JP2005007918A - クローラ式乗用管理機 - Google Patents

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Isao Maeda
功 前田
Masabumi Tsujita
正文 辻田
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Abstract

【課題】農用作業車としてのクローラ式乗用管理機においては、湿田や傾斜地及び畦等に対する走行性能を向上するため、小形軽量は勿論、低位置の座席にも関わらず前方視界がよく、組立てや整備が容易で、しかも高床でバランスのとれた低重心の走行車体が要求される。
【解決手段】前方短辺後方長辺の側面視三角状に掛回されたクローラ部3L・3Rを、前後に延設する機枠6の左右に備え、上部の駆動スプロケット31L・31Rを軸着する駆動軸86L・86Rを軸支するミッションケース12を前延状態で機枠6の上面に装着し、その後方に連接して出力側を前方にしてエンジン10を機枠6の上面に装着すると共に、座席50を駆動軸86L・86Rの上方位置に配置する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クローラ式乗用管理機における主要機能の配置構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、左右にクローラ部を備えた乗用管理機は知られており、作業内容により走行車体に作業機を後方、前方何れかに装着し動力を伝達して作業を行なうのが一般的であるが、湿田や傾斜地及び畦等に対する走行性能を向上するためには、小形軽量は勿論、低位置の座席でも前方視界が良くしかも高床でバランスのよい低重心の走行車体が要求される。
【0003】
従来、これ等の公知技術として
1)左右一対のクローラ枠の間に連結部材を架設し、その連結部材により前方にエンジン後方にミッションケースを一体的に構成した車体フレームを着脱可能に支持すると共に、エンジンとクローラ部を動力伝達可能に連結した構成で、座席はミッションケースの上方に配置している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
2)機枠の前半部側にエンジンを、エンジンの上方位置に座席を、その前方位置にハンドルを夫々配置し、又、エンジンの前方の伝動ケースとエンジンの後方に配置するミッションケースへ機枠上方でエンジン側方に沿わせた伝動シャフトにより連動連結し、又、伝動シャフトの後端部に変速ケースを連動連結しリアPTO軸に変速段を持たせた(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
3)後ローラとテンションローラにより接地辺を形成し、接地辺の上方に配置した駆動スプロケットにより前方長辺後方短辺の側面視三角状のクローラ部を備え、機枠の後部にエンジンを前部にミッションケースを配置し、又、エンジンの前方に突出した出力軸からエンジン側方を迂回し機体後部に配置したPTO軸に動力を伝達し、又、ミッションケースより駆動スプロケットへエンジンの両側方を迂回配置する駆動伝達機構を介し動力伝達する(例えば、特許文献3参照)。
等が公知技術としてある。
【0006】
【特許文献1】
特公平2−293281号公報
【特許文献2】
特開2000−324909号公報
【特許文献3】
特願2001−228600号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記の公知技術1)では、前方エンジン後方ミッションケースの配置で、座席はミッションケースの上方配置のため、前方のエンジンにより前方視界が阻害される。
また、公知技術2)では、前記と同様前方エンジン後方ミッションケースの配置であるが座席をエンジン上方に配置しているので低位置の座席の確保が困難であり、又、エンジン側方に伝動シャフトを通すためエンジン前方の伝動ケースが大きくエンジン部が幅広となり、又、伝動ケースと変速ケースと2つのケースが必要で伝動機構が複雑になる。
また、公知技術3)では、前方ミッションケース後方エンジンの配置で座席はミッションケース上方の配置であるが、クローラ部のスプロケットが後方のため前方のミッションケースよりエンジンの両側方を通り後方へ連動連結するのでエンジン部が幅広となり伝動機構が複雑になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための技術的手段を説明する。
即ち、請求項1においては、後ローラ33L・33R及びテンションローラ32L・32Rにより接地辺を形成し、その接地辺上方に配置した駆動スプロケット31L・31Rにより前方短辺後方長辺の側面視三角状に掛回されるクローラ部3L・3Rを、前後に延設する機枠6の左右に備えた乗用管理機において、スプロケット31L・31Rを軸着する駆動軸86L・86Rを軸支する前延形状のミッションケース12を機枠6の上面に装着し、その後方に連接して出力側を前方に向けたエンジン10を機枠6の上面に装着すると共に、座席50を駆動軸86L・86Rの上方位置に配置した事を手段として用いた。
【0009】
また、請求項2においては、ミッションケース12の底部とエンジン10の底部が、ほぼ同じ高さで連接配置すると共に、駆動軸86L・86Rを除く動力伝達機構を平面視において、エンジン10の幅内に配置した事を、また、請求項3においては、上部でエンジン10の動力を受け、中間でミッションケース12と連動連結し下部でエンジン10の下方を通過してPTO軸43と連動連結可能な伝動具を内蔵する分配ケース16を、ミッションケース12の前部で中央寄り側面に配置した事を、また、請求項4においては、ミッションケース12の駆動軸86L・86Rを、ステップ体67の上面より高い位置に配置した事を夫々手段として用いた。
【0010】
また、請求項5においては、先端部を機枠6の先端部に固着して後方上方に延出し、左右のクローラ部3L・3Rの上方を通過し後端部を上部枠取付体66を介して機枠6後端部に固着する上部枠7に、クローラ部3L・3Rの前方短辺部と沿設し且つ、スプロケット31L・31R上方近傍に屈曲部を設けた事を、また、請求項6においては、クローラ部3L・3Rの後方長辺部と上部枠7で形成する空間の一側に燃料タンク18を配置した事を、また、請求項7においては、座席50を装着する座席取付体56を有する座席枠体55を機枠6と上部枠7に連結し且つ着脱可能に固定した事を、また、請求項8においては、それぞれの動力伝達機構の作動アームを、移動または着脱可能な座席部5の下方に配置した事を夫々手段として用いた。
【0011】
【発明の実施と形態】
次に、本発明の実施の形態を添付の図面を用いて説明する。
図1は本発明を織り込んだクローラ式乗用管理機の全体側面図、図2は同じく主要機能配置平面図、図3は同じく機体枠側面図、図4は同じく平面図、図5は座席部側面図、図6は同じく平面図、図7は動力伝達機構図である。
【0012】
まず、本発明を織り込んだクローラ式乗用管理機の全体構成を図1、図2を用いて説明する。
実施例の走行車体2の全体は、前方短辺後方長辺の側面視三角状に掛回される一対のクローラ部3L・3Rを、前後に延設する機枠6の左右に備え、又、機枠6の先端部に固着し後方上方に延出する上部枠7を備え、エンジン10と、その前方に前延形状のミッションケース12を分配ケース16等の伝動具を介して連動連結して機枠6の上面に装着し、更に、ミッションケース12が軸支する伝動軸86L・86Rの上方に座席50を配置し、その前方及び側方に操作部20を設け、バッテリ19はミッションケース12の対向側面に、燃料タンク18はクローラ部3Lの長辺部と上部枠7で形成する空間に夫々配置し、又、機枠6の後端にPTO軸43と作業機4用の昇降装置40を備えて構成したものである。
なお、実施例では、ロータリ式の作業機4の装着状態を示す。
【0013】
次に、本発明を織り込んだ走行車体2の各構成を図3、図4、図5、図6を加えて詳細に説明する。
クローラ部3L・3Rのクローラ枠8L・8Rは、後端に後ローラ33L・33Rを軸支し、下部に取付具を介して複数の転輪34を支持し、更に先端にテンションローラ32L・32Rの支え部の挿入口とテンションボルト35L・35Rを備え、且つ、連結材前36L・36R及び連結材後37L・37Rにより所定の地上高Hを維持し所定の位置で機枠6に固着した構造である。
【0014】
クローラ部3L・3Rは、前記クローラ枠8L・8Rにテンションローラ32L・32Rの支え部を前後方向のみ摺動可能に挿入しテンションボルト35L・35Rにより所定位置に維持し、これと後ローラ33L・33Rにより接地辺を形成する一方、ミッションケース12の左右に突出する駆動軸86L・86Rに軸着するスプロケット31L・31Rを接地辺上方の所定位置に配置し、前方短辺後方長辺の側面視三角状にクローラ体30L・30Rを掛回した構成である。尚、スプロケット31L・31Rとクローラ体30L・30Rとは回転方向に係合し駆動力を伝えるが、夫々のローラ及び転輪は進行方向に対し自由回転に軸支されている。
【0015】
機枠6は、前後に延設する一対の機枠体61L・61Rの前部を機枠体前62L・62Rを介して所定の地上高さH付近に位置するステップ体67と上部枠体71により、後端を作業機取付体座65により夫々固着連結し枠を形成し、その後部に上部枠取付体66を上方延設状態に配置し、又、前記の枠内にエンジン取付座前63bを有する機枠連結材中63とエンジン取付座後64bを有する機枠連結材後64を平行に横設し、更に、機枠体61Lにはパイプ受け68Lと座席取付座61bL及びバッテリ受け61cを、機枠体61Rにはパイプ受け68Rと座席取付座61bR及びミッション取付座61dを夫々固着した構造である。
【0016】
エンジン10は、出力側を前方に向け前記機枠6のエンジン取付座前63bとエンジン取付座後64bに締結装着し、その前方に配置のミッションケース12は、前部で中央寄り側面に分配ケース16を装着し駆動軸86L・86Rの軸支部を前記パイプ受け68L・68Rにバンド固定し、前延部を前記ミッション取付座61dに締結装着し、エンジン10とミッションケース12は連接し夫々の低部を機枠6上面に沿接して配置され、伝動具を介して連動連結する。
【0017】
上部枠7は、先端部を機枠6の先端に固着し、ステップ体67の上面と平行な部分を有し、左右のクローラ部3L・3Rの上方を通り前方短辺部と沿接屈曲し更にスプロケット31L・31Rの上方近傍で屈曲し後方上方に平行延出し、後部で上部枠取付体66の上部側端に固着して支持され、座席50の近傍内側にはレバー座72L・72Rと座席枠体55の取付座71bL・71bRを配置し、日除けや安全ガード74を立倒可能に装着するガード取付体73L・73Rを上面に固着した構造である。
【0018】
座席部5は、図5、図6で示すように、下端に下部取付座55cL・55cRを有する左右一対の縦部材55L・55Rを配置し、その上端を両端に横取付座55bL・55bRを有する横部材55aで固着連結し、先端に座席取付体56を横設固着し中間にゴム体52・52を左右に装着したゴム受け55fを有する座席支え55eを横部材55aの中央に前方突出状態に固着した構造の座席枠体55に、下面に取付金具50bを有する座席50を座席取付体56に座席ピン51を貫挿し前後調節及び回動可能に装着した構成で、機枠6の座席取付座61bL・61bRと上部枠7の取付座71bL・71bRに着脱可能に固定する。
【0019】
バッテリ19は、前記機枠体61Lに固着するバッテリ受け61cに乗せてバンド掛け等で固定し、燃料タンク18は、側面視において、底辺をクローラ部3Lの長辺部と、上辺は上部枠7と、後側辺は上部枠取付体66と各辺を所定の間隔で沿設し、上部枠7の下方に配置し奥行きを持ち上部に注油口を有する三角形状をしており、その後側辺部を上部枠取付体66の外側に固着した複数のタンク取付座66dL・66dLに締結固定する一方、その先端部を座席枠体55の外側に固着したタンク取付座前55dLに締結固定する。
尚、ボンネット78は、上部枠7に開閉可能に取り付ける。
【0020】
昇降装置40は、前後に突出するPTO軸43を回転可能に軸支し後端に一対の作業機取付部を有する作業機取付体41を作業機取付体座65の後部中央に締結固定し、この上方で上部枠取付体66に固着し後方に突出する一対のアーム取付座66c・66cに、作業機4の上部を連結する長いアームとシリンダー46と連結する短いアームを有するリフトアーム45を回動可能に横軸で取付け、シリンダー46は一端をリフトアーム45に連結し他端を機枠連結材後64に固着するシリンダー取付座64cに連結し、シリンダー46の伸縮によりリフトアーム45を回動する構成である。
【0021】
操作部20は、座席50の前方中央に、回転操作の操向ハンドル23を軸支するハンドル台29をステップ体67の前部に配置し、その左側方に足踏み式の主クラッチペダル21を、また右側方に足踏み式のブレーキペダル22を配置し、又、座席50の側方に位置し、上部枠7に固着するレバー座72Lには、手動で前後に動かすPTOレバー27と昇降レバー28を、レバー座72Rには副変速レバー25と主変速レバー24を夫々支持し構成している。
【0022】
尚、実施例の走行車体2の動力伝達機構と操作関係を図7で説明する。
主クラッチアーム11と連動する主クラッチ81を装備したエンジン10より分配ケース16へ入力屈折伝動具91を介して連動連結し、分配ケース16では内蔵の伝動具中間に配置した分配傘歯車88とミッションケース12の入力軸外側に軸着した入力傘歯車89が噛み合う一方、前後に突出する最下段の軸と係合しPTO変速アーム17と連動するPTOクラッチ87により動力の断続と選択摺動変速を行い、後方に向かう突出軸より出力屈折伝動具92を介してPTO軸43と連動連結し作業機へ動力を供給する。
【0023】
入力傘歯車89を軸着したミッションケース12の入力軸と係合し変速アーム14と連動する変速歯車84により選択摺動変速を行ない、更に、2段目の軸に副変速アーム15と連動する副変速歯車85により選択摺動変速を行ない所定の移動速度を確保すると共に、3段目の軸に配置する中間歯車82の左右に一対の操向アーム13L・13Rと連動する操向クラッチ83L・83Rを配置し、更に、外端にこれ等と嵌脱する固定クラッチ12bL・12bRを配置し、操向クラッチ83L・83Rの位置により減速部を介してスプロケット31L・31Rを軸着する駆動軸86L・86Rを駆動・自由回転・固定する機構である。
【0024】
尚、主クラッチアーム11は主クラッチペダル21と、変速アーム14は変速レバー24と、副変速アーム15は副変速レバー25と、PTO変速アーム17はPTOレバー27と夫々連動連結し、又、操向アーム13L・13Rはブレーキペダル22を踏むと同時に作動する一方、操向ハンドル23の左回転では操向アーム左13Lが、右回転では操向アーム右13Rが作動するよう連結する構造である。
【0025】
【発明の効果】
本発明は以上のような構成にしたので、次のような効果が得られる。
即ち、請求項1記載のように、後ローラ及びテンションローラにより接地辺を形成し、その接地辺上方に配置した駆動スプロケットにより前方短辺後方長辺の側面視三角状に掛回されるクローラ部を、前後に延設する機枠の左右に備えた乗用管理機において、左右のスプロケットを軸着する駆動軸を軸支する前延形状のミッションケースを機枠の上面に装着し、その後方に連接して出力側を前方に向けたエンジンを機枠の上面に装着すると共に、座席を駆動軸の上方位置に配置した事により、所定の地上高を維持し重量物及び座席を最も低い位置に配置する事が可能となり、更に機体幅や長さも短くする事が可能となる効果が得られる。
【0026】
また、請求項2記載のように、ミッションケースの底部とエンジンの底部が、ほぼ同じ高さで連接配置すると共に、駆動軸を除く動力伝達機構を平面視において、エンジンの幅内に配置した事により、所定の地上高と要求する低重心を確保すると共に、エンジンを含め動力伝達機構の車幅に対する左右配置位置に自由度が得られ、左右のクローラ部が受ける荷重を均等にする配置が可能となる効果が得られる。
【0027】
また、請求項3記載のように、上部でエンジンの動力を受け中間でミッションケースと連動連結し下部でエンジンの下方を通過してPTO軸と連動連結可能な伝動具を内蔵する分配ケースを、ミッションケースの前部で中央寄り側面に配置した事により、エンジンとミッションケース及び動力伝達具の左右配置位置に自由度が得られ左右のクローラ部の受ける荷重を均等にする配置が可能となる効果が得られる。
また、請求項4記載のように、ミッションケースの駆動軸がステップ体の上面より高い位置に配置した事により、ミッションケース低部が所定の地上高を維持する位置に配置が可能となると共に、座席をミッションケース上面に近接するまで低く配置する事が可能となる効果が得られる。
【0028】
また、請求項5記載のように、先端部を機枠の先端部に固着して後方上方に延出し、左右のクローラ部の上方を通過し後端部を上部枠取付体を介して機枠後端部に固着する上部枠に、クローラ部の前方短辺部と沿設し、且つ、左右のスプロケットの上方近傍に屈曲部を設けた事により、運転者のクローラ体への接触を防止すると共に、突発的な接触や側圧に対して機体内部の損傷を防ぐ等の効果が得られる。
また、請求項6記載のように、左右のクローラ部の後方長辺部と上部枠で形成する空間の一側に燃料タンクを配置した事により、エンジンの近傍で配管が容易となり傾斜地でも最後まで燃料を供給できる形状が得られ、機体の大きさに影響を与えず大容量の燃料タンクが保護状態で然も左右バランスを配慮した装着が可能となる効果が得られる。
【0029】
また、請求項7記載のように、座席を装着する座席取付体を有する座席枠体を機枠と上部枠に連結し且つ着脱可能に固定した事により、座席を単純な構造で頑強に支え、又、操作関係の調整を容易にし、エンジンやミッションケースの搭載及び操作関係の組立が容易となる効果が得られる。
また、請求項8記載のように、それぞれの動力伝達機構の作動アームを、回動または着脱可能な座席部の下方に配置した事により、操作部のハンドルやペダル及び各レバーとの連結経路が短く、単純な構造で同じ場所で連動連結作業が行なえ、組立て及び調整が容易で耐久性が確保できる効果が得られる。
【0030】
これ等の効果を織り込むことにより、小形で構造が簡単な、低位置の座席にも関わらず前方視界がよく、組立てや整備が容易で、しかも高床で左右バランスのとれた低重心の走行車体に纏められるので、湿田や傾斜地及び畦越え等に対する走行性能の良好なクローラ式乗用管理機を供給する事が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を織り込んだクローラ式乗用管理機の全体側面図である。
【図2】同じく主要機能配置平面図である。
【図3】同じく機枠・クローラ枠及び上部枠の側面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】同じく座席部側面図である。
【図6】同じく平面図である。
【図7】同じく動力伝達機構図である。
【符号の説明】
2 走行車体
3 クローラ部
4 作業機
5 座席部
6 機枠
7 上部枠
8 クローラ枠
20 操作部
40 作業機昇降装置
55 座席枠体
66 上部枠取付体
H 地上高

Claims (8)

  1. 後ローラ33L・33R及びテンションローラ32L・32Rにより接地辺を形成し、その接地辺上方に配置した駆動スプロケット31L・31Rにより前方短辺後方長辺の側面視三角状に掛回されるクローラ部3L・3Rを、前後に延設する機枠6の左右に備えた乗用管理機において、スプロケット31L・31Rを軸着する駆動軸86L・86Rを軸支する前延形状のミッションケース12を機枠6の上面に装着し、その後方に連接して出力側を前方に向けたエンジン10を機枠6の上面に装着すると共に、座席50を駆動軸86L・86Rの上方位置に配置した事を特徴とするクローラ式乗用管理機。
  2. ミッションケース12の底部とエンジン10の底部が、ほぼ同じ高さで連接配置すると共に、駆動軸86L・86Rを除く動力伝達機構を平面視において、エンジン10の幅内に配置した事を特徴とする請求項1記載のクローラ式乗用管理機。
  3. 上部でエンジン10の動力を受け、中間でミッションケース12と連動連結し下部でエンジン10の下方を通過してPTO軸43と連動連結可能な伝動具を内蔵する分配ケース16を、ミッションケース12の前部で中央寄り側面に配置した事を特徴とする請求項1記載のクローラ式乗用管理機。
  4. ミッションケース12の駆動軸86L・86Rを、ステップ体67の上面より高い位置に配置した事を特徴とする請求項1記載のクローラ式乗用管理機。
  5. 先端部を機枠6の先端部に固着して後方上方に延出し、左右のクローラ部3L・3Rの上方を通過し後端部を上部枠取付体66を介して機枠6後端部に固着する上部枠7に、クローラ部3L・3Rの前方短辺部と沿設し且つ、スプロケット31L・31R上方近傍に屈曲部を設けた事を特徴とする請求項1記載のクローラ式乗用管理機。
  6. クローラ部3L・3Rの後方長辺部と上部枠7で形成する空間の一側に燃料タンク18を配置した事を特徴とする請求項1記載のクローラ式乗用管理機。
  7. 座席50を装着する座席取付体56を有する座席枠体55を機枠6と上部枠7に連結し且つ着脱可能に固定した事を特徴とする請求項1記載のクローラ式乗用管理機。
  8. それぞれの動力伝達機構の作動アームを、移動または着脱可能な座席部5の下方に配置した事を特徴とする請求項1記載のクローラ式乗用管理機。
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