JP7263394B2 - 飲料サーバーの洗浄装置 - Google Patents

飲料サーバーの洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7263394B2
JP7263394B2 JP2020561554A JP2020561554A JP7263394B2 JP 7263394 B2 JP7263394 B2 JP 7263394B2 JP 2020561554 A JP2020561554 A JP 2020561554A JP 2020561554 A JP2020561554 A JP 2020561554A JP 7263394 B2 JP7263394 B2 JP 7263394B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beverage
valve
gas
fluid outlet
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020561554A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020130149A1 (ja
Inventor
慶太 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Holdings Ltd
Original Assignee
Suntory Holdings Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntory Holdings Ltd filed Critical Suntory Holdings Ltd
Publication of JPWO2020130149A1 publication Critical patent/JPWO2020130149A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7263394B2 publication Critical patent/JP7263394B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D1/07Cleaning beverage-dispensing apparatus
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D1/08Details
    • B67D1/12Flow or pressure control devices or systems, e.g. valves, gas pressure control, level control in storage containers
    • B67D1/1202Flow control, e.g. for controlling total amount or mixture ratio of liquids to be dispensed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67DDISPENSING, DELIVERING OR TRANSFERRING LIQUIDS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B67D1/00Apparatus or devices for dispensing beverages on draught
    • B67D2001/0093Valves

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Description

本願は、飲料サーバーの洗浄装置に関する。
従来、飲料サーバーを洗浄するための様々な構成が知られている。例えば、特許文献1は、飲料を収容する飲料容器と、飲料容器に装着されるディスペンスヘッドと、ディスペンスヘッドに接続されるディスペンサ本体と、を備える、飲料ディスペンサを開示している。ディスペンスヘッドは、吸入口と、吐出口と、を有している。また、ディスペンスヘッドは、飲料容器の内部を通して吸入口と吐出口とを接続する第1の連通経路と、飲料容器の内部を通すことなく吸入口と吐出口とを接続する第2の連通経路と、を有している。吸入口は、流体選択手段を介して、炭酸ガスボンベ及び洗浄液供給手段に接続されており、流体選択手段を切り換えることによって、炭酸ガス及び洗浄液の1つを受け入れるように構成されている。また、ディスペンスヘッドは、第1の連絡通路と第2の連絡通路とを切り替えるための操作レバーと、操作レバーの傾斜状態に応じて外部に信号を出力するための傾斜センサと、を有している。傾斜センサは、例えば、操作レバーによって第2の連絡通路が選択されているときに、外部に信号を出力するように構成されている。流体選択手段は、傾斜センサから信号が出力されている場合にのみ(すなわち、飲料容器の内部を通すことなく吸入口と吐出口とが接続されている場合にのみ)、吸入口に洗浄液を供給するように構成されている。
特開2006-36221号公報
上記の構成によって飲料サーバーを洗浄することは可能であるものの、例えば、オペレータが適切な頻度で洗浄を実施しない場合には、飲料サーバーを清潔に保てない可能性がある。この場合、清潔でない飲料サーバーから飲料が提供される可能性がある。
本発明は、一定期間以上洗浄されていない飲料サーバーから飲料が提供されることを防止することが可能な、飲料サーバーの洗浄装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、ガス供給源に接続される第1の流体入口と、洗浄液供給源に接続される第2の流体入口と、第1の流体入口及び第2の流体入口と流体連通しており、かつ、飲料容器に装着されたディスペンスヘッドの流体入口に接続される、第1の流体出口と、第1の流体入口及び第1の流体出口を接続する第1の流路と、第2の流体入口及び第1の流体出口を接続する第2の流路と、第1の流路に設けられた第1のバルブと、第2の流路に設けられた第2のバルブと、ディスペンスヘッドの流体出口に接続される第3の流体入口と、第3の流体入口と流体連通しており、かつ、飲料サーバーに接続される、第2の流体出口と、第3の流体入口及び第2の流体出口を接続する第3の流路と、第3の流路に設けられた第3のバルブと、第1のバルブ、第2のバルブ及び第3のバルブと通信可能なプロセッサと、を備え、プロセッサは、第1のバルブを開くことによって第1の流体出口からガスを供給することを含む、飲料を提供するための飲料供給モードと、第2のバルブを開くことによって第1の流体出口から洗浄液を供給することを含む、飲料サーバーを洗浄するための洗浄モードと、を有しており、飲料供給モードにおいて、プロセッサは、洗浄モードが実行されずに飲料供給モードが所定の第1の期間以上維持された場合には、第3のバルブを閉じることによって、所定の第1の期間以上の期間洗浄されていない飲料サーバーから飲料が供給されることを制限するための供給制限機能を起動するように構成されている、飲料サーバーの洗浄装置である。
本開示の一態様による洗浄装置によれば、ディスペンスヘッドは、飲料サーバーに直接接続される代わりに、洗浄装置の第3の流路を介して、飲料サーバーに接続される。また、第3の流路には、第3のバルブが設けられている。そして、飲料供給モードにおいて、洗浄モードが実行されずに飲料供給モードが所定の第1の期間以上維持された場合には、第3のバルブを閉じることによって、所定の第1の期間以上の期間洗浄されていない飲料サーバーから飲料が供給されることが制限される。したがって、一定期間以上洗浄されていない飲料サーバーから飲料が提供されることを防止することができる。
洗浄装置は、第3の流路内に飲料が存在していることを検知するための第1のセンサであって、飲料を検知している飲料検知状態と、飲料を検知していない飲料非検知状態と、を有する、第1のセンサを更に備えてもよく、飲料供給モードにおいて、プロセッサは、第1のセンサが飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わるときには、第3のバルブを閉じることによって、飲料サーバーからガスが噴き出すことを防止するための飛び散り防止機能を起動するように構成されていてもよい。飲料が供給されている際に、飲料容器が空になった場合には、ディスペンスヘッドから飲料サーバーに至る流路をガスが流れ始めることから、飲料サーバーからガスが噴き出して、グラス等の容器の中の飲料が飛び散る可能性がある。この場合、第3の流路をガスが流れ始めることから、第1のセンサが、飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わる。したがって、飲料供給モードにおいて第1のセンサが飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わるときには、第3のバルブを閉じることによって、飲料及びガスの流れをストップし、飲料の飛び散りを防止することができる。
飲料供給モードにおいて、プロセッサは、飛び散り防止機能が起動されずに飲料供給モードが所定の第2の期間以上維持された場合には、第3のバルブを閉じることによって、所定の第2の期間以上の期間交換されていない飲料容器から前記飲料が供給されることを防止するための期限切れ防止機能を起動するように構成されていてもよい。上記のように、飛び散り防止機能を有する洗浄装置では、飲料供給モード中に飲料容器が空になったとき(すなわち、空の飲料容器が、飲料が充填された新しい飲料容器に交換されるとき)には、飛び散り防止機能が起動される。したがって、飲料供給モードにおいて、飛び散り防止機能が起動されずに飲料供給モードがある期間以上維持された場合には、それは、その期間、飲料容器が新しい飲料容器に交換されていないことを意味する。したがって、飲料供給モードにおいて、飛び散り防止機能が起動されずに飲料供給モードが所定の第2の期間以上維持された場合には、第3のバルブを閉じることによって、長期間交換されていない飲料容器から飲料が供給されること(例えば、賞味期限が切れた飲料が供給されること)を防止することができる。
洗浄モードにおいて、プロセッサは、第1のバルブを開くことによって、第1の流体出口からガスを供給し、第1の流体出口からガスを供給している際に、所定の第3の期間の間に第1のセンサが飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わるときには、第2のバルブを開くことによって、第1の流体出口から洗浄液を供給し、第1の流体出口からガスを供給している際に、第3の期間の間に第1のセンサが飲料検知状態を維持するときには、第2のバルブを開にしない、ように構成されていてもよい。この態様による洗浄装置では、洗浄モードにおいて、洗浄液を供給する前に、最初にガスがディスペンスヘッドに供給される。この状況において、ディスペンスヘッドにおいて接続状態が適切に切り替えられている場合(すなわち、飲料容器の内部を通さずにディスペンスヘッドの流体入口と流体出口とが接続されている場合)には、ディスペンスヘッドから飲料サーバーに至る流路に滞留している飲料が、ガスの供給によって押し出される。このため、第3の流路では、第1のセンサが飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わる。対照的に、ディスペンスヘッドにおいて接続状態が適切に切り替えられていない場合(すなわち、飲料容器の内部を通してディスペンスヘッドの流体入口と流体出口とが接続されている場合)には、飲料容器の内部の飲料がガスの供給によって流れ続ける。このため、第3の流路では、第1のセンサが飲料検知状態を維持する。したがって、本態様による洗浄装置では、洗浄モードにおいて最初にガスを供給している際に、所定の第3の期間の間に第1のセンサが飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わるときには、洗浄液を供給する一方で、第3の期間の間に第1のセンサが飲料検知状態を維持するときには、第2のバルブを開にしない。このように、第1のセンサが飲料検知状態を維持する場合(すなわち、ディスペンスヘッドにおいて飲料容器の内部を通して流体入口と流体出口とが連通している場合)には、第2のバルブを開にしない(すなわち、洗浄液を流さない)ため、飲料容器の内部に誤って洗浄液を供給することを防止することができる。
洗浄装置は、第1の流路内をガスが流れていることを検知するための第2のセンサであって、ガスが流れていることを検知しているガス流検知状態と、ガスが流れていることを検知していないガス流非検知状態と、を有する、第2のセンサを更に備えてもよく、洗浄モードにおいて、プロセッサは、洗浄液を供給した後に、第1のバルブを開くことによって、第1の流体出口からガスを供給し、第1の流体出口からガスを供給している際に、所定の第4の期間の間に第2のセンサがガス流検知状態からガス流非検知状態に切り替わるときには、エラーを通知する、ように構成されていてもよい。飲料の流路に洗浄液を供給した後には、流路に滞留している洗浄液をガスで押し出す必要がある。滞留している洗浄液の全てを押し出す前に、例えば、オペレータが飲料サーバーのコック弁を閉じた場合、洗浄液が流路に残ってしまう可能性がある。コック弁が閉じられた場合、第1の流路内のガスの流れが止まる。本態様の洗浄装置では、第2のセンサによって、ガスが流れているか否かを検知することができる。そして、コントローラは、洗浄液を押し出すためのガスを供給している際に、所定の第4の期間の間に第2のセンサがガス流検知状態からガス流非検知状態に切り替わるときには、エラーが通知される。したがって、流路中の洗浄液の全てを除去する前にオペレータが飲料サーバーのコック弁を誤って閉じることを防止することができる。
本開示の一態様によれば、一定期間以上洗浄されていない飲料サーバーから飲料が提供されることを防止することが可能な、飲料サーバーの洗浄装置を提供することができる。
第1実施形態に係る飲料サーバーの洗浄装置を含む、飲料供給システムの概略構成図である。 図1の飲料サーバーの洗浄装置の内部構成を示す、飲料供給システムの概略構成図である。 第2実施形態に係る飲料サーバーの洗浄装置の内部構成を示す、飲料供給システムの概略構成図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係る飲料サーバーの洗浄装置を説明する。複数の図面を通して、同様な又は対応する要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。理解を容易にするために、図の縮尺は変更されている場合がある。
図1は、第1実施形態に係る飲料サーバーの洗浄装置を含む、飲料供給システムの概略構成図である。図1を参照して、飲料供給システム100は、洗浄装置10と、飲料容器50と、飲料サーバー60と、ガス供給源70と、洗浄液供給源80と、を備えている。飲料容器50には、スピアバルブ(不図示)を介してディスペンスヘッド51が取り付けられている。
洗浄装置10は、ディスペンスヘッド51から飲料サーバー60に至る、飲料の流路を洗浄するために使用される。洗浄装置10は、ハウジング1を有している。ハウジング1には、第1の流体入口11と、第2の流体入口12と、第3の流体入口13と、第1の流体出口21と、第2の流体出口22と、が設けられている。第1の流体入口11、第2の流体入口12及び第1の流体出口21は、それぞれ、管P1,P2,P3を介して、ガス供給源70、洗浄液供給源80及びディスペンスヘッド51の流体入口52に接続されている。第3の流体入口13及び第2の流体出口22は、それぞれ、管P4,P5を介して、ディスペンスヘッド51の流体出口53及び飲料サーバー60に接続されている。第1の流体入口11、第2の流体入口12、第3の流体入口13、第1の流体出口21及び第2の流体出口22には、それぞれ管P1~P5に接続するための継手が設けられていてもよい。
飲料容器50は、例えば、ビール樽であることができる。飲料容器50は、様々な飲料(例えば、ビール、ビール以外のアルコール炭酸飲料(例えば、発泡酒、麦芽以外の原料から作成されていて別のアルコール飲料が混入されたビール風味の発泡アルコール飲料(いわゆる第三のビール)、チューハイ、若しくは、ハイボール)、又は、非アルコール炭酸飲料(ノンアルコールビール若しくは炭酸ジュース)等)を貯蔵することが可能である。
ディスペンスヘッド51は、流体入口52と、流体出口53と、を有しており、流体入口52及び流体出口53の間の3つの接続状態を有している(詳しくは後述)。また、ディスペンスヘッド51は、操作レバー54を有している。
図2は、図1の飲料サーバーの洗浄装置の内部構成を示す、飲料供給システムの概略構成図である。図2を参照して、操作レバー54は、例えば、3つの位置(例えば、「上」位置、「中」位置、及び、「下」位置)に切り替え可能であり、各位置において3つの接続状態のうちの1つを選択可能である。
例えば、「上」位置では、ディスペンスヘッド51は、流体入口52、飲料容器50の内部、及び、流体出口53を相互に遮断する。「上」位置は、例えば、飲料容器50を新しい飲料容器に交換するときに使用されることができる。
例えば、「中」位置では、ディスペンスヘッド51は、流体入口52及び流体出口53を接続するが、飲料容器50の内部を流体入口52及び流体出口53から遮断する(すなわち、飲料容器50の内部を通さずに流体入口52及び流体出口53を接続する)。「中」位置は、後述する洗浄モードが実施されるときに使用されることができる。
例えば、「下」位置では、ディスペンスヘッド51は、流体入口52と飲料容器50の内部とを接続し、かつ、飲料容器50の内部と流体出口53とを接続する(すなわち、飲料容器50の内部を通して流体入口52及び流体出口53を接続する)。「下」位置は、後述する飲料供給モードが実施されるときに使用されることができる。
本実施形態では、ディスペンスヘッド51は3つの接続状態を有しているが、他の実施形態では、ディスペンスヘッド51は2つの接続状態(すなわち、飲料容器50の内部を通さずに流体入口52及び流体出口53が接続される状態、及び、飲料容器50の内部を通して流体入口52及び流体出口53が接続される状態)のみを有していてもよい。また、各接続状態が実現される操作レバー54の「上」、「中」及び「下」の位置は、単なる例示に過ぎず、各接続状態は、操作レバー54の異なる位置で実現されてもよい。また、操作レバー54は、「上」、「中」及び「下」の位置の代わりに、例えば「左」、「中」及び「右」の位置、又は、他の位置に切り替え可能であってもよい。
図1を参照して、飲料サーバー60は、例えばコック式の弁(以下、「コック弁」とも称され得る)61を有することができる。コック弁61の吐出口62の下方には、飲料供給時にはグラス等の容器(不図示)が配置され、洗浄時及び飲料容器50の交換時にはバケツ等の比較的大きな容器Bが配置される。飲料サーバー60は、冷却水槽63を有しており、冷却水槽63は、コック弁61に接続されたコイル状の管64を収容している。冷却水槽63は、冷却装置65によって冷却される。このような構成によって、コイル状の管64を通る飲料が冷却される。コイル状の管64には、管P5が接続される。
ガス供給源70は、例えば、ガスボンベであることができる。ガス供給源70は、例えば炭酸ガス、窒素ガス又は圧縮空気等のガスを供給することができる。洗浄液供給源80は、飲料の流路を洗浄するための洗浄液を供給する。洗浄液は、例えば、水であることができ、この場合、洗浄液供給源80は、例えば、水道栓であることができる。洗浄液供給源80が水道栓である場合、洗浄液供給源80に接続される管P2には、減圧弁RVが設けられてもよい。洗浄液供給源80が水道栓である場合、例えば、1.5~7kgf/cm2で水が水道栓から供給され、減圧弁RVにて、例えば、1.0kgf/cm2程度まで圧力が下げられてもよい。
次に、洗浄装置10について詳細に説明する。図2を参照して、洗浄装置10は、ハウジング1の内部に、第1の流路31と、第2の流路32と、第3の流路33と、プロセッサ2と、を有している。また、図1を参照して、洗浄装置10は、表示部3と、ボタン4と、を更に有している。洗浄装置10は、例えば、不図示のメモリ及びリアルタイムクロック等、他の構成要素を更に有していてもよい。以下に示されている各種の期間が経過したか否かは、例えば、リアルタイムクロックを用いることによって計ることができる。
図2を参照して、第1の流路31は、第1の流体入口11及び第1の流体出口21を接続しており、これによって、第1の流体入口11及び第1の流体出口21が流体連通している。第2の流路32は、第2の流体入口12及び第1の流体出口21を接続しており、これによって、第2の流体入口12及び第1の流体出口21が流体連通している。第3の流路33は、第3の流体入口13及び第2の流体出口22を接続しており、これによって、第3の流体入口13及び第2の流体出口22が流体連通している。
第1の流路31、第2の流路32及び第3の流路33は、例えば、飲料、ガス及び洗浄液の圧力に耐えることができる様々な材料(例えば、ポリエチレン(PE)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、エチレン四フッ化エチレン共重合体(ETFE)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE))の管で形成されることができる。
第1の流路31には、第1のバルブV1と、第1の逆止弁CV1と、が設けられている。第1のバルブV1は、例えば、パイロット式の電磁弁であることができる。第1のバルブV1は、例えば、ノーマルオープン(NO)であることができる。
第2の流路32には、第2のバルブV2と、第2の逆止弁CV2と、が設けられている。第2のバルブV2は、例えば、直動式の電磁弁であることができる。第2のバルブV2は、例えば、ノーマルクローズ(NC)であることができる。
第3の流路33には、第3のバルブV3が設けられている。第3のバルブV3は、例えば、電動式のボール弁であることができる。また、第3のバルブV3は、電動式のバタフライ弁又はゲート弁など、様々な形式のバルブであることができる。
また、洗浄装置10は、第1の流路31にガスセンサ(第2のセンサ)GSを備えている。ガスセンサGSは、ガスの流れを検知するために使用されることができ、例えば差圧計又はフローセンサであることができる。
プロセッサ2は、洗浄装置10の様々な動作を制御することができる。プロセッサ2は、例えば、CPU(Central Processing unit)又はMPU(Micro Processor Unit)であることができる。プロセッサ2は、第1のバルブV1、第2のバルブV2、第3のバルブV3、ガスセンサGS、表示部3及びボタン4と電気的に接続されており、これらの構成要素と一方向又は双方向に通信可能である。プロセッサ2は、飲料サーバー60から飲料を供給するための飲料供給モードと、飲料の流路を洗浄するための洗浄モードと、を有している(詳しくは後述)。プロセッサ2で実行される以下の動作は、例えば、メモリに記憶されたプログラムによって実現されることができる。
図1を参照して、表示部3は、例えば、液晶ディスプレイであることができる。表示部3は、プロセッサ2から受信した様々な情報(例えば、エラー、洗浄時間、及び/又は、選択されているモード等)を示すことができる。ボタン4は、例えば、機械式のボタンであることができる。ボタン4は、例えば、洗浄モードを開始するために使用されることができる。
次に、洗浄装置10の動作について説明する。
図2を参照して、飲料供給モードでは、ディスペンスヘッド51の操作レバー54を「下」位置にセットする。これによって、飲料容器50の内部を通して、ディスペンスヘッド51の流体入口52及び流体出口53が接続される。また、飲料供給モードでは、飲料サーバー60の吐出口62の下方に、グラス等の容器を配置する。
プロセッサ2は、例えば、ボタン4が押されるまでは、飲料供給モードを維持ことができる。本実施形態では、第1のバルブV1がノーマルオープンでありかつ第2のバルブV2がノーマルクローズであるため、飲料供給モードでは、第1のバルブV1が開いておりかつ第2のバルブV2が閉じている。したがって、飲料供給モードでは、第1の流体出口21からガスが供給される。なお、ガスの圧力が洗浄液の圧力よりも高い場合、第2のバルブV2は開いていてもよい。この場合にも、第1の流体出口21からはガスが供給される。ガスは、第1の流体出口21から、ディスペンスヘッド51の流体入口52を介して飲料容器50の内部へと供給され、飲料容器50の内部の飲料をディスペンスヘッド51の流体出口53へと押し出す。飲料は、流体出口53から、洗浄装置10の第3の流路33を介して、飲料サーバー60へと供給される。オペレータが、コック弁61を開くと、吐出口62から飲料が供給される。
洗浄モードを実施する場合、洗浄モードを開始させる前に、ディスペンスヘッド51の操作レバー54を「中」位置にセットする。これによって、飲料容器50の内部を通さずに、ディスペンスヘッド51の流体入口52及び流体出口53が接続される。また、洗浄モードを開始させる前に、飲料サーバー60の吐出口62の下方に、バケツ等の容器Bを配置する。
プロセッサ2は、例えば、ボタン4が押されると、洗浄モードを開始することができる。洗浄モードが開始されると、プロセッサ2は、所定の期間(第3の期間)の間、第1のバルブV1を開にかつ第2のバルブを閉に維持し、第1の流体出口21からガスを供給する。なお、ガスの圧力が洗浄液の圧力よりも高い場合、第2のバルブV2は開いていてもよい。この場合にも、第1の流体出口21からはガスが供給される。オペレータがコック弁61を開くと、ガスは、第1の流体出口21から、ディスペンスヘッド51の流体入口52を介して、飲料容器50の内部を通らずに流体出口53へと流れ、さらに、流体出口53から、洗浄装置10の第3の流路33を介して、飲料サーバー60へと流れる。したがって、ガスは、ディスペンスヘッド51から飲料サーバー60に至る流路中に滞留している飲料を、飲料サーバー60の吐出口62から押し出す。
上記の期間(第3の期間)は、例えば、ディスペンスヘッド51から飲料サーバー60に至る流路中に滞留している飲料の全てをガスが押し流すのにかかる時間と同等又はそれ以上とすることができ、流路の長さ及び/又は直径等によって変化し得る。
流路中に滞留している飲料の全てが吐出口62から押し出されると、次に、プロセッサ2は、第1のバルブV1を閉じかつ第2のバルブV2を開くことによって、第1の流体出口21から洗浄液を供給する。なお、洗浄液の圧力がガスの圧力よりも高い場合、第1のバルブV1は開いていてもよい。この場合にも、第1の流体出口21からは洗浄液が供給される。洗浄液は、第1の流体出口21から、ディスペンスヘッド51の流体入口52を介して、飲料容器50の内部を通らずに流体出口53へと流れ、さらに、流体出口53から、洗浄装置10の第3の流路33を介して、飲料サーバー60へと流れ、吐出口62から容器Bに排出される。
洗浄液を流す時間は、例えば、飲料の種類、流路の長さ及び/又は直径等に応じて調節可能であり、例えば、1~3分程度であることができる。当該数値は、単なる例示に過ぎないことに留意すべきである。洗浄液は、連続的に供給されてもよい(以下、「連続洗浄」とも称され得る)、又は、断続的に供給されてもよい(以下、「間欠洗浄」とも称され得る)。間欠洗浄を実施するためには、プロセッサ2は、第1のバルブV1が閉じかつ第2のバルブV2が開いている第1の状態と、第1のバルブV1が開きかつ第2のバルブV2が閉じている第2の状態と、を交互に繰り返すことができる。間欠洗浄では、連続洗浄に比して洗浄液がより高圧で流路を流れ、したがって、洗浄力が向上され得る。
洗浄液を流した後、プロセッサ2は、所定の期間(第4の期間)の間、再び第1のバルブV1を開けかつ第2のバルブV2を閉じることによって、第1の流体出口21からガスを供給する。ガスは、第1の流体出口21から、ディスペンスヘッド51の流体入口52を介して、流体出口53へと流れ、さらに、流体出口53から洗浄装置10の第3の流路33を介して飲料サーバー60へと流れる。したがって、ガスは、ディスペンスヘッド51から飲料サーバー60に至る流路中に滞留している洗浄液を、飲料サーバー60の吐出口62から押し出す。流路中に滞留している洗浄液の全てが吐出口62から押し出されると、吐出口62からは、ガスが供給される。
上記の期間(第4の期間)は、例えば、ディスペンスヘッド51から飲料サーバー60に至る流路中に滞留している洗浄液をガスが押し流すのにかかる時間と同等又はそれ以上とすることができ、流路の長さ及び/又は直径等によって変化し得る。第4の期間が経過すると、プロセッサ2は、洗浄モードが終了したことを通知する。通知は、例えば、表示部3に示されてもよく、及び/又は、不図示のスピーカーからの音声によって示されてもよい。洗浄モードが終了した後に、コック弁61を閉じ、ディスペンスヘッド51の操作レバーを「下」位置にセットする。これによって、飲料供給システム100は、再び飲料を提供する準備が整う。
上記の第4の期間が経過する前にオペレータがコック弁61を閉じた場合、流路中に洗浄液が残る可能性がある。本実施形態に係る洗浄装置10では、これをガスセンサGSによって検知することができる。具体的には、第4の期間が経過する前に、ガスセンサGSがガスの流れを検知しているガス流検知状態からガスの流れを検知していないガス流非検知状態に切り替わった場合、プロセッサ2は、エラーを通知することができる。エラーは、例えば、表示部3に示されてもよく、及び/又は、不図示のスピーカーからの音声によって示されてもよい。
次に、供給制限機能について説明する。
飲料供給モードにおいて、洗浄モードが実行されずに飲料供給モードがある期間以上維持されている場合、それは、飲料サーバー60がその期間洗浄されていないことを意味し得る。飲料サーバー60が一定の期間以上洗浄されない場合、飲料サーバー60が清潔に保たれない可能性がある。このことは、飲料の味及び/又は品質の低下につながり得る。
本開示の洗浄装置10では、プロセッサ2は、飲料供給モードにおいて、洗浄モードが実行されずに飲料供給モードが所定の期間(第1の期間)以上維持された場合には、第3のバルブV3を閉じる。これによって、第1の期間以上の期間洗浄されていない飲料サーバー60から飲料が供給されることを制限するための供給制限機能が起動される。
上記の期間(第1の期間)は、例えば、洗浄を実施しなくても、ディスペンスヘッド51から飲料サーバー60に至る飲料の流路が清潔に保たれることを保証することができる時間と同等又はそれ以下とすることができ、流路の長さ、流路の直径、及び/又は、飲料の種類等によって変化し得る。
洗浄モードが実行されずに飲料供給モードが第1の期間以上維持されたか否かは、様々な方法によって判断することができる。例えば、洗浄モードを開始させるために前回にボタン4が押されたときからの経過時間が、第1の期間以上であるか否かが判断されてもよい。代替的に、洗浄モードが終了したことを前回にプロセッサ2が通知したときからの経過時間が、第1の期間以上であるか否かが判断されてもよい。
供給制限機能を解除するために、例えば、ボタン4を押して洗浄モードを開始することによって、第3のバルブV3が開にされてもよい。
以上、第1実施態様による洗浄装置10によれば、ディスペンスヘッド51は、飲料サーバー60に直接接続される代わりに、洗浄装置10の第3の流路33を介して、飲料サーバー60に接続される。また、第3の流路33には、第3のバルブV3が設けられている。そして、飲料供給モードにおいて、洗浄モードが実行されずに飲料供給モードが第1の期間以上維持された場合には、第3のバルブV3を閉じることによって、第1の期間以上の期間洗浄されていない飲料サーバー60から飲料が供給されることが制限される。したがって、一定期間以上洗浄されていない飲料サーバー60から飲料が提供されることを防止することができる。
また、洗浄装置10は、第1の流路31内をガスが流れていることを検知するためのガスセンサGSであって、ガスが流れていることを検知しているガス流検知状態と、ガスが流れていることを検知していないガス流非検知状態と、を有する、ガスセンサGSを更に備えており、洗浄モードにおいて、プロセッサ2は、洗浄液を供給した後に、第1のバルブV1を開くことによって第1の流体出口21からガスを供給し、第1の流体出口21からガスを供給している際に、第4の期間の間にガスセンサGSがガス流検知状態からガス流非検知状態に切り替わるときには、エラーを通知するように構成されている。したがって、流路中の洗浄液の全てを除去する前にオペレータが飲料サーバー60のコック弁61を誤って閉じることを防止することができる。
次に、第2実施形態に係る飲料サーバーの洗浄装置について説明する。
図3は、第2実施形態に係る飲料サーバーの洗浄装置の内部構成を示す、飲料供給システムの概略構成図である。図3を参照して、第2実施形態に係る洗浄装置40は、第3の流路33において第3のバルブV3の上流に飲料センサ(第1のセンサ)DSを備えている点で、第1の実施形態に係る洗浄装置10と異なる。洗浄装置40は、飲料センサDSを備えることにより、飲料容器50の内部に誤って洗浄液を供給することを防止する機能、飛び散り防止機能、及び、期限切れ防止機能、を更に有している。
飲料センサDSは、第3の流路33内に飲料が存在していることを検知するために使用され、飲料を検知している飲料検知状態と、飲料を検知していない飲料非検知状態と、を有している。飲料センサDSは、例えば、光センサ(例えば、カラーセンサ若しくは赤外線センサ)、静電容量式水検知センサであることができる。飲料センサDSは、プロセッサ2と電気的に接続されており、プロセッサ2と通信可能である。
次に、洗浄モードにおいて飲料容器50の内部に誤って洗浄液を供給することを防止する機能について説明する。
第1実施形態において説明されたように、ボタン4が押されると、洗浄モードが開始される。この状況において、オペレータがディスペンスヘッド51の操作レバー54を切り換え忘れ、操作レバー54が「下」位置に維持されている場合(すなわち、飲料容器50の内部を通してディスペンスヘッド51の流体入口52及び流体出口53が接続されている場合)、流路に滞留している飲料を押し出すために供給されるガスは、ディスペンスヘッド51の流体入口52を介して飲料容器50の内部へと供給され、飲料容器50の内部の飲料をディスペンスヘッド51の流体出口53へと押し出し続ける。この場合、ディスペンスヘッド51から飲料サーバー60に至る流路には、飲料が流れ続ける。したがって、第3の流路33に配置された飲料センサDSは、第1実施形態において説明された第3の期間の間に、飲料非検知状態に切り替わらずに、飲料検知状態を維持する。したがって、飲料センサDSを用いて、オペレータがディスペンスヘッド51の操作レバー54を切り換え忘れたことを検知することができる。
上記の状態で、洗浄装置40から洗浄液を流した場合、ディスペンスヘッド51の流体入口52が飲料容器50の内部を通して流体出口53と接続されているため、洗浄液は、飲料容器の内部に供給されてしまう。しかしながら、洗浄装置40では、オペレータがディスペンスヘッド51の操作レバー54を切り換え忘れたことを飲料センサDSが検知することができるため、この場合に、プロセッサ2は、第2のバルブV2を開かない(すわなち、洗浄液を流さない)。したがって、飲料容器50の内部に誤って洗浄液を供給することを防止することができる。また、この場合に、プロセッサ2は、エラーを通知することができる。エラーは、例えば、表示部3に示されてもよく、及び/又は、不図示のスピーカーからの音声によって示されてもよい。
また、洗浄装置40では、上記の機能を利用することによって、洗浄モードにおいてオペレータがディスペンスヘッド51の操作レバー54を誤って「上」位置(すなわち、ディスペンスヘッド51の流体入口52、流体出口53及び飲料容器50の内部が相互に遮断される位置)に切り換えたことを検知することもできる。具体的には、この場合、ディスペンスヘッド51の流体入口52、流体出口53及び飲料容器50の内部は相互に遮断されるため、第1の流体出口21からのガスは、流体入口52よりも下流に流れることができない。したがって、ディスペンスヘッド51から飲料サーバー60に至る流路には、飲料が滞留する。この場合にも、第3の流路33に配置された飲料センサDSは、第3の期間の間に、飲料非検知状態に切り替わらずに、飲料検知状態を維持する。よって、飲料センサDSを用いて、オペレータがディスペンスヘッド51の操作レバー54を誤って切り換えたことを検知することができる。この場合にも、プロセッサ2は、第2のバルブを開かず、上記と同様にエラーを通知することができる。
また、洗浄装置40では、上記の機能を利用することによって、洗浄モードにおいてオペレータがコック弁61を開き忘れたことも検知することができる。具体的には、この場合、流路に滞留している飲料を押し出すためにガスを供給しても、飲料は吐出口62から外へ流れることができず、ディスペンスヘッド51から飲料サーバー60に至る流路には、飲料が滞留する。この場合にも、第3の流路33に配置された飲料センサDSは、第3の期間の間に、飲料非検知状態に切り替わらずに、飲料検知状態を維持する。よって、飲料センサDSを用いて、オペレータがコック弁61を開き忘れたことを検知することができる。この場合にも、プロセッサ2は、第2のバルブを開かず、上記と同様にエラーを通知することができる。
次に、飛び散り防止機能について説明する。
飲料供給モードにおいて、飲料が供給されている際に、飲料容器50が空になった場合には、ディスペンスヘッド51から飲料サーバー60に至る流路をガスが流れ始める。この場合、飲料サーバー60の吐出口62からガスが噴き出して、グラス等の容器の中の飲料が飛び散る可能性がある。飲料が飛び散ると、飲料サーバー60の周囲が汚れる等の不都合が生じる可能性がある。
本実施形態に係る飲料供給システム200では、飲料供給モードにおいて飲料容器50が空になった場合、第3の流路33をガスが流れ始めることから、飲料センサDSが、飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わる。したがって、洗浄装置40では、飲料供給モードにおいて飲料センサDSが飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わるときには、プロセッサ2は、第3のバルブV3を閉じ、飛び散り防止機能を起動する。これによって、ガス及び飲料の流れが止められる。なお、飲料供給システム200では、仮に第1のバルブV1が閉じられていても、コック弁61を開くと、飲料容器50の中に残っている圧力によって、飲料が提供され得る。この場合にも、飲料センサDSが飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わるときには、プロセッサ2は、飛び散り防止機能を起動することができる。
飛び散り防止機能が起動した場合には、オペレータは、吐出口62の下方にバケツ等の容器Bを配置する。例えば、ボタン4又は不図示の追加のボタンが押されると、飛び散り防止機能は解除され、プロセッサ2は、第3のバルブV3を開く。第3のバルブV3が開くと、流路に滞留した飲料及びその後のガスが、容器Bによって受けられる。全ての飲料が吐出口62から排出された後に、オペレータは、コック弁61を閉じ、かつ、ディスペンスヘッド51の操作レバー54を「上」位置に設定する。その後、オペレータは、空の飲料容器50からディスペンスヘッド51を取り外し、新しい飲料容器50にディスペンスヘッド51を取り付ける。これによって、飲料容器50の交換が完了する。操作レバー54が「下」位置にセットされると、飲料供給システム200は、飲料を供給する準備が整う。
次に、期限切れ防止機能について説明する。
上記のように、飛び散り防止機能を有する本実施形態に係る洗浄装置40では、飲料供給モード中に飲料容器50が空になったとき(すなわち、空の飲料容器50が、飲料が充填された新しい飲料容器50に交換されるとき)には、飛び散り防止機能が起動される。別の観点からは、飛び散り防止機能が起動されずに飲料供給モードがある期間以上維持された場合には、それは、その期間、飲料容器50が新しい飲料容器50に交換されていないことを意味し得る。
本実施形態に係る飲料供給システム200では、飛び散り防止機能が起動されずに飲料供給モードが所定の期間(第2の期間)以上維持された場合には、プロセッサ2は、第3のバルブを閉じることによって、第2の期間以上の期間交換されていない飲料容器50から飲料が供給されることを防止するための期限切れ防止機能を起動する。これによって、長期間交換されていない飲料容器50から飲料が供給されることを防止することができる。
第2の期間は、例えば、飲料容器50に貯蔵されている飲料の賞味期限、又は、飲料が良い味を維持することができる期間等、飲料の品質及び/又は味を考慮した様々な長さの期間であることができる。
期限切れ防止機能を解除するためには、例えば、ボタン4又は不図示の追加のボタンが押されることにより、プロセッサ2が樽交換について完了したとみなし、第3のバルブV3を開くことで飲料の供給を再開する。
以上のような第2実施形態に係る洗浄装置40は、第1実施形態に係る洗浄装置10と同様な効果を奏し得る。
また、第2実施形態に係る洗浄装置40は、第3の流路33内に飲料が存在していることを検知するための飲料センサDSであって、飲料を検知している飲料検知状態と、飲料を検知していない飲料非検知状態と、を有する、飲料センサDSを更に備えており、飲料供給モードにおいて、プロセッサ2は、飲料センサDSが飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わるときには、第3のバルブV3を閉じることによって、飲料サーバー60からガスが噴き出すことを防止するための飛び散り防止機能を起動するように構成されている。したがって、洗浄装置40は、飲料容器50が空になった場合の飲料の飛び散りを防止することができる。
また、第2実施形態に係る洗浄装置40では、飲料供給モードにおいて、プロセッサ2は、飛び散り防止機能が起動されずに飲料供給モードが所定の第2の期間以上維持された場合には、第3のバルブV3を閉じることによって、所定の第2の期間以上の期間交換されていない飲料容器50から飲料が供給されることを防止するための期限切れ防止機能を起動するように構成されている。したがって、洗浄装置40は、長期間交換されていない飲料容器50から飲料が供給されること(例えば、賞味期限が切れた飲料が供給されること)を防止することができる。
また、第2実施形態に係る洗浄装置40では、洗浄モードにおいて、プロセッサ2は、第1のバルブV1を開くことによって、第1の流体出口21からガスを供給し、第1の流体出口21からガスを供給している際に、所定の第3の期間の間に飲料センサDSが飲料検知状態から飲料非検知状態に切り替わるときには、第2のバルブV2を開くことによって、第1の流体出口21から洗浄液を供給し、第1の流体出口21からガスを供給している際に、第3の期間の間に飲料センサDSが飲料検知状態を維持するときには、第2のバルブV2を開にしない、ように構成されている。このように、洗浄装置40では、洗浄モードにおいて最初にガスを供給している際に、飲料センサDSが飲料検知状態を維持する場合(すなわち、ディスペンスヘッド51において飲料容器50の内部を通して流体入口52と流体出口53とが連通している場合)には、第2のバルブV2を開にしない(すなわち、洗浄液を流さない)。このため、飲料容器50の内部に誤って洗浄液を供給することを防止することができる。
飲料サーバーの洗浄装置の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。当業者であれば、上記の実施形態の様々な変形が可能であることを理解するだろう。また、当業者であれば、1つの実施形態に含まれる特徴は、矛盾が生じない限り、他の実施形態に組み込むことができる、又は、他の実施形態に含まれる特徴と交換可能であることを理解するだろう。
2 プロセッサ
10,40 洗浄装置
11 第1の流体入口
12 第2の流体入口
13 第3の流体入口
21 第1の流体出口
22 第2の流体出口
31 第1の流路
32 第2の流路
33 第3の流路
50 飲料容器
51 ディスペンスヘッド
52 ディスペンスヘッドの流体入口
53 ディスペンスヘッドの流体出口
60 飲料サーバー
70 ガス供給源
80 洗浄液供給源
DS 飲料センサ(第1のセンサ)
GS ガスセンサ(第2のセンサ)
V1 第1のバルブ
V2 第2のバルブ
V3 第3のバルブ

Claims (5)

  1. ガス供給源に接続される第1の流体入口と、
    洗浄液供給源に接続される第2の流体入口と、
    前記第1の流体入口及び前記第2の流体入口と流体連通しており、かつ、飲料容器に装着されたディスペンスヘッドの流体入口に接続される、第1の流体出口と、
    前記第1の流体入口及び前記第1の流体出口を接続する第1の流路と、
    前記第2の流体入口及び前記第1の流体出口を接続する第2の流路と、
    前記第1の流路に設けられた第1のバルブと、
    前記第2の流路に設けられた第2のバルブと、
    前記ディスペンスヘッドの流体出口に接続される第3の流体入口と、
    前記第3の流体入口と流体連通しており、かつ、飲料サーバーに接続される、第2の流体出口と、
    前記第3の流体入口及び前記第2の流体出口を接続する第3の流路と、
    前記第3の流路に設けられた第3のバルブと、
    前記第1のバルブ、前記第2のバルブ及び前記第3のバルブと通信可能なプロセッサと、
    を備え、
    前記プロセッサは、
    前記第1のバルブを開くことによって前記第1の流体出口からガスを供給することを含む、飲料を提供するための飲料供給モードと、
    前記第2のバルブを開くことによって前記第1の流体出口から洗浄液を供給することを含む、前記飲料サーバーを洗浄するための洗浄モードと、を有しており、
    前記飲料供給モードにおいて、前記プロセッサは、
    前記洗浄モードが実行されずに前記飲料供給モードが所定の第1の期間以上維持された場合には、前記第3のバルブを閉じることによって、前記所定の第1の期間以上の期間洗浄されていない前記飲料サーバーから前記飲料が供給されることを制限するための供給制限機能を起動する、
    ように構成されている、飲料サーバーの洗浄装置。
  2. 前記第3の流路内に飲料が存在していることを検知するための第1のセンサであって、前記飲料を検知している飲料検知状態と、前記飲料を検知していない飲料非検知状態と、を有する、第1のセンサを更に備え、
    前記飲料供給モードにおいて、前記プロセッサは、
    前記第1のセンサが前記飲料検知状態から前記飲料非検知状態に切り替わるときには、前記第3のバルブを閉じることによって、前記飲料サーバーから前記ガスが噴き出すことを防止するための飛び散り防止機能を起動する、
    ように構成されている、請求項1に記載の飲料サーバーの洗浄装置。
  3. 前記飲料供給モードにおいて、前記プロセッサは、
    前記飛び散り防止機能が起動されずに前記飲料供給モードが所定の第2の期間以上維持された場合には、前記第3のバルブを閉じることによって、前記所定の第2の期間以上の期間交換されていない前記飲料容器から前記飲料が供給されることを防止するための期限切れ防止機能を起動する、
    ように構成されている、請求項2に記載の飲料サーバーの洗浄装置。
  4. 前記洗浄モードにおいて、前記プロセッサは、
    前記第1のバルブを開くことによって、前記第1の流体出口からガスを供給し、
    前記第1の流体出口から前記ガスを供給している際に、所定の第3の期間の間に前記第1のセンサが前記飲料検知状態から前記飲料非検知状態に切り替わるときには、前記第2のバルブを開くことによって、前記第1の流体出口から洗浄液を供給し、
    前記第1の流体出口から前記ガスを供給している際に、前記第3の期間の間に前記第1のセンサが前記飲料検知状態を維持するときには、前記第2のバルブを開にしない、
    ように構成されている、請求項2又は3に記載の飲料サーバーの洗浄装置。
  5. 前記第1の流路内を前記ガスが流れていることを検知するための第2のセンサであって、前記ガスが流れていることを検知しているガス流検知状態と、前記ガスが流れていることを検知していないガス流非検知状態と、を有する、第2のセンサを更に備え、
    前記洗浄モードにおいて、前記プロセッサは、
    前記洗浄液を供給した後に、前記第1のバルブを開くことによって前記第1の流体出口からガスを供給し、
    前記第1の流体出口から前記ガスを供給している際に、所定の第4の期間の間に前記第2のセンサが前記ガス流検知状態から前記ガス流非検知状態に切り替わるときには、エラーを通知する、
    ように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の飲料サーバーの洗浄装置。
JP2020561554A 2018-12-21 2019-12-20 飲料サーバーの洗浄装置 Active JP7263394B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018240377 2018-12-21
JP2018240377 2018-12-21
PCT/JP2019/050204 WO2020130149A1 (ja) 2018-12-21 2019-12-20 飲料サーバーの洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2020130149A1 JPWO2020130149A1 (ja) 2021-11-04
JP7263394B2 true JP7263394B2 (ja) 2023-04-24

Family

ID=71101339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020561554A Active JP7263394B2 (ja) 2018-12-21 2019-12-20 飲料サーバーの洗浄装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7263394B2 (ja)
KR (1) KR20210093317A (ja)
CN (1) CN113195397A (ja)
WO (1) WO2020130149A1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250767A (ja) 2011-05-06 2012-12-20 Takashi Nitta ビールディスペンサー洗浄方法及び洗浄装置
JP2019210039A (ja) 2018-06-08 2019-12-12 サントリーホールディングス株式会社 飲料サーバーの洗浄装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3687239B2 (ja) * 1996-12-06 2005-08-24 富士電機リテイルシステムズ株式会社 飲料自動販売機
JP2001148065A (ja) * 1999-11-19 2001-05-29 Fuji Electric Co Ltd 飲料自動販売機の飲料回路およびその洗浄方法
US6889603B2 (en) * 2002-12-24 2005-05-10 Nestec S.A. Clean-in-place automated food or beverage dispenser
JP4254642B2 (ja) 2004-07-22 2009-04-15 富士電機リテイルシステムズ株式会社 飲料ディスペンサ
US7562793B2 (en) * 2005-02-08 2009-07-21 Nestec S.A. Dispensing device with self-cleaning nozzle
BRPI0922227A2 (pt) * 2008-12-08 2015-08-11 Enodis Corp Sistema integrado de mistura de bebidas.
EP2272408A1 (de) * 2009-07-08 2011-01-12 Jura Elektroapparate AG Getränkebereitungsmaschine und Verfahren zum Reinigen einer Getränkebereitungsmaschine
AT509328B1 (de) * 2010-06-11 2011-08-15 United Drinks Holding Gmbh Verfahren zum betreiben eines kaltgetränkebereitstellungssystems
MX2016003386A (es) * 2013-09-16 2016-10-28 Idea Boxx Llc Sistema automatizado para procesador de alimentos y metodo.
CN107473169B (zh) * 2016-06-08 2020-08-04 三国总业株式会社 饮料供给路径的清洗方法以及清洗装置
JP6808030B2 (ja) * 2017-05-19 2021-01-06 サントリーホールディングス株式会社 ディスペンスヘッド及びそれを利用した飲料注出路の洗浄方法
CN107348848A (zh) * 2017-07-17 2017-11-17 杭州易杯食品科技有限公司 一种胶囊饮料机的清洗方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250767A (ja) 2011-05-06 2012-12-20 Takashi Nitta ビールディスペンサー洗浄方法及び洗浄装置
JP2019210039A (ja) 2018-06-08 2019-12-12 サントリーホールディングス株式会社 飲料サーバーの洗浄装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20210093317A (ko) 2021-07-27
JPWO2020130149A1 (ja) 2021-11-04
CN113195397A (zh) 2021-07-30
WO2020130149A1 (ja) 2020-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7049191B2 (ja) 飲料サーバーの洗浄装置
US20220315407A1 (en) Cleaning unit for supplying a cleaning liquid to a beverage dispensing system
US11753291B2 (en) System and method of transporting beverage
JP7263394B2 (ja) 飲料サーバーの洗浄装置
JP2007015766A (ja) ディスペンスヘッドおよびそれを用いた発泡性飲料供給装置
JP7330882B2 (ja) ディスペンスヘッド及び飲料供給システム
JP4223906B2 (ja) 飲料サーバー用洗浄器
WO2020138103A1 (ja) ディスペンスヘッド
JP7376589B2 (ja) 飲料供給システムの洗浄装置及び飲料供給システムの洗浄方法
WO2020246604A1 (ja) 飲料供給システム及び飲料枯渇通知方法
JP7299922B2 (ja) 飲料供給システムの洗浄装置
JP5964551B2 (ja) 吐出器及び飲料吐出装置用洗浄システム
WO2021132671A1 (ja) 飲料供給システムの洗浄装置
JP2003054696A (ja) 発泡飲料検出装置及びそれを用いた発泡飲料注出装置
WO2021132664A1 (ja) 飲料供給システムの洗浄装置
JP2004238039A (ja) 飲料注出サーバ
WO2020246606A1 (ja) 飲料供給システムの洗浄装置及び飲料供給システムの洗浄方法
JP2006264696A (ja) 発泡飲料注出装置
JPH0948497A (ja) ビールディスペンサ洗浄方法及びその装置
JP2006213327A (ja) 液体センサーによる流体自動切替システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230404

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7263394

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150