JP7275990B2 - 画像形成装置、同装置における用紙種類判定方法及びプログラム - Google Patents

画像形成装置、同装置における用紙種類判定方法及びプログラム Download PDF

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Description

この発明は、複写機、プリンタ、あるいは多機能デジタル複合機であるMFP(Multifunction Peripheral)等の画像形成装置、同装置で実行される用紙種類判定方法及びプログラムに関する。
昨今の上記のよう画像形成装置では、画像が印字される用紙の種類に応じて用紙の搬送速度等を適切な値で処理することで、印刷結果の画質を向上させると共に、用紙のジャム等のトラブルを回避することが行われている。このため、画像形成装置が印刷を適切に実行するためには、給紙トレイに収容された用紙の種類が正しく設定される必要がある。
しかし、ユーザーにとって用紙種類を判断するのは難しく、用紙を給紙トレイにセットした時、誤った用紙種類を設定してしまい、ジャムなどトラブルの原因になることがある。
そこで、給紙トレイから給紙した用紙の紙厚を測定するとともに、所定の紙厚範囲毎に用紙種類を設定しておき、測定した紙厚をもとに用紙種類を自動で判定する用紙種類判定手段を備え、この用紙種類判定手段で判定された用紙種類に従って、最適なパラメータで印刷処理することにより上記の問題を解決することが行われている。
このような紙厚測定に基づく用紙種類判定手段を備えた従来の画像形成装置では、例えば、ユーザーが紙厚範囲を規定する閾値(上限値又は下限値)付近の紙厚の用紙を使用し、印刷中の用紙切れのときに同じ種類の用紙を補充した場合に、用紙の厚さを再測定することになるが、通紙位置、用紙の品質・含水量や測定タイミング等によっては異なる厚さの用紙、換言すれば異なる種類の用紙が補充されたと判定される恐れがある。この場合は、印刷制御の変更が発生し印刷処理の開始が遅くなるという問題が発生する。
このような問題を解決するために、特許文献1には、予め決められた紙厚の幅(グリッド)をいくつかまとめた範囲(レンジ)で特定の用紙種類として扱うことにより、通紙位置、用紙の品質・含水量や測定タイミング等に起因して、ジョブの途中で測定された用紙の紙厚が当初の紙厚と異なっていても、同一用紙種類として判断できる可能性を高めて同一ジョブの途中での印刷制御の切り替わりを防止する画像形成装置が提案されている。
具体的には、グリッドを10μmとし、紙厚79μm以下及び紙厚80~89μmの範囲では用紙種類Aが設定され、紙厚90~99μm及び紙厚100~109μmの範囲では用紙種類Bが設定されている状態で、1回目の紙厚測定により80~89μmの範囲の紙厚(図9(A)の丸数字1)が測定されると、例えば用紙補給後の2回目の紙厚測定では、図9(B)に示すように、用紙種類Aと判定される範囲が1グリッド分である紙厚90~99μmまで拡張される。つまり、2回目の紙厚測定では、80~99μmのレンジまで用紙種類Aと判定されることになる。このため、補充前後の用紙が同じ種類であるため2回目の紙厚測定時に本来は80~89μmの範囲の紙厚が測定されるべきであるにもかかわらず、通紙位置、用紙の品質・含水量や測定タイミング等によって、90~99μmの範囲の紙厚(図9(B)の丸数字2)が測定されたとしても、用紙種類はAと判定される。その結果、同一ジョブの途中での印刷制御の切り替わりを防止することができる、というものである。
特開2016-12069号公報
しかし、特許文献1に記載された画像形成装置には次のような問題がある。即ち、1回目の紙厚測定により用紙種類Aと判定される紙厚範囲80~89μmが、2回目の紙厚測定では80~99μmまで拡張されるため、例えば図9(C)に示すように、1回目の紙厚測定により80μmを少し超えた値の紙厚(図9(C)の丸数字1)が測定され、2回目の紙厚測定により99μmを少し下回る値の紙厚(図9(C)の丸数字2)が測定された場合には、ほぼ2グリッド分(20μm)に近い紙厚差があるにもかかわらず、同一の用紙種類Aと判定されることになる。
しかしながら、通常の用紙例えば紙厚80~100μm程度の普通紙では、紙厚の測定値に20%近くのばらつきが生じることはなく、1回目の測定値の用紙と2回目の測定値の用紙とは明らかに異なる種類の用紙であると判断できる。
このように、特許文献1に記載の画像形成装置では、実際には異なる用紙種類であるにもかかわらず、同一用紙種類として判断してしまうという課題があった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、紙厚を測定して用紙種類を判定する画像形成装置であって、同一ジョブにおける1回目の紙厚測定による用紙種類と2回目の紙厚測定による用紙種類とが相違しているにもかかわらず、同一の用紙種類であると判定される誤判定の発生を抑制できる画像形成装置、同装置における用紙種類判定方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的は以下の手段によって達成される。
(1)用紙を収容する給紙トレイと、前記給紙トレイから給紙される用紙の紙厚を測定する紙厚測定手段と、予め設定された複数の紙厚範囲と、紙厚範囲毎に関連付けられた用紙種類と、前記紙厚測定手段により測定された紙厚とに基づいて、前記紙厚が測定された用紙の種類を判定する判定手段と、前記判定手段により判定された用紙種類に対応する画像形成条件で、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像を形成する画像形成手段と、同一のジョブにおいて、前記紙厚測定手段による1回目の紙厚測定後、前記紙厚測定手段により2回目の紙厚測定が行われる場合、前記1回目の紙厚測定により測定された第1の紙厚を基準として、所定の調整量を加算又は減算した仮上限値又は仮下限値の少なくとも一方を設定するとともに、仮上限値が設定された場合は、前記第1の紙厚が含まれる第1の紙厚範囲の上限値と前記仮上限値のうち大きい方を調整後上限値とし、仮下限値が設定された場合は、前記第1の紙厚範囲の下限値と前記仮下限値のうち小さい方を調整後下限値とすることにより、第1の紙厚範囲を上限値側又は下限値側の少なくとも一方に拡張可能に調整する調整手段と、を備え、前記判定手段は、前記第1の紙厚範囲に代え、前記調整手段による調整後の紙厚範囲を適用して、前記2回目の紙厚測定について用紙種類を判定することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記調整手段は、前記第1の紙厚と前記上限値又は下限値との差が所定値以下の場合に前記第1の紙厚範囲を調整するとともに、前記第1の紙厚と前記上限値の差が所定値以下の場合は第1の紙厚範囲の上限値側を調整し、前記第1の紙厚と前記下限値の差が所定値以下の場合は第1の紙厚範囲の下限値側を調整する前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記調整手段は、前記第1の紙厚と前記上限値との差が、第1の紙厚と下限値との差よりも小さい場合は第1の紙厚範囲の上限値側を調整し、前記第1の紙厚と前記下限値との差が、第1の紙厚と上限値との差よりも小さい場合は第1の紙厚範囲の下限値側を調整する前項1に記載の画像形成装置。
(4)前記複数の紙厚範囲毎に用紙種類が定義されたテーブルを備え、前記判定手段は、前記テーブルに基づいて前記用紙の種類を判定する前項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)前記調整量は前記用紙種類毎に設定されている前項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記調整量は過去の紙厚測定値に基づいて設定されている前項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)前記調整手段による前記紙厚範囲の調整を行うかどうかをユーザーに選択させる選択手段を備えている前項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
(8)前記同一のジョブが、複数の前記給紙トレイを使用するジョブである場合、前記紙厚測定手段による1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定は前記給紙トレイ毎に行われる前項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
(9)前記同一のジョブが、複数のサイズの用紙を使用するジョブである場合、前記紙厚測定手段による1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定は用紙サイズ毎に行われる前項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
(10)同一のジョブにおいて、前記1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定後、前記紙厚測定手段によりさらに3回目以降の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、前記判定手段は、2回目の紙厚測定ついての用紙種類判定のために前記調整手段により調整された紙厚範囲を固定的に適用して用紙種類を判定する前項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
(11)同一のジョブにおいて、前記1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定後、前記紙厚測定手段によりさらに3回目以降の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、前記判定手段は、前記第1の紙厚を基準にして前記調整手段により調整された紙厚範囲を適用して用紙種類を判定する前項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
(12)同一のジョブにおいて、前記1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定後、前記紙厚測定手段によりさらに3回目以降の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、前記判定手段は、直近の紙厚を基準にして前記調整手段により調整された紙厚範囲を適用して用紙種類を判定する前項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
(13)同一のジョブにおいて、前記1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定後、前記紙厚測定手段によりさらに3回目以降の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、前記調整手段は、直近までの複数の紙厚の平均値を基準にして紙厚範囲を調整する前項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
(14)前記紙厚測定手段により測定された紙厚を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアするクリア手段を備え、前記第1の紙厚が測定されたジョブにおける最終用紙の画像形成装置外への排出が完了したタイミング、前記ジョブの対象データが削除されたタイミング、前記ジョブの開始タイミングの少なくともいずれかのタイミングで、前記クリア手段は、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアする前項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
(15)前記紙厚測定手段により測定された紙厚を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアするクリア手段と、ユーザー認証手段を備え、前記ユーザー認証手段により認証を受け、かつ前記第1の紙厚が測定されたジョブを登録したユーザーがログアウトしたタイミングか、ログイン中の当該ユーザーとは別のユーザーがログインしたタイミングの少なくともいずれかのタイミングで、前記クリア手段は、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアする前項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
(16)前記測定手段により測定された紙厚を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアするクリア手段と、割り込みを受け付けて実行する割り込み手段を備え、前記第1の紙厚が測定されたジョブの途中において、前記割り込み手段により割り込みが受け付けられ実行された時に、前記クリア手段は、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアする前項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
(17)前記給紙トレイは複数であり、前記紙厚測定手段により測定された紙厚を給紙トレイ毎に記憶する第2の記憶手段と、前記第1の紙厚が測定されたジョブの途中で給紙トレイに用紙切れが生じた場合、前記第2の記憶手段に記憶された各給紙トレイの用紙の紙厚を基に、前記調整手段による調整後の紙厚範囲の紙厚を有する用紙が収容された給紙トレイに切り替えて用紙を給紙する給紙切り替え手段と、を備えている前項1ないし16のいずれかに記載の画像形成装置。
(18)用紙を収容する給紙トレイから給紙される用紙の紙厚を測定する紙厚測定ステップと、予め設定された複数の紙厚範囲と、紙厚範囲毎に関連付けられた用紙種類と、前記紙厚測定ステップにより測定された第1の紙厚とに基づいて、前記第1の紙厚の用紙種類を判定する判定ステップと、前記判定ステップにより判定された用紙種類に対応する画像形成条件で、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像を形成する画像形成ステップと、同一のジョブにおいて、前記紙厚測定ステップによる1回目の紙厚測定後、前記紙厚測定ステップにより2回目の紙厚測定が行われる場合、前記1回目の紙厚測定により測定された第1の紙厚を基準として、所定の調整量を加算又は減算した仮上限値又は仮下限値の少なくとも一方を設定するとともに、仮上限値が設定された場合は、前記第1の紙厚が含まれる第1の紙厚範囲の上限値と前記仮上限値のうち大きい方を調整後上限値とし、仮下限値が設定された場合は、前記第1の紙厚範囲の下限値と前記仮下限値のうち小さい方を調整後下限値とすることにより、第1の紙厚範囲を上限値側又は下限値側の少なくとも一方に拡張可能に調整する調整ステップと、を備え、前記判定ステップでは、前記第1の紙厚範囲に代え、前記調整ステップによる調整後の紙厚範囲を適用して、前記2回目の紙厚測定について用紙種類を判定することを特徴とする画像形成装置における用紙種類の判定方法。
(19)用紙を収容する給紙トレイから給紙される用紙の紙厚を測定する紙厚測定ステップと、予め設定された複数の紙厚範囲と、紙厚範囲毎に関連付けられた用紙種類と、前記紙厚測定ステップにより測定された第1の紙厚とに基づいて、前記第1の紙厚の用紙種類を判定する判定ステップと、前記判定ステップにより判定された用紙種類に対応する画像形成条件で、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像を形成する画像形成ステップと、同一のジョブにおいて、前記紙厚測定ステップによる1回目の紙厚測定後、前記紙厚測定ステップにより2回目の紙厚測定が行われる場合、前記1回目の紙厚測定により測定された第1の紙厚を基準として、所定の調整量を加算又は減算した仮上限値又は仮下限値の少なくとも一方を設定するとともに、仮上限値が設定された場合は、前記第1の紙厚が含まれる第1の紙厚範囲の上限値と前記仮上限値のうち大きい方を調整後上限値とし、仮下限値が設定された場合は、前記第1の紙厚範囲の下限値と前記仮下限値のうち小さい方を調整後下限値とすることにより、第1の紙厚範囲を上限値側又は下限値側の少なくとも一方に拡張可能に調整する調整ステップと、を画像形成装置のコンピュータに実行させ、前記判定ステップでは、前記第1の紙厚範囲に代え、前記調整ステップによる調整後の紙厚範囲を適用して、前記2回目の紙厚測定について用紙種類を判定する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、同一のジョブにおいて、1回目の紙厚測定後、2回目の紙厚測定が行われる場合、1回目の紙厚測定により測定された第1の紙厚を基準として、所定の調整量を加算又は減算した仮上限値又は仮下限値の少なくとも一方が設定される。さらに、仮上限値が設定された場合は、第1の紙厚が含まれる第1の紙厚範囲の上限値と仮上限値のうち大きい方を調整後上限値とし、仮下限値が設定された場合は、第1の紙厚範囲の下限値と仮下限値のうち小さい方を調整後下限値とすることにより、第1の紙厚範囲が上限値側又は下限値側の少なくとも一方に拡張可能に調整される。そして、第1の紙厚範囲に代え、調整後の紙厚範囲を適用して、2回目の紙厚測定が行われた用紙の種類が判定される。
従って、1回目の紙厚測定により測定された第1の紙厚を基準として設定された仮上限値が、本来の上限値よりも大きい場合は、第1の紙厚範囲の上限が仮上限値まで拡張され、仮下限値が本来の下限値よりも小さい場合は、第1の紙厚範囲の下限が仮下限値まで拡張されることになる。このため、第1の紙厚が第1の紙厚範囲の下限に近い場合は下限を拡張でき、第1の紙厚が第1の紙厚範囲の上限に近い場合は上限を拡張できるから、従来のように、1グリッド分が自動的に拡張される場合に較べて、紙厚の測定値のばらつきの範囲に適合するように第1の紙厚範囲を拡張調整することができる。
その結果、同一ジョブにおける1回目の紙厚測定について判定される用紙種類と、2回目の紙厚測定について判定される用紙種類とが相違しているにもかかわらず、同一であると判定される誤判定の発生を抑制でき、精度の高い用紙種類の判定を行うことができ、誤判定により不適正な画像形成条件が適用されることによる印字速度の低下等の不具合を防止することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、第1の紙厚と上限値又は下限値との差が所定値以下の場合に第1の紙厚範囲が調整されるから、用紙種類の誤判定が発生しやすい場合にのみ、紙厚範囲の調整が行われる。また、第1の紙厚と第1の紙厚範囲の上限値の差が所定値以下の場合は第1の紙厚範囲の上限値側が調整され、第1の紙厚と第1の紙厚範囲の下限値の差が所定値以下の場合は第1の紙厚範囲の下限値側が調整されるから、第1の紙厚範囲の上限値側又は下限値側のうち、範囲拡張が必要な側のみを拡張でき、用紙種類の誤判定の発生抑制効果の確実性を高めることができる。
前項(3)に記載の発明によれば、第1の紙厚と上限値との差が、第1の紙厚と下限値との差よりも小さい場合は第1の紙厚範囲の上限値側が調整され、第1の紙厚と下限値との差が、第1の紙厚と上限値との差よりも小さい場合は第1の紙厚範囲の下限値側が調整されるから、範囲拡張が必要な側のみを拡張でき、用紙種類の誤判定の発生抑制効果の確実性を高めることができる。
前項(4)に記載の発明によれば、複数の紙厚範囲毎に用紙種類が定義されたテーブルに基づいて、用紙種類を確実に判定することができる。
前項(5)に記載の発明によれば、紙厚の測定ばらつき等に応じた用紙種類毎の調整量に基づいて、紙厚範囲を適正に調整することができる。
前項(6)に記載の発明によれば、過去の紙厚測定値に基づいて設定された調整量に基づいて、紙厚範囲を適正に調整することができる。
前項(7)に記載の発明によれば、紙厚範囲の調整を行うかどうかをユーザーが選択することができる。
前項(8)に記載の発明によれば、複数の給紙トレイを使用するジョブである場合、給紙トレイ毎に、1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定が行われる。
前項(9)に記載の発明によれば、複数のサイズの用紙を使用するジョブである場合、用紙サイズ毎に、1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定が行われる。
前項(10)に記載の発明によれば、同一のジョブについてはジョブの途中で用紙種類を変更することは少ないため、給紙トレイへの用紙補充等により3回以上の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、2回目の紙厚測定ついての用紙種類判定のために調整された紙厚範囲を固定的に適用して、用紙種類が判定される。
前項(11)に記載の発明によれば、同一のジョブにおいて3回以上の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、第1の紙厚を基準にして調整された紙厚範囲を適用して用紙種類が判定される。
前項(12)に記載の発明によれば、同一のジョブにおいて3回以上の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、直近の紙厚を基準にして調整された紙厚範囲を適用して用紙種類が判定される。
前項(13)に記載の発明によれば、同一ジョブにおいて、3回目以降の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、直近までの複数の紙厚の平均値を基準にして調整された紙厚範囲を適用して用紙種類が判定される。
前項(14)に記載の発明によれば、第1の紙厚が測定されたジョブにおける最終用紙の画像形成装置外への排出が完了したタイミング、前記ジョブの対象データが削除されたタイミング、前記ジョブの開始タイミングの少なくともいずれかのタイミングで、記憶手段に記憶された紙厚がクリアされる。
前項(15)に記載の発明によれば、ユーザー認証手段により認証を受け、かつ第1の紙厚が測定されたジョブを登録したユーザーがログアウトしたタイミングか、ログイン中の当該ユーザーとは別のユーザーがログインしたタイミングの少なくともいずれかのタイミングで、記憶手段に記憶された紙厚がクリアされる。
前項(16)に記載の発明によれば、第1の紙厚が測定されたジョブの途中において、割り込みが受け付けられ実行された時に、記憶手段に記憶された紙厚がクリアされる。
前項(17)に記載の発明によれば、第1の紙厚が測定されたジョブの途中で給紙トレイに用紙切れが生じた場合、記憶手段に記憶された各給紙トレイの用紙の紙厚を基に、調整後の紙厚範囲の紙厚を有する用紙が収容された給紙トレイに切り替えて用紙を給紙することで、補充用紙がない場合でも、同一種類の可能性が高い用紙が収容された給紙トレイから当該用紙を給紙して、ジョブを継続することができる。
前項(18)に記載の発明によれば、従来のように、1グリッド分が自動的に拡張される場合に較べて、紙厚の測定値のばらつきの範囲に適合するように紙厚範囲を拡張調整することができるから、同一ジョブにおける1回目の紙厚測定により判定される用紙種類と、2回目の紙厚測定により判定される用紙種類とが相違しているにもかかわらず、同一であると判定される誤判定の発生を抑制でき、精度の高い用紙種類の判定を行うことができる。
前項(19)に記載の発明によれば、同一のジョブにおいて、1回目の紙厚測定後2回目の紙厚測定が行われる場合、1回目の紙厚測定により測定された第1の紙厚を基準として、所定の調整量を加算又は減算した仮上限値又は仮下限値の少なくとも一方を設定するとともに、仮上限値が設定された場合は、第1の紙厚が含まれる第1の紙厚範囲の上限値と仮上限値のうち大きい方を調整後上限値とし、仮下限値が設定された場合は、第1の紙厚範囲の下限値と仮下限値のうち小さい方を調整後下限値とすることにより、第1の紙厚範囲を上限値側又は下限値側の少なくとも一方に拡張可能に調整し、第1の紙厚範囲に代え、調整後の紙厚範囲を適用して、2回目の紙厚測定が行われた用紙の種類を判定する処理を、画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 給紙トレイ情報の一例を示す図である。 用紙種類判別テーブルの一例を示す図である。 (A)~(D)は紙厚範囲の調整方法の一例を説明するための図である。 (A)(B)は紙厚範囲の調整方法の他の例を説明するための図である。 画像形成装置で実行される用紙種類の判定処理を示すフローチャートである。 紙厚範囲の調整モードの選択画面を示す図である。 (A)~(C)は従来技術の課題を説明するための図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1の概略構成図である。この例では、画像形成装置1としてタンデム型のカラープリンタが用いられている。
図1において、この画像形成装置1は、装置本体1Aの下部に給紙部20が、中央部に画像形成部10が、上部に排紙部60がそれぞれ配置されて構成されている。給紙部20には給紙トレイとしての複数の給紙カセット21が備えられ、各給紙カセット21から排紙部60に渡っては給紙カセット21から繰り出された用紙Sを上方へ搬送する用紙搬送路22が形成されている。なお、用紙Sは紙製のものに限定されるものではなく、画像が形成される媒体を意味するものである。さらに、画像形成装置1の側面には手差し給紙トレイ23が備えられており、手差し給紙トレイ23から給紙される用紙Sも用紙搬送路22に合流して搬送されるようになっている。
また、各給紙カセット21及び給紙トレイ23の下流側には、用紙搬送路22の近傍に用紙Sの厚さである紙厚を測定するための紙厚検出センサ90が設けられており、紙厚検出センサ90の信号に基づいて、給紙カセット21や手差し給紙トレイ23から給紙された用紙Sの紙厚を測定できるようになっている。紙厚検出センサ90の種類は限定されることはない。
また、この実施形態では、紙厚は例えばμm等の厚さの単位で表示されていてもよいし、坪量(g/m2)等の単位で表示されていてもよい。従って、紙厚検出センサ90は用紙Sの坪量を検出するセンサであってもよい。紙厚検出センサ90を用いた紙厚の測定技術は公知であるので、詳細な説明は省略する。
画像形成部10は、装置本体1Aの上下方向の略中央に配置された駆動ローラ16及び従動ローラ15と、これら駆動および従動ローラ16,15間に水平に掛設されて矢印方向へ走行する中間転写ベルト14と、この走行方向に沿って配置されたイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の作像ユニットである感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kとを備えている。
各感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kで作成されたトナー画像を重ね合わせて転写ベルト14に転写し、用紙搬送路22を搬送されてくる用紙Sに対して転写ベルト14の搬送端(図中右端)で2次転写を行い、用紙Sを定着部30に送給してトナー画像の定着を行うようになっている。
各感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kは、静電複写方式により作像するもので、それらの周囲に配設された帯電器と、現像器11Y,11M,11C,11Kと、感光体ドラム13Y,13M,13C,13Kと、転写器等とを備えている。また、4個のレーザーダイオード、ポリゴンミラー、および走査レンズ等を有するプリントヘッド41ならびに4つの反射ミラー42等を備えた露光部40の各レーザーダイオードにより、帯電器により帯電された各感光体ドラム13Y,13M,13C,13Kの表面が露光され、該表面に静電潜像が形成されるようになっている。
また、各感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kの現像器11Y,11M,11C,11Kにトナーを補給する補給機構として、トナーカートリッジ70Y,70M,70C,70Kおよびサブホッパ80Y,80M,80C,80Kが、前記感光体ユニット12Y,12M,12C,12Kの上方位置に配置されている。
なお、図1中、符号50はキー部や表示部を備えた操作パネル部である。
図2は、画像形成装置1の電気的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置1は、制御部100、記憶装置110の他、上述した操作パネル部50、画像形成部10、給紙部20、紙厚検出センサ90を備え、さらにプリンタコントローラ150、認証部160及びネットワークインターフェイス(ネットワークI/F)170等を備え、互いにシステムバス175を介して接続されている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、S-RAM(Static Random Access Memory)103、NV-RAM(Non Volatile RAM)104及び時計IC105等を備えている。
CPU101は、ROM102等に保存されている動作プログラムを実行することにより、画像形成装置1の全体を統括的に制御する。例えばプリンタ機能等を実行可能に制御するほか、特にこの実施形態では、印刷時に紙厚測定センサ90からの信号に基づいて用紙Sの紙厚を測定するとともに、測定結果に基づいて用紙Sの種類を判定し、判定された用紙種類に対応した画像形成条件(印刷条件)を自動的に設定して印刷を実行する。さらに、給紙カセット21の用紙切れにより用紙を補充したとき等にも用紙Sの紙厚を測定して用紙種類を判定する等の制御を行うが、詳細は後述する。
ROM102は、CPU101が実行するプログラムやその他のデータを格納する。
S-RAM103は、CPU101がプログラムを実行する際の作業領域となるものであり、プログラムやプログラムを実行する際のデータ等を一時的に保存する。
NV-RAM104は、バッテリでバックアップされた不揮発メモリであり、画像形成に係わる各種の設定や、表示部54の画素数や、表示部54に表示される各種画面のデータ等を記憶するものである。
時計IC105は、時刻を計時すると共に、内部タイマーとして機能し処理時間の計測等を行う。
記憶装置110は、ハードディスク等からなり、プログラムや各種データ等を保存する。特にこの実施形態では、給紙カセット21や手差し給紙トレイ23に収容された用紙の情報である給紙トレイ情報、さらには用紙の紙厚範囲と用紙種類とを対応付けたテーブル等が記憶されている。
操作パネル部50は、ユーザーが画像形成装置1へジョブ等の指示や各種設定を行う際に用いられるものであり、リセットキー51、スタートキー52、ストップキー53、表示部54及びタッチパネル55等を備えている。
リセットキー51は、設定をリセットする際に使用されるものであり、スタートキー52はスキャン等の開始操作に使用されるものであり、ストップキー53は動作を中断する場合等に押下されるものである。
表示部54は、例えば液晶表示装置からなりメッセージや各種の操作画面等を表示するものであり、タッチパネル55は表示部54の画面上に形成され、ユーザーのタッチ操作を測定する。
画像形成部10は、外部操作から送信されたプリントデータから生成された複写画像を用紙上に印刷するものであり、画像処理部17と印刷エンジン18等を備えている。
画像処理部17は、印刷対象データを設定された画像処理モードに応じて画像処理するものである。また、印刷エンジン18は、画像形成に係わるハードウェア部分をいい、例えば感光体ユニット12Y,12M,12C,12K、現像器11Y,11M,11C,11K、感光体ドラム13Y,13M,13C,13Kと、帯電器、転写器、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、プリントヘッド41、及びこれらを駆動するモータ等をいう。
給紙部20は、前述したように、給紙カセット21、手差し給紙トレイ23等を備えている。
プリンタコントローラ150は、ネットワークインターフェース160によって受信されたプリントデータから複写画像を生成するものである。
認証部160はログインするユーザーの認証用情報を取得し、この認証用情報を予め記憶装置110等に保存されている照合用の情報と比較照合して認証を行うものである。なお、ユーザーの認証用情報と照合用の情報との比較照合は、外部の認証サーバーにより行い、認証部160が認証サーバーから認証結果を受信することにより認証が行われても良い。
ネットワークインターフェース170は、外部の端末装置等との間でデータの送受信を行う通信手段として機能する。
紙厚検出センサ90は、前述したように、用紙Sの紙厚の測定に用いられるセンサである。
次に、図1及び図2に示した画像形成装置1の印刷時の動作を説明する。
この実施形態では、給紙カセット21及び手差し給紙トレイ23毎にそれぞれ収容された用紙Sのサイズ、方向(向き)、紙厚及び用紙種類を示す給紙トレイ情報が、記憶装置110に記憶されている。給紙トレイ情報の一例を図3に示す。
図3の例では、画像形成装置1の給紙トレイとして、4個の給紙カセット21(図3ではそれぞれ給紙カセット1~4と記している)と、1個の手差し給紙トレイ23が備えられており、給紙カセット1にはサイズ:A4、方向:横、紙厚(坪量):63g/m2、及び用紙種類:普通紙の用紙が収容され、給紙カセット2にはサイズ:A4、方向:縦、紙厚(坪量):未設定、及び用紙種類:未設定の用紙が収容され、給紙カセット3にはサイズ:B4、方向:横、紙厚(坪量):95g/m2、及び用紙種類:厚紙1の用紙が収容され、給紙カセット4にはサイズ:B4、方向:縦、紙厚(坪量):130g/m2、及び用紙種類:厚紙2の用紙が収容され、手差し給紙トレイにはサイズ:A3、方向:横、紙厚(坪量):85g/m2、及び用紙種類:普通紙の用紙が収容されていることが示されている。
図3に示した給紙トレイ情報において、用紙サイズ及び方向は、ユーザーが操作パネル部50から設定値を入力してもよいし、給紙カセットや手差し給紙トレイのサイズ規制板等に基づいて画像形成装置1が自動的に測定して設定してもよい。
図3の給紙トレイ情報において、紙厚(坪量)は紙厚検出センサ90を用いた紙厚測定結果であり、用紙種類は紙厚測定結果に基づいて判定される。つまり、用紙種類と紙厚との関係を示す用紙種類判別テーブルが予め記憶装置110に記憶されており、紙厚検出センサ90の紙厚測定結果と用紙種類判別テーブルとを照合することにより、測定された紙厚に対応する用紙種類を、紙厚が測定された用紙Sの用紙種類として判定する。なお、給紙カセット2における未設定とは、紙厚の測定及び用紙種類の判定がなされていないことを示している。
用紙種類判別テーブルの一例を図4に示す。図4の例では紙厚(坪量)52~59g/m2の範囲に対して薄紙が、紙厚60~90g/m2の範囲に対して普通紙が、紙厚91~120g/m2の範囲に対して厚紙1が、紙厚121~157g/m2の範囲に対して厚紙2が、それぞれ対応付けられている。従って、測定された紙厚が60~90g/m2の範囲であれば、用紙種類は普通紙であると判定される。
このような用紙種類の判定は、ジョブにおいて最初に給紙された用紙Sについての紙厚測定、つまり1回目の紙厚測定の結果に基づいて行われ、紙厚測定結果及び判定された用紙種類は、図3に示す給紙トレイ情報における紙厚及び用紙種類の各項目にそれぞれ上書きされる。ただし、前のジョブの終了後に用紙Sの補充がなされていない給紙カセット又は手差し給紙トレイについては、給紙トレイ情報に書き込まれている紙厚を1回目の紙厚測定結果と見なし、給紙トレイ情報に書き込まれている用紙種類を紙厚測定結果に基づいて決定された用紙種類と見なしてもよい。
こうして、ジョブの開始時に、給紙カセット21又は手差し給紙トレイ23から給紙された用紙Sに対する1回目の紙厚測定により用紙種類が判定され、あるいは1回目の用紙測定と見なされて用紙種類が判定されると、判定された用紙種類に対して最適な画像形成条件で画像形成が行われる。図示は省略したが、各用紙種類によって印字速度等の画像形成条件の適正値は異なっているため、用紙種類と画像形成条件とは予め対応付けられている。用紙Sがなくなるまで、同じ画像形成条件での画像形成が実施される。
次に、同一のジョブの実行中に用紙切れが生じると、ユーザーによって、用紙切れが生じた給紙カセット21又は手差し給紙トレイ23に新たな用紙Sが補充される。
すると、用紙Sの補充が図示しないセンサ等によって検出され、補充された用紙Sが給紙されると、紙厚検出センサ90によって補充後の用紙Sに対し2回目の紙厚測定が実行される。
しかし、補充前後の用紙Sは同一の用紙種類であっても、通紙位置、用紙の品質・含水量や測定タイミング等によって、補充前の用紙Sの紙厚つまり1回目の紙厚測定による第1の紙厚b1と、補充後の用紙Sの紙厚つまり2回目の紙厚測定による第2の紙厚b2とは必ずしも同一値あるいは近似値にはならず、測定値にばらつきが発生する。このため、第1の紙厚b1と第2の紙厚b2の値によっては以下のように異なる用紙種類であると判定される恐れがある。
即ち、図5(A)に示すように、第1の紙厚b1が例えば63g/m2で普通紙と判定された場合、第2の紙厚b2が58g/m2であるとすると、図4の用紙種類判別テーブルから、補充された用紙Sは薄紙であると判定され、補充前の用紙種類である普通紙とは異なってしまう。なお、図5において横軸は紙厚を示す。
そこで、この実施形態では、上記のような誤判定の発生を抑制するために、第2の紙厚b2の判定に際しては、第1の紙厚b1が含まれる第1の紙厚範囲(この例では普通紙を規定する紙厚範囲)L2~L1の上限値L1側又は下限値L2側の少なくとも一方を、第1の紙厚b1を基準にして、拡張方向に調整する。
調整方法の一例を説明すると、図5(B)に示すように、まず、第1の紙厚b1を基準として調整量αを加算した値(b1+α)を仮上限値C1として設定する。そして、第1の紙厚b1が含まれる第1の紙厚範囲L2:60~L1:90g/m2の上限値L1:90g/m2と仮上限値C1のうち、大きい方を調整後上限値とする。図5(B)の例では、本来の上限値L1の方が大きいから、調整後上限値は本来の上限値と同じL1:90g/m2となる。
一方、第1の紙厚b1を基準として調整量αを減算した値(b1-α)を仮下限値C2として設定する。そして、第1の紙厚b1が含まれる第1の紙厚範囲L2:60~L1:90g/m2の下限値L2:60g/m2と仮下限値C2のうち、小さい方を調整後下限値とする。図5(B)の例では、仮下限値C2の方が小さいから、調整後下限値はC2となる。
従って、第1の紙厚範囲L2~L1は、上限値及び下限値の調整後は紙厚範囲C2~L1となる。つまり、普通紙を規定する第1の紙厚範囲L2~L1が下限値L2側に拡張されたことになる。
給紙カセット21への用紙補充後、紙厚検出センサ90に基づく2回目の紙厚測定が行われ、第2の紙厚b2が測定されたものとする。画像形成装置1は、用紙種類と関連づけられた各紙厚範囲のうち、第1の紙厚b1が含まれる第1の紙厚範囲L2~L1を、調整後の紙厚範囲C2~L1に変更した上で適用し、第2の紙厚b2に対する用紙の種類を判定する。
このように、第1の紙厚b1が含まれる第1の紙厚範囲L2~L1が紙厚範囲C2~L1に拡張調整された状態で、第2の紙厚b2に対する用紙種類の判定が行われるから、第1の紙厚b1が例えば63g/m2で普通紙と判定され、同じ種類の用紙の第2の紙厚b2が58g/m2であったとしても、図5(B)に示すように、普通紙の紙厚範囲C2~L1であると判定されることになり、薄紙と判定されるのを防止できる。また、調整後の紙厚範囲C2~L1の上限値L1:90g/m2は変わらないから、種類の異なる用紙が補充されて、上限値L1を超える紙厚が測定されたときは、用紙種類は異なるものと適正に判定されることになる。このため、従来のように、1グリッド分が自動的に拡張されるために、上限値L1を超える紙厚が測定されても同一の用紙種類であると誤判定される場合に較べて、紙厚の測定値のばらつきの範囲に適合するように紙厚範囲を拡張調整することができる。
こうして、同一ジョブにおける1回目の紙厚測定により判定される用紙種類と、2回目の紙厚測定により判定される用紙種類とが相違しているにもかかわらず、同一であると判定されてしまう誤判定の発生を抑制でき、精度の高い用紙種類の判定を行うことができ、誤判定により不適正な画像形成条件が適用されることによる印字速度の低下等の不具合を防止することができる。
上記において、調整量αは予め一律の値に設定されていても良いが、紙厚の測定ばらつきの大きさが用紙種類によって異なり、厚い用紙ほどばらつきやすいため、用紙種類毎に設定されるのが望ましい。また、同一の用紙種類の用紙についての実績値である過去の紙厚測定値を参照して算出設定されてもよい。具体的には、過去の測定値の最大値と最小値を基に算出したり、統計を取って過半数が収まるように設定しても良い。
図5(B)の例では、第1の紙厚b1が、第1の紙厚b1が含まれる第1の紙厚範囲L2~L1の下限近くの値である場合について説明したが、図5(C)のように、第1の紙厚b1が、第1の紙厚範囲L2~L1の上限値L1近くの値である場合は、上限値L:90g/m2よりも仮上限値C1=b1+αの方が大きくなることから、第1の紙厚範囲L2~L1は上限値側が拡張されL2~C1の紙厚範囲となる。
また、図5(D)のように、第1の紙厚b1が第1の紙厚範囲の中央近くの値である場合は、仮下限値C2よりも下限値L2の方が小さく、仮上限値C1よりも上限値L1の方が大きく、従って第1の紙厚範囲は元のL2~L1のまま維持されることもある。
また、図5(B)~(D)の例では、第1の紙厚b1を基準として上限値L1側と下限値L2側の両方に、仮上限値C1及び仮下限値C2を設定し、本来の上限値L1や下限値L2との大小を比較したが、仮上限値C1又は仮下限値C2の一方のみを設定してもよい。
つまり、図5(B)~(D)から理解されるように、第1の紙厚b1と上限値L1又は下限値L2との差が小さい場合にのみ、仮上限値C1が本来の上限値L1を超え、又は仮下限値C2が本来の下限値L2を下回り、その結果、下限値側又は上限値側が拡張調整される。
そこで、図6(A)に示すように、第1の紙厚b1と上限値L1の差x1及び第1の紙厚b1と下限値L2の差x2を算出し、差x1が予め設定された所定値以下の場合、又は差x2が所定値以下の場合に、紙厚範囲L2~L1の上限値L1又は下限値L2を調整し、差x1や差x2が所定値より大きい場合は、紙厚範囲の上限値L1又は下限値L2の調整を行わない構成としてもよい。これによって、差x1や差x2が所定値より大きい場合は、仮上限値C1や仮下限値C2を設定する必要がなく、処理の簡素化を図ることができる。なお、所定値として調整量αが用いられても良い。
また、第1の紙厚b1と上限値L1の差x1及び第1の紙厚b1と下限値L2の差x2を算出し、さらに差x1と差x2の大小関係を判断し、差x1<差x2であれば紙厚範囲の上限値L1側のみを調整し、差x2<差x1であれば紙厚範囲の下限値L2側のみを調整する構成としても良い。
また、3回目の紙厚測定が行われる場合は、同様にして、2回目の紙厚測定により測定された第2の紙厚b2を基準にして、仮上限値C1または仮下限値C2を設定することで、第2の紙厚が含まれる紙厚範囲を調整すれば良い。4回目以降の紙厚測定を行う場合も同じである。
あるいは、1回目と2回目の紙厚測定によりそれぞれ測定された第1の紙厚b1と第2の紙厚b2をそれぞれ記憶しておき、3回目の紙厚測定が行われる場合は、第1の紙厚b1と第2の紙厚b2の平均値を基準にして、仮上限値C1または仮下限値C2を設定することで、平均値が含まれる紙厚範囲を調整すれば良い。4回目以降の紙厚測定を行う場合も同様にしても良い。
また、同一のジョブについてはジョブの途中で用紙種類を変更することは少ないため、3回以上の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、2回目の紙厚測定の際に調整された紙厚範囲に固定して用紙の種類を判定しても良い。あるいは、紙厚を第1の紙厚に固定して、その都度、第1の紙厚を基準にして仮上限値または仮下限値を設定することで、紙厚範囲を調整しても、結果的に、2回目の紙厚測定の際に調整された紙厚範囲に固定したのと同じになる。
また、1回目の紙厚検出による第1の紙厚を基準にして調整した紙厚範囲を適用して、2回目の紙厚測定に対する用紙種類を判定した結果、異なる用紙種類であると判定され印刷条件が変更されたために印刷速度が低下した場合は、用紙補充前と同じ用紙種類であると判定される可能性を高くして、印刷速度の低下を可及的に防止するために、3回目以降の紙厚測定に対しては、2回目の紙厚測定の際に第1の紙厚を基準として調整された紙厚範囲を適用しても良い。逆に、1回目の紙厚検出による測定値を基準にして調整後の紙厚範囲を適用して、2回目の紙厚測定に対する用紙種類を判定した結果、異なる用紙種類であると判定され印刷条件が変更されたために印刷速度が上昇した場合は、用紙補充後と同じ用紙種類であると判定される可能性を高くして、上昇した印刷速度を維持するために、3回目以降の紙厚測定に対しては、2回目の紙厚測定によりる測定された紙厚を基準にして調整された紙厚範囲を適用しても良い。
図7は、画像形成装置1で実行される用紙種類の判定処理を示すフローチャートである。この処理は、画像形成装置1の制御部100におけるCPU101が、ROM102や記憶装置110等の記録媒体に記録された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
また、上記処理は、1つの印刷ジョブにおいて、ジョブの途中に給紙カセット21又は手差し給紙トレイ23に用紙切れが生じて、同一の給紙カセット21又は手差し給紙トレイ23に用紙を補充する場合に実行される。また、1つのジョブが、表紙、合紙といった複数の給紙トレイからの用紙を使用するジョブである場合も、図7のフローチャートに示す処理は、それぞれの給紙カセット21又は手差し給紙トレイ23毎に適用される。また、補充前後で用紙サイズが異なれば用紙種類も異なる可能性が大きいため、用紙サイズが同一の場合に適用される。用紙サイズが同一か否かは、公知の用紙サイズ検知センサの出力に基づいて判定される。また、1つの印刷ジョブにおいて、サイズの異なる用紙が使用される場合、同一サイズの用紙は同一の給紙口から給紙されることが多いため、図7のフローチャートに示す処理は用紙サイズ毎に適用されても良い。
また、この実施形態では、2回目以降の用紙種類の判定のための紙厚範囲の調整を行うかどうかを、ユーザーが選択できるようになっている。すなわち、ユーザーが、操作パネル部50を操作して、図8に示すように、表示部54に紙厚範囲の調整モードの選択画面を表示すると、紙厚範囲の調整モードを設定するかどうかのメッセージとともに、「はい」「いいえ」の選択ボタンが表示される。ユーザーが「はい」ボタンを選択して「OK」ボタンを押すと、紙厚範囲の調整モードが設定される。ユーザーが「いいえ」ボタンを選択して「OK」ボタンを押すと、紙厚範囲の調整モードは設定されることなく、前の画面に戻る。この場合は、用紙補充後の用紙種類の判定は、本来の紙厚範囲に基づいて行われる。
図7のフローチャートに戻り、ステップS01で給紙を開始し、ステップS02で紙厚を測定済みかどうかを判断する。測定済みでなければ(ステップS02でNO)、ステップS03に進み、紙厚検出センサ90を用いて紙厚を測定したのち、ステップS04で、測定値と図4の用紙種類判別テーブルとから、用紙種類を判定する。
次にステップS05で、測定値(第1の紙厚)とその紙厚が含まれる第1の紙厚範囲の上限値又は下限値との差が所定値以下かどうかを調べる。いずれとの差も所定値以下でなければ(ステップS05でNO)、ステップS06に進み、次の用紙種類の判定は本来の未調整の紙厚範囲を適用して行うことを決定し、ステップS10に進む。
ステップS05で、測定値と紙厚範囲の上限値又は下限値の差が所定値以下であれば(ステップS05でYES)、ステップS07で、測定値は上限値に近いかどうか、換言すれば測定値と上限値の差が所定値以下かどうか、を判断する。測定値が上限値に近い場合(ステップS07でYES)、ステップS08で、次の用紙種類の判定は上限値側を拡張した紙厚範囲を適用して行うことを決定し、紙厚範囲の上限値側を拡張して、ステップS10に進む。ステップS07で、測定値が上限値に近くない場合(ステップS07でNO)、測定値は下限値に近いから、ステップS09で、次の用紙種類の判定は下限値側を拡張した紙厚範囲を適用して行うことを決定し、紙厚範囲の下限値側を拡張して、ステップS10に進む。
このように、次の用紙種類の判定のための紙厚範囲の調整は、1回目の紙厚測定後、2回目の紙厚測定の前に行われても良いし、後述するように、2回目の紙厚測定後に行われても良い。
ステップS10では、測定値を記憶装置110等に記憶した後、ステップS11で、印刷条件の変更があるかどうかを判断する。変更がなければ(ステップS11でNO)、ステップS13に進む。ジョブの1枚目については測定された紙厚から用紙種類が判定されているが、用紙種類に対応する印刷条件は設定されていないから、ステップS11の判断がYESとなり、ステップS12で、印刷条件が変更(設定)される。
次いでステップS13で印刷が実行され、ステップS14では、ステップS10で記憶された測定値をクリアするためのクリア条件を満たすか否かを判断する。クリア条件については後述する。クリア条件を満たしていれば(ステップS14でYES)、ステップS15で、測定値をクリアする。クリア条件を満たしていなければ(ステップS14でNO)、ステップS01に戻って給紙を継続する。
ステップS02で紙厚を測定済みであれば(ステップS02でYES)、ステップS21で、用紙切れが発生し用紙補充がなされたかどうかを判断する。用紙切れが発生しなければ(ステップS21でNO)、ステップS13に進み、用紙切れが発生するまで印刷を継続する。
用紙切れが発生し用紙補充がなされると(ステップS21でYES)、ステップS22で2回目の紙厚測定を行う。ステップS23では、前回の紙厚測定を行ったジョブと今回の紙厚測定を行ったジョブとは同一のジョブかどうかを判断する。同一のジョブであれば(ステップS23でYES)、ステップS24で、前回の測定値との差が予め設定された僅差かどうかを調べ、僅差でなければ(ステップS24でNO)、ステップS25で、前回測定時に紙厚範囲を調整済みかどうかを判断する。
調整済であれば(ステップS25でYES)、ステップS26で、今回の測定値と調整済みの紙厚範囲から用紙種類を判定したのち、ステップS10に進む。
ステップS25で、紙厚範囲を調整済でなければ(ステップS25でNO)、以下の手順で紙厚範囲を調整する。まずステップS27で、前回の測定値(第1の紙厚)とその紙厚が含まれる第1の紙厚範囲の上限値又は下限値との差が所定値以下かどうかを調べる。いずれとの差も所定値以下でなければ(ステップS27でNO)、ステップS31に進み、今回の測定値に対する用紙種類を本来の未調整の紙厚範囲を適用して判定したのち、ステップS10に進む。
ステップS27で、前回の測定値と紙厚範囲の上限値または上下限値との差が所定値以下であれば(ステップS27でYES)、ステップS28で、前回の測定値は上限値に近いかどうか、換言すれば前回の測定値と上限値の差が所定値以下かどうか、を判断する。前回の測定値が上限値に近い場合(ステップS28でYES)、ステップS29で、今回の用紙種類を、上限値側を調整した紙厚範囲を適用して判定したのち、ステップS10に進む。ステップS28で、前回の測定値が上限値に近くない場合(ステップS28でNO)、測定値は下限値に近いから、ステップS30で、今回の用紙種類を、下限値側を調整した紙厚範囲を適用して判定したのち、ステップS10に進む。
ステップS23において、前回の紙厚測定を行ったジョブと今回の紙厚測定を行ったジョブとが同一のジョブでない場合(ステップS23でNO)、ステップS31で、今回の測定値に対する用紙種類を本来の紙厚範囲に基づいて判定したのち、ステップS10に進む。ステップS24において、前回の測定値との差が予め設定された僅差である場合も(ステップS24でNO)、紙厚範囲をあえて拡張する必要性に乏しいため、ステップS31で、今回の測定値に対する用紙種類を本来の紙厚範囲に基づいて判定したのち、ステップS10に進む。
ステップS10では、今回の測定値を、既に記憶されている前回の測定値に上書きして記憶する。
なお、今回の測定値に対して、補充前の用紙とは異なる用紙種類であると判定されたときは、ステップS11の判断がYESとなり、ステップS12で、新たに判定された用紙種類に対応する印刷条件に変更され、ステップS13では、変更された印刷条件で印刷が継続される。
このように、用紙補充後に2回目の紙厚測定が行われた場合、1回目の紙厚測定による測定値(第1の紙厚)を基準にして、この測定値が含まれる第1の紙厚範囲が調整されて、2回目の測定値に対応する用紙種類が判定される。
なお、前述したように、ステップS21で3回目以降の用紙補充が行われる場合、ステップS10で記憶された直近の測定値を基準にして紙厚範囲が調整されて、3回目以降の紙厚測定に対して用紙種類が判定されても良いし、ステップS10で記憶された1回目の測定値(第1の測定値)を上書きすることなく保持し、この第1の測定値を常時基準にして紙厚範囲が調整されても良いし、1回目から直近までの測定値の平均値を基準にして紙厚範囲が調整されても良い。あるいは、2回目の紙厚測定の際に調整された紙厚範囲に固定して、用紙の種類が判定されても良い。
次に、ステップS14の測定値のクリア条件について説明する。基本的には、ジョブが終了するとクリア条件を満たし、次のジョブにおける用紙種類の判定のために、記憶されている測定値をクリアする。例えば、第1の紙厚が測定されたジョブにおける最終用紙の画像形成装置外への排出が完了したタイミング、ジョブの対象データが削除されたタイミング、ジョブの開始タイミングの少なくともいずれかのタイミングで、クリア条件を満たすと判断され、記憶された紙厚がクリアされる。
あるいは、認証部160により認証を受け、かつ第1の紙厚が測定されたジョブを登録したユーザーがログアウトした時も、そのユーザーのジョブは終了したと考えられ、また次のユーザーが新たなジョブに適した種類の用紙に交換する可能性があるから、ログアウトしたタイミングでクリア条件を満たすと判断され、クリアしても良い。また、ログイン中のユーザーとは別のユーザーがログインすると、ジョブは一旦中断され、別のユーザーは自己のジョブに適した種類の用紙に交換する可能性があるため、ユーザーがログインしたタイミングでクリア条件を満たすと判断され、クリアしてもよい。
あるいはさらに、第1の紙厚が測定されたジョブの途中において、割り込みが受け付けられ実行されると、ジョブは一旦中断され、割り込んだジョブのユーザーは別の種類の用紙に交換する可能性があるため、割り込みが実行されたタイミングでクリア条件を満たすと判断され、クリアしても良い。
なお、ユーザーがログアウトしたときや、ログイン中のユーザーとは別のユーザーがログインしたときや、ジョブの割り込みがあったときは、元のユーザーのジョブについての紙厚の測定値を退避しておき、元のユーザーのジョブが続行されたときに、退避した測定値を復活させて紙厚範囲の調整を行ってもよい。
また、用紙切れが発生したときに補充する用紙がないとき、つまり所定時間経過しても用紙が補充されなかった場合等には、記憶装置110に記憶されている図3の給紙トレイ情報を参照して、直近の紙厚測定値を基に調整された紙厚範囲の紙厚を有する用紙が収容された他の給紙カセット21または手差し給紙トレイ23からの給紙に切り替えて、用紙を給紙する構成としても良い。直近の紙厚測定値を基に調整された紙厚範囲の紙厚を有する用紙は、用紙切れの発生までに給紙されていた用紙と同一種類の可能性が高いため、給紙元を切り替えても同一のジョブを継続できるからである。
以上、本発明の一紙形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、給紙カセット21又は手差し給紙トレイ23の用紙が補充されたときに、次の紙厚測定が行われる場合を説明したが、次の紙厚測定が行われるタイミングは用紙補充のタイミングに限定されない。
給紙の都度、紙厚測定を実施する場合、ジョブが1枚のみ印字するジョブのときは、紙厚範囲の調整処理は行わない構成としても良い。また、給紙の都度紙厚測定を行うが、2枚印字するジョブで2枚目が白紙ページのため2枚目の印刷制御をスキップするときは、紙厚範囲の調整処理は行わないが、2枚目の白紙ページに印刷制御を実行するときは、紙厚範囲の調整処理を行う構成としても良い。
1 画像形成装置
10 画像形成部
20 給紙部
21 給紙カセット
23 手差し給紙トレイ
50 操作パネル部
54 表示部
90 紙厚検出センサ
100 制御部
101 CPU
102 ROM
110 記憶装置
160 認証部

Claims (19)

  1. 用紙を収容する給紙トレイと、
    前記給紙トレイから給紙される用紙の紙厚を測定する紙厚測定手段と、
    予め設定された複数の紙厚範囲と、紙厚範囲毎に関連付けられた用紙種類と、前記紙厚測定手段により測定された紙厚とに基づいて、前記紙厚が測定された用紙の種類を判定する判定手段と、
    前記判定手段により判定された用紙種類に対応する画像形成条件で、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像を形成する画像形成手段と、
    同一のジョブにおいて、前記紙厚測定手段による1回目の紙厚測定後、前記紙厚測定手段により2回目の紙厚測定が行われる場合、前記1回目の紙厚測定により測定された第1の紙厚を基準として、所定の調整量を加算又は減算した仮上限値又は仮下限値の少なくとも一方を設定するとともに、仮上限値が設定された場合は、前記第1の紙厚が含まれる第1の紙厚範囲の上限値と前記仮上限値のうち大きい方を調整後上限値とし、仮下限値が設定された場合は、前記第1の紙厚範囲の下限値と前記仮下限値のうち小さい方を調整後下限値とすることにより、第1の紙厚範囲を上限値側又は下限値側の少なくとも一方に拡張可能に調整する調整手段と、
    を備え、
    前記判定手段は、前記第1の紙厚範囲に代え、前記調整手段による調整後の紙厚範囲を適用して、前記2回目の紙厚測定について用紙種類を判定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記調整手段は、前記第1の紙厚と前記上限値又は下限値との差が所定値以下の場合に前記第1の紙厚範囲を調整するとともに、前記第1の紙厚と前記上限値の差が所定値以下の場合は第1の紙厚範囲の上限値側を調整し、前記第1の紙厚と前記下限値の差が所定値以下の場合は第1の紙厚範囲の下限値側を調整する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記調整手段は、前記第1の紙厚と前記上限値との差が、第1の紙厚と下限値との差よりも小さい場合は第1の紙厚範囲の上限値側を調整し、前記第1の紙厚と前記下限値との差が、第1の紙厚と上限値との差よりも小さい場合は第1の紙厚範囲の下限値側を調整する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記複数の紙厚範囲毎に用紙種類が定義されたテーブルを備え、
    前記判定手段は、前記テーブルに基づいて前記用紙の種類を判定する請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記調整量は前記用紙種類毎に設定されている請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記調整量は過去の紙厚測定値に基づいて設定されている請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記調整手段による前記紙厚範囲の調整を行うかどうかをユーザーに選択させる選択手段を備えている請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記同一のジョブが、複数の前記給紙トレイを使用するジョブである場合、前記紙厚測定手段による1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定は前記給紙トレイ毎に行われる請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記同一のジョブが、複数のサイズの用紙を使用するジョブである場合、前記紙厚測定手段による1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定は用紙サイズ毎に行われる請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 同一のジョブにおいて、前記1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定後、前記紙厚測定手段によりさらに3回目以降の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、前記判定手段は、2回目の紙厚測定ついての用紙種類判定のために前記調整手段により調整された紙厚範囲を固定的に適用して用紙種類を判定する請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  11. 同一のジョブにおいて、前記1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定後、前記紙厚測定手段によりさらに3回目以降の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、前記判定手段は、前記第1の紙厚を基準にして前記調整手段により調整された紙厚範囲を適用して用紙種類を判定する請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 同一のジョブにおいて、前記1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定後、前記紙厚測定手段によりさらに3回目以降の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、前記判定手段は、直近の紙厚を基準にして前記調整手段により調整された紙厚範囲を適用して用紙種類を判定する請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 同一のジョブにおいて、前記1回目の紙厚測定及び2回目の紙厚測定後、前記紙厚測定手段によりさらに3回目以降の紙厚測定が行われる場合、3回目以降の紙厚測定については、前記調整手段は、直近までの複数の紙厚の平均値を基準にして紙厚範囲を調整する請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
  14. 前記紙厚測定手段により測定された紙厚を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアするクリア手段を備え、
    前記第1の紙厚が測定されたジョブにおける最終用紙の画像形成装置外への排出が完了したタイミング、前記ジョブの対象データが削除されたタイミング、前記ジョブの開始タイミングの少なくともいずれかのタイミングで、前記クリア手段は、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアする請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
  15. 前記紙厚測定手段により測定された紙厚を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアするクリア手段と、ユーザー認証手段を備え、
    前記ユーザー認証手段により認証を受け、かつ前記第1の紙厚が測定されたジョブを登録したユーザーがログアウトしたタイミングか、ログイン中の当該ユーザーとは別のユーザーがログインしたタイミングの少なくともいずれかのタイミングで、前記クリア手段は、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアする請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
  16. 前記測定手段により測定された紙厚を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアするクリア手段と、割り込みを受け付けて実行する割り込み手段を備え、
    前記第1の紙厚が測定されたジョブの途中において、前記割り込み手段により割り込みが受け付けられ実行された時に、前記クリア手段は、前記第1の記憶手段に記憶された紙厚をクリアする請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
  17. 前記給紙トレイは複数であり、
    前記紙厚測定手段により測定された紙厚を給紙トレイ毎に記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の紙厚が測定されたジョブの途中で給紙トレイに用紙切れが生じた場合、前記第2の記憶手段に記憶された各給紙トレイの用紙の紙厚を基に、前記調整手段による調整後の紙厚範囲の紙厚を有する用紙が収容された給紙トレイに切り替えて用紙を給紙する給紙切り替え手段と、
    を備えている請求項1ないし16のいずれかに記載の画像形成装置。
  18. 用紙を収容する給紙トレイから給紙される用紙の紙厚を測定する紙厚測定ステップと、
    予め設定された複数の紙厚範囲と、紙厚範囲毎に関連付けられた用紙種類と、前記紙厚測定ステップにより測定された第1の紙厚とに基づいて、前記第1の紙厚の用紙種類を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより判定された用紙種類に対応する画像形成条件で、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像を形成する画像形成ステップと、
    同一のジョブにおいて、前記紙厚測定ステップによる1回目の紙厚測定後、前記紙厚測定ステップにより2回目の紙厚測定が行われる場合、前記1回目の紙厚測定により測定された第1の紙厚を基準として、所定の調整量を加算又は減算した仮上限値又は仮下限値の少なくとも一方を設定するとともに、仮上限値が設定された場合は、前記第1の紙厚が含まれる第1の紙厚範囲の上限値と前記仮上限値のうち大きい方を調整後上限値とし、仮下限値が設定された場合は、前記第1の紙厚範囲の下限値と前記仮下限値のうち小さい方を調整後下限値とすることにより、第1の紙厚範囲を上限値側又は下限値側の少なくとも一方に拡張可能に調整する調整ステップと、
    を備え、
    前記判定ステップでは、前記第1の紙厚範囲に代え、前記調整ステップによる調整後の紙厚範囲を適用して、前記2回目の紙厚測定について用紙種類を判定することを特徴とする画像形成装置における用紙種類の判定方法。
  19. 用紙を収容する給紙トレイから給紙される用紙の紙厚を測定する紙厚測定ステップと、
    予め設定された複数の紙厚範囲と、紙厚範囲毎に関連付けられた用紙種類と、前記紙厚測定ステップにより測定された第1の紙厚とに基づいて、前記第1の紙厚の用紙種類を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにより判定された用紙種類に対応する画像形成条件で、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像を形成する画像形成ステップと、
    同一のジョブにおいて、前記紙厚測定ステップによる1回目の紙厚測定後、前記紙厚測定ステップにより2回目の紙厚測定が行われる場合、前記1回目の紙厚測定により測定された第1の紙厚を基準として、所定の調整量を加算又は減算した仮上限値又は仮下限値の少なくとも一方を設定するとともに、仮上限値が設定された場合は、前記第1の紙厚が含まれる第1の紙厚範囲の上限値と前記仮上限値のうち大きい方を調整後上限値とし、仮下限値が設定された場合は、前記第1の紙厚範囲の下限値と前記仮下限値のうち小さい方を調整後下限値とすることにより、第1の紙厚範囲を上限値側又は下限値側の少なくとも一方に拡張可能に調整する調整ステップと、
    を画像形成装置のコンピュータに実行させ、
    前記判定ステップでは、前記第1の紙厚範囲に代え、前記調整ステップによる調整後の紙厚範囲を適用して、前記2回目の紙厚測定について用紙種類を判定する処理を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
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