JP7263152B2 - 成形装置、成形装置を用いた物品製造方法 - Google Patents

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本発明は、型を用いて光硬化性の成形可能材料を成形する成形装置に関する。また、本発明は、成形装置を用いた物品製造方法に関する。
従来から、型を用いて光硬化性の成形可能材料を成形する成形装置が知られている。このような成形装置は、例えば、半導体デバイスや微細構造体の製造工程において利用される。凹凸パターンを有する型を用いて、基板上にパターン層を形成するための成形装置は、インプリント装置と呼ばれることもある。
特許文献1は、型を保持する透明チャックの上方から成形可能材料を硬化させる光を照射するインプリント装置を開示している。特許文献1は、透明チャックに形成されている吸着用の溝や流路、あるいは型に形成されている位置合わせ用のマークによって成形可能材料に照射される光が不均一になることを課題としている。特許文献1では、このような課題を解決するために、光源と透明チャックとの間に、照射される光の不均一を補正するための石英の板状部材を配置している。また、特許文献1には、光源と透明チャックとの間にデジタルミラーデバイス(DMD)を配置して、DMDの制御により照射される光の不均一性を補正してもよいことが記載されている。
また、特許文献2には、平坦な表面を有する型を用いて、基板上に平坦層を形成するための成形装置を記載している。特許文献2は、エネルギー供給源が生じさせた広帯域の紫外線放射を用いて、成形可能材料を硬化させることを記載しているが、エネルギー供給源の詳細は記載していない。
特開2019-21762号公報 特表2011-529626号公報
一般に、成形装置は、半導体デバイスや微細構造体といったデバイスの量産製造において使用されることが多い。このような用途において、成形装置の稼働を停止することは、生産性の悪化につながり、量産における製造コストに大きな影響を与えてしまう。
特許文献1に記載される補正用の板状部材は、一度製作すると変更に手間がかかるため、補正する光の強度分布の調整あるいは変更に長時間の作業時間を要してしまうという問題があった。また、DMDにより光の不均一性を補正する場合、照射面積全体にミラーデバイスを配置するとともに、十分な分解能を確保しようとすると、成形装置がコストアップしてしまう。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、成形可能材料に照射される光の不均一性を補正可能で、かつ、光の強度分布の調整を簡易にできる成形装置を提供することを目的とする。
本発明は、型に接触させた基板上の成形可能材料に光を照射して硬化させることで、前記基板上に前記型の接触面に応じた表面形状の硬化物を形成する成形装置であって、前記型を保持する型保持部と、前記成形可能材料を硬化させる光を前記型保持部を介して照射する第1照射部及び第2照射部と、前記型と前記基板上の成形可能材料とが接触している状態で、前記第1照射部及び前記第2照射部から光が照射されるように制御する制御部と、を備え、前記型保持部は、前記型保持部の第1面に形成された凹部と、凹部の内側に形成された第1開口と、前記型保持部の第2面に形成された第2開口と、前記第1開口と前記第2開口を連通する流路と、を備え、前記第1照射部は、前記型保持部の第1領域に光を照射するように構成され、前記第2照射部は、前記型保持部の、前記流路が形成された領域を含み、前記第1領域の一部である第2領域に光を照射するように構成された複数の発光素子を有し、前記複数の発光素子は、前記型保持部の前記第1面と平行な面において、前記流路の両側に当該流路に沿って配置されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、成形可能材料に照射される光の不均一性を補正可能で、かつ、光の強度分布の調整を簡易にできる成形装置を提供することを目的とする。
成形装置を示す図 型を保持するチャックを示す図 成形装置を用いた成形動作を示す図
[実施例1]
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いながら説明する。
図1に、本実施例の成形装置を示す。図1においてZ軸方向を鉛直方向とし、Z軸に直交するXY方向を水平方向としている。成形装置100は、型11を用いて、基板1上に塗布された、光硬化性の成形可能材料を成形する。ここでは、紫外線の照射によって硬化させる装置の例で説明するが、これに限られない。また、基板1として半導体製造において使用されるシリコンウエハの例で説明するがこれに限られない。典型的なウエハは、直径300mmあるいは200mmの円形の外周形状を有する。また、ウエハと同サイズの円形の外周形状の型の例を説明するが、これに限られない。型11を、例えば、直径300mm以上500mm未満の円形の外周形状としてもよい。
基板1として、例えば、アルミニウム、チタン-タングステン合金、アルミニウム-ケイ素合金、アルミニウム-銅-ケイ素合金、酸化ケイ素、サファイア、チッ化ケイ素等の公知の基材を適用しうる。また、基板1に、シランカップリング処理、シラザン処理、有機薄膜の成膜などの表面処理を行い、密着層を形成した基板であってもよい。
本実施例では、型11として、厚さ0.25mm以上2mm未満の部材を用いる。型は、紫外線を透過可能な材質である。本実施例では、石英が用いられるが、これに限られない。型の材質として、ガラス、PMMA(Polymethyl methacrylate)、ポリカーボネート樹脂などを用いてもよい。
本実施例では、成形可能材料として、紫外線硬化性の樹脂が用いられる。紫外線硬化性の樹脂は、アクリレートやメタクリレートのようなモノマーであってもよい。また、成形可能材料は、重合性化合物、光重合開始材、非重合性化合物、溶剤のいずれかを含んでもよく、非重合性化合物として、増感剤、水素供与体、内添型離型材、界面活性剤、酸化防止剤、ポリマー成分の少なくともいずれかを含んでもよい。本実施例の成形可能材料は、例えば、波長200~380nmの光(紫外線)の照射により硬化する。
図1に示す成形装置100は、基板1上に塗布された成形可能材料を硬化させる光を照射する照射部24(第1照射部)を有する。照射部24は光源を含み、さらに光源からの光を導光するレンズやミラーを含む光学系を有していてもよい。ステージ3(支持台)3は基板1を保持するためのチャック(基板保持部)2を支持する。ヘッド13は、型11を保持するためのチャック40(型保持部)を支持する。駆動部9はヘッド13を鉛直方向に駆動し、ガイド8はヘッド13の鉛直方向の移動を案内する。基板1上に塗布された成形可能材料に型11の表面11aを接触させ、この状態で成形可能材料に照射部1から光を照射し、成形可能材料を硬化させる。硬化後に型11を上方に移動させると、基板1上には、型11の接触面に応じた表面形状の硬化物が形成される。このようにして、成形装置は成形可能材料を成形する。
ステージ3は、基板1をチャック2に保持させた状態で、ベース4上を移動可能である。基板1をチャック2上に搬入または搬出する際に、ヘッド13の下方から離れた位置にステージ3を移動させることで、搬送ハンドとヘッド13との干渉(物理的接触)の回避が容易となる。また、基板1上の成形可能材料と型11とを接触させる前にステージ3を微小量だけ移動させることで、型11と基板1との相対位置を微調整することができる。ステージ3を駆動する駆動部31として、本実施例ではリニアモータを用いる。ただし、これに限らず、ボールねじと回転モータを組み合わせた駆動機構など、公知の技術を適用しうる。本実施例では、ステージ3の移動方向をX方向とY方向の2軸方向としているが、これに限らず6軸方向としてもよい。ステージ3は、天板を有し、さらに天板に連結された板状部材と、を有してもよい。また、ステージ3上には、照射センサ33が配置されている。
チャック2は、ステージ3に締結あるいは吸着により固定される。チャック2は基板1を保持する保持面を有する。チャック2による基板1の保持方式として、真空吸着方式、静電吸着方式などの公知の技術を適用しうる。真空吸着方式の場合には、チャック2の表面に形成された凹部(溝)と負圧発生装置とが連通させる。基板1を保持面に載置した状態で凹部の内側を負圧にすることで基板1を保持することができる。
チャック40は、型11を保持する保持面を有し、真空吸着方式により型11を保持する。チャック40の詳細については後述する。
ベース4には複数の支柱5が配置され、支柱5により構造体6が支持される。構造体6は天板であってもよい。支柱5は、本実施例では4本配置されている(図1では2本のみ図示)が、これに限られない。台(棚)14は、支柱10を介して構造体6に支持(懸架)される。台14には、オフアクシススコープ21と、TTM(Through the Mold[Mask])スコープ23と、ディスペンサ(液滴供給部)20が取り付けられている。また、基板1の表面の凹凸(平坦度)を計測するためのセンサ(不図示)が取り付けられていてもよい。構造体6と台14には、上述のガイド8を貫通させるための開口が設けられている。
オフアクシススコープ21は、ステージ3に配置された基準マークと、ステージ3に搭載されているウエハに形成されたマークとを検出できる。TTMスコープ23は、ステージ3に配置された基準マークと、チャック40に保持されている型11に形成されたマークとを検出できる。本実施例では、TTMスコープを用いて、ステージ3の基準マークと、型11に形成されたマークの相対位置を計測し、オフアクシススコープを用いて、ステージ3の基準マークと基板1の相対位置を計測する。計測された相対位置を用いて、型11または基板1の位置を調整することによって、型11と基板1とを所望の相対位置にして接触させることができる。これらのスコープは、光源と、撮像素子と、検出用の光を被検物または撮像素子に導く光学系を含む。
ディスペンサ20は、基板1上に成形可能材料の液滴を吐出するノズル(吐出部)を有する。吐出方式として、ピエゾジェット方式やマイクロソレノイド方式を用いることができる。ノズルの数は特に限定されず、1列のノズルアレイとしてもよく、複数列のノズルアレイとしてもよい。
基板搬送部22は、搬送ハンドを有する。搬送ハンドは、複数の基板を格納する容器(不図示)から、これからインプリント処理されるべき基板を取り出し、チャック2に搬送する。また、搬送ハンドは、すでにインプリント処理がされた基板をチャック2から受け取り、容器(不図示)に搬送する。型搬送部32は、搬送ハンドを含む。搬送ハンドは、複数の型を格納する容器(不図示)から、これからインプリント処理に使うべき型を取り出し、チャック40に搬送する。また、搬送ハンドは、すぐに使用しない型をチャック40から受け取り、容器(不図示)に搬送する。
制御部200は、CPU等のプロセッサと、RAM、ROM、HDD等の記憶部と、外部デバイスとプロセッサとを接続するためのインターフェース部と、を含む。インターフェース部には、ホストコンピュータとの通信を行う通信インターフェースも含まれる。ホストコンピュータは、例えば、成形装置100が配置された工場全体または工場の一領域を制御するコンピュータである。プロセッサは記憶部に記憶されたプログラムを実行し、成形装置の動作を制御する。制御部200は、複数の回路基板を有していてもよい。また、制御部200の全部あるいは一部は、成形装置100のチャンバ(筐体)の内部にあるラックに配置されていてもよく、チャンバの外部に配置されていてもよい。
制御部200は、成形装置100の動作を制御する。ここで、成形装置100の動作は、各ユニットの動作を含む。制御部200は、制御部24と後述する発光素子アレイ18による成形可能材料への光の照射、ステージの動作、駆動部9の動作を制御する。
図2は、チャック40の周辺の詳細を示す図である。
チャック40は、チャック40の下面(第1面)40aに形成された複数の凹部42と、複数の凹部42の各々の内側に形成された開口(第1開口)43と、側面(第2面)40cに形成された開口(第2開口)45と、複数の開口43と複数の開口45のそれぞれを連通する流路44と、を有する。複数の凹部42は、複数の環状の土手41によって形成される。
複数の開口45には、継ぎ手50が接続されている。継ぎ手50には配管(不図示)が接続され、配管は圧力制御部に接続されている。圧力制御部は、ポンプやエジェクタを有する。型11が土手15に接触した状態で、凹部42を負圧にすることで、型11を吸着して保持することができる。
本実施例では、複数の開口45は、チャック40の側面に形成されているが、チャックの上面40bに形成されてもよい。
チャック40は、照射部24から基板1上の成形可能材料に照射される光を透過するように構成される。具体的には、チャック40の材質として、ガラス、石英、PMMA、ポリカーボネート樹脂などが用いられる。
このようなチャックを用いる場合、流路44が形成されている部分と形成されていない部分とで透過する光の屈折率が異なる。また、流路44の境界面は、加工精度に応じた表面粗さとなり、透過率の差となる。これらの理由により、仮に照射部24から均一な光を照射したとしても、成形可能材料には不均一な光が照射されてしまう。
そこで、本実施例では、このような光の不均一を補正するために、チャック40の上面に発光素子アレイ18を設けている。発光素子アレイ18は、2次元に並べられた複数の発光素子を含む。発光素子としてLEDが好ましい。複数の発光素子は、波長300nm以上400nm未満の光を発光する。発光素子アレイは、ケーブルやコネクタを含みうる。
本実施例では、チャック40に発光素子アレイ18を取り付けているが、これに限定されない。発光素子アレイ18をチャック40から離れた位置に配置してもよい。この場合、発光素子アレイからの光を導光するために、屈折レンズ、ミラー、拡散板、NDフィルタの少なくともいずれかの光学部品を有していてもよい。発光素子アレイ18は、チャック40に対してボルトやねじなどの締結部材により着脱可能に取り付けられることが好ましい。このような構成により、発光素子の寿命が切れた場合や故障した場合に、容易に交換をすることができ、装置の稼働停止時間を短くすることができる。
照射部24は、チャック40の領域R1に上方から光を照射するように構成される。領域R1は、成形可能材料が塗布された領域に対応し、本実施例では型11および基板1の全域に対応する。ここで、「全域」は少なくとも90%以上の面積を占める領域をいう。発光素子アレイ18は、チャック40の領域R2に上方から光を照射するように構成される。領域R2は、流路44が形成された領域を含む。領域R2は、領域R1よりもXY平面内での面積が小さい領域である。例えば、領域R2のXY平面内での面積は領域R1の1/3以下であってもよく、1/5以下であってもよい。例えば、領域R2の面積は、領域R1の1/30以上であってもよく、1/100以上であってもよく、1/200以上であってもよい。
つづいて、発光素子アレイ18による補正用の光の調整方法を説明する。
まず、発光素子アレイ18をオフにし、照射部24から領域R1に光を照射し、ステージ3上に配置された照度センサ33を用いて照度を計測する。この際に、ステージ3を複数の位置に移動させて、各位置で照度センサ33により照度を計測することで、領域R1における照度分布データを得ることができる。この照度分布データには、流路44が位置する領域R2における照度分布データも含まれる。
つづいて、取得された照度分布データを用いて、発光素子アレイ18の各発光素子への指令値を決定する。発光素子への指令値は、領域R1での照度分布が小さくなるように(照度が均一化されるよに)決定される。
決定された指令値を用いて発光素子アレイ18に制御しながら、照射部24から光を照射し、再度、照度センサ33により照度分布データを取得してもよい。所望の照度分布データが取得されるまでこの工程を繰り返してもよい。
本実施例によれば、発光素子アレイ18を局所的に配置することで、簡易な構成で、成形可能材料への光の不均一を低減することができる。また、複数の開口45をチャック44の同一面に形成し、複数の流路44を鉛直方向に並べることで、発光素子アレイ18をより小型化できる。
成形装置100を用いた成形動作について図3を参照しながら説明する。本実施例では、平坦な表面を有する型を用いて成形を行う装置について説明をする。
まず、成形可能材料MLが塗布された基板1をチャック2に搭載する。次に、チャック2に保持された基板1をチャック40に保持された型11に対向させる。さらに、駆動部9により型11を下方(基板1の方向)に降下させて(図3(a)の状態)、型11と成形可能材料MLを接触させる。その後、照射部24および発光素子アレイ18から光を照射し、チャック40および型11を介した光を成形可能材料MLに照射する(図3(b)の状態)。この結果、成形可能材料MLの光硬化反応が発生し、成形可能材料MLが硬化する。最後に、硬化した成形可能材料MLから、駆動部9により型11を剥離させる(図3(c)の状態)。以上のような工程で、基板1上に成形された成形可能材料MLを形成することができる。このような成形処理は、基板1の全面に対して一括で行われる。
図3からわかるように、成形可能材料と接触した際に基板全体のうねりに対して型11は基板のうねりに倣うが、局所的な領域において、下地パターンの凹凸を平坦にしている。本明細書で「平坦化装置」という用語は、このような局所的な領域を平坦にする装置を含む意味で用いられる。
平坦化装置は、基板上に形成された第1層(図3の斜線パターン層)の上に、平坦な面を有する型を用いて成形可能材料を成形することにより、第1層の上に第1層よりも平坦性が高い第2層を形成する。なお、本明細書における「第1層」は、厳密にベースから1番目にある層を意味するものではない。例えば半導体デバイスの製造においては、数十~数百の層を形成する場合もあり、この場合において「第1層」はベースから1番目以外の層を含む。
上述の実施例では、デバイス用途のパターンが形成されていない型を用いて成形可能材料を成形する装置を説明した。このような装置は平坦化装置と称されることがある。しかしながら、本発明は、平坦化装置に限られるものではない。例えば、デバイス用途の凹凸パターンが形成された型を用いて成形可能材料を成形する装置にも適用できる。このような装置はインプリント装置やパターン転写装置と呼ばれることがあり、「型」は、マスク、モールド、テンプレートと呼ばれることがある。また、本発明は、型を複製するためのレプリカ装置にも適用されうる。本明細書において、「基板」は、転写先のブランク状態の型を含む。このような型は、ブランクマスク、ブランクテンプレートと呼ばれることがある。
本実施例の成形装置をインプリント装置に適用する場合、特に、基板の全面に一括でパターンを押印転写する装置において有利である。このような一括転写では、基板上のショット(フィールド)領域毎に押印する装置に比べて硬化のために必要な光量が大きいためである。しかしながら、一括転写に限定されるものではなく、例えば、複数のショット領域を同時に転写する装置においても有利である。
(デバイス製造方法の例)
物品としてのデバイス(半導体デバイス、磁気記憶媒体、液晶表示素子等)の製造方法について説明する。かかる製造方法は、成形装置を用いて基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板等)の表面に型のパターンを転写する工程を含む。かかる製造方法は、さらに、パターンを形成された基板を処理する工程を含む。当該処理工程は、当該パターンの残膜を除去する工程を含みうる。また、当該パターンをマスクとして基板をエッチングする工程を含みうる。
本実施例の成形装置は、上述のパターンを転写する工程に用いてもよい。また、製造方法は、パターンを転写する工程の前に基板の表面を平坦化処理する工程を含みうる。本実施例の成形装置は、平坦化処理する工程に用いてもよい。本実施形態における物品の製造方法は、従来に比べて、物品の性能、品質、生産性及び生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1 基板
11 型
40 チャック
ML 成形可能材料
24 照射部
18 発光素子アレイ

Claims (10)

  1. 型に接触させた基板上の成形可能材料に光を照射して硬化させることで、前記基板上に前記型の接触面に応じた表面形状の硬化物を形成する成形装置であって、
    前記型を保持する型保持部と、
    前記成形可能材料を硬化させる光を前記型保持部を介して照射する第1照射部及び第2照射部と、
    前記型と前記基板上の成形可能材料とが接触している状態で、前記第1照射部及び前記第2照射部から光が照射されるように制御する制御部と、を備え、
    前記型保持部は、前記型保持部の第1面に形成された凹部と、凹部の内側に形成された第1開口と、前記型保持部の第2面に形成された第2開口と、前記第1開口と前記第2開口を連通する流路と、を備え、
    前記第1照射部は、前記型保持部の第1領域に光を照射するように構成され、
    前記第2照射部は、前記型保持部の、前記流路が形成された領域を含み、前記第1領域の一部である第2領域に光を照射するように構成された複数の発光素子を有し、
    前記複数の発光素子は、前記型保持部の前記第1面と平行な面において、前記流路の両側に当該流路に沿って配置されている、ことを特徴とする成形装置。
  2. 前記第1領域は、前記基板の全域に対応する領域であることを特徴とする請求項1に記載の成形装置。
  3. 前記第2領域の面積は、前記第1領域の面積の1/3以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の成形装置。
  4. 前記制御部は、前記第1照射部から前記成形可能材料に照射される光の不均一を低減する照射となるように前記第2照射部を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の成形装置。
  5. 前記凹部は、複数の凹部を含み、
    前記第1開口は、複数の凹部の各々の内側に形成された前記複数の第1開口を含み、前記第2開口は、複数の第2開口を含み、
    前記流路は、前記複数の第1開口と前記複数の第2開口のそれぞれを連通する複数の流路を含み、
    前記第2領域は、前記複数の流路が形成された領域を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の成形装置。
  6. 前記複数の第2開口は、前記第1面の垂直方向において重畳するように設けられ、
    前記複数の流路の少なくとも一部の領域は互いに重畳するように設けられていることを特徴とする請求項5に記載の成形装置。
  7. 前記基板を保持するステージ上に配置された照度センサを備え、
    前記制御部は、前記第2照射部からの照射を行わず前記第1照射部からの光を前記照度センサで計測した結果を用いて、前記成形可能材料を硬化させる際に前記第2照射部に与える指令を決定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の成形装置。
  8. 前記制御部は、前記第1照射部と前記第2照射部とから同タイミングで照射を行うように制御することで、前記基板の全面を一括で成形処理することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の成形装置。
  9. 前記成形装置は、前記基板上に形成された第1層の上に、平坦な面を有する前記型を用いて前記成形可能材料を成形することにより、前記第1層の上に前記第1層よりも平坦性が高い第2層を形成することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の成形装置。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の成形装置を用いて基板上の層を成形するステップと、成形された層あるいは成形された層の上に配置されたパターンをマスクとしてエッチングするステップと、を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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