JP2001277898A - クローラ走行車 - Google Patents

クローラ走行車

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JP2001277898A
JP2001277898A JP2000096473A JP2000096473A JP2001277898A JP 2001277898 A JP2001277898 A JP 2001277898A JP 2000096473 A JP2000096473 A JP 2000096473A JP 2000096473 A JP2000096473 A JP 2000096473A JP 2001277898 A JP2001277898 A JP 2001277898A
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transmission
shaft
steering
motor
gear mechanism
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JP2000096473A
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English (en)
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Shigemi Hidaka
茂實 日高
Susumu Akashima
晋 赤嶋
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミッションケース(23)の小型軽量
化並びに内部構造の簡略化及び組立作業性の向上などを
図る。 【解決手段】 油圧無段変速構造の変速ポンプ(6
8)及びモータ(69)と操向ポンプ(70)及びモー
タ(71)をミッションケース(23)に取付けると共
に、走行副変速ギヤ(83)(84)機構並びに旋回ギ
ヤ(102)(103)機構並びに左右遊星ギヤ機構
(88)をミッションケース(23)に内設させるクロ
ーラ走行車において、前記ポンプ(68)(70)乃至
遊星ギヤ機構(88)間の駆動系路中に伝動用チェン
(91)(94)(107)(113)を設けて駆動力
を伝えるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば圃場の穀稈を
連続的に刈取って脱穀するコンバインまたは耕耘トラク
タまたは圃場管理車などのクローラ走行車に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、左右走行クロー
ラを同一方向に駆動する油圧無段変速構造の変速ポンプ
及びモータと、左右走行クローラを逆方向に駆動する油
圧無段変速構造の操向ポンプ及びモータを、遊星ギヤ機
構を介して走行クローラに駆動力を伝えるミッションケ
ースに取付けると共に、操向ハンドル及び変速レバー操
作によって変速及び操向の各ポンプ及びモータ出力を制
御し、左右走行クローラの両方に駆動力を伝え乍ら前後
進及び旋回走行させる技術がある。しかし乍ら、前記従
来技術は、変速及び操向ポンプの各ポンプ軸の連結、ま
たは変速モータのモータ軸と遊星ギヤ機構の連結、また
は操向モータのモータ軸と遊星ギヤ機構の連結などをギ
ヤだけで行うことにより、ギヤ取付け数を容易に削減し
得ず、ミッションケースの小型軽量化並びに変速及び操
向伝動構造の簡略化を容易に行い得ないと共に、ミッシ
ョンケースに取付ける伝動軸の軸間距離が制限され易
く、ギヤ配置構造の簡略化並びに組立作業性の向上など
を容易に行い得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、油圧
無段変速構造の変速ポンプ及びモータと操向ポンプ及び
モータをミッションケースに取付けると共に、走行副変
速ギヤ機構並びに旋回ギヤ機構並びに左右遊星ギヤ機構
をミッションケースに内設させるクローラ走行車におい
て、前記ポンプ乃至遊星ギヤ機構間の駆動系路中に伝動
用チェンを設けて駆動力を伝えるように構成したもの
で、ミッションケース内部のギヤ取付け数を削減してミ
ッションケースの小型軽量化並びにミッションケース内
部構造の簡略化及び組立作業性の向上などを容易に図り
得るものである。
【0004】また、変速及び操向ポンプの各ポンプ軸を
入力チェンによって連結させたもので、ベルト伝動に比
べてコンパクトに構成し得、かつギヤ伝動に比べて各ポ
ンプ軸の軸間距離の制限を低減して各ポンプ設置構造の
簡略化及び組立作業性の向上などを容易に図り得るもの
である。
【0005】また、変速モータのモータ軸と副変速ギヤ
機構を副変速チェンによって連結させたもので、最少の
ギヤ取付け数で前記モータ軸と副変速ギヤ機構入力側の
軸間距離の制限を容易に低減し得、ミッションケース内
部構造の簡略化並びに組立作業性の向上などを容易に図
り得るものである。
【0006】また、副変速ギヤ機構と変速ファイナルギ
ヤを直進チェンによって連結させたもので、最少のギヤ
取付け数で前記副変速ギヤ機構出力側と変速ファイナル
ギヤの軸間距離の制限を容易に低減し得、ミッションケ
ース内部構造の簡略化並びに組立作業性の向上などを容
易に図り得るものである。
【0007】また、操向モータのモータ軸と旋回ギヤ機
構を旋回チェンによって連結させたもので、最少のギヤ
取付け数で前記モータ軸と旋回ギヤ機構入力側の軸間距
離の制限を容易に低減し得、ミッションケース内部構造
の簡略化並びに組立作業性の向上などを容易に図り得る
ものである。
【0008】また、旋回ギヤ機構の旋回出力を遊星ギヤ
機構に伝える差動チェンを設けたもので、最少のギヤ取
付け数で旋回ギヤ機構出力側と遊星ギヤ機構の軸間距離
の制限を容易に低減し得、ミッションケース内部構造の
簡略化並びに組立作業性の向上などを容易に図り得るも
のである。
【0009】また、旋回ギヤ機構の旋回力を伝える単一
の旋回出力軸に差動ギヤ及び差動チェンを介して左右遊
星ギヤ機構を各別に連結させたもので、差動ギヤの逆転
出力と差動チェンの正転出力によって最少のギヤ取付け
数で左右遊星ギヤ機構に旋回力を伝達し得、逆転用のカ
ウンタギヤ及びカウンタ軸などを不要とし、ミッション
ケース内部構造の簡略化並びに組立作業性の向上などを
容易に図り得るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はコンバインの全体側面図、図2
は同平面図であり、図中(1)は左右一対の走行クロー
ラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記ト
ラックフレーム(1)に架設する機台、(4)はフィー
ドチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴
(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃(9)及び
穀稈搬送機構(10)などを備える刈取部、(11)は
刈取フレーム(12)を介して刈取部(8)を昇降させ
る油圧昇降シリンダ、(13)は排藁チェン(14)終
端を臨ませる排藁処理部、(15)は脱穀部(4)から
の穀粒を揚穀筒(16)を介して搬入する穀物タンク、
(17)は前記タンク(15)の穀粒を機外に搬出する
排出オーガ、(18)は丸形操向ハンドル(19)及び
運転席(20)などを備える運転台、(21)は運転席
(20)下方に設けるエンジンであり、連続的に穀稈を
刈取って脱穀するように構成している。
【0011】さらに、図2乃至図6に示す如く、前記運
転台(18)の前部上面にステアリングコラム(21)
を立設固定させ、ステアリングコラム(21)上面上方
側に操向ハンドル(19)を縦軸回りに回転自在に取付
けると共に、運転台(18)左側にサイドコラム(2
2)を設け、サイドコラム(22)下方にミッションケ
ース(23)を配設させ、主変速レバー(24)、副変
速レバー(25)、刈取クラッチレバー(26)、脱穀
クラッチレバー(27)を前記サイドコラム(22)に
取付ける。また、前記ステアリングコラム(21)は、
アルミニウム合金鋳物を成形加工して形成し、左右に分
割自在な2つ割れ構造で複数のボルトで締結して密閉の
箱形に形成している。
【0012】また、前記操向ハンドル(19)にハンド
ル軸(28)上端側を連結させ、ハンドル軸(28)を
ステアリングコラム(21)上部に回転自在に軸支させ
ると共に、ステアリングコラム(21)上部に操向入力
軸(29)上端部を回転自在に軸支させ、ハンドル軸
(28)のギヤ(30)と操向入力軸(29)のセクタ
ギヤ(31)を噛合させて各軸(28)(29)を連結
させ、ステアリングコラム(21)内部の略中央で上下
方向に操向入力軸(29)を延設させる。
【0013】さらに、前記ステアリングコラム(21)
の左側面で上下幅略中間に軸受部材(32)を着脱自在
に固定させ、変速入力軸(33)の一端部を軸受部材
(32)にベアリングを介して回転自在に片持ち支持さ
せ、変速入力軸(33)を左右方向に略水平に軸支させ
ると共に、操向入力軸(29)下端に自在継手(34)
を介して入力支点軸(35)上端側を連結させ、入力支
点軸(35)に入力部材(36)を固定させ、変速入力
軸(33)に入力部材(36)を回転自在に取付けると
共に、入力部材(36)に入力連結体(37)を着脱自
在に固定させ、また変速入力軸(33)にベアリングを
介して入力部材(36)を回転自在に軸支させ、入力部
材(36)を操向入力軸(29)中心に回転自在に支持
させるもので、前記操向入力軸(29)の正逆転によっ
て入力部材(36)を略垂直な入力軸(29)芯線回り
に正逆転させると共に、前記変速入力軸(33)の正逆
転によって略水平な左右方向の入力軸(33)芯線回り
に入力支点軸(35)及び入力部材(36)を回転させ
て前後方向に傾動させる。また、垂直方向の操向入力軸
(29)芯線と左右水平方向の変速入力軸(33)芯線
とが直角交叉する交点に自在継手(34)を取付け、操
向ハンドル(19)の操向入力軸(29)正逆転操作に
より操向入力軸(29)芯線回りに入力部材(36)と
入力連結体(37)を正逆転させる。
【0014】さらに、前記ステアリングコラム(21)
の下部前側に主変速軸(38)を回転自在に軸支させ、
左右方向に略水平に横架させる主変速軸(38)の左側
端をステアリングコラム(21)の左側外方に突設させ
ると共に、サイドコラム(22)下方の機台(3)に回
転自在に設ける中介軸(39)にロッド(40)を介し
て主変速軸(38)を連結させ、主変速レバー(24)
をレバー支点軸(41)回りに前後方向に揺動させる変
速操作によって主変速軸(38)を正逆転させる。ま
た、変速アーム(42)及びリンク(43)を介して変
速入力軸(33)に主変速軸(38)を連結させ、主変
速レバー(24)の主変速軸(38)正逆転操作により
前記入力部材(36)を変速入力軸(33)芯線回りに
前後に傾動させる。
【0015】さらに、筒軸形の操向出力軸(44)を前
記主変速軸(38)に回転自在に取付け、操向出力リン
ク(45)を操向出力軸(44)に固定させると共に、
操向ロッド(46)の上端部を前記入力連結体(37)
に自在継手(47)を介して連結させ、球関継手を介し
て操向ロッド(46)の下端部を操向出力リンク(4
5)に連結させ、走行進路を変更させる操向機構(4
8)を構成している。
【0016】さらに、前記操向出力軸(44)の上方で
該軸(44)と略平行に変速出力軸(49)をステアリ
ングコラム(21)内部に回転自在に軸支させ、変速出
力リンク(50)を変速出力軸(49)に固定させると
共に、変速ロッド(51)の上端部を前記入力連結体
(37)に自在継手(52)を介して連結させ、球関継
手を介して変速ロッド(511)の下端部を変速出力リ
ンク(50)に連結させ、走行速度の変更並びに前後進
の切換を行う変速機構(53)を構成している。
【0017】さらに、互に回転自在な二重軸構造の内側
の操向操作軸(54)並びに外側の変速操作軸(55)
をステアリングコラム(21)の下部後側で左右幅中央
に回転自在に取付けるもので、長さ調節自在な球関継手
軸(56)及び変速リンク(57)(58)を介して前
記変速出力軸(49)に変速操作軸(55)上端部を連
結させると共に、長さ調節自在な球関継手軸(59)及
び操向リンク(60)(61)を介して前記操向出力軸
(44)に操向操作軸(54)上端部を連結させる。
【0018】また、前記各操作軸(54)(55)は同
一軸芯上に略垂直にステアリングコラム(21)底部に
立設させ、各操作軸(54)(55)上端部をステアリ
ングコラム(21)内部に延設させて各出力軸(44)
(49)に連結させると共に、ステアリングコラム(2
1)底面下方に各操作軸(54)(55)下端部を突設
させ、前記運転台(20)の作業者搭乗ステップ下面側
に各操作軸(54)(55)下端側を延設させるもの
で、車速リンク(62)を介して前記変速操作軸(5
5)下端部に車速ロッド(63)を連結させると共に、
旋回リンク(64)を介して操向操作軸(54)下端部
に旋回ロッド(65)を連結させる。
【0019】さらに、図7乃至図11に示す如く、前記
ミッションケース(23)の左側上部に油圧ユニット構
造の変速及び操向ケース(66)を着脱自在に固定さ
せ、油圧無段変速構造の変速ポンプ(68)及びモータ
(69)並びに操向ポンプ(70)及びモータ(71)
を前記各ケース(66)に内設させ、変速ポンプ(6
8)のポンプ軸(67)に入力プーリ(72)及び入力
ベルト(73)を介してエンジン(21)の出力軸を連
結させると共に、操向ポンプ(68)のポンプ軸(7
4)に油圧ギヤポンプ(75)を連結させ、またスプロ
ケット(76)(77)及び入力チェン(78)を介し
て変速ポンプ軸(67)と操向ポンプ軸(74)を連結
させ、エンジン(21)動力によって各ポンプ(68)
(70)(75)を作動させる。
【0020】さらに、前記走行クローラ(2)を駆動す
るスプロケット(79)を車軸(80)に固定させ、左
右車軸ケース(81)を介して左右車軸(80)をミッ
ションケース(23)に軸支させ、左右車軸(80)の
間で同一軸芯上に変速ファイナル軸(82)を設けると
共に、副変速レバー(25)によって切換える高低副変
速ギヤ(83)(84)機構を介して連結させる副変速
入力軸(85)及び出力軸(86)を設け、各軸(8
5)(86)を介して前記変速モータ(69)のモータ
軸(87)をファイナル軸(82)に連結させ、左右遊
星ギヤ機構(88)を介して走行変速出力を左右走行ク
ローラ(2)に伝えて前進または後進駆動するもので、
前記変速モータ軸(87)と副変速入力軸(85)を副
変速スプロケット(89)(90)及びチェン(91)
を介して連結させ、前記副変速出力軸(86)と変速フ
ァイナル軸(82)を直進スプロケット(92)(9
3)及びチェン(94)を介して連結させると共に、前
記副変速出力軸(86)に駐車ブレーキ(95)を設
け、該ブレーキ(95)操作によって左右走行クローラ
(2)を制動する。
【0021】また、前記遊星ギヤ機構(88)は、前記
変速ファイナル軸(82)に形成するサンギヤ(96)
と、前記車軸(80)に遊転軸支させるリングギヤ(9
7)と、前記車軸(80)に固定させるキャリヤ(9
8)と、前記サンギヤ(96)とリングギヤ(97)の
内側ギヤ(99)に噛合させる3つの遊星ギヤ(10
0)を備えると共に、前記ファイナル軸(82)端部を
キャリヤ(98)に回転自在に軸支させ、また前記キャ
リヤ(98)に一端側を圧入固定させるピニオン軸(1
01)に遊星ギヤ(100)を遊転軸支させる。
【0022】また、前記副変速入力及び出力軸(85)
(86)に旋回ギヤ(102)(103)を遊転軸支さ
せ、前記操向モータ(71)のモータ軸(104)に前
記入力軸(85)上の旋回ギヤ(102)を旋回スプロ
ケット(105)(106)及びチェン(107)を介
して連結させると共に、差動スプロケット(108)及
び差動ギヤ(109)を固定する旋回ファイナル軸(1
10)に前記出力軸(86)上の旋回ギヤ(103)を
ギヤ(111)連結させ、差動スプロケット(108)
を前記の左側のリングギヤ(97)のスプロケット(1
12)に差動チェン(113)を介して連結させる一
方、差動ギヤ(109)を前記の右側のリングギヤ(9
7)の外側ギヤ(114)に噛合させ、左右遊星ギヤ機
構(88)を介して操向出力を左右走行クローラ(2)
に伝えて左または右旋回駆動する。
【0023】上記から明らかなように、油圧無段変速構
造の変速ポンプ(68)及びモータ(69)と操向ポン
プ(70)及びモータ(71)をミッションケース(2
3)に取付けると共に、走行副変速ギヤ(83)(8
4)機構並びに旋回ギヤ(102)(103)機構並び
に左右遊星ギヤ機構(88)をミッションケース(2
3)に内設させるクローラ走行車において、前記ポンプ
(68)(70)乃至遊星ギヤ機構(88)間の駆動系
路中に伝動用チェン(91)(94)(107)(11
3)を設けて駆動力を伝えるように構成し、ミッション
ケース(23)内部のギヤ取付け数を削減してミッショ
ンケース(23)の小型軽量化並びにミッションケース
(23)内部構造の簡略化及び組立作業性の向上などを
図るもので、変速及び操向ポンプ(68)(70)の各
ポンプ軸(67)(74)を入力チェン(78)によっ
て連結させ、ベルト伝動に比べてコンパクトに構成し、
かつギヤ伝動に比べて各ポンプ軸(67)(74)の軸
間距離の制限を低減して各ポンプ(68)(70)設置
構造の簡略化及び組立作業性の向上などを図る。
【0024】また、変速モータ(69)のモータ軸(8
7)と副変速ギヤ(83)(84)機構を副変速チェン
(91)によって連結させ、最少のギヤ取付け数で前記
モータ軸(87)と副変速ギヤ(83)(84)機構入
力側の軸間距離の制限を低減し、ミッションケース(2
3)内部構造の簡略化並びに組立作業性の向上などを図
ると共に、副変速ギヤ(83)(84)機構と変速ファ
イナルギヤ(93)を直進チェン(94)によって連結
させ、最少のギヤ取付け数で前記副変速ギヤ(83)
(84)機構出力側と変速ファイナルギヤ(93)の軸
間距離の制限を低減し、ミッションケース(23)内部
構造の簡略化並びに組立作業性の向上などを図る。
【0025】また、操向モータ(71)のモータ軸(1
04)と旋回ギヤ(102)(103)機構を旋回チェ
ン(107)によって連結させ、最少のギヤ取付け数で
前記モータ軸(104)と旋回ギヤ(102)(10
3)機構入力側の軸間距離の制限を低減し、ミッション
ケース(23)内部構造の簡略化並びに組立作業性の向
上などを図ると共に、旋回ギヤ(102)(103)機
構の旋回出力を遊星ギヤ機構(88)に伝える差動チェ
ン(113)を設け、最少のギヤ取付け数で旋回ギヤ
(102)(103)機構出力側と遊星ギヤ機構(8
8)の軸間距離の制限を低減し、ミッションケース(2
3)内部構造の簡略化並びに組立作業性の向上などを図
るもので、旋回ギヤ(102)(103)機構の旋回力
を伝える単一の旋回出力軸(110)に差動ギヤ(10
9)及び差動チェン(113)を介して左右遊星ギヤ機
構(88)を各別に連結させ、差動ギヤ(109)の逆
転出力と差動チェン(113)の正転出力によって最少
のギヤ取付け数で左右遊星ギヤ機構(88)に旋回力を
伝達し、逆転用のカウンタギヤ及びカウンタ軸などを不
要とし、ミッションケース(23)内部構造の簡略化並
びに組立作業性の向上などを図る。
【0026】さらに、図12に示す如く、前記昇降シリ
ンダ(11)を作動制御する昇降バルブ(115)に前
記ギヤポンプ(75)を油圧接続させ、油タンクを兼用
するミッションケース(23)内の作動油をサクション
フィルタ(116)を介してギヤポンプ(75)が吸入
し、昇降シリンダ(11)に供給されるギヤポンプ(7
5)のPTO油圧によって刈取部(8)を上昇させる一
方、前記各ポンプ(68)(70)とモータ(69)
(71)をメイン油路(117)(118)によって油
圧接続させ、前記メイン油路(117)(118)に作
動油を補給するチャージ油路(119)(120)を設
け、該チャージ油路(119)(120)に前記昇降バ
ルブ(115)のタンクポートを介してギヤポンプ(7
5)を油圧接続させ、メイン回路(117)(118)
にチャージ油をギヤポンプ(75)から供給させる。
【0027】さらに、図10に示す如く、斜板角変更に
よって出力制御する前記変速ポンプ(68)の制御軸
(121)をミッションケース(23)前面側に突出さ
せ、変速制御軸(121)に固定させる直進アーム(1
22)に前記車速ロッド(63)を連結させ、主変速レ
バー(24)操作によって変速ポンプ(68)を増減速
及び正逆転出力制御し、左右走行クローラ(2)を同一
方向に同一回転数で駆動し、前進または後進させると共
に、直進状態下の操向ハンドル(19)操作によって変
速ポンプ(68)を減速出力制御し、ハンドル(19)
の切角(旋回半径)に比例して変速モータ(69)の回
転数(車速)を変更させて減速させる。
【0028】また、斜板角変更によって出力制御する前
記操向ポンプ(70)の制御軸(123)をミッション
ケース(23)後面側に突出させ、前記操向制御軸(1
23)に固定させる旋回アーム(125)に前記旋回ロ
ッド(65)を連結させ、直進状態下の操向ハンドル
(19)操作によって操向ポンプ(70)を増減速及び
正逆転出力制御し、左右走行クローラ(2)を逆方向に
同一回転数で駆動し、左右走行クローラ(2)を同一方
向に回転させ乍ら左または右旋回させるブレーキター
ン、または旋回内側走行クローラ(2)を逆転させて左
または右旋回させるスピンターンを行うと共に、主変速
レバー(24)操作によって変速ポンプ(68)出力に
比例させて操向ポンプ(70)を増減速出力制御し、主
変速レバー(24)操作による車速変更時、旋回外側走
行クローラ(2)と旋回内側走行クローラ(2)の速度
比を略一定に保ち、四輪自動車のアクセルペダル操作と
同様に、旋回半径を略一定に保った状態で車速(機体中
心速度)を変更させる。
【0029】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、油圧無段変速構造の変速ポンプ(68)及びモータ
(69)と操向ポンプ(70)及びモータ(71)をミ
ッションケース(23)に取付けると共に、走行副変速
ギヤ(83)(84)機構並びに旋回ギヤ(102)
(103)機構並びに左右遊星ギヤ機構(88)をミッ
ションケース(23)に内設させるクローラ走行車にお
いて、前記ポンプ(68)(70)乃至遊星ギヤ機構
(88)間の駆動系路中に伝動用チェン(91)(9
4)(107)(113)を設けて駆動力を伝えるよう
に構成したもので、ミッションケース(23)内部のギ
ヤ取付け数を削減してミッションケース(23)の小型
軽量化並びにミッションケース(23)内部構造の簡略
化及び組立作業性の向上などを容易に図ることができる
ものである。
【0030】また、変速及び操向ポンプ(68)(7
0)の各ポンプ軸(67)(74)を入力チェン(7
8)によって連結させたもので、ベルト伝動に比べてコ
ンパクトに構成でき、かつギヤ伝動に比べて各ポンプ軸
(67)(74)の軸間距離の制限を低減して各ポンプ
(68)(70)設置構造の簡略化及び組立作業性の向
上などを容易に図ることができるものである。
【0031】また、変速モータ(69)のモータ軸(8
7)と副変速ギヤ(83)(84)機構を副変速チェン
(91)によって連結させたもので、最少のギヤ取付け
数で前記モータ軸(87)と副変速ギヤ(83)(8
4)機構入力側の軸間距離の制限を容易に低減でき、ミ
ッションケース(23)内部構造の簡略化並びに組立作
業性の向上などを容易に図ることができるものである。
【0032】また、副変速ギヤ(83)(84)機構と
変速ファイナルギヤ(93)を直進チェン(94)によ
って連結させたもので、最少のギヤ取付け数で前記副変
速ギヤ(83)(84)機構出力側と変速ファイナルギ
ヤ(93)の軸間距離の制限を容易に低減でき、ミッシ
ョンケース(23)内部構造の簡略化並びに組立作業性
の向上などを容易に図ることができるものである。
【0033】また、操向モータ(71)のモータ軸(1
04)と旋回ギヤ(102)(103)機構を旋回チェ
ン(107)によって連結させたもので、最少のギヤ取
付け数で前記モータ軸(104)と旋回ギヤ(102)
(103)機構入力側の軸間距離の制限を容易に低減で
き、ミッションケース(23)内部構造の簡略化並びに
組立作業性の向上などを容易に図ることができるもので
ある。
【0034】また、旋回ギヤ(102)(103)機構
の旋回出力を遊星ギヤ機構(88)に伝える差動チェン
(113)を設けたもので、最少のギヤ取付け数で旋回
ギヤ(102)(103)機構出力側と遊星ギヤ機構
(88)の軸間距離の制限を容易に低減でき、ミッショ
ンケース(23)内部構造の簡略化並びに組立作業性の
向上などを容易に図ることができるものである。
【0035】また、旋回ギヤ(102)(103)機構
の旋回力を伝える単一の旋回出力軸(110)に差動ギ
ヤ(109)及び差動チェン(113)を介して左右遊
星ギヤ機構(88)を各別に連結させたもので、差動ギ
ヤ(109)の逆転出力と差動チェン(113)の正転
出力によって最少のギヤ取付け数で左右遊星ギヤ機構
(88)に旋回力を伝達でき、逆転用のカウンタギヤ及
びカウンタ軸などを不要とし、ミッションケース(2
3)内部構造の簡略化並びに組立作業性の向上などを容
易に図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】コンバインの全体平面図。
【図3】走行変速及び操向操作部の説明斜視図。
【図4】ステアリングコラムの側面図。
【図5】同正面図。
【図6】同部分平面図。
【図7】ミッションケースの断面図。
【図8】ミッションケース上部の拡大断面図。
【図9】ミッションケース下部の拡大断面図。
【図10】ミッションケースの側面図。
【図11】同拡大図。
【図12】変速及び操向油圧回路図。
【符号の説明】
(23) ミッションケース (67) 変速ポンプのポンプ軸 (68) 変速ポンプ (69) 変速モータ (70) 操向ポンプ (71) 操向モータ (74) 操向ポンプのポンプ軸 (78) 入力チェン (83)(84) 副変速ギヤ (87) 変速モータのモータ軸 (88) 遊星ギヤ機構 (91) 副変速チェン (93) 変速ファイナルギヤ (94) 直進チェン (102)(103) 旋回ギヤ (104) 操向モータのモータ軸 (107) 旋回チェン (109) 差動ギヤ (110) 旋回出力軸 (113) 差動チェン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 17/10 B60K 17/10 C 3D052 E 3J027 17/16 17/16 C 3J049 B62D 11/10 B62D 11/10 F16H 48/10 F16H 7/06 7/06 47/02 A 47/02 47/04 C 47/04 1/42 Fターム(参考) 2B043 AA03 AB08 AB13 BA02 BA05 BB14 DA11 DB04 DC01 2B076 AA03 DA02 DA03 DA15 DB03 DB04 3D037 CA04 CB09 CB12 CB14 CB37 3D039 AA02 AA03 AA04 AA05 AB12 AB13 AB22 AC04 AC21 AC24 AC33 AC40 AC64 AC70 AC77 AD06 AD23 AD25 AD36 3D042 AA06 AB10 AB12 BA02 BA04 BA07 BA08 BA10 BA11 BA13 BA19 BA20 BB01 BB02 BC02 BC07 BC08 BC09 BC10 BC13 BC15 BC16 BD08 BD09 CA06 CA09 CB01 CB11 CB17 3D052 AA17 AA19 BB11 DD04 EE01 FF01 FF02 GG03 HH01 JJ08 3J027 FB09 HA01 HB01 HB11 3J049 AA08 BH15 CA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧無段変速構造の変速ポンプ及びモー
    タと操向ポンプ及びモータをミッションケースに取付け
    ると共に、走行副変速ギヤ機構並びに旋回ギヤ機構並び
    に左右遊星ギヤ機構をミッションケースに内設させるク
    ローラ走行車において、前記ポンプ乃至遊星ギヤ機構間
    の駆動系路中に伝動用チェンを設けて駆動力を伝えるよ
    うに構成したことを特徴とするクローラ走行車。
  2. 【請求項2】 変速及び操向ポンプの各ポンプ軸を入力
    チェンによって連結させたことを特徴とする請求項1に
    記載のクローラ走行車。
  3. 【請求項3】 変速モータのモータ軸と副変速ギヤ機構
    を副変速チェンによって連結させたことを特徴とする請
    求項1に記載のクローラ走行車。
  4. 【請求項4】 副変速ギヤ機構と変速ファイナルギヤを
    直進チェンによって連結させたことを特徴とする請求項
    1に記載のクローラ走行車。
  5. 【請求項5】 操向モータのモータ軸と旋回ギヤ機構を
    旋回チェンによって連結させたことを特徴とする請求項
    1に記載のクローラ走行車。
  6. 【請求項6】 旋回ギヤ機構の旋回出力を遊星ギヤ機構
    に伝える差動チェンを設けたことを特徴とする請求項1
    に記載のクローラ走行車。
  7. 【請求項7】 旋回ギヤ機構の旋回力を伝える単一の旋
    回出力軸に差動ギヤ及び差動チェンを介して左右遊星ギ
    ヤ機構を各別に連結させたことを特徴とする請求項1に
    記載のクローラ走行車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7210701B2 (en) * 2003-01-14 2007-05-01 Takata-Petri Ag Airbag system
EP2088023A1 (en) * 2008-02-06 2009-08-12 Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. Transaxle and working vehicle equipped with transaxle

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