JP2020141386A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
Description
図1は、本発明の一実施形態に係る、通信装置200が接続されたネットワーク構成の一例を示す図である。本実施形態では、図1に示すネットワーク構成によって、通信装置200がデータの送受信を行う通信システムが構成される。以下、この通信装置200がデータの送受信を行う通信システムを単にシステムと呼ぶ。本実施形態では、本発明に係る情報処理装置の一例である通信装置200について説明する。
通信装置200は、第1のネットワーク150および第2のネットワーク170に接続されている。第1のネットワーク150と第2のネットワーク170とは分離されている。
第2のネットワーク170には、第4のネットワーク180との通信を行う際のゲートウェイとなるルータ130が接続されている。第4のネットワーク180には第2の宛先ホスト140が接続されており、通信装置200と第2の宛先ホスト140間でパケット送受信を行う際にはルータ130を介して行われる。
通信装置200は、複数の(2以上の)通信インターフェース(ネットワークインターフェース)を備え、同時に複数のネットワークに接続する。なお、本実施形態では、ネットワークがパケットでデータの送受信をする構成に本発明を適用した場合について説明するが、本発明は、パケット以外のデータ形式でデータの送受信を行うネットワークにも適用可能である。
通信装置200は、制御部201、プリンタ207、スキャナ209、および操作パネル211を有する。制御部201は、CPU(Central Processing Unit)202を有する。制御部201は、RAM(Random Access Memory)203、ROM(Read Only Memory)204、およびHDD(Hard Disk Drive)205をさらに有する。CPU202を含む制御部201は、通信装置200全体の動作を制御する。CPU202は、ROM204に記憶された制御プログラムを読み出して実行し、通信制御などの各種制御を行う。RAM203は、CPU202の主メモリ、ワークエリア等の一時領域として用いられる。HDD205は、データや各種プログラム、或いは各種情報テーブルを記憶するものである。HDD205には、例えばスキャナ209で読み取ったイメージデータなど、各種イメージデータも保存することができる。CPU202を含む制御部201は、通信装置200の各種制御を行うコンピュータとして機能する。
制御部201は、スキャナI/F208、FAX(ファクシミリ)I/F214、および有線LAN(Local Area Network)I/F212、213を有する。スキャナI/F208は、スキャナ209と制御部201とを接続する。スキャナ209は、載置された原稿を読み取り、そして画像データを生成する。スキャナ209が生成した画像データは、プリンタ207で印刷されたり、HDD205に記憶されたり、FAXI/F214や有線LANI/F212、213を介して外部装置に送信されたりする。
なお、本実施形態の通信装置200は、有線LANI/F212、213を備えているが、本発明は有線LANI/F212、213に代えて無線LANI/Fを備えるものであってもよい。
通信装置200は、有線LANI/F212または213を介して、第1のネットワーク150または第2のネットワーク170に接続された外部装置と通信する。
FAX/IF214は、電話回線ケーブルが接続され、アナログやISDN(Integrated Services Digital Network)通信で電話回線網に接続される。
通信装置200は、設定値DB(データベース)301、ルーティングテーブル管理部302、ルーティングテーブル303、IPパケットフィルタ管理部304、およびIPパケットフィルタ305を有する。ルーティングテーブル303は、有線LANI/F212または213を介した通信における通信相手の経路情報を含む。ルーティングテーブル303は、情報処理装置の外部にデータを送信する際の経路決定に用いられるルーティング情報を有するテーブルである。通信相手の経路情報は、通信相手のアドレスである宛先アドレス(ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際に用いる送信宛先)、および宛先アドレスにパケット送信する際に中継するゲートウェイのアドレスを含む。
ルーティングテーブル管理部302は、設定値DB301から静的ルーティングに関する設定値である第1設定値を取得し、取得した第1設定値に従って、システムのルーティングテーブル303に反映する。また、通信装置200は、ユーザが静的ルーティングの設定を行うための設定画面(例えば図4参照)も備え、ユーザにより静的ルーティングの設定が更新された場合には、その更新結果を設定値DB301に反映する。
また、通信装置200は、ユーザが通信経路登録を失敗した時の動作を選択するための設定画面(例えば図5参照)も備え、ユーザにより通信経路登録を失敗した時の動作に関する設定が更新された場合には、その更新結果を設定値DB301に反映する。通信装置200は、登録処理によって経路の登録に失敗した場合に、当該経路の登録に失敗した送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、ネットワークフィルタ(例えばIPパケットフィルタ305)に条件を追加する。通信装置200は、登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できないと判断した場合に、当該送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、ネットワークフィルタ(例えばIPパケットフィルタ305)に条件を追加してもよい。
通信装置200は、ユーザからの指示を受け付けることにより、または、任意のタイミングで、操作パネル211に、図4のルーティングルール編集画面400を表示する。ユーザは、ルーティングルール編集画面400に対する入力を行うことで、静的ルーティングを行うか否かを選択することができる。静的ルーティングを行う場合、ユーザはONボタン401を選択する。静的ルーティングを行わない場合、ユーザはOFFボタン402を選択する。操作パネル211に表示される画面における選択は、操作パネル211の該当箇所をユーザがタッチ(押下)することで行われる。通信装置200は、図4の画面を介して経路情報の追加を受け付ける。
ユーザは、通信経路一覧403から編集を行う通信経路を選択し、編集ボタン404を押下する。ユーザは、通信経路一覧403から削除を行う通信経路を選択し、削除ボタン405を押下する。ユーザは、編集ボタン404を押下することで、既に登録されている通信経路の編集、または新たな通信経路の登録を行うことができる。
通信装置200は、ユーザによる編集ボタン404の押下を検出すると、操作パネル211に、宛先アドレス編集画面420を表示する。宛先アドレス編集画面420は、ルーティングルール編集画面400にオーバーラップしたポップアップウィンドウで表示される。
通信装置200は、ユーザによる削除ボタン405の押下を検出すると、ユーザが選択した通信経路を通信経路一覧403から削除する。
なお、これに限定されず、反映が成功した場合においても、更なる確認を行うようにすることもできる。例えば、反映が成功した後に、通信相手に到達できるか(登録(反映)した経路を経由して到達できるか)確認を行ってもよい。この場合、問い合わせに対して通信相手が正常応答を返してこない場合に、エラーメッセージを表示するようにすればよい。このエラーメッセージ410の表示は、その経路情報による通信で通信相手から正常応答が得られなかった場合に、その旨をユーザに報知する報知手段として機能する。
通信装置200は、例えば、経路登録に関するエラー時に当該経路登録に失敗した宛先へのデータ送信を禁止する設定がなされている場合、経路の登録に応じては、ネットワークフィルタの追加を行わないようにしてもよい。ネットワークフィルタの追加は、例えば、送信禁止のアドレスのIPパケットフィルタ305への追加である。
図6のステップS601において、通信装置200は、ネットワーク構成を変更し得るイベントが発生すると、主回線のネットワークを確立する。主回線のネットワークが確立すると、ステップS602において、ルーティングテーブル管理部302は、設定値DB301から静的ルーティングに関する設定値(第1設定値)である経路情報を取得する。設定値DB301から経路情報を取得するルーティングテーブル管理部302は、ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際の経路情報を取得する取得手段に相当する。設定反映ボタン407の押下を受けて通信装置200が図6の処理を実行する場合には、ステップS602において、ルーティングテーブル管理部302は、ルーティングルール編集画面400で入力された経路情報を取得する。ルーティングルール編集画面400で入力された経路情報を取得するルーティングテーブル管理部302は、ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際の経路情報を取得する取得手段に相当する。ステップS603において、ルーティングテーブル管理部302は、ステップS602で取得した経路情報に基づき、静的ルーティングが有効に設定され、主回線向けの通信経路が設定されているか否かを判定する。ステップS603の判定において、主回線向けの通信経路が設定されている場合(ステップS603:Yes)は、処理はステップS604に進む。
ステップS609の処理が完了したならば、処理はステップS603に戻る。
一方、通信装置200は、所定条件の成立をトリガーとして、一連のフローチャートを実行した場合、ステータスバーやステータス画面などに静的ルーティングの登録に失敗したことを示すエラーメッセージを表示すればよい。ここでの所定条件の成立としては、通信装置200が起動する際や、LANケーブル挿抜や、スリープ復帰に伴うリンクアップなどが挙げられる。また、当該ステータスバーに対するユーザ操作や、ステータス画面に対するユーザ操作を受け付けたことに従って、図4に示す画面に遷移するよう構成することもできる。
一連の処理により、通信経路をシステムが管理するルーティングテーブルに反映する際に、登録に失敗した経路があることを分かりやすく通知することができる。
なお、エラーメッセージの通知や、失敗時フィルタの適用はこれに限定されるものではない。例えば、システムへの反映が成功した場合であっても、更に、相手先の通信装置に到達できることを確認し、到達できない場合は、相手先に到達できないことを示すメッセージを通知するようにしてもよい。この場合、S705で登録に成功したと判断した後に、更に次に示す判断処理を行うようにすればよい。通信装置200は、S705で登録が成功した宛先に通信を試みる。通信に失敗した場合は相手先に到達できないことを示すメッセージを表示すればよい。また、通信装置200は、登録が成功した宛先に通信に成功したが、意図する経路とは異なる経路で到達している場合に、ユーザが登録した通信経路で通信できていないことを示すメッセージを表示すればよい。また、到達できない場合や、意図する経路とは異なる経路で到達している場合にも、登録失敗時と同様の判断条件に基づきポートフィルタやIPフィルタによる制限を行うことができる。
通信装置200は、図6および図7に示した処理であるルーティング設定が完了した後、設定値DB301から、動作設定画面500による設定結果である第2設定値を読み出し、自動復旧を行う設定であるか否かを判定する。この自動復旧機能は、通信経路の登録に失敗した際に、登録失敗した宛先アドレスに対して定期的にアドレス検索を行う機能であり、動作設定画面のONボタン505およびOFFボタン506で設定される。この自動復旧する動作は、正常応答が得られなかった通信相手に対して、正常応答が得られるかを再確認する動作である。
ステップS807に続くステップS808において、通信装置200は、システムの再設定指示を行ことで、ルーティング設定(図6および図7の処理)を再度実行する。この際に、通信装置200は、S805の処理で一時的にOFFに変更したIPアドレスフィルタをONに変更する(有効にする)。
また、本実施形態の通信装置200によれば、通信経路のシステムへの反映失敗と連動してIPフィルタ(指定IPアドレスへの送信を不可とするフィルタ)/ポートフィルタ(指定ポートへの送信を不可とするフィルタ)を設定することができる。これにより、意図しない経路でのパケット送信を抑制することで情報漏えいのリスクを防ぐことができる。
さらに、本実施形態の通信装置200によれば、通信経路のシステムへの反映失敗時の動作を選択して設定するメニュー(動作設定画面)を有する。これにより、接続されるネットワーク環境に応じたルーティング設定およびセキュリティ設定が可能となり、ユーザビリティを向上させることができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (14)
- 接続されたネットワークを介してデータを送信する情報処理装置であって、
前記ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際に用いる送信宛先と、ゲートウェイアドレスとを含む経路情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した経路情報に基づき、前記情報処理装置の外部にデータを送信する際の経路決定に用いられるテーブルに経路を登録する登録手段と、
前記登録手段による登録処理によって、少なくとも1つの経路の登録に失敗した場合に、所定のメッセージを通知する通知手段と、
を有すること特徴とする情報処理装置。 - 画面を介して経路情報の追加を受け付ける受付手段と、
前記受付手段で追加を受け付けた経路情報を記憶領域に格納する格納手段と、を有し、
前記取得手段は、前記記憶領域に格納されている1以上の経路情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できるか否かを判断する第1の判断手段を更に有し、
前記通知手段は、更に、前記第1の判断手段によって前記登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できないと判断した場合は、前記所定のメッセージとは異なる第2のメッセージを通知することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記登録に成功した経路が示す送信宛先に、前記登録された経路を経由して到達できたか否かを判断する第2の判断手段を更に有し、
前記通知手段は、更に、前記第2の判断手段によって、前記登録に成功した経路が示す送信宛先に前記登録された経路を経由して到達できなかったと判断した場合は、前記所定のメッセージ及び第2のメッセージとは異なるメッセージを通知することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記登録処理によって、経路の登録に失敗した場合に、当該経路の登録に失敗した送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、ネットワークフィルタに条件を追加する制御手段を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
- 前記制御手段は、更に、前記第1の判断手段によって前記登録に成功した経路が示す送信宛先に到達できないと判断した場合に、当該送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、前記ネットワークフィルタに条件を追加することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記制御手段は、更に、前記第2の判断手段によって、前記登録に成功した経路が示す送信宛先に前記登録された経路を経由して到達できなかったと判断した場合は、当該送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、前記ネットワークフィルタに条件を追加することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
- 通信経路に関する第1の設定を設定する設定手段と、
前記第1の設定がなされている場合、前記経路の登録に応じては、前記制御手段による、前記ネットワークフィルタの追加が行われないことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記第1の設定は、経路登録に関するエラー時に当該経路登録に失敗した宛先へのデータ送信を禁止する設定であることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記テーブルに基づく経路の再確認を行うかどうかを設定する第2の設定手段を更に備え、
前記第2の設定手段によって経路の再確認を行う設定がなされている場合に、前記ネットワークフィルタを一時的に無効とし、前記取得手段で取得した経路情報に対応する送信宛先に到達できるか否かを判断し、当該送信宛先に到達できる場合は、前記ネットワークフィルタの条件を変更する変更手段と、を有することを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。 - 接続されたネットワークを介してデータを送信する情報処理装置であって、
前記ネットワークに接続するネットワークインターフェースと、
前記ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際に用いる送信宛先と、ゲートウェイアドレスとを含む経路情報を取得する取得手段と、
前記取得手段で取得した経路情報に基づき、前記情報処理装置の外部にデータを送信する際の経路決定に用いられるルーティング情報に経路を登録する登録手段と、
前記登録手段による登録処理によって、経路の登録に失敗した場合に、当該経路の登録に失敗した送信宛先へのデータ送信を禁止するよう、ネットワークフィルタを構成する制御手段と、
を有すること特徴とする情報処理装置。 - 前記情報処理装置は、2以上のネットワークインターフェースと、プリンタを有する印刷装置であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 接続されたネットワークを介してデータを送信する情報処理装置の制御方法であって、
前記ネットワークを介して通信相手にデータを送信する際に用いる送信宛先と、ゲートウェイアドレスとを含む経路情報を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した経路情報に基づき、前記情報処理装置の外部にデータを送信する際の経路決定に用いられるテーブルに経路を登録する登録工程と、
前記登録工程による登録処理によって、少なくとも1つの経路の登録に失敗した場合に、所定のメッセージを通知する通知工程と、
を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 請求項13に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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