JP7273748B2 - 検査装置、検査方法、及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、半導体装置の製造に使用されるマスクの欠陥を検出可能な検査装置に関する。
半導体装置に設けられる回路パターンの検査においては、正しい状態か否かを評価する基準となる基準画像と、実際に取得された被検査画像とを比較、演算することによって、両者の差分画像を生成する処理が行われる。被検査画像に欠陥が全く存在しない場合、差分画像はほぼ一定の階調を有する平坦な画像となる。一方、欠陥が存在する場合、差分画像には、その欠陥と同じ位置に、周囲に対して顕著な明暗の変化を持つパターンが出現する。
被検査画像には、原理上避けられない原因や、検査時の環境に起因して、位置ずれ、及び空間的な歪みが含まれる。この場合、上述のように生成した差分画像には、本来欠陥ではないにも関わらず、周囲に対して顕著な明暗の変化を持つ擬似欠陥と呼ばれるパターンが生じ得る。
疑似欠陥による欠陥の誤検出を抑制するために、回路パターンの比較によって位置ずれ及び歪みを計測、推定する様々な手法が提案されている。しかしながら、基準画像がデータベースから作成される場合、基準画像と被検査画像との間に輝度差が生じる場合があり、当該輝度差に起因して、位置ずれや空間的な歪みが精度良く推定されない可能性がある。
特許第3965189号公報 特許第5771561号公報 特開2019-158405号公報
本発明が解決しようとする課題は、基準画像と被検査画像との間に輝度差がある場合にも欠陥の誤検出を抑制することができる検査装置、検査方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
実施形態によれば、検査装置は、第1画像に対応する第2画像を生成する画像生成装置と、上記第1画像に対する上記第2画像の欠陥を検出する画像欠陥検出装置と、を備える。上記画像欠陥検出装置は、上記第1画像と上記第2画像とで輝度の変化量が相関する第1部分領域を抽出し、上記第1部分領域において、上記第1画像の輝度を上記第2画像の輝度に対して補正する。上記第1部分領域は、エッジ領域である。
第1実施形態に係る検査装置の全体構成の一例を説明するためのブロック図。 第1実施形態に係る検査装置の実画像データ生成装置のハードウェア構成の一例を説明するための模式図。 第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置のハードウェア構成の一例を説明するためのブロック図。 第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置の機能構成の一例を説明するためのブロック図。 第1実施形態に係る検査装置の全体動作の一例を説明するためのフローチャート。 第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置における画像欠陥検出動作の一例を説明するためのフローチャート。 第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置における補正動作の一例を模式的に説明するためのダイアグラム。 第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置における被検査画像データ及び参照画像データの違いを説明するための模式図。 第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置におけるエッジ領域抽出動作及び輝度補正動作の一例を説明するためのダイアグラム。 第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置における歪み量推定動作の一例を説明するための模式図。 第2実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置におけるエッジ領域抽出動作の一例を説明するためのダイアグラム。 変形例に係る検査装置の実画像データ生成装置のハードウェア構成の一例を説明するための模式図。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する構成要素については、共通する参照符号を付す。
1. 第1実施形態
第1実施形態に係る検査装置について説明する。
第1実施形態に係る検査装置は、例えば、半導体装置の欠陥を検査する欠陥検査装置を含む。半導体装置は、例えば、NAND型フラッシュメモリ等の半導体記憶装置を含む。
1.1 ハードウェア構成
まず、第1実施形態に係る検査装置のハードウェア構成について説明する。
1.1.1 全体構成
第1実施形態に係る検査装置の全体構成について説明する。
図1は、第1実施形態に係る検査装置の全体構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、検査装置1は、実画像データ生成装置10と、設計画像データ生成装置30と、画像欠陥検出装置50と、を備える。
実画像データ生成装置10は、例えば、半導体装置(図示せず)上に転写されたパターンの電子画像を実画像データとして生成可能な走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning electron Microscope)としての機能を有する。実画像データ生成装置10は、生成した実画像データを画像欠陥検出装置50に送出する。
設計画像データ生成装置30は、半導体装置上に転写されるパターンの設計データに基づき、当該パターンの設計画像データを生成する機能を有する。設計データは、例えば、CAD(Computer-aided design)データ等の形式で予め設計画像データ生成装置30内に記憶される。設計画像データ生成装置30は、当該設計データを画像欠陥検出装置50における画像欠陥処理に適用可能なデータ形式(設計画像データ)に変換した後、画像欠陥検出装置50に送出する。
画像欠陥検出装置50は、実画像データ生成装置10から実画像データを、設計画像データ生成装置30から設計画像データをそれぞれ受ける。画像欠陥検出装置50は、実画像データと設計画像データとの組、を被検査画像データと参照画像データとの組とみなす。被検査画像データとは、欠陥検出の対象となる画像データであることを示す。参照画像データとは、被検査画像データについて欠陥検出を行う際の基準となる画像データであることを示す。画像欠陥検出装置50は、被検査画像データと、当該被検査画像データに対応する参照画像データと、を比較することにより、被検査画像データに存在する欠陥を検出する。そして、画像欠陥検出装置50は、被検査画像データに検出された欠陥に基づき、パターンに存在する欠陥を特定する。このような実画像データ及び設計画像データの使用方法は、ダイとデータベースとの比較(DB(Die to database)比較)とも呼ばれる。
1.1.2 実画像データ生成装置のハードウェア構成
次に、第1実施形態に係る検査装置の実画像データ生成装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、第1実施形態に係る実画像データ生成装置のハードウェア構成を説明するための模式図である。図2では、実画像データ生成装置10の一例として、SEMのハードウェア構成が模式的に示されている。
図2に示すように、実画像データ生成装置10は、例えば、電子源102と、複数の集束レンズ103及び104と、複数の走査コイル105及び106と、対物レンズ107と、ステージ108と、センサ109と、を備え、これらがチャンバ101内に格納され構成されている。
電子源102から射出された電子線は、加速された後に集束レンズ103及び104、並びに対物レンズ107によって、ステージ108上に載置された半導体装置110の表面に電子スポットとして集束する。走査コイル105及び106は、半導体装置110上における電子スポットの位置を制御する。
センサ109は、例えば、半導体装置110上から反射した電子を検出する。実画像データ生成装置10は、検出された電子を図示しないプロセッサにおいて処理し、半導体装置110上のパターンに係る実画像データ(すなわち、図示しないマスクによってパターンが転写された半導体装置110の電子像)を生成する。生成された実画像データは、画像欠陥検出装置50に送出される。
1.1.3 画像欠陥検出装置のハードウェア構成
次に、第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置のハードウェア構成について説明する。図3は、第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
図3に示すように、画像欠陥検出装置50は、制御部51、記憶部52、表示部53、ドライブ54、及び通信部55を備えている。
制御部51は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を含み、画像欠陥検出装置50全体の動作を制御する。
記憶部52は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。記憶部52には、画像欠陥検出装置50で実行される画像欠陥検出プログラム521が記憶される。また、記憶部52には、画像欠陥検出プログラム521が実行される際に必要な入力情報として、例えば、参照画像データ522及び被検査画像データ523が記憶される。
画像欠陥検出プログラム521は、被検査画像データ523から、参照画像データ522に対して有意に相違する点を欠陥として検出する画像欠陥検出処理を、画像欠陥検出装置50に実行させるためのプログラムである。なお、画像欠陥検出処理の詳細については、後述する。
表示部53は、例えば、表示画面(例えば、LCD(Liquid Crystal Display)又はEL(Electroluminescence)ディスプレイ等)等を含む。表示部53は、制御部51によって実行された画像欠陥検出プログラム521の実行結果をユーザに出力する。
ドライブ54は、例えば、CD(Compact Disk)ドライブ、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブ等であり、記憶媒体541に記憶されたプログラムを読込むための装置である。ドライブ54の種類は、記憶媒体541の種類に応じて適宜選択されてよい。上記画像欠陥検出プログラム521は、この記憶媒体541に記憶されていてもよい。
記憶媒体541は、コンピュータその他装置、機械等が記録されたプログラム等の情報を読取り可能なように、当該プログラム等の情報を、電気的、磁気的、光学的、機械的又は化学的作用によって蓄積する媒体である。画像欠陥検出装置50は、この記憶媒体541から、画像欠陥検出プログラム521を取得してもよい。
通信部55は、画像欠陥検出装置50と、実画像データ生成装置10及び設計画像データ生成装置30を含む外部と、の通信を司る通信インタフェースである。通信部55は、例えば、実画像データ及び設計画像データを外部から受け、記憶部52に記憶させる。また、通信部55は、画像欠陥検出プログラム521の実行結果として生成された比較結果を外部に出力する。
1.2 機能構成
次に、第1実施形態に係る検査装置の機能構成について説明する。
1.2.1 画像欠陥検出装置の機能構成
第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置の機能構成について説明する。
画像欠陥検出装置50の制御部51は、例えば、記憶部52に記憶された画像欠陥検出プログラム521をRAMに展開(load)する。そして、制御部51は、RAMに展開された画像欠陥検出プログラム521をCPUにより解釈及び実行して、各構成要素を制御する。
図4は、第1実施形態に係る検査装置の画像欠陥検出装置の機能構成のうち、画像欠陥検出処理に係る部分を説明するためのブロック図である。
図4に示すように、画像欠陥検出装置50は、参照画像データ522及び被検査画像データ523に基づいて画像欠陥検出処理を実行する際、グローバルシフト量推定部501、ローカルシフト量推定部502、歪み量推定部503、エッジ領域抽出部504、補正部505、及び比較部506を備えるコンピュータとして機能する。なお、以下の説明では、参照画像データ522及び被検査画像データ523は、互いに交差するX軸及びY軸から構成されるXY平面上に展開される画素の輝度値の集合であるものとして説明する。より具体的には、参照画像データ522の座標(x、y)における輝度値は、I(x、y)と表し、被検査画像データ523の座標(x、y)における輝度値は、I(x、y)と表す。
グローバルシフト量推定部501及びローカルシフト量推定部502は、2つの画像データ間の誤差を最も小さくするシフト量Sを推定する機能を有する。より具体的には、例えば、グローバルシフト量推定部501及びローカルシフト量推定部502は、以下の式(1)にしたがって評価値Eを算出する。
Figure 0007273748000001
ここで、2つの画像データの評価範囲は、N×N個の画素により構成される範囲(0≦x、y≦N-1)であるとする。
グローバルシフト量推定部501及びローカルシフト量推定部502は、算出した評価値Eを最小にするシフト量S=(s、s)を推定する。これにより、一方の画像データを他方の画像データに対しシフトさせた場合に、2つの画像データの評価範囲全体における輝度差が最も整合するシフト量Sが推定される。このような2つの画像データ間の線形マッチング手法は、SSD(Sum of squared difference)マッチングとも呼ばれ、SSDマッチングによって算出される評価値Eは、SSD値とも呼ばれる。なお、以下に説明する通り、シフト量Sは、例えば、グローバルシフト量S1及びローカルシフト量S2を含む。
グローバルシフト量推定部501は、上述のSSDマッチングを参照画像データ522及び被検査画像データ523の全体に適用して、グローバルシフト量S1=(s1、s1)を推定する。グローバルシフト量推定部501は、グローバルシフト量S1を補正部505に送出する。
ローカルシフト量推定部502は、補正部505によって補正された参照画像データ(第2補正済み参照画像データ)を受ける。そして、ローカルシフト量推定部502は、上述のSSDマッチングを、第2補正済み参照画像データ及び被検査画像データ523の部分領域に適用して、ローカルシフト量S2を推定する。例えば、ローカルシフト量推定部502は、第2補正済み参照画像データ及び被検査画像データ523の各々をM個の部分領域に等分割し、当該分割されたM個の部分領域のうち、後述するエッジ領域情報Reに対応する画素を含むM個の部分領域の各々について、当該エッジ領域情報Reに対応する画素のみを用いたSSDマッチングを適用する(M、Mは自然数で、M≧M)。これにより、ローカルシフト量推定部502は、M個のローカルシフト量S2(S2=(s2x1、s2y1)、S2=(s2x2、s2y2)、…、及びS2M2=(s2xM2、s2yM2))を推定する。ローカルシフト量推定部502は、ローカルシフト量S2を歪み量推定部503に送出する。
歪み量推定部503は、ローカルシフト量推定部502から受けたM個のローカルシフト量S2に基づき、歪み量ベクトルCを推定する。歪み量ベクトルCは、2つの画像データ間の対応する画素間の位置の歪み量dを任意の次数の多項式で表現した場合の係数を、ベクトル形式で表現したものである。具体的には、例えば、歪み量dが二次の多項式で表現される場合、歪み量ベクトルCは、6個の係数(cd1、cd2、cd3、cd4、cd5、cd6)からなる列ベクトルとして表現される。この場合、画像データ内の任意の位置(x、y)における画素の位置の歪み量d=(d(x、y)、d(x、y))は、係数cd1~cd6を用いて、以下の式(2)にしたがって算出される。
Figure 0007273748000002
歪み量推定部503は、推定した歪み量ベクトルCを補正部505に送出する。なお、歪み量ベクトルCの推定手法の詳細については、後述する。
エッジ領域抽出部504は、補正部505によって補正された参照画像データ(第1補正済み参照画像データ)を受ける。そして、エッジ領域抽出部504は、第1補正済み参照画像データと被検査画像データ523とに基づき、第1補正済み参照画像データ内の隣り合う画素間の輝度差が有意に変化する画素を含む領域を、エッジ領域として抽出する。エッジ領域抽出部504は、抽出したエッジ領域を示す情報を、エッジ領域情報Reとして補正部505に送出する。エッジ領域情報Reは、例えば、ローカルシフト量S2が推定されるM個の部分領域内に含まれる。なお、エッジ領域情報の抽出手法の詳細については、後述する。
補正部505は、シフト量補正部505-1と、輝度補正部505-2と、を含む。
シフト量補正部505-1は、グローバルシフト量推定部501からグローバルシフト量S1を受けると、当該グローバルシフト量S1を参照画像データ522に適用し、第1補正済み参照画像データを生成する。補正部505は、生成した第1補正済み参照画像データをエッジ領域抽出部504に送出する。
輝度補正部505-2は、エッジ領域抽出部504からエッジ領域情報Reを受けると、第1補正済み参照画像データのうちエッジ領域情報Reに対応する領域における輝度値を用いて輝度を補正し、第2補正済み参照画像データを生成する。補正部505は、第2補正済み参照画像データをローカルシフト量推定部502に送出する。
また、シフト量補正部505-1は、歪み量推定部503から歪み量ベクトルCを受けると、当該歪み量ベクトルCを、第1補正済み参照画像データのうちエッジ領域情報Reに対応する領域に適用し、第3補正済み参照画像データを生成する。補正部505は、第3補正済み参照画像データを比較部506に送出する。
なお、補正部505は、第1補正済み参照画像データ及び第2補正済み参照画像データが整数グリッドの画像データとなるようにリマッピング(再配置)してもよい。リマッピング手法としては、正順方向のリマッピングに限らず、逆方向のリマッピングが適用可能である。正順方向のリマッピングは、例えば、補正済み参照画像データを実数グリッドから整数グリッドとなるように変換する手法である。また、逆方向のリマッピングは、整数グリッドの補正前参照画像データから補間によって実数の輝度値を求め、これを整数グリッドの補正済み参照画像データに変換する手法である。逆方向のリマッピングは、正順方向のリマッピングと同等に演算量を軽減させつつ、正順方向のリマッピングよりも量子化誤差を低減可能である。
比較部506は、第3補正済み参照画像データを補正部505から受けると、当該第3補正済み参照画像データと、被検査画像データ523とを比較し、当該比較結果をユーザに提示する。より具体的には、例えば、比較部506は、第3補正済み参照画像データと、被検査画像データ523との画素毎の輝度値の差分をXY平面上にマッピングし、当該輝度値の差分が所定の閾値より大きい点を欠陥部分として抽出する。比較部506は、抽出された欠陥部分と共に、XY平面上にマッピングされた輝度値の差分の画像データを比較結果としてユーザに提示する。
なお、図4では図示が省略されているが、グローバルシフト量推定部501によるグローバルシフト量S1の推定処理、又はローカルシフト量推定部502によるローカルシフト量S2の推定処理に先立ち、参照画像データ522及び被検査画像データ523に対して、推定用前処理が施されてもよい。例えば、推定用前処理は、主として2つの画像データに含まれるノイズを低減するノイズフィルタとして機能する。具体的には、例えば、推定用前処理にはガウシアンブラー(Gaussian blur)処理が適用可能である。
また、図4では図示が省略されているが、比較部506による比較処理に先立ち、参照画像データ522及び被検査画像データ523に対して、比較用前処理が施されてもよい。例えば、比較用前処理は、推定用前処理と同様、主として2つの画像データに含まれるノイズを低減するノイズフィルタとして機能する。具体的には、例えば、比較用前処理にはNLM(Non-local means)処理が適用可能である。なお、推定用前処理に適用されるノイズ除去処理(例えば、ガウシアンブラー処理)と、比較用前処理に適用されるノイズ除去処理(例えば、NLM処理)とは、重複して適用されない。
1.2 動作
次に、第1実施形態に係る検査装置の動作について説明する。
1.2.1 検査装置の全体動作
まず、第1実施形態に係る検査装置の全体動作について説明する。
図5は、第1実施形態に係る検査装置の全体動作を説明するためのフローチャートである。図5に示すように、当該全体動作は、主としてDB比較に適用される。
ステップST1において、設計画像データ生成装置30は、検査対象のパターンの設計データに基づき、設計画像データを生成する。設計画像データ生成装置30は、生成した設計画像データを画像欠陥検出装置50に送出する。
ステップST3において、実画像データ生成装置10は、検査対象の半導体装置110をステージ108に載置し、電子源102から電子線を射出することにより、半導体装置110上に転写されたパターンの実画像データを生成する。実画像データ生成装置10は、生成した実画像データを画像欠陥検出装置50に送出する。
ステップST5において、画像欠陥検出装置50は、ステップST1において生成された設計画像データを参照画像データ522として、ステップST3において生成された実画像データを被検査画像データ523として記憶部52に記憶し、画像欠陥検出処理を実行する。
以上で、全体動作が終了する。
1.2.2 画像欠陥検出動作
次に、上述した第1実施形態に係る検査装置における全体動作のうち、画像欠陥検出動作について説明する。
1.2.2.1 フローチャート
第1実施形態に係る画像欠陥検出装置における画像欠陥検出動作のフローチャートについて、図6を用いて説明する。図6は、図5において示したステップST4の詳細を説明するものである。
図6に示すように、ステップST11において、制御部51は、グローバルシフト量推定部501として機能し、参照画像データ522及び被検査画像データ523の全体に対してSSDマッチングを実行し、グローバルシフト量S1を推定する。なお、制御部51は、グローバルシフト量S1の推定に先立ち、推定用前処理を実行してもよい。具体的には、制御部51は、参照画像データ522及び被検査画像データ523の各々についてガウシアンブラー処理を適用してもよい。
ステップST12において、制御部51は、シフト量補正部505-1として機能し、ステップST11において推定されたグローバルシフト量S1に基づいて、第1補正済み参照画像データを生成する。
ステップST13において、制御部51は、エッジ領域抽出部504として機能し、第1補正済み参照画像データのエッジ領域を抽出して、エッジ領域情報Reを生成する。
ステップST14において、制御部51は、輝度補正部505-2として機能し、ステップST12において生成されたエッジ領域情報Reに基づいて、第2補正済み参照画像データを生成する。
ステップST15において、制御部51は、ローカルシフト量推定部502として機能し、第2補正済み参照画像データ及び被検査画像データ523のうちの、エッジ領域情報Reに対応する領域に対してSSDマッチングを実行し、M個のローカルシフト量S2を推定する。具体的には、制御部51は、被検査画像データ523と、ステップST14において生成された第2補正済み参照画像データと、をいずれもM個の部分領域に分割する。制御部51は、分割されたM個の部分領域のうち、ステップST13において抽出されたエッジ領域に対応するM個の部分領域の各々について、エッジ領域情報Reに対応する画素を用いてSSDマッチングを実行し、M個のローカルシフト量S2を推定する。
ステップST16において、制御部51は、歪み量推定部503として機能し、ステップST15において推定されたM個のローカルシフト量S2に基づいて、第2補正済み参照画像データの被検査画像データ523に対する歪み量ベクトルCを推定する。
ステップST17において、制御部51は、シフト量補正部505-1として機能し、ステップST15において推定された歪み量ベクトルCに基づいて第2補正済み参照画像データの位置を更に補正し、第3補正済み参照画像データを生成する。
ステップST18において、制御部51は、比較部506として機能し、ステップST17において生成された第3前処理済み参照画像データと、被検査画像データ523とを比較し、比較結果をユーザに提示する。なお、制御部51は、比較処理に先立ち、比較用前処理を実行してもよい。具体的には、制御部51は、第2補正済み参照画像データ及び被検査画像データ523の各々についてNLM処理を適用してもよい。
以上で、画像欠陥検出動作が終了する。
1.2.2.2 補正動作
次に、第1実施形態に係る画像欠陥検出装置における画像欠陥検出動作のうち、補正動作について説明する。
図7は、第1実施形態に係る画像欠陥検出装置における参照画像データの補正動作を模式的に説明するためのダイアグラムである。図7は、図6において説明したステップST12及びST17に対応する。図7では、一例として、参照画像データ522について2回の補正が実行された際の補正前後の画素の位置の変化が、1次元(x軸方向)について模式的に示される。図7の例では、横軸に被検査画像データ523の画素の位置xが示され、縦軸に被検査画像データ523に対応する参照画像データ522(第1補正済み参照画像データ、及び第3補正済み参照画像データを含む)の画素の位置x’が示される。
図7に示すように、補正前の参照画像データ522と被検査画像データ523との間には、線L1に示されるような位置ずれが存在し得る。すなわち、位置ずれの要因は、シフト量sと歪み量d(x、y)との2つに大別され、これらを用いて位置x及びx’は以下の式(3)のように対応付けられる。
Figure 0007273748000003
ここで、シフト量sは、画素の位置によらず、画像データ全体にわたり一様に生じるずれ量を示し、歪み量d(x、y)は、画素の位置に依存して生じる(画素の位置に対して非線形な)ずれ量を示している。
補正部505は、上述のシフト量sを除去することにより、第1補正済み参照画像データを生成する。すなわち、第1補正済み参照画像データと被検査画像データ523との間には、線L2に示されるように歪み量d(x、y)が存在し得る。
補正部505は、上述の歪み量d(x、y)を更に除去することにより、第3補正済み参照画像データを生成する。シフト量s及び歪み量d(x、y)が除去されれば、理想的には、線L3に示されるようにx’=xとなり、第3補正済み参照画像データと被検査画像データとは完全に一致し得る。
1.2.2.3 エッジ領域抽出動作及び輝度補正動作
次に、エッジ領域抽出動作及び輝度補正動作について説明する。
図8は、第1実施形態に係る画像欠陥検出装置における被検査画像データ及び参照画像データの違いを説明するための模式図である。図8では、ラインアンドスペースの回路パターンをSEM画像として取得した場合における、被検査画像データ523と参照画像データ522とがそれぞれ左部(図8(A))及び右部(図8(B))に示される。
図8(A)に示すように、SEM画像として取得される被検査画像データ523は、パターンのエッジ部分に、2次電子強度や反射電子強度の高い帯状の領域WBが現れる。当該領域WBは、ホワイトバンドとも呼ばれ、被検物材料、エッジの傾き、線幅、回路パターン等、種々の要素によって変化し得る。
一方、図8(B)に示すように、設計画像データとして生成される参照画像データ522には、ラインアンドスペースの回路パターンに関する情報は含まれるものの、計算コスト等の制約上、最終的な露光パターン等の詳細な情報まで含めることが困難である。このため、上述したような領域WBのような、被検査画像データ523には実際に現れる複雑な輝度パターンまで再現された参照画像データ522を生成することは困難である。したがって、被検査画像データ523よりも単純な輝度パターンとなる場合が多い。つまり、SEM画像のDB比較においては、比較対象の回路パターンが同一であったとしても、被検査画像データ523と参照画像データ522とで互いに異なる輝度パターンとなる可能性がある。
しかしながら、被検査画像データ523と参照画像データ522とで輝度パターンが異なる場合、SSDマッチングの精度が低下し得る。より具体的には、上述のSSDマッチングの評価値Eに関する(1)式において、真のシフト量S=(s、s)近傍では、以下の式(4)が成り立つことが要求される。
Figure 0007273748000004
式(4)を満たすためには、全ての画素について、項A=[I(i-s,j-s)-I(i,j)]又は項B=∂I(i-s,j-s)/∂sのいずれかが0と見なせることが要求される。
全ての画素のうち、回路パターンのエッジ領域以外の領域(例えば、回路パターンが存在しない領域、又は回路パターン内の部分等)の画素は、その周辺の画素との間で輝度値がほとんど変化しない。このため、回路パターンのエッジ領域以外の領域の画素については、項Aの大小に関わらず式(4)の項Bが0となり、輝度補正をしなくても式(4)を満たし得る。
一方、全ての画素のうち、回路パターンのエッジ領域(つまり、回路パターンが有る領域と無い領域との境界)の画素は、その周辺の画素との間で輝度の変化量が大きくなるため、式(4)の項Bは0とならない場合が想定される。このため、回路パターンのエッジ領域の画素については、項Aを0に近づけるような輝度補正が必要となり得る。具体的には、輝度補正部505-2は、回路パターンのエッジ領域において、I(i-s,j-s)=I(i,j)となるように、エッジ領域における参照画像データ522の輝度I(i,j)を補正することが好ましい。
図9は、第1実施形態に係る画像欠陥検出装置におけるエッジ領域抽出動作及び輝度補正動作を説明するためのダイアグラムであり、図8のIXA-IXA線に沿った被検査画像データと、IXB-IXB線に沿った参照画像データとの特性値が示される。
具体的には、図9の上部(図9(A))には、参照画像データ522の輝度を補正する前の、被検査画像データ523及び参照画像データ522の輝度がY方向に沿って変化する様子が、それぞれ線L4及びL5として示される。図9の中央部(図9(B))には、図9(A)に示されるような被検査画像データ523と参照画像データ522との間の、Y方向に沿った輝度の変化量の相関係数Cが線L6として示される。図9の下部(図9(C))には、図9(B)に示されるような相関係数に基づいて参照画像データ522の輝度を補正した後の、被検査画像データ523及び参照画像データ522の輝度のY方向に沿った変化が、それぞれ線L4及びL5’として示される。
図9(A)に示すように、被検査画像データ523に対応する線L4は、実画像データに基づく輝度パターンとなるため、上述のホワイトバンドの影響等により、回路パターン上の輝度よりも、エッジ領域の輝度が高くなっている。一方、輝度補正前の参照画像データ522に対応する線L5は、回路パターン上で輝度が最大値となり、かつ回路パターン外の領域で最小値となるような、ホワイトバンドが現れない単純な輝度パターンとなっている。
図9(B)に示すように、エッジ領域抽出部504は、被検査画像データ523と参照画像データ522との間の、Y方向に沿った輝度変化の相関係数Cを算出する。エッジ領域抽出部504は、例えば、相関係数Cが閾値Ctよりも大きい区間を相関が有る区間とみなし、当該区間を輝度補正対象の区間(すなわち、エッジ領域)として抽出する。閾値Ctは、相関係数Cが-1以上1以下の間で定義され、相関係数Cが0の場合無相関であることを示す場合、0より大きく、かつ1以下の実数である(0<Ct≦1)。
図9(C)に示すように、輝度補正部505-2は、輝度補正対象の区間として抽出された区間を示すエッジ領域情報Reをエッジ領域抽出部504から受けると、ゲインα及びオフセットβを用いて、以下の式(5)に示すような線形の補正を行う。
Figure 0007273748000005
ここで、I及びI’はそれぞれ、補正前及び補正後の参照画像データ522の輝度である。
より具体的には、輝度補正部505-2は、輝度補正対象の区間において、参照画像データ522の輝度の平均及び標準偏差が、被検査画像データ523の輝度の平均及び標準偏差と一致するように、参照画像データ522の輝度を線形に補正する。
以上により、エッジ領域抽出動作及び輝度補正動作が終了する。
1.2.2.4 歪み量推定動作
次に、歪み量推定動作について説明する。
図10は、第1実施形態に係る画像欠陥検出装置における歪み量推定動作を説明するための模式図である。図10では、第2補正済み参照画像データの部分領域毎の代表的な歪み量dと、ローカルシフト量S2との関係が模式的に示される。図10の例では、第2補正済み参照画像データは、M=25個の部分領域に分割され、当該25個の部分領域のうち、エッジ領域として抽出された画素(図10でハッチングされた領域)を含むM=15個の部分領域R、R、…、R15の各々について、エッジ領域として抽出された画素のみを用いたローカルシフト量S2((s2x1、s2y1)、(s2x2、s2y2)、…、(s2x15、s2y15))が推定される場合が示される。
なお、図10は、図8と同様にラインアンドスペースの回路パターンに関するSEM画像において抽出されたエッジ領域が示されるが、説明の便宜上、図8の回路パターンとは整合しない。すなわち、図10では、図8に示したラインアンドスペースの回路パターンよりも、ライン数が少ない場合(具体的には、ライン状のエッジ領域がY方向に沿って3つ並ぶ場合)が示される。
図10に示すように、歪み量推定部503は、ローカルシフト量(s2x1、s2y1)~(s2x15、s2y15)の各々を、対応する部分領域R~R15の代表位置(x、y)~(x15、y15)における歪み量(dx1、dy1)~(dx15~dy15)とみなす。すなわち、歪み量推定部503は、歪み量(dx1、dy1)~(dx15~dy15)と、ローカルシフト量(s2x1、s2y1)~(s2x15、s2y15)との間に、以下の式(6)に示す対応関係を仮定する。
Figure 0007273748000006
上述の通り、第1実施形態では、任意の位置(x、y)において、歪み量dは、式(2)を満たすと仮定される。このため、第1補正済み参照画像データは、少なくとも15点の代表位置(x、y)~(x15、y15)において、上述の式(2)を満たす。したがって、式(2)を15点の代表位置(x、y)~(x15、y15)について連立することにより、以下の線形方程式(7)及び(8)が得られる。
Figure 0007273748000007
ここで、代表位置の座標(x、y)~(x15、y15)に基づく行列Z、並びに歪み量dx1~dx15、及びdy1~dy15を含むベクトルD及びDは、具体的な数値として定まる。このため、歪み量推定部503は、上述の式(7)及び(8)に対して、最小二乗法に基づいて以下の式(9)に示される演算を実行することにより、それぞれ歪み量ベクトルCdx及びCdyを推定することができる。
Figure 0007273748000008
なお、推定に際しては、最小二乗解を優決定系で得るために、エッジ領域として抽出される部分領域の数Mが歪み量ベクトルCの要素数(式(7)及び(8)の例では6個)よりも大きいことが望ましい。
しかしながら、回路パターンのエッジ領域を含む部分領域の数が少ない場合、最小二乗解が劣決定系となり、解が一意に定まらない可能性がある。この場合、歪み量推定部503は、例えば、L1正則化又はL2正則化を行って、歪み量ベクトルCを推定してもよい。L1正則化の例としては、例えば、Ridge回帰が適用可能であり、L2正則化の例としては、例えば、LASSO回帰が適用可能であるが、これらに限られない。
1.3 本実施形態に係る効果
第1実施形態によれば、基準画像と被検査画像との間に輝度差がある場合にも欠陥の誤検出を抑制することが出来る。本効果につき、以下説明する。
エッジ領域抽出部504は、参照画像データ522と被検査画像データ523とで輝度の変化量が相関する領域をエッジ領域として抽出する。具体的には、エッジ領域抽出部504は、参照画像データ522と被検査画像データ523との間の輝度の相関係数Cを算出し、当該相関係数Cが閾値Ctより大きい区間をエッジ領域であると判定する。これにより、SSDマッチングにおいて、式(4)の項B=∂I(i-s,j-s)/∂sが0とならない(すなわち、項A=[I(i-s,j-s)-I(i,j)]を0にすべき)領域を抽出することができる。
また、輝度補正部505-2は、エッジ領域であると見なされた部分領域において、参照画像データ522の輝度の平均及び標準偏差が、被検査画像データ523の輝度の平均及び標準偏差と一致するように、参照画像データ522の輝度を線形に補正する。これにより、エッジ領域における輝度が、上述の式(4)の項A=0に近づき、後続するローカルシフト量推定部502におけるSSDマッチングの際に算出されるSSD値の精度を高めることができる。したがって、基準画像と被検査画像との間に輝度差がある場合にも画像の欠陥の誤検出を抑制することが出来る。
なお、ローカルシフト量推定部502は、SSDマッチングを、エッジ領域であると見なされた画素を用いて部分領域毎に実施するが、エッジ領域でないと見なされた画素はSSDマッチングに用いない。これにより、回路パターンが含まれない領域(すなわち、欠陥検出において不要な領域)を、シフト量推定から除外することができる。このため、より正しいシフト量S2を推定することができる。
また、グローバルシフト量推定部501は、エッジ領域抽出部504によるエッジ領域抽出処理に先立ち、グローバルシフト量S1を推定する。これにより、参照画像データ522と被検査画像データ523との間の画素の位置差を大まかに近づけることができる。このため、参照画像データ522と被検査画像データ523との間の画素の位置差が大きいために、両者の輝度の変化量が相関する領域が抽出できないという状況を回避することができる。
2. 第2実施形態
なお、第1実施形態では、エッジ領域抽出部504が、参照画像データ522と被検査画像データ523との間の輝度の相関係数Cを算出することによって、エッジ領域を抽出する場合について説明したが、これに限られない。例えば、エッジ領域抽出部504は、所定の部分領域内のSSD値の変化量を算出することによって、エッジ領域を抽出してもよい。
エッジ領域抽出部504は、参照画像データ522及び被検査画像データ523を、図10に示すようなM個の部分領域に分割する。エッジ領域抽出部504は、当該M個の部分領域の各々についてSSD値を算出し、当該SSD値のシフト量に応じた変化量を例えば2次関数で近似する。エッジ領域抽出部504は、M個の部分領域毎に、当該2次関数の2次係数が閾値以上であるか否かを判定し、2次係数が閾値以上である部分領域をエッジ領域として抽出する。
図11は、第2実施形態に係る画像欠陥検出装置におけるエッジ領域抽出動作を説明するためのダイアグラムである。図11では、部分領域毎Ra及びRbにおける、真のシフト量(s、s)近傍におけるSSDマッチングによるSSD値の推移が示される。より具体的には、図11では、真のシフト量(s、s)近傍において、エッジ領域であると判定された部分領域Raに対応するSSD値の推移が線L_Raとして示され、エッジ領域でないと判定された部分領域Rbに対応するSSD値の推移が線L_Rbとして示される。なお、説明の便宜上、図11ではy方向のシフト量を固定し、x方向のシフト量を横軸にとった場合のSSD値E(x、s)が縦軸に示される。
図11に示すように、SSD値E(x、s)は、真のx方向シフト量sで極小値をとり、当該真のシフト量sから離れるほど大きくなる。例えば、SSD値E(x、s)は、真のシフト量sを中心とする2次関数で近似し得る。
部分領域Raでは、回路パターンである部分と回路パターンでない部分との境界(すなわち、隣り合う画素間の輝度の変化量が大きい領域)が多く存在するため、真のx方向シフト量sから少し離れるだけでSSD値が大きくなる。一方、部分領域Rbでは、回路パターンがほとんど存在しないため、隣り合う画素間の輝度の変化量が小さい。このため、線L_RbにおけるSSD値の上昇量は、線L_Raよりも小さい。このため、線L_Rbで近似される2次関数の2次係数は、線L_Raで近似される2次関数の2次係数よりも小さな値となる。
このように、SSD値を2次関数で近似した場合の2次係数は、部分領域内のエッジ領域の有無に相関し得るため、エッジ領域を抽出するための評価関数として用いることができる。具体的には、エッジ領域抽出部504は、部分領域毎にSSD値の変化量を算出し、2次関数で近似する。エッジ領域抽出部504は、当該近似によって得られた2次関数の2次係数が所定の閾値より大きい部分領域をエッジ領域として抽出する。
これにより、エッジ領域抽出部504は、相関係数Cを算出することなく、エッジ領域を抽出することができる。
3. その他
なお、上述の第1実施形態及び第2実施形態は、種々の変形が可能である。
例えば、上述の第1実施形態及び第2実施形態では、輝度パターンが実画像データと設計画像データとの間で異なる可能性が高い場合の一例として、実画像データ生成装置10にSEMが適用されるについて説明したが、これに限られない。例えば、実画像データ生成装置10は、半導体装置に使用されるマスクの光学画像(透過光画像及び/又は反射光画像)を実画像データとして生成可能な光学スキャナが適用されてもよい。
図12は、変形例に係る実画像データ生成装置のハードウェア構成を説明するための模式図である。
図12に示すように、実画像データ生成装置10は、光源111と、複数のハーフミラー112、113、114、115、116、及び117と、複数の対物レンズ118、119、及び120と、ステージ121と、透過光センサ122と、反射光センサ123と、を備えていてもよい。
この場合、光源111は、例えば、紫外レーザ光を射出可能なレーザ光源である。光源111から出射されたレーザ光は、ハーフミラー112~117並びに対物レンズ118及び119を介して、ステージ121に載置されたマスク124に照射される。例えば、ハーフミラー112~115及び対物レンズ118は、透過光学系を構成し、ハーフミラー112、116、及び117、並びに対物レンズ119は、反射光学系を構成する。これにより、マスク124を上下から照明することができ、マスク124の透過光及び反射光はそれぞれ、対物レンズ120を介して透過光センサ122及び反射光センサ123に入力される。透過光センサ122及び反射光センサ123はそれぞれ、マスク124の透過光及び反射光を検出する。実画像データ生成装置10は、検出された透過光及び反射光を図示しないプロセッサにおいて処理し、マスク124の実画像データを生成する。生成された実画像データは、画像欠陥検出装置50に送出される。
以上のような構成によれば、実画像データとして光学像が生成された場合においても、画像欠陥検出処理を実行することができる。したがって、光学スキャナによって生成された光学画像データを画像欠陥検出装置50に入力した場合においても、第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、上述の第1実施形態及び第2実施形態は、参照画像データ522に対してシフト量の補正を行う場合について説明したが、これに限らず、被検査画像データ523に対してシフト量の補正を行ってもよい。
また、上述の第1実施形態及び第2実施形態では、輝度補正部505-2によって参照画像データ522の輝度が補正された後、シフト量補正部505-1は、歪み量ベクトルCに基づくシフト量補正を実行する場合について説明したが、これに限られない。例えば、グローバルシフト量推定部501は、輝度補正部505-2によって参照画像データ522の輝度が補正された後、当該輝度が補正された参照画像データ522を用いて、再度グローバルシフト量を推定してもよい。そして、シフト量補正部505-1は、当該輝度後の参照画像データ522を基づいて推定されたグローバルシフト量を適用して、比較部506に送出される補正済み参照画像データを生成してもよい。
また、上述の第1実施形態及び第2実施形態では、画像欠陥検出装置50の制御部51は、CPUによって動作する場合について説明したが、これに限られない。例えば、制御部51は、1つ又は複数のGPU、ASIC、FPGA等で構成される専用回路(専用プロセッサ)を含んでもよい。制御部51は、当該専用プロセッサにより、グローバルシフト量推定部501、ローカルシフト量推定部502、歪み量推定部503、エッジ領域抽出部504、補正部505、及び比較部506による機能を実現可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…検査装置、10…実画像データ生成装置、30…設計画像データ生成装置、50…画像欠陥検出装置、51…制御部、52…記憶部、53…表示部、54…ドライブ、55…通信部、101…チャンバ、102…電子源、103,104…集束レンズ、105,106…走査コイル、107…対物レンズ、108,121…ステージ、109…センサ、110…半導体装置、111…光源、112,113,114,115,116,117…ハーフミラー、118,119,120…対物レンズ、122…透過光センサ、123…反射光センサ、124…マスク、501…グローバルシフト量推定部、502…ローカルシフト量推定部、503…歪み量推定部、504…エッジ領域抽出部、505…補正部、505-1…シフト量補正部、505-2…輝度補正部、506…比較部、521…画像欠陥検出プログラム、522…参照画像データ、523…被検査画像データ、541…記憶媒体。

Claims (13)

  1. 第1画像に対応する第2画像を生成する画像生成装置と、
    前記第1画像に対する前記第2画像の欠陥を検出する画像欠陥検出装置と、
    を備え、
    前記画像欠陥検出装置は、
    前記第1画像と前記第2画像とで輝度の変化量が相関する第1部分領域を抽出し、
    前記第1部分領域において、前記第1画像の輝度を前記第2画像の輝度に対して補正
    前記第1部分領域は、エッジ領域である、
    検査装置。
  2. 前記抽出することは、前記第1画像と前記第2画像との輝度の変化量の相関係数に基づき、前記第1部分領域を抽出することを含む、
    請求項1記載の検査装置。
  3. 前記抽出することは、前記第1画像と前記第2画像とのSSD(Sum of Squared Difference)値の変化量に基づき、前記第1部分領域を抽出することを含む、
    請求項1記載の検査装置。
  4. 前記輝度を補正することは、前記第1部分領域において、前記第1画像の輝度の平均及び標準偏差と、前記第2画像の輝度の平均及び標準偏差と、が一致するように前記第1画像の輝度を線形に補正することを含む、
    請求項1記載の検査装置。
  5. 前記画像欠陥検出装置は、前記輝度が補正された第1画像と、前記第2画像と、の輝度差に基づいて、前記第1画像と前記第2画像との位置差を示す第1値を推定する、
    請求項1記載の検査装置。
  6. 前記画像欠陥検出装置は、前記第1画像及び前記第2画像の前記第1部分領域を除く第2部分領域における輝度差に基づくことなく、前記第1値を推定する、
    請求項5記載の検査装置。
  7. 前記第1部分領域は、前記第1画像に含まれるパターンの境界を含む、
    請求項6記載の検査装置。
  8. 前記第2部分領域は、前記第1画像に含まれるパターンの境界を含まない、
    請求項7記載の検査装置。
  9. 前記画像欠陥検出装置は、
    前記第1画像と前記第2画像との輝度差に基づいて、前記第1画像と前記第2画像との位置差を示す第2値を推定し、
    前記第2値に基づいて位置が補正された第1画像と、前記第2画像と、に基づいて前記第1部分領域を抽出する、
    請求項1記載の検査装置。
  10. 前記第1画像は、データベースに基づき、
    前記第2画像は、実画像に基づく、
    請求項1記載の検査装置。
  11. 前記画像生成装置は、光学スキャナ又は走査型電子顕微鏡を含む、
    請求項1記載の検査装置。
  12. 第1画像に対応する第2画像を生成する画像生成装置と、前記第1画像に対する前記第2画像の欠陥を検出する画像欠陥検出装置と、
    を備える検査装置が実行する検査方法であって、
    前記画像欠陥検出装置が、
    前記第1画像と前記第2画像とで輝度の変化量が相関する第1部分領域を抽出することと、
    前記第1部分領域において、前記第1画像の輝度を前記第2画像の輝度に対して補正することと
    を備え、
    前記第1部分領域は、エッジ領域である、
    検査方法。
  13. 第1画像に対応する第2画像を生成する画像生成装置と、前記第1画像に対する前記第2画像の欠陥を検出する画像欠陥検出装置と、を備える検査装置に用いられるプログラムであって、
    前記画像欠陥検出装置のプロセッサに、
    前記第1画像と前記第2画像とで輝度の変化量が相関するエッジ領域である第1部分領域を抽出することと、
    前記第1部分領域において、前記第1画像の輝度を前記第2画像の輝度に対して補正することと
    を実行させるためのプログラム。
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