JP6950445B2 - バックフレーム - Google Patents

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Description

本願は、乗物用シートに用いられるバックフレーム等に関する。
例えば、特許文献1に記載のバックフレームは、乗物のボディに設けられた係合穴に差し込まれて当該係合穴と係合するフックを有する。
特開2009−132213号公報
特許文献1に記載の発明では、バックフレームの上下方向位置は、係合穴が設けられた係合部とフックとが接触する位置となる。このため、例えば、乗物の種類毎に係合部の上下方向位置が異なる場合には、これに呼応して、フックの上下方向位置が当該乗物の種類毎に異なる。フックの上下方向位置が乗物の種類毎に異なると、バックフレームの種類が増大する。
本願は、上記点に鑑み、種類が増大することを抑制可能なバックフレームの一例を開示する。
バックフレームは、フック(11)が係合部(30)と係合した際に、ボディに対する当該バックフレーム(7)の上下方向位置を保持するためのスペーサ(20)を備えることが望ましい。
これにより、乗物の種類が異なる場合であっても、バックフレームを提供する者又は当該バックフレームを乗物に装着する者(以下、それらの者を総称して作業者という。)は、当該乗物に設けられた係合部(30)に対応した大きさのスペーサ(20)を選択することにより、上下方向位置の違い容易に調整又は吸収でき得る。延いては、乗物の種類によらず、同一のバックフレームを使用することが可能となり得る。つまり、バックフレームの種類が増大することが抑制され得る。
なお、当該バックフレームは、以下の構成であってよい。
フレーム本体(10)は、シート幅方向と略平行な方向に延びる横ワイヤー(10B)、及び上下方向と略平行な方向に延びる縦ワイヤー(11A)を有して構成されており、スペーサ(20)は、横ワイヤー(10B)に連結された第1連結部(21)、及び縦ワイヤー(11A)に連結された第2連結部(22)を有していることが望ましい。
これにより、スペーサ(20)は、異なる2方向にて拘束された状態でバックフレームであるフレーム本体(10)に連結された構成となるので、当該スペーサ(20)がいずれかの連結部(21、22)に対して回転してしまうことが抑制される。
縦ワイヤー(11A)は、フック(11)の少なくとも一部を構成していることが望ましい。これにより、作業者は、フック(11)を利用してスペーサ(20)をバックフレーム(7)に装着でき得る。
第1連結部(21)は、横ワイヤー(10B)を挟み込む略C字状の挟持部(21A、21B)を有して構成されており、さらに、スペーサ(20)には、横ワイヤー(10B)と滑り接触可能な案内面(23)が設けられていることが望ましい。
これにより、スペーサ(20)をバックフレーム(7)に装着する作業者は、案内面(23)を横ワイヤー(10B)に滑り接触させながら移動させることにより、容易に当該スペーサ(20)をバックフレーム(7)に装着することができ得る。
フック(11)は、互いに離隔した位置にて上下方向と略平行な方向に延びる2本のワイヤー(11A、11B)を有して構成されており、案内面(23)は、フック(11)に対してシート幅方向一方側に設けられた第1案内面(23A)、フック(11)に対してシート幅方向他方側に設けられた第2案内面(23B)、及び2本のワイヤー(11A、11B)間に設けられた第3案内面(23C)を有して構成され、第1案内面(23A)及び第2案内面(23B)は、挟持部(21A、21B)に連接していることが望ましい。これにより、作業者は、容易、かつ、確実にスペーサ(20)をバックフレーム(7)に装着することができ得る。
フレーム本体(10)のうちフック(11)より下方側に設けられ、ボディに設けられた嵌合穴(31)に嵌り込み可能な嵌合突起部(10H)と、嵌合突起部(10H)の下端に設けられ、先端側が根元側より上方に位置するように傾斜した傾斜部(10J)とを備えることが望ましい。
これにより、傾斜部(10J)が嵌合突起部(10H)を嵌合穴(31)に導く案内部材として機能するので、バックフレーム(7)、つまりシートバックを乗物に装着する作業者は、容易に当該シートバックを乗物に装着でき得る。
因みに、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
実施形態に係る乗物用シートを示す図である。 実施形態に係る乗物用シートの中央座席用シートを示す図である。 実施形態に係るバックフレームを示す図である。 実施形態に係るバックフレームを示す図である。 実施形態に係るフック及びスペーサの拡大図である。 実施形態に係るフック及びスペーサの拡大図である。 実施形態に係る取付プレートの側面拡大図である。 実施形態に係るスペーサを示す図である。 Aは実施形態に係るスペーサの上面図である。Bは図9Aの側面図である。 A及びBは、スペーサの装着手順を示す図である。 A及びBは、嵌合突起部の装着手順を示す図である。
以下の説明は、本願発明の技術的範囲に属する実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的構成や構造等に限定されるものではない。
少なくとも符号が付されて説明された部材又は部位は、「1つの」等の断りがされている場合を除き、少なくとも1つ設けられている。つまり、「1つの」等の断りがない場合には、当該部材は2以上設けられていてもよい。
各図に付された方向を示される矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものであって、本明細書に記載された発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。各方向は、本実施形態に係る乗物用シートを車両に組み付けた状態における方向を意味する。
(第1実施形態)
1.乗物用シートの概要
図1に示される乗物用シート1は、本実施形態に係るバックフレーム及びスペーサが適用されたシートの一例である。乗物用シート1は、車両に搭載される後部座席用シートである。当該乗物用シート1は、最大3名の者が着席可能な乗物用シートである。
乗物用シート1は、シートクッション3及びシートバック5等を少なくとも備える。シートクッション3は着席者の臀部を支持するための部位である。シートバック5は着席者の背部を支持するための部位である。
そして、本実施形態に係るバックフレーム及びスペーサは、当該乗物用シート1のうちシート幅方向の中央に設けられた中央座席部1Aに適用されている。中央座席部1Aのシートバック5Aは、二点鎖線で示されるように、シート前方側に倒伏可能である。
シートバック5Aが倒伏した状態では、当該シートバック5Aはアームレスト等として機能する。なお、中央座席部1Aのヘッドレスト5Bは、シートバック5Aと連動しない。つまり、ヘッドレスト5Bは、シートバック5Aの位置によらず、常に、シートバック5の上端に位置している。
2.バックフレーム及びスペーサ
2.1 バックフレームの概要
図2に示されるバックフレーム7は、車両ボディに装着される骨格部材である。当該バックフレーム7は、フレーム本体10及びスペーサ20等を少なくとも有して構成されている。
フレーム本体10は、シートバック5Aの骨格本体を構成する。本実施形態に係るフレーム本体10は、図3及び図4に示されるように、中実丸棒又は丸パイプ等のワイヤー等にて構成されている。
具体的には、当該フレーム本体10は、枠体10A、第1横ワイヤー10B、第2横ワイヤー10C及びフック11等を少なくとも有して構成されている。枠体10Aは、サイドパイプ部10E、10F、及び上部パイプ10G等を有している。サイドパイプ部10E、10Fは、シート幅方向において互いに離間した位置にて上下方向に延びるパイプ部である。
上部パイプ10Gは、サイドパイプ部10Eの上端とサイドパイプ部10Fの上端とを繋ぐ。このため、枠体10Aは略U字状又は略コの字状に構成されている。なお、サイドパイプ部10E、10F、及び上部パイプ10Gは、1本のパイプ材に曲げ加工が施されて一体成形された一体成形品である。
第1横ワイヤー10B及び第2横ワイヤー10Cは、シート幅方向に延びてサイドパイプ部10E、10Fを連結する中実丸棒である。なお、第1横ワイヤー10B及び第2横ワイヤー10Cそれぞれは、サイドパイプ部10E、10Fに溶接固定されている。
フック11は、乗物のボディに設けられた係合部30と係合する部材である。係合部30は、フック11が嵌り込み可能な係合穴(図示せず。)が設けられた部材であって、乗物のボディに固定されている。当該係合穴は、係合部30を車両上下方向に貫通した穴である。
フック11は、図5に示されるように、少なくとも1本(本実施形態では、2本)の縦ワイヤー11A、11Bにより構成されている。つまり、2本の縦ワイヤー11A、11Bはフレーム本体10の一部を構成する。各縦ワイヤー11A、11Bは、図6に示されるように、車両上下方向と略平行な方向に延びる中実丸棒にて構成されたワイヤーである。
縦ワイヤー11Aの下端と縦ワイヤー11Bの下端とは連結されている。つまり、本実施形態に係るフック11は、1本のワイヤーが当該フック11の下端に相当する部位にて折り曲げられて略U字状に構成されたものである。
なお、フック11は、第1横ワイヤー10B及びサイドパイプ部10E、10Fに溶接されている。つまり、図4に示されるように、2本の縦ワイヤー11A、11Bの上端側それぞれは、第1横ワイヤー10Bに溶接固定されている。
2本の縦ワイヤー11A、11Bの上端には、それらの上端からサイドパイプ部10E、10F側に延出した延出部11C、11Dが設けられている。延出部11C、11Dそれぞれは、サイドパイプ部10E、10Fに溶接されている。
サイドパイプ部10E、10Fの下端側、つまりフック11より下方側には取付プレート10Dが設けられている。取付プレート10Dは、シート幅方向に延びてサイドパイプ部10E、10Fを連結する板状の部材である。
取付プレート10Dの延び方向一端及び他端、つまり取付プレート10Dの右端及び左端それぞれには、図3に示されるように、嵌合突起部10Hが設けられている。各嵌合突起部10Hは、図7に示されるように、ボディに設けられた嵌合穴31に嵌り込み可能な突起部である。
各嵌合突起部10Hの下端には、先端側が根元側より上方に位置するように傾斜した傾斜部10Jが設けられている。なお、各嵌合突起部10Hは、取付プレート10Dとの一体成形品である。つまり、取付プレート10D及び2つの嵌合突起部10Hは、金属板にプレス成形等の塑性加工が施されて一体成形されたものである。
2.2 スペーサ
スペーサ20は、図5に示されるように、フック11が係合部30と係合した際に、乗物のボディに対するフレーム本体10の上下方向位置を保持するための部材である。すなわち、図6に示されるように、スペーサ20の上端位置がフレーム本体10(本実施形態では、第1横ワイヤー10B)により規制される。
スペーサ20の下端が係合部30に接触することにより、当該下端の位置が規制される。したがって、フック11が係合部30の係合穴に嵌り込んだ状態では、乗物のボディに対するフレーム本体10の上下方向位置が保持される。
当該スペーサ20は、フレーム本体10に装着されている。具体的には、スペーサ20の本体20A(以下、スペーサ本体20Aという。)には第1連結部21及び第2連結部22が設けられている。
第1連結部21及び第2連結部22は、スペーサ本体20Aをフレーム本体10に装着するための部位である。第1連結部21は、スペーサ本体20Aを第1横ワイヤー10Bに連結するための部位である。
つまり、第1連結部21は、スペーサ本体20Aの上端側に配置され、スペーサ20の上端位置を規制する規制部20Bとして機能する。スペーサ本体20Aの下端は、係合部30と接触して当該下端の位置を規制する規制面20Cとして機能する。
第1連結部21は、図8に示されるように、少なくとも1つ(本実施形態では、2つ)挟持部21A、21Bを有して構成されている。各挟持部21A、21Bは、第1横ワイヤー10Bを上下方向から挟み込む略C字状のクランプ部である(図9B参照)。
2つの挟持部21A、21Bは、第1横ワイヤー10Bの延び方向と平行な方向(以下、幅方向という。)に沿って並んで配置されている。挟持部21Aは、スペーサ本体20Aの幅方向一端(本実施形態では、右端)の上部に設けられている。
挟持部21Bは、スペーサ本体20Aの幅方向他端(本実施形態では、左端)の上部に設けられている。各挟持部21A、21Bは、開口部21C(図8参照)が拡大するように弾性変形可能である。
第2連結部22は、スペーサ本体20Aをフック11に連結するための部位である。当該第2連結部22は、図6に示されるように、少なくとも1つ(本実施形態では、2つ)挟持部22A、22Bを有して構成されている。
各挟持部22A、22Bは、2本の縦ワイヤー11A、11Bそれぞれを水平方向から挟み込む略C字状のクランプ部である(図9A参照)。各挟持部22A、22Bは、開口部22C(図9A参照)が拡大するように弾性変形可能である。
なお、図9Aに示される押圧部22Dは、縦ワイヤー11A、11Bそれぞれを開口部22C側に押圧する板バネ状の部位である。本実施形態に係るスペーサ20は、スペーサ本体20A、挟持部21A、21B、22A、22B及び押圧部22Dが樹脂にて一体成形された一体成形品である。
図5に示されるように、スペーサ本体20Aには案内面23が設けられている。案内面23は、図10Aに示されるように、第1横ワイヤー10Bと滑り接触可能な摺接面である。
本実施形態に係る案内面23は、図5に示されるように、第1案内面23A、第2案内面23B及び第3案内面23C等を少なくとも有して構成されている。第1案内面23Aは、フック11に対してシート幅方向一方側(本実施形態では、右端側)に設けられている。
第2案内面23Bは、フック11に対してシート幅方向他方側(本実施形態では、右端側)に設けられている。第3案内面23Cは、2本の縦ワイヤー11A、11B間に設けられている。
そして、第1案内面23Aは挟持部21Aに連接し、かつ、第2案内面23Bは挟持部21Bに連接している。このため、第1案内面23A及び第2案内面23Bと滑り接触した状態の第1横ワイヤー10Bは、図10A及び図10Bに示されるように、挟持部21A、21Bの開口部21Cに導かれる。
なお、第3案内面23Cが設けられた部位には、挟持部21A、21Bに相当する構成が設けられていない。つまり、案内面23は、フック11に対してシート幅方向側(本実施形態では、右端側)及びシート幅方向他方側(本実施形態では、右端側)の複数箇所に設けられている。
2.3 バックフレーム(シートバック)のボディへの装着
作業者は、スペーサ20をバックフレーム7に装着する(図10B参照)。スペーサ20の装着作業時においては、作業者は、図10Aに示されるように、第1横ワイヤー10Bに案内面23を滑り接触させることが望ましい。その理由は、第1横ワイヤー10Bが案内面23に滑り接触した状態では、当該第1横ワイヤー10Bが挟持部21A、21Bの開口部21Cに自動的に導かれるからである。
次に、作業者は、図11Bに示すように、傾斜部10Jを嵌合穴31の外縁部と滑り接触させながら、嵌合突起部10Hを嵌合穴31に嵌め込む(図11A参照)。その後、作業者は、取付プレート10Dをネジ等の機械的締結具(図示せず。)にてボディに固定する。
3.本実施形態に係るシートバック(バックフレーム)及びスペーサの特徴
シートバック5Aのバックフレーム7は、フック11が係合部30と係合した際に、ボディに対する当該バックフレーム7の上下方向位置を保持するためのスペーサ20を備える。
これにより、乗物の種類が異なる場合であっても、作業者は、当該乗物に設けられた係合部30に対応した大きさのスペーサ20を選択することにより、上下方向位置の違い容易に調整又は吸収でき得る。延いては、乗物の種類によらず、同一のバックフレーム7を使用することが可能となり得る。つまり、バックフレーム7の種類が増大することが抑制され得る。
スペーサ20は、第1横ワイヤー10Bに連結された第1連結部21、及び縦ワイヤー11A、11Bに連結された第2連結部22を有している。これにより、スペーサ20は、異なる2方向にて拘束された状態でバックフレーム7であるフレーム本体10に連結された構成となる。したがって、当該スペーサ20がいずれかの連結部21、22に対して回転してしまうことが抑制される。
縦ワイヤー11A、11Bは、フック11の少なくとも一部を構成している。これにより、作業者は、フック11を利用してスペーサ20をバックフレーム7に装着でき得る。
第1連結部21は、第1横ワイヤー10Bを挟み込む略C字状の挟持部21A、21Bを有して構成されている。さらに、スペーサ20には、第1横ワイヤー10Bと滑り接触可能な案内面23が設けられている。
これにより、スペーサ20をフレーム本体10に装着する作業者は、案内面23を第1横ワイヤー10Bに滑り接触させながら移動させることにより、容易に当該スペーサ20をフレーム本体10に装着することができ得る。
案内面23は、フック11に対してシート幅方向一方側に設けられた第1案内面23A、フック11に対してシート幅方向他方側に設けられた第2案内面23B、及び2本の縦ワイヤー11A、11B間に設けられた第3案内面23Cを有して構成されている。
さらに、第1案内面23A及び第2案内面23Bは、挟持部21A、21Bに連接している。これにより、作業者は、容易、かつ、確実にスペーサ20をフレーム本体10に装着することができ得る(図10A及び図10B参照)。
フレーム本体10のうちフック11より下方側には、ボディに設けられた嵌合穴31に嵌り込み可能な嵌合突起部10Hが設けられ、かつ、当該嵌合突起部10Hの下端には、先端側が根元側より上方に位置するように傾斜した傾斜部10Jが設けられている。
これにより、傾斜部10Jが嵌合突起部10Hを嵌合穴31に導く案内部材として機能するので(図11A及び図11B参照)、作業者は、容易に当該シートバック5Aを乗物に装着でき得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態に係るスペーサ20は、フレーム本体10とは別部品として製造された後、第1連結部21及び第2連結部22にてフレーム本体10に装着されて当該フレーム本体10に一体化される構成であった。
しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、金属部製のスペーサ20がフレーム本体10に溶接等にて一体化された構成であってもよい。
上述の実施形態に係るスペーサ20では、挟持部21A、21B、22A、22Bが弾性変形することにより、フレーム本体10に対して着脱可能であった。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、ネジ等の締結具にフレーム本体10に固定されるスペーサ20であってもよい。
上述の実施形態に係るスペーサ20は、第1横ワイヤー10B及び縦ワイヤー11A、11Bに連結されてフレーム本体10に固定された。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、第1横ワイヤー10B及び縦ワイヤー11A、11B以外の部位に固定される構成であってもよい。
上述の実施形態に係るスペーサ20では、挟持部21A、21B、22A、22B及び案内面23が複数設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、案内面23が廃止された構成、又は挟持部21A、21B、22A、22Bが廃止された構成であってもよい。
上述の実施形態では、嵌合突起部10Hが設けられていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、嵌合突起部10Hが廃止された構成、又は嵌合突起部10Hの傾斜部10Jが廃止された構成であってもよい。
上述の実施形態に係るバックフレーム7はワイヤーにて構成されていた。しかし、本願明細書に開示された発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えば、板材が所定形状にプレス成形されたパネル構造のバックフレームであってもよい。
上述の実施形態では、車両に乗物用シートを適用した。しかし、本明細書に開示された発明の適用はこれに限定されるものではなく、鉄道車両、船舶及び航空機等の乗物に用いられるシート、並びに劇場や家庭用等に用いられる据え置き型シートにも適用できる。
さらに、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。したがって、上述した複数の実施形態のうち少なくとも2つの実施形態を組み合わせてもよい。
1… 乗物用シート 3… シートクッション 5… シートバック
7… バックフレーム 10… フレーム本体 10A… 枠体
10B… 第1横ワイヤー 10C… 第2横ワイヤー 10E… サイドパイプ部
10G… 上部パイプ 10D… 取付プレート 10H… 嵌合突起部
10J… 傾斜部 11… フック 11A… 縦ワイヤー
11C… 延出部 20… スペーサ 20A… スペーサ本体
20B… 規制部 20C… 規制面 21… 第1連結部
21A、21B… 挟持部 22… 第2連結部 22A、22B… 挟持部
23… 案内面 23A… 第1案内面 23B… 第2案内面
23C… 第3案内面 30… 係合部 31… 嵌合穴

Claims (6)

  1. 乗物のボディに設けられた係合部に係合された状態で当該ボディに装着されるバックフレームにおいて、
    シートバックの骨格を構成するフレーム本体と、
    前記フレーム本体に設けられ、前記係合部と係合するフックと、
    前記フレーム本体に装着され、前記フックが前記係合部と係合した際に、前記ボディに対する前記フレーム本体の上下方向位置を保持するためのスペーサと
    を備え
    前記フレーム本体は、シート幅方向と略平行な方向に延びる横ワイヤー、及び上下方向と略平行な方向に延びる縦ワイヤーを有して構成されており、
    前記スペーサは、前記横ワイヤーに連結された第1連結部、及び前記縦ワイヤーに連結された第2連結部を有しているバックフレーム。
  2. 前記縦ワイヤーは、前記フックの少なくとも一部を構成している請求項に記載のバックフレーム。
  3. 前記第1連結部は、前記横ワイヤーを挟み込む略C字状の挟持部を有して構成されており、
    さらに、前記スペーサには、前記横ワイヤーと滑り接触可能な案内面が設けられている請求項又はに記載のバックフレーム。
  4. 前記フックは、互いに離隔した位置にて上下方向と略平行な方向に延びる2本のワイヤーを有して構成されており、
    前記案内面は、前記フックに対してシート幅方向一方側に設けられた第1案内面、前記フックに対してシート幅方向他方側に設けられた第2案内面、及び前記2本のワイヤー間に設けられた第3案内面を有して構成され、
    さらに、前記第1案内面及び前記第2案内面は、前記挟持部に連接している請求項に記載のバックフレーム。
  5. 前記フレーム本体のうち前記フックより下方側に設けられ、前記ボディに設けられた嵌合穴に嵌り込み可能な嵌合突起部と、
    前記嵌合突起部の下端に設けられ、先端側が根元側より上方に位置するように傾斜した傾斜部と
    を備える請求項1ないしのいずれか1項に記載のバックフレーム。
  6. 乗物のボディに設けられた係合部に係合するフックを有するバックフレームのフレーム本体に装着されるスペーサにおいて、
    前記フレーム本体の一部に連結される連結部と、
    スペーサ本体を挟んで前記連結部と反対側に設けられ、前記フレーム本体が前記ボディに装着されたときに、前記係合部と接触する規制面とを備え、
    前記スペーサ本体は、前記連結部が前記フレーム本体に装着され、かつ、前記規制面が前記係合部と接触した状態において、前記ボディに対する前記フレーム本体の上下方向位置を保持する機能を発揮し、
    前記連結部は、前記フレーム本体の一部を構成するワイヤーを挟み込む略C字状の挟持部を有して構成されており、
    さらに、前記スペーサ本体には、前記ワイヤーと滑り接触可能な案内面であって、前記挟持部に連接する案内面が設けられているスペーサ。
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