JP7279614B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1に記載のコネクタは、ハウジングと、ハウジングの後面側を覆うように装着される電線カバー(以下、カバーと略称する。)と、を備えている。カバーは、ハウジングの後面側から引き出された電線を包囲して保護する。カバーは、ロック突起が設けられた弾性ロック片を有している。ハウジングは、凹状の被ロック部を有している。カバーがハウジングに保持されると、弾性ロック片のロック突起が被ロック部に係止される。この種のカバーを備えたコネクタは、特許文献2および特許文献3にも開示されている。
特開2018-200745号公報 特開2006-73326号公報 特開2015-220019号公報
ところで、上述した被ロック部は、ハウジングの後面側における周囲の4角部に、背面視で点対称な形態で配置されている(特許文献1の図面の[図12]を参照)。この場合、カバーは、電線の導出方向が逆向きになる2通りの取り付け姿勢をとることができる。そうすると、作業者は、電線カバーを本来とは逆向きの取り付け姿勢でハウジングに取り付けてしまうおそれがある。
そこで、本開示は、カバーをハウジングに正規の姿勢で取り付けることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、後方を向く後面部を有するハウジングと、前記後面部側から引き出された電線を包囲するカバーと、を備え、前記ハウジングは、前記後面部の周囲に設けられる第1取付部および第2取付部を有し、前記カバーは、前記第1取付部および第2取付部のそれぞれに取り付けられる第1取付受部および第2取付受部を有し、前記第1取付部は、第1ロック部を有し、前記第2取付部は、第2ロック部と、前記第2ロック部と並んで配置される干渉部と、を有し、前記第1取付受部は、前記第1ロック部に係止される第1ロック受部を有し、前記第2取付受部は、前記第2ロック部に係止される第2ロック受部と、前記干渉部が配置される逃げ空間と、を有し、前記第1ロック部と前記干渉部は、前記ハウジングの背面視において前記後面部の中心を中心として180°反転した位置に配置されている。
本開示によれば、カバーをハウジングに正規の姿勢で取り付けることが可能なコネクタを提供することができる。
図1は、実施例1において、コネクタを斜め下前方から見た斜視図である。 図2は、レバーが初期位置に配置されたコネクタを斜め上後方から見た斜視図である。 図3は、コネクタの底面図である。 図4は、コネクタの平面図である。 図5は、図4のA-A線断面図である。 図6は、図4のB-B線断面図である。 図7は、蓋カバーが本体カバーに対して開状態に配置されたコネクタの平面図である。 図8は、ハウジングの正面図である。 図9は、ハウジングの背面図である。 図10は、レバーを斜め下前方から見た斜視図である。 図11は、カバーを斜め上前方から見た斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)後方を向く後面部を有するハウジングと、前記後面部側から引き出された電線を包囲するカバーと、を備え、前記ハウジングは、前記後面部の周囲に設けられる第1取付部および第2取付部を有し、前記カバーは、前記第1取付部および第2取付部のそれぞれに取り付けられる第1取付受部および第2取付受部を有し、前記第1取付部は、第1ロック部を有し、前記第2取付部は、第2ロック部と、前記第2ロック部と並んで配置される干渉部と、を有し、前記第1取付受部は、前記第1ロック部に係止される第1ロック受部を有し、前記第2取付受部は、前記第2ロック部に係止される第2ロック受部と、前記干渉部が配置される逃げ空間と、を有し、前記第1ロック部と前記干渉部は、前記ハウジングの背面視において前記後面部の中心を中心として180°反転した位置に配置されている。この構成によれば、第2ロック部が第2ロック受部に係止され、干渉部が逃げ空間に配置されることにより、カバーがハウジングに正規に保持される。一方、カバーが正規と異なる取り付け姿勢をとっていると、干渉部が第1ロック受部に干渉する。このため、カバーが正規と異なる取り付け姿勢をとってハウジングに保持される事態を回避することができる。
(2)前記第1ロック部は、前記第1取付部に、背面視で複数並んで設けられ、前記第2ロック部は、前記第2取付部に、前記第1ロック部の個数よりも少ない個数で設けられ、複数の前記第1ロック部のうちの1つが、前記干渉部に対し、前記180°反転した位置に配置されていると良い。この構成によれば、作業者は、第1ロック部と第2ロック部のそれぞれの個数差を確認することで、それぞれのロック部を簡単に認識することができるため、カバーの取り付け作業を迅速に開始することができる。
(3)前記ハウジングは、内側に相手コネクタが嵌まる嵌合筒部を有し、前記干渉部は、前記嵌合筒部の一部を外側に膨出させた形態であり、内側に前記相手コネクタの誤組防止用突部が配置されると良い。この構成によれば、相手コネクタがハウジングに対して正規と異なる誤組姿勢で組み付けられようとすると、相手コネクタの誤組防止用突部以外の部分が干渉部と干渉することができるため、誤組姿勢の相手コネクタがハウジングに誤って嵌合される事態を回避することができる。ここで、干渉部が相手コネクタの誤嵌合を防止する機能とカバーの誤取り付けを防止する機能とを兼備するから、両機能が別々に設けられる場合に比べ、ハウジングの構成を簡単にすることができる。
(4)前記ハウジングに回動可能に配置され、相手コネクタとの嵌合を進めるレバーを備え、前記レバーは、前記カバーの外側に配置され、前記カバーは、前記レバーの回動方向と交差する方向に突出する横出し部を有していると良い。仮に、カバーがハウジングに対して正規と異なる取り付け姿勢をとって保持されると、レバーが回動時に横出し部と干渉し、レバーの回動操作を進めることができなくなる。その点、本構成によれば、第1取付部と第1取付受部が取り付け可能となり、第2取付部と第2取付受け部が取り付け可能となることで、カバーがハウジングに正規に保持される状態が担保される。このため、レバーが回動時に横出し部と干渉する事態を確実に回避することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施例1]
実施例1のコネクタは、図1および図2に示すように、ハウジング10と、ハウジング10に回動可能に支持されるレバー40と、ハウジング10に取り付けられるカバー60と、を備えている。ハウジング10は、相手コネクタ90に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、ハウジング10が相手コネクタ90と嵌合開始時に向き合う面側を前側とする。上下方向は、図5、図6、図8、図9の上下方向を基準とする。左右方向は、幅方向と同義であり、図3、図4、図7~図11の左右方向を基準とする。
<相手コネクタ90>
相手コネクタ90は、詳細は図示しないが、図5に示すように、フード部91と、複数の相手端子金具92と、を備えている。相手端子金具92は、導電金属製であって、フード部91内に突出するタブ93を有している。フード部91は合成樹脂製であって、上下方向に長い角筒状に形成されている。フード部91の上壁の幅方向一側には、誤組防止突部94が設けられている。誤組防止突部94は、フード部91の上壁の上面において前後方向に延びるリブ形状を呈している。フード部91の左右面には図示しないカムフォロアが突出して設けられている。
<ハウジング10>
ハウジング10は合成樹脂製であって、図8に示すように、角ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の周りを包囲する嵌合筒部12と、後部において嵌合筒部12およびハウジング本体11を連結する後壁13と、を有している。ハウジング本体11の外周の後端部には、図5に示すように、シールリング20が装着される。
嵌合筒部12とハウジング本体11との間で、かつ後壁13よりも前方の空間は、嵌合空間14として構成される。相手コネクタ90のフード部91は、前方から嵌合空間14に挿入される。ここで、フード部91とハウジング本体11との間は、シールリング20を介して液密にシールされる。
図9に示すように、嵌合筒部12は、背面視で矩形状を呈している。嵌合筒部12の上下面は、左右に沿って配置される。嵌合筒部12の左右面は、上下に沿って配置される。嵌合筒部12の上下面の幅寸法は、周壁の左右面の高さ寸法より小さい。つまり、嵌合筒部12の上下面は、短辺領域を構成し、嵌合筒部12の左右面は長辺領域を構成している。
嵌合筒部12の上面には、左右一対の脚部15が起立して設けられている。両脚部15の上端間には、撓み可能なロックアーム16が設けられている。ロックアーム16は、図5および図6に示すように、レバー40をロックして、嵌合位置(後述する)におけるレバー40の回動を規制する。
ハウジング10は、図9に示すように、嵌合筒部12の左右面の側方に、左右一対の外壁17を有している。嵌合筒部12の左右面と、対向する外壁17との間には、左右一対の空間部18が設けられている。両空間部18は、上下方向に細長く延び、前端の上部と下端が閉塞され(図8を参照)、後端が開放されている(図9を参照)。両空間部18には、レバー40の後述するアーム部41が挿入される。両外壁17は、上下方向に沿った板状をなし、アーム部41を覆うように配置される。両外壁17には、空間部18に突出する円柱状の支軸19が設けられている。
ハウジング本体11は、図8に示すように、複数のキャビティ21を有している。図5および図6に示すように、各キャビティ21には、後方から端子金具23が挿入される。端子金具23は、キャビティ21の内壁から突出するランス22によって係止され、ハウジング10に抜け止めされる。端子金具23は、導電金属製であって、タブ93が挿入されて接続される筒状の接続部24を有している。端子金具23の後部には、電線25が圧着により接続されている。
ハウジング10は、図9に示ように、後壁13から後方に突出する複数のシールタワー26を有している。各シールタワー26は、円筒状をなし、内部に断面円形のシール孔27を有している。図5および図6に示すように、各シールタワー26のシール孔27は、各キャビティ21と連通している。各シールタワー26のシール孔27には、電線25の外周に装着されたゴム栓30が挿入される。ゴム栓30は、シール孔27の内周面に密着し、ハウジング10内を液密にシールする。
ハウジング10は、図9に示すように、後方を向く後面部28を有している。後面部28は、後壁13の後面28Aを有している。後壁13の後面28Aは、上下方向および左右方向に沿って配置される。後壁13の後面28Aは、各シールタワー26の後端および両外壁17の後端よりも前方に引っ込むように配置されている。後壁13の後面28Aの左右両端は、対応する空間部18に臨み、レバー40のアーム部41に隣接して配置される。
ハウジング10は、前後方向と交差する方向である側方を向くハウジング側面部29を有している。ハウジング側面部29は、両外壁17の外面29Aを有している。図1および図2に示すように、外壁17の外面29Aは、上下方向および前後方向に沿った平面形状を呈している。
ハウジング10は、図9に示すように、後面部28の周囲(周辺部)に、第1取付部31および第2取付部32を有している。第1取付部31および第2取付部32は、後述するように、カバー60をハウジング10に取り付けて保持するための構造を有している。具体的には、第1取付部31および第2取付部32は、嵌合筒部12の短辺領域である上下面に設けられている。そして、第1取付部31および第2取付部32は、背面視において、ハウジング10の中心(上下方向および左右方向の各中心)を中心として、点対称でない形態(形状、配置を含む)になっている。
第1取付部31は、図1、図3、図8および図9に示すように、嵌合筒部12の下面に左右に間隔をあけて配置される一対の第1ロック部33を有している。両第1ロック部33は、爪状に突出し、互いに同一の形状を呈している。図5に示すように、第1ロック部33の後面は、下向きに傾斜している。第1ロック部33の前面は、上下方向に沿って配置されている。
また、第1取付部31は、図1に示すように、両第1ロック部33の周囲を包囲する門型枠状のロックガイド部34を有している。ロックガイド部34は、図3、図8および図9に示すように、嵌合筒部12の下面における両第1ロック部33の間および両第1ロック部33の左右両側に起立する支持脚35と、各支持脚35の後部下端間に左右方向に架け渡される架設壁36とを有している。各支持脚35は、両第1ロック部33の全体を左右両側から覆うように配置される。架設壁36は、前後方向に関して両第1ロック部33の前端部と重なる位置に配置される。
図9に示すように、第2取付部32の左右両側には、両脚部15が配置されている。第2取付部32の上側には、ロックアーム16が配置されている。第2取付部32は、嵌合筒部12の上面に左右に間隔をあけて配置される第2ロック部37および干渉部38を有している。第2ロック部37は、爪状に突出し、第1ロック部33の幅寸法と異なる幅寸法、詳しくは第1ロック部33の幅寸法より小さい幅寸法を有している。また、第2ロック部37は、第1ロック部33の高さ寸法と異なる高さ寸法、詳しくは第1ロック部33の高さ寸法より大きい高さ寸法を有している。図6に示すように、第2ロック部37の後面は、上向きに傾斜している。第2ロック部37の前面は、上下方向に沿って配置されている。
干渉部38は、嵌合筒部12の上壁における幅方向一側(図8の左側で、かつ図9の右側)の部分を上方に膨出させた形状になっている。具体的には、干渉部38は、断面門型をなし、嵌合筒部12の上壁の幅方向一側において前後方向に延びる形状になっている(図5を参照)。干渉部38は、嵌合筒部12の上壁の上面に突出している。干渉部38の後端(閉塞面)は、第2ロック部37よりも後方に位置している。干渉部38の幅寸法は、第2ロック部37の幅寸法よりも大きくされている。
干渉部38は、図5および図8に示すように、嵌合筒部12の上壁の内面に角凹状に凹む誤組防止凹部39を有している。誤組防止凹部39は、前後方向に延び、嵌合筒部12の前端に開口し、嵌合筒部12の後端に閉塞されている。図5に示すように、誤組防止凹部39には、前方から相手コネクタ90の誤組防止突部94が挿入される。
図9に示すように、干渉部38と第1ロック部33(図9の左側の第1ロック部33)は、ハウジング10の背面視において、後面部28の中心C1(幅方向中央および高さ方向中央)を中心として180°反転した位置に配置されている。つまり、干渉部38と第1ロック部33は、後面部28の中心C1を通る反転軸D1上に配置されている。
<レバー40>
レバー40は合成樹脂製であって、図10に示すように、左右一対のアーム部41と、両アーム部41間に架け渡される連結部42とを有している。レバー40は、両アーム部41と連結部42とで門形状を呈している。両アーム部41は、円形の軸受孔43と、軸受孔43の近傍まで延びるカム溝44とを有している。両カム溝44は、両アーム部41の内面に凹む形状であって、両アーム部41の外周縁に開口する入り口45を有している。レバー40は、両アーム部41を空間部18に配置させ、軸受孔43に支軸19を嵌めた状態で、ハウジング10に対し、軸受孔43(支軸19)を中心として、図2に示す初期位置から図1に示す嵌合位置へと回動可能とされる。初期位置では、図2に示すように、連結部42がハウジング10よりも後方に配置され、両アーム部41の一部が空間部18の後端の開放部分を通して後方に突出して配置される。嵌合位置では、図4~図7に示すように、連結部42がハウジング10の上端側に配置される。連結部42は、図2および図10に示すように、矩形枠の内側にレバーロック部46を有している。図5および図6に示すように、レバーロック部46は、嵌合位置においてロックアーム16に係止される。
<カバー60>
カバー60は合成樹脂製であって、キャップ状をなし、ハウジング10に後方から取り付けられる。カバー60は、図5および図6に示すように、各シールタワー26から引き出された各電線25を包囲する。
カバー60は、図11に示すように、本体カバー61と本体カバー61にヒンジ78を介して開閉可能に連結される蓋カバー62とを有している。そして、本体カバー61は、後面部28の後方を覆う基部63と、基部63から屈曲して左右一側方に突出する横出し部64とを有している。図3、図4および図7に示すように、本体カバー61は、基部63と横出し部64とで背面視L字形を呈している。
基部63の前端は、開口端であって、後壁13の後面28Aの外周に沿って当接するように配置される。横出し部64の前端は、基部63の前端と連通する開口縁であって、蓋カバー62によって閉塞される。
基部63は、後面部28に対向して配置される背板部65を有している。基部63は、横出し部64の後面側から前端に向けて傾斜する斜面領域を有している。レバー40は、回動過程で、基部63の斜面領域上に位置し、基部63との干渉を回避可能となっている(図2を参照)。
カバー60は、図11に示すように、基部63の前端側の上下面に、第1取付受部66および第2取付受部67を有している。第1取付受部66および第2取付受部67にはそれぞれ第1取付部31および第2取付部32が取り付けられる。第1取付受部66および第2取付受部67は、正面視において、基部63の中心(上下方向および左右方向の各中心)を中心として、点対称でない形態(形状、配置を含む)になっている。
第1取付受部66は、基部63の下面に左右に間隔をあけて配置される一対の第1ロック受部68を有している。両第1ロック受部68は、基部63の前端(開口端)の下側から前方に突出している。具体的には、両第1ロック受部68は、前後方向に沿った矩形枠状をなし、互いに同一の形状を呈している。図1および図3に示すように、両第1ロック受部68の内側には、対応する第1ロック部33が嵌まる。
第2取付受部67は、図11に示すように、基部63の上面に第2ロック受部69を有している。第2ロック受部69は、基部63の前端(開口端)の上側から前方に突出している。具体的には、第2ロック受部69は、前後方向に沿った矩形枠状をなし、第1ロック受部68の幅寸法と異なる幅寸法、詳しくは第1ロック受部68の幅寸法より小さい幅寸法を有している。図2に示すように、第2ロック受部69の内側には、第2ロック部37が嵌まる。
第2取付受部67は、図11に示すように、基部63の前端側において、第2ロック受部69の隣りである幅方向一側(図11の左側)のスペースに、逃げ空間71を有している。図5に示すように、逃げ空間71には、干渉部38が配置される。
横出し部64は、図2に示すように、背板部65に屈曲して連続する横出し背板部72と、横出し背板部72の上下両側から前方に突出する第1板部73および第2板部74とを有している。第1板部73は、横出し背板部72の上側から突出し、背面視でL字形状をなすカバー60の内側に位置する。第2板部74は、横出し背板部72の下側から突出し、背面視でL字形状をなすカバー60の外側に位置する。
図1および図3に示すように、第2板部74の外面には、カバーロック受部75が設けられている。カバーロック受部75は、爪状の突起部76と、突起部76の周囲に設けられるブリッジ部77とを有している。ヒンジ78は、図1、図2および図11に示すように、断面U字形状の可撓ヒンジであって、第1板部73の前縁に左右方向に沿って設けられる。図2、図4および図7に示すように、カバー60がハウジング10に保持された状態において、ヒンジ78の軸線は、ハウジング側面部29と交差(詳細には直交)する方向に向けられる。
図11に示すように、蓋カバー62は、矩形板状の蓋本体79を有している。蓋本体79の一縁(閉状態で上縁)は、ヒンジ78に連結されている。蓋本体79の他縁(閉状態で下縁)には、図1に示すように、カバーロック部81が突出して設けられている。カバーロック部81は、矩形枠状をなし、蓋カバー62の板面と直交する方向に沿って配置される。図1および図3に示すように、カバーロック部81の内側にはカバーロック受部75の突起部76が嵌まる。
蓋カバー62が本体カバー61に対して開状態にあるときに、横出し部64内にコルゲートチューブ70が挿入される。コルゲートチューブ70が横出し部64内に配置された状態で、蓋カバー62がヒンジ78を介して回動される。その後、図1および図3に示すように、カバーロック部81がカバーロック受部75を係止することで、蓋カバー62と本体カバー61とがコルゲートチューブ70を間に挟んで閉状態に保持される。なお、コルゲートチューブ70は合成樹脂製であって、電線25が挿通する可撓性の蛇腹管である。
カバー60は、前後方向に沿った仮想面(図4の破線Xを参照)に対してハウジング側面部29を構成する外壁17の外面29Aに近い側(破線Xの左側)において、前向きに配置されるカバー側面部82を有している。カバー側面部82は、蓋本体79の外面82Aを有している。本実施例1の場合、図4に示すように、蓋本体79の外面82Aは、閉状態において、外壁17の外面29Aと直交し、前方を向いて配置される。
蓋カバー62は、図1および図11に示すように、蓋本体79の外面82Aに突出する形状の規制部83を有している。規制部83は、蓋本体79における一縁および他縁と交差する両側縁のうち、基部63に近い一側縁から突出する被覆部84を有している。被覆部84は、矩形板状をなし、蓋本体79の外面82Aと直交する上下方向に沿った板面を有している。被覆部84は、蓋本体79の一縁側から他縁側にかけて、蓋本体79の一側縁の全長にわたって設けられている。被覆部84と、対向する基部63の側壁との間には、嵌合筒部12の外壁17が挿入される(図1および図4を参照)。
図1および図11に示すように、規制部83は、被覆部84の板面に、蓋本体79の一側縁の長さ方向に間隔をあけて連結される複数のリブ85を有している。各リブ85は、左右方向に沿った板状をなし、被覆部84の板面と蓋本体79の外面82Aとに連結されている。具体的には、各リブ85は、被覆部84の一縁部、他縁部および両縁部間の中央である中間部に配置される。各リブ85は、三角形状(詳細には直角三角形状)をなし、被覆部84の突出方向の先端部から蓋本体79の外面82Aにかけて直線状に傾斜する傾斜縁を有している。
<コネクタの組み付け構造および組み付け方法>
組み付けに際し、レバー40の両アーム部41が両空間部18に挿入される。レバー40の挿入過程において、両アーム部41が支軸19と干渉し、外壁17が外側に撓み変形する。挿入完了後、外壁17が弾性復帰し、支軸19が軸受孔43に嵌まる。これにより、レバー40がハウジング10に支持される。
続いて、ハウジング10に後方からカバー60が取り付けられる。カバー60の取り付け過程において、両第1ロック受部68が、ロックガイド部34の内側に挿入され、ロックガイド部34にガイドされつつ、両第1ロック部33に乗り上がって撓み変形する。また、第2ロック受部69が、第2ロック部37に乗り上がって撓み変形する。カバー60がハウジング10に正規に取り付けられると、両第1ロック受部68が弾性復帰して両第1ロック部33に係止される(図1、図3および図5を参照)。また、第2ロック受部69が弾性復帰して第2ロック部37に係止される(図6を参照)。さらに、干渉部38が逃げ空間71に進入してカバー60との干渉が回避される。これにより、カバー60がハウジング10に離脱を規制された状態に保持される。カバー60がハウジング10に正規に取り付けられると、基部63がハウジング10の前後方向および上下方向に沿って配置され、横出し部64がハウジング10の下部から幅方向一側に突出して配置される(図4を参照)。各シールタワー26から引き出された電線25は、背板部65および横出し背板部72によって屈曲させられ、横出し部64の幅方向一側の開口から外部に導出される。
一方、カバー60が正規とは上下逆向きの取り付け姿勢(以下、逆向き姿勢と称する。)をとってハウジング10に取り付けられようとすると、第1取付受部66が第2取付部32に対向し、第2取付受部67が第1取付部31に対向して配置される。すると、両第1ロック受部68のうちの一方の第1ロック受部68は、干渉部38の後端と干渉する。これにより、逆向き姿勢のカバー60がハウジング10に取り付けられる事態を回避することができる。仮に、一方の第1ロック受部68が干渉部38に乗り上がっても、干渉部38に係止されることはない。また、第2ロック受部69も幅寸法を異にする第1ロック部33に係止されることはない。よって、逆向き姿勢のカバー60がハウジング10に誤って取り付けられる事態を確実に回避することができる。
その後、横出し部64にコルゲートチューブ70が挿入され、蓋カバー62が本体カバー61に対して開状態から閉状態へと回動される。蓋カバー62の回動過程において、被覆部84の板面(各リブ85が連結されていない側の板面)が、対向する外壁17の外面29Aに沿って変位する。これにより、蓋カバー62の回動操作がガイドされる。
蓋カバー62が閉状態に至ると、カバーロック部81がブリッジ部77の内側に挿入されて突起部76に係止される。これにより、蓋カバー62が本体カバー61に対して閉状態に保持される。コルゲートチューブ70は、蓋カバー62と本体カバー61との間に挟まれて保持される。
ここで、規制部83の被覆部84は、板面を前後方向に向けつつ上下方向に沿って配置される。被覆部84の突出方向の先端部は、外壁17の外面29Aの後端下部を覆うように上下方向に沿って配置される(図1を参照)。このため、被覆部84の突出方向の先端部は、横出し部64と外壁17との隙間を側面視で覆い隠すことができる。
規制部83の各リブ85は、板面を上下方向に向けつつ左右方向に沿って配置される。各リブ85の後端縁は、左右方向に沿って蓋本体79に一体に連結されている。各リブ85の側端縁は、前後方向に沿って被覆部84に一体に連結され、被覆部84を介して蓋本体79の外面82Aに対向して配置される。言い換えれば、規制部83の各リブ85は、外壁17の外面29Aと蓋本体79の外面82Aとにまたがるように配置される。
仮に、横出し部64から外部に延びるコルゲートチューブ70やコルゲートチューブ70から外部に導出された各電線25が前方に振れるなどし、蓋カバー62に、本体カバー61から離れてハウジング10側に向かう方向(図1、図3および図4の矢印Yを参照)の外力が加わると、カバーロック部81とカバーロック受部75の係止が外れ、蓋カバー62が偶発的に開いてしまう懸念がある。また、カバーロック部81とカバーロック受部75のロック部分が破損する懸念もある。
しかるに本実施例1によれば、矢印Y方向の外力に抗するように、蓋本体79と外壁17との間に規制部83が介在している。このため、規制部83の被覆部84が外壁17の外面29Aに当たることで、矢印Y方向の外力を規制部83で確実に受け止めることができる。よって、カバーロック部81とカバーロック受部75のロック部分に大きな応力が加わるのを回避することができ、ロック部分が破損する事態を回避することができる。また、蓋本体79が外壁17側に変位するのを阻止することができ、蓋カバー62が偶発的に開く事態を防止することができる。
なお、外壁17は、内側に空間部18を有することで薄壁になる傾向にあり、規制部83が当たったときに撓み変形する懸念がある。しかし、空間部18にはレバー40のアーム部41が配置されているため、外壁17がアーム部41に当たることで撓み変形するのを防止することができる。
コネクタ嵌合に先立ち、レバー40は初期位置に配置される。初期位置では、レバー40が基部63に対して後方から跨るように配置される。
次いで、相手コネクタ90のフード部91がハウジング10の嵌合空間14に浅く嵌められる。すると、両カムフォロアが両カム溝44の入り口45に進入する。また、誤組防止突部94が誤組防止凹部39に進入する。その状態で、連結部42が摘まれ、レバー40が初期位置から嵌合位置へと回動される。回動の過程で、両カムフォロアが両カム溝44の溝面を摺動し、レバー40と相手コネクタ90との間にカム機構が作用し、フード部91がハウジング10の嵌合空間14に深く嵌合される。レバー40が嵌合位置に至ると、フード部91がハウジング10の嵌合空間14に正規深さで嵌合される。これにより、各相手端子金具92が各端子金具23と正規に導通接続される(図5を参照)。
一方、相手コネクタ90がハウジング10に対して正規と逆向きの嵌合姿勢をとっている場合、誤組防止突部94は、誤組防止凹部39と対応する位置に至らず、嵌合筒部12の下端に干渉する。これにより、逆向きの嵌合姿勢をとったフード部91がハウジング10の嵌合空間14に進入し、コネクタ嵌合が誤って進行する事態を回避することができる。
以上をまとめると、本実施例1については次のことが言える。
外壁17の外面29Aと蓋本体79の外面82Aとの間には、両外面29A、82Aにまたがるようにして規制部83が設けられている。このため、横出し部64から外部に延びるコルゲートチューブ70などが外壁17の外面29Aに近づく方向(図1、図3および図4の矢印Yを参照)に振れたときに、カバー60に加わる応力が規制部83に効率良く伝達される。その結果、カバー60がハウジング10に保持される状態を信頼性良く実現することができる。
特に、蓋カバー62が本体カバー61に対して不用意に開くのを防止することができる。この場合に、規制部83が蓋本体79の外面82Aに一体に設けられているため、ハウジング10にカバー60を取り付けた状態で、蓋カバー62の開閉操作を行うことができる。
しかも、ヒンジ78の軸線が外壁17の外面29Aと直交する方向に向けられ、規制部83の被覆部84が外壁17の外面29Aに沿って配置されるため、蓋カバー62がヒンジ78を中心として回動されても、外壁17と干渉するのを回避することができる。蓋カバー62の回動過程においては、規制部83が外壁17の外面29Aに沿って変位することができるため、蓋カバー62の回動操作がガイドされる。
規制部83が蓋本体79の外面82Aに設けられているため、カバー60がハウジング10に保持される前、空間部18にレバー40のアーム部41を挿入する組み付け過程で、アーム部41がカムフォロアなどと干渉したときに、外壁17の外面29A側が膨出することができる。よって、レバー40の組み付けを支承なく行うことができる。
また、規制部83の被覆部84が横出し部64と外壁17との隙間を側面視で覆い隠すように配置されるため、隙間を通してカバー60内またはハウジング10内に高圧洗浄水などの水が浸入するのを防止することができる。さらに、規制部83が複数のリブ85を有しているため、外力に抗する耐久性を十分に確保することができる。
そして、本実施例1の場合、第1取付部31および第2取付部32がハウジング10の背面視において互いに点対称でない形態であり、第1取付受部66および第2取付受部67もカバー60の正面視において互いに点対称でない形態である。このため、第1取付受部66が第1取付部31に取り付けられず、第2取付受部67が第2取付部32に取り付けられなければ、カバー60がハウジング10に正規に保持されることはない。よって、カバー60が逆向き姿勢をとってハウジング10に保持される事態を回避することができる。
特に、本実施例1の場合、カバー60がレバー40の回動方向(回動面)と交差する方向に突出する横出し部64を有している。このため、仮に、逆向き姿勢のカバー60がハウジング10に保持されてしまうと、レバー40が回動過程で横出し部64と干渉し、レバー40の回動操作を進めることができなくなる。その点、本実施例1のコネクタは、カバー60が逆向き姿勢をとってハウジング10に保持される事態を回避することができるため、横出し部64を有するカバー60にとって有用性が高い。
ハウジング10は、第1取付部31に、背面視で並んで配置される一対の第1ロック部33を有し、第2取付部32に、1つの第2ロック部37を有している。カバー60は、第1取付受部66に、第1ロック部33が嵌まる一対の第1ロック受部68を有している。このため、作業者は、カバー60の取り付け作業を行うに際し、第2ロック部37の個数が第1ロック部33の個数よりも少ないことを確認するか、あるいは第2ロック受部69の個数が第1ロック受部68の個数よりも少ないことを確認することにより、カバー60が正規の取り付け姿勢をとっているのかどうかを早い段階で知ることができる。よって、カバー60の取り付け作業を迅速に開始することができる。
また、第2取付部32は、背面視で第2ロック部37と並ぶ位置に、干渉部38を有している。第2取付受部67は、干渉部38が配置される逃げ空間71を有している。干渉部38と第1ロック部33は、後面部28の中心C1を中心として180°反転した位置にそれぞれ設けられている。このため、カバー60が逆向き姿勢をとっていると、干渉部38が第1ロック部33の係止相手である第1ロック受部68と干渉し、カバー60が逆向き姿勢でハウジング10に保持される事態を迅速かつ確実に回避することができる。
さらに、干渉部38は、内側に、前後方向に延びて嵌合筒部12の前端に開口する誤組防止凹部39を有している。相手コネクタ90が正規の嵌合姿勢をとっている場合、誤組防止凹部39の内側には、誤組防止突部94が配置される。一方、相手コネクタ90が正規とは逆向きの嵌合姿勢をとっている場合、誤組防止突部94は、誤組防止凹部39に対応する位置に至らず、嵌合筒部12の開口縁と干渉する。このため、逆向きの嵌合姿勢をとる相手コネクタ90が誤まって嵌合される事態を回避することができる。ここで、干渉部38が相手コネクタ90の誤嵌合を防止する機能とカバー60の誤取り付けを防止する機能とを兼備するから、両機能が別々に設けられる場合に比べ、ハウジング10の構成を簡単にすることができる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
本実施例1の場合、規制部はカバーに一体に設けられていたが、他の実施形態としては、規制部はハウジングに一体に設けられていても良い。
本実施例1の場合、規制部はカバーに一体に設けられていたが、他の実施形態としては、規制部がハウジングおよびカバーとは別体に設けられていても良い。 本実施例1の場合、カバーは本体カバーと蓋カバーとからなる構成であったが、他の実施形態としては、カバーは本体カバーと蓋カバーとの区別が無い単一の筒体であっても良い。
本実施例1の場合、本体カバーと蓋カバーとはヒンジを介して連結されていたが、他の実施形態としては、本体カバーと蓋カバーとはヒンジを介さず互いに分離可能な構成であっても良い。
本実施例1の場合、外壁の外面(ハウジング側面部)と蓋本体の外面(カバー側面部)とは互いに直交して配置されていたが、他の実施形態としては、外壁の外面(ハウジング側面部)と蓋本体の外面(カバー側面部)とは前後方向に対して鈍角または鋭角の傾斜をもって傾いて配置されるものであっても良い。
本実施例1の場合、第1取付部および第2取付部は、ハウジングの背面視で見える位置に配置され、第1取付受部および第2取付受部は、カバーの正面視で見える位置に配置されていたが、他の実施形態としては、第1取付部および第2取付部は、ハウジングの背面視で見えない位置に配置され、第1取付受部および第2取付受部は、カバーの正面視で見えない位置に配置されていても良い。
本実施例1の場合、ハウジングに、第1ロック部が2個、第2ロック部が1個、それぞれ設けられ、カバーに、第1ロック受部が2個、第2ロック受部が1個、それぞれ設けられていたが、他の実施形態としては、第2ロック部の個数は第1ロック部の個数よりも少なければ複数であっても良く、同様に、第2ロック受部の個数は第1ロック受部の個数よりも少なければ複数であっても良い。
本実施例1の場合、第1取付部および第2取付部はハウジングの上下面に配置され、第1取付受部および第2取付受部はカバーの上下面に配置されていたが、他の実施形態としては、第1取付部および第2取付部はハウジングの外面側に周方向に間隔をあけて配置されていれば良く、第1取付受部および第2取付受部もカバーの外面側に周方向に間隔をあけて配置されていれば良い。
10…ハウジング
11…ハウジング本体
12…嵌合筒部
13…後壁
14…嵌合空間
15…脚部
16…ロックアーム
17…外壁
18…空間部
19…支軸
20…シールリング
21…キャビティ
22…ランス
23…端子金具
24…接続部
25…電線
26…シールタワー
27…シール孔
28…後面部
28A…後壁の後面
29…ハウジング側面部
29A…外壁の外面
30…ゴム栓
31…第1取付部
32…第2取付部
33…第1ロック部
34…ロックガイド部
35…支持脚
36…架設壁
37…第2ロック部
38…干渉部
39…誤組防止凹部
40…レバー
41…アーム部
42…連結部
43…軸受孔
44…カム溝
45…カム溝の入り口
46…レバーロック部
60…カバー
61…本体カバー
62…蓋カバー
63…基部
64…横出し部
65…背板部
66…第1取付受部
67…第2取付受部
68…第1ロック受部
69…第2ロック受部
70…コルゲートチューブ
71…逃げ空間
72…横出し背板部
73…第1板部
74…第2板部
75…カバーロック受部
76…突起部
77…ブリッジ部
78…ヒンジ
79…蓋本体
81…カバーロック部
82…カバー側面部
82A…蓋本体の外面
83…規制部
84…被覆部
85…リブ
90…相手コネクタ
91…フード部
92…相手端子金具
93…タブ
94…誤組防止突部
C1…中心
D1…反転軸

Claims (3)

  1. 後方を向く後面部を有するハウジングと、
    前記後面部側から引き出された電線を包囲するカバーと、を備え、
    前記ハウジングは、前記後面部の周囲に設けられる第1取付部および第2取付部を有し、
    前記カバーは、前記第1取付部および第2取付部のそれぞれに取り付けられる第1取付受部および第2取付受部を有し、
    前記第1取付部は、第1ロック部を有し、
    前記第2取付部は、第2ロック部と、前記第2ロック部と並んで配置される干渉部と、を有し、
    前記第1取付受部は、前記第1ロック部に係止される第1ロック受部を有し、 前記第2取付受部は、前記第2ロック部に係止される第2ロック受部と、前記干渉部が配置される逃げ空間と、を有し、
    前記第1ロック部と前記干渉部は、前記ハウジングの背面視において前記後面部の中心を中心として180°反転した位置に配置され
    前記ハウジングは、内側に相手コネクタが嵌まる嵌合筒部を有し、
    前記干渉部は、前記嵌合筒部の一部を外側に膨出させた形態であり、内側に前記相手コネクタの誤組防止突部が配置されるコネクタ。
  2. 前記第1ロック部は、前記第1取付部に、背面視で複数並んで設けられ、前記第2ロック部は、前記第2取付部に、前記第1ロック部の個数よりも少ない個数で設けられ、複数の前記第1ロック部のうちの1つが、前記干渉部に対し、前記180°反転した位置に配置されている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングに回動可能に配置され、相手コネクタとの嵌合を進めるレバーを備え、
    前記レバーは、前記カバーの外側に配置され、
    前記カバーは、前記レバーの回動方向と交差する方向に突出する横出し部を有している請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
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