JP7278804B2 - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラムに関する。
近年、ネットワークに求められるセキュリティ、機能性の複雑化に伴い、オフィスや商業施設などで複数のネットワークを使い分ける構成が一般的になってきている。これらのネットワークは、完全に分離されており、このようなネットワーク環境下において使用される情報処理装置に対しては、1台の情報処理装置で複数のネットワークに対応できることが求められる。
ここで、情報処理装置が対応する(所属する)複数のネットワークが、第1のネットワークおよび第2のネットワークであるとする。情報処理装置が、自分が所属していない別のネットワークの宛先に対してパケットを送信する場合には、デフォルトゲートウェイを設定し、デフォルトゲートウェイ宛にパケットを送信することで、別のネットワークへの通信(ルータを超えた通信)が可能となる。デフォルトゲートウェイが第1のネットワークに接続されたゲートウェイである場合には、第1のネットワークにおいて別のネットワークに接続することができる。デフォルトゲートウェイは、情報処理装置内で1つだけ設定するため、第2のネットワークにおいても別のネットワークへの通信(ルータを超えた通信)を行うためには静的ルーティングを設定することが一般的である。静的ルーティングとは、特定の宛先ごとに、パケットを送信するゲートウェイを固定的に設定することで送信先の制御を行う一般的な仕組みである。
静的ルーティング方式では通信経路の登録、変更、削除を自動的に行わないため、宛先アドレスへの通信保障はされておらず、ルーティングテーブルに登録した通信経路でネットワーク障害が発生した場合でも、通信経路はルーティングテーブルに保持される。このため、実際にはネットワークが接続されていない場合であっても、ルーティングテーブルに登録された通信経路でパケット送信を試みてしまうことがあった。これに対し特許文献1では、通信経路に対して定期的にアドレス検索を行い、応答が返送されなければ通信経路をルーティングテーブルから削除する方法を開示している。
特開平7-193571号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、操作部を介して設定された通信経路をルーティングテーブルに登録する際に登録に失敗するケースを考慮してない。ところで、ルーティングテーブルへの登録に失敗すると、登録されている別の通信経路、即ちユーザの意図しない通信経路でパケット送信が行われてしまう恐れがある。この場合、ユーザは、自身が意図した通信経路が削除されたことを認識しないままパケット送信を行い、意図しない通信経路でパケット送信が行われ、情報漏えいしてしまうおそれがある。
本発明は、上記課題の少なくとも1つを鑑みてなされたものであり、ユーザが意図しない通信経路でのデータ送信が行われることを抑制可能な情報処理装置を提供することを目的の1つとする。
上記少なくとも1つの課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、接続されたネットワークを介してデータを送信する情報処理装置であって、前記ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際に用いる送信宛先と、ゲートウェイアドレスとを含む経路情報を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した経路情報に基づき、前記情報処理装置の外部にデータを送信する際の経路決定に用いられるテーブルに経路を登録する登録手段と、前記登録手段による登録処理によって、少なくとも1つの経路の登録に失敗した場合に、所定のメッセージを通知する通知手段と、前記登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できるか否かを判断する第1の判断手段と、前記登録に成功した経路が示す送信宛先に、前記登録された経路を経由して到達できたか否かを判断する第2の判断手段と、前記登録処理によって、経路の登録に失敗した場合に、当該経路の登録に失敗した送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、ネットワークフィルタに条件を追加する制御手段と、を有し、前記通知手段は、更に、前記第1の判断手段によって前記登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できないと判断した場合は、前記所定のメッセージとは異なる第2のメッセージを通知し、前記通知手段は、更に、前記第2の判断手段によって、前記登録に成功した経路が示す送信宛先に前記登録された経路を経由して到達できなかったと判断した場合は、前記所定のメッセージ及び第2のメッセージとは異なるメッセージを通知する。
本発明によれば、ユーザが意図しない通信経路でのデータ送信を抑制可能な情報処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る、通信装置200が接続されたネットワーク構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る、通信装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る、通信装置200のソフトウェア構成の一例を示す図である。 ルーティングルール編集時の画面の一例を示す図である。 通信経路登録を失敗した時の動作を設定する動作設定画面500の一例を示す図である。 通信装置200が起動する際や、通信装置200の再設定、LANケーブル挿抜によるリンクアップなど、ネットワーク構成を変更し得るイベントが発生した際における処理の流れを示すフローチャートである。 通信装置200が起動する際や、通信装置200の再設定、LANケーブル挿抜によるリンクアップなど、ネットワーク構成を変更し得るイベントが発生した際における処理の流れを示すフローチャートであって、図6に続く処理の流れを示すフローチャートである。 通信経路のシステムへの反映が失敗し、IPアドレスフィルタやポートフィルタが設定された通信経路が存在する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る、通信装置200が接続されたネットワーク構成の一例を示す図である。本実施形態では、図1に示すネットワーク構成によって、通信装置200がデータの送受信を行う通信システムが構成される。以下、この通信装置200がデータの送受信を行う通信システムを単にシステムと呼ぶ。本実施形態では、本発明に係る情報処理装置の一例である通信装置200について説明する。
通信装置200は、第1のネットワーク150および第2のネットワーク170に接続されている。第1のネットワーク150と第2のネットワーク170とは分離されている。
第1のネットワーク150には、第3のネットワーク160との通信を行う際のゲートウェイとなるルータ110が接続されている。第3のネットワーク160には第1の宛先ホスト120が接続されており、通信装置200と第1の宛先ホスト120間でパケット送受信を行う際にはルータ110を介して行われる。
第2のネットワーク170には、第4のネットワーク180との通信を行う際のゲートウェイとなるルータ130が接続されている。第4のネットワーク180には第2の宛先ホスト140が接続されており、通信装置200と第2の宛先ホスト140間でパケット送受信を行う際にはルータ130を介して行われる。
通信装置200は、複数の(2以上の)通信インターフェース(ネットワークインターフェース)を備え、同時に複数のネットワークに接続する。なお、本実施形態では、ネットワークがパケットでデータの送受信をする構成に本発明を適用した場合について説明するが、本発明は、パケット以外のデータ形式でデータの送受信を行うネットワークにも適用可能である。
図2は、本実施形態に係る、通信装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
通信装置200は、制御部201、プリンタ207、スキャナ209、および操作パネル211を有する。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)202を有する。制御部201は、RAM(Random Access Memory)203、ROM(Read Only Memory)204、およびHDD(Hard Disk Drive)205をさらに有する。CPU202を含む制御部201は、通信装置200全体の動作を制御する。CPU202は、ROM204に記憶された制御プログラムを読み出して実行し、通信制御などの各種制御を行う。RAM203は、CPU202の主メモリ、ワークエリア等の一時領域として用いられる。HDD205は、データや各種プログラム、或いは各種情報テーブルを記憶するものである。HDD205には、例えばスキャナ209で読み取ったイメージデータなど、各種イメージデータも保存することができる。CPU202を含む制御部201は、通信装置200の各種制御を行うコンピュータとして機能する。
制御部201は、プリンタI/F(インターフェース)206を有する。プリンタI/F206は、プリンタ207(プリンタエンジン)と制御部201とを接続する。プリンタ207は、プリンタI/F206を介して入力された印刷データに基づいて、不図示の給紙カセットから給紙されたシートに印刷処理を実行する。
制御部201は、スキャナI/F208、FAX(ファクシミリ)I/F214、および有線LAN(Local Area Network)I/F212、213を有する。スキャナI/F208は、スキャナ209と制御部201とを接続する。スキャナ209は、載置された原稿を読み取り、そして画像データを生成する。スキャナ209が生成した画像データは、プリンタ207で印刷されたり、HDD205に記憶されたり、FAXI/F214や有線LANI/F212、213を介して外部装置に送信されたりする。
なお、本実施形態の通信装置200は、有線LANI/F212、213を備えているが、本発明は有線LANI/F212、213に代えて無線LANI/Fを備えるものであってもよい。
制御部201は、操作パネルI/F210を有する。操作パネルI/F210は、操作パネル211と制御部201とを接続する。操作パネル211は、入力および表示が可能なタッチパネルである。
有線LANI/F212、213はネットワークインターフェースである。有線LANI/F212、213には、ネットワークケーブル(LANケーブル)が接続され、通信装置200と外部装置とがLANを介して通信を実行することができる。制御部201は、USB(Universal Serial Bus)ホストとして動作するインターフェースであるUSBI/Fを有してもよい。USBI/Fは、入力装置としてのキーボードやマウスを接続することで、入力手段として機能させることができる。USBI/Fは、有線でネットワークに接続するLANI/Fを備えるUSB周辺装置(USB接続のLANアダプタ)を接続することで、有線LANI/Fとして機能させることができる。
通信装置200は、有線LANI/F212または213を介して、第1のネットワーク150または第2のネットワーク170に接続された外部装置と通信する。
FAX/IF214は、電話回線ケーブルが接続され、アナログやISDN(Integrated Services Digital Network)通信で電話回線網に接続される。
なお、通信装置200は1つのCPU202が1つのメモリ(RAM203)を用いて後述する図6のフローチャートに示す各処理を実行するものであるが、他の態様であっても構わない。例えば、複数のCPUや複数のメモリを協働させて各処理を実行するようにすることもできる。
図3は、本実施形態に係る、通信装置200のソフトウェア構成の一例を示す図である。
通信装置200は、設定値DB(データベース)301、ルーティングテーブル管理部302、ルーティングテーブル303、IPパケットフィルタ管理部304、およびIPパケットフィルタ305を有する。ルーティングテーブル303は、有線LANI/F212または213を介した通信における通信相手の経路情報を含む。ルーティングテーブル303は、情報処理装置の外部にデータを送信する際の経路決定に用いられるルーティング情報を有するテーブルである。通信相手の経路情報は、通信相手のアドレスである宛先アドレス(ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際に用いる送信宛先)、および宛先アドレスにパケット送信する際に中継するゲートウェイのアドレスを含む。
設定値DB301は、図4及び図5を参照して後述する、ユーザによって設定される静的ルーティングに関する設定値である第1設定値、および通信経路登録を失敗した時の動作に関する設定値である第2設定値を保管するデータベースである。
ルーティングテーブル管理部302は、設定値DB301から静的ルーティングに関する設定値である第1設定値を取得し、取得した第1設定値に従って、システムのルーティングテーブル303に反映する。また、通信装置200は、ユーザが静的ルーティングの設定を行うための設定画面(例えば図4参照)も備え、ユーザにより静的ルーティングの設定が更新された場合には、その更新結果を設定値DB301に反映する。
IPパケットフィルタ管理部304は、設定値DB301から通信経路登録を失敗した時の動作に関する設定値である第2設定値を取得する。IPパケットフィルタ管理部304は、通信経路の登録に失敗した場合には、取得した第2設定値に従って、システムのIPアドレスフィルタおよびポートフィルタであるIPパケットフィルタ305に反映する。IPパケットフィルタ305は、通信装置200から有線LANI/F212または213を介してデータの送信を行う相手のIPアドレスおよびポートごとに、送信の可否を設定するフィルタである。
また、通信装置200は、ユーザが通信経路登録を失敗した時の動作を選択するための設定画面(例えば図5参照)も備え、ユーザにより通信経路登録を失敗した時の動作に関する設定が更新された場合には、その更新結果を設定値DB301に反映する。通信装置200は、登録処理によって経路の登録に失敗した場合に、当該経路の登録に失敗した送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、ネットワークフィルタ(例えばIPパケットフィルタ305)に条件を追加する。通信装置200は、登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できないと判断した場合に、当該送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、ネットワークフィルタ(例えばIPパケットフィルタ305)に条件を追加してもよい。
図4および図5は、操作パネル211に表示される、通信装置200の設定を変更するための画面の一例を示している。
通信装置200は、ユーザからの指示を受け付けることにより、または、任意のタイミングで、操作パネル211に、図4のルーティングルール編集画面400を表示する。ユーザは、ルーティングルール編集画面400に対する入力を行うことで、静的ルーティングを行うか否かを選択することができる。静的ルーティングを行う場合、ユーザはONボタン401を選択する。静的ルーティングを行わない場合、ユーザはOFFボタン402を選択する。操作パネル211に表示される画面における選択は、操作パネル211の該当箇所をユーザがタッチ(押下)することで行われる。通信装置200は、図4の画面を介して経路情報の追加を受け付ける。
通信装置200は、ルーティングルール編集画面400の通信経路一覧403に、ユーザにより登録された通信経路、およびその通信経路がシステムに反映されているか否かを示す経路登録状況を表示する。通信経路は、例えば、宛先アドレス、プレフィックス、およびゲートウェイアドレスを含む。経路登録状況は、通信経路ごとに表示される。図4の例では、順番1の通信経路の経路登録状況は「成功」であり、順番2の通信経路の経路登録状況は「失敗」である。この経路登録状況における「失敗」の表示は、その経路情報による通信で通信相手から正常応答が得られなかった場合に、その旨をユーザに報知する報知手段として機能する。
ユーザは、通信経路一覧403から編集を行う通信経路を選択し、編集ボタン404を押下する。ユーザは、通信経路一覧403から削除を行う通信経路を選択し、削除ボタン405を押下する。ユーザは、編集ボタン404を押下することで、既に登録されている通信経路の編集、または新たな通信経路の登録を行うことができる。
通信装置200は、ユーザによる編集ボタン404の押下を検出すると、操作パネル211に、宛先アドレス編集画面420を表示する。宛先アドレス編集画面420は、ルーティングルール編集画面400にオーバーラップしたポップアップウィンドウで表示される。
通信装置200は、ユーザによる削除ボタン405の押下を検出すると、ユーザが選択した通信経路を通信経路一覧403から削除する。
ユーザは、操作パネル211を操作することで、操作パネル211に表示された宛先アドレス編集画面420に対する入力を行う。通信装置200は、ユーザによる宛先アドレス編集画面420の宛先アドレス421およびプレフィックス長422の設定、次へボタン424の押下を検出すると、操作パネル211に、ゲートウェイアドレス編集画面430を表示する。ゲートウェイアドレス編集画面430は、ルーティングルール編集画面400にオーバーラップしたポップアップウィンドウで表示される。
ユーザは、通信経路の登録を中断する場合には、宛先アドレス編集画面420においてキャンセルボタン423を押下する。通信装置200は、ユーザによる宛先アドレス編集画面420のキャンセルボタン423の押下を検出すると、操作パネル211に、ルーティングルール編集画面400を表示する。このとき、通信装置200は、ルーティングルール編集画面400の通信経路一覧403には編集ボタン404を押下する前の内容を表示する。
ユーザは、操作パネル211を操作することで、操作パネル211に表示されたゲートウェイアドレス編集画面430に対する入力を行う。通信装置200は、ユーザによるゲートウェイアドレス編集画面430のゲートウェイアドレス431の設定、OKボタン434の押下を検出すると、操作パネル211に、ルーティングルール編集画面400を表示する。このとき、通信装置200は、ルーティングルール編集画面400の通信経路一覧403には、ユーザが行ったゲートウェイアドレス431の設定を反映して表示する。
通信装置200は、ユーザによるゲートウェイアドレス編集画面430の戻るボタン433の押下を検出すると、操作パネル211に、宛先アドレス編集画面420を表示する。ユーザは、この宛先アドレス編集画面420において、宛先アドレス421およびプレフィックス長422を設定し直すことができる。
ユーザは、通信経路の登録を中断する場合には、ゲートウェイアドレス編集画面430においてキャンセルボタン432を押下する。通信装置200は、ユーザによるゲートウェイアドレス編集画面430のキャンセルボタン432の押下を検出すると、操作パネル211に、ルーティングルール編集画面400を表示する。このとき、通信装置200は、ルーティングルール編集画面400の通信経路一覧403には編集ボタン404を押下する前の内容を表示する。
ユーザは、ルーティングルール編集画面400の通信経路一覧403に表示する通信経路が一画面に収まらない場合には、ページ送りボタン409を押下することで、通信経路一覧403に表示する通信経路を変更することができる。通信装置200は、ユーザによるページ送りボタン409の押下を検出すると、通信経路一覧403に表示する通信経路が一画面に収まっていない場合には、通信経路一覧403に表示する通信経路を変更する。通信装置200は、通信経路一覧403に表示する通信経路の変更として、予め定めた行数ずつずらして表示するスクロール表示をしてもよいし、ページ単位で切り替えて表示してもよい。スクロール表示の場合のずらす行数は、ユーザが設定できるようにしてもよい。
ユーザは、宛先アドレス編集画面420およびゲートウェイアドレス編集画面430でのすべての設定が完了したならば、ルーティングルール編集画面400において設定反映ボタン407を押下する。通信装置200は、ユーザによるルーティングルール編集画面400の設定反映ボタン407の押下を検出すると、図6を参照して後述する処理を実行し、ユーザが設定した通信経路のシステムへの反映を試みる。通信装置200は、システムへの反映に失敗した通信経路がある場合には、操作パネル211にエラーメッセージ410を表示する。なお、反映に失敗するのは、例えば、デフォルトゲートウェイの設定に同一サブネット外のIPアドレスが設定されている場合や、何らかの理由でシステムが応答を返さない場合などである。通信装置200において、ユーザによるルーティングルール編集画面400の設定反映ボタン407の押下を検出する手段は、画面を介して経路情報の追加を受け付ける受付手段として機能する。
なお、これに限定されず、反映が成功した場合においても、更なる確認を行うようにすることもできる。例えば、反映が成功した後に、通信相手に到達できるか(登録(反映)した経路を経由して到達できるか)確認を行ってもよい。この場合、問い合わせに対して通信相手が正常応答を返してこない場合に、エラーメッセージを表示するようにすればよい。このエラーメッセージ410の表示は、その経路情報による通信で通信相手から正常応答が得られなかった場合に、その旨をユーザに報知する報知手段として機能する。
なお、通信装置200は、ルーティングルール編集画面400による設定以外の他の設定がある場合に、当該他の設定が完了しないうちは、ルーティングルール編集画面400に設定反映ボタン407を表示しない処理を行ってもよい。この場合、通信装置200は、ルーティングルール編集画面400のOKボタン408の押下を検出すると、ユーザが編集した情報を保持したまま、操作パネル211の表示を当該他の設定を行う設定画面に遷移させる。また、通信装置200は、ルーティングルール編集画面400のキャンセルボタン406の押下を検出すると、ユーザが編集した情報を破棄する。通信装置200は、ルーティングルール編集画面400に入力されることで追加を受け付けた経路情報を記憶領域としての設定値DB301に格納(保存)する。
ユーザは、通信経路のシステムへの反映が失敗した際の、通信装置200の動作を選択して予め設定しておくことができる。通信装置200は、ユーザからの指示を受け付けることにより、または、任意のタイミングで、操作パネル211に、図5の動作設定画面500を表示する。動作設定画面500は、通信経路登録を失敗した時(エラー時)の動作を設定する画面である。
通信経路の登録に失敗した際に、登録に失敗した宛先アドレスに対してIPアドレスフィルタを設定する場合には、ユーザはONボタン501を選択する。通信経路の登録に失敗した際に、登録に失敗した宛先アドレスに対してIPアドレスフィルタを設定しない場合、ユーザはOFFボタン502を選択する。
通信経路の登録に失敗した際に、登録に失敗した宛先アドレスに対してポートフィルタを設定する場合には、ユーザはONボタン503を選択する。通信経路の登録に失敗した際に、登録に失敗した宛先アドレスに対してポートフィルタを設定しない場合、ユーザはOFFボタン504を選択する。
通信装置200は、例えば、経路登録に関するエラー時に当該経路登録に失敗した宛先へのデータ送信を禁止する設定がなされている場合、経路の登録に応じては、ネットワークフィルタの追加を行わないようにしてもよい。ネットワークフィルタの追加は、例えば、送信禁止のアドレスのIPパケットフィルタ305への追加である。
通信経路の登録に失敗した際に、定期的に登録失敗した宛先アドレスに対してアドレス検索を行う場合には、ユーザはONボタン505を選択する。通信経路の登録に失敗した際に、定期的に登録失敗した宛先アドレスに対してアドレス検索を行なわない場合、ユーザはOFFボタン506を選択する。
ユーザは、動作設定画面500における各ボタンによって、通信経路のシステムへの反映が失敗した際の動作の選択を完了したならば、設定反映ボタン507を押下する。通信装置200は、設定反映ボタン507の押下を検出すると、動作設定画面500における各ボタンによる、通信経路のシステムへの反映が失敗した際の動作の選択結果を、システムに反映する。この反映は、通信経路のシステムへの反映が失敗した際の動作の選択結果を、設定値DB301に保存することで実行される。換言すると、この反映は、通信経路登録を失敗した時の動作に関する設定値である第2設定値を、設定値DB301に保存することで実行される。
なお、通信装置200は、動作設定画面500による設定以外の他の設定がある場合に、当該他の設定が完了しないうちは、動作設定画面500に設定反映ボタン507を表示しない処理を行ってもよい。この場合、通信装置200は、動作設定画面500のOKボタン508の押下を検出すると、ユーザが編集した情報を保持したまま、操作パネル211の表示を当該他の設定を行う設定画面に遷移させる。また、通信装置200は、動作設定画面500のキャンセルボタン509の押下を検出すると、ユーザが編集した情報を破棄する。
次に、図6、図7および図8のフローチャートを用いて、本実施形態の通信装置200の処理を説明する。図6、図7および図8のフローチャートに示す処理を実現するプログラムおよび各種データは、RAM203、ROM204およびHDD205のいずれかに記憶され、CPU202で実行される。
図6および図7は、通信装置200が起動する際や、通信装置200の再設定、LANケーブル挿抜によるリンクアップなど、ネットワーク構成を変更し得るイベントが発生した際における処理の流れを示すフローチャートである。例えば設定反映ボタン407が押下された場合にも、この図6および図7の処理が実行される。
図6のステップS601において、通信装置200は、ネットワーク構成を変更し得るイベントが発生すると、主回線のネットワークを確立する。主回線のネットワークが確立すると、ステップS602において、ルーティングテーブル管理部302は、設定値DB301から静的ルーティングに関する設定値(第1設定値)である経路情報を取得する。設定値DB301から経路情報を取得するルーティングテーブル管理部302は、ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際の経路情報を取得する取得手段に相当する。設定反映ボタン407の押下を受けて通信装置200が図6の処理を実行する場合には、ステップS602において、ルーティングテーブル管理部302は、ルーティングルール編集画面400で入力された経路情報を取得する。ルーティングルール編集画面400で入力された経路情報を取得するルーティングテーブル管理部302は、ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際の経路情報を取得する取得手段に相当する。ステップS603において、ルーティングテーブル管理部302は、ステップS602で取得した経路情報に基づき、静的ルーティングが有効に設定され、主回線向けの通信経路が設定されているか否かを判定する。ステップS603の判定において、主回線向けの通信経路が設定されている場合(ステップS603:Yes)は、処理はステップS604に進む。
ステップS604において、ルーティングテーブル管理部302は、今回の主回線向けの通信経路のルーティングテーブル303への反映(経路情報のルーティングテーブル303への登録)を試みる。ステップS605において、ルーティングテーブル管理部302は、ステップS604における通信経路のルーティングテーブル303への反映が失敗かを判定する。ステップS604における通信経路のルーティングテーブル303への反映が成功であった場合(ステップS605:No)は、処理はステップS603に戻り、ルーティングテーブル管理部302は、次の通信経路が主回線向けの通信経路か否かを判定する。ステップS604における通信経路のルーティングテーブル303への反映が失敗であった場合(ステップS605:Yes)は、処理はステップS606に進む。
ステップS606において、IPパケットフィルタ管理部304は、設定値DB301から、動作設定画面500による設定結果である第2設定値を読み出し、登録に失敗した宛先アドレスに対してIPアドレスフィルタを設定するか否かを判定する。このIPアドレスフィルタの設定は、動作設定画面のONボタン501およびOFFボタン502で設定される。登録に失敗した宛先アドレスに対してIPアドレスフィルタを設定しない場合(ステップS606:No)は、処理はステップS608に進む。登録に失敗した宛先アドレスに対してIPアドレスフィルタを設定しない場合(ステップS606:No)は、IPパケットフィルタ305は、登録に失敗した宛先のIPアドレスへの送信を許可する。登録に失敗した宛先アドレスに対してIPアドレスフィルタを設定する場合(ステップS606:Yes)は、処理はステップS607に進む。ステップS607において、IPパケットフィルタ管理部304は、登録に失敗した宛先のIPアドレスへの送信を行わないようにIPパケットフィルタ305に設定(送信不可とする設定)する。このように登録に失敗した宛先のIPアドレスをIPパケットフィルタ305に設定することで、通信装置200は、登録に失敗した宛先のIPアドレスに対してデフォルトゲートウェイを介してパケット送信することを防ぐことができる。
ステップS608において、IPパケットフィルタ管理部304は、設定値DB301から、動作設定画面500による設定結果である第2設定値を読み出し、登録に失敗した宛先アドレスに対してポートフィルタを設定するか否かを判定する。このポートフィルタの設定は、動作設定画面のONボタン503およびOFFボタン504で設定される。登録に失敗した宛先アドレスに対してポートフィルタを設定しない場合(ステップS608:No)は、処理はステップS603に戻る。登録に失敗した宛先アドレスに対してポートフィルタを設定しない場合(ステップS608:No)は、IPパケットフィルタ305は、登録に失敗した宛先のポートへの送信を許可する。登録に失敗した宛先アドレスに対してポートフィルタを設定する場合(ステップS608:Yes)は、処理はステップS609に進む。ステップS609において、IPパケットフィルタ管理部304は、登録に失敗した宛先のポートへの送信を行わないようにIPパケットフィルタ305に設定(送信不可とする設定)する。このように登録に失敗した宛先のポートをIPパケットフィルタ305に設定することで、通信装置200は、登録に失敗した宛先のポートに対してデフォルトゲートウェイを介してパケット送信することを防ぐことができる。
ステップS609の処理が完了したならば、処理はステップS603に戻る。
ステップS603の判定において、すべての主回線向け通信経路の登録処理が完了した場合(ステップS603:No)は、処理は図7のステップS701に進む。ステップS701において、通信装置200は、副回線のネットワークを確立する。副回線のネットワークが確立すると、ステップS702において、ルーティングテーブル管理部302は、設定値DB301から静的ルーティングに関する設定値(第1設定値)である経路情報を取得する。ステップS703において、ルーティングテーブル管理部302は、ステップS702で取得した経路情報に基づき、静的ルーティングが有効に設定され、副回線向けの通信経路が設定されているか否かを判定する。ステップS703の判定において、副回線向けの通信経路が設定されている場合(ステップS703:Yes)は、処理はステップS704に進む。
ステップS704において、ルーティングテーブル管理部302は、今回の副回線向けの通信経路のルーティングテーブル303への反映(経路情報のルーティングテーブル303への登録)を試みる。ステップS705において、ルーティングテーブル管理部302は、ステップS704における通信経路のルーティングテーブル303への反映が失敗かを判定する。ステップS704における通信経路のルーティングテーブル303への反映が成功であった場合(ステップS705:No)は、処理はステップS703に戻り、ルーティングテーブル管理部302は、次の通信経路が副回線向けの通信経路か否かを判定する。ステップS704における通信経路のルーティングテーブル303への反映が失敗であった場合(ステップS705:Yes)は、処理はステップS706に進む。
ステップS706において、IPパケットフィルタ管理部304は、設定値DB301から、動作設定画面500による設定結果である第2設定値を読み出し、登録に失敗した宛先アドレスに対してIPアドレスフィルタを設定するか否かを判定する。このIPアドレスフィルタの設定は、動作設定画面のONボタン501およびOFFボタン502で設定される。登録に失敗した宛先アドレスに対してIPアドレスフィルタを設定しない場合(ステップS706:No)は、処理はステップS708に進む。登録に失敗した宛先アドレスに対してIPアドレスフィルタを設定しない場合(ステップS706:No)は、IPパケットフィルタ305は、登録に失敗した宛先のIPアドレスへの送信を許可する。登録に失敗した宛先アドレスに対してIPアドレスフィルタを設定する場合(ステップS706:Yes)は、処理はステップS707に進む。ステップS707において、IPパケットフィルタ管理部304は、登録に失敗した宛先のIPアドレスへの送信を行わないようにIPパケットフィルタ305に設定(送信不可とする設定)する。このように登録に失敗した宛先のIPアドレスをIPパケットフィルタ305に設定することで、通信装置200は、登録に失敗した宛先のIPアドレスに対してデフォルトゲートウェイを介してパケット送信することを防ぐことができる。
ステップS708において、IPパケットフィルタ管理部304は、設定値DB301から、動作設定画面500による設定結果である第2設定値を読み出し、登録に失敗した宛先アドレスに対してポートフィルタを設定するか否かを判定する。このポートフィルタの設定は、動作設定画面のONボタン503およびOFFボタン504で設定される。登録に失敗した宛先アドレスに対してポートフィルタを設定しない場合(ステップS708:No)は、処理はステップS703に戻る。登録に失敗した宛先アドレスに対してポートフィルタを設定しない場合(ステップS708:No)は、IPパケットフィルタ305は、登録に失敗した宛先のポートへの送信を許可する。登録に失敗した宛先アドレスに対してポートフィルタを設定する場合(ステップS708:Yes)は、処理はステップS709に進む。ステップS709において、IPパケットフィルタ管理部304は、登録に失敗した宛先のポートへの送信を行わないようにIPパケットフィルタ305に設定(送信不可とする設定)する。このように登録に失敗した宛先のポートをIPパケットフィルタ305に設定することで、通信装置200は、登録に失敗した宛先のポートに対してデフォルトゲートウェイを介してパケット送信することを防ぐことができる。
ステップS703の判定において、すべての副回線向け通信経路の登録処理が完了した場合(ステップS703:No)は、処理はステップS710に進む。ステップS710において、通信装置200は、システムへの反映に失敗した通信経路があるか否かを判定する。システムへの反映登録に失敗した通信経路がある場合(ステップS710:Yes)には、通信装置200は、操作パネル211にエラーメッセージ410を表示する。例えば、通信装置200は、設定反映ボタン407等の押下をトリガーとして一連のフローチャートを実行した場合、ルーティングルール編集画面400とともにエラーメッセージ410を表示する。また、当該画面400には、経路登録のリスト上に通信経路毎に登録結果を示す成功又は失敗が表示される。これにより、登録に失敗した通信経路があることや、登録に失敗した通信経路の設定がいずれの設定なのかをユーザに分かりやすく通知することができる。
一方、通信装置200は、所定条件の成立をトリガーとして、一連のフローチャートを実行した場合、ステータスバーやステータス画面などに静的ルーティングの登録に失敗したことを示すエラーメッセージを表示すればよい。ここでの所定条件の成立としては、通信装置200が起動する際や、LANケーブル挿抜や、スリープ復帰に伴うリンクアップなどが挙げられる。また、当該ステータスバーに対するユーザ操作や、ステータス画面に対するユーザ操作を受け付けたことに従って、図4に示す画面に遷移するよう構成することもできる。
一連の処理により、通信経路をシステムが管理するルーティングテーブルに反映する際に、登録に失敗した経路があることを分かりやすく通知することができる。
なお、エラーメッセージの通知や、失敗時フィルタの適用はこれに限定されるものではない。例えば、システムへの反映が成功した場合であっても、更に、相手先の通信装置に到達できることを確認し、到達できない場合は、相手先に到達できないことを示すメッセージを通知するようにしてもよい。この場合、S705で登録に成功したと判断した後に、更に次に示す判断処理を行うようにすればよい。通信装置200は、S705で登録が成功した宛先に通信を試みる。通信に失敗した場合は相手先に到達できないことを示すメッセージを表示すればよい。また、通信装置200は、登録が成功した宛先に通信に成功したが、意図する経路とは異なる経路で到達している場合に、ユーザが登録した通信経路で通信できていないことを示すメッセージを表示すればよい。また、到達できない場合や、意図する経路とは異なる経路で到達している場合にも、登録失敗時と同様の判断条件に基づきポートフィルタやIPフィルタによる制限を行うことができる。
図8は、通信経路のシステムへの反映が失敗し、IPアドレスフィルタやポートフィルタが設定された通信経路が存在する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
通信装置200は、図6および図7に示した処理であるルーティング設定が完了した後、設定値DB301から、動作設定画面500による設定結果である第2設定値を読み出し、自動復旧を行う設定であるか否かを判定する。この自動復旧機能は、通信経路の登録に失敗した際に、登録失敗した宛先アドレスに対して定期的にアドレス検索を行う機能であり、動作設定画面のONボタン505およびOFFボタン506で設定される。この自動復旧する動作は、正常応答が得られなかった通信相手に対して、正常応答が得られるかを再確認する動作である。
自動復旧機能が有効な場合(ステップS801:Yes)には、ステップS802において、通信装置200は、タイマーを起動する。自動復旧機能が無効な場合(ステップS801:No)には、自動復旧のためのタイマー起動は行わず、スタンバイ状態を維持する。
ステップS803において、通信装置200は、タイマーが満了したかを判定する。タイマーが満了したならば(ステップS803:Yes)、ステップS804において、通信装置200は、アドレス検索に使用するポートをオープンする。続いてステップS805において、通信装置200は、以前にシステムへの反映に失敗した通信経路の宛先アドレスに対してアドレス検索を行う。このアドレス検索は、例えば、通信装置200がpingコマンドを実行することによって実現することができる。なお、通信装置200は、探索を可能とするため、一時的にIPアドレスフィルタをOFFに設定する(一時的に無効にする)。
ステップS805のアドレス検索の結果、宛先アドレスから正常応答を受信しなかった場合(ステップS806:No)には、処理はステップS809に進む。ステップS809において、通信装置200は、正常応答を受信しなかった宛先アドレスのアドレス検索の際にオープンしたポートをクローズする。続いて、処理はステップS802に戻り、通信装置200はタイマーを起動する。
ステップS805のアドレス検索の結果、宛先アドレスから正常応答を受信した場合(ステップS806:Yes)には、処理はステップS807に進む。ステップS807において、通信装置200は、正常応答を受信した宛先アドレスに対してIPパケットフィルタ305において設定されている送信不可とする設定(IPアドレスフィルタおよびポートフィルタ)を解除する。
ステップS807に続くステップS808において、通信装置200は、システムの再設定指示を行ことで、ルーティング設定(図6および図7の処理)を再度実行する。この際に、通信装置200は、S805の処理で一時的にOFFに変更したIPアドレスフィルタをONに変更する(有効にする)。
以上説明した処理を実行する本実施形態の通信装置200によれば、ユーザが入力した経路情報に問題があったことをユーザに認識させ、ユーザに経路情報の再入力を促すことが可能となる。
また、本実施形態の通信装置200によれば、通信経路のシステムへの反映失敗と連動してIPフィルタ(指定IPアドレスへの送信を不可とするフィルタ)/ポートフィルタ(指定ポートへの送信を不可とするフィルタ)を設定することができる。これにより、意図しない経路でのパケット送信を抑制することで情報漏えいのリスクを防ぐことができる。
さらに、本実施形態の通信装置200によれば、通信経路のシステムへの反映失敗時の動作を選択して設定するメニュー(動作設定画面)を有する。これにより、接続されるネットワーク環境に応じたルーティング設定およびセキュリティ設定が可能となり、ユーザビリティを向上させることができる。
また、本実施形態によれば、ユーザが入力した通信経路のシステムへの反映が失敗した際に、操作パネル211にエラーを表示する(エラー表示410)。また、通信経路をリスト化して通信経路毎に登録状況(設定成功/設定失敗)を表示する(通信経路一覧403)。これにより、ユーザが入力した通信経路に問題があったことを認識させ、通信経路の再入力や通信経路のネットワーク通信状態の確認を促すことができる。また、通信経路登録の失敗と連動してIPフィルタを設定することで意図しない経路でのパケット送信が抑制され、情報漏えいのリスクを防ぐことができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (10)

  1. 接続されたネットワークを介してデータを送信する情報処理装置であって、
    前記ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際に用いる送信宛先と、ゲートウェイアドレスとを含む経路情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した経路情報に基づき、前記情報処理装置の外部にデータを送信する際の経路決定に用いられるテーブルに経路を登録する登録手段と、
    前記登録手段による登録処理によって、少なくとも1つの経路の登録に失敗した場合に、所定のメッセージを通知する通知手段と、
    前記登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できるか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記登録に成功した経路が示す送信宛先に、前記登録された経路を経由して到達できたか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記登録処理によって、経路の登録に失敗した場合に、当該経路の登録に失敗した送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、ネットワークフィルタに条件を追加する制御手段と、
    を有し、
    前記通知手段は、更に、前記第1の判断手段によって前記登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できないと判断した場合は、前記所定のメッセージとは異なる第2のメッセージを通知し、
    前記通知手段は、更に、前記第2の判断手段によって、前記登録に成功した経路が示す送信宛先に前記登録された経路を経由して到達できなかったと判断した場合は、前記所定のメッセージ及び前記第2のメッセージとは異なるメッセージを通知する、
    こと特徴とする情報処理装置。
  2. 画面を介して経路情報の追加を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で追加を受け付けた経路情報を記憶領域に格納する格納手段と、を有し、
    前記取得手段は、前記記憶領域に格納されている1以上の経路情報を取得することを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御手段は、更に、前記第1の判断手段によって前記登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できないと判断した場合に、当該送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、前記ネットワークフィルタに条件を追加することを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  4. 前記制御手段は、更に、前記第2の判断手段によって、前記登録に成功した経路が示す送信宛先に前記登録された経路を経由して到達できなかったと判断した場合は、当該送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、前記ネットワークフィルタに条件を追加することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記テーブルに基づく経路の再確認を行うかどうかを設定する第2の設定手段を更に備え、
    前記第2の設定手段によって経路の再確認を行う設定がなされている場合に、前記ネットワークフィルタを一時的に無効とし、前記取得手段で取得した経路情報に対応する送信宛先に到達できるか否かを判断し、当該送信宛先に到達できる場合は、前記ネットワークフィルタの条件を変更する変更手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記所定のメッセージの通知は、エラーメッセージの表示であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 接続されたネットワークを介してデータを送信する情報処理装置であって、
    前記ネットワークに接続するネットワークインターフェースと、
    前記ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際に用いる送信宛先と、ゲートウェイアドレスとを含む経路情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した経路情報に基づき、前記情報処理装置の外部にデータを送信する際の経路決定に用いられるルーティング情報に経路を登録する登録手段と、
    前記登録手段による登録処理によって、経路の登録に失敗した場合に、当該経路の登録に失敗した送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、ネットワークフィルタを構成する制御手段と、
    を有すること特徴とする情報処理装置。
  8. 前記情報処理装置は、2以上のネットワークインターフェースと、プリンタを有する印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 接続されたネットワークを介してデータを送信する情報処理装置の制御方法であって、
    前記ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際に用いる送信宛先と、ゲートウェイアドレスとを含む経路情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した経路情報に基づき、前記情報処理装置の外部にデータを送信する際の経路決定に用いられるテーブルに経路を登録する登録工程と、
    前記登録工程による登録処理によって、少なくとも1つの経路の登録に失敗した場合に、所定のメッセージを通知する通知工程と、
    前記登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できるか否かを判断する第1の判断工程と、
    前記登録に成功した経路が示す送信宛先に、前記登録された経路を経由して到達できたか否かを判断する第2の判断工程と、
    前記登録処理によって、経路の登録に失敗した場合に、当該経路の登録に失敗した送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、ネットワークフィルタに条件を追加する制御工程と、
    を有し、
    前記通知工程は、更に、前記第1の判断工程によって前記登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できないと判断した場合は、前記所定のメッセージとは異なる第2のメッセージを通知し、
    前記通知工程は、更に、前記第2の判断工程によって、前記登録に成功した経路が示す送信宛先に前記登録された経路を経由して到達できなかったと判断した場合は、前記所定のメッセージ及び前記第2のメッセージとは異なるメッセージを通知する、
    こと特徴とする情報処理装置の制御方法。
  10. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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福島 泰法 Yasunori FUKUSHIMA,目で見て覚える TCP/IPルーティング、4 IPルーティングトラブルシューティング,SoftwareDesign No.142 ,日本,(株)技術評論社,2002年08月18日,P.42-49

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