JP7271478B2 - 親水性基変性オルガノポリシロキサン及びその製造方法 - Google Patents
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Description
R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2 (1)
{式中、R1は炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、炭素数7~30のアラルキル基及び下記一般式(2)
-CmH2m-O-(C2H4O)c(C3H6O)dR3 (2)
で示される有機基[式中、R3は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。cは2~200の整数、dは0~200の整数で、かつc+dが3~200であり、c,dのポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。mは0~15の整数である。]
から選ばれる基であり、同じであっても異なっていてもよく、R2は
下記一般式(3)
-Q-O-X (3)
(式中、Qは炭素数3~20の2価炭化水素基であって、エーテル結合またはエステル結合を有していてもよく、Xはポリオキシアルキレン、グリセリン、または糖から成る1価の親水性基である。)
で示される親水性基であり、aは1.0≦a≦2.5の数、bは0.001≦b≦1.5の数である。}
で示される親水性基変性オルガノポリシロキサンであって、シロキサン鎖末端のシラノール基量が0.03mol%以下であり、かつ、前記オルガノポリシロキサンと純水とを質量比1:1で混合し、50℃×24時間混合後のプロピオンアルデヒド量が15ppm以下のものである親水性基変性オルガノポリシロキサンを提供する。
-Q-O-(C2H4O)e(C3H6O)f-R5 (4)
[式中、Qは前記一般式(3)中のQと同じであり、R5は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。eは2~200の整数、fは0~200の整数で、かつe+fが3~200であり、前記一般式(4)のポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。]
で示されるポリオキシアルキレン基であることが好ましい。
R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2 (1)
{式中、R1は炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、炭素数7~30のアラルキル基及び下記一般式(2)
-CmH2m-O-(C2H4O)c(C3H6O)dR3 (2)
で示される有機基[式中、R3は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。cは2~200の整数、dは0~200の整数で、かつc+dが3~200であり、c,dのポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。mは0~15の整数である。]
から選ばれる基であり、同じであっても異なっていてもよく、R2は
下記一般式(3)
-Q-O-X (3)
(式中、Qは炭素数3~20の2価炭化水素基であって、エーテル結合またはエステル結合を有していてもよく、Xはポリオキシアルキレン、グリセリン、または糖から成る1価の親水性基である。)
で示される親水性基であり、aは1.0≦a≦2.5の数、bは0.001≦b≦1.5の数である。}
で示される親水性基変性オルガノポリシロキサンの製造方法であって、下記(A)成分と(B)成分
(A)下記一般式(5)
R1 aHgSiO(4-a-g)/2 (5)
(式中、R1は前記と同じであり、aは1.0≦a≦2.5の数、gは0.001≦g≦1.5の数である。)
で示される1分子中に1個以上のヒドロシリル基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(B)下記一般式(3’)
CH2=CH-Q’-O-X (3’)
(式中、Q’は炭素数1~18の2価炭化水素基であって、エーテル結合またはエステル結合を有していてもよく、Xはポリオキシアルキレン、グリセリン、または糖から成る1価の親水性基である。)
で示される分子鎖末端にアルケニル基を有する親水性基含有有機化合物
とのヒドロシリル化反応工程に次いで、ファインバブル状の水素ガスを用いた水素添加反応工程を行う親水性基変性オルガノポリシロキサンの製造方法を提供する。
CH2=CH-Q’-O-(C2H4O)e(C3H6O)f-R5 (4’)
[式中、Q’は前記一般式(3’)中のQ’と同じであり、R5は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。eは2~200の整数、fは0~200の整数で、かつe+fが3~200であり、前記一般式(4’)のポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。]
で示されるポリオキシアルキレン基含有有機化合物を用いることが好ましい。
分子鎖側鎖にヒドロシリル基を有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサンと分子鎖の片末端にアルケニル基を有する直鎖状オルガノポリシロキサンとのヒドロシリル化反応による分岐鎖生成工程を行う親水性基変性オルガノポリシロキサンの製造方法とすることができる。
R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2 (1)
{式中、R1は炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、炭素数7~30のアラルキル基及び下記一般式(2)
-CmH2m-O-(C2H4O)c(C3H6O)dR3 (2)
で示される有機基[式中、R3は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。cは2~200の整数、dは0~200の整数で、かつc+dが3~200であり、c,dのポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。mは0~15の整数である。]
から選ばれる基であり、同じであっても異なっていてもよく、R2は
下記一般式(3)
-Q-O-X (3)
(式中、Qは炭素数3~20の2価炭化水素基であって、エーテル結合またはエステル結合を有していてもよく、Xはポリオキシアルキレン、グリセリン、または糖から成る1価の親水性基である。)
で示される親水性基であり、aは1.0≦a≦2.5の数、bは0.001≦b≦1.5の数である。}
で示される親水性基変性オルガノポリシロキサンであって、シロキサン鎖末端のシラノール基量が0.03mol%以下であり、かつ、前記オルガノポリシロキサンと純水とを質量比1:1で混合し、50℃×24時間混合後のプロピオンアルデヒド量が15ppm以下のものである親水性基変性オルガノポリシロキサンである。
本発明の親水基変性オルガノポリシロキサンは、下記一般式(1)
R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2 (1)
で示される。
-CmH2m-O-(C2H4O)c(C3H6O)dR3 (2)
-Q-O-X (3)
-Q-O-(C2H4O)e(C3H6O)f-R5 (4)
[測定条件]
展開溶媒:テトラヒドロフラン(THF)
流量:0.6mL/min
検出器:示差屈折率検出器(RI)
カラム:TSK Guardcolumn SuperH-H
TSKgel SuperHM-N(6.0mmI.D.×15cm×1)
TSKgel SuperH2500(6.0mmI.D.×15cm×1)
(いずれも東ソー社製)
カラム温度:40℃
試料注入量:50μL(濃度0.3重量%のTHF溶液)
また、本発明では、下記一般式(1)
R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2 (1)
{式中、R1は炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、炭素数7~30のアラルキル基及び下記一般式(2)
-CmH2m-O-(C2H4O)c(C3H6O)dR3 (2)
で示される有機基[式中、R3は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。cは2~200の整数、dは0~200の整数で、かつc+dが3~200であり、c,dのポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。mは0~15の整数である。]
から選ばれる基であり、同じであっても異なっていてもよく、R2は
下記一般式(3)
-Q-O-X (3)
(式中、Qは炭素数3~20の2価炭化水素基であって、エーテル結合またはエステル結合を有していてもよく、Xはポリオキシアルキレン、グリセリン、または糖から成る1価の親水性基である。)
で示される親水性基であり、aは1.0≦a≦2.5の数、bは0.001≦b≦1.5の数である。}
で示される親水性基変性オルガノポリシロキサンの製造方法であって、下記(A)成分と(B)成分
(A)下記一般式(5)
R1 aHgSiO(4-a-g)/2 (5)
(式中、R1は前記と同じであり、aは1.0≦a≦2.5の数、gは0.001≦g≦1.5の数である。)
で示される1分子中に1個以上のヒドロシリル基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(B)下記一般式(3’)
CH2=CH-Q’-O-X (3’)
(式中、Q’は炭素数1~18の2価炭化水素基であって、エーテル結合またはエステル結合を有していてもよく、Xはポリオキシアルキレン、グリセリン、または糖から成る1価の親水性基である。)
で示される分子鎖末端にアルケニル基を有する親水性基含有有機化合物
とのヒドロシリル化反応工程に次いで、ファインバブル状の水素ガスを用いた水素添加反応工程を行うことを特徴とする親水性基変性オルガノポリシロキサンの製造方法を提供する。
R1 aHgSiO(4-a-g)/2 (5)
(式中、R1は前記と同じであり、aは1.0≦a≦2.5の数、gは0.001≦g≦1.5の数である。)
CH2=CH-Q’-O-X (3’)
(式中、Q’は炭素数1~18の2価炭化水素基であって、エーテル結合またはエステル結合を有していてもよく、Xはポリオキシアルキレン、グリセリン、または糖から成る1価の親水性基である。)
CmH(2m-1)-O-(C2H4O)c(C3H6O)d-R3 (6)
(式中、R3、c、dは前記と同じである。)
CH2=CHCH2-O-(C2H4O)10-H
CH2=CHCH2-O-(C2H4O)22(C3H6O)22-C4H5
CH2=CHCH2(CH2)8-O-(C2H4O)21(C3H6O)7-H
などの高分子量のものがあげられる。
CH2=CHCH2-O-CH2CH(OH)CH2OH
CH2=CHCH2-O-(CH2CH(CH2OH)O)2H
CH2=CHCH2-O-CH2CH(OH)CH2O(CH2CH(CH2OH)O)2H
CH2=CHCH2-O-CH(CH2OCH2CH(OH)CH2OH)2
CH2=CH-Q’-O-(C2H4O)e(C3H6O)f-R5 (4’)
[式中、Q’は前記一般式(3’)中のQ’と同じであり、R5は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。eは2~200の整数、fは0~200の整数で、かつe+fが3~200であり、前記一般式(4’)のポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。]
で示されるポリオキシアルキレン基含有有機化合物を用いることもできる。
水素ガス発生量(ml/g)=[ガスビュレットで定量した水素ガス量(ml)]/[サンプル量(g)]
粒径測定方法
測定機器:島津製作所 SALD-7500nano
測定原理:レーザーX線回折散乱法
測定範囲:0.007~800μm
光源:半導体レーザー 波長405nm
検出器:84素子
サンプル:回分セルにサンプルを入れ測定
[ポリエーテル変性ポリシロキサン]
ガラス製反応容器に、水素ガス発生量が14.0ml/gであって、重量平均分子量が5,000のメチルハイドロジェンポリシロキサン化合物605g、ポリオキシエチレン(9)アリルエーテル195g及びイソプロピルアルコール200gを仕込み、3質量%-塩化白金酸/イソプロピルアルコール溶液0.2gを加えて80℃で5時間付加反応を行った。反応液をオートクレーブに移した後、ラネーニッケル25gを添加して微細孔式バブル発生装置で反応液を循環しながら水素をガス液比1/20で導入して、60℃で4時間水素添加反応を行った。反応中、水素圧を0.6MPaに保持した。なお、前記バブル発生装置の手前にはラネーニッケルを通過させない金網を設置し、循環ラインにラネーニッケルが混入しないようにした。
触媒を濾過し、反応液にビタミンE0.14gを添加して減圧留去(~110℃/400Pa)し、次いで濾過することによって、一般式M2D60DR 3(R;-C3H6O(C2H4O)9H)で示される25℃における動粘度が780mm2/sであり、比重が1.009のオイル状オルガノポリシロキサン860gを得た。収率は86%であった。
[グリセリン変性ポリシロキサン]
ガラス製反応容器に、水素ガス発生量が21.9ml/gであって、重量平均分子量が2,300のメチルハイドロジェンポリシロキサン化合物360g、ポリオキシグリセリン(3)アリルエーテル54g及びイソプロピルアルコール243gを仕込み、3質量%-塩化白金酸/イソプロピルアルコール溶液0.1gを加えて80℃で2時間反応させ、その後反応液に重量平均分子量が700の片末端ビニル基含有ジメチルポリシロキサン153gと上記白金触媒を0.1g追加し、80℃で2時間付加反応を行った。反応液をオートクレーブに移した後、ラネーニッケル24gを添加して微細孔式バブル発生装置で反応液を循環しながら水素をガス液比1/20で導入して、60℃で5時間水素添加反応を行った。反応中、水素圧を0.6MPaに保持した。
触媒を濾過して減圧留去(~110℃/400Pa)し、次いで濾過することによって、一般式M2D27DR1DR2で示される25℃における粘度が4,000mm2/sであり、比重が0.981のオイル状オルガノポリシロキサン459gを得た。収率は81%であった。
R1;-C3H6O(CH2CH(OH)CH2O)3H
R2;-(OSi(CH3)2)8OSi(CH3)3
実施例1で行った水素添加反応を、ファインバブルを使用することなく、0.6MPa、120℃、5時間で行い、その後、触媒を濾過し、実施例1で行った反応液にビタミンE0.14gを添加し、110℃/400Paの条件で減圧ストリップし、濾過したサンプルを比較例1のサンプルとした。
比較例1で水素添加反応、触媒濾過後、塩酸水溶液を反応液に対し塩酸として20ppmになるように加えて40~50℃で3時間処理後、重曹を塩酸に対し1.2倍モル加えそのままの温度で30分処理した。その後、反応液にビタミンE0.14gを添加して減圧留去(~110℃/400Pa)し、次いで濾過することによって比較例2のサンプルとした。
実施例2で行った水素添加反応を、ファインバブルを使用することなく、0.8MPa、90~100℃、5時間で行い、その後、触媒を濾過し、実施例2で行った、110℃/400Paの条件で減圧ストリップし、濾過したサンプルを比較例3とした。
臭気:サンプル10gと精製水10gを混合し、60℃で24時間放置した後に検査した。
プロピオンアルデヒド量:サンプル0.5g、水0.5gを混合したものを5mLバイアルに入れて50℃で24時間加熱後、ヘッドスペースガスクロマトグラフィー分析を行い、発生したプロピオンアルデヒドの量を測定。
シラノール基量:29Si-NMRによる化学シフト-15ppmのピークより計算(トリメチルシリル基を2とした時のmol%)
Claims (6)
- 下記一般式(1)
R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2 (1)
{式中、R1は炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、炭素数7~30のアラルキル基及び下記一般式(2)
-CmH2m-O-(C2H4O)c(C3H6O)dR3 (2)
で示される有機基[式中、R3は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。cは2~200の整数、dは0~200の整数で、かつc+dが3~200であり、c,dのポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。mは0~15の整数である。]
から選ばれる基であり、同じであっても異なっていてもよく、R2は
下記一般式(3)
-Q-O-X (3)
(式中、Qは炭素数3~20の2価炭化水素基であって、エーテル結合またはエステル結合を有していてもよく、Xはポリオキシアルキレン、グリセリン、または糖から成る1価の親水性基である。)
で示される親水性基であり、aは1.0≦a≦2.5の数、bは0.001≦b≦1.5の数である。}
で示される親水性基変性オルガノポリシロキサンであって、シロキサン鎖末端のシラノール基量が0.03mol%以下であり、かつ、前記オルガノポリシロキサンと純水とを質量比1:1で混合し、50℃×24時間混合後のプロピオンアルデヒド量が15ppm以下のものであることを特徴とする親水性基変性オルガノポリシロキサン。 - 前記オルガノポリシロキサンが直鎖状または分岐状オルガノポリシロキサンであることを特徴とする請求項1に記載の親水性基変性オルガノポリシロキサン。
- 前記一般式(3)の親水性基が下記一般式(4)
-Q-O-(C2H4O)e(C3H6O)f-R5 (4)
[式中、Qは前記一般式(3)中のQと同じであり、R5は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。eは2~200の整数、fは0~200の整数で、かつe+fが3~200であり、前記一般式(4)のポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。]
で示されるポリオキシアルキレン基であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の親水性基変性オルガノポリシロキサン。 - 下記一般式(1)
R1 aR2 bSiO(4-a-b)/2 (1)
{式中、R1は炭素数1~30のアルキル基、炭素数6~30のアリール基、炭素数7~30のアラルキル基及び下記一般式(2)
-CmH2m-O-(C2H4O)c(C3H6O)dR3 (2)
で示される有機基[式中、R3は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。cは2~200の整数、dは0~200の整数で、かつc+dが3~200であり、c,dのポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。mは0~15の整数である。]
から選ばれる基であり、同じであっても異なっていてもよく、R2は
下記一般式(3)
-Q-O-X (3)
(式中、Qは炭素数3~20の2価炭化水素基であって、エーテル結合またはエステル結合を有していてもよく、Xはポリオキシアルキレン、グリセリン、または糖から成る1価の親水性基である。)
で示される親水性基であり、aは1.0≦a≦2.5の数、bは0.001≦b≦1.5の数である。}
で示される親水性基変性オルガノポリシロキサンの製造方法であって、下記(A)成分と(B)成分
(A)下記一般式(5)
R1 aHgSiO(4-a-g)/2 (5)
(式中、R1は前記と同じであり、aは1.0≦a≦2.5の数、gは0.001≦g≦1.5の数である。)
で示される1分子中に1個以上のヒドロシリル基を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサン
(B)下記一般式(3’)
CH2=CH-Q’-O-X (3’)
(式中、Q’は炭素数1~18の2価炭化水素基であって、エーテル結合またはエステル結合を有していてもよく、Xはポリオキシアルキレン、グリセリン、または糖から成る1価の親水性基である。)
で示される分子鎖末端にアルケニル基を有する親水性基含有有機化合物
とのヒドロシリル化反応工程に次いで、ファインバブル状の水素ガスを用いた水素添加反応工程を行うことを特徴とする親水性基変性オルガノポリシロキサンの製造方法。 - 前記親水性基含有有機化合物として下記一般式(4’)
CH2=CH-Q’-O-(C2H4O)e(C3H6O)f-R5 (4’)
[式中、Q’は前記一般式(3’)中のQ’と同じであり、R5は水素原子、炭素数1~4の1価炭化水素基またはR4C(=O)-で示されるアシル基(ここで、R4は炭素数1~30の1価炭化水素基)から選ばれる基である。eは2~200の整数、fは0~200の整数で、かつe+fが3~200であり、前記一般式(4’)のポリオキシアルキレン部分がエチレンオキサイド単位とプロピレンオキサイド単位の両方から成る場合には、これら両単位のブロック重合体、ランダム重合体の何れでもよい。]
で示されるポリオキシアルキレン基含有有機化合物を用いることを特徴とする請求項4に記載の親水性基変性オルガノポリシロキサンの製造方法。 - 前記(A)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンが分岐状であって、前記ヒドロシリル化反応工程の前又は後に、
分子鎖側鎖にヒドロシリル基を有する直鎖状オルガノハイドロジェンポリシロキサンと分子鎖の片末端にアルケニル基を有する直鎖状オルガノポリシロキサンとのヒドロシリル化反応による分岐鎖生成工程を行うことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の親水性基変性オルガノポリシロキサンの製造方法。
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