支柱2に嵌合される。このとき、第2の支柱固定部8eの先端にガイド面8fが形成されているので、支柱2を第2の支柱固定部8eと水平上端部6bおよび第2鉛直部本体6eとの間に比較的スムーズに嵌合させることが可能となる。
また、第1の固定用ロッド8の第1の支柱固定部8dがロッド支持ガイド部9aの切欠部9cにおける端9dに当接しているので、第1の固定用ロッド8が幅木5の長手方向に移動することはない。こうして、一方の支柱2が第2の支柱固定部8eと水平上端部6bおよび第2鉛直部本体6eとの間に嵌合されて把持される。こうして、幅木5の鉛直部6が水平部7と反対側で第1の固定用ロッド8により固定される。
次に、幅木5はこの状態が保持された状態で、作業者により第2の固定用ロッド11が略90度回動されて固定位置に設定される。そして、作業者により第2の固定用ロッド11が固定位置に保持された状態で、第2の支柱固定部11eと水平上端部6bおよび第2鉛直部本体6eとの間が他方の支柱2に嵌合される。そして、幅木5は、図1(b)に示すように鉛直部6の下端の折曲部6aが支持ブラケット3に当接されるとともに、水平部7の側縁7cが足場板4の上面4bに当接される。こうして、幅木5が一対の支柱2,2および支持ブラケット3に設置される。
次に、一対の支柱2,2に設置された幅木5に幅木5の長手方向に隣接して他の幅木5を設置する場合には、図6に示すように既に設置された幅木5の水平上端部6bの下に他の幅木5の水平上端部6bが位置される。すなわち、既に設置された幅木5の水平部7が存在しない鉛直部6に、他の幅木5の水平部7が存在しない鉛直部6の一部が重ね合わされる。そして、前述と同様に他の幅木5が第2の固定用ロッド11により支柱2に固定されて設置される。
このように構成されたこの例の幅木5によれば、第1鉛直部本体6cの水平部7側に凹部からなる踏み代拡大部6gが形成される。この踏み代拡大部6gにより、足場1の踏み代W2(mm)を足場板4の幅W1(mm)より効果的に増大させることが可能となる。れる。
また、ロッド支持ガイド部9aの切欠部9cで形成されて第1の固定用ロッド8を固定位置に保持する固定位置保持部が設けられている。これにより、幅木5の支柱2への設置時に固定位置保持部により第1の固定用ロッド8を固定位置に保持した状態で幅木5の支柱2への設置作業を行うことが可能となる。したがって、幅木5の設置作業が簡単になり、ロッド支持ガイド部9aに切欠部9cを単に設けるだけという簡単な構成で、一人の作業者により幅木5を支柱2および支持ブラケット3に容易に設置することができるようになる。しかも、特許文献2に記載の幅木のようにフックを有するスライド杆を付勢するばね等の特別な部品を不要にでき、部品点数を削減できるとともに幅木の組み立て作業が簡単になる。
更に、第1の固定用ロッド8および第1のロッド支持ブラケット9を収容する固定用ロッド収容部6fが第1鉛直部本体6cに設けられている。その場合、固定用ロッド収容部6fの深さD(mm)が、固定部8bおよび操作部8cが第1鉛直部本体6cの水平上端部6b側に当接した状態での第1の固定用ロッド8および第1のロッド支持ブラケット9の最大高さH(mm)より大きく設定されている(D>H)。これにより、固定部8bおよび操作部8cが第1鉛直部本体6cの水平上端部6b側に当接した状態で、第1の固定用ロッド8および第1のロッド支持ブラケット9を固定用ロッド収容部6f内に完全に収容させることが可能となる。また、第1鉛直部本体6cの下端側に傾斜部6dが設けられている。したがって、固定用ロッド収容部6fを構成する凹部の水平上端部6bと反対側の側面を傾斜部6dの傾斜面とすることができる。そして、固定用ロッド収容部6fの深さD(mm)と前述の最大高さH(mm)との関係、および固定用ロッド収容部6fを構成する凹部における傾斜部6dの傾斜面とにより、図7(a)ないし(c)に示すようにこの例の幅木5を複数枚(図示例では5枚)重ねても、1枚目の幅木5の固定用ロッド収容部6f内に、次の2枚目の幅木5の第1鉛直部本体6cを進入させることができる。以下、3枚目以降の幅木5の第1鉛直部本体6cも順次それより前の幅木5の固定用ロッド収容部6f内に進入させることができる。その場合、隣接する幅木5の水平上端部6bどうしが面接触するとともに、隣接する幅木5の傾斜部6dの傾斜面どうしが面接触する。これにより、複数枚の幅木5をコンパクトにかつ安定した状態でテープ等の緊締具14で束ねることが可能となる。したがって、幅木5の梱包、保管、および運搬の効率化を効果的に図ることが可能となる。
一方、この例の足場1によれば、前述の例の幅木5を用いているので設置作業が効率よく行うことができるとともに足場の踏み代が増大するので、高所作業等の足場を用いた作業の作業性を効果的に向上させることが可能となる。
図8(a)は本発明の足場の実施の形態の他の例を示す、図1(a)と同様の正面図、図8(b)は図8(a)における、図1(a)と同様の部分平面図である。
前述の例の足場1では、足場板4を支持ブラケット3に支持するために足場板4に固定くさび4c,4cが設けられているが、図8(a)および(b)に示すように、この例の足場1ではくさび4c,4cに代えて、足場板4に一対の公知の略C字状のフック4d,4dが設けられている。そして、これらのフック4d,4dがともに支持ブラケット3に上方から掛けられて足場板4が支持ブラケット3に支持される。
ところで、このような略C字状のフック4d,4dは足場板4を鉛直方向には確実に支持ブラケット3に支持するが、支持ブラケット3の長手方向には摺動し易い。また、支柱2が足場板4の長手方向の一側縁側のみに配設されて足場板4の長手方向の他側縁側には配設されない状態で、足場1が組み立てられて使用される場合がある。このような場合、フック4d,4dが支持ブラケット3を支柱2が配設されない方向に摺動して、足場板4が支持ブラケット3から脱落することがある。このため、図8(a)および(b)に示すように従来からストッパ3bが支持ブラケット3に設けられ、足場板4が支持ブラケット3から脱落するのを防止している。これにより、フック4d,4dが支持ブラケット3を摺動しても、フック4d,4dはこのストッパ3bに当接してそれ以上の摺動が阻止される。
本発明の幅木5がこのような支持ブラケット3を備える足場1に適用された場合、ストッパ3bが幅木5に干渉することが考えられる。そこで、図8(a)に示すようにこの例の幅木5では、ストッパ3bが踏み代拡大部6g内に収容可能になっている。したがって、本発明の幅木5がストッパ3bを有する支持ブラケット3を備える足場1に適用された場合、ストッパ3bが幅木5に干渉することが防止される。すなわち、踏み代拡大部6gは、ストッパ3bが幅木5に干渉することを防止するストッパ干渉防止部をも構成している。これにより、幅木5を安定してより確実に設置可能となる。
なお、前述の例では幅木5の鉛直部6の上端部が水平方向または略水平方向に延設された水平上端部6bとされているが、鉛直部6の上端部は傾斜部6dと逆方向に傾斜する傾斜部にして、固定用ロッド収容部6fが拡開するようにすることもできる。要するに、本発明の幅木は、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内で種々設計変更可能である。
本発明の幅木および足場は、それぞれ、例えば建築現場等の高所作業現場において組み立てられるとともに作業者が作業を容易に行うために載る足場に用いられる幅木および足場に好適に利用することができる。
1…足場、2…支柱、3…支持ブラケット、3a…支持部、4…足場板、4a…側縁部、4b…上面、4c…固定くさび、5…幅木、5a…長手方向の一端、6…鉛直部、6a…折曲部、6b…水平上端部、6c…第1鉛直部本体、6d…傾斜部、6e…第2鉛直部本体、6f…固定用ロッド収容部、6g…踏み代拡大部、7…水平部、8…第1の固定用ロッド、8a…摺動被支持部、8b…固定部、8c…操作部、8d…第1の支柱固定部、8e…第2の支柱固定部、8f…ガイド面、9…第1のロッド支持ブラケット、9a…ロッド支持ガイド部、9b…取付部、9c…切欠部、9d…端、9e,9f…側縁、10…固着具、11…第2の固定用ロッド、11a…摺動被支持部、11b…固定部、11c…操作部、11d…第1の支柱固定部、11e…第2の支柱固定部、11f…ガイド面、12…第2のロッド支持ブラケット、12a…ロッド支持ガイド部、12b…取付部、13…固着具、14…緊締具

Claims (5)

  1. 金属製平板を横断面略L字状に折曲して鉛直部と水平部とを有しかつ長尺状に形成され、前記鉛直部が鉛直方向または略鉛直方向に設置されるとともに前記水平部が水平方向または略水平方向に設置され、前記鉛直部が前記水平部と反対側で幅木固定手段により支柱に固定されて足場板とともに用いられる幅木において、
    前記幅木固定手段は、前記鉛直部との間に前記支柱を嵌合して前記支柱に前記幅木を固定する固定位置と前記支柱に前記幅木を固定しない非固定位置との間で移動可能な固定ロッドと、前記固定ロッドを幅木の長手方向に摺動可能にかつ回動可能に支持ガイドする固定ロッド支持ガイド部を有するとともに前記鉛直部に取り付けられる取付部を有する固定ロッド支持部とを備え、
    前記固定ロッド支持ガイド部に、前記固定ロッドを前記固定位置に保持する固定位置保持部が設けられていることを特徴とする幅木。
  2. 前記鉛直部に、前記幅木固定手段が収容される幅木固定手段収容部が設けられ、
    前記幅木固定手段収容部は前記鉛直部の前記支柱側と反対側に凹む凹部により形成され、前記幅木固定手段収容部の前記凹部の少なくとも一側の側壁は拡開する方向に傾斜する傾斜面を有するとともに、前記幅木固定手段収容部の前記凹部の深さが前記非固定位置にある前記幅木固定手段の最大高さより大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載の幅木。
  3. 前記鉛直部に、作業者の踏込可能な領域を拡大する踏み代拡大部が設けられ、
    前記踏み代拡大部は前記鉛直部に前記足場板から離れる方向に凹む凹部により形成されていることを特徴とする請求項2に記載の幅木。
  4. 前記幅木固定手段収容部の前記凹部と前記踏み代拡大部の凹部との間に傾斜部が設けられ、
    前記幅木固定手段収容部の前記傾斜面は前記傾斜部により形成されていることを特徴とする請求項3に記載の幅木。
  5. 少なくとも長尺略矩形状の4角に配設される4本の支柱と、
    前記4本の支柱のうち、長尺略矩形状の短辺側に配設された2本の支柱間および長尺略矩形状の短辺側に配設された他の2本の支柱間にそれぞれ架設される支持ブラケットと、
    前記支持ブラケットに支持される長尺略矩形状の足場板と、
    前記足場板の長手方向の両側縁に沿ってそれぞれ配設される幅木と、
    前記幅木はいずれも請求項1ないし4のいずれか1に記載の幅木であり、
    前記足場板の長手方向の両側縁に沿う前記幅木は、それぞれ、それらの前記水平部の一部が前記足場板の長手方向の対応する側縁の上面に当接されて設置されていることを特徴とする足場。
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