JP7275254B2 - アスファルトフィニッシャ - Google Patents

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Description

本開示は、アスファルトフィニッシャに関する。
従来、前側スクリードに対して左右方向に伸縮可能な後側スクリードを備えたアスファルトフィニッシャが知られている(特許文献1参照。)。このアスファルトフィニッシャは、後側スクリードを伸張することで、敷設する道路の幅を拡大できる。
このアスファルトフィニッシャは、後側スクリードによって締め固められる舗装材の量が不足しないように、後側スクリードの前方に舗装材を抱え込みながら進行する。後側スクリードの前方に抱え込まれる舗装材の量は、進行方向においてスクリュと後側スクリードとの間に配置されるモールドボードの高さによって決まる。
後側スクリードの前方に抱え込まれる舗装材の量は、基本的に、モールドボードの高さが高いほど多くなる。モールドボードの高さが高いほどモールドボードの下を通過する舗装材の量が増大するためである。
特開2017-160636号公報
しかしながら、モールドボードの高さが高すぎると、後側スクリードの前方に抱え込まれる舗装材の量が過度に増大し、更には後側スクリードを乗り越えて後側スクリードの後方にある舗装面上に溢れ出てしまうおそれがある。
逆に、モールドボードの高さが低すぎると、後側スクリードの前方に抱え込まれる舗装材の量が不足し、ひいては後側スクリードによって締め固められる舗装材の量が不足してしまい、舗装材の不足に起因する窪み等の荒れを舗装面に生じさせてしまうおそれがある。
このように、上述のアスファルトフィニッシャは、モールドボードが高すぎる場合及び低すぎる場合の何れの場合においても、舗装面の品質を低下させてしまうおそれがある。そこで、舗装面の品質低下を抑制できるアスファルトフィニッシャの提供が望まれる。
本発明の実施形態に係るアスファルトフィニッシャは、トラクタと、前記トラクタの前側に設置されて舗装材を受け入れるホッパと、前記ホッパ内の舗装材を前記トラクタの後側へ給送するコンベアと、前記コンベアにより給送された舗装材を前記トラクタの後側で敷き拡げるスクリュと、前記スクリュの後側で舗装材を締め固めるスクリードと、前記スクリードの前部に取り付けられるモールドボードと、前記モールドボードを上下動させる昇降装置と、前記スクリードによって抱え込まれた舗装材に関する情報を取得する情報取得装置と、制御装置と、を備え、前記スクリードは、車長方向にずらして配置される前側スクリードと後側スクリードとを含み、前記制御装置は、前記情報取得装置が取得した情報に基づいて前記昇降装置を動作させて前記モールドボードの高さを調整し、前記昇降装置は、前記モールドボードの一端を上下動させる第1昇降装置と、前記モールドボードの他端を上下動させる第2昇降装置と、を含む
上述の手段により、舗装面の品質低下を抑制できるアスファルトフィニッシャが提供される。
本発明の実施形態に係るアスファルトフィニッシャの側面図である。 本発明の実施形態に係るアスファルトフィニッシャの上面図である。 本発明の実施形態に係るアスファルトフィニッシャの背面図である。 モールドボード昇降システムの構成例を示すブロック図である。 表示装置に表示される画面の表示例を示す図である。 表示装置に表示される画面の表示例を示す図である。 処理のフローチャートである。
図1A~図1Cは、本発明の実施形態に係る道路機械の一例であるアスファルトフィニッシャ100の図である。具体的には、図1Aはアスファルトフィニッシャ100の側面図であり、図1Bはアスファルトフィニッシャ100の上面図であり、図1Cはアスファルトフィニッシャ100の背面図である。
アスファルトフィニッシャ100は、主に、トラクタ1、ホッパ2、及びスクリード3等で構成されている。以下では、トラクタ1から見たホッパ2の方向(+X方向)が前方とされ、トラクタ1から見たスクリード3の方向(-X方向)が後方とされる。
トラクタ1は、アスファルトフィニッシャ100を走行させるための機構である。本実施形態では、トラクタ1は、後輪走行用油圧モータを用いて後輪5を回転させ、且つ、前輪走行用油圧モータを用いて前輪6を回転させてアスファルトフィニッシャ100を移動させる。後輪走行用油圧モータ及び前輪走行用油圧モータは油圧ポンプから作動油の供給を受けて回転する。後輪5及び前輪6はクローラで置き換えられてもよい。
コントローラ50は、アスファルトフィニッシャ100を制御する制御装置である。本実施形態では、コントローラ50は、CPU、揮発性記憶装置、及び不揮発性記憶装置等を含むマイクロコンピュータで構成され、トラクタ1に搭載されている。コントローラ50による各機能を担う機能要素は、不揮発性記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することで実現される。但し、コントローラ50における各機能要素は、ハードウェア又はファームウェア等で構成されていてもよい。
ホッパ2は、舗装材を受け入れるための機構である。本実施形態では、ホッパ2は、トラクタ1の前側に設置され、ホッパシリンダによってY軸方向(車幅方向)に開閉できるように構成されている。アスファルトフィニッシャ100は、通常、ホッパ2を全開状態にしてダンプトラックの荷台から舗装材を受け入れる。舗装材は、例えば、アスファルト混合物である。図1Bはホッパ2が全開状態であることを示している。アスファルトフィニッシャ100の操作者は、通常、ホッパ2内の舗装材が減少するとホッパ2を閉じ、ホッパ2の内壁付近にあった舗装材をホッパ2の中央部に集める。ホッパ2の中央部にあるコンベアCVによってトラクタ1の後側に舗装材を給送できるようにするためである。トラクタ1の後側に給送された舗装材は、スクリュSCによってトラクタ1の後側且つスクリード3の前側で車幅方向に敷き拡げられる。本実施形態では、スクリュSCは、エクステンションスクリュが左右に連結された状態にある。図1A及び図1Bは、スクリュSCによって敷き拡げられた舗装材PVを粗い(薄い)梨地模様で示している。
スクリード3は、舗装材PVを締め固めるための機構である。本実施形態では、スクリード3は、前側スクリード30及び後側スクリード31を含む。そして、前側スクリード30は、左前側スクリード30L及び右前側スクリード30Rを含み、後側スクリード31は、左後側スクリード31L及び右後側スクリード31Rを含む。
スクリード3は、トラクタ1によって牽引される浮動スクリードであり、レベリングアーム3Aを介してトラクタ1に連結されている。スクリード3は、スクリードリフトシリンダ25の伸縮によってレベリングアーム3Aと共に上下に動かされる。
レベリングシリンダ28は、舗装材の敷き均し厚さを調整するためにレベリングアーム3Aの前端部分を上下動させる油圧シリンダである。本実施形態では、レベリングシリンダ28は、左レベリングシリンダ28L及び右レベリングシリンダ28Rを含む。
本実施形態では、後側スクリード31は、伸縮シリンダ(図示せず。)によって車幅方向に伸縮できるように構成されている。具体的には、左後側スクリード31Lは、左伸縮シリンダ(図示せず。)によって車幅方向に伸縮され、右後側スクリード31Rは、右伸縮シリンダ(図示せず。)によって車幅方向に伸縮される。すなわち、左後側スクリード31L及び右後側スクリード31Rは互いに独立して伸縮され得る。但し、後側スクリード31は、クレーン等を用いて使用時に連結される着脱可能な固定式(非伸縮式)のスクリードであってもよい。
前側スクリード30と後側スクリード31との連結部にはスクリード昇降装置29が取り付けられている。スクリード昇降装置29は、前側スクリード30に対して後側スクリード31を上下動させることができるように構成されている。本実施形態では、スクリード昇降装置29は、コントローラ50からの制御指令に応じて油圧アクチュエータとしてのスクリード昇降用モータを回転させ、後側スクリード31に取り付けられた回転・直動変換機構を駆動して後側スクリード31を上下動させる。スクリード昇降装置29は、左後側スクリード31Lを上下動させる左スクリード昇降装置29Lと、右後側スクリード31Rを上下動させる右スクリード昇降装置29Rとを含む。回転・直動変換機構は、例えば、ボルト・ナット機構である。回転・直動変換機構は、ボールネジ機構又はラック・ピニオン機構等の他の機構であってもよい。スクリード昇降用モータは、電動モータであってもよい。スクリード昇降装置29は、油圧シリンダであってもよい。
サイドプレート41は、舗装材PVの車幅方向への広がりを防止できるように構成されている。本実施形態では、サイドプレート41は、左後側スクリード31Lの左端に固定された左サイドプレート41Lと、右後側スクリード31Rの右端に固定された右サイドプレート41Rとを含む。スクリードステップ42は、作業者がスクリード3の後方で作業する際の足場を構成する部材である。
スクリード3の前部にはモールドボード43が取り付けられている。モールドボード43は、左モールドボード43L及び右モールドボード43Rを含む。左モールドボード43Lは、左後側スクリード31Lの前方に滞留する舗装材PVの量である左後側スクリード31Lによる抱え込み量を調整できるように構成されている。右モールドボード43Rは、右後側スクリード31Rの前方に滞留する舗装材PVの量である右後側スクリード31Rによる抱え込み量を調整できるように構成されている。舗装材PVは、左モールドボード43Lの下端と路盤RBとの間の隙間を通って左後側スクリード31Lの前方に至り、右モールドボード43Rの下端と路盤RBとの間の隙間を通って右後側スクリード31Rの前方に至る。
本実施形態では、モールドボード43は、後側スクリード31と共に車幅方向に伸縮できるように構成されている。但し、モールドボード43は、後側スクリード31と同様に、使用時に連結される着脱可能な固定式(非伸縮式)のモールドボードであってもよい。また、モールドボード43は、モールドボード昇降装置24によって上下動できるように構成されている。
モールドボード昇降装置24は、モールドボード43を上下動させる機構である。本実施形態では、モールドボード昇降装置24は、左モールドボード昇降装置24L及び右モールドボード昇降装置24Rを含む。
左モールドボード昇降装置24Lは、左モールドボード43Lを上下動させる機構であり、左外側昇降装置24LD及び左内側昇降装置24LPを含む。左外側昇降装置24LDは、左モールドボード43Lの左端(遠位端)を上下動させる機構であり、左内側昇降装置24LPは、左モールドボード43Lの右端(近位端)を上下動させる機構である。
右モールドボード昇降装置24Rは、右モールドボード43Rを上下動させる機構であり、右外側昇降装置24RD及び右内側昇降装置24RPを含む。右外側昇降装置24RDは、右モールドボード43Rの右端(遠位端)を上下動させる機構であり、右内側昇降装置24RPは、右モールドボード43Rの左端(近位端)を上下動させる機構である。
左外側昇降装置24LD、左内側昇降装置24LP、右外側昇降装置24RD、及び右内側昇降装置24RPは、油圧シリンダ若しくは電動シリンダであってもよく、油圧モータ若しくは電動モータと回転・直動変換機構との組み合わせで構成されていてもよい。
左外側昇降装置24LD及び左内側昇降装置24LPの一方は省略されてもよい。例えば、左外側昇降装置24LDが省略された場合、左モールドボード43Lの左端(遠位端)は、左サイドプレートによって縦方向(Z軸方向)にスライド可能に支持され、左内側昇降装置24LPによる左モールドボード43Lの右端(近位端)の上下動に伴って上下動される。左内側昇降装置24LPが省略された場合についても同様である。
同様に、右外側昇降装置24RD及び右内側昇降装置24RPの一方は省略されてもよい。例えば、右内側昇降装置24RPが省略された場合、右モールドボード43Rの左端(近位端)は、右前側スクリード30Rによって縦方向(Z軸方向)にスライド可能に支持され、右外側昇降装置24RDによる右モールドボード43Rの右端(遠位端)の上下動に伴って上下動される。右外側昇降装置24RDが省略された場合についても同様である。
前側スクリード30にはセンタークラウン装置26が搭載されている。センタークラウン装置26は、左前側スクリード30Lと右前側スクリード30Rの間に取り付けられているターンバックルを伸縮させ、後方から見たときの左前側スクリード30L(左前側スクリードプレート)の下面と右前側スクリード30R(右前側スクリードプレート)の下面との間の角度を調整する機構である。センタークラウン装置26は、例えば、コントローラ50からの制御指令に応じて油圧モータを回転させることでターンバックルの胴部を回転させてターンバックルを伸縮させる。
前側スクリード30と後側スクリード31との間にはスロープクラウン装置27が搭載されている。スロープクラウン装置27は、左スロープクラウン装置27L及び右スロープクラウン装置27Rを含む。具体的には、左前側スクリード30Lと左後側スクリード31Lとの間に左スロープクラウン装置27Lが搭載され、右前側スクリード30Rと右後側スクリード31Rとの間に右スロープクラウン装置27Rが搭載されている。
左スロープクラウン装置27Lは、左前側スクリード30Lと左後側スクリード31Lの間に取り付けられているターンバックルを伸縮させ、後方から見たときの左前側スクリード30L(左前側スクリードプレート)の下面と左後側スクリード31L(左後側スクリードプレート)の下面との間の角度を調整する機構である。左スロープクラウン装置27Lは、例えば、コントローラ50からの制御指令に応じて油圧モータを回転させることでターンバックルの胴部を回転させてターンバックルを伸縮させる。右スロープクラウン装置27Rについても同様である。
トラクタ1の上部には、アスファルトフィニッシャ100の操作者が手摺りとして利用可能なガイドレール1Gが設置されている。アスファルトフィニッシャ100の操作者は、トラクタ1を操作する操作者、及び、スクリード3を操作する操作者(例えばアシスタントオペレータ)等を含む。そして、ガイドレール1Gには情報取得装置51が取り付けられている。情報取得装置51は、キャノピに取り付けられていてもよく、トラクタ1の本体に直接取り付けられていてもよい。また、情報取得装置51は、前側スクリード30に取り付けられていてもよく、後側スクリード31に取り付けられていてもよい。
情報取得装置51は、舗装材PVに関する情報を取得できるように構成されている。本実施形態では、情報取得装置51は、アスファルトフィニッシャ100の周囲に存在する物体までの距離を測定できるように構成されたLIDARであり、後側スクリード31の前方にある空間を測定範囲として含む。そして、LIDARは、例えば、測定範囲内にある100万点以上の点のそれぞれとLIDAR(基準点)との間の距離を測定できるように構成されている。
具体的には、情報取得装置51は、ガイドレール1Gに取り付けられた左情報取得装置51L、右情報取得装置51R、及び後方情報取得装置51Cを含む。左情報取得装置51Lは、左後側スクリード31Lによって抱え込まれている舗装材PVに関する情報を取得できるように構成されている。右情報取得装置51Rは、右後側スクリード31Rによって抱え込まれている舗装材PVに関する情報を取得できるように構成されている。後方情報取得装置51Cは、スクリード3によって締め固められた舗装材PVの表面に関する情報を取得できるように構成されている。
左情報取得装置51Lの測定範囲ZLは、例えば、左前側スクリード30Lと、左後側スクリード31Lと、左サイドプレート41Lと、左モールドボード43Lとで囲まれた空間内に蓄えられた舗装材PVの量を、左後側スクリード31Lによる抱え込み量として検知できるように設定されている。同様に、右情報取得装置51Rの測定範囲ZRは、例えば、右前側スクリード30Rと、右後側スクリード31Rと、右サイドプレート41Rと、右モールドボード43Rとで囲まれた空間内に蓄えられた舗装材PVの量を、右後側スクリード31Rによる抱え込み量として検知できるように設定されている。舗装材PVの量は、例えば、舗装材PVの体積、舗装材PVの山の高さ、及び、基準点と舗装材PVの山の頂点との間の距離等の少なくとも1つを尺度として測定される。
後方情報取得装置51Cの測定範囲ZCは、例えば、スクリード3の幅(すなわち新設舗装体NPの全幅)を含むように設定されている。
情報取得装置51は、単眼カメラ、ステレオカメラ、距離センサ、ミリ波レーダ、超音波センサ、レーザレーダ、レーザスキャナ、距離画像カメラ、又はレーザレンジファインダ等であってもよい。
本実施形態では、アスファルトフィニッシャ100は、2台の情報取得装置51で測定範囲ZL及び測定範囲ZRのそれぞれにおける舗装材PVに関する情報を取得するように構成されているが、1台の情報取得装置51又は3台以上の情報取得装置51で測定範囲ZL及び測定範囲ZRのそれぞれにおける舗装材PVに関する情報を取得するように構成されていてもよい。
表示装置52は、アスファルトフィニッシャ100に関する情報を表示するように構成されている。本実施形態では、表示装置52は、運転席1Sの前方に設置されている液晶ディスプレイである。
通信装置53は、アスファルトフィニッシャ100とアスファルトフィニッシャ100の外部にある機器との間の通信を制御するように構成されている。本実施形態では、通信装置53は、運転席1Sの前方に設置されている。
次に、図2を参照し、アスファルトフィニッシャ100に搭載される制御システムLSについて説明する。図2は、制御システムLSの構成例を示すブロック図である。
制御システムLSは、主に、モールドボード昇降装置24、センタークラウン装置26、スロープクラウン装置27、レベリングシリンダ28、スクリード昇降装置29、コントローラ50、左情報取得装置51L、右情報取得装置51R、表示装置52、及び通信装置53等で構成されている。
コントローラ50は、機能要素として情報取得部50a、クラウン装置駆動部50b、レベリングシリンダ駆動部50c、スクリード昇降部50d、及びモールドボード昇降部50eを含む。情報取得部50a、クラウン装置駆動部50b、レベリングシリンダ駆動部50c、スクリード昇降部50d、及びモールドボード昇降部50eは、説明の便宜のために区別されて示されているが、物理的に区別されている必要はなく、全体的に或いは部分的に共通のソフトウェアコンポーネント若しくはハードウェアコンポーネントで構成されていてもよい。
情報取得部50aは、新設舗装体NPの表面に関する情報を取得できるように構成されている。本実施形態では、情報取得部50aは、後方情報取得装置51CとしてのLIDARの出力に基づいて新設舗装体NPの表面の出来形を測定する。具体的には、情報取得部50aは、LIDARを中心とする局所座標系と基準座標系とを用いて新設舗装体NPの表面の出来形を測定する。すなわち、情報取得部50aは、局所座標系における座標を基準座標系における座標に変換することで、新設舗装体NPの表面上の各点に対応する基準座標系における座標を特定する。基準座標系は、例えば、世界測地座標系である。世界測地座標系は、地球の重心に原点をおき、X軸をグリニッジ子午線と赤道との交点の方向にとり、Y軸を東経90度の方向にとり、そしてZ軸を北極の方向にとる三次元直交XYZ座標系である。
情報取得部50aは、施工中、すなわち、アスファルトフィニッシャ100の前進中に、測定範囲内の新設舗装体NPの表面の出来形を測定できるように構成されている。
情報取得部50aは、舗装面上に段差が存在するか否かを判定してもよい。この場合、情報取得部50aは、段差の存否の判定結果を表示装置52に表示させてもよい。また、情報取得部50aは、段差が存在すると判定した場合、その段差の位置に関する情報を表示させてもよい。
情報取得部50aは、後方情報取得装置51Cとしての撮像装置が撮像した画像に画像処理を施すことで、段差の存否を判定してもよい。この場合、撮像装置は、例えば、単眼カメラ、ステレオカメラ、赤外線カメラ、距離画像カメラ、又はLIDAR等である。画像処理は、例えば、二値化処理、エッジ検出処理、及びハフ変換処理等である。
情報取得部50aは、新設舗装体NPの表面の凹凸の大きさが所定値を上回る場合、その旨を表示装置52に表示させてもよい。この場合、情報取得部50aは、不図示の音声出力装置から警報を出力させてもよい。
クラウン装置駆動部50bは、センタークラウン装置26及びスロープクラウン装置27の少なくとも一方を駆動するように構成されている。本実施形態では、クラウン装置駆動部50bは、油圧ポンプ、油圧モータ、及び制御弁等を利用してセンタークラウン装置26及びスロープクラウン装置27を個別に動作させる。具体的には、クラウン装置駆動部50bは、アスファルトフィニッシャ100の操作者による不図示の入力装置を介した指令に応じてセンタークラウン装置26及びスロープクラウン装置27を個別に動作させる。クラウン装置駆動部50bは、操作者による指令とは別に、コントローラ50からの制御指令に応じてセンタークラウン装置26及びスロープクラウン装置27を個別に且つ自律的に動作させてもよい。
レベリングシリンダ駆動部50cは、レベリングシリンダ28を駆動するように構成されている。レベリングシリンダ駆動部50cは、油圧ポンプ及び制御弁等を利用してレベリングシリンダ28を動作させる。具体的には、レベリングシリンダ駆動部50cは、アスファルトフィニッシャ100の操作者による入力装置を介した指令に応じてレベリングシリンダ28を動作させる。レベリングシリンダ駆動部50cは、操作者による指令とは別に、コントローラ50からの制御指令に応じてレベリングシリンダ28を自律的に動作させてもよい。
スクリード昇降部50dは、スクリード昇降装置29を駆動するように構成されている。スクリード昇降装置29は、前側スクリード30によって締め固められた舗装面と後側スクリード31によって締め固められた舗装面との間に形成される段差を解消するために後側スクリード31を上下動させる機構である。段差の解消は、コントローラ50によって検知された段差がその後も継続的に形成されてしまうのを防止することを意味する。既に形成されてしまった段差は、例えば、均し作業用のレーキ、ロードローラ又はプレートコンパクタ等を用いて取り除かれる。
スクリード昇降部50dは、油圧ポンプ、油圧モータ、及び制御弁等を利用してスクリード昇降装置29を動作させる。具体的には、スクリード昇降部50dは、アスファルトフィニッシャ100の操作者による入力装置を介した指令に応じてスクリード昇降装置29を動作させる。スクリード昇降部50dは、操作者による指令とは別に、コントローラ50からの制御指令に応じてスクリード昇降装置29を自律的に動作させてもよい。
前側スクリード30によって形成された舗装面と、後側スクリード31によって形成された舗装面との間に段差が生じていることを検知した場合、コントローラ50は、例えば、スクリード昇降部50dに対して制御指令を出力してもよい。この場合、スクリード昇降部50dは、コントローラ50からの制御指令に応じてスクリード昇降装置29を動作させ、段差を消失させるようにする。スクリード昇降部50dは、例えば、左スクリード昇降装置29Lを動作させることで、左前側スクリード30Lによって締め固められた舗装面と左後側スクリード31Lによって締め固められた舗装面との間に形成された段差を解消するために左後側スクリード31Lを上下動させる。より具体的には、スクリード昇降部50dは、コントローラ50からの制御指令に応じ、左スクリード昇降装置29Lを構成している油圧アクチュエータとしてのスクリード昇降用モータを回転させ、左後側スクリード31Lに取り付けられた回転・直動変換機構を駆動して左後側スクリード31Lを上下動させる。右スクリード昇降装置29Rを動作させる場合についても同様である。
モールドボード昇降部50eは、モールドボード昇降装置24を駆動するように構成されている。モールドボード昇降装置24は、後側スクリード31による抱え込み量を調整するためにモールドボード43を上下動させる機構である。
モールドボード昇降部50eは、油圧ポンプ、油圧モータ、及び制御弁等を利用してモールドボード昇降装置24を動作させる。具体的には、モールドボード昇降部50eは、アスファルトフィニッシャ100の操作者による入力装置を介した指令に応じてモールドボード昇降装置24を動作させる。モールドボード昇降部50eは、操作者による指令とは別に、コントローラ50からの制御指令に応じてモールドボード昇降装置24を自律的に動作させてもよい。
コントローラ50は、例えば、左情報取得装置51Lの出力に基づいて左後側スクリード31Lによる抱え込み量が多すぎる或いは少なすぎると判定した場合、モールドボード昇降部50eに対して制御指令を出力してもよい。この場合、モールドボード昇降部50eは、コントローラ50からの制御指令に応じてモールドボード昇降装置24によるモールドボード43の高さの調整を実行させる。具体的には、モールドボード昇降部50eは、左外側昇降装置24LD及び左内側昇降装置24LPにより左モールドボード43Lを昇降させて左モールドボード43Lの下を通過する舗装材PVの量を調整することで、左後側スクリード31Lによる抱え込み量を調整する。右後側スクリード31Rによる抱え込み量を調整する場合についても同様である。
上述のように、コントローラ50は、モールドボード昇降装置24、センタークラウン装置26、スロープクラウン装置27、レベリングシリンダ28、及びスクリード昇降装置29の少なくとも1つを自律的に制御してもよい。或いは、操作者は、モールドボード昇降装置24、センタークラウン装置26、スロープクラウン装置27、レベリングシリンダ28、及びスクリード昇降装置29の少なくとも1つを手動で制御してもよい。
次に、図3A及び図3Bを参照し、後側スクリード31による抱え込み量が多すぎること又は少なすぎることをコントローラ50が検知したときにコントローラ50によって表示装置52に表示される画面GXについて説明する。図3A及び図3Bは、画面GXの2つの表示例を示す。具体的には、図3Aは、左後側スクリード31Lによる抱え込み量が所定の下限値より小さいことが検知されたときに表示される画面GXである。図3Bは、右後側スクリード31Rによる抱え込み量が所定の上限値より大きいことが検知されたときに表示される画面GXである。
図3A及び図3Bに示す画面GXは、共通の図形として、機体図形GM、舗装材図形GP、及び路面図形GRを含む。
機体図形GMは、アスファルトフィニッシャ100の上面視を表している。本実施形態では、機体図形GMは、アスファルトフィニッシャ100の機体全体の上面視を表している。
舗装材図形GPは、スクリード3によって締め固められる前の舗装材PVの上面視を表している。本実施形態では、舗装材図形GPは、左後側スクリード31Lによって抱え込まれている舗装材PVを表す左舗装材図形GPLと、右後側スクリード31Rによって抱え込まれている舗装材PVを表す右舗装材図形GPRとを含む。そして、舗装材図形GPは、舗装材PVの量が多い部分と舗装材PVの量が少ない部分とを操作者が区別できるように表している。具体的には、舗装材図形GPは、舗装材PVの量が多い部分を細かい(濃い)梨地模様で表し、舗装材PVの量が少ない部分を粗い(薄い)梨地模様で表している。但し、舗装材図形GPは、色の違い、模様の違い、及び、輝度の違い等の少なくとも1つを利用し、舗装材PVの量が多い部分と舗装材PVの量が少ない部分とを操作者が区別できるように表してもよい。
路面図形GRは、新設舗装体NPの上面視を表している。本実施形態では、路面図形GRは、新設舗装体NPを斜線模様で表している。
図3Aは、図形G11及びG21を含む。図形G11は、左後側スクリード31Lによる抱え込み量が適量でないときに表示される。本実施形態では、図形G11は、「舗装材不足!」といった現在発生している異常状態に関する文字情報を含む警告表示である。
図形G21は、左後側スクリード31Lによる抱え込み量が適量でないときに表示される。本実施形態では、図形G21は、現在発生している異常状態を解消するために取られる措置に関する情報を含む吹き出しであり、測定範囲ZL(図1B参照。)の位置を指し示している。図形G21は、例えば、「左モールドボードを上昇」といった文字情報を表示することで、コントローラ50によって左モールドボード43Lの全体が自律的に上昇させられることをアスファルトフィニッシャ100の操作者に伝えることができる。
図3Bは、図形G12及びG22を含む。図形G12は、右後側スクリード31Rによる抱え込み量が適量でないときに表示される。本実施形態では、図形G12は、「舗装材過多!」といった現在発生している異常状態に関する文字情報を含む警告表示である。
図形G22は、右後側スクリード31Rによる抱え込み量が適量でないときに表示される。本実施形態では、図形G22は、現在発生している異常状態を解消するために取られる措置に関する情報を含む吹き出しであり、測定範囲ZR(図1B参照。)の左端部の位置を指し示している。図形G22は、例えば、「右モールドボードの左端を下降」といった文字情報を表示することで、コントローラ50によって右モールドボード43Rの左端(近位端)が自律的に下降させられることをアスファルトフィニッシャ100の操作者に伝えることができる。
次に、図4を参照し、後側スクリード31による抱え込み量を調整するためにコントローラ50がモールドボード43の高さを調整する処理(以下、「高さ調整処理」とする。)について説明する。図4は、高さ調整処理のフローチャートである。コントローラ50は、例えば、アスファルトフィニッシャ100が前進している際に、所定の制御周期で繰り返しこの高さ調整処理を実行する。
最初に、コントローラ50は、抱え込み量が左側で不足しているか否かを判定する(ステップST1)。本実施形態では、コントローラ50の情報取得部50aは、左情報取得装置51LとしてのLIDARの出力に基づき、左後側スクリード31Lによる抱え込み量が所定の下限値を下回っているか否かを判定する。
抱え込み量が左側で不足していると判定した場合(ステップST1のYES)、コントローラ50は、左モールドボード43Lを上昇させる(ステップST2)。左モールドボード43Lの下を通過する舗装材PVの量を増大させることで左後側スクリード31Lによる抱え込み量の不足を解消するためである。本実施形態では、情報取得部50aは、モールドボード昇降部50eに対し、左モールドボード43Lを上昇させるための制御指令を出力する。モールドボード昇降部50eは、情報取得部50aからの制御指令に応じて左モールドボード昇降装置24Lを動作させて左モールドボード43Lを上昇させる。
抱え込み量が左側で不足していないと判定した場合(ステップST1のNO)、コントローラ50は、抱え込み量が左側で余っているか否かを判定する(ステップST3)。本実施形態では、情報取得部50aは、左情報取得装置51LとしてのLIDARの出力に基づき、左後側スクリード31Lによる抱え込み量が所定の上限値を上回っているか否かを判定する。
抱え込み量が左側で余っていると判定した場合(ステップST3のYES)、コントローラ50は、左モールドボード43Lを下降させる(ステップST4)。左モールドボード43Lの下を通過する舗装材PVの量を低減させることで左後側スクリード31Lによる抱え込み量の過多を解消するためである。本実施形態では、情報取得部50aは、モールドボード昇降部50eに対し、左モールドボード43Lを下降させるための制御指令を出力する。モールドボード昇降部50eは、情報取得部50aからの制御指令に応じて左モールドボード昇降装置24Lを動作させて左モールドボード43Lを下降させる。
抱え込み量が左側で余っていないと判定した場合(ステップST3のNO)、コントローラ50は、ステップST4を実行することなく、ステップST5を実行する。
コントローラ50は、抱え込み量が左側で余っているか否かを判定した後で、抱え込み量が左側で不足しているか否かを判定するように構成されていてもよい。或いは、コントローラ50は、抱え込み量が左側で余っているか否か及び不足しているか否かを同時に判定してもよい。
その後、コントローラ50は、抱え込み量が右側で不足しているか否かを判定する(ステップST5)。本実施形態では、情報取得部50aは、右情報取得装置51RとしてのLIDARの出力に基づき、右後側スクリード31Rによる抱え込み量が所定の下限値を下回っているか否かを判定する。
抱え込み量が右側で不足していると判定した場合(ステップST5のYES)、コントローラ50は、右モールドボード43Rを上昇させる(ステップST6)。右モールドボード43Rの下を通過する舗装材PVの量を増大させることで右後側スクリード31Rによる抱え込み量の不足を解消するためである。本実施形態では、情報取得部50aは、モールドボード昇降部50eに対し、右モールドボード43Rを上昇させるための制御指令を出力する。モールドボード昇降部50eは、情報取得部50aからの制御指令に応じて右モールドボード昇降装置24Rを動作させて右モールドボード43Rを上昇させる。
抱え込み量が右側で不足していないと判定した場合(ステップST5のNO)、コントローラ50は、抱え込み量が右側で余っているか否かを判定する(ステップST7)。本実施形態では、情報取得部50aは、右情報取得装置51RとしてのLIDARの出力に基づき、右後側スクリード31Rによる抱え込み量が所定の上限値を上回っているか否かを判定する。
抱え込み量が右側で余っていると判定した場合(ステップST7のYES)、コントローラ50は、右モールドボード43Rを下降させる(ステップST8)。右モールドボード43Rの下を通過する舗装材PVの量を低減させることで右後側スクリード31Rによる抱え込み量の過多を解消するためである。本実施形態では、情報取得部50aは、モールドボード昇降部50eに対し、右モールドボード43Rを下降させるための制御指令を出力する。モールドボード昇降部50eは、情報取得部50aからの制御指令に応じて右モールドボード昇降装置24Rを動作させて右モールドボード43Rを下降させる。
抱え込み量が右側で余っていないと判定した場合(ステップST7のNO)、コントローラ50は、ステップST8を実行することなく、今回の高さ調整処理を終了させる。
コントローラ50は、抱え込み量が右側で余っているか否かを判定した後で、抱え込み量が右側で不足しているか否かを判定するように構成されていてもよい。或いは、コントローラ50は、抱え込み量が右側で余っているか否か及び不足しているか否かを同時に判定してもよい。
コントローラ50は、抱え込み量が右側で不足しているか否か及び余っているか否か、並びに、抱え込み量が左側で不足しているか否か及び余っているか否かを全て判定した後で、左モールドボード43L及び右モールドボード43Rのそれぞれをどのように昇降させるかを決定してもよい。
上述の構成により、コントローラ50は、後側スクリード31による抱え込み量の過不足を自律的に調整することで、舗装面の品質低下を抑制できる。コントローラ50は、舗装面の平坦性及び舗装体の均質性等の少なくとも1つを向上させることができるためである。
アスファルトフィニッシャ100は、後側スクリード31による抱え込み量の過不足を自動的に検知した上で、その過不足が解消されるように、モールドボード43を自律的に上下動させることができる。そのため、アスファルトフィニッシャ100は、例えば、舗装材PVが後側スクリード31を乗り越えて後側スクリード31の後方に溢れ出すのを防止できる。或いは、アスファルトフィニッシャ100は、例えば、舗装材PVの不足に起因する窪み等の荒れが舗装面に生じてしまうのを防止できる。
また、アスファルトフィニッシャ100は、モールドボード昇降装置24の手動操作に関する操作者の熟練度に左右されることなく、平坦且つ均質な新設舗装体NPを形成できる。そのため、アスファルトフィニッシャ100は、形成される舗装体の品質を一定レベル以上で維持できる。
なお、アスファルトフィニッシャ100は、後側スクリード31による抱え込み量の過不足の発生を事前に予測した上で、その過不足を未然に防止できるように、モールドボード43を自律的に上下動させてもよい。この場合、コントローラ50は、所定期間にわたって継続的に記憶された情報取得装置51の出力に基づいて後側スクリード31による抱え込み量の過不足の発生を事前に予測してもよい。
上述のように、本発明の実施形態に係るアスファルトフィニッシャ100は、トラクタ1と、トラクタ1の前側に設置されて舗装材を受け入れるホッパ2と、ホッパ2内の舗装材をトラクタ1の後側へ給送するコンベアCVと、コンベアCVにより給送された舗装材をトラクタ1の後側で敷き拡げるスクリュSCと、スクリュSCの後側で舗装材PVを締め固めるスクリード3と、スクリード3の前部に取り付けられるモールドボード43と、モールドボード43を上下動させる昇降装置としてのモールドボード昇降装置24と、スクリード3によって抱え込まれた舗装材PVに関する情報を取得する情報取得装置51と、制御装置としてのコントローラ50と、を備えている。スクリード3は、車長方向にずらして配置される前側スクリード30と後側スクリード31とを含む。そして、コントローラ50は、情報取得装置51が取得した情報に基づいてモールドボード昇降装置24を動作させてモールドボード43の高さを調整するように構成されている。
この構成により、アスファルトフィニッシャ100は、後側スクリード31による舗装材PVの抱え込み量が所定の範囲内に収まるように抱え込み量を調整できる。そのため、アスファルトフィニッシャ100は、過剰な抱え込み量に起因する舗装材PVの新設舗装体NP上への溢れ出し、及び、抱え込み量の不足に起因する窪み等による舗装面の荒れ等を防止することで舗装面の品質低下を抑制できる。その結果、アスファルトフィニッシャ100は、舗装面の補修に関する作業を削減でき、舗装工事の全体としての作業効率を高めることができる。
コントローラ50は、典型的には、情報取得装置51が取得した情報に基づいて後側スクリード31による抱え込み量が所定の下限値よりも小さいと判定した場合に、モールドボード43を上昇させるように構成されている。後側スクリード31による抱え込み量を増やすためである。
また、コントローラ50は、典型的には、情報取得装置51が取得した情報に基づいて後側スクリード31による抱え込み量が所定の上限値よりも大きいと判定した場合に、モールドボード43を下降させるように構成されている。後側スクリード31による抱え込み量を減らすためである。
抱え込み量は、例えば、路盤RBに対する舗装材PVの山の高さで表されてもよく、情報取得装置51としてのLIDARの基準点と舗装材PVの山の頂点との間の鉛直距離で表されてもよい。
或いは、抱え込み量は、舗装材PVの体積で表されてもよい。具体的には、右後側スクリード31Rによる抱え込み量は、例えば、右前側スクリード30Rと、右後側スクリード31Rと、右サイドプレート41Rと、右モールドボード43Rとで囲まれた空間内に蓄えられた舗装材PVの体積で表されてもよい。
スクリード3は、例えば、前側スクリード30、左後側スクリード31L、及び右後側スクリード31Rを含む。この場合、モールドボード43は、左後側スクリード31Lに対応する左モールドボード43Lと、右後側スクリード31Rに対応する右モールドボード43Rとを含む。そして、コントローラ50は、左モールドボード43L及び右モールドボード43Rのそれぞれの高さを独立して調整できるように構成されている。
この構成により、アスファルトフィニッシャ100は、左後側スクリード31Lによる舗装材PVの抱え込み量と、右後側スクリード31Rによる舗装材PVの抱え込み量とを別々に調整できる。そのため、アスファルトフィニッシャ100は、抱え込み量の過不足の状態が左右で異なる場合にも柔軟に対応できる。例えば、アスファルトフィニッシャ100は、左後側スクリード31Lの伸縮度合いと右後側スクリード31Rの伸縮度合いとが異なる場合にも柔軟に対応できる。
昇降装置は、モールドボード43の一端を上下動させる第1昇降装置と、前記モールドボードの他端を上下動させる第2昇降装置とを含んでいてもよい。具体的には、上述の実施形態で示すように、昇降装置としてのモールドボード昇降装置24は、左モールドボード43Lの左端(遠位端)を上下動させる左外側昇降装置24LDと、左モールドボード43Lの右端(近位端)を上下動させる左内側昇降装置24LPとを含んでいてもよい。同様に、昇降装置としてのモールドボード昇降装置24は、右モールドボード43Rの右端(遠位端)を上下動させる右外側昇降装置24RDと、右モールドボード43Rの左端(近位端)を上下動させる右内側昇降装置24RPとを含んでいてもよい。
この構成により、アスファルトフィニッシャ100は、例えば、右モールドボード43Rの左端(近位端)の高さと右端(遠位端)の高さとを異ならせることができる。すなわち、アスファルトフィニッシャ100は、例えば図3Bに示すような、右後側スクリード31Rの前方右側における抱え込み量が適量であるにもかかわらず前方左側における抱え込み量が多すぎる場合にも適切に対応できる。この場合、アスファルトフィニッシャ100は、右モールドボード43Rの右端(遠位端)の高さを維持したまま、左端(近位端)を下降させることで、右後側スクリード31Rの前方右側における抱え込み量を適量に維持しながら、前方左側における抱え込み量を減らすことができる。
上述の実施形態では、情報取得装置51はLIDARである。但し、情報取得装置51は、単眼カメラであってもよく、単眼カメラとLIDARの組み合わせであってもよい。或いは、情報取得装置51は、ステレオカメラ、距離センサ、ミリ波レーダ、超音波センサ、レーザレーダ、レーザスキャナ、距離画像カメラ、又はレーザレンジファインダ等であってもよく、それらの任意の組み合わせであってもよい。この構成により、アスファルトフィニッシャ100は、比較的簡単な構成で舗装面の品質低下を抑制できる。
以上、本発明の好ましい実施形態が説明された。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に限定されることはない。上述した実施形態は、本発明の範囲を逸脱することなしに、種々の変形又は置換等が適用され得る。また、上述の実施形態を参照して説明された特徴のそれぞれは、技術的に矛盾しない限り、適宜に組み合わされてもよい。
例えば、上述の実施形態では、コントローラ50は、抱え込み量の過不足を自動的に検知した上でモールドボード43を上下動させてその過不足を自律的に解消するように構成されている。しかしながら、コントローラ50は、抱え込み量の過不足を検知したことを操作者に知らせた上で、モールドボード43の上下動を操作者に促すように構成されていてもよい。この場合、コントローラ50は、音、光及び振動等の少なくとも1つを用い、操作者によるモールドボード昇降装置24の手動操作を支援してもよい。
本願は、2019年3月29日に出願した日本国特許出願2019-066400号に基づく優先権を主張するものであり、この日本国特許出願の全内容を本願に参照により援用する。
1・・・トラクタ 1G・・・ガイドレール 1S・・・運転席 2・・・ホッパ 3・・・スクリード 3A・・・レベリングアーム 5・・・後輪 6・・・前輪 24・・・モールドボード昇降装置 25・・・スクリードリフトシリンダ 26・・・センタークラウン装置 27・・・スロープクラウン装置 28・・・レベリングシリンダ 29・・・スクリード昇降装置 30・・・前側スクリード 31・・・後側スクリード 41・・・サイドプレート 42・・・スクリードステップ 43・・・モールドボード 50・・・コントローラ 50a・・・情報取得部 50b・・・クラウン装置駆動部 50c・・・レベリングシリンダ駆動部 50d・・・スクリード昇降部 50e・・・モールドボード昇降部 51・・・情報取得装置 52・・・表示装置 53・・・通信装置 100・・・アスファルトフィニッシャ AP・・・地物 CV・・・コンベア NP・・・新設舗装体 PV・・・舗装材 RB・・・路盤 SC・・・スクリュ

Claims (10)

  1. トラクタと、
    前記トラクタの前側に設置されて舗装材を受け入れるホッパと、
    前記ホッパ内の舗装材を前記トラクタの後側へ給送するコンベアと、
    前記コンベアにより給送された舗装材を前記トラクタの後側で敷き拡げるスクリュと、
    前記スクリュの後側で舗装材を締め固めるスクリードと、
    前記スクリードの前部に取り付けられるモールドボードと、
    前記モールドボードを上下動させる昇降装置と、
    前記スクリードによって抱え込まれた舗装材に関する情報を取得する情報取得装置と、
    制御装置と、を備え、
    前記スクリードは、車長方向にずらして配置される前側スクリードと後側スクリードとを含み、
    前記制御装置は、前記情報取得装置が取得した情報に基づいて前記昇降装置を動作させて前記モールドボードの高さを調整し、
    前記昇降装置は、前記モールドボードの一端を上下動させる第1昇降装置と、前記モールドボードの他端を上下動させる第2昇降装置と、を含む
    アスファルトフィニッシャ。
  2. 前記制御装置は、前記情報取得装置が取得した情報に基づいて前記スクリードによる抱え込み量が所定の下限値よりも小さいと判定した場合に、前記モールドボードを上昇させる、
    請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
  3. 前記制御装置は、前記情報取得装置が取得した情報に基づいて前記スクリードによる抱え込み量が所定の上限値よりも大きいと判定した場合に、前記モールドボードを下降させる、
    請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
  4. 前記スクリードは、前側スクリード、左後側スクリード、及び右後側スクリードを含み、
    前記モールドボードは、前記左後側スクリードに対応する左モールドボードと、前記右後側スクリードに対応する右モールドボードと、を含み、
    前記制御装置は、前記左モールドボード及び前記右モールドボードのそれぞれの高さを独立して調整できるように構成されている、
    請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
  5. 前記情報取得装置は、カメラ又はLIDARである、
    請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
  6. 前記制御装置は、前記後側スクリードと前記モールドボードとの間の領域を上面視した画像を表示装置に表示させる、
    請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
  7. 前記制御装置は、前記情報取得装置が取得する前記スクリードによる抱え込み量に基づいて舗装材図形を表示装置に表示させる、
    請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
  8. 前記制御装置は、前記情報取得装置が取得する前記スクリードによる抱え込み量に基づいて警告を表示装置に表示させる、
    請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
  9. 前記制御装置は、前記情報取得装置が取得する前記スクリードによる抱え込み量が適切でない状態である場合に、該状態を解消するために取られる措置に関する情報を表示装置に表示させる、
    請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
  10. 前記情報取得装置は、新設舗装体の表面の出来形を測定する、
    請求項1に記載のアスファルトフィニッシャ。
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