JP7285802B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクが備えられたコンバインに関する。
従来、脱穀装置と穀粒タンクとが左右横並び状態で備えられ、燃料タンクは、脱穀装置と穀粒タンクとの間の空間において、穀粒タンクの下部に設けられた下窄まり形状の下窄まり部の下方の下方空間に入り込む状態で備えられたコンバインがあった(特許文献1参照)。
特開2016-049095号公報
また、特許文献1の構成では、燃料タンクは、下窄まり部の下方空間の形状に対応した形状にしたうえで、下窄まり部の下方空間に配置するものであったため、穀粒タンクの下部に設けられた下窄まり形状の下窄まり部の下方空間を有効活用することができたが、燃料タンクの背面視での断面形状は、機体前後方向のいずれの箇所においても略同じ形状に形成されるものであった。さらに、燃料タンクの容量を増加させるには、脱穀装置及び穀粒タンクの形状及び配置を変更する必要があった。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、燃料タンクの容量の増加を図ることを可能とするコンバインを提供することを目的とする。
本発明のコンバインは、収穫された作物を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置と左右横並び状態で設けられ、前記脱穀装置によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間の空間に設けられた燃料タンクと、前記穀粒タンクの後方に設けられ、穀粒を上方に搬送する縦搬送部を有し、前記穀粒タンクに貯留された穀粒を機外に排出する穀粒排出装置と、が備えられ、前記穀粒タンクの下部に、機体左右方向において下窄まり形状の下窄まり部が備えられ、前記燃料タンクに、前記空間において前記下窄まり部の下方の下方空間に入り込む状態で設けられた第一部分と、前記第一部分の後方に設けられ、前記穀粒タンクの後端部よりも後側に突出する第二部分と、が備えられ、前記第二部分は、前記第一部分よりも背面視での断面形状が大きくなるように、背面視で前記穀粒タンクと重複し、かつ、前記縦搬送部と重複していない
この発明によれば、燃料タンクの第一部分を、下窄まり部の下方の下方空間に入り込む状態で配置させることで、下方空間を有効活用することが可能となるとともに、燃料タンクの第二部分が、第一部分よりも背面視での断面形状が大きく構成されていることから、脱穀装置及び穀粒タンクの形状及び配置の変更をすることなく、穀粒タンクの後端部よりも後側にある既存のスペースを活用して、燃料タンクの容量を増加させることが可能となる。
本発明においては、前記第二部分の上角部に、面取部が備えられ、前記燃料タンクに給油するための給油部は、前記面取部から延出されていると好適である。
この構成によれば、燃料タンクの製造工程において、燃料タンクに給油部を接続する際には、上角部に形成された平坦な面取部に、面取部に給油部を接続するという簡素な工程となり、給油部を備える燃料タンクを容易に製造することが可能となる。さらに、給油部が燃料タンクの上面部よりも低い位置から延出するように設けられるため、給油部が燃料タンクの上面部に給油部が設けられる場合よりも、給油位置の高さを低くすることが可能となる。
本発明においては、前記給油部は、前記面取部から斜め上方に向けて延ばされていると好適である。
この構成によれば、給油部が斜め上方に延ばされる構成となるため、給油されたガソリン等が、円滑に燃料タンクへ流入し、ガソリン等が給油部に滞留するという不都合を防ぐことができる。また、給油部は、面取部の面に対して垂直方向に近い方向に延びるように接続されていればよく、燃料タンクの製造工程において、燃料タンクに給油部を接続する際には、精密さが要求されることがないため、給油部を備える燃料タンクを容易に製造することが可能となる。
本発明においては、前記第二部分の上角部に、前記燃料タンクの内部側に向けて凹入された凹入部が備えられ、前記燃料タンクに給油するための給油部は、前記凹入部から延出されていると好適である。
この構成によれば、設計時において、凹入部の深さを調節することにより、燃料タンクの容量及び給油部の高さ位置の調整を容易に行うことができる。さらに、給油部が燃料タンクの上面部よりも低い位置から延出するように設けられるため、給油部が燃料タンクの上面部に給油部が設けられる場合よりも、給油位置の高さを低くすることが可能となる。
本発明においては、前記燃料タンクは、樹脂製であり、前記第一部分における上部は平坦形状に形成され、かつ、前記第一部分における前記穀粒タンクの側の上角部は、前記下窄まり部の傾斜形状に沿う傾斜形状に形成され、前記第二部分の上部は、左右方向で前記第一部分の前記上部と前記上角部に亘る左右幅を有し、かつ、前記第一部分の前記上部と連続する平坦形状に形成されていると好適である。
この構成によれば、第一部分における穀粒タンクの側の上角部が、下窄まり部の傾斜形状に沿う傾斜形状に形成されることで、第一部分の形状は、穀粒タンクの下窄まり部の下方空間を効率的に利用できる形状となる。また、第二部分の上部は、左右方向で第一部分の上部と穀粒タンクの側の上角部に亘る左右幅を有することで、第二部分の上部の左右幅が、第一部分の上部の左右幅以上に大きい構成となる。その結果、燃料タンクの容量を増加させることが可能となる。さらに、第一部分の上部と第二部分の上部とが連続する平坦形状に形成され、シンプルな形状となり、また、燃料タンクは、樹脂製であることから、製造の容易化を図ることが可能となる。
本発明においては、前記燃料タンクは、機体フレームに載置された状態で固定バンドが巻き回されて、前記固定バンドによって前記機体フレームに締め付け固定され、前記燃料タンクは、樹脂製であり、前記第一部分及び前記第二部分に、前記固定バンドが入り込むバンド溝が形成されていると好適である。
この構成によれば、機体フレームにより安定的に支持されている燃料タンクが、固定バンドが巻き回されて機体フレームに締め付け固定されるため、燃料タンクはより安定した状態で固定され、さらに、固定バンドが、バンド溝に入り込む状態で締め付けられているため、燃料タンクにおいて固定バンドがずれてしまうことを防ぐことができる。また、燃料タンクは、樹脂製であることから、燃料タンクが上述のような複雑な形状を有するものであっても、容易に製造することが可能となる。
また、本発明のコンバインは収穫された作物を脱穀処理する脱穀装置と、前記脱穀装置と左右横並び状態で設けられ、前記脱穀装置によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間の空間に設けられた燃料タンクと、が備えられ、前記穀粒タンクの下部に、機体左右方向において下窄まり形状の下窄まり部が備えられ、前記燃料タンクに、前記空間において前記下窄まり部の下方の下方空間に入り込む状態で設けられた第一部分と、前記第一部分の後方に設けられ、前記穀粒タンクの後端部よりも後側に突出する第二部分と、が備えられ、前記第二部分は、前記第一部分よりも背面視での断面形状が大きくなるように、背面視で前記穀粒タンクと重複し、前記燃料タンクの底部に、下方に向けて膨出する膨出部が備えられ、前記膨出部に、前記燃料タンクの内部の燃料をエンジンに供給する供給ポートが備えられている。
この発明によれば、燃料タンクの底部に膨張部を備えることで、さらに燃料タンクの容量を増加させることが可能となる。さらに、燃料タンクの最も低い位置に供給ポートが備えられる構成となるため、燃料タンク内の燃料を最後まで使い切ることができ、燃料タンク内の燃料を効率よく使用することが可能となる。
本発明においては、前記燃料タンクは、機体後部において、機体フレームに載置支持され、前記機体フレームに、前記燃料タンクが載置支持される第一フレームと、前記第一フレームと平行な状態で設けられた第二フレームと、が備えられ、前記底部における前記膨出部の周囲部分のうち、前記第一フレームに対応する箇所に、前記第一フレームに載置される載置部が備えられ、前記膨出部は、前記膨出部の最下端が前記第一フレーム及び前記第二フレームの上下幅内に位置する状態で、前記第一フレームと前記第二フレームとの間に落とし込まれていると好適である。
膨張部は、燃料タンクの下方に向けて膨出する構成を備えることから、地面に近く、岩等の障害物に衝突し易い位置に設けられている。この発明によれば、膨出部は、機体フレームに備えられた第一フレームと第二フレームとの間に位置することになり、かつ、膨張部の底部は、第一フレーム及び第二フレームの下端部よりも上に位置することから、膨張部は、水平方向及び下方向のいずれの方向からの障害物との衝突においても、第一フレーム及び第二フレームにより保護される構成となる。
本発明においては、前記膨出部の下方に位置し、前記膨出部を保護する保護板が備えられ、前記保護板は、前記第一フレームの下端部と前記第二フレームの下端部とに亘る状態で、前記第一フレームと前記第二フレームとに支持されていると好適である。
この構成によれば、保護板は、機体フレームに備えられた第一フレームと第二フレームに支持されることで強固に支持固定される構成となる。また、保護板を設けない場合と比べ、膨張部は、下方向からの障害物との衝突において、しっかりと保護される構成となる。
本発明においては、前記燃料タンクは、機体フレームに載置支持され、前記機体フレームに、前記膨出部の後方において、背面視で前記膨出部と重複する状態で、機体左右方向に沿って延びる横フレームが備えられていると好適である。
この構成によれば、横フレームにより、機体後進時において、障害物と膨出部との衝突を防止することが可能となる。
本発明においては、前記穀粒タンクの後方かつ前記燃料タンクの側方の領域に、燃料補機が備えられ、前記膨出部は、前記第二部分の底部に設けられ、かつ、前記燃料タンクに給油するための給油部は前記第二部分の上部に設けられ、前記供給ポートは、前記膨出部の側部のうち、前記燃料タンクに対して前記燃料補機が位置する側の側部から、前記燃料タンクに対して前記燃料補機が位置する側に向けて水平方向に沿って延出されていると好適である。
この構成によれば、第二部分に給油部と供給ポートが備えられていることから、燃料フィルタや燃料ポンプ等の燃料補機と給油部とが平面視で横並び状態に配置されることとなる。したがって、燃料補機のメンテナンス作業と給油作業とにおいて、作業者は作業場所をほとんど変える必要がないことから、効率的に作業を行うことが可能となる。
また、供給ポートは、燃料補機が位置する側に向けて水平方向に沿って延出しているため、供給ポートと燃料補機とを接続する配管等の構成を簡素にすることが可能となる。
本発明においては、前記燃料タンクに、上下方向に沿った分割面によって分割された第一タンク構成体及び第二タンク構成体が備えられ、前記燃料タンクは、前記第一タンク構成体と前記第二タンク構成体とを連結することで構成され、前記分割面が前記膨出部を通ることで、前記膨出部は、前記第一タンク構成体の側の第一膨出体と前記第二タンク構成体の側の第二膨出体と分割されており、前記第一膨出体と前記第二膨出体とは、前記分割面を挟んで前記第一膨出体の横幅が前記第二膨出体の横幅よりも大きくなるように構成され、前記第一膨出体の底部及び前記第二膨出体の底部は、前記分割面の側に向かって下り傾斜となる傾斜形状に形成され、前記供給ポートは、前記第二膨出体の側部のうち、前記第一膨出体とは反対側に位置する側部から、水平方向に沿って延出されていると好適である。
この構成によれば、燃料タンクが、複数の構成体から構成されていることで、大型化した燃料タンクにおいて、一体で構成されている場合と比べ、より容易に製造することが可能となる。また、第一タンク構成体及び第二タンク構成体による分割面は、膨出部を通過するように上下方向に沿った状態で構成されており、膨出部の底部は、分割面の側に向かうほど広がるように構成されている。その結果、第一タンク構成体及び第二タンク構成体は、例えば、金型による成型やプレス加工等においても、型を抜き易くなり、しっかりと膨出部を成型できる構成となっている。
また、第一膨出体の底部の傾斜面は、第二膨出体の底部の傾斜面よりも大きく構成されている。そのため、膨出部に流れ込んだ燃料は、主に、第一膨出体の底部の傾斜面上を流れ落ち、第二膨出体に備えられた供給ポートに流れ込む構成となっており、確実にエンジンに燃料を供給することが可能となる。
普通型コンバインを示す側面図である。 普通型コンバインを示す平面図である。 普通型コンバインを示す背面図である。 図1のIV-IV断面矢視図である。 燃料タンクを示す平面図である。 燃料タンクを示す背面図である。 図1のVII-VII断面矢視図である。 燃料タンクを示す斜視図である。 燃料タンクを示す斜視図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、図1、図2、図5、図8、図9に示す矢印Fの方向を「前」、矢印Bの方向を「後」として、図3から図9に示す矢印Lの方向を「左」、矢印Rの方向を「右」とする。また、図1、図3、図4、図6、図7に示す矢印Uの方向を「上」、矢印Dの方向を「下」とする。
〔普通型コンバインの全体構成について〕
図1及び図2に示すように、普通型のコンバインは、刈取部1と、フィーダ2と、運転部3と、脱穀装置4と、穀粒タンク5と、穀粒排出装置6と、エンジンEと、を備えている。
圃場の植立穀稈を刈り取る刈取部1は、コンバインの機体前部に設けられている。刈取部1の後側に、フィーダ2及び運転部3が設けられている。フィーダ2は、刈取部1によって刈り取られた刈取穀稈を脱穀装置4へ搬送する。
脱穀装置4は、フィーダ2の後方に位置している。フィーダ2によって搬送された刈取穀稈は、脱穀装置4で脱穀処理される。脱穀装置4は、脱穀処理によって得られた処理物から穀粒を選別する選別処理装置(図示せず)を備えている。選別処理装置によって選別された穀粒のうち、一番物は揚穀装置41によって穀粒タンク5に搬送され、二番物は二番還元処理装置42によって、脱穀装置4の扱室(図示せず)に戻される。脱穀装置4の後部には、排稈処理装置7が連結されている。排稈処理装置7は、脱穀装置4から排出される排稈を細断処理するように構成されている。
穀粒タンク5は、脱穀装置4と左右横並びの状態で配置されている。脱穀装置4における脱穀処理により得られた穀粒は、穀粒タンク5に貯留される。穀粒タンク5は、穀粒タンク5の後面の上部に上側後面部5cと穀粒タンク5の後端面の下部に下側後面部5dとが備えられ、上側後面部5cは、下側後面部5dよりも後側に位置するように構成されている。図3に示すように、穀粒タンク5の下部に、機体左右方向において下窄まり形状に形成された下窄まり部5Uが備えられている。下窄まり部5Uは、機体左右方向において、燃料タンク10側に傾斜面5aと、機体外側に傾斜面5bとを有し、傾斜面5aと傾斜面5bとは、下方に向かうほど穀粒タンク5内部側に傾斜するように構成されている。
穀粒排出装置6は、穀粒タンク5の後下部に接続されている。穀粒排出装置6は、穀粒を上方に搬送する縦搬送部6Aと、縦搬送部6Aの上端部から穀粒を横方向に搬送して先端の排出口から排出する横搬送部6Bとを備えている(図1参照)。縦搬送部6Aは、縦搬送部6Aの左方において、機体フレーム20から立設された第一支柱26aと、縦搬送部6Aの後方において、機体フレーム20から立設された第二支柱26bとに支持されている。穀粒タンク5に貯留された穀粒は、必要に応じて、穀粒排出装置6によって機外に排出される。
脱穀装置4と穀粒タンク5との間の空間の上部にエンジンE(図1参照)からの排気が通流する排気管8の排気口8aが配置されている。作業台9は、排気管8及び排気口8aの上方に位置する状態で、機体前後方向に延びる状態で設けられている。作業台9は、脱穀装置4の前端部に対応する位置と、穀粒タンク5の後端部に対応する位置とに亘って設けられている。
〔燃料タンクの配置について〕
図4に示すように、樹脂製の燃料タンク10は、脱穀装置4と穀粒タンク5との間の空間において、傾斜面5aの下方の下方空間5Sに入り込む状態で配置されている。図5に示すように、燃料タンク10は、下方空間5Sに入り込む第一部分10Fと、第一部分10Fの後方に設けられ、穀粒タンク5のうち下側後面部5dにおける後端部よりも後側に突出する第二部分10Bとを備える。
燃料タンク10の前端部は、二番還元処理装置42のケース42aの後端近くに位置する。また、第一部分10Fは、作業台9の後端部及び排気口8aの下方に位置する(図1参照)。燃料タンク10の後端部は、穀粒タンク5の後端部よりも後側へ突出し、機体フレーム20の後端部と略同位置に位置する。
〔燃料タンクの構成について〕
第一部分10Fにおける上部は平坦形状に形成されており、第二部分10Bの上部は、第一部分10Fの上部と連続する平坦形状に形成されている。燃料タンク10の上部のうち、第二部分10Bに、燃料タンク10に給油するための給油部13が備えられている。
図8に示すように、燃料タンク10は、第一部分10Fにおける穀粒タンク5の側の上角部に、穀粒タンク5の傾斜面5aに沿う傾斜形状の傾斜面10aが形成されているのに対して、第二部分10Bには、傾斜面10aのような傾斜面は形成されていない。さらに、第二部分10Bの上部の左右幅Wcは、機体左右方向で第一部分10Fの上部の左右幅Waと第一部分10Fの上角部の左右幅Wbとの合計と同じ左右幅を有しており、図7に示すように、背面視において、第二部分10Bは、第一部分10Fと同じ高さを有する略矩形形状に形成されている。そのため、背面視において、第二部分10Bは、第一部分10Fよりも断面形状が大きく形成されており、また、燃料タンク10を機体に設置した状態において、第二部分10Bの上角部は穀粒タンク5と背面視で重複する。
図8及び図9に示すように、燃料タンク10の上部に、燃料の残量を検出する燃料センサ(図示せず)を取り付ける燃料センサ取付部17が備えられている。
燃料タンク10に、上下方向に沿った分割面10Cによって分割された第一タンク構成体10L及び第二タンク構成体10Rが備えられ、燃料タンク10は、第一タンク構成体10Lと第二タンク構成体10Rとを連結することで構成されている。燃料タンク10の下面部と後面部において、分割面10Cは、燃料タンク10の機体左右方向の略中央箇所を直線的に通過する。燃料タンク10の上面部において、分割面10Cは、燃料タンク10の機体左右方向の略中央箇所を後面部から前面部に向けて延び、燃料センサ取付部17と傾斜面10aとを迂回するように左側に屈曲し、再度前面部に向けて延びる。さらに、燃料タンク10の前面部において、下方に向けて延びる。燃料タンク10の前面部の上部において、分割面10Cは、右側へ屈折し、機体左右方向の略中央箇所に戻ったうえで、再度下方に向けて延びる。この構成により、燃料センサ取付部17は、第二タンク構成体10Rに配置される構成となる。
〔給油部の構成について〕
図6に示すように、給油部13は、燃料タンク10の第二部分10Bの上部から延出した筒状部13aと、筒状部13aの突出端部に設けられた給油口13bとを有している。
第二部分10Bにおける穀粒タンク5の側の上角部に、面取部10bが形成されており、筒状部13aは、面取部10bに備えられている。筒状部13aは、面取部10bから斜め上方に向けて延ばされるように設けられている。
〔燃料タンクの支持構成について〕
図5に示すように、燃料タンク10は、機体後部において、機体フレーム20に載置支持されている。燃料タンク10は、前後2つの固定バンド23により機体フレーム20に固定されている。固定バンド23は、帯状の部材であり、燃料タンク10は、機体フレーム20に載置された状態で固定バンド23が巻き回されて、機体フレーム21に締め付け固定されている。
第一部分10F及び第二部分10Bに、固定バンド23が入り込むバンド溝14が形成されている。第一部分10Fに形成された第一バンド溝14aに、固定バンド23aが、第二部分10Bに形成された第二バンド溝14bに、固定バンド23bが、それぞれ入り込む状態で巻き回されている。機体フレーム20には複数の支持体25が設けられ、固定バンド23の両端部は、支持体25にボルト31によって固定されている。
機体フレーム20は、平行な状態で設けられた、複数の前後向きフレーム体20Aと、複数の横向きフレーム体20Bとから構成されている。本実施形態では、複数の前後向きフレーム体20Aのうちの一つは、複数の横向きフレーム体20Bを下方から支持する下方フレーム20Cとして構成されている。
燃料タンク10は、複数の横向きフレーム体20Bのうちの2つに載置支持されており、2つの横向きフレーム体20Bは、それぞれ、燃料タンク10の第一部分10Fの底部と、燃料タンク10の第二部分10Bの底部とに対応するように配置されている。第一部分10Fの底部のうち、一方の横向きフレーム体20Bに載置される部分に第一載置部11が備えられ、第二部分10Bの底部のうち、他方の横向きフレーム体20Bに載置される部分に第二載置部12が備えられている。図6及び図7に示すように、第一載置部11と第二載置部12とは、それぞれ、テーパ形状の支持部材32を介して、2つの横向きフレーム体20Bに載置支持されている。
〔膨出部の構成について〕
第二部分10Bの底部に、燃料タンク10の下方に向けて膨出する膨出部15が備えられている。膨出部15には、燃料タンク10内の燃料をエンジンE(図1参照)に供給するための供給ポート16aと、エンジンEからの戻り燃料を燃料タンク10に戻すための戻りポート16b(図5参照)とが備えられている。
図6に示すように、膨出部15には、分割面10Cが通っており、膨出部15は、第一タンク構成体10Lの側の第一膨出体15Lと第二タンク構成体10Rの側の第二膨出体15Rとに分割されて構成されている。第一膨出体15Lと第二膨出体15Rとは、分割面10Cを挟んで第一膨出体15Lの横幅が第二膨出体15Rの横幅よりも大きくなるように構成されている。第一膨出体15Lの底部に傾斜面15Laが備えられ、第二膨出体15Rの底部に傾斜面15Raが備えられ、傾斜面15Laと傾斜面15Raとは、分割面10Cの側に向かって下り傾斜となる傾斜形状に形成されている。
穀粒タンク5の後方かつ燃料タンク10の第二膨出体15R側の側方の領域に、燃料フィルタ装置等の燃料補機30が備えられている。燃料補機30は、第一支柱26aに支持されている。第二膨出体15Rの側部のうち、第一膨出体15Lとは反対側に位置する側部に、供給ポート16aが設けられるポート取付面15Rbが備えられており、供給ポート16aは、燃料タンク10に対して燃料補機30が位置する側の側部に備えられている構成となる。供給ポート16aは、燃料タンク10に対して燃料補機30が位置する側に向けて水平方向に沿って延出されるように形成されている。
〔膨出部と機体フレームとの位置関係について〕
図5から図8に示すように、機体フレーム20に、膨出部15の周辺に位置する第一フレーム20Baと、第一フレーム20Baと平行な状態で設けられた第二フレーム20Bbとが備えられている。本実施形態では、第一フレーム20Baは、燃料タンク10の第二載置部12に対応する横向きフレーム体20Bで構成されており、燃料タンク10の底部における膨出部15の周囲部分に、第二載置部12が位置する構成となっている。第二フレーム20Bbは、膨出部15の後方に位置し、膨出部15は、膨出部15の最下端が第一フレーム20Ba及び第二フレーム20Bbの上下幅内に位置する状態で、第一フレーム20Baと第二フレーム20Bbの間に落とし込まれるように構成されている。
機体フレーム20に、膨出部15の後方において、背面視で膨出部15と重複する状態で、機体左右方法に沿って延びる横フレーム20Bcが備えられている。本実施形態では、横フレーム20Bcは、第二フレーム20Bbによって構成されている。
膨出部15において、供給ポート16aが設けられている側部と対向する側の側方に、膨出部15と当接する膨出部当接面体20Abが設けられた膨出部側部フレーム20Aaが備えられている。膨出部側部フレーム20Aaは、機体前後方向に延びる状態で設けられている。膨出部当接面体20Abは、膨出部側部フレーム20Aaの上部に支持され、膨出部15に向けて延び、膨出部15の側部に対応した形状に形成されている。膨出部15は、膨出部当接面体20Abに載置支持されている。
膨出部15の下方には、燃料タンク10を保護する保護板24が備えられている。保護板24は、第一フレーム20Baの下端部と第二フレーム20Bbの下端部とに亘る状態で、第一フレーム20Baと第二フレーム20Bbとに支持されている。保護板24により、下方向からの障害物との衝突を防止することが可能となる。また、膨出部15の下方において、燃焼物がある場合においても、保護板24により保護されるため、耐火性の向上を図ることができる。
〔別実施形態〕
以下、上記実施形態に変更を加えた別実施形態を例示する。以下の別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わせて上記実施形態に適用してよい。なお、本発明の範囲は、各実施形態の内容に限定されるものではない。
(1)上記実施形態において、第二部分10Bは、背面視で第一部分10Fと同じ高さを有し、第二部分10Bの上部の左右幅Wcは、機体左右方向で第一部分10Fの上部の左右幅Waと第一部分10Fの上角部の左右幅Wbとの合計と同じ左右幅を有している構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。第二部分10Bは、第一部分よりも背面視での断面形状が大きければよく、例えば、第二部分10Bは、背面視で第一部分10Fよりも高い高さを有する構成を備えていてもよく、第二部分10Bの上部の左右幅Wcは、機体左右方向で第一部分10Fの上部の左右幅Waと第一部分10Fの上角部の左右幅Wbとの合計よりも広い左右幅を有する構成を備えていてもよい。
(2)上記実施形態において、第一部分10Fの上部及び第二部分10Bの上部が、平坦形状に形成され、第二部分10Bの上部は、左右方向で第一部分10Fの上部と第一部分10Fの上角部に亘る左右幅を有し、かつ、第一部分10Fの上部と連続する平坦形状に形成されている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、第一部分10Fの上部及び第二部分10Bの上部のいずれか一方又は両方が、平坦面を有さない形状に構成されていてもよい。また、第一部分10Fの上部と第二部分10Bの上部とが連続する平坦形状に形成されていなくてもよく、第二部分10Bの上部は、左右方向で第一部分10Fの上部と第一部分10Fの上角部に亘る左右幅を有するものでなくてもよい。
(3)上記実施形態において、燃料タンク10の第二部分10Bの上角部に面取部10b備えられ、給油部13は、面取部10bから延出されている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、第二部分10Bの上角部に、燃料タンク10の内部側に向けて凹入された凹入部が備えられ、給油部13は、凹入部から延出されている構成を備えていてもよい。また、燃料タンク10の上部から延出されている構成を備えていてもよく、第一部分10Fに設けられていてもよい。
(4)上記実施形態において、面取部10bから斜め上方に向けて延ばされている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、給油部13の筒状部13aは、クランク状に形成されていてもよく、また、給油部13は、筒状部13aを備えず、燃料タンク10の上部や面取部10b等に直接給油口13bが形成されていてもよい。
(5)上記実施形態において、燃料タンク10は樹脂製である構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、金属製であってもよい。
(6)上記実施形態において、燃料タンク10は、前後2つの固定バンド23により機体フレーム20に固定されている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、燃料タンク10は、1つ又は3つ以上の固定バンド23により機体フレーム20に固定されていてもよく、また、固定バンド23を用いずに、燃料タンク10と機体フレーム20とが直接ボルト固定される構成としてもよい。
(7)上記実施形態において、燃料タンク10に、固定バンド23が入り込むバンド溝14が形成されている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、燃料タンク10にバンド溝14が形成されていなくてもよい。
(8)上記実施形態において、燃料タンク10の底部に、膨出部15が備えられ、膨出部15に供給ポート16aが備えられている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、燃料タンク10は、膨出部15を備えない構成としたうえで、供給ポート16aは、燃料タンク10の底部又は側部に備えられている構成としてもよい。
(9)上記実施形態において、燃料タンク10は、機体フレーム20のうちの横向きフレーム体20Bである第一フレーム20Baと第二フレーム20Bbとに載置支持されている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、機体フレーム20のうちの複数の前後向きフレーム体20Aに、燃料タンク10が載置支持されている構成を備えるものであってもよい。
(10)上記実施形態において、穀粒タンク5は、穀粒タンク5の後面の上部に上側後面部5cと穀粒タンク5の後端面の下部に下側後面部5dとが備えられ、上側後面部5cは、下側後面部5dよりも後側に位置するように構成されている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、上側後面部5cと下側後面部5dとが、機体前後方向において、同一の位置に配置され、一体の平面になるように構成されていてもよい。
(11)上記実施形態において、膨出部15の下方には、燃料タンク10を保護する保護板24が備えられている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、保護板24は、膨出部15のみを保護するよう構成されていてもよい。
(12)上記実施形態において、第一フレーム20Ba、第二フレーム20Bb及び横フレーム20Bcは、横向きフレーム体20Bで構成され、第二フレーム20Bbによって構成されている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、第一フレーム20Ba、第二フレーム20Bb及び横フレーム20Bcは、前後向きフレーム体20Aで構成されていてもよく、また、横フレーム20Bcは、第二フレーム20Bbとは別体で構成されていてもよい。
(13)上記実施形態において、膨出部15は、膨出部15の最下端が第一フレーム20Ba及び第二フレーム20Bbの上下幅内に位置する状態になるように形成され、また、機体フレーム20のうち、膨出部15の後方において機体左右方法に沿って延びるように横フレーム20Bcが備えられている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。膨出部15の最下端が第一フレーム20Ba及び第二フレーム20Bbの上下幅内に位置するものでなくてもよく、また、横フレーム20Bcが備えられていない構成としてもよい。
(14)上記実施形態において、穀粒タンク5の後方かつ燃料タンク10の側方の領域に、燃料補機30が備えられ、供給ポート16aは、膨出部15の側部のうち、燃料タンク10に対して燃料補機30が位置する側の側部から、燃料タンク10に対して燃料補機30が位置する側に向けて水平方向に沿って延出されている構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、燃料タンク10の後方に燃料補機30が備えられてもよく、また、膨出部15の側部のうち、燃料タンク10に対して燃料補機30が位置する側の側部以外の箇所に、供給ポート16aが備えられていてもよい。
(15)上記実施形態において、燃料タンク10は、上下方向に沿った分割面10Cによって分割された第一タンク構成体10L及び第二タンク構成体10Rを備える構成を例に説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではない。例えば、分割面10Cは、左右方向又は斜め方向に構成されていてもよく、また、燃料タンク10は、1つ又は3つ以上の構成体から構成されてもよい。
本発明は、普通型のコンバインだけでなく、自脱型のコンバインにも利用可能である。
4 脱穀装置
5 穀粒タンク
5U 下窄まり部
5S 下方空間
10 燃料タンク
10F 第一部分
10B 第二部分
10L 第一タンク構成体
10R 第二タンク構成体
10C 分割面
10b 面取部
13 給油部
14 バンド溝
15 膨出部
15L 第一膨出体
15R 第二膨出体
16a 供給ポート
20 機体フレーム
20Ba 第一フレーム
20Bb 第二フレーム
20Bc 横フレーム
21 機体フレーム
23 固定バンド
24 保護板
30 燃料補機
E エンジン

Claims (12)

  1. 収穫された作物を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置と左右横並び状態で設けられ、前記脱穀装置によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間の空間に設けられた燃料タンクと、
    前記穀粒タンクの後方に設けられ、穀粒を上方に搬送する縦搬送部を有し、前記穀粒タンクに貯留された穀粒を機外に排出する穀粒排出装置と、が備えられ、
    前記穀粒タンクの下部に、機体左右方向において下窄まり形状の下窄まり部が備えられ、
    前記燃料タンクに、前記空間において前記下窄まり部の下方の下方空間に入り込む状態で設けられた第一部分と、前記第一部分の後方に設けられ、前記穀粒タンクの後端部よりも後側に突出する第二部分と、が備えられ、
    前記第二部分は、前記第一部分よりも背面視での断面形状が大きくなるように、背面視で前記穀粒タンクと重複し、かつ、前記縦搬送部と重複していないコンバイン。
  2. 前記第二部分の上角部に、面取部が備えられ、
    前記燃料タンクに給油するための給油部は、前記面取部から延出されている請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記給油部は、前記面取部から斜め上方に向けて延ばされている請求項2に記載のコンバイン。
  4. 前記第二部分の上角部に、前記燃料タンクの内部側に向けて凹入された凹入部が備えられ、
    前記燃料タンクに給油するための給油部は、前記凹入部から延出されている請求項1に記載のコンバイン。
  5. 前記燃料タンクは、樹脂製であり、
    前記第一部分における上部は平坦形状に形成され、かつ、前記第一部分における前記穀粒タンクの側の上角部は、前記下窄まり部の傾斜形状に沿う傾斜形状に形成され、
    前記第二部分の上部は、左右方向で前記第一部分の前記上部と前記第一部分の前記上角部に亘る左右幅を有し、かつ、前記第一部分の前記上部と連続する平坦形状に形成されている請求項1から4の何れか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記燃料タンクは、機体フレームに載置された状態で固定バンドが巻き回されて、前記固定バンドによって前記機体フレームに締め付け固定され、
    前記燃料タンクは、樹脂製であり、
    前記第一部分及び前記第二部分に、前記固定バンドが入り込むバンド溝が形成されている請求項1から5の何れか一項に記載のコンバイン。
  7. 収穫された作物を脱穀処理する脱穀装置と、
    前記脱穀装置と左右横並び状態で設けられ、前記脱穀装置によって得られた穀粒を貯留する穀粒タンクと、
    前記脱穀装置と前記穀粒タンクとの間の空間に設けられた燃料タンクと、が備えられ、
    前記穀粒タンクの下部に、機体左右方向において下窄まり形状の下窄まり部が備えられ、
    前記燃料タンクに、前記空間において前記下窄まり部の下方の下方空間に入り込む状態で設けられた第一部分と、前記第一部分の後方に設けられ、前記穀粒タンクの後端部よりも後側に突出する第二部分と、が備えられ、
    前記第二部分は、前記第一部分よりも背面視での断面形状が大きくなるように、背面視で前記穀粒タンクと重複し、
    前記燃料タンクの底部に、下方に向けて膨出する膨出部が備えられ、
    前記膨出部に、前記燃料タンクの内部の燃料をエンジンに供給する供給ポートが備えられているコンバイン。
  8. 前記燃料タンクは、機体後部において、機体フレームに載置支持され、
    前記機体フレームに、前記燃料タンクが載置支持される第一フレームと、前記第一フレームと平行な状態で設けられた第二フレームと、が備えられ、
    前記底部における前記膨出部の周囲部分のうち、前記第一フレームに対応する箇所に、前記第一フレームに載置される載置部が備えられ、
    前記膨出部は、前記膨出部の最下端が前記第一フレーム及び前記第二フレームの上下幅内に位置する状態で、前記第一フレームと前記第二フレームとの間に落とし込まれている請求項7に記載のコンバイン。
  9. 前記膨出部の下方に位置し、前記膨出部を保護する保護板が備えられ、
    前記保護板は、前記第一フレームの下端部と前記第二フレームの下端部とに亘る状態で、前記第一フレームと前記第二フレームとに支持されている請求項8に記載のコンバイン。
  10. 前記燃料タンクは、機体フレームに載置支持され、
    前記機体フレームに、前記膨出部の後方において、背面視で前記膨出部と重複する状態で、機体左右方向に沿って延びる横フレームが備えられている請求項7から9の何れか一項に記載のコンバイン。
  11. 前記穀粒タンクの後方かつ前記燃料タンクの側方の領域に、燃料補機が備えられ、
    前記膨出部は、前記第二部分の底部に設けられ、かつ、前記燃料タンクに給油するための給油部は前記第二部分の上部に設けられ、
    前記供給ポートは、前記膨出部の側部のうち、前記燃料タンクに対して前記燃料補機が位置する側の側部から、前記燃料タンクに対して前記燃料補機が位置する側に向けて水平方向に沿って延出されている請求項7から10の何れか一項に記載のコンバイン。
  12. 前記燃料タンクに、上下方向に沿った分割面によって分割された第一タンク構成体及び第二タンク構成体が備えられ、前記燃料タンクは、前記第一タンク構成体と前記第二タンク構成体とを連結することで構成され、
    前記分割面が前記膨出部を通ることで、前記膨出部は、前記第一タンク構成体の側の第一膨出体と前記第二タンク構成体の側の第二膨出体と分割されており、
    前記第一膨出体と前記第二膨出体とは、前記分割面を挟んで前記第一膨出体の横幅が前記第二膨出体の横幅よりも大きくなるように構成され、
    前記第一膨出体の底部及び前記第二膨出体の底部は、前記分割面の側に向かって下り傾斜となる傾斜形状に形成され、
    前記供給ポートは、前記第二膨出体の側部のうち、前記第一膨出体とは反対側に位置する側部から、水平方向に沿って延出されている請求項7から11の何れか一項に記載のコンバイン。
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