JP7286562B2 - 着脱式保温装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内部の温度等を一定範囲に保つことが可能な保温装置に関するものであり、特に、物品を搬送する際に使用することが望ましい保温装置に関するものである。
持ち運び可能な保温容器として、クーラボックスや、特許文献1に開示された携帯型簡易冷却装置が知られている。
これらの保温容器は、例えば肉や魚等の生鮮食品を運搬する用途や、飲料を冷えたままの状態で目的地まで運ぶ用途に利用される場合がある。
また、食品を温かい状態のままで目的地まで運ぶ用途に、保温容器が使用される場合もある。
保温容器は、業務用としても使用されている。
業務用の保温容器においても、一般に冷凍機やヒータ等の温調機器は搭載されておらず、蓄熱材(保冷材を含む)や氷、ドライアイスなどによって容器内の温度が一定範囲に保たれる。
例えば、冷凍食品を宅配する場合には、大型の保温容器に蓄熱材等を詰めこみ、出荷元の冷蔵庫から冷凍食品を取り出して当該保温容器に冷凍食品を入れる。そしてトラック等で保温容器を目的地まで搬送する。
目的地に到着すると、より小型の保温容器に冷凍食品を詰め替え、必要に応じて蓄熱材を入れる。そして小型の保温容器を人手で運び、家庭等に届ける。
特開2003-130515号公報
従来技術の保温容器は、多くの場合、蓄熱材等が必要であり、かつその必要量が多い場合がある。そのため保温容器の収容空間に占める蓄熱材等の容積が大きく、搬送物を収容する空間が実質的に狭くなるという問題がある。
加えて従来技術の保温容器は、蓄熱材等が入っているので重いという問題がある。また蓄熱材等の入れ替えに時間がかかる。さらに、蓄熱材等の予冷や予熱が手間であるという問題がある。
また、搬送物によっては、常温状態を維持して運ぶ必要があるものがある。例えば、薬品(医薬品、試薬、工業用薬品など)、血液や細胞、尿、便等の検体、移植用の細胞や臓器等には、常温で輸送することが必要な物もある。
例えばドライアイスや蓄冷材を使用した保温容器でこれらの搬送物を搬送すると、搬送物が過冷却状態となってしまう懸念がある。
一方、蓄熱材等を使用しなければ、保温容器内の環境が外気の影響を受けて変化してしまう場合がある。
本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、内部の温度を維持することが可能であり、且つ搬送物の持ち運びが容易な着脱式保温装置を提供することを課題とするものである。
上記した課題を解決するための態様は、空調手段を有する本体部と、物品を内部に収容可能な可搬容器部を有する着脱式保温装置であって、前記可搬容器部は、前記本体部に対して着脱自在であり、前記本体部に送気口と吸気口が設けられ、前記可搬容器部に空気導入孔と排気孔が設けられ、前記本体部と前記可搬容器部の位置決めを行う位置決め手段を有し、前記位置決め手段により、前記送気口と前記空気導入孔の位置合わせ、及び前記排気孔と前記吸気口の位置合わせが可能であることを特徴とする着脱式保温装置である。
上記した課題を解決するための具体的態様は、空調手段を有する本体部と、物品を内部に収容可能な可搬容器部を有する着脱式保温装置であって、前記可搬容器部は、前記本体部に対して着脱自在であり、前記本体部に送気口と吸気口が設けられ、前記可搬容器部に空気導入孔と排気孔が設けられ、前記本体部と前記可搬容器部の位置決めを行う位置決め手段を有し、前記位置決め手段により、前記送気口と前記空気導入孔の位置合わせ、及び前記排気孔と前記吸気口の位置合わせが可能であり、前記送気口及び/又は前記吸気口を閉じた状態で、前記空調手段を駆動して前記本体部内を空調することが可能であり、前記本体部及び前記可搬容器部にそれぞれ温度センサーを有し、前記本体部に対する前記可搬容器部の着脱に応じて測定に使用する温度センサーの切り替えを行うことを特徴とする着脱式保温装置である。
本態様の着脱式保温装置は、本体部と、可搬容器部に分かれている。可搬容器部は、本体部に対して着脱自在であり、可搬容器部を本体部から取り外して単独で持ち運ぶことができる。
本態様の着脱式保温装置では、本体部に空調手段がある。また本体部には送気口と吸気口が設けられ、可搬容器部には空気導入孔と排気孔がある。
本態様の着脱式保温装置では、本体部の送気口と可搬容器部の空気導入孔の位置を合わせ、同様に可搬容器部の排気孔と本体部の吸気口の位置を合わせた状態で、可搬容器部を本体部に装着する。その結果、空調手段を有する本体部の内部と、可搬容器部の内部が環状に繋がる。
この状態で本体部側の空調手段を起動すると、空調された空気が、本体部の送気口から排出され、可搬容器部の空気導入口から可搬容器部内に入る。そして、可搬容器部内の空気は、可搬容器部の排気孔から排出され、本体部の吸気口から本体部に戻り、可搬容器部内の環境が目標環境に維持される。
本態様の着脱式保温装置は、位置決め手段を有しており、本体部と可搬容器部の位置決めを行うことができ、位置決め手段により、送気口と空気導入孔の位置合わせ、および排気孔と吸気口の位置合わせを容易に行うことができる。
上記した態様において、前記本体部にレール部が設けられ、前記可搬容器部に前記レール部と係合する被係合部があり、前記レール部と前記被係合部によって前記位置決め手段が構成されることが望ましい。
本態様によると、可搬容器部の被係合部を本体部のレールに係合させ、可搬容器部をレールに沿って直線移動させて、可搬容器部の空気導入孔及び排気孔の位置を本体部の送気口と吸気口の位置に合わせることができる。
上記した各態様において、前記本体部及び/又は前記可搬容器部に凹部が設けられ、前記可搬容器部及び/又は前記本体部に前記凹部と係合可能な凸部が設けられており、前記凹部と前記凸部よって前記位置決め手段が構成されることが望ましい。
ここで凹部及び凸部は、レールや溝の様に、長手方向に連続するものであってもよい。また独立した突起や凹みであってもよい。
本態様によると、可搬容器部と本体部の位置合わせが容易である。
上記した各態様において、前記本体部に前記可搬容器部が当接可能なガイド板があり、当該ガイド板が前記位置決め手段として機能することが望ましい。
本態様によると、可搬容器部と本体部の位置合わせが容易である。
上記した各態様において、前記本体部に前記可搬容器部の側面と接触可能な転がり部材と当該転がり部材を支持する支持部材があり、前記転がり部材が前記位置決め手段として機能することが望ましい。
転がり部材には、例えばローラー、コロ、ベアリング、球等があげられる。本態様によると、可搬容器部と本体部の位置合わせが容易である。
上記した各態様において、前記本体部が縦壁部を有し、前記縦壁部に前記送気口と前記吸気口の少なくともいずれかがあることが望ましい。
本態様の着脱式保温装置では、本体部が縦壁部を有している。また縦壁部に送気口と吸気口の少なくともいずれかがある。本態様の着脱式保温装置は、可搬容器部の側面を本体部の縦壁部に押し当てることによって、可搬容器部と本体部を結合することができる。
上記した各態様において、前記本体部は底部を有し、前記底部が前記可搬容器部を載置する載置部を構成し、前記底部に前記送気口と前記吸気口の少なくともいずれかがあることが望ましい。
本態様の着脱式保温装置では、本体部が底部を有している。また当該底部に送気口と吸気口の少なくともいずれかがある。本態様の着脱式保温装置は、可搬容器部を本体部の底部に置くことによって、可搬容器部と本体部を結合することができる。
上記した各態様において、前記空気導入孔及び/又は前記排気孔を封鎖する蓋部材を有することが望ましい。
本態様の着脱式保温装置によると、可搬容器部を本体部から取り外した際に、可搬容器部の空気導入孔等を蓋部材で塞ぐことができる。そのため、可搬容器部の密閉性が確保され、可搬容器部内の環境が外気による影響を受けにくい。
前記本体部は底部と縦壁部を有し、前記底部及び/又は前記縦壁部に前記空調手段が内蔵されていることが望ましい。
本態様によると、本体部で空調することができる。
上記した各態様において、前記送気口及び/又は前記吸気口を閉じた状態で、前記空調手段を駆動して前記本体部内を空調することが可能であることが望ましい。
例えば、前記本体部内で空気を循環させる内部空気循環路と、前記本体部と前記可搬容器部との間で空気を循環させる外部空気循環路とを切り替える切り替え手段を有することが望ましい。
本態様によると、空気循環路内で空調空気を循環させて空調し、空気の予熱や予冷等をすることが可能である。
本発明の着脱式保温装置は、内部の温度を維持することが可能であり、且つ搬送物の持ち運びが容易である。
本発明の実施形態の着脱式保温装置の斜視図である。 図1の着脱式保温装置の分解斜視図である。 図1の着脱式保温装置の本体部を図2とは異なる方向から観察した斜視図である。 図1の着脱式保温装置の内部構造を概念的に説明する断面図である。 本発明の他の実施形態の着脱式保温装置の分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の本体部の斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の本体部の縦壁部と可搬容器部の側壁の断面図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の分解斜視図である。 本発明のさらに他の実施形態の着脱式保温装置の内部構造を概念的に説明する断面図であり、(a)は、通常モードで運転している際の状態を示し、(b)は、予熱・予冷モードで運転している際の状態を示す。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。本実施形態の着脱式保温装置1は、物品を一定の環境下においた状態で搬送する用途に使用されるものである。搬送する物品は限定されるものではなく、例えば、薬品(医薬品、試薬、工業用薬品など)や、細胞等の検体、食品などを搬送する用途に使用することができる。
本実施形態の着脱式保温装置1は、図1、図2の様に、本体部2と、可搬容器部3によって構成されている。
本体部2は、図4の様に空調手段(空調機器20)を有するものである。可搬容器部3は、図4の様に内部に収容空間32を有する断熱容器である。
以下、本体部2及び可搬容器部3の構造について説明する。
本体部2は、図1、図2の様に、正面形状が略「L」字状を呈している。
即ち本体部2は、底部5と、縦壁部6を有している。底部5は、高さの低い直方体であり、上面は、略水平面である。底部5を上から見ると長方形であり、平行な長辺と平行な短辺を有している。底部5の上面は、可搬容器部3を載置する載置面13として機能する。
底部5の下面には、防振材7が装着されている。防振材7は、例えば防振ゴムで作られた脚である。
底部5の正面には、操作盤8が設けられている。操作盤8は、設定温度や設定湿度を入力するものである。操作盤8の位置は任意である。
縦壁部6は、底部5の一方の短辺側(奥側)から垂直方向に立設されたものである。縦壁部6の載置面13側の面(内面側)には、図3の様に送気口10と吸気口11が開口している。本実施形態では、送気口10と吸気口11は、斜めの位置に配列されているが、送気口10と吸気口11のレイアウトは任意であり、後記する実施形態の様に、横並びや上下並びの配置であってもよい。
本体部2は、断熱壁で構成されている。本体部2の内部には、図4の様にダクトや仕切りがあり、一連の通風空間が形成されている。
即ち、本体部2内には、吸気口11に繋がる縦壁側吸入通路15と、当該縦壁側吸入通路15と連続する底部側吸入通路16と、空調機器配置部17と、縦壁側排気通路18があり、当該縦壁側排気通路18が縦壁部6に開口する送気口10に繋がっている。
そして空調機器配置部17に空調機器20が配置されている。
本実施形態では、空調機器20は、加湿装置21、冷却装置22及び加熱装置23によって構成されている。
また、縦壁側排気通路18内であって、送気口10の近傍の位置に、送風機25が設けられている。
本実施形態の着脱式保温装置1では、重量の大きい空調機器20が底部5に配置されているので、安定感がある。なお空調機器20の位置は、底部5に限定されるものではなく、縦壁部6に空調機器20の一部又は全部が収容されていてもよい。
また縦壁側排気通路18内であって、送気口10の近傍の位置に、温度センサー26と湿度センサー27が設けられている。
次に、可搬容器部3について説明する。可搬容器部3は、図2、図4の様に、公知のクーラボックスに似た構造を有する断熱容器である。可搬容器部3は、公知のクーラボックスと同様に筐体本体30と蓋(蓋部材)31を有し、内部に収容空間32がある。
筐体本体30及び蓋31は、いずれも発泡樹脂等の断熱性を有する素材で作られている。
筐体本体30に蓋31を装着した状態においては、可搬容器部3は、天面、底面及び4側面が断熱壁で覆われる。また筐体本体30には、取っ手33が設けられている。
本実施形態の可搬容器部3の特徴的構成として、一つの側面に、空気導入孔40と排気孔41が設けられている。空気導入孔40及び排気孔41は、いずれも収容空間32と外部を連通するものである。可搬容器部3の空気導入孔40は、本体部2の送気口10に対応する位置に設けられている。また可搬容器部3の排気孔41は、本体部2の吸気口11に対応する位置に設けられている。
また可搬容器部3の付属品として、空気導入孔40と排気孔41を封鎖する蓋55がある(図2参照)。
本実施形態の着脱式保温装置1では、可搬容器部3を本体部2の正規の位置に設置すると、可搬容器部3の空気導入孔40と本体部2の送気口10の位置が合って連通し、可搬容器部3の排気孔41と本体部2の吸気口11の位置が合って連通する(図4参照)。
また本実施形態の着脱式保温装置1では、可搬容器部3の空気導入孔40と本体部2の送気口10の位置合わせ、及び可搬容器部3の排気孔41と本体部2の吸気口11の位置合わせを容易にすべく、位置決め手段50(図2参照)が設けられている。
本実施形態の着脱式保温装置1では、レール51と、被係合部52によって位置決め手段50が構成されている。
本実施形態では、本体部2の底部5の上面(載置面13)にレール51が2条設置されている。
レール51は、底部5の短辺を基端とし、縦壁部6側に向かって長辺に対して平行に伸びている。なおレール51は、長手方向に連続する凸部の一例でもある。
一方、可搬容器部3の底面には、凹溝状の被係合部52が2列、形成されている。被係合部52は、可搬容器部3の底面の対向する短辺を繋ぐものであり、長辺に対して平行に伸びている。2列の被係合部52の間隔は、前記したレール51の間隔と等しい。
なお被係合部52は、長手方向に連続する凹部の一例でもある。レール51と被係合部52は、一対のものである。
本実施形態においては、空気導入孔40と排気孔41から蓋55を外し、本体部2のレール51に可搬容器部3の被係合部52を係合させた状態で、可搬容器部3を底部5に載置する。そしてその状態で、人力で可搬容器部3を縦壁部6に向かって押し動かす。その結果、可搬容器部3の側面が、縦壁部6と当接し、可搬容器部3の空気導入孔40の位置が本体部2の送気口10の位置と合い、可搬容器部3の排気孔41の位置が本体部2の吸気口11の位置と合う。
そのため、本実施形態の着脱式保温装置1では、可搬容器部3の空気導入孔40と本体部2の送気口10の位置合わせ、及び可搬容器部3の排気孔41と本体部2の吸気口11の位置合わせが容易である。
可搬容器部3を本体部2の正規の位置に設置した状態で、送風機25及び空調機器20を駆動すると、可搬容器部3の収容空間32内の空気が可搬容器部3の排気孔41及び本体部2の吸気口11を経由して本体部2に導入され、縦壁側吸入通路15及び底部側吸入通路16を流れて空調機器配置部17に至る。そして空調機器20に空気が接触して熱交換や湿度調整がなされ、縦壁側排気通路18を経由し、さらに本体部2の送気口10と可搬容器部3の空気導入孔40を経由して、空調された空気が可搬容器部3の収容空間32に導入される。
また送気口10の近傍に、温度センサー26と湿度センサー27が設けられている。
温度センサー26と湿度センサー27の信号は、図示しない制御装置に入力される。そして制御装置で、温度センサー26と湿度センサー27の各検出値と各設定値が比較され、空調機器20にフィードバックされる。
即ち、送風機25を運転することによって、可搬容器部3の収容空間32内の空気が本体部2に導入され、空調機器20を通過して温度・湿度が整えられる。そして温度・湿度を調整された空気が、可搬容器部3の収容空間32に戻され、収容空間32内に所望の温度・湿度の環境が作られる。
本実施形態の着脱式保温装置1では、可搬容器部3の収容空間32と、本体部2の通風空間が一連の循環路を構成しているので、可搬容器部3の収容空間32の温度及び湿度が所定の設定値に維持される。
次に、着脱式保温装置1の使用方法について説明する。
望ましい使用方法として、搬送元と、トラックや貨車等の搬送車両にそれぞれ1台ずつ本体部2を設置しておく。搬送元に置かれた着脱式保温装置1は、建屋から給電を受け、搬送車両に搭載された着脱式保温装置1は、車載バッテリーや発電機から給電を受ける。
可搬容器部3は、当初は、搬送元の本体部2に装着し、収容空間32を所望の温度及び湿度に調整しておく。なお本実施形態の着脱式保温装置1では、蓄熱材(蓄冷材を含む概念)は不要であるが、本発明は、蓄熱材を併用することを否定するものではない。
そして搬送物を搬送元の冷蔵庫等から取り出し、可搬容器部3の中に収容する。
その後、可搬容器部3を本体部2から取り外す。取り外した直後の可搬容器部3は、側面の空気導入孔40と排気孔41が開いた状態であるから、両者に蓋55を装着し収容空間32内を再度密閉状態とする。
この状態で、取っ手33等を手で持ったり、可搬容器部3を台車に搭載したりして、トラック等の搬送車両に運び、搬送車両に設置された本体部2に可搬容器部3を設置する。具体的には、蓋55を外して空気導入孔40と排気孔41を開放し、本体部2のレール51に、可搬容器部3の被係合部52を係合させた状態で、人力で可搬容器部3を縦壁部6に向かって押し動かして、可搬容器部3の空気導入孔40の位置を本体部2の送気口10の位置と合わせ、可搬容器部3の排気孔41の位置を本体部2の吸気口11の位置と合わせる。
また、搬送車両に設置された本体部2と可搬容器部3の間で、空調された空気を循環させて、収容空間32内の温度及び湿度を設定範囲に維持する。
可搬容器部3を搬送元からトラック等に積み替える間、可搬容器部3に対する空調空気の供給が途絶えるが、積み替えに要する時間は比較的短く、且つ可搬容器部3は断熱性を有しているので、収容空間32内の環境が大きく変化することはない。
一方、トラック等によって搬送されている時間は、相当に長い場合があるが、トラック輸送中は、本体部2から空調された空気が供給されるので、搬送物が傷むことが防止される。
トラック等が目的地に到着すると、トラック等に設置された本体部2から可搬容器部3を外し、空気導入孔40と排気孔41に蓋55を装着し、収容空間32内を再度密閉状態とする。この状態で手や台車で可搬容器部3を搬送し、搬送先に届ける。
本態様の着脱式保温装置1によると、トラック等による搬送中に、本体部2から空調された空気が供給され、トラック等から搬送物を降ろす直前まで可搬容器部3内が所望の環境に保たれる。そのため、搬送物をトラック等から降ろして搬送する際に、多くの蓄熱材等を要さず、可搬容器部3の重量が軽い。また蓄熱材の準備作業も軽減される。
さらに、本態様の着脱式保温装置1は、蓋55を有し、可搬容器部3を本体部2から外した際に、当該蓋55で空気導入孔40と排気孔41を封鎖して、収容空間32内を密閉状態に保つことができる。
以上説明した実施形態では、レール51と被係合部52を載置面13の全長に至るものとして構成したが、全長に至らない(短い)レールと被係合部であってもよい。
また、以上説明した実施形態では、位置決め手段50として、レール51と被係合部52の組み合わせを例示した。
しかしながら本発明は、位置決め手段を、レール51と被係合部52の組み合わせに限定するものではない。
以下、位置決め手段の変形例について説明する。なお以下の実施形態において、先に説明した着脱式保温装置1と同一の部材や同一の機能を果たす部材については、同一の番号を付すことによって重複する説明を省略する。
図5に示す着脱式保温装置60では、本体部2の底部5に一対のガイド板61a、61bが設けられている。当該ガイド板61a、61bは、底部5の長辺から垂直上方に向かって設置されている。ガイド板61a、61bの高さは、可搬容器部3に比べて低い。またガイド板61a、61bの全長は、載置面13の全長に相当し、縦壁部6に至っている。
ガイド板61a、61bには、双方の内側に向かって凸となった凸条62が設けられている。なお凸条62は、長手方向に連続する凸部の一例でもある。
一方、可搬容器部3の側面には、長手方向に延びる凹溝63が設けられている。凹溝63は、長手方向に連続する凹部の一例でもある。
本実施形態では、ガイド板61a、61bが可搬容器部3の側面と接する。また可搬容器部3の側面に設けられた凹溝63が、一つのガイド板61a、61bの凸条62と対になり、両者が係合する。
本実施形態においては、本体部2の凸条62に、可搬容器部3の凹溝63を係合させた状態で、人力で可搬容器部3を縦壁部6に向かって押し動かす。その結果、可搬容器部3の側面が、縦壁部6と当接し、可搬容器部3の空気導入孔40の位置が本体部2の送気口10の位置と合い、可搬容器部3の排気孔41位置が本体部2の吸気口11の位置と合う。
図5に示す着脱式保温装置60は、可搬容器部3の排気孔41等と、本体部2の吸気口11等との位置合わせが容易である点に加え、輸送時における上下振動に抗し、前記した排気孔41等と吸気口11等とがずれてしまうことを防ぐ効果が期待できる。
本実施形態では、ガイド板61a、61b及び凹溝63を載置面13の全長にわたって伸びるものとしたが、全長にわたって伸びていない構成としてもよい。
また、本実施形態では、ガイド板61a、61bに凸条62を設け、対となる凹溝63を可搬容器部3に設けたが、ガイド板61a、61bに凹溝63を設け、対となる凸条62を可搬容器部3に設けてもよい。
図6に示す着脱式保温装置65では、本体部2の底部5の長辺から垂直上方に向かって設置されている一対の板状のローラー支持部材67にローラー列66a、66bが設けられている。当該ローラー列66a、66bは、板状のローラー支持部材67に、自由回転可能に支持されている。ローラー列66a、66bを構成する各ローラー(転がり部材)は、回転軸が垂直方向に伸びるように支持されており、物品を水平方向に導くことができる。
ローラー支持部材67の高さは、可搬容器部3に比べて低い。またローラー支持部材67の全長は、載置面13の全長に相当し、縦壁部6に至っている。
本実施形態においては、ローラー列66a、66bの間で可搬容器部3を挟み、可搬容器部3を、縦壁部6に向かって押し動かす。その結果、可搬容器部3の側面が、縦壁部6と当接し、可搬容器部3の空気導入孔40の位置が本体部2の送気口10の位置と合い、可搬容器部3の排気孔41の位置が本体部2の吸気口11の位置と合う。
本実施形態のローラー支持部材67は載置面13の全長に伸びるものとしたが、載置面13の全長に伸びていない構成としてもよい。
図7に示す着脱式保温装置70では、本体部2の底部5に一対のガイド板71a、71bが設けられている。当該ガイド板71a、71bは、底部の長辺から垂直上方に向かって設置されている。ガイド板71a、71bの高さは、可搬容器部3の高さに相当する。またガイド板71a、71bの全長は、載置面13の全長に相当し、縦壁部6に至っている。
本実施形態においては、ガイド板71a、71bの間で可搬容器部3を挟み、可搬容器部3を、縦壁部6に向かって押し動かす。その結果、可搬容器部3の側面が、縦壁部6と当接し、可搬容器部3の空気導入孔40の位置が本体部2の送気口10の位置と合い、可搬容器部3の排気孔41の位置が本体部2の吸気口11の位置と合う。
なお、本実施形態では、ガイド板71a、71bは、高さが可搬容器部3の高さに相当し、全長が載置面13の全長に相当するものとしたが、ガイド板の高さは可搬容器部3の高さより低くてもよく、ガイド板の全長は載置面13の全長に伸びていない構成としてもよい。
また、本ガイド板71a、71bに、ガイド用の凸部、凹部、ローラ等を設けてもよい。
図8に示す着脱式保温装置72では、本体部2の底部5の片側だけにガイド板71が設けられている。
本実施形態においては、ガイド板71に可搬容器部3の側面を押し当て、可搬容器部3をガイド板71に沿って、縦壁部6に向かって押し動かす。その結果、可搬容器部3の側面が、縦壁部6と当接し、可搬容器部3の空気導入孔40の位置が本体部2の送気口10の位置と合い、可搬容器部3の排気孔41の位置が本体部2の吸気口11の位置と合う。
なお、本実施形態では、ガイド板71は、高さが可搬容器部3の高さに相当し、全長が載置面13の全長に相当するものとしたが、ガイド板の高さは可搬容器部3の高さより低くてもよく、ガイド板の全長は載置面13の全長に伸びていない構成としてもよい。
また、本ガイド板71に、ガイド用の凸部、凹部、ローラ等を設けてもよい。
ガイド板71は、図9に示す着脱式保温装置73の様に、縦壁部6に設けられていてもよい。また、本ガイド板71に、ガイド用の凸部、凹部、ローラ等を設けてもよい。
以上説明した位置決め手段は、いずれも可搬容器部3を縦壁部6に向かってスライド移動させるものであり、その移動を誘導するものであるが、単に可搬容器部3を上から底部5の載置面13に載せる際に位置決めを行うものであってもよい。
図10に示す着脱式保温装置75は、本体部2の底部5の載置面13に、円錐状の凸部76が設けられている。
一方、可搬容器部3の底面には、円錐状の凹部77が設けられている。
可搬容器部3を本体部2の底部5に載置すると、円錐状の凸部76が、可搬容器部3の凹部77と係合し、位置が微調整される。その結果、可搬容器部3が正規の位置に移動し、可搬容器部3の空気導入孔40の位置が本体部2の送気口10の位置と合い、可搬容器部3の排気孔41の位置が本体部2の吸気口11の位置と合う。
上記した実施形態では、底部5に凸部76を設け、可搬容器部3に凹部77を設けたが、底部5に凹部77を設け、可搬容器部3に凸部76を設けてもよい。
円錐状の凸部に代わって、ピン(凸部の一種)を使用してもよい。
また図11に示す着脱式保温装置80の様に、本体部2の底部5の3面にガイド板71を設け、可搬容器部3を上から挿入してもよい。
本実施形態は、底部5の載置面13に可搬容器部3を載せる際に位置決めを行うものである。
位置決め手段の他の例として、磁石を利用する構成が考えられる。例えば図12に示す着脱式保温装置81の様に、縦壁部6の載置面13側の面に磁石82を設置し、可搬容器部3側にも磁石(図示せず)を設置し、可搬容器部3が正規の位置に至る様に、磁石でガイドしてもよい。
或いは、図13に示す着脱式保温装置83の様に、可搬容器部3の空気導入孔40や排気孔41が本体部2の送気口10や吸気口11に導かれる様に、空気導入孔40や排気孔41自身にガイド機能を持たせて位置決め手段としてもよい。
図13に示す着脱式保温装置83では、本体部2の送気口10及び吸気口11に円錐状のガイド凸部87を設け、可搬容器部3の空気導入孔40及び排気孔41には、円錐状のガイド凹部88が設けられている。
可搬容器部3を本体部2の底部5に載置して縦壁部6に向かって押し動かすと、円錐状のガイド凸部87が、可搬容器部3のガイド凹部88と係合し、位置が微調整される。その結果、可搬容器部3が正規の位置に移動し、可搬容器部3の空気導入孔40の位置が本体部2の送気口10の位置と合い、可搬容器部3の排気孔41の位置が本体部2の吸気口11の位置と合う。
以上説明した実施形態は一例であり、他の変形例や追加機能を有する構成を否定するものではない。
例えば、載置面13にローラーやコロが設けられていてもよい。
より複雑な温度制御等が行われるものであってもよい。例えば、温度上昇カーブや温度を維持する時間等の運転パターンをプログラムできるものであってもよい。
上記した実施形態では、本体部2の縦壁部6に送気口10と吸気口11が開口しており、可搬容器部3の側面に空気導入孔40と排気孔41が設けられているが、これらが他の部位にあってもよい。
例えば、本体部2の底部5に送気口10や吸気口11が開口し、可搬容器部3の底面に空気導入孔40や排気孔41があってもよい。送気口10と吸気口11の一方が本体部2の底部5にあってもよい。
また本体部2の底部5に送気口10と吸気口11が設けられている構成を採用する場合であれば、図14の様に本体部2は縦壁部6を有しないものであってもよい。逆に図15の様に、本体部2は底部5を有しないものであってもよい。
可搬容器部3は、人力で持ち運びができる程度の大きさのものを想定しているが、より大きなものを否定するものではない。例えば、フォークリフトやマテリアルハンドリング機器で搬送する様な、小型のコンテナ程度の大きさの可搬容器部であってもよい。
以上説明した実施形態では、本体部2によって、温度と湿度が調整されるが、温度と湿度のいずれか一方のみが調整されるものであってもよい。また冷却のみ可能でもよく、昇温のみ可能であってもよい。
以上説明した実施形態では、蓋(蓋部材)31は筐体本体30とは別体の物であるが、蓋部材は筐体本体30と一体であってもよい。
例えば、シャッターの様な構造の蓋部材であり、何らかの操作によって開閉するものであってもよい。
以上説明した実施形態の構成及び機能に加えて、本体部2を予熱運転や、予冷運転させることができるものであってもよい。
例えば、本体部2の送気口10及び吸気口11を閉じて、本体部2内の空調機器20を駆動し、本体部2内の温度環境を予め整えておくことができる構成としてもよい。
図16に示す着脱式保温装置90は、本体部2と可搬容器部3との間で空気を循環させる通常モードに加え、本体部2内だけで空気を循環させて、本体部2内の空気の温度等を調整する予熱・予冷モードでの運転が可能である。
本実施形態の着脱式保温装置90では、本体部2内に切り替えダンパー(切り替え手段)91、92が設けられている。
一方の切り替えダンパー91は、送気口10を開閉するものである。他方の切り替えダンパー92は、吸気口11を開閉すると共に、本体部2内の吸入通路(縦壁側吸入通路15)と排気通路(縦壁側排気通路18)との連通部93を開閉するものである。
通常モードにおいては、図16(a)の様に、一方の切り替えダンパー91は、送気口10を開く位置に倒される。他方の切り替えダンパー92は、吸気口11を開くと共に、連通部93を閉じる。
その結果、図16(a)の矢印の様に、可搬容器部3と本体部2内の一連の通風空間が環状に繋がり、本体部2と可搬容器部3との間で空気を循環させる外部空気循環路95が形成される。
一方、予熱・予冷モードにおいては、図16(b)の様に、一方の切り替えダンパー91によって送気口10が閉じられる。他方の切り替えダンパー92は、吸気口11を閉じると共に、連通部93を開く。
その結果、図16(b)の様に、本体部2内の通風空間と外部との間の連通が遮断され、代わって、矢印が示す様に、本体部内に内部空気循環路96が形成される。
この状態で、本体部2内の空調機器20を駆動することにより、本体部2内の温度環境を予め整えることができる。
図16に示す着脱式保温装置90は、本体部2内で空気を循環させる内部空気循環路96と、本体部2と可搬容器部3との間で空気を循環させる外部空気循環路95とを切り替える切り替え手段(切り替えダンパー91、92)を有する着脱式保温装置90である。
本実施形態の着脱式保温装置90によると、可搬容器部3が本体部2に装着される前に、予熱運転や、予冷運転を実施して本体部2内の空気を予熱・予冷し、可搬容器部3が本体部2に装着された直後から可搬容器部3に所望の温度等に調整された空気を供給することができる。そのため可搬容器部3内を所望の環境に早く調整することができる。
以上説明した実施形態では、本体部2内に設けられた温度センサー26等の信号に基づいて空調機器20が制御されるが、これに代わって、或いはこれに加えて、可搬容器部3内の温度等や、可搬容器部3内に収容されている物品の温度等を、別途の温度センサーで検知し、この検知温度を参照して、空調機器20を制御してもよい。
この構成を採用する場合には、本体部2に対する可搬容器部3の着脱に応じて、測定に使用する温度センサーの切り替えを行うことが望ましい。
例えば可搬容器部3の着脱を判定する着脱判定機能を設け、可搬容器部3内に温度センサー(容器内センサー)を設け、可搬容器部3の着脱に応じて、容器内センサーの信号の制御装置への入り切りを切り替える。
本実施形態によると、可搬容器部3内の物品の状況を的確に監視することができる。
さらに副次的効果として、例えば可搬容器部3内の物品を搬送中に冷凍させるといった使用形態を実現することも可能である。また可搬容器部3内を一定温度に維持した時間によって、可搬容器部3を本体部2から分離した後、どのくらいの時間まで品質に悪影響を来たさないかといった、実用上有用なデータを取得することもできる場合もある。
以上説明した各実施形態の構成に加えて、可搬容器部3が本体部2から外れないように固定する固定手段を設けてもよい。
例えば、ベルトやフック等を利用して、可搬容器部3を物理的に本体部2に固定し、搬送時に揺れても可搬容器部3が外れないようにする。
1、60、65、70、72、73、75、80、81、83、90 着脱式保温装置
2 本体部
3 可搬容器部
5 底部
6 縦壁部
10 送気口
11 吸気口
13 載置面
20 空調機器
32 収容空間
31 蓋(蓋部材)
40 空気導入孔
41 排気孔
50 位置決め手段
51 レール
52 被係合部
61、61a、61b ガイド板
62 凸条
63 凹溝
66、66a、66b ローラー列
67 ローラー支持部材
71、71a、71b ガイド板
76 凸部
77 凹部
87 ガイド凸部
88 ガイド凹部

Claims (9)

  1. 空調手段を有する本体部と、物品を内部に収容可能な可搬容器部を有する着脱式保温装置であって、
    前記可搬容器部は、前記本体部に対して着脱自在であり、
    前記本体部に送気口と吸気口が設けられ、
    前記可搬容器部に空気導入孔と排気孔が設けられ、
    前記本体部と前記可搬容器部の位置決めを行う位置決め手段を有し、
    前記位置決め手段により、前記送気口と前記空気導入孔の位置合わせ、及び前記排気孔と前記吸気口の位置合わせが可能であり、
    前記送気口及び/又は前記吸気口を閉じた状態で、前記空調手段を駆動して前記本体部内を空調することが可能であり、
    前記本体部及び前記可搬容器部にそれぞれ温度センサーを有し、前記本体部に対する前記可搬容器部の着脱に応じて測定に使用する温度センサーの切り替えを行うことを特徴とする着脱式保温装置。
  2. 前記本体部にレール部が設けられ、
    前記可搬容器部に前記レール部と係合する被係合部が設けられ、
    前記レール部と前記被係合部によって前記位置決め手段が構成されることを特徴とする請求項1に記載の着脱式保温装置。
  3. 前記本体部及び/又は前記可搬容器部に凹部が設けられ、
    前記可搬容器部及び/又は前記本体部に前記凹部と係合可能な凸部が設けられ、
    前記凹部と前記凸部よって前記位置決め手段が構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の着脱式保温装置。
  4. 前記本体部に前記可搬容器部が当接可能なガイド板があり、
    当該ガイド板が前記位置決め手段として機能することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の着脱式保温装置。
  5. 前記本体部に、前記可搬容器部の側面と接触可能な転がり部材と当該転がり部材を支持する支持部材があり、
    前記転がり部材が前記位置決め手段として機能することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の着脱式保温装置。
  6. 前記本体部が縦壁部を有し、
    前記縦壁部に前記送気口と前記吸気口の少なくともいずれかがあることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の着脱式保温装置。
  7. 前記本体部は底部を有し、
    前記底部が前記可搬容器部を載置する載置部を構成し、
    前記底部に前記送気口と前記吸気口の少なくともいずれかがあることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の着脱式保温装置。
  8. 前記空気導入孔及び/又は前記排気孔を封鎖する蓋部材を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の着脱式保温装置。
  9. 前記本体部は底部と縦壁部を有し、前記底部及び/又は前記縦壁部に前記空調手段が内蔵されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の着脱式保温装置。
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