JP7276668B2 - 軟磁性合金粉末、磁気コア、磁性部品および電子機器 - Google Patents
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Description
組成式(Co(1-(α+β))X1αX2β)(1-(a+b+c+d+e))MaBbPcSidCre(原子数比)からなる主成分を有する軟磁性合金粉末であって、
X1はFeおよびNiからなる群から選択される1つ以上、
X2はAl,Mn,Ag,Zn,Sn,As,Sb,Cu,Bi,N,O,C,Sおよび希土類元素からなる群より選択される1つ以上、
MはNb,Hf,Zr,Ta,Mo,W,TiおよびVからなる群から選択される1つ以上であり、
0<a≦0.140
0.160<b≦0.250
0≦c≦0.200
0≦d≦0.250
0≦e≦0.030
0.160<b+c+d+e≦0.430
0.500<1-(a+b+c+d+e)<0.840
α≧0
β≧0
0≦α+β≦0.50
であり、
前記軟磁性合金粉末に圧力XPを加えた際の保磁力をYHとして、XPとYHとの関係を最小二乗法により線形近似して得られた直線をYH=kXP+lとして表したとき、k(単位:Oe/MPa)が0≦k≦0.00100である。
X1はFeおよびNiからなる群から選択される1つ以上、
X2はAl,Mn,Ag,Zn,Sn,As,Sb,Cu,Bi,N,O,C,Sおよび希土類元素からなる群より選択される1つ以上、
MはNb,Hf,Zr,Ta,Mo,W,TiおよびVからなる群から選択される1つ以上であり、
0<a≦0.140
0.160<b≦0.250
0≦c≦0.200
0≦d≦0.250
0≦e≦0.030
0.160<b+c+d+e≦0.430
0.500<1-(a+b+c+d+e)<0.840
α≧0
β≧0
0≦α+β≦0.50
であり、
前記軟磁性合金粉末に圧力XPを加えた際の保磁力をYHとして、XPとYHとの関係を最小二乗法により線形近似して得られた直線をYH=kXP+lとして表したとき、k(単位:Oe/MPa)が0≦k≦0.00100である。
X=100-(Ic/(Ic+Ia)×100)…(1)
Ic:結晶性散乱積分強度
Ia:非晶性散乱積分強度
Co0.720Nb0.020B0.180P0.010Si0.070である母合金が得られるように各種材料のインゴットを準備し、秤量した。そして、ガスアトマイズ装置内に配置されたルツボに収容した。
実験例2では試料No.1または試料No.4に表2に示す温度で60分熱処理を行った点以外は試料No.1または試料No.4と同条件で軟磁性合金粉末およびトロイダルコアを作製した。結果を表2に示す。
実験例3では、試料No.7からCoの一部または全部をFeに置換させた点以外は試料No.7と同条件で軟磁性合金粉末およびトロイダルコアを作製した。結果を表3に示す。なお、軟磁性金属粉末の内部構造についてはXRDで非晶質化率85%以上であることのみを確認した。すなわち、非晶質からなる構造を有することは確認したが、非晶質からなる構造が、非晶質のみを有する構造かヘテロアモルファスからなる構造か、については確認しなかった。
実験例4では、試料No.17からNbの含有量(a)を変化させ、CoおよびFeの含有量を変化させた点以外は試料No.17と同条件で軟磁性合金粉末およびトロイダルコアを作製した。結果を表4に示す。なお、軟磁性金属粉末の内部構造については、非晶質からなる構造が、非晶質のみを有する構造かヘテロアモルファスからなる構造を有するか、については確認しなかった。
実験例5では、試料No.17からBの含有量(b)、Pの含有量(c)、Siの含有量(d)、Crの含有量(e)を変化させ、CoおよびFeの含有量を変化させた点以外は試料No.17と同条件で軟磁性合金粉末およびトロイダルコアを作製した。結果を表5に示す。なお、軟磁性金属粉末の内部構造については、非晶質からなる構造が、非晶質のみを有する構造かヘテロアモルファスからなる構造か、については確認しなかった。
試料No.7についてCoの一部をNiに置換した点以外は試料No.7と同条件で軟磁性合金粉末およびトロイダルコアを作製した。結果を表6に示す。なお、軟磁性金属粉末の内部構造については、非晶質からなる構造が、非晶質のみを有する構造かヘテロアモルファスからなる構造を有するか、については確認しなかった。
試料No.7についてCoの一部をX2に置換した点以外は試料No.7と同条件で軟磁性合金粉末およびトロイダルコアを作製した。結果を表7に示す。なお、軟磁性金属粉末の内部構造については、非晶質からなる構造が、非晶質のみを有する構造かヘテロアモルファスからなる構造を有するか、については確認しなかった。
試料No.7についてCoの一部をX1およびX2に置換した点以外は試料No.7と同条件で軟磁性合金粉末およびトロイダルコアを作製した。結果を表8に示す。なお、軟磁性金属粉末の内部構造については、非晶質からなる構造が、非晶質のみを有する構造かヘテロアモルファスからなる構造を有するか、については確認しなかった。
試料No.7についてMの種類を変化させた点以外は試料No.7と同条件で軟磁性合金粉末およびトロイダルコアを作製した。結果を表9に示す。なお、軟磁性金属粉末の内部構造については、非晶質からなる構造が、非晶質のみを有する構造かヘテロアモルファスからなる構造を有するか、については確認しなかった。
20…溶融金属供給部
21…溶融金属
21a…滴下溶融金属
30…冷却部
36…冷却液導入部
38a1…外方凸部
50…冷却液流れ
Claims (7)
- 組成式(Co(1-(α+β))X1αX2β)(1-(a+b+c+d+e))MaBbPcSidCre(原子数比)からなる主成分を有する軟磁性合金粉末であって、
X1はFeおよびNiからなる群から選択される1つ以上、
X2はAl,Mn,Ag,Zn,Sn,As,Sb,Cu,Bi,N,O,C,Sおよび希土類元素からなる群より選択される1つ以上、
MはNb,Hf,Zr,Ta,Mo,W,TiおよびVからなる群から選択される1つ以上であり、
0<a≦0.140
0.160<b≦0.250
0≦c≦0.200
0≦d≦0.250
0≦e≦0.030
0.160<b+c+d+e≦0.430
0.500<1-(a+b+c+d+e)<0.840
α≧0
β≧0
0≦α+β≦0.50
であり、
前記軟磁性合金粉末に圧力XPを加えた際の保磁力をYHとして、XPとYHとの関係を最小二乗法により線形近似して得られた直線をYH=kXP+lとして表したとき、k(単位:Oe/MPa)が0≦k≦0.00100である軟磁性合金粉末。 - 非晶質からなる構造を有する請求項1に記載の軟磁性合金粉末。
- ヘテロアモルファスからなる構造を有する請求項1に記載の軟磁性合金粉末。
- ナノ結晶からなる構造を有する請求項1に記載の軟磁性合金粉末。
- 請求項1~4のいずれかに記載の軟磁性合金粉末を含む磁気コア。
- 請求項5に記載の磁気コアを含む磁性部品。
- 請求項6に記載の磁性部品を含む電子機器。
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