JP7278055B2 - 椅子の背凭れ、およびそれを備えた椅子 - Google Patents

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本発明は、椅子の背凭れ、およびそれを備えた椅子に関するものである。
従来、椅子の背凭れの背面側に、背凭れ本体の表面を覆う化粧部材を備えた構成が知られている。
このような椅子として、化粧部材(カバー)に形成された係合部(係止爪)が、背凭れ本体(背杆)の背面に形成された被係合部(係合孔)に係合することで、背凭れ本体に支持された構成が開示されている(例えば、特許文献1)。上記の構成を採用することによって、背凭れ本体に対する化粧部材の位置ずれや脱落が防止されている。
特開2010-094277号公報
背凭れ本体の背面側に取り付けられる化粧部材は、その意匠において椅子の外観に大きな影響を与える部材であるため、優れたデザイン性が求められる。例えば、特許文献1に開示されるように、化粧部材の素材に、背凭れ本体とは異なる素材を適用したり、化粧部材の表面に、デザインが施された布帛やフィルム等の部材を取り付けたりすることが考えられる。
しなしながら、背凭れ本体に対して化粧部材が隙間なく取り付けられていると、上記したフィルム等の部材の厚さの分だけ、背凭れ本体から化粧部材が浮き上がってしまい、化粧部材のずれや脱落が起こりやすい。
本願発明は、上記の技術的課題に鑑みてなされたもので、背凭れ本体に対する化粧部材の位置ずれや脱落を防ぎ、外観体裁が良好でデザイン性の高い背凭れ、およびそれを備えた椅子を提供することを目的とする。
本発明の一態様における椅子の背凭れは、着座者の背を支持する前面を有する背凭れ本体と、前記背凭れ本体の後面側に配置され、前記背凭れ本体の前記後面に、前面を対向させた状態で前記背凭れ本体の前記後面の一部を覆うようにして取り付けられる化粧部材と、前記化粧部材の後面の少なくとも一部を覆うようにして貼り付けられるデザインシートと、前記背凭れ本体の前記後面と前記化粧部材の前面との間に配置された隙間形成部材と、を備え、前記背凭れ本体および前記化粧部材のうちのいずれか一方に設けられる係合部と、前記背凭れ本体および前記化粧部材のうちのいずれか他方に設けられ、前記係合部が係合される被係合部と、を有し、前記隙間形成部材は、前記係合部と前記被係合部とが係合した状態において、前記化粧部材と前記背凭れ本体とが対向する方向に弾性的に圧縮して配置されることで前記化粧部材が前記背凭れ本体に近づく方向に変位することを規制し、前記化粧部材の外周縁部と前記背凭れ本体との間に隙間を形成し、前記デザインシートの外周端部は、前記化粧部材の外周縁部を包むとともに、前記隙間に収まっている
この構成によれば、隙間形成部材によって、化粧部材の外周縁部と背凭れ本体との間に隙間を形成することができるので、化粧部材の表面にデザインが施されたフィルム等を取り付けるなど、外観デザインを変えるための種々の工夫を施しても、背凭れ支持部材に対して化粧部材が位置ずれしたり、脱落したりすることを防ぐことができる。
この構成によれば、化粧部材と背凭れ本体との間に、弾性的に圧縮して配置された弾性部材が元の形に復元しようとする力が反発力となって、化粧部材が背凭れ本体に近づく方向に変位することが規制される。このため、化粧部材と背凭れ本体との間に上記隙間を確実に形成することができる。
本発明の一態様における椅子の背凭れにおいて、前記係合部と前記被係合部との係合により、前記化粧部材と前記背凭れ本体とが離れる方向に移動することが規制されている構成としてもよい。
この構成によれば、係合部と被係合部との係合強度を高めることができ、背凭れ本体に対する化粧部材の位置ずれやガタツキが生じるのを抑えることができる。
本発明の一態様における椅子の背凭れにおいて、前記化粧部材は、前記背凭れ本体の幅方向に間隔をおいて配置された一対の側部と、前記一対の側部どうしを連結する連結部と、を有し、前記化粧部材と前記背凭れ本体との間であって前記一対の側部のそれぞれと対向する位置に、前記隙間形成部材が設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、幅方向両側に設けられた一対の隙間形成部材によって、背凭れ支持部材と化粧部材との外周縁部との間に均一な隙間を形成することができる。
本発明の一態様における椅子の背凭れにおいて、前記化粧部材と前記背凭れ本体との間であって前記連結部と対向する位置に、前記化粧部材と前記背凭れ本体とを接続する補助係止手段が設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、一対の取付部材よりも幅方向内側に補助係止手段をさらに設けることによって、背凭れ本体と化粧部材の外周縁部との間により均一な隙間を形成することができる。
本発明の一態様における椅子の背凭れにおいて、前記化粧部材は、前記取付部材に対して取り外し可能に設けられている構成としてもよい。
この構成によれば、化粧部材を取り換えるだけで、背凭れの外観の印象を容易に変えることができる。化粧部材に対する外観デザインのアレンジが可能になるので、用途に応じてデザイン性の高い背凭れを提供することができる。
本発明において、前記背凭れ本体は、当該背凭れ本体の前記前面を構成する面材と、前記面材が架設される外周枠部材と、を有した構成としてもよい。
この構成によれば、着座者の背中を支える背凭れ本体の前面が、外周枠部材に張設された面材からなるため、背中を適度な弾力で支えることができる。
本発明の一態様における椅子は、上記の椅子の背凭れを備える。
この構成によれば、背凭れ本体に対する化粧部材の位置ずれや脱落を防ぎ、外観体裁が良好でデザイン性の高い背凭れを備えた椅子を提供することができる。
本発明によれば、背凭れ本体に対する化粧部材の位置ずれや脱落を防ぎ、外観体裁が良好でデザイン性の高い背凭れ、およびそれを備えた椅子を提供することができる。
図1は、実施形態の一態様における椅子の構成を示す正面図である。 図2は、実施形態の一態様における椅子の構成を示す背面図である。 図3は、実施形態の一態様における椅子の背凭れの構成を示す側面図である。 図4は、実施形態の一態様における背凭れ支持部材の周囲の構成を部分的に示す斜視図である。 図5は、実施形態の一態様における背凭れ支持部材の構成を部分的に示す斜視図である。 図6は、実施形態の一態様における取付部材の構成を示す斜視図である。 図7は、図5のA-A線に沿う断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明における背凭れおよびそれを備えた椅子を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこの実施形態のみに限定されるものではない。なお、以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
以下の説明において、椅子の背凭れに背中を向けて正規姿勢で着座した人の正面を向く向きを「前」と呼び、それと逆側の向きを「後」と呼ぶものとする。また、椅子に正規姿勢で着座した人の上方を向く向きを「上」、それと逆側の向きを「下」と呼び、椅子に正規姿勢で着座した人の左方を「左」、右方を「右」と呼ぶこととする。また、椅子の左右方向を「幅方向」と呼ぶ。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、「X方向」は、図1に示す椅子の「幅方向」と平行な方向とする。「Z方向」は、X方向と直交する方向であって図1の「上下方向」とする。「Y方向」は、X方向とZ方向との両方と直交する「前後方向」とする。
図1は、本実施形態の一態様における椅子の構成を示す正面図である。図2は、本実施形態の一態様における椅子の構成を示す背面図である。図3は、本実施形態の一態様における椅子の背凭れの構成を示す側面図である。図4は、本実施形態の一態様における背凭れ支持部材の周囲の構成を部分的に示す斜視図である。図5は、本実施形態の一態様における背凭れ支持部材の構成を部分的に示す斜視図である。図6は、本実施形態の一態様における取付部材の構成を示す斜視図である。図7は、図5のA-A線に沿う断面図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の椅子1は、床面上に載置される脚部2と、脚部2の上端に設置されるボックス状の支基3と、着座者が着座する座体4と、支基3の上面に取り付けられ座体4を支持する座受部材5と、支基3から後部上方側に延出して座体4に着座した着座者の背中を支持する背凭れ6と、を備えている。
脚部2は、キャスタ7a付きの多岐脚7と、多岐脚7の中央部より起立し、昇降機構であるガススプリングを内蔵する脚柱8と、を備えている。
支基3は、脚柱8の上端部に取り付けられている。支基3には、脚柱8の昇降調整機構と背凭れ6の傾動調整機構が内蔵されている。
座体4は、図1に示すように、骨格部を成す座体外周枠本体部13と、座体外周枠本体部13に張設された座体用面材14と、を備えている。
座体外周枠本体部13は、例えば合成樹脂によって形成され、上面視では四隅が丸みを帯びた略長方形状とされている。座体外周枠本体部13の外周縁部には、座体外周枠本体部13の内方に向かって凹む溝13mが周方向に連続して形成されている。
座体用面材14は、多数の孔が形成されたメッシュ状であり、外周端部に縁材(不図示)が設けられている。そして、座体用面材14は、その外周端部が、座体外周枠本体部13に形成された溝13mに巻き込まれ、溝13m内に挿入される縁材によって座体外周枠本体部13に固定されている。
背凭れ6は、座体4に着座した着座者の背中からの荷重を支持する。背凭れ6は、その一部が支基3内の傾動調整機構に連結されている。また、支基3には、傾動調整機構を操作するための操作ノブ12が設けられており、この操作ノブ12を着座者が操作することで、背凭れ6を前後方向(Y方向)に傾動させるときの反力を調整することができる。
以下、本実施形態における背凭れ6の具体的な構成について説明する。
背凭れ6は、図3および図5に示すように、背凭れ本体20および化粧部材23と、背凭れ支持部材22、取付部材24、および隙間形成部材26、とを備えている。
(背凭れ本体)
背凭れ本体20は、背受面構成部21と背凭れ支持部材22とを備えている。
(背受面構成部21)
背受面構成部21は、図1および図2に示すように、背凭れ外周枠部材(外周枠部材)28と、背凭れ外周枠部材28に張設された背凭れ用面材29と、を有している。
背凭れ外周枠部材28は、幅方向(X方向)に離間した一対の縦杆28a,28aと、上杆28bと、下杆28cと、を備えている。背凭れ外周枠部材28は、これら縦杆28a,28a、上杆28b、下杆28cにより、図1および図2に示したような環状の枠形状とされている。背凭れ外周枠部材28は、例えば、樹脂、アルミ合金等により作製される。背凭れ外周枠部材28の外周縁部には、背凭れ外周枠部材28の内方に向かって凹む溝28m(図3)が周方向に連続して形成されている。
背凭れ用面材29は、図1および図2に示すように、多数の孔が形成されたメッシュ状であり、外周端部(不図示)に縁材(不図示)が設けられている。そして、背凭れ用面材29は、その外周端部(不図示)が、図3に示す背凭れ外周枠部材28に形成された溝28mに巻き込まれ、溝28m内に挿入される縁材によって背凭れ外周枠部材28に固定されている。座体4に着座した着座者の背中は、背凭れ本体20の前面20a(図1)を構成する背凭れ用面材29に接触する。背凭れ外周枠部材28に布状の背凭れ用面材29を帳設することにより、着座者の背中を適度な弾力で支持することができる。
(背凭れ支持部材)
図3および図4に示すように、背受面構成部21の後面21b側には背凭れ支持部材22が配置されている。背凭れ支持部材22は、上述した背受面構成部21を支持する。背受面構成部21は、複数の締結具を介して背凭れ支持部材22に固定されている。締結具は、例えば、留めネジとこれに螺合するナットとにより構成され、背凭れ支持部材22と背凭れ外周枠部材28とを締結する。留めネジは、図4に示した背凭れ外周枠部材28の縦杆28aに形成された複数の固定孔28gと、図5に示した背凭れ支持部材22に形成された穴部22gとに挿入される。なお、背受面構成部21と背凭れ支持部材22の取付け手段は、上述した締結具に限定されるものではない。背凭れ外周枠部材28には、図4に示すように、固定孔28gを隠すようにしてカバー部材15が設けられている。
また、背凭れ支持部材22は、座体4も支持する。背凭れ支持部材22と座体4との取付け手段についての具体的な説明は省略するが、例えば、上述したような締結具を採用してもよい。
背凭れ支持部材22は、図2に示すように、背凭れ外周枠部材28の外形の一部に倣う形状とされている。背凭れ支持部材22は、図2および図3に示すように、一対の側部22Aと、第1連結部22Bと、第2連結部22Cと、一対の延出部22Dと、を有している。なお、図3においては、一方の側部22A、延出部22Dの図示を省略している。
図2に示す背凭れ支持部材22のうち、幅方向(X方向)に間隔をおいて存在する一対の側部22A,22Aが、背凭れ外周枠部材28の縦杆28a、28aにそれぞれ対向する。背凭れ支持部材22は、上下方向(Z方向)に延在する一対の側部22A,22Aと、これら側部22A,22Aの上端側を連結する第1連結部22B(図3)と、下端側を連結する第2連結部22C(図2および図3)とによって、その一部が、図2に示すように環状に形成されている。背凭れ支持部材22の開口22eからは、背受面構成部21の背凭れ用面材29が露出する。
また、背凭れ支持部材22は、図3および図4に示すように、一対の側部22Aがその延在方向の所定の位置において屈曲されており、上記第2連結部22Cと一対の延出部22Dとが、図1および図2に示した座体4の下面側と対向する。
(化粧部材)
化粧部材23は、図3および図4に示すように、背凭れ本体20の後面20b(図2)側に配置され、後面20bに前面23aを対向させた状態で背凭れ本体20に設けられている。具体的に、化粧部材23は、背凭れ支持部材22に対してその後面22b(図5)の一部を覆うようにして取り付けられている。
化粧部材23は、図2に示すように、一対の側部23A,23Aと、連結部23Bと、を有している。幅方向(X方向)に離間した一対の側部23A,23Aは、それぞれ上下方向(Z方向)に延在し、上端部どうしが幅方向に延在する連結部23Bによって連結されている。化粧部材23は、これら一対の側部23A、23Aと連結部23Bとによって、下方に開放された形状を有する。化粧部材23の一対の側部23A,23Aおよび連結部23Bは、背凭れ支持部材22の一対の側部22A,22Aおよび第1連結部22Bにそれぞれ対向する。
化粧部材23は、背凭れ支持部材22の後面22b(図5)を隠すように取り付けられる。そのため、化粧部材23は、椅子1を背面側から見たときに、化粧部材23から背凭れ支持部材22の後面22bがはみ出して見えることのない大きさを有している。
図3に示すように、化粧部材23は、一対の側部23A,23Aの下端側が、背凭れ支持部材22の側部22Aの屈曲形状に倣って湾曲している。このため、化粧部材23を背凭れ支持部材22に取り付けた状態において、化粧部材23の一対の側部23A,23Aが背凭れ支持部材22の側部22A,22Aの下側に入り込む。これにより、化粧部材23によって、背凭れ支持部材22の後面22bを全体的にカバーすることができるため、椅子1の背面側の見栄えをよくすることができる。
本実施形態の化粧部材23には、背凭れ6の外観の印象を左右するデザインシート19が設けられている。デザインシート19は、所定のデザインが施された布帛や樹脂フィルムからなり、化粧部材23の後面23bの少なくとも一部を覆うようにして貼り付けられている。デザインシート19は、化粧部材23の後面22bの全体を覆っていてもよく、後面23bから前面23aの周縁領域にかけて、化粧部材23の外周縁部を包むようにして設けられている。
このような化粧部材23は、図2に示すように幅方向両側に配置された一対の取付部材24,24を介して背凭れ支持部材22に取り付けられている。
(取付部材)
本実施形態では、背凭れ支持部材22の後面22bと、化粧部材23の前面23a(図4)との間に、図5に示した取付部材24が2つ配置されている。取付部材24は、図2に示すように、化粧部材23と背凭れ支持部材22との間のうち、化粧部材23の側部23A,23Aおよび背凭れ支持部材22の側部22A,22Aと対向する位置にそれぞれ配置されている。上述した化粧部材23は、幅方向両側に配置された一対の取付部材24の後面24d側のそれぞれに、前面23a(図)を対向させた状態で、不図示の接合手段により各取付部材24に取り付けられている。
取付部材24は、図6に示すように、矩形状の平面部24Aと、一対の第1の係合凸部(係合部)16A,16Aと、一対の第2の係合凸部(係合部)16B,16Bとを有している。第1の係合凸部16A,16Aは、平面部24Aの幅方向一方の長辺24a側に配置され、平面部24Aの長さ方向に間隔をおいて配置されている。第2の係合凸部16B,16Bは、平面部24Aの幅方向他方の長辺24b側に配置され、平面部24Aの長さ方向に間隔をおいて配置されている。第1の係合凸部16A,16Aどうしの配置間隔は、第2の係合凸部16B,16Bどうしの配置間隔よりも狭く、第1の係合凸部16Aと第2の係合凸部16Bとの位置関係が平面部24Aの長さ方向でずれている。
このような取付部材24には、背凭れ支持部材22に取り付けられた状態において、取付部材24と背凭れ支持部材22との間に所定の大きさの隙間10を形成するための隙間形成部材26が設けられている。
(隙間形成部材)
隙間形成部材26は、図6に示すように、取付部材24における平面部24Aの一面側であって、背凭れ支持部材22の後面22bに対向する前面24cの一部に設けられている。本実施形態の隙間形成部材26は、一方向に長さを有する平面視矩形状を呈し、平面部24Aの長さ方向の略全体に連続的に設けられている。あるいは平面部24Aの長さ方向に断続的に設けられていてもよい。隙間形成部材26の平面形状、配置に関しては、図示したものに限られず、適宜変更することが可能である。
隙間形成部材26は、所定の厚さを有する弾性部材からなる。隙間形成部材26の材質としては、例えば、不織布が用いられる。また、例えば、ゴム系部材や、ウレタンなどの適度なクッション性を有する合成樹脂部材などを採用してもよい。隙間形成部材26の厚さとしては、例えば、2mm~5mmの範囲内であって、例えば3mm程度が好ましい。
取付部材24は、図5に示すように、背凭れ支持部材22の後面22bに、隙間形成部材26を有する前面24c(図6)を対向させた状態で取り付けられている。図5に示すように、背凭れ支持部材22には、上述した取付部材24の第1の係合凸部16A,16Aおよび第2の係合凸部16B,16Bに対応する、第1の係合凹部22J,22J(被係合部)および第2の係合凹部22K,22K(被係合部)が形成されている。取付部材24のうち、第1の係合凸部16A,16Aは、背凭れ支持部材22の第1の係合凹部22J,22Jに係合し、第2の係合凸部16B,16Bは、背凭れ支持部材22の第2の係合凹部22K,22Kに係合する。
このとき、図7に示すように、取付部材24側の係合凸部16A,16Bの各係合面16Vが、背凭れ支持部材22側の係合凹部22J,22Kの係合面22Vに、背凭れ6の前後方向で対向し、互いに面接触することで係合状態が確保されている。
上述したように、本実施形態の取付部材24には、背凭れ支持部材22と対向する側に隙間形成部材26が設けられている。そのため、一対の取付部材24,24が背凭れ支持部材22に取り付けられた状態において、各取付部材24と背凭れ支持部材22との間に隙間形成部材26が存在する。弾性部材からなる各隙間形成部材26,26は、図7に示すように、各取付部材24,24と背凭れ支持部材22とが対向する方向(Y方向)に弾性的に圧縮してそれぞれ配置される。
縮設された隙間形成部材26は、取付部材24と背凭れ支持部材22との間で圧縮前の元の形に復元しようとする。その弾性復元力が反発力となって、化粧部材23が背凭れ支持部材22に近づく方向に変位することが規制されている。
このように本実施形態では、背凭れ支持部材22と化粧部材23との間に隙間形成部材26を配置することによって、化粧部材23が背凭れ支持部材22に近づくことが規制されているとともに、縮設された隙間形成部材26の復元に伴う反発力によって背凭れ支持部材22と化粧部材23とが離れすぎてしまうのを、係合凹部22J,22Kと係合凸部16A,16Bとの係合で規制している。これにより、化粧部材23の外周縁部23dと背凭れ支持部材22との間に、所定の大きさの隙間10が形成される。
背凭れ6の前後方向(Y方向)における隙間10の寸法としては、本実施形態では、0.5mm~2mmの範囲内であって、例えば、1mm程度の隙間10が形成される。隙間10の上限値としては、例えば、着座者の指や衣服が入り込むことのない寸法とすることが好ましい。また、隙間10の下限値としては、例えば、取付部材24、化粧部材23、背凭れ支持部材22の寸法誤差から定まる隙間寸法の誤差範囲よりも大きい数値(すなわち、寸法誤差があっても隙間10が形成される値)、あるいは当該数値のn倍(寸法誤差があっても隙間10の幅の変化が気にならない程度)であることが好ましい。
このように、本実施形態の化粧部材23は、取付部材24に設けられた隙間形成部材26によって、その外周縁部23dと背凭れ支持部材22との間に所定の大きさの隙間10が形成された状態で取り付けられている。
また、化粧部材23は、取付部材24に対して取り外し可能に取り付けられる。例えば、取付部材24の後面24dに、両面テープあるいは面ファスナーを用いて化粧部材23を貼り付けることにより、取付部材24(背凭れ支持部材22)に対して化粧部材23の取り外しが自在となり、化粧部材23の付け替えが適宜可能になっている。
以上述べたように、本実施形態の背凭れ6を備えた椅子1は、取り外し可能な化粧部材23を備えており、デザインシート19の異なる化粧部材23を取り付けることによって、椅子1の外観を簡単に変えることができる。椅子1の外観は、化粧部材23のデザインによって印象が変わってくるため、必要に応じてデザインの異なる化粧部材23に付け替えることによって、さまざまな用途に応じて最適なデザインを選択することができる。このように、外観デザインのアレンジが可能でデザイン性の高い背凭れ6を備えることにより、着座者の要望に応じて幅広い用途に適した椅子1を提供することができる。
本実施形態では、化粧部材23を背凭れ支持部材22に対して隙間なく取り付けるのではなく、背凭れ支持部材22との間に所定の大きさの隙間10が形成された状態で化粧部材23が取り付けられている。背凭れ支持部材22に対して化粧部材23が隙間なく取り付けられていると、化粧部材23に設けられたデザインシート19の厚さの分だけ、背凭れ支持部材22から浮き上がってしまい、化粧部材23の位置ずれや脱落が発生しやすくなるが、本実施形態のように、化粧部材23と背凭れ支持部材22との間に所定の大きさの隙間10を形成することによって、化粧部材23のデザインシート19が上記隙間10に収まるようになり、デザインシート19が邪魔して背凭れ支持部材22から化粧部材23が浮き上がってしまうようなことがなくなる。
これにより、化粧部材23にその外観を変えるためのデザインを変えるための種々の工夫を施しても、背凭れ支持部材22に対する化粧部材23の位置ずれや脱落が防止され、化粧部材23を安定して取り付けることができる。
また、本実施形態では、化粧部材23に対して異なるデザインシート19を貼り付けるだけで、様々な種類の化粧部材23を簡単に用意することができる。量産した化粧部材23を用いることが可能なため、デザイン変更に係るコストを削減することができる。
本実施形態では、取付部材24と背凭れ支持部材22との間に隙間形成部材26を配置することによって、上記隙間10が確実に形成される構成となっている。隙間形成部材26としては、弾性変形しない部材を用いてもよいが、本実施形態のように、弾性変形する部材を弾性的に圧縮した状態で配置することによって、隙間形成部材26の弾性復元力によって、図7に示すように、係合凸部16A,16Bの係合面16Vが、係合凹部22J,22Kの係合面22Vに対してより密着した状態で係合することになり、これらの係合強度を高めることができる。このため、背凭れ支持部材22に対して、化粧部材23の位置ずれやガタツキが生じるのを抑えることができる。
また、隙間形成部材26の弾性復元力(反発力)によって化粧部材23が背凭れ支持部材22から離れる方向へ押圧されるが、取付部材24の係合凸部16A,16Bと、背凭れ支持部材22の係合凹部22J,22Kとの係合により、取付部材24が背凭れ支持部材22から離れる方向へ大きく移動することが規制されている。そのため、背凭れ支持部材22に対して化粧部材23が必要以上(隙間10の寸法以上)に離れてしまうこともなく、椅子1の使用中に着座者の衣服や指などが挟まる心配がなく、使い勝手が良い。
さらに、隙間形成部材26の弾性的な復元力によって、隙間形成部材26の厚さ寸法の誤差や係合構造の寸法誤差を緩和することができる。
また、背凭れ支持部材22の幅方向両側の側部22A,22Aと対向する位置に、隙間形成部材26を有する取付部材24をそれぞれ配置することで、背凭れ支持部材22と化粧部材23の外周縁部23dとの間に均一な大きさの隙間10を形成することができる。
また、背凭れ支持部材22の後面22bに化粧部材23を接続する手段として、化粧部材23の連結部23Bと、背凭れ支持部材22の第1連結部22Bとが対向する位置に、これらを接続する接続部材18(図5)を備えていてもよい。接続部材18により、化粧部材23の幅方向中央部分の浮き上がりを抑制することができる。
このように本実施形態では、幅方向両側に配置された一対の取付部材24(隙間形成部材26)によって化粧部材23の幅方向両側の浮き上がりが抑制されるとともに、幅方向中央に設けられた接続部材18によって化粧部材23の中央部分の浮き上がりが抑制されているため、背凭れ支持部材22と化粧部材23の外周縁部23dとの間の隙間10をより均一なものとすることができる。これにより、例えば、隙間10の部分を黒いラインとみなすようなデザインを付与することができ、背凭れ6の見栄えを良くすることができる。
なお、接続部材18としては、例えば両面接着テープが挙げられる。背凭れ支持部材22の後面22bと化粧部材23の前面23aとを両面接着テープを介して部分的に接着させることで、これらを係止する構成であってもよい。また、接続部材18は両面接着テープに限定されることなく、その他の係合手段を接続部材18として採用してもよい。例えば、面ファスナーを用いてもよいし、背凭れ支持部材22の一部と化粧部材23の一部とが互いに係合するような構成としてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上述の実施形態では、隙間形成部材26として変形可能な弾性部材を用いていたが、変形しない材料からなるスペーサーを用いてもよい。背凭れ支持部材22と化粧部材23との間に所定の大きさの隙間10を形成することができれば、弾性部材だけに限られない。
また、上述の実施形態では、隙間形成部材26が取付部材24の前面24cに設けられていたが、背凭れ支持部材22の後面22bに設けられていてもよい。あるいは、取付部材24および背凭れ支持部材22のどちらか一方に予め設けておくのではなく、これらの間に単に介在させておいてもよい。
上述の実施形態では、取付部材24側に係合凸部が設けられ、背凭れ支持部材22側に係合凹部が設けられた構成となっているが、これに限らない。例えば、取付部材24側に係合凹部を設け、背凭れ支持部材22側に係合凸部を設けた構成としてもよい。
上述の実施形態では、取付部材24に係合凸部が設けられ、背凭れ支持部材22に係合凹部が設けられた構成となっているが、これに限らない。例えば、係合凸部および係合凹部のいずれか一方が化粧部材23に一体的に形成され、係合凸部および係合凹部のいずれか他方が背凭れ支持部材22に形成されていてもよい。これにより、取付部材24が不要となり、部品点数の削減およびコストを抑えることができる。
1…椅子、10…隙間、16A…第1の係合凸部(係合部)、16B…第2の係合凸部(係合部)、18…補助係止手段、20…背凭れ本体、20a…背凭れ本体の前面、20b…背凭れ本体の後面、21…背受面構成部、21b…背受面構成部の後面、22…背凭れ支持部材、22b…背凭れ支持部材の後面、22A…背凭れ支持部材の側部、22J…第1の係合凹部(被係合部)、22K…第2の係合凹部(被係合部)、23…化粧部材、23A…側部、23B…連結部、23a…化粧部材の前面、23b…化粧部材の後面、23d…外周縁部、24…取付部材、24d…取付部材の後面、26…隙間形成部材、28…背凭れ外周枠部材(外周枠部材)、29…背凭れ用面材(面材)

Claims (7)

  1. 着座者の背を支持する前面を有する背凭れ本体と、
    前記背凭れ本体の後面側に配置され、前記背凭れ本体の前記後面に、前面を対向させた状態で前記背凭れ本体の前記後面の一部を覆うようにして取り付けられる化粧部材と、
    前記化粧部材の後面の少なくとも一部を覆うようにして貼り付けられるデザインシートと、
    前記背凭れ本体の前記後面と前記化粧部材の前面との間に配置された隙間形成部材と、を備え、
    前記背凭れ本体および前記化粧部材のうちのいずれか一方に設けられる係合部と、
    前記背凭れ本体および前記化粧部材のうちのいずれか他方に設けられ、前記係合部が係合される被係合部と、を有し、
    前記隙間形成部材は、前記係合部と前記被係合部とが係合した状態において、前記化粧部材と前記背凭れ本体とが対向する方向に弾性的に圧縮して配置されることで前記化粧部材が前記背凭れ本体に近づく方向に変位することを規制し、前記化粧部材の外周縁部と前記背凭れ本体との間に隙間を形成し、
    前記デザインシートの外周端部は、前記化粧部材の外周縁部を包むとともに、前記隙間に収まっている、椅子の背凭れ。
  2. 前記係合部と前記被係合部との係合により、前記化粧部材と前記背凭れ本体とが離れる方向に移動することが規制されている、
    請求項1に記載の椅子の背凭れ。
  3. 前記化粧部材は、前記背凭れ本体の幅方向に間隔をおいて配置された一対の側部と、前記一対の側部どうしを連結する連結部と、を有し、
    前記化粧部材と前記背凭れ本体との間であって前記一対の側部のそれぞれと対向する位置に、前記隙間形成部材が設けられている、
    請求項1または2に記載の椅子の背凭れ。
  4. 前記化粧部材と前記背凭れ本体との間であって前記連結部と対向する位置に、前記化粧部材と前記背凭れ本体とを接続する補助係止手段が設けられている、請求項3に記載の椅子の背凭れ。
  5. 前記化粧部材は、前記背凭れ本体に対して取り外し可能に設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載の椅子の背凭れ。
  6. 前記背凭れ本体は、前記背凭れ本体によって支持される外周枠部材と、前記外周枠部材に張設される面材と、を有している、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の椅子の背凭れ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の背凭れを備える、椅子。
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