JP5929542B2 - 溝形鋼の圧延方法及び圧延設備 - Google Patents

溝形鋼の圧延方法及び圧延設備 Download PDF

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Description

本発明は、ウェブの両端にフランジを有する溝形鋼を圧延によって製造するための溝形鋼の圧延方法及び圧延設備に関する。
溝形鋼はU字形の断面を有する形鋼であり(図1参照)、例えば建築構造物の柱や梁等に使用される。一般的な溝形鋼はフランジの先端ほど厚みが薄くなるテーパが付与されているが、フランジにテーパがなく厚みが均一な平行フランジ溝形鋼も製造されている。平行フランジ溝形鋼は、2つを向かい合わせに溶接して正方形断面とすることで、高層建築物や超高層建築物等の柱材である角形鋼管柱として使用することができる。
溝形鋼は熱間圧延によって製造される場合が多く、矩形断面等の素材鋼片を加熱した後に、多数の孔型を使って圧延し、製品断面形状の形鋼に仕上げる方法が多く用いられている。ところが、このような孔型圧延を用いた溝形鋼の製造方法では、溝形鋼に接触する孔型ロールの半径が幅方向の位置によって異なるため、圧延材とロール周速の差が大きな部位が発生し、表面品質が悪化しやすいという問題があった。また、フランジ厚が先端ほど薄いテーパを付与する必要があり、フランジ厚が一定の溝形鋼を製造することが困難であった。
そこで、これらの問題を解決するために、特許文献1には、H形鋼の熱間圧延に適用されているユニバーサル圧延機を利用した圧延方法と圧延設備が考案されている。この技術は、図7に示すユニバーサル圧延機102と、図8に示す整形圧延機104とを用いて溝形鋼を製造するものである。ユニバーサル圧延機102は、図7に示すように、圧延材100のウェブ100a及びフランジ100bを厚み方向に圧下する上下一対の水平ロール106a、106b及び左右一対の堅ロール108a、108bを有する。整形圧延機104は、図8に示すように、フランジ100bの幅を圧下する上下一対のロール110a、110bを有する。
また、特許文献2には、ユニバーサル圧延機を2台用いた外法一定平行フランジ溝形鋼の圧延方法と圧延設備が開示されている。この技術は、一方のユニバーサル圧延機で溝形鋼の厚みを圧下し、エッジャ圧延機でフランジの両端を圧下した後、他方のユニバーサル圧延機112でウェブ高さとフランジ幅を同時に圧下することにより(図9参照)、断面形状の良好な外法一定平行フランジ溝形鋼を製造しようとするものである。他方のユニバーサル圧延機112は、図9に示すように、圧延材100のウェブ100aを厚み方向に圧下し、同時にフランジ100bを幅方向に圧下する上下一対の水平ロール114a、114b及び左右一対の堅ロール116a、116bを有する。下側の水平ロール114bは、2個一組のロール115、115で構成され、これらロール115、115間の間隔を調整可能となっている。
特公昭51−23270号公報 特許第2970504号公報
特許文献1記載の技術によれば、ロール周速と圧延される材料の速度差を小さくすることができるため、表面品質が格段に向上する。さらに、H形鋼と同様の圧延を行うことから、フランジ厚にテーパを付与する必要がなく、フランジ厚が先端まで一定の溝形鋼を製造することが可能となる。また、特許文献2記載の技術によれば、ウェブ高さを2台目のユニバーサル圧延機112で圧下することにより、フランジ厚が異なる製品のウェブ高さを等しくすることができるため、外法一定の溝形鋼が製造できる。
ところで、図10に示すように、上下一対の水平ロール118a、118bと左右一対の堅ロール120a、120bとを有する一般的なユニバーサル圧延機122を用いた溝形鋼のユニバーサル圧延では、フランジ100bと反対側の水平ロール118bと堅ロール120a、120bとの隙間に盛り上がり100cが発生し、溝形鋼の製品外面が平坦にならない問題や、圧延途中で発生した盛り上がり100cがその後の圧延でラップ疵になる問題を生じることがあった。
これらの問題に対して、特許文献1では、図8に示すように、圧延材100のコーナー部にV字状の孔型124を設け、盛り上がり100cの形状を適正化することでラップ疵の発生を防止している。しかし、盛り上がり100c自体は残るため、仕上圧延後の製品外面が平坦にならない場合がある。
一方、特許文献2では、1台目のユニバーサル圧延機とエッジャミルによる往復圧延において、エッジャミルの平坦なロールで盛り上がりを圧下し、さらに2台目のユニバーサル圧延機112の各ロールを図9に示すような形状とし、圧延材100外面のコーナー部を竪ロール116a、116bで成形することで盛り上がり100cの発生を防止しようとしている。しかしながら、本発明者らの検討によれば、1台目のユニバーサル圧延機で生じた盛り上がり100cはエッジャ圧延機で圧延しても平坦化できないことが多く、無理に平坦化しようとすると盛り上がり100cの内側に凹み100dが発生する(図11参照)。さらに、後の圧延で凹みが閉塞してラップ疵が発生する場合もある。このような凹み100dやラップ疵は、最後に2台目のユニバーサル圧延機112で圧延しても消去することができず、製品に残存して不良品となる場合が多い。
本発明は、上記従来の問題を考慮してなされたものであり、寸法精度と表面品質を良好にすることができる溝形鋼の製造方法と圧延設備を提供することを目的とする。
本発明に係る溝形鋼の圧延方法は、U形断面に粗成形された圧延材のウェブ及び該ウェブの両端に屈曲形成されたフランジを圧下して溝形鋼を圧延する溝形鋼の圧延方法であって、前記圧延材に対して、第1のユニバーサル圧延機を用いて、フランジ全体の厚みと両端部を除くウェブの厚みとを圧下する工程と、第2のユニバーサル圧延機を用いて、ウェブとの境界コーナー部近傍を除くフランジの厚みとウェブ全体の厚みとを圧下する工程と、エッジャ圧延機を用いて、フランジ幅を圧下する工程とを、それぞれ1回以上実施して前記圧延材を所望の断面形状にする圧延工程と、前記圧延工程によって所望の断面形状に成形された圧延材に対して仕上圧延を行うことにより、目標とする製品断面形状の溝形鋼を得る仕上圧延工程とを実行することを特徴とする。
また、本発明に係る溝形鋼の圧延設備は、U形断面に粗成形された圧延材のウェブ及び該ウェブの両端に屈曲形成されたフランジを圧下して溝形鋼を圧延する溝形鋼の圧延設備であって、両端部を除くウェブの厚みを圧下する上下一対の水平ロールと、フランジの外面全体を圧下する左右一対の堅ロールとを有する第1のユニバーサル圧延機と、ウェブ全体の厚みを圧下する上下一対の水平ロールと、ウェブとの境界コーナー部近傍を除くフランジの厚みを圧下する左右一対の堅ロールとを有する第2のユニバーサル圧延機と、フランジ幅を圧下するロールを有するエッジャ圧延機とをそれぞれ1台以上備えた圧延機群を有することを特徴とする。
このような方法及び装置によれば、複数のユニバーサル圧延機でウェブとフランジの厚みを圧下しながら、ウェブとフランジとの境界コーナー部(外面コーナー部)を異なる方向、すなわち垂直方向と水平方向から交互に圧下することにより、ウェブの膨らみ、凹み及びラップ疵の発生を防止して、厚みが均一で良好な断面形状を有する溝形鋼を製造することができる。また、複数のユニバーサル圧延機でウェブとフランジの厚みを圧下することができるので、中間圧延工程で往復圧延するパス数を少なくすることができ、圧延能率を大幅に向上させることができる。
当該圧延方法において、前記圧延工程では、前記第1のユニバーサル圧延機を用いた工程と、前記第2のユニバーサル圧延機を用いた工程と、前記エッジャ圧延機を用いた工程とについて、各工程を所定の順序で1回ずつ行うことを1パスとして、1パス以上の圧延を行うとよい。これにより、圧延材を後段の仕上圧延工程での圧延に適した所望の断面形状へと円滑に成形することができる。
本発明によれば、複数のユニバーサル圧延機でウェブとフランジの厚みを圧下しながら、ウェブとフランジとの境界コーナー部(外面コーナー部)を垂直方向と水平方向から交互に圧下することにより、外面コーナー部の内側に発生する凹みを防止して、表面品質と寸法精度の良好な溝形鋼を製造することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る圧延方法で製造される溝形鋼の断面形状の一例を示す説明図である。 図2は、図1に示す溝形鋼を製造する圧延設備の一例を示す構成図である。 図3は、第1の粗ユニバーサル圧延機で圧延材を圧延している状態を示す断面説明図である。 図4は、エッジャ圧延機で圧延材を圧延している状態を示す断面説明図である。 図5は、第2の粗ユニバーサル圧延機で圧延材を圧延している状態を示す断面説明図である。 図6は、仕上ユニバーサル圧延機で圧延材を圧延している状態を示す断面説明図である。 図7は、従来技術に係るユニバーサル圧延機で圧延材を圧延している状態を示す断面説明図である。 図8は、従来技術に係る整形圧延機で圧延材を圧延している状態を示す断面説明図である。 図9は、別の従来技術に係るユニバーサル圧延機で圧延材を圧延している状態を示す断面説明図である。 図10は、従来の一般的なユニバーサル圧延機で圧延材を圧延している状態を示す断面説明図である。 図11は、従来技術に係る圧延設備で圧延された溝形鋼の断面形状を示す説明図である。
以下、本発明に係る溝形鋼の圧延方法について、この方法を実施する圧延設備との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
上記の従来技術(図7〜図11参照)で問題となったウェブ100a外面の凹み100dを解決するため、本発明者らは種々の検討を実施した。その結果、2台のユニバーサル圧延機でウェブ100aとフランジ100bの厚みを実質的に圧下しながら外面コーナー部を異なる方向から交互に圧下することにより、凹み100dやラップ疵を防止できることを見いだした。そこで、このような圧延を実施可能な圧延ロールの形状や圧延方法を鋭意検討した結果、以下に説明する溝形鋼の圧延方法(製造方法)と圧延設備(製造設備)を考案するに至った。
図1は、本発明の一実施形態に係る圧延方法で製造される溝形鋼10の断面形状の一例を示す説明図である。図1に示すように、溝形鋼10は、ウェブ10aと、該ウェブ10aの両端に屈曲形成されたフランジ10bとから構成されたU字形の断面を有する形鋼である。本実施形態では、ウェブ10aとフランジ10bの厚みt1、t2がそれぞれ均一に成形された平行フランジ溝形鋼を製造する方法を例示する。以下の説明では、図1に示す姿勢でウェブ10aの上面11aを内面と呼び、下面11bを外面と呼ぶものとし、後述する製造途中の圧延材26のウェブ26a(図3等参照)についても同様とする。
図2は、図1に示す溝形鋼10を製造する圧延設備12の一例を示す構成図である。圧延設備12は、溝形鋼10の製造工程で上流側から下流側に向かって順に、粗造形圧延機14と、第1の粗ユニバーサル圧延機16、エッジャ圧延機18及び第2の粗ユニバーサル圧延機20を設けた中間圧延機群22と、仕上ユニバーサル圧延機24とを備えて構成されている。本実施形態では、溝形鋼10を図1に示すようなU字形の姿勢で圧延する場合を例示するが、例えば、図1に示す溝形鋼10の上下を逆にして逆U字形の姿勢で圧延しても勿論よい。
圧延設備12では、加熱炉(図示せず)から抽出された素材鋼片を、粗造形圧延機14でU字形の断面形状からなる粗形鋼片へと圧延した後、この粗形鋼片(圧延材)に対して中間圧延機群22で3台の圧延機(16、18、20)を用いた往復圧延を行う。中間圧延機群22では、複数の圧延パスによって圧延材26の厚みを圧下すると共に、ウェブ26aやフランジ26bの寸法を仕上ユニバーサル圧延機24での仕上圧延に適した目標寸法となるまで成形する。そして、仕上ユニバーサル圧延機24では、中間圧延機群22を経た圧延材26を目標とする製品断面形状を有する溝形鋼10として製造する。
先ず、粗造形圧延機14は、前記加熱炉から抽出された素材鋼片をU字形の断面形状からなる粗形鋼片へと圧延する粗圧延工程を行うための装置であり、例えば、孔型ロールを用いた公知の圧延機を用いればよい。
次に、中間圧延機群(圧延機群)22は、粗造形圧延機14で成形された粗形鋼片をさらに圧延し、目標とする製品断面形状に近づけて仕上ユニバーサル圧延機24へと供給する中間圧延工程(圧延工程)を行うための装置群であり、本実施形態では、2台の粗ユニバーサル圧延機16、20と、エッジャ圧延機18とを備えた構成となっている。
図3は、第1の粗ユニバーサル圧延機16で圧延材26を圧延している状態を示す断面説明図である。なお、図面の見易さを確保するため、図3では、水平ロール28a、28b及び堅ロール30a、30bの断面ハッチングを省略して図示しており、他の図面についても同様としている。
図3に示すように、第1の粗ユニバーサル圧延機(第1のユニバーサル圧延機)16は、上下一対の水平ロール28a、28b(以下、「上水平ロール28a」、「下水平ロール28b」ともいう)と、左右一対の堅ロール30a、30bとを備える。水平ロール28a、28bは、回転軸A1、A2を中心として回転可能であり、堅ロール30a、30bは、回転軸B1、B2を中心として回転可能である。
第1の粗ユニバーサル圧延機16では、上下の水平ロール28a、28bにより、圧延材26のウェブ26aを厚み方向に圧下し、その厚みを減じる。ウェブ26aの厚みは5%以上の有効な圧下率で圧下することが好ましく、より大きな圧下を加えるほど少ない圧延パス数でウェブ26aの厚みを減じることができるため、圧延能率が向上する。ウェブ26aを有効に圧下するため、水平ロール28a、28bの外周は、平坦な円筒形とすることが望ましい。
また、竪ロール30a、30bと上水平ロール28aの側面との間で、圧延材26のフランジ26bを厚み方向に圧下し、その厚みを減じる。フランジ26bの全ての幅が竪ロール30a、30bによって厚み方向に圧下されるので、ウェブ26aと同様に圧下率5%以上の有効な厚みの圧下が可能である。フランジ26bを有効に圧下するため、堅ロール30a、30bの外周は、中心から幅方向に向かって後方へと次第に傾斜する形状とすることが望ましい。
この際、上水平ロール28aと圧延材26の摩擦を軽減しロール磨耗を抑制するため、上水平ロール28aの側面には、3〜15°程度の傾斜角θを設けることが望ましく、本実施形態では下水平ロール28bについても同様に構成している。また、堅ロール30a、30bの外周も、鉛直方向を基準として3〜15°以下の傾斜角を持ってフランジ26bから離間する方向に傾斜していることが望ましい。換言すれば、図3に示すように、水平ロール28a、28bの軸方向厚み(幅)は、回転軸A1、A2から外径方向に向かって次第に小さくなる形状となっており、堅ロール30a、30bは、圧延材26のウェブ26aの中心線Oから幅方向に向かって外周面の径方向寸法が次第に小さくなる形状となっている。
図3に示すように、第1の粗ユニバーサル圧延機16において、ウェブ26aの内面側となる上水平ロール28aの幅W2Uは、図1に示す製品である溝形鋼10のウェブ10aの内面側の幅LA、つまり両フランジ10b、10b間の間隔LAと同じ寸法とする(W2U=LA)。また、下水平ロール28bの幅W2Lは、上水平ロール28aの幅W2U以上であればよい(W2L≧W2U)。つまり、幅W2Lと幅W2Uは、同じ幅であってもよいし、異なる幅であってもよい。但し、竪ロール30a、30bに接触しないようにするため、下水平ロール28bの幅W2Lは、上水平ロール28aの幅W2Uに溝形鋼10のフランジ10bの厚みt2の2倍を加えた値よりも小さな幅とする必要がある(W2L<W2U+2・t2)。
なお、第1の粗ユニバーサル圧延機16では、図3に示すように、ウェブ26aの外側(下側)のフランジ26bと反対側に位置する部分が自由表面F1となっているが、ウェブ26aとフランジ26bの両方に有効な圧下が加えられて圧延材26全体が延伸することで、この部分の膨らみは小さくなるので緩やかな凸形状となり、問題となるような噛み出しが発生することはない。
図4は、エッジャ圧延機18で圧延材26を圧延している状態を示す断面説明図である。
図4に示すように、エッジャ圧延機18は、上下一対のロール32a、32b(以下、「上ロール32a」、「下ロール32b」ともいう)を備える。ロール32a、32bは、回転軸C1、C2を中心として回転可能である。
エッジャ圧延機18は、上ロール32aの小径部34と下ロール32bとの間でフランジ26bを幅方向に圧下し、フランジ26bの幅寸法を目標寸法に調整するためのものである。すなわち、第1及び第2の粗ユニバーサル圧延機16、20では、有効な厚み圧下を実現するために、フランジ26bの幅を圧下する機能を持たせていないため、当該エッジャ圧延機18がフランジ26bの幅圧下を行う必要がある。
図4に示すように、ロール32a、32bの外周は、平坦な円筒形となっているが、上ロール32aの両側部には、ロール径を小さくした小径部34が形成されている。小径部34の外周は、外側に向かって次第にロール径が大きくなるように多少傾斜している。なお、下ロール32bの外周形状は、図4に示すような平坦形状以外としてもよく、例えば、フランジ26bの反対側に位置するウェブ26a下面の形状を調整するため、適度な傾斜や図8に示すような孔型形状を設けてもよい。
図5は、第2の粗ユニバーサル圧延機20で圧延材26を圧延している状態を示す断面説明図である。
図5に示すように、第2の粗ユニバーサル圧延機(第2のユニバーサル圧延機)20は、上下一対の水平ロール36a、36b(以下、「上水平ロール36a」、「下水平ロール36b」ともいう)と、左右一対の堅ロール38a、38bとを備える。水平ロール36a、36bは、回転軸A3、A4を中心として回転可能であり、堅ロール38a、38bは、回転軸B3、B4を中心として回転可能である。
第2の粗ユニバーサル圧延機20では、上下の水平ロール36a、36bにより、圧延材26のウェブ26aを厚み方向に圧下する。上水平ロール32aの幅W4Uは、通常、第1の粗ユニバーサル圧延機14の上水平ロール28aの幅W2Uと同様に、図1に示す製品である溝形鋼10のウェブ10aの内面側の幅LAと同じ寸法とするが(W4U=LA)、外法一定の溝形鋼を圧延する場合にはウェブ高さの変更量に応じて適切な幅を選択してもよい。下水平ロール36bの幅W4Lは、ウェブ26a下面が全ての幅で接触するように、ウェブ26aの内面側となる上水平ロール36aの幅W4Uよりもさらに大きくする(W4L>W4U)。この際、ウェブ26aの厚みの圧下は、圧下率5%以上の有効な圧下を加えることが望ましい。
ウェブ26aを有効に圧下するため、水平ロール36a、36bの外周は、平坦な円筒形とすることが望ましく、上水平ロール36aには図3に示す第1の粗ユニバーサル圧延機16の上水平ロール28aと同様な傾斜角を設けている。堅ロール38a、38bは、圧延材26のウェブ26aの中心線Oを中心として外周面の上部の径方向寸法が次第に小さくなり、下部に径寸法を減じた逃げ部となる小径部39を設けた形状となっている。
また、竪ロール38a、38bと上水平ロール36aの側面との間で、圧延材26のフランジ26bを厚み方向に圧下し、その厚みを減じる。但し、下水平ロール36bでウェブ26a下面の幅の全てを圧下するため、図5に示すように、竪ロール38a、38bの下部には、下水平ロール36bとの干渉を防止するためにロール径を小さくした小径部39を設けている。このため、ウェブ26aとの境界コーナー部近傍のフランジ26b外面には、下水平ロール36bにも竪ロール38a、38bにも接触しない自由表面F2を生じることになるが、ウェブ26aとフランジ26bの両方に有効な圧下が加えられて圧延材26全体が長さ方向(図5で紙面に対して垂直方向)に延伸すれば、この部分の膨らみは小さくなり、問題となる噛み出しが生じることはない。この膨らみの抑制、噛み出し防止と圧延能率向上の効果を得るため、フランジ26bの厚みにも圧下率5%以上の有効な圧下を加えることが望ましい。
ところで、上記特許文献2の圧延方法では、図9に示すように、溝形鋼(圧延材100)のウェブ100aの高さを調整する目的で2台目のユニバーサル圧延機112を使用していたため、溝形鋼100の厚みを有効に圧下することができなかった。これに対して、本実施形態に係る圧延方法(圧延設備12)では、このような制約を設ける必要はなく、2台の粗ユニバーサル圧延機14、20で溝形鋼10を圧延するため、往復圧延のパス数が少なくなり圧延能率が大幅に向上する。
以上のような中間圧延機群22では、上記の3台の圧延機(16、18、20)を用いて粗造形圧延機14で成形された圧延材26に往復圧延を行い、ウェブ26aとフランジ26bの厚みと幅を製品となる溝形鋼10と同じ寸法(製品寸法)まで圧下する中間圧延工程が実行される。本実施形態では、2台の粗ユニバーサル圧延機16、20で溝形鋼10の外面コーナー部の自由表面F1、F2が下面と側面の別々の位置で交互に圧延されるため、コーナー部の膨らみの成長を抑制して良好なコーナー形状の製品を圧延することができる。
次に、仕上ユニバーサル圧延機24は、中間圧延機群22で所望の断面形状に圧延された圧延材26をさらに圧延することで、フランジ26bとウェブ26aの角度を直角にして、目標とする製品断面形状を持った溝形鋼10へと仕上げる仕上圧延工程(仕上ユニバーサル圧延工程)を行うための装置であり、通常は1パスのみで行われる。
図6は、仕上ユニバーサル圧延機24で圧延材26を圧延している状態を示す断面説明図である。
図6に示すように、仕上ユニバーサル圧延機24は、上下一対の水平ロール40a、40b(以下、「上水平ロール40a」、「下水平ロール40b」ともいう)と、左右一対の堅ロール42a、42bとを備える。水平ロール40a、40bは、回転軸A5、A6を中心として回転可能であり、堅ロール42a、42bは、回転軸B5、B6を中心として回転可能である。
仕上ユニバーサル圧延機24では、上水平ロール40aの幅W5Uは、図1に示す製品である溝形鋼10のウェブ10aの内面側の幅LAと同じ寸法とし(W5U=LA)、下水平ロール40bの幅W5Lは、上水平ロール40aの幅W5U以上とする(W5L≧W5U)。また、上下の水平ロール40a、40bの側面は、ロール軸である回転軸A5、A6に直角な角度とし、竪ロール42a、42aは、外周が平坦な円筒形のロールとする。
仕上ユニバーサル圧延工程では、ウェブ26aとフランジ26bの両方の厚みを軽圧下し、さらに、フランジ26bとウェブ26aの角度を直角に成形する。ここで、軽圧下とは、数パーセント以下の厚み圧下を意味し、圧延材26の断面形状を目標とする製品断面形状に調整するため、このような軽圧下を加えることが望ましい。但し、下水平ロール40bと竪ロール42a、42bの間の隙間に膨らみができることを防止するため、圧下率の上限を数パーセントとする必要がある。
本実施形態に係る溝形鋼10の圧延方法は、以上のような圧延設備12を用いて、例えば、次の手順によって実施する。
先ず、粗造形圧延機14でU形断面に粗成形された圧延材(粗形鋼片)26に対して、第1の粗ユニバーサル圧延機16を用いて、フランジ26bの幅全体の厚みと両端部を除くウェブ26aの厚みとを圧下する。続いて、エッジャ圧延機18を用いて、フランジ26bの幅を圧下した後、第2の粗ユニバーサル圧延機20を用いて、ウェブ26aとの境界コーナー部近傍を除くフランジ26bの厚みとウェブ26aの幅全体の厚みとを圧下する。これら中間圧延機群22の各圧延機(16、18、20)による圧延工程は、それぞれ往復圧延によって行われると共に、各圧延機(16、18、20)による各工程をそれぞれ1回ずつ行う圧延パス(1パス)を複数パス(例えば、3パス)繰り返して行うことにより、圧延材26を所望の断面形状とする圧延工程(中間圧延工程)を実施する。
次に、仕上ユニバーサル圧延機24を用いて、上記の中間圧延工程によって所望の断面形状に成形された圧延材26を、目標とする製品の断面形状とする仕上圧延を行うことにより、図1に示すような溝形鋼10を得る仕上圧延工程を実施する。これにより、良好な寸法精度と表面品質とを有する溝形鋼10を高い製造効率で製造することができる。
なお、本実施形態に係る圧延方法を実施する圧延設備は、図2に示す圧延設備12の設備配置や圧延機台数等に限定されるものではなく、例えば、中間圧延機群22において、第1及び第2の粗ユニバーサル圧延機16、20やエッジャ圧延機18は、それぞれ2台以上設けてもよい。圧延機の数を増やすと往復圧延のパス数をさらに少なくすることができるため、生産性が一層向上する。しかも、圧延機の台数が十分多く設置されていれば、中間圧延工程を1パスにして仕上圧延と連続化することも可能となり、生産性を飛躍的に高めることも可能となる。また、中間圧延機群22は、第1及び第2の粗ユニバーサル圧延機16、20とエッジャ圧延機18がそれぞれ1台以上設置されていれば、圧延機の設置順を入れ替えてもよい。さらに、圧延材26の圧延姿勢は、図3〜図6に示されるように、フランジ26bが上を向いたU字形の姿勢以外であっても勿論よく、例えば、フランジ26bを下向きとした逆U字形の姿勢としてもよい。
以上のように、本実施形態に係る溝形鋼の圧延方法によれば、U形断面に粗成形された圧延材26に対して、第1のユニバーサル圧延機16を用いて、フランジ26b全体の厚みと両端部を除くウェブ26aの厚みとを圧下する工程と、第2のユニバーサル圧延機20を用いて、ウェブ26aとの境界コーナー部近傍を除くフランジ26bの厚みとウェブ26a全体の厚みとを圧下する工程と、エッジャ圧延機18を用いて、フランジ26b幅を圧下する工程とを、それぞれ1回以上実施して圧延材26を所望の断面形状にする圧延工程と、この圧延工程によって所望の断面形状に成形された圧延材26に対して仕上圧延を行うことにより、目標とする製品断面形状の溝形鋼10を得る仕上圧延工程とを実行する。
また、本実施形態に係る圧延設備12は、U形断面に粗成形された圧延材26に対して、両端部を除くウェブ26aの厚みを圧下する上下一対の水平ロール28a、28bと、フランジ26bの外面全体を圧下する左右一対の堅ロール30a、30bとを有する第1のユニバーサル圧延機16と、ウェブ26a全体の厚みを圧下する上下一対の水平ロール36a、36bと、ウェブ26aとの境界コーナー部近傍を除くフランジ26bの厚みを圧下する左右一対の堅ロール38a、38bとを有する第2のユニバーサル圧延機20と、フランジ26b幅を圧下するロール32a、32bを有するエッジャ圧延機18とをそれぞれ1台以上備えた中間圧延機群22を有する。
従って、このような圧延方法及び圧延設備12によれば、複数の粗ユニバーサル圧延機(16、20)でウェブ26aとフランジ26bの厚みを圧下しながら、外面コーナー部を異なる方向、すなわち垂直方向と水平方向から交互に圧下する。つまり、第1のユニバーサル圧延機16では、ウェブ26aとフランジ26bを厚み方向に圧下しながらウェブ26aとフランジ26bの境界コーナー部をウェブ26aの高さ方向に圧下する一方(図3参照)、第2のユニバーサル圧延機20では、ウェブ26aとフランジ26bを厚み方向に圧下しながらウェブ26aとフランジ26bの境界コーナー部をフランジ26bの幅方向に圧下する(図5参照)。これにより、図7〜図11に示すような上記従来技術で問題となる盛り上がり(膨らみ)100c、凹み100d及びラップ疵の発生を防止して、厚みが均一で良好な断面形状を有する溝形鋼10を製造することができる。また、複数の粗ユニバーサル圧延機16、20でウェブ26aとフランジ26bの厚みを圧下することができるので、中間圧延工程で往復圧延するパス数を少なくすることができ、圧延能率を大幅に向上させることができる。
次に、本実施形態に係る圧延設備12を用い、溝形鋼の圧延方法を実施して溝形鋼10を圧延した実験の結果について説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものでないことは勿論である。
(実施例1)
実施例として、図2に示す圧延設備12を用いて、ウェブ10aの高さLCが400mm、フランジ10bの幅LBが130mm、ウェブ10aの厚みt1が10mm、フランジ10bの厚みt2が16mmの平行フランジ溝形鋼10を製造した(図1参照)。
粗造形圧延機14には、複数の孔型を設けた上下一対の水平ロールを有する2重式圧延機を用いた。中間圧延機群22には、図3に示す第1の粗ユニバーサル圧延機16、図4に示すエッジャ圧延機18、図5に示す第2の粗ユニバーサル圧延機20をこの順番で上流から下流に向けて配置し使用した。仕上圧延には、図6に示す仕上ユニバーサル圧延機24を使用した。
先ず、厚み250mm、幅490mmの矩形断面を有するブルーム(素材鋼片)を加熱した後、粗造形圧延機14で従来技術と同様の複数パスの孔型圧延を実施し、U形の断面からなる圧延材(粗形鋼片)に成形した。粗造形圧延後の断面形状は、ウェブ高さが約450mm、フランジ幅が約145mm、ウェブ厚みが約25mm、フランジ厚みが約40mmであった。
このU形断面の圧延材(粗圧延材)に対し、中間圧延機群22で3パスの往復圧延を実施し、厚みと幅を製品寸法に近づけた。すなわち、第1及び第2の粗ユニバーサル圧延機16、20では、ウェブとフランジの両方に5%以上の有効な厚み圧下を加え、エッジャ圧延機18ではフランジを幅方向に圧下し、ウェブの厚みは1%以下の軽圧下を狙って圧延した。3パスの往復圧延後の圧延材の断面寸法は、ウェブ高さが401mm、フランジ幅が129.5mm、ウェブ厚みが10.2mm、フランジ厚みが16.4mmとなった。フランジ外側の竪ロール38a、38bで圧下されない部分(自由表面F2)にわずかな膨らみが見られたが(図5参照)、その高さは1mm以下と小さいものであり、特に問題となる大きさではなかった。
最後に、仕上ユニバーサル圧延機24で1パスの圧延を行い、ウェブとフランジの厚みをわずかに圧下すると共に、フランジを垂直に成形して製品断面形状に仕上げた。製品の断面寸法を測定したところ、仕上圧延で若干の圧下を加えたため、目標通りの断面寸法の製品が得られた。また、ウェブ下面の凹みは非常に小さく、寸法公差内の製品が製造できた。
(比較例1)
比較例として、図9に示すロール形状を上下逆にした状態の(第2の)ユニバーサル圧延機112を用いて、同じ製品寸法の平行フランジ溝形鋼を圧延した。上記特許文献2に記載されている通り、(第1の)ユニバーサル圧延機とエッジャ圧延機を用いて往復圧延を行った後、最後のパスで(第2の)ユニバーサル圧延機112を用いて中間圧延を行い、その後、1パスの仕上圧延を行った。
先ず、上記の実施例1と同様の粗圧延によりU形断面の圧延材(粗圧延材)を成形した。その後、図3に示す第1の粗ユニバーサル圧延機16と、図4に示すエッジャ圧延機18を用いた往復圧延を行い、ウェブ高さが401mm、フランジ幅が129.5mm、ウェブ厚みが10.2mm、フランジ厚みが16.4mmまで圧延したが、第1の粗ユニバーサル圧延機16のみで厚みを圧下したため、5パスの圧延が必要であった。5パス目の最後に図9に示す(第2の)ユニバーサル圧延機112でウェブ高さとフランジ幅を同時に圧下し、最後に図6に示す仕上ユニバーサル圧延機24で軽圧下圧延を行ったが、図11に示す凹み100dの位置に、深さが1mmの凹みが残り、製品の寸法不良が発生した。
以上のように、本実施形態に係る圧延方法と圧延設備12を用いることによって、従来の寸法不良の問題が解決されると共に、中間圧延工程のパス数が半分程度に削減でき、高い生産性で断面寸法の良好な製品(溝形鋼10)が圧延できることが確認できた。
なお、本発明は、上記した実施形態や実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10 溝形鋼
10a、100a ウェブ
10b、100b フランジ
12 圧延設備
14 粗造形圧延機
16 第1の粗ユニバーサル圧延機
18 エッジャ圧延機
20 第2の粗ユニバーサル圧延機
22 中間圧延機群
24 仕上ユニバーサル圧延機
26、100 圧延材
28a、28b、36a、36b、40a、40b、106a、106b、114a、114b、118a、118b 水平ロール
30a、30b、38a、38b、42a、42b、108a、108b、116a、116b 堅ロール
32a、32b、110a、110b、115 ロール
34、39 小径部

Claims (2)

  1. U形断面に粗成形された圧延材のウェブ及び該ウェブの両端に屈曲形成されたフランジを圧下して溝形鋼を圧延する溝形鋼の圧延方法であって、
    前記圧延材に対して、第1のユニバーサル圧延機を用い、フランジの外面全体に当てられた左右一対の竪ロールによってフランジの幅全体の厚みを圧下すると共に、前記一対の竪ロール間に配設され、ウェブのフランジ間となる内面とその反対側の外面とに当てられた上下一対の水平ロールによってウェブにおけるフランジが形成された両端部を除く部分のみを圧下する第1工程と、エッジャ圧延機を用い、フランジ幅を圧下する第2工程と、第2のユニバーサル圧延機を用い、フランジの外面一部に当てられた左右一対の竪ロールによってフランジの幅方向におけるウェブとの境界コーナー部近傍を除く部分の厚みを圧下すると共に、前記一対の竪ロール間に配設され、ウェブのフランジ間となる内面とその反対側の外面とに当てられた上下一対の水平ロールのうちの上水平ロールをウェブのフランジ間となる内面に当て、下水平ロールを前記内面とは反対側の外面全体に当ててウェブの厚みを圧下する第3工程とを、この順序で1回ずつ行うパスが1パス以上ある往復圧延を行う圧延工程を実行した後、
    前記圧延工程によって所望の断面形状に成形された圧延材に対して仕上圧延を行うことにより、目標とする製品断面形状の溝形鋼を得る仕上圧延工程を実行することを特徴とする溝形鋼の圧延方法。
  2. U形断面に粗成形された圧延材のウェブ及び該ウェブの両端に屈曲形成されたフランジを圧下して溝形鋼を圧延する溝形鋼の圧延設備であって、
    ランジの外面全体に当てられることでフランジの外面全体の厚みを圧下する左右一対の堅ロールと、前記一対の竪ロール間に配設され、ウェブのフランジ間となる内面とその反対側の外面とに当てられることでウェブにおけるフランジが形成された両端部を除く部分の厚みを圧下する上下一対の水平ロールとを有する第1のユニバーサル圧延機と、
    フランジ幅を圧下する一対のロールを有するエッジャ圧延機と、
    フランジの外面一部に当てられることでフランジの幅方向におけるウェブとの境界コーナー部近傍を除く部分の厚みを圧下する左右一対の堅ロールと、前記一対の竪ロール間に配設され、ウェブのフランジ間となる内面とその反対側の外面とに当てられるものであって、ウェブのフランジ間となる内面に当てられる上水平ロール、及び前記内面とは反対側の外面全体に当てられる下水平ロールにより、ウェブの厚みを圧下する上下一対の水平ロールとを有する第2のユニバーサル圧延機と
    、前記第1のユニバーサル圧延機、前記エッジャ圧延機、前記第2のユニバーサル圧延機の順序で設置した圧延機群を有することを特徴とする溝形鋼の圧延設備。

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