JP7275444B2 - チエノ[2,3-c]ピリダジン-4(1H)-オン系誘導体及びその使用 - Google Patents
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Description
R1はH、F、Cl、Br、I、OH、NH2及びC1-3アルキルから選択され、ここで、前記C1-3アルキルは1、2又は3個のRaで任意に置換され;
Rはそれぞれ独立してF、Cl、Br、I、OH及びNH2から選択され;
Rはそれぞれ独立してF、Cl、Br、I、OH及びNH2から選択され;
「*」が付いた炭素原子はキラル炭素原子であり、(R)又は(S)の単一のエナンチオマー又は1つのエナンチオマーに富んだ形で存在する。
本発明の幾つかの実施態様において、前記化合物、その異性体、又はその薬学的に許容される塩は以下から選択され、
ここで、R1、R4、R51、R52、R53、R54、R55及びR6は本発明で定義される通りであり;
「*」が付いた炭素原子はキラル炭素原子であり、(R)又は(S)の単一のエナンチオマー又は1つのエナンチオマーに富んだ形で存在する。
「*」が付いた炭素原子はキラル炭素原子であり、(R)又は(S)の単一のエナンチオマー又は1つのエナンチオマーに富んだ形で存在する。
ここでR1、R4、R51、R52、R53、R54及びR55は本発明で定義される通りであり;
「*」が付いた炭素原子はキラル炭素原子であり、(R)又は(S)の単一のエナンチオマー又は1つのエナンチオマーに富んだ形で存在する。
[技術効果]
[定義と説明]
本明細書で用いられる用語「薬学的に許容される」は、それらの化合物、材料、組成物及び/又は剤形に対するもので、これらは信頼できる医学的判断の範囲内にあり、ヒト及び動物の組織と接触して使用することに適し、過剰な毒性、刺激性、アレルギー反応又は他の問題又は合併症があまりなく、合理的な利益/リスク比に合う。
で連結している場合、当該化合物の(Z)形異性体、(E)形異性体、又は2つの異性体の混合物を意味する。例えば、下記の式(A)は、当該化合物が式(A-1)又は式(A-2)の単一の異性体の形で存在するか、又は式(A-1)と式(A-2)の2つの異性体の形で存在することを意味し;下記の式(B)は、当該化合物が式(B-1)又は式(B-2)の単一の異性体の形で存在するか、又は式(B-1)と式(B-2)の2つの異性体の形で存在することを意味する。下記の式(C)は、当該化合物が式(C-1)又は式(C-2)の単一の異性体の形で存在するか、又は式(C-1)と式(C-2)の2つの異性体の形で存在することを意味する。
用語「置換される」とは、特定の原子における任意の一つ又は複数の水素原子が置換基で置換されることで、特定の原子の原子価状態が正常でかつ置換後の化合物が安定していれば、重水素及び水素の変形体を含んでもよい。置換基がオキソ(即ち=O)である場合、2つの水素原子が置換されたことを意味する。酸素置換は、芳香族基に生じない。用語「任意に置換される」とは、置換されていてもよく、置換されていなくてもよいことを指し、別途に定義しない限り、置換基の種類と数は化学的実現できれば任意である。
そのうちの一つの変量が単結合から選択される場合、それが連結している2つの基が直接連結していることを示し、例えばA-L-ZにおけるLが単結合を表す場合、この構造は実際にA-Zになる。
化合物BB-1-1(25g、254.67mmol)をジクロロメタン(60mL)に溶解させ、0℃で塩化スルホニル(43mL、430.10mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液を滴下し、室温で一晩攪拌した。反応終了後、減圧して溶媒を除去し、粗生成物BB-1-2を得、直接的に次の工程に投入した。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ6.62(s、1H)、2.14(s、3H)。
化合物BB-1-2(40.1g、240.04mmol)をクロロフォーム(300mL)に溶解させ、0℃で塩化アセチル(34.3mL、480.65mmol)及び三塩化アルミニウム(38.4g、287.98mmol)を添加し、室温で一晩攪拌した。反応終了後、反応液を氷水(1000mL)に注ぎ、室温で30分攪拌し、酢酸エチル(500mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(500mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧して溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製してBB-1-3を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ2.64(s、3H)、2.26(s、3H)。
窒素ガスの雰囲気下で、水素化ナトリウム((12.7g、60%をミネラルオイルに分散させる、317.53mmol)をトルエン(200mL)に添加し、その中に炭酸ジメチル(17.9mL、212.63mmol)を添加し、120℃に昇温させ、化合物BB-1-3(22.2g、106.17mmol)のトルエン(50mL)溶液を30分滴下し、続いて30分反応させた。反応終了後、水(300mL)でクエンチングさせ、得られた水相を酢酸エチル(150mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(100mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧して溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製してBB-1-4を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ12.13(s、1H)、5.28(s、1H)、3.78(s、3H)、2.10(s、3H)。
化合物BB-1-4(4.7g、17.59mmol)及びトリエチルアミン(2.9mL、20.84mmol)をアセトニトリル(50mL)に添加し、0℃でp-トルエンスルホニルアジド(4.2g、21.30mmol)を添加し、当該温度下で30分反応させ、次に、室温で2時間反応させた。反応終了後、0℃で水(50mL)でクエンチングさせ、得られた水相を酢酸エチル(25mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧して溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製してBB-1-5を得た。1HNMR(40MHz、CDCl3)δ3.83(s、3H)、2.12(s、3H)。
化合物BB-1-5(22.6g、77.10mmol)をイソプロピルエーテル(300mL)に添加し、0℃でトリブチルホスフィン(20.9mL、84.71mmol)のn-ヘキサン(30mL)溶液を滴下し、室温で2時間攪拌した。反応終了後、減圧して溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製してBB-1-6を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ3.92(s、3H)、2.12(s、3H)。
化合物BB-1-6(20.1g、68.10mmol)をジクロロメタン(300mL)に溶解させ、Boc2O(17.8g、81.56mmol)及びDMAP(1.7g、13.92mmol)を添加し、室温で12時間攪拌した。反応終了後、減圧して溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製してBB-1-7を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ3.93(s、3H)、2.22(s、3H)、1.54(s、9H)。
化合物BB-1-7(26.1g、66.03mmol)をDMF(100mL)に溶解させ、K2CO3(10.95g、79.24mmol)を添加し、80℃で12時間反応させた。反応終了後、水(300mL)及びHCl(1M、100mL)を添加し、得られた水相を酢酸エチル(300mL×2)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧して溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して目的の化合物を得た。LCMS:[M+H]+258.8。
化合物BB-2-1(4g、21.49mmol)をアセトニトリル(50mL)に溶解させ、DBU(4.91g、32.23mmol)及び4-アセトアミドベンゼンスルホニルアジド(6.19g、25.78mmol)のアセトニトリル(10mL)溶液を添加し、室温で一晩攪拌した。反応終了後、減圧下でスピン乾燥させ、溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して目的の化合物BB-2-2を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.56~7.53(m、1H)、7.23~7.20(m、1H)、7.12~7.08(m、1H)、3.77(s、3H)。
化合物BB-2-2(0.99g、4.67mmol)及び4-テトラヒドロピラン(930μL、9.29mmol)をジクロロメタン(50mL)に溶解させ、酢酸ロジウム(II)二量体(41mg、93μmol)を添加し、室温で5分反応させた。反応終了後、減圧して溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで分離してBB-2-3を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.49~7.47(m、1H)、7.10~7.03(m、1H)、6.99~6.91(m、1H)、5.39(s、1H)、3.94~3.81(m、2H)、3.66(s、3H)、3.59~3.51(m、1H)、3.41~3.28(m、2H)、1.96~1.87(m、1H)、1.83~1.73(m、1H)、1.70~1.55(m、2H)。
化合物BB-2-3(5.2g、18.16mmol)をトルエン(100mL)に溶解させ、0℃でNaBH4(687mg、18.16mmol)を添加し、室温で2時間反応させた。反応終了後、0℃で水(50mL)を滴下して反応をクエンチングさせ、濾過し、減圧して溶媒を除去した。残留物に水(50mL)を添加し、ジクロロメタン(50mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、スピン乾燥させ、得られた残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して目的の化合物BB-2を得た。1HNMR(40 MHz、CDCl3)δ7.52~7.49(m、1H)、7.14~7.12(m、1H)、7.05~7.01(m、1H)、5.05~5.01(m、1H)、3.99~3.96(m、1H)、3.92~3.90(m、1H)、3.72~3.70(m、1H)、3.57~3.32(m、4H)、2.26~2.23(m、1H)、2.05~1.96(m、1H)、1.79~1.63(m、2H)、1.60~1.54(m、1H)。
化合物BB-3-1(50g、277.47mmol)及びNBS(49.39g、277.47mmol)を四塩化炭素(1L)に溶解させ、BPO(1.01g、4.16mmol)を添加し、80℃で3時間反応させた。反応終了後、反応液を減圧して溶媒を除去し、目的の化合物BB-3-2を得、直接的に次の工程に使用した。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.64~7.61(m、1H)、7.37~7.30(m、1H)、7.03~6.98(m、1H)、6.91~6.88(m、1H)、5.91(s、1H)、3.89(s、3H)、3.79(s、3H)。
化合物BB-3-2(76.1g、293.71mmol)及び4-テトラヒドロピラン(58.8mL、587.24mmol)をジクロロメタン(1.2L)に溶解させ、酸化銀(68.1g、293.87mmol)を添加し、25℃で16時間攪拌した。反応終了後、濾過し、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して目的の化合物BB-3-3を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.48~7.43(m、1H)、7.35~7.31(m、1H)、7.02~7.01(m、1H)、6.94~6.90(m、1H)、5.51(s、1H)、4.02~3.92(m、2H)、3.87(s、3H)、3.73(s、3H)、3.65~3.60(m、1H)、3.48~3.36(m、2H)、2.03~1.94(m、1H)、1.92~1.83(m、1H)、1.79~1.65(m、2H)。
化合物BB-3-3(42.1g、150.19mmol)をメタノール(300mL)に溶解させ、0℃でバッチでNaBH4(28.4g、750.94mmol)を添加し、室温で2時間反応させた。反応終了後、0℃で水(100mL)を滴下してクエンチングさせ、減圧して溶媒を除去した。残留物に水(200mL)を添加し、ジクロロメタン(250mL×2)で抽出した。合わせた有機相を飽和食塩水(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、スピン乾燥させ、得られた残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して目的の化合物BB-3を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.48~7.40(m、1H)、7.33~7.28(m、1H)、7.03~7.00(m、1H)、6.94~6.85(m、1H)、5.11~5.05(m、1H)、4.01~3.90(m、2H)、3.84(s、3H)、3.70~3.66(m、1H)、3.58~3.46(m、2H)、3.45~3.33(m、2H)、2.38~2.19(m、1H)、2.06~1.97(m、1H)、1.84~1.75(m、1H)、1.72~1.60(m、2H)。
化合物BB-1(6.02g、23.27mmol)、化合物BB-3(5.87g、23.27mmol)及びトリフェニルホスフィン(12.21g、46.54mmol)をテトラヒドロフラン(250mL)に添加し、0℃下でDIAD(9.0mL、46.29mmol)を添加し、室温で2時間反応させた。反応終了後、濾過し、減圧して溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して目的の化合物WX001-1を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.56~7.54(m、1H)、7.38~7.34(m、1H)、7.08~7.04(m、1H)、6.93~6.91(m、1H)、5.44~5.41(m、1H)、4.43~4.39(m、1H)、4.17~4.12(m、1H)、4.01(s、3H)、3.90(s、3H)、3.73~3.65(m、1H)、3.59~3.49(m、1H)、3.31~3.28(m、1H)、3.27~3.20(m、2H)、2.62(s、3H)、1.78~1.66(m、1H)、1.64~1.48(m、2H)、1.29~1.23(m、1H)。
NaBH4(1.73g、45.64mmol)をメタノール(70mL)に溶解させ、0℃でバッチで化合物WX001-1(4.5g、9.13mmol)を添加し、50℃で1時間反応させた。反応液を0℃で水(20mL)でクエンチングさせ、ジクロロメタン(25mL×2)で抽出し、有机相を合わせ、飽和食塩水(20mL)で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物を直接的に次の工程に使用した。
窒素ガスの雰囲気下で、化合物WX001-2(4.2g、9.03mmol)及び三臭化リン(940μL、9.90mmol)をDCM(50mL)に溶解させ、室温で30分反応させた。反応終了後、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して目的の化合物WX001-3を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.56~7.54(m、1H)、7.37~7.33(m、1H)、7.07~7.03(m、1H)、6.93~6.91(m、1H)、5.43~5.40(m、1H)、4.64(d、J=9.2Hz、1H)、4.57(d、J=9.2Hz、1H)、4.38~4.33(m、1H)、4.07~4.04(m、1H)、3.91(s、3H)、3.75~3.65(m、1H)、3.63~3.52(m、1H)、3.42~3.25(m、3H)、2.62(s、3H)、1.74~1.64(m、1H)、1.59~1.54(m、2H)、1.24~1.20(m、1H)。
化合物WX001-3(3.8g、7.20mmol)をDMF(10mL)に溶解させ、KCN(2g、30.71mmol)を添加し、室温で2時間反応させた。TLCで原材料がまだ残っていることを検出し、KCN(1.6g、24.57mmol)を補足し、続いて2.5時間反応させた。反応完了後、0℃で水(50mL)でクエンチングさせ、酢酸エチル(25mL×2)で抽出した。有机相を合わせ、飽和食塩水(25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。減圧して溶媒を除去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して目的の化合物WX001-4を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.50~7.37(m、1H)、7.31~7.22(m、1H)、6.98~6.94(m、1H)、6.86~6.84(m、1H)、5.39~5.36(m、1H)、4.41~4.24(m、1H)、4.05~3.99(m、1H)、3.98~3.75(m、5H)、3.74~3.63(m、1H)、3.56~3.46(m、1H)、3.33~3.29(m、1H)、3.28~3.15(m、2H)、2.51(s、3H)、1.71~1.61(m、1H)、1.59~1.41(m、2H)、1.16~1.04(m、1H)。
化合物WX001-4(2.83g、5.97mmol)、2-(トリ-n-ブチルスタンニル)オキサゾール(5.35g、14.93mmol)をトルエン(100mL)に溶解させ、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(2.07g、1.79mmol)を添加し、窒素ガスで3回置換した後、120℃に昇温させ、1時間反応させた。反応液を室温まで冷却させ、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物をジクロロメタン(30mL)に溶解させ、飽和フッ化カリウム(30mL)でクエンチングさせた。ジクロロメタン(30mL)で抽出し、合わせた有機相を飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。減圧して溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して目的の化合物WX001-5を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.71(s、1H)、7.48~7.45(m、1H)、7.27~7.26(m、1H)、7.21(s、1H)、6.99~6.95(m、1H)、6.86~6.84(m、1H)、5.45~5.41(m、1H)、4.42~4.38(m、1H)、4.14~4.09(m、1H)、3.94~3.82(m、5H)、3.71~3.62(m、1H)、3.54~3.43(m、1H)、3.30~3.35(m、1H)、3.27~3.12(m、2H)、2.95(s、3H)、1.70~1.60(m、1H)、1.57~1.47(m、2H)、1.12~1.09(m、1H)。
化合物WX001-5(0.1g、197.41μmol)をTHF(10mL)に溶解させ、-65℃でLiHMDS(1M、590μL、590μmol)を滴下し、30分反応させ、その後1,4-ジブロモブタン(70μL、580.32μmol)を滴下し、室温で30分反応させた。反応終了後、0℃で水(10mL)を滴下してクエンチングさせ、酢酸エチル(10mL×2)で抽出し、合わせた有機相を飽和食塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して乾燥剤を除去した後、濾液を減圧して溶媒を除去し、分取プレートで分離して目的の化合物WX001-6を得た。LCMS(5-95/1.5分):0.973分、[M+H]+=561.1。
化合物WX001-6(140mg、249.70μmol)をベンジルアルコール(1mL)に溶解させ、窒素ガスの雰囲気下で塩酸1,4-ジオキサン溶液(4M、62μL、248μmol)を添加し、50℃で2時間反応させた。反応終了後、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物を分取HPLCで分離して目的の化合物WX001-7(塩酸条件)を得た。LCMS(5-95/1.5分):1.095分、[M+H]+=670.1。
化合物WX001-7(0.14g、209.02μmol)をメタノール(10mL)に溶解させ、窒素ガスの雰囲気下で10%のPd/C(30mg)を添加し、水素ガスで3回置換した後、水素ガスの雰囲気(30Psi)下で30℃で2時間反応させた。反応液を濾過し、減圧して溶媒を除去して残留物を得、残留物を分取クロマトグラフィー(塩酸条件)で分離して目的化合物WX001を得た。化合物WX001を超臨界流体クロマトグラフィー(カラム:Chiralpak AD-3、100×4.6mmI.D.、3μm;移動相:A:超臨界二酸化炭素、B:0.05%のジエチルアミンのエタノール溶液;勾配:Bは4.5分以内で5%から40%に達し、40%で2.5分保持し、5%に戻り1分間平衡させる;流速:2.8mL/分;カラム温度:40℃;波長:220nm)でラセミ化合物であることを検出した。分離してキラル異性体WX001A及びWX001Bを得、それらの保持時間はそれぞれ3.954分及び4.388分であった。
化合物BB-1(20g、77.32mmol)をDMF(270mL)に溶解させ、NaH(4.02g、60%を鉱油に分散させ、100.51mmol)を添加し、0℃で30分攪拌した後、SEM-Cl(15mL、84.75mmol)を添加し、室温で1時間反応させた。反応液を水(800mL)でクエンチングさせ、酢酸エチル(400mL×2)で抽出し、有机相を合わせて飽和食塩水(100mLx4)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して目的の化合物WX011-1を得た。
化合物WX011-1(10g、25.71mmol)をメタノール(100mL)に溶解させ、水素化ホウ素リチウム(2.8g、128.55mmol)を添加し、室温で2時間反応させた。反応液を水(200mL)でクエンチングさせ、減圧してメタノールを除去し、酢酸エチル(300mL×2)で抽出し、有机相を合わせ、飽和食塩水(50mLx2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物を直接的に次の反応に使用した。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ5.48(s、2H)、4.77(s、2H)、3.64~3.60(m、2H)、2.58(s、3H)、1.00~0.95(m、2H)、0.01(s、9H)。
化合物WX011-2(8g、22.16mmol)及びトリエチルアミン(6.2mL、44.33mmol)をジクロロメタン(100mL)に溶解させ、0℃でMsCl(2.3mL、29.68mmol)を添加し、添加完了後、続いて1時間反応させた。反応液を氷水(100mL)でクエンチングさせ、ジクロロメタン(60mL×2)で抽出し、有机相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物を直接的に次の反応に使用した。
化合物WX011-3(8.5g、19.36mmol)をDMF(100mL)に溶解させ、NaCN(4.07g、83.04mmol)を添加し、室温で2時間反応させた。反応完了後、水(200mL)でクエンチングさせ、酢酸エチル(200mL×3)で抽出した。有机相を合わせ、飽和食塩水(100mL×4)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して目的の化合物WX011-4得た。1HNMR(400MHz、DMSO-d6)δ5.51(s、2H)、3.90(s、2H)、3.66~3.62(m、2H)、2.56(s、3H)、0.99~0.95(m、2H)、0.00(s、9H)。
化合物WX011-4(2.5g、6.76mmol)、2-(トリ-n-ブチルスタンニル)オキサゾール(6.05g、16.89mmol)をトルエン(30mL)に溶解させ、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(1.56g、1.35mmol)を添加し、窒素ガスで3回置換した後、120℃に昇温させて4時間反応させた。室温に冷却させた後、飽和フッ化カリウム(20mL)でクエンチングさせ、水(80mL)を添加し、酢酸エチル(100mL×2)で抽出し、有机相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧して溶媒を除去し、残留物をカラムクロマトグラフィーで分離して目的の化合物WX011-5を得た。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.77(s、1H)、7.29(s、1H)、5.60(s、2H)、3.94(s、2H)、3.71~3.67(m、2H)、3.02(s、3H)、1.02~0.98(m、2H)、0.01(s、9H)。
化合物WX011-5(1.9g、4.72mmol)及びヨウ化メチル(1.6mL、25.50mol)をTHF(20mL)に溶解させ、0℃でカリウムtert-ブトキシド溶液(1M、14.2mL、14.2mmol)を滴下し、室温で1時間反応させた。反応液を水(100mL)でクエンチングさせ、酢酸エチル(100mL×2)で抽出し、合并有を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して乾燥剤を除去した後、濾液を減圧して溶媒を除去し、得られた残留物を直接的に次の反応に使用した。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.75(s、1H)、7.29(s、1H)、5.54(s、2H)、3.70~3.65(m、2H)、3.02(s、3H)、1.64(s、6H)、1.00~0.96(m、2H)、0.01(s、9H)。
化合物WX011-6(1g、2.32mmol)をTBAF(1M、15mL、15mmol)のTHF溶液に添加し、室温で1時間反応させた。反応完了後、水(80mL)でクエンチングさせ、酢酸エチル(100mL×2)で抽出し、合わせた有机相を水(50mL×5)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して乾燥剤を除去し、濾液を減圧して溶媒を除去し、得られた残留物を直接的に次の反応に使用した。1HNMR(400MHz、CDCl3)δ7.72(s、1H)、7.24(s、1H)、2.95(s、3H)、1.81(s、6H)。
化合物WX011-7(0.56g、1.86mmol)、化合物WX011-7a(786mg、2.24mmol)及びトリフェニルホスフィン(978mg、3.73mmol)をテトラヒドロフラン(10mL)に添加し、0℃下でDIAD(730μL、3.75mmol)を添加し、室温で15時間反応させた。反応完了後、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物を直接的に次の反応に使用した。LCMS:[M+Na]=656.2。
化合物WX011-8(0.9g、1.42mmol)をベンジルアルコール(15mL)に溶解させ、塩酸の1,4-ジオキサン溶液(4M、15mL)を添加し、50℃で1時間反応させた。反応完了後、減圧して溶媒を除去し、得られた残留物をメチルtert-ブチルエーテル(150mL)でスラリー化して目的の化合物WX011-9を得た。LCMS:[M+H]+=643.4。
化合物WX011-9(0.1g、155.58μmol)にジクロロメタン(0.7mL)を添加し、水酸化ナトリウム(1M、0.8mL)を添加し、塩化アセチル(44μL、622μmol)を添加し、室温で1時間反応させた。ジクロロメタン(5mL×2)で抽出し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して乾燥剤を除去した後、濾液を減圧して溶媒を除去した。得られた残留物を分取クロマトグラフィー(塩酸条件)で分離して目的の化合物WX011-10を得た。LCMS:[M+H]+=707.1。
化合物WX011-10(50mg、73.01μmol)をメタノール(5mL)に溶解させ、窒素ガスの雰囲気下で10%のPd/C(100mg)を添加し、水素ガスで3回置換した後、水素ガスの雰囲気(15Psi)下で室温で1時間反応させた。反応液を濾過し、減圧して溶媒を除去して残留物を得、残留物を分取クロマトグラフィー(塩酸条件)で分離して目的の化合物WX011を得た。
IC50値を測定することにより、アセチル-CoAカルボキシラーゼ(ACC)に対する試験化合物の阻害能力を評価する。
1.タンパク質:ヒトアセチル-CoAカルボキシラーゼ1(hACC1)及びヒトアセチル-CoAカルボキシラーゼ2(hACC2)。
2.基質:NaHCO3
3.補因子:アセチル補酵素A、ATP
4.アクティベーター:クエン酸カリウム
1.ウェルプレートのウェルに1倍の酵素/基質/補因子を添加した。
2.アコースティック技術を使用して、前記酵素混合物に化合物のDMSO溶液を添加し、15分間プレインキュベーションした。
3.それにATPを添加して反応を開始させ、均一に振とうした。
4.室温で1時間インキュベーションした。
5.反応をクエンチさせた後、続いて40分間インキュベーションした。
6.検出試薬を添加し、30分間インキュベーションした。
7.蛍光をテストした。
8.データの分析:ADPの標準曲線に基づいて、蛍光シグナルをADP生成物の濃度に変換させ、酵素活性を計算した。Graphpad Prismソフトウェアを利用して曲線をフィッティングし、IC50値を得た。実験結果は表5に示す通りであった。
C57BL/6マウスの体内における試験化合物の薬物動態を試験する。
C57BL/6マウス(オス、18~30g、7~9週齢、Shanghai Lingchang Biological Technology Co.、Ltd)
試験化合物の透明な溶液(0.5mg/ml、10%のDMSO、10%のステアリン酸ポリエチレングリコール、80%の水)を4匹のオスC57BL/6マウスの体内(一晩禁食、7~9週齢)に尾静脈に静脈注射し、投与量は2.0mg/kgであった。試験化合物の懸濁液又は透明溶液(1mg/ml、10%のPEG400、90%(0.5%のメチルセルロース+0.2%のTween80))を4匹のオスC57BL/6マウス(一晩禁食させ、7~9週齢であった)に胃内投与し、投与量は10mg/kgであった。
本研究の目的は、HFD+CCl4マウスモデルにおけるNASHおよび肝線維症の改善に対する化合物の効果を研究することであり、I-181を参照化合物として使用した。
本試験のモデルには、高脂肪飼料の飼育とCCl4の誘導の2つのステップが含まれ、先ずは、マウスに高脂肪飼料を与えて非アルコール性脂肪肝を誘導し、体重>38gのマウスを選択して、続けて高脂肪飼料を与えると同時に、週2回、0.5mg/kgで25%のCCl4を4週間腹腔内注射した。CCl4の投与を開始した当日を0日目とし、CCl4の投与を開始した時間を0時とし、CCl4の投与を開始した当日、胃内投与を開始し、各群の投与体積は5mL/kgであり、毎日1回で、4週間(28日)続けた。CCl4の注射時間は当日の最初の投与時点から4時間以上の間隔を開く必要があった。実験は、健康対照群、モデル群、参照化合物群(GS-0976)、試験化合物群(WX004B、三つの投与量)の6つの群に分けた。健康対照群は10匹の正常なマウスで、実験期間は普通の飼料を与え、CCl4は注射しなかった;50匹の肥満マウスをモデル群と投与群に使用し、各群は10匹のマウスで、群を分けた後、それぞれ異なる用量CCl4を腹腔内注射した。群分け及び投与量の設計は表7に示す通りであった。
高脂肪食とCCl4の組み合わせによって誘導されたマウスモデルでは、WX004Bは、NASと線維化の二次元とも、より高い用量の参照化合物と同じ効果を達成した。
Claims (20)
- 式(II)の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩。
(ここで、D1は-O-及び-N(R6)-から選択され;
R1はH、F、Cl、Br、I、OH、NH2及びC1-3アルキルから選択され、ここで、前記C1-3アルキルは1、2又は3個のRaで任意に置換され;
R2はH、F、Cl、Br、I、OH、NH2及びC1-6アルキルから選択され、ここで、前記C1-6アルキルは1、2又は3個のRbで任意に置換され;
R3はH、F、Cl、Br、I及びC1-6アルキルから選択され、ここで、前記C1-6アルキルは1、2又は3個のRcで任意に置換され;
或いは、R2とR3はお互いに連結されて一つの環を形成し、当該環はC3-7シクロアルキル及び4~7員ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C3-7アルキル及び4~7員ヘテロシクロアルキルは1、2又は3個のRdで任意に置換され;
R4はOH、NH2、C1-3アルキル及びC1-3アルキルアミノから選択され、ここで、前記C1-3アルキル及びC1-3アルキルアミノは1、2又は3個のReで任意に置換され;
R51、R52、R53、R54及びR55はそれぞれ独立してH、F、Cl、Br、I、OH、NH2、C1-6アルキル、C1-6アルキルアミノ、及びC1-6アルコキシから選択され、ここで、前記C1-6アルキル、C1-6アルキルアミノ、及びC1-6アルコキシは1、2又は3個のRfで任意に置換され;
R6はH、C1-6アルキル、C1-6アルキル-C(=O)-、C1-6アルキル-S(=O)-、C1-6アルキル-S(=O)2-及びC1-6アルキル-O-C(=O)-から選択され、ここで、前記C1-6アルキル、C1-6アルキル-C(=O)-、C1-6アルキル-S(=O)-、C1-6アルキル-S(=O)2-及びC1-6アルキル-O-C(=O)-はRgで任意に置換され;
Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRgはそれぞれ独立してF、Cl、Br、I、OH、NH2及びC1-3アルキルから選択され、ここで、前記C1-3アルキルは1、2又は3個のRで任意に置換され;
Rはそれぞれ独立してF、Cl、Br、I、OH及びNH2から選択され;
前記4~7員ヘテロシクロアルキルは1、2、3又は4個の-NH-、-O-、-S-及びNから独立して選択されるヘテロ原子又はヘテロ原子団を含み;
「*」が付いた炭素原子はキラル炭素原子であり、(R)又は(S)の単一のエナンチオマー又は1つのエナンチオマーに富んだ形で存在する。) - Ra、Rb、Rc、Rd、Re、Rf及びRgはそれぞれ独立してF、Cl、Br、I、OH及びNH2から選択される、請求項1に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩。
- R1はH、F、Cl、Br、I、OH、NH2及びCH3から選択される、請求項1又は2に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩。
- R2はH、F、Cl、Br、I、OH、NH2、CH3及びEtから選択される、請求項1又は2に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩。
- R3はH、F、Cl、Br、I、CH3及びEtから選択される、請求項1又は2に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩。
- R2とR3はお互いに連結されて一つの環を形成し、当該環はC3-6シクロアルキル及び5~6員ヘテロシクロアルキルから選択され、前記C3-6シクロアルキル及び5~6員ヘテロシクロアルキルは1、2又は3個のRdで任意に置換される、請求項1又は2に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩。
- R2とR3はお互いに連結されて一つの環を形成し、当該環はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル及びピペリジニルから選択され、ここで、前記シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル及びピペリジニルは1、2又は3個のRdで任意に置換される、請求項6に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩。
- R4はOH及びNH2から選択される、請求項1又は2に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩。
- R51、R52、R53、R54及びR55はそれぞれ独立してH、F、Cl、Br、I、OH、NH2、C1-3アルキル、C1-3アルキルアミノ及びC1-3アルコキシから選択され、ここで、前記C1-3アルキル、C1-3アルキルアミノ及びC1-3アルコキシは1、2又は3個のRfで任意に置換される、請求項1又は2に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩。
- R6はH、C1-3アルキル、C1-3アルキル-C(=O)-、C1-3アルキル-S(=O)-、C1-3アルキル-S(=O)2-及びC1-4アルキル-O-C(=O)-から選択され、ここで、前記C1-3アルキル、C1-3アルキル-C(=O)-、C1-3アルキル-S(=O)-、C1-3アルキル-S(=O)2-及びC1-4アルキル-O-C(=O)-はRgで任意に置換される、請求項1又は2に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩。
- ACC1及びACC2阻害剤としての医薬の製造における、請求項1~18のいずれか1項に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩の使用。
- 非アルコール性の脂肪性肝炎、及び肝線維症のための治療剤としての医薬の製造における、請求項1~18のいずれか1項に記載の化合物、その立体異性体、その互変異性体、又はそれらの薬学的に許容される塩の使用。
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