JP7276036B2 - エッチング装置およびエッチング方法 - Google Patents

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本発明は、エッチング装置およびエッチング方法に関し、より詳しくは、インプリントモールド用ブランクスの台座構造の形成に用いるエッチング装置およびエッチング方法に関する。
半導体リソグラフィにおいては、デバイスの微細化の要求に対して、露光波長の問題や製造コストの問題などからフォトリソグラフィ方式の限界が指摘されており、その対案として、ナノインプリントリソグラフィ(NIL:Nanoimprint Lithography)が注目を集めている。
ナノインプリントリソグラフィは、表面に微細な凹凸形状の転写パターンを形成したインプリントモールド(他に、テンプレート、スタンパ、金型とも呼ばれる)を、半導体ウェハなどの被転写体の上に形成された樹脂に接触させ、樹脂の表面側の形状を、インプリントモールドの転写パターンの凹凸形状に成型した後にインプリントモールドを離型し、次いで、ドライエッチング等により余分な樹脂部分(残膜部分)を除去することで、前記被転写体の上の樹脂にインプリントモールドの転写パターンの凹凸形状(より詳しくは、凹凸反転形状)を、転写させる技術である(例えば、特許文献1)。
このナノインプリントリソグラフィは、一度インプリントモールドを作製すれば、微細な凹凸形状を繰り返して転写成型でき、この転写工程には高額な露光装置(ステッパー)を用いないため、経済的にも有利である。
図11は、インプリントモールドの一例を示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は(a)のA-A線における概略断面図である。
図11に示すインプリントモールド100のように、微細な凹凸形状の転写パターン115が形成されている転写領域114は、通常、台座構造112の上面に設けられる。インプリント(すなわち、パターン転写)に際し、転写領域114以外の領域が被転写体や樹脂と接触することを避けるためである。
また、図11に示すインプリントモールド100のように、基部111の台座構造112が形成されている側の面とは反対側のインプリント装置に接する面117には、通常、凹部113が形成されている(例えば、特許文献2)。凹部113は、平面視において、台座構造112と重なり、かつ、台座構造112よりも広い面積を有している。
凹部113を形成する理由は、凹部113を形成することによって、転写パターン115が形成されている転写領域114の厚さを薄くして湾曲容易とし、インプリントモールド100の転写パターン115を被転写体の樹脂に接触させる際には、凹部113内の気圧を高くしてインプリントモールド100を湾曲させることにより、転写パターン115と樹脂との間の気泡残留を抑制することができるからである。また、離型に際しては、インプリントモールド100の転写領域114を被転写体側に向かって凸状に湾曲させて、転写領域114の外縁部から、順次、部分的に離型していくことができるからである。
また、インプリントモールドのパターン寸法や歪みの補正は、インプリント装置(すなわち、パターン転写装置)において、インプリントモールドの側面を加圧することによって行われる(例えば、特許文献3)。
図12は、インプリントモールドのパターン寸法や歪みの補正の一例を示す図である。ここで、図12(a)に示すインプリントモールド100Aは補正前の状態であり、図12(b)に示すインプリントモールド100Bは補正後の状態である。
例えば、図12(a)に示すように、インプリントモールド100Aの転写パターン115Aが、樽型の歪みを持った状態である場合、この歪みを是正するように、インプリントモールド100Aの対向する側面116R、116Lを加圧部201によって加圧する。これにより、図12(b)に示すように、加圧後のインプリントモールド100Bの外形は糸巻き型に変形し、転写パターン115Bのように、歪みの無い状態に補正することができる。
加圧部201は、1nm以下の精密な駆動制御が必要とされ、個々に、例えば1000Nまでの力でインプリントモールド100Aの側面に力を加える能力を持っている。
なお、インプリントモールドは、通常、インプリントモールド用ブランクスから製造される。図13は、インプリントモールド用ブランクスの一例を示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は(a)のB-B線における概略断面図である。
ここで、図13に示すインプリントモールド用ブランクス101においては、台座構造112や凹部113は形成されているが、この台座構造112の上面(転写領域114)には転写パターンが形成されておらず、平坦な状態である。図13に示すインプリントモールド用ブランクス101の台座構造112の上面(転写領域114)に転写パターンが形成されることで、図11に示すインプリントモールド100が製造される。
特表2004-504718号公報 特表2009-536591号公報 特開2016-31952号公報
ここで、台座構造112を形成する際には、インプリントモールド用基板の外縁部を保持具により保持した状態でエッチング液に浸漬させて、ウェットエッチングを行う方法が用いられる。
しかしながら、このような方法では、保持具で保持された部分、より詳しくは、保持のために保持具と接触する部分はエッチングされず、エッチング後のインプリントモールド用基板には、エッチング痕として突出部が生じてしまうことになる。
そして、このような突出部が生じてしまうと、第1の問題として、インプリントモールドのパターン寸法や歪みの補正に際し、加圧により突出部から異物が生じてしまうという問題がある。
そして、生じた異物がインプリントモールドの転写領域に付着してしまうと、以降、インプリントする被転写体の全てに欠陥を生じてしまうおそれがある。また、生じた異物がインプリントモールドの側面に付着等すると、加圧時にインプリントモールドが破壊されてしまうおそれもある。
また、このような突出部が生じてしまうと、第2の問題として、インプリントモールドをインプリント装置で転写する際に必要となる平坦性が得られないという問題がある。
さらに、第3の問題として、インプリントモールドの側面の平坦性が得られないといった問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、インプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成する際に、突出部が生じることを抑制することができるエッチング装置およびエッチング方法を提供することを、主たる目的とする。
第1の発明は、表面、裏面、および4つの側面を有するインプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成するエッチング装置であって、前記インプリントモールド用基板の4つの前記側面のうちの隣り合う2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持する一対の連動保持部を備え、前記インプリントモールド用基板をエッチング液に浸漬させた状態で、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、前記インプリントモールド用基板を移動させる機構を備える、エッチング装置である。
第2の発明は、第1の発明に係るエッチング装置であって、前記連動保持部が、前記インプリントモールド用基板と接触する連動保持回転部を有し、前記連動保持回転部が、前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って回転して、前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、エッチング装置である。
第3の発明は、第2の発明に係るエッチング装置であって、一対の前記連動保持部は、動力の供給を受けて、各連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に移動させる機構を備え、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に繰り返し移動させることにより、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、前記インプリントモールド用基板を、前記一対の連動保持部が有するそれぞれの連動保持回転部が移動する方向と交差する方向に移動させる、エッチング装置である。
第4の発明は、第3の発明に係るエッチング装置であって、一対の前記連動保持部が保持する側の前記インプリントモールド用基板の前記側面とは異なる2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持する一対の補助連動保持部を備え、前記補助連動保持部は、前記インプリントモールド用基板と接触する補助連動保持回転部を有し、前記補助連動保持回転部が、前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って回転して、前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、請求項3に記載のエッチング装置である。
第5の発明は、第4の発明に係るエッチング装置であって、一対の前記補助連動保持部は、各補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に移動させる機構を備え、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部が相互に近づく方向に移動する際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部は相互に離れる方向に移動し、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部が相互に離れる方向に移動する際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部は相互に近づく方向に移動する、エッチング装置である。
第6の発明は、第4または第5の発明に係るエッチング装置であって、前記インプリントモールド用基板が、前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、前記補助連動保持部が、前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触する、エッチング装置である。
第7の発明は、第1から第6までのいずれかの発明に係るエッチング装置であって、前記インプリントモールド用基板が、前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、前記連動保持部が、前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触する、エッチング装置である。
第8の発明は、表面、裏面、および4つの側面を有するインプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成するエッチング装置であって、前記インプリントモールド用基板の4つの前記側面のうちの隣り合う2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持する一対の連動保持部を備え、前記インプリントモールド用基板をエッチング液に浸漬させた状態で、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、前記インプリントモールド用基板を回転させる機構を備える、エッチング装置である。
第9の発明は、第8の発明に係るエッチング装置であって、前記連動保持部が、前記インプリントモールド用基板と接触する連動保持回転部を有し、前記連動保持回転部が、前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って回転して、前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、エッチング装置である。
第10の発明は、第9の発明に係るエッチング装置であって、一対の前記連動保持部は、動力の供給を受けて、各連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を、一の方向および前記一の方向とは反対の方向に移動させる機構を備え、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を、前記一の方向および前記一の方向とは反対の方向に繰り返し移動させることにより、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、前記インプリントモールド用基板を、前記インプリントモールド用基板の前記表面の側から見て、時計方向および反時計方向に回転させる、エッチング装置である。
第11の発明は、第10の発明に係るエッチング装置であって、一対の前記連動保持部が保持する側の前記インプリントモールド用基板の前記側面とは異なる2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持する一対の補助連動保持部を備え、前記補助連動保持部は、前記インプリントモールド用基板と接触する補助連動保持回転部を有し、前記補助連動保持回転部が、前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って回転して、前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、エッチング装置である。
第12の発明は、第11の発明に係るエッチング装置であって、一対の前記補助連動保持部は、各補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を、前記一の方向および前記一の方向とは反対の方向に移動させる機構を備え、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部が前記一の方向に移動する際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部は前記一の方向とは反対の方向に移動し、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部が前記一の方向とは反対の方向に移動する際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部は前記一の方向に移動する、エッチング装置である。
第13の発明は、第11または第12の発明に係るエッチング装置であって、前記補助連動保持部が前記補助連動保持回転部を2個有し、2個の前記補助連動保持回転部が回転可能な支点に連結されている、エッチング装置である。
第14の発明は、第9から第13までのいずれかの発明に係るエッチング装置であって、前記連動保持部が前記連動保持回転部を2個有し、2個の前記連動保持回転部が回転可能な支点に連結されている、エッチング装置である。
第15の発明は、第11から第13までのいずれかの発明に係るエッチング装置であって、前記インプリントモールド用基板が、前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、前記補助連動保持部が、前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触する、エッチング装置である。
第16の発明は、第8から第15までのいずれかの発明に係るエッチング装置であって、前記インプリントモールド用基板が、前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、前記連動保持部が、前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触する、エッチング装置である。
第17の発明は、裏面、および4つの側面を有するインプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成するエッチング方法であって、一対の連動保持部により、前記インプリントモールド用基板の4つの前記側面のうちの隣り合う2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持し、前記インプリントモールド用基板をエッチング液に浸漬させた状態で、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、前記インプリントモールド用基板を移動させる、エッチング方法である。
第18の発明は、第17の発明に係るエッチング方法であって、前記連動保持部が、前記インプリントモールド用基板と接触する連動保持回転部を有しており、前記連動保持部により保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記連動保持回転部を回転させて、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、エッチング方法である。
第19の発明は、第18の発明に係るエッチング方法であって、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に繰り返し移動させることにより、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、前記インプリントモールド用基板を、前記一対の連動保持部が有するそれぞれの連動保持回転部を移動させる方向と交差する方向に移動させる、エッチング方法である。
第20の発明は、第19の発明に係るエッチング方法であって、一対の補助連動保持部により、一対の前記連動保持部が保持する側の前記インプリントモールド用基板の前記側面とは異なる2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持し、前記補助連動保持部は、前記インプリントモールド用基板と接触する補助連動保持回転部を有しており、前記補助連動保持部により保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記補助連動保持回転部を回転させて、前記補助連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、エッチング方法である。
第21の発明は、第20の発明に係るエッチング方法であって、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を相互に近づく方向に移動させる際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を相互に離れる方向に移動させ、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を相互に離れる方向に移動させる際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を相互に近づく方向に移動させる、エッチング方法である。
第22の発明は、第20または第21の発明に係るエッチング方法であって、前記インプリントモールド用基板が、前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有しており、前記補助連動保持部を、前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触させる、エッチング方法である。
第23の発明は、第17から第22までのいずれかの発明に係るエッチング方法であって、前記インプリントモールド用基板が、前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、前記連動保持部を、前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触させる、エッチング方法である。
第24の発明は、表面、裏面、および4つの側面を有するインプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成するエッチング方法であって、一対の連動保持部により、前記インプリントモールド用基板の4つの前記側面のうちの隣り合う2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持し、前記インプリントモールド用基板をエッチング液に浸漬させた状態で、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、前記インプリントモールド用基板を回転させる、エッチング方法である。
第25の発明は、第24の発明に係るエッチング方法であって、前記連動保持部が、前記インプリントモールド用基板と接触する連動保持回転部を有しており、前記連動保持部により保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記連動保持回転部を回転させて、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、エッチング方法である。
第26の発明は、第25の発明に係るエッチング方法であって、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を回転させつつ、一の方向および前記一の方向とは反対の方向に繰り返し移動させることにより、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、前記インプリントモールド用基板を、前記インプリントモールド用基板の前記表面の側から見て、時計方向および反時計方向に回転させる、エッチング方法である。
第27の発明は、第26の発明に係るエッチング方法であって、一対の補助連動保持部により、一対の前記連動保持部が保持する側の前記インプリントモールド用基板の前記側面とは異なる2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持し、前記補助連動保持部は、前記インプリントモールド用基板と接触する補助連動保持回転部を有しており、前記補助連動保持部により保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記補助連動保持回転部を回転させて、前記補助連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、エッチング方法である。
第28の発明は、第27の発明に係るエッチング方法であって、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を前記一の方向に移動させる際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を前記一の方向とは反対の方向に移動させ、一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を前記一の方向とは反対の方向に移動させる際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を前記一の方向に移動させる、エッチング方法である。
第29の発明は、第27または第28の発明に係るエッチング方法であって、前記補助連動保持部が前記補助連動保持回転部を2個有し、2個の前記補助連動保持回転部が回転可能な支点に連結されている、エッチング方法である。
第30の発明は、第25から第29までのいずれかの発明に係るエッチング方法であって、前記連動保持部が前記連動保持回転部を2個有し、2個の前記連動保持回転部が回転可能な支点に連結されている、エッチング方法である。
第31の発明は、第27から第29までのいずれかの発明に係るエッチング方法であって、前記インプリントモールド用基板が、前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、前記補助連動保持部を、前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触させる、エッチング方法である。
第32の発明は、第24から第31までのいずれかの発明に係るエッチング方法であって、前記インプリントモールド用基板が、前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、前記連動保持部を、前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触させる、エッチング方法である。
本発明によれば、インプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成する際に、突出部が生じることを抑制することができる。
本発明に係るエッチング装置の第1の実施形態の一例を示す図 図1に示すエッチング装置の動作について示す図 図1に示すエッチング装置の動作について示す図 図1に示すエッチング装置の連動保持部の一例を示す図 本発明に係るエッチング装置の第2の実施形態の一例を示す図 図5に示すエッチング装置の動作について示す図 図5に示すエッチング装置の動作について示す図 本発明に係るエッチング装置の第2の実施形態の変形例を示す図 図8に示すエッチング装置の連動保持部の一例を示す図 図8に示すエッチング装置の動作について示す図 インプリントモールドの一例を示す図。 インプリントモールドのパターン歪みの補正の一例を示す図 インプリントモールド用ブランクスの一例を示す図。 インプリントモールド用ブランクスの製造方法の一例を示す図 従来のインプリントモールド用ブランクスの製造方法における課題を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件および物理的特性並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平坦」、「同一」等の用語や長さや角度並びに物理的特性の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。さらに、図面においては、明瞭にするために、同様の機能を期待し得る複数の部分の形状を、規則的に記載しているが、厳密な意味に縛られることなく、当該機能を期待することができる範囲内で、当該部分の形状は互いに異なっていてもよい。また、図面においては、部材同士の接合面などを示す境界線を、便宜上、単なる直線で示しているが、厳密な直線であることに縛られることはなく、所望の接合性能を期待することができる範囲内で、当該境界線の形状は任意である。
(インプリントモールド用ブランクスの製造方法)
まず、インプリントモールド用ブランクスの製造方法における、上述した課題について、図14、15を用いてより詳しく説明する。
図14は、インプリントモールド用ブランクスの製造方法の一例を示す図である。
図14に示すインプリントモールド用ブランクス101を製造するには、まず、表面、裏面、および4つの側面を有する平板状のインプリントモールド用基板111Aを準備する(図14(a))。通常、インプリントモールド用基板111Aは、酸化シリコン(SiO2)を含む材料から構成され、光透過性を有している。インプリントモールド用基板111Aは、典型的には、合成石英基板、またはガラス基板等である。
次に、インプリントモールド用基板111Aの表面の転写領域114(台座構造112の上面)となる領域114Aに、エッチングマスク121を形成する(図14(b))。ここで、図14(b)に示すエッチングマスク121は、下層のハードマスク121aと上層のレジストマスク121bから構成されている。
上記のような構成とする理由は、通常、レジストマスクよりもハードマスクの方が、インプリントモールド用基板111Aとの密着性が高く、転写領域114(台座構造112の上面)となる領域114Aに、エッチング液が侵入してくることを、より効果的に防止できるからである。
なお、図14(b)においては、エッチングマスク121が、下層としての1層のハードマスク121aと、上層としての1層のレジストマスク121bから構成されている例を示したが、エッチングマスク121を構成するハードマスクは2層以上であってもよく、また、レジストマスクも2層以上であってもよい。
また、エッチングマスク121は、ハードマスクを有しておらずに、1層以上のレジストマスクから構成されるものであってもよい。この場合、ハードマスクを設けないことから、コスト削減や工程短縮が可能となる。
ハードマスク121aを構成する材料としては、クロム(Cr)系材料を主成分とするものが好ましい。クロム系材料は、クロム、窒化クロム、酸化クロム、炭化クロム、炭化窒化クロム等のクロムを含む化合物を含むものである。
ハードマスク121aの膜厚としては、インプリントモールド用基板111Aを精度良く加工できれば特に限定されるものではないが、例えば10nm~200nmの範囲内、中でも50nm~150nmの範囲内であることが好ましい。
次に、エッチングマスク121を形成したインプリントモールド用基板111Aをウェットエッチングして、台座構造112を形成する(図14(c))。台座構造112の高さ(すなわちエッチング量)は、通常10μm~50μm程度である。
この工程で、インプリントモールド用基板111Aは、エッチングマスク121から露出する部分がエッチングされて、当初より肉厚が薄い状態(中間体111B)になる。
次に、エッチングマスク121を除去し、保護膜131を形成後、機械的研削等の方法を用いて、中間体111Bの裏面(台座構造112を形成した側とは反対側の面)に凹部113を形成する(図14(d)、(e))。
最後に、保護膜131を除去してインプリントモールド用ブランクス101を得る(図14(f))。
ここで、図14(c)に示す台座構造112を形成する工程では、従来においては、例えば、図15(a)に示すように、インプリントモールド用基板111Aの外縁部を保持具141により保持した状態でエッチング液に浸漬させて、ウェットエッチングを行う方法が用いられていた。
しかしながら、このような方法では、保持具141に保持された部分、より詳しくは、インプリントモールド用基板111Aを保持するために、保持具141と接触するインプリントモールド用基板111Aの部分はエッチングされず、エッチング後の中間体111Bには、エッチング痕として、保持具141に応じた突出部142が形成されてしまうことになる。
例えば、図15(b)に示すように、エッチング後の中間体111Bには、エッチング痕として、中間体111Bの外縁部の表面、裏面、および側面に突出部142が形成される。ここで、図14(c)に示す台座構造112を形成する工程におけるウェットエッチングは、通常、等方性のエッチングになるため、突出部142の最大突出量(最大段差)は、エッチング量(E1)に等しい大きさになり得る。
そして、このような突出部142が生じてしまうと、まず第1の問題として、図12に示すインプリントモールドのパターン寸法や歪みの補正に際し、加圧部201による加圧で、突出部142が破損し、異物が生じてしまうという問題がある。
そして、生じた異物がインプリントモールドの転写領域に付着してしまうと、以降、このインプリントモールドを用いてインプリントする被転写体の全てに欠陥を生じてしまうおそれがある。
また、生じた異物がインプリントモールドの側面に付着して、加圧部201とインプリントモールドに接する側面で異物の噛み込みによる集中荷重が生じると、加圧時にインプリントモールドが破壊されてしまうおそれもある。
さらに、加圧部201が突出部142の角部に接触することで集中荷重が生じ、加圧時にインプリントモールドが破壊されてしまうおそれもある。
また、第2の問題として、インプリントモールド100上の転写パターン115をインプリント装置で転写する際に必要となるインプリントモールド100の表面の平坦性が得られないといった問題がある。
すなわち、台座構造112は、図11に示すインプリントモールド100の転写領域114以外の領域が被転写体や樹脂と接触することを避けるために形成されるものであるのに対し、この台座構造112に匹敵する高さを有する突出部142が、インプリントモールド100の表面に生じてしまうことになる。
さらに、第3の問題として、インプリントモールド100の側面の平坦性が得られないといった問題がある。
すなわち、図12に示すインプリントモールド100Aのパターン寸法や歪みの補正に際し、加圧部201により加圧する場合に、インプリントモールド100Aの対抗する側面116R、116Lに突出部142が存在すると、加圧後のインプリントモールド100Bの外形を糸巻き型に変形させて、転写パターン115Bのように、歪みの無い状態に精度良く補正することは困難になるおそれがある。
このような問題に対し、本発明に係るエッチング装置およびエッチング方法によれば、インプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成する際に、突出部が生じることを抑制することができる。
(エッチング装置およびエッチング方法)
<第1の実施形態>
次に、図1~4を用いて、本発明に係るエッチング装置の第1の実施形態について説明する。ここで、図1は、本発明に係るエッチング装置の第1の実施形態の一例を示す図であり、図2及び図3は、図1に示すエッチング装置の動作について示す図であり、図4は、図1に示すエッチング装置の連動保持部の一例を示す図である。
まず、図1に示すように、本実施形態に係るエッチング装置10は、エッチング槽11の中に、インプリントモールド用基板1を保持する一対の連動保持部12(12L、12R)、および、一対の補助連動保持部14(14L、14R)を備えている。エッチング槽11には、インプリントモールド用基板1をウェットエッチングして、台座構造112を形成するためのエッチング液が入る。
なお、図1に示すエッチング装置10においては、一対の連動保持部12(12L、12R)に加えて、一対の補助連動保持部14(14L、14R)を備える構成を例示しているが、本実施形態に係るエッチング装置は、これに限定されず、補助連動保持部14(14L、14R)を備えていない構成であってもよい。
例えば、エッチング装置が図1に示すように縦型の装置であって、インプリントモールド用基板1も縦型に配置され、インプリントモールド用基板1を重力方向に対して下側の2つの側面の側から保持できる場合は、この下側の2つの側面の側から、一対の連動保持部12(12L、12R)によりインプリントモールド用基板1を保持する構成とすることで、補助連動保持部14(14L、14R)を省くこともできる。
インプリントモールド用基板1は、表面、裏面、および4つの側面を有し、表面の台座構造が形成される領域にエッチングマスク121が形成されている。
インプリントモールド用基板1の形状は、平面視において矩形状である。この場合、インプリントモールド用基板1の縦および横の長さは、用途等に応じて異なるものであるが、例えば142mm~162mm程度である。また、インプリントモールド用基板1の厚さは、材料や用途等に応じて異なるものであるが、例えば0.5mm~10mm程度である。
また、詳細については、図4を用いた説明にて行うが、通常、インプリントモールド用基板1の4つの側面に沿った外縁部には、インプリントモールド用基板1の厚みが減少する向きの傾斜面を有している。この傾斜面は、丸みを帯びた面になっていることもあるし、平坦面であることもある。また、この傾斜面が平坦面である場合、傾斜面とインプリントモールド用基板1の表面、側面とは丸みを帯びた面を介して接続される場合もあるし、表面と鈍角を持って接する場合もある。
エッチングマスク121は、インプリントモールド用基板1の表面側の略中央部に形成されており、その平面形態は、台座構造の上面の形状に合わせて、矩形状の形態を有している。
その縦および横の長さは、用途等に応じて異なるものであるが、例えば20mm~35mm程度である。縦の長さ(図中のL1)と横の長さ(図中のL2)は、異なっていてもよい。
ウェットエッチングに用いられるエッチング液には、例えば、フッ化水素酸水溶液などを用いることができる。
一対の連動保持部12(12L、12R)は、インプリントモールド用基板1の4つの側面のうちの隣り合う2つの側面(図1において、下側の2つの側面)の側から、インプリントモールド用基板1を保持している。
より詳しくは、各連動保持部12(12L、12R)は、それぞれ、インプリントモールド用基板1と接触する連動保持回転部13(13L、13R)を有しており、この連動保持回転部13(13L、13R)がインプリントモールド用基板1の4つの側面のうちの隣り合う2つの側面の側から、インプリントモールド用基板1に押し当てられて、インプリントモールド用基板1を保持している。
各連動保持回転部13(13L、13R)は、それぞれの連動保持部12(12L、12R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面が延びる方向に沿って、回転するように構成されている。
各連動保持回転部13(13L、13R)は動力の供給を受けて能動的に回転するように構成しても良いし、各連動保持部12(12L、12R)等のエッチング装置10の構成要素や、各連動保持回転部13(13L、13R)に接するインプリントモールド用基板1等からの反力等によって受動的に回転するように構成しても良い。
また、一対の補助連動保持部14(14L、14R)は、インプリントモールド用基板1の4つの側面のうち、一対の連動保持部12(12L、12R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面とは異なる2つの側面(図1において、上側の2つの側面)の側から、インプリントモールド用基板1を補助的に保持している。
より詳しくは、各補助連動保持部14(14L、14R)は、それぞれ、インプリントモールド用基板1と接触する補助連動保持回転部15(15L、15R)を有しており、この補助連動保持回転部15(15L、15R)がインプリントモールド用基板1の4つの側面のうち、一対の連動保持部12(12L、12R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面とは異なる2つの側面(図1において、上側の2つの側面)の側から、インプリントモールド用基板1に押し当てられて、インプリントモールド用基板1を補助的に保持している。
各補助連動保持回転部15(15L、15R)は、それぞれの補助連動保持部14(14L、14R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面が延びる方向に沿って、回転するように構成されている。
各補助連動保持回転部15(15L、15R)は動力の供給を受けて能動的に回転するように構成しても良いし、各補助連動保持部14(14L、14R)等のエッチング装置10の構成要素や、各補助連動保持回転部15(15L、15R)に接するインプリントモールド用基板1等からの反力等によって受動的に回転するように構成しても良い。
ここで、一対の連動保持部12(12L、12R)は、動力の供給を受けて、各連動保持部12(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)を相互に近づく方向および相互に離れる方向に移動させる機構を備えている。
それゆえ、図1に示すエッチング装置10においては、一対の前記連動保持部12(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に繰り返し移動させることにより、連動保持部12がインプリントモールド用基板1と接触する位置を変えつつ、インプリントモールド用基板1を、一対の連動保持部12(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)が移動する方向と交差する方向に往復移動させることができる。
また、一対の補助連動保持部14(14L、14R)は、上記の一対の連動保持部12(12L、12R)の動作に連動して、各補助連動保持部14(14L、14R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部15(15L、15R)を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に移動させる機構を備えている。
例えば、一対の連動保持部12(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)が相互に近づく方向に移動する際には、この動作に連動して、一対の補助連動保持部14(14L、14R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部15(15L、15R)は相互に離れる方向に移動し、逆に、一対の連動保持部12(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)が相互に離れる方向に移動する際には、この動作に連動して、一対の補助連動保持部14(14L、14R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部15(15L、15R)は相互に近づく方向に移動する。
なお、一対の補助連動保持部14(14L、14R)の機構は、動力の供給を受けて能動的に動くものではなく、受動的なものであってよい。例えば、一対の補助連動保持回転部15(15L、15R)は、バネの力や圧力等で、それぞれ、インプリントモールド用基板1の側面の側に押し当てられているものであってもよい。
上記のエッチング装置10の動作について、図2、3を用いて、より詳しく説明する。
例えば、図2に示す状態(すなわち、連動保持回転部13(13L、13R)が、相互に遠く離れている状態)において、連動保持回転部13(13L、13R)を相互に近づく方向(図中の矢印YA1、YA2の方向)に移動させると、インプリントモールド用基板1は、一対の連動保持部(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)が移動する方向と交差する方向(この場合は、図中の上向きの矢印YUの方向)に、移動することになる。
そして、上記の連動保持回転部13(13L、13R)を相互に近づく方向に移動させる動作において、連動保持回転部13Lは、連動保持部12Lが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、連動保持回転部13Lが接触する側の側面H2)が延びる方向(この場合は角部C12に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
同様に、上記の連動保持回転部13(13L、13R)を相互に近づく方向(図中の左右方向の矢印方向)に移動させる動作において、連動保持回転部13Rは、連動保持部12Rが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、連動保持回転部13Rが接触する側の側面H1)が延びる方向(この場合は角部C12に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
また、一対の連動保持部12(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)が、相互に近づく方向に移動する際には、この動作に連動して、一対の補助連動保持部14(14L、14R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部15(15L、15R)が相互に離れる方向(図中の矢印YA3、YA4の方向)に移動する。
この際、補助連動保持回転部15Lは、補助連動保持部14Lが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、補助連動保持回転部15Lが接触する側の側面H3)が延びる方向(この場合は角部C23に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
同様に、補助連動保持回転部15Rは、補助連動保持部14Rが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、補助連動保持回転部15Rが接触する側の側面H4)が延びる方向(この場合は角部C41に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
次に、図2に示す状態とは逆に、図3に示す状態(すなわち、連動保持回転部13(13L、13R)が、相互に近づいた位置にある状態)において、連動保持回転部13(13L、13R)を、相互に離れる方向(図中の矢印YB1、YB2の方向)に移動させると、インプリントモールド用基板1は、一対の連動保持部(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)が移動する方向と交差する方向(この場合は、図中の下向きの矢印YSの方向)に、移動することになる。
そして、上記の連動保持回転部13(13L、13R)を相互に離れる方向に移動させる動作において、連動保持回転部13Lは、連動保持部12Lが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、連動保持回転部13Lが接触する側の側面H2)が延びる方向(この場合は角部C23に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
同様に、上記の連動保持回転部13(13L、13R)を相互に離れる方向に移動させる動作において、連動保持回転部13Rは、連動保持部12Rが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、連動保持回転部13Rが接触する側の側面H1)が延びる方向(この場合は角部C41に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
また、一対の連動保持部12(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)が、相互に離れる方向に移動する際には、この動作に連動して、一対の補助連動保持回転部15(15L、15R)が相互に近づく方向(図中の矢印YB3、YB4の方向)に移動する。
この際、補助連動保持回転部15Lは、補助連動保持部14Lが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、補助連動保持回転部15Lが接触する側の側面H3)が延びる方向(この場合は角部C34に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
同様に、補助連動保持回転部15Rは、補助連動保持部14Rが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、補助連動保持回転部15Rが接触する側の側面H4)が延びる方向(この場合は角部C34に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
上記のように、エッチング装置10においては、インプリントモールド用基板1をエッチング液に浸漬させた状態で、連動保持部12の連動保持回転部13および補助連動保持部14の補助連動保持回転部15が、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変えつつ、インプリントモールド用基板1を保持できる。
それゆえ、従来のように、インプリントモールド用基板1と接触する位置が固定の保持具(例えば、図15(a)に示す保持具141)を用いる装置や方法とは異なり、エッチング装置10を用いたエッチング方法においては、連動保持部12の連動保持回転部13および補助連動保持部14の補助連動保持回転部15がインプリントモールド用基板1と接触する位置を変えるため、位置が変わる前まで連動保持回転部13や補助連動保持回転部15と接触していたインプリントモールド用基板1の部分も、位置が変わった後にはエッチングされることになる。
その結果、図15(b)に示すようなエッチング痕としての突出部142が生じることを抑制することができる。
また、上記のように、エッチング装置10においては、エッチング液に浸漬させた状態で、一対の連動保持部(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)が移動する方向と交差する方向(図1における上下方向)に、インプリントモールド用基板1を往復移動させることができる。すなわち、エッチング液に浸漬させた状態で、図1に示すZ方向に沿って、インプリントモールド用基板1を上下に揺動させることができる。
それゆえ、インプリントモールド用基板1の表面、裏面、および各側面に対して、エッチング槽11内の未反応のエッチング液が次々と供給されて、エッチングが促進されることになる。また、インプリントモールド用基板1を、例えば重力方向に対して上下方向に揺動させることにより、エッチング槽11内のエッチング液が攪拌されるため、より均一なエッチングが進行することになる。
すなわち、本実施形態のエッチング装置10を用いたエッチング方法によれば、インプリントモールド用基板1を固定した状態でエッチングする場合に比べて、より速く、より均一なエッチングをインプリントモールド用基板1に施すことができる。
なお、インプリントモールド用基板1を固定した状態でエッチングする場合は、例えば、台座構造112の高さ(すなわちエッチング量)として、30μmエッチングするのに、1時間以上を要していた。
上述のように、エッチング装置10において、連動保持回転部13および補助連動保持回転部15は、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変えながら、インプリントモールド用基板1を保持する。
それゆえ、連動保持回転部13および補助連動保持回転部15は、インプリントモールド用基板1の側面や、表面および裏面に接触するものであってもよいが、インプリントモールド用基板1の側面や、表面および裏面に接触しないものである方が、インプリントモールド用基板1の側面や、表面および裏面に、エッチング痕としての突出部が生じなくなる点で、より好ましい。
ここで、通常、インプリントモールド用基板1は、所定の形状に切断された際に生じる余分な突起(いわゆるバリ)等を除去するために、外縁部に研磨が施されている。すなわち、インプリントモールド用基板1は、各側面が延びる方向に沿って、表面と裏面の外縁部にインプリントモールド用基板1の厚みが減少する向きの傾斜面が形成されている。
この傾斜面は、丸みを帯びた面になっていることもあるし、平坦面であることもある。また、この傾斜面が平坦面である場合、傾斜面とインプリントモールド用基板1の表面、側面とは丸みを帯びた面を介して接続される場合もあるし、表面と鈍角を持って接する場合もある。この傾斜面は、外縁部の外端から内側に向かって、一般に1mm程度以下の幅の領域に形成されている。
それゆえ、エッチング装置10においては、連動保持回転部13および補助連動保持回転部15が、この傾斜面でインプリントモールド用基板1と接触することが好ましい。インプリントモールド用基板1の側面や、表面および裏面に接触しないものとすることができるからである。
例えば、図4(a)に示すように、インプリントモールド用基板1は、表面1aの外縁部(図中のP1からP2の領域)にインプリントモールド用基板1の厚みが減少する向きの傾斜面1qを有し、同様に、裏面1bの外縁部(図中のP3からP4の領域)にインプリントモールド用基板1の厚みが減少する向きの傾斜面1rを有している。そして、インプリントモールド用基板1の厚みは、外縁部でT1からT2に減少している。
なお、図4(a)に示すインプリントモールド用基板1の形態は、例えば、図2に示す状態のインプリントモールド用基板1の側面H1を角部C12から角部C41の方向に沿って見た場合の形態に相当する(すなわち、この場合は、図4(a)に示す側面1cが図2に示す側面H1になる)。
それゆえ、例えば図4(b)に示すように、連動保持回転部13の形態を、面13aと面13bで構成される溝を有する滑車状の形態とすることで、連動保持回転部13の面13aと面13bが、それぞれ、インプリントモールド用基板1の傾斜面1qと傾斜面1rと接触するようにできる。
換言すれば、連動保持回転部13は、インプリントモールド用基板1の側面1cや、表面1aおよび裏面1bに接触しないものとすることができる。
ここで、連動保持回転部13の面13aと面13bのなす角度θ1は、面13a、面13bの大きさにもよるが、例えば、30°以上150°以下とすることができる。
通常、角度θ1が大きいほど、面13a、13bが接触する部分は、傾斜面1q、1rにおいて、より側面1cに近い位置になり、角度θ1が小さいほど、面13a、13bが接触する部分は、傾斜面1q、1rにおいて、より側面1cから遠い位置になる。
なお、連動保持回転部13は、回転軸13cの周りに回転できるものであり、この回転は、一の方向のみならず、一の方向の逆方向にも回転できるものである(すなわち、正転と逆転とが可能である)。
さらに、連動保持回転部13の面13a、面13bは剛性体で構成することもできるが、樹脂等の弾性体で構成することもできる。弾性体とした場合は、連動保持回転部13の面13a、面13bの角度とインプリントモールド用基板1の傾斜面1q、傾斜面1rの角度が異なる場合や、傾斜面1q、傾斜面1rが丸みを帯びているでも、連動保持回転部13の面13a、面13bの表面が撓むことによってインプリントモールド用基板1を確実に保持することが出来るので、より好ましい。
また、同様に、補助連動保持回転部15の形態も上記のような形態、すなわち、図4(b)に示す連動保持回転部13のような滑車状の形態とすることができる。この場合、連動保持回転部13において得られる効果と同様の効果を、補助連動保持回転部15においても得ることができる。
エッチング装置10において、エッチング槽11、連動保持部12、連動保持回転部13、補助連動保持部14、補助連動保持回転部15を構成する材料は、エッチング液に耐性を有する材料であれば、特に限定されない。連動保持回転部13(補助連動保持回転部15も同様)を構成する材料、特に面13a、面13bを構成する材料は、インプリントモールド用基板1に傷を付けない点で、樹脂製であることが好ましい。
例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)、パーフルオロエチレンプロペンコポリマー(FEP)、エチレン・テトラフルオロエチレンコポリマー(ETFE)等のフッ素樹脂によって、連動保持回転部13を形成することができる。
なお、図1に示すエッチング装置10においては、重力方向に対して、インプリントモールド用基板1が上下に搖動する、縦型の装置形態を例示したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、本実施形態のエッチング装置は、インプリントモールド用基板1が水平に搖動する、横型の装置形態であってもよい。上下左右方向の搖動を組み合わせた、例えば、斜め方向の搖動、ボックス型(例:上昇→右→下降→左)に移動する搖動、円を描く搖動、さらには方向、距離が段階ごとに変動する搖動であっても良い。
より詳しくは、図1に示すエッチング装置10においては、連動保持部12、連動保持回転部13、補助連動保持部14、補助連動保持回転部15が重力方向に対して水平な面に沿った方向に移動する構成を例示したが、連動保持部12、連動保持回転部13、補助連動保持部14、補助連動保持回転部15が重力方向に対して垂直な面に沿った方向に移動してインプリントモールド用基板1を移動させても良い。
また、連動保持回転部13、補助連動保持回転部15が重力方向に対して水平な面に沿った方向、連動保持部12、補助連動保持部14が重力方向に対して垂直な面に沿った方向、若しくは、連動保持回転部13、補助連動保持回転部15が重力方向に対して垂直な面に沿った方向、連動保持部12、補助連動保持部14が重力方向に対して水平な面に沿った方向に移動してインプリントモールド用基板1を移動させても良い。
さらには、その他の方向に移動してインプリントモールド用基板1を移動させても良いし、インプリントモールド用基板1の表面に垂直な方向にインプリントモールド用基板1全体を移動させても良いし、インプリントモールド用基板1の上辺、下辺、または左辺、右辺を表面に垂直な方向に交互に前後させるあおる動作をさせても良い。
エッチング中のインプリントモールド用基板1の移動形態は揺動に限定されず、エッチングの均一性、エッチング後のインプリントモールド用基板1の表面、裏面、側面形状(突出部形成抑制を含む)、寸法精度等をはじめとするエッチング工程の品質、エッチング速度、その他の特性を改善させられる移動形態であれば良いし、その他の目的でインプリントモールド用基板1を移動させられる形態であっても良い。
<第2の実施形態>
次に、図5~7を用いて、本発明に係るエッチング装置の第2の実施形態について説明する。ここで、図5は、本発明に係るエッチング装置の第2の実施形態の一例を示す図であり、図6及び図7は、図5に示すエッチング装置の動作について示す図である。
なお、上述した第1の実施形態と重複する内容については、適宜説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態に係るエッチング装置20は、エッチング槽21の中に、インプリントモールド用基板1を保持する一対の連動保持部22(22L、22R)、および、一対の補助連動保持部24(24L、24R)を備えている。
なお、図5に示すエッチング装置20においても、一対の連動保持部22(22L、22R)に加えて、一対の補助連動保持部24(24L、24R)を備える構成を例示しているが、本実施形態に係るエッチング装置は、これに限定されず、補助連動保持部24(24L、24R)を備えていない構成であってもよい。
例えば、エッチング装置が図5に示すように縦型の装置であって、インプリントモールド用基板1も縦型に配置され、インプリントモールド用基板1を重力方向に対して下側の2つの側面の側から保持できる場合は、この下側の2つの側面の側から、一対の連動保持部22(22L、22R)によりインプリントモールド用基板1を保持する構成とすることで、補助連動保持部24(24L、24R)を省くこともできる。
図5に示すエッチング装置20においても、上記の図1に示すエッチング装置10と同様に、一対の連動保持部22(22L、22R)は、インプリントモールド用基板1の4つの側面のうちの隣り合う2つの側面(図5において、下側の2つの側面)の側から、インプリントモールド用基板1を保持している。
より詳しくは、各連動保持部22(22L、22R)は、それぞれ、インプリントモールド用基板1と接触する連動保持回転部23(23L、23R)を有しており、この連動保持回転部23(23L、23R)がインプリントモールド用基板1の4つの側面のうちの隣り合う2つの側面の側から、インプリントモールド用基板1に押し当てられて、インプリントモールド用基板1を保持している。
各連動保持回転部23(23L、23R)は、それぞれの連動保持部22(22L、22R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面が延びる方向に沿って、回転するように構成されている。各連動保持回転部23(23L、23R)は動力の供給を受けて能動的に回転するように構成しても良いし、各連動保持部22(22L、22R)等のエッチング装置20の構成要素や、各連動保持回転部23(23L、23R)に接するインプリントモールド用基板1等からの反力によって受動的に回転するように構成しても良い。
また、一対の補助連動保持部24(24L、24R)は、インプリントモールド用基板1の4つの側面のうち、一対の連動保持部22(22L、22R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面とは異なる2つの側面(図5において、上側の2つの側面)の側から、インプリントモールド用基板1を補助的に保持している。
より詳しくは、各補助連動保持部24(24L、24R)は、それぞれ、インプリントモールド用基板1と接触する補助連動保持回転部25(25L、25R)を有しており、この補助連動保持回転部25(25L、25R)がインプリントモールド用基板1の4つの側面のうち、一対の連動保持部22(22L、22R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面とは異なる2つの側面(図5において、上側の2つの側面)の側から、インプリントモールド用基板1に押し当てられて、インプリントモールド用基板1を補助的に保持している。
各補助連動保持回転部25(25L、25R)は、それぞれの補助連動保持部24(24L、24R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面が延びる方向に沿って、回転するように構成されている。各補助連動保持回転部25(25L、25R)は動力の供給を受けて能動的に回転するように構成しても良いし、各補助連動保持部24(24L、24R)等のエッチング装置20の構成要素や、各補助連動保持回転部25(25L、25R)に接するインプリントモールド用基板1等からの反力によって受動的に回転するように構成しても良い。
ここで、上記の図1に示すエッチング装置10においては、一対の連動保持部12(12L、12R)は、動力の供給を受けて、各連動保持部12(12L、12R)が有するそれぞれの連動保持回転部13(13L、13R)を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に移動させる機構を備えていた。
一方、図5に示すエッチング装置20においては、一対の連動保持部22(22L、22R)は、動力の供給を受けて、各連動保持部22(22L、22R)が有するそれぞれの連動保持回転部23(23L、23R)を回転させつつ、一の方向(図中のX方向)および前記一の方向とは反対の方向に移動させる機構を備えている。
各連動保持回転部23(23L、23R)は動力の供給を受けて能動的に回転するように構成しても良いし、各連動保持部22(22L、22R)等のエッチング装置20の構成要素や、各連動保持回転部23(23L、23R)に接するインプリントモールド用基板1等からの反力によって受動的に回転するように構成しても良い。
それゆえ、図5に示すエッチング装置20においては、一対の前記連動保持部22(22L、22R)が有するそれぞれの連動保持回転部23(23L、23R)を回転させつつ、一の方向(図中のX方向)および前記一の方向とは反対の方向に繰り返し移動させることにより、連動保持部22がインプリントモールド用基板1と接触する位置を変えつつ、インプリントモールド用基板1を、インプリントモールド用基板1の表面側から見て、時計方向および反時計方向に、回転させることができる。
また、一対の補助連動保持部24(24L、24R)は、上記の一対の連動保持部22(22L、22R)の動作に連動して、各補助連動保持部24(24L、24R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部25(25L、25R)を回転させつつ、一の方向(図中のX方向)および前記一の方向とは反対の方向に移動させる機構を備えている。
各補助連動保持回転部25(25L、25R)は動力の供給を受けて能動的に回転するように構成しても良いし、各補助連動保持部24(24L、24R)等のエッチング装置20の構成要素や、各連動保持回転部25(25L、25R)に接するインプリントモールド用基板1等からの反力によって受動的に回転するように構成しても良い。
例えば、一対の連動保持部22(22L、22R)が有するそれぞれの連動保持回転部23(23L、23R)が一の方向(図中のX方向)に移動する際には、この動作に連動して、一対の補助連動保持部24(24L、24R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部25(25L、25R)は前記一の方向とは反対の方向に移動し、逆に、一対の連動保持部22(22L、22R)が有するそれぞれの連動保持回転部23(23L、23R)が前記一の方向とは反対の方向に移動する際には、この動作に連動して、一対の補助連動保持部24(24L、24R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部25(25L、25R)は前記一の方向に移動する。
なお、一対の補助連動保持部24(24L、24R)の機構は、動力の供給を受けて能動的に動くものではなく、受動的なものであってよい。例えば、一対の補助連動保持部24(24L、24R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部25(25L、25R)は、バネの力や圧力等で、それぞれ、インプリントモールド用基板1の側面の側に押し当てられているものであってもよい。
上記のエッチング装置20の動作について、図6、7を用いて、より詳しく説明する。
例えば、図6に示す状態において、一対の連動保持部22(22L、22R)が有するそれぞれの連動保持回転部23(23L、23R)を回転させつつ、一の方向(図中の矢印YC1、YC2の方向)に移動させると、この動作に連動して、一対の補助連動保持部24(24L、24R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部25(25L、25R)は回転しながら前記一の方向とは反対の方向(図中の矢印YC3、YC4の方向)に移動し、インプリントモールド用基板1は、インプリントモールド用基板1の表面側から見て、時計方向(図中の矢印YRの方向)に回転することになる。
そして、上記の連動保持回転部23(23L、23R)を回転させつつ、一の方向(図中の矢印YC1、YC2の方向)に移動させる動作において、連動保持回転部23Lは、連動保持部22Lが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、連動保持回転部23Lが接触する側の側面H2)が延びる方向(この場合は角部C12に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
同様に、上記の連動保持回転部23(23L、23R)を回転させつつ、一の方向(図中の矢印YC1、YC2の方向)に移動させる動作において、連動保持回転部23Rは、連動保持部22Rが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、連動保持回転部23Rが接触する側の側面H1)が延びる方向(この場合は角部C41に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
また、一対の連動保持部22(22L、22R)が有するそれぞれの連動保持回転部23(23L、23R)が一の方向(図中の矢印YC1、YC2の方向)に移動する際には、この動作に連動して、一対の補助連動保持部24(24L、24R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部25(25L、25R)は前記一の方向とは反対の方向(図中の矢印YC3、YC4の方向)に移動する。
この際、補助連動保持回転部25Lは、補助連動保持部24Lが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、補助連動保持回転部25Lが接触する側の側面H3)が延びる方向(この場合は角部C23に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
同様に、補助連動保持回転部25Rは、補助連動保持部24Rが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、補助連動保持回転部25Rが接触する側の側面H4)が延びる方向(この場合は角部C34に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
次に、図7に示す状態において、一対の連動保持部22(22L、22R)が有するそれぞれの連動保持回転部23(23L、23R)を回転させつつ、一の方向とは反対の方向(図中の矢印YD1、YD2の方向)に移動させると、この動作に連動して、一対の補助連動保持部24(24L、24R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部25(25L、25R)は回転しながら一の方向(図中の矢印YD3、YD4の方向)に移動し、インプリントモールド用基板1は、インプリントモールド用基板1の表面側から見て、反時計方向(図中の矢印YLの方向)に回転することになる。
そして、上記の連動保持回転部23(23L、23R)を回転させつつ、一の方向とは反対の方向(図中の矢印YD1、YD2の方向)に移動させる動作において、連動保持回転部23Lは、連動保持部22Lが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、連動保持回転部23Lが接触する側の側面H2)が延びる方向(この場合は角部C23に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
同様に、上記の連動保持回転部23(23L、23R)を回転させつつ、一の方向とは反対の方向(図中の矢印YD1、YD2の方向)に移動させる動作において、連動保持回転部23Rは、連動保持部22Rが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、連動保持回転部23Rが接触する側の側面H1)が延びる方向(この場合は角部C12に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
また、一対の連動保持部22(22L、22R)が有するそれぞれの連動保持回転部23(23L、23R)が、一の方向とは反対の方向(図中の矢印YD1、YD2の方向)に移動する際には、この動作に連動して、一対の補助連動保持部24(24L、24R)が有するそれぞれの補助連動保持回転部25(25L、25R)は一の方向(図中の矢印YD3、YD4の方向)に移動する。
この際、補助連動保持回転部25Lは、補助連動保持部24Lが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、補助連動保持回転部25Lが接触する側の側面H3)が延びる方向(この場合は角部C34に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
同様に、補助連動保持回転部25Rは、補助連動保持部24Rが保持する側のインプリントモールド用基板1の側面(すなわち、補助連動保持回転部25Rが接触する側の側面H4)が延びる方向(この場合は角部C41に向かう方向)に沿って回転して、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変える。
上記のように、エッチング装置20においても、インプリントモールド用基板1をエッチング液に浸漬させた状態で、連動保持部22の連動保持回転部23および補助連動保持部24の補助連動保持回転部25は、インプリントモールド用基板1と接触する位置を変えつつ、インプリントモールド用基板1を保持できる。
それゆえ、エッチング装置20を用いたエッチング方法においても、上記のエッチング装置10を用いたエッチング方法と同様に、図15(b)に示すようなエッチング痕としての突出部142が生じることを抑制することができる。
また、エッチング装置20においても、エッチング液に浸漬させた状態で、インプリントモールド用基板1を揺動させることができる。より詳しくは、エッチング装置20においては、エッチング液に浸漬させた状態で、インプリントモールド用基板1を、インプリントモールド用基板1の表面側から見て、時計方向および反時計方向に回転させることができる。
それゆえ、エッチング装置20においても、インプリントモールド用基板1の表面、裏面、および各側面に対して、エッチング槽21内の未反応のエッチング液が次々と供給されて、エッチングが促進されることになる。また、インプリントモールド用基板1の回転により、エッチング槽21内のエッチング液が攪拌されるため、より均一なエッチングが進行することになる。
すなわち、本実施形態のエッチング装置20を用いたエッチング方法においても、インプリントモールド用基板1を固定した状態でエッチングする場合に比べて、より速く、より均一なエッチングをインプリントモールド用基板1に施すことができる。
なお、エッチング装置20において、連動保持部22が有する連動保持回転部23の形態は、エッチング装置10の連動保持部12が有する連動保持回転部13と同様とすることができ、この場合、エッチング装置10で得られる効果と同様の効果を得ることができる。
例えば、連動保持回転部23の形態は、図4(b)に示す連動保持回転部13の形態と同様とすることができる。
また、同様に、補助連動保持回転部25の形態も上記のような形態、すなわち、図4(b)に示す連動保持回転部13のような滑車状の形態とすることができる。この場合、連動保持回転部13において得られる効果と同様の効果を、補助連動保持回転部25においても得ることができる。
エッチング装置20においても、エッチング槽21、連動保持部22、連動保持回転部23、補助連動保持部24、補助連動保持回転部25を構成する材料は、エッチング液に耐性を有する材料であれば、特に限定されない。
連動保持回転部23および補助連動保持回転部25を構成する材料は、インプリントモールド用基板1に傷を付けない点で、樹脂製であることが好ましい。連動保持回転部23および補助連動保持回転部25を構成する材料は、エッチング装置10の連動保持回転部13と同様とすることができる。
また、図5に示すエッチング装置20においては、インプリントモールド用基板1が縦型に配置される縦型の装置形態を例示したが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、本実施形態のエッチング装置は、インプリントモールド用基板1が水平に配置される横型の装置形態であってもよい。
より詳しくは、図5に示すエッチング装置20においては、連動保持部22、連動保持回転部23、補助連動保持部24、補助連動保持回転部25が重力方向に対して水平な面に沿った方向に移動する構成を例示したが、連動保持部22、連動保持回転部23、補助連動保持部24、補助連動保持回転部25が重力方向に対して垂直な面に沿った方向、若しくは、その他の方向に移動してインプリントモールド用基板1を移動させても良い。
エッチング中のインプリントモールド用基板1の移動形態は上記の移動に限定されず、エッチングの均一性、エッチング後のインプリントモールド用基板1の表面、裏面、側面形状(突出部形成抑制を含む)、寸法精度等をはじめとするエッチング工程の品質、エッチング速度、その他の特性を改善させられる移動形態であれば良いし、その他の目的でインプリントモールド用基板1を移動させられる形態であっても良い。
例えば、インプリントモールド用基板1の回転は、インプリントモールド用基板1の表面に垂直でインプリントモールド用基板1の中心を通る軸を中心としたものに限定されず、インプリントモールド用基板1の中心からずれた場所を通る軸、インプリントモールド用基板1の外を通る軸、さらにはインプリントモールド用基板1の表面に対して垂直方向から傾いた軸を中心として回転させても良い。さらに、回転と、第1の実施形態に記載した移動を組み合わせても良い。
<第2の実施形態の変形例>
次に、図8~10を用いて、本発明に係るエッチング装置の第2の実施形態の変形例について説明する。ここで、図8は、本発明に係るエッチング装置の第2の実施形態の変形例を示す図であり、図9は、図8に示すエッチング装置の連動保持部の一例を示す図であり、図10は、図8に示すエッチング装置の動作について示す図である。
なお、上述した第2の実施形態と重複する内容については、適宜説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態に係るエッチング装置30は、エッチング槽31の中に、インプリントモールド用基板1を保持する一対の連動保持部32(32L、32R)、および、一対の補助連動保持部34(34L、34R)を備えている。
なお、図8に示すエッチング装置30においても、一対の連動保持部32(32L、32R)に加えて、一対の補助連動保持部34(34L、34R)を備える構成を例示しているが、本実施形態に係るエッチング装置は、これに限定されず、補助連動保持部34(34L、34R)を備えていない構成であってもよい。
例えば、エッチング装置が図8に示すように縦型の装置であって、インプリントモールド用基板1も縦型に配置され、インプリントモールド用基板1を重力方向に対して下側の2つの側面の側から保持できる場合は、この下側の2つの側面の側から、一対の連動保持部32(32L、32R)によりインプリントモールド用基板1を保持する構成とすることで、補助連動保持部34(34L、34R)を省くこともできる。
図8に示すエッチング装置30においても、上記の図5に示すエッチング装置20と同様に、一対の連動保持部32(32L、32R)は、インプリントモールド用基板1の4つの側面のうちの隣り合う2つの側面(図8において、下側の2つの側面)の側から、インプリントモールド用基板1を保持している。
より詳しくは、各連動保持部32(32L、32R)は、それぞれ、インプリントモールド用基板1と接触する連動保持回転部33(33L、33R)を有しており、この連動保持回転部33(33L、33R)がインプリントモールド用基板1の4つの側面のうちの隣り合う2つの側面の側から、インプリントモールド用基板1に押し当てられて、インプリントモールド用基板1を保持している。
各連動保持回転部33(33L、33R)は、それぞれの連動保持部22(22L、22R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面が延びる方向に沿って、回転するように構成されている。
また、一対の補助連動保持部34(34L、34R)は、インプリントモールド用基板1の4つの側面のうち、一対の連動保持部32(32L、32R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面とは異なる2つの側面(図8において、上側の2つの側面)の側から、インプリントモールド用基板1を補助的に保持している。
より詳しくは、各補助連動保持部34(34L、34R)は、それぞれ、インプリントモールド用基板1と接触する補助連動保持回転部35(35L、35R)を有しており、この補助連動保持回転部35(35L、35R)がインプリントモールド用基板1の4つの側面のうち、一対の連動保持部32(32L、32R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面とは異なる2つの側面(図8において、上側の2つの側面)の側から、インプリントモールド用基板1に押し当てられて、インプリントモールド用基板1を補助的に保持している。
各補助連動保持回転部35(35L、35R)は、それぞれの補助連動保持部34(34L、34R)が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面が延びる方向に沿って、回転するように構成されている。
ここで、上記の図5に示すエッチング装置20においては、一対の連動保持部22(22L、22R)は、それそれ、1個の連動保持回転部23(23L、23R)を有していた。また、一対の補助連動保持部24(24L、24R)は、それそれ、1個の補助連動保持回転部25(25L、25R)を有していた。
一方、図8に示すエッチング装置30においては、一対の連動保持部32(32L、32R)は、それぞれ、連動保持回転部33(33L、33R)を2個有し、2個の連動保持回転部33(33L、33R)が回転可能な支点に連結されている。
また、一対の補助連動保持部34(34L、34R)は、それそれ、補助連動保持回転部35(35L、35R)を2個有し、2個の補助連動保持回転部35(35L、35R)が回転可能な支点に連結されている。
上記の連動保持部32が有する2個の連動保持回転部33について、図9を用いて、より詳しく説明する。なお、補助連動保持部34が有する2個の補助連動保持回転部35の構成や動作も、図9に示す連動保持部32が有する2個の連動保持回転部33と同様とすることができる。
ここで、図9(a)は、連動保持部32が有する2個の連動保持回転部33の構成例を示す図であり、図9(b)は、連動保持部32が有する2個の連動保持回転部33の動作を示す図である。
まず、図9(a)に示すように、連動保持部32は、連動保持回転部33を2個有し、2個の連動保持回転部33が支点32aに連結されている。
このような構成を有するため、連動保持部32においては、図9(b)に示すように、支点32aを軸にして、2個の連動保持回転部33を連結する部分が一の塊として回転可能(いわゆる首振り可能)になっている。
それゆえ、図8に示すエッチング装置30においては、連動保持部32や補助連動保持部34が保持する側のインプリントモールド用基板1の側面が延びる方向に沿ってインプリントモールド用基板1と接触する位置を変える移動に際して、たとえ、その保持する側の側面の端部を通り越してしまった場合にも、インプリントモールド用基板1を落下させずに保持状態を維持できる。
例えば、図10に示すように、連動保持部32Lの連動保持回転部33Lが、インプリントモールド用基板1の側面H2に沿って、角部C12に向かって移動し、連動保持部32Lが有する2個の連動保持回転部33Lの片方が側面H2の端部を通り越してしまった場合にも、2個の連動保持回転部33Lを連結する部分が支点を軸に回転して、側面H2の端部を通り越してしまった方の連動保持回転部33Lは側面H1に沿ってインプリントモールド用基板1との接触を保ち、残った方の連動保持回転部33Lは側面H2に沿ってインプリントモールド用基板1との接触を保つため、インプリントモールド用基板1を落下させずに保持状態を維持できる。
同様に、図10に示す例においては、補助連動保持部34Rの補助連動保持回転部35Rが、インプリントモールド用基板1の側面H4に沿って、角部C34に向かって移動し、補助連動保持部34Rが有する2個の補助連動保持回転部35Rの片方が側面H4の端部を通り越してしまった場合にも、2個の補助連動保持回転部35Rを連結する部分が支点を軸に回転して、側面H4の端部を通り越してしまった方の補助連動保持回転部35Rは側面H3に沿ってインプリントモールド用基板1との接触を保ち、残った方の補助連動保持回転部35Rは側面H4に沿ってインプリントモールド用基板1との接触を保つため、インプリントモールド用基板1を落下させずに保持状態を維持できる。
すなわち、図8に示すエッチング装置30においては、図5に示すエッチング装置20において得られる効果に加えて、上記のようなインプリントモールド用基板1の落下防止の効果も得ることができる。
以上、本発明に係るエッチング装置およびエッチング方法について、それぞれの実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一の構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる場合であっても本発明の技術的範囲に包含される。
1 インプリントモールド用基板
1a 表面
1b 裏面
1c 側面
1q、1r 傾斜面
10 エッチング装置
11 エッチング槽
12、12L、12R 連動保持部
13、13L、13R 連動保持回転部
13a、13b 面
13c 回転軸
14、14L、14R 補助連動保持部
15、15L、15R 補助連動保持回転部
20 エッチング装置
21 エッチング槽
22、22L、22R 連動保持部
23、23L、23R 連動保持回転部
24、24L、24R 補助連動保持部
25、25L、25R 補助連動保持回転部
30 エッチング装置
31 エッチング槽
32、32L、32R 連動保持部
32a 支点
33、33L、33R 連動保持回転部
34、34L、34R 補助連動保持部
35、35L、35R 補助連動保持回転部
100、100A、100B インプリントモールド
101 インプリントモールド用ブランクス
111 基部
112 台座構造
113 凹部
114 転写領域
115、115A、115B 転写パターン
116R、116L 側面
111A インプリントモールド用基板
111B 中間体
114A 領域
121 エッチングマスク
121a ハードマスク
121b レジストマスク
131 保護膜
141 保持具
142 突出部
201 加圧部

Claims (32)

  1. 表面、裏面、および4つの側面を有するインプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成するエッチング装置であって、
    前記インプリントモールド用基板の4つの前記側面のうちの隣り合う2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持する一対の連動保持部を備え、
    前記インプリントモールド用基板をエッチング液に浸漬させた状態で、
    前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、
    前記インプリントモールド用基板を移動させる機構を備える、エッチング装置。
  2. 前記連動保持部が、
    前記インプリントモールド用基板と接触する連動保持回転部を有し、
    前記連動保持回転部が、
    前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って回転して、前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、請求項1に記載のエッチング装置。
  3. 一対の前記連動保持部は、
    動力の供給を受けて、各連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に移動させる機構を備え、
    一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に繰り返し移動させることにより、
    前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、
    前記インプリントモールド用基板を、前記一対の連動保持部が有するそれぞれの連動保持回転部が移動する方向と交差する方向に移動させる、請求項2に記載のエッチング装置。
  4. 一対の前記連動保持部が保持する側の前記インプリントモールド用基板の前記側面とは異なる2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持する一対の補助連動保持部を備え、
    前記補助連動保持部は、
    前記インプリントモールド用基板と接触する補助連動保持回転部を有し、
    前記補助連動保持回転部が、
    前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って回転して、前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、請求項3に記載のエッチング装置。
  5. 一対の前記補助連動保持部は、
    各補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に移動させる機構を備え、
    一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部が相互に近づく方向に移動する際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部は相互に離れる方向に移動し、
    一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部が相互に離れる方向に移動する際には、
    一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部は相互に近づく方向に移動する、請求項4に記載のエッチング装置。
  6. 前記インプリントモールド用基板が、
    前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、
    前記補助連動保持部が、
    前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触する、請求項4または請求項5に記載のエッチング装置。
  7. 前記インプリントモールド用基板が、
    前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、
    前記連動保持部が、
    前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触する、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のエッチング装置。
  8. 表面、裏面、および4つの側面を有するインプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成するエッチング装置であって、
    前記インプリントモールド用基板の4つの前記側面のうちの隣り合う2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持する一対の連動保持部を備え、
    前記インプリントモールド用基板をエッチング液に浸漬させた状態で、
    前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、
    前記インプリントモールド用基板を回転させる機構を備える、エッチング装置。
  9. 前記連動保持部が、
    前記インプリントモールド用基板と接触する連動保持回転部を有し、
    前記連動保持回転部が、
    前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って回転して、前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、請求項8に記載のエッチング装置。
  10. 一対の前記連動保持部は、
    動力の供給を受けて、各連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を回転させつつ、一の方向および前記一の方向とは反対の方向に移動させる機構を備え、
    一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を回転させつつ、前記一の方向および前記一の方向とは反対の方向に繰り返し移動させることにより、
    前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、
    前記インプリントモールド用基板を、前記インプリントモールド用基板の前記表面の側から見て、時計方向および反時計方向に回転させる、請求項9に記載のエッチング装置。
  11. 一対の前記連動保持部が保持する側の前記インプリントモールド用基板の前記側面とは異なる2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持する一対の補助連動保持部を備え、
    前記補助連動保持部は、
    前記インプリントモールド用基板と接触する補助連動保持回転部を有し、
    前記補助連動保持回転部が、
    前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って回転して、前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、請求項10に記載のエッチング装置。
  12. 一対の前記補助連動保持部は、
    各補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を回転させつつ、前記一の方向および前記一の方向とは反対の方向に移動させる機構を備え、
    一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部が前記一の方向に移動する際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部は前記一の方向とは反対の方向に移動し、
    一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部が前記一の方向とは反対の方向に移動する際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部は前記一の方向に移動する、請求項11に記載のエッチング装置。
  13. 前記補助連動保持部が前記補助連動保持回転部を2個有し、
    2個の前記補助連動保持回転部が回転可能な支点に連結されている、請求項11または請求項12に記載のエッチング装置。
  14. 前記連動保持部が前記連動保持回転部を2個有し、
    2個の前記連動保持回転部が回転可能な支点に連結されている、請求項9乃至請求項13のいずれか一項に記載のエッチング装置。
  15. 前記インプリントモールド用基板が、
    前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、
    前記補助連動保持部が、
    前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触する、請求項11乃至請求項13のいずれか一項に記載のエッチング装置。
  16. 前記インプリントモールド用基板が、
    前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、
    前記連動保持部が、
    前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触する、請求項8乃至請求項15のいずれか一項にエッチング装置。
  17. 表面、裏面、および4つの側面を有するインプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成するエッチング方法であって、
    一対の連動保持部により、前記インプリントモールド用基板の4つの前記側面のうちの隣り合う2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持し、
    前記インプリントモールド用基板をエッチング液に浸漬させた状態で、
    前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、
    前記インプリントモールド用基板を移動させる、エッチング方法。
  18. 前記連動保持部が、
    前記インプリントモールド用基板と接触する連動保持回転部を有しており、
    前記連動保持部により保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記連動保持回転部を回転させて、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、請求項17に記載のエッチング方法。
  19. 一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を、相互に近づく方向および相互に離れる方向に繰り返し移動させることにより、
    前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、
    前記インプリントモールド用基板を、前記一対の連動保持部が有するそれぞれの連動保持回転部を移動させる方向と交差する方向に移動させる、請求項18に記載のエッチング方法。
  20. 一対の補助連動保持部により、
    一対の前記連動保持部が保持する側の前記インプリントモールド用基板の前記側面とは異なる2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持し、
    前記補助連動保持部は、
    前記インプリントモールド用基板と接触する補助連動保持回転部を有しており、
    前記補助連動保持部により保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記補助連動保持回転部を回転させて、前記補助連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、請求項19に記載のエッチング方法。
  21. 一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を相互に近づく方向に移動させる際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を相互に離れる方向に移動させ、
    一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を相互に離れる方向に移動させる際には、
    一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を相互に近づく方向に移動させる、請求項20に記載のエッチング方法。
  22. 前記インプリントモールド用基板が、
    前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有しており、
    前記補助連動保持部を、
    前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触させる、請求項20または請求項21に記載のエッチング方法。
  23. 前記インプリントモールド用基板が、
    前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、
    前記連動保持部を、
    前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触させる、請求項17乃至請求項22のいずれか一項に記載のエッチング方法。
  24. 表面、裏面、および4つの側面を有するインプリントモールド用基板をエッチングして台座構造を形成するエッチング方法であって、
    一対の連動保持部により、前記インプリントモールド用基板の4つの前記側面のうちの隣り合う2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持し、
    前記インプリントモールド用基板をエッチング液に浸漬させた状態で、
    前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、
    前記インプリントモールド用基板を回転させる、エッチング方法。
  25. 前記連動保持部が、
    前記インプリントモールド用基板と接触する連動保持回転部を有しており、
    前記連動保持部により保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記連動保持回転部を回転させて、前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、請求項24に記載のエッチング方法。
  26. 一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を回転させつつ、一の方向および前記一の方向とは反対の方向に繰り返し移動させることにより、
    前記連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変えつつ、
    前記インプリントモールド用基板を、前記インプリントモールド用基板の前記表面の側から見て、時計方向および反時計方向に回転させる、請求項25に記載のエッチング方法。
  27. 一対の補助連動保持部により、
    一対の前記連動保持部が保持する側の前記インプリントモールド用基板の前記側面とは異なる2つの前記側面の側から、前記インプリントモールド用基板を保持し、
    前記補助連動保持部は、
    前記インプリントモールド用基板と接触する補助連動保持回転部を有しており、
    前記補助連動保持部により保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記補助連動保持回転部を回転させて、前記補助連動保持部が前記インプリントモールド用基板と接触する位置を変える、請求項26に記載のエッチング方法。
  28. 一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を前記一の方向に移動させる際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を前記一の方向とは反対の方向に移動させ、
    一対の前記連動保持部が有するそれぞれの前記連動保持回転部を前記一の方向とは反対の方向に移動させる際には、一対の前記補助連動保持部が有するそれぞれの前記補助連動保持回転部を前記一の方向に移動させる、請求項27に記載のエッチング方法。
  29. 前記補助連動保持部が前記補助連動保持回転部を2個有し、
    2個の前記補助連動保持回転部が回転可能な支点に連結されている、請求項27または請求項28に記載のエッチング方法。
  30. 前記連動保持部が前記連動保持回転部を2個有し、
    2個の前記連動保持回転部が回転可能な支点に連結されている、請求項25乃至請求項29のいずれか一項に記載のエッチング方法。
  31. 前記インプリントモールド用基板が、
    前記補助連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、
    前記補助連動保持部を、
    前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触させる、請求項27乃至請求項29のいずれか一項に記載のエッチング方法。
  32. 前記インプリントモールド用基板が、
    前記連動保持部が保持する側の前記側面が延びる方向に沿って、前記表面と前記裏面の外縁部に、前記インプリントモールド用基板の厚みが減少する向きの傾斜面を有し、
    前記連動保持部を、
    前記傾斜面で前記インプリントモールド用基板と接触させる、請求項24乃至請求項31のいずれか一項にエッチング方法。
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