JP7271972B2 - ヒータ部材固定ホルダ、ヒータ部材固定保持方法、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

ヒータ部材固定ホルダ、ヒータ部材固定保持方法、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、ヒータ部材固定ホルダ、ヒータ部材固定保持方法、定着装置及び前記ヒータ部材固定ホルダを備えた画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真方式を利用した画像形成装置においては、熱源を有する定着装置を用いて、記録媒体(例えば、用紙)上に形成された未定着画像(トナー像)を、熱定着させる加熱定着方式が広く採用されている。
定着装置としては、例えば、加圧ローラ(加圧部材)に対向配置される定着ローラと、定着ローラと熱源を有する加熱ローラとの間に張架される無端状の定着ベルト(定着部材)とを備え、加圧ローラと定着ベルトとの圧接によって形成されたニップ部にて、定着ベルトを介して加熱ローラの熱を記録媒体に与えることで、未定着トナー像を記録媒体に加圧し、定着させるベルト定着方式が知られている。
加熱ローラは中空パイプ形に形成され、その内部にはヒータランプ等の熱源(以下、「ヒータ部材」ともいう)が配置されている。一般に印刷速度の速い画像形成装置や高連量用紙をサポートしている画像形成装置では、トナー像の定着に必要な熱容量が増すため、加熱ローラを高温にする必要があり、内部に複数の熱源を設けることがある。
複数の熱源を設ける場合、加熱ローラの表面全体を均一に加熱するために中心軸に近接させて配置する必要がある。
しかし、複数の熱源を互いに接近させて配置させると、各熱源の端部も接近するため、延出しているリード線等の取り扱いが複雑となり、定着装置の組立作業が困難になるという問題があった。
また、熱源の着脱に際しても、付属しているコネクタやハーネス等の取り扱いにより作業が煩雑となるという問題があった。
さらに、ヒータ部材は一般的にロッド状の細長い形状であるため、着脱時に加熱ローラの内壁や縁部に接触してしまうことがあり、接触により表面に傷がついたり破損したりするという問題があった。
このような問題に対し、特許文献1には、ヒータ部材をより簡単に確実に取り付けることができる定着装置として、筒状ヒータの両端部の少なくとも一端に碍子を有し、該碍子が機枠の一部と固定的に係合する係合部を有する定着装置が提案されている。
一方、ヒータ部材以外の定着装置を構成する各部材の交換時においても、ヒータ部材が加熱ローラ内部に接触して損傷することを防ぐために、加熱ローラからヒータ部材を取り外す作業が行われる。
上述のように、ヒータ部材自体の交換や、定着装置の構成部材の交換に伴うヒータ部材着脱において、ヒータ部材の損傷を防止するための技術が求められているが、後者のヒータ部材以外の構成部材を交換する作業については、ヒータ部材を取り外すことなく損傷を防止できる手段があれば、着脱を省略することができ、作業効率を向上させることができる。
そこで本発明は、定着装置の構成部材の交換時におけるヒータ部材の損傷を防止することができ、ヒータ部材の着脱を不要とすることで作業効率を向上させることができるヒータ部材固定ホルダを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のヒータ部材固定ホルダは、記録媒体上の画像を定着させる定着装置を構成する加熱ローラ及び該加熱ローラの内部に配設されたヒータ部材に着脱可能に装着され、前記ヒータ部材の端部が挿通されて嵌合する嵌合部と、前記加熱ローラの外周面を挟持する挟持部とを少なくとも備え、前記ヒータ部材を前記加熱ローラの内壁と当接しない位置に固定保持し、前記加熱ローラの開口断面の円形に対し、一の挟持部が、他の挟持部に対して同じ角度をなすように配設され、前記加熱ローラの外周面に対し、略均等な間隔で複数箇所を挟持することを特徴とする。
本発明によれば、定着装置の構成部材の交換時におけるヒータ部材の損傷を防止することができ、ヒータ部材の着脱を不要とすることで作業効率を向上させることができるヒータ部材固定ホルダを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置の要部構成を示す模式図である。 定着装置を構成する加熱ローラ及びヒータ部材の一例を示す説明図である。 加熱ローラ及びヒータ部材に本実施形態に係るヒータ部材固定ホルダを装着した状態を示す斜視図である。 本実施形態に係るヒータ部材固定ホルダの一例を示す前面側斜視図である。 本実施形態に係るヒータ部材固定ホルダの一例を示す背面側斜視図である。 本実施形態に係るヒータ部材固定ホルダの一例を示す前面図である。 本実施形態に係るヒータ部材固定ホルダの一例を示す側面図である。
以下、本発明に係るヒータ部材固定ホルダ、ヒータ部材固定保持方法、定着装置及び画像形成装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(画像形成装置、定着装置)
本発明に係る画像形成装置の一実施形態について図1を参照して説明する。図1は画像形成装置100を示す概略構成図である。
本実施形態の画像形成装置は、後述する加熱ローラ及びヒータ部材に着脱可能に装着されるヒータ部材固定ホルダを備えている。
図1において、画像読取ユニット104は、照明装置や、光学系や、CCDイメージセンサ等を内部に収めたスキャナを有する。スキャナは上面に原稿を配置するコンタクトガラスを有し、コンタクトガラス越しに原稿を照明し、その反射光を光学系を通じて内部のCCDイメージセンサで読み取る。
スキャナの上方には原稿自動読み取り装置(ADF:Auto Document Feeder)103を設けている。ADF103は原稿を自動搬送し、コンタクトガラスの読取面に原稿を送る。
読み取られた画像データは電気信号に変換され、画像処理(各種補正、圧縮等)を行った後に順次、画像メモリに蓄えられる。
レーザ書き込みユニット112は、レーザ出力ユニット、結像レンズ及びミラーで構成され、出力されるレーザ光が画像作像系(現像ユニット113)の感光体116に照射される。
感光体116に作像された画像を印刷する手順はおおよそ以下の通りである。
ユニバーサルトレイ123、及びタンデムトレイ124に積載された用紙は、各々第1給紙ユニット120、第2給紙ユニット121、第3給紙ユニット122によって給紙され、縦搬送ユニット119及び用紙搬送部117により現像ユニット113の手前位置まで搬送される。
画像メモリ上の画像データはレーザ書き込みユニット112からのレーザ光によって現像ユニット113の感光体116上に書き込まれ、トナー像が形成される。
現像ユニット113は、感光体116の周囲にクリーニングユニット114、帯電チャージャを備えている。
感光体116上のトナー像は、中間転写ベルト105に転写され、中間転写ベルト105上に画像が形成される。
用紙はトナー像の移動に合わせて用紙搬送部117により搬送され、中間転写ベルト105上のトナー像が二次転写ユニット118で転写される。トナー像が転写された用紙は定着搬送ユニット108により搬送される。
その後、定着装置1にて画像を定着させ、片面のみの印刷の場合は排紙トレイ126に排出される。定着装置1の構成は後述する。
両面に画像を作像する場合は、各トレイから給紙され、かつ作像された用紙を反転経路切り換え爪を切り換える。これにより用紙を排紙トレイ126側に導かないで、反転両面貯留ユニット110に搬送し、いったん収納する。戻し搬送手段により逆方向(再給紙方向)に繰り出され、反転排紙切り換え爪により反転し、再度、用紙搬送部117に送られて、裏面に画像を印刷された後に排紙される。
また、用紙を反転して排出する場合、反転排紙ユニット109でスイッチバック反転した用紙を排紙反転切り換え爪により、反転両面貯留ユニット110に送り出して、再び反転排紙ユニット109に戻し本体外に排出する。
本体から排紙される用紙は排紙先切り換え爪により本体の排紙トレイ126に排紙される。
図2は定着装置1を示す概略構成図である。
定着装置1は、加熱ローラ51と、定着ローラ52と、加熱ローラ51および定着ローラ52に張架される定着ベルト53と、定着ローラ52を押圧して定着ベルト53との間にニップ部を形成する加圧ローラ54等を備えている。
加熱ローラ51は、熱源としてのヒータ部材50を内部に有している。加熱ローラ51と定着ローラ52の回転動作により加熱ローラ51から定着ベルト53が周方向に渡って全面加熱される。
定着装置1は、定着ローラ52と加圧ローラ54との圧接によって形成される定着ベルト53と加圧ローラ54とのニップ部にトナー像Tを担持した記録媒体Pを通紙して加熱定着を行うものである。なお、加熱ローラ51、定着ローラ52及び加圧ローラ54は、定着装置1の筐体の長手方向に回転可能に軸支され、各ローラの駆動手段等は、筐体に固定保持されている。
ニップ部を通紙した記録媒体Pは、定着ローラ52側または加圧ローラ54側に配置された分離手段(分離板、分離爪など)によって先端部が分離されて、次工程に排出される。
加熱ローラ51は、例えば、金属材料からなる薄肉の円筒体であって、その円筒体の内部にヒータ部材50が配設されている。
ヒータ部材50としては、例えば、ハロゲンヒータやカーボンヒータ等を用いることができる。熱源を構成するヒータの数は限定されず、適宜選択することができる。
加熱ローラ51及びヒータ部材50には、後述するヒータ部材固定ホルダ60が装着される。
定着ローラ52は、熱源を有しておらず、金属(鉄やアルミ)などの剛性の高い芯材(芯金)を、シリコーンゴムなどの厚い弾性層で覆ったものである。
定着ベルト53は、定着ローラ52と加熱ローラ51の周囲に掛けまわされ、加熱ローラ51および定着ローラ52に密着している。このように構成した定着ベルト53に、定着ローラ52に対応する箇所に加圧ローラ55を押し当てることで、ニップ部を構成する。
定着ベルト53は、例えば、PI(ポリイミド)樹脂からなる層厚が例えば90μmのベース層上に、シリコーンゴムなどの弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端ベルトである。
定着ベルト53の弾性層は、例えば、層厚が200μm程度であって、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト53の離型層は、例えば、層厚が20μm程度であって、PFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)等で形成されている。また、定着ベルト53の表層に離型層を設けることにより、トナー(トナー像)に対する離型性(剥離性)が確保されることになる。
また、定着ベルト53は、例えば、厚さ90μmの耐熱樹脂の無端フィルムであるPIベルトで構成され、表層には、PFA(4フッ化エチレンパーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)などのオフセット防止剤がコーティングされている。
加圧ローラ54は、例えば、SUS304等の芯金上に、フッ素ゴム、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性層が形成されたローラ部材である。
定着ローラ52と加圧ローラ54とは、対向して配置されるゴムローラであり、加圧ローラ54が定着ベルト53を介して定着ローラ52の中心方向に加圧されることにより、加圧ローラ54と定着ベルト53との間でニップ部が形成される。また、加圧ローラ54の定着ローラ52側への押圧力(加圧力)を制御することにより、ニップ幅の大きさを制御することが可能である。
また、定着装置1の待機状態等において、加圧ローラ54を定着ローラ52に対し、離間可能とすることも好ましい。
加圧ローラ54には、図示しないクリーニング手段が設けられていてもよい。
クリーニング手段は、トナー像Tの定着時に定着ベルト53へ付着してしまった微量のオフセットトナーが加圧ローラ54へ移動したものを除去する部材であれば特に限定されない。
なお、クリーニング手段を定着ベルト53側に設け、定着ベルト53上のオフセットトナーを除去する構成としてもよい。
また、本実施形態の画像形成装置は、上述の定着ベルト53等から除去した廃トナーを回収する着脱可能な廃トナータンク125を備えている。廃トナータンク125には、画像形成装置の中間転写ベルト105のクリーニングユニット106から除去された廃トナーも回収される。廃トナーは、図示しない廃トナー搬送装置によって廃トナータンク125に送られる。
例えば、画像形成装置100のカバーを開き、廃トナータンク125を取り外した後のスペースの近傍に、後述するヒータ部材固定ホルダ60を収容し、保持する構成とすることができる。
(ヒータ部材固定ホルダ、ヒータ部材固定保持方法)
本発明に係るヒータ部材固定ホルダ及びヒータ部材固定保持方法について、図3~図8に基づき説明する。
図3は、ヒータ部材固定ホルダが装着される対象の加熱ローラ51及びヒータ部材50を示す図である。ヒータ部材50は、図3に示すようにロッド状の細長い形状であるため、着脱時に破線の円及び矢印で示す加熱ローラ51の内壁や縁部に接触してしまうことがある。これに対し、図4はヒータ部材固定ホルダ60が装着された状態を示す図である。
図5はヒータ部材固定ホルダ60の前面側斜視図、図6は同背面斜視図、図7は同前面図、図8は同側面図である。
本実施形態の画像形成装置100及び定着装置1において、定着装置1を構成する部材の交換時には、ヒータ部材50を取り外すことなく保護する手段としてヒータ部材固定ホルダ60を備える。
ヒータ部材固定ホルダ60は、記録媒体P上の画像を定着させる定着装置1を構成する加熱ローラ51及び該加熱ローラ51の内部に配設されたヒータ部材50に着脱可能に装着される部材である。
ヒータ部材固定ホルダ60は、ヒータ部材50の端部(ベース部)が挿通されて嵌合する嵌合部61と、加熱ローラ51の外周面を挟持する挟持部63とを少なくとも備え、ヒータ部材50を加熱ローラ51の内壁と当接しない位置に固定保持する。
ヒータ部材50は、ヒータ部材固定ホルダ60により加熱ローラ51の回転軸と重なる位置(ヒータ部材50の垂直断面の中心が加熱ローラ51の回転軸と重なるか、近接した位置)に固定保持されることが好ましい。
ヒータ部材50は、図3に示すように、内部に発熱体が封止された管状部50aと、管状部50aの長手方向端部を封止するベース部50b、ベース部50bより長手方向外側にあり断面積が小さいベース端部50cを備えている。ベース端部50cの端面からヒータ要素50dが延出している。管状部50aの数は、本実施形態では3本であるが、これに限定されない。
ヒータ部材固定ホルダ60は、同一形状の部材でヒータ部材50の長手方向両端のいずれにも装着され、ヒータ部材50を加熱ローラ51に対して位置決め固定するように保持することができる。
なお、ヒータ部材50は、給電するために接続された図示しないハーネスを備える。
ヒータ部材50から延出したハーネスは、ヒータ部材50の着脱時や、本実施形態に係るヒータ部材固定ホルダ60の着脱の際の取り扱いを煩雑にする。
これに対し、本実施形態のヒータ部材固定ホルダ60は、ハーネスを支持可能な構造および/またはハーネスを挿通可能な切り欠き部62等を有するため、ハーネスの取回しが容易となる。
ハーネスを支持可能な構造とは、ハーネスの配設の障害とならない構造であれば特に限定されないが、例えば、ヒータ部材固定ホルダ60の前面側に形成された貫通孔である窓部65や、腕部66等が挙げられる。
また、ヒータ部材固定ホルダ60は、加熱ローラ51の外周面に対し、略均等な間隔で複数箇所を挟持する構造であることが好ましい。
本実施形態のヒータ部材固定ホルダ60は、図4~図6に示すように、加熱ローラ51の外周面に対し、略均等な間隔で3箇所を挟持する3つの挟持部63を備える。
「略均等な間隔」とは、例えば、加熱ローラ51の開口断面の円形に対し、一の挟持部63が、他の挟持部63に対して同じ角度をなすように配設されることを意味する。上記の3箇所を挟持する例では、それぞれ120°の角度をなして配設された挟持部63により、加熱ローラ51の外周面が略均等な間隔で挟持される。
加熱ローラ51は、図3及び図4に示すように円周方向に沿った溝部51aを有する。そして、ヒータ部材固定ホルダ60の挟持部63は、加熱ローラ51の溝部51aとスナップフィットにより係合する爪部64を有する。
本実施形態のヒータ部材固定ホルダ60は、図4~図8に示すように挟持部63の端部に爪部64が形成されているが、爪部の位置や形状は、溝部51aとスナップフィット係合可能な係合片として機能する限り限定されず、適宜設計・形成することができる。
また、ヒータ部材固定ホルダ60の加熱ローラ51及びヒータ部材50と当接しない表面には、面ファスナーが設けられることが好ましい。
ヒータ部材固定ホルダ60の面ファスナーは、画像形成装置内の任意の位置に設けられた他方の面ファスナーと着脱可能に結合させることができ、これにより、使用時以外は当該任意の位置に保持しておくことができる。
面ファスナーとしては、マジックテープ(登録商標)やVELCRO(登録商標)などを用いることができる。なお、面ファスナーに代えて、着脱可能な他の結合手段(例えば、ボタン等)を用いることもできる。
ヒータ部材固定ホルダ60は、例えば、画像形成装置が備える廃トナータンク10を取り外したときに生じるスペースの近傍に保管することができる。
この場合、保管位置となる画像形成装置側にも面ファスナーを設け、ヒータ部材固定ホルダ60に設けられた面ファスナーと結合させる構成とすることができる。
ヒータ部材固定ホルダ60を使用する際は、廃トナータンク10を画像形成装置から取り外し、保管位置に保持されたヒータ部材固定ホルダ60との面ファスナーの結合を解除して取り出すことができる。
上述の構成の本実施形態のヒータ部材固定ホルダ60を用いることにより、定着装置1の構成部材の交換時において、ヒータ部材50を装着したままでもヒータ部材50が加熱ローラ51と接触して損傷するのを防止することができ、ヒータ部材50の着脱を不要とすることで作業効率を向上させることができる。
本発明に係るヒータ部材固定保持方法は、記録媒体P上の画像を定着させる定着装置1を構成する加熱ローラ51及び該加熱ローラ51の内部に配設されたヒータ部材50に本発明に係るヒータ部材固定ホルダ60を装着し、ヒータ部材50を加熱ローラ51の内壁と当接しない位置に固定保持する方法である。
当該方法によれば、定着装置1の構成部材の交換時におけるヒータ部材50の損傷を防止することができ、ヒータ部材50の着脱を不要とすることで作業効率を向上させることができる。
また、本発明に係る定着装置1は、定着ローラ52と、ヒータ部材50により加熱される加熱ローラ51と、少なくとも定着ローラ52及び加熱ローラ51に張架される定着ベルト53と、定着ベルト53を介して定着ローラ52に圧接してニップ部を形成する加圧ローラ54と、を有し、加熱ローラ51及びヒータ部材50に、本発明に係るヒータ部材固定ホルダ60が装着される。
さらに、本発明に係る画像形成装置100は、定着ローラ52と、ヒータ部材50により加熱される加熱ローラ51と、少なくとも定着ローラ52及び加熱ローラ51に張架される定着ベルト53と、定着ベルト53を介して定着ローラ52に圧接してニップ部を形成する加圧ローラ54と、を有する定着装置1を備え、加熱ローラ51及びヒータ部材50に、本発明に係るヒータ部材固定ホルダ60が装着される。
1 定着装置
10 廃トナータンク
50 ヒータ
50a 管状部
50b ベース部
50c ベース端部
50d ヒータ要素
51 加熱ローラ
51a 溝部
52 定着ローラ
53 定着ベルト
54 加圧ローラ
60 ヒータ部材固定ホルダ
61 嵌合部
62 切欠部
63 挟持部
64 爪部
65 開口部
66 腕部
100 画像形成装置
P 用紙
T トナー
特開2007-108921号公報

Claims (10)

  1. 記録媒体上の画像を定着させる定着装置を構成する加熱ローラ及び該加熱ローラの内部に配設されたヒータ部材に着脱可能に装着され、
    前記ヒータ部材の端部が挿通されて嵌合する嵌合部と、前記加熱ローラの外周面を挟持する挟持部とを少なくとも備え、
    前記ヒータ部材を前記加熱ローラの内壁と当接しない位置に固定保持し、
    前記加熱ローラの開口断面の円形に対し、一の挟持部が、他の挟持部に対して同じ角度をなすように配設され、前記加熱ローラの外周面に対し、略均等な間隔で複数箇所を挟持することを特徴とするヒータ部材固定ホルダ。
  2. 前記ヒータ部材へ給電するために接続されたハーネスを支持可能な構造を有することを特徴とする請求項1に記載のヒータ部材固定ホルダ。
  3. 前記ヒータ部材へ給電するために接続されたハーネスを挿通可能な切り欠き部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のヒータ部材固定ホルダ。
  4. 前記加熱ローラの外周面に対し、略均等な間隔で複数箇所を挟持することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のヒータ部材固定ホルダ。
  5. 前記加熱ローラは外周面の円周方向に沿った溝部を有し、
    前記挟持部は、前記加熱ローラの前記溝部とスナップフィットにより係合する爪部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のヒータ部材固定ホルダ。
  6. 前記加熱ローラ及び前記ヒータ部材と当接しない表面に、面ファスナーが設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のヒータ部材固定ホルダ。
  7. 記録媒体上の画像を定着させる定着装置を構成する加熱ローラ及び該加熱ローラの内部に配設されたヒータ部材に請求項1から6のいずれかに記載のヒータ部材固定ホルダを装着し、前記ヒータ部材を前記加熱ローラの内壁と当接しない位置に固定保持することを特徴とするヒータ部材固定保持方法。
  8. 定着ローラと、ヒータ部材により加熱される加熱ローラと、少なくとも前記定着ローラ及び前記加熱ローラに張架される定着ベルトと、前記定着ベルトを介して前記定着ローラに圧接してニップ部を形成する加圧ローラと、を有し、
    前記加熱ローラ及び前記ヒータ部材に、請求項1から6のいずれかに記載のヒータ部材固定ホルダが装着されることを特徴とする定着装置。
  9. 定着ローラと、ヒータ部材により加熱される加熱ローラと、少なくとも前記定着ローラ及び前記加熱ローラに張架される定着ベルトと、前記定着ベルトを介して前記定着ローラに圧接してニップ部を形成する加圧ローラと、を有する定着装置を備え、
    前記加熱ローラ及び前記ヒータ部材に、請求項1から6のいずれかに記載のヒータ部材固定ホルダが装着されることを特徴とする画像形成装置。
  10. 着脱可能な廃トナータンクを備え、前記廃トナータンクを取り外したときに生じるスペースの近傍に前記ヒータ部材固定ホルダが保管されることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
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