JP7283426B2 - サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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上記課題を解決するサイドエアバッグ装置は、インフレータから供給されるガスの圧力により、車両のボディサイド部と車室内のシートに着座した乗員との間で展開及び膨張するエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置において、前記エアバッグは、アウターバッグと、前記アウターバッグ内に設けられて前記インフレータを収容するインナーバッグとを備え、前記インナーバッグは、膨張した際に前方に突出して前記乗員の肩部と対応する上側膨張部と、膨張した際に前方に突出して前記乗員の腰部と対応する下側膨張部と、前記上側膨張部と前記下側膨張部との間に設けられた凹部と、を備え、前記インナーバッグには、前記インナーバッグの内外を連通する少なくとも一つの連通孔が形成されていることを要旨とする。
上記サイドエアバッグ装置において、車幅方向を厚さ方向として前記アウターバッグの厚さ方向における内面間は、前記アウターバッグの厚さを規制するテザーによって連結され、前記テザーは、前記エアバッグが膨張した際に前記凹部内を通るように延びることが好ましい。
上記サイドエアバッグ装置において、前記インナーバッグにおける前記凹部の中央部には、前記エアバッグが膨張する際に前記テザーと車両前後方向で対向するように前記連通孔が形成され、前記エアバッグが膨張する際に前記テザーにおける前記連通孔と車両前後方向で対向する位置には、貫通孔が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、インナーバッグを構成する布の量や縫製箇所を低減できるので、エアバッグをよりコンパクトに折り畳むことができる。
上記サイドエアバッグ装置において、前記インナーバッグ内における前記凹部と対応する位置には、前記インナーバッグの前方への膨張を規制する規制テザーが設けられていることが好ましい。
図1に示すように、サイドエアバッグ装置11は、車両のシート12におけるシートバック13の内部に折り畳まれた状態で収容されるエアバッグ14と、エアバッグ14に対して膨張用のガスを供給するためのインフレータ15とを備えている。インフレータ15は、エアバッグ14と一緒に、シートバック13の内部のフレーム16に対して固定されている。
次に、エアバッグ14の構成について詳述する。
エアバッグ14を製造する場合には、まず、アウターバッグ23を形成するための一枚の外側基布34(図4参照)と、インナーバッグ24を形成するための一枚の内側基布35(図5参照)と、一枚の布片からなるテザー28(図6参照)とを用意する。
側突に基づく衝撃が車両に加わると、シート12におけるシートバック13の内部で折り畳まれているエアバッグ14に対してインフレータ15からの膨張用のガスが供給されてエアバッグ14が展開及び膨張する。この場合、インフレータ15が整流部材(図示略)によって覆われた状態でインナーバッグ24内に配置されているため、インフレータ15から噴射された膨張用のガスは、インナーバッグ24内における上側膨張部25及び下側膨張部26に優先的に導かれる。
(1)サイドエアバッグ装置11は、インフレータ15から供給されるガスの圧力により、車両のボディサイド部22と車室内のシート12に着座した乗員Pとの間で展開及び膨張するエアバッグ14を備え、エアバッグ14は、アウターバッグ23と、アウターバッグ23内に設けられてインフレータ15を収容するインナーバッグ24とを備える。インナーバッグ24には、インナーバッグ24の内外を連通する中央連通孔30、上側連通孔32、及び下側連通孔33が形成されている。この構成によれば、アウターバッグ23内にインナーバッグ24が配置されているため、インナーバッグ24に形成する中央連通孔30、上側連通孔32、及び下側連通孔33などの連通孔の位置の自由度を高めることができる。このため、エアバッグ14、ひいてはサイドエアバッグ装置11の設計の自由度を高めることができる。
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・テザー28における貫通孔31は、省略してもよい。
・テザー28は、必ずしもエアバッグ14が膨張した際にインナーバッグ24の凹部27内を通るように延びる必要はない。
・インナーバッグ24に形成する連通孔の数、位置、大きさ、及び形は、適宜変更してもよい。
12…シート
14…エアバッグ
15…インフレータ
22…ボディサイド部
23…アウターバッグ
24,36…インナーバッグ
25…上側膨張部
26…下側膨張部
27…凹部
28…テザー
30…連通孔の一例としての中央連通孔
32…連通孔の一例としての上側連通孔
33…連通孔の一例としての下側連通孔
34…外側基布(基布)
35…内側基布(基布)
37…タック
38…部分
39…規制テザー
P…乗員
Claims (8)
- インフレータから供給されるガスの圧力により、車両のボディサイド部と車室内のシートに着座した乗員との間で展開及び膨張するエアバッグを備えたサイドエアバッグ装置において、
前記エアバッグは、外側基布により袋状に形成されたアウターバッグと、前記外側基布とは別体の内側基布により袋状に形成されるとともに、前記アウターバッグ内に設けられて前記インフレータを収容するインナーバッグとを備え、
前記インナーバッグは、
膨張した際に前方に突出して前記乗員の肩部と対応する上側膨張部と、
膨張した際に前方に突出して前記乗員の腰部と対応する下側膨張部と、
前記上側膨張部と前記下側膨張部との間に設けられた凹部と、
を備え、
前記インナーバッグには、前記インナーバッグの内外を連通する少なくとも一つの連通孔が形成されていることを特徴とするサイドエアバッグ装置。 - 車幅方向を厚さ方向として前記アウターバッグの厚さ方向における内面間は、前記アウターバッグの厚さを規制するテザーによって連結され、
前記テザーは、前記エアバッグが膨張した際に前記凹部内を通るように延びることを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記インナーバッグにおける前記凹部の中央部には、前記エアバッグが膨張する際に前記テザーと車両前後方向で対向するように前記連通孔が形成され、
前記エアバッグが膨張する際に前記テザーにおける前記連通孔と車両前後方向で対向する位置には、貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記インナーバッグの前記凹部における上部には、前記インナーバッグが膨張する際に前斜め下方を向くように前記連通孔が形成され、
前記インナーバッグの前記凹部における下部には、前記インナーバッグが膨張する際に前斜め上方を向くように前記連通孔が形成されていることを特徴とする請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。 - 前記インナーバッグにおける前記上側膨張部及び前記下側膨張部のうちの少なくとも一方は、前記アウターバッグに固定されていることを特徴とする請求項1~請求項4のうちいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記インナーバッグの一部は、前記アウターバッグの一部によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記インナーバッグを形成する基布は、タックが形成された状態で前記アウターバッグを形成する基布における前記インナーバッグを構成する部分に縫い付けられていることを特徴とする請求項6に記載のサイドエアバッグ装置。
- 前記インナーバッグ内における前記凹部と対応する位置には、前記インナーバッグの前方への膨張を規制する規制テザーが設けられていることを特徴とする請求項1~請求項5のうちいずれか一項に記載のサイドエアバッグ装置。
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JP2016084048A (ja) | 2014-10-27 | 2016-05-19 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用サイドエアバッグ装置及びサイドエアバッグの製造方法 |
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2020
- 2020-03-25 JP JP2020054467A patent/JP7283426B2/ja active Active
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