JP2023040456A - 搬送装置 - Google Patents

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侑弥 ▲高▼畑
Yuya Takahata
貴之 西川
Takayuki Nishikawa
雅人 片岡
Masahito Kataoka
宗充 郷
Munemitsu Go
尚充 伊藤
naomitsu Ito
増言 賈
Zheng Yan Jia
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Abstract

【課題】粒状物の搬送装置において、粒状物の詰まりや割れを抑制できる技術を提供する。【解決手段】この搬送装置は、粒状物である錠剤9が搬送される搬送路13と、搬送路13において搬送される錠剤9の側面を覆う側壁部と、搬送路13において搬送される錠剤9の上面を覆う天井部163と、搬送路13において搬送される錠剤9へ向けて、搬送方向に気体を吐出する送風部17とを有する。このため、この搬送装置は、気体の圧力で錠剤9を搬送することで、搬送中の錠剤9同士の接触を抑制することができる。したがって、搬送装置における錠剤9の詰まりや割れの発生を抑制することができる。【選択図】図6

Description

本発明は、粒状物を搬送する搬送装置に関する。
医薬品である錠剤には、製品を識別するための文字やコードが印刷される。また、ラムネ等の錠菓にも、マークやイラストが印刷される場合がある。従来、このような錠剤・錠菓等の粒状物に、インクジェット方式で画像を印刷する印刷装置が知られている。特に、近年では、後発医薬品の普及により、錠剤の種類が多様化している。このため、錠剤を識別しやすくするために、錠剤にインクジェット方式で鮮明に画像を印刷する技術が注目されている。
この種の印刷装置では、多数の錠剤が搬入用のホッパに流し込まれる。印刷装置に含まれる搬送装置は、流し込まれた多数の錠剤を、錠剤の詰まりや割れの発生を抑制しつつ整列させ、印刷装置の印刷部へ搬送する必要がある。そして、整列した状態で搬送される複数の錠剤に対して、印刷が行われる。また、印刷装置に限らず、錠剤の検査を行う検査装置や、錠剤の包装を行う包装装置においても、錠剤の詰まりや割れの発生を抑制する必要がある。
搬送装置における錠剤の詰まりや割れの発生を抑制するためには、錠剤の姿勢の傾斜を防止し、一定の姿勢で搬送させることが有効である。錠剤が傾いた状態でさらに錠剤が供給されると、錠剤同士が押し合い、後ろの錠剤が前の錠剤の下へ潜り込んだり、後ろの錠剤が前の錠剤の上へ乗り上げたりする。これにより、搬送装置において錠剤の詰まりや割れが発生するためである。
特許文献1の搬送装置では、錠剤の搬送路上にガイドレールと呼ばれる部品を取り付け、錠剤を搬送する。フィーダから供給された複数の錠剤は、周囲をガイドレールで囲まれた搬送路を通過する。これにより、錠剤の姿勢が過度に傾斜することを抑制でき、錠剤の詰まりや割れの発生を抑制することができる。
特開2021-004107
しかしながら、搬送される錠剤上面とガイドレール天井部との間に一定幅以上の隙間があると、ガイドレール内部で錠剤が傾斜し、錠剤が詰まりやすくなる。錠剤上面とガイドレールとの間の隙間を狭めることで錠剤が過度に傾斜することを抑制することができるが、錠剤の形状は多種多様であるため、錠剤ごとにガイドレールの高さを調整する必要がある。また、錠剤の形状によっては、ガイドレールの高さを調整しても錠剤の詰まりや割れの発生を抑制することが難しい場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、錠剤等の粒状物の搬送装置において、粒状物の詰まりや割れを抑制できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、粒状物を、水平な搬送方向に沿って搬送する搬送装置であって、前記粒状物が搬送される搬送路と、前記搬送路において搬送される前記粒状物の側面を覆う側壁部と、前記搬送路において搬送される前記粒状物の上面を覆う天井部と、前記搬送路において搬送される前記粒状物へ向けて、前記搬送方向に気体を吐出する送風部と、を有する。
本願の第2発明は、第1発明の搬送装置であって、前記搬送路は、前記粒状物を支持する支持面が前記搬送方向に移動するコンベア部と、前記コンベア部よりも下流側に位置し、前記粒状物を支持する支持面が前記搬送方向に移動しない無動力部と、を有し、前記送風部は、前記コンベア部の上方から前記無動力部ヘ向けて、前記気体を吐出する。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明の搬送装置であって、前記搬送路は、前記側壁部により複数列に区切られ、前記送風部は、前記列毎に、前記気体を吐出する吐出口を有する。
本願の第4発明は、第1発明から第3発明までのいずれか1発明の搬送装置であって、前記支持面、前記側壁部、および前記天井部の少なくともいずれかを加振する振動部をさらに有する。
本願の第5発明は、第1発明から第4発明までのいずれか1発明の搬送装置であって、前記送風部からの前記気体の吐出量を制御する送風制御部をさらに有する。
本願の第6発明は、第1発明から第5発明までのいずれか1発明の搬送装置であって、前記気体は、乾燥空気である。
本願の第7発明は、粒状物を、水平な搬送方向に沿って搬送する搬送装置であって、前記粒状物が搬送される搬送路と、前記粒状物を支持する支持面と、前記搬送路において搬送される前記粒状物の側面を覆う側壁部と、前記搬送路において搬送される前記粒状物の上面を覆う天井部と、前記支持面、前記側壁部、および前記天井部の少なくともいずれかを加振する振動部と、を有する。
本願の第8発明は、第4発明または第7発明の搬送装置であって、前記振動部による振動の周波数および振幅を制御する振動制御部をさらに有する。
本願の第1発明~第6発明によれば、気体の圧力で粒状物を搬送することで、搬送中の粒状物同士の接触を抑制することができる。したがって、搬送装置における粒状物の詰まりや割れの発生を抑制することができる。
特に、本願の第3発明によれば、粒状物の詰まりや割れの発生を抑制しつつ、粒状物を複数列にわたって搬送することができる。
特に、本願の第4発明によれば、搬送装置内部で粒状物の詰まりが発生した場合、振動により粒状物と搬送装置との間に隙間を作ることで、粒状物の詰まりを解消することができる。
特に、本願の第5発明によれば、粒状物の種類に応じて気体の吐出量を増減させることで、搬送中における粒状物の詰まりや割れをより効果的に抑制することができる。
特に、本願の第6発明によれば、粒状物の吸湿性が高い場合でも、粒状物を変質させることなく、搬送中の詰まりや割れを抑制することができる。
本願の第7発明~第8発明によれば、搬送装置内部で粒状物の詰まりが発生した場合、振動により粒状物と搬送装置との間に隙間を作ることで、粒状物の詰まりを解消することができる。
特に、本願の第8発明によれば、粒状物の種類に応じて振動の周波数および振幅を増減させることで、粒状物の詰まりをより効果的に解消することができる。
錠剤搬送装置の構成を示した図である。 搬送コンベアの部分斜視図である。 1つのヘッドの下面図である。 制御部と、錠剤印刷装置内の各部との接続を示したブロック図である。 搬送路を、搬送方向に直交する平面で切断したときの断面図である。 搬送路、送風部および振動部を示した部分側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.錠剤印刷装置の全体構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る搬送装置を含む錠剤印刷装置1の構成を示した図である。この錠剤印刷装置1は、粒状物である複数の錠剤9を搬送しながら、各錠剤9の表面に、製品名、製品コード、会社名、ロゴマーク等の画像を印刷する装置である。錠剤9は、素錠(裸錠)であってもよく、あるいは、糖衣錠、フィルムコーティング錠(FC錠)等のコーティング錠であってもよい。また、錠剤9は、硬カプセル剤および軟カプセル剤を含むカプセル剤であってもよい。また、本発明における「粒状物」は、医薬品としての錠剤に限らず、健康食品としての錠剤や、ラムネ等の錠菓であってもよい。
図1に示すように、本実施形態の錠剤印刷装置1は、供給機構10、第1ドラム20、第2ドラム30、搬送コンベア40、第1カメラ50、印刷部60、第2カメラ70、乾燥機構80、排出機構90、および制御部100を備えている。
供給機構10は、錠剤印刷装置1に投入された複数の錠剤9を、第1ドラム20へ供給する機構である。本実施形態の供給機構10は、ボウルフィーダ11、シュート12、および搬送路13を有する。
ボウルフィーダ11は、複数の錠剤9を受ける円盤状のトラフ110を有する。ボウルフィーダ11は、トラフ110を振動させることにより、複数の錠剤9を移動させて、シュート12へ供給する。シュート12は、トラフ110の排出口と搬送路13との間で、円弧状に延びている。シュート12は、複数のレーンを有する。ボウルフィーダ11は、シュート12の各レーンへ錠剤9を供給する。これにより、多数の錠剤9が複数の列に整列される。すなわち、搬送方向に並ぶ錠剤9の列が、幅方向(搬送方向に直交しかつ水平な方向)に複数列形成される。そして、整列後の錠剤9が、シュート12から搬送路13へ供給される。なお、図1では、1つの列の錠剤9のみが示されている。
搬送路13は、シュート12から供給された錠剤9を、第1ドラム20まで搬送する。搬送路13は、側壁部162により複数の列に区切られ、各列において並行して複数の錠剤9を搬送する。側壁部162は、搬送路13の各列において搬送される錠剤9の側方を覆う。
また、搬送路13は、搬送方向上流側と搬送方向下流側とで、それぞれコンベア部14と無動力部15とに分かれる。したがって、シュート12から供給された錠剤9は、コンベア部14および無動力部15内を通過して搬送される。
コンベア部14は、シュート12から無動力部15へ、錠剤9を水平かつ直線状に搬送する機構である。コンベア部14は、2つのプーリ141と、2つのプーリ141に掛け渡された環状のベルト部142とを有する。2つのプーリ141の一方は、モータ(図示省略)から得られる動力により回転する。これにより、ベルト部142は、シュート12から供給された錠剤9を支持しながら、図1中の矢印の方向に回動する。他方のプーリ141は、ベルト部142の回動に伴い従動回転する。また、ベルト部142の上部には、錠剤9の列の境界に沿って延びる側壁部162が設けられている。シュート12から供給される錠剤9は、複数の列に整列された状態を側壁部162によって維持しつつ、ベルト部142の回動により、搬送方向の下流側へ搬送される。
無動力部15は、コンベア部14と第1ドラム20との間で水平かつ直線状に延びており、側壁部162によって複数の列に区切られている。コンベア部14から供給される複数の錠剤9は、無動力部15の各列へ供給される。無動力部15は、コンベア部14とは異なり、コンベア部14から供給された錠剤9を支持する支持面161が搬送方向へ移動しない。そのため、無動力部15に供給された錠剤9は、後述する送風部17から吐出される空気の圧力により、搬送方向の下流側へ進行する。そして、無動力部15の搬送方向下流側の端部から第1ドラム20へ、錠剤9が供給される。
第1ドラム20は、無動力部15から供給される複数の錠剤9を、搬送方向に一定の間隔をあけて保持しつつ搬送する機構である。第1ドラム20は、幅方向に延びる第1軸O1を中心とする略円筒状の外周面を有する。また、第1ドラム20には、図示を省略したモータが接続されている。モータを駆動させると、第1ドラム20は、第1軸O1を中心として、図1中の矢印の方向へ回転する。第1ドラム20は、その上端部付近の第1受渡位置P1から、第2ドラム30に近接する第2受渡位置P2まで、錠剤9を搬送する。
図1に示すように、第1ドラム20は、ドラム本体21と、保持リング22とを有する。保持リング22は、ドラム本体21の外周面に装着されている。保持リング22は、外周面に複数の吸着孔24を有する。また、第1ドラム20は、図示を省略した吸引機構と接続されている。吸引機構を動作させると、第1受渡位置P1と第2受渡位置P2との間の角度範囲に位置する第1ドラム20の内部空間から、気体が吸い出される。これにより、当該内部空間が、大気圧よりも低い負圧となる。無動力部15から受け渡される複数の錠剤9は、この負圧によって、保持リング22の吸着孔24に吸着保持される。
無動力部15から供給される錠剤9は、1つずつポケット23に収容されて、吸着孔24に吸着保持される。その結果、複数の錠剤9の搬送方向の間隔が、ポケット23の間隔に応じた所定の間隔となる。各錠剤9は、ポケット23内の吸着孔24に吸着保持されつつ、第1ドラム20の回転によって、第1受渡位置P1から第2受渡位置P2まで搬送される。そして、錠剤9が第2受渡位置P2を通過すると、上記の負圧に保たれた内部空間の角度範囲から外れることによって、錠剤9の吸着が解除される。これにより、第1ドラム20から第2ドラム30へ、錠剤9が受け渡される。
なお、第1受渡位置P1では、錠剤9は、押圧機構25に押圧されることにより、保持リング22のポケット23へ誘い込まれる。これにより、錠剤9の詰まりや割れを抑制しつつ、各ポケット23に錠剤9を1つずつ収容することができる。
第2ドラム30は、第1ドラム20から受け渡される錠剤9を、搬送コンベア40まで搬送する機構である。第2ドラム30は、幅方向に延びる第2軸O2を中心とする略円筒状の外周面を有する。本実施形態では、第1ドラム20の外径と、第2ドラム30の外径とが、略同一である。ただし、第1ドラム20の外径と、第2ドラム30の外径とは、相違していてもよい。第2ドラム30には、図示を省略したモータが接続されている。モータを駆動させると、第2ドラム30は、第2軸O2を中心として、第1ドラム20とは反対の向きに回転する。第2ドラム30は、第1ドラム20に近接する第2受渡位置P2から、搬送コンベア40に近接する第3受渡位置P3まで、錠剤9を搬送する。第3受渡位置P3の高さは、第1受渡位置P1および第2受渡位置P2の高さよりも高い。
図1に示すように、第2ドラム30は、ドラム本体31と、保持リング32とを有する。保持リング32は、ドラム本体31の外周面に装着されている。保持リング32は、外周面に複数の吸着孔34を有する。また、第2ドラム30は、図示を省略した吸引機構と接続されている。吸引機構を動作させると、第2受渡位置P2と第3受渡位置P3との間の角度範囲に位置する第2ドラム30の内部空間から、気体が吸い出される。これにより、当該内部空間が、大気圧よりも低い負圧となる。第1ドラム20から受け渡される複数の錠剤9は、この負圧によって、保持リング32の吸着孔34に吸着保持される。
吸着孔34に吸着保持された錠剤9は、第2ドラム30の回転によって、第2受渡位置P2から第3受渡位置P3まで搬送される。そして、錠剤9が第3受渡位置P3を通過すると、上記の負圧に保たれた内部空間の角度範囲から外れることによって、錠剤9の吸着が解除される。これにより、第2ドラム30から搬送コンベア40へ、錠剤9が受け渡される。
搬送コンベア40は、第2ドラム30から受け渡される複数の錠剤9を、吸着保持しつつ搬送する機構である。搬送コンベア40は、一対のプーリ41と、一対のプーリ41の間に架け渡された環状の搬送ベルト42とを有する。一対のプーリ41の一方は、図示を省略したモータから得られる動力により回転する。これにより、搬送ベルト42が、図1中の矢印の方向に回動する。一対のプーリ41の他方は、搬送ベルト42の回動に伴い従動回転する。
図2は、搬送コンベア40の部分斜視図である。図2に示すように、搬送ベルト42の外周面には、複数の吸着孔421が設けられている。複数の吸着孔421は、搬送方向および幅方向に、等間隔に配列されている。また、搬送コンベア40は、搬送ベルト42の内側の空間から気体を吸い出す吸引機構(図示省略)を有する。吸引機構を動作させると、搬送ベルト42の内側の空間が、大気圧よりも低い負圧となる。複数の錠剤9は、当該負圧によって、吸着孔421に1つずつ吸着保持される。
このように、複数の錠剤9は、搬送ベルト42の表面に、搬送方向よび幅方向に整列した状態で保持される。そして、搬送コンベア40は、搬送ベルト42を回動させることによって、複数の錠剤9を搬送する。後述する4つのヘッド61の下方では、複数の錠剤9は、水平方向に搬送される。
また、図1中に示すように、搬送コンベア40は、ブロー機構44を有する。ブロー機構44は、搬送ベルト42の内側、かつ、後述する排出シュート91と搬送ベルト42を介して対向する位置に、設けられている。ブロー機構44は、搬送ベルト42の複数の吸着孔421のうち、排出シュート91と対向する吸着孔421のみに、気体を吹き付ける。そうすると、当該吸着孔421が、大気圧よりも高い陽圧となる。これにより、当該吸着孔421における錠剤9の吸着が解除され、搬送ベルト42から排出シュート91を通って排出コンベアへ、錠剤9が受け渡される。
このように、本実施形態では、供給機構10、第1ドラム20、第2ドラム30、および搬送コンベア40により、錠剤9を搬送する搬送装置が構成されている。
第1カメラ50は、印刷前の錠剤9を撮影するための処理部である。第1カメラ50は、上述した第3受渡位置P3よりも搬送経路の下流側かつ印刷部60よりも搬送経路の上流側に位置する。第1カメラ50には、例えば、CCDやCMOS等の撮像素子が幅方向に配列されたラインセンサが用いられる。第1カメラ50は、搬送ベルト42により搬送される複数の錠剤9を撮影する。撮影により取得された画像は、第1カメラ50から後述する制御部100へ送信される。制御部100は、第1カメラ50から得られた画像に基づいて、各吸着孔421における錠剤9の有無、錠剤9の位置、および錠剤9の姿勢を検出する。また、制御部100は、第1カメラ50から得られた画像に基づいて、各錠剤9に欠け等の欠陥が無いかどうかの検査も行う。
印刷部60は、搬送ベルト42により搬送される錠剤9の表面に、インクジェット方式で画像を印刷する処理部である。図1に示すように、本実施形態の印刷部60は、4つのヘッド61を有する。4つのヘッド61は、搬送ベルト42の上方に位置し、錠剤9の搬送方向に沿って、一列に配置されている。4つのヘッド61は、錠剤9に向けて、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックの各色)のインク滴を吐出する。すると、これらの各色により形成される単色画像の重ね合わせによって、錠剤9の表面または裏面に、多色画像が記録される。なお、各ヘッド61から吐出されるインクには、日本薬局方、食品衛生法等で認可された原料により製造された可食性インクが使用される。
図3は、1つのヘッド61の下面図である。図3には、搬送ベルト42と、搬送ベルト42に保持された複数の錠剤9とが、二点鎖線で示されている。図3中に拡大して示したように、ヘッド61の下面には、インク滴を吐出可能な複数のノズル611が設けられている。本実施形態では、ヘッド61の下面に、複数のノズル611が、搬送方向および幅方向に二次元的に配列されている。各ノズル611は、幅方向に位置をずらして配列されている。このように、複数のノズル611を二次元的に配置すれば、各ノズル611の幅方向の位置を、互いに接近させることができる。ただし、複数のノズル611は、幅方向に沿って一列に配列されていてもよい。
ノズル611からのインク滴の吐出方式には、例えば、ピエゾ素子に電圧を加えて変形させることにより、ノズル611内のインクを加圧して吐出する、いわゆるピエゾ方式が用いられる。ただし、インク滴の吐出方式は、ヒータに通電してノズル611内のインクを加熱膨張させることにより吐出する、いわゆるサーマル方式であってもよい。
第2カメラ70は、印刷後の錠剤9を撮影するための処理部である。第2カメラ70は、印刷部60よりも搬送経路の下流側かつ乾燥機構80よりも搬送経路の上流側に位置する。第2カメラ70には、例えば、CCDやCMOS等の撮像素子が幅方向に配列されたラインセンサが用いられる。第2カメラ70は、搬送ベルト42により搬送される複数の錠剤9を撮影する。撮影により取得された画像は、第2カメラ70から後述する制御部100へ送信される。制御部100は、第2カメラ70から得られた画像に基づいて、錠剤9に印刷された画像の良否を検査する。
乾燥機構80は、錠剤9に付着したインクを乾燥させる機構である。乾燥機構80は、第2カメラ70よりも搬送経路の下流側かつ後述する排出シュート91よりも搬送経路の上流側に位置する。乾燥機構80には、例えば、搬送ベルト42により搬送される錠剤9へ向けて、加熱された気体(熱風)を吹き付ける、熱風供給機構が用いられる。錠剤9に付着したインクは、熱風により乾燥して、錠剤9の表面または裏面に定着する。
排出機構90は、搬送コンベア40から錠剤印刷装置1の外部へ、複数の錠剤9を排出するための機構である。排出機構90は、図1に示す排出シュート91と、図示を省略した排出コンベアとを有する。排出シュート91は、乾燥機構80よりも搬送経路の下流側に位置する。吸着孔421に吸着された錠剤9が、排出シュート91に対向する位置に到達すると、ブロー機構44により錠剤9の吸着が解除される。これにより、搬送ベルト42の吸着孔421から、排出シュート91を通って排出コンベアの上面へ、錠剤9が落下する。そして、落下した錠剤9が、排出コンベアによって、錠剤印刷装置1の外部へ排出される。
制御部100は、錠剤印刷装置1内の各部を動作制御するための手段である。図4は、制御部100と、錠剤印刷装置1内の各部との接続を示したブロック図である。図4中に概念的に示したように、制御部100は、CPU等のプロセッサ101、RAM等のメモリ102、およびハードディスクドライブ等の記憶部103を有するコンピュータにより構成される。記憶部103内には、印刷処理を実行するためのコンピュータプログラムCPが、インストールされている。
また、図4に示すように、制御部100は、上述したボウルフィーダ11、コンベア部14、第1ドラム20、第2ドラム30、搬送コンベア40、第1カメラ50、印刷部60、第2カメラ70、乾燥機構80、および排出機構90と、それぞれ有線または無線により通信可能に接続されている。また、制御部100は、後述するバルブ183および振動部19とも、通信可能に接続されている。制御部100は、記憶部103に記憶されたコンピュータプログラムCPやデータをメモリ102に一時的に読み出し、当該コンピュータプログラムCPに基づいて、プロセッサ101が演算処理を行うことにより、上記の各部を動作制御する。これにより、複数の錠剤9の搬送と、各錠剤9に対する印刷処理とが進行する。
<2.供給補助機構について>
<2-1.天井部について>
図5は、搬送路13のうち1つの列のみを、搬送方向に直交する平面で切断した時の断面図である。この供給機構10は、搬送路13の上方に、天井部163を有する。図5に示すように、天井部163は側壁部162と一体となっており、搬送路13において搬送される錠剤9の上面を覆う。
錠剤9は、正常な姿勢で搬送されているときには、天井部163に接触しない。しかしながら、錠剤9の姿勢が傾くと、錠剤9の一部分が天井部163に接触する。これにより、錠剤9の姿勢が過度に傾斜することが抑制される。
複数の錠剤9を連続的に搬送すると、一部の錠剤9の姿勢が傾き、後続の錠剤9が当該錠剤9の下側に潜り込んだり、当該錠剤9の上側に乗り上げたりする場合がある。その結果、後続の錠剤9の詰まりや割れが生じる。天井部163は、錠剤9の押さえの役割を果たすことで、錠剤9の姿勢が過度に傾斜することを抑制しつつ、複数の錠剤9を搬送できる。したがって、搬送路13において搬送される錠剤9の詰まりや割れが生じることを抑制できる。ここで、搬送される錠剤9の種類を変更する場合には、その形状に合わせて、錠剤9の上面と天井部163との隙間の幅を狭めるように天井部163を設計することで、錠剤9の傾斜を抑制することができる。
<2-2.送風部について>
図6は、搬送路13、送風部17および振動部19を示した部分側面図である。図6に示すように、この供給機構10は、コンベア部14の上方に、送風部17を有する。送風部17は、搬送路13の列毎に設けられている。各送風部17は、無動力部15の搬送方向上流側の端部に向かって延びる吐出口171をそれぞれ有する。
各列の送風部17は、給気配管182を介して空気源181と接続されている。また、給気配管182には、バルブ183が設けられている。バルブ183は、制御部100と電気的に接続されている。制御部100からの信号により、バルブ183が開放されると、空気源181から給気配管182を通って送風部17へ、高圧の空気が供給される。これにより、吐出口171から空気が吐出される。
各列の送風部17は、無動力部15に搬送された錠剤9に対して、搬送方向に吐出口171から空気を吐出する。錠剤9は、吐出口171から吐出された空気の圧力により、無動力部15内を滑りながら第1ドラム20まで搬送される。このとき、側壁部162および天井部163は、錠剤9を搬送方向へのみ移動させるためのガイドレールとなる。連続して搬送される複数の錠剤9は、錠剤9同士の間隔を空けた状態で第1ドラム20まで搬送される。これにより、無動力部15において錠剤9同士が接触することを防止することができる。したがって、無動力部15内における錠剤9の詰まりや割れを抑制することができる。
また、制御部100は、バルブ183の開度を変更する送風制御部100Aを有していてもよい。送風制御部100Aは、例えば、制御部100のプロセッサ101が、コンピュータプログラムCPに従って動作することにより、実現される。送風制御部100Aによりバルブ183の開度が変更されると、吐出口171からの空気の吐出量が増減する。これにより、無動力部15内における錠剤9の搬送速度および錠剤9同士の間隔を増減させることができる。また、搬送される錠剤9の種類が異なる場合でも、錠剤9の種類に応じて空気の吐出量を増減させることで、無動力部15内の複数の錠剤9を一定の間隔をあけた状態で搬送することができる。
また、供給機構10は、空気源181または給気配管182の経路上に、空気中の水分を除去する除湿器を有していてもよい。そして、送風部17は、乾燥空気を錠剤9に対して吐出し、錠剤9を搬送してもよい。これにより、錠剤9が吸湿性を有する場合に、錠剤9を変質させることなく、無動力部15内における錠剤9の詰まりや割れを抑制することができる。また、供給機構10は、空気源181または給気配管182の経路上に、空気中の粉塵を除去するフィルタを有していてもよい。
なお、送風部17から吐出される気体は、必ずしも空気でなくてもよい。例えば、送風部17は、窒素ガス等の不活性ガスを吐出するものであってもよい。
<2-3.振動部について>
図6に示したように、供給機構10は、無動力部15の上方に、振動部19を有する。振動部19は、天井部163の上面に配置されている。振動部19は、制御部100から供給される駆動電力により振動する。振動部19は、一定の周波数および振幅で振動することにより、側壁部162および天井部163を加振する。
錠剤9の上面と天井部163との隙間の幅が広い場合や、錠剤9が例えば略楕円形状である場合は、供給機構10が天井部163を備えていても、錠剤9が他の錠剤9と天井部163との間に挟まり固定されることで、錠剤9の詰まりや割れが発生することがある。この場合に、振動部19が側壁部162および天井部163を加振すると、錠剤9が固定されていた部分に隙間が生じ、錠剤9の姿勢が水平に戻る。これにより、錠剤9の詰まりを解消することができる。
また、制御部100は、振動制御部100Bを有していてもよい。振動制御部100Bは、例えば、制御部100のプロセッサ101が、コンピュータプログラムCPに従って動作することにより、実現される。振動制御部100Bは、振動部19が発生する振動の周波数および振幅を制御する。これにより、錠剤9の種類に応じて、錠剤9の詰まりを効果的に解消することができる。例えば、錠剤9が強度の高い錠剤である場合は、振動の周波数および振幅を大きくすることで、より効果的に錠剤9の詰まりを解消することができる。一方で、錠剤9が強度の低い錠剤である場合は、振動の周波数および振幅を小さくすることで、振動部19が与える振動により錠剤9が破損することなく、錠剤9の詰まりを解消することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
送風部、振動部等の各部材の形状は、本願の各図に示した形状に限定されるものではない。これらの各部材の形状は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変更してもよい。
また、上記の実施形態では、印刷部60に、4つのヘッド61が設けられていた。しかしながら、印刷部60に含まれるヘッド61の数は、1~3つであってもよく、5つ以上であってもよい。
上記の実施形態では、側壁部162と天井部163とが一体となっていた。しかしながら、天井部163と側壁部162は各々独立していてもよい。また、コンベア部14(例えば、プーリ141を支持するフレーム)と側壁部162とが一体となっていてもよく、無動力部15と側壁部162とが一体となっていてもよい。
上記の実施形態では、錠剤印刷装置1は送風部17および振動部19の両方を有していた。しかしながら、錠剤印刷装置1は、送風部17または振動部19のどちらか一方のみを有していてもよい。
上記の実施形態では、錠剤印刷装置1は振動部19の搬送方向の上流側に送風部17を有していた。しかしながら、送風部17は振動部19の搬送方向の下流側に配置されていてもよい。
上記の実施形態では、送風部17はコンベア部14の上方に設けられていた。しかしながら、送風部17は、無動力部15の上方に設けられていてもよい。同様に、上記の実施形態では、振動部19は無動力部15の上方に設けられていたが、振動部19は、コンベア部14の上方に設けられていてもよい。
上記の実施形態では、振動部19は側壁部162および天井部163を加振していた。しかしながら、振動部19は、コンベア部14の支持面161(ベルト部142の上面)または無動力部15の支持面161を加振してもよい。
また、上記の実施形態では、錠剤9に対して画像を印刷する錠剤印刷装置1について説明した。しかしながら、本発明の搬送装置は、錠剤9に対して検査を行う検査装置や、錠剤9の包装を行う包装装置に用いられるものであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
1 錠剤印刷装置
9 錠剤
10 供給機構
11 ボウルフィーダ
12 シュート
13 搬送路
14 コンベア部
15 無動力部
17 送風部
19 振動部
20 第1ドラム
21 ドラム本体
22 保持リング
23 ポケット
24 吸着孔
25 押圧機構
30 第2ドラム
31 ドラム本体
32 保持リング
34 吸着孔
40 搬送コンベア
41 プーリ
42 搬送ベルト
44 ブロー機構
50 第1カメラ
60 印刷部
61 ヘッド
70 第2カメラ
80 乾燥機構
90 排出機構
91 排出シュート
100 制御部
100A 送風制御部
100B 振動制御部
101 プロセッサ
102 メモリ
103 記憶部
110 トラフ
141 プーリ
142 ベルト部
161 支持面
162 側壁部
163 天井部
171 吐出口
181 空気源
182 給気配管
183 バルブ
421 吸着孔
611 ノズル
CP コンピュータプログラム
O1 第1軸
O2 第2軸
P1 第1受渡位置
P2 第2受渡位置
P3 第3受渡位置

Claims (8)

  1. 粒状物を、水平な搬送方向に沿って搬送する搬送装置であって、
    前記粒状物が搬送される搬送路と、
    前記搬送路において搬送される前記粒状物の側面を覆う側壁部と、
    前記搬送路において搬送される前記粒状物の上面を覆う天井部と、
    前記搬送路において搬送される前記粒状物へ向けて、前記搬送方向に気体を吐出する送風部と、
    を有する、搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置であって、
    前記搬送路は、
    前記粒状物を支持する支持面が前記搬送方向に移動するコンベア部と、
    前記コンベア部よりも下流側に位置し、前記粒状物を支持する支持面が前記搬送方向に移動しない無動力部と、
    を有し、
    前記送風部は、前記コンベア部の上方から前記無動力部ヘ向けて、前記気体を吐出する、搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の搬送装置であって、
    前記搬送路は、前記側壁部により複数列に区切られ、
    前記送風部は、前記列毎に、前記気体を吐出する吐出口を有する、搬送装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の搬送装置であって、
    前記支持面、前記側壁部、および前記天井部の少なくともいずれかを加振する振動部をさらに有する、搬送装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の搬送装置であって、
    前記送風部からの前記気体の吐出量を制御する送風制御部をさらに有する、搬送装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の搬送装置であって、
    前記気体は、乾燥空気である、搬送装置。
  7. 粒状物を、水平な搬送方向に沿って搬送する搬送装置であって、
    前記粒状物が搬送される搬送路と、
    前記搬送路において前記粒状物を支持する支持面と、
    前記搬送路において搬送される前記粒状物の側面を覆う側壁部と、
    前記搬送路において搬送される前記粒状物の上面を覆う天井部と、
    前記支持面、前記側壁部、および前記天井部の少なくともいずれかを加振する振動部と、
    を有する、搬送装置。
  8. 請求項4または請求項7に記載の搬送装置であって、
    前記振動部による振動の周波数および振幅を制御する振動制御部をさらに有する、搬送装置。
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