JP7281861B2 - 錠剤供給装置 - Google Patents

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本発明は、複数の錠剤を搬送する過程において印刷および/または検査を行うために錠剤を供給する錠剤供給装置に関するものである。
近年、医薬品や食品などの錠剤に対して、製造メーカや製品区分などに関する識別情報がインクジェット等により非接触で印刷される場合が多くなってきている。この識別情報は、アルファベット、数字、あるいは記号などから構成されており、これにより調剤薬局、患者あるいは消費者が錠剤の種類を把握することができる。
一般に、このような錠剤の印刷に用いられる錠剤印刷装置は、複数の錠剤を供給する錠剤供給部と、錠剤供給部から供給された錠剤を振動により搬送する振動搬送部と、振動搬送部から受け渡された複数の錠剤を搬送する錠剤搬送部と、錠剤搬送部により搬送される複数の錠剤に印刷を行う錠剤印刷部とを備えている。
これにより複数の錠剤を錠剤印刷装置の錠剤供給部に投入して、振動搬送部上において錠剤を塊状に堆積させたあと、装置の運転を開始すると、振動搬送部上で塊状に堆積した錠剤が振動により下流側から次第に崩れ、崩れ出た錠剤が振動搬送部上で振動により所定の方向に搬送される。このとき、錠剤は振動搬送部上で複数列に整列しつつ、起立状態の錠剤は横倒状態になって、下流側の錠剤搬送部に受け渡される。(特許文献1,2参照)。
特開2013-013711号公報 特開2012-254864号公報
しかしながら、複数の錠剤を錠剤供給部に投入した際、振動搬送部上で塊状に堆積した錠剤が、上部からの錠剤の供給圧で押されたり、自然に崩れたり、あるいは錠剤投入時に勢いよく流れ落ちたりして、一部の錠剤が装置の運転開始前に振動搬送部上を勝手に転がって、下流側の錠剤搬送部に流れ込む場合がある。この場合、錠剤が起立状態で錠剤搬送部に流れこむと、装置の運転開始後、錠剤搬送部において錠剤が起立状態のまま搬送され、検査装置や印刷装置とコンベアベルトの間に錠剤が噛み込んでしまい、錠剤が割れたり、破損したり、あるいは印刷装置のインクジェット吐出面を傷付けたり、割れた錠剤の欠損や粉塵が俟ったりするという問題があった。なお、このような問題は、複数の錠剤に対して検査を行う錠剤検査装置にも同様に生じるものであった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、複数の錠剤を搬送する過程において印刷および/または検査を行うために錠剤を供給する錠剤供給装置であって、装置の運転時において、錠剤を適正な状態で搬送することができる錠剤供給装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、複数の錠剤を搬送する過程において印刷および/または検査を行うために錠剤を供給する錠剤供給装置であって、複数の錠剤を供給する錠剤供給部と、前記錠剤供給部から供給された錠剤を振動により所定の方向に搬送する振動搬送部とを備え、前記振動搬送部は、前記錠剤供給部から供給された錠剤を搬送方向で堰き止めるための仕切部材が開閉可能な状態で設けられることを特徴とする。
これによれば、本装置の運転開始前、振動搬送部に仕切部材を取り付けることにより搬送方向の出口部分を閉じると、錠剤供給部から供給された錠剤が搬送方向で堰き止められるため、本装置の運転開始前に下流側に配置された錠剤搬送部等に流れ込むことを防止することができる。また、本装置の運転開始時、振動搬送部から仕切部材を取り外すことにより搬送方向の出口部分を開くと、振動搬送部で塊状態に堆積している錠剤が、振動により下流側から崩れながら搬送方向に順次搬送されるため、その後、錠剤を適正な状態で搬送することができる。
また、前記振動搬送部は、搬送方向の上流側に設けられ、塊状に堆積した錠剤を振動により崩しながら所定の方向に搬送する第1の振動搬送部と、搬送方向の下流側に設けられ、前記第1の振動搬送部から受け渡された錠剤を複数列に整列させた状態で振動により所定の方向に搬送する第2の振動搬送部とを備え、前記第1の振動搬送部に仕切部材が設けられてもよい。これによれば、本装置の運転開始前、第1の振動搬送部に仕切部材を取り付けることにより搬送方向の出口部分を閉じると、錠剤供給部から供給された錠剤が搬送方向で堰き止められるため、本装置の運転開始前に下流側の第2の振動搬送部や錠剤搬送部等に流れ込むことを防止することができる。また、本装置の運転開始時、第1の振動搬送部から仕切部材を取り外すことにより搬送方向の出口部分を開くと、第1の振動搬送部で塊状態に堆積している錠剤が、振動により下流側から崩れながら搬送方向に順次搬送され、第2の振動搬送部に受け渡されるため、その後、錠剤を適正な状態で搬送することができる。
また、前記仕切部材は、前記錠剤供給部から錠剤が供給される供給口よりも搬送方向の下流側の箇所に設けられるのがよい。これによれば、錠剤供給部から供給された錠剤を振動搬送部に塊状態に堆積させつつ、錠剤を搬送方向で確実に堰き止めることができる。
また、前記仕切部材は、搬送方向に交わる面方向に沿って開閉可能な状態で設けられるのがよい。これによれば、錠剤を搬送方向で確実に堰き止めるとともに、仕切部材を簡単に開閉させることができる。
また、本発明に係る錠剤供給装置は、上述の錠剤供給装置が設けられ、複数の錠剤に対して印刷を行うことを特徴とする錠剤印刷装置である。
また、本発明に係る錠剤検査装置は、上述の錠剤供給装置が設けられ、複数の錠剤に対して検査を行うことを特徴とする錠剤検査装置である。
また、複数の錠剤を搬送する過程において印刷を行う錠剤供給装置の運転方法であって、前記錠剤供給装置は、複数の錠剤を供給する錠剤供給部と、前記錠剤供給部から供給された錠剤を振動により所定の方向に搬送する振動搬送部とを備え、前記錠剤供給装置の運転開始前において、前記振動搬送部の所定箇所に錠剤を搬送方向で堰き止めるための仕切部材を設ける工程と、前記錠剤供給部に錠剤を投入して、前記錠剤供給部から前記振動搬送部に錠剤を供給する工程とを備えることを特徴とする。これによれば、錠剤供給部から供給された錠剤が搬送方向で堰き止められるため、本装置の運転開始前に下流側の錠剤搬送部に流れ込むことを防止することができる。
また、前記錠剤供給装置の運転開始時において、前記振動搬送部を駆動する工程と、前記振動搬送部から前記仕切部材を取り外す工程とを備えるのがよい。これによれば、振動搬送部で塊状態に堆積している錠剤が、振動により下流側から崩れながら搬送方向に順次搬送されるため、その後、錠剤を適正な状態で搬送することができる。
また、前記振動搬送部は、搬送方向の上流側に設けられ、塊状に堆積した錠剤を振動により崩しながら所定の方向に搬送する第1の振動搬送部と、搬送方向の下流側に設けられ、前記第1の振動搬送部から受け渡された錠剤を複数列に整列させた状態で振動により所定の方向に搬送する第2の振動搬送部とを備え、前記第1の振動搬送部に仕切部材が設けられ、前記振動搬送部を駆動する工程において、前記第2の振動搬送部を駆動したあと、前記第1の振動搬送部を駆動するのがよい。これによれば、振動による錠剤に対する負担を軽減することができ、その後、錠剤をより適正な状態で搬送することができる。
また、前記錠剤供給部から前記振動搬送部に錠剤を供給する工程と、前記振動搬送部を駆動する工程の間において、前記錠剤供給部の下流側に設けられた錠剤搬送装置などの各種装置を駆動する工程を備えるのがよい。これによれば、振動による錠剤に対する負担をさらに軽減することができ、その後、錠剤をより適正な状態で搬送することができる。
本発明によれば、これによれば、本装置の運転開始前、振動搬送部に仕切部材を取り付けることにより搬送方向の出口部分を閉じると、錠剤供給部から供給された錠剤が搬送方向で堰き止められるため、本装置の運転開始前に下流側に配置された錠剤搬送部等に流れ込むことを防止することができる。また、本装置の運転開始時、振動搬送部から仕切部材を取り外すことにより搬送方向の出口部分を開くと、振動搬送部で塊状態に堆積している錠剤が、振動により下流側から崩れながら搬送方向に順次搬送されるため、その後、錠剤を適正な状態で搬送することができる。このため、錠剤の印刷や検査を精度良く行うことができ、ひいては錠剤印刷装置や錠剤検査装置における錠剤印刷や錠剤検査の品質を向上させることが可能となる。
本実施形態に係る錠剤印刷装置の構成概略図である。 図1の錠剤印刷装置の錠剤供給部および振動搬送部の拡大図である。 図1の錠剤印刷装置の錠剤供給部および振動搬送部の搬送トラフの平面図である。 図1の錠剤印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1の錠剤印刷装置の錠剤供給部および振動搬送部において、(a)仕切部材を取り付けた状態、(b)仕切部材を取り外した状態を示す図である。 図1の錠剤印刷装置の運転方法を示すフローチャートである。
次に、本発明に係る錠剤供給装置を錠剤印刷装置(以下、本装置という)に適用した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<搬送関連装置の構成>
まず、本装置の搬送関連装置の構成について、図1~図5を参照しつつ、具体的に説明する。
本装置は、図1に示すように、基台1と、基台1の上部に設けられた錠剤供給部2と、錠剤供給部2の下方に設けられた振動搬送部3と、振動搬送部3の搬送方向の下流側に設けられた上流側の錠剤搬送部4と、上流側の錠剤搬送部4の下方に設けられた下流側の錠剤搬送部5と、下流側の錠剤搬送部5の下方に設けられた錠剤乾燥部6と、図4に示すように各部を制御する制御部7とを備える。
前記錠剤供給部2は、上部に投入口21aが設けられ、かつ下部に供給口21bが設けられたホッパー21を備えており、投入口21aからホッパー21に複数の錠剤Tが投入されると、供給口21bから振動搬送部3に錠剤Tが供給される。
前記振動搬送部3は、錠剤供給部2のホッパー21の直下に設けられた第1の振動搬送部31と、第1の振動搬送部31の搬送方向の下流側に設けられた第2の振動搬送部32とを備える。
前記第1の振動搬送部31は、図2に示すように、金属製または樹脂製等からなる平板状の搬送トラフ311と、該搬送トラフ311の下面に設けられた振動フィーダ312とを備える。この第1の搬送トラフ311は、上面側の搬送面311aが搬送方向に沿って下流側に緩やかに傾斜する平坦面に形成されている。而して、錠剤供給部2のホッパー21から搬送トラフ311に錠剤Tが供給されると、搬送トラフ311の搬送面311aの上に錠剤Tが塊状に堆積する。そして、振動フィーダ312により搬送トラフ311が振動すると、塊状に堆積した錠剤Tは、振動により下流側部分から次第に崩れながら搬送方向に搬送されたあと、第2の搬送トラフ32に受け渡される。
また、前記第1の振動搬送部31は、図2に示すように、塊状に堆積した錠剤を搬送方向で堰き止めるための側面視逆L字状の仕切部材313が設けられている。この仕切部材313は、錠剤供給部2のホッパー21の供給口21bよりも搬送方向の下流側の箇所において、搬送方向に交わる面方向(本実施形態では鉛直方向)に沿って開閉可能な状態で設けられている。
これによれば、本装置の運転開始前、図5(a)に示すように、第1の振動搬送部31に仕切部材313を取り付けることにより搬送方向の出口部分314を閉じると、錠剤供給部2から供給された錠剤が搬送方向で堰き止められるため、本装置の運転開始前に下流側の第2の振動搬送部32や錠剤搬送部4に流れ込むことを防止することができる。
また、本装置の運転開始時、図5(b)に示すように、第1の振動搬送部31から仕切部材313を取り外すことにより搬送方向の出口部分314を開くと、第1の振動搬送部31で塊状態に堆積している錠剤Tが、振動により下流側から崩れながら搬送方向に順次搬送され、第2の振動搬送部32に受け渡されるため、その後、錠剤Tを適正な状態で搬送することができる。
前記第2の振動搬送部32は、金属製または樹脂製等からなる平板状の搬送トラフ321と、該搬送トラフ321の下面に設けられた振動フィーダ322とを備える。この搬送トラフ321は、上面側の搬送面321aが搬送方向に沿って下流側に緩やかに傾斜するように下流側に傾斜して配置されるとともに、図3に示すように、搬送面321aには搬送方向に延びる搬送溝321bが幅方向に7列形成されている。而して、振動フィーダ322により搬送トラフ321が振動すると、それに伴って第1の振動搬送部31から受け渡された複数の錠剤Tは、振動ごとに搬送トラフ321の搬送面321aを跳ねながら所定の方向に滑るように搬送され、搬送溝321bに沿って幅方向に7列に整列する。
前記上流側の錠剤搬送部4は、錠剤供給部2から投入された複数の錠剤Tを所定の方向(図1の右方向)に搬送するものであり、搬送方向の下流側に配置された反転ドラム41と、搬送方向の上流側に配置された従動軸42と、反転ドラム41と従動軸42の間において無端状態に巻架されたタイミングベルト43とからなる搬送コンベアであって、図示略の駆動モータにより反転ドラム41が自軸回転することによりタイミングベルト43が図1の右回りに回転する。
また、前記タイミングベルト43は、複数の細長いタイミングベルト片から構成されており、各タイミングベルト片が幅方向に錠剤Tの幅より狭い隙間を空けて配置されている。そして、反転ドラム41において、図示略の負圧チャンバにより、タイミングベルト43の隙間から空気を吸引することによって錠剤Tを吸着するようになっている。
なお、前記反転ドラム41の左上方位置には中間ローラ44が設けられており、反転ドラム41から送出されたタイミングベルト43を反転ドラム41の左上方まで持ち上げることによって、下方に後述する第2の撮像部102、第2の錠剤印刷部202、第2の検査用撮像部302などの各部材を配置する空間を形成している。
而して、前記搬送トラフ311から搬送されてきた複数の錠剤Tは、上流側の錠剤搬送部4に到達した際、タイミングベルト43に載置される態様で同一平面上で受け渡されたあと、その載置状態を維持しながらタイミングベルト43の回転に従って搬送方向に搬送されていく。そして、反転ドラム41に到達した錠剤Tは、図示略の負圧チャンバによりタイミングベルト43に吸着され、反転ドラム41の回転に従って表裏反転する状態で下方に搬送されていく。
前記下流側の錠剤搬送部5は、上流側の錠剤搬送部4から複数の錠剤Tを表裏反転させた状態で受け取って、所定の方向(図1の左方向)に搬送するものであり、搬送方向の下流側に配置された反転ドラム51と、搬送方向の上流側に配置された従動軸52と、反転ドラム51と従動軸52の間において無端状態に巻架されたタイミングベルト53とを備え、図示略の駆動モータにより反転ドラム51が自軸回転することによりタイミングベルト53が図1の左回りに回転する。
この前記タイミングベルト53も、複数の細長いタイミングベルト片から構成されており、各タイミングベルト片が幅方向に錠剤Tの幅より狭い隙間を空けて配置されている。そして、反転ドラム51において、図示略の負圧チャンバにより、タイミングベルト53の隙間から空気を吸引することによって錠剤Tを吸着するようになっている。
而して、前記上流側の錠剤搬送部4から表裏反転しながら搬送されてきた錠剤Tは、下流側の錠剤搬送部5に到達した際、タイミングベルト53に載置される態様で受け渡されたあと、その載置状態を維持しながらタイミングベルト53の回転に従って搬送方向の下流側に搬送されていく。そして、反転ドラム51に到達した錠剤Tは、負圧チャンバによりタイミングベルト53に吸着され、反転ドラム51の回転に従って表裏反転する状態で下方に搬送されたあと、そのまま天吊り状態で錠剤乾燥部6まで搬送されて同一平面上で受け渡される。
なお、下流側の錠剤搬送部5の下流側端部の下方には、不良品排出ボックス54が設けられている。これにより、制御部7により不良品と判断された錠剤Tについては、天吊り状態で搬送される過程において、タイミングベルト53による吸着が解除されることにより下方に落下して、不良品排出ボックス54に排出される。
前記錠剤乾燥部6は、下流側の錠剤搬送部5から複数の錠剤Tを表裏反転させた状態で受け取って、複数の錠剤Tを所定の方向(図1の右方向)に搬送しながら乾燥するものであり、搬送方向の下流側に配置された駆動軸61と、搬送方向の上流側に配置された従動軸62と、駆動軸61と従動軸62の間において無端状態に巻架されたメッシュベルト63とを備え、図示略の駆動モータにより駆動軸61が自軸回転することによりメッシュベルト63が図1の右回りに回転する。
而して、前記下流側の錠剤搬送部5から天吊り状態で搬送されてきた複数の錠剤Tは、錠剤乾燥部6に到達した際、メッシュベルト63上に載置される態様で同一平面上で受け渡され、その載置状態を維持しながらメッシュベルト63の回転に従って搬送方向の下流側に搬送される。このとき、錠剤Tは、図示略のヒータにより温風を吹き付けられることにより、表面および裏面における識別情報の印刷部分が乾燥させられる。
なお、前記錠剤乾燥部6の下流側には排出部64が設けられており、錠剤乾燥部6により乾燥されながら搬送されてきた良品の錠剤Tは排出部64から装置外に排出される。
<撮像・印刷関連装置の構成>
次に、本装置の撮像・印刷関連装置の構成について、図1を参照しつつ、具体的に説明する。
前記上流側の錠剤搬送部4は、上流側の上方に配置された第1の撮像部101と、中間部の上方に配置された第1の錠剤印刷部201と、下流側の上方に配置された第1の検査用撮像部301とがそれぞれ設けられている。
前記第1の撮像部101は、上流側の錠剤搬送部4により載置状態で搬送される錠剤Tについて、錠剤Tの一方面を撮像する。また、第1の撮像部101により撮像された錠剤Tの撮像データは、制御部7に送信されたあと、錠剤Tの位置の認識に使用される。
前記第1の錠剤印刷部201は、制御部7の指令により錠剤Tの一方面に対して所定の識別情報を印刷するものである。本実施形態では、第1の錠剤印刷部201の下方において複数の錠剤Tが幅方向に列をなした状態で順次通過するため、第1の錠剤印刷部201により錠剤Tの一方面に対して所定の識別情報を列ごとに順次印刷する。
前記第1の検査用撮像部301は、第1の錠剤印刷部201により所定の識別情報が印刷された錠剤Tについて、錠剤Tの一方面を撮像する。本実施形態では、第1の検査用撮像部301の下方において複数の錠剤Tが幅方向に列をなした状態で順次通過するため、第1の検査用撮像部301は錠剤Tの一方面を列ごとに撮像する。この第1の検査用撮像部301により撮像された錠剤Tの一方面の画像データは、制御部7に送信されたあと、錠剤Tの一方面における識別情報の印刷状態の検査に使用される。
一方、前記下流側の錠剤搬送部5は、上流側の上方に配置された第2の撮像部102と、中間部の上方に配置された第2の錠剤印刷部202と、下流側の上方に配置された第2の検査用撮像部302とがそれぞれ設けられている。
前記第2の撮像部102は、下流側の錠剤搬送部5により載置状態で搬送される錠剤Tについて、錠剤Tの他方面を撮像する。本実施形態では、第2の撮像部102の下方において複数の錠剤Tが幅方向に列をなした状態で順次通過するため、第2の撮像部102は錠剤Tの他方面を列ごとに撮像する。第2の撮像部102により撮像された錠剤Tの他方面の画像データは、制御部7に送信されたあと、反転後の錠剤Tの平面方向のずれや傾きの調整に使用される。
前記第2の錠剤印刷部202は、制御部7の指令により錠剤Tの他方面に対して所定の識別情報を印刷するものである。本実施形態では、第2の錠剤印刷部202の下方において複数の錠剤Tが幅方向に列をなした状態で順次通過するため、第2の錠剤印刷部202により錠剤Tの他方面に対して所定の識別情報を列ごとに順次印刷する。
前記第2の検査用撮像部302は、第2の錠剤印刷部202により所定の識別情報が印刷された錠剤Tについて、錠剤Tの他方面を撮像する。本実施形態では、第2の検査用撮像部302の下方において複数の錠剤Tが幅方向に列をなした状態で順次通過するため、第2の検査用撮像部302は錠剤Tの他方面を列ごとに撮像する。第2の検査用撮像部302により撮像された錠剤Tの他方面の画像データは、制御部7に送信されたあと、錠剤Tの一方面における識別情報の印刷状態の検査に使用される。
<本装置の運転開始方法>
次に、本装置の運転開始方法について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、本装置の運転開始前、作業者が第1の振動搬送部31の所定箇所に仕切部材313を取り付けると(S1)、第1の振動搬送部21の搬送方向の出口部分314が仕切部材313により閉じられた状態となる。
そして、錠剤供給部2のホッパー21の投入口21aから多量の錠剤Tを投入すると、錠剤Tがホッパー21の供給口21bから第1の振動搬送部31に供給され(S2)、第1の振動搬送部31の搬送トラフ311の上に塊状に堆積する。このとき、上記S1において、第1の振動搬送部31の搬送方向の出口部分314が仕切部材313により閉じられた状態となっているため、錠剤供給部2から供給された錠剤Tが第1の振動搬送部31の搬送方向の出口部分314で堰き止められる。つまり、錠剤供給部2から第1の振動搬送部31に錠剤Tが供給される際、第1の振動搬送部31上で塊状に堆積した錠剤Tが、上部からの錠剤Tの供給圧で押されたり、自然に崩れたり、あるいは錠剤Tの投入時に勢いよく流れ落ちたりしても、本装置の運転開始前に下流側の第2の振動搬送部32や錠剤搬送部4に流れ込むことを防止することができる(図5(a)参照)。
そして、本装置の運転開始時、振動搬送部4より搬送方向の下流側に設けられている上流側の錠剤搬送部4、下流側の錠剤搬送部5、錠剤乾燥部6などを駆動する(S3)。
そして、振動搬送部3において、第2の振動搬送部32を駆動したあと(S4)、第1の振動搬送部31を駆動する(S5)。
そして、各部が駆動したあと、作業者が第1の振動搬送部31から仕切部材313を取り外すと(S6)、第1の振動搬送部31の搬送方向の出口部分314が開かれた状態となり、第1の振動搬送部31で塊状態に堆積している錠剤Tが、振動により下流側から崩れながら搬送方向に順次搬送され、第2の振動搬送部32に受け渡されるため、その後、錠剤Tを適正な状態で搬送することができる(図5(b)参照)。
あとは、第2の振動部搬送部32に受け渡された錠剤Tは、第2の振動搬送部32において振動により搬送方向に搬送されたあと、上流側の錠剤搬送部4、下流側の錠剤搬送部5、錠剤乾燥部6を順次搬送されながら所定の印刷が行われる。
而して、錠剤供給部2から供給された錠剤Tは、装置の運転開始前、第1の振動搬送部31に安定して堆積し、装置の運転開始後、第2の振動搬送部32に順次受け渡される。このため、全ての錠剤は、第2の振動搬送部32において振動により複数列に整列しつつ、起立状態にある錠剤は横倒状態となって搬送されたあと、上流側の錠剤搬送部4に受け渡される。
したがって、従来のように、運転開始前に錠剤Tの一部が錠剤搬送部4、5に流れ込むことによって、装置の運転開始後、錠剤搬送部4、5において錠剤が起立状態のまま搬送され、撮像部101、102、検査用撮像部301、302あるいは錠剤印刷部201,202と錠剤搬送部4、5のタイミングベルト43、53の間に錠剤Tが噛み込まれてしまう虞がなくなり、錠剤Tが割れたり、破損したり、あるいは錠剤印刷部201、202のインクジェット吐出面を傷付けたり、割れた錠剤の欠損や粉塵が俟ったりすることを防止するができ、ひいては錠剤印刷の品質を向上させることが可能となる。
また、本実施形態では、振動搬送部3より下流側に配置された上流側の錠剤搬送部3、下流側の錠剤搬送部4、錠剤乾燥部5を先に駆動し、また錠剤振動部3においても第2の振動搬送部32を駆動したあとに第1の振動搬送部31を駆動しているため、振動による錠剤に対する負担を軽減することができ、その後、錠剤Tをより適正な状態で搬送することができる。
なお、本実施形態では、作業者が仕切部材313を第1の振動搬送部31に取り付けたり、あるいは第1の振動搬送部31から取り外すものとしたが、エアシリンダ等の機構を用いて自動で仕切部材313を開閉可能に動作させてもよい。
また、振動搬送部3は第1の振動搬送部31と第2の振動搬送部32からなるものとしたが、その他の構成であってもよい。
また、本発明に係る錠剤供給装置を錠剤印刷装置に適用した場合について説明したが、錠剤を検査する錠剤検査装置に適用してもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1…基台
2…錠剤供給部
3…振動搬送部
31…第1の振動搬送部
313…仕切部材
32…第2の振動搬送部
4…上流側の錠剤搬送部
5…下流側の錠剤搬送部
6…錠剤乾燥部
7…制御部
101…第1の撮像部
102…第2の撮像部
201…第1の錠剤印刷部
202…第2の錠剤印刷部
301…第1の検査用撮像部
302…第2の検査用撮像部

Claims (3)

  1. 複数の錠剤を搬送する過程において印刷を行う錠剤供給装置の運転方法であって、
    前記錠剤供給装置は、複数の錠剤を供給する錠剤供給部と、前記錠剤供給部から供給された錠剤を振動により所定の方向に搬送する振動搬送部とを備え、
    前記振動搬送部は、搬送方向の上流側に設けられ、堆積した錠剤を振動により崩しながら所定の方向に搬送する第1の振動搬送部と、搬送方向の下流側に設けられ、前記第1の振動搬送部から受け渡された錠剤を整列させた状態で振動により所定の方向に搬送する第2の振動搬送部とを備え、前記錠剤供給部から供給された錠剤を搬送方向で堰き止めるための仕切部材が前記第1の振動搬送部に開閉可能な状態で設けられ、
    前記第1の振動搬送部の搬送方向の出口部分を前記仕切部材により完全に閉じた状態にする工程と、
    前記錠剤供給部から前記第1の振動搬送部に錠剤を供給し、前記仕切部材により前記第1の振動搬送部で堰き止める工程と、
    前記第1の振動搬送部の搬送方向の出口部分を前記仕切部材により開いた状態とすることによって、前記第1の振動搬送部で堆積している錠剤を崩しながら前記第2の錠剤振動搬送部に受け渡す工程とを備え、
    前記錠剤供給装置の運転開始時において、
    前記振動搬送部を駆動する工程のあと、前記第1の振動搬送部の搬送方向の出口部分を前記仕切部材により開いた状態とすることを特徴とする錠剤供給装置の運転方法。
  2. 前記振動搬送部を駆動する工程において、前記第2の振動搬送部を駆動したあと、前記第1の振動搬送部を駆動する請求項1に記載の錠剤供給装置の運転方法。
  3. 前記錠剤供給部から前記第1の振動搬送部に錠剤を供給する工程と、前記振動搬送部を駆動する工程の間において、前記錠剤供給部の下流側に設けられた搬送装置などの装置を駆動する工程を備える請求項1または請求項2に記載の錠剤供給装置の運転方法。
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