JP7223903B1 - 固定資産システム、固定資産管理方法、及び固定資産管理プログラム - Google Patents

固定資産システム、固定資産管理方法、及び固定資産管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】現場部門用の簡易登録画面を準備し、現場部門にて入力可能な項目のみ現場部門で入力し、経理部門にて現場部門で入力したデータを使用して本登録を行うことで、登録間違い等で発生するコストを削減すること。【解決手段】本実施の形態に係る固定資産システムは、固定資産を取得した部門である現場部門で登録可能な入力項目を表示した固定資産簡易登録画面を現場部門に提供し、当該固定資産簡易登録画面の入力内容に応じた簡易固定資産情報を簡易資産情報テーブルに登録する固定資産簡易登録手段と、前記固定資産登録画面に追加項目を加えた経理部門用の固定資産登録画面を経理部門に提供し、当該固定資産登録画面に、前記簡易固定資産情報テーブルに登録した簡易固定資産情報を呼び出して反映させ、当該固定資産登録画面の入力内容に応じた固定資産情報を前記資産情報テーブルに登録する固定資産登録手段と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、固定資産システム、固定資産管理方法、及び固定資産管理プログラムに関する。
例えば、固定資産台帳登録には多数の項目の入力が必要であり、中には経理部門でしか判断ができない項目も含まれている。固定資産を取得した部門である現場部門が登録を行う場合、全ての項目を正しく登録することはできずに、経理部門に情報を回して経理部門で登録を行ったり、現場で登録を行っている場合は、登録間違いが発生し、期中や期末に修正作業が発生していた。従来、固定資産登録を行うシステムとして、例えば、特許文献1がある。
特開2002-304514号公報
しかしながら、上記特許文献1では、固定資産登録について、現場部門用の簡易登録画面を準備し、現場部門にて入力可能な項目のみ現場部門で入力し、経理部門にて現場部門で入力したデータを使用して本登録を行うことで、登録間違い等で発生するコストを削減することに関して何ら記載されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、固定資産登録について、現場部門用の簡易登録画面を準備し、現場部門にて入力可能な項目のみ現場部門で入力し、経理部門にて現場部門で入力したデータを使用して本登録を行うことで、登録間違い等で発生するコストを削減することが可能な固定資産システム、固定資産管理方法、及び固定資産管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた固定資産システムであって、前記制御部は、簡易固定資産情報を格納するための簡易資産情報テーブルと、固定資産情報を格納するための資産情報テーブルと、にアクセス可能に構成されており、固定資産を取得した部門である現場部門で登録可能な入力項目を表示した固定資産簡易登録画面を現場部門に提供し、当該固定資産簡易登録画面の入力内容に応じた簡易固定資産情報を前記簡易資産情報テーブルに登録する固定資産簡易登録手段と、前記固定資産簡易登録画面に追加項目を加えた経理部門用の固定資産登録画面を経理部門に提供し、当該固定資産登録画面に、前記簡易資産情報テーブルに登録した簡易固定資産情報を呼び出して反映させ、当該固定資産登録画面の入力内容に応じた固定資産情報を前記資産情報テーブルに登録する固定資産登録手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、前記追加項目は、償却情報を含むことにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、前記固定資産簡易登録画面及び前記固定資産登録画面の表示項目を設定した項目表示非表示設定マスタにアクセス可能に構成されており、前記固定資産簡易登録手段は、前記項目表示非表示設定マスタの設定に応じた固定資産簡易登録画面を生成し、前記固定資産登録手段は、前記項目表示非表示設定マスタの設定に応じた固定資産登録画面を生成することにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、階層レベル、設置場所、上位設置場所、設置場所で決まる台帳の項目の初期値を関連づけて登録した設置場所マスタにアクセス可能に構成されており、前記固定資産簡易登録画面は、設置場所の項目を備え、前記固定資産簡易登録手段は、前記固定資産簡易登録画面で設置場所が入力されると、当該設置場所をキーとして前記設置場所マスタから設置場所で決まる台帳の項目の初期値を取得して、前記固定資産簡易登録画面に当該設置場所で決まる台帳の項目がある場合は、取得した初期値を設定し、前記固定資産簡易登録画面にない場合は、簡易固定資産情報を登録する際に、簡易固定資産情報に取得した初期値の項目を登録することにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記固定資産簡易登録手段は、前記設置場所マスタで初期値が設定されていない場合は、上位設置場所についての初期値を前記設置場所マスタから取得することにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記設置場所で決まる台帳の項目は、自治体、事業所、部門、又は経費区分を含むことにしてもよい。
また、本発明の一態様によれば、前記制御部は、資産分類、資産種類、耐用年数、構造名、細目名を関連づけて登録した資産分類マスタと、資産種類、申告区分、償却方法、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額を関連づけて登録した資産種類マスタと、にアクセス可能に構成されており、前記固定資産簡易登録画面は、資産分類の項目を備え、前記固定資産簡易登録手段は、前記固定資産簡易登録画面で資産分類が入力されると、当該資産分類をキーとして、前記資産分類マスタの資産種類、耐用年数、構造名、細目名を取得し、取得した資産種類をキーとして、前記資産種類マスタから資産種別、申告区分、償却方法、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額を取得し、簡易固定資産情報を登録する際に、簡易固定資産情報に、取得した資産種類、資産種別、申告区分、償却方法、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、耐用年数、構造名、細目名を登録することにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置が実行する固定資産管理方法であって、前記制御部は、簡易固定資産情報を格納するための簡易資産情報テーブルと、固定資産情報を格納するための資産情報テーブルと、にアクセス可能に構成されており、前記制御部において実行される、固定資産を取得した部門である現場部門で登録可能な入力項目を表示した固定資産簡易登録画面を現場部門に提供し、当該固定資産簡易登録画面の入力内容に応じた簡易固定資産情報を前記簡易資産情報テーブルに登録する固定資産簡易登録工程と、前記固定資産簡易登録画面に追加項目を加えた経理部門用の固定資産登録画面を経理部門に提供し、当該固定資産登録画面に、前記簡易資産情報テーブルに登録した簡易固定資産情報を呼び出して反映させ、当該固定資産登録画面の入力内容に応じた固定資産情報を前記資産情報テーブルに登録する固定資産登録工程と、を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備えた情報処理装置で実行するための固定資産管理プログラムであって、前記制御部は、簡易固定資産情報を格納するための簡易資産情報テーブルと、固定資産情報を格納するための資産情報テーブルと、にアクセス可能に構成されており、前記制御部において、固定資産を取得した部門である現場部門で登録可能な入力項目を表示した固定資産簡易登録画面を現場部門に提供し、当該固定資産簡易登録画面の入力内容に応じた簡易固定資産情報を前記簡易資産情報テーブルに登録する固定資産簡易登録工程と、前記固定資産簡易登録画面に追加項目を加えた経理部門用の固定資産登録画面を経理部門に提供し、当該固定資産登録画面に、前記簡易資産情報テーブルに登録した簡易固定資産情報を呼び出して反映させ、当該固定資産登録画面の入力内容に応じた固定資産情報を前記資産情報テーブルに登録する固定資産登録工程と、を実行させるための固定資産管理プログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、固定資産登録について、現場部門用の簡易登録画面を準備し、現場部門にて入力可能な項目のみ現場部門で入力し、経理部門にて現場部門で入力したデータを使用して本登録を行うことで、登録間違い等で発生するコストを削減することが可能となるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態での固定資産の登録イメージを示す図である。 図2は、本実施の形態の画面起動のイメージを説明するための図である。 図3は、本実施の形態の固定資産簡易登録・固定資産登録のテーブル管理を説明するための図である。 図4は、本実施の形態に係る固定資産システムの構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の全体の処理のフローの一例を示す図である。 図6は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図7は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図8は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図9は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図10は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図11は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図12は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図13は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図14は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図15は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図16は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図17は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図18は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図19は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図20は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図21は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図22は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図23は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図24は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図25は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。 図26は、本実施の形態に係る固定資産システムの制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
以下に、本発明に係る固定資産システム、固定資産管理方法、及び固定資産管理プログラムの実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[1.概要]
例えば、固定資産台帳登録には多数の項目の入力が必要であるが、固定資産を購入した現場部門で固定資産の登録を行いたいというニーズがある。しかしながら、現場部門メンバーは、会計知識がないため固定資産特有の項目(償却方法・耐用年数等)については分からないため、経理部門に回して登録を行っている。他方、現場部門にて登録を行っている場合は、登録間違えが多発している。間違えた状態のまま償却計算がされ、期中や期末での修正が発生する。
そこで、本実施の形態では、現場部門用の簡易登録画面を準備し、現場部門にて入力可能な項目のみ現場部門で入力して登録できるようにした。そして、簡易登録画面から登録されたデータは、経理部門にて呼出を可能とし、経理部門で、固定資産特有の償却情報の項目を追加でメンテし、本登録完了とする。
本実施の形態によれば、情報を持っている部門(現場部門、経理部門)のそれぞれで登録が可能となるため、登録間違い等で発生するコストを削減することができる。また、正確な情報登録が可能となるため、経営判断に必要となる情報を正しく管理することが可能となる。
図1は、本実施の形態での固定資産の登録イメージを示す図である。現場部門では、購入システムで固定資産を購入、債務支払の処理を行い、固定資産システムの現場入力用画面で固定資産簡易登録を行う。経理部門では、固定資産簡易登録のデータが反映され、補足項目が追加された固定資産システムの経理入力用画面で補足入力を行って、固定資産登録を行う。
図2は、本実施の形態の画面起動のイメージを説明するための図である。図2(A)は、固定資産簡易登録画面の画面起動のイメージ、図2(B)は、固定資産登録画面の画面起動のイメージを示している。以下のようにジョブ起動セキュリティ設定が可能となっている。図2(A)に示すように、現場担当者は、固定資産簡易登録画面のみを起動可能となっており、固定資産登録画面は起動不可となっている。他方、図2(B)に示すように、経理担当者は、固定資産登録画面のみを起動可能となっており、固定資産簡易登録画面は起動不可となっている。
図3は、本実施の形態の固定資産簡易登録・固定資産登録のテーブル管理を説明するための図である。図3において、固定資産簡易登録による簡易固定資産情報と、固定資産登録による固定資産情報は、それぞれ別のテーブルに保持する。簡易固定資産情報は、仮登録番号、資産名、・・・、登録完了フラグ(1:登録完了、0:登録未了)を含んでいる。資産情報は、資産番号、枝番、仮登録番号、資産名、・・・を含んでいる。
承認運用時の承認状態は別テーブルで管理を行う。簡易固定資産情報の承認状態を管理するための履歴情報データ_承認用(簡易)は、仮登録番号と承認状態(例えば、50:完了、10:申請)を含んでいる。資産情報の承認状態を管理するための履歴情報データ_承認用は、資産番号と承認状態(50:完了、10:申請)を含んでいる。
現場担当者は、簡易固定資産情報を作成した場合、上長の承認が必要となる。現場担当者の固定資産簡易登録画面で操作に応じて、簡易資産情報を作成すると(登録完了フラグ「0:登録未了」)、上長に承認申請を行う。この際、履歴情報データ_承認用(簡易)が作成され、承認状態「10:申請」となる。上長の承認が得られると、履歴情報データ_承認用(簡易)の承認状態が「50:完了」に更新される。登録完了フラグは、経理部担当者が固定資産登録画面で呼び出した仮登録番号を登録した時点で、「1:完了」に更新される。
承認運用時は履歴情報データ_承認用(簡易)の承認状態が「50:完了」となった場合に、固定資産登録で呼び出しが可能となる。簡易固定資産情報の登録完了フラグが「1:完了」の場合は、当該簡易固定資産情報の修正は不可となる。
同様に、経理担当者は、固定資産情報を作成した場合、上長の承認が必要となる。経理担当者は、固定資産登録画面で簡易資産情報を読み出して(図3に示す例では、仮登録番号「S000001」の簡易資産情報が読み出される)、画面にデータを展開し、固定資産登録画面上で、固定資産情報を作成すると、登録完了フラグが「1:完了」となる。また、固定資産情報を作成した場合は、上長に承認申請を行う。この際、履歴情報データ_承認用が作成され、承認状態「10:申請」となる。上長の承認が得られると、履歴情報データ_承認用の承認状態が「50:完了」に更新される。
本実施の形態の固定資産システムは、以下の特徴を有している。
(1)裏では固定資産情報の全ての項目を「項目表示非表示設定マスタ」でデータ保持可能とし、運用レベルに合わせて、固定資産簡易登録画面及び固定資産登録画面での項目の表示・非表示が変更可能となっている。
(2)固定資産の設置場所の項目を「設置場所マスタ」で管理することが可能となっている。
(3)経理的な判断が必要な項目については、「資産分類マスタ」により事前に初期値設定が可能となっている。
本実施の形態の固定資産システムは、各種企業で利用可能であり、例えば、大手(製造・小売・金融等)企業に展開可能である。大手企業では現場部門での購買が行われており、資産性がある購入品の管理が煩雑となっている。また、早期の計上のための報告や、現場での統制がExcel運用となっていることが多く企業の計上漏れ・統制漏れを防止するのに好適である。
[2.構成]
本実施形態に係る固定資産システム100の構成について、図4を参照して説明する。図4は、本実施の形態に係る固定資産システム100の構成の一例を示すブロック図である。
固定資産システム100は、例えば、ワークステーションや市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。
固定資産システム100は、図4に示すように、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。固定資産システム100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、固定資産システム100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、固定資産システム100と、サーバ200、現場担当者端末310・・・、現場上長端末320・・・、経理担当者端末330・・・や経理上長端末340・・・とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、後述する記憶部106に格納されるデータは、サーバ200に格納されてもよい。
現場担当者端末310は、現場部門の担当者が使用する端末であり、固定資産システム100にアクセス可能に構成されている。現場上長端末320は、現場部門の上長が使用する端末であり、固定資産システム100にアクセス可能に構成されている。経理担当者端末330は、経理部門の担当者が使用する端末であり、固定資産システム100にアクセス可能に構成されている。経理上長端末340は、経理部門の上長が使用する端末であり、固定資産システム100にアクセス可能に構成されている。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。また、「出力」とは、出力装置114のモニタに表示することや出力装置114のプリンタで印刷することを含む。また、モニタ114に表示される情報に対して入力装置112等でユーザが操作等をすることを、「UIを介したユーザ操作」と記載する場合がある。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
また、記憶部106は、資産分類マスタ106aと、資産種類マスタ106bと、耐用年数マスタ106cと、設置場所マスタ106dと、自治体マスタ106eと、事業所マスタ106fと、部門マスタ106gと、経費区分マスタ106hと、項目表示非表示設定マスタ106iと、簡易資産情報テーブル106jと、資産情報テーブル106kと、を備えている。
資産分類マスタ106aは、資産分類コード、資産分類名、資産種類コード、耐用年数(会計)、耐用年数(税務)、構造名、細目名を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
資産種類マスタ106bは、資産種類コード、資産種類名、資産種別、申告区分、償却方法、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
耐用年数マスタ106cは、耐用年数区分、構造番号、構造名、細目コード、細目名の項目を関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。
設置場所マスタ106dは、階層レベル、設置場所コード、設置場所名称、上位設置場所コード、設置場所で決まる台帳の項目の初期値(初期セット自治体、初期セット事業所、初期セット部門、初期セット経費区分)を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
自治体マスタ106eは、自治体コード、自治体名を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
事業所マスタ106fは、事業所コード、事業所名の項目を関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。
部門マスタ106gは、部門コード、部門名を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
経費区分マスタ106hは、経費区分コード、経費区分名を関連づけて登録したテーブル等で構成することができる。
項目表示非表示設定マスタ106iは、ページID、アイテムID、アイテム名、表示非表示設定(1:表示、0:非表示)を関連付けて登録したテーブル等で構成することができる。
簡易資産情報テーブル106jは、簡易固定資産情報を格納するためのテーブルである。簡易固定資産情報は、簡易資産情報と、簡易税務償却情報と、簡易会計償却情報とで構成されている。
簡易資産情報は、仮登録番号、資産番号、資産枝番、資産名、資産名カナ、稟議番号、建仮(振替)番号、画像添付、資産分類、資産種類、資産種別、設置場所、設置場所(任意項目)、事業所、計上部門、申告区分、申告自治体、取得日、償却開始日、取得判明月、数量、単位、取得価額、消費税、摘要、取得区分、経費区分、被資本的支出資産No、取引先、親資産Noを含んでいてもよい。
簡易税務償却情報は、取得価額、償却方法、耐用年数、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、構造名、細目名を含んでいてもよい。
簡易会計償却情報は、取得価額、消費税額、償却方法、耐用年数、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、本登録完了フラグを含んでいてもよい。
資産情報テーブル106kは、固定資産情報を格納するためのテーブルである。固定資産情報は、資産情報と、税務償却情報と、会計償却情報とで構成されている。
資産情報は、仮登録番号、資産番号、資産枝番、資産名、資産名カナ、稟議番号、建仮(振替)番号、画像添付、資産分類、資産種類、資産種別、設置場所、設置場所(任意項目)、事業所、計上部門、申告区分、申告自治体、取得日、償却開始日、取得判明月、数量、単位、取得価額、消費税、摘要、取得区分、経費区分、被資本的支出資産No、取引先、親資産Noを含んでいてもよい。
税務償却情報は、取得価額、償却方法、耐用年数、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、普通償却率、増加償却率、特別割増償却率、使用月数、変更時簿価、改定取得価額、構造名、細目名、摘要条項、取得否認、取得否認額を含んでいてもよい。
会計償却情報は、取得価額、消費税額、償却方法、耐用年数、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、普通償却率、増加償却率、特別割増償却率、使用月数、変更時簿価、改定取得価額、減損後簿価、定額法取得相当額区分、償却方法変更区分を含んでいてもよい。
制御部102は、固定資産システム100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、記憶部106に格納されている、資産分類マスタ106a、資産種類マスタ106b、耐用年数マスタ106c、設置場所マスタ106d、自治体マスタ106e、事業所マスタ106f、部門マスタ106g、経費区分マスタ106h、項目表示非表示設定マスタ106i、簡易資産情報テーブル106j、資産情報テーブル106k等にアクセス可能に構成されている。なお、これらのマスタ及びテーブルは、他の場所(例えば、サーバ200)に設けられていてもよく、制御部102がアクセス可能な構成であればよい。
制御部102は、機能概念的に、マスタメンテ部102aと、固定資産簡易登録部102bと、固定資産登録部102cと、資産情報項目一覧設定部102dと、画面表示制御部102eと、を備えている。
マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示されるマスタメンテ画面上での管理者による入力装置112の操作に応じて、資産分類マスタ106a、資産種類マスタ106b、耐用年数マスタ106c、設置場所マスタ106d、自治体マスタ106e、事業所マスタ106f、部門マスタ106g、経費区分マスタ106h、項目表示非表示設定マスタ106iに対して、データの登録・追加・修正・削除等の設定(編集)を行う。
固定資産簡易登録部102bは、固定資産を取得した部門である現場部門の現場担当者端末310からのアクセスに応じて、現場部門で登録可能な入力項目のみを表示した固定資産簡易登録画面を提供し、当該固定資産簡易登録画面上での現場担当者端末310の現場担当者の入力操作に応じて、簡易固定資産情報を簡易資産情報テーブル106jに登録すると共に、WF(ワークフロー)を介して、現場上長端末320に承認申請を通知する。現場上長端末320の現場上長により申請された簡易固定資産情報の承認が行われる。
固定資産簡易登録部102bは、項目表示非表示設定マスタ106iの設定に応じた固定資産簡易登録画面を生成することにしてもよい。
固定資産簡易登録画面は、設置場所の項目を備え、固定資産簡易登録部102bは、固定資産簡易登録画面で設置場所が入力されると、当該設置場所をキーとして設置場所マスタ106dから設置場所で決まる台帳の項目の初期値を取得して、固定資産簡易登録画面に当該設置場所で決まる台帳の項目がある場合は、取得した初期値を設定し、固定資産簡易登録画面にない場合は、簡易固定資産情報を登録する際に、簡易固定資産情報に取得した初期値の項目を登録することにしてもよい。
固定資産簡易登録部102bは、設置場所マスタ106dで初期値が設定されていない場合は、上位設置場所についての初期値を設置場所マスタ106dから取得することにしてもよい。
設置場所で決まる台帳の項目は、自治体、事業所、部門、又は経費区分を含むことにしてもよい。
固定資産簡易登録画面は、資産分類の項目を備え、固定資産簡易登録部102bは、固定資産簡易登録画面で資産分類が入力されると、当該資産分類をキーとして、資産分類マスタ106aから資産種類、耐用年数、構造名、細目名を取得し、取得した資産種類をキーとして、資産種類マスタ106bから資産種別、申告区分、償却方法、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額を取得し、簡易固定資産情報を登録する際に、簡易固定資産情報に、取得した資産種類、資産種別、申告区分、償却方法、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、耐用年数、構造名、細目名を登録することにしてもよい。
固定資産登録部102cは、経理担当者端末330からのアクセスに応じて、固定資産簡易登録画面に追加項目を加えた経理部門用の固定資産登録用画面を提供し、当該固定登録用画面に、簡易資産情報テーブル106jに登録した簡易資産情報を、仮登録番号をキーとして呼び出して反映させ、当該登録用画面上での経理担当者端末330の経理担当者の入力操作に応じて、固定資産情報を資産情報テーブル106kに登録すると共に、WF(ワークフロー)を介して、経理上長端末340に承認申請を通知する。経理上長端末340の経理上長により、申請された固定資産情報の承認が行われる。追加項目は、償却情報を含むことにしてもよい。
固定資産登録部102cは、項目表示非表示設定マスタ106iの設定に応じた固定資産登録画面を生成することにしてもよい。
資産情報項目一覧設定部102dは、例えば、モニタ114に表示される資産情報項目一覧設定画面(不図示)上での管理者の操作に応じて、項目表示非表示設定マスタ106iのデータの設定を行う。
画面表示制御部102eは、モニタ114に表示される各種画面(例えば、各種マスタメンテ画面、資産情報項目一覧設定画面等)の表示及びその入力を制御する。
[3.具体例]
図4~図26を参照して、本実施の形態に係る固定資産システム100の制御部102における処理の具体例を説明する。図5~図26は、本実施の形態に係る固定資産システム100の制御部102における処理の具体例を説明するための図である。
(3-1.全体の処理)
図5は、本実施の形態における固定資産システム100の制御部102の全体の処理の概略を説明するためのフローを示す図である。
図5を参照して、本実施の形態における固定資産システム100の制御部102の全体の処理の概略を説明する。図5において、マスタメンテ部102aは、マスタメンテ処理を実行する(ステップS1)。具体的には、マスタメンテ処理では、マスタメンテ部102aは、例えば、モニタ114に表示されるマスタメンテ画面上での管理者による入力装置112の操作に応じて、資産分類マスタ106a、資産種類マスタ106b、耐用年数マスタ106c、設置場所マスタ106d、自治体マスタ106e、事業所マスタ106f、部門マスタ106g、経費区分マスタ106h、項目表示非表示設定マスタ106iに対してデータを設定する。
固定資産簡易登録部102bは、固定資産簡易登録処理を実行する(ステップS2)。具体的には、固定資産簡易登録処理では、固定資産簡易登録部102bは、固定資産を取得した部門である現場部門の現場担当者端末310からのアクセスに応じて、現場部門で登録可能な入力項目のみを表示した固定資産簡易登録画面を提供し、当該仮登録用画面上での現場担当者端末310の現場担当者の入力操作に応じて、簡易固定資産情報を簡易資産情報テーブル106jに登録すると共に、WF(ワークフロー)を介して、現場上長端末320に承認申請を通知する。現場上長端末320の現場上長により申請された簡易固定資産情報の承認が行われる。
固定資産登録部102cは、固定資産登録処理を実行する(ステップS3)。具体的には、固定資産登録処理では、固定資産登録部102cは、経理担当者端末330からのアクセスに応じて、固定資産簡易登録画面に追加項目を加えた経理部門用の固定資産登録用画面を提供し、当該固定登録用画面に、簡易資産情報テーブル106jに登録した簡易資産情報を、仮登録番号をキーとして呼び出して反映させ、当該登録用画面上での経理担当者端末330の経理担当者の入力操作に応じて、固定資産情報を資産情報テーブル106kに登録すると共に、WF(ワークフロー)を介して、経理上長端末340に承認申請を通知する。経理上長端末340の経理上長により、申請された固定資産情報の承認が行われる。
(3-2.サンプルデータ)
図6~図26は、本実施の形態における固定資産システム100の制御部102の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。図6~図26を参照して、本実施の形態における固定資産システム100の制御部102の処理の具体例を説明する。
(1)固定資産システム100は、固定資産登録に関する全ての項目を項目表示非表示設定マスタ106iでデータ保持可能とし、運用レベルに合わせて、項目の表示・非表示が変更可能に構成されている。
図6は、固定資産簡易登録画面の表示例を示す図である。固定資産簡易登録画面の項目は、現場部門にて登録可能な項目、現場部門のみ登録が可能な項目を表示する。登録不可能な項目は非表示とし、登録間違えの防止を可能とする。
図6に示す固定資産簡易登録画面の例では、仮登録番号、稟議番号、資産名、資産分類、設置場所、事業所、計上部門、経費区分、取得日、取得価額、数量等の項目が表示されている。
図7は、固定資産登録画面の表示例を示す図である。固定資産登録画面は、経理部門の登録用の画面で、経理的な知識を要する追加項目が表示される。固定資産登録画面では、仮登録番号を指定し、仮登録呼出ボタンを押下して、仮登録番号をキーとして、簡易資産情報テーブル106jから登録済みの簡易固定資産情報(登録未完了分、且つ、承認運用時は、承認完了分)を呼び出して、反映させる。図7に示す固定資産登録画面の例では、固定資産簡易登録画面に加えて、申告区分、申告自治体、償却開始日、償却方法、耐用年数等の項目が追加されている。
図8及び図9は、資産情報項目一覧を示す図である。資産情報項目一覧は、項目表示非表示設定マスタ106iの初期設定や設置場所マスタ106d・資産分類マスタ106aによりセットされる項目を説明するための図である。固定台帳登録に必要な項目は全て項目表示非表示設定マスタ106iで(裏で)保持しておき、運用レベルにより、メンテ可能な項目とすることが可能となっている。項目の表示非表示に加え、必須任意の設定、項目のロック設定も可能となっている。
図8及び図9において、固定資産簡易登録画面で初期表示する項目「○」が、図10に示す項目表示非表示設定マスタ106iの初期値として設定される。資産種類や資産種別等は、資産分類マスタ106aにより初期セットされる。また、事業所や計上部門等は、設置場所マスタ106dにより初期セットされる。
図10は、項目表示非表示設定マスタ106iのデータ例を示す図である。項目表示非表示設定マスタ106iは、ページID、アイテムID、アイテム名、表示非表示設定(1:表示、0:非表示)の項目を備えている。図10に示す例では、ページID「N999991:固定資産簡易登録」は、固定資産簡易登録画面についての表示設定、ページID「N999992:固定資産登録」は、固定資産登録画面についての表示設定となっている。項目表示非表示設定マスタ106iは、固定資産簡易登録部102b及び固定資産登録部102cが固定資産簡易登録画面及び固定資産登録画面を生成する際に、参照される。
図11は、簡易固定資産情報のデータ例を示す図である。簡易固定資産情報は、上述したように、固定資産簡易登録処理S2により、現場担当者による固定資産簡易登録画面の入力操作に応じて登録され、現場上長により承認される。簡易固定資産情報は、固定資産簡易登録画面の表示項目よりも多くの項目を有している。
簡易固定資産情報は、簡易資産情報と、簡易税務償却情報と、簡易会計償却情報とで構成されている。同図でハッチング部分は、固定資産簡易登録画面で非表示のため更新されない項目であり、非表示項目はNULLで更新する。
図11(A)に示す簡易資産情報は、仮登録番号、資産番号、資産枝番、資産名、資産名カナ、稟議番号、建仮(振替)番号、画像添付、資産分類、資産種類、資産種別、設置場所、設置場所(任意項目)、事業所、計上部門、申告区分、申告自治体、取得日、償却開始日、取得判明月、数量、単位、取得価額、消費税、摘要、取得区分、経費区分、被資本的支出資産No、取引先、親資産Noの項目を備えている。
図11(B)に示す簡易税務償却情報は、取得価額、償却方法、耐用年数、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、構造名、細目名の項目を備えている。
図11(C)に示す簡易会計償却情報は、取得価額、消費税額、償却方法、耐用年数、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、本登録完了フラグの項目を備えている。
「本登録完了フラグ」は、固定資産登録画面から呼び出し、登録が完了すると、「1:完了」となる。「1:完了」の簡易固定資産情報については、固定資産簡易登録画面から修正不可となる(参照は可)。
図12は、固定資産情報のデータ例を示す図である。固定資産情報は、上述したように、固定資産登録処理S3により、経理担当者による固定資産登録画面の入力操作に応じて登録され、経理上長により承認される。固定資産情報は、資産情報と、税務償却情報と、会計償却情報とで構成されている。同図でハッチング部分は、簡易固定資産情報に対する追加更新項目を示している。
図12(A)に示す資産情報は、仮登録番号、資産番号、資産枝番、資産名、資産名カナ、稟議番号、建仮(振替)番号、画像添付、資産分類、資産種類、資産種別、設置場所、設置場所(任意項目)、事業所、計上部門、申告区分、申告自治体、取得日、償却開始日、取得判明月、数量、単位、取得価額、消費税、摘要、取得区分、経費区分、被資本的支出資産No、取引先、親資産Noの項目を備えている。
図12(B)に示す税務償却情報は、取得価額、償却方法、耐用年数、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、普通償却率、増加償却率、特別割増償却率、使用月数、変更時簿価、改定取得価額、構造名、細目名、摘要条項、取得否認、取得否認額の項目を備えている。
図12(C)に示す会計償却情報は、取得価額、消費税額、償却方法、耐用年数、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、普通償却率、増加償却率、特別割増償却率、使用月数、変更時簿価、改定取得価額、減損後簿価、定額法取得相当額区分、償却方法変更区分の項目を備えている。
(2)固定資産システム100は、設置場所マスタ106dにより、設置場所の項目を管理することが可能となっている。図13~図15は、設置場所マスタ106dを説明するための図である。図13において、設置場所マスタ106dは、グルーピング機能を有し、最大2階層の設定が可能となっている。資産情報には、最下層(2階層目)の設置場所コードを紐づける。図13では、設置場所マスタ106dの階層構造の例を示しており、例えば、1階層を設置場所コード「1000000000:本社ビル」、2階層を設置場所コード「1000000001:1階」、「1000000002:2階」、「1000000003:3階」とすることができる。より詳細な情報を入力したい場合は、フリー項目にメンテ可としてもよい。設置場所で台帳の項目が決まるものについては、初期値の値が設定可能となっている。
図14は、設置場所マスタ106dのデータ構成例を示している。設置場所マスタ106dは、階層レベル、設置場所コード、設置場所名称、上位設置場所コード、初期セット自治体、初期セット事業所、初期セット部門、初期セット経費区分の項目を備えている。*は、必須項目を示している。同図に示す例では、1行目は、階層レベル「1」、設置場所コード「1000000000」、設置場所名称「本社ビル」、初期セット自治体「10000」、初期セット事業所「000000」、初期セット部門「1000000000」、初期セット経費区分「0:一般経費」、4行目は、階層レベル「2」、設置場所コード「1000000003」、設置場所名称「本社ビル 3階」、上位設置場所コード「1000000000」、初期セット部門「1000000003」、初期セット経費区分「0:一般経費」となっている。
図15(A)は、設置場所マスタメンテ画面での入力(設定)イメージを示している。
図15(B)は、設置場所マスタ106dと、設置場所マスタ106dに紐づく自治体マスタ106e、事業所マスタ106f、部門マスタ106g、経費区分マスタ106hの構成例を示す図である。設置場所マスタ106dは、階層レベル、設置場所コード、設置場所名称、上位設置場所コード、初期セット自治体、初期セット事業所、初期セット部門、初期セット経費区分の項目を備えている。
自治体マスタ106eは、自治体コード、自治体名の項目を備えている。自治体マスタ106eは「自治体コード」で設置場所マスタ106dと紐づいている。
事業所マスタ106fは、事業所コード、事業所名の項目を備えている。事業所マスタ106fは、「事業所コード」で設置場所マスタ106dと紐づいている。
部門マスタ106gは、部門コード、部門名の項目を備えている。部門マスタ106gは、「部門コード」で設置場所マスタ106dと紐づいている。
経費区分マスタ106hは、経費区分コード、経費区分名の項目を備えている。経費区分マスタ106hは、「経費区分コード」で設置場所マスタ106dと紐づいている。
図16は、固定資産簡易登録画面の表示例を示す図である。図16において、設置場所入力すると、設置場所をキーとして設置場所マスタ106d(図14参照)から初期セット自治体、初期セット事業所、初期セット部門、初期セット経費区分が読み出されて、事業所、計上部門、経費区分に初期セットの値が設定される。各名称については、コードで紐づく自治体マスタ106e、事業所マスタ106f、部門マスタ106g、経費区分マスタ106hから取得して設定する。初期セットの値が設置場所マスタ106dにない場合は、上位階層(上位設置場所)の初期セット値が設定される。
同図に示す例では、設置場所コード「1000000003:本社ビル 3階」が指定され、設置場所マスタ106d(図14参照)から初期セット部門「1000000003」、初期セット経費区分「0:一般経費」が読み出されて、計上部門、経費区分に設定され、事業所については、初期セット事業所の設定がないので、上位階層「1000000000:本社ビル」の初期セット事業所「000000」を設定する。
図17は、図16の固定資産簡易登録画面の入力内容に応じて登録される簡易固定資産情報のデータ例を示している。ハッチング部分は、設置場所マスタ106dを元に登録される項目で、固定資産簡易登録画面の非表示項目となっている項目である。図17(A)に示すように、簡易資産情報の申告自治体「10000」が登録されている。このように、固定資産簡易登録画面で非表示項目となっていても、設置場所マスタ106dで設定されている初期値は簡易固定資産情報に登録される。
図18は、固定資産登録画面の表示例を示す図である。図18において、同様に、設置場所入力すると、設置場所をキーとして設置場所マスタ106d(図14参照)から初期セット自治体、初期セット事業所、初期セット部門、初期セット経費区分が読み出されて、申告自治体、事業所、計上部門、経費区分に初期セットの値が設定される。各名称については、コードで紐づく自治体マスタ106e、事業所マスタ106f、部門マスタ106g、経費区分マスタ106hから取得して設定する。初期セットの値が設置場所マスタ106dにない場合は、上位階層の初期セット値が設定される。
同図に示す例では、設置場所コード「1000000003:本社ビル 3階」が指定され、設置場所マスタ106d(図14参照)から、初期セット部門「1000000003」、初期セット経費区分「0:一般経費」が読み出されて、計上部門、経費区分に設定され、申告自治体、事業所については、初期セット自治体、初期セット事業所の設定がないので、上位階層「1000000000:本社ビル」の初期セット自治体「10000」、初期セット事業所「000000」を設定する。
図19は、図18の固定資産登録画面の入力内容に応じて登録される固定資産情報のデータ例を示している。
(3)固定資産システム100は、経理的な判断が必要な項目については、資産分類マスタ106aにより事前に初期値設定が可能となっている。固定資産特有の経理的な項目については、管理者側(経理部側)で初期値の設定が可能となっている。
図20は、資産分類マスタメンテ画面の表示例を示す図である。資産分類マスタメンテ画面では、資産分類マスタ106aの資産分類コード、資産分類名、資産種類コード、資産種類名、耐用年数(会計)、耐用年数(税務)、構造名、細目名のデータを設定する。
図21は、資産分類マスタ106aの利用を説明するための図である。資産分類マスタ106aを利用しない会社にも対応可能となっている。
(A)資産分類マスタ106aを利用する場合は、例えば、現場部門メンバー(固定資産経理業務を理解得していない人)が、資産登録をする場合が想定される。
資産分類マスタ106aを利用する場合は、例えば、固定資産簡易登録画面で資産分類コードを入力すると、当該資産分類コードをキーとして、資産分類マスタ106aの資産種類コード、耐用年数(会計)、耐用年数(税務)、構造名、細目名のデータ等を取得し、取得した資産種類コードをキーとして、資産種類マスタ106bから資産種別、申告区分、償却方法、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額等のデータを取得し、簡易固定資産情報を登録する際に、取得した資産種類、資産種別、申告区分、償却方法、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、耐用年数(会計)、耐用年数(税務)、構造名、細目名等のデータを簡易固定資産情報に登録する。固定資産簡易登録画面では、これらの項目は非表示項目であるので、画面には表示されず簡易固定資産情報に登録される。
(B)資産分類マスタ106aを利用しない場合は、例えば、現場経由で買わない資産を登録する場合(経理部にて登録処理をする場合)や、現場で購入したが、資産登録の判断がつかない情報が、経理部に回ってきた資産を登録する場合が想定される。
資産分類マスタ106aを利用しない場合は、例えば、固定資産登録画面では、資産分類の項目は非表示となり、上記の項目は手入力する。
資産分類マスタ106aは、資産分類コード、資産分類名、資産種類コード、耐用年数(会計)、耐用年数(税務)、構造名、細目名の項目を備えている。
資産種類マスタ106bは、資産種類コード、資産種類名、資産種別、申告区分、償却方法、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額の項目を備えている。資産種類マスタ106bは、「資産種類コード」で資産分類マスタ106aに紐づいている。
耐用年数マスタ106cは、耐用年数区分、構造番号、構造名、細目コード、細目名の項目を備えている。耐用年数マスタ106cは、「構造名」、「細目名」で資産分類マスタ106aに紐づいている。
(I)固定資産簡易登録で資産分類マスタ106aを使用する場合を説明する。図22は、固定資産簡易登録画面の表示例を示す図である。同図において、資産分類は必須項目となっている。
図23は、図22の固定資産簡易登録画面の入力内容に応じて登録される簡易固定資産情報のデータ例を示している。図23において、ハッチング部分が資産分類マスタ106aを元に登録される項目を示しており、固定資産簡易登録画面で非表示項目となっている項目である。図23に示すように、資産種類、資産種別、申告区分、償却方法、耐用年数、残存率/価額、償却可能限度率/価額、備忘価額、構造名、細目名のデータが登録されている。
(II)固定資産登録で資産分類マスタ106aを使用する場合を、図24を参照して説明する。図24は、固定資産登録画面の表示例(任意項目で値入り)を示す図である。同図において、資産分類は必須項目となっていない(任意項目)。固定資産登録画面の資産分類をキーとして、資産分類マスタ106aを使用して、資産種類、資産種別、申告区分、償却方法(会計)、償却方法(税務)、耐用年数(会計)、耐用年数(税務)のデータを取得して、画面の項目にデータを設定する。
(III)固定資産登録で資産分類マスタ106aを使用しない場合を、図25を参照して説明する。図25は、固定資産登録画面の表示例(任意項目が非表示(値無し))を示す図である。同図において、資産分類は非表示項目となっている。資産種類、資産種別、申告区分、償却方法(会計)、償却方法(税務)、耐用年数(会計)、耐用年数(税務)等のデータは固定資産登録画面で手入力する。
図26は、図24の固定資産登録画面の入力内容に応じて登録される固定資産情報のデータ例を示している。
以上説明したように、本実施の形態によれば、簡易固定資産情報を格納するための簡易資産情報テーブル106jと、固定資産情報を格納するための資産情報テーブル106kと、固定資産を取得した部門である現場部門で登録可能な入力項目を表示した固定資産簡易登録画面を現場部門に提供し、当該固定資産簡易登録画面の入力内容に応じた簡易固定資産情報を簡易資産情報テーブル106jに登録する固定資産簡易登録部102bと、固定資産登録画面に追加項目を加えた経理部門用の固定資産登録画面を経理部門に提供し、当該固定資産登録画面に、簡易資産情報テーブル106jに登録した簡易固定資産情報を呼び出して反映させ、当該固定資産登録画面の入力内容に応じた固定資産情報を資産情報テーブル106kに登録する固定資産登録部102cと、を備えているので、現場部門用の簡易登録画面を準備し、現場部門にて入力可能な項目のみ現場部門で入力し、経理部門にて現場部門で入力したデータを使用して本登録を行うことで、登録間違い等で発生するコストを削減することが可能となる。
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、固定資産システム100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、固定資産システム100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて固定資産システム100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、固定資産システム100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、固定資産システム100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、固定資産システム100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 固定資産システム
102 制御部
102a マスタメンテ部
102b 固定資産簡易登録部
102c 固定資産登録部
102d 資産情報項目一覧設定部
102e 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 資産分類マスタ
106b 資産種類マスタ
106c 耐用年数マスタ
106d 設置場所マスタ
106e 自治体マスタ
106f 事業所マスタ
106g 部門マスタ
106h 経費区分マスタ
106i 項目表示非表示設定マスタ
106j 簡易資産情報テーブル
106k 資産情報テーブル
106l 資産情報項目一覧テーブル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
310 現場担当者端末
320 現場上長端末
330 経理担当者端末
340 経理上長端末

Claims (7)

  1. 制御部を備えた固定資産システムであって、
    前記制御部は、
    簡易固定資産情報を格納するための簡易資産情報テーブルと、
    固定資産情報を格納するための資産情報テーブルと、
    設置場所、上位設置場所、及び設置場所で決まる台帳の項目の初期値を関連づけて登録した設置場所マスタと、
    にアクセス可能に構成されており、
    固定資産を取得した部門である現場部門で登録可能な入力項目を表示した固定資産簡易登録画面を現場部門に提供し、当該固定資産簡易登録画面の入力内容に応じた簡易固定資産情報を前記簡易資産情報テーブルに登録する固定資産簡易登録手段と、
    前記固定資産簡易登録画面に追加項目を加えた経理部門用の固定資産登録画面を経理部門に提供し、当該固定資産登録画面に、前記簡易資産情報テーブルに登録した簡易固定資産情報を呼び出して反映させ、当該固定資産登録画面の入力内容に応じた固定資産情報を前記資産情報テーブルに登録する固定資産登録手段と、
    を備え、
    前記固定資産簡易登録画面は、設置場所の項目を備え、
    前記固定資産簡易登録手段は、
    前記固定資産簡易登録画面で設置場所が入力されると、当該設置場所をキーとして前記設置場所マスタから設置場所で決まる台帳の項目の初期値を取得して、前記固定資産簡易登録画面に当該設置場所で決まる台帳の項目がある場合は、取得した初期値を設定し、前記固定資産簡易登録画面にない場合は、簡易固定資産情報を登録する際に、簡易固定資産情報に取得した初期値の項目を登録し、
    前記設置場所マスタで初期値が設定されていない場合は、上位設置場所についての初期値を前記設置場所マスタから取得することを特徴とする固定資産システム。
  2. 前記追加項目は、償却情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の固定資産システム。
  3. 前記制御部は、
    前記固定資産簡易登録画面及び前記固定資産登録画面の表示項目を設定した項目表示非表示設定マスタにアクセス可能に構成されており、
    前記固定資産簡易登録手段は、前記項目表示非表示設定マスタの設定に応じた固定資産簡易登録画面を生成し、
    前記固定資産登録手段は、前記項目表示非表示設定マスタの設定に応じた固定資産登録画面を生成することを特徴とする請求項1又は2に記載の固定資産システム。
  4. 前記設置場所で決まる台帳の項目は、自治体、事業所、部門、又は経費区分を含むことを特徴とする請求項に記載の固定資産システム。
  5. 前記制御部は、
    資産分類、資産種類、耐用年数、構造名、及び細目名を関連づけて登録した資産分類マスタと、
    資産種類、申告区分、償却方法、残存率又は残存価額、償却可能限度率又は償却可能限度価額及び備忘価額を関連づけて登録した資産種類マスタと、
    にアクセス可能に構成されており、
    前記固定資産簡易登録画面は、資産分類の項目を備え、
    前記固定資産簡易登録手段は、前記固定資産簡易登録画面で資産分類が入力されると、当該資産分類をキーとして、前記資産分類マスタの資産種類、耐用年数、構造名、及び細目名を取得し、取得した資産種類をキーとして、前記資産種類マスタから資産種別、申告区分、償却方法、残存率又は残存価額、償却可能限度率又は償却可能限度価額、及び備忘価額を取得し、簡易固定資産情報を登録する際に、簡易固定資産情報に、取得した資産種類、資産種別、申告区分、償却方法、残存率又は残存価額、償却可能限度率又は償却可能限度価額、備忘価額、耐用年数、構造名、及び細目名を登録することを特徴とする請求項1に記載の固定資産システム。
  6. 制御部を備えた情報処理装置が実行する固定資産管理方法であって、
    前記制御部は、
    簡易固定資産情報を格納するための簡易資産情報テーブルと、
    固定資産情報を格納するための資産情報テーブルと、
    設置場所、上位設置場所、及び設置場所で決まる台帳の項目の初期値を関連づけて登録した設置場所マスタと、
    にアクセス可能に構成されており、
    前記制御部において実行される、
    固定資産を取得した部門である現場部門で登録可能な入力項目を表示した固定資産簡易登録画面を現場部門に提供し、当該固定資産簡易登録画面の入力内容に応じた簡易固定資産情報を前記簡易資産情報テーブルに登録する固定資産簡易登録工程と、
    前記固定資産簡易登録画面に追加項目を加えた経理部門用の固定資産登録画面を経理部門に提供し、当該固定資産登録画面に、前記簡易資産情報テーブルに登録した簡易固定資産情報を呼び出して反映させ、当該固定資産登録画面の入力内容に応じた固定資産情報を前記資産情報テーブルに登録する固定資産登録工程と、
    を含み、
    前記固定資産簡易登録画面は、設置場所の項目を備え、
    前記固定資産簡易登録工程では、
    前記固定資産簡易登録画面で設置場所が入力されると、当該設置場所をキーとして前記設置場所マスタから設置場所で決まる台帳の項目の初期値を取得して、前記固定資産簡易登録画面に当該設置場所で決まる台帳の項目がある場合は、取得した初期値を設定し、前記固定資産簡易登録画面にない場合は、簡易固定資産情報を登録する際に、簡易固定資産情報に取得した初期値の項目を登録し、
    前記設置場所マスタで初期値が設定されていない場合は、上位設置場所についての初期値を前記設置場所マスタから取得することを特徴とする固定資産管理方法。
  7. 制御部を備えた情報処理装置で実行するための固定資産管理プログラムであって、
    前記制御部は、
    簡易固定資産情報を格納するための簡易資産情報テーブルと、
    固定資産情報を格納するための資産情報テーブルと、
    設置場所、上位設置場所、及び設置場所で決まる台帳の項目の初期値を関連づけて登録した設置場所マスタと、
    にアクセス可能に構成されており、
    前記制御部において、
    固定資産を取得した部門である現場部門で登録可能な入力項目を表示した固定資産簡易登録画面を現場部門に提供し、当該固定資産簡易登録画面の入力内容に応じた簡易固定資産情報を前記簡易資産情報テーブルに登録する固定資産簡易登録工程と、
    前記固定資産簡易登録画面に追加項目を加えた経理部門用の固定資産登録画面を経理部門に提供し、当該固定資産登録画面に、前記簡易資産情報テーブルに登録した簡易固定資産情報を呼び出して反映させ、当該固定資産登録画面の入力内容に応じた固定資産情報を前記資産情報テーブルに登録する固定資産登録工程と、
    を実行させるための固定資産管理プログラムであり、
    前記固定資産簡易登録画面は、設置場所の項目を備え、
    前記固定資産簡易登録工程では、
    前記固定資産簡易登録画面で設置場所が入力されると、当該設置場所をキーとして前記設置場所マスタから設置場所で決まる台帳の項目の初期値を取得して、前記固定資産簡易登録画面に当該設置場所で決まる台帳の項目がある場合は、取得した初期値を設定し、前記固定資産簡易登録画面にない場合は、簡易固定資産情報を登録する際に、簡易固定資産情報に取得した初期値の項目を登録し、
    前記設置場所マスタで初期値が設定されていない場合は、上位設置場所についての初期値を前記設置場所マスタから取得することを特徴とする固定資産管理プログラム。
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