JP2001043280A - 会計処理方法及び会計処理装置並びに会計処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

会計処理方法及び会計処理装置並びに会計処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2001043280A
JP2001043280A JP2000145650A JP2000145650A JP2001043280A JP 2001043280 A JP2001043280 A JP 2001043280A JP 2000145650 A JP2000145650 A JP 2000145650A JP 2000145650 A JP2000145650 A JP 2000145650A JP 2001043280 A JP2001043280 A JP 2001043280A
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陽三郎 岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 零細中小企業等のユーザが特別な経理上の知
識を必要とせず簡単に日常の取引情報を入力することを
可能とし、その入力データから正確な会計情報、財務諸
表や経営分析指標等を簡単に得る。 【解決手段】 クライアント側コンピュータ1aは、発
生した取引ごとに取引データを入力させる取引データ入
力手段11と、入力させた取引データを簿記に基づく会
計データに変換するデータ変換手段12と、会計データ
をサーバ側コンピュータ2へ転送する会計データ転送手
段13とを備え、サーバ側コンピュータ2は、転送され
た会計データを受信する会計データ受信手段21と、受
信した会計データをデータベースへ蓄積する会計データ
蓄積手段22と、蓄積した会計データを基に会計処理を
行い財務諸表や経営分析指標等を作成する会計処理手段
23とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
を利用して零細中小企業等の会計処理を行う会計処理方
法及び会計処理装置並びに会計処理プログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】事業者にとって、金銭や資産・負債の出
入り増減を伝票に基づいて確実に管理し、月次の決算書
等の帳票類を遅滞なくしかも誤りなく作成することは、
非常に重要な問題である。帳簿の整理及び決算書・確定
申告書の作成を会計事務所等の専門家にすべて委嘱すれ
ば手間は掛からないが、当然のことながら、相当の費用
が発生することになる。すなわち、会計処理に伴う事業
者の労力や金銭的支出は、経営上の大きな問題となる。
【0003】ところで、近年特にパーソナルコンピュー
タなどのいわゆるOA機器の急速な進歩、性能の向上及
び低価格化によって、小規模事業者等の従来は事務の機
械化が困難であった層でも、比較的容易にそれらのOA
機器を導入して、事務の省力化や自動化を試みることが
可能となっている。それに伴って、前記のような事業者
の負担を軽減することを目的として、各種のパーソナル
コンピュータ用会計ソフトウェアが開発され、利用され
るようになってきている。
【0004】事業者等のユーザは事業所内部で会計ソフ
トウェアを利用して独自に会計処理を行い、後日、会計
事務所等の専門家の監査を受けるか、すべての会計処理
が済んで完成された会計データをフロッピーディスク
(フレキシブルディスク)やMO(光磁気ディスク)等
の記録媒体で引き渡すか、あるいはパソコン通信などを
利用して送信する。会計事務所においてはユーザが作成
した仕訳帳等の会計帳簿の引き渡しを受け、または会計
事務所の担当者がユーザ宅に出向き、原始証憑に基づい
て仕訳を起票し記帳を行ったり、パソコンのキーボード
からデータの入力を行ったりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各ユーザは
自身が使いやすいように、それぞれ異なる会計ソフトウ
ェアを利用することもあり、会計事務所では各ユーザが
独自に入力した会計データを改めて入力するかコンバー
トしてから監査を行うことになるため、かなりの手間や
日数を要する。その結果、事業者は正確な会計情報や財
務諸表等を直ちに得ることができず、日々の経営に生き
た財務指標を活用できていない。
【0006】また、従来の会計ソフトウェアを用いて会
計データを完成させる場合、それらの会計ソフトウェア
が簿記の仕訳形式による入力すなわち貸方と借方とをそ
れぞれ入力する方法を採っているため、経理や簿記等の
専門的な知識が必要となる。したがって、零細中小企業
等にとっては会計処理の要員を確保することは困難であ
り、結果としていわゆるドンブリ勘定となり経営上重大
な支障をきたしている。特に、決算及び確定申告の時期
になると、このような処理が集中するため、ユーザ、会
計事務所共に負担が大きく、無理な労働を強いられるこ
とから会計処理を誤ってしまい、適正公平な納税義務の
履行が図られない恐れもある。
【0007】そこで、本発明は、零細中小企業等のユー
ザが特別な経理上の知識を必要とせず簡単に日常の取引
情報を入力することを可能とし、その入力データから正
確な会計情報、財務諸表や経営分析指標等を簡単に得る
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の会計処理方法
は、通信ネットワークにより接続されるクライアント側
コンピュータとサーバ側コンピュータとの間で会計処理
を行う会計処理方法であって、発生した取引ごとにクラ
イアント側コンピュータへ取引データを入力し、この入
力された取引データを簿記に基づく会計データに変換
し、この会計データをクライアント側コンピュータから
サーバ側コンピュータへ転送し、この転送された会計デ
ータを基にサーバ側コンピュータにおいて会計処理を行
うことを特徴とする。
【0009】これにより、零細中小企業等のユーザは、
発生した取引ごとにその都度クライアント側コンピュー
タへ取引データを入力する。ここで入力する取引データ
は取引そのものの流れに則したデータであるため、簿記
に基づく貸方借方の仕訳の知識がなくとも容易に入力す
ることが可能である。入力された取引データは簿記に基
づいて貸方借方に仕訳された会計データへと変換し、サ
ーバ側コンピュータへ転送して、サーバ側コンピュータ
において会計データの訂正や追加等およびその後の集計
等の会計処理を行い、会計情報、財務諸表や経営分析指
標等を出力する。すなわち、ユーザは特別な経理上の知
識を必要とせず簡単に正確な会計情報、財務諸表や経営
分析指標等を得ることが可能となる。
【0010】さらに、サーバ側コンピュータによる会計
処理の結果をクライアント側コンピュータへ転送し、こ
の転送された会計処理の結果をクライアント側コンピュ
ータにおいて出力することによって、ユーザは正確な会
計情報、財務諸表や経営分析指標等の会計処理結果を適
宜得ることができ、日々の経営にフィードバックさせる
ことができる。ここで、クライアント側コンピュータへ
転送される会計処理結果には、訂正や追加等がなされた
会計データも含まれるものとし、この訂正等がなされた
正確な会計データに基づいて次の取引データの入力をよ
り正確に行うことが可能となる。
【0011】また、クライアント側コンピュータへの取
引データの入力は、対話形式によるものとするのが望ま
しい。対話形式として、例えば、取引の内容に応じて取
引種類、動きやその詳細事項等を質問に応答する形式と
すれば、ユーザは日常の取引データをこの対話形式によ
り簡単かつ正確に入力することが可能となる。さらに、
この質問に対する応答事項を予め選択項目として登録し
ておき、この選択項目から選択入力するものとしておく
ことにより、より入力を効率よく行うことが可能とな
る。
【0012】会計データの転送は、インターネット等を
介した通信ネットワーク上で広く利用されているファイ
ル転送プロトコル、電子メール、またはインターネット
を介して提供するコンテンツ上のスクリプト等によって
行うことができる。これにより、クライアント側コンピ
ュータとサーバ側コンピュータとの間に専用の通信ネッ
トワークを構築せずに会計データを転送することができ
るため、簡単かつ安価に本発明の会計処理方法を実行す
ることが可能となる。また、任意にクライアント側コン
ピュータを追加することも容易に可能である。
【0013】このような本発明の会計処理方法は、通信
ネットワークにより接続されるクライアント側コンピュ
ータとサーバ側コンピュータとの間で会計処理を行うた
めの会計処理装置であって、クライアント側コンピュー
タは、発生した取引ごとに取引データを入力させる取引
データ入力手段と、この入力させた取引データを簿記に
基づく会計データに変換するデータ変換手段と、会計デ
ータをサーバ側コンピュータへ転送する会計データ転送
手段とを備え、サーバ側コンピュータは、転送された会
計データを受信する会計データ受信手段と、この受信し
た会計データをデータベースへ蓄積する蓄積手段と、こ
の蓄積した会計データを基に会計処理を行う会計処理手
段とを備えた会計処理装置により効率的に実行すること
が可能である。
【0014】これにより、零細中小企業等のユーザが発
生した取引ごとに取引データ入力手段によりその都度ク
ライアント側コンピュータへ取引データを入力すると、
入力された取引データは簿記に基づく会計データへとデ
ータ変換手段により変換され、会計データ転送手段によ
りサーバ側コンピュータへ転送される。一方、サーバ側
コンピュータにおいては、この転送された会計データを
会計データ受信手段により受信したうえで蓄積手段に蓄
積し、その後の集計等の会計処理が行われるため、ユー
ザは特別な経理上の知識を必要とせず簡単に正確な会計
情報、財務諸表や経営分析指標等を得ることが可能とな
る。
【0015】さらに、サーバ側コンピュータは、会計処
理手段による会計処理の結果をクライアント側コンピュ
ータへ転送する処理結果転送手段を備え、クライアント
側コンピュータは、転送された会計処理の結果を受信す
る処理結果受信手段を備えておけば、正確な会計情報、
財務諸表や経営分析指標等の会計処理結果を適宜得るこ
とができ、日々の経営にフィードバックさせることがで
きる。
【0016】ここで、取引データ入力手段は、対話形式
で前記取引データを入力させるものであり、会計データ
転送手段は、会計データを簿記に基づく仕訳のリスト形
式に変換して転送するものであることが望ましい。ユー
ザはクライアント側コンピュータによって対話形式に応
答して日常の取引データをより簡単かつ正確に入力する
ことが可能となり、こうして入力され変換された会計デ
ータはサーバ側コンピュータで受信し蓄積しやすいよう
な簿記に基づいてリスト形式に変換され転送されるた
め、これをサーバ側コンピュータ上で処理することが容
易となる。
【0017】このような会計処理装置は、通信ネットワ
ークにより接続されるクライアント側コンピュータとサ
ーバ側コンピュータとの間で会計処理を行うための会計
処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、クライアント側コンピュータに、発
生した取引ごとに取引データを入力させる手順と、この
入力させた取引データを簿記に基づく会計データに変換
する手順と、この会計データをサーバ側コンピュータへ
転送する手順とを実行させるための会計処理プログラム
を記録した記録媒体をクライアント側コンピュータに読
み取ることによって、このクライアント側コンピュータ
により実現させることが可能である。これにより、クラ
イアント側コンピュータ上からユーザが発生した取引ご
とにその都度クライアント側コンピュータへ取引データ
を入力し、会計データ転送手段によりサーバ側コンピュ
ータへ転送することが可能となる。
【0018】一方、通信ネットワークにより接続される
クライアント側コンピュータとサーバ側コンピュータと
の間で会計処理を行うための会計処理プログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、サ
ーバ側コンピュータに、クライアント側コンピュータよ
り転送される会計データを受信する手順と、この受信し
た会計データをデータベースへ蓄積する手順と、データ
ベースへ蓄積した会計データを基に会計処理を行わせる
手順とを実行させるための会計処理プログラムを記録し
た記録媒体をサーバ側コンピュータに読み取ることによ
って、会計処理装置をサーバ側コンピュータにより実現
させることが可能である。これにより、サーバ側コンピ
ュータへ転送された会計データをサーバ側コンピュータ
に受信させたうえで蓄積手段に蓄積させ、その後の集計
等の会計処理を行わせることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態におけ
る会計処理装置のハードウェア構成図、図2は図1に示
す会計処理装置の機能ブロック図である。
【0020】図1に示すように、本発明の実施の形態に
おける会計処理装置は、インターネット3を介した通信
ネットワークにより接続される企業(ユーザ)A,B,
C,Dそれぞれのクライアント側コンピュータ(以下、
「クライアント」と称す)1a,1b,1c,1dと会
計事務所のサーバ側コンピュータ(以下、「サーバ」と
称す)2とによって構成される。以下、クライアントに
ついては企業Aのクライアント1aについて説明する
が、他の企業B,C,Dそれぞれのクライアント1b,
1c,1dについてはクライアント1aと同様につき説
明を省略する。
【0021】図2において、クライアント1aは、発生
した取引ごとにその都度取引データをユーザに入力させ
る取引データ入力手段11と、この入力させた取引デー
タを簿記に基づく会計データに変換するデータ変換手段
12と、この会計データをサーバ2へ転送する会計デー
タ転送手段13と、後述するサーバ2に備えた処理結果
転送手段24より転送された会計処理の結果を受信する
処理結果受信手段14とを備える。
【0022】一方、サーバ2は、クライアント1aの会
計データ転送手段13によりインターネット3を介して
転送された会計データを受信する会計データ受信手段2
1と、この受信した会計データをデータベース(図示せ
ず)へ蓄積する蓄積手段としての会計データ蓄積手段2
2と、この蓄積した会計データを基に集計・訂正等の各
種会計処理を行い財務諸表や経営分析指標等を作成する
会計処理手段23と、この会計処理手段23による会計
処理の結果をクライアント1aへ転送する処理結果転送
手段24とを備える。
【0023】次に、図3〜図11を参照して、クライア
ント1aによって実行される処理について説明する。図
3はクライアント1aによって実行される会計処理を示
すフローチャート図であって、(a)は取引データの入
力から会計データの転送までの処理を示す図、(b)は
会計処理データの受信から出力までの処理を示す図であ
る。
【0024】クライアント1a上には、図4に示すメイ
ンメニュー画面が表示されている。図4に示すメインメ
ニュー画面には、データ入力・操作関係の機能ボタンと
して、それぞれ入力済みの取引データを確認する「入力
済み確認」ボタン31、取引データの入力を行う「入
力」ボタン32、ユーザの取引先(摘要)等を設定する
「取引先等設定」ボタン33、会計事務所のサーバ2へ
の会計データの転送を行う「データ転送」ボタン34、
および会計事務所のサーバ2から最新の会計データを取
得する「事務所データ取得」ボタン35の他、システム
を終了するための「終了」ボタン36が表示されてい
る。また、帳票関係の機能ボタンとして、会計事務所の
サーバ2による会計処理結果としての財務諸表のデータ
を取得する「帳票取得」ボタン37、および最新の財務
諸表を表示する「帳票表示」ボタン38がそれぞれ表示
されている。また、その他の機能ボタンとして、質問・
問い合わせ・経営相談を行うための「質問・問合せ」ボ
タン39、入力した取引データをすべて削除するための
「年次更新」ボタン40、パスワードを設定するための
「パスワード設定」ボタン41、およびクライアント1
aの機能の修復を行う「修復」ボタン42がそれぞれ表
示されている。
【0025】「入力」ボタン32をクライアント1aの
マウス等の入力デバイスを用いてクリックすると、取引
データ入力手段11により図5から図9において説明す
るように取引データ入力処理(S101)が対話形式で
行われる。
【0026】まず、図5に示す取引データの入力方法を
選択する画面がクライアント1aに表示される。図5に
示す入力方法選択画面には、取引が発生した日付を選択
して取引データを1件ずつ入力するための「日付入力」
ボタン32a、取引データを摘要から入力するための
「通常入力」ボタン32b、同じ項目の取引データをま
とめて入力するための「まとめ入力」ボタン32c、複
合取引の取引データを入力するための「特殊入力」ボタ
ン32dおよび図4に示すメインメニュー画面に戻るた
めの「戻る」ボタン32eが表示されている。
【0027】図5に示す「日付入力」ボタン32aをク
リックすると、図6に示す日付入力画面がクライアント
1aに表示される。ユーザが取引の発生した日付または
入力したい取引の日付を図6に示す日付入力画面に表示
されたカレンダー45の中からクリックして選択し、さ
らに画面下の「次へ」ボタン46をクリックすると、図
7に示す取引種類指定画面がクライアント1aに表示さ
れる。
【0028】図7に示す取引種類指定画面には、ユーザ
に対話形式により取引データを入力させるための質問と
して「取引種類を選択してください」の文言と、取引種
類として「売上関係」「仕入関係」「経費関係」「現金
の動き」「預金の動き」「その他の振替仕訳取引」「棚
卸品の計上・振替」とが表示されている。これらの取引
種類は、質問に対する応答事項を予め選択項目として登
録しておいたものである。ユーザがこれらの取引種類の
選択項目の中から該当するものをクリックして選択する
と、ここで選択した取引種類、例えば「売上関係」に応
じた取引の動きに関する取引データを入力させるための
質問として例えば「取引の動きを指定して下さい」の文
言と、質問に対する応答事項として「売上の発生、収
入」「値引・返品、収入の取消」が画面右に選択項目と
して表示される。他の例として、取引種類が「現金の動
き」の場合、応答事項として「現金が減少した」「現金
が増えた」が選択項目として表示される。ユーザがこれ
らの取引の動きの選択項目の中から該当するものをクリ
ックして選択し、さらに、画面下の「次へ」ボタン47
をクリックすると、図8に示す明細入力画面が表示され
る。なお、図7に示す取引種類および取引の動きのそれ
ぞれの選択項目は、本実施形態において示したものに限
定されず、ユーザの業種等に応じて追加や変更等により
自由に設定することが可能である。
【0029】図8はクライアント1aに表示される明細
入力画面の例を示す図である。図8に示す明細入力画面
は、図7において取引種類として売上関係を選択した場
合の例であって、取引データとしての売上の種類、売上
代金の決済方法、金額および取引先・内容等をそれぞれ
入力する欄49,50,51,52が表示されている。
また、これらの各欄49〜51の上方には、ユーザに対
話形式により取引データを入力させるための質問として
「どの売上か選んで下さい」「売上代金の決済方法
は?」「金額を入力して下さい」「取引先・内容を
選択して下さい」の文言が表示され、欄49,50,5
2にはそれぞれの質問に対して予め登録された図8に示
す応答事項の選択項目が表示されている。
【0030】なお、明細入力画面の別の例として、図7
において取引種類として現金の動きを選択した場合、欄
49,50,51,52は、それぞれ取引データとして
の現金の内容、現金が増加した理由、金額、取引先・内
容等を入力する欄となる。このとき、応答事項の選択項
目として、欄49には「現金」「不明」等が、欄50に
は「預金1〜3引出し」「受取手形の決済」「売掛金の
回収」「未収金の回収」「借入をした」「前受金をもら
った」「預り金」「借受金」「手形の割引」「店主か
ら」「不明」等が、欄52には「○○預金引出し」「○
○預金へ預け入れ」「事業主分」「△△建託」「××共
済会」「その他」等がそれぞれ表示される。
【0031】取引先・内容等を選択する欄52に表示さ
れる項目(摘要)は、図4に示すメインメニュー画面上
の「取引先等設定」ボタン33をクリックすることによ
って自由に設定することが可能である。「取引先等設
定」ボタン33によって、ユーザに追加の取引先や取引
内容が生じたり変更がある場合に、それらの取引先及び
内容等をユーザ自らが自由に設定できるようにしてあ
る。さらに、サーバ2にその追加及び変更のデータを転
送し、クライアント1aとサーバ2との間でそれら取引
先・内容等の情報を共有するようにしてある。なお、図
8に示す現金の内容に関して該当する項目を選択する欄
49および現金が増加した理由を選択する欄50にそれ
ぞれ示される項目についても、本実施形態において示し
たものに限定されず、ユーザの業種等に応じて追加や変
更等により自由に設定することが可能である。
【0032】図8に戻って、ユーザは、各欄49,5
0,52についてそれぞれの欄に表示されている選択項
目の中から該当する項目を選択してクリックすることに
より入力することが可能である。ここで入力する取引デ
ータは取引そのものの流れに則したデータであるため、
簿記に基づく貸方借方の仕訳の知識がなくとも容易に入
力することが可能である。欄51については、キーボー
ドから直接数値を入力する。このとき、さらに続けて同
じ日の取引データを入力したい場合やほかの日の取引デ
ータを入力したい場合には、それぞれ画面下の「同じ日
のデータを入力」ボタン54、「ほかの日のデータを入
力」ボタン55をクリックすると、再びそれぞれ図7お
よび図6の画面が表示され入力することができる。すべ
ての選択及び入力が完了すると、画面下の「入力完了」
ボタン53をクリックし、取引データの入力が完了し、
図4のメニュー画面に戻る。このとき、クライアント1
a内部では、入力した取引データを簿記に基づく会計デ
ータに変換する作業がデータ変換手段12により行われ
る(S102)。取引データ入力手段11により入力さ
れた取引データは、データ変換手段12によって正規の
簿記の原則に基づいて貸方借方に仕訳された会計データ
へと自動的に変換される。
【0033】一方、図5に示す「通常入力」ボタン32
bをクリックすると、図9に示す通常入力画面がクライ
アント1aに表示される。図9に示す通常入力画面にお
いて、ユーザは取引先(摘要)一覧56に表示されたも
のの中から入力する取引に該当する摘要をクリックして
選択する。このとき、既に同じ摘要で入力した取引デー
タが存在する場合、この取引データがデータ変換手段1
2によって正規の簿記の原則に基づいて貸方借方に仕訳
された会計データとして新規データ入力欄57に表示さ
れる。そして、必要に応じて新規データ入力欄57の内
容を修正し、「追加」ボタン58をクリックすると、追
加データ表示欄59に追加された内容が表示される。
「完了」ボタン60をクリックすると図4のメニュー画
面に戻る。この通常入力画面においては、入力済みの取
引データが予めデータ変換手段12によって会計データ
へと変換され、表示されており、この表示された内容に
基づいて適宜修正を行うのみによって容易に入力するこ
とが可能である。
【0034】また、図5に示す「特殊入力」ボタン32
dをクリックすると、複雑な複合取引(給与、雑給、賞
与、売掛金の回収、買掛金の支払、手形の割引、借入金
の返済)を入力するためのそれぞれの機能ボタンを配設
した特殊入力画面(図示せず)がクライアント1aに表
示される。この特殊入力画面において、例えば「給与」
ボタンをクリックすると、図10に示すように、取引デ
ータとしての社員名称(摘要)、支給総額、源泉所得税
預り金、その他(健康保険料、厚生年金、雇用保険、住
民税等)の預り金等の金額を入力する複合入力画面が表
示される。ユーザがこれらの取引データとしての金額を
入力し、「登録」ボタンをクリックすると、データ変換
手段12によって正規の簿記の原則に基づいて貸方借方
に仕訳された会計データへと変換される。すなわち、ユ
ーザは、複雑な複合取引において取引データとして金額
を入力するだけで、自動的に貸方借方に仕訳された会計
データへと変換される。
【0035】図4のメインメニュー画面に戻って、「入
力済み確認」ボタン31をクリックすると、既に入力さ
れ変換された会計データの内容を確認することが可能で
ある。このとき表示される会計データは日付、借方、貸
方、金額、取引先・内容、取引種類、転送の済・未済で
あり、日付順、記録順または金額順に並べ替えて一覧形
式として表示したり、プリンタ装置等によって印刷出力
することも可能である。また、希望の期間または勘定科
目、年、月を指定して、取引一覧、借方・内容・貸方・
金額等を表示した振替伝票や、勘定科目・摘要・借方・
貸方・累計等を表示した元帳を作成することも可能であ
る。
【0036】図4のメインメニュー画面に戻り、「デー
タ転送」ボタン34をクリックすると、会計データがデ
ータ変換手段11によってさらに仕訳(借方・貸方)の
リスト形式へ変換され(S103)、会計データ転送手
段13によりクライアント1aからサーバ2へ転送され
る(S104)。
【0037】図11はリスト形式へ変換後の会計データ
の例を示す図である。図11に示すリスト形式の会計デ
ータは、左から順に「客様ID」欄61、「日付」欄6
2、「項目1」欄63、「項目2」欄64、「金額」欄
65、「項目4」欄66となっている。「客様ID」欄
61には、ユーザに割り当てた識別番号(コード)が記
されている。「日付」欄62には、取引の日付が記され
ている。「項目1」欄63および「項目2」欄64に
は、それぞれ仕訳された借方および貸方に相当するコー
ドが記されている。「金額」欄65には、金額が記され
ている。「項目4」欄66には、例えば図8において取
引先・内容等を選択する欄52において選択された項目
(摘要)に相当するコードが記されている。サーバ2へ
はこのリスト形式に変換された会計データがインターネ
ット3を介してファイル転送プロトコルにより転送され
る。
【0038】なお、この会計データの転送を電子メール
によって行うことも可能である。この場合、電子メール
にリスト形式へ変換した図11に示す会計データを添付
する。電子メールの宛先欄には、自動的にサーバ2の電
子メールアドレスが入力される。さらに、電子メールの
コメント欄には送信する会計データ以外に会計事務所へ
伝えたい内容や質問事項等を自由に追加することが可能
である。件名欄も同様に自由に設定可能である。これら
の入力等がすべて完了した後、会計データを添付した電
子メールをサーバ2へ転送する。
【0039】次に、図12〜図15を参照してサーバ2
によって実行される処理について説明する。図12はサ
ーバによって実行される会計処理を示すフローチャート
図である。
【0040】まず、サーバ2において、クライアント1
aより転送された会計データを会計データ受信手段21
により受信する(S201)。もし、クライアント1a
から電子メールによって会計データが転送されている場
合、会計データ受信手段21は受信した電子メールに添
付されている会計データをサーバ2上に展開する。
【0041】サーバ2上には、図13(a)に示すメイ
ンメニュー画面が表示される。図13(a)に示すメイ
ンメニュー画面には、ユーザ情報や取引先等の登録およ
び設定を行う「登録・修正」ボタン71、クライアント
から転送されたデータをインポートする「インポート」
ボタン72、インポートしたデータの確認および修正を
行う「仕訳帳」ボタン73、帳票作成用のデータを生成
する「月次処理」ボタン74、送付する帳票を作成する
「帳票作成」ボタン75、作成した帳票をクライアント
に送付する「帳票送付」ボタン76、サーバ2で修正し
たデータや勘定科目等をクライアントに送付する「デー
タ転送」ボタン77、パスワードの設定等を行う「保守
・設定」ボタン78、およびシステムを終了する「終
了」ボタン79が表示されている。
【0042】図13(a)のメインメニュー画面に表示
されている「インポート」ボタン72をクリックする
と、クライアント1aから転送されたデータをインポー
トし(S202)、会計データ蓄積手段22によりデー
タベースへ蓄積する(S203)。図14はクライアン
ト1aから転送された会計データをサーバ2へインポー
トした例を示す図である。図13に示すメインメニュー
画面の「仕訳帳」ボタン73をクリックすることによっ
て図14に示す「仕訳帳」が表示される。
【0043】図14に示すように、インポートした会計
データには、「会社名」欄81、「日付」欄82、「借
方」欄83、「貸方」欄84、「金額」欄85、および
「取引先」欄86のそれぞれに、図11に示すリスト形
式の会計データの「客様ID」欄61、「日付」欄6
2、「項目1」欄63、「項目2」欄64、「金額」欄
65、「項目4」欄66に含まれるデータに対応する項
目名や数値等が記される。会計事務所では、この「仕訳
帳」を監査し正規の簿記の原則に基づいた会計処理であ
るかどうかをチェックすることができる。このチェック
において、「借方」欄83、「貸方」欄84および「取
引先」欄86に誤りが認められる場合には、サーバ2よ
り直接訂正することができる。また、インポートした会
計データに不備があるものについては、ここで正しい勘
定科目等に振り分け仕訳することができる。
【0044】以上のように、ユーザは、日常に発生した
取引ごとにその都度クライアント1aへ取引データを単
に入力し、サーバ2へ転送するだけで、サーバ2へ逐次
その会計データが蓄積される。このとき、ユーザは最低
でも金額等の数値をキーボードより入力すればよいた
め、不明なものはそのままにしておいて転送すればよ
く、その後の適正な処理はサーバ2側の会計事務所で行
えばよい。さらに、こうしてサーバ2へ転送されデータ
ベースへ蓄積された会計データに基づいて、会計処理手
段23により各種会計情報、財務諸表や経営分析指標等
を得るための各種会計処理が行われる(S204)。す
なわち、会計事務所では、転送された会計データの簡易
なチェックのみで元帳や試算表の作成、決算申告書作成
をスムーズに行うことが可能である。
【0045】図15はサーバに表示される項目別集計画
面を示す図である。図13(a)に示すメインメニュー
画面の「月次処理」ボタン74をクリックするとインポ
ートした会計データを基に帳票作成用のデータが作成さ
れる。次に「帳票作成」ボタン75をクリックし、表示
したい集計項目や月等を指定すると、図15に示すよう
な集計項目別の月次の集計結果(総勘定元帳)が作成さ
れ、表示される。その他、月次の損益計算書、製造原価
報告書および貸借対照表等の財務諸表やキャッシュフロ
ー計算書等の経営分析指標などを作成し、表示すること
もできる。
【0046】また、このように会計処理手段23によっ
て作成した各種会計情報、財務諸表や経営分析指標等の
会計処理の結果を、図13(a)に示す「帳票送付」ボ
タン76をクリックすることによって、処理結果転送手
段24によりクライアント1aへ転送することもできる
(S205)。ここでの転送形態は特に限定されるわけ
ではないが、クライアント2からサーバ1aへ会計デー
タを転送する際に用いたのと同様の方法を用いることが
可能である。処理結果転送手段24は、会計処理手段2
3によって作成した会計処理の結果をクライアント1a
へ転送する。
【0047】一方、クライアント1aにおいては、図4
に示すメインメニュー画面の「帳票取得」ボタン37を
クリックすることによって、処理結果受信手段14によ
り会計処理の結果としての会計データを受信する(図3
(b)に示すS111)。こうして受信した会計処理の
結果(財務諸表や経営分析指標等)はクライアント1a
上に展開され、「帳票表示」ボタン38(図4参照)を
クリックすることによりインポートし(S112)、画
面表示や印刷等の結果出力を行う(S113)。ここで
出力される結果は、サーバ2上の「帳票作成」ボタン7
5をクリックして作成されたものである。
【0048】以上のように、本実施形態における会計処
理装置によれば、発生した取引ごとにクライアント1a
へ取引データ入力手段11により取引データを入力し、
この入力された取引データをデータ変換手段12により
簿記に基づく会計データに変換して会計データ転送手段
13によりサーバ2へ転送する。一方、サーバ2では、
転送された会計データを基に会計処理手段23によって
会計処理を行う。すなわち、零細中小企業等のユーザは
発生した取引ごとにその都度クライアント1aへ取引デ
ータを入力すると、サーバ2において会計処理が行わ
れ、会計情報、財務諸表や経営分析指標等が出力され、
ユーザは特別な経理上の知識を必要とせず簡単に正確な
会計情報や財務諸表を素早く得ることが可能となる。
【0049】このとき、サーバ2が、会計処理の結果を
クライアント1aへ処理結果転送手段24により転送
し、クライアント1aが、転送された会計処理の結果を
処理結果受信手段14によって受信することにより、発
生した取引ごとにユーザが取引データを入力すると、直
ちにユーザは正確な会計情報、財務諸表や経営分析指標
等をことが可能となり、企業と会計事務所間でほぼ同時
に情報を共有化できる。すなわち、会計処理結果が適宜
ユーザへフィードバックされ、的確な財務管理、損益管
理等が行われ、経営管理の能率が格段に向上する。
【0050】また、取引データの入力が、対話形式で入
力させるものであるため、ユーザはクライアントによっ
て対話形式に応答して日常の取引データをより簡単かつ
正確に入力することが可能である。そして、会計データ
を簿記に基づく仕訳のリスト形式に変換して転送するこ
とによって、入力され変換された会計データはサーバで
受信し蓄積しやすく、サーバ2上で処理することが容易
である。
【0051】ところで、サーバ2において、図13
(a)に示すメインメニュー画面の「登録・修正」ボタ
ン71をクリックすると、図13(b)に示す顧客登録
画面が表示され、新規ユーザの登録・ユーザ情報の設定
・ユーザ用ファイルの作成・税理士情報登録等を行うこ
とができる。図13(b)に示す顧客登録画面には、税
理士情報を登録する「税理士事務所登録」ボタン71
a、業種毎の取引種類・選択項目等を設定する「業種別
基本設定」ボタン71b、クライアント側で表示する経
費に関するヒントを登録する「経費関係説明設定」ボタ
ン71c、新しいユーザを登録する「新規顧客登録」ボ
タン71d、ユーザ毎の取引先を登録する「取引先登
録」ボタン71e、ユーザ毎のデータファイルを作成す
る「客用ファイル作成」ボタン71f、指定したユーザ
に関するデータをすべて削除する「顧客削除」ボタン7
1g、指定したユーザの会計データのみを削除する「顧
客別年次更新」ボタン71hおよび図13(a)のメイ
ンメニュー画面に戻る「戻る」ボタン71iがそれぞれ
表示されている。
【0052】「税理士事務所登録」ボタン71aでは、
サーバ2を設置する会計事務所(税理士事務所)の名
前、郵便番号、住所、電話番号、ファクシミリ番号や電
子メールアドレス等の税理士情報を登録する。ここで登
録した情報は、各種処理で使用され、特に、名前および
電子メールアドレスは帳票作成等の処理に用いられる。
【0053】「業種別基本設定」ボタン71bでは、業
種別の基本情報を設定する。ここでの設定内容は、ユー
ザ用のデータファイルを作成する際の基となり、その業
種で使用する取引種類、各取引種類において選択する選
択項目、図8に示す日付入力で取引データを入力させる
ための質問に表示する内容、取引種類別に使用する勘定
科目(借方に表示する項目・貸方に表示する項目等)で
ある。
【0054】「経費関係説明設定」ボタン71cでは、
図8に示す日付入力で画面下の経費関係の説明欄48に
表示する内容を設定する。ここで、設定した内容は、図
7において取引種類として経費関係を選択し、図8に示
す欄49の選択項目から経費種類を選択した際、その経
費に関するヒントを説明欄48に表示する。
【0055】「新規顧客登録」ボタン71dでは、サー
バ2を設置する会計事務所において管理する企業A〜D
等の新しいユーザの登録または登録済みのユーザ情報の
修正を行う。ここでの設定内容は、ユーザID、会社
名、郵便番号、住所、担当者名、電話番号、ファクシミ
リ番号、電子メールアドレス、業種、決算月や税理士等
である。ユーザIDは自動的に割り当てられる。決算月
は、ユーザの決算を行う月を指定し、これに基づいて帳
票作成が行われる。
【0056】「取引先登録」ボタン71eでは、「新規
顧客登録」ボタン71dによって登録したそれぞれのユ
ーザ独自の摘要を設定する。ここでの設定内容は、ユー
ザごとの売上関係、仕入関係、経費関係、現金の動き、
預金の動き等の取引種類に応じた内容・取引先等の摘要
項目と、これに対するコードである。
【0057】「客用ファイル作成」ボタン71fでは、
「新規顧客登録」ボタン71dによって登録したユーザ
ごとの勘定科目を登録し、それぞれのクライアント1a
〜1dへ送信するデータファイルを作成する。このデー
タファイルには、前述の「税理士事務所登録」ボタン7
1a、「業種別基本設定」ボタン71b、「経費関係説
明設定」ボタン71c、「取引先登録」ボタン71eに
よって登録済みの税理士情報、顧客情報、摘要および勘
定科目等の設定内容が保存される。
【0058】この「客用ファイル作成」ボタン71fに
より作成したデータファイルは、図13(a)に示す
「データ転送」ボタン77によりサーバ2から相当する
各クライアント1a〜1dへと転送される。また、この
「データ転送」ボタン77では、サーバ2によって修正
や追加等を行った会計データをクライアント1a〜1d
へ転送することができる。一方、クライアント1a〜1
d側では、図4に示す「事務所データ取得」ボタン35
によって、これらのデータファイルや会計データをサー
バ2から取得することが可能である。このように、デー
タファイルをサーバ2から転送することによって任意に
クライアントを追加することができるため、会計処理装
置の拡大を簡単に行うことが可能となる。
【0059】また、本実施形態における会計処理装置に
おいては、クライアント1aにより図4に示す「質問・
問合せ」ボタン39によって、勘定科目名などの不明な
点を質問等の文章と共にファイルとしてファイル転送プ
ロトコルや電子メール等によってサーバ2へ転送するこ
とができる。サーバ2では、このファイルを受信し、税
理士によってこの質問等に対する回答の文章を作成し、
クライアント1aへ返信する。これにより、ユーザは不
明点などを即座に解決することができる。
【0060】以上において説明した会計処理装置は、ク
ライアント1aおよびサーバ2に上記手順を実行させる
ための会計処理プログラムを記録したCD−ROMやサ
ーバ上のハードディスク(図示せず)等の記録媒体から
それぞれクライアント1aおよびサーバ2にダウンロー
ドすることによって頒布し、実現させることが可能であ
る。
【0061】また、本実施形態においては、クライアン
ト1aとサーバ2との間でファイル転送プロトコルや電
子メールを利用して会計データの転送を行う例を示した
が、この他にもインターネットを介してサーバ2上でコ
ンテンツを提供し、コンテンツ上から提供されるスクリ
プト等を実行することによりクライアント1aからサー
バ2へ会計データの転送を行うことも可能である。この
とき、サーバ2とクライアント1aとの間で、ID(識
別符号)とパスワードを使用することによって、ユーザ
認証を行い、各ユーザごとの設定に応じて各種会計情報
の共有ができるようにしておくことも可能である。
【0062】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ)か
ら構成されるシステムに適用しても、一つの機器からな
る装置(例えば、統合装置など)に適用してもよい。ま
た、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現す
るソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体
を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムある
いは装置のコンピュータが記録媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0063】このようなプログラムコードを供給するた
めの記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク
(フロッピー(登録商標)ディスク)、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカードやROMな
どを用いることができる。また、インターネット・プロ
バイダ等のサーバ上におかれたこれらの記録媒体にプロ
グラムコードを格納し、インターネットを介してこのプ
ログラムコードを提供する形態であっても本発明を構成
する。
【0064】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコード
が、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピ
ュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに
書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づ
き、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるC
PUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0066】(1)発生した取引ごとにクライアントへ
取引データを入力し、この入力された取引データを簿記
に基づく会計データに変換し、サーバへ転送された会計
データを基に会計処理を行うことによって、零細中小企
業等のユーザは発生した取引ごとにその都度クライアン
トへ取引データを入力すると、サーバにおいて会計処理
が行われ、会計情報、財務諸表や経営分析指標等が出力
されるため、ユーザは特別な経理上の知識を必要とせず
簡単に正確な会計情報や財務諸表を素早く得ることが可
能となる。
【0067】(2)会計データの転送が、ファイル転送
プロトコル、電子メール、またはインターネットを介し
て提供するコンテンツ上のスクリプトによって行われる
と、クライアントとサーバとの間に専用の通信ネットワ
ークを構築せずに会計データを転送することができるた
め、簡単かつ安価に本発明の会計処理方法を実行するこ
とが可能となる。また、任意にクライアントを追加して
装置の拡大を簡単に行うことが可能となる。さらに、勘
定科目名などの不明な点も質問等の文章と共にファイル
として転送することができるため、不明点などを即座に
解決することができる。
【0068】(3)サーバが、会計処理手段による会計
処理の結果をクライアントへ転送する処理結果転送手段
を備え、クライアントが、転送された会計処理の結果を
受信する処理結果受信手段を備えることによって、発生
した取引ごとにユーザによって取引データが入力される
と、ユーザは正確な会計情報、財務諸表や経営分析指標
等を適宜得ることが可能となり、企業と会計事務所間で
ほぼ同時に情報を共有化でき、会計処理結果が適宜ユー
ザへフィードバックされ、的確な財務管理、損益管理等
が行われ、経営管理の能率が格段に向上する。
【0069】(4)取引データ入力手段が、対話形式で
取引データを入力させるものであり、会計データ転送手
段が、会計データを簿記に基づく仕訳のリスト形式に変
換して転送するものであることによって、ユーザはクラ
イアントによって対話形式に応答して日常の取引データ
をより簡単かつ正確に入力することが可能となり、こう
して入力され変換された会計データはサーバで受信し蓄
積しやすいような簿記に基づくリスト形式に変換され転
送されるため、これをサーバ上で処理することが容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における会計処理装置の
ハードウェア構成図である。
【図2】 図1に示す会計処理装置の機能ブロック図で
ある。
【図3】 クライアントによって実行される会計処理を
示すフローチャート図であって、(a)は取引データの
入力から会計データの転送までの処理を示す図、(b)
は会計処理データの受信から出力までの処理を示す図で
ある。
【図4】 クライアントに表示されるメインメニュー画
面の例を示す図である。
【図5】 クライアントに表示される取引データの入力
方法選択画面の例を示す図である。
【図6】 クライアントに表示される日付入力画面の例
を示す図である。
【図7】 クライアントに表示される取引種類指定画面
の例を示す図である。
【図8】 クライアントに表示される明細入力画面の例
を示す図である。
【図9】 クライアントに表示される通常入力画面の例
を示す図である。
【図10】 クライアントに表示される複合入力画面の
例を示す図である。
【図11】 リスト形式へ変換後の会計データの例を示
す図である。
【図12】 サーバによって実行される会計処理を示す
フローチャート図である。
【図13】 (a)はサーバに表示されるメインメニュ
ー画面の例を示す図、(b)はサーバに表示される顧客
登録画面の例を示す図である。
【図14】 クライアントから転送されサーバへインポ
ートした会計データの例を示す図である。
【図15】 サーバに表示される項目別集計画面の例を
示す図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d クライアント 2 サーバ 3 インターネット 11 取引会計データ入力手段 12 データ変換手段 13 会計データ転送手段 14 処理結果受信手段 21 会計データ受信手段 22 会計データ蓄積手段 23 会計処理手段 24 処理結果転送手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークにより接続されるクラ
    イアント側コンピュータとサーバ側コンピュータとの間
    で会計処理を行う会計処理方法であって、発生した取引
    ごとに前記クライアント側コンピュータへ取引データを
    入力し、この入力された取引データを簿記に基づく会計
    データに変換し、この会計データを前記クライアント側
    コンピュータから前記サーバ側コンピュータへ転送し、
    この転送された会計データを基に前記サーバ側コンピュ
    ータにおいて会計処理を行うことを特徴とする会計処理
    方法。
  2. 【請求項2】 さらに、前記サーバ側コンピュータによ
    る会計処理の結果を前記クライアント側コンピュータへ
    転送し、この転送された会計処理の結果をクライアント
    側コンピュータにおいて出力することを特徴とする請求
    項1記載の会計処理方法。
  3. 【請求項3】 前記クライアント側コンピュータへの取
    引データの入力は、対話形式によるものとした請求項1
    または2記載の会計処理方法。
  4. 【請求項4】 前記会計データの転送は、ファイル転送
    プロトコル、電子メール、またはインターネットを介し
    て提供するコンテンツ上のスクリプトにより行われるこ
    とを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の会計
    処理方法。
  5. 【請求項5】 通信ネットワークにより接続されるクラ
    イアント側コンピュータとサーバ側コンピュータとの間
    で会計処理を行うための会計処理装置であって、前記ク
    ライアント側コンピュータは、発生した取引ごとに取引
    データを入力させる取引データ入力手段と、この入力さ
    せた取引データを簿記に基づく会計データに変換するデ
    ータ変換手段と、前記会計データを前記サーバ側コンピ
    ュータへ転送する会計データ転送手段とを備え、前記サ
    ーバ側コンピュータは、前記転送された会計データを受
    信する会計データ受信手段と、この受信した会計データ
    をデータベースへ蓄積する蓄積手段と、この蓄積した会
    計データを基に会計処理を行う会計処理手段とを備えた
    ことを特徴とする会計処理装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記サーバ側コンピュータは、
    前記会計処理手段による会計処理の結果を前記クライア
    ント側コンピュータへ転送する処理結果転送手段を備
    え、前記クライアント側コンピュータは、前記転送され
    た会計処理の結果を受信する処理結果受信手段を備えた
    請求項5記載の会計処理装置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段は、対話形式で前記取引デ
    ータを入力させるものであり、前記会計データ転送手段
    は、前記会計データを簿記に基づく仕訳のリスト形式に
    変換して転送するものであることを特徴とする請求項5
    または6記載の会計処理装置。
  8. 【請求項8】 通信ネットワークにより接続されるクラ
    イアント側コンピュータとサーバ側コンピュータとの間
    で会計処理を行うための会計処理プログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記ク
    ライアント側コンピュータに、発生した取引ごとに取引
    データを入力させる手順と、この入力させた取引データ
    を簿記に基づく会計データに変換する手順と、この会計
    データを前記サーバ側コンピュータへ転送する手順とを
    実行させるための会計処理プログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 通信ネットワークにより接続されるクラ
    イアント側コンピュータとサーバ側コンピュータとの間
    で会計処理を行うための会計処理プログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記サ
    ーバ側コンピュータに、前記クライアント側コンピュー
    タより転送される会計データを受信する手順と、この受
    信した会計データをデータベースへ蓄積する手順と、前
    記データベースへ蓄積した会計データを基に会計処理を
    行わせる手順とを実行させるための会計処理プログラム
    を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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