JP2014229098A - 会計記帳情報処理装置、会計記帳情報処理装置の制御方法、会計記帳処理装置プログラム及び記録媒体 - Google Patents

会計記帳情報処理装置、会計記帳情報処理装置の制御方法、会計記帳処理装置プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 各種仕訳入力及び出力、決算処理、一括印刷、計数分析帳票作成、装置の安定性及び費用低減を可能とすること。【解決手段】 入力部、表示部は各々の入力発生場所に設置するものの、処理部に関しては、中央処理部及び記憶等のハードウェア部、その他の周辺部、及びOS、処理プログラムから成るソフトウェアを外部に設置し、入力発生場所からはネットワークを通じて情報を処理部へ送り、処理プログラムによって処理を行った後、この結果を表示部へとネットワークから返送することを繰返す、いわゆるクラウドコンピューティングシステムを応用する。一般会計単位の上に主たる会計単位を設け、これから複数の会計単位を選べる仕組みとして、前もって選んだ会計単位からは、他の会計単位への遷移を行えるようにする。【選択図】図1

Description

本発明は、会計記帳情報処理装置、会計記帳情報処理装置の制御方法、会計記帳処理装置プログラム及び記録媒体に関する。
従来、会計記帳情報処理装置は、会計処理を必要とする組織、会社等の単位で、それぞれの処理装置を設置し、各々で仕訳入力、帳票作成、決算処理、申告処理等を行っており、処理装置本体、周辺装置、オペレーションシステム(以下、「OS」という。)、処理プログラムをそれぞれが設置保有し、帳票等の印刷もそれぞれ個別に行っている。
会計記帳情報処理は、例えば一般製造業、農業、不動産業等の事業別に記帳するのが原則であるが、個人事業者の場合、個別に記帳するのではなく、まとめて入力する方が効率的な場合がある。
また、煩雑な会計入力を入力者の習熟によって処理し、特に仕訳入力に関しては、入力者が複数存在する場合、どの勘定科目を使用するかについて入力者個別の判断によると、勘定科目の適用が統一性に欠ける恐れがある。例えば、従来から使用している勘定科目を知らないまま入力者独自の考えから勘定科目を指定してしまうと、以前に入力処理した仕訳との整合性が取れなくなる。
さらに、過去に使用した勘定科目を一覧として残した場合、処理する事業によって特有の勘定科目、例えば農業における種苗費等を、ただ単に過去に使用した勘定科目として羅列すると、他の事業に関する処理を行う入力者にとって不必要なだけでなくその事業では使用できない勘定科目が列挙されることとなり、却って目を惑わせてしまい不便が生じる。
一方、勘定科目によっては、仕訳の金額を確定するに当たり、複雑な計算を必要とする場合があるが、従来はどのような計算式に従って算出されているか知ることができない。
会計情報処理における決算報告書等で、すべての勘定科目を列記しようとすると印刷する帳票用紙を大きくする必要があるが、基本的に用紙サイズは小さくすることが求められる現状と整合しない。
また、会計記帳処理では、支払家賃等、毎月かならず発生する仕訳処理を、前もってまとめて処理したい場合があるが、こうした要望に応えることもできていない。
仕訳入力時に勘定科目等が確定できない場合、従来は勘定科目を不明のまま処理することが可能であるが、不明のままとするということは、処理が完了しないで残ることとなる。
さらには、従来は、印刷装置を個別に所有するため、装置の費用がかさむこととなる。
特開2007−304643号公報 特開2010−250447号公報
上記特開2007−304643号公報等によれば、会計記帳情報処理装置は入力部、表示部と処理部等が一体となって装置を構成しており、例えば会計記帳情報処理装置を100台設置する場合、入力部、表示部、処理部がそれぞれ100個必要となる。また、上記100個のハードウェア、ソフトウェア(OS及び処理プログラム)が、すべて同じ性能、品質なら、これらを一括して対応することが可能となるが、性能に違いがある場合、一括対応できないだけでなく、障害発生等ではそれぞれ個別に対応する必要がある。
従来の会計記帳情報処理装置において、特に個人経営で、様々な業種、例えば、一般製造業、不動産業、農業などを同時に経営し、複数の経営にかかわる仕訳処理を1台の処理装置で行う場合、例えば一般製造業、不動産業、農業というように処理プログラムのなかで会計単位を分けてあるため、この会計単位を切り替えることで、1台の装置で複数の会計分野を処理することは可能であるが、例えば一般製造業に関する仕訳入力を行っている場合、続けて不動産業や農業に関する仕訳入力を行いたい場合には、いったん仕訳処理を終了する必要がある。
特開2007−304643号公報等によれば、勘定科目の選定に当たって過去に仕訳入力された項目と今回の入力情報とを比較し、類似の仕訳を類推する手法が用いられていた。しかしながら、過去に多くの仕訳実績がなければ類推できないことになり、その場合は該当する勘定科目等を選定しなければならない。
また上記特開2010−250447号公報によれば、期間契約等の特殊な処理に関し、その処理に適した方法を予め用意することになるが、これでは様々な処理方法を予め用意する必要があることになり、用意されていない処理に関しては、これも最初から入力する必要がある。
勘定科目によっては、仕訳の金額を確定するに当たり、複雑な計算を必要とする場合がある。例えば、法定実効税率、源泉所得税、固定資産の現在価値等は計算式が複雑で、さらに後日、金額を精査しようとした場合、何を論拠としてどのような計算式に従って算出されているか、金額からだけでは特定できない場合がある。
決算に伴う貸借対照表等の財務諸表の作成に当たっては、原則としてすべての勘定科目を表記することが求められるが、表示を簡素化する場合でも重要な勘定科目が表記されて、過不足なく表示する必要がある。
会計記帳処理に関連して、仕訳処理をまとめて処理したい場合があるが、従来の会計記帳装置では、例えば、期初にまとめて仕訳入力を行うとしても、このような処理方法に対応していない。
仕訳入力時に勘定科目等が確定できない場合、勘定科目を不明勘定科目とすることが可能であるが、仕訳処理は完了しないまま残存する。
従来は、装置を個別に保有設置しており、印刷装置も個別となり、重複する装置の費用がかさむこととなる。これを解決するため、印刷装置を集約し一括印刷するが、その場合、複数部署からの印刷依頼を連続して印刷すると、それぞれの切れ目を容易に確定できない。
本願は上述したこれまでの問題点を解決することを企図したものであり、各種仕訳入力及び出力、決算処理、一括印刷、計数分析帳票作成、装置の安定性及び費用低減を可能とする会計記帳情報処理装置、会計記帳情報処理装置の制御方法、会計記帳処理装置プログラム及び記録媒体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る会計記帳情報処理装置は、会計記帳に係る仕訳が入力される入力手段と、記帳を出力する出力手段と、勘定科目入力を行う入力者に係る情報を記憶する手段と、前記入力者の使用した勘定科目を使用頻度別に記憶する手段と、摘要に関する情報を記憶する手段と、前記記憶した情報を表示する手段とを備えて構成される。
さらに、該当する対象者の主たる属性に係る情報を記憶する手段と、必要に応じて前記該当する対象者の従たる属性に係る情報を記憶する手段と、設定された属性に関する関連情報を複数選択して使用可能とする手段と、複数選択による各種仕訳入力結果を合算する手段とを備える構成としてもよい。
また、入力を行う数値を算出するのに必要とされる計算式を記憶する手段と、入力を行う数値を算出するのに必要とされる計算式の表示に必要な名称を記憶する手段と、前記記憶された名称を指定する手段と、前記指定された名称に従って前記手段から読み出して計算式のための画面を表示する手段とをさらに備える構成としてもよい。
また、各種入力において必要とされる入力がなされているか否かを判断する手段と前記判断に関する情報が入力される手段と、前記入力された情報を定められた相手に送信する手段と、前記送信された情報から各種入力を特定する手段と、前記特定された各種入力を出力する手段と、前記出力された各種入力が訂正される手段とをさらに備える構成としてもよい。
さらに、これまでのシステムでは会計記帳情報処理装置を構成する部分を必要とされる個数分用意する必要があるのに対して、本願では入力部、表示部は各々の入力発生場所に設置するものの、処理部に関しては、中央処理部及び記憶等のハードウェア部、その他の周辺部、及びOS、処理プログラムから成るソフトウェアを外部に設置し、入力発生場所からはネットワークを通じて情報を処理部へ送り、処理プログラムによって処理を行った後、この結果を表示部へとネットワークを通じて返送することを繰返す、いわゆるクラウドコンピューティングシステムを応用する。
個人経営等の小規模事業に関する会計記帳情報処理装置において、従来の一般、不動産業、農業等の会計単位のうち、いずれかを主たる事業と位置付け、その他に複数の従たる会計単位を設定することで、会計処理はそれぞれの会計単位で行い、主たる会計単位と従たる会計単位間で遷移を行えるようにすることで、複数の会計単位にまたがった会計処理を行うとともに、全体を表示する。
仕訳処理における勘定科目選定については、仕訳入力時の勘定科目の選択に当たり、該当する勘定科目を「コード順」、「五十音順」に加え、「よく使う順」を設ける。さらに、入力者の良く使う勘定科目がウィンドウに表示されるが、他の入力者またはグループを指定して勘定科目の表示を切り替えることもできる。さらに、別なる実施態様においては、勘定科目に摘要を紐づけ、該当する摘要を検索しやすくする機能を設ける。
仕訳の金額を確定するのに複雑な計算を必要とする場合、例えば、固定資産関係の仕訳処理を行っている場合、中古資産の現在価値などの計算式を表示する。
決算に伴う貸借対照表等の作成時に多くの勘定科目の表記が求められるが、借方の勘定科目の一部を貸方の下方に表示すると共に、重要な勘定科目はそのまま表示しそれ以外は「その他」にまとめて表示する。
同一の仕訳処理についてはまとめて処理を行う。例えば、支払家賃のように毎月発生する仕訳であっても、毎月入力するのではなく、期初にまとめて入力する時の便宜を図るために、同一処理に関し日付を変えて一括処理する。
入力が完了していない仕訳処理に対しては、その理由を示したメモを残し、後日このメモから伝言内容を把握し、仕訳入力を完了させる仕組みを設けるとともに、メモから直接勘定入力の処理へと遷移するとともに、問題となっている未入力の伝票番号を呼び出す。
印刷装置を集約し、ここでまとめて印刷を行う場合、複数の印刷の切れ目を確定し、印刷の切れ目ごとに切れ目を示す仕切用紙を挿入する。
会計記帳情報処理装置をいわゆるクラウドコンピューティングシステムを応用することで、ハードウェア、ソフトウェアの資源の重複をなくし、それぞれの仕様、性能の違いによる障害に対応でき、保守業務の負担を軽減できるようになる。
個人経営等の小規模事業に関する会計記帳情報処理装置において、主たる会計単位の他に複数の従たる会計単位を設け、このなかから複数の会計単位を選べる仕組みを作り、複数の会計単位にまたがった仕訳処理を容易に行うことができるようになる。
仕訳処理における勘定科目選定について、勘定科目を「コード順」、「五十音順」の他に、グループや個人別に「よく使う順」の勘定科目の登録を可能とする。これにより、入力者、所属部署に限定して使用される勘定科目を他部署、他の入力者からも呼び出し可能とすることで、勘定科目使用に関する統一性を保つことができるようになる。また、別なる実施態様においては、勘定科目に摘要を紐づけ、該当する摘要を検索しやすくする機能を設けることを可能とする。
仕訳の金額を確定する複雑な計算の計算式を表示することで、計算式そのものを記録として残し、これを呼び出すことにより、計算結果だけでなく計算式を知ることができるようになる。
貸借対照表等において、借方に表示する一部を右側に表示し、また、すべての勘定科目を表記せず、その他としてまとめることで、左右のバランスをとる。
同一の仕訳処理を前もってまとめて処理を行うことを可能とすることで、業務効率を向上できるようになる。
入力が完了していない仕訳処理に対し、その理由を示したメモを残し、このメモから直接仕訳入力の処理を行うことで、未完了の仕訳処理への処理を容易に行うことができるようになる。
印刷装置を集約して行うときに、印刷の切れ目ごとに用紙等を挿入することで、容易に切れ目を判断することができるようになる。
本発明の一実施形態に係る会計記帳情報処理システムの概要構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る中央システムの概要を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る地域システムの概要を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る事業所システムの概要を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る、会計単位データテーブルである。 本発明の一実施形態に係る、会計単位処理のフローチャートAである。 本発明の一実施形態に係る、会計単位処理のフローチャートBである。 本発明の一実施形態に係る、よく使う勘定科目データテーブルである。 本発明の一実施形態に係る動作を説明するための、よく使う勘定科目作成処理フローチャートである。 本発明の一実施形態に係る動作を説明するための、よく使う勘定科目表示処理フローチャートである。 本発明の一実施形態に係る固定資産処理画面である。 本発明の一実施形態に係る電卓画面である。 本発明の一実施形態に係る計算式記憶データテーブルである。 本発明の一実施形態に係る動作を説明するための、計算式格納処理フローチャートである。 本発明の一実施形態に係る動作を説明するための、計算式表示処理フローチャートである。 本発明の一実施形態に係る固定資産の計算式画面である。 本発明の一実施形態に係る繰返仕訳処理画面である。 本発明の一実施形態に係る繰返仕訳処理一覧画面である。 本発明の一実施形態に係る動作を説明するための、繰返仕訳処理フローチャートである。 本発明の一実施形態に係る伝言メモに関する仕訳処理画面である。 本発明の一実施形態に係る伝言メモ送信画面である。 本発明の一実施形態に係る伝言メモ受信画面である。 本発明の一実施形態に係る動作を説明するための、伝言メモ作成処理フローチャートである。 本発明の一実施形態に係る動作を説明するための、伝言メモ返信処理フローチャートである。 本発明の一実施形態に係る動作を説明するための、仕切用紙挿入処理フローチャートである。 本発明の別なる実施態様に係る、よく使う摘要データデーブルである。 本発明の別なる実施態様に係る動作を説明するための、よく使う摘要表示処理フローチャートである。
以下図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る会計記帳情報処理システムの概要構成を示す機能ブロック図である。本発明は会計記帳情報処理に係わるが、これをいわゆるクラウドコンピューティングによりネットワーク10を介して中央システム20、地域システム30と各事業所システム40とを有機的に結び付けている。また、ネットワーク10を介して国税庁50のe−Taxの電子申告提出コーナーへと接続可能となっている。
次に、図2に従って中央システム20の詳細を示す。同図に示すように、中央システム20は、決算データベース(以下、「決算DB」という。)21、決算サーバ22、インターフェース24を備えて構成されている。決算サーバ22は、各地域システム30および各事業所システム40で発生した決算データの処理を行い、決算DB21は決算データを記憶する。
次に、図3に従って地域システム30の詳細を示す。同図に示すように、地域システム30は、記帳データベース(以下、「記帳DB」という。)31、記帳サーバ32、プリンタサーバ33、プリンタ331、インターフェース34を備えて構成されている。記帳サーバ32は、各事業所システム40で発生した記帳データの処理を行い、記帳DB31は記帳データを記憶する。プリンタサーバ33は、各システムで発生した印刷情報を処理し、プリンタ331により印刷を行う。
次に、図4に従って事業所システム40の詳細を示す。同図に示すように、事業所システム40は、プロセッサ42、インターフェース44を備えて構成されている。プロセッサ42は地域システム30から送られる画面情報に従って表示装置46に入出力画面を表示する。入力装置45では、キーボード等からの入力情報を表示装置46に表示し、送信キーが押されると、表示装置46に表示された情報をインターフェース42を介して地域システム30に送信する。地域システム30では送信された情報に従って、会計記帳情報処理を行い、さらなる情報を必要とするなら、さらに画面情報を事業所システム40の表示装置46に表示し、入力装置45からの入力を促すこととなる。
個人経営等の小規模事業に関する会計記帳情報処理において、従来の一般、不動産業、農業等の会計単位の上に、主たる会計単位を設けることについて、図5、図6に従って以下にその詳細説明を行う。
図5は、この処理に係わる会計単位データテーブル311を示す。なお、このデータテーブルは、例えば地域システム30の記帳DB31に格納されるものとする。会計単位データテーブル311は、名称欄3111、主たる事業欄(会計単位)3112、従たる事業欄(会計単位)3113からなる。名称欄3111には、例えば、「田中三郎」、「佐藤一郎」、「斎藤不動産」等、会計記帳情報処理を行う対象者等の名称が格納される。この入力は、例えば事業所システム40の入力装置45から入力される。
以下、主たる事業欄3112、従たる事業欄3113に、どのような情報が格納されるか等について、図6Aおよび図6Bの会計単位格納フローチャートに従って説明する。なお、このフローチャートは例えば地域システム30の記帳サーバ32上において起動される。
図5に示す会計単位データテーブル311の名称欄3111に、事業者名称、例えば「田中三郎」、「佐藤一郎」、「斎藤不動産」と入力されると、この名称別に図6Aおよび図6Bに示される処理が行われるものとする。まず初めに、事業者基本情報が入力される(S61)。次に事業データが作成され、主たる事業欄3112に主たる事業が入力される(S62)。さらに、主たる事業の他に従たる事業があるどうか判断され(S63)、従たる事業が存在する場合には、従たる事業欄3113に従たる事業が入力される(S64)。
このように会計単位データテーブル311に情報が格納されると、事業所システム40から会計記帳情報処理が地域システム30に求められた場合、地域システム30では処理を依頼してきている名称、例えば「田中三郎」と会計単位データテーブル311の名称欄3111にある情報とを照合(S65)し、合致した名称の主たる事業欄3112と、従たる事業欄3113とに関する勘定科目を合計した単位(事業)を使用可能とする(S66)ことで、例えば製造業に関する仕訳が行われた後で、連続して不動産業に関する仕訳が行われても、不動産業に係わる勘定科目が使用可能となる(S67)。なお、仕訳入力は全社として把握され、製造業と不動産の合計が加算されることとなる(S68)。
会計記帳情報処理の勘定科目の選定に関し、よく使われる勘定科目を入力者別、入力部署別等に分けて記憶し、勘定科目選定時にこれを呼び出す処理について、図7、図8に従って以下にその詳細説明を行う。
図7は、この処理に係わる、よく使う勘定科目データテーブル312を示す。なお、このデータテーブルは、例えば地域システム30の記帳DB31に格納されるものとする。よく使う勘定科目データテーブル312は、入力者欄312190、勘定科目欄312191〜31293からなる。入力者欄1〜3には、具体的な入力者名が入力される。それぞれの入力者に応じ、使用された勘定科目が入力者別勘定科目欄31211、31221に、使用された頻度が入力者別使用頻度欄31212、31222に格納されるものとする。
入力者別勘定科目欄31211、31221には、勘定科目の使用頻度も格納されており、例えば、入力者1に関する勘定科目の表示を事業所システム40から要求された場合、地域システム30は、入力者別勘定科目欄31211を事業所システム40に送信して事業所システム40の表示装置46に使用頻度の高い順に勘定科目を表示することで、入力者がこの表示のなかから勘定科目を選ぶ際の便宜を提供することになる。
以下、よく使われる勘定科目データテーブル312に、どのように情報が格納されるかについて、図8のフローチャートに従って説明する。事業所システム40から仕訳処理が開始されると地域システム30の記帳サーバ32において、入力者の特定がなされる(S81)。なお、入力者は予め登録されているものとする。
その後、使用された勘定科目を特定し(S82)、その勘定科目が、すでによく使う勘定科目データテーブル312の該当する処理のなかに存在するかどうかを判定する(S83)。たとえば、入力者1の勘定科目一覧3121を例にとると、仕訳処理のなかで勘定科目として現金が使用された場合、すでに勘定科目一覧31211のなかに現金312191が存在するため、該当する勘定科目の使用頻度31212(数情報)を1つ加算する(S84)。存在しない勘定科目の場合は、新規に勘定科目一覧312194へ勘定科目を登録する(S85)。なおこのとき、新規登録の勘定科目の使用頻度として1を設定する。また、いずれの場合でも、仕訳処理の別の勘定科目に修正した場合には、使用頻度をそれぞれ1つ減算するものとする。
次に、よく使う勘定科目データテーブル312をどのように表示するかについて、図9に従って説明する。事業所システム40からよく使う勘定科目データテーブル312の表示を求められているか否かを、地域システム30の記帳サーバ32において判断し(S91)、勘定科目の表示が求められていると判断した場合、続けてデータテーブル312の勘定科目全体の表示を求められているか否かを判定し(S92)、全体の表示が求められていると判定した場合、データテーブル312に含まれるすべての勘定科目を事業所システム40の表示装置46に表示する(S93)。その場合の表示順序は、例えば使用頻度順または五十音順とし、使用頻度順が同じ場合は、勘定科目の五十音順としてもよい。全体の勘定科目の表示を求められず、指定された入力者の特定の分類に関する勘定科目のみの表示を求められた場合、例えば入力者1の勘定科目一覧3121に含まれる勘定科目を表示する(S94)。表示方法は勘定科目全体の表示に準ずるものとする。なお、入力者は個人名以外にも、例えばグループ名等であってもかまわない。
また、勘定科目のほか、摘要、補助科目等の会計記帳情報処理に必要とされる各種マスターについても、同様の方法で使用頻度順の表示を可能とする。
別なる実施態様であるよく使う摘要データテーブル250を図25に示す。これは図7に示すよく使う勘定科目データテーブル312を摘要に応用したものである。なお、このデータテーブルは、よく使う勘定科目データテーブルと同様に、例えば地域システム30の記帳DB31に格納されるものとする。よく使う摘要データテーブル250は、入力者欄25190、入力者別勘定科目別摘要欄25191、25192、25193・・・を少なくとも備えてなる。入力者1欄251、入力者2欄252、入力者3欄253・・・には、具体的な入力者名が格納される。以下、よく使う勘定科目データテーブル312と同様に、それぞれの入力者に応じ、使用された勘定科目が入力者別勘定科目欄2511に、使用された勘定科目が借方、貸方のどちらに発生しているのかが入力者別勘定科目発生欄2512に、使用された摘要が入力者別勘定科目別摘要欄2513に、使用された頻度が入力者別勘定科目別摘要頻度欄2514に格納される。以下同様に、入力者2,3・・・に関しても、入力者1と同様に、入力者2欄252、入力者3欄253・・・に格納されるものとする。
以下、どのように情報が格納されるかについて、説明する。事業所システム40から仕訳処理が開始されると地域システム30の記帳サーバ32において、入力者の特定がなされる。なお、入力者は予め登録されているものとする。
その後、使用された勘定科目、それが借方と貸方のどちらに発生したか、および摘要を特定し、それらがすでによく使う摘要データテーブル250の該当する処理のなかに存在するかどうかを判定する。たとえば、入力者1の入力者1欄251を例にとると、仕訳処理のなかで勘定科目として「現金」が借方に、摘要に「引き出し」が使用された場合、すでに入力者別勘定科目欄2511、入力者別勘定科目発生欄2512、入力者別勘定科目別摘要欄2513に存在するため、該当する摘要の使用頻度を1つ加算する。存在しない場合は、新規に入力者別勘定科目別摘要欄25193へ勘定科目、借方か貸方か、摘要を登録する。なおこのとき、新規登録の摘要の使用頻度として1を設定する。また、いずれの場合でも、仕訳処理の別の勘定科目に修正したり、借方と貸方が変わったり、別の摘要に修正した場合には、使用頻度をそれぞれ1つ減算するものとする。以上、よく使う摘要データテーブル250に各情報を格納する手順は、よく使う勘定科目データテーブル312の処理と同様である。
各摘要欄には、あらかじめ設定されたコード等を、摘要欄に格納することとしても構わない。あるいは、文字コード等をそのまま格納しても構わない。または、単語だけでなく、仕訳処理に伴い入力されたメモの文章内容等を格納しても構わない。その場合、各摘要欄を適切に設定するものとする。なお、仕訳処理のメモ等の入力に関しては、勘定科目の登録時に、メモ欄に入力された文字列をそのまま摘要欄に格納してもよい。また、例えば入力者1の摘要欄2513には、入力者が入力者1である場合に限って格納してもよいし、あるいは他者に許可しても構わない。
次に、よく使う摘要データテーブル250をどのように表示するかについて、図26に従って説明する。事業所システム40からよく使う摘要データテーブルの250の表示を求められているか否かを、地域システム30の記帳サーバ32において判断し(S261)、よく使う摘要の表示が求められていると判断した場合、続けてデータテーブル250の借方と貸方を分けて表示するか否かを判定し(S262)、借方と貸方を分けて表示すると判定した場合、続けて借方の摘要を表示するか否かを判定し(S263)、借方の摘要を表示すると判定した場合、データテーブル250に含まれる勘定科目の借方の摘要を事業所システム40の表示装置46に表示する(S264)。たとえば、入力者1の入力者別勘定科目別摘要一覧251を例にとると、仕訳処理の中で借方に「現金」が使用された場合、入力者別勘定科目欄2511に「現金」、入力者別勘定科目発生欄2512に「借方」が登録されている入力者別勘定科目別摘要欄2513「引き出し」をよく使う摘要として表示する。該当する摘要が複数あった場合の表示順序は、例えば使用頻度順または五十音順もしくはコード順とし、使用頻度順が同じ場合は、摘要の五十音順としてもよい。
仕訳の金額を確定するのに複雑な計算を必要とする場合に計算式を表示する処理について、図10、図11、図12、図13、図14、図15に従って説明する。
事業所システム40から、例えば、固定資産に関する登録処理が求められた(S131)場合、地域システム30の記帳サーバ32において、固定資産処理画面100を、事業所システム40の表示装置46に表示する(S132)。この画面では、すでに登録されている固定資産に関する情報を、固定資産一覧1001に表示する。また、例えば、固定資産一覧1001の番号欄108がクリックされると、当該番号の登録内容を個別表示欄1000に表示する。固定資産の新規登録を行う場合には、何も登録されていない番号欄108をクリックすると、個別表示欄1000の入力を許可し、個別表示欄1000の固定資産名称欄107への入力処理が行われる(S133、S133−1)。取得価額欄106への入力処理が行われた場合、取得価額の取得価額欄106への直接入力を許可するほかに、電卓ボタン103が押下されたことにより、図11に示す電卓画面110を表示し(S134、S134−1)、電卓機能による各種計算を可能とする。さらに、電卓画面110の、例えば定額法理論簿価ボタン112が押下されると、図15に示す定額法理論簿価画面150を電卓画面110と並列して表示する(S134、S134−1)。この画面150において、取得価額欄151、耐用年数欄153、償却率欄154、経過年数欄155に必要項目が入力されると、あらかじめ定義されている計算式に基づいて計算を行い、この計算結果を理論帳簿価額欄156に表示するとともに、電卓画面110の計算結果欄113にも表示する。ここで、電卓画面110の送信ボタン111が押下されると、電卓画面110の計算結果欄113の数値を個別表示欄1000の取得価額欄106に表示する(S136、S136−1)。個別表示欄1000への入力が終了し、挿入ボタン105が押下されると、個別表示欄1000の内容を、固定資産一覧1001の指定された列の資産名称欄101、取得価額欄102等に表示する(S137、S137−1)。次に、付箋ボタン104が押下されると、記帳サーバ32は、指定された列に関する電卓機能によって行われた計算式を付箋として、例えば、地域システム30の記帳DB31に記憶する(S138、S138−1)。付箋の記憶内容例を図12に示す。計算式記憶データテーブル120は、登録番号欄121と、理論帳簿価額欄122と、式欄123とにより形成される。例えば、固定資産登録処理が1000番台の登録番号から開始されるとして、登録番号1234において理論簿価の計算を次のように行ったとする。取得価額¥350,000、定額法、耐用年数5年、3年目における理論簿価を求める計算式としては、
(350,000−350,000×0.2×2)=210,000
となる。
なお、このような計算式は固定資産以外に、例えば、実効税率、源泉所得税、リース割引等の各種計算に使用しても構わない。
次に、過去の計算式を呼び出す処理について図14のフローチャートに従って説明する。
まず、固定資産処理画面100において、固定資産の新規登録における取得価額入力欄106への入力なのかを見て(S140−1)、否ならば処理を終了させ、応ならば付箋ボタン104が押下されているかを見(S141)、否ならば終了処理する。付箋ボタン104が押下されたならば、過去に記憶された計算記憶データテーブル120のうち、固定資産処理に関する計算式すべてを表示装置46に表示する(S142)。以降、入力者等が表示された計算式を参照して、計算を行う。なお、上記において、付箋ボタン104は計算結果を保存する一方、呼び出す機能を有する。
また後日、固定資産登録処理と係わりなくこの計算式を呼び出し、計算の根拠を知るために使用してもかまわない。さらに、上記においては固定資産の処理を例に説明したが、例えば仕訳処理に関する入力において、金額等の数値を計算する処理等において使用してもかまわない。
決算に伴う貸借対照表等の財務諸表の作成に当たり、多くの勘定科目をただ単に表記するのではなく、重要な勘定科目のみを表記する処理について説明する。
決算時の貸借対照表等は、貸方に現れる勘定科目より借方に現れる勘定科目の数の方が多く、貸借両方を左右に並べて表示すると、借方の方が表示できない部分が発生する一方、貸方は余白が発生するのを常とする。そこで、例えば、借方の現金預金の内訳を貸方の表記の下に表示し、左右のバランスをとる。また、勘定科目のうち、重要なものは表示するが、それ以外のものはその他の勘定科目としてまとめて表示する。
同一の仕訳処理を事前または後日にまとめて処理を行うことについて図16、図17、図18に従って説明する。支払家賃等、毎週、毎月定期的に発生する仕訳については、発生のときに仕訳処理するのではなく、期初等にまとめて処理する方が事務効率を向上させる場合がある。そこで、入力装置45から繰返仕訳入力が指示されたか否かを判断し(S181)、指示がなされたと判断すると記帳サーバ32は表示装置46に繰返仕訳処理画面160を表示する(S182)。繰返仕訳処理画面160において、借方欄161に「支払家賃」、貸方欄162に「現金」と入力(S187)し、年月日欄163には、仕訳が発生する日付、例えば、「12/04/25」、「12/05/25」、・・・と入力(S188)し、金額欄164に金額、例えば100,000、摘要欄165に必要な事項を入力する。登録ボタン166が押下される(S184)と入力が完了し、一連の仕訳内容を保存する。これを仕訳帳として表示したイメージを図17に示す。図17の仕訳帳一覧170において繰返仕訳処理で入力された内容が表示される。修正ボタン172が押下されると、一覧表示された仕訳の中から、現在選択されている仕訳の内容を変更することができる(S185)。終了ボタン174が押下されると仕訳帳画面を終了する(S186)。
仕訳処理入力に関し、仕訳入力を依頼する部署と、実際に処理入力を行う部署が異なる場合に、勘定科目等について不明なため、例えば仮のまま入力を終了し、入力が最終的に完了していない仕訳処理に対し、その理由を示したメモを残し、このメモから直接勘定入力の処理を行う処理について、図19、図20、図21、図22、図23に従って説明する。
図19に示す通り仕訳処理画面190を表示しているとき、勘定科目等が不明なため入力動作が完了しない場合、伝言メモボタン191が押下される(S221)と、伝言メモ画面200を表示する(S222)。なお、伝票表示ボタン202が押下されると、仕訳処理画面190を再表示するものとする。伝言メモへの入力が終了し送信ボタン201が押下される(S223)と、伝言メモ内容は例えばネットワーク10等を介し、記帳DB上の伝言メモデータテーブル(図示せず)にその内容を格納する(S224)。伝言メモの入力例を図20に示す。伝言メモのあることについてはネットワーク10等を介し指定された宛先に送信し(S225)、当該事業所の表示装置46にその旨表示する(S232)。表示に従い、当該事業所から伝言メモの表示を指示されると、表示装置46に伝言メモを表示する。表示例を図21に示す。次に、入力者により返信欄(図示せず)への入力が行われ返信ボタン211が押下された(S233)場合には、返信の処理を行う(S234)。さらに、伝票表示ボタン212が押下された(S235)場合には、伝言メモ210の伝票番号欄2101に示した番号に従って伝票内容を表示した仕訳処理画面190を該当事業所の表示装置46に表示する(S236)。ここで仕訳処理に対する訂正がある場合、訂正処理が行われ(S236−1)、訂正入力が終了したかを判断し、終了した場合には訂正内容を例えば、ネットワーク10等を介して送信し、記帳DB31へ格納する(S238)。なお、上記訂正が完了した後に、訂正が完了したことを、伝言メモの発信元へ通知する手段を設けてもかまわない。
印刷装置を集約して行うときに、印刷の切れ目ごとに仕切用紙を挿入する処理について、図24に従って説明する。各事業所で発生した決算帳票等を、インターネット10等を介して地域システム30において一括印刷する場合、どこの事業所からの印刷物であるかを明確にするため、印刷の先頭または最後に区切りを示す用紙を挿入する。印刷の依頼は各事業所40からネットワーク10等を介して地域システム30に送られる。地域システム30は、各事業所40から印刷の依頼があった場合には(S241)、仕切用紙をプリンタ331に挿入する(S241)。その後、プリンタ331において印刷依頼のあった書類の印刷を行い(S242)、当日の印刷受付が終了した場合には集約印刷処理を終了する(S244)。仕切用紙の色と書類を印刷する用紙の色と変えても構わない。また、仕切用紙、書類用紙の形状等に違いを設けても構わない。また、用紙に依頼元、印刷者に関する情報等を、例えば文字、バーコード等によって印字してもかまわない(S245、S242)。
以上説明したように、本発明によれば、会計記帳情報処理装置をいわゆるクラウドコンピューティングシステムを応用して実現したので、ハードウェア、ソフトウェアの資源の重複がなくなり、それぞれの仕様、性能の違いによる障害対応、保守業務の負担軽減が実現される。
また、個人経営等の小規模事業に関する会計記帳情報処理の場合等には、主たる会計単位の下に複数の一般的な会計単位を設け、このなかから複数の会計単位を選べる仕組みを新たに作成したために、特に、個人事業者において多岐にわたり事業を展開することによる複数の会計単位にまたがった仕訳処理が容易に行うことができ、決算処理、税務処理等の業務負担を軽減することができるようになる。
さらに、仕訳処理における勘定科目選定について、勘定科目を「コード順」、「五十音順」の他に、グループや個人別に「よく使う順」の勘定科目の表示を可能とするようなシステム構成としたことで、入力者、所属部署に限定して使用される勘定科目を他部署、他の入力者からも呼び出しが可能となり、勘定科目使用に関する統一性を保つことができ、入力者等の入力事務・操作を一層軽減させることができる。また、別なる実施態様においては、勘定科目に摘要を付加し、摘要を検索することができる。
また、仕訳の金額を確定する複雑な計算の計算式を表示することで、計算式そのものを記録として残し、これを呼び出すことが可能となるシステム上の構成をとるので、利用者に計算結果だけでなく計算式を知ることを可能とする効果を与えることができるようになり、利便性、効率性の一層の向上を促進する。
さらに、貸借対照表等において、借方に表示する一部を右側に表示し、また、すべての勘定科目を表記せず、その他としてまとめることを可能とするシステム構成としたために、左右のバランスをとることが容易となり、利用者の視認負担や事務作業負担の一層の軽減、作業効率の向上に資することになる。
また、同一の仕訳処理を前もってまとめて処理を行うことをシステム上可能としたために、業務効率を向上できるようになる。
さらに、入力が完了していない仕訳処理に対し、その理由を示したメモを残すことがシステム上可能としたために、利用者はこのメモから直接勘定入力の処理を行うことで、未完了の仕訳処理への処理を容易に行うことができるようになる。
また、印刷装置を集約して行うときに、システムが印刷の切れ目ごとに仕切用紙を挿入するようにしたことで、利用者は容易に切れ目を判断することができるようになる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。また、上述した実施例は、本発明に係る技術思想を具現化するための実施形態の一例を示したにすぎないものであり、他の実施形態でも本発明に係る技術思想を適用することが可能である。例えば、本発明の入力手段に関しては、具体的な開示を行っていない場合もあるが、一般的に行われているキーボード入力の他に、OCR、手書き入力、音声、バーコード等の各種コード、眼球の動き等の視覚応用、脳波応用、等々、各種方法により入力を行ってもよい。また、上述の実施形態において、画面表示に関する説明、図面等も一例に過ぎず、図示する形状および色彩、3Dの応用等、さらに音声応答等の各種方法により出力を行ってもよい。さらに加えて、出力方法に関しては、最終的な目的が同じであれば、途中経過に相違があっても構わない。また、各種伝票類において、入出力の簡素化にかかわる各種方法に関しても、本特許の目的を達成する一手段に過ぎず、その意味からどのような方法によっても構わない。
さらにまた、本発明を用いて生産される装置、方法、システム、記録媒体が、その2次的生産品に搭載されて商品化された場合であっても、本発明の価値は何ら減ずるものではない。
本発明は会計記帳情報処理に係わるが、他の記帳情報処理に応用可能であるだけでなく、広く情報処理に応用可能である。特に、クラウド型システムと呼ばれるネットワークを介して、複数のシステムを有機的に結合し、拡張性を有するシステムを構築しようとする場合、この発明は非常に有用である。したがって、本発明は、税務代理人を用いずに各産業に携わる人が自ら会計記帳処理を行うことを補助・促進することから、税務代理業、情報処理業のみならず、業種を問わずにあらゆる産業上にて高い利用可能性を有している。
1 会計記帳情報処理システム
10 ネットワーク
20 中央システム
21 決算データベース
22 決算サーバ
24、34、44 インターフェース
30 地域システム
31 記帳データベース
32 記帳サーバ
40 各事業所システム
42 プロセッサ
45 入力装置
46 表示装置
50 国税庁(のe−Tax国税電子申告・納税システム)

Claims (12)

  1. 会計記帳に係る仕訳が入力される入力手段と、記帳を出力する出力手段と、
    勘定科目入力を行う入力者に係る情報を記憶する手段と、
    前記入力者の使用した勘定科目を使用頻度別に記憶する手段と、
    摘要に関する情報を記憶する手段と、
    前記記憶した情報を表示する手段と
    を備えることを特徴とする会計記帳情報処理装置。
  2. 該当する対象者の主たる属性に係る情報を記憶する手段と、
    必要に応じて前記該当する対象者の従たる属性に係る情報を記憶する手段と、
    設定された属性に関する関連情報を複数選択して使用可能とする手段と、
    複数選択による各種仕訳入力結果を合算する手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の会計記帳情報処理装置。
  3. 入力を行う数値を算出するのに必要とされる計算式を記憶する手段と、
    入力を行う数値を算出するのに必要とされる計算式の表示に必要な名称を記憶する手段と、
    前記記憶された名称を指定する手段と、
    前記指定された名称に従って前記手段から読み出して計算式のための画面を表示する手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の会計記帳情報処理装置。
  4. 各種入力において必要とされる入力がなされているか否かを判断する手段と、
    前記判断に関する情報が入力される手段と、
    前記入力された情報を定められた相手に送信する手段と、
    前記送信された情報から各種入力を特定する手段と、
    前記特定された各種入力を出力する手段と、
    前記出力された各種入力が訂正される手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の会計記帳情報処理装置。
  5. 会計記帳に係る仕訳が入力される入力手段と、記帳を出力する出力手段と、
    勘定科目入力を行う入力者に係る情報を記憶する手段と、
    前記入力者の使用した勘定科目を使用頻度別に記憶する手段と、
    摘要に関する情報を記憶する手段と、
    前記記憶した情報を表示する手段と、
    該当する対象者の主たる属性に係る情報を記憶する手段と
    をコンピュータに実行させるための会計記帳処理プログラムが搭載されている記録媒体。
  6. 該当する対象者の主たる属性に係る情報を記憶する手段と、
    必要に応じて前記該当する対象者の従たる属性に係る情報を記憶する手段と、
    設定された属性に関する関連情報を複数選択して使用可能とする手段と、
    複数選択による各種仕訳入力結果を合算する手段と
    をさらにコンピュータに実行させるためのプログラムが搭載されていることを特徴とする請求項5に記載の記録媒体。
  7. 入力を行う数値を算出するのに必要とされる計算式を記憶する手段と、
    入力を行う数値を算出するのに必要とされる計算式の表示に必要な名称を記憶する手段と、
    前記記憶された名称を指定する手段と、
    前記指定された名称に従って前記手段から読み出して計算式のための画面を表示する手段と
    をさらにコンピュータに実行させるためのプログラムが搭載されている請求項5または6記載の記録媒体。
  8. 各種入力において必要とされる入力がなされているか否かを判断する手段と、
    前記判断に関する情報が入力される手段と、
    前記入力された情報を定められた相手に送信する手段と、
    前記送信された情報から各種入力を特定する手段と、
    前記特定された各種入力を出力する手段と、
    前記出力された各種入力が訂正される手段と
    をコンピュータにさらに実行させるためのプログラムが搭載されている請求項5乃至7のうちいずれか1項記載の記録媒体。
  9. 会計記帳に係る仕訳が入力される入力手段と、記帳を出力する手段と、
    勘定科目入力を行う入力者に係る情報を記憶する手段と、
    前記入力者の使用した勘定科目を使用頻度別に記憶する手段と、
    摘要に関する情報を記憶する手段と、
    前記記憶した情報を表示する手段と、
    該当する対象者の主たる属性に係る情報を記憶する手段と
    をコンピュータに実行させるための会計記帳処理装置プログラム。
  10. 該当する対象者の主たる属性に係る情報を記憶する手段と、
    必要に応じて前記該当する対象者の従たる属性に係る情報を記憶する手段と、
    設定された属性に関する関連情報を複数選択して使用可能とする手段と、
    複数選択による各種仕訳入力結果を合算する手段と
    をさらにコンピュータに実行させるための請求項9に記載の会計記帳処理装置プログラム。
  11. 入力を行う数値を算出するのに必要とされる計算式を記憶する手段と、
    入力を行う数値を算出するのに必要とされる計算式の表示に必要な名称を記憶する手段と、
    前記記憶された名称を指定する手段と、
    前記指定された名称に従って前記手段から読み出して計算式のための画面を表示する手段と
    をさらにコンピュータに実行させるための請求項9または10記載の会計記帳処理装置プログラム。
  12. 各種入力において必要とされる入力がなされているか否かを判断する手段と、
    前記判断に関する情報が入力される手段と、
    前記入力された情報を定められた相手に送信する手段と、
    前記送信された情報から各種入力を特定する手段と、
    前記特定された各種入力を出力する手段と、
    前記出力された各種入力が訂正される手段と
    をコンピュータにさらに実行させるための請求項9乃至11のうちいずれか1項記載の会計記帳処理装置プログラム。
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