JP7283113B2 - インクコンテナ及びインクコンテナ梱包体 - Google Patents

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本発明は、インクコンテナ及びインクコンテナ梱包体に関する。
インクジェット記録装置では、用紙等の記録媒体にインクを吐出するノズルにインクを供給するために、インクを収納するインクパックと、インクパックを収納する収納ケースとを備えるインクコンテナが使用される。このようなインクコンテナの一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1で開示された従来のインクカートリッジは、インクを貯留する可撓性のフィルム袋及びフィルム袋に熱溶着された口栓部材を有するガゼットインクパックと、ガゼットインクパックを収容する段ボールまたは厚紙からなるカートリッジケースとを備える。このインクカートリッジを印刷装置にセットすると、印刷装置のインク供給針の先端部が口栓部材に挿通され、口栓部材から印刷装置にインクを供給することができる。
特開2009-226726号公報
しかしながら、特許文献1で開示された従来のインクカートリッジでは、例えば口栓部材側を下にして落下させると、落下時の衝撃でインクが急激に移動してインクパックが膨らみ、膨らんだインクパックがカートリッジケースを変形、破損させる虞があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、インクパックを収納する収納ケースの変形、破損を抑制することが可能なインクコンテナ及びインクコンテナ梱包体を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明のインクコンテナは、インクパックと、収納ケースと、補強シートと、を備える。インクパックは、インクを収納する。収納ケースは、インクパックを収納する。補強シートは、収納ケースの内部の、収納ケースの内面とインクパックとの間に配置される。さらに、補強シートは、平板状のライナー及び波状の中芯を積層して形成された段ボールシートで構成され、前記段ボールシートの前記中芯の流れ方向が、前記収納ケースの長手方向に延びる。
また、上記の課題を解決するため、本発明のインクコンテナ梱包体は、上記構成のインクコンテナと、梱包材と、を備える。梱包材は、インクコンテナを収納する。
本発明の構成によれば、補強シートによって、収納ケースに加わる衝撃負荷を軽減させることができる。したがって、収納ケースの変形、破損を抑制することが可能である。
本発明の実施形態のインクコンテナを示す斜視図である。 本発明の実施形態のインクコンテナの長手方向を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態のインクコンテナのインクパック(インク空状態)を示す斜視図である。 本発明の実施形態のインクコンテナのインクパック(インク満状態)を示す斜視図である。 本発明の実施形態のインクコンテナの補強シートを示す平面図である。 本発明の実施形態のインクコンテナの補強シートを示す斜視図である。 本発明の実施形態の変形例1のインクコンテナの長手方向を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態の変形例1のインクコンテナの幅方向を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態の変形例1のインクコンテナの補強シートを示す平面図である。 本発明の実施形態の変形例2のインクコンテナの長手方向を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態の変形例2のインクコンテナの幅方向を示す垂直断面図である。 本発明の実施形態の変形例2のインクコンテナの補強シートを示す平面図である。 本発明の実施形態のインクコンテナ梱包体を示す斜視図である。 本発明の実施形態のインクコンテナ梱包体のインクコンテナ及び梱包材を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態のインクコンテナ梱包体の梱包材の展開図である。 本発明の実施形態のインクコンテナ梱包体の長手方向を示す垂直断面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。また、本書では、説明の便宜上、図2及び図16それぞれにおける上下方向を、インクコンテナ及びインクコンテナ梱包体それぞれの上下方向として各部の形状及び位置関係を説明する。この上下方向の定義は、インクコンテナ及びインクコンテナ梱包体の使用時の向き及び位置関係を限定するものではない。
図1は、実施形態のインクコンテナ1を示す斜視図である。図2は、インクコンテナ1の長手方向を示す垂直断面図である。図3は、インクコンテナ1のインクパック2(インク空状態)を示す斜視図である。図4は、インクパック2(インク満状態)を示す斜視図である。
インクコンテナ1は、図1及び図2に示すように、上下方向と交差する横方向に長く延びる略直方体形状の外形を有する。インクコンテナ1は、インクパック2と、収納ケース3と、を備える。インクパック2は、インクを収納する。収納ケース3は、インクパック2を収納する。
インクパック2は、図3及び図4に示すように、インク収納部21と、インク供給口22と、を有する。
インク収納部21は、例えば可撓性フィルムであるラミネートフィルムで構成され、内部にインクが収納される。インク収納部21は、パック上面部21a、パック下面部21b、及び2つのパック側面部21cを構成する4枚のラミネートフィルムから成る。インク収納部21のパック上面部21a及びパック下面部21bの、長手方向と交差する短手方向(幅方向)の長さは、インク収納部21のパック側面部21cの、長手方向と交差する短手方向(上下方向、厚さ方向)の長さよりも長い。
インク収納部21は、パック上面部21a及びパック下面部21bを構成するラミネートフィルムそれぞれの幅方向の両端部同士が、パック側面部21cを構成する2枚ラミネートフィルムそれぞれで接続されて長手方向に延びる筒形状にされた後、筒形状の一端部及び他端部がヒートシールされて第1シール部21d及び第2シール部21eそれぞれが形成される。インク収納部21は、厚みを持たせるために、パック側面部21cに設けられた長手方向に延びる折り目21fに沿ってマチ(折り込み)を入れた、いわゆるガゼット袋である。
インク供給口22は、インク収納部21の四方の周縁部のうち第1シール部21dに配置される。インク供給口22は、インク収納部21の内部と外部とを連通させるインクの流通路を有する。インク供給口22は、例えばポリエチレン等の合成樹脂で構成される。
収納ケース3は、図1及び図2に示すように、パック収納部31と、インク供給部32と、を有する。収納ケース3は、パック収納部31とインク供給部32とが組み合わされた略直方体形状の箱体であり、内部にインクパック2を収納する。
パック収納部31は、長手方向の一端部が開口し、他端部が閉塞する角型の筒形状である。パック収納部31は、例えば厚紙で構成され、内部にインク収納部21が収納される。パック収納部31は、ケース上面部31a、ケース下面部31b、2つのケース側面部31c、及び閉塞部31dを備える。パック収納部31のケース上面部31a及びケース下面部31bの、長手方向と交差する短手方向(幅方向)の長さは、パック収納部31のケース側面部31cの、長手方向と交差する短手方向(上下方向、厚さ方向)の長さよりも長い。
インク供給部32は、パック収納部31の開口する長手方向の一端部に、開口を塞ぐように配置される。インク供給部32は、パック収納部31に、例えば粘着テープ等を用いて固定される。インク供給部32は、インクパック2が接続される。詳細には、インク供給部32の内部には、インクパック2のインク供給口22が嵌合する嵌合部32aが設けられる。インク供給部32は、例えばポリエチレン等の合成樹脂で構成される。
さらに、インクコンテナ1は、図2に示すように、補強シート4を備える。
補強シート4は、収納ケース3の内部の、収納ケース3の内面とインクパック2との間に配置される。具体的には、補強シート4は、本実施形態において、パック収納部31のケース上面部31aの内面と、インク収納部21のパック上面部21aとの間に配置される。補強シート4は、インク収納部21の長手方向及び幅方向の全域にわたって広がる。
図5及び図6は、インクコンテナ1の補強シート4を示す平面図及び斜視図である。補強シート4は、図5及び図6に示すように、平面視長方形状である。
補強シート4は、平板状のライナー4a及び波状の中芯4bを積層して形成された段ボールシートで構成される。具体的には、補強シート4を構成する段ボールシートは、例えば平行に広がる2枚のライナー4aの間に中芯4bが挟まれて形成される。なお、段ボールシートは、中芯4bの段(波)と平行な方向を「紙巾方向」と呼び、中芯4bの段(波)と直交する方向を「流れ方向」と呼ぶ。補強シート4は、中芯4bの流れ方向(図5及び図6の矢印Md)が、収納ケース3の長手方向に延びる(図2参照)。すなわち、補強シート4を構成する段ボールシートの段(波)は、補強シート4の幅方向に沿って延びる。
上記の構成によれば、インクコンテナ1を、例えばインク供給部32側を下にして落下させた場合であっても、補強シート4によって、落下時の衝撃でインクパック2が膨らむことを抑制することができる。すなわち、補強シート4によって、収納ケース3に加わる衝撃負荷を軽減させることができる。したがって、収納ケース3の変形、破損を抑制することが可能である。
次に、実施形態の変形例1のインクコンテナ1について説明する。図7は、変形例1のインクコンテナ1の長手方向を示す垂直断面図である。図8は、変形例1のインクコンテナ1の幅方向を示す垂直断面図である。図9は、変形例1のインクコンテナ1の補強シート5を示す平面図である。なお、この変形例1の基本的な構成は、先に説明した実施形態と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
変形例1のインクコンテナ1は、図7及び図8に示すように、補強シート5を備える。補強シート5は、収納ケース3の内部の、収納ケース3の内面とインクパック2との間に配置される。補強シート5は、インク収納部21の長手方向及び幅方向の全域にわたって広がる。
補強シート5は、図9に示すように、平面視長方形状である。補強シート5は、平板状のライナー5a及び波状の中芯5bを積層して形成された段ボールシートで構成される。補強シート5は、中芯5bの流れ方向(図9の矢印Md)が、収納ケース3の長手方向に延びる(図7参照)。
補強シート5は、折り曲げ部51を有する。折り曲げ部51では、補強シート5が、収納ケース3の長手方向に延びる折り目51aで折り曲げられる。折り曲げ部51は、折り目51aよりも幅方向外側の領域が上方に向かって折り曲げられる。インクコンテナ1を組み立てるときに、補強シート5は、折り曲げ部51が折り曲げられた状態で、収納ケース3の内部の、収納ケース3の内面とインクパック2との間に挿入される。
上記変形例1の構成によれば、補強シート5に、元の平板形状に戻ろうとする弾性力を生じさせることができる。これにより、補強シート5は、インク収納部21を下方に向かって押す。したがって、インク収納部21の内部のインクを、インク供給部32に向けて流通し易くすることができる。すなわち、変形例1のインクコンテナ1は、収納ケース3の変形、破損を抑制することが可能であるとともに、インクを好適に供給することが可能である。
なお、折り曲げ部51は、補強シート5の幅方向の両端縁に沿って2箇所に設けられる。具体的には、補強シート5は、幅方向の両端側に、長手方向に沿って略平行に延びる2つの折り曲げ部51を有する。2つの折り曲げ部51は、折り目51aから幅方向の両端縁それぞれまでの幅方向の長さが、同じである。この構成によれば、補強シート5の幅方向において均一に、元の平板形状に戻ろうとする弾性力を生じさせることができる。したがって、インク収納部21の内部のインクを、幅方向において均一に、インク供給部32に向けて流通し易くすることが可能である。
次に、実施形態の変形例2のインクコンテナ1について説明する。図10は、変形例2のインクコンテナ1の長手方向を示す垂直断面図である。図11は、変形例2のインクコンテナ1の幅方向を示す垂直断面図である。図12は、変形例2のインクコンテナ1の補強シート6を示す平面図である。なお、この変形例2の基本的な構成は、先に説明した実施形態及び変形例1と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
変形例2のインクコンテナ1は、図10及び図11に示すように、補強シート6を備える。補強シート6は、収納ケース3の内部の、収納ケース3の内面とインクパック2との間に配置される。補強シート6は、インク収納部21の長手方向及び幅方向の全域にわたって広がる。
補強シート6は、図12に示すように、平面視台形状である。補強シート6は、平板状のライナー6a及び波状の中芯6bを積層して形成された段ボールシートで構成される。補強シート6は、中芯6bの流れ方向(図12の矢印Md)が、収納ケース3の長手方向に延びる(図10参照)。
補強シート6は、折り曲げ部61を有する。折り曲げ部61では、補強シート6が、収納ケース3の長手方向に延びる折り目61aで折り曲げられる。折り曲げ部61は、折り目61aよりも幅方向外側の領域が上方に向かって折り曲げられる。インクコンテナ1を組み立てるときに、補強シート6は、折り曲げ部61が折り曲げられた状態で、収納ケース3の内部の、収納ケース3の内面とインクパック2との間に挿入される。
折り曲げ部61は、補強シート6の幅方向の両端縁に沿って2箇所に設けられる。具体的には、補強シート6は、幅方向の両端側に、長手方向に沿って略平行に延びる2つの折り曲げ部61を有する。2つの折り曲げ部61は、折り目61aから幅方向の両端縁それぞれまでの幅方向の長さが、収納ケース3の長手方向に沿ってインク供給部32から離れるほど長くなる。
上記変形例2の構成によれば、補強シート6に生じる、元の平板形状に戻ろうとする弾性力の大きさを、長手方向において変化させることができる。これにより、インク収納部21の内部のインクを、収納ケース3の長手方向に沿ってインク供給部32から離れるほど少なくすることができる。したがって、変形例2のインクコンテナ1は、収納ケース3の変形、破損を抑制することが可能であるとともに、インクをより一層好適に供給することが可能である。これにより、インク収納部21の内部のインクの残量を減少させることが可能である。
次に、実施形態のインクコンテナ梱包体7について説明する。図13は、実施形態のインクコンテナ梱包体7を示す斜視図である。図14は、インクコンテナ梱包体7のインクコンテナ1及び梱包材8を示す分解斜視図である。図15は、インクコンテナ梱包体7の梱包材8の展開図である。図16は、インクコンテナ梱包体7の長手方向を示す垂直断面図である。なお、この実施形態のインクコンテナ1の基本的な構成は、先に説明した実施形態と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合がある。
インクコンテナ梱包体7は、図13に示すように、上下方向と交差する横方向に長く延びる略直方体形状の外形を有する。インクコンテナ梱包体7は、インクコンテナ1と、梱包材8と、を備える。インクコンテナ1は、梱包材8の内部に収納される。梱包材8は、内部にインクコンテナ1を収納する。
インクコンテナ1は、図14及び図16に示すように、上下方向と交差する横方向に長く延びる略直方体形状の外形を有する。なお、図14に示すインクコンテナ1は、その上面(ケース上面部31a)が下方を向いており、インク供給部32の詳細な描画を省略した。
インクコンテナ1は、インクパック2と、収納ケース3と、補強シート4と、を備える。補強シート4は、本実施形態において、パック収納部31のケース上面部31aの内面と、インク収納部21のパック上面部21aとの間に配置される。
インクコンテナ1の収納ケース3は、図13及び図14に示すように、パック収納部31のケース上面部31aの表面に、印刷面31eを有する。印刷面31eには、例えばインクコンテナ1の名称、型番、バーコード、注意書き等に係る文字やマークなどを含むインクパック2に関する情報が印刷される。
梱包材8は、図13、図14及び図16に示すように、コンテナ収納部81と、緩衝部82と、を備える。なお、図14に示す梱包材8は、その上面(後述する梱包上面部8a)を下にして描画されている。
コンテナ収納部81は、梱包材8の長手方向の中央部に配置される。コンテナ収納部81は、インクコンテナ1が収納可能な略直方体形状の空間を有する。コンテナ収納部81は、インクコンテナ1を収納する。
緩衝部82は、梱包材8の長手方向の両端部それぞれに配置される。2つの緩衝部82は、コンテナ収納部81を挟んで、互いに長手方向において対向する。
上記の構成によれば、インクコンテナ梱包体7を、例えばインクコンテナ1のインク供給部32側を下にして落下させた場合であっても、補強シート4によって、落下時の衝撃でインクパック2が膨らむことを抑制することができる。すなわち、補強シート4によって、収納ケース3及び梱包材8に加わる衝撃負荷を軽減させることができる。したがって、収納ケース3及び梱包材8の変形、破損を抑制することが可能である。
梱包材8は、梱包上面部8a、梱包下面部8b、及び2つの梱包側面部8cを備える。コンテナ収納部81は、梱包上面部8a、梱包下面部8b、2つの梱包側面部8c、及び2つの緩衝部82によって囲まれた略直方体形状の空間を有する。
梱包材8は、段ボールシートで構成される。梱包材8を展開すると、図15に示す展開図となる。
緩衝部82は、シート状の梱包材8の折り目82aで、その外側部分を略垂直上方に折り曲げ、さらに折り目82bで内側に向かって略水平になるように折り曲げ、さらに折り目82cで略垂直下方に向かって折り曲げ、さらに折り目82dで外側に向かって折り曲げることによって形成される。緩衝部82は、梱包材8の梱包上面部8aと重なる緩衝上面部82eと、緩衝上面部82eの下方に対向する緩衝下面部82fと、を備える。
梱包材8の梱包上面部8aには、緩衝部係止片82gが配置される。緩衝部係止片82gは、梱包上面部8aの、2つの緩衝部82が配置される部分それぞれに1つずつ設けられる。緩衝部係止片82gは、梱包上面部8aに対して、緩衝部82の内側に向かって起立させる切り起こし片で構成される。緩衝部係止片82gは、例えば付け根から先端部に向かって広がる台形形状である。
緩衝部82の緩衝上面部82eの、緩衝部係止片82gと重なる位置には、係合孔82hが配置される。係合孔82hは、緩衝部係止片82gを受け入れ可能な大きさの、例えば矩形形状の開口で構成される。
2つの緩衝部82を形成するとき、その形成の最終段階において、緩衝部係止片82gを上下方向に重なる係合孔82hに押し込んで保持し、緩衝部82の形状を整える。
このようにして、2つの緩衝部82は、梱包材8の長手方向の両端部それぞれの、互いに長手方向において対向する箇所に形成される。緩衝部82は、横に倒した角型の筒形状である。インクコンテナ1をコンテナ収納部81に収納すると、2つの緩衝部82それぞれは、インク供給部32の長手方向外側と、パック収納部31の閉塞部31dの長手方向外側と、に隣接する。
コンテナ収納部81は、2つの緩衝部82を形成した後、シート状の梱包材8の、梱包上面部8aの幅方向両端縁の折り目81aで、その外側部分である梱包側面部8cを略垂直上方に折り曲げ、さらに折り目81bで内側に向かって略水平になるように折り曲げることによって形成される。なお、梱包下面部8bは、2つの梱包側面部8cそれぞれに接続された2つの下面重畳部8dが、互いに上下方向において重なることによって形成される。
梱包材8の一方の下面重畳部8dには、梱包係止片8eが配置される。梱包係止片8eは、下面重畳部8dの、2つの緩衝部82が配置される部分それぞれに1つずつ設けられる。梱包係止片8eは、梱包下面部8bに対して、緩衝部82の内側に向かって起立させる切り起こし片で構成される。梱包係止片8eは、例えば付け根から先端部に向かって広がる台形形状である。
梱包材8の他方の下面重畳部8d及び緩衝部82の緩衝下面部82fそれぞれの、梱包係止片8eと重なる位置それぞれには、係合孔8f、82kが配置される。係合孔8f、82kは、梱包係止片8eを受け入れ可能な大きさの、例えば矩形形状の開口で構成される。
インクコンテナ梱包体7を形成するとき、その形成の最終段階において、梱包係止片8eを上下方向に重なる2つの係合孔8f、82kに押し込んで保持し、インクコンテナ梱包体7の形状を整える。
梱包材8は、梱包上面部8aに開口部8gを有する。開口部8gは、コンテナ収納部81の一側面に形成され、コンテナ収納部81と上下方向に重なる位置に配置される。開口部8gは、コンテナ収納部81の内部と外部とを連通させる。開口部8gは、例えば矩形形状のものが2つ、長手方向に並べて配置されるが、形状、個数、位置等は適宜任意に変更することができる。
インクコンテナ1は、コンテナ収納部81に収納されるとき、収納ケース3のケース上面部31aの印刷面31eが梱包材8の開口部8gと対向して配置される。梱包材8の開口部8gは、インクコンテナ1がコンテナ収納部81に収納された状態において、収納ケース3の印刷面31eを外部に露出させる。梱包材8の開口部8gは、インクコンテナ1がコンテナ収納部81に収納された状態において、印刷面31eに印刷された情報が開口部8gを通して視認可能となる形状、個数、位置で構成される。
補強シート4は、図16に示すように、パック収納部31のケース上面部31aの内面と、インク収納部21のパック上面部21aとの間に配置される。すなわち、補強シート4は、収納ケース3の内部の、印刷面31eの裏面である収納ケース3の内面とインクパック2との間に配置される。補強シート4は、中芯4bの流れ方向(図5及び図6の矢印Md)が、収納ケース3の長手方向に延びる(図16参照)。
梱包材8に開口部8gを有するインクコンテナ梱包体7を、例えばインクコンテナ1のインク供給部32側を下にして落下させた場合に、落下時の衝撃でインクパック2が膨らみ、さらに収納ケース3の、開口部8gと対向する部分が膨らんでしまう虞がある。しかしながら、上記の構成によれば、補強シート4によって、落下時の衝撃でインクパック2が膨らむことを抑制することができ、さらに収納ケース3の、開口部8gと対向する部分が膨らむことを抑制することができる。したがって、梱包材8に開口部8gを有するインクコンテナ梱包体7において、収納ケース3の変形、破損を抑制することが可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、インクコンテナ及びインクコンテナ梱包体において利用可能である。
1 インクコンテナ
2 インクパック
3 収納ケース
4、5、6 補強シート
4a、5a、6a ライナー
4b、5b、6b 中芯
7 インクコンテナ梱包体
8 梱包材
8g 開口部
31 パック収納部
31e 印刷面
32 インク供給部
51、61 折り曲げ部
51a、61a 折り目
81 コンテナ収納部

Claims (4)

  1. インクを収納するインクパックと、
    前記インクパックを収納する収納ケースと、
    前記収納ケースの内部において前記収納ケースの内面と前記インクパックとの間に配置される補強シートと、
    を備え、
    前記補強シートは、平板状のライナー及び波状の中芯を積層して形成された段ボールシートで構成され、前記段ボールシートの前記中芯の流れ方向が、前記収納ケースの長手方向に延び、
    前記補強シートは、
    前記収納ケースの前記長手方向に延びる補強シート本体と、
    前記収納ケースの前記長手方向に延びる折り目で、前記補強シート本体に対して折り曲げられた折り曲げ部と、
    を有し、
    前記収納ケースは、前記長手方向の一端部に配置され、前記インクパックが接続されるインク供給部を有し、
    前記折り曲げ部は、前記補強シートの前記長手方向と交差する幅方向の両端縁に沿って2箇所に設けられ、前記補強シート本体と対向するように折り曲げられ、前記折り目から前記幅方向の両端縁までの長さが、前記収納ケースの前記長手方向に沿って前記インク供給部から離れるほど長くなり、
    前記折り曲げ部及び前記補強シート本体は、前記収納ケースの前記内面と当該内面と対向している前記インクパックの面との間に配置されることを特徴とするインクコンテナ。
  2. 請求項1に記載のインクコンテナと、
    前記インクコンテナを収納する梱包材と、
    を備えるインクコンテナ梱包体
  3. 前記インクコンテナの前記収納ケースは、前記インクパックに関する情報が印刷された印刷面を有し、
    前記梱包材は、前記インクコンテナを収納するコンテナ収納部と、前記コンテナ収納部の一側面に形成され、前記インクコンテナが前記コンテナ収納部に収納された状態において、前記収納ケースの前記印刷面を外部に露出させる開口部と、を有し、
    前記補強シートは、前記収納ケースの内部の、前記印刷面の裏面である前記収納ケースの内面と前記インクパックとの間に配置されることを特徴とする請求項2に記載のインクコンテナ梱包体
  4. インクを収納するインクパックと、前記インクパックを収納する収納ケースと、前記収納ケースの内部において前記収納ケースの内面と前記インクパックとの間に配置される補強シートと、を備えるとともに、前記補強シートが、平板状のライナー及び波状の中芯を積層して形成された段ボールシートで構成されたインクコンテナと、
    前記インクコンテナを収納する梱包材と、
    を備え、
    前記収納ケースは、前記インクパックに関する情報が印刷された印刷面を有し、
    前記梱包材は、前記インクコンテナを収納するコンテナ収納部と、前記コンテナ収納部の一側面に形成され、前記インクコンテナが前記コンテナ収納部に収納された状態において、前記収納ケースの前記印刷面を外部に露出させる開口部と、を有し、
    前記補強シートは、前記収納ケースの内部の、前記印刷面の裏面である前記収納ケースの内面と前記インクパックとの間に配置されることを特徴とするインクコンテナ梱包体。
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