JP7271726B2 - 半導体レーザ装置の検査方法、および半導体レーザ装置の検査装置 - Google Patents

半導体レーザ装置の検査方法、および半導体レーザ装置の検査装置 Download PDF

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Description

本願は、半導体レーザ装置の検査方法および半導体レーザ装置の検査装置に関する。
光通信における信号送信光源として、高速な電気信号に応答できる半導体レーザ装置が用いられる。半導体レーザ装置は入力された電気信号に応じて強度変調されたレーザ光を出力する。このレーザ光は集光レンズを介して光ファイバへと導入され、光ファイバを通じて光信号が送信される。光信号の品質を保つため、光通信分野では通常、シングルモードファイバが用いられる。従って、シングルモードファイバとの高い光結合が得られるよう、半導体レーザ装置に供えられた半導体レーザも、出力するレーザ光がシングルモードとなるように設計される。
半導体レーザはその製造ばらつきにより、注入電流(Iop)を大きくしていくことでキンクと呼ばれる発振モードの乱れが発生することがある。例えば、利得導波型の導波構造を有する半導体レーザの場合、横方向に光を閉じ込める屈折率差が無いため、横モードが不安定になりやすい。このような構造の半導体レーザにおいてIopを大きくしていくと、キャリアの消費が激しい発光領域付近における利得分布が崩れ、横モードがマルチモード化してしまう。低電流駆動時ではシングルモードであっても、高電流駆動時では複数のピークを持つマルチモードになってしまう。シングルモードからマルチモードに変動すると、レーザビームのFFP(Far Field Pattern)が変動する。実使用範囲内のIopでFFPが変動してしまうと、半導体レーザ装置の出力とシングルモードファイバとの光結合効率の変動を招き、光信号の品質が低下する。このため、半導体レーザを内蔵した半導体レーザ装置の製造工程においては、ウエハプロセスによる半導体レーザ装置の製造が完了後、直ちに横モードの品質を確認する検査を実施し、横モードが異常な半導体レーザ装置は半導体パッケージへの組み込みを行うアセンブリ工程の前段階で予め不良品として除去しておくことが望ましい。これにより、アセンブリ工程あるいはその後のテスト工程で発生するであろう部材費および加工費の無駄を削減することができる。
このような横モードが異常な半導体レーザを除去する手段として、特許文献1には拡散する半導体レーザの出射光の一部を受光するように光検出器を配置し、光出力のIop依存性(P-Iカーブ)を測定することで、横モードの変動を検出する手法が開示されている。光検出器は半導体レーザが出射した拡散光の一部のみを受光しているので、横モードが安定な半導体レーザを測定した場合は線形なP-Iカーブが得られるが、横モードが不安定な半導体レーザを測定した場合は全出射光に占める光検出器での受光分の割合が変動するため非線形なP-Iカーブとなり、FFPの変動を検出することができる。
特開平10-284780号公報
特許文献1に開示されている、横モードが不安定で異常な半導体レーザを判別する方法においては、検査装置として、半導体レーザの出射光の一部を受光するように配置した光検出器を必要とする。このため、検査対象の半導体レーザ装置を、光検出器と一定の関係となる位置に配置する必要があり、検査の手順が煩雑となる。また、半導体レーザによっては、横モードがシングルモードのままであっても、光出力のIop依存性が完全に線形とならず、拡散光の一部のP-Iカーブのみで、精度よく横モードが異常な半導体レーザ装置であることを判定できないことがある。
本願は、上記の問題点を解決するための技術を開示するものであり、横モードが異常な半導体レーザ装置を精度よく判定できる半導体レーザ装置の検査方法および半導体レーザ装置の検査装置を提供することを目的とする。
本願に開示される半導体レーザ装置の検査方法は、半導体レーザと、この半導体レーザの出力を入力する電界吸収型変調器と、半導体レーザが出力するレーザ光の一部のレーザ光強度を検出する光検出器とが集積された半導体レーザ装置を検査対象とする半導体レーザ装置の検査方法であって、半導体レーザの注入電流と光検出器の出力との関係である横モード光出力特性を取得するステップと、電界吸収型変調器に逆バイアス電圧を印加するとともに、半導体レーザの注入電流と電界吸収型変調器が出力する光電流との関係である全光出力特性を取得するステップと、全光出力特性と横モード光出力特性とを比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するステップと、を備えたものである。
本願に開示される半導体レーザ装置の検査装置は、半導体レーザと、この半導体レーザの出力を入力する電界吸収型変調器と、半導体レーザが出力するレーザ光の一部のレーザ光強度を検出する光検出器が集積された半導体レーザ装置を検査対象とする半導体レーザ装置の検査装置であって、半導体レーザに注入電流を供給する半導体レーザ電源と、電界吸収型変調器に逆バイアス電圧を供給する電界吸収型変調器電源と、光検出器に逆バイアス電圧を供給する光検出器電源と、半導体レーザ電源、電界吸収型変調器電源、および光検出器電源を制御して、半導体レーザの注入電流と光検出器の出力との関係である横モード光出力特性、および半導体レーザの注入電流と電界吸収型変調器が出力する光電流との関係である全光出力特性を取得して、全光出力特性と横モード光出力特性とを比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するよう構成されている検査制御器とを備えたものである。
本願に開示される半導体レーザ装置の第二の検査方法は、半導体レーザと、この半導体レーザの出力を入力する電界吸収型変調器とが集積された半導体レーザ装置を検査対象とする半導体レーザ装置の検査方法であって、半導体レーザの注入電流と、検査対象の半導体レーザ装置が出力するレーザ光の一部のレーザ光強度を検出する光検出器の出力との関係である横モード光出力特性を取得するステップと、電界吸収型変調器に逆バイアス電圧を印加するとともに、半導体レーザの注入電流と電界吸収型変調器が出力する光電流との関係である全光出力特性を取得するステップと、全光出力特性と横モード光出力特性とを比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するステップと、を備えたものである。
本願に開示される半導体レーザ装置の第三の検査方法は、半導体レーザを備えた半導体レーザ装置を検査対象とする半導体レーザ装置の検査方法であって、半導体レーザの注入電流と、検査対象の半導体レーザ装置が出力するレーザ光の一部のレーザ光強度を検出する光検出器の出力との関係である横モード光出力特性を取得するステップと、半導体レーザの注入電流と、検査対象の半導体レーザ装置が出力するレーザ光の全部のレーザ光強度を検出する光検出器の出力との関係である全光出力特性を取得するステップと、全光出力特性と横モード光出力特性とを比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するステップと、を備えたものである。
本願によれば、横モードが変動する半導体レーザ装置を精度よく判定する半導体レーザ装置の検査方法および半導体レーザ装置の検査装置を提供できる効果がある。
実施の形態1による半導体レーザ装置の検査装置と、検査対象である半導体レーザ装置の構成を示す概略図である。 実施の形態1による半導体レーザ装置の検査装置の検査対象である半導体レーザ装置の上面図である。 横モードが正常な半導体レーザ装置のレーザ光の放射角特性を示す図である。 横モードが異常な半導体レーザ装置のレーザ光の放射角特性を示す図である。 横モードが正常な半導体レーザ装置のレーザ光の全光出力特性および横モード出力特性を示す図である。 横モードが異常な半導体レーザ装置のレーザ光の全光出力特性および横モード出力特性を示す図である。 実施の形態1による半導体レーザ装置の検査方法の手順を説明するフロー図である。 実施の形態2による半導体レーザ装置の検査装置と、検査対象である半導体レーザ装置の構成を示す概略図である。 実施の形態3による半導体レーザ装置の検査方法を説明するための特性図である。 実施の形態4による半導体レーザ装置の検査方法を説明するための特性図である。 実施の形態5による半導体レーザ装置の検査方法を説明するための図である。 実施の形態6による半導体レーザ装置の検査装置と、検査対象である半導体レーザ装置の構成を示す概略図である。 実施の形態7による半導体レーザ装置の検査装置と、検査対象である半導体レーザ装置の構成を示す概略図である。 実施の形態7による半導体レーザ装置の検査方法の手順を説明するフロー図である。 本願の検査制御器のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による半導体レーザ装置の検査装置11と、検査対象である半導体レーザ装置100の構成を示す概略図である。半導体レーザ装置の検査装置11はブロック図で示し、半導体レーザ装置100は概略の側面断面図で示している。図2は、半導体レーザ装置100の上面図を示しており、図1の半導体レーザ装置100は、図2のA-A‘の位置での断面図として示している。半導体レーザ装置100は、半導体レーザ(LDとも称する)1と電界吸収型変調器(EAMとも称する)2とがモノリシックに集積され、両者の光導波路は結合されている。このため、LD1が出力するレーザ光はEAM2へ低損失で導入される。また、EAM2の出力側、すなわちEAM2側のチップ端面(前端面)近傍にはEAM2よりも屈折率が低い窓構造31が形成されている。LD1が出力するレーザ光はEAM2を通過し、窓構造31へ拡散しながら放射される。この拡散光の一部を受光するように、窓構造31の近傍に光モニタである光検出器(PDとも称する)4が形成されている。
EAM2とPD4は、どちらも逆バイアス電圧を印加することで入射された光を吸収し、光電流を出力する。以後、EAM2が出力する光電流をIea、PD4が出力する光電流をImとする。半導体レーザ装置の検査装置11は、LD1に注入電流を供給するためのLD(半導体レーザ)電源5、EAM2に逆バイアス電圧を供給するためのEAM(電界吸収型変調器)電源6、およびPD4へ逆バイアス電圧を供給するためのPD(光検出器)電源7を備えている。LD電源5はLD1に流れる電流であるLD注入電流Iopを検出する電流検出器51を備えており、EAM電源6はIeaを検出する光電流検出器61を備えている。さらにPD電源7はImを検出する光電流検出器71を備えている。これらの電流検出器51、光電流検出器61、光電流検出器71は、それぞれの電源とは別に設けられていてもよいのは言うまでもない。半導体レーザ装置の検査装置11は、さらに、LD電源5、EAM電源6、PD電源7を制御して、Iop、Iea、Imの各データを取得する検査制御器10を備えている。
通常の場合、EAM2およびPD4が出力する光電流量は、入力される光パワーと比例関係になるように設計される。従って、EAM2及びPD4に入射される光パワーが線形に増加すれば、両者が出力する光電流IeaおよびImも線形に増加することになる。
EAM2とLD1の光導波路は連続的に形成され、両者は低損失で結合していることから、EAM2はLD1が出力するレーザ光の大部分を吸収することになる。一方で、PD4は窓構造31内を拡散するレーザ光の一部を受光するため、LD1が出力するレーザ光の横モードの一部のみを吸収することになる。
図3Aおよび図3Bに、Iopに依って横モードが変動しない、横モードが正常な半導体レーザ装置の場合の、低電流駆動時と高電流駆動時の出力レーザ光の放射角を示す。横モードが正常な場合、低電流駆動時と高電流駆動時で放射角の変動が無く、FFPも変動しない。図4Aおよび図4Bに、Iopに依って横モードが変動する、横モードが異常な半導体レーザ装置の場合の、低電流駆動時と高電流駆動時の出力レーザ光の放射角を示す。横モードが異常の場合、低電流駆動時はシングルモードであるが、高電流駆動時にマルチモードとなり光の放射パターンが低電流駆動時から変動し、FFPが変動する。
図5Aおよび図5Bに、横モードが正常な場合のIeaのIop依存性(以後、Iea-Iカーブ、または全光出力特性と称する)およびImのIop依存性(以後、Im-Iカーブ、または横モード光出力特性と称する)をそれぞれ示す。Iopによって横モードが変動しない場合は、全レーザ出力に対するEAM2が受光する割合と光検出器PD4が受光する割合は変化しないので、Iea-IカーブとIm-Iカーブは類似の波形が得られる。図5A、図5Bでは、例として、発光効率が高電流域で飽和する半導体レーザでのIea-IカーブとIm-Iカーブを示しているが、どちらも低電流域では線形、高電流域では非線形であり、類似の波形となっている。
図6Aおよび図6Bに横モードが異常な場合の、Iea-IカーブとIm-Iカーブの一例をそれぞれ示す。EAM2は横モードの大部分を受光しているので、横モードが変動しても全レーザ出力に対するEAM2が受光する割合は変化が小さい。一方、光検出器PD4は横モードの一部しか受光しないので、横モードが変動すると全レーザ出力に対する光検出器PD4が受光する割合が大きく変動する。従って、Iea-IカーブとIm-Iカーブは異なる波形が得られる。図6Aおよび図6Bには、図5Aおよび図5Bと同様に、LD1の発光効率が高電流域で飽和する半導体レーザの場合のIea-IカーブとIm-Iカーブを示している。図6Aに示すIea-Iカーブは図5Aと同じく高電流域のみ非線形な波形となるが、図6Bに示すIm-Iカーブは、より小さい電流域で非線形性が現れ、両者は異なる波形となっている。
以上から、Iea-IカーブとIm-Iカーブの双方を測定し、両者の差異が大きい素子を横モードが異常であると判定することで、Iopに依って横モードが変動する横モードが異常な半導体レーザ装置を除去することができる。
図7は、実施の形態1による半導体レーザ装置の検査方法をまとめて示すフロー図である。図1および図2で示す半導体レーザ装置100が検査対象である。まず、検査制御器10が、LD電源5を制御して、LDの注入電流Iopを変化させながら、PD4の出力である光電流Imを測定し、横モード光出力特性であるIm-Iカーブを取得する(ステップST1)。このとき、EAM2をレーザ光が通過するよう、EAM2には逆バイアス電圧を印加しない、またはレーザ光を大きく吸収しない程度の逆バイアス電圧を印加した状態にしておく。次に、検査制御器10が、EAM電源6を制御して、EAM2に光を吸収する程度の逆バイアス電圧を印加する(ステップST2)。EAM2に逆バイアス電圧を印加した状態で、検査制御器10が、LD電源5を制御してLDの注入電流Iopを変化させながら、EAM2の出力である光電流Ieaを測定し、全光出力特性であるIea-Iカーブを取得する(ステップST3)。次に、取得した横モード光出力特性と全光出力特性を比較して、検査対象の半導体レーザ装置のLDが横モード異常であるかどうかを判定する(ステップST4)。なお、ステップST2、ステップST3を、ステップST1の前に行っても良い。この場合、ステップST1を実行するときに、EAM2は、EAM2をレーザ光が通過するよう、逆バイアス電圧を印加しない、またはレーザ光を大きく吸収しない程度のバイアス電圧を印加した状態にしておくことは言うまでもない。
上記の各ステップは、実際には、例えば、図15に示すように、演算処理装置21、記憶装置22、および入出力インターフェース23を備えた検査制御器10において、記憶装置22に記憶されたプログラムを演算処理装置21が実行することで実現できる。すなわち、検査制御器10は、入出力インターフェース23を通じて、各電源に制御信号を送信し、各電流値などのデータを取得して、横モード異常を判定する。
以上のように、図1に示す半導体レーザ装置の検査装置を用いて、図7に示す検査方法により、検査対象の半導体レーザ装置100のLD1が横モード異常であるかどうかを、精度よく判定できる。特に、半導体レーザ装置100が有している光検出器であるPD4により、半導体レーザLD1が出力するレーザ光の一部の強度を測定して横モード光出力特性を取得し、半導体レーザ装置100が有している電界吸収型変調器EAM2を利用して全レーザ光の出力に相当する全光出力特性を取得する。このため、検査装置として追加の光検出器を用いる必要が無い。また、LD1が横モード正常素子であって、Iea-Iカーブ、すなわち全光出力特性が飽和領域以外でも非線形な特性を有する半導体レーザを集積した半導体レーザ装置の場合、横モード光出力特性のみで、正常か異常かを判定すると、横モードが正常である場合も横モード異常であると判定する恐れがある。しかし、このような半導体レーザ装置であっても、全光出力特性と横モード光出力特性を比較することにより、横モード異常であるかどうかを精度良く判定することができる。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2による半導体レーザ装置の検査装置11と、検査対象である半導体レーザ装置101の構成を示す概略図である。本実施の形態2では、半導体レーザ装置の検査装置11の構成は、実施の形態1と同様である。検査対象である半導体レーザ装置101はLD1とEAM2とがモノリシックに集積され、両者の光導波路は低損失で結合されている。また、LD1側のチップ端面(後端面)近傍にはLD1よりも屈折率が低い窓構造32が形成されている。LD1が出力するレーザ光は窓構造32へ拡散しながら放射される。この拡散光の一部を受光するように、窓構造32の近傍に光検出器であるPD4を形成する。
実施の形態2でも、EAM2はLD1が出力するレーザ光の横モードの大部分を受光する一方、PD4は横モードの一部しか受光しない。従って、実施の形態1と同様にIea-IカーブとIm-Iカーブの双方を測定し、両者の差異が大きい半導体レーザ装置を横モード異常であると判定して除去すれば、Iopに依って横モードが変動する横モードが異常な半導体レーザ装置を除去することができる。実施の形態2による半導体レーザ装置の検査方法における手順は、図7と同様である。
実施の形態1による半導体レーザ装置の検査装置の検査対象である半導体レーザ装置100に対する、実施の形態2の検査対象である半導体レーザ装置101のメリットについて述べる。実施の形態1の検査対象である半導体レーザ装置100はPD4がEAM2の出力光を受光する構造であるために、APC(Auto Power Control)制御が複雑になる課題がある。APC制御とは、モニタが出力する光電流(すなわち受光量)が一定となるようにLD1への注入電流にフィードバックをかけることである。この制御により、半導体レーザLD1が出力する光信号強度の経時変化を抑制することができる。ここで、光通信システムに半導体レーザ装置が組み込まれたとき、半導体レーザ装置は常に光信号を出力しているわけではなく、タイミングによっては動作を一時休止することもある。このときに光信号強度をゼロに近づけるような電気信号がEAM2に印可されると、実施の形態1における検査対象の半導体レーザ装置100ではPD4の光電流(受光量)が急激に低下するため、APC制御によりLD1への注入電流が急激に上昇し、LD1が故障してしまう問題が考えられる。これを避けるためには、一時休止時はEAM2だけでなくLD1も同時に停止処理をするような制御を行わなければならない。一方、実施の形態2の検査対象である半導体レーザ装置101では、PD4はLD1の出力光を直接受光するので、EAM2側に一時休止のための電気信号が印可されてもPD4の受光量は変わらず、LD1への注入電流が急激に変化することはなく、前述のような問題は生じない。このため、簡便なAPC制御を適用できる。
実施の形態1に示した半導体レーザ装置100でも、実施の形態2に示した半導体レーザ装置101でも、LD1が出力するレーザ光の横モードにより生じる空間分布の一部のレーザ光をPD4が検出するように構成されているため、PD4により、横モードの変動を検出することができる。このため、実施の形態1に示した半導体レーザ装置100も、実施の形態2に示した半導体レーザ装置101も、半導体レーザ装置の検査装置11、および実施の形態1で説明した半導体レーザ装置の検査方法による検査対象とすることができる。
実施の形態3.
本実施の形態3から実施の形態5では、横モードが異常な半導体レーザ装置を判定する具体的な方法を説明する。図9Aおよび図9Bは、実施の形態3による半導体レーザ装置の検査方法を説明するための図である。検査対象として、横モードが不安定で異常な半導体レーザ装置である場合に取得されたIea-Iカーブ(図9A)およびIm-Iカーブ(図9B)を示している。図9Aに示すように、全光出力特性であるIea-Iカーブにおいては、飽和による極値が見られる。一方、横モード光出力特性であるIm-Iカーブにおいては、横モードが不安定になることにより、図9Bに示すように、複数の極値が見られることがある。横モードが安定な場合は、例えば図5Bで示したように、Im-Iカーブにおいても極値の数がIea-Iカーブと同じ数になる。したがって、Iea-IカーブおよびIm-Iカーブのそれぞれについて、極値の数を比較し、両者が一致すれば横モードは安定、一致しなければ横モードは不安定であるとみなす。ここで、極値は、特性曲線の微分値の符号が反転する位置の値として特定できる。図9Aおよび図9Bの例では、図9AにおけるIea-Iカーブは極値数が1であるが、図9BにおけるIm-Iカーブは極値数が3であり、両者は一致しないため、このような特性を有する半導体レーザ装置は横モードが異常な半導体レーザ装置であると判定できる。
実施の形態4.
図10Aおよび図10Bは、実施の形態4による半導体レーザ装置の検査方法を説明するための図である。検査対象として、横モードが異常な半導体レーザ装置である場合に取得された、全光出力特性であるIea-Iカーブ(図10A)および横モード光出力特性であるIm-Iカーブ(図10B)を示している。図10Aに示すように、Iea-Iカーブにおいては、飽和による極値が見られ、Im-Iカーブにおいては、横モードが不安定になることにより、Iea-Iカーブの極値に対応した注入電流Iopよりも小さい注入電流Iopにおいて極値が見られることがある。横モードが安定な場合は、Im-Iカーブの極値もIea-Iカーブの極値と同じIopの位置で現れる。したがって、Iea-IカーブとIm-Iカーブのそれぞれについて、極値が現れるIopを測定し、両者が一致すれば横モードは安定、一致しなければ横モードは不安定であるとみなすことができる。図10の例ではIea-Iカーブに極値が現れるIopはIop1、Im-Iカーブに極値が現れるIopはIop2とする。Iop1とIop2が一致すれば、検査対象の半導体レーザ装置の横モードは安定しているので良品と判定して良い。一方、Iop1とIop2が一致しない場合は、検査対象の半導体レーザ装置は横モード異常であると判定できる。
実施の形態3の図9Bで示したようなIm-Iカーブにおいては、極値が複数存在するため、極値の位置を特定するのが難しい。一方、図10Bで示したようなIm-Iカーブにおいては極値の数が1であるため、このような特性を有する半導体レーザ装置を、実施の形態3で説明した横モード異常の判定方法で判定すると、横モード異常であると判定できない。したがって、実施の形態3および実施の形態4を併用して横モード異常を判定するのが好ましい。
実施の形態5.
図11Aから図11Eは、実施の形態5による半導体レーザ装置の検査方法を説明するための図である。図11Aは、検査対象として、横モードが不安定な半導体レーザ装置である場合に取得された全光出力特性であるIea-Iカーブ、および図11Bは横モード光出力特性であるIm-Iカーブを示している。また、図11CはIea-Iカーブの微分値の曲線、図11DはIm-Iカーブの微分値の曲線、図11EはIea-Iカーブの微分値とIm-Iカーブの微分値との積の値の曲線を示す。本実施の形態5では、Iea-IカーブとIm-Iカーブのそれぞれの微分値の積を求め、LD1がレーザ発振を始める注入電流であるしきい値電流(Ith)以上の領域において、その符号が正であるときは横モードは安定、負であるときは横モードは不安定であると判定する。
例えば、横モードが安定しIea-IカーブとIm-Iカーブの双方が類似の線形波形であるならば、微分値の積はIth以上の領域では常に正の値を取る。しかし、横モードが不安定であり、図11BのようにIm-IカーブがIea-Iカーブと異なる非線形な波形になった場合は、図11EのようにIth以上の領域で、微分値の積は常には正とならず、負の値となる領域が生じる。このような特性を有する半導体レーザ装置は横モード異常であると判定できる。
本実施の形態5によれば、実施の形態3のような、Iea-IカーブとIm-Iカーブとで極値の数が異なる場合も、実施の形態4のような、Iea-IカーブとIm-Iカーブとで極値の数は同じであるが、極値の位置が異なる場合も、どちらの場合でも横モード異常と判定できるメリットがある。
実施の形態6.
図12は、実施の形態6による半導体レーザ装置の検査装置12と、検査対象である半導体レーザ装置102の構成を示す概略図である。本実施の形態6は、光検出器を備えない半導体レーザ装置102を検査対象とする実施の形態である。半導体レーザ装置102は、半導体レーザ(LD)1と電界吸収型変調器(EAM)2とがモノリシックに集積され、両者の光導波路は結合されている。半導体レーザ装置102には光検出器を備えていない。このため、半導体レーザ装置の検査装置12に光検出器(PD)40を備え、PD40を、半導体レーザ装置102が出力するレーザ光の空間分布の一部のみ、すなわち横モードの一部を受光する位置に配置する。PD40は、光電流検出器71を備えたPD電源70で制御される。
この構成により、PD40が出力する光電流は、実施の形態1および実施の形態3から5で述べた光検出器(PD)4の光電流Imと同等の振る舞いをする。したがって、EAM2の光電流IeaとPD40の光電流を比較すれば、実施の形態1および実施の形態3から5で説明したのと同様の手法により横モードが異常な半導体レーザ装置102を判定することができる。
本実施の形態6によれば、半導体レーザ装置の検査装置12として1個の光検出器を必要とするが、EAM2を備えるが光検出器を備えていない半導体レーザ装置102を検査対象として、EAM2の光電流を測定することで全光出力特性を得ることができる。このため、全光出力特性と横モード光出力特性を比較することにより、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを精度良く判定することができる。
実施の形態7.
図13は、実施の形態7による半導体レーザ装置の検査装置13と、検査対象である半導体レーザ装置103の構成を示す概略図である。本実施の形態7は、電界吸収型変調器(EAM)も光検出器も備えない、発光素子としての半導体レーザ(LD)1のみを備える半導体レーザ装置103を検査対象とする実施の形態である。検査対象に光検出器を備えないため、半導体レーザ装置の検査装置13に、半導体レーザ装置103の前端面から出射されるレーザ光の空間分布の一部のみ、すなわち横モードの一部を受光する位置に配置された第一光検出器(第一PD)41を備える。また、第一PD41に逆バイアス電圧を印加し、光電流検出器74を備えた第一PD電源73を備える。さらに、検査対象にEAMを備えないため、半導体レーザ装置の検査装置13に、半導体レーザ装置103の後端面から出射されるレーザ光の全部を受光する位置に配置された第二光検出器(第二PD)42を備える。また、第二PD42に逆バイアス電圧を印加し、光電流検出器76を備え第二PD電源75を備える。
以上の構成により、PD41が出力する光電流は、実施の形態1および実施の形態3から5で述べたPD4の光電流Imと同等の振る舞いをする。また、PD42が出力する光電流は実施の形態1および実施の形態3から5で述べたEAM2の光電流Ieaと同等の振る舞いをする。したがって、図14のフロー図に示すように、検査制御器10によりLD電源5を制御してLD1への注入電流Iopを変化させながら、第一PD41および第二PD42の光電流を測定することにより、横モード光出力特性および全光出力特性を得る(ステップST11)ことができる。さらに、実施の形態1および実施の形態3から5で説明したのと同様の手法により、全光出力特性と横モード光出力特性とを比較して横モード異常かどうかを判定する(ステップST4)ことができる。
本実施の形態7によれば、半導体レーザ装置の検査装置13として2個の光検出器を必要とするが、EAMも光検出器も備えていない半導体レーザ装置103を検査対象として、全光出力特性と横モード光出力特性を比較することにより、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを精度良く判定することができる。
本願には、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 半導体レーザ(LD)、2 電界吸収型変調器(EAM)、4、40 光検出器(PD)、41 第一PD、42 第二PD、5 LD(半導体レーザ)電源、6 EAM(電界吸収型変調器)電源、7、70 PD(光検出器)電源、73 第一PD電源、75 第二PD電源、31、32 窓構造、11、12、13 半導体レーザ装置の検査装置、100、101、102、103 半導体レーザ装置

Claims (12)

  1. 半導体レーザと、この半導体レーザの出力を入力する電界吸収型変調器と、前記半導体レーザが出力するレーザ光の一部のレーザ光強度を検出する光検出器とが集積された半導体レーザ装置を検査対象とする半導体レーザ装置の検査方法であって、
    前記半導体レーザの注入電流と前記光検出器の出力との関係である横モード光出力特性を取得するステップと、
    前記電界吸収型変調器に逆バイアス電圧を印加するとともに、前記半導体レーザの注入電流と前記電界吸収型変調器が出力する光電流との関係である全光出力特性を取得するステップと、
    前記全光出力特性と前記横モード光出力特性とを比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するステップと、
    を備えたことを特徴とする半導体レーザ装置の検査方法。
  2. 検査対象である前記半導体レーザ装置は、前記半導体レーザ装置の前端面に窓構造を有し、前記光検出器が前記窓構造内を拡散するレーザ光の一部を受光する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置の検査方法。
  3. 検査対象である前記半導体レーザ装置は、前記半導体レーザ装置の後端面側に窓構造を有し、前記光検出器が前記窓構造内を拡散するレーザ光の一部を受光する位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ装置の検査方法。
  4. 前記横モード光出力特性の特性曲線の極値の数と、前記全光出力特性の特性曲線の極値の数を比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置の検査方法。
  5. 前記横モード光出力特性の特性曲線の極値の位置と、前記全光出力特性の特性曲線の極値の位置を比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置の検査方法。
  6. 前記横モード光出力特性の特性曲線の微分値と、前記全光出力特性の特性曲線の微分値との積を求めて、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体レーザ装置の検査方法。
  7. 半導体レーザと、この半導体レーザの出力を入力する電界吸収型変調器と、前記半導体レーザが出力するレーザ光の一部のレーザ光強度を検出する光検出器が集積された半導体レーザ装置を検査対象とする半導体レーザ装置の検査装置であって、
    前記半導体レーザに注入電流を供給する半導体レーザ電源と、前記電界吸収型変調器に逆バイアス電圧を供給する電界吸収型変調器電源と、前記光検出器に逆バイアス電圧を供給する光検出器電源と、
    前記半導体レーザ電源、前記電界吸収型変調器電源、および前記光検出器電源を制御して、前記半導体レーザの注入電流と前記光検出器の出力との関係である横モード光出力特性、および前記半導体レーザの注入電流と前記電界吸収型変調器が出力する光電流との関係である全光出力特性を取得して、前記全光出力特性と前記横モード光出力特性とを比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するよう構成されている検査制御器と
    を備えたことを特徴とする半導体レーザ装置の検査装置。
  8. 前記検査制御器は、前記横モード光出力特性の特性曲線の極値の数と、前記全光出力特性の特性曲線の極値の数を比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するよう構成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体レーザ装置の検査装置。
  9. 前記検査制御器は、前記横モード光出力特性の特性曲線の極値の位置と、前記全光出力特性の特性曲線の極値の位置を比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するよう構成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体レーザ装置の検査装置。
  10. 前記検査制御器は、前記横モード光出力特性の特性曲線の微分値と、前記全光出力特性の特性曲線の微分値との積を求めて、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するよう構成されていることを特徴とする請求項7に記載の半導体レーザ装置の検査装置。
  11. 半導体レーザと、この半導体レーザの出力を入力する電界吸収型変調器とが集積された半導体レーザ装置を検査対象とする半導体レーザ装置の検査方法であって、
    前記半導体レーザの注入電流と、検査対象の前記半導体レーザ装置が出力するレーザ光の一部のレーザ光強度を検出する光検出器の出力との関係である横モード光出力特性を取得するステップと、
    前記電界吸収型変調器に逆バイアス電圧を印加するとともに、前記半導体レーザの注入電流と前記電界吸収型変調器が出力する光電流との関係である全光出力特性を取得するステップと、
    前記全光出力特性と前記横モード光出力特性とを比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するステップと、
    を備えたことを特徴とする半導体レーザ装置の検査方法。
  12. 半導体レーザを備えた半導体レーザ装置を検査対象とする半導体レーザ装置の検査方法であって、
    前記半導体レーザの注入電流と、検査対象の前記半導体レーザ装置が出力するレーザ光の一部のレーザ光強度を検出する光検出器の出力との関係である横モード光出力特性を取得するステップと、
    前記半導体レーザの注入電流と、検査対象の前記半導体レーザ装置が出力するレーザ光の全部のレーザ光強度を検出する光検出器の出力との関係である全光出力特性を取得するステップと、
    前記全光出力特性と前記横モード光出力特性とを比較して、検査対象の半導体レーザ装置が横モード異常であるかどうかを判定するステップと、
    を備えたことを特徴とする半導体レーザ装置の検査方法。
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