JPH04259279A - 半導体レーザのキンク測定装置 - Google Patents
半導体レーザのキンク測定装置Info
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- JPH04259279A JPH04259279A JP2115091A JP2115091A JPH04259279A JP H04259279 A JPH04259279 A JP H04259279A JP 2115091 A JP2115091 A JP 2115091A JP 2115091 A JP2115091 A JP 2115091A JP H04259279 A JPH04259279 A JP H04259279A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 28
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザのキンク
レベルを測定する装置に係わり、特にレーザ光の放射方
向の変化を求めてキンクを判定する半導体レーザのキン
ク測定装置に関する。
レベルを測定する装置に係わり、特にレーザ光の放射方
向の変化を求めてキンクを判定する半導体レーザのキン
ク測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の光学機器の光源として、半
導体レーザが広く利用されている。この半導体レーザは
、端面破壊や横モードの不安定性であるキンク、さらに
温度特性により、使用条件が決められる。従って、端面
破壊,キンクレベル及び温度特性等を正確に測定するこ
とが重要となる。
導体レーザが広く利用されている。この半導体レーザは
、端面破壊や横モードの不安定性であるキンク、さらに
温度特性により、使用条件が決められる。従って、端面
破壊,キンクレベル及び温度特性等を正確に測定するこ
とが重要となる。
【0003】この中で、端面破壊や温度特性は測定方法
も容易であり、測定によるばらつきも少ない。しかしな
がら、キンクレベルは容易に測定することはできず、さ
らに正確に測定することもできないのが現状である。
も容易であり、測定によるばらつきも少ない。しかしな
がら、キンクレベルは容易に測定することはできず、さ
らに正確に測定することもできないのが現状である。
【0004】半導体レーザのキンクレベルは、電流−光
出力特性において、電流に対する光出力の直線性がずれ
た光出力として測定されている。このため、直線性から
のずれ量の定義の仕方によっては誤ったキンク判定を行
う場合があり、また熱による光出力の飽和をキンクと誤
判定する問題があった。
出力特性において、電流に対する光出力の直線性がずれ
た光出力として測定されている。このため、直線性から
のずれ量の定義の仕方によっては誤ったキンク判定を行
う場合があり、また熱による光出力の飽和をキンクと誤
判定する問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、半導
体レーザの横モード特性の不安定性であるキンクを容易
に、且つ正確に判定することは困難であった。
体レーザの横モード特性の不安定性であるキンクを容易
に、且つ正確に判定することは困難であった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、半導体レーザのキンク
レベルを容易に、且つ正確に測定することのできる半導
体レーザのキンク測定装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、半導体レーザのキンク
レベルを容易に、且つ正確に測定することのできる半導
体レーザのキンク測定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の骨子は、半導体
レーザからのレーザ光の放射方向の変化を検出してキン
クを判定することにある。
レーザからのレーザ光の放射方向の変化を検出してキン
クを判定することにある。
【0008】即ち本発明は、半導体レーザのキンクレベ
ルを測定する半導体レーザのキンク測定装置において、
半導体レーザを固定する治具と、少なくとも半導体レー
ザの共振器方向及び電流注入方向にそれぞれ略直交する
方向に分割され、該半導体レーザから放射されるレーザ
光を検出する光検出素子と、この光検出素子の各検出信
号を演算処理してレーザ光の放射方向の変化を測定する
信号処理部とを具備してなることを特徴としている。
ルを測定する半導体レーザのキンク測定装置において、
半導体レーザを固定する治具と、少なくとも半導体レー
ザの共振器方向及び電流注入方向にそれぞれ略直交する
方向に分割され、該半導体レーザから放射されるレーザ
光を検出する光検出素子と、この光検出素子の各検出信
号を演算処理してレーザ光の放射方向の変化を測定する
信号処理部とを具備してなることを特徴としている。
【0009】ここで、光検出素子としては、半導体レー
ザの共振器方向及び電流注入方向にそれぞれ直交する方
向に分割された2分割光検出素子、又はこれを電流注入
方向にも分割した4分割光検出素子等を用いればよい。 また、信号処理部による演算は、各検出素子からの信号
の和と差を取り、差の急峻な変化でキンク発生と判定し
、その際の和をキンク発生時の光出力とするものである
。
ザの共振器方向及び電流注入方向にそれぞれ直交する方
向に分割された2分割光検出素子、又はこれを電流注入
方向にも分割した4分割光検出素子等を用いればよい。 また、信号処理部による演算は、各検出素子からの信号
の和と差を取り、差の急峻な変化でキンク発生と判定し
、その際の和をキンク発生時の光出力とするものである
。
【0010】
【作用】半導体レーザにキンクが発生すると、図5(a
)に示すようにレーザ光の放射方向が変化する。一方、
熱による飽和の場合、図5(b)に示すようにレーザ光
の放射方向は変化しない。従って、レーザ光の放射方向
の変化を検出すれば、半導体レーザのキンクを判定する
ことが可能となる。
)に示すようにレーザ光の放射方向が変化する。一方、
熱による飽和の場合、図5(b)に示すようにレーザ光
の放射方向は変化しない。従って、レーザ光の放射方向
の変化を検出すれば、半導体レーザのキンクを判定する
ことが可能となる。
【0011】本発明によれば、2分割或いは4分割の光
検出素子を用いることにより、半導体レーザから出射さ
れたレーザ光の放射方向の変化を測定することができる
。従って、半導体レーザの横モード特性の不安定性であ
るキンクを正確に判定することができる。そして、この
キンク判定によりキンクレベルを正確に測定することが
でき、キンク特性の原因解明を容易に行うことが可能と
なる。
検出素子を用いることにより、半導体レーザから出射さ
れたレーザ光の放射方向の変化を測定することができる
。従って、半導体レーザの横モード特性の不安定性であ
るキンクを正確に判定することができる。そして、この
キンク判定によりキンクレベルを正確に測定することが
でき、キンク特性の原因解明を容易に行うことが可能と
なる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の詳細を図示の実施例によって
説明する。
説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施例に係わるキ
ンク測定装置を示す概略構成図である。図中10は半導
体レーザであり、このレーザ10はレーザ固定治具11
に固定されている。レーザ10から出射されたレーザ光
は、図2に示すように2分割光検出素子20(21,2
2)にて検出される。この2分割検出素子20は、半導
体レーザ10の共振器方向及び電流注入方向にそれぞれ
直交する方向に2分割されている。
ンク測定装置を示す概略構成図である。図中10は半導
体レーザであり、このレーザ10はレーザ固定治具11
に固定されている。レーザ10から出射されたレーザ光
は、図2に示すように2分割光検出素子20(21,2
2)にて検出される。この2分割検出素子20は、半導
体レーザ10の共振器方向及び電流注入方向にそれぞれ
直交する方向に2分割されている。
【0014】2分割検出素子20の一方の検出素子21
の検出信号は、電流・電圧変換素子31を介して電圧加
算素子41及び電圧減算素子42にそれぞれ供給される
。同様に、他方の検出素子22の検出信号は、電流・電
圧変換素子32を介して電圧加算素子41及び電圧減算
素子42にそれぞれ供給される。また、電圧減算素子4
2の出力は微分素子43に供給される。ここでいう共振
器方向とは、光の出射方向を示す。検出素子は共振器方
向及び電流注入方向と直交する方向からやや、例えば5
°傾斜させても直交時と同様に働き、何等問題はない。 要は、全ての検出素子に光が当たっていればよく、測定
開始から終了までにレーザと検出素子の位置が変化しな
ければよい。
の検出信号は、電流・電圧変換素子31を介して電圧加
算素子41及び電圧減算素子42にそれぞれ供給される
。同様に、他方の検出素子22の検出信号は、電流・電
圧変換素子32を介して電圧加算素子41及び電圧減算
素子42にそれぞれ供給される。また、電圧減算素子4
2の出力は微分素子43に供給される。ここでいう共振
器方向とは、光の出射方向を示す。検出素子は共振器方
向及び電流注入方向と直交する方向からやや、例えば5
°傾斜させても直交時と同様に働き、何等問題はない。 要は、全ての検出素子に光が当たっていればよく、測定
開始から終了までにレーザと検出素子の位置が変化しな
ければよい。
【0015】なお、図1の31,32,41〜43が信
号処理部を示している。また、51は2分割光検出素子
20の和信号Aを出力する出力端子、52は2分割光検
出素子20の差信号Bを出力する出力端子、53は差信
号Bを微分した微分信号Cを出力する出力端子を示して
いる。
号処理部を示している。また、51は2分割光検出素子
20の和信号Aを出力する出力端子、52は2分割光検
出素子20の差信号Bを出力する出力端子、53は差信
号Bを微分した微分信号Cを出力する出力端子を示して
いる。
【0016】次に、本実施例の動作を説明する。2分割
光検出素子20の差信号B、即ち端子52の出力が零に
なるようにレーザ固定治具11を調整する。このとき、
半導体レーザ10からのレーザ光のビームスポットは、
図2に示すように2分割光検出素子20の中心部に位置
する。次いで、半導体レーザ10に電流を加えると、光
検出素子20で受光する光出力は増加し、和信号A(端
子51の出力)は増加するが、差信号B(端子52の出
力)は零のままである。
光検出素子20の差信号B、即ち端子52の出力が零に
なるようにレーザ固定治具11を調整する。このとき、
半導体レーザ10からのレーザ光のビームスポットは、
図2に示すように2分割光検出素子20の中心部に位置
する。次いで、半導体レーザ10に電流を加えると、光
検出素子20で受光する光出力は増加し、和信号A(端
子51の出力)は増加するが、差信号B(端子52の出
力)は零のままである。
【0017】半導体レーザ10で横モード特性の不安定
性に起因するキンクが発生すると、半導体レーザ10の
光出力ビームの放射方向が変化し、図2中に破線で示す
ように、2分割光検出素子20の各検出素子21,22
で受光する光出力のバランスが変化する。このため、差
信号Bはプラス或いはマイナスへ変化する。この差信号
Bが零から変化したときにキンク発生と判定し、このと
き光出力(和信号A)をキンクレベルとして測定する。
性に起因するキンクが発生すると、半導体レーザ10の
光出力ビームの放射方向が変化し、図2中に破線で示す
ように、2分割光検出素子20の各検出素子21,22
で受光する光出力のバランスが変化する。このため、差
信号Bはプラス或いはマイナスへ変化する。この差信号
Bが零から変化したときにキンク発生と判定し、このと
き光出力(和信号A)をキンクレベルとして測定する。
【0018】ここで、半導体レーザ10にキンクが発生
すると、図5(a)に示すようにレーザ光の放射方向が
変化する。一方、熱による飽和の場合、図5(b)に示
すようにレーザ光の放射方向は変化しない。従って本実
施例のように、レーザ光の放射方向の変化を検出すれば
、熱による光出力の飽和による誤検出がなく、半導体レ
ーザ10のキンクを正確に判定することが可能となる。
すると、図5(a)に示すようにレーザ光の放射方向が
変化する。一方、熱による飽和の場合、図5(b)に示
すようにレーザ光の放射方向は変化しない。従って本実
施例のように、レーザ光の放射方向の変化を検出すれば
、熱による光出力の飽和による誤検出がなく、半導体レ
ーザ10のキンクを正確に判定することが可能となる。
【0019】このように実施例によれば、熱による光出
力の飽和等の問題点を除去でき、正確にキンクレベルを
測定することができる。また、差信号Bのプラス,マイ
ナスの符号により、半導体レーザ10の光出力ビームの
放射方向が求められ、キンクの原因解明に有益である。
力の飽和等の問題点を除去でき、正確にキンクレベルを
測定することができる。また、差信号Bのプラス,マイ
ナスの符号により、半導体レーザ10の光出力ビームの
放射方向が求められ、キンクの原因解明に有益である。
【0020】また、差信号Bがプラス方向或いはマイナ
ス方向に変化したとき、微分信号Cは大きく変化する。 従って、端子52の差信号Bの代わりに、端子53の微
分信号Cに基づきキンクを判定することにより、キンク
の判定が短時間で済み、測定時間の短縮をはかることが
可能である。
ス方向に変化したとき、微分信号Cは大きく変化する。 従って、端子52の差信号Bの代わりに、端子53の微
分信号Cに基づきキンクを判定することにより、キンク
の判定が短時間で済み、測定時間の短縮をはかることが
可能である。
【0021】図3は、本発明の第2の実施例に係わるキ
ンク測定装置を示す概略構成図である。なお、図1と同
一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略す
る。この実施例が先に説明した実施例と異なる点は、光
検出素子を4分割とし、さらにレーザ固定治具を調整す
る制御部を新たに設けたことにある。
ンク測定装置を示す概略構成図である。なお、図1と同
一部分には同一符号を付して、その詳しい説明は省略す
る。この実施例が先に説明した実施例と異なる点は、光
検出素子を4分割とし、さらにレーザ固定治具を調整す
る制御部を新たに設けたことにある。
【0022】半導体レーザ10は、レーザ固定治具11
に固定されており、この固定治具11は水平及び垂直方
向の傾きを可変可能となっている。レーザ10から放射
されたレーザ光は、図4に示すように4分割の光検出素
子80(81,82,83,84)にて検出される。4
分割光検出素子80において、検出素子81の検出信号
は、電流・電圧変換素子31を介して電圧加算素子61
,63,65にそれぞれ供給される。同様に、検出素子
82の検出信号は、電流・電圧変換素子32を介して電
圧加算素子62,63,66にそれぞれ供給される。 検出素子83の検出信号は、電流・電圧変換素子33を
介して電圧加算素子61,64,65にそれぞれ供給さ
れる。検出素子84の検出信号は、電流・電圧変換素子
34を介して電圧加算素子62,64,66にそれぞれ
供給される。
に固定されており、この固定治具11は水平及び垂直方
向の傾きを可変可能となっている。レーザ10から放射
されたレーザ光は、図4に示すように4分割の光検出素
子80(81,82,83,84)にて検出される。4
分割光検出素子80において、検出素子81の検出信号
は、電流・電圧変換素子31を介して電圧加算素子61
,63,65にそれぞれ供給される。同様に、検出素子
82の検出信号は、電流・電圧変換素子32を介して電
圧加算素子62,63,66にそれぞれ供給される。 検出素子83の検出信号は、電流・電圧変換素子33を
介して電圧加算素子61,64,65にそれぞれ供給さ
れる。検出素子84の検出信号は、電流・電圧変換素子
34を介して電圧加算素子62,64,66にそれぞれ
供給される。
【0023】電圧加算素子61,62の出力は、それぞ
れ電圧加算素子41及び電圧減算素子42に供給される
。また、電圧加算素子63,64の出力は電圧減算素子
44に供給され、電圧加算素子65,66の出力は電圧
減算素子45に供給される。電圧減算素子44,45の
出力はレーザ固定治具制御部70に供給される。そして
、制御部70では、電圧減算素子44,45の出力に基
づいて、固定治具11の傾きを調整するものとなってい
る。
れ電圧加算素子41及び電圧減算素子42に供給される
。また、電圧加算素子63,64の出力は電圧減算素子
44に供給され、電圧加算素子65,66の出力は電圧
減算素子45に供給される。電圧減算素子44,45の
出力はレーザ固定治具制御部70に供給される。そして
、制御部70では、電圧減算素子44,45の出力に基
づいて、固定治具11の傾きを調整するものとなってい
る。
【0024】なお、図3において、31〜34,41〜
45,61〜66が信号処理部を示している。また、5
4は81+82と83+84の差信号Dを出力する出力
端子を示し、55は81+83と82+84の差信号E
を出力する出力端子を示している。
45,61〜66が信号処理部を示している。また、5
4は81+82と83+84の差信号Dを出力する出力
端子を示し、55は81+83と82+84の差信号E
を出力する出力端子を示している。
【0025】次に、第2の実施例の動作を説明する。ま
ず、4分割光検出素子80の差信号D(端子54の出力
)が零になるように固定治具11の垂直方向を調整する
。次いで、差信号E(端子55の出力)が零になるよう
に固定治具11の水平方向を調整する。この調整は制御
部70により行われ、調整が終了した後、差信号D,E
の入力をオフにし、キンク判定時に固定治具11が移動
しないようにする。
ず、4分割光検出素子80の差信号D(端子54の出力
)が零になるように固定治具11の垂直方向を調整する
。次いで、差信号E(端子55の出力)が零になるよう
に固定治具11の水平方向を調整する。この調整は制御
部70により行われ、調整が終了した後、差信号D,E
の入力をオフにし、キンク判定時に固定治具11が移動
しないようにする。
【0026】半導体レーザ10に電流を加えると、4分
割光検出素子80の検出素子81+83と82+84で
受光する光出力は増加し、和信号Aは増加するが、差信
号Bは零のままである。
割光検出素子80の検出素子81+83と82+84で
受光する光出力は増加し、和信号Aは増加するが、差信
号Bは零のままである。
【0027】半導体レーザ10でキンクが発生すると、
半導体レーザ10の光出力ビームの放射方向が変化し、
4分割光検出素子80の検出素子81+83と82+8
4で受光する光出力のバランスが変化する。このため、
差信号Bはプラス或いはマイナスへ変化する。この差信
号Bが零から変化したときにキンク発生と判定し、この
ときの光出力(和信号A)をキンクレベルとして測定す
る。
半導体レーザ10の光出力ビームの放射方向が変化し、
4分割光検出素子80の検出素子81+83と82+8
4で受光する光出力のバランスが変化する。このため、
差信号Bはプラス或いはマイナスへ変化する。この差信
号Bが零から変化したときにキンク発生と判定し、この
ときの光出力(和信号A)をキンクレベルとして測定す
る。
【0028】このように本実施例によれば、先の実施例
と同様に4分割光検出素子80の各検出信号からキンク
を判定し、キンクレベルを容易かつ正確に測定すること
ができる。また、この実施例では、キンクによる放射方
向のずれが生じる方向(水平方向)だけではなく、これ
と直交する方向(垂直方向)にも初期設定におけるビー
ム位置のずれを調整することができる。従って、常に最
大ビーム強度位置で光検出を行うことになり、これによ
りキンク判定の精度をより高めることが可能となる。
と同様に4分割光検出素子80の各検出信号からキンク
を判定し、キンクレベルを容易かつ正確に測定すること
ができる。また、この実施例では、キンクによる放射方
向のずれが生じる方向(水平方向)だけではなく、これ
と直交する方向(垂直方向)にも初期設定におけるビー
ム位置のずれを調整することができる。従って、常に最
大ビーム強度位置で光検出を行うことになり、これによ
りキンク判定の精度をより高めることが可能となる。
【0029】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。実施例では、初期設定においてレー
ザ固定治具の位置を調整したが、この代わりに光検出素
子の位置を調整してもよい。さらに、光検出素子は2分
割又は4分割に限るものではなく、少なくとも半導体レ
ーザの共振器方向及び電流注入方向にそれぞれ直交する
方向に分割されたものであればよい。また、本発明はキ
ンク測定装置の単独構成に限らず、この装置を内蔵した
半導体レーザ特性評価装置にも適用可能なことはいうま
でもない。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、
種々変形して実施することができる。
れるものではない。実施例では、初期設定においてレー
ザ固定治具の位置を調整したが、この代わりに光検出素
子の位置を調整してもよい。さらに、光検出素子は2分
割又は4分割に限るものではなく、少なくとも半導体レ
ーザの共振器方向及び電流注入方向にそれぞれ直交する
方向に分割されたものであればよい。また、本発明はキ
ンク測定装置の単独構成に限らず、この装置を内蔵した
半導体レーザ特性評価装置にも適用可能なことはいうま
でもない。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、
種々変形して実施することができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、半
導体レーザからのレーザ光の放射方向の変化を測定して
キンクを判定しているので、半導体レーザのキンクレベ
ルを容易に、且つ正確に測定することのできる半導体レ
ーザのキンク測定装置を実現することが可能となる。
導体レーザからのレーザ光の放射方向の変化を測定して
キンクを判定しているので、半導体レーザのキンクレベ
ルを容易に、且つ正確に測定することのできる半導体レ
ーザのキンク測定装置を実現することが可能となる。
【図1】本発明の第1の実施例に係わるキンク測定装置
を示す概略構成図。
を示す概略構成図。
【図2】第1の実施例に用いた2分割光検出素子を示す
平面図。
平面図。
【図3】本発明の第2の実施例に係わるキンク測定装置
を示す概略構成図。
を示す概略構成図。
【図4】第2の実施例に用いた4分割光検出素子を示す
平面図。
平面図。
【図5】本発明の作用を説明するための模式図。
10…半導体レーザ、11…レーザ固定治具、20(2
1,22)…2分割光検出素子、31〜34…電流・電
圧変換素子、41,61〜66…電圧加算素子、42,
44,45…電圧減算素子、43…微分素子、51〜5
5…出力端子、70…レーザ固定治具制御部、80(8
1,82,83,48)…4分割光検出素子。
1,22)…2分割光検出素子、31〜34…電流・電
圧変換素子、41,61〜66…電圧加算素子、42,
44,45…電圧減算素子、43…微分素子、51〜5
5…出力端子、70…レーザ固定治具制御部、80(8
1,82,83,48)…4分割光検出素子。
Claims (1)
- 【請求項1】半導体レーザを固定する治具と、少なくと
も前記半導体レーザの共振器方向及び電流注入方向にそ
れぞれ略直交する方向に分割され、該半導体レーザから
放射されるレーザ光を検出する光検出素子と、この光検
出素子の各検出信号を演算処理して前記レーザ光の放射
方向の変化を測定する信号処理部とを具備してなること
を特徴とする半導体レーザのキンク測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2115091A JPH04259279A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 半導体レーザのキンク測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2115091A JPH04259279A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 半導体レーザのキンク測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04259279A true JPH04259279A (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=12046883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2115091A Pending JPH04259279A (ja) | 1991-02-14 | 1991-02-14 | 半導体レーザのキンク測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04259279A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021140618A1 (ja) * | 2020-01-09 | 2021-07-15 |
-
1991
- 1991-02-14 JP JP2115091A patent/JPH04259279A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021140618A1 (ja) * | 2020-01-09 | 2021-07-15 | ||
WO2021140618A1 (ja) * | 2020-01-09 | 2021-07-15 | 三菱電機株式会社 | 半導体レーザ装置の検査方法、および半導体レーザ装置の検査装置 |
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