JP6417991B2 - フランジを有する形鋼のエッジャー圧延機 - Google Patents
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Description
各ロールにおいては前記駆動軸の先端から順に拘束ロール、フランジ圧下ロール、鍔部ロールが位置しても良い。
また、鍔部ロール90は図示しない鍔位置設定機構によりスプライン構造92に沿って駆動軸82の軸方向に自在に移動可能に構成され、フランジ対応部12の厚みの変化に応じて移動する。この鍔部ロール90は、その一方の側面がフランジ対応部12の外側面の一部(フランジ先端部近傍の一部)に当接するような位置に設定される。
このようなロール構成により、本実施の形態に係るエッジャー圧延機9では、拘束ロール80の側面、フランジ圧下ロール88の円周面及び鍔部ロール90の側面の3つのロールによってフランジ対応部12を囲う略袋孔形状にロールが構成される。エッジャー圧延機9においては、フランジ対応部12がこの略袋孔形状に構成されたロールによってエッジング圧延される。
また、フランジ対応部12の4箇所の先端部それぞれに対応して片持ち式のロール(上左ロール9a1、上右ロール9a2、下左ロール9b1、下右ロール9b2)が設けられている。これらの各ロールは上述したように拘束ロール80、フランジ圧下ロール88及び鍔部ロール90の3つのロールから構成されており、拘束ロール80のロールフランジ片幅dはフランジ対応部12の片幅に応じて好適に設定され、鍔部ロール90の位置はフランジ対応部12の厚みに応じて好適に設定される。これにより、拘束ロール80の側面、フランジ圧下ロール88の円周面及び鍔部ロール90の側面の3つのロールによってフランジ対応部12を囲う略袋孔形状となるようなロールが構成され、フランジ対応部12の先端部のエッジング圧延が好適な条件で実施される。即ち、エッジャー圧延機9においてフランジ対応部12に対し幅圧下や端面の鍛錬や整形を施す際に、フランジ対応部12の座屈・転倒といった形状不良を回避することができ、従来に比べフランジ幅精度とウェブ中心位置精度の高い形鋼製品を製造することが可能となる。
なお、このような形状は拘束ロール80の側面のみに適用されても良く、鍔部ロール90の側面のみに適用されても良く、更には両方の側面について適用されても良い。
3…加熱炉
4…粗圧延機
5…中間ユニバーサル圧延機
7…斜行ロール圧延機
8…仕上ユニバーサル圧延機
9…エッジャー圧延機
9a…エッジャー圧延機の上ロール
9a1…上左ロール
9a2…上右ロール
9b…エッジャー圧延機の下ロール
9b1…下左ロール
9b2…下右ロール
10…ウェブ対応部
11…スラブ
12…フランジ対応部
13…H形粗形材
14…第1中間材(中間ユニバーサル圧延機で造形された直後)
15…第2中間材(斜行ロール圧延機でウェブ内幅を拡幅した直後)
16…H形鋼製品
30、31…中間ユニバーサル圧延機の水平ロール
34、35…中間ユニバーサル圧延機の竪ロール
38…中間ユニバーサルの水平ロールの周面左右両端に設けた凹部
40…与肉部
50、51…上斜行ロール
54、55…下斜行ロール
60、61…仕上ユニバーサル圧延機の胴幅可変水平ロール
60a、60b…胴幅可変上水平ロールの左右対
61a、61b…胴幅可変下水平ロールの左右対
64、65…仕上ユニバーサル圧延機の竪ロール
80…拘束ロール
82…駆動軸
84…ベアリング(軸受)
85…偏心リング
88…フランジ圧下ロール
90…鍔部ロール
92…スプライン構造
A1…第1駆動中心軸
A2…第2駆動中心軸
PL…ピッチライン
γ…フランジ対応部の傾斜角度
Claims (5)
- フランジを有する形鋼の製造において、被圧延材のフランジ対応部の先端部を鍛錬・圧下するエッジャー圧延機であって、
ピッチラインに対して上下対称な上ロール対及び下ロール対を備え、
前記上ロール対は圧延機中心に対して左右対称な上左ロール及び上右ロールからなり、
前記下ロール対は圧延機中心に対して左右対称な下左ロール及び下右ロールからなり、
前記上左ロール、上右ロール、下左ロール及び下右ロールのロール軸は、圧延時に当該各ロールが当接する前記フランジ対応部の傾斜角度と同じ角度だけ傾斜して構成され、
前記上左ロール、上右ロール、下左ロール及び下右ロールは、
エッジング圧延において被圧延材のウェブ対応部の一部に円周面が当接される拘束ロールと、
エッジング圧延において被圧延材のフランジ対応部の先端部に円周面が当接されるフランジ圧下ロールと、
エッジング圧延において被圧延材のフランジ対応部の外側面の一部に当接される鍔部ロールと、を同一の駆動軸に支持された構成にて備え、
当該上左ロール、上右ロール、下左ロール及び下右ロールは、前記拘束ロールの側面、前記フランジ圧下ロールの円周面及び前記鍔部ロールの側面の3つのロールによって被圧延材のフランジ対応部を囲う略袋孔形状に構成されることを特徴とする、エッジャー圧延機。 - 前記拘束ロールと前記フランジ圧下ロールは一体的に構成され、
前記フランジ圧下ロール及び前記鍔部ロールは同一の第1駆動中心軸を中心として回動自在に構成され、
前記拘束ロールは前記第1駆動中心軸とは異なる第2駆動中心軸を中心として回動自在に構成され、
前記鍔部ロールは前記駆動軸に沿って位置を変更自在に構成されることを特徴とする、請求項1に記載のエッジャー圧延機。 - 前記上左ロール、上右ロール、下左ロール及び下右ロールは片持ち式ロールであり、
各ロールにおいては前記駆動軸の先端から順に拘束ロール、フランジ圧下ロール、鍔部ロールが位置することを特徴とする、請求項1又は2に記載のエッジャー圧延機。 - 前記拘束ロールの内部には、前記駆動軸に軸受を介して回動自在且つ任意の位置で固定可能な偏心リングが設けられ、
前記偏心リングは、偏心リング位置設定装置によってその位置を変更自在に構成され、前記拘束リングの中心軸である第2駆動中心軸及び当該拘束リングの孔深さは、前記偏心リングの位置に応じて変更されることを特徴とする、請求項2又は3に記載のエッジャー圧延機。 - エッジング圧延において被圧延材のフランジ対応部の先端部側面に対向する前記拘束ロール及び/又は前記鍔部ロールの側面部は、前記フランジ対応部の先端部に向かうにつれて当該先端部側面との距離が近接するテーパー形状を有することを特徴とする、請求項2〜4のいずれか一項に記載のエッジャー圧延機。
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