JP7264475B2 - 植生補助具、植生装置、及び、土壌表面を地被植物で緑化する方法 - Google Patents

植生補助具、植生装置、及び、土壌表面を地被植物で緑化する方法 Download PDF

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Description

本発明は、地被植物の植生を補助する植生補助具、植生装置、及び、土壌表面を地被植物で緑化する方法に関する。
従来、防草マットを土壌表面に敷設し、防草マットに形成した開口を介して土壌に地被植物を植栽することによって、雑草の繁殖を抑えつつ土壌表面を緑化することが行われている。
特許文献1は、雑草の繁殖を抑えつつ植生植物(地被植物)で緑化すべき土壌表面に敷設される防草マットを開示する。以下、当該段落において、()内に特許文献1の符号を示す。防草マット(100)は、表面(110a)および裏面(110b)を有するマット体(110)と、そのマット体(110)の表面(110a)から上方に延び出るように当該マット体(110)に一体形成された少なくとも1つの可撓性の筒状部(120)とを備える。マット体(110)のうち、筒状部(120)によって取り囲まれた筒状部(120)の内側領域が、植生植物(P)を土壌(G)に植生するための植生部(112)を提供すると共に、筒状部(120)の外側領域が、土壌表面(G)を被覆して土壌表面(G)から雑草が伸び出るのを防止するための非植生部(111)を提供する。当該防草マット(120)を土壌表面(G)に敷設した際、筒状部(120)を植生部(112)内に折り込んでマット体(110)の裏面(110b)側に反転突出させることにより、土壌中に植生空間(R)を確保可能である。地被植物(P)を植生した状態の防草マット(100)において、植生部(112)に植栽された匍匐性の地被植物(P)は、株元から匍匐茎を周囲に延ばし、さらにこの匍匐茎の節目から根を出して増殖する。地被植物(P)の細い根はマット体(110)の表面の繊維に入り込み、植物(P)の成長ととともにマット体(110)上に繁殖していく。そして、地被植物(P)は、マット体(110)の非植生部(111)上に繁茂して、土壌表面(G)の全体を緑化する。
特開2012-161276号公報
しかしながら、特許文献1のような従来の防草マットを土壌表面の緑化に使用した場合、地被植物の植栽部への植栽後、開口する植栽部に向かって雑草の種子が飛来し、そこに定着することによって雑草が発生する。特に、地被植物が生育しない秋期から冬期に施工が行われると、春期には地被植物よりも先に雑草が生育し、地被植物が雑草に被圧されて、その生長が阻害されるといった問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、雑草の発生を抑えつつ土壌表面を緑化すべく、地被植物の植生を補助する植生補助具、植生装置、及び、土壌表面を地被植物で緑化する方法を提供することにある。
請求項1に記載の植生補助具は、土壌からの雑草の発生を抑えるために土壌表面に敷設される防草マットの表面への地被植物の植生を補助する植生補助具であって、
前記防草マット上に形成された地被植物の植栽部位を上方から覆う被覆部材と、
前記被覆部材を前記植栽部位に対して取着するための固定部材と、
を備え、
前記被覆部材は、地被植物の前記植栽部位の外側への匍匐を許容するように前記固定部材によって取着されることを特徴とする。
請求項2に記載の植生補助具は、請求項1に記載の植生補助具において、前記被覆部材は、前記植栽部位全体を覆う大きさを有する被覆部、及び、前記被覆部の側方に隙間を形成しないように前記植栽部位の周縁に接する外周部を有することを特徴とする。
請求項3に記載の植生補助具は、請求項2に記載の植生補助具において、前記被覆部材は、前記植栽部位の地被植物の生長に伴って、前記外周部と前記植栽部位の周縁との間に隙間を形成するように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の植生補助具は、請求項3に記載の植生補助具において、前記固定部材は、土壌表面に対して垂直方向に遊動可能であるように前記被覆部材を前記植栽部位に固定し、前記被覆部材が垂直方向上方に移動して、前記外周部と前記植栽部位の周縁との間に隙間を形成することを特徴とする。
請求項5に記載の植生補助具は、請求項3又は4に記載の植生補助具において、前記被覆部材は、可撓性材料から形成され、前記外周部が土壌表面からめくれ上がるように変形して、前記外周部と前記植栽部位の周縁との間に隙間を形成することを特徴とする。
請求項6に記載の植生補助具は、請求項1に記載の植生補助具において、前記被覆部材は、前記植栽部位全体を覆う大きさを有する被覆部、及び、前記被覆部の周縁をなす外周部を有し、
前記被覆部材は、前記外周部の周方向の少なくとも一部で側方に開口し、地被植物の通過を許容する隙間が常時的に形成されるように、前記固定部材によって取着されることを特徴とする。
請求項7に記載の植生装置は、土壌表面を地被植物によって緑化するための植生装置であって、
土壌からの雑草の発生を抑える防草部位、及び、地被植物を土壌に植栽するための1又は複数の植栽部位を有し、土壌表面に敷設される防草マットと、
前記植栽部位を上方から覆うように前記防草マット又は前記植栽部位に固定される、請求項1から6のいずれか一項に記載の1又は複数の植生補助具と、
を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の植生装置は、請求項7に記載の植生装置において、前記防草マットの前記1又は複数の植栽部位の周縁には、土壌に向けて筒状に延在する筒状部材が設けられ、前記筒状部材は前記植栽部位を土壌中で包囲することを特徴とする。
請求項9に記載の方法は、土壌表面を地被植物で緑化する方法であって、
土壌からの雑草の発生を抑える防草部位、及び、地被植物を土壌に植栽するための1又は複数の植栽部位を有する防草マットを土壌表面に敷設する工程と、
前記1又は複数の植栽部位に地被植物の苗を植栽する工程と、
被覆部材及び固定部材を有する植生補助具を前記1又は複数の植栽部位に対して設置する工程であって、前記被覆部材で前記植栽部位を上方から覆うように、前記被覆部材を前記防草マット又は前記植栽部位に前記固定部材で固定する工程と、
を含み、
前記被覆部材は、地被植物の前記植栽部位の外側への匍匐を許容するように固定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の植生補助具によれば、地被植物が植栽された植栽部位に被覆部材が定着し、被覆部材の被覆部によって植栽部位が上方から覆われることによって、雑草の飛来種子が植栽部位に到達することが抑えられる。また、直立性の雑草が予め土壌に含まれていた場合であっても、雑草の先端が被覆部によって押さえられることから、雑草を成長させずに枯れさせることができる。他方、地被植物は、被覆部の下方で生長可能であり、且つ、被覆部(植栽部位)の外側へと匍匐可能である。これにより、本発明の植生補助具は、植栽部位における雑草の発生を効果的に抑えつつ、防草マット表面を地被植物で緑化することができる。
請求項2に記載の植生補助具によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、被覆部材の外周部が植栽部位の周縁に接することによって、被覆部材によって植栽部位を閉塞し、被覆部の側方から雑草の飛来種子が植栽部位に侵入することをより確実に防止することができる。
請求項3に記載の植生補助具によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、地被植物の生長に伴って、外周部と植栽部位の周縁との間に隙間を形成することにより、地被植物を植栽部位の外側へと効果的に匍匐させることができる。すなわち、地被植物の植栽直後には、植栽部位が閉塞され、地被植物が十分に生長してから、側方に隙間が形成される。これにより、地被植物の生長が雑草によって阻害されることを効果的に防止することができる。
請求項4に記載の植生補助具によれば、請求項3に記載の発明の効果に加えて、被覆部材を垂直方向に遊動させるという簡易な構造によって、地被植物の生長に伴って、外周部と植栽部位の周縁との間に隙間を形成することができる。
請求項5に記載の植生補助具によれば、請求項3又は4に記載の発明の効果に加えて、被覆部材を可撓性材料とする簡易な構造によって、地被植物の生長に伴って、外周部と植栽部位の周縁との間に隙間を形成することができる。
請求項6に記載の植生補助具によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、被覆部が植栽部位を上方から覆うことによって雑草の成長を防止するとともに、地被植物が外周部の少なくとも一部に形成された隙間から容易に這い出ることを可能とする。
請求項7に記載の植生装置によれば、請求項1から6に記載の発明の効果を植生装置として発揮することできる。すなわち、本発明の植生装置は、雑草の発生を効果的に抑えつつ、土壌表面を地被植物で緑化することができる
請求項8に記載の植生装置によれば、請求項7に記載の発明の効果に加えて、筒状部材が土壌中で地被植物を包囲することによって、土壌中の雑草の埋設種子が植栽部位から発芽することを抑えることができる。
請求項9に記載の方法によれば、地被植物が植栽された植栽部位を被覆部材の被覆部によって上方から覆うように植生補助具を設置することによって、雑草の飛来種子が植栽部位に到達することが抑えられる。また、直立性の雑草が予め土壌に含まれていた場合であっても、雑草の先端が被覆部によって押さえられることから、雑草を成長させずに枯れさせることができる。他方、地被植物は、被覆部の下方で生長可能であり、且つ、被覆部(植栽部位)の外側へと匍匐可能である。これにより、本発明の緑化方法は、植栽部位における雑草の発生を効果的に抑えつつ、土壌表面を地被植物で緑化することができる。
本発明の一実施形態の植生補助具の概略斜視図。 図1の植生補助具の(a)平面図及び(b)A-A断面図。 本発明の一実施形態の植生装置の分解斜視図。 図3の植生装置を緑化すべき土壌に設置し、地被植物を植栽した直後の設置構造の平面図。 図4の設置構造のB-B断面図。 図3の設置構造の経時後の平面図。 図6の設置構造のC-C断面図。 比較例の施工写真。 図8の部分拡大写真。 本発明の実施形態に従った実施例の施工写真。 図10の部分拡大写真(雑草なし)。 図10の部分拡大写真(雑草あり)。 本発明の別実施形態の植生補助具の概略斜視図。 本発明の別実施形態の植生補助具の概略斜視図。 図14の植生保護具による植生装置の概略図。 本発明の別実施形態の植生補助具及び植生装置の概略斜視図。 本発明の別実施形態の植生補助具及び植生装置の概略斜視図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明において参照する各図の形状は、好適な形状寸法を説明する上での概念図又は概略図であり、寸法比率等は実際の寸法比率とは必ずしも一致しない。つまり、本発明は、図面における寸法比率に限定されるものではない。
本実施形態の植生補助具100は、土壌表面を地被植物Pで緑化すべく土壌に敷設された防草マット11と併せて設置され、雑草の発生を抑えつつ地被植物Pの植生を補助するする用途に用いられる。地被植物Pは、ヒメイワダレソウを代表とする匍匐性の植物である。図1は、本発明の一実施形態の植生補助具100の概略斜視図である。図2は、該植生補助具100の平面図及びA-A断面図である。
図1及び図2に示すように、植生補助具100は、防草マット11上に形成された地被植物Pの植栽部位13を上方から覆う被覆部材110と、該被覆部材110を植栽部位13に対して固定するための固定部材120とを備える。被覆部材110は、円盤形状を有している。そして、被覆部材110は、中央で平板状に延在する被覆部111と、該被覆部111の外周縁を構成する外周部115とを有する。被覆部111は、植栽部位13を完全に被覆可能な寸法形状を有する。すなわち、被覆部111を植栽部位13に配置したときに、植栽部位13が上方に露出することが防止される。また、本実施形態では、外周部115は、被覆部111から下方に延在するフランジとして形成された。そして、外周部115は、被覆部材110を水平面に置いたときに地面に接地するように構成されている。
また、被覆部111の中心には、所定径の開口として固定孔112が穿設されている。固定孔112は、固定部材120の軸部121を挿通可能である。さらに、被覆部111の表面には、通孔113が形成されている。通孔113は、被覆部111の下方へと通気及び通水を可能とする。また、通孔113は、地被植物Pの通過を許容するが、直立性の雑草の通過をしない大きさ(例えば、1~5mm程度)で形成されることが好ましい。なお、通孔113を形成することにより、地被植物Pの繁茂が促進される一方で、雑草の飛来種子が植栽部位13に到達する可能性が高くなることから、土壌などの環境などに応じて、通孔113の有無が選択されてもよい。あるいは、通孔113は、丸孔でなくスリットや切り込みであってもよい。
なお、本実施形態では、被覆部材110は、ある程度の可撓性を有する透明な合成樹脂材料から形成された。被覆部111が透光性であることにより、その下にある直立性の雑草は被覆部111に向けて生長する。つまり、雑草が被覆部111を逸れて伸びることを防止し、雑草を効果的に枯らすことができる。
固定部材120は、L字型の軸材によって形成された。固定部材120は、垂直方向に延伸し、固定孔112に挿通された軸部121と、該軸部121の上端で略直角に延伸する押さえ部122とを備える。被覆部材110は、軸部121に対して軸方向に沿って自由に相対スライド可能である。また、固定部材120は、その軸部121下端を防草マット12又は土壌に突き刺すことによって被覆部材110を防草マット12及び土壌に固定又は取着(装着)するように構成されている。そして、押さえ部122は、固定孔112を通過せずに被覆部111表面に係合するように構成されている。後述するが、固定部材120は、押さえ部122と被覆部材110の表面とが離隔した状態で被覆部材110を軸方向に遊動可能に植栽部位13に対して定着させることが好ましい。なお、固定部材120は、金属材料や合成樹脂材料など任意の硬質な材料から形成される。
図3は、植生補助具100を用いた本実施形態の植生装置10を模式的に示す分解斜視図である。本実施形態の植生装置10は、土壌に敷設され、土壌中に埋設した雑草の種子からの発芽を抑えつつ土壌表面を地被植物によって緑化するものである。図3に示すように、植生装置10は、土壌に敷設される防草マット11、及び、複数の植生補助具100を備える。防草マット11は、通水性を有し、日光を遮蔽する所定厚、所定面積のマットである。防草マット11は、例えば、不織布、フェルト、化繊シート、合成繊維などの繊維状マットから形成される。そして、防草マット11は、土壌からの雑草の発生を抑える防草部位12、及び、地被植物Pを土壌に植栽するための複数の植栽部位13を有する。
防草部位12は、日光を遮蔽し、土壌からの雑草の突き抜けを防止する部位である。この防草部位12の表面は、地被植物Pの細い根を捕捉可能であり、匍匐する地被植物Pをその上で繁殖させることが可能である。すなわち、地被植物Pが防草マット11上に定着可能である。
植栽部位13は、地被植物Pのポット苗を植栽可能な径を有する円形の開口である。複数の植栽部位13がほぼ等間隔で防草マット11に穿設されている。すなわち、防草マット11を土壌に敷設したときに、植栽部位13から土壌表面が上方に露出し得る。なお、本実施形態では、植栽部位13の開口径は、本発明を限定しないが、市販の育苗ポット(3号)の径に合わせて、約9cmに設定されている。また、植栽部位13は、事前に開口せずに植栽時に開口が形成される箇所であってもよい。
また、植栽部位13の周縁には、マット平面に対して垂直上方に筒状に延びる筒状部材14が設けられている。この筒状部14は可撓性材料からなり、撓み変形可能である。また、当該筒状部材14は、防草マット11の表面に縫製や接着によって一体化されている。そして、筒状部材14は、表面側から裏面側に折り返されて裏面側に突出するように変形可能である。各筒状部材14は、植栽部位13の径とほぼ同じ径を有し、植栽された地被植物Pの苗を包囲可能である。また、筒状部材14は、土壌に埋設されたときに地中に残った雑草の根の侵入を防止する効果を発揮するのに十分な高さを有している。具体的には、筒状部材14は、1cm以上であることが好ましい。本実施形態では、筒状部材14は、防草マット11と同じ材質で構成されたが、異なる素材からなってもよい。なお、本発明において、筒状部材は必須の構成要件ではないので省略されてもよい。
次に、本実施形態の植生装置10を土壌に設置した設置構造について説明する。
図4は、施工直後の設置構造の概略平面図である。図5は、そのB-B断面図である。図4に示すように、防草マット11が土壌に敷設されている。そして、防草マット11の全ての植栽部位13には、植生補助具100がそれぞれ設置されている。図5に示すように、植栽部位13の下方の土壌には、地被植物Pの苗が植栽されている。また、筒状部材14が、植栽部位13の周縁のマット部分から地中に延在し、地中に入り込んで地被植物Pを包囲している。そして、被覆部材110が固定部材120によって防草マット11又は土壌に固定されている。具体的には、固定部材120の軸部121が被覆部材110の固定孔112を通って地中に入り込むとともに、その押さえ部122が、被覆部材110の上方移動を規制するように被覆部111上面に対向して延在している。本実施形態では、押さえ部122と被覆部111上面との間には、被覆部材110の軸方向上方の遊動を許容する隙間が形成されている。この遊動可能な隙間は、1mm~50mm程度であることが好ましい。さらに、この隙間は、10mm~30mm程度であることがより好ましい。これらの範囲では、側方からの地被植物Pの匍匐を許容し、且つ、直立性の雑草が側方に伸び出ることを許容せずに、雑草を上から押さえて確実に枯らすことができる。そして、被覆部111が植栽部位13を上方から覆い、且つ、外周部115が防草マット11表面(植栽部位13の周縁部分)に隙間なく接触している。すなわち、植栽部位13は、被覆部材110によって外界から実質的に(通孔113を除いて)遮蔽され、外界からの雑草の飛来種子の侵入が防止される。
図6は、経時後の設置構造の概略平面図である。図7は、そのC-C断面図である。図6に示すように、植栽部位13に植栽された地被植物Pは、経時とともに生長し、平面方向に広がるように匍匐していく。地被植物Pは、植栽部位13外側の防草部位12へと匍匐して防草マット11に定着している。図7に示すように、地被植物Pは、生育とともにその葉や枝が密になり、上方に盛り上がって、被覆部材110を持ち上げている。その結果、被覆部材110の外周部115が防草マット11表面から離隔し、被覆部材110の側方に隙間が形成されている。この隙間を介して、地被植物Pが植栽部位13の外側に伸び出ている。被覆部材110の側方に隙間が形成されたときには、植栽部位13において地被植物Pの葉や枝が密であることから、雑草の飛来種子が側方から侵入して植栽部位13に定着することは難しい。また、地被植物Pは、通孔113を介して被覆部111の上方に伸び出ている。当該通孔113により、被覆植物Pで被覆部111上面をより早く被覆することができる。そして、図7からさらに経時すると、防草部位12全体が地被植物Pによって完全に覆われるとともに、植生補助具100も繁茂した地被植物Pに埋もれて外から見えなくなる。すなわち、本実施形態の設置構造は、植生装置10(植生補助具100)によって、植栽部位13における雑草の発生を効果的に抑えつつ、緑化すべき土壌(防草マット11)表面を地被植物Pで緑化可能である。
続いて、本実施形態の植生装置10、植生補助具100を用いて、土壌表面を地被植物Pで緑化する方法について説明する。まず、緑化する土壌の面積に応じて1又は複数の防草マット100を敷設する。このとき、土壌の面積に合わせるために防草マット100を切断してよい。防草マット100は、土壌に配置された後、アンカー(図示せず)によって土壌に固定される。次いで、土壌に対して開口した植栽部位13から適量の土を除去して、地被植物Pを植栽するための空間を形成する。この空間に向けて、上方に筒状に延びる筒状部材14を植栽部位13の内側に折り返す。なお、植栽部位13が予め開口していない場合、作業者が防草マット11を切除等して開口を形成してもよい。そして、地被植物Pのポット苗を全ての植栽部位13に植栽する。なお、地被植物Pは、ポット苗の形態である必要はなく、種子などでもよい。続いて、植生補助具100を複数の植栽部位13に対して設置する。特には、被覆部材110で植栽部位13を上方から覆うように、被覆部材110を防草マット11又は植栽部位13に固定部材120で固定する。このとき、地被植物Pの植栽部位13の外側への匍匐を許容するように、被覆部材110を上方に遊動可能であるように固定部材120で固定する。以上の工程を経て、土壌緑化のための設置構造を構築し、経時によって土壌を緑化することができる。
発明者らは、本実施形態の植生装置及び植生補助具の作用効果を確認するために実証試験を行った。実証試験は、外部からの立ち入りが禁止された敷地内において地被植物Pで土壌を緑化し、その結果を観察することによって実施された。ここで地被植物Pは、ヒメイワダレソウとした。また、植生補助具を用いずに、防草マットを土壌に敷設して植栽部位に地被植物Pを植栽した緑化構造を比較例とし、上記実施形態のように、地被植物Pの植栽部位に植生補助具を設置した緑化構造を実施例とした。そして、施工から220日間経過後の緑化構造について雑草の発生状況を写真で記録し、視覚的に比較した。写真において雑草はXで示す。図8及び図9は、比較例の緑化構造の写真である。図8によれば、10箇所の植栽部位に対して5箇所の植栽部位から雑草Xの発生が確認された。図9に示すように、雑草Xは、植栽部位の大部分を占有しており、地被植物Pの生長が阻害される。また、緑化構造のさらなる経時によって、雑草Xが大きく成長し、緑化構造全体の景観が損われることが予測される。図10、図11及び図12は、本発明の実施例の緑化構造の写真である。図10によれば、10箇所の植栽部位に対して1箇所の植栽部位から雑草Xの発生が確認された。図11に示すように、大半の植生部位において、雑草が発生することなく、地被植物Pが植栽部位の外側へと広がり、防草マット上に根付いている。他方、図12に示すように、雑草Xが発生された植栽部位において、地被植物Pに対して雑草Xが占める領域は小さく、地被植物Pによって雑草Xの成長が阻害されていることが考えられる。すなわち、この試験によれば、本発明の植生補助具の導入により雑草の発生率を顕著に軽減させ、雑草の繁茂を効果的に抑えつつ土壌の緑化を実施できることが実証された。
以下、本発明の一実施形態の植生補助具100(又は植生装置10)の作用効果について説明する。
本実施形態の植生補助具100(又は植生装置10)によれば、地被植物Pが植栽された植栽部位13が被覆部材110の被覆部111によって上方から覆われることによって、雑草の飛来種子が植栽部位に到達することが抑えられる。また、直立性の雑草が予め土壌に含まれていた場合であっても、雑草の先端が被覆部111によって押さえられることから、雑草を成長させずに枯れさせることができる。他方、地被植物Pは、被覆部111の下方で生長可能であり、且つ、被覆部111(植栽部位13)の外側へと匍匐可能である。これにより、本実施形態の植生補助具100は、植栽部位13における雑草の発生を効果的に抑えつつ、防草マット11表面を地被植物Pで緑化することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、種々の実施形態や変形例を取り得る。以下、本発明の変形例を説明する。なお、図面において、符番が共通する構成要素に関しては、特別な説明がない限り、同一又は類似の特徴を有する。
(1)本発明の植生補助具は、上記実施形態の形状・構成に限定されず、種々の形態を取り得る。図13の植生補助具200は、被覆部材210及び固定部材220を備える。被覆部材210は、上記実施形態の被覆部材110に対して、固定孔及び通孔が形成されていない点で相違する。また、固定部材220は、軸材でなく、粘着テープである。この植生補助具200において、固定部材220を被覆部材210表面と防草マット21表面とに貼り付けることによって、被覆部材210を固定することができる。このとき、被覆部材210を遊動可能とすべく、固定部材220を対象に対して緩く貼り付ける。すなわち、被覆部材210は、テープの緩みによって地面から浮き上がることが可能であり、地被植物の植栽部位23の外側への匍匐を許容することができる。
(2)本発明の植生補助具は、上記実施形態の形状・構成に限定されず、種々の形態を取り得る。図14の植生補助具300は、被覆部材310及び固定部材320を備える。被覆部材310は、矩形の可撓性材料のシートから形成されている。この被覆部材310は、透光性を有しない。被覆部材310は、布や軟質合成樹脂シートなどから構成され得る。そして、被覆部材310は、その中央に被覆部311、及び、周縁に外周部315を有する。被覆部材310の外周部315の4隅には、固定部材320が設けられている。この固定部材320は、両面テープや面ファスナーなどの接着手段である。なお、固定部材は、接着剤であってもよく、施工時に被覆部材を防草マットに一体的に接着してもよい。図15は、該植生補助具300による植生装置30の設置構造の概略図である。図15(a)に示す施工直後の設置構造では、地被植物Pが小さく、被覆部材310の外周部315が防草マット31の植栽部位33の周縁に当接し、被覆部311の側方に隙間が形成されていない。図15(b)に示すように、設置構造の経時後、施工後の地被植物Pの生長に従って、被覆部311が上方に持ち上げられる。そして、被覆部材310が可撓性材料から形成されていることから、その外周部315が土壌表面からめくれ上がるように変形し、外周部315と植栽部位33の周縁との間に隙間が形成される。そして、当該隙間から地被植物Pが外側に伸出する。
(3)上記実施形態の植生補助具は、施工後に被覆部の側方に隙間を形成しないように設置され、経時による地被植物の生長に伴って外周部と植栽部位周縁との間に隙間を形成するように構成されたが、本発明は上記実施形態の構成に限定されない。例えば、図16の植生装置40において、植生補助具400は、被覆部材410及び固定部材420を備える。被覆部材410は、植栽部位43全体を覆う大きさを有する被覆部411、及び、被覆部411の周縁をなす外周部415を有する。この被覆部材410は、強化ガラス、金属、木材、合成樹脂等の硬質の板材から形成された。そして、被覆部材410の外周部415の4隅付近には、固定部材420が設けられている。固定部材420は、ピンであり、自身が防草マット41や土壌に突き刺さることによって被覆部材410を固定する。そして、被覆部材410は、外周部415の周方向全体で側方に開口し、被覆部411の側方に常時的に隙間が生じるように固定部材420によって取着される。地被植物Pは、この防草マット41表面(又は土壌表面)と被覆部411下面との間の隙間を介して植栽部位43から防草部位42へと側方に容易に伸び出ることが可能である。なお、隙間は、1mm~50mm程度であることが好ましい。さらに、この隙間は、10mm~30mm程度であることがより好ましい。これらの範囲では、側方からの地被植物Pの匍匐を許容し、且つ、直立性の雑草が側方に伸び出ることを許容せず、又は、雑草を上から押さえて確実に枯らすことができる。すなわち、本発明の植生補助具は、常時的に被覆部の側方に隙間を形成するように設置されてもよい。
(4)本発明の植生補助具において、常時的に被覆部の側方に隙間を形成する種々の形態を取り得る。図17の植生補助具500は、被覆部材510及び固定部材520を備える。被覆部材510は、植栽部位53全体を覆う大きさを有する被覆部511、及び、被覆部511の周縁をなす外周部515を有する。外周部515の周方向の一部には、切り欠き又は窓が形成されている。固定部材520は、第1実施形態の固定部材120と同様のL字型のアンカーである。図17の設置構造及び植生装置50に示すように、本実施形態では、固定部材520は、被覆部材510が遊動しないように奥まで押し込まれ得る。そして、被覆部材510は、外周部515の周方向の一部で側方に開口し、被覆部511の側方に常時的に隙間が生じるように固定部材520によって固定される。つまり、外周部515の一部が防草マット51表面に接触し、一部が防草マット51表面から離隔している。地被植物Pは、この防草マット51表面(又は土壌表面)と被覆部511下面との間の隙間を介して植栽部位53から防草部位52へと側方に容易に伸び出ることが可能である。なお、隙間は、1mm~50mm程度であることが好ましい。さらに、この隙間は、10mm~30mm程度であることがより好ましい。これらの範囲では、側方からの地被植物Pの匍匐を許容し、且つ、直立性の雑草が側方に伸び出ることを許容せずに、雑草を上から押さえて確実に枯らすことができる。すなわち、本発明の植生補助具は、常時的に被覆部の側方に隙間を形成するように設置されてもよい。なお、本形態の変形として、外周部の下縁が波状に形成されてもよい。
(5)本発明の植生補助具において、被覆部材を固定するための固定部材は種々の手段を取り得る。例えば、固定部材は、植栽部位の周縁に設けた被嵌め付け部に対して嵌め付け可能な蓋のような部材であってもよい。
なお、本発明は上述した複数の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限りにおいて種々の態様で実施しうるものである。
10 植生装置
11 防草マット
12 防草部位
13 植栽部位
14 筒状部材
15 植栽苗
100 植生補助具
110 被覆部材
111 被覆部
112 固定孔
113 通孔
115 外周部
120 固定部材
121 軸部
122 押さえ部
P 地被植物
X 雑草

Claims (9)

  1. 土壌からの雑草の発生を抑えるために土壌表面に敷設される防草マットの表面への地被植物の植生を補助する植生補助具であって、
    前記防草マット上に形成された地被植物の植栽部位を上方から覆う被覆部材と、
    前記被覆部材を前記植栽部位に対して取着するための固定部材と、
    を備え、
    前記被覆部材は、地被植物の前記植栽部位の外側への匍匐を許容するように前記固定部材によって取着されることを特徴とする植生補助具。
  2. 前記被覆部材は、前記植栽部位全体を覆う大きさを有する被覆部、及び、前記被覆部の側方に隙間を形成しないように前記植栽部位の周縁に接する外周部を有することを特徴とする請求項1に記載の植生補助具。
  3. 前記被覆部材は、前記植栽部位の地被植物の生長に伴って、前記外周部と前記植栽部位の周縁との間に隙間を形成するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の植生補助具。
  4. 前記固定部材は、土壌表面に対して垂直方向に所定の高さで遊動可能であるように前記被覆部材を前記植栽部位に固定し、前記被覆部材が垂直方向上方に移動して、前記外周部と前記植栽部位の周縁との間に隙間を形成することを特徴とする請求項3に記載の植生補助具。
  5. 前記被覆部材は、可撓性材料から形成され、前記外周部が土壌表面からめくれ上がるように変形して、前記外周部と前記植栽部位の周縁との間に隙間を形成することを特徴とする請求項3又は4に記載の植生補助具。
  6. 前記被覆部材は、前記植栽部位全体を覆う大きさを有する被覆部、及び、前記被覆部の周縁をなす外周部を有し、
    前記被覆部材は、前記外周部の周方向の少なくとも一部で側方に開口し、地被植物の通過を許容する隙間が常時的に形成されるように、前記固定部材によって取着されることを特徴とする請求項1に記載の植生補助具。
  7. 土壌表面を地被植物によって緑化するための植生装置であって、
    土壌からの雑草の発生を抑える防草部位、及び、地被植物を土壌に植栽するための1又は複数の植栽部位を有し、土壌表面に敷設される防草マットと、
    前記植栽部位を上方から覆うように前記防草マット又は前記植栽部位に固定される、請求項1から6のいずれか一項に記載の1又は複数の植生補助具と、
    を備えることを特徴とする植生装置。
  8. 前記防草マットの前記1又は複数の植栽部位の周縁には、土壌に向けて筒状に延在する筒状部材が設けられ、前記筒状部材は前記植栽部位を土壌中で包囲することを特徴とする請求項7に記載の植生装置。
  9. 土壌表面を地被植物で緑化する方法であって、
    土壌からの雑草の発生を抑える防草部位、及び、地被植物を土壌に植栽するための1又は複数の植栽部位を有する防草マットを土壌表面に敷設する工程と、
    前記1又は複数の植栽部位に地被植物の苗を植栽する工程と、
    被覆部材及び固定部材を備える植生補助具を前記1又は複数の植栽部位に対して設置する工程であって、前記被覆部材で前記植栽部位を上方から覆うように、前記被覆部材を前記防草マット又は前記植栽部位に前記固定部材で固定する工程と、
    を含み、
    前記被覆部材は、地被植物の前記植栽部位の外側への匍匐を許容するように固定されていることを特徴とする方法。
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