JP7280119B2 - 支援情報作成装置、支援情報作成システム、支援情報作成方法、及び支援情報作成プログラム - Google Patents

支援情報作成装置、支援情報作成システム、支援情報作成方法、及び支援情報作成プログラム Download PDF

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Description

本発明は、支援情報作成装置、支援情報作成システム、支援情報作成方法、及び支援情報作成プログラムに関する。
従来、標識や照明等の道路附属物等の点検を支援する点検支援システムとして、点検箇所の撮影と当該点検箇所の点検結果の入力とを互いに独立した2台の装置(撮影装置、点検端末)を用いて行うシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、特許文献1に記載の点検支援システムを用いて点検が行われる道路附属物等の施設は、通常、施設台帳(支援情報)によって管理されている。当該施設台帳は、自治体等の管理者が管理する管轄内の施設毎に、当該施設の位置を示す施設位置情報(緯度及び経度等)、当該施設の区分(標識、照明、及び情報板等)を示す施設区分情報、及び当該施設の損傷度を示す損傷度情報等がリスト化された情報である。すなわち、管理者は、施設台帳を参照すれば、点検を行うべき施設、及び当該施設の損傷度等を把握することができる。
そして、施設台帳は、従来、以下に示すように作成される。
作業者は、管轄内を歩くことによって当該管轄内にある道路附属物等の施設を探す。また、作業者は、道路附属物等の施設を見付けた場合には、当該施設の位置を調べるとともに、当該調べた位置を示す施設位置情報(緯度及び経度等)と、当該施設の区分を示す施設区分情報(標識、照明、及び情報板等)とをメモしておく。そして、作業者は、管轄内で見付けた全ての施設について、施設毎に施設位置情報及び施設区分情報をリスト化した施設台帳を作成する。また、施設台帳に載っている施設の点検が行われた後、作業者は、当該点検の結果である当該施設の損傷度を示す損傷度情報を施設台帳に追記する。
特開2017-228249号公報
しかしながら、従来の施設台帳の作成方法では、作業者に煩雑な作業を強いることとなり、利便性を向上させることができない。という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利便性を向上させることができる支援情報作成装置、支援情報作成システム、支援情報作成方法、及び支援情報作成プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る支援情報作成装置は、時系列で順次、撮影された複数の第1撮影画像に対して当該第1撮影画像の撮影位置を示す第1撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第1関連情報を取得する関連情報取得部と、前記複数の第1撮影画像を解析し、当該複数の第1撮影画像の少なくともいずれかの第1撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識する画像解析部と、前記第1撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第1施設区分情報を生成する区分判別部と、前記第1施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記第1撮影画像に関連付けられた前記第1撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第1施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成する情報作成部とを備え、前記関連情報取得部は、時系列で順次、撮影された複数の第2撮影画像に対して当該第2撮影画像の撮影位置を示す第2撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第2関連情報を取得し、前記画像解析部は、前記複数の第2撮影画像を解析し、当該複数の第2撮影画像の少なくともいずれかの第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設を認識し、前記区分判別部は、前記第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第2施設区分情報を生成し、前記情報作成部は、前記第2施設区分情報、及び前記特定の施設が写り込んだ前記第2撮影画像に関連付けられた前記第2撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第2施設位置情報と、前記支援情報に含まれる前記第1施設区分情報及び前記第1施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該第2施設位置情報に基づく位置と当該第1施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該第1施設位置情報に関連付けられた当該第1施設区分情報と当該第2施設区分情報とが異なる場合には、当該第1施設位置情報及び当該第1施設区分情報を削除し、当該第2施設位置情報及び当該第2施設区分情報を含む当該支援情報に更新する
本発明に係る支援情報作成装置では、上記発明において、前記情報作成部は、前記画像解析部にて互いに異なる複数の前記特定の施設が認識された場合には、当該認識された前記特定の施設毎に前記第1施設区分情報及び前記第1施設位置情報をリスト化した前記支援情報を作成する。
本発明に係る支援情報作成装置では、上記発明において、前記情報作成部は、前記画像解析部にて互いに異なる複数の前記特定の施設が認識された場合には、当該認識された前記特定の施設毎にそれぞれ前記支援情報を作成する。
本発明に係る支援情報作成装置では、上記発明において、地図情報を記録する地図情報記録部をさらに備え、前記情報作成部は、前記特定の施設が写り込んだ前記第1撮影画像に関連付けられた前記第1撮影位置情報に応じた前記第1施設位置情報に基づいて、当該特定の施設の位置に対応した対応情報を前記地図情報から抽出し、当該第1施設位置情報に対して当該対応情報を関連付けた前記支援情報を作成する。
本発明に係る支援情報作成装置では、上記発明において、前記第1撮影位置情報から前記第1施設位置情報を生成する位置補正部をさらに備え、前記位置補正部は、前記画像解析部にて認識された前記特定の施設の前記第1撮影画像内における大きさに基づいて、撮影位置から当該特定の施設までの距離を推定し、推定した当該距離に基づいて、当該撮影位置を補正して前記第1施設位置情報を生成する。
本発明に係る支援情報作成装置は、撮影した撮影画像を順次、出力する撮影部と、撮影位置を測定して当該撮影位置を示す撮影位置情報を生成する測位部と、前記撮影部から出力される前記撮影画像を順次、解析し、当該撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識する画像解析部と、前記撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す施設区分情報を生成する区分判別部と、前記施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記撮影画像の撮影位置を示す前記撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成する情報作成部とを備え、前記情報作成部は、新たに作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報と、従前に作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該新たに作成した施設位置情報に基づく位置と当該従前に作成した施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該従前に作成した施設位置情報に関連付けられた当該施設区分情報と当該新たに作成した施設区分情報とが異なる場合には、当該従前に作成した施設位置情報及び施設区分情報を削除し、当該新たに作成した施設位置情報及び第2施設区分情報を含む前記支援情報に更新する
本発明に係る支援情報作成システムは、上述した支援情報作成装置と、前記複数の第1撮影画像を生成する撮影部、及び当該撮影部の位置を測定して当該位置を示す前記第1撮影位置情報を生成する測位部を有し、前記第1関連情報を生成する関連情報作成装置とを備える。
本発明に係る支援情報作成方法は、支援情報作成装置のプロセッサが実行する支援情報作成方法であって、時系列で順次、撮影された複数の第1撮影画像に対して当該第1撮影画像の撮影位置を示す第1撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第1関連情報を取得し、前記複数の第1撮影画像を解析し、当該複数の第1撮影画像の少なくともいずれかの第1撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識し、前記第1撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第1施設区分情報を生成し、前記第1施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記第1撮影画像に関連付けられた前記第1撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第1施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成し、時系列で順次、撮影された複数の第2撮影画像に対して当該第2撮影画像の撮影位置を示す第2撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第2関連情報を取得し、前記複数の第2撮影画像を解析し、当該複数の第2撮影画像の少なくともいずれかの第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設を認識し、前記第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第2施設区分情報を生成し、前記第2施設区分情報、及び前記特定の施設が写り込んだ前記第2撮影画像に関連付けられた前記第2撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第2施設位置情報と、前記支援情報に含まれる前記第1施設区分情報及び前記第1施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該第2施設位置情報に基づく位置と当該第1施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該第1施設位置情報に関連付けられた当該第1施設区分情報と当該第2施設区分情報とが異なる場合には、当該第1施設位置情報及び当該第1施設区分情報を削除し、当該第2施設位置情報及び当該第2施設区分情報を含む当該支援情報に更新する
本発明に係る支援情報作成方法は、支援情報作成装置のプロセッサが実行する支援情報作成方法であって、撮影部に撮影した撮影画像を順次、出力させ、測位部に前記撮影部の位置を測定させて当該位置を示す撮影位置情報を生成させ、前記撮影部から出力される前記撮影画像を順次、解析し、当該撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識し、前記撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す施設区分情報を生成し、前記施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記撮影画像の撮影位置を示す前記撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成し、新たに作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報と、従前に作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該新たに作成した施設位置情報に基づく位置と当該従前に作成した施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該従前に作成した施設位置情報に関連付けられた当該施設区分情報と当該新たに作成した施設区分情報とが異なる場合には、当該従前に作成した施設位置情報及び施設区分情報を削除し、当該新たに作成した施設位置情報及び第2施設区分情報を含む前記支援情報に更新する
本発明に係る支援情報作成プログラムは、支援情報作成装置のプロセッサに実行させる支援情報作成プログラムであって、当該支援情報作成プログラムは、前記プロセッサに以下の実行を指示する:時系列で順次、撮影された複数の第1撮影画像に対して当該第1撮影画像の撮影位置を示す第1撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第1関連情報を取得し、前記複数の第1撮影画像を解析し、当該複数の第1撮影画像の少なくともいずれかの第1撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識し、前記第1撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第1施設区分情報を生成し、前記第1施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記第1撮影画像に関連付けられた前記第1撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第1施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成し、時系列で順次、撮影された複数の第2撮影画像に対して当該第2撮影画像の撮影位置を示す第2撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第2関連情報を取得し、前記複数の第2撮影画像を解析し、当該複数の第2撮影画像の少なくともいずれかの第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設を認識し、前記第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第2施設区分情報を生成し、前記第2施設区分情報、及び前記特定の施設が写り込んだ前記第2撮影画像に関連付けられた前記第2撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第2施設位置情報と、前記支援情報に含まれる前記第1施設区分情報及び前記第1施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該第2施設位置情報に基づく位置と当該第1施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該第1施設位置情報に関連付けられた当該第1施設区分情報と当該第2施設区分情報とが異なる場合には、当該第1施設位置情報及び当該第1施設区分情報を削除し、当該第2施設位置情報及び当該第2施設区分情報を含む当該支援情報に更新する
本発明に係る支援情報作成プログラムは、支援情報作成装置のプロセッサに実行させる支援情報作成プログラムであって、当該支援情報作成プログラムは、前記プロセッサに以下の実行を指示する:撮影部に撮影した撮影画像を順次、出力させ、測位部に前記撮影部の位置を測定させて当該位置を示す撮影位置情報を生成させ、前記撮影部から出力される前記撮影画像を順次、解析し、当該撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識し、前記撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す施設区分情報を生成し、前記施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記撮影画像の撮影位置を示す前記撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成し、新たに作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報と、従前に作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該新たに作成した施設位置情報に基づく位置と当該従前に作成した施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該従前に作成した施設位置情報に関連付けられた当該施設区分情報と当該新たに作成した施設区分情報とが異なる場合には、当該従前に作成した施設位置情報及び施設区分情報を削除し、当該新たに作成した施設位置情報及び第2施設区分情報を含む前記支援情報に更新する
本発明に係る支援情報作成装置、支援情報作成システム、支援情報作成方法、及び支援情報作成プログラムによれば、利便性を向上させることができる。
図1は、実施の形態1に係る支援情報作成システムを示す図である。 図2は、関連情報作成装置を示すブロック図である。 図3は、支援情報作成装置を示すブロック図である。 図4は、支援情報作成方法を示すフローチャートである。 図5は、ステップS1Eで作成される施設台帳の一例を示す図である。 図6は、ステップS1Eで作成される施設諸元の一例を示す図である。 図7は、点検支援システムを示す図である。 図8は、撮影装置の動作を示すフローチャートである。 図9は、点検支援装置の第1動作を示すフローチャートである。 図10は、ステップS3Aを説明する図である。 図11は、ステップS3Aを説明する図である。 図12は、点検箇所選択画面の一例を示す図である。 図13は、テーブルの一例を示す図である。 図14は、点検支援装置の第2動作を示すフローチャートである。 図15は、ステップS3Nを説明する図である。 図16は、損傷記録票画面の一例を示す図である。 図17は、実施の形態2に係る情報更新方法を示すフローチャートである。 図18は、実施の形態3に係る支援情報作成装置を示すブロック図である。 図19は、支援情報作成方法を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
〔支援情報作成システムの概略構成〕
図1は、本実施の形態1に係る支援情報作成システム1を示す図である。
支援情報作成システム1は、標識や照明等の道路附属物(本発明に係る施設に相当)の点検を支援するための支援情報を作成するシステムである。当該支援情報としては、具体的には後述するが、施設台帳データ(以下、施設台帳と記載)及び施設諸元データ(以下、施設諸元と記載)を例示することができる。
この支援情報作成システム1は、図1に示すように、関連情報作成装置2と、支援情報作成装置3と、可搬型の記録媒体4とを備える。
記録媒体4は、関連情報作成装置2と支援情報作成装置3との間におけるデータの受け渡しを行うための可搬型の記録メディアであり、関連情報作成装置2及び支援情報作成装置3に対してそれぞれ着脱可能に構成されている。
〔関連情報作成装置の構成〕
図2は、関連情報作成装置2を示すブロック図である。
関連情報作成装置2は、車両に搭載されるドライブレコーダ等で構成されている。この関連情報作成装置2は、図2に示すように、第1制御部21と、第1記録部22と、第1入力部23と、第1表示部24と、第1撮影部25と、第1測位部26と、第1リーダライタ27とを備え、当該各部21~27がバス28を介して接続された構成である。
第1制御部21は、CPU(Central Processing Unit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等で構成され、第1記録部22に記録されたプログラムにしたがって、関連情報作成装置2全体の動作を制御する。
第1記録部22は、第1制御部21が実行するプログラム、当該第1制御部21の処理に必要な情報、及び当該第1制御部21が処理した情報等を記録する。
第1入力部23は、ユーザ操作を受け付けるボタン、スイッチ、タッチパネル等で構成され、当該ユーザ操作に応じた操作信号を第1制御部21に出力する。
第1表示部24は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等を用いた表示ディスプレイで構成され、第1制御部21による制御の下、種々の画像を表示する。なお、第1入力部23の機能の一部または全部がタッチパネルとして第1表示部24の表面に配置されてもよい。
第1撮影部25は、本発明に係る撮影部に相当する。この第1撮影部25は、具体的な図示は省略したが、レンズユニットと、撮像素子と、信号処理部とを備える。当該レンズユニットは、被写体像を取り込んで当該撮像素子の撮像面に結像する。当該撮像素子は、当該レンズユニットが結像した被写体像を受光して電気信号に変換するCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等で構成されている。当該信号処理部は、当該撮像素子からの電気信号に対して信号処理(例えばA/D変換等)を行って画像データ(以下、撮影画像と記載)を出力する。
第1測位部26は、本発明に係る測位部に相当する。この第1測位部26は、地上の物体の位置を測定する測位手段であるGPS(Global Positioning System)を構成する複数のGPS衛星から送信されてくる衛星の軌道情報を受信し、当該受信した軌道情報に基づいて、関連情報作成装置2(第1撮影部25)の位置(緯度や経度)を示す撮影位置情報を出力する。
そして、第1制御部21は、第1撮影部25にて時系列で順次、撮影された複数の撮影画像に対して当該撮影画像の撮影位置を示す撮影位置情報(第1測位部26にて生成)をそれぞれ関連付けた関連情報を生成する。
なお、第1測位部26における単位時間あたりに生成する撮影位置情報の数は、第1撮影部25における単位時間あたりに生成する撮影画像の数(フレームレート)よりも少ないものである。このため、第1制御部21は、撮影画像の生成時に撮影位置情報を生成することができていない場合には、当該撮影位置情報を補間により生成し、当該撮影画像に対して当該補間により生成した撮影位置情報を関連付ける。なお、当該補間は、直線補間を想定しているが、直線補間ができないカーブ等の場合は、近傍の道路形状のネットワークデータ(道路リンク)上を走行したと仮定して、この道路リンク上に沿ってデータを補正する。具体的には、第1制御部21は、前後の取得したGPSによる位置情報と、走行データ(時速や距離等)に基づいて補正する。
第1リーダライタ27は、当該第1リーダライタ27に記録媒体4が挿着された際に、第1制御部21による制御の下、当該第1制御部21にて生成された関連情報を当該記録媒体4に記録する。
ここで、当該関連情報は、関連情報作成装置2が車両に搭載され、道路を当該車両が走行している際に、第1撮影部25にて順次、撮影された複数の撮影画像、及び第1測位部26にて順次、測定された撮影位置情報に基づいて生成された情報である。
〔支援情報作成装置の構成〕
図3は、支援情報作成装置3を示すブロック図である。
支援情報作成装置3は、PC(Personal Computer)等で構成されている。この支援情報作成装置3は、図3に示すように、第2リーダライタ31と、第2制御部32と、第2記録部33と、第2入力部34と、第2表示部35とを備え、当該各部31~35がバス36を介して接続された構成である。
第2リーダライタ31は、本発明に係る関連情報取得部に相当する。この第2リーダライタ31は、当該第2リーダライタ31に記録媒体4が挿着された際に、第2制御部32による制御の下、当該記録媒体4に記録された関連情報を取り込む。そして、第2リーダライタ31にて取り込まれた関連情報は、第2記録部33に記録される。
なお、本実施の形態1では、可搬型の記録媒体4を利用して関連情報作成装置2から支援情報作成装置3に対して関連情報を受け渡す構成を採用したが、これに限らない。例えば、無線通信や有線通信を利用して関連情報作成装置2から支援情報作成装置3に対して関連情報を受け渡す構成を採用しても構わない。この際、支援情報作成装置3に設けられ、当該通信を行う通信部は、本発明に係る関連情報取得部に相当する。
第2制御部32は、本発明に係るプロセッサに相当する。この第2制御部32は、CPUやFPGA等で構成され、第2記録部33に記録されたプログラム(本発明に係る支援情報作成プログラムを含む)にしたがって、支援情報作成装置3全体の動作を制御する。ここで、第2制御部32は、本発明に係る画像解析部、区分判別部、位置補正部、及び情報作成部としての機能を有する。なお、第2制御部32の機能については、後述する「支援情報作成方法」において説明する。
第2記録部33は、第2制御部32が実行するプログラム(本発明に係る支援情報作成プログラムを含む)、当該第2制御部32の処理に必要な情報、当該第2制御部32が処理した情報、及び第2リーダライタ31にて取り込まれた関連情報等を記録する。
ここで、当該第2制御部32の処理に必要な情報としては、カーナビゲーション装置等に用いられる地図情報や以下に示す学習モデルを例示することができる。すなわち、第2記録部33は、本発明に係る地図情報記録部に相当する。
当該学習モデルは、道路附属物の種別毎に設けられ、当該道路附属物が撮影された撮影画像(教師画像)に基づいて当該道路附属物の特徴を機械学習(例えば深層学習等)することにより得られたモデルである。そして、第2制御部32は、当該学習モデルを用いた画像認識(AI(Artificial Intelligence)を用いた画像認識)により、関連情報に含まれる複数の撮影画像の少なくともいずれかの撮影画像に写り込んだ道路附属物(本発明に係る特定の施設(本実施の形態1では標識、照明、及び情報板等)に相当)を認識することが可能となる。
第2入力部34は、ユーザ操作を受け付けるボタン、スイッチ、タッチパネル等で構成され、当該ユーザ操作に応じた操作信号を第2制御部32に出力する。
第2表示部35は、液晶または有機EL等を用いた表示ディスプレイで構成され、第2制御部32による制御の下、種々の画像を表示する。なお、第2入力部34の機能の一部または全部がタッチパネルとして第2表示部35の表面に配置されてもよい。
〔支援情報作成方法〕
次に、上述した支援情報作成装置3の動作(支援情報作成方法)について説明する。
図4は、支援情報作成方法を示すフローチャートである。
以下では、説明の便宜上、関連情報作成装置2にて既に関連情報が生成され、当該関連情報を記録した記録媒体4が第2リーダライタ31に挿着されているものとする。
先ず、第2制御部32は、作業者による第2入力部34への支援情報の作成を開始するユーザ操作に応じて、第2リーダライタ31に制御信号を出力する。当該制御信号に応じて、第2リーダライタ31は、記録媒体4に記録された関連情報を取り込む(ステップS1A)。そして、第2リーダライタ31にて取り込まれた関連情報は、第2記録部33に記録される。
ステップS1Aの後、第2制御部32は、第2記録部33に記録された関連情報を読み出し、当該関連情報に含まれる複数の撮影画像を解析する(ステップS1B)。具体的に、第2制御部32は、第2記録部33に記録された学習モデルを用いた画像認識により、当該複数の撮影画像の少なくともいずれかの撮影画像に写り込んだ道路附属物(本発明に係る特定の施設(本実施の形態1では標識、照明、及び情報板等)に相当)を認識する。
ステップS1Bの後、第2制御部32は、ステップS1Bで認識した道路附属物の区分(標識、照明、及び情報板等)を判別し、当該区分を示す施設区分情報を生成する(ステップS1C)。
ステップS1Cの後、第2制御部32は、後述するように、ステップS1Bで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像に関連付けられた撮影位置情報に基づいて、当該道路附属物の位置を示す施設位置情報を生成する(ステップS1D)。
具体的に、第2制御部32は、ステップS1Dにおいて、ステップS1Bで認識した道路附属物の撮影画像内における大きさに基づいて、撮影位置から当該道路附属物までの距離を推定し、推定した当該距離に基づいて、当該撮影位置を補正して当該道路附属物の位置を示す施設位置情報を生成する。
例えば、撮影画像内に大きさや長さを規定することができる部材(以下、規定部材と記載)が写り込むように設定しておく。また、第2制御部32は、ステップS1Bで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像内において、当該道路附属物とともに写り込んだ規定部材を参照し、当該規定部材の画素数等によって、第1撮影部25の位置(ステップS1Bで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像に関連付けられた撮影位置情報に基づく位置)から当該道路附属物までの距離を算出する。そして、第2制御部32は、当該第1撮影部25の位置と当該算出した距離とに基づいて、当該道路附属物の位置を示す施設位置情報を生成する。
また、例えば、第2制御部32は、ステップS1Bで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像と、当該撮影画像に対して所定の時間前に生成された撮影画像とを比較することによって、第1撮影部25の位置(ステップS1Bで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像に関連付けられた撮影位置情報に基づく位置)から当該道路附属物までの距離を算出する。そして、第2制御部32は、当該第1撮影部25の位置と当該算出した距離とに基づいて、当該道路附属物の位置を示す施設位置情報を生成する。
ステップS1Dの後、第2制御部32は、ステップS1Cで生成した施設区分情報とステップS1Dで生成した施設位置情報とを関連付けた支援情報(施設台帳D1(図5参照)及び施設諸元D2(図6参照))を作成する(ステップS1E)。この後、第2制御部32は、本フローを終了する。
図5は、ステップS1Eで作成される施設台帳D1の一例を示す図である。なお、図5では、ステップS1Bにおいて、関連情報に含まれる全ての撮影画像から互いに異なる3つの道路附属物(No.1~No.3の道路附属物)が認識された場合を例示している。
ステップS1Eで作成される施設台帳D1は、例えば、図5に示すように、ステップS1Bで認識された道路附属物毎に、管理番号D101、管理者名D102、路線名D103、距離標D104、施設位置情報D105(緯度D106及び経度D107)、道路の上り・下りを示す上下区分D108、施設区分情報D109、点検日D110、点検会社D111、点検員D112、及び損傷度D113の登録欄が設けられたものである。すなわち、施設台帳D1は、道路附属物毎に、各項目D101~D113がリスト化されたものである。
ここで、第2制御部32は、ステップS1Bで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像に関連付けられた撮影位置情報に基づいてステップS1Dで生成した施設位置情報を施設位置情報D105(緯度D106及び経度D107)の登録欄に登録する。例えば、No.1の道路附属物では、当該No.1の道路附属物が写り込んだ撮影画像に関連付けられた撮影位置情報に基づいて生成された施設位置情報(緯度及び経度)が緯度「X1」及び経度「Y1」であるため、緯度D106及び経度D107の登録欄には、当該緯度「X1」及び当該経度「Y1」がそれぞれ登録されている。
また、第2制御部32は、ステップS1Cにおいて生成した施設区分情報を施設区分情報D109の登録欄に登録する。例えば、No.1の道路附属物では、当該No.1の道路附属物の区分を示す施設区分情報が「標識」であるため、施設区分情報D109の登録欄には、当該「標識」が登録されている。
また、第2制御部32は、ステップS1Dで生成した道路附属物の位置を示す施設位置情報に基づいて、当該道路附属物が位置する道路の路線名を示す路線名情報、当該道路上での当該道路附属物が位置する距離標を示す距離標情報、及び当該道路の上下区分を示す上下区分情報を、第2記録部33に記録された地図情報から抽出する。当該路線名情報、距離標情報、及び上下区分情報は、本発明に係る対応情報に相当する。そして、第2制御部32は、当該抽出した路線名情報、距離標情報、及び上下区分情報を路線名D103、距離標D104、及び上下区分D108の各登録欄にそれぞれ登録する。
管理者名D102の登録欄には、例えば作業者による第2入力部34へのユーザ操作(管理者名の入力操作)に応じて、該当する道路附属物を管理する管理者名が登録される。
また、点検日D110、点検会社D111、点検員D112、及び損傷度D113の各登録欄には、例えば作業者による第2入力部34へのユーザ操作(点検日、点検会社、点検員、及び損傷度の入力操作)に応じて、該当する道路附属物を点検した点検日、点検会社、点検員、及び点検結果を示す損傷度がそれぞれ登録される。
なお、管理番号D101の登録欄には、該当する道路附属物固有の管理番号が登録されるが、第2制御部32が独自に固有の当該管理番号を生成して登録してもよく、あるいは、作業者による第2入力部34へのユーザ操作(管理番号の入力操作)に応じて固有の当該管理番号を登録する構成としても構わない。
図6は、ステップS1Eで作成される施設諸元D2の一例を示す図である。
ステップS1Eで作成される施設諸元D2は、ステップS1Bで認識された道路附属物毎に設けられている。すなわち、図5に示した施設台帳D1に対応する施設諸元D2は、当該施設台帳D1に含まれる道路附属物が3つであるため、3つ作成されることとなる。なお、図6では、図5に示した施設台帳D1に含まれるNo.1の道路附属物に応じた施設諸元D2のみを図示している。この施設諸元D2は、例えば、図6に示すように、種別情報D201、位置情報D202、構造情報D203、設置環境情報D204、点検情報D205、周辺地図D206、及び撮影画像D207の登録欄が設けられたものである。
種別情報D201の登録欄は、該当する道路附属物の施設区分情報、当該道路附属物の管理者名、当該道路附属物の管理番号等の情報の各登録欄によって構成されている。
そして、第2制御部32は、ステップS1Cで生成した施設区分情報を種別情報D201に含まれる施設区分情報の登録欄に登録する。また、種別情報D201に含まれる管理者名の登録欄には、例えば作業者による第2入力部34へのユーザ操作(管理者名の入力操作)に応じて、該当する道路附属物を管理する管理者名が登録される。なお、種別情報D201に含まれる管理番号の登録欄には、該当する道路附属物固有の管理番号が登録されるが、第2制御部32が独自に当該管理番号を生成して登録してもよく、あるいは、作業者による第2入力部34へのユーザ操作(管理番号の入力操作)に応じて当該管理番号を登録する構成としても構わない。
位置情報D202の登録欄は、該当する道路附属物の位置を示す施設位置情報(経度及び緯度)、当該道路附属物が位置する道路の道路種別(一般国道/主要地方道/・・・)、当該道路の路線名、当該道路の上下区分、及び当該道路附属物の所在地等の情報の各登録欄によって構成されている。
そして、第2制御部32は、ステップS1Dで生成した施設位置情報を位置情報D202に含まれる施設位置情報の登録欄に登録する。また、第2制御部32は、ステップS1Dで生成した道路附属物の位置を示す施設位置情報に基づいて、当該道路附属物が位置する道路の道路種別を示す道路種別情報、当該道路の路線名を示す路線名情報、当該道路の上下区分を示す上下区分情報、及び当該道路附属物の所在地(○○県○○市○○区1-1等)を示す所在地情報を、第2記録部33に記録された地図情報から抽出する。当該道路種別情報、路線名情報、上下区分情報、及び所在地情報は、本発明に係る対応情報に相当する。そして、第2制御部32は、当該抽出した道路種別情報、路線名情報、上下区分情報、及び所在地情報を位置情報D202に含まれる道路種別、路線名、上下区分、及び所在地の各登録欄にそれぞれ登録する。
構造情報D203の登録欄は、該当する道路附属物の支柱形式、表面処理形式、及び支柱基部リブ形状等の道路附属物の構造に関する情報の各登録欄によって構成されている。
そして、構造情報D203の各登録欄には、例えば作業者による第2入力部34へのユーザ操作(各種の情報の入力操作)に応じて、各種の情報がそれぞれ登録される。
設置環境情報D204の登録欄は、該当する道路附属物の設置環境(一般部/橋梁部/トンネル/・・・)、海岸からの距離、融雪剤散布区間か否か、風規制実施区間か否か、及び防雪対策実施区間か否か等の道路附属物の設置環境に関する情報の各登録欄によって構成されている。
そして、設置環境情報D204の各登録欄には、例えば作業者による第2入力部34へのユーザ操作(各種の情報の入力操作)に応じて、各種の情報がそれぞれ登録される。
点検情報D205の登録欄は、該当する道路附属物の点検の種別(初期点検/定期点検/臨時点検/・・・)、点検方法(近接目視/外観目視/・・・)、点検日、前回点検日、点検会社、及び点検員等の情報の各登録欄によって構成されている。
そして、点検情報D205の各登録欄には、例えば作業者による第2入力部34へのユーザ操作(各種の情報の入力操作)に応じて、各種の情報がそれぞれ登録される。
また、第2制御部32は、ステップS1Dで生成した道路附属物の位置を示す施設位置情報に基づいて、当該道路附属物の周辺地図を第2記録部33に記録された地図情報から抽出する。当該周辺地図は、本発明に係る対応情報に相当する。そして、第2制御部32は、当該抽出した周辺地図上に当該道路附属物の位置をマーキングした周辺地図情報を周辺地図D206の登録欄に登録する。
また、第2制御部32は、ステップS1Bで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像を撮影画像D207の登録欄に登録する。
なお、道路附属物を実際に点検する際には、後述する点検支援システム5(図7参照)において、上述した施設諸元D2の他、当該施設諸元D2に基づいて作成される点検結果票データD3(以下、点検結果票D3(図10参照)と記載)が用いられる。詳細は後述するが、この点検結果票D3に基づいて、損傷記録票データD4(以下、損傷記録票D4(図10参照)と記載)が作成される。
点検結果票D3には、管理番号によって特定される1つの道路附属物全体の点検結果の情報が登録される。ここで、道路附属物は、支柱であれば、支柱本体や支柱基部等の複数の部材で構成されている。また、当該部材が支柱本体であれば、当該部材には、支柱本体、支柱継手部、及び支柱分岐部等の複数の点検箇所がそれぞれ割り当てられている。そして、点検結果票D3には、道路附属物を構成する各部材それぞれを一意に識別する複数の部材固有情報と、当該各部材毎に割り当てられた複数の点検箇所それぞれを一意に識別する複数の点検箇所固有情報とが予め登録されている。また、点検結果票D3には、後述するステップS3Hにおいて、当該複数の点検箇所固有情報にそれぞれ関連付けて、当該複数の点検箇所の点検の対象有無(有/無)、当該複数の点検箇所の点検状況(実施済/未実施)、当該複数の点検箇所の損傷程度の評価区分(損傷が認められない/損傷が認められる/損傷が大きい)、当該複数の点検箇所の対策の要否(要/否)、当該複数の点検箇所の健全性の診断区分(健全/予防保全段階/早期措置段階/緊急措置段階)等の点検結果情報が登録される。また、点検結果票D3には、道路附属物における全ての点検箇所の健全性の診断結果等を踏まえ、当該道路附属物全体としての健全性の診断区分等の情報も登録される。
損傷記録票D4には、管理番号によって特定される1つの道路附属物を構成する部材毎の情報(以下、部材情報と記載)がそれぞれ登録される。当該部材情報には、当該部材の部材固有情報が予め登録されている。また、当該部材情報には、後述するステップS3Oにおいて、当該部材固有情報に関連付けて、当該部材に対して割り当てられた複数の点検箇所の損傷程度の評価結果を踏まえた部材全体としての損傷程度の評価結果、及び当該部材の措置内容等の情報と、当該部材に対して割り当てられた複数の点検箇所を撮影した点検画像とが登録される。
なお、1つの道路附属物の管理番号と、当該道路附属物を構成する部材の部材固有情報と、当該部材に割り当てられた点検箇所の点検箇所固有情報とは、相互に関連性を有する情報である。例えば、点検箇所固有情報から、当該点検箇所固有情報に基づく点検箇所を含む部材の部材固有情報、及び当該部材を含む道路附属物の管理番号を導き出すことが可能である。
〔点検支援システムの概略構成〕
次に、点検支援システム5について説明する。
図7は、点検支援システム5を示す図である。
点検支援システム5は、道路附属物の点検を支援するシステムである。本実施の形態1では、点検支援システム1は、図7に示すように、点検箇所の撮影と当該点検箇所の点検結果の入力とを互いに独立した撮影装置6及び点検支援装置7の2台を用いて行うシステムである。すなわち、道路附属物の点検を行うにあたって、当該点検を行う作業者は、点検支援装置7を操作する作業者(以下、第1作業者と記載)と、撮影装置6を操作する作業者(以下、第2作業者と記載)との複数人で構成される。なお、第1作業者と第2作業者とは、同一人物であってもよい。
また、本実施の形態1では、点検支援システム5は、撮影装置6を1台のみ備えた構成としているが、これに限らず、撮影装置6を複数台備えた構成としても構わない。
撮影装置6は、例えば、デジタルカメラ等で構成されている。なお、撮影装置6の機能については、後述する「撮影装置の動作」において説明する。
点検支援装置7は、例えば、タブレット端末、スマートフォン、ノートPC(Personal Computer)、ウェアラブルデバイス(例えば、眼鏡型あるいはヘルメット型のヘッドマウントディスプレイ)等で構成されている。なお、点検支援装置7の機能については、後述する「点検支援装置の動作」において説明する。
〔点検支援システムの動作〕
次に、上述した点検支援システム5の動作について説明する。以下では、説明の便宜上、撮影装置6の動作、及び点検支援装置7の動作を順に説明する。
〔撮影装置の動作〕
図8は、撮影装置6の動作を示すフローチャートである。
撮影装置6は、第2作業者による撮影操作が有ったか否かを常時、監視する(ステップS2A)。
撮影操作が有った場合(ステップS2A:Yes)には、撮影装置6は、点検箇所を撮影して点検画像を生成する(ステップS2B)。なお、撮影操作が無い場合(ステップS2A:No)には、撮影装置6は、ステップS2Aを繰り返す。
ステップS2Bの後、撮影装置6は、ステップS2Bで生成した点検画像と当該点検画像の撮影時刻(例えばステップS2Aで撮影操作が有った時刻)とを関連付けて撮影データとして内部の記録部(図示略)に記録する(ステップS2C)。この後、撮影装置6は、ステップS2Aに戻る。
〔点検支援装置の動作〕
以下では、点検支援装置7の動作として、第1動作と第2動作とを順に説明する。
〔点検支援装置の第1動作〕
先ず、点検支援装置7の第1動作について説明する。
図9は、点検支援装置7の第1動作を示すフローチャートである。
点検支援装置7は、施設選択画面F1(図11参照)を表示する(ステップS3A)。
図10及び図11は、ステップS3Aを説明する図である。具体的に、図10は、点検データD0の一例を示す図である。図11は、施設選択画面F1の一例を示す図である。
ここで、点検支援装置7の内部の記録部(図示略)には、点検対象となる道路附属物の点検データD0(図10)が記録されている。
点検データD0には、図10に示すように、上述した施設台帳D1に含まれる全ての道路附属物毎に、上述した施設諸元D2、点検結果票D3、及び損傷記録票D4が関連付けられて登録されている。
ステップS3Aにおいて、点検支援装置7は、内部の記録部(図示略)に記録された点検データD0に含まれる各施設諸元D2に基づいて、第1作業者に点検対象となる道路附属物の選択を促す施設選択画面F1(図11)を表示する。
具体的に、施設選択画面F1は、複数の道路附属物の情報である各道路附属物情報F10a,F10b,・・・を一覧表示した画面である。道路附属物情報F10a,F10b,・・・は、例えば、図11に示すように、対応する道路附属物に応じた施設諸元D2に含まれる道路附属物の「施設区分情報」及び「管理番号」等の諸元情報F11a,F11b,・・・と、当該施設諸元D2に含まれる道路附属物全体の撮影画像(ステップS1Bで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像)F12a,F12b,・・・とが載せられた情報である。
そして、第1作業者は、ステップS3Aで表示された施設選択画面F1を確認することにより、点検支援装置7に対して点検対象となる道路附属物を選択する施設選択操作を行うことが可能となる。当該施設選択操作は、施設選択画面F1内における複数の道路附属物情報F10a,F10b,・・・のうち、点検対象となる道路附属物に応じた道路附属物情報を選択する操作である。
ステップS3Aの後、点検支援装置7は、第1作業者による施設選択操作が有ったか否かを常時、監視する(ステップS3B)。
施設選択操作が有った場合(ステップS3B:Yes)には、点検支援装置7は、当該施設選択操作によって選択された道路附属物に応じた点検結果票D3に基づいて、点検箇所選択画面F2(図12参照)を表示する(ステップS3C)。当該点検箇所選択画面F2は、ステップS3C以降、本フロー(ステップS3A~S3L)を終了するまで常時、表示されている。なお、施設選択操作が無い場合(ステップS3B:No)には、点検支援装置7は、ステップS3Bを繰り返す。
図12は、点検箇所選択画面F2の一例を示す図である。
具体的に、点検箇所選択画面F2は、例えば、図12に示すように、1つの道路附属物における全ての点検箇所の名称が記載されているとともに、当該全ての点検箇所毎に、点検の対象有無(有/無)、点検状況(実施済/未実施)、損傷程度の評価区分(損傷が認められない/損傷が認められる/損傷が大きい)、対策の要否(要/否)、及び健全性の診断区分(健全/予防保全段階/早期措置段階/緊急措置段階)それぞれの選択を促すコンボボックスCBが設けられた画面である。
また、点検箇所選択画面F2には、全ての点検箇所毎に、当該点検箇所の点検開始の操作を促す点検開始ボタンBSと当該点検箇所の点検終了の操作を促す点検終了ボタンBEとがそれぞれ設けられている。なお、点検開始ボタンBSと点検終了ボタンBEとは、同一のボタン(以下、点検ボタンと記載)で構成されてもよい。この構成の場合、点検支援装置7は、点検ボタンの選択回数をカウントする機能を有する。そして、点検支援装置7は、選択回数のカウントに基づいて、点検開始の操作が行われたか、または、点検終了の操作が行われたかを判断する。
そして、第1作業者は、ステップS3Cで表示された点検箇所選択画面F2を確認することにより、点検支援装置7に対して点検対象となる点検箇所の点検を開始する点検開始操作(当該点検箇所に応じた点検開始ボタンBSを選択する操作)、及び当該点検箇所の点検を終了する点検終了操作(当該点検箇所に応じた点検終了ボタンBEを選択する操作)を行うことが可能となる。
さらに、点検箇所選択画面F2には、1つの道路附属物における全ての点検箇所の点検終了の選択を促す確認ボタンBCが設けられている。
そして、第1作業者は、ステップS3Cで表示された点検箇所選択画面F2を確認することにより、点検支援装置7に対して1つの道路附属物における全ての点検箇所の点検を終了する確認操作(確認ボタンBCを選択する操作)を行うことが可能となる。
ステップS3Cの後、点検支援装置7は、第1作業者による点検開始操作が有ったか否かを常時、監視する(ステップS3D)。
点検開始操作が有った場合(ステップS3D:Yes)には、点検支援装置7は、当該点検開始操作により選択された点検開始ボタンBSに対応する点検箇所の点検箇所固有情報と、当該点検箇所の点検開始時刻(例えばステップS3Dで点検開始操作が有った時刻)とを特定する(ステップS3E)。なお、点検開始操作が無い場合(ステップS3D:No)には、点検支援装置7は、ステップS3Dを繰り返す。
ステップS3Eの後、点検支援装置7は、第1作業者による点検終了操作が有ったか否かを常時、監視する(ステップS3F)。
点検終了操作が有った場合(ステップS3F:Yes)には、点検支援装置7は、当該点検終了操作により選択された点検終了ボタンBSに対応する点検箇所の点検箇所固有情報と、当該点検箇所の点検終了時刻(例えばステップS3Fで点検終了操作が有った時刻)とを特定する(ステップS3G)。なお、点検終了操作が無い場合(ステップS3F:No)には、点検支援装置7は、ステップS3Fを繰り返す。
ここで、第1作業者は、点検対象となる点検箇所に応じた点検開始操作(ステップS3D)を行った後、第2作業者に対して当該点検箇所の撮影を指示する。また、第2作業者は、当該点検箇所の撮影を終了した後、当該撮影を終了した旨を第1作業者に伝える。そして、第1作業者は、第2作業者から当該撮影を終了した旨の連絡が有った後、当該点検箇所に応じた点検終了操作(ステップS3F)を行う。すなわち、点検箇所を撮影した点検画像(ステップS2Bで生成された点検画像)には、ステップS2Cにおいて、当該点検箇所に応じた点検開始操作から点検終了操作までの期間(ステップS3D~S3Fの期間)内の撮影時刻が関連付けられる。
また、第1作業者は、点検対象となる点検箇所に応じた点検開始操作から点検終了操作までの期間において、点検箇所選択画面F2を確認しながら、コンボボックスCBを操作し、当該点検箇所について、点検の対象有無、点検状況、損傷程度の評価区分、対策の要否、及び健全性の診断区分をそれぞれ選択する。そして、ステップS3Gの後、点検支援装置7は、当該選択された点検の対象有無、点検状況、損傷程度の評価区分、対策の要否、及び健全性の診断区分の点検結果情報をステップS3E,S3Fで特定した点検箇所固有情報と同一の点検箇所固有情報に関連付けて点検結果票D3に登録する(ステップS3H)。なお、コンボボックスCBの操作の一部または全部は、全ての点検作業が終了した後に行ってもよい。また、全ての点検作業が終了した後、検査時に選択したコンボボックスCBの操作内容を修正してもよい。
ステップS3Hの後、点検支援装置7は、内部の記録部(図示略)に記録されたテーブルTBを参照し、ステップS3E,S3Gで特定した点検箇所固有情報と同一の点検箇所固有情報が当該テーブルTBに登録されているか否かを判定する(ステップS3I)。
図13は、テーブルTBの一例を示す図である。
ここで、点検支援装置7の内部の記録部(図示略)には、テーブルTB(図13)が記録されている。
テーブルTBは、上述した施設台帳D1に含まれる全ての道路附属物毎にそれぞれ設けられている。なお、図13では、1つの道路附属物に応じた1つのテーブルTBのみを図示している。このテーブルTBには、点検箇所の点検箇所固有情報と当該点検箇所の点検開始時刻及び点検終了時刻を示すタイムスタンプとが関連付けられた点検関連情報が点検箇所毎に複数、登録される。図13の例では、1つの道路附属物の全ての点検箇所が第1~第6点検箇所の6箇所とされ、テーブルTBには、当該第1~第6点検箇所にそれぞれ対応する6つの点検関連情報DA1~DA6が登録されている。以下、6つの点検関連情報DA1~DA6のうち、点検関連情報DA1,DA2,DA5について説明する。
点検関連情報DA1は、点検箇所固有情報ID1と、点検開始時刻ST1及び点検終了時刻EN1を示すタイムスタンプと、点検開始時刻ST1´及び点検終了時刻EN1´を示すタイムスタンプとが関連付けられた情報である。
ここで、点検箇所固有情報ID1は、第1点検箇所に対して実行された1回目のステップS3E,S3Gで特定された点検箇所固有情報である。また、点検開始時刻ST1及び点検終了時刻EN1を示すタイムスタンプは、第1点検箇所に対して実行された1回目のステップS3E,S3Gで特定されたタイムスタンプである。さらに、点検開始時刻ST1´及び点検終了時刻EN1´を示すタイムスタンプは、第1点検箇所に対して実行された2回目のステップS3E,S3Gで特定されたタイムスタンプである。
点検関連情報DA2は、点検箇所固有情報ID2と、点検開始時刻ST2及び点検終了時刻EN2を示すタイムスタンプとが関連付けられた情報である。
ここで、点検箇所固有情報ID2は、第2点検箇所に対して実行された1回目のステップS3E,S3Gで特定された点検箇所固有情報である。また、点検開始時刻ST2及び点検終了時刻EN2を示すタイムスタンプは、第2点検箇所に対して実行された1回目のステップS3E,S3Gで特定されたタイムスタンプである。なお、他の点検関連情報DA3,DA4,DA6も点検関連情報DA2と同様の構成を有している。
点検関連情報DA5は、点検箇所固有情報ID5と、点検開始時刻ST5及び点検終了時刻EN5を示すタイムスタンプと、点検開始時刻ST5´及び点検終了時刻EN5´を示すタイムスタンプと、点検開始時刻ST5´´及び点検終了時刻EN5´´を示すタイムスタンプとが関連付けられた情報である。
ここで、点検箇所固有情報ID5は、第5点検箇所に対して実行された1回目のステップS3E,S3Gで特定された点検箇所固有情報である。また、点検開始時刻ST5及び点検終了時刻EN5を示すタイムスタンプは、第5点検箇所に対して実行された1回目のステップS3E,S3Gで特定されたタイムスタンプである。さらに、点検開始時刻ST5´及び点検終了時刻EN5´を示すタイムスタンプは、第5点検箇所に対して実行された2回目のステップS3E,S3Gで特定されたタイムスタンプである。また、点検開始時刻ST5´´及び点検終了時刻EN5´´を示すタイムスタンプは、第5点検箇所に対して実行された3回目のステップS3E,S3Gで特定されたタイムスタンプである。
以下、図13の例を基に、ステップS3J,S3Kについて説明する。
ここで、以下の第1の場合を想定する。
第1の場合とは、第1点検箇所に対して実行された1回目のステップS3E,S3Gにおいて、点検箇所固有情報ID1、点検開始時刻ST1、及び点検終了時刻EN1を特定した場合である。また、第1の場合は、1回目のステップS3E,S3Gの前に、点検関連情報DA1がテーブルTBに登録されていない場合である。
第1の場合には、点検支援装置7は、1回目のステップS3E,S3Gで特定した点検箇所固有情報ID1と同一の点検箇所固有情報ID1がテーブルTBに登録されていないと判定する(ステップS3I:No)。そして、点検支援装置7は、1回目のステップS3E,S3Gで特定した点検箇所固有情報ID1と点検開始時刻ST1及び点検終了時刻EN1を示すタイムスタンプとを関連付けて新たな点検関連情報DA1としてテーブルTBに登録する(ステップS3J)。
また、以下の第2の場合を想定する。
第2の場合とは、第1点検箇所に対して実行された2回目のステップS3E,S3Gにおいて、点検箇所固有情報ID1、点検開始時刻ST1´、及び点検終了時刻EN1´を特定した場合である。すなわち、第2の場合は、2回目のステップS3E,S3Gの前に、点検関連情報DA1がテーブルTBに登録されているが、当該点検関連情報DA1に点検開始時刻ST1´及び点検終了時刻EN1´のタイムスタンプが含まれていない場合である。
第2の場合には、点検支援装置7は、2回目のステップS3E,S3Gで特定した点検箇所固有情報ID1と同一の点検箇所固有情報ID1がテーブルTBに登録されていると判定する(ステップS3I:Yes)。そして、点検支援装置7は、2回目のステップS3E,S3Gで特定した点検箇所固有情報ID1と同一の点検箇所固有情報ID1に対して当該2回目のステップS3E,S3Gで特定した点検開始時刻ST1´及び点検終了時刻EN1´を示すタイムスタンプを関連付けて点検関連情報DA1を更新する(ステップS3K)。
ステップS3JまたはステップS3Kの後、点検支援装置7は、第1作業者による確認操作が有ったか否かを判断する(ステップS3L)。
確認操作がない場合(ステップS3L:No)には、点検支援装置7は、ステップS3Dに戻る。一方、確認操作が有った場合(ステップS3L:Yes)には、点検支援装置7は、本フロー(第1動作)を終了する。
〔点検支援装置の第2動作〕
次に、点検支援装置7の第2動作について説明する。
図14は、点検支援装置7の第2動作を示すフローチャートである。
点検支援装置7は、撮影装置6との間で通信接続を確立し、当該撮影装置6における内部の記録部(図示略)に記録された撮影データを受信する(ステップS3M)。なお、第2動作としては、第1動作の後に続けて実行する構成としてもよく、第1動作の後、当該第1動作とは独立して実行する構成としてもよい。第2動作を第1動作の後に続けて実行する構成では、例えば、確認操作が有ったことをトリガとしてステップS3Mが実行される。また、第1動作の後、当該第1動作とは独立して第2動作を実行する構成では、例えば、点検支援装置7に対するユーザによる所定の操作をトリガとしてステップS3Mが実行される。
ステップS3Mの後、点検支援装置7は、内部の記録部(図示略)に記録されたテーブルTBに登録された点検箇所固有情報に対してステップS3Mで受信した撮影データにおける点検画像を関連付けて点検関連情報を更新する(ステップS3N)。
図15は、ステップS3Nを説明する図である。具体的に、図15は、テーブルTBの一例を示す図である。なお、図15は、図13に対応させた図としている。また、図15では、説明の便宜上、点検関連情報DA1~DA6において、タイムスタンプの図示を省略している。さらに、図15において、点検画像IM1~IM35は、当該点検画像IM1~IM35の順に撮影されたものである。より具体的に、点検画像IM1~IM5は、点検開始時刻ST1から点検終了時刻EN1までの期間内にそれぞれ撮影された点検画像である。点検画像IM6~IM11は、点検開始時刻ST2から点検終了時刻EN2までの期間内にそれぞれ撮影された点検画像である。点検画像IM12~IM14は、点検開始時刻ST3から点検終了時刻EN3までの期間内にそれぞれ撮影された点検画像である。点検画像IM15~IM20は、点検開始時刻ST4から点検終了時刻EN4までの期間内にそれぞれ撮影された点検画像である。点検画像IM21,IM22は、点検開始時刻ST5から点検終了時刻EN5までの期間内にそれぞれ撮影された点検画像である。点検画像IM23~IM28は、点検開始時刻ST6から点検終了時刻EN6までの期間内にそれぞれ撮影された点検画像である。点検画像IM29~IM31は、点検開始時刻ST1´から点検終了時刻EN1´までの期間内にそれぞれ撮影された点検画像である。点検画像IM32,IM33は、点検開始時刻ST5´から点検終了時刻EN5´までの期間内にそれぞれ撮影された点検画像である。点検画像IM34,IM35は、点検開始時刻ST5´´から点検終了時刻EN5´´までの期間内にそれぞれ撮影された点検画像である。
以下、図15の例を基に、ステップS3Nについて説明する。
点検支援装置7は、テーブルTBに登録されている各点検関連情報DA1~DA6に含まれるタイムスタンプとステップS3Mで受信した撮影データに含まれる撮影時刻とを照合する。そして、点検支援装置7は、点検開始時刻から点検終了時刻までの期間内の撮影時刻が関連付けられた点検画像を当該点検開始時刻及び当該点検終了時刻を示すタイムスタンプが関連付けられた点検箇所固有情報に対して関連付けて点検関連情報を更新する。
例えば、点検画像IM1~IM5には、点検開始時刻ST1から点検終了時刻EN1までの期間内の撮影時刻がそれぞれ関連付けられている。また、点検画像IM29~IM31には、点検開始時刻ST1´から点検終了時刻EN1´までの期間内の撮影時刻がそれぞれ関連付けられている。このため、点検支援装置7は、点検箇所固有情報ID1に対して点検画像IM1~IM5,IM29~IM31を関連付けて点検関連情報DA1を更新する。同様に、点検支援装置7は、点検箇所固有情報ID2に対して点検画像IM6~IM11を関連付けて点検関連情報DA2を更新する。また、点検支援装置7は、点検箇所固有情報ID3に対して点検画像IM12~IM14を関連付けて点検関連情報DA3を更新する。さらに、点検支援装置7は、点検箇所固有情報ID4に対して点検画像IM15~IM20を関連付けて点検関連情報DA4を更新する。また、点検支援装置7は、点検箇所固有情報ID5に対して点検画像IM21,IM22,IM32~IM35を関連付けて点検関連情報DA5を更新する。さらに、点検支援装置7は、点検箇所固有情報ID6に対して点検画像IM23~IM28を関連付けて点検関連情報DA6を更新する。
ステップS3Nの後、点検支援装置7は、ステップS3Hで点検結果情報を登録した点検結果票D3、及びステップS3Nで更新した各点検関連情報に基づいて、部材毎の部材情報を損傷記録票D4に登録する(ステップS3O)。この後、点検支援装置7は、本フロー(第2動作)を終了する。
具体的に、点検支援装置7は、ステップS3Oにおいて、所定の部材の部材情報を登録する際、点検結果票D3に登録され、当該部材の部材固有情報に関連する点検箇所固有情報に関連付けられた点検結果情報と、テーブルTBに登録され、当該部材固有情報に関連する点検箇所固有情報に関連付けられた点検画像とを当該部材固有情報に関連付けて部材情報として損傷記録票D3に登録する。
ここで、点検支援装置7には、第1作業者により損傷記録票画面の表示操作が行われる場合がある。当該損傷記録票画面の表示操作は、点検箇所選択画面F2内における部材の名称が記載された複数の領域Ar1(図12)のうち、確認を希望する部材に応じた領域Ar1を選択する操作である。そして、点検支援装置7は、第1作業者による損傷記録票画面の表示操作が有った場合には、当該表示操作で選択された部材に応じた損傷記録票D3に基づいて、損傷記録票画面F3(図16参照)を表示する。
図16は、損傷記録票画面F3の一例を示す図である。
損傷記録票画面F3には、例えば、図16に示すように、部材名称、部材全体としての損傷程度の評価結果、及び当該部材の措置内容等の情報と、当該部材に対して割り当てられた複数の点検箇所を撮影した点検画像とが載せられている。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果を奏する。
本実施の形態1に係る支援情報作成装置3では、第2制御部32は、関連情報作成装置2にて予め作成された関連情報に含まれる複数の撮影画像を解析し、当該複数の撮影画像の少なくともいずれかの撮影画像に写り込んだ道路附属物を認識する。また、第2制御部32は、撮影画像に写り込んだ道路附属物の区分を判別し、当該区分を示す施設区分情報を生成する。そして、第2制御部32は、施設区分情報と、当該道路附属物が写り込んだ撮影画像に関連付けられた撮影位置情報に応じた当該道路附属物の位置を示す施設位置情報とを関連付けた支援情報(施設台帳D1及び施設諸元D2)を作成する。
以上のように、支援情報作成装置3は、関連情報作成装置2にて作成された関連情報に基づいて、支援情報を略自動で作成することができるため、当該支援情報を作成するにあたって従来のように作業者に煩雑な作業を強いることがなく、利便性を向上させることができる。
また、本実施の形態1に係る支援情報作成装置3では、第2制御部32は、道路附属物が写り込んだ撮影画像に関連付けられた撮影位置情報に応じた施設位置情報に基づいて、当該道路附属物の位置に対応した対応情報を第2記録部33に記録された地図情報から抽出する。そして、第2制御部32は、当該施設位置情報に対して当該対応情報を関連付けた支援情報を作成する。
したがって、支援情報作成装置3は、道路附属物に関する種々の情報(施設区分情報、施設位置情報、及び対応情報等)が支援情報に登録されるため、当該支援情報に基づいて、当該道路附属物の管理を行い易いものとなり、利便性をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態1に係る支援情報作成装置3では、第2制御部32は、撮影位置情報に基づいて施設位置情報を生成する。
このため、撮影位置情報を支援情報に登録する構成と比較して、道路附属物の位置として精度の高い位置情報(施設位置情報)を支援情報に登録することができる。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態1と同様の構成に同一の符号を付し、その詳細な説明を省略または簡略化する。
本実施の形態2では、上述した実施の形態1に対して、図4のフローにより支援情報(施設台帳D1及び施設諸元D2)を作成する支援情報作成機能を有する第2制御部32に対して、作成された当該支援情報を更新する支援情報更新機能を追加した点が異なるのみである。当該支援情報更新機能について、以下の「情報更新方法」において説明する。
〔情報更新方法〕
図17は、本実施の形態2に係る情報更新方法を示すフローチャートである。
以下では、説明の便宜上、図4のフローにより既に支援情報(施設台帳D1及び施設諸元D2)が作成され、当該支援情報が第2記録部33に既に記録されているものとする。また、関連情報作成装置2にてステップS1Aで取得した関連情報とは異なる関連情報が新たに生成され、当該新たな関連情報が記録された記録媒体4が第2リーダライタ31に挿着されているものとする。
なお、当該新たな関連情報は、ステップS1Aで取得した関連情報を作成する際に車両で走行した道路を改めて走行しているときに、第1撮影部25にて順次、撮影された複数の撮影画像、及び第1測位部26にて順次、測定された撮影位置情報に基づいて生成された情報である。
ここで、ステップS1Aで取得した関連情報、当該関連情報に含まれる撮影画像及び撮影位置情報は、本発明に係る第1関連情報、第1撮影画像及び第1撮影位置情報にそれぞれ相当する。また、図4のフローにより既に作成された支援情報(施設台帳D1及び施設諸元D2)に含まれる施設区分情報及び施設位置情報は、本発明に係る第1施設区分情報及び第1施設位置情報にそれぞれ相当する。以下では、説明の便宜上、図4のフローにより既に作成された支援情報に含まれる施設区分情報及び施設位置情報をそれぞれ第1施設区分情報及び第1施設位置情報と記載する。さらに、当該新たな関連情報、当該新たな関連情報に含まれる撮影画像及び撮影位置情報は、本発明に係る第2関連情報、第2撮影画像及び第2撮影位置情報にそれぞれ相当する。
先ず、第2制御部32は、作業者による第2入力部34への支援情報の更新を開始するユーザ操作に応じて、第2リーダライタ31に制御信号を出力する。当該制御信号に応じて、第2リーダライタ31は、記録媒体4に記録された新たな関連情報を取り込む(ステップS1F)。そして、第2リーダライタ31にて取り込まれた新たな関連情報は、第2記録部33に記録される。
ステップS1Fの後、第2制御部32は、第2記録部33に記録された新たな関連情報を読み出し、当該新たな関連情報に含まれる複数の撮影画像を解析する(ステップS1G)。なお、当該撮影画像の解析手法は、上述した実施の形態1で説明したステップS1Bと同様である。これによって、第2制御部32は、新たな関連情報に含まれる複数の撮影画像の少なくともいずれかの撮影画像に写り込んだ道路附属物を認識する。
ステップS1Gの後、第2制御部32は、ステップS1Gで認識した道路附属物の区分(標識、照明、及び情報板等)を判別し、当該区分を示す施設区分情報を生成する(ステップS1H)。当該施設区分情報は、本発明に係る第2施設区分情報に相当する。以下では、説明の便宜上、当該施設区分情報を第2施設区分情報と記載する。
ステップS1Hの後、第2制御部32は、ステップS1Gで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像に関連付けられた撮影位置情報に基づいて、当該道路附属物の位置を示す施設位置情報を生成する(ステップS1I)。なお、当該施設位置情報の生成手法は、上述した実施の形態1で説明したステップS1Dと同様である。当該施設位置情報は、本発明に係る第2施設位置情報に相当する。以下では、説明の便宜上、当該施設位置情報を第2施設位置情報と記載する。
ステップS1Iの後、第2制御部32は、第2記録部33に記録された施設台帳D1に含まれる全ての道路附属物における各第1施設位置情報を読み出す。そして、第2制御部32は、当該各第1施設位置情報に基づく各道路附属物の位置と、ステップS1Iで生成した第2施設位置情報に基づく道路附属物(ステップS1Gで認識した道路附属物)の位置との各離間距離ΔRをそれぞれ算出する(ステップS1J)。
ステップS1Jの後、第2制御部32は、ステップS1Jで算出した全ての離間距離ΔRが所定の閾値Rjをそれぞれ超えているか否かを判定する(ステップS1K)。
全ての離間距離ΔRが閾値Rjをそれぞれ超えていると判定した場合(ステップS1K:Yes)には、第2制御部32は、ステップS1Gで認識した道路附属物が道路に新たに設けられた道路附属物であると認識する。そして、第2制御部32は、第2記録部33に記録された支援情報を更新する(ステップS1L)。この後、第2制御部32は、本フローを終了する。
具体的に、第2制御部32は、ステップS1Lにおいて、当該新たに設けられた道路附属物についてステップS1Hで生成した第2施設区分情報及びステップS1Iで生成した第2施設位置情報等を施設台帳D1に新たに登録(図5の例ではNo.4の道路附属物として新たに登録)する。また、第2制御部32は、当該新たに設けられた道路附属物に応じた施設諸元D2を作成する。
一方、いずれか1つの離間距離ΔRが閾値Rj以下であり、全ての離間距離ΔRが閾値Rjをそれぞれ超えていないと判定した場合(ステップS1K:No)には、第2制御部32は、ステップS1Gで認識した道路附属物(以下、第2道路附属物と記載)に対して閾値Rj以下である離間距離ΔRとなる道路附属物(以下、第1道路附属物と記載)の位置(第1施設位置情報)に関連付けられた第1施設区分情報と、第2道路附属物についてステップS1Hで生成した第2施設区分情報とが同一であるか否かを判定する(ステップS1M)。
第1施設区分情報と第2施設区分情報とが同一であると判定した場合(ステップS1M:Yes)には、第2制御部32は、第2道路附属物を既に施設台帳D1に登録された道路附属物(例えば、自治体等の管理者が管理する管轄内の道路に既に設けられていた道路附属物)であると判断し、本フローを終了する。
一方、第1施設区分情報と第2施設区分情報とが異なると判定した場合(ステップS1M:No)には、第2制御部32は、第2道路附属物が第1道路附属物に代えて新たに設けられた道路附属物であると認識する。そして、第2制御部32は、ステップS1Lに移行し、第2記録部33に記録された支援情報を更新する。
具体的に、第2制御部32は、ステップS1Lにおいて、施設台帳D1に登録されている第1道路附属物に関する情報を削除する。また、第2制御部32は、第1道路附属物に応じた施設諸元D2を削除する。さらに、第2制御部32は、第2道路附属物についてステップS1Hで生成した第2施設区分情報及びステップS1Iで生成した第2施設位置情報等を施設台帳D1に新たに登録する。また、第2制御部32は、第2道路附属物に応じた施設諸元D2を作成する。
以上説明した本実施の形態2によれば、上述した実施の形態1と同様の効果の他、以下の効果を奏する。
本実施の形態2に係る支援情報作成装置3では、第2制御部32は、上述した情報更新方法により支援情報を更新する。
このため、支援情報作成装置3は、道路附属物が取り外された場合や新たに設置された場合に対応した支援情報を容易に作成することができ、利便性をさらに向上させることができる。
(実施の形態3)
次に、本実施の形態3について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態1と同様の構成に同一の符号を付し、その詳細な説明を省略または簡略化する。
上述した実施の形態1では、支援情報作成装置3は、関連情報作成装置2にて予め生成された関連情報に基づいて、支援情報を作成していた。
これに対して本実施の形態3に係る支援情報作成装置は、車両に搭載されるドライブレコーダ等で構成され、自治体等の管理者が管理する管轄内の道路を当該車両が走行しながら道路附属物等を撮影している際に、リアルタイムで支援情報を作成する。
図18は、本実施の形態3に係る支援情報作成装置8を示すブロック図である。
本実施の形態3に係る支援情報作成装置8は、図18に示すように、第3制御部81と、第3記録部82と、第3入力部83と、第3表示部84と、第3撮影部85と、第3測位部86と、通信部87とを備え、当該各部81~87がバス88を介して接続された構成である。
第3制御部81は、本発明に係るプロセッサに相当する。この第3制御部81は、CPUやFPGA等で構成され、第3記録部82に記録されたプログラム(本発明に係る支援情報作成プログラムを含む)にしたがって、支援情報作成装置8全体の動作を制御する。ここで、第3制御部81は、本発明に係る画像解析部、区分判別部、位置補正部、及び情報作成部としての機能を有する。なお、第3制御部81の機能については、後述する「支援情報作成方法」において説明する。
第3記録部82は、第3制御部81が実行するプログラム(本発明に係る支援情報作成プログラムを含む)、当該第3制御部81の処理に必要な情報、及び当該第3制御部81が処理した情報(第3撮影部85にて生成された撮影画像を含む)等を記録する。
ここで、当該第3制御部81の処理に必要な情報としては、上述した実施の形態1で説明した第2記録部33に記録された地図情報や学習モデルを例示することができる。
第3入力部83は、ユーザ操作を受け付けるボタン、スイッチ、タッチパネル等で構成され、当該ユーザ操作に応じた操作信号を第3制御部81に出力する。
第3表示部84は、液晶または有機EL等を用いた表示ディスプレイで構成され、第2制御部81による制御の下、種々の画像を表示する。なお、第3入力部83の機能の一部または全部がタッチパネルとして第3表示部84の表面に配置されてもよい。
第3撮影部85は、本発明に係る撮影部に相当する。この第3撮影部85は、具体的な図示は省略したが、レンズユニットと、撮像素子と、信号処理部とを備える。当該レンズユニットは、被写体像を取り込んで当該撮像素子の撮像面に結像する。当該撮像素子は、当該レンズユニットが結像した被写体像を受光して電気信号に変換するCCDまたはCMOS等で構成されている。当該信号処理部は、当該撮像素子からの電気信号に対して信号処理(例えばA/D変換等)を行って画像データ(以下、撮影画像と記載)を出力する。
第3測位部86は、本発明に係る測位部に相当する。この第3測位部86は、地上の物体の位置を測定する測定手段であるGPS(Global Positioning System)を構成する複数のGPS衛星から送信されてくる衛星の軌道情報を受信し、当該受信した軌道情報に基づいて、支援情報作成装置3(第3撮影部85)の位置(緯度や経度)を示す撮影位置情報を出力する。
通信部87は、第3制御部81による制御の下、上述した実施の形態1で説明した点検支援装置7等の外部機器(図示略)との間で各種データ(作成した支援情報等)の通信(無線通信や有線通信)を所定のプロトコルに従って行う。なお、本実施の形態3では、作成した支援情報等を通信によって外部機器に送信する構成としたが、これに限らず、上述した実施の形態1で説明した記録媒体4のような可搬型の記録媒体を用いて当該支援情報等を当該外部機器に受け渡す構成を採用しても構わない。
〔支援情報作成方法〕
次に、上述した支援情報作成装置8の動作(支援情報作成方法)について説明する。
図19は、支援情報作成方法を示すフローチャートである。
以下では、支援情報作成装置8が車両に搭載され、自治体等の管理者が管理する管轄内の道路を当該車両が走行しているものとする。
先ず、第3制御部81は、作業者による第3入力部83への支援情報の作成を開始するユーザ操作に応じて、第3撮影部85及び第3測位部86に制御信号をそれぞれ出力する。そして、当該制御信号に応じて、第3撮影部85から撮影した撮影画像が順次、出力されるとともに、当該撮影画像の出力タイミングに同期して、第3測位部86から測位により生成した撮影位置情報が順次、出力される(ステップS4A)。
ステップS4Aの後、第3制御部81は、第3撮影部85から順次、出力される撮影画像を順次、解析する(ステップS4B)。なお、当該撮影画像の解析手法は、上述した実施の形態1で説明したステップS1Bと同様である。これによって、第3制御部81は、撮影画像に写り込んだ道路附属物を認識する。
ステップS4Bの後、第3制御部81は、ステップS4Bで認識した道路附属物の区分(標識、照明、及び情報板等)を判別し、当該区分を示す施設区分情報を生成する(ステップS4C)。
ステップS4Cの後、第3制御部81は、ステップS4Bで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像と略同一の出力タイミングで第3測位部86から出力された撮影位置情報に基づいて、当該道路附属物の位置を示す施設位置情報を生成する(ステップS4D)。なお、当該施設位置情報の生成手法は、上述した実施の形態1で説明したステップS1Dと同様である。また、第3測位部86における単位時間あたりに生成する撮影位置情報の数は、第3撮影部85における単位時間あたりに生成する撮影画像の数(フレームレート)よりも少ないものである。このため、第3制御部81は、ステップS4Bで認識した道路附属物が写り込んだ撮影画像と略同一の出力タイミングで第3測位部86から出力された撮影位置情報がない場合には、当該撮影位置情報を補間(例えば直線補間)により生成する。
ステップS4Dの後、第3制御部81は、上述した実施の形態1で説明したステップS1Eと同様に、ステップS4Cで生成した施設区分情報とステップS4Dで生成した施設位置情報とを関連付けた支援情報(施設台帳D1及び施設諸元D2)を作成する(ステップS4E)。この後、第3制御部81は、本フローを終了する。
以上説明した本実施の形態3のように、支援情報作成装置8は、道路附属物等を撮影している際にリアルタイムで支援情報を作成する構成を採用した場合であっても、上述した実施の形態1と同様の効果を奏する。
(その他の実施形態)
ここまで、本発明を実施するための形態を説明してきたが、本発明は上述した実施の形態1~3によってのみ限定されるべきものではない。
上述した実施の形態1~3では、本発明に係る施設は、道路附属物で例示されていたが、これに限らず、橋梁やトンネル等も含まれるものである。
上述した実施の形態1~3で説明したフローは、図4、図8、図9、図14、図17、及び図19のフローに限らず、矛盾のない範囲で順序を変更しても構わない。
1 支援情報作成システム
2 関連情報作成装置
3,8 支援情報作成装置
4 記録媒体
5 点検支援システム
6 撮影装置
7 点検支援装置
21 第1制御部
22 第1記録部
23 第1入力部
24 第1表示部
25 第1撮影部
26 第1測位部
27 第1リーダライタ
28 バス
31 第2リーダライタ
32 第2制御部
33 第2記録部
34 第2入力部
35 第2表示部
36 バス
81 第3制御部
82 第3記録部
83 第3入力部
84 第3表示部
85 第3撮影部
86 第3測位部
87 通信部
88 バス
BC 確認ボタン
BE 点検終了ボタン
BS 点検開始ボタン
CB コンボボックス
D0 点検データ
D1 施設台帳
D2 施設諸元
D3 点検結果票
D4 損傷記録票
D101 管理番号
D102 管理者名
D10 路線名
D104 距離標
D105 施設位置情報
D106 緯度
D107 経度
D108 上下区分
D109 施設区分情報
D110 点検日
D111 点検会社
D112 点検員
D113 損傷度
D201 種別情報
D202 位置情報
D203 構造情報
D204 設置環境情報
D205 点検情報
D206 周辺地図
D207 撮影画像
DA1~DA6 点検関連情報
EN1,EN1´,EN2~EN5,EN5´,EN5´´,EN6 点検終了時刻 F1 施設選択画面
F2 点検箇所選択画面
F3 損傷記録票画面
F10a,F10b 道路附属物情報
F11a,F11b 諸元情報
F12a,F12b 撮影画像
ID1~ID6 点検箇所固有情報
IM1~IM35 点検画像
ST1,ST1´,ST2~ST5,ST5´,ST5´´,ST6 点検開始時刻
TB テーブル

Claims (11)

  1. 時系列で順次、撮影された複数の第1撮影画像に対して当該第1撮影画像の撮影位置を示す第1撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第1関連情報を取得する関連情報取得部と、
    前記複数の第1撮影画像を解析し、当該複数の第1撮影画像の少なくともいずれかの第1撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識する画像解析部と、
    前記第1撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第1施設区分情報を生成する区分判別部と、
    前記第1施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記第1撮影画像に関連付けられた前記第1撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第1施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成する情報作成部とを備え
    前記関連情報取得部は、
    時系列で順次、撮影された複数の第2撮影画像に対して当該第2撮影画像の撮影位置を示す第2撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第2関連情報を取得し、
    前記画像解析部は、
    前記複数の第2撮影画像を解析し、当該複数の第2撮影画像の少なくともいずれかの第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設を認識し、
    前記区分判別部は、
    前記第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第2施設区分情報を生成し、
    前記情報作成部は、
    前記第2施設区分情報、及び前記特定の施設が写り込んだ前記第2撮影画像に関連付けられた前記第2撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第2施設位置情報と、前記支援情報に含まれる前記第1施設区分情報及び前記第1施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該第2施設位置情報に基づく位置と当該第1施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該第1施設位置情報に関連付けられた当該第1施設区分情報と当該第2施設区分情報とが異なる場合には、当該第1施設位置情報及び当該第1施設区分情報を削除し、当該第2施設位置情報及び当該第2施設区分情報を含む当該支援情報に更新する支援情報作成装置。
  2. 前記情報作成部は、
    前記画像解析部にて互いに異なる複数の前記特定の施設が認識された場合には、当該認識された前記特定の施設毎に前記第1施設区分情報及び前記第1施設位置情報をリスト化した前記支援情報を作成する請求項1に記載の支援情報作成装置。
  3. 前記情報作成部は、
    前記画像解析部にて互いに異なる複数の前記特定の施設が認識された場合には、当該認識された前記特定の施設毎にそれぞれ前記支援情報を作成する請求項1に記載の支援情報作成装置。
  4. 地図情報を記録する地図情報記録部をさらに備え、
    前記情報作成部は、
    前記特定の施設が写り込んだ前記第1撮影画像に関連付けられた前記第1撮影位置情報に応じた前記第1施設位置情報に基づいて、当該特定の施設の位置に対応した対応情報を前記地図情報から抽出し、当該第1施設位置情報に対して当該対応情報を関連付けた前記支援情報を作成する請求項1~3のいずれか一つに記載の支援情報作成装置。
  5. 前記第1撮影位置情報から前記第1施設位置情報を生成する位置補正部をさらに備え、
    前記位置補正部は、
    前記画像解析部にて認識された前記特定の施設の前記第1撮影画像内における大きさに基づいて、撮影位置から当該特定の施設までの距離を推定し、推定した当該距離に基づいて、当該撮影位置を補正して前記第1施設位置情報を生成する請求項1~4のいずれか一つに記載の支援情報作成装置。
  6. 撮影した撮影画像を順次、出力する撮影部と、
    撮影位置を測定して当該撮影位置を示す撮影位置情報を生成する測位部と、
    前記撮影部から出力される前記撮影画像を順次、解析し、当該撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識する画像解析部と、
    前記撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す施設区分情報を生成する区分判別部と、
    前記施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記撮影画像の撮影位置を示す前記撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成する情報作成部とを備え
    前記情報作成部は、
    新たに作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報と、従前に作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該新たに作成した施設位置情報に基づく位置と当該従前に作成した施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該従前に作成した施設位置情報に関連付けられた当該施設区分情報と当該新たに作成した施設区分情報とが異なる場合には、当該従前に作成した施設位置情報及び施設区分情報を削除し、当該新たに作成した施設位置情報及び第2施設区分情報を含む前記支援情報に更新する支援情報作成装置。
  7. 請求項1~のいずれか一つに記載の支援情報作成装置と、
    前記複数の第1撮影画像を生成する撮影部、及び当該撮影部の位置を測定して当該位置を示す前記第1撮影位置情報を生成する測位部を有し、前記第1関連情報を生成する関連情報作成装置とを備える支援情報作成システム。
  8. 支援情報作成装置のプロセッサが実行する支援情報作成方法であって、
    時系列で順次、撮影された複数の第1撮影画像に対して当該第1撮影画像の撮影位置を示す第1撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第1関連情報を取得し、
    前記複数の第1撮影画像を解析し、当該複数の第1撮影画像の少なくともいずれかの第1撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識し、
    前記第1撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第1施設区分情報を生成し、
    前記第1施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記第1撮影画像に関連付けられた前記第1撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第1施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成し、
    時系列で順次、撮影された複数の第2撮影画像に対して当該第2撮影画像の撮影位置を示す第2撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第2関連情報を取得し、
    前記複数の第2撮影画像を解析し、当該複数の第2撮影画像の少なくともいずれかの第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設を認識し、
    前記第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第2施設区分情報を生成し、
    前記第2施設区分情報、及び前記特定の施設が写り込んだ前記第2撮影画像に関連付けられた前記第2撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第2施設位置情報と、前記支援情報に含まれる前記第1施設区分情報及び前記第1施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該第2施設位置情報に基づく位置と当該第1施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該第1施設位置情報に関連付けられた当該第1施設区分情報と当該第2施設区分情報とが異なる場合には、当該第1施設位置情報及び当該第1施設区分情報を削除し、当該第2施設位置情報及び当該第2施設区分情報を含む当該支援情報に更新する支援情報作成方法。
  9. 支援情報作成装置のプロセッサが実行する支援情報作成方法であって、
    撮影部に撮影した撮影画像を順次、出力させ、
    測位部に前記撮影部の位置を測定させて当該位置を示す撮影位置情報を生成させ、
    前記撮影部から出力される前記撮影画像を順次、解析し、当該撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識し、
    前記撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す施設区分情報を生成し、
    前記施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記撮影画像の撮影位置を示す前記撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成し、
    新たに作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報と、従前に作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該新たに作成した施設位置情報に基づく位置と当該従前に作成した施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該従前に作成した施設位置情報に関連付けられた当該施設区分情報と当該新たに作成した施設区分情報とが異なる場合には、当該従前に作成した施設位置情報及び施設区分情報を削除し、当該新たに作成した施設位置情報及び第2施設区分情報を含む前記支援情報に更新する支援情報作成方法。
  10. 支援情報作成装置のプロセッサに実行させる支援情報作成プログラムであって、
    当該支援情報作成プログラムは、前記プロセッサに以下の実行を指示する:
    時系列で順次、撮影された複数の第1撮影画像に対して当該第1撮影画像の撮影位置を示す第1撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第1関連情報を取得し、
    前記複数の第1撮影画像を解析し、当該複数の第1撮影画像の少なくともいずれかの第1撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識し、
    前記第1撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第1施設区分情報を生成し、
    前記第1施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記第1撮影画像に関連付けられた前記第1撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第1施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成し、
    時系列で順次、撮影された複数の第2撮影画像に対して当該第2撮影画像の撮影位置を示す第2撮影位置情報がそれぞれ関連付けられた第2関連情報を取得し、
    前記複数の第2撮影画像を解析し、当該複数の第2撮影画像の少なくともいずれかの第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設を認識し、
    前記第2撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す第2施設区分情報を生成し、
    前記第2施設区分情報、及び前記特定の施設が写り込んだ前記第2撮影画像に関連付けられた前記第2撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す第2施設位置情報と、前記支援情報に含まれる前記第1施設区分情報及び前記第1施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該第2施設位置情報に基づく位置と当該第1施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該第1施設位置情報に関連付けられた当該第1施設区分情報と当該第2施設区分情報とが異なる場合には、当該第1施設位置情報及び当該第1施設区分情報を削除し、当該第2施設位置情報及び当該第2施設区分情報を含む当該支援情報に更新する支援情報作成プログラム。
  11. 支援情報作成装置のプロセッサに実行させる支援情報作成プログラムであって、
    当該支援情報作成プログラムは、前記プロセッサに以下の実行を指示する:
    撮影部に撮影した撮影画像を順次、出力させ、
    測位部に前記撮影部の位置を測定させて当該位置を示す撮影位置情報を生成させ、
    前記撮影部から出力される前記撮影画像を順次、解析し、当該撮影画像に写り込んだ特定の施設を認識し、
    前記撮影画像に写り込んだ前記特定の施設の区分を判別し、当該区分を示す施設区分情報を生成し、
    前記施設区分情報と、前記特定の施設が写り込んだ前記撮影画像の撮影位置を示す前記撮影位置情報に応じた当該特定の施設の位置を示す施設位置情報とを関連付けた支援情報を作成し、
    新たに作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報と、従前に作成した前記施設区分情報及び前記施設位置情報とをそれぞれ比較し、当該新たに作成した施設位置情報に基づく位置と当該従前に作成した施設位置情報に基づく位置との離間距離が特定の閾値以下となり、かつ、当該離間距離が特定の閾値以下となる当該従前に作成した施設位置情報に関連付けられた当該施設区分情報と当該新たに作成した施設区分情報とが異なる場合には、当該従前に作成した施設位置情報及び施設区分情報を削除し、当該新たに作成した施設位置情報及び第2施設区分情報を含む前記支援情報に更新する支援情報作成プログラム。
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