JP7280505B2 - 左右フランジ厚みの異なる非対称h形鋼の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、左右フランジ厚みの異なる非対称H形鋼をユニバーサル圧延によって製造する製造方法に関する。
例えばH形鋼や軌条といった各種形鋼の製造は、一般的に孔型圧延法(カリバー法)やユニバーサル圧延法によって行われることが知られている。特に近年では、均質な変形が期待でき、材質の向上や寸法精度の高精度化が図れるといった観点から、中間ユニバーサル圧延機、エッジャー圧延機、仕上圧延機を備えた圧延機列によってユニバーサル圧延法が行われている。
左右フランジ厚みの異なる非対称H形鋼は力学的利点が大きいため建築構造物や橋梁等の梁材に好適に用いられる。具体的には、地面や床面に対し一方のフランジを接地させ、他方のフランジを上方に位置するような設置態様を採った場合に、厚みが薄いフランジを接地面とし、厚みの厚いフランジを上方とすることが知られている。これは、接地面ではフランジが接地された地面(あるいは床面等)を含めた剛性となるのに対し、上方のフランジはそれ単体での剛性が求められるために、上方のフランジをより厚いものとすることが望ましいからである。このような態様により、所望の剛性の梁材を、軽量且つ少量の材料でもって製造できるため、生産性の向上やコスト削減が図られる。
しかしながら、左右フランジ厚みの異なる非対称H形鋼は断面が非対称であるがゆえ、その製造過程において歪みや曲がりといった通材不良が生じることが多く、その改善を図るために様々な技術が創案されている。
例えば特許文献1には、非対称H形鋼の圧延方法が開示され、その製造の際には曲がりが生じることが記載されている。特許文献1の技術では、一般的には非駆動である左右竪ロールを個別駆動させ、左右独立に回転速度(回転数)を調整して曲がりを抑制させている。
また、例えば特許文献2には、非対称H形鋼のユニバーサル圧延での左右竪ロールの圧延荷重が左右不均一となることで水平ロールに対するスラスト荷重がかかり、スラスト変位が生じるのを抑制する技術が開示されている。具体的には、左右のフランジの一方(片側)を冷却することで、当該フランジの圧延荷重を増加させ、水平ロールに働くスラスト荷重を低減させている。
特開平5-177201号公報 特開2006-68777号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、一般的には非駆動で従動ロールである竪ロールを駆動させるための設備の新設や改造が必要となり、設備コストの増加や設備構成の煩雑化が懸念される。また、上記特許文献2に記載の技術は、左右竪ロールの圧延荷重を揃えることを目的としており、非対称H形鋼の圧延を歪みや曲がりを生じさせることなく行うための適正条件については何ら開示されていない。
上記事情に鑑み、本発明の目的は、既存の製造設備で左右フランジ厚みの異なる非対称H形鋼を製造する場合に、被圧延材に発生する曲がり等の通材不良を抑制させ、安定的に非対称H形鋼を製造することができる技術を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明によれば、左右フランジ厚みの異なる非対称H形鋼の製造方法であって、1又は複数の中間ユニバーサル圧延機を有する中間圧延機列で行われる中間圧延工程と、仕上ユニバーサル圧延機で行われる仕上圧延工程と、を含み、前記中間圧延工程及び前記仕上圧延工程でのユニバーサル圧延は、以下の式(1)、式(2)に基づき定められる左右断面積延伸比λI/λIIに基づき、ユニバーサル圧延の圧延条件を決定し行われ、前記左右断面積延伸比λI/λIIに基づき決定される圧延条件は、ユニバーサル圧延におけるウェブ圧下率、左右フランジ圧下率、圧延前の被圧延材寸法の少なくとも1つであり、所定の寸法の被圧延材をユニバーサル圧延によって圧延造形する場合に、当該ユニバーサル圧延の各パスにおいて被圧延材が通材可能な曲がり量であるような前記左右断面積延伸比λI/λIIの適正範囲を算出し、算出された前記左右断面積延伸比λI/λIIの適正範囲を満たすように当該ユニバーサル圧延におけるウェブ圧下率、左右フランジ圧下率、圧延前の被圧延材寸法の少なくとも1つを定めることを特徴とする、非対称H形鋼の製造方法が提供される。
λI=(S10+0.5Sw0)/(S1+0.5Sw) ・・・(1)
λII=(S20+0.5Sw0)/(S2+0.5Sw) ・・・(2)
但し、Sw0:圧延前のウェブ部断面積、S10:圧延前の厚手側フランジ部断面積、S20:圧延前の薄手側フランジ部断面積、Sw:圧延後のウェブ部断面積、S1:圧延後の厚手側フランジ部断面積、S2:圧延後の薄手側フランジ部断面積、λI:厚手側の断面積延伸、λII:薄手側の断面積延伸、である。
前記左右断面積延伸比λI/λIIの適正範囲の算出は、試験圧延でのユニバーサル圧延機の圧下率の変更によって行われても良い。
前記左右断面積延伸比λI/λIIの適正範囲の算出は、前記ユニバーサル圧延の各パスにおける圧延後の被圧延材寸法別に、前記左右断面積延伸比λI/λIIと被圧延材の曲がり量γとの直線近似関係を求め、当該直線近似関係を以下の式(3)で示した場合の係数α、βを予め求め、以下の式(3)で求まる曲がり量γが被圧延材の通材可能な許容範囲に入るように、ユニバーサル圧延におけるウェブ圧下率、左右フランジ圧下率のいずれか一方を定めても良い。
γ=αλI/λII+β ・・・(3)
前記中間圧延工程及び前記仕上圧延工程は、1方向での1圧延機1パス圧延で行われても良い。
本発明によれば、既存の製造設備で左右フランジ厚みの異なる非対称H形鋼を製造する場合に、被圧延材に発生する曲がり等の通材不良を抑制させ、安定的に非対称H形鋼を製造することができる。
非対称H形鋼の製造ラインについての概略説明図である。 中間圧延機列の構成の一例を示す概略説明図である。 中間ユニバーサル圧延機のロール構成についての概略説明図である。 エッジャー圧延機のロール構成についての概略説明図である。 ユニバーサル圧延において内法拡幅量及び厚手側のフランジ厚み延伸λ1を固定し、ウェブ厚み延伸λwと薄手側のフランジ厚み延伸λ2を変化させた際の、圧延後の曲がりを数値解析したグラフである。 ユニバーサル圧延において内法拡幅量及び厚手側のフランジ厚み延伸λ1を固定し、ウェブ厚み延伸λwと薄手側のフランジ厚み延伸λ2を変化させた際の、圧延後の曲がりを数値解析したグラフである。 ユニバーサル圧延における左右非対称な被圧延材Aの断面延伸に関する模式図である。 延伸比λI/λIIと曲がり量との関係を示すグラフである。 延伸比λI/λIIと曲がり量との関係を示すグラフである。 粗圧延機に設けられる孔型の形状の一例を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。なお、本明細書における「ユニバーサル圧延機」とは、形鋼圧延時に水平ロールと竪ロールを用いて大きな延伸を伴う圧延を行う圧延機を指し、「エッジャー圧延機」とはユニバーサル圧延機と併せて用いられ極めて軽圧下な圧延を行う圧延機を指すものとし、本明細書では、それら圧延機を「圧延スタンド」あるいは単に「スタンド」と呼称する場合もある。
(製造ラインの概要)
図1は、本実施の形態にかかる圧延設備1を含む、左右フランジ厚みの異なる非対称H形鋼(いわゆる異厚H形鋼)の製造ラインTについての説明図である。図1に示すように、製造ラインTには上流側から順に、加熱炉2、粗圧延機列4、中間圧延機列5、仕上ユニバーサル圧延機8が配置されている。なお、以下では、説明のために製造ラインTにおける鋼材を、総称して「被圧延材A」と記載し、各図において適宜その形状を破線・斜線等を用いて図示する場合がある。また、本明細書では、被圧延材Aは圧延方向左右にフランジ部が位置するいわゆる「H姿勢」にて圧延造形されるものとして説明する。また、被圧延材Aの各圧延段階において、最終H形鋼製品のフランジに相当する部位をフランジ部12と呼称し、そのフランジ部12の一方を薄肉フランジ部12a、他方を厚肉フランジ部12bと呼称する場合がある。また、ウェブに相当する部分をウェブ部20と呼称する場合がある。
図1に示すように、製造ラインTでは、加熱炉2から抽出された例えばスラブやブルームといった素材11である被圧延材Aが粗圧延機列4において粗圧延される。次いで、中間圧延機列5において中間ユニバーサル圧延される。通常の場合、粗圧延機列4には例えばブレイクダウンミルや粗圧延機等が複数スタンド配置され、それらスタンドのロールには、例えば合計で4~6個程度の孔型が刻設されている。これら孔型を経由して数10パス程度のリバース圧延を行うことで左右非対称のドッグボーン形状のH形粗形材13が造形される。ここで造形されるH形粗形材13の左右のフランジに相当する部位の厚み比は、最終製品の左右フランジ厚み比を中間圧延以降で造形するに好適な比率とされる。次いで、H形粗形材13に対し中間圧延機列5において所定の圧延が行われ、左右非対称の中間材14が造形される。そして中間材14は、仕上ユニバーサル圧延機8での1方向1パス圧延の仕上圧延により最終製品形状となり、非対称H形鋼製品16が製造される。
(中間圧延機列の構成の概要)
次に、図1に示した中間圧延機列5の構成の概要について説明する。図2は中間圧延機列5の構成の一例を示す概略説明図である。なお、図2に示す構成は一例であり、本発明における中間圧延機列5の構成はこれに限定されるものではない。
図2に示すように、中間圧延機列5は7基の中間ユニバーサル圧延機U1~U7と、4基のエッジャー圧延機E1~E4から構成されている。中間ユニバーサル圧延機U1~U7は水平ロールでウェブ厚、竪ロールでフランジ厚を圧下し、最終的に略製品の厚みに圧延造形するユニバーサル圧延機である。また、エッジャー圧延機E1~E4はユニバーサル圧延機で未圧下となるフランジ先端部を整形する補助的な役割を有する圧延機である。図示の構成では、上流から順にU1~U7を配置した構成において、U1とU2の間にE1が配置され、U3とU4の間にE2が配置され、U5とU6の間にE3が配置され、U6とU7の間にE4が配置されている。このように構成される中間圧延機列5において被圧延材Aに対し1方向での1圧延機1パス圧延を施すことで中間材14は造形される。
(中間ユニバーサル圧延機の概略的な構成)
次に、図2に示した中間圧延機列5を構成する中間ユニバーサル圧延機U1~U7について説明する。図3は中間ユニバーサル圧延機U1のロール構成についての概略説明図(正面断面図)であり、(a)がロール構成の概略、(b)が圧延時の断面概略を示している。図3に示すように、中間ユニバーサル圧延機U1には、上下一対の水平ロール21、22と、左右一対の竪ロール31、32が設けられている。水平ロール21、22は、そのロール周面が被圧延材Aのウェブ部20に当接可能に構成され、そのロール側面の一部がフランジ部12(12a、12b)の内面に当接可能に構成されている。また、竪ロール31、32は、そのロール周面がフランジ部12(12a、12b)の外面に当接可能に構成されている。図示の構成では、一方の竪ロール31の周面が薄肉フランジ部12aの外面に当接し、他方の竪ロール32の周面が厚肉フランジ部12bの外面に当接する構成となっている。なお、図3では、各ロールのロール軸や圧延機筐体等の構成は図示を省略している。
図3に示す中間ユニバーサル圧延機U1では、被圧延材Aのウェブ部20に対し、水平ロール21、22の周面が当接し、当該ウェブ部20の厚み方向に対して圧下が加えられる。また、被圧延材Aのフランジ部12(12a、12b)に対し、水平ロール21、22の側面の一部が当該フランジ部12(12a、12b)の内面に当接し、フランジ部12の内側面を押し広げるような、いわゆる内法拡幅が行われる。加えて、被圧延材Aのフランジ部12(12a、12b)に対し、水平ロール21、22の側面の一部が当該フランジ部12(12a、12b)の内面に当接し、竪ロール31、32の周面がフランジ部12(12a、12b)の外面に当接し、当該フランジ部12(12a、12b)の厚み方向に対して圧下が加えられる。このようにして、被圧延材Aのフランジ部12(12a、12b)及びウェブ部20が所定の厚みに圧下される。
図3には、中間ユニバーサル圧延機U1の概略的構成を例として図示したが、中間圧延機列5に配置される7基の中間ユニバーサル圧延機U1~U7はいずれも同じようなロール構成を有している。これら中間ユニバーサル圧延機U1~U7では原則として1方向での1圧延機1パス圧延が行われ、後段の圧延機(圧延スタンド)に被圧延材Aは順次送られる。
一般的なH形鋼のユニバーサル圧延では、左右フランジ部の圧下率を等しくすることで、ユニバーサル圧延での被圧延材Aの曲がりは抑制できると考えられていた。しかしながら、本発明者らの検討によれば、圧延条件によっては左右フランジ部の圧下率が等しくても大きな曲がりが発生し、通材不良となる場合があることが分かっている。そこで本発明者らは、これら中間ユニバーサル圧延機U1~U7での圧延に関し、数値解析によって左右フランジ厚みの異なる非対称な被圧延材Aに対する圧延特性を調査し、適正な圧延条件を見出すべく鋭意検討を行った。本検討結果については、グラフ等を参照して後述する。
(エッジャー圧延機の概略的な構成)
次に、エッジャー圧延機E1~E4の概略的な構成について説明する。図4はエッジャー圧延機E1のロール構成についての概略説明図(正面断面図)である。図4に示すように、エッジャー圧延機E1には、上下一対の水平ロール41、42が設けられている。水平ロール41、42は、そのロール周面の一部が左右のフランジ部12(12a、12b)のフランジ幅方向先端部のみに当接可能に構成されている。
図4に示すエッジャー圧延機E1では、被圧延材Aの左右フランジ部12(12a、12b)の幅方向先端部のみに対し上下水平ロール41、42の周面が当接し、中間ユニバーサル圧延機U1~U7で未圧下となるフランジ部12の先端部の整形が軽圧下によって行われる。図4には、エッジャー圧延機E1の概略的構成を例として図示したが、4基のエッジャー圧延機E1~E4はいずれも同じようなロール構成を有している。このようなエッジャー圧延は、中間ユニバーサル圧延機U1~U7からなる圧延機列の任意のスタンド間で1方向1パス圧延にて行われ、一例として、図2の構成ではU1とU2の間、U3とU4の間、U5とU6の間、U6とU7の間、でそれぞれ行われる。
(非対称な被圧延材Aのユニバーサル圧延での圧延特性)
本発明者らは、略H形形状の非対称な被圧延材Aに対し、例えば中間ユニバーサル圧延機U1~U7において内法拡幅を伴うユニバーサル圧延を行う場合に関し、その圧延特性の検討を行った。ユニバーサル圧延における曲がりの発生は、左右非対称の被圧延材Aの断面内の延伸分布に起因すると考えられる。例えば、左右フランジ部12(12a、12b)の圧下率を等しくした場合であっても、ウェブ部20の圧下率との関係によっては、断面内の延伸分布が変化し、曲がりが発生しまう可能性があると推定される。
図5、図6は、ユニバーサル圧延において内法拡幅量及び厚手側のフランジ厚み延伸λ1を固定し、ウェブ厚み延伸λwと薄手側のフランジ厚み延伸λ2を変化させた際の、圧延後の曲がりを数値解析したグラフである。なお、図5と図6では条件が異なっており、図5では、圧延後の被圧延材寸法をウェブ高497.4mm、フランジ幅214mm、ウェブ厚8.6mm、厚手側フランジ厚24.1mm、薄手側フランジ厚17.3mm、内法拡幅8mm、とし、図6では、圧延後の被圧延材寸法をウェブ高486.9mm、フランジ幅206mm、ウェブ厚5.3mm、厚手側フランジ厚12.1mm、薄手側フランジ厚8.8mm、内法拡幅4mm、とした。また、曲がり量は、ユニバーサル圧延後の下流側1.5m位置での曲がり量(mm)にて薄手側への曲がりを正(+)として評価を行った。
図5、6に示すように、いずれの条件下でも、厚手側のフランジ厚み延伸λ1と、薄手側のフランジ厚み延伸λ2が同じ場合であっても、曲がりが生じている。また、厚手側のフランジ厚み延伸λ1と、薄手側のフランジ厚み延伸λ2が同じ条件下において、ウェブ厚み延伸λwが変化すると曲がり量も変わる傾向があることが分かる。このような図5、6に示した解析結果から、本発明者らは、ユニバーサル圧延における被圧延材Aの曲がり発生評価について、フランジ部12のみならず、ウェブ部20も含めた統一的な断面積延伸にて評価を行う必要があることを見出した。そこで、被圧延材Aの断面全体において、厚手側の断面積延伸をλI、薄手側の断面積延伸をλIIと規定し、これらの比である左右断面積延伸比「λI/λII」(以下、単に延伸比λI/λIIとも記載)を用いて曲がり発生の評価を行うことを創案した。
ここで、上記延伸比「λI/λII」について模式図を参照して説明する。図7は、ユニバーサル圧延における左右非対称な被圧延材Aの断面延伸に関する模式図であり、被圧延材断面形状について圧延前(破線)と圧延後(実線)を重ねて模式的に図示したものである。圧延前のウェブ部断面積をSw0、圧延前の厚手側フランジ部断面積をS10、圧延前の薄手側フランジ部断面積をS20とし、圧延後のウェブ部断面積をSw、圧延後の厚手側フランジ部断面積をS1、圧延後の薄手側フランジ部断面積をS2とし、被圧延材Aにおける厚手側の断面積延伸をλI、薄手側の断面積延伸をλIIとすると、これらλI、λIIは以下の式(1)、(2)で表される。なお、被圧延材Aの断面における厚手側と薄手側とは、ウェブ部20の高さ中心線(図7中の一点鎖線O)を基準に左右で分けるものとする。
λI=(S10+0.5Sw0)/(S1+0.5Sw) ・・・(1)
λII=(S20+0.5Sw0)/(S2+0.5Sw) ・・・(2)
本発明者らは、上記式(1)、(2)で規定される厚手側の断面積延伸λI、薄手側の断面積延伸λIIを用い、パラメータとして延伸比「λI/λII」を導入し、曲がり量と延伸比λI/λIIとの関係を導出した。図8、9は延伸比λI/λIIと曲がり量との関係を示すグラフであり、図8は圧延後の被圧延材寸法をウェブ高497.4mm、フランジ幅214mm、ウェブ厚8.6mm、厚手側フランジ厚24.1mm、薄手側フランジ厚17.3mm、内法拡幅8mm、との条件での関係、図9は圧延後の被圧延材寸法をウェブ高486.9mm、フランジ幅206mm、ウェブ厚5.3mm、厚手側フランジ厚12.1mm、薄手側フランジ厚8.8mm、内法拡幅4mm、との条件での関係である。また、曲がり量は、ユニバーサル圧延後の下流側1.5m位置での曲がり量(mm)とし、薄手側への曲がりを正(+)としている。
図8、9に示すように、いずれの条件下でも、延伸比λI/λIIと曲がり量には一定の相関関係があり、当該関係は直線近似が可能である。即ち、曲がり量をγとすると、以下の式(3)を延伸比λI/λIIと曲がり量との関係式(線形近似式)として規定することができる。
γ=αλI/λII+β ・・・(3)
即ち、係数α、βを圧延条件ごとに求めることで、上記式(3)に基づき曲がり量γを予測することが可能である。
(曲がりを抑制・許容範囲内とする圧延条件)
以上の知見から、ユニバーサル圧延の各パスにおいて、曲がりの発生を抑える(あるいは許容範囲内とする)ことが可能な延伸比λI/λIIの数値範囲が求まる。即ち、圧下率条件が異なる複数の条件下においても、延伸比λI/λIIを、予め求めた所定の好適な数値範囲内に収めるといった手段により、容易に被圧延材Aの曲がりを抑えた安定的な圧延条件を見出すことができる。
圧延条件を定める方法としては、例えば、ユニバーサル圧延を実施するに際し、圧延後の断面形状が決まっている場合に、上記式(3)における係数α及びβを数値計算等により求め、曲がり量γが所定の数値範囲内(許容範囲内)になるように圧延条件(ウェブ圧下率、左右フランジ圧下率、圧延前の被圧延材寸法、パススケジュール等)を決定する。係数α、βを求めるにあたっては、圧延条件を網羅的に変化させる必要はなく、延伸比λI/λIIに着目すれば良い。即ち、延伸比λI/λIIを変化させる方法として、ウェブ圧下率、左右フランジ圧下率のうち変更しやすい条件を変化させれば良く、これにより効率的に好適な条件を求めることが可能である。
また、別の方法として、所定の断面形状の被圧延材A(粗形材)のユニバーサル圧延を行う場合に、試験圧延等を実施し、曲がり量γが所望の数値範囲内となるような延伸比λI/λIIを求め、それに基づき圧延条件(ウェブ圧下率、左右フランジ圧下率、圧延前の被圧延材寸法、パススケジュール等)を決定しても良い。例えば、仕上厚みは製品のフランジ厚と異なる厚みとなることを許容し、曲がりが許容範囲内となる左右フランジ部圧下率、及びその条件での延伸比λI/λIIを求める。その後、所望の製品フランジ厚が得られるフランジ部圧下率で、延伸比λI/λIIが適正条件を満たすように、ウェブ圧下率を適正化することが考えられる。これにより、曲がりを抑え、通材不良等の発生しない条件でユニバーサル圧延を実施することができる。なお、より詳細で具体的な方法については、実施例にて後述する。
ここで、ウェブ圧下率を適正化する場合には、ユニバーサル圧延の前段階工程である粗圧延工程(図1の粗圧延機列4参照)で圧延造形された後の粗形材(図1のH形粗形材13)のウェブ厚を調整することで適正化を図ることが好ましい。図10は、粗圧延機列4を構成する粗圧延機に設けられる孔型の形状の一例を示す概略図である。図10に示すように、一般的な粗圧延機における圧延造形は上下孔型ロール51、52を用いた孔型圧延により行われる。
粗圧延機における孔型形状は予め定まった形状であり、例えば、図10のように、上孔型ロール51と下孔型ロール52によって構成される所定形状の孔型Kが用いられる。そのため、被圧延材Aのフランジ厚を変えて圧延造形するためには孔型形状を変える必要があり生産性等の観点から非効率であるのに対し、ウェブ厚を変えて圧延造形する場合には上孔型ロール51と下孔型ロール52のロール隙を変えるだけで済むといった特性がある。即ち、生産性等の観点から、ユニバーサル圧延における曲がりの抑制を行うためには、上記式(3)における曲がりγが所望の数値範囲内となるように、ひいては延伸比λI/λIIが適正範囲となるように、ウェブ圧下率を適正化するのが1つの方法であり、その際には、粗圧延機に設けられた孔型のロール隙を調整することで、粗形材のウェブ厚を好適な厚みとするように圧延条件の設計を行うことが好ましい。なお、図1に示したように、粗圧延機列4が複数の粗圧延機から構成される場合には、ユニバーサル圧延に導入される粗形材のウェブ厚を好適な厚みとすることが好ましいとの観点から、複数の粗圧延機のうち、最終の粗圧延機に設けられた孔型のロール隙を調整し、ウェブ厚の調整を行うことが望ましい。
(作用効果)
以上、図5~図10を参照して説明したように、左右非対称な被圧延材Aに対しユニバーサル圧延を行う場合に、左右断面積延伸比「λI/λII」とのパラメータを導入し、当該延伸比λI/λIIと曲がり量との関係に基づき、延伸比λI/λIIの数値が曲がり量を抑えるための適正範囲となるように圧延条件を設計することで、ユニバーサル圧延時に被圧延材Aに発生する曲がり等の通材不良を抑制させ、安定的に非対称H形鋼を製造することができる。
このときの圧延条件の設計については、例えば予め決められた製品寸法(圧延後の断面形状)に基く被圧延材形状に基づき試験圧延を行い、曲がりの発生しないような試験圧延の結果から延伸比λI/λIIの適正値を導出し、延伸比λI/λIIが導出された適正値を満たすように操業を行っても良い。また、上記式(3)で示した関係に基づき、係数α及びβを数値計算等により求め、パススケジュールを決定しても良い。延伸比λI/λIIが導出された適正値を満たし、且つ、所望の製品寸法形状が得られるパススケジュール、即ち、粗圧延仕上のウェブ厚、及び、各パスのウェブ圧下率、左右フランジの圧下率で操業を行っても良い。また、上記式(3)で示した関係に基づき、係数α、βを数値計算やモデル実験により求め、適正な延伸比λI/λIIを求めても良い。
以上、本発明の実施の形態の一例を説明したが、本発明は図示の形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施の形態では、本発明技術を中間ユニバーサル圧延機U1~U7に適用する場合を例示して説明したが、本発明の適用範囲はこれに限られるものではない。即ち、本発明技術はユニバーサル圧延機に全般的に適用可能であり、中間ユニバーサル圧延機U1~U7に限らず、仕上ユニバーサル圧延機8に適用することも可能である。また、中間圧延機列5を構成する任意のスタンドに適用しても良く、全てのスタンドに適用しても良い。また、エッジャー圧延機E1~E4の構成についても、図4に例示した構成以外のものを用いる場合にも適用できる。また、素材としては矩形断面のスラブやブルームのほか、連続鋳造されたビームブランクといった素材を使用して非対称H形鋼を製造する場合にも適用できる。
上記実施の形態で図1~4を参照して説明した構成の製造ラインTにおいて、左右フランジ厚みの異なる非対称な被圧延材(ウェブ高494mmフランジ幅200mmウェブ厚6mm厚手フランジ厚13mm薄手フランジ厚9mm)を圧延造形する場合に、先ず、第1の試験圧延(比較例1)として以下の表1に示す、粗仕上形状(粗形材の形状)、パススケジュールにより圧延条件を設計し、圧延造形を行った。ウェブ内法は水平ロールの胴幅を変更することで設定し、左右断面積延伸比λI/λIIを算出するためのフランジ幅は、「製品フランジ幅(200mm)+各パスのウェブ厚-製品ウェブ厚(6mm)」と仮定した。
Figure 0007280505000001
表1に示す圧延条件では、U3における被圧延材の曲がりが大きく、U4以降は通材不可となり圧延が困難であった。このような事象に鑑み、曲がりの発生を抑制させるためにパススケジュールを一部変更し、U2以降での薄手側のフランジ厚を変更した圧延条件を設計し、第2の試験圧延(比較例2)として圧延造形を行った。以下の表2は第2の試験圧延の圧延条件である。
Figure 0007280505000002
表2に示す圧延条件では、曲がりが抑制され、通材不良は発生せずに圧延造形が行われたが、一方で、薄手側のフランジ厚が所望の値9mmに対し9.5mmと厚く造形された。
そして、圧延造形後の寸法を所望の値にし、且つ、曲がりの発生を抑制させることができるようなパススケジュールを設計するにあたり、上記比較例2において算出されたλI/λIIに基づくパススケジュール設計を行い、実施例1として圧延造形を行った。以下の表3は本発明技術を適用した実施例1の圧延条件である。
Figure 0007280505000003
実施例1の具体的な圧延条件は、上記試験圧延1の圧延条件を参照し、U2、U3における延伸比λI/λIIが上記試験圧延2から算出した値と略同じ値となるようにウェブ圧下率を適正化したものである。ウェブ圧下率を適正化するために、上記実施の形態で説明したように、粗仕上のウェブ厚を比較例1、2の値(33.6mm)とは異なる値(23.6mm)とした。
表3に示す実施例1の圧延造形では、曲がりが抑制され、通材不良は発生せずに圧延造形が行われ、最終的な断面形状も所望の寸法であった。即ち、試験圧延(比較例1、2)に基づき適正な延伸比λI/λIIの値を算出し、それを操業時のユニバーサル圧延に適用して圧延条件設計を行うことで、曲がり等を抑制しつつ所望の寸法形状の左右非対称な被圧延材を圧延造形することができ、その結果、安定的に非対称H形鋼を製造できることが分かった。
また、実施例2として、上記実施例1と同じ粗圧延孔型から導出された被圧延材を用いて寸法の異なる左右非対称な被圧延材の圧延造形を行った。具体的には、圧延後寸法を「ウェブ高494mmフランジ幅200mmウェブ厚6mm厚手フランジ厚12mm薄手フランジ厚9mm」を以下の表4に示す圧延条件で、適正な延伸比λI/λIIを満たすように圧延造形を行った。その結果、曲がり等を抑制しつつ所望の寸法形状の左右非対称な被圧延材を圧延造形することができ、その結果、安定的に非対称H形鋼を製造できることが分かった。
Figure 0007280505000004
本発明は、左右フランジ厚みの異なる非対称H形鋼をユニバーサル圧延によって製造する製造方法に適用できる。
1…圧延設備
2…加熱炉
4…粗圧延機列
5…中間圧延機列
8…仕上ユニバーサル圧延機
11…素材
12…フランジ部
12a…薄肉フランジ部
12b…厚肉フランジ部
13…H形粗形材
14…中間材
16…非対称H形鋼製品
20…ウェブ部
21、22…(中間ユニバーサル圧延機の)水平ロール
31、32…(中間ユニバーサル圧延機の)竪ロール
41、42…(エッジャー圧延機の)水平ロール
51…上孔型ロール
52…下孔型ロール
U1~U7…中間ユニバーサル圧延機(中間ユニバーサル圧延スタンド)
E1~E4…エッジャー圧延機
A…被圧延材
T…製造ライン
K…孔型

Claims (4)

  1. 左右フランジ厚みの異なる非対称H形鋼の製造方法であって、
    1又は複数の中間ユニバーサル圧延機を有する中間圧延機列で行われる中間圧延工程と、
    仕上ユニバーサル圧延機で行われる仕上圧延工程と、を含み、
    前記中間圧延工程及び前記仕上圧延工程でのユニバーサル圧延は、以下の式(1)、式(2)に基づき定められる左右断面積延伸比λI/λIIに基づき、ユニバーサル圧延の圧延条件を決定し行われ
    前記左右断面積延伸比λI/λIIに基づき決定される圧延条件は、ユニバーサル圧延におけるウェブ圧下率、左右フランジ圧下率、圧延前の被圧延材寸法の少なくとも1つであり、
    所定の寸法の被圧延材をユニバーサル圧延によって圧延造形する場合に、
    当該ユニバーサル圧延の各パスにおいて被圧延材が通材可能な曲がり量であるような前記左右断面積延伸比λI/λIIの適正範囲を算出し、
    算出された前記左右断面積延伸比λI/λIIの適正範囲を満たすように当該ユニバーサル圧延におけるウェブ圧下率、左右フランジ圧下率、圧延前の被圧延材寸法の少なくとも1つを定めることを特徴とする、非対称H形鋼の製造方法。
    λI=(S10+0.5Sw0)/(S1+0.5Sw) ・・・(1)
    λII=(S20+0.5Sw0)/(S2+0.5Sw) ・・・(2)
    但し、Sw0:圧延前のウェブ部断面積、S10:圧延前の厚手側フランジ部断面積、S20:圧延前の薄手側フランジ部断面積、Sw:圧延後のウェブ部断面積、S1:圧延後の厚手側フランジ部断面積、S2:圧延後の薄手側フランジ部断面積、λI:厚手側の断面積延伸、λII:薄手側の断面積延伸、である。
  2. 前記左右断面積延伸比λI/λIIの適正範囲の算出は、
    試験圧延でのユニバーサル圧延機の圧下率の変更によって行われることを特徴とする、請求項1に記載の非対称H形鋼の製造方法。
  3. 前記左右断面積延伸比λI/λIIの適正範囲の算出は、
    前記ユニバーサル圧延の各パスにおける圧延後の被圧延材寸法別に、前記左右断面積延伸比λI/λIIと被圧延材の曲がり量γとの直線近似関係を求め、
    当該直線近似関係を以下の式(3)で示した場合の係数α、βを予め求め、
    以下の式(3)で求まる曲がり量γが被圧延材の通材可能な許容範囲に入るように、ユニバーサル圧延におけるウェブ圧下率、左右フランジ圧下率のいずれか一方を定めることを特徴とする、請求項1に記載の非対称H形鋼の製造方法。
    γ=αλI/λII+β ・・・(3)
  4. 前記中間圧延工程及び前記仕上圧延工程は、1方向での1圧延機1パス圧延で行われることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の非対称H形鋼の製造方法。
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