JP2020048990A - 背凭れ荷重支持構造、および椅子 - Google Patents

背凭れ荷重支持構造、および椅子 Download PDF

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新平 戸塚
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Abstract

【課題】簡単な構造で支持部材に対して荷重支持部材を着脱でき、高さ調整を容易に行うことができ、しかも荷重支持部材に大きな負荷をかけずに支持部材に対する荷重支持部材の支持力を確保できる。【解決手段】ランバーサポート支持部材11に対して上下方向に移動可能に支持される荷重支持部材16を備え、荷重支持部材16は、幅方向に離間する一対の縦板状体161と、一対の縦板状体161同士を連結する上連結材162、下連結材163と、上連結材162、下連結材163に対して上下方向にずれた位置で一対の縦板状体161同士を連結する拘束バンド164とを備え、上連結材162、下連結材163と拘束バンド164とは、前後方向に相対的に近接するように弾性変形可能に設けられ、縦板状体161は、上連結材162、下連結材163の後面と拘束バンド164の前面とによって弾性的に押圧された状態で挟持された背凭れ荷重支持構造を提供する。【選択図】図8

Description

本発明は、背凭れ荷重支持構造、および椅子に関する。
従来、椅子に設けられる背凭れとして、例えば特許文献1、2に示されるような着座者から受ける前後方向の荷重を支持する荷重支持構造が知られている。このような荷重支持構造では、上下方向に延在する支持部材と、支持部材に対して上下方向に移動可能に支持される荷重支持部材と、を備えたものがある。
特許文献1には、荷重支持部材の一態様としての腰当てが、着座者の背中に対向する面と反対側に配置されるベルトが椅子の背凭れに回り込むことによって保持された構成について記載されている。このような構成の椅子では、荷重支持部材を簡単に取り付けることが可能となっている。一方で、椅子に対する保持力がベルトの締付力に依存してしまう。すなわち、例えば、ベルトを弾性的に伸縮するゴム等の素材を伸ばすことで生じる初期状態への復帰力に依拠することから、安定的な位置を保持することが困難な構造となっている。
このような特許文献1の課題を解決する構成として特許文献2が採用されることが考えられている。特許文献2には、荷重支持部材としてのランバーサポートを、背凭れの一部であるサブフレームに鉤状ガイド部を外嵌させるとともに、硬質ゴム製等のスペーサを介在させた後端部を、ランバーサポートの他部位にねじで締め付ける構成のものが記載されている。このような構成は、弾性を有するスペーサを介することでねじによる締付力を増大させることが可能となり、鉤状ガイド部がサブフレームに圧接する方向の弾性変形量を大きく確保できる。これにより、ランバーサポートと背凭れとをより堅牢に支持できる構造となっている。
実開昭55−045886号公報 特開2001−299501号公報
しかしながら、従来の荷重支持構造を備えた椅子では、以下のような問題があった。
すなわち、特許文献2の場合には、ねじの締付力を利用した構造となることから、ねじによる螺合作業が発生することにより、組立にかかる手間が増え、支持部材に対して荷重支持部材の着脱にかかる作業効率が低下してしまう問題があった。そのため、例えば支持部材に対して荷重支持部材を上下方向に移動させることに手間を要すことから、簡単に高さ調整ができる構造が求められていた。
また、特許文献2の場合には、個々にねじによる締結力を受ける部位が、椅子の幅方向に離間するので、例えば、幅方向に離間する一方のサブフレームに対し、他方よりも強い圧接力が作用していた場合に、ランバーサポート自体が一体の部品であることから、ランバーサポートの部位に対し上方へ持ち上げようとする力に起因するモーメントが過度に作用し、破損が発生するという問題があり、その点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構造で支持部材に対して荷重支持部材を着脱でき、高さ調整を容易に行うことができ、しかも荷重支持部材に大きな負荷をかけずに支持部材に対する荷重支持部材の支持力を確保できる背凭れ荷重支持構造、および椅子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る背凭れ荷重支持構造は、椅子に設けられ、着座者から受ける前後方向の荷重を支持する背凭れ荷重支持構造であって、背凭れを備えた椅子本体に支持され、上下方向に延在する支持部材と、該支持部材に対して上下方向に移動可能に支持される荷重支持部材と、を備え、前記荷重支持部材は、前記椅子の幅方向に離間する一対の板状体と、該一対の板状体同士を連結する第一連結部と、前記第一連結部に対して上下方向にずれた位置で前記一対の板状体同士を連結する第二連結部と、を備え、前記第一連結部及び前記第二連結部のうち少なくとも一方は、相対的に前後方向に近接するように弾性変形可能に設けられ、前記支持部材は、前記第一連結部の後面と前記第二連結部の前面とによって弾性的に押圧された状態で挟持されていることを特徴としている。
本発明では、支持部材が荷重支持部材の第一連結部と第二連結部とによって弾性的に押圧された状態で挟持されるという簡単な支持構造となる。しかも、第一連結部と第二連結部とが上下方向にずれた位置に配置され、支持部材の板状体に対して高さ方向の異なる支持点で第一連結部が前方から押さえ付け、第二連結部が後方から押さえ付ける構造となる。そのため、荷重支持部材は、高さ方向で同じ支持点で前後から押さえ付ける場合に比べて荷重支持部材における支持点回りのモーメントを小さく抑えることができ、安定した姿勢で支持部材に保持される。
また、本発明では、第一連結部及び第二連結部が前後方向に相対的に近接するように弾性変形するときに、第一連結部及び第二連結部のうち少なくとも一方に幅方向の引張力が作用するため、荷重支持部材は支持部材に対して弾性的な押圧による確実な支持力を得ることができる。
また、本発明では、荷重支持部材は支持部材に対して弾性的な押圧により支持させる構造であり、例えばねじやボルト等の固定手段を用いた支持構造ではないことから、支持部材に対して荷重支持部材を容易に着脱することができる。そのため、支持部材に対する荷重支持部材の上下方向の支持位置を変更する高さ調整を容易に行うことができる。
そして、荷重支持部材は支持部材に対して前記固定手段を用いない構造となるので、荷重支持部材に大きな負荷をかけずに支持部材に対する荷重支持部材の支持力を確保することができる。
また、本発明に係る背凭れ荷重支持構造は、前記荷重支持部材は、上方から見て前記幅方向の中央部で後方に突となるように湾曲して形成され、湾曲した状態において前記第一連結部と前記第二連結部とが前後方向に相対的に近接するように弾性変形していることが好ましい。
この場合には、荷重支持部材を湾曲させる前に第一連結部と第二連結部との間に支持部材の板状体を差し込み、その後、荷重支持部材を幅方向の中央部で後方に突となるように湾曲させることで、第一連結部及び第二連結部のうち少なくとも一方が幅方向に引張力が作用する。そのため、第一連結部及び第二連結部が前後方向に相対的に近接するように弾性変形するときの弾性力をより大きく作用させることができ、より確実な支持力を得ることができる。
また、本発明に係る背凭れ荷重支持構造は、前記第一連結部と前記第二連結部とは、それぞれ弾性変形していない状態において同一平面内に位置していることが好ましい。
このような構成にすることにより、第一連結部及び第二連結部との間に差し込まれて挟持された支持部材の板状体に対して、第一連結部及び第二連結部の少なくとも一方をより大きく弾性変形させることが必要となる。したがって、連結部の弾性変形状態からの復帰力に起因する支持部材への弾性的な押圧力を、より大きく確保することができ、荷重支持部材を堅牢に支持できる。
また、本発明に係る椅子は、上述した背凭れ荷重支持構造を備えた椅子であって、前記椅子本体は、上方から見て前記幅方向の中央で後方に凸となるように湾曲または屈曲した背受面を備える背凭れを備え、前記荷重支持部材は、前記背受面の手前側で前記背受面の湾曲または屈曲形状に沿うように弾性変形していることを特徴としている。
本発明に係る椅子では、荷重支持部材が椅子本体における背凭れの背受面の湾曲または屈曲した凸形状に沿って変形するため、荷重支持部材に対して弾性変形状態となるように外的な強制力を付与することができる。そのため、第一連結部及び第二連結部のうち少なくとも一方の弾性変形状態からの復帰力に起因する支持部材への弾性的な押圧力をより大きく確保することができる。
本発明の背凭れ荷重支持構造、および椅子によれば、簡単な構造で支持部材に対して荷重支持部材を着脱でき、高さ調整を容易に行うことができ、しかも荷重支持部材に大きな負荷をかけずに支持部材に対する荷重支持部材の支持力を確保できる。
本発明の実施形態による椅子の斜め前方から見た斜視図である。 図1に示す椅子を斜め後方から見た斜視図であって、背凭れの面材を省略した図である。 図1に示す椅子の側面図である。 椅子を斜め前方から見た分解斜視図であって、座を省略した図である。 ランバーサポートの支持部を椅子の幅方向の中心で切断した縦断面図であって、ベース部、背凭れ支持部材、及びランバーサポートの支持構造を示す図である。 背凭れを斜め後方から見た分解斜視図である。 背凭れを備えた背凭れ支持部材とランバーサポートを斜め前方から見た分解斜視図である。 ランバーサポートを斜め後方から見た分解斜視図である。 ランバーサポートを斜め後方から見た斜視図であって、ランバーパッドを省略した図である。 ランバーサポート支持部材に荷重支持部材を支持させる前の状態を後方から見た背面図である。 図10において、ランバーサポート支持部材に荷重支持部材を支持させた背面図である。 (a)は図10に示すA−A線断面図、(b)は図11に示すB−B線断面図である。 変形例によるランバーサポート支持部材の一部を後方から見た図である。 図13に示すランバーサポート支持部材に荷重支持部材を支持させた図であって、(a)は上2つの係止凹部に拘束バンドを係止させた状態の図、(b)は下2つの係止凹部に拘束バンドを係止させた状態の図である。
以下、本発明の実施形態による背凭れ荷重支持構造、および椅子について、図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示す本実施形態による椅子1は、例えば着座者M(図3参照)が座って事務作業を行う事務用等として用いられる。
なお、以下の説明においては、椅子1に正規姿勢で着座した人(図3に示す着座者M)の前方を「前」、それと反対側を「後」と呼ぶものとする。また、「上」,「下」と「左」,「右」については、椅子1に正規姿勢で着座者Mの上方を「上」、それと逆側を「下」と呼び、椅子に正規姿勢で左右方向を幅方向といい、着座者Mの左側方を「左」、それと反対側を「右」と呼ぶものとする。また、図1〜図3において、図中矢印FRは前方を指し、矢印UPは上方を、矢印LHは左側方をそれぞれ指すものとする。また、各実施形態においては、共通部分に同一符号を付して重複する説明を省略するものとする。
椅子1は、床F上に載置される支持構造体2と、支持構造体2の上部に支持され、着座者Mの臀部を支持する座3と、支持構造体2から後方に延びるとともに上方に延設された背凭れ支持部材4と、背凭れ支持部材4に支持され、背受面5aに着座者Mの荷重を受けることにより傾動可能に設けられた背凭れ5と、背凭れ支持部材4に支持され、背受面5aよりも前方に配置されたランバーサポート10と、を備えている。
支持構造体2は、床F上に載置される脚部21と、脚部21の上端に設置されるボックス状の支基22と、を備えている。
脚部21は、キャスタ付きの多岐脚211と、多岐脚211の中央部より起立し昇降機構であるガススプリングを内蔵する脚柱212と、を備え、脚柱212の上端部に支基22が脚柱212を中心として回転可能に取り付けられている。
支基22には、脚柱212の昇降調整機構と背凭れ5の傾動調整機構が内蔵されている。支基22には、背凭れ支持部材4及びランバーサポート10を固定するための金属製のベース部23が後方に向けて略水平に張り出した状態で設けられている。
ベース部23は、図4に示すように、基端側の前部23aが支基22の後部に固定された支持受け板231と、支持受け板231の幅方向の両端それぞれから上方に突出するガイド板232と、を有している(図5参照)。
ベース部23は、背凭れ支持部材4の後述する第一部材41を支持受け板231の上面231aで受けるように構成されている。つまり、ベース部23は、背凭れ支持部材4と上下に重ね合わせた状態で3本の固定ボルト24とナット25により締結固定される。ベース部23の前部23aは、支基22内に設けられる傾動調整機構に連結されている。
支持受け板231には、厚み方向に貫通する3つの第一ボルト孔233が形成されている。これら第一ボルト孔233は、支持受け板231の前側において幅方向に間隔をあけて2つ配置され、後側において前側の第一ボルト孔233の幅方向中央の位置に1つ配置されている。各第一ボルト孔233には、背凭れ支持部材4及びランバーサポート10を固定するための固定ボルト24が挿通される。
座3は、図1及び図2に示すように、座3の外殻を形成する座フレーム31と、座フレーム31に張設された座面材32と、を有している。
背凭れ支持部材4は、支基22から後方に張り出したベース部23上に連結される強度部材をなしている。背凭れ支持部材4は、座3の後端部3bから後方に離間している。
背凭れ支持部材4は、図4及び図5に示すように、支持構造体2の支基22から後方に延出するように配置されるとともに支基22のベース部23に連結される第一部材41と、第一部材41に固定される固定部から上方に延出され、背凭れ5を支持する第二部材42と、からなる。なお、本実施形態では、第一部材41と第二部材42とは、例えばアルミ等の金属または所定の強度を有する樹脂等により一体に形成されている。
第一部材41は、上支持壁411と、一対の側支持壁412、412と、を有し、前方から見て下方側に開口する略コ字状に形成されている。略コ字状に形成された第一部材41の開口側をベース部23の一対のガイド板232、232に外嵌させた状態で配置される。
上支持壁411は、前側から後側に向かうに従って漸次上方に向かうように滑らかに湾曲している。上支持壁411の前部下面411aは、ベース部23の支持受け板231側を向くように配置されている。上支持壁411の前部下面411aには、前後方向に延びる複数の板状のガイドリブ413が幅方向に間隔をあけて配置されている。ガイドリブ413の下端413aは、ベース部23の支持受け板231の上面231aに当接されている。これらガイドリブ413の突出高さは、ベース部23のガイド板232における支持受け板231の上面231aからの高さよりも大きく設定されている。
ガイドリブ413同士の間隔は、固定ボルト24を挿入可能な寸法に設定されている。
上支持壁411には、厚み方向に貫通する3つの第二ボルト孔414が形成されている。これら第二ボルト孔414は、支基22のベース部23に第一部材41を配置させた状態でベース部23の各第一ボルト孔233に対して上下方向に同軸となる位置に配置されている。各第二ボルト孔414には、支基22(ベース部23)及びランバーサポート10を固定するための固定ボルト24が挿通される。
一対の側支持壁412、412は、ベース部23のガイド板232の外面に沿うように上支持壁411の幅方向両端から下方に延びている。一対の側支持壁412、412同士の離間は、ベース部23の一対のガイド板232、232の外面同士の間隔に一致している。一対の側支持壁412、412は、一対のガイド板232、232の幅方向外側の外面に沿って上方から案内されて係合することで幅方向の位置が決められる。
背凭れ5は、図3に示すように、側面視略L字状の背凭れ支持部材4の後上部に取り付けられ、座3に着座した着座者Mの背部を背受面5aで直接支持する部分である。背凭れ5は、図6に示すように、背凭れ5の外周形状を画定する背枠部材50と、背枠部材50の内周空間に架設される面材54と、を有している。
背枠部材50は、図6に示すように、背凭れ5の幅方向に離間して配置された一対の縦枠材51、51と、一対の縦枠材51、51の上端どうしを連結する上枠材52と、一対の縦枠材51、51の下端どうしを連結する下枠材53と、を有している(図2参照)。一対の縦枠材51、51、上枠材52、および下枠材53は、例えば樹脂等で一体として環状に形成され、面材54から作用する力に応じて弾性変形可能に構成されている。
一対の縦枠材51、51、上枠材52および下枠材53それぞれの外周縁部には、背凭れ5の内方に向かって凹む溝部501が周方向に連続して形成されている。溝部501は、面材54の外周端部が巻き込まれた枠状の巻込枠55を係止するように構成されている。巻込枠55は、背枠部材50と略同形状となる枠状に形成されている。
面材54は、外周縁部が背凭れ5の前側に配置され、巻込枠55に対して外側に回り込むようにして所定の張力が付与された状態で巻き込まれた状態で溝部501に係合している。面材54は、図3に示すように、背凭れ5に寄りかかった着座者Mの荷重を受けるように構成されている。
一対の縦枠材51、51は、それぞれ上下方向に沿って延びている。詳細には、図6に示すように、一対の縦枠材51、51は、下方に向かうに従って漸次幅方向の外側に向かうとともに前方に向かうように湾曲している。上枠材52は、幅方向に延びてほほ直線状に形成され、幅方向の両端部が一対の縦枠材51、51の上端部に連結されている。
下枠材53は、幅方向に延びていて幅方向の両端部が一対の縦枠材51、51の下端部と連結されている。下枠材53は、幅方向の中央部が両端部よりも後側に突出するように全体にわたって湾曲している。下枠材53は、背凭れ支持部材4の上端部に一体的に固定されている。本実施形態では、下枠材53の後面には、下枠材53と同様に湾曲する板状の下枠カバー56が取り付けられている。
ランバーサポート10は、図3に示すように、椅子1に着座した着座者Mの腰椎部Maに当たる位置に配置され、前側から後側に向かう着座者Mの荷重を受けるように構成されている。ランバーサポート10における背凭れ支持部材4との支持部R(図1、図5参照)は、座3の下方に位置している。
ランバーサポート10は、図7〜図9に示すように、背凭れ支持部材4に支持されるランバーサポート支持部材11(支持部材)と、ランバーサポート支持部材11に支持されるランバーサポート本体12と、を備えている。
ランバーサポート支持部材11は、図5に示すように、背凭れ支持部材4の第一部材41を介して支基22のベース部23に固定されて支持される被支持部13と、被支持部13から上方に延設される本体支持部14と、を有し、被支持部13と本体支持部14とが一体的に設けられている。
被支持部13は、図5、図7〜図9に示すように、幅方向の左右両側に位置する一対の下枠部131、131と、下枠部131、131同士を連結するように面方向を略水平方向に向けた載置板132と、を有している。載置板132は、背凭れ支持部材4の第一部材41における上支持壁411の上面411b上に当接した状態で支持される。載置板132には、厚み方向に貫通する3つの第三ボルト孔133が形成されている。これら第三ボルト孔133は、支基22のベース部23に背凭れ支持部材4の第一部材41を配置させた状態でベース部23の各第一ボルト孔233に対して上下方向に同軸となる位置に配置されている。各第三ボルト孔133には、支基22(ベース部23)及び背凭れ支持部材4(第一部材41)に固定するための固定ボルト24が下側から挿通される。そして、第三ボルト孔133の載置板132の上面に開口する上部には、固定ボルト24に螺合するナット25(図5参照)が係止可能なナット収容部133aが形成されている。
本体支持部14は、背凭れ5の面材54の前面に沿って配置されている。本体支持部14は、被支持部13の下枠部131から上方に向けて延在する幅方向で左右一対の縦枠部141、141と、縦枠部141の上端同士を連結する上枠部142と、を有している。一対の縦枠部141、141は、それぞれ上端及び下端から上下方向の中央に向かうに従って漸次前方に向かうように湾曲している。縦枠部141の湾曲形状は、面材54の湾曲形状とほぼ同様となるように設定されている。
各縦枠部141の前面141aの上下方向の中央部には、前方に向けて突出する係止凸部143が形成されている。この係止凸部143は、後述する荷重支持部材16のスリット166内に上下移動可能に係止される。
ランバーサポート本体12は、ウレタン製のランバーパッド15と、ランバーパッド15に装着されるとともにランバーサポート支持部材11の本体支持部14に対して着脱自在、かつ上下移動可能に支持される荷重支持部材16と、を備えている。
ランバーパッド15は、図7及び図8に示すように、幅方向中央に配置される中央部151と、中央部151の幅方向の両側に配置される側方部152、152と、を有している。側方部152は、中央部151から幅方向の外側に離れるに従い漸次前方に向かうように傾斜し、上部から下部に向けて前方に延出する形状になっている。ランバーパッド15は、上方から見て中央部151が後方に突となる凹状となり、この凹形状の内側で図3に示すように着座者Mの腰椎部Maを後方から包み込むように形成されている。
中央部151の後面151aには、図8に示すように、保持片154が設けられている。保持片154は、例えば一方面にフック状に起毛され、他方面のループ状の起毛に貼り付くように係止するいわゆるマジックテープ(登録商標)等を採用することができ、本体支持部14の上枠部142を巻き付けるように保持するものである。
また、側方部152の後面には、中央部151側に開口部153aを有するポケット部153が形成されている。
荷重支持部材16は、図7〜図9に示すように、ランバーサポート支持部材11に対して上下方向に移動可能に支持され、樹脂製の薄板状の部材から形成され、後方から見てランバーパッド15とほぼ重なる外郭形状をなしている。荷重支持部材16は、上下方向に延びる一対の縦板状体161、161(板状体)と、一対の縦板状体161、161の上端同士を連結する上連結材162(第一連結部)と、一対の縦板状体161、161の下端同士を連結する下連結材163と、一対の縦板状体161、161の上下方向の中間同士を連結し幅方向に延びる一対の拘束バンド164(第二連結部)と、下連結材163(第一連結部)と、一対の縦板状体161、161のそれぞれから幅方向の外側に張り出した側方枠材165と、を有している。
ここで、縦板状体161、上連結材162、下連結材163、及び側方枠材165は、一体形成された枠状体160を形成している。枠状体160は、少なくとも一対の側方枠材165、165の前端が幅方向の内側に弾性的に曲げ変形可能となっている。そして、枠状体160は、曲げ変形させた状態で一対の側方枠材165がそれぞれランバーパッド15のポケット部153(図8参照)に差し込まれた状態で支持されて装着されている。図8に示す矢印E2は、側方枠材165がポケット部153に差し込まれる方向を示している。
縦板状体161、161同士の間隔は、ランバーサポート支持部材11における本体支持部14の一対の縦枠部141、141の間隔と一致している。
荷重支持部材16は、図2、図8〜図11に示すように、枠状体160と拘束バンド164との間にランバーサポート支持部材11の本体支持部14が図8及び図10の矢印E1に示すように差し込み可能に設けられている。上連結材162、下連結材163、及び一対の拘束バンド164、164は、相対的に前後方向に近接するように弾性変形可能に設けられている。そのため、ランバーサポート支持部材11は、上連結材162、下連結材163、及び一対の拘束バンド164、164によって弾性的に押圧された状態で挟持された状態で保持されている。
一対の拘束バンド164、164は、例えば布製、樹脂製などの部材からなり、一対の縦板状体161、161の後面(図8に示す被当接面161a)側で互いに上下方向に間隔をあけて配置されている。拘束バンド164は、長手方向(幅方向)の両端部164a、164aがそれぞれ縦板状体161の前面161b(図7参照)側に回り込んだ状態で例えば接着手段等によって固定されている。
荷重支持部材16は、図12(a)に示すように、上方から見て緩やかに曲げられた状態において、拘束バンド164が縦板状体161の被当接面161aに対して隙間を有するように緩めな状態で配置されている。
また、図12(b)に示すように、上方から見て前記幅方向の中央部で後方に突となるように符号P方向の曲げを付与して湾曲させた状態で、ランバーパッド15に装着される。この荷重支持部材16が湾曲した状態において、上連結材162、下連結材163、及び一対の拘束バンド164、164が前後方向に相対的に近接するように弾性変形することになる。なお、図12(b)では荷重支持部材16が湾曲した状態を示しているが、幅方向中央部分で屈曲させた状態で上連結材162、下連結材163、及び一対の拘束バンド164、164が前後方向に相対的に近接するように弾性変形する構成であってもよい。
そして、枠状体160が曲げ変形されることで、拘束バンド164の長さ方向(幅方向)に引張力Tが生じ、拘束バンド164は、縦板状体161の被当接面161a側に押し付けられる方向に押圧する。つまり、枠状体160がランバーパッド15に取り付けられることにより、拘束バンド164はランバーサポート支持部材11の本体支持部14を縦板状体161に押し付け、本体支持部14がランバーサポート本体12に保持されることになる。
なお、本体支持部14に対する拘束バンド164の上下方向の高さ位置は、任意な位置であってもよいし、本体支持部14の縦枠部141に所定位置で位置決め可能な係止部(図示省略)が設けられていてもよい。
そして、ランバーサポート本体12が背凭れ5側に押されると、面材54の形状(後方に突になる凸曲面)に両側方枠材165、165が押し出され、荷重支持部材16全体が後ろ向きの凸状に変形する。
縦板状体161の下部側には、厚さ方向に貫通し、上下方向に延びるスリット166が形成されている。このスリット166には、ランバーサポート支持部材11に形成される係止凸部143がスリット166内で移動可能に係止されている。
次に、ランバーサポート10を組み立てて背凭れ支持部材4に装着する方法について、詳細に説明する。
先ず、図8及び図9に示すように、ランバーサポート10を組み立てる。
ランバーサポート支持部材11にランバーサポート本体12の荷重支持部材16を取り付ける。具体的には、荷重支持部材16の一対の拘束バンド164、164と左右の縦板状体161、161との間にランバーサポート支持部材11の本体支持部14を図8の矢印E1方向に下方から差し込み、所定の高さに配置する。
次に、図8に示すように、ランバーパッド15の左右のポケット部153のそれぞれにランバーサポート支持部材11に支持された荷重支持部材16の側方枠材165を矢印E2方向に差し込み、さらに上連結材162、下連結材163に対して保持片154で固定する。これによりランバーサポート10が組み立てられる。
次に、図4に示すように、支基22のベース部23に背凭れ5を支持した背凭れ支持部材4の第一部材41を上方から係合させる。具体的には、第一部材41の側支持壁412を、ベース部23の一対のガイド板232の外面に沿わせるようにして配置するとともに、図8に示すように、第一部材41におけるガイドリブ413の下端413aをベース部23の支持受け部231の上面231aに当接させる。
次に、第一部材41の上支持壁411の上面411bにランバーサポート10のランバーサポート支持部材11を取り付ける。具体的には、ランバーサポート支持部材11の被支持部13の載置板132を上支持壁411の上面411b上に載置して位置決めする。このとき、ベース部23、第一部材41、及び被支持部13のそれぞれのボルト孔(第一ボルト孔233、第二ボルト孔414、第三ボルト孔133)が同軸上に位置し、各ボルト孔233、414、133に下方から固定ボルト24を挿通させ、第三ボルト孔133のナット収容部133a内に係止させたナット25に螺合させて締結する。これにより、支基22のベース部23に背凭れ支持部材4を介して背凭れ5が支持されるとともに、ランバーサポート10も支持部Rにおいて支持される。
ここで、ランバーサポート10を取り付けた後にランバーサポート本体12の高さを変更する際には、ランバーサポート本体12をランバーサポート支持部材11の本体支持部14に対して手動で移動させることでその高さを調整することができる。
次に、上述した椅子1の作用について、図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態による椅子1では、図12(a)、(b)に示すように、ランバーサポート支持部材11が荷重支持部材16の上連結材162、下連結材163と一対の拘束バンド164とによって弾性的に押圧された状態で挟持されるという簡単な支持構造となる。しかも、上連結材162、下連結材163と一対の拘束バンド164とが上下方向にずれた位置に配置され、ランバーサポート支持部材11の縦枠部141に対して高さ方向の異なる支持点で連結材162、163が前方から押さえ付け、拘束バンド164が後方から押さえ付ける構造となる。そのため、荷重支持部材16は、高さ方向で同じ支持点で前後から押さえ付ける場合に比べて荷重支持部材16における支持点回りのモーメントを小さく抑えることができ、安定した姿勢でランバーサポート支持部材11に保持される。
また、本実施形態では、上連結材162、下連結材163と一対の拘束バンド164とが前後方向に相対的に近接するように弾性変形するときに、上連結材162、下連結材163と一対の拘束バンド164に幅方向の引張力が作用するため、荷重支持部材16はランバーサポート支持部材11に対して弾性的な押圧による確実な支持力を得ることができる。
また、本実施形態では、荷重支持部材16はランバーサポート支持部材11に対して弾性的な押圧により支持させる構造であり、例えばねじやボルト等の固定手段を用いた支持構造ではないことから、ランバーサポート支持部材11に対して荷重支持部材16を容易に着脱することができる。そのため、ランバーサポート支持部材11に対する荷重支持部材16の上下方向の支持位置を変更する高さ調整を容易に行うことができる。
そして、荷重支持部材16はランバーサポート支持部材11に対して前記固定手段を用いない構造となるので、荷重支持部材16に大きな負荷をかけずにランバーサポート支持部材11に対する荷重支持部材16の支持力を確保することができる。
また、本実施形態では、荷重支持部材16が上方から見て幅方向の中央部で後方に突となるように湾曲して形成され、湾曲した状態において上連結材162、下連結材163と一対の拘束バンド164とが前後方向に相対的に近接するように弾性変形している。そのため、図12(a)に示すように荷重支持部材16を湾曲させる前に上連結材162、下連結材163と一対の拘束バンド164との間にランバーサポート支持部材11を差し込み、その後、図12(b)に示すように荷重支持部材16を幅方向の中央部で後方に突となるように矢印P方向の曲げ力を付与して湾曲させることで、上連結材162、下連結材163と一対の拘束バンド164が幅方向に引張力Tが作用する。そのため、上連結材162、下連結材163と一対の拘束バンド164が前後方向に相対的に近接するように弾性変形するときの弾性力をより大きく作用させることができ、より確実な支持力を得ることができる。
また、本実施形態の椅子1では、背凭れ5が上方から見て幅方向の中央で後方に凸となるように湾曲または屈曲した背受面5aを備え、荷重支持部材16が背受面5aの手前側で背受面5aの湾曲または屈曲形状に沿うように弾性変形しているので、荷重支持部材16が椅子本体における背凭れ5の背受面5aの湾曲または屈曲した凸形状に沿って変形する。そのため、荷重支持部材16に対して弾性変形状態となるように外的な強制力を付与することができる。そのため、上連結材162、下連結材163と一対の拘束バンド164の弾性変形状態からの復帰力に起因するランバーサポート支持部材11への弾性的な押圧力をより大きく確保することができる。
上述のように本実施形態による背凭れ荷重支持構造、および椅子では、簡単な構造でランバーサポート支持部材11に対して荷重支持部材16を着脱でき、高さ調整を容易に行うことができ、しかも荷重支持部材16に大きな負荷をかけずにランバーサポート支持部材11に対する荷重支持部材16の支持力を確保できる。
以上、本発明による背凭れ荷重支持構造、および椅子の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、ランバーサポート支持部材11の構成として、図13及び図14(a)、(b)に示す変形例のように、本体支持部14の一対の縦枠部141、141の後面における幅方向の外側の外縁部に係止凹部144を形成したものであってもよい。係止凹部144は、各縦枠部141に上下方向に所定間隔をあけて3つ配置されている。これら係止凹部144には、荷重支持部材16の拘束バンド164が凹状部分に係止することで縦枠部141の上下方向の位置決めがなされる。
本変形例では、上下方向に3箇所に係止凹部144が設けられ、荷重支持部材16に一対の拘束バンド164、164が設けられているので、図14(a)に示すように、上2つの係止凹部144、144に一対の拘束バンド164、164を係止したときには、本体支持部14の上方の所定位置に荷重支持部材16を位置決めさせて支持することができる。また、図14(b)に示すように、下2つの係止凹部144、144に一対の拘束バンド164、164を係止したときには、本体支持部14の下方の所定位置に荷重支持部材16を位置決めさせて支持することができる。
また、本実施形態では、第一連結部である上連結材162と下連結材163とがそれぞれ一対の縦板状体161、161の上端同士と下端同士を連結する位置に設けられているが、第一連結部の上下方向の位置はこれに限定されることはなく、適宜な高さの位置に設定することが可能である。
さらに、本実施形態では、第二連結部である拘束バンド164を上下方向で上連結材162と下連結材163との間に配置されているが、この位置に限定されることはない。例えば拘束バンド164は1本であってもよいし、第一連結部が1つでその上下に拘束バンド164が配置されるような構成とすることもできる。
また、本実施形態では、拘束バンド164として、布製あるいは樹脂製でバンド自体の弾性力が小さな部材を採用し、第一連結部と第二連結部の相対的な距離を小さくすることで弾性的な押圧力が付与される構成としているが、これに加えて拘束バンド自体に弾性力を有するゴム製のものを採用してもよい。
また、本実施形態では、第一連結部と第二連結部とは、それぞれ弾性変形していない状態において同一平面内に位置する構成であってもよい。
このような構成にすることにより、第一連結部及び第二連結部との間に差し込まれて挟持された支持部材の板状体に対して、第一連結部及び第二連結部の少なくとも一方をより大きく弾性変形させることが必要となる。したがって、連結部の弾性変形状態からの復帰力に起因するランバーサポート支持部材11への弾性的な押圧力を、より大きく確保することができ、荷重支持部材16を堅牢に支持できる。
さらに、本実施形態の荷重支持部材16において、第二連結部が複数設けられており、それらが前後方向に離間した構成とすることも可能である。この場合、荷重支持部材16が側面視においても前後方向に弾性変形することとなり、第一連結部と第二連結部とによって支持されるランバーサポート支持部材11への弾性的な押圧力をさらに大きくすることができる。
さらにまた、ランバーサポート10の構成は、上述した実施形態に限定されることはなく、適宜変更することが可能である。例えば、本実施形態では、ランバーサポート支持部材11の被支持部13と本体支持部14とが一体で形成されているが、別体で設けられていてもよい。
また、本実施形態では、ランバーサポート本体12は、ランバーパッド15と、ランバーパッド15に装着されるとともにランバーサポート支持部材11に対して着脱自在に支持される荷重支持部材16と、を備えた構成としているが、荷重支持部材16にランバーパッド15が一体的に設けられた構成あってもよい。すなわち、本発明の荷重支持部材としては、ランバーパッドを含む構成であってもよい。
さらにまた、ランバーサポート支持部材11が背凭れ支持部材4と一体化された構成であってもよい。この場合、背凭れ5の面材54は、ランバーサポート支持部材11が重なる部分を避けるように張設することで構成することができる。
また、背凭れ支持部材4と背凭れ5とが一体であってもかまわない。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 椅子
2 支持構造体
3 座
4 背凭れ支持部材(椅子本体)
5 背凭れ
5a 背受面
10 ランバーサポート
11 ランバーサポート支持部材(支持部材)
12 ランバーサポート本体
13 被支持部
14 本体支持部
15 ランバーパッド
16 荷重支持部材
22 支基
54 面材
141 縦枠部
144 係止凹部
161 縦板状体(板状体)
162 上連結材(第一連結部)
163 下連結材(第一連結部)
164 拘束バンド(第二連結部)
165 側方枠材

Claims (4)

  1. 椅子の背凭れに設けられ、着座者から受ける前後方向の荷重を支持する背凭れ荷重支持構造であって、
    背凭れを備えた椅子本体に支持され、上下方向に延在する支持部材と、
    該支持部材に対して上下方向に移動可能に支持される荷重支持部材と、を備え、
    前記荷重支持部材は、
    前記椅子の幅方向に離間する一対の板状体と、
    該一対の板状体同士を連結する第一連結部と、
    前記第一連結部に対して上下方向にずれた位置で前記一対の板状体同士を連結する第二連結部と、を備え、
    前記第一連結部及び前記第二連結部のうち少なくとも一方は、相対的に前後方向に近接するように弾性変形可能に設けられ、
    前記支持部材は、前記第一連結部の後面と前記第二連結部の前面とによって弾性的に押圧された状態で挟持されていることを特徴とする背凭れ荷重支持構造。
  2. 前記荷重支持部材は、上方から見て前記幅方向の中央部で後方に突となるように湾曲して形成され、湾曲した状態において前記第一連結部と前記第二連結部とが前後方向に相対的に近接するように弾性変形していることを特徴とする請求項1に記載の背凭れ荷重支持構造。
  3. 前記第一連結部と前記第二連結部とは、それぞれ弾性変形していない状態において同一平面内に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の背凭れ荷重支持構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の背凭れ荷重支持構造を備えた椅子であって、
    前記椅子本体は、上方から見て前記幅方向の中央で後方に凸となるように湾曲または屈曲した背受面を備える背凭れを備え、
    前記荷重支持部材は、前記背受面の手前側で前記背受面の湾曲または屈曲形状に沿うように弾性変形していることを特徴とする椅子。
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