JP7304808B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
特許文献1では、走行装置を駆動する油圧モータが設けられており、エンジンにより駆動された油圧ポンプの作動油が油圧モータに供給されて、油圧モータにより走行装置が駆動される。
これにより、右及び左の駆動輪が、平面視で右及び左のトラックフレームに近い位置に配置されるのであり、クローラベルトが駆動輪及び転輪に無理なく取り付けられる。
この場合、クローラベルトが、駆動輪からトラックフレームの前部に向かって斜め前方下方に延出される状態となり、駆動輪からトラックフレームの後部に向かって斜め後方下方に延出される状態となるのであり、駆動輪とクローラベルトとの接触長さは確保されている。
これにより、駆動輪とブラケットとの干渉を避けながら、ミッションケースの右ケース部分及び左ケース部分と右及び左トラックフレームとを、ブラケットにより無理なく連結することができる。
図1及び図2に示すように、作業車に、機体1と、機体1を支持する右及び左のクローラ型式の走行装置2と、機体1の前部に支持された作業装置である草刈り装置3とが設けられている。
図3,4,5に示すように、前後方向に沿って配置された右及び左のトラックフレーム4と、右及び左のトラックフレーム4に亘って連結された3個の横フレーム5,6,7とが設けられて、トラックフレーム4及び横フレーム5,6,7がラダーフレーム状に構成されている。
図1及び図2に示すように、草刈り装置3は、多数の刈刃74が支持されたドラム75が、左右方向に沿った軸芯周りに回転駆動されるフレルモア型式に構成されている。
図1及び図2に示すように、走行装置2に、駆動輪15と、複数の転輪16と、誘導輪17と、トラックフレーム4と、ガイド部材18(図6参照)と、クローラベルト19とが設けられている。
図1及び図2に示すように、ミッションケース20が、右及び左のトラックフレーム4に亘って連結されて機体1に支持されている。図5~図9に示すように、おり、ミッションケース20に、中央ケース部分21と、右ケース部分22と、左ケース部分23とが設けられている。
図11に示すように、ミッションケース20において、中央部24の内部に、伝動軸40が左右方向に沿って支持されており、入力軸27に連結されたベベルギヤ27aと、伝動軸40に連結されたベベルギヤ40aとが咬合している。
伝動軸41は出力軸28と同芯状に支持されており、伝動軸41と出力軸28との間に、油圧操作型式の作業クラッチ42が設けられている。
図3,4,5,14に示すように、右のトラックフレーム4と横フレーム6の右部との連結部分に、右のブラケット30が連結されて上向きに延出されている。左のトラックフレーム4と横フレーム6の左部との連結部分に、左のブラケット30が連結されて上向きに延出されている。
右の支持フレーム8に、右のブラケット31が連結されて後向きに延出されている。左の支持フレーム8に、左のブラケット31が連結されて後向きに延出されている。
図1及び図2に示すように、空冷単気筒型式に構成されたエンジン45が、エンジンフレーム11に支持されている。
図11に示すように、伝動機構52が、エンジン45の出力軸48とミッションケース20の入力軸27とに亘って接続されており、伝動機構52に、ギヤ伝動部53と伝動軸54とが設けられている。
図1及び図6に示すように、変速装置25,26を操作可能な操作装置58が設けられている。以下の説明のように、操作装置58に、基板部59、操作軸61、操作アーム62、ウォームギヤ機構64、電動モータ65及び角度センサー67等が設けられている。
図5,8,9に示すように、右及び左の走行装置2に動力を伝達可能な右及び左の変速装置25,26が、ミッションケース20の中央ケース部分21の一部として、左右方向に並ぶように配置されている。
板材を折り曲げて構成された右のブラケット71及び左のブラケット72が、横フレーム9の右部及び左部に連結されている。
図12,13,14に示すように、同じ操作装置58が2組用意されており、以下の説明のように、2組の操作装置58の一方が右の操作装置58として使用され、2組の操作装置58の他方が左の操作装置58として使用される。
右の操作装置58の基板部59の一方の部分(ウォームギヤ機構64及び電動モータ65側の部分)と、左の操作装置58の基板部59の一方の部分(ウォームギヤ機構64及び電動モータ65側の部分)とが、平面視で左右方向と直交する方向である前後方向で、互いに逆側に配置される。
以上のように、右及び左の操作装置58において、基板部59が、側面視で、基板部59の一方の部分及び他方の部分に高さの差が生じるように、斜めに支持されている。
前述の(ミッションケースの内部の伝動系の構成)に記載のように、変速装置25,26は、静油圧式の無段変速型式に構成されて、前進側及び後進側に無段階に変速可能に構成されている。
制御装置(図示せず)、受信機(図示せず)、昇降シリンダ35(前述の(草刈り装置の構成)参照)に作業油を給排操作する昇降制御弁(図示せず)、作業クラッチ42(前述の(ミッションケースの内部の伝動系の構成)参照)に作業油を給排操作する作業制御弁(図示せず)等が、機体1に設けられている。
右の変速装置25及び左の変速装置26が、別々に前進側及び後進側に変速操作されることにより、機体1の前進及び後進、停止、前進及び後進での右及び左への旋回、右及び左への信地旋回及び超信地旋回が行える。
ミッションケース20の右ケース部分22及び左ケース部分23における横外側の部分が、右及び左のトラックフレーム4に連結されてもよい。
この構成によると、駆動輪15が側面視でトラックフレーム4の前後中間部に対して上側に配置される状態を維持しながら、ミッションケース20の右ケース部分22及び左ケース部分23は、平面視で右及び左のトラックフレーム4と重複しないように構成することができる。
右及び左の駆動輪15の下部と、右及び左のトラックフレーム4の前後中間部とが、側面視で部分的に重複するように配置されてもよい。
右及び左の駆動輪15が、右及び左のトラックフレーム4の前端部又は後端部に位置するように、ミッションケース20が右及び左のトラックフレーム4に亘って連結されてもよい。
この構成によると、ミッションケース20の右ケース部分22及び左ケース部分23は平面視で右及び左のトラックフレーム4と重複しないように構成することができる。
静油圧式の無段変速型式の変速装置25,26に代えて、前後進切換機構を有するベルト無段変速型式の変速装置25,26を使用してもよい。
図1~図14において、前方向F及び後方向Bを逆転して、エンジン45側が前方向Fとなり、草刈り装置3側が後方向Bとなる作業車としてもよい。
この構成によると、右及び左の支持フレーム8が、右及び左のトラックフレーム4におけるミッションケース20に対して後側の部分に連結されて、上側に延出された状態となる。
3 草刈り装置(作業装置)
4 トラックフレーム
8 支持フレーム
15 駆動輪
16 転輪
19 クローラベルト
21 中央ケース部分
22 右ケース部分
23 左ケース部分
24 中央部
25 変速装置
26 変速装置
20 ミッションケース
27 入力軸
30 ブラケット
33 作業フレーム
35 昇降シリンダ
45 エンジン
P1 軸芯
Claims (5)
- 駆動輪と、複数の転輪と、前記転輪が支持されて前後方向に沿って配置されたトラックフレームと、前記駆動輪及び前記転輪に取り付けられたクローラベルトとを有する右及び左の走行装置が備えられ、
エンジンと、前記右の走行装置の駆動輪及び前記左の走行装置の駆動輪を支持したミッションケースとが備えられて、
前記エンジンの動力が、前記ミッションケースの入力軸に伝達され、前記ミッションケースの内部の伝動系を介して前記駆動輪に伝達されて、前記駆動輪が回転駆動され、
前記ミッションケースに、前記入力軸を支持して左右方向に沿って配置された中央ケース部分と、前記右の走行装置の駆動輪を支持して前記中央ケース部分の右部に連結された右ケース部分と、前記左の走行装置の駆動輪を支持して前記中央ケース部分の左部に連結された左ケース部分とが設けられ、
前記中央ケース部分に、前記入力軸を支持する中央部と、前記入力軸に伝達された動力を前後進に変速して前記右の走行装置の駆動輪に伝達可能に、前記ミッションケースの伝動系に設けられ、前記中央部の右部に連結された右の変速装置と、前記入力軸に伝達された動力を前後進に変速して前記左の走行装置の駆動輪に伝達可能に、前記ミッションケースの伝動系に設けられ、前記中央部の左部に連結された左の変速装置とが設けられ、
前記右ケース部分が、前記右の変速装置の右部に連結され、前記左のケース部分が、前記左の変速装置の左部に連結され、
前記右ケース部分が前記右の走行装置のトラックフレームに連結され、前記左ケース部分が前記左の走行装置のトラックフレームに連結されて、前記ミッションケースが前記右及び左のトラックフレームに亘って連結されている作業車。 - 前記右の駆動輪が、側面視で前記右のトラックフレームの前後中間部に対して上側に配置され、
前記左の駆動輪が、側面視で前記左のトラックフレームの前後中間部に対して上側に配置されている請求項1に記載の作業車。 - 前記右ケース部分が、平面視で前記右のトラックフレームと重複するように配置され、
前記左ケース部分が、平面視で前記左のトラックフレームと重複するように配置されている請求項2に記載の作業車。 - 前記右の駆動輪が、前記右ケース部分における横外側の部分に支持されて、
前記右ケース部分における前記右の駆動輪の反対側の部分と、前記右のトラックフレームとが、右のブラケットを介して連結され、
前記左の駆動輪が、前記左ケース部分における横外側の部分に支持されて、
前記左ケース部分における前記左の駆動輪の反対側の部分と、前記左のトラックフレームとが、左のブラケットを介して連結されている請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の作業車。 - 右及び左の支持フレームが、前記右及び左のトラックフレームにおける前記ミッションケースに対して前側又は後側の部分に連結されて、上側に延出され、
作業装置を支持可能な作業フレームが、左右方向に沿った軸芯周りに上下に揺動に支持され、
前記作業フレームを上下に揺動操作可能な昇降シリンダが、前記支持フレームと前記作業フレームとに亘って接続され、
前記右の支持フレームと前記ミッションケースとが連結され、前記左の支持フレームと前記ミッションケースとが連結されている請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の作業車。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2019237516A JP7304808B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 作業車 |
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Family Applications (1)
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2019
- 2019-12-26 JP JP2019237516A patent/JP7304808B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003291673A (ja) | 2002-03-29 | 2003-10-15 | Seirei Ind Co Ltd | 走行車両 |
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