JP7285224B2 - 料金変更装置、料金変更方法、及び料金変更プログラム - Google Patents

料金変更装置、料金変更方法、及び料金変更プログラム Download PDF

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Description

本発明は、料金変更装置、料金変更方法、及び料金変更プログラムに関する。
従来、教習所の料金プランの入力に関するシステムとして、例えば、特許文献1がある。かかる特許文献1のシステムでは、自動車教習所の利用者に対して必要な情報を格納したデータベースを管理する情報管理システムと、自動車教習所の利用者、自動車教習所、情報提供者とを通信ネットワークを介して接続し、自動車教習所のサービスシステムを構成する。自動車教習所の利用者に対して必要な情報には、配車の予約状況、教習生個々の成績、教習所基本情報、教習プラン情報等が含まれる。
特開2002-197201号公報
しかしながら、特許文献1では、自動車教習所の既存顧客の料金体系の変更をスムーズにできるようにして作業負荷を低減することに関して何等記載されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、既存顧客の料金体系の変更をスムーズにできるようにして作業負荷を低減することが可能な料金変更装置、料金変更方法、及び料金変更プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた料金変更装置であって、前記記憶部には、教習生(教習生番号及び/又は教習生名)と、費目(費目コード及び/又は費目名)と、料金改定日のデータを関連づけて登録した第1のテーブルと、教習生と、費目と、料金単価のデータを関連づけて登録した第2のテーブルと、が格納されており、前記制御部は、料金変更対象の費目をキーとして、前記第1のテーブル及び第2のテーブルからレコードを抽出し、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとしてグループ化するグループ化手段と、表示部に表示される、前記グループ化されたグループ単位で料金単価を変更するための料金変更用画面において、オペレータ操作に応じて料金単価が変更されると、同一グループの前記第2のテーブルのレコードの料金単価を一括で変更する一括変更手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、前記一括変更手段は、前記料金変更用画面において、オペレータ操作に応じて料金改訂日が変更されると、前記同一グループの前記第1のテーブルのレコードの料金改定日を一括で変更することにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記記憶部には、前記費目と、当該費目に連携させる連携費目とを関連付けて登録する第3のテーブルが格納されており、前記一括変更手段は、前記同一グループの前記第2のテーブルのレコードの料金単価を一括で変更する場合は、前記第3のテーブルの前記費目に対応する連携費目についても前記第2のテーブルの料金単価を一括で変更してもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記費目は、主費目と当該主費目を細分化するための補助費目を含むことにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置で実行される料金変更方法であって、前記記憶部には、教習生と、費目と、料金改定日のデータを関連づけて登録した第1のテーブルと、教習生と、費目と、料金単価のデータを関連づけて登録した第2のテーブルと、が格納されており、前記制御部において実行される、料金変更対象の費目をキーとして、前記第1のテーブル及び第2のテーブルからレコードを抽出し、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとしてグループ化するグループ化ステップと、表示部に表示される、前記グループ化されたグループ単位で料金単価を変更するための料金変更用画面において、オペレータ操作に応じて料金単価が変更されると、同一グループの前記第2のテーブルのレコードの料金単価を一括で変更する一括変更ステップと、を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるための料金変更プログラムであって、前記記憶部には、
教習生と、費目と、料金改定日のデータを関連づけて登録した第1のテーブルと、教習生と、費目と、料金単価のデータを関連づけて登録した第2のテーブルと、が格納されており、前記制御部において、料金変更対象の費目をキーとして、前記第1のテーブル及び第2のテーブルからレコードを抽出し、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとしてグループ化するグループ化ステップと、表示部に表示される、前記グループ化されたグループ単位で料金単価を変更するための料金変更用画面において、オペレータ操作に応じて料金単価が変更されると、同一グループの前記第2のテーブルのレコードの料金単価を一括で変更する一括変更ステップと、を実行するための料金変更プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、既存顧客の料金体系の変更をスムーズにできるようにして作業負荷を低減することが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態に係る料金変更装置の一例を示すブロック図である。 図2は、教習生費目テーブル、教習生費目単価テーブル、教習生料金改定用グループテーブル、及び料金改定用費目連携用テーブルの構成例を示す図である。 図3は、教習生費目テーブルのデータ例を示す図である。 図4は、教習生費目単価テーブルのデータ例を示す図である。 図5は、教習生料金改定用グループテーブルのデータ例を示す図である。 図6は、料金改定用費目連携用テーブルのデータ例を示す図である。 図7は、テーブルの更新を説明するための図である。 図8は、料金変更装置の制御部の全体の処理の概要を説明するためのフローチャートを示す図である。 図9は、料金変更用画面の表示例(初期画面)を示す図である。 図10は、図3の教習生費目テーブルからのデータ抽出例を示す図である。 図11は、図4の教習生費目単価テーブルからのデータ抽出例を示す図である。 図12は、グループ化を説明するための図である。 図13は、グループ化を説明するための図である。 図14は、料金変更用画面の表示例(グループ単位での表示)を示す図である。 図15は、料金変更用画面の表示例(単価変更時)を示す図である。 図16は、料金変更用画面の表示例(単価変更後)を示す図である。 図17は、変更後(更新後)の教習生費目テーブルを示す図である。 図18は、変更後(更新後)の教習生費目単価テーブルを示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
例えば、自動車教習所運営業者は、複数の料金プランで料金体系を構成し、顧客毎のニーズに合わせて料金プランを選択させている。従来の料金管理システムでは、既存顧客の料金体系の費目に料金改定があった場合はそれぞれの既存顧客に対して個別に価格改定を行う必要があった。このため、価格変更があった際には、既存顧客毎に料金体系の費目の1つずつの価格を個別に変更する必要があり、作業コストが非常にかかっていた。
そこで、本実施の形態では、既存顧客毎に異なる料金体系でも同じ費目で同じ価格(単価)であれば料金改定の見直しや消費税改定のタイミングで同じ価格になる点に注目した。本実施の形態では、費目単位で単価が同じものをグループ化し、グループ化したものを一覧で表示し、当該一覧で単価を変更してその変更をグループ内で反映させることで、既存顧客の料金体系の変更をスムーズにできるようにして作業負荷を大幅に低減し、既存顧客への料金改定や消費税の変更処理を容易にできるようにした。
[2.構成]
本実施形態に係る料金変更装置の構成の一例について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る料金変更装置の一例を示すブロック図である。本実施の形態の料金変更装置100は、例えば、自動者教習所の料金の変更に好適に使用することができる。
料金変更装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、料金変更装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
料金変更装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。料金変更装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、料金変更装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、料金変更装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。これにより、通信インターフェース部104は、ネットワーク300を介して、サーバ200とデータ通信可能に構成されている。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
また、この記憶部106は、教習生費目テーブル106aと、教習生費目単価テーブル106bと、教習生料金改定用グループテーブル106cと、料金改定用費目連携用テーブル106dと、不図示の費目マスタとを備えている。図2は、教習生費目テーブル106a、教習生費目単価テーブル106b、教習生料金改定用グループテーブル106c、及び料金改定用費目連携用テーブル106dの構成例を示す図である。図3は、教習生費目テーブル106aのデータ例を示す図である。図4は、教習生費目単価テーブル106bのデータ例を示す図である。図5は、教習生料金改定用グループテーブル106cのデータ例を示す図である。図6は、料金改定用費目連携用テーブル106dのデータ例を示す図である。図7は、テーブルの更新を説明するための図である。費目マスタ(不図示)は、主費目コード及び補助費目コードと、主費目名及び補助費目名とを関連づけて登録しており、画面表示制御部102dは、費目マスタを参照して、主費目コード及び補助費目コードに対応する主費目名及び補助費目名を読み出して画面に表示する。以下の例では、
参考用にコードに対応する名称を示す場合がある。また、以下の説明では、金額の単位は全て円とし、円の記載を省略する。
教習生費目テーブル106aは、図2に示すように、教習生を識別するための教習生識別情報である教習生番号と、主費目を識別するための主費目コードと、各主費目を細分化するためのものであり、主費目毎に設定される補助費目コードと、料金改定日のデータを関連づけて登録するためのものである。費目は、主費目と補助費目を含むものである。費目を指定する場合は、主費目+補助費目で指定することができる。例えば、主費目コードは、「010」が「入学金」、「020」が「学科料」、「100」が技能料、「200」が「キャンセル料」となっている。また、補助費目コードは、「0」が指定なし、「010」が普通(自動車)、「020」が二輪(自動車)となっている。また、費目コードを指定する場合は、主費目コード+補助費目コードで指定することができ、例えば、「100010」は、技能料(普通)を指定することになる(図10参照)。
図3に示す教習生費目テーブル106aの例では、1行目は、教習生番号「1」、主費目コード「010:入学金」、補助費目コード「0」、料金改定日「2019/4/1」、2行目は、教習生番号「1」、主費目コード「020:学科費」、補助費目コード「0」、料金改定日「2019/4/1」、3行目は、教習生番号「1」、主費目コード「100:技能料」、補助費目コード「010:普通」、料金改定日「2019/4/1」となっている。
教習生費目単価テーブル106bは、教習生と、費目と、料金単価を登録するためのものであり、例えば、図2に示すように、教習生番号と、主費目コードと、補助費目コードと、教習回数である単価回数と、改定前単価と、改定後単価のデータを関連づけて登録する。単価回数は、売上済回数が単価回数まで売上が立つと次の単価回数を見て対象金額を判断する仕組みとなっている。単価回数は複数設定可能となっている。
図4に示す教習生費目単価テーブル106bの例では、1行目は、教習生番号「1」、主費目コード「010」、補助費目コード「0」、単価回数1「99」、改定前単価「30000」、改定後単価「30000」、2行目は、教習生番号「1」、主費目コード「020」、補助費目コード「0」、単価回数1「99」、改定前単価「2500」、改定後単価「2500」、3行目は、教習生番号「1」、主費目コード「100」、補助費目コード「010」、単価回数1「99」、改定前単価「4500」、改定後単価「4500」となっている。
また、図4に示す例では、単価回数は4つまで設定されている。例えば、3行目については、単価回数1が「99」、単価「4500」となっているが、「99」回まで教習の単価が「4500」である。7行目については、単価回数1が「33」、単価「4500」、単価回数2が「5」、単価回数3が「99」、単価「4500」となっているが、最初は、「33」回まで教習の単価が「4500」であるが、「33」回をオーバーした場合は、「5」回が無料(おまけ)で、さらに「5」回をオーバーした場合は、「99」回まで教習の単価が「4500」である。
教習生料金改定用グループテーブル106cは、図2に示すように、教習生番号と、グループコードとを関連づけて登録するためのものである。教習生料金改定用グループテーブル106cは、料金変更を行う際に、一時的に作成されるテーブルである。
図5に示す教習生料金改定用グループテーブル106cの例では、1行目は、教習生番号「1」、グループコード「1」、2行目は、教習生番号「2」、グループコード「2」、3行目は、教習生番号「3」、グループコード「1」、4行目は、教習生番号「4」、グループコード「3」、5行目は、教習生番号「5」、グループコード「4」、6行目は、教習生番号「6」、グループコード「5」となっている。
料金改定用費目連携用テーブル106dは、対象の費目の料金を変更する際に、合わせて(連携して)料金を変更する費目を設定するためのテーブルであり、図2に示すように、費目コードと、補助費目コードと、連携先主費目コードと、連携先補助費目コードとを関連づけて登録するためのものである。連携先費目は、連携先主費目と連携先補助費目を含むものである。連携先費目には、費目と同一のコード及び名称を使用することができる。
図6に示す料金改定用費目連携用テーブル106dの例では、1行目が、主費目コード「100:技能料」、主補助費目コード「010:普通」と、連携先主費目コード「200:キャンセル料」と、連携先補助費目コード「010:普通」となっている。
図2において、教習生費目テーブル106aと、教習生費目単価テーブル106bと、教習生料金改定用グループテーブル106cは、教習生番号で紐付け(キー)されている。また、教習生費目テーブル106aと、教習生費目単価テーブル106bと、料金改定用費目連携用テーブル106dは、費目コード及び補助費目コードで紐付け(キー)されている。
図7において、単価料金を一括で変更する場合は、変更対象の費目をキーとして、教習生費目テーブル106aと教習生費目単価テーブル106bを参照してグループ化し、グループ化した番号(コード)を教習生料金改定用グループテーブル106cに登録(更新)する。そして、グループ化した単位で、教習生費目テーブル106aと教習生費目単価テーブル106bの単価料金及び料金改定日を一括更新する。
図1に戻り、制御部102は、料金変更装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。ここで、制御部102は、機能概念的に、データ登録部102aと、グループ化部102bと、一括変更部102cと、画面表示制御部102dと、を備えている。
データ登録部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の教習申込画面上でのオペレータの操作に応じて、教習の申込がある場合に、教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bにデータを登録する。また、データ登録部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の費目連携設定画面上でのオペレータの操作に応じて、料金改定用費目連携用テーブル106dにデータを登録する。
グループ化部102bは、例えば、モニタ114に表示される料金変更用画面(図9、図10参照)上でのオペレータの操作に応じて、指定される費目をキーとして、教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bからレコードを抽出し、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとしてグループ化して、教習生料金改定用グループテーブル106cに登録する。
一括変更部102cは、教習生料金改定用グループテーブル106cに登録されたデータに基づいて、グループ化部102bで抽出されたレコードについて、料金変更用画面に各グループのデータ(1つのグループについては1つの明細)の一覧を表示し、料金変更用画面で料金単価が変更されると、同一グループの教習生費目単価テーブル106bのレコードの料金単価を一括で変更する。
また、一括変更部102cは、料金変更用画面において、オペレータ操作に応じて料金改訂日が変更されると、同一グループの教習生費目テーブル106aのレコードの料金改定日を一括で変更することにしてもよい。
また、一括変更部102cは、同一グループの教習生費目単価テーブル106bの料金単価を一括で変更する場合は、料金改定用費目連携用テーブル106dの当該費目に対応する連携費目についても教習生費目単価テーブル106bの料金単価を一括で変更することにしてもよい。
画面表示制御部102dは、モニタ114に表示する各種画面(例えば、教習申込画面、費目連携設定画面、料金変更用画面等)の表示及びその入力を制御する。
[3.具体例]
本実施の形態に係る料金変更装置100の制御部102の処理の具体例について、図1~図18を参照して説明する。図8は、料金変更装置100の制御部102の全体の処理の概要を説明するためのフローチャートを示す図である。図8を参照して、料金変更装置100の制御部102の全体の処理の概要を説明する。
図8において、データ登録部102aは、データ登録処理を実行する(ステップS1)。具体的には、データ登録処理では、データ登録部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の教習申込画面上でのオペレータの操作に応じて、教習の申込がある場合に、教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bにデータを登録する。また、データ登録処理では、データ登録部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の費目連携設定画面上でのオペレータの操作に応じて、料金改定用費目連携用テーブル106dにデータを登録してもよい。
グループ化部102bは、グループ化処理を実行する(ステップS2)。具体的には、グループ化処理では、グループ化部102bは、例えば、モニタ114に表示される料金変更用画面(図9参照)上でのオペレータの操作に応じて、指定される費目をキーとして、教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bからレコードを抽出し、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとしてグループ化して、教習生料金改定用グループテーブル106cに登録する。
一括変更部102cは、一括変更処理を実行する(ステップS3)。具体的には、一括変更処理では、一括変更部102cは、教習生料金改定用グループテーブル106cに登録されたデータに基づいて、グループ化部102bで抽出されたレコードについて、料金変更用画面に各グループのデータ(1つのグループについては1つのデータ)の一覧を表示し、料金変更用画面で料金単価が変更されると、同一グループの教習生費目単価テーブル106bのレコードの料金単価を一括で変更する。
また、一括変更処理では、一括変更部102cは、料金変更用画面において、オペレータ操作に応じて料金改訂日が変更されると、同一グループの教習生費目テーブル106aのレコードの料金改定日を一括で変更することにしてもよい。
また、一括変更処理では、料金改定用費目連携用テーブル106dの当該費目に対応する連携費目についても教習生費目単価テーブル106bの料金単価及び教習生費目テーブル106aの料金改定日を一括で変更することにしてもよい。
図9~図18を参照して、料金変更装置100の制御部102の処理の具体例を説明する。以下の説明では、上記図3~図6の教習生費目テーブル106a、教習生費目単価テーブル106b、教習生料金改定用グループテーブル106c、料金改定用費目連携用テーブル106dのデータ例をサンプルデータとして説明する。図9は、料金変更用画面の表示例(初期画面)を示す図である。図10は、図3の教習生費目テーブル106aからの抽出例を示す図である。図11は、図4の教習生費目単価テーブル106bからの抽出例を示す図である。図12及び図13は、グループ化を説明するための図である。図14は、料金変更用画面の表示例(グループ単位での表示)を示す図である。図15は、料金変更用画面の表示例(単価変更時)を示す図である。図16は、図15は、料金変更用画面の表示例(単価変更後)を示す図である。図17は、変更後の教習生費目テーブル106aを示す図である。図18は、変更後の教習生費目単価テーブル106bを示す図である。
図9に示す料金変更用画面400の初期画面(起動画面)例では、費目を指定するためのエリア401と、教習車種を指定するためのエリア402と、エリア401で指定される費目についての教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bの対象のデータの表示を指示するための表示ボタン403と、表示ボタン403が押下された場合に、エリア401で指定される費目についての教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bの対象のデータを表示するためのエリア404と、教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bのデータの更新を指示するための更新ボタン405と、を備えている。
エリア404には、変更対象を指定するためのチエックボックスと、費目、費目名、料金改定日、改定前単価、改定後単価の項目が表示され、費目、費目名、料金改定日、改定前単価、改定後単価のデータは、教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bから読み出されて表示される。
エリア401で費目が指定されて、表示ボタン403が押下されると、指定される費目をキーとして、教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bからレコードを抽出し、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとしてグループ化して、教習生料金改定用グループテーブル106cに登録する。
図10に示す例では、料金変更用画面400のエリア401で費目として、「100010:技能料普通」が指定されて、表示ボタン403が押されると、指定される費目「100010:技能料普通」をキーとして、図11及び図12に示すように、教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bからレコードを抽出し、図13及び図14に示すように、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとし、異なるものを別のグループとして、順番にグループコードを付す。図13及び図14において、1行目と3行目が同じグループとなり、それ以外は、異なるグループとなる。順番にグループコード「1」、「2」、「1」、「3」、「4」、「5」を付し、上記図5に示すように、教習生料金改定用グループテーブル106cに、教習生番号「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」に、それぞれグループコード「1」、「2」、「1」、「3」、「4」、「5」を登録する。
図10に戻り、料金変更用画面400のエリア404には、抽出したデータについて、全グループについてグループ単位で料金変更用の明細の一覧を表示する。1つのグループについては1つの明細のみを表示する。例えば、同じグループに1000人の教習生が属していても1つの明細のみを表示する。また、例えば、エリア404では、改定前単価と改定後単価は単価回数1のもののみを表示し、単価回数2以降は別明細で表示してもよい。また、隠し項目でグループコードをセットする。図10に示す例では、エリア404の1~5行に、グループコード「1」、「2」、「3」、「4」、「5」にそれぞれ対応する、費目コード「100010」、費目名「技能料:普通」、単価改訂日「2019/04/01」、改定前単価「4500」、改定後単価「4500」と、費目コード「100010」、費目名「技能料:普通」、単価改訂日「2019/04/01」、改定前単価「4500」、改定後単価「4500」と、費目コード「100010」、費目名「技能料:普通」、単価改訂日「2019/10/01」、改定前単価「4500」、改定後単価「4500」と、費目コード「100010」、費目名「技能料:普通」、単価改訂日「2019/10/01」、改定前単価「4500」、改定後単価「4500」と、費目コード「100010」、費目名「技能料:普通」、単価改訂日「2019/10/01」、改定前単価「4500」、改定後単価「4500」とが表示される。
図15に示すように、エリア404において、単価変更対象の行をダブルクリックすると、単価変更用サブ画面500が表示され、この単価変更用サブ画面500で、単価を変更して確定ボタンを押すと、エリア404の単価を変更することができる。料金改定日を変更する場合は、エリア404で直接変更することができる。
図15に示す例では、例えば、1行目がダブルクリックされ、単価変更用サブ画面500でオペレータの操作で単価が4500円から5500円に変更されると、図16に示すように、エリア404の1行目の改定後単価が5500円に変更される。また、図16では、オペレータの操作により1行目の料金改定日を「2019/04/01」から「2019/10/01」に変更している。なお、単価を変更した場合は、現在日付を料金改定日に自動設定することにしてもよい。
更新ボタン405が押されると、変更した改定後単価及び料金改定日に、同一グループの教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bのデータが一括で変更される。また、教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bの料金改定用費目連携用テーブル106dの当該費目に対応する連携費目についても変更した改定後単価及び料金改定日に変更される。
図17及び図18は、変更後の教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bの例を示す図である。図17及び図18に示すように、3行目と11行目の費目「100010(技能料普通)」について、教習生費目テーブル106aの料金改定日が「2019/10/1」に変更され、教習生費目単価テーブル106bの改定後単価が「5500」に変更される。さらに、3行目と11行目の費目「100010」に対応する料金改定用費目連携用テーブル106dで設定されている連携先費目「200010(キャンセル料普通)」の4行目と12行目について、教習生費目テーブル106aの料金改定日が「2019/10/1」に変更され、教習生費目単価テーブル106bの改定後単価が「5500」に変更される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、教習生と、費目と、料金改定日のデータを関連づけて登録した教習生費目テーブル106a(第1のテーブル)と、教習生と、費目と、料金単価のデータを関連づけて登録した教習生費目単価テーブル106b(第2のテーブル)と、料金変更対象の費目をキーとして、教習生費目テーブル106a及び教習生費目単価テーブル106bからレコードを抽出し、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとしてグループ化するグループ化部102bと、モニタ114に表示される、グループ化されたグループ単位で料金単価を変更するための料金変更用画面400において、オペレータ操作に応じて料金単価が変更されると、同一グループの教習生費目単価テーブル106bのテーブルのレコードの料金単価を一括で変更する一括変更部102cと、を備えているので、既存顧客の料金体系の変更をスムーズにできるようにして作業負荷を低減することが可能となる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。本実施の形態では、料金変更装置100を自動車教習所で使用する例を説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、他のサービスを提供する場合にも適用可能である。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、料金変更装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、料金変更装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて料金変更装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部106などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、料金変更装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、料金変更装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、料金変更装置100は、当該情報処理装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能付加に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 料金変更装置
102 制御部
102a データ登録部
102b グループ化部
102c 一括変更部
102d 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 教習生費目テーブル
106b 教習生費目単価テーブル
106c 教習生料金改定用グループテーブル
106d 料金改定用費目連携用テーブル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
300 ネットワーク

Claims (6)

  1. 記憶部及び制御部を備えた料金変更装置であって、
    前記記憶部には、
    教習生と、費目と、料金改定日のデータを関連づけて登録した第1のテーブルと、
    教習生と、費目と、料金単価のデータを関連づけて登録した第2のテーブルと、
    が格納されており、
    前記制御部は、
    料金変更対象の費目をキーとして、前記第1のテーブル及び前記第2のテーブルからレコードを抽出し、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとしてグループ化するグループ化手段と、
    表示部に表示される、前記グループ化されたグループ単位で料金単価を変更するための料金変更用画面において、オペレータ操作に応じて料金単価が変更されると、同一グループの前記第2のテーブルのレコードの料金単価を一括で変更する一括変更手段と、
    を備えたことを特徴とする料金変更装置。
  2. 前記一括変更手段は、前記料金変更用画面において、オペレータ操作に応じて料金改訂日が変更されると、前記同一グループの前記第1のテーブルのレコードの料金改定日を一括で変更することを特徴とする請求項1に記載の料金変更装置。
  3. 前記記憶部には、
    前記費目と、当該費目に連携させる連携費目とを関連付けて登録する第3のテーブルが格納されており、
    前記一括変更手段は、前記同一グループの前記第2のテーブルのレコードの料金単価を一括で変更する場合は、前記第3のテーブルの前記費目に対応する連携費目についても前記第2のテーブルの料金単価を一括で変更することを特徴とする請求項1に記載の料金変更装置。
  4. 前記費目は、主費目と当該主費目を細分化するための補助費目を含むことを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の料金変更装置。
  5. 制御部及び記憶部を備えた情報処理装置で実行される料金変更方法であって、
    前記記憶部には、
    教習生と、費目と、料金改定日のデータを関連づけて登録した第1のテーブルと、
    教習生と、費目と、料金単価のデータを関連づけて登録した第2のテーブルと、
    が格納されており、
    前記制御部において実行される、
    料金変更対象の費目をキーとして、前記第1のテーブル及び前記第2のテーブルからレコードを抽出し、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとしてグループ化するグループ化ステップと、
    表示部に表示される、前記グループ化されたグループ単位で料金単価を変更するための料金変更用画面において、オペレータ操作に応じて料金単価が変更されると、同一グループの前記第2のテーブルのレコードの料金単価を一括で変更する一括変更ステップと、
    を含むことを特徴とする料金変更方法。
  6. 制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるための料金変更プログラムであって、
    前記記憶部には、
    教習生と、費目と、料金改定日のデータを関連づけて登録した第1のテーブルと、
    教習生と、費目と、料金単価のデータを関連づけて登録した第2のテーブルと、
    が格納されており、
    前記制御部において、
    料金変更対象の費目をキーとして、前記第1のテーブル及び前記第2のテーブルからレコードを抽出し、抽出したレコードについて、教習生を除く項目のデータが同じものを同一のグループとしてグループ化するグループ化ステップと、
    表示部に表示される、前記グループ化されたグループ単位で料金単価を変更するための料金変更用画面において、オペレータ操作に応じて料金単価が変更されると、同一グループの前記第2のテーブルのレコードの料金単価を一括で変更する一括変更ステップと、
    を実行するための料金変更プログラム。
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