JP7282025B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、作業車の機体全体の構成に関する。
特許文献1に開示された作業車では、機体の右部及び左部に、クローラ型式の走行装置が設けられて、右及び左の走行装置により機体が支持されている。
特許文献1では、走行装置を駆動する油圧モータが設けられており、エンジンにより駆動された油圧ポンプの作動油が油圧モータに供給されて、油圧モータにより走行装置が駆動される。
特開平4-197104号公報
特許文献1に開示された作業車のように、エンジンにより駆動される油圧ポンプと、走行装置を駆動する油圧モータとが分離して配置された構成に代えて、エンジンの動力を伝動軸や伝動ギヤ等の伝動系を介して走行装置に伝達し、走行装置を駆動する構成が提案されている。
本発明は、クローラ型式の走行装置が設けられた作業車において、エンジンの動力を伝動軸や伝動ギヤ等の伝動系を介して走行装置に伝達するように構成する場合、作業車の重量バランスを良いものにすることを目的としている。
本発明の作業車は、駆動輪と、複数の転輪と、前記転輪が支持されて前後方向に沿って配置されたトラックフレームと、前記駆動輪及び前記転輪に取り付けられたクローラベルトとを有する右及び左の走行装置が備えられ、前記右の走行装置の駆動輪及び前記左の走行装置の駆動輪を支持して、前記駆動輪が側面視で前記トラックフレームの前後中間部に対して上側に配置されるように支持されたミッションケースが備えられ、前記ミッションケースに対して前側又は後側に配置され、平面視で前記右及び左の走行装置の間に配置されたエンジンと、前記エンジンに向けて突出するように前記ミッションケースに支持された入力軸と、側面視で前記入力軸よりも低い位置に配置され、且つ、前記ミッションケースに向けて突出するように前記エンジンに支持された出力軸と、前記出力軸と前記入力軸とに亘って接続された伝動機構とが備えられ、前記エンジンの動力が、前記出力軸から前記伝動機構を介して前記入力軸に伝達され、前記ミッションケースの内部の伝動系を介して前記駆動輪に伝達されて、前記駆動輪が回転駆動され、前記伝動機構に、前記エンジンのクランクケースに支持されて、前記出力軸に接続され、側面視で前記クランクケースから上下方向に沿って上側に延出されたギヤ伝動部と、前後方向に沿って配置されて、前記ギヤ伝動部と前記入力軸とに亘って接続された伝動軸とが設けられている。
本発明によると、駆動輪、複数の転輪、転輪が支持されて前後方向に沿って配置されたトラックフレーム及びクローラベルトを有する右及び左の走行装置において、右及び左の駆動輪がミッションケースに支持されており、エンジンの動力が、ミッションケースの入力軸に伝達され、ミッションケースの内部の伝動系を介して駆動輪に伝達されて、駆動輪が回転駆動され、走行装置が駆動される。
本発明によると、駆動輪が側面視でトラックフレームの前後中間部に対して上側に配置されることにより、ミッションケースも側面視でトラックフレームの前後中間部の位置に配置されるので、作業車の前後の重量バランスが良いものとなる。
この場合、クローラベルトが、駆動輪からトラックフレームの前部に向かって斜め前方下方に延出される状態となり、駆動輪からトラックフレームの後部に向かって斜め後方下方に延出される状態となるのであり、駆動輪とクローラベルトとの接触長さは確保されている。
本発明によると、駆動輪が側面視でトラックフレームの前後中間部に対して上側に配置されたミッションケースに対して、エンジンの出力軸がミッションケースの入力軸よりも低い位置に配置されるように、エンジンが低い位置に支持されているので、作業車の重心の位置が下り、作業車の重量バランスが良いものとなる。
この場合、エンジンの出力軸とミッションケースの入力軸とに亘って、伝動機構が接続されており、エンジンの出力軸がミッションケースの入力軸よりも低い位置に配置されていても、エンジンの動力が、エンジンの出力軸から伝動機構を介してミッションケースの入力軸に無理なく伝達される。
本発明によると、エンジンの動力が、エンジンの出力軸から伝動機構のギヤ伝動部により上側に伝達され、ミッションケースの入力軸の比較的高い位置において、動力が伝動機構のギヤ伝動部から伝動軸を介して、ミッションケースの入力軸に伝達される。
これにより、伝動機構の伝動軸が比較的高い位置に配置されるので、地面の土や泥が伝動機構の伝動軸に付着し難くなる。
本発明において、前記エンジンが、側面視で前記クローラベルトの回転経路と重複するように配置されていると好適である。
本発明によると、エンジンが、側面視でクローラベルトの回転経路と重複するように、低い位置に支持されることに加えて、エンジンが、側面視でクローラベルトの回転経路から外れる位置まで、ミッションケースから前側又は後側に離れた位置に支持されない。
これにより、作業車の重心の位置を下げること、及び、作業車の前後の重量バランスを良いものとすることの両方において有利になる。
本発明において、前記ミッションケースに、前記入力軸を支持して左右方向に沿って配置された中央ケース部分と、前記右の駆動輪を支持して、前記中央ケース部分の右部に連結され前記エンジン側に向けて延出された右ケース部分と、前記左の駆動輪を支持して、前記中央ケース部分の左部に連結され前記エンジン側に向けて延出された左ケース部分とが設けられていると好適である。
本発明によると、ミッションケースに、入力軸を支持して左右方向に沿って配置された中央ケース部分と、右の駆動輪を支持して中央ケース部分の右部に連結された右ケース部分と、左の駆動輪を支持して中央ケース部分の左部に連結された左ケース部分とが設けられている。
前述の構成において、本発明によると、ミッションケースとエンジンとが前後方向に沿って並ぶように支持されている状態で、ミッションケースの右ケース部分及び左ケース部分が、ミッションケースの中央ケース部分の右部及び左部からエンジン側に向けて延出されている。このことについて言い換えると、ミッションケースの中央ケース部分が、エンジンから前後方向に沿って少し離れて支持される。
これにより、側面視でトラックフレームの前後中間部の位置に配置されたミッションケースに対して、エンジンが側面視でトラックフレームの前部又は後部の位置に配置されても、ミッションケースの中央ケース部分が、エンジンから前後方向に沿って少し離れて支持されることによって、作業車の前後の重量バランスが良いものとなる。
本発明において、前記出力軸が平面視で前記入力軸から左右一方側に偏移して配置されるように、前記クランクケースが配置され、前記ギヤ伝動部が、平面視で前記クランクケースから左右方向に沿って前記入力軸に向けて延出されるように、正面視で斜めに配置されていると好適である。
前述のように、伝動機構において、エンジンの動力が、エンジンの出力軸から伝動機構のギヤ伝動部により上側に伝達されるように構成する場合、伝動機構のギヤ伝動部において、伝動ギヤを配置する為の長さを確保する必要がある。
本発明によると、伝動機構のギヤ伝動部が正面視でミッションケースの入力軸に向けて斜めに配置されているので、伝動機構のギヤ伝動部が正面視でミッションケースの入力軸に向けて鉛直に配置される構成に比べて、エンジンの出力軸とミッションケースの入力軸との間の正面視での距離が長くなる。これにより、伝動機構のギヤ伝動部において、伝動ギヤを配置する為の長さの確保が容易になる。
本発明において、前記エンジンのシリンダが、平面視で前記クランクケースから左右方向に沿って前記入力軸に向けて延出されるように、正面視で斜めに配置されていると好適である。
前述のように、伝動機構のギヤ伝動部を正面視でミッションケースの入力軸に向けて斜めに配置する為に、エンジンの出力軸が平面視でミッションケースの入力軸から左右一方側に偏移して配置されるように、エンジンのクランクケースが配置された場合、本発明によると、エンジンのシリンダが、平面視でエンジンのクランクケースから左右方向に沿ってミッションケースの入力軸に向けて延出されるように、正面視で斜めに配置される。
これにより、エンジンの高さが抑えられるので、作業車の重心の位置を下げることにおいて有利になるのであり、作業車の左右の重量バランスの崩れも抑えられる。
本発明において、前記エンジンの吸気用のエアクリーナと、前記エンジンの排気用のマフラーとが、前記シリンダの上方に配置されていると好適である。
前述のように、エンジンのシリンダが正面視で斜めに配置されて、エンジンの高さが抑えられた状態において、本発明によると、エンジンのシリンダの上方の空間を有効に利用して、エアクリーナ及びマフラーを配置することができる。
本発明において、前記エンジン用の燃料タンクが、前記クランクケースの上方に配置されていると好適である。
前述のように、エンジンのシリンダが正面視で斜めに配置された状態において、本発明によると、エンジンのクランクケースの上方の空間を有効に利用して、燃料タンクを配置することができる。
作業車の右側面図である。 作業車の平面図である。 機体及びミッションケースの状態を示す斜視図である。 機体及びミッションケースの状態を示す右側面図である。 機体及びミッションケースの状態を示す平面図である。 機体、エンジン及びミッションケースの状態を示す右側面図である。 機体、エンジン及びミッションケースの状態を示す縦断右側面図である。 機体、エンジン及びミッションケースの状態を示す平面図である。 機体、エンジン及びミッションケースの状態を示す横断平面図である。 エンジン及び伝動機構の付近の縦断正面図である。 エンジン及びミッションケースの伝動系を示す概略図である。 操作装置の平面図である。 操作装置の縦断側面図である。 ミッションケース、右及び左の操作装置の付近の斜視図である。
図1~図14に、作業車が示されている。図1~図14において、Fは前方向を示し、Bは後方向を示し、Uは上方向を示し、Dは下方向を示し、Rは右方向を示し、Lは左方向を示している。
(作業車の全体構成)
図1及び図2に示すように、作業車に、機体1と、機体1を支持する右及び左のクローラ型式の走行装置2と、機体1の前部に支持された作業装置である草刈り装置3とが設けられている。
(機体の構成)
図3,4,5に示すように、前後方向に沿って配置された右及び左のトラックフレーム4と、右及び左のトラックフレーム4に亘って連結された3個の横フレーム5,6,7とが設けられて、トラックフレーム4及び横フレーム5,6,7がラダーフレーム状に構成されている。
右及び左の支持フレーム8が、右及び左のトラックフレーム4の前部に連結されて上側に延出されており、右及び左の支持フレーム8の上部に亘って、2個の横フレーム9,10が連結されている。開口部38aが開口された平板状の前壁部38が、右及び左の支持フレーム8、横フレーム5,9,10に亘って連結されている。
平板状のエンジンフレーム11が、横フレーム7に連結されて後側に延出されており、丸パイプが背面視でチャンネル状に曲げられて形成された後フレーム12が、エンジンフレーム11に連結されている。
丸パイプが平面視でチャンネル状に曲げられて形成された上フレーム13が設けられ、上フレーム13の右及び左の前部が右及び左の支持フレーム8に連結されており、上フレーム13の後部が後フレーム12の上部に連結されている。丸パイプが背面視でチャンネル状に曲げられて形成された上フレーム14が、上フレーム13に連結されている。
以上の構成により、機体1に、トラックフレーム4、横フレーム5,6,7、支持フレーム8、横フレーム9,10、前壁部38、エンジンフレーム11、後フレーム12及び上フレーム13,14等が設けられている。図1及び図2に示すように、機体1の上側を覆う合成樹脂製のカバー37が、上フレーム13に取り付けられている。
(草刈り装置の構成)
図1及び図2に示すように、草刈り装置3は、多数の刈刃74が支持されたドラム75が、左右方向に沿った軸芯周りに回転駆動されるフレルモア型式に構成されている。
図1,2,3に示すように、右及び左のブラケット32が、前壁部38の下部の右部及び左部に連結されており、縦長の右及び左のブラケット39が、前壁部38の右部及び左部に連結されている。右及び左の作業フレーム33が、左右方向に沿った軸芯P1周りに上下に揺動可能に、ブラケット32及びブラケット39の下部に支持されて、前側に向けて延出されている。
作業フレーム33を上下に揺動操作可能な右及び左の昇降シリンダ35が、ブラケット39の上部と作業フレーム33とに亘って接続されており、昇降シリンダ35はブラケット39を介して支持フレーム8に接続されている。
草刈り装置3が、作業フレーム33の前部に支持されている。後述の(ミッションケースの構成)に記載のミッションケース20の出力軸28及びフィルタ29が、前壁部38の開口部38aに臨んでおり、ミッションケース20の出力軸28と草刈り装置3とに亘って、伝動軸34が接続されている。
図6及び図7に示すように、ミッションケース20の出力軸28と伝動軸34とがユニバーサルジョイント等の自在継手36を介して接続されており、自在継手36が側面視で軸芯P1と同じ位置に配置されている。
(走行装置の構成)
図1及び図2に示すように、走行装置2に、駆動輪15と、複数の転輪16と、誘導輪17と、トラックフレーム4と、ガイド部材18(図6参照)と、クローラベルト19とが設けられている。
複数の転輪16及びガイド部材18がトラックフレーム4に支持されて、誘導輪17がトラックフレーム4の後部に支持されており、トラックフレーム4が前後方向に沿って配置されている。トラックフレーム4は、機体1の一部であり(前述の(機体の構成)参照)、走行装置2の一部である。
右及び左の駆動輪15が、後述の(ミッションケースの構成)に記載のミッションケース20に支持されている。右の駆動輪15が、側面視で右のトラックフレーム4の前後中間部に対して上側に配置され、左の駆動輪15が、側面視で左のトラックフレーム4の前後中間部に対して上側に配置されている。
クローラベルト19が、駆動輪15、転輪16及び誘導輪17、ガイド部材18に取り付けられている。駆動輪15によりクローラベルト19が回転駆動されるのであり、ガイド部材18によりクローラベルト19が転輪16から外れ難くなっている。
(ミッションケースの構成)
図1及び図2に示すように、ミッションケース20が、右及び左のトラックフレーム4に亘って連結されて機体1に支持されている。図5~図9に示すように、おり、ミッションケース20に、中央ケース部分21と、右ケース部分22と、左ケース部分23とが設けられている。
中央ケース部分21に、上下方向に沿って配置された中央部24と、中央部24の右部に連結された右の変速装置25と、中央部24の左部に連結された左の変速装置26とが設けられている。中央部24及び変速装置25,26によって、中央ケース部分21は正面視(背面視)でT字状に構成され、平面視で左右方向に沿って配置された状態となっている。
中央ケース部分21において、中央部24の後部の上部に、入力軸27が後側に向けて突出するように支持されており、中央部24の前部に、出力軸28及びフィルタ29が前側に向けて突出するように支持されている。
右ケース部分22は、中央ケース部分21の右部(変速装置25)に連結されて、平面視で、後側(エンジン45側)(後述の(エンジンの構成)参照)に向けて延出されており、右の駆動輪15(図1及び図2参照)が、右ケース部分22における横外側の部分に支持されている。
左ケース部分23は、中央ケース部分21の左部(変速装置26)に連結されて、平面視で、後側(エンジン45側)(後述の(エンジンの構成)参照)に向けて延出されており、左の駆動輪15(図1及び図2参照)が、左ケース部分23における横外側の部分に支持されている。
(ミッションケースの内部の伝動系の構成)
図11に示すように、ミッションケース20において、中央部24の内部に、伝動軸40が左右方向に沿って支持されており、入力軸27に連結されたベベルギヤ27aと、伝動軸40に連結されたベベルギヤ40aとが咬合している。
中央部24の内部に、伝動軸41が前後方向に沿って支持されており、入力軸27に連結された伝動ギヤ27bと、伝動軸41に連結された伝動ギヤ41aとが咬合している。
伝動軸41は出力軸28と同芯状に支持されており、伝動軸41と出力軸28との間に、油圧操作型式の作業クラッチ42が設けられている。
変速装置25,26は、静油圧式の無段変速型式に構成されて、前進側及び後進側に無段階に変速可能に構成されており、伝動軸40の右部及び左部が、変速装置25,26の油圧ポンプ25b,26bに接続されている。
右ケース部分22及び左ケース部分23の内部において、伝動軸43及び車軸44が左右方向に沿って支持されており、伝動軸43に連結された伝動ギヤ43aと、車軸44に連結された伝動ギヤ44aとが咬合している。伝動軸43が変速装置25,26の油圧モータ25c,26cに接続されており、車軸44が右ケース部分22及び左ケース部分23から横外側に突出して、車軸44の突出部分に駆動輪15が連結されている。
以上の構成により、ミッションケース20において、後述の(エンジンとミッションケースとに亘って接続された伝動機構の構成)に記載のように、入力軸27に伝達された動力が、入力軸27のベベルギヤ27a及び伝動軸40のベベルギヤ40aを介して、伝動軸40に伝達され、伝動軸40から変速装置25,26に伝達される。
変速装置25,26において、前進側及び後進側に無段階に変速された動力が、右ケース部分22及び左ケース部分23の伝動軸43及び車軸44を介して、右及び左の駆動輪15に伝達され、駆動輪15によりクローラベルト19が回転駆動される。
右の変速装置25及び左の変速装置26が、別々に前進側及び後進側に変速操作されることにより、機体1の前進及び後進、停止、前進及び後進での右及び左への旋回、右及び左への信地旋回及び超信地旋回が行える。
以上の構成により、ミッションケース20において、入力軸27に伝達された動力を前後進に変速して右の駆動輪15に伝達可能な右の変速装置25が、ミッションケースの伝動系に設けられた状態となっている。入力軸27に伝達された動力を前後進に変速して左の駆動輪15に伝達可能な左の変速装置26が、ミッションケース20の伝動系に設けられた状態となっている。
入力軸27に伝達された動力が、入力軸27の伝動ギヤ27b及び伝動軸41の伝動ギヤ41aを介して、伝動軸41に伝達され、伝動軸41から作業クラッチ42を介して出力軸28に伝達される。出力軸28の動力が伝動軸34を介して草刈り装置3に伝達されて、草刈り装置3が駆動される。
(機体とミッションケースとの連結状態)
図3,4,5,14に示すように、右のトラックフレーム4と横フレーム6の右部との連結部分に、右のブラケット30が連結されて上向きに延出されている。左のトラックフレーム4と横フレーム6の左部との連結部分に、左のブラケット30が連結されて上向きに延出されている。
右の支持フレーム8に、右のブラケット31が連結されて後向きに延出されている。左の支持フレーム8に、左のブラケット31が連結されて後向きに延出されている。
図5~図9及び図14に示すように、ミッションケース20において、右ケース部分22における右の駆動輪15の反対側の部分が、右のブラケット30に連結されており、右ケース部分22における右の駆動輪15の反対側の部分と右のトラックフレーム4とが、右のブラケット30を介して連結されている。
ミッションケース20において、変速装置25の右前部が右のブラケット31に連結されており、ミッションケース20と右の支持フレーム8とが、右のブラケット31を介して連結されている。
ミッションケース20において、左ケース部分23における左の駆動輪15の反対側の部分が、左のブラケット30に連結されており、左ケース部分23における左の駆動輪15の反対側の部分と左のトラックフレーム4とが、左のブラケット30を介して連結されている。
ミッションケース20において、変速装置26の左前部が左のブラケット31に連結されており、ミッションケース20と左の支持フレーム8とが、左のブラケット31を介して連結されている。
以上の構成により、図5,8,9に示すように、ミッションケース20において、右ケース部分22が、平面視で右のトラックフレーム4と重複するように配置され、左ケース部分23が、平面視で左のトラックフレーム4と重複するように配置された状態となっている。
図1に示すように、ミッションケース20が、右の走行装置2の駆動輪15及び左の走行装置2の駆動輪15を支持して、駆動輪15が側面視でトラックフレーム4の前後中間部に対して上側に配置されるように支持されている。
図5,8,9に示すように、ミッションケース20が右及び左のトラックフレーム4に亘って連結されており、ミッションケース20の入力軸27及び出力軸28が、平面視で機体1の左右中央A1に位置している。
図3及び図5~図9に示すように、右及び左の支持フレーム8が、右及び左のトラックフレーム4におけるミッションケース20に対して前側の部分に連結されて、上側に延出された状態となっている。ミッションケース20の出力軸28及びフィルタ29が、前壁部38の開口部38aに臨んだ状態となっている。
(エンジンの構成)
図1及び図2に示すように、空冷単気筒型式に構成されたエンジン45が、エンジンフレーム11に支持されている。
エンジン45は、ミッションケース20に対して後側に配置され、平面視で右及び左の走行装置2の間に配置されており、側面視でクローラベルト19の回転経路及び誘導輪17と重複するように配置されている。
図7,9,10に示すように、ミッションケース20の入力軸27が、エンジン45に向けて突出するようにミッションケース20(中央ケース部分21の中央部24)に支持されている。
エンジン45の出力軸48が、側面視でミッションケース20の入力軸27よりも低い位置に配置され、且つ、ミッションケース20に向けて突出するように、エンジン45のクランクケース46に支持されている。
エンジン45の出力軸48が、平面視でミッションケース20の入力軸27(機体1の左右中央A1)から右側に偏移して配置されるように、エンジン45のクランクケース46がエンジンフレーム11に支持されている。
エンジン45のシリンダ47が、平面視でクランクケース46から左右方向に沿ってミッションケース20の入力軸27(機体1の左右中央A1)に向けて延出されるように、正面視(背面視)で斜めに配置されており、機体1の左右中央A1を越えて左側に延出されている。
図8及び図10に示すように、エンジン45の吸気用のエアクリーナ49、及び、エンジン45の排気用のマフラー50が、エンジン45のシリンダ47の上方に配置されている。エンジン45用の燃料タンク51が、エンジン45のクランクケース46の上方に配置されている。
(エンジンとミッションケースとに亘って接続された伝動機構の構成)
図11に示すように、伝動機構52が、エンジン45の出力軸48とミッションケース20の入力軸27とに亘って接続されており、伝動機構52に、ギヤ伝動部53と伝動軸54とが設けられている。
図6~図10に示すように、伝動機構52において、ギヤ伝動部53は、エンジン45のクランクケース46に支持されており、側面視でエンジン45のクランクケース46から上下方向に沿って上側に延出されている。この場合、ギヤ伝動部53は、平面視でエンジン45のクランクケース46から左右方向に沿ってミッションケース20の入力軸27(機体1の左右中央A1)に向けて延出されるように、正面視(背面視)で斜めに配置されている。
図7,9,10,11に示すように、ギヤ伝動部53の内部に、入力軸55及び出力軸56が前後方向に沿って支持されている。ギヤ伝動部53の入力軸55がエンジン45の出力軸48に接続されており、入力軸55に連結された伝動ギヤ55aと、出力軸56に連結された伝動ギヤ56aとが咬合している。
出力軸56が、ミッションケース20の入力軸27と同じ高さに配置され、平面視でミッションケース20の入力軸27と同じ位置(機体1の左右中央A1)に配置されるように、ギヤ伝動部53の姿勢が設定されている。
伝動軸54が、ギヤ伝動部53の出力軸56とミッションケース20の入力軸27とに亘って接続されており、平面視で機体1の左右中央A1を前後方向に沿って配置されている。図6及び図8に示すように、バッテリ57が、伝動軸54の下方に位置するように、横フレーム6に支持されている。
以上の構成により、図11に示すように、エンジン45の動力が、エンジン45の出力軸48からギヤ伝動部53(伝動機構52)の入力軸55に伝達され、入力軸55の伝動ギヤ55a及び出力軸56の伝動ギヤ56aを介して逆転されて、出力軸56に伝達される。ギヤ伝動部53(伝動機構52)の出力軸56の動力が、ギヤ伝動部53(伝動機構52)の伝動軸54を介して、ミッションケース20の入力軸27に伝達される。
ミッションケース20の入力軸27に伝達された動力は、前述の(ミッションケースの内部の伝動系の構成)に記載のように、ミッションケース20の内部の伝動系を介して駆動輪15及び草刈り装置3に伝達される。
(変速装置を操作可能な操作装置の構成)
図1及び図6に示すように、変速装置25,26を操作可能な操作装置58が設けられている。以下の説明のように、操作装置58に、基板部59、操作軸61、操作アーム62、ウォームギヤ機構64、電動モータ65及び角度センサー67等が設けられている。
図12及び図13に示すように、平板状の板材が平面視で長方形状に折り曲げられて、基板部59が構成されている。基板部59の一方の部分に連結孔59aが開口され、基板部59の他方の部分に連結孔59bが開口されている。ボス部60が基板部59に連結されており、操作軸61が軸芯P2周りに回転可能に、ボス部60(基板部59)に支持されている。
操作アーム62が、操作軸61に連結されている。操作アーム62が、操作軸61から基板部59の一方の部分に延出されており、この操作アーム62の延出部分に、扇型ギヤ62aが形成され、接当板62bが連結されている。操作アーム62が、操作軸61から基板部59の他方の部分に延出されており、この操作アーム62の延出部分に、長孔62cが開口されている。
操作軸61及び操作アーム62が、一体で軸芯P2周りに回転可能に基板部59(ボス部60)に支持されている。2個のストッパー部63が基板部59に連結されており、操作アーム62に接当板62bがストッパー部63に当たることにより、操作軸61及び操作アーム62が止められる。
アクチュエータであるウォームギヤ機構64が設けられており、ウォームギヤ機構64の脚部64bが基板部59の一方の部分に連結され、ウォームギヤ機構64のピニオンギヤ64aが操作アーム62の扇型ギヤ62aと咬合している。
ウォームギヤ機構64が、基板部59から基板部59と交差する方向に延出されて、ウォームギヤ機構64のフランジ部64cに、アクチュエータである電動モータ65のフランジ部65aが連結されている。これにより、ウォームギヤ機構64及び電動モータ65が、基板部59から基板部59と交差する方向に延出されるように、基板部59の一方の部分に支持された状態となっている。
電動モータ65のフランジ部65aの一部が、操作軸61側に延出されている。機体1側のハーネス(図示せず)が接続される電動モータ65のカプラ65bが、電動モータ65のフランジ部65aの延出部分に設けられており、電動モータ65のカプラ65bが電動モータ65に対して操作軸61側に支持されている。
板材がチャンネル状に折り曲げられて構成されたブラケット66が、操作アーム62を跨ぐように基板部59の他方の部分に連結されており、ポテンショメータ型式の角度センサー67がブラケット66(基板部59の他方の部分)に支持されている。角度センサー67の検出アーム67aが、基板部59とブラケット66との間に配置されて、操作軸61の反対側に延出されており、角度センサー67の検出アーム67aの端部のピン67bが、操作アーム62の長孔62cに挿入されている。
基板部59において、基板部59における操作軸61と基板部59の一方の部分の端部とに亘る長さL1が、基板部59における操作軸61と基板部59の他方の部分の端部とに亘る長さL2よりも、長いものに設定されている。
以上の構成により、電動モータ65によってウォームギヤ機構64のピニオンギヤ64aが正逆に回転駆動されて、操作アーム62の扇型ギヤ62aを介して、操作アーム62の一方の部分が操作されて、操作軸61(操作アーム62)が軸芯P2周りに、正逆に回転操作される。
操作軸61(操作アーム62)が回転操作されると、角度センサー67のピン67bと操作アーム62の長孔62cとによって、角度センサー67の検出アーム67aが揺動して操作アーム62の他方の部分の位置が、角度センサー67により検出されるのであり、角度センサー67により、操作軸61(操作アーム62)の回転角度が検出される。
(操作装置の支持の構成)
図5,8,9に示すように、右及び左の走行装置2に動力を伝達可能な右及び左の変速装置25,26が、ミッションケース20の中央ケース部分21の一部として、左右方向に並ぶように配置されている。
図14に示すように、ミッションケース20において、中央ケース部分21の中央部24に、右及び左のブラケット68が連結されており、板材を折り曲げて構成された右のブラケット69及び左のブラケット70が、右及び左のブラケット68に連結されている。
板材を折り曲げて構成された右のブラケット71及び左のブラケット72が、横フレーム9の右部及び左部に連結されている。
(操作装置の配置)
図12,13,14に示すように、同じ操作装置58が2組用意されており、以下の説明のように、2組の操作装置58の一方が右の操作装置58として使用され、2組の操作装置58の他方が左の操作装置58として使用される。
右の操作装置58において、基板部59の一方の部分(ウォームギヤ機構64及び電動モータ65側の部分)が、基板部59の連結孔59aを介して、右のブラケット69に連結されている。基板部59の他方の部分(角度センサー67側の部分)が、基板部59の連結孔59bを介して、右のブラケット71に連結されている。
左の操作装置58において、基板部59の一方の部分(ウォームギヤ機構64及び電動モータ65側の部分)が、基板部59の連結孔59aを介して、左のブラケット72に連結されている。基板部59の他方の部分(角度センサー67側の部分)が、基板部59の連結孔59bを介して左のブラケット70に連結されている。
右及び左の操作装置58の基板部59が、右及び左の変速装置25,26に対向しながら左右方向に並ぶように支持される。
右の操作装置58の基板部59の一方の部分(ウォームギヤ機構64及び電動モータ65側の部分)と、左の操作装置58の基板部59の一方の部分(ウォームギヤ機構64及び電動モータ65側の部分)とが、平面視で左右方向と直交する方向である前後方向で、互いに逆側に配置される。
右の操作装置58のウォームギヤ機構64及び電動モータ65が、右の操作装置58の基板部59の一方の部分から、左の操作装置58の基板部59に向けて左向きに延出される。左の操作装置58のウォームギヤ機構64及び電動モータ65が、左の操作装置58の基板部59の一方の部分から、右の操作装置58の基板部59に向けて右向きに延出される。
以上の構成により、右の操作装置58が右の変速装置25の上方に支持され、左の操作装置58が左の変速装置26の上方に支持されており、右の操作装置58と左の操作装置58とが、平面視で点対称の状態で配置されている。
右の操作装置58において、基板部59の一方の部分(ウォームギヤ機構64及び電動モータ65側の部分)が、基板部59の他方の部分(角度センサー67側の部分)よりも低くなるように、基板部59が側面視で斜めに支持されている。
左の操作装置58において、基板部59の一方の部分(ウォームギヤ機構64及び電動モータ65側の部分)が、基板部59の他方の部分(角度センサー67側の部分)よりも高くなるように、基板部59が側面視で斜めに支持されている。
以上のように、右及び左の操作装置58において、基板部59が、側面視で、基板部59の一方の部分及び他方の部分に高さの差が生じるように、斜めに支持されている。
(変速装置と操作装置との接続の構成)
前述の(ミッションケースの内部の伝動系の構成)に記載のように、変速装置25,26は、静油圧式の無段変速型式に構成されて、前進側及び後進側に無段階に変速可能に構成されている。
図4及び図5に示すように、変速装置25,26(油圧ポンプ25b,26b)を前進側及び後進側に無段階に変速するトラニオン軸である変速部25a,26aが、変速装置25,26の上面部から斜め後の上向きに設けられている。
右及び左の操作装置58において、操作軸61が基板部59から斜め前の下向きに設けられている。変速装置25,26の変速部25a,26aの軸芯と、操作装置58の操作軸61の軸芯とが一致している。
図6及び図14に示すように、右の変速装置25の変速部25aと右の操作装置58の操作軸61とに亘って、右の中継軸73が連結されており、右の操作装置58の操作軸61が右の変速装置25の変速部25aに接続されている。
左の変速装置26の変速部26aと左の操作装置58の操作軸61とに亘って、左の中継軸73が連結されており、左の操作装置58の操作軸61が左の変速装置26の変速部26aに接続されている。
以上の構成により、前述の(変速装置を操作可能な操作装置の構成)に記載のように、電動モータ65によりウォームギヤ機構64のピニオンギヤ64aが正逆に回転駆動されて、操作軸61(操作アーム62)が軸芯P2周りに正逆に回転操作されると、中継軸73を介して変速装置25,26の変速部25a,26aが正逆に回転操作されて、変速装置25,26が前進側及び後進側に無段階に変速操作される。
(作業車の遠隔操作)
制御装置(図示せず)、受信機(図示せず)、昇降シリンダ35(前述の(草刈り装置の構成)参照)に作業油を給排操作する昇降制御弁(図示せず)、作業クラッチ42(前述の(ミッションケースの内部の伝動系の構成)参照)に作業油を給排操作する作業制御弁(図示せず)等が、機体1に設けられている。
作業者が操作する送信機(図示せず)の操縦信号が受信機に送信され、制御装置により昇降制御弁及び作業制御弁が操作されて、昇降シリンダ35による草刈り装置3の昇降操作、及び作業クラッチ42による草刈り装置3の作業及び停止操作が行われる。
作業者が操作する送信機の操縦信号が受信機に送信され、制御装置により右及び左の操作装置58の電動モータ65(前述の(変速装置を操作可能な操作装置の構成)参照)が作動して、変速装置25,26の変速部25a,26aが回転操作される。
右の変速装置25及び左の変速装置26が、別々に前進側及び後進側に変速操作されることにより、機体1の前進及び後進、停止、前進及び後進での右及び左への旋回、右及び左への信地旋回及び超信地旋回が行える。
(発明の実施の第1別形態)
エンジン45の出力軸48が、平面視でミッションケース20の入力軸27(機体1の左右中央A1)から左側に偏移して配置されるように構成してもよい。
この構成によると、エンジン45のシリンダ47が、平面視でクランクケース46から左右方向に沿ってミッションケース20の入力軸27(機体1の左右中央A1)に向けて延出されるように、正面視(背面視)で斜めに配置されて、機体1の左右中央A1を越えて右側に延出される。
(発明の実施の第2別形態)
エンジン45の出力軸48が、平面視でミッションケース20の入力軸27に対して左右方向で同じ位置(機体1の左右中央A1)に配置されるように構成してもよい。
この構成によると、伝動機構52のギヤ伝動部53は、正面視(背面視)で斜めに配置されるのではなく、側面視及び正面視でエンジン45のクランクケース46から鉛直状態で上側に延出される。
(発明の実施の第3別形態)
ミッションケース20において、右ケース部分22及び左ケース部分23が、中央ケース部分21の右部及び左部から、エンジン45とは反対側に向けて延出されるように構成してもよい。
この構成によると、エンジン45の出力軸48と、ミッションケース20の入力軸27とを、前後方向で接近させることが可能になるので、伝動機構52において伝動軸54を廃止して、伝動機構52のギヤ伝動部53の出力軸56を、ミッションケース20の入力軸27に直接に接続することが可能になる。
(発明の実施の第4別形態)
ギヤ伝動部53と伝動軸54とを有する伝動機構52に代えて、エンジン45の出力軸48とミッションケース20の入力軸27とに亘って、2個の自在継手(図示せず)を介して伝動軸(図示せず)を接続して、伝動軸が側面視(又は側面視及び平面視の両方)で斜めに配置されるような伝動機構52を設けてもよい。
(発明の実施の第5別形態)
図1~図14において、前方向F及び後方向Bを逆転して、エンジン45側が前方向Fとなり、草刈り装置3側が後方向Bとなる作業車としてもよい。
この構成によると、エンジン45はミッションケース20に対して前側に配置されることになる。
(発明の実施の第6別形態)
右及び左の駆動輪15の下部と、右及び左のトラックフレーム4の前後中間部とが、側面視で部分的に重複するように配置されてもよい。
本発明は、草刈り装置3に代えて、除雪装置(図示せず)等の別の作業装置を装備した作業車にも適用できるのであり、遠隔操作される作業車ばかりではなく、作業者が搭乗して操縦する作業車にも適用できる。
2 走行装置
4 トラックフレーム
15 駆動輪
16 転輪
19 クローラベルト
20 ミッションケース
21 中央ケース部分
22 右ケース部分
23 左ケース部分
27 入力軸
45 エンジン
46 クランクケース
47 シリンダ
48 出力軸
49 エアクリーナ
50 マフラー
51 燃料タンク
52 伝動機構
53 ギヤ伝動部
54 伝動軸

Claims (7)

  1. 駆動輪と、複数の転輪と、前記転輪が支持されて前後方向に沿って配置されたトラックフレームと、前記駆動輪及び前記転輪に取り付けられたクローラベルトとを有する右及び左の走行装置が備えられ、
    前記右の走行装置の駆動輪及び前記左の走行装置の駆動輪を支持して、前記駆動輪が側面視で前記トラックフレームの前後中間部に対して上側に配置されるように支持されたミッションケースが備えられ、
    前記ミッションケースに対して前側又は後側に配置され、平面視で前記右及び左の走行装置の間に配置されたエンジンと、
    前記エンジンに向けて突出するように前記ミッションケースに支持された入力軸と、
    側面視で前記入力軸よりも低い位置に配置され、且つ、前記ミッションケースに向けて突出するように前記エンジンに支持された出力軸と、
    前記出力軸と前記入力軸とに亘って接続された伝動機構とが備えられ、
    前記エンジンの動力が、前記出力軸から前記伝動機構を介して前記入力軸に伝達され、前記ミッションケースの内部の伝動系を介して前記駆動輪に伝達されて、前記駆動輪が回転駆動され、
    前記伝動機構に、前記エンジンのクランクケースに支持されて、前記出力軸に接続され、側面視で前記クランクケースから上下方向に沿って上側に延出されたギヤ伝動部と、前後方向に沿って配置されて、前記ギヤ伝動部と前記入力軸とに亘って接続された伝動軸とが設けられている作業車。
  2. 前記エンジンが、側面視で前記クローラベルトの回転経路と重複するように配置されている請求項1に記載の作業車。
  3. 前記ミッションケースに、
    前記入力軸を支持して左右方向に沿って配置された中央ケース部分と、
    前記右の駆動輪を支持して、前記中央ケース部分の右部に連結され前記エンジン側に向けて延出された右ケース部分と、
    前記左の駆動輪を支持して、前記中央ケース部分の左部に連結され前記エンジン側に向けて延出された左ケース部分とが設けられている請求項1又は2に記載の作業車。
  4. 前記出力軸が平面視で前記入力軸から左右一方側に偏移して配置されるように、前記クランクケースが配置され、
    前記ギヤ伝動部が、平面視で前記クランクケースから左右方向に沿って前記入力軸に向けて延出されるように、正面視で斜めに配置されている請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の作業車。
  5. 前記エンジンのシリンダが、平面視で前記クランクケースから左右方向に沿って前記入力軸に向けて延出されるように、正面視で斜めに配置されている請求項4に記載の作業車。
  6. 前記エンジンの吸気用のエアクリーナと、前記エンジンの排気用のマフラーとが、前記シリンダの上方に配置されている請求項5に記載の作業車。
  7. 前記エンジン用の燃料タンクが、前記クランクケースの上方に配置されている請求項5に記載の作業車。
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